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2024-02-22

道や電車やお店の床にカバンを置く人

自身リュックかばんを床や道に直置きしている人多いな。

電車新幹線ホーム喫茶店居酒屋やその他公共の場の床に。

れいだと思っているのだろうか。

男子トイレ立ちション飛沫飛びまくりトイレに行った靴で踏みしめられた床に、誰かがゲロたかもしれない道や床をあるいた靴たちが通った床に。

自分の靴を舐めれるという人たちなんだろうか。

anond:20240222160816

野村の一日

6:30 出社

7:00 昨日の手数料報告。支店長課長をぶん殴る。

7:30 恫喝手数料会議今日はどこでいくら予定してんだ!!募集はいくら入るんだ!ぜってえにやれ!!」など朝から恐怖政治

8:00 管理職会議で15分だけマターリ幸せ時間を楽しむ。タバコ吸ったり新聞読む。予定がある場合は客に電話or訪問

8:15 管理職会議が終わり、課長支店長がご登場。早速叫び始める。

「ボーっとしてんじゃねえ!!電話しろ!!予定たてろ!!○○今日上がるぞ!!」などまくし立てられる。

8:50 前場スタート10分前テレコールスタート支店長がふんずりかえってるのを横目に鬼テレコール。

9:00 前場スタートキチガイ課長が「寄り付きいぃぃぃ!!!!」と叫ぶのを横目に電話かけて注文取る。

10:00 支店長課長が「○○いいぞ!!!」と叫んでる中、同時に手数料報告。

それなりの数字が出てる場合 → 「株はもういいから客先行って投信決めてこい!!」

数字が出てない場合 → 「どうすんだ!!てめえは!!」と言われ必死に注文取る。

11:30 前場終了。

数字出てる場合20分くらいで飯食ってくる。

出てない場合→飯抜きで電話

12:00 客から後場の注文を取る。自分外回りに行くので客への電話報告を上司にお願いする。

12:30 外交のため支店からとりあえず脱出。どうすっかなぁ・・・、もう辞めたい・・・、など物思いにふけながら歩く。

13:00  とりあえずマックor喫茶店で休憩する。頭の中はどこで○○入れてどこどこ訪問しよう、などでいっぱい。

14:00 客先へGO

14:30 客のところを訪問し続ける。普通に断られ続ける。

~  1時間に1回ペースで進捗状況の電話が入ってくる。「どうなってんだ!!いくら入るんだ!!

17:30 取れるまで絶対帰ってくんな!!!」など出るのも嫌になる内容。客先にいて電話に出れない場合「てめえ!!何で電話出ねえんだ!!」など波状攻撃を受ける。外を歩いていて悲しくなってくる。

18:00 帰社。速攻で外回りの成果報告。

18:30 募集物の詰めのため客に集中電攻撃

支店長が進捗状況を逐一ホワイトボードに書き込んで煽りまくる。 「残り○○万だぞ!!!!!なくなっちゃうぞ!!早くやりやがれ!!」

支店長が仁王立ちで叫ぶ。

19:30 募集物の詰め状況を報告。「おまえらどっかねえんかよ!!!探してんのかよ!!」煽られ続けながら電話攻撃

20:00 取りあえず全員での募集物詰め作業終了。手数料恫喝会議夜版スタート

「てめえは給料いくらもらってんだ!!てめえの給料10倍はやれ!!何でオレはやってるのにおまえらはやんねえんだ!!明日はどうすんだ!!」

など一人一人個人攻撃人格まで否定される。

20:30 「おう、てめえら明日まで何とかしとけよ!!」と捨てゼリフを残し支店長帰宅

課長個人的な客に電話世間話明日の注文を取る。営業マン無論電話で詰める。

21:30 とりあえず詰め終了。課長帰宅営業マン同士でヤバイなぁ・・・、どうすっかなぁなど話しながらとりあえず客に電話

22:00 顧客ファイル整理や伝票の整理などをやる。日誌を書く。

22:40 退社。

23:40 帰宅風呂入って飯食う。

0:50 就寝  悪夢

発達障害普通に生きられなかったわたし交際0日で結婚するまで

https://www.shobunsha.co.jp/?p=5734

生きるのがつらいから、

「養ってもらいたい」ってダメですか?

幼少期より社会適応ができず、学校はいじめにあい大学入学するも通学ができなくなり発達障害との診断を受け、家では過干渉気味な母親の言う通りに生き……常に不安絶望にまみれていた著者が、SNSきっかけに様々な人と出会う。そして、交際0日で結婚結婚したことにより様々な生きづらさが解消され、幸せを感じられるようになったという。「自己責任」や「人様に迷惑をかけないように」などと自立して生きていくことが喜ばしいとされる中で、そこからこぼれ落ちてしまう人はどうしたらいいのか? 生きづらさに対して「結婚」という選択肢を伝える、体験エッセイ

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【目次】

まえがき

第1章 どこにも居場所がなかった20年間のこと

就職しないと生きていけない/はじまり学級崩壊/大好きなミルクティーとおにぎりがまずい/なくなってしまった私の居場所/精神科先生にさじを投げられる/ぶり返した強迫行動/嫌がらせがはじまる/みんな同じじゃないと不安/予想だにしなかった高校受験「なんで学校来ないの? 意味からないんだけど」/学校は来るのが当たり前/普通のレールに乗らないと生きていけない

第2章 しょぼい喫茶店に行く

大学さえ卒業できれば普通のレールに乗れる/初めて知ったADHDという発達障害/ADHDとの診断を受け、安心する/人生を変える大きな出会い/えらいてんちょうと初対面、5分でお見合いが決まる/しょぼい喫茶店に行く/生き延びるために結婚したい/はじめて自由を求めた結果、家出したい/夫との運命的な出会

第3章 人生どうにもならないので家出してみた

内見の2日後、家出決行/月に2日働くだけで生きていける/夫を意識し始めたある雨の日のこと/1回目のプロポーズ/夫の好意に気付けない私/プロポーズまでのカウントダウン/交際0日でプロポーズされる/「家事も何もできないけど大丈夫ですか?」

第4章 交際0日で結婚したら人生最大の修羅場がやってきた

指輪づくり、新居探し/入籍と同居と家族旅行/両親に彼氏ができたと伝える/トラブル続きの家族旅行/両親と人生最大の修羅場/父親から出た言葉「娘をよろしくお願いします」

第5章 はじまった結婚生活

ようやくおとずれた幸せな日々/長年の呪いがとかれる/はじめて感じた「自分気持ちをわかってほしい」/母の毒にやられる/「良い子」であり続けた人生/母のヒステリー/大学生になっても帰宅は19時半/母の幸せと私の幸せ

第6章 幸せ連鎖する場所

妊娠発覚後の母/「母親」だから嫌いになれない/母の突然の変化/病気障害環境がつくる/しょぼい幸せを感じて生きていく/愛されていると感じる日々/結婚し、困っていたことが改善する/「まなさんならできるよ」/セーフティネットとしての結婚/生きて、幸せをもとめる

あとがき

ゆっくりできない

男でおじさんで朝食は富士そば昼食は松屋みたいな人生を送ってきたせいか喫茶店等でゆっくりできない

コーヒー頼んで出てきて飲み終わったら外でなきゃならないという気持ちになる

本読んでる人ら話をしてる人らってコーヒーカップの中身どうなってるの?

無くなったら気まずいから少し残してるとかその喫茶店に居たい時間を逆算して少しずつ飲むとかしてる?

深夜自炊増田だよ

お前ら知っているか

ハグルマのピザソースが、一番、マクドナゲッツバーベキューソースににていることを

最近は牛やあいびきの肉が質が悪い(ライトからはずすと真っ白。やくと半分に縮む)ので

縮まないひき肉すなわち鶏肉ナゲットをつくった

 

鶏むねひき肉400g

大匙6のパン粉

卵1個、または1個の半分

チーズまたはシュレッドチーズ大匙2

市販ハーブ塩・ステーキ塩小さじ2

これをボウルであわせてぐにぐにもみ込む 

 

ひき肉は塩をいれると少し硬くなる、卵や水分をいれると緩くなる、パン粉で粘度をつけることができる

やわいときラップかぶせて20分冷蔵庫やすませる

 

整形するんだがゆるければゆるいほど小麦粉がたくさんいる

そういうときラップ

さっきボウルにラップかけたあれでいい

それを台にひろげて振り出し容器からざーっと出す

あの赤い蓋で黄色いぷら瓶の顆粒のやつが便利

そんでそのうえにすぷーんで練った肉ひとさじのせて

顆粒をうえからざーっとふって

手の甲かラップでおさえてたいらにしてやく1.5センチくらいの厚さにする

周辺には粉がつきにくいかラップの両端もちあげてゆらゆらする はい一こできた

 

フライパンはコンロのあげものセンサーつきのとこにかけておいて

ひごろのあげものの残り油を全部いれる

深さ2センチくらい まんなかが少々水没しなくてもいいからてきとーにいれる

まわりからひとつずつラップでユラった肉をならべていくと水位があがってまんなかにも並べられるようになる

菜箸でひっくりかえす

あがったのを皿にペーパータオル敷いたとこにあげていく

最後の方はゆるいたねがのこって卵多い、

それがなかなかあがらないようにみえる、なぜなら白いか

まあ3分以上あげてピンクじゃなきゃ揚がってるぜ

 

そんでハグルマのピザソースってわけよhttps://k-haguruma.co.jp/catalog/products/4901585407559/

マスタード派は納豆カラシもつけてろ

ごち

 

追記

ハグルマのピザソーススイートアンドチリエビとか辛味少な目あんかけスパにも向いてるが

本格ピザにはあんまりむいてない気がする なんか洋風じゃないんだよなあ~

喫茶店ピザトーストには向いてるっていえばわかるか

なので本格ピザにつかうときオレガノとかオリーブ油でいためたニンニクとかを足したほうがいいようにおもう

2024-02-21

anond:20240221144546

からサンデーは薄くて他の雑誌より軽いから出先で新幹線で読むのとか喫茶店でさっと持っていって読むにはちょうどいいんだよな

椿屋カフェにきた

目的はドナのパスタ

ジェノベーゼ美味しかった

けど、、やっぱドナが好きだなあ

パスタ大盛りとか選べないし

パスタの種類も少ない、あくま喫茶店軽食なのか

店内はちょっと雰囲気あり

店員さんも大正時代メイドっぽい衣装可愛いんだろうけど

自分パスタが食べたいだけなので。。。

2024-02-20

つのまにか西浦和駅KIOSKがなくなっていた

昔、駅から近いパチンコ屋さんに中村雅俊営業に来ていたこともあったけど今もそういう集客イベントやっているのかな?

小さいプロレス興行をやっていたレストランも閉店していた。

立ち食いそば屋うどん屋?)もずっと休業中。

喫茶店ドトールだったようなBECK'Sだったような気がするけど、閉店して今は跡形もなく壊されてしまった。

本屋さんもなくなった。最初古本屋がつぶれて、ダイエーの中にある本屋がつぶれて、最後の一店舗も去年潰れた。整骨院になった。潰れたんじゃなくて、自主的廃業したのかもしれない。

2024-02-19

ゲームって二つのストーリーが同時に進んでるよな

前置き(「なんとなくわかった」と思った時点で飛ばしていいよ)

第4の壁によってそれらは真っ二つに区切られている。

「一度もゲームオーバーになることなく最終決戦まで生き延びる主人公たちの物語

「何度もゲームオーバーになりながら、リトライを繰り返しながら成長するプレイヤー物語

もちろんこの二つを両立させることは出来る。

それはゲームオーバーと死を結びつけないことだったり、周回プレイさえも含めてキャラクターの設定に組み込んでしまうことがそれだ。

クリアと同時にセーブデータを消去したり、更にはセーブデータを消した事実さえゲームの中に組み込んでくる作品も出てきた。

それでも、新しいゲーム機やPCを購入すればプレイヤーは0から世界スタート出来てしまう。

同時に、まだプレイしたことがないゲームネタバレを知ってしまえば、0からゲームを始める機会は永遠に失われる。

ゲーム物語」と「プレイヤー物語」は絶対的独立している。

それを打ち破ったのがMMOゲーム凄さであると語る人もいるが、たとえゲームの中の時計を止めることを不可能にしても、プレーヤー物語ゲームの中に組み込もうとしても、結局それらはゲームであることから脱することはないと私は考えている。

ゲームスポーツとしての側面を追求することでプレーヤー物語ゲーム勝敗に引きずり込むことは出来ても、そこまで来ると今度はゲームの中におけるストーリーは形を失い、競技のための触媒しかなくなるのではないか

将棋盤の上に広がっていた国盗りの物語は、プレーヤー技術向上に伴いただの記号となる。

本題

その昔、「物語が素晴らしい」と語られるゲームは「ゲームの中の物語」に対して送られる言葉だった。

だが、時代と共にそれは変化し、ナラティブ重要性が語られるようになる内に「プレーヤー物語」こそが重視されるようになった。

たとえばSEKIROだ。

主人公では死の淵から蘇る設定こそあるが、ボスキャラクターに敗北したとき世界時間のものが巻き戻る。

第二形態になるまで痛めつけたはずの敵は無傷へと戻り、登場人物は同じ会話を何度も繰り返す。

主人公物語」は「ただ一度の敗北を除けば、不死の力により強敵を打ち破り続けた豪傑」であるが、プレイヤーは「何度も敗北しながら相手のモーションを盗み、時に攻略サイト動画を覗いて対策を練り上げることにより遂に勝利した」という物語を歩んでいる。

そして、SEKIROで評価されている物語は、この後者、「プレーヤーの敗北と復讐物語である

ゲームごっこ遊び場所だ。

プレーヤーコントローラーを通して画面上の何かをラジコンのように操作し、それによって何者かを演じる。

独裁政権暴君であったり、愛らしいマスコットであったり、不気味な怪物英雄たちの指揮官、様々なものに乗り移り成り代わる。

ゲームがまだ全くリアルでなかった頃、ゲームセンターや喫茶店レバーを握っていたプレーヤー達が演じていたのは画面のキャラクターではなかった。

「難しいゲームスイスイ攻略するゲーマー」という役を演じていた。

レトロ世界人間想像力を掻き立てはしたが、そこにある没入感には限界があり、プレーヤーと画面の中のキャラクターの間にある第4の壁の厚さは現代の比ではない。

そんな中、ゲーマーを名乗る者達は「ゲームというごっこ遊びを上手にこなす自分」を演じたくてコインを投入し続けたのである

段々とゲーム映画のように物語を見せるものへと変化していき、プレーヤー側も「キャラクター冒険追体験する」という感覚を求めるように変化していく。

そのうちにゲーマーは観客となり、コントローラーを握る行為が本のページを捲るのに似通ったものとなっていく。

ゲームを薦めることはストーリーを追うための手段であり、それ自体目的ではなくなっていった。

そんな時代が続くと今度は、「自由度」「選択の影響」といったものが重視されるようになった。

単に決められたフラグを順番にこなすだけの作業は、ごっこ遊びとしては退屈になってきたのだ。

選択ゲーム世界に影響を及ぼすことにより、その世界構成要素としての没入感がより強まることが発見される。

だが、その時代も少しずつ陰りを見せ「結局はトゥルーエンドがある」だとか「何周もするのが面倒だ」とか「どうせ全部動画で見る」だとか、そういった体験が積み重なることで、自由選択もまた単なるフラグ管理確認作業へと認識が変化していったのである

自由選択」や「選択責任」といった要素が飽きられだした今、ごっこ遊びはどこへ行ったのか。

再び「ゲームを遊び倒しているゲーマー自分」を演じる遊びへと帰ってきたのである

これには配信SNS関係している。

トロフィーの獲得状況を見せ合ったり、考察を語り合ったり、配信で盛り上がったりと、プレーヤー同士の交流が盛んになることによりゲーセン時代の「ゲームやりまくりな俺凄くね?」の遊びがインターネット上で繰り広げられるようになった。

その中で伸びていったのが、「高難易度と成長しやすさを両立したゲーム」だ。

「遊びにくさと難しいを履き違えるな」という金言があるが、これを完璧に守りきり「遊びやすいが難しい」を完成させたゲームがこのジャンルだ。

一見理不尽なほど難しいが、プレーヤーが成長することによって確実に強くなれる丁寧な階段がその中に仕込まれているゲームである

それの亜種として「入り組んだ設定があるが、情報を整理すれば読み解けるゲーム」も人気となっている。

考察が盛り上がるタイプゲームということだ。

苦戦した強敵を軽々と倒し、まだクリアしてないプレーヤーが苦戦しているのを高みの見物をするゲームと、何回な設定について考察サイト議論を重ねたり盗み見て理解し、それに初めて触れたプレーヤーに「いずれ分かるさ」と上から目線かますゲームコントローラーを握っている間の難易度こそ違うが、そこの性質は良く似ている。

「やり込んだプレーヤー自分の成長(成功)を感じることが出来る」という点だ。

ゲーム内外にプレーヤーの成長(成功)の物語が散りばめられており、その成長(成功)を「つい最近始めたばかりで苦戦しているプレーヤー」との比較によって実感できるようになっている。

人は、昨日よりも優れた自分になりたいという願望がある。

だが簡単はいかない。

現代人気のゲームは、その願望を実現したかのような気持ちにさせてくれる機能があるゲームだと言えるだろう。

カルトな人気を誇るゲームを「ものすごい体験をした」と持ち上げるプレイヤーの中にある心理も、「物凄い体験をした自分」と「その体験をまだしてない自分」を比べて、成長や成功感覚を、自分物語として味わっているのである

現代ゲームに求められるのは「自分成功したという物語」をプレーヤーが味わえることだ。

ゲームにおけるストーリーの良し悪しは、脚本ではなく、プレーヤーナラティブによって決定されている。

喫茶店サンドイッチは食べにくい

先日昼に小腹が空いたのでフランチャイズ展開している喫茶店に寄ってミックスサンドを注文した。

出てきたのは、サンドイッチを想像したら出てくるものと全くもってイメージが同一のものであった。

三角形の焼いたトーストレタストマトスクランブルエッグが混ぜ込んであるものである

 

ここまではまあ良かったのだが、食べ始めると事態は変わった。

食べたそばから卵があふれてきて皿の上に落ちる、トマトの汁が溢れてきて皿の上に落ちる。

こぼれないようにかぶりつこうとしても、だんだんパンと具の位置がずれてくる。

途中からそういうのが気になってきて味に集中できなくなってきた。

 

よく考えたら、喫茶店で出てくるようなサンドイッチはこういう類が多いように思う。

スーパーコンビニサンドイッチはそれほどでもない。

なんかもうちょっと食べやすいような工夫はできないものなのか、と思った。

2024-02-17

家で飲むお茶コーヒー1杯にいくら出せるか

ナイスカットミル毎日挽いてる時点で自分も沼に入ってるほうなのかもしれないが、高級なコーヒー金銭感覚が許さない。

ケチなんだろうけど、一杯で100円がギリギリ

出来れば50円

200mLで50円だと、500mLで125円、ペットボトルより少しマシ程度。

紅茶コーヒー沼に問いたいが、どうしてお湯を用意して什器の洗い物までさせられて、そんな価格を出せるのか?

喫茶店で飲むのに比べれば、みたいな思考ができない。

そんなわけで、私の贅沢は、そして夫に飲ませるコーヒードトールで安いブレンドをローテーションしてる。感謝デーにまとめ買いして、決済はドトールバリュカードクレジットチャージ

年間に7万円くらい。

お茶ルピシア福袋。年間に1万円くらい。

酒は金麦アサヒリッチ檸檬堂をローテーション。

年間に6万円くらい。

カルピスほっとレモンの濃縮液を年間に5000円くらい。

麦茶はフカショウという会社の「昔の麦茶」というパックが一番コスパがいい。

ハーブティーは軒並みコスパが悪く、飲む気になれない。

ケミカルメロン味」みたいなやつ欲しい

最近おかしジュースの香料も進化してるみたいでより自然な味に近づいてていいことだと思うけど

一昔前のダ・化合物って感じの香りも実はあれはあれで楽しめるモンなんだよね(思い出補正もふんだんに含む)

ま、現状だとメロンについては喫茶店メロンソーダ頼めば普通に経験できるレベルではあるけど。

逆にもも味とかは結構本格派が強くなってる気がする。

今後はやっぱ本格派な香料がどんどん開発されていってケミカルな味のほうが珍しい状態になっていくかもしれないよね。

ケミカルピーチとかケミカルメロンみたいな味が敢えて発売されるみたいな現象も起きるかもしれない

2024-02-14

田舎婚活増田読んでメンタルホラーを味わった

都会で婚活してたけど、帰省の時に実家のほうでもお見合い組めないか検索したことがある

その時の人数から、割とリアリティあると思った

大手DB自分ですら10人いない、くらいだったか

20代増田ではさもありなんという

そんでお見合いする喫茶店ちょっとデートする場所も車移動が大前提なのも、それなという感じだった

紅茶コーヒーも飲めなくて悲しい

味のついた飲み物を好んで飲まないから、水以外の飲み物を水のように飲んでいる人々が世の中の大多数を占めていることに肩身の狭さを感じる。

ずいぶん昔の話だけど、自販機で水を買っていると「水にお金出して飲むなんて意識高い系?」と意地の悪い同級生から馬鹿にされたことがある。

その時はあれこれ反論するのも面倒だったので「薬を飲むから」と返したのだけど、なんでこんな奴のためにわざわざ機転を効かせた嘘をつかにゃならんのだとイライラしたのを今でもたまに思い出してじんわり悲しい気持ちになる。

いわゆる大人の味覚になれないままこの歳まできてしまったので、コーヒーは苦くて飲めないし、お茶も苦味を感じてしまってとても美味しいとは思えない。

かろうじて牛乳だけは「好き」と思える飲み物なので、喫茶店に行かざるを得ないときメニューミルクがあると安心する。

なお糖尿病家系につき糖質を控えているためジュース選択肢はない。

自分には水しかない。つまんないなあ。

婚活は二度としたくない

厳密には「地方都市」での婚活は、地獄だった話

20代後半あまり出会いの無さに、絶望していた

職場での出会いは、期待できず

友人に紹介してもらう前に、友人がおらず

上司や親から出会いがほしいなら、飲み歩きしなきゃ」とのアドバイスをうけるも、そもそも私はお酒が飲めない

たどり着いたのが、婚活サイト登録し、金を払ってでもお相手を見つけ出してもらう手法だった

私が登録したのは、比較大手の、全国区CMも流れているような婚活サポートサイト

登録料を支払う際に「これだけのお金をかけたんだから、きちんと面倒みてもらえるに違いない」と、勝手な信頼感を募らせていた

それと同時に、女性よりも男性登録料が倍以上高額なことも知り、この金額を支払えているということは、それだけ経済的に余裕があり、結婚真剣な方々が、多く登録しているのだと判断し、益々信用度はあがっていった

しかしここで、ずっと見えていたはずの落とし穴に落ちることとなる

それは人口の少なさ

私の住む街は、人口30万人以下の少子高齢化が顕著な過疎地で、若者がいない

更に婚活サイト登録している、近場で会えそうな人は、10名以下

そのうち半数が45歳以上

とりあえず会ってみたいと思えるようなプロフィールの方は、まじで2人くらいだった

うだうだしていても仕方がない

そのうちの1人と、会うことにした

最初メッセージのやりとりで、いきなりご両親と暮らす自宅の住所を番地まで晒してきたのには、度肝を抜かれたが、それだけ真剣なんだろうと、受け止めた

都会のように、気軽に現地集合・解散が叶わないのが田舎クオリティ

そもそも自家用車がないと、近くの駅にも行けないのだ

そうなると、どうしても「近くまで迎えにいくよ」という話の流れになり、初回から車内でふたりきりの空間という、かなりハードルがあがった状況になる

こちらとしては、お互い自家用車で現地集合するなり、タクシーを使うなり、最初からふたりきりの空間は避けたかったが、お相手の強い希望に押しきられて、結局私の自宅付近まで迎えにきてもらうことになった

初回のお出掛けは、映画お茶

某ディズ○ーの実写映画を観て、そのあと喫茶店に行く予定だ

迎えにきてもらい、初対面の男性運転する車の助手席に乗る

人生の中でも他に類をみない特殊な緊張の仕方だ

お互いに、はじめまして挨拶をすませて、映画楽しみですね~みたいな雑談で、間を繋いでいたその時、膝に置いていた右手を、おもむろにぎゅっと握られた

出会って10分以内

車で走り初めて5分後くらい

ときめきとかそういうのの全く前段階で、そこにあったのは純粋な「恐怖」

あっドキドキしてるね~笑オレも~笑

みたいなことを言ってたと思うが、それどころじゃない、本当に離してほしい

…が、運転席でハンドルを握っているのは相手で、ここで嫌がるような素振りをして、機嫌を損ねたら道の真ん中で降ろされたりする可能性がある

何より、ちゃんとした婚活サイトを通してお会いしたのだから、変なことはされないだろう

というか、もしかして婚活ってそもそもこういうものなのか?

様々な思考が、脳内を駆け巡り、結果的に何の抵抗もせず、手を握らせてしまたこと、今考えると「なに期待させてんだよバカ!!!」と昔の自分ビンタしたいが、その時はへらへら笑って受け入れる他なかった

から思い返したとき相手の方も婚活に対する思い違いがあったのかもしれないと考える

婚活=結婚前提=友人関係告白やらをすっ飛ばして、交際中の状態からスタート!!

的な…

というか、そうじゃないと当日の彼の異常行動は説明がつかないほど異常だった

初対面手繋ぎドライブから始まった初デートは、その後も、映画中に膝に手を置かれる、映画の途中で謎にじっと顔を見つめられながら手を握られる、映画から出る時には、肩を組まれるなど、終始触られっぱなしであった

からみると、ただのカップルがいちゃついてるだけに見えていたと思うので、まさか片方が、こんなに生きた心地がしないほど嫌がっているとは誰も思わないだろう

本当に嫌なら振り払って、走って逃げたらよかったのにと、そう思うだろうが、そんな状況でも、私の中にあったのは、婚活サイト登録料のことだった

だって、この出会いには○○万円かかってんだよ!?

脳内勘定独身女が叫ぶ

相手から、やたらと触れられるたびに、これを我慢すれば相手の素晴らしい部分が見えてくるかもしれないと、なんとか「もと」をとろうと画策していたと思う

しか地獄はここからだった

相手の方の、行きつけの喫茶店があるとのことで、そのお店へと移動

お店に入るやいなや、店員マスターらしき方が大歓迎してくださり、○○くんが女の子連れてくるから皆集めたよ~、お祝いしなきゃね!

みたいな、感じ

まり、完全な身内の店だったのだ

一応確認だが、まだ出会ってから映画時間をいれても、3時間経っていない

それで?この身内への紹介??この盛り上がり??付き合ってもいないのに???

はてなまみれになりながらも、あ、どうも…と自己紹介などして、席についた

店での彼は大変に饒舌で、仕事のことや車のこだわりや、両親の仕事ことなどを語ってくれた

私が相づちをうたなくても、狭い店内でのどこからか、店員さんが笑ってくれたり、合いの手を入れたりしてくれるので、彼にとっては気持ちよくお話できる空間だったのだと思う

つらかった

つらい時間は実際より長く感じる

結果的に2時間ほどの滞在後、店をあとにする

お店を出る際、皆で写真を撮り、大きな声で「おしあわせに~!!」と背中を押されたが、あんなに空虚気持ちは初めてだった

その後、再び手を握られながら、自宅付近まで送ってもらう地獄時間を過ごし、そこで一方的に一緒に住む話をされたが、そこはさすがに、やんわりと断った

何度も言うようだが、出会って1日目だ

車を降りる際も、いつまでも離してもらえず「まだ離れたくない…」「こんなに気が合うんだからもっと話したい」「次は泊まりに行こう」とのことで、勘弁してほしかった

そうして、ぐったりと疲れはて、自宅に戻ると、それからメッセージがひたすら送られてくる

正直、彼と付き合ったり、家庭をもったり、この先いろんな会話をして仲良くなっていけるビジョンが見えない

だが、そうは言ってもまだほぼ初対面だ

これから、もしかしたら、良い関係に発展するのかも…と、こんな目にあってもまだ、淡い期待をもてたのは今思えばあれは、愚かさという名の若さだったのかもしれない

関係性をひとまず保留し、翌日仕事へ行くと、別部署上司から、○○くんと付き合い始めたんだって?彼のお父さんと親しくて、よく知ってるんだよ と話しかけられ、この街の狭さに、トドメを刺された

しかもすでに付き合っていることになっている、こうなってはもう逃げられない

この時の絶望は、今でも夢にみるほどで

「あ、もうこの人と添い遂げなきゃなんだ…」と本気で思った

その後、全身全霊でお断りメッセージを送るも「気持ちの整理がつくまで、距離を置こう」と、付き合って数年のカップルがやるような、措置提案されたり

そもそも付き合っていないのに、別れを切り出すと、電話口で泣かれたり怒鳴られたりしながら、初デート時間より長く、ファミレスで別れ話をする羽目となった

地方都市婚活なんか、やんない方がいい

なぜなら今回は、何とかお別れすることができたけど、あのまま結婚まで流されることだってできたか

しろ、そう「ならなかった」自分の方が「異常」で、周りから応援され、本当の意味で「婚活」を頑張っていた彼の方が、報われるべきだから

から、こんな思いは二度としたくない

2024-02-12

異性愛への劣情はどうして起こるのか

異性よりも同性が好きだと思う。むしろ、同性が好きだが、異性も好きになれる、という方が正確だと思う。

今まで恋愛感情を持ったのは同性に対してが大半で、好きになった異性は2人ぐらい居たけど、狂うように好きになったのは同性だった。

仕事関係出会った同性のNさんが居て、職場で話したり食事したりするなかで想いが強くなった。Nさんと現場が離れたけれど、連絡先を交換できて数ヶ月に1回ご飯に行けるようになって、思いはますます強まるばかりだった。会えない時間がその気持ちを後押しするみたいだった。

だけど連絡がまばらになって、ちょっと自暴自棄になって、新しい恋に進んでやると思った。だけど同性と出会うのは思い出を上書きして本当にNさんを忘れるみたいで嫌だったのもあったのと、真剣出会いをしたい、というより気持ちを満たしてほしいという思いがあって、マッチングアプリ出会いを求めた結果、異性で、ある方と出会った。

性格診断とかで出会えるようなアプリで、メッセージのやりとりを長い間して、相性を見ながらついに、人生で初めてマッチングアプリ出会った人とご飯に行った。

地元トークで盛り上がったからお互いがよく行ってた定食屋に行って、そのあと散歩して喫茶店に入った。

会話のテンポというか、相性が良くて、良い出会いできましたね、とかお互いに言ってた。

とにかくなんだか、良かったんだけど、じゃあまたって別れて後、なんて簡単なのだろう、と思った。

もちろんアプリで知り合ってるから相手を見つけたいという前提は互いにあるにしろ、今までの恋が嘘だったみたいに、関係性が上手く進展するように思えた。

その日は上手くいったはずなのに、異性相手だとこんなにも違う世界を見られるんだ、と思ってしまって、すごく落ち込んだ。

自分の今までが否定されたように感じた。

認知の歪みも甚だしいんだけど、そういうように思ってしまって、自分は、同性愛者として誇りを持たなくちゃいけない、自分自身を愛するためには自分に嘘をついて短期的な幸せを掴んじゃいけないんだ、とか思った。

本当はまだ同性のNさんのことが好きなのに、ないがしろにされてる自分と、異性の誰かに愛されて幸せになれるかもしれない自分の間に挟まれて、すごく苦しくなった。

そこから反動みたいに、同性が好きで幸せになりたいんだってことを確かなものにするために、LGBTQの作品見漁ったり、関連ニュース見たりとか、PRIDE MONTHだー! 最高ー! 同性愛者で良かったんだ! とかってやってた。

それを今も否定するつもりはないし、まだこのNさんのことを好きで、数日後に食事の予定も決まってるんだけど、またちょっと冷たくされてるから、あーあ、好意を伝えたらすぐに付き合えるようになればいいのに、とか、異性を好きになれたら良かったのにな、とかってたまに思ってしまう。

2024-02-10

若い頃おじさんってなんでメシ食ったあと喫茶店に行ってコーヒー飲むんだろうと思ってたけどなんとなく肌感覚でわかってきたような気がする

漫画編集者の端くれだったことがある


青年向け漫画編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである

本日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。

働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくま編集プロダクションである出版社編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請け下請けだ。出版社出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品のものを作って、編プロ雑誌本体を作って、その制作過程印刷所やデザイン事務所といった専門集団関係することになる。

イマイチ説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。

自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社ひとつ。そういうアナロジーだ。

出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営制作現場の間にあるような仕事は、出版社社員が直接することもあれば、編プロ出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。

前者の例だと、マガジンサンデーチャンピオンなどだ。コンビニ書店にほぼ必ず置いてあるレベル漫画誌。大手出版社総合職コース入社した人が、(編集取材制作、資材、宣伝マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門ひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。

後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロ出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌関係

ほかの長文増田記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくま自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。

その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生作品を読んだ。

その後、編集部責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。



A先生について

A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。

弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。

画力が抜群だった。小学校中学校で、学習ノートフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。

難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。

A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているか微妙だった。

子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。

私という人間は、具体例で物事説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URLhttps://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントきっかけで元ネタを知ることになった。

あの時のA先生イラストは、ベルセルクセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコファルネーゼを抱きかかえて、

申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」

と言うシーンの模写だった。

さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。

その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。

内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌亜流「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナルスピリッツスペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、

「なぜうちの編集部に見せなかった?」

という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合玉虫色の返事があるだけだったりする。

話を戻そう。この時の自分は、編集部自分デスクのあたりでA先生次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。

自分としては、A先生マンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。

うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。

「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなた判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」

要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則一般会社と変わらない。

その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。

その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。

「この作品はい意味で重たいねちょっと考える時間がほしい」

と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店ご飯をおごっている。

A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生ご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生幸福だと、自分幸福だと思えた。A先生漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。

ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分A先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分ことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。



○ B先生について

持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶あやしい

実際、B先生作品面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品雑誌掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。

絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクター台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。

光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。

私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。

それで、テーブルではこういうやりとりをした。

私「イイ作品だと思います特にセリフ回しにセンスを感じます掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」

B「ありがとうございます

私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」

編「私よりもほかの人がいいと思いますもっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で

私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)

編「難しいです」

私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)

編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」

私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)

B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」

私「後日連絡しますね。必ずしまから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」

B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」

私「なんとかしてみます

作品のものと、作家プロフィールと、付属資料コピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビル入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。

持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。

最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしま可能性がある。あれも、実際は諌山先生門前払いではなく、週刊少年ジャンプ担当が付くか付かないか微妙ラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体公的飲み会で囁かれていた。



○ その後~

B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部トップを交えてB先生原稿コピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。

その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社プロパー社員。いわゆる総合職である

最初は、私に選択権があった。B先生担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。

A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。

私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。

今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。

以後のB先生は、例の持込漫画ブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなスターダム上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。

一方で、私が担当を続けたA先生は地道な努力を続けた。

上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力シナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazon第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。

今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品コンビニ立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。



2024年現在、私は東京を離れて田舎暮らしている。地元町役場Uターン就職して、実家農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。

実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者から指導があった。

それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動スタートした。

A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。

入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。

もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。

若いから編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。

もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。

ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOL高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある人生は運試しである

2024-02-08

anond:20240206134452

PCからだと言及するボタンがあるのに何故スマホだと見つからないのでしょう。言及できませんでした。

機械に疎いおじさんなので許してくださいね。Bブックマークってやつだと100文字しか書けないんですよ。

神田珈琲園のシナモントーストたっぷりクリームをいっぱい塗って頂くと、最初クリームの甘さが口に拡がった後でシナモン香りがぶわーっと追いかけて来る逸品です。

それをコーヒーで流し込んで口の中をリセットすると無限に食べられちゃいます。素敵。

ポットリーも本当に素敵な喫茶店なんです。

そして非公開ブクマカ何だか良く分かってないのですが、ゲストでもコメント出来るようにしてますので、気が向いたら何か書いてくださいね

2024-02-07

そんで関東の片田舎に来て

工場で働いて

工場なんかで初めて働くから辛くて

自分で決めたことなのに、しかも期限付きなのに

「なんで大学まで出て、こんな豚みたいな奴らと工場なんかで働いてんだろ」

とか

「このままずっとここから出られないかも」

とか思ってメンタルどん底の気分だったんだけども


今日なんだかだ、初めてこのエリア喫茶店に入ったら

地元の人で賑わってて

落ち着いた綺麗な身なりの青年カウンタ新聞を広げて

隣のテーブルは年配女性の集まり

入ってきた男性に「〇〇さん久しぶりじゃない、どうしてたの?」なんてやり取りをしてて

私の地元中心部よりも圧倒的に田舎なのに

それでも少し聞こえてくる会話なんかが違って、品があることに

腐っても関東であるこのド田舎と、私の地元

格差というか民度の差を感じずにはいられなかった


このあとも不安が続くけど

からないというのはワクワクも孕んでるのだ

地元は嫌だったけど、離れると恋しくて

今でも帰りたいと思うけど

多分、この選択は間違いじゃなかったんだろう


気持ちが落ち着いてくると

この街にある、今まで見えなかったお店や面白そうな所が見えてきた

今日自分の視界が変わったことに気がついて

安くていい花屋を見つけられたか

地元を出てから初めて切り花を飾った

2024-02-06

だめな人事部あるある

ルールが俗人化されてて人によって結果が違う

・人によってリードタイムも違う

・なんかあると個別チャット突撃してくる(ギャルっぽい女性に多い)

・丁寧に返信しても音沙汰なし

・突如入ってきた脂ぎったおっさんパワハラしてる

・部内の会話の内容がだれそれさんが好きだー嫌いだーとかの小学生

ITが分からないのでExcelが止まると騒ぎだして喫茶店に駆け込む

ちなみに10年前の話なので今はもっとマシなはず(と信じたい)。

2024-02-05

婚活の顔合わせ現場によく遭遇する

よく婚活カップルの顔合わせらしき場に遭遇する。

私がずっと前から通っている喫茶店結婚相談所からおすすめスポット指定されたようで、一昨年あたりから、土日に行くと席の7割がお見合いらしき二人で埋まっている。

しかも、これは私の自意識過剰かもしれないけど、お見合い同士を隣席にしないようにか、カップル-私-カップルサンドイッチになって、左右を顔合わせに挟まれることも多い。大体みんなコーヒーカフェオレを頼んで、1時間ぐらいで解散している。

それで婚活現場垣間見ることが多いんだけど、Xの婚活エピソードで流れてくるような酷い感じの人はそんなにいない気がする。女性はみんなおしゃれで、男性清潔感のある服装をしていて、朗らかに会話を楽しんでいる。ただ、確かに時々、横にいながらちょっとこれは、、と思う人もいる。その「これは、、」というポイント面白いぐらいに男女で分かれるので、書き出してみる。

男性

〇外見

びっくりするぐらい身だしなみができてない人がたまにいる。女性では見たことない。

男でもさすがにTシャツデニムとかは見たことない。着てるアイテム(服)は合ってる。でも身だしなみができてない。

・髪の毛がボサボサ→坊主でない限りは短くてもクシで梳かないとダメ特に後頭部。寝ぐせついてる人いたよ。

・服が薄汚い→砂かぶってる?ってぐらい色褪せた服着てる人がいた。どんなに大切に扱っても、服は着ているうちに古びるよ。特にトップス一年上前に買ったトップス婚活の場には着て行かない方がいい。アイロンもかけなさい。

カバンが汚い!!→これ多い。普段から使ってるんだろうけど、ボロボロに擦れて肩紐が伸び切って太もも丈ぐらいになってたり。仕事用のと別に買ったほうがいい。中に何を入れてるのかしらんけど、パンパンに膨らんでる人もいる。

臭い→隣の席でもキツいぐらい臭い人がいた。ブックオフ古着コーナーのすえた臭いもっとキツくした感じ。本人じゃなくて服とかカバンに染みついた臭いだと思う。こういう匂い洗濯しても取れないから買い直すしかない。

〇話し方

・声でかい→びっくりするほど声が大きい人がいる。静かな店内に響き渡る個人情報

・変な褒め方→褒めたいのか知らんけど、会って早々に「スタイルいいですね」って言ってる人いた。たとえポジティブ言葉でも、相手の見た目にいきなり触れるのは絶対やめた方がいい。お綺麗ですね、で超ギリギリセーフ

正直、男性で話の内容でうわって思う人はそんなにいない。話が弾まなかったり、早口だったりはあるけど、性格悪いな~って人とか、変な冗談言う人は、居合わせた限りはいなかった。そういうのは顔合わせじゃなくてデートで出るのかな。

女性

〇外見

例外なく全員綺麗。若い人は女子アナみたいな雰囲気で、年配の人も落ち着いた上品な感じ。

本当に、女性は見た目に気を配っている。

〇話し方

ネットでは男性コミュ力非難されがちだけど、話を零れ聞いていて引いたのは、女性の方が多かった。

・高圧的

横で気分が悪くなるぐらいに態度が悪い。店員さんにはにこやかで、その顔が相手男性に向いた途端鬼みたいになる。会話も怖い。詳細は覚えてないけど、いちいち嫌味で、相手馬鹿にする感じ。横の私さえ悪意に胃がキリキリした。

キャリアウーマンっぽい女性と真面目そうな男性の組み合わせの時、女性がキビキビと意地悪くエスコートしてて(男性メニュー見てちょっと時間かかってたら、「あ、もういいですよね?じゃあ私と一緒でカフェオレしましょう!時間もったいないんで!」って有無を言わさず言ったり)怖かった。仕事できそうな感じの人に多い。

男性が何か聞いたら、「それプロフィールに書いてましたよね?会う前にチェックもしないんですか?」って即答してた人もいた。怖い。

被害妄想

男性の言うことを全部マイナスに捉える変換器みたいな人。そんな悪意いっぱいに受け取らなくてもいいじゃん。なんかもう、特定ワードが出た瞬間にアウトみたいな、アレルギーみたいになってる人いる。

男性は単純にコミュニケーションが苦手で、女性性格が悪い人が多い。相手の顔見た瞬間に「ナイな」って感じで、それから雰囲気悪い女性結構いる。

男女とも、うわっと思う人は年配が多かった。若い人はみんなちゃんとしてる。

あと、これは別枠で厳しそうと思った顔合わせも見た。

コーヒー一杯1000円超えのホテルラウンジで隣に来たカップルで、二人とも慣れてる感じであまりにも会話も立ち居振る舞いも完璧で、初対面だろうにお会計まで阿吽の呼吸で全てがスムーズ過ぎて、武道の達人同士の立ち合いを見ているようだった。でも、なんか、人間味が無かった。完璧に洗練された型を見てる感じ。

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