2024-02-14

婚活は二度としたくない

厳密には「地方都市」での婚活は、地獄だった話

20代後半あまり出会いの無さに、絶望していた

職場での出会いは、期待できず

友人に紹介してもらう前に、友人がおらず

上司や親から出会いがほしいなら、飲み歩きしなきゃ」とのアドバイスをうけるも、そもそも私はお酒が飲めない

たどり着いたのが、婚活サイト登録し、金を払ってでもお相手を見つけ出してもらう手法だった

私が登録したのは、比較大手の、全国区CMも流れているような婚活サポートサイト

登録料を支払う際に「これだけのお金をかけたんだから、きちんと面倒みてもらえるに違いない」と、勝手な信頼感を募らせていた

それと同時に、女性よりも男性登録料が倍以上高額なことも知り、この金額を支払えているということは、それだけ経済的に余裕があり、結婚真剣な方々が、多く登録しているのだと判断し、益々信用度はあがっていった

しかしここで、ずっと見えていたはずの落とし穴に落ちることとなる

それは人口の少なさ

私の住む街は、人口30万人以下の少子高齢化が顕著な過疎地で、若者がいない

更に婚活サイト登録している、近場で会えそうな人は、10名以下

そのうち半数が45歳以上

とりあえず会ってみたいと思えるようなプロフィールの方は、まじで2人くらいだった

うだうだしていても仕方がない

そのうちの1人と、会うことにした

最初メッセージのやりとりで、いきなりご両親と暮らす自宅の住所を番地まで晒してきたのには、度肝を抜かれたが、それだけ真剣なんだろうと、受け止めた

都会のように、気軽に現地集合・解散が叶わないのが田舎クオリティ

そもそも自家用車がないと、近くの駅にも行けないのだ

そうなると、どうしても「近くまで迎えにいくよ」という話の流れになり、初回から車内でふたりきりの空間という、かなりハードルがあがった状況になる

こちらとしては、お互い自家用車で現地集合するなり、タクシーを使うなり、最初からふたりきりの空間は避けたかったが、お相手の強い希望に押しきられて、結局私の自宅付近まで迎えにきてもらうことになった

初回のお出掛けは、映画お茶

某ディズ○ーの実写映画を観て、そのあと喫茶店に行く予定だ

迎えにきてもらい、初対面の男性運転する車の助手席に乗る

人生の中でも他に類をみない特殊な緊張の仕方だ

お互いに、はじめまして挨拶をすませて、映画楽しみですね~みたいな雑談で、間を繋いでいたその時、膝に置いていた右手を、おもむろにぎゅっと握られた

出会って10分以内

車で走り初めて5分後くらい

ときめきとかそういうのの全く前段階で、そこにあったのは純粋な「恐怖」

あっドキドキしてるね~笑オレも~笑

みたいなことを言ってたと思うが、それどころじゃない、本当に離してほしい

…が、運転席でハンドルを握っているのは相手で、ここで嫌がるような素振りをして、機嫌を損ねたら道の真ん中で降ろされたりする可能性がある

何より、ちゃんとした婚活サイトを通してお会いしたのだから、変なことはされないだろう

というか、もしかして婚活ってそもそもこういうものなのか?

様々な思考が、脳内を駆け巡り、結果的に何の抵抗もせず、手を握らせてしまたこと、今考えると「なに期待させてんだよバカ!!!」と昔の自分ビンタしたいが、その時はへらへら笑って受け入れる他なかった

から思い返したとき相手の方も婚活に対する思い違いがあったのかもしれないと考える

婚活=結婚前提=友人関係告白やらをすっ飛ばして、交際中の状態からスタート!!

的な…

というか、そうじゃないと当日の彼の異常行動は説明がつかないほど異常だった

初対面手繋ぎドライブから始まった初デートは、その後も、映画中に膝に手を置かれる、映画の途中で謎にじっと顔を見つめられながら手を握られる、映画から出る時には、肩を組まれるなど、終始触られっぱなしであった

からみると、ただのカップルがいちゃついてるだけに見えていたと思うので、まさか片方が、こんなに生きた心地がしないほど嫌がっているとは誰も思わないだろう

本当に嫌なら振り払って、走って逃げたらよかったのにと、そう思うだろうが、そんな状況でも、私の中にあったのは、婚活サイト登録料のことだった

だって、この出会いには○○万円かかってんだよ!?

脳内勘定独身女が叫ぶ

相手から、やたらと触れられるたびに、これを我慢すれば相手の素晴らしい部分が見えてくるかもしれないと、なんとか「もと」をとろうと画策していたと思う

しか地獄はここからだった

相手の方の、行きつけの喫茶店があるとのことで、そのお店へと移動

お店に入るやいなや、店員マスターらしき方が大歓迎してくださり、○○くんが女の子連れてくるから皆集めたよ~、お祝いしなきゃね!

みたいな、感じ

まり、完全な身内の店だったのだ

一応確認だが、まだ出会ってから映画時間をいれても、3時間経っていない

それで?この身内への紹介??この盛り上がり??付き合ってもいないのに???

はてなまみれになりながらも、あ、どうも…と自己紹介などして、席についた

店での彼は大変に饒舌で、仕事のことや車のこだわりや、両親の仕事ことなどを語ってくれた

私が相づちをうたなくても、狭い店内でのどこからか、店員さんが笑ってくれたり、合いの手を入れたりしてくれるので、彼にとっては気持ちよくお話できる空間だったのだと思う

つらかった

つらい時間は実際より長く感じる

結果的に2時間ほどの滞在後、店をあとにする

お店を出る際、皆で写真を撮り、大きな声で「おしあわせに~!!」と背中を押されたが、あんなに空虚気持ちは初めてだった

その後、再び手を握られながら、自宅付近まで送ってもらう地獄時間を過ごし、そこで一方的に一緒に住む話をされたが、そこはさすがに、やんわりと断った

何度も言うようだが、出会って1日目だ

車を降りる際も、いつまでも離してもらえず「まだ離れたくない…」「こんなに気が合うんだからもっと話したい」「次は泊まりに行こう」とのことで、勘弁してほしかった

そうして、ぐったりと疲れはて、自宅に戻ると、それからメッセージがひたすら送られてくる

正直、彼と付き合ったり、家庭をもったり、この先いろんな会話をして仲良くなっていけるビジョンが見えない

だが、そうは言ってもまだほぼ初対面だ

これから、もしかしたら、良い関係に発展するのかも…と、こんな目にあってもまだ、淡い期待をもてたのは今思えばあれは、愚かさという名の若さだったのかもしれない

関係性をひとまず保留し、翌日仕事へ行くと、別部署上司から、○○くんと付き合い始めたんだって?彼のお父さんと親しくて、よく知ってるんだよ と話しかけられ、この街の狭さに、トドメを刺された

しかもすでに付き合っていることになっている、こうなってはもう逃げられない

この時の絶望は、今でも夢にみるほどで

「あ、もうこの人と添い遂げなきゃなんだ…」と本気で思った

その後、全身全霊でお断りメッセージを送るも「気持ちの整理がつくまで、距離を置こう」と、付き合って数年のカップルがやるような、措置提案されたり

そもそも付き合っていないのに、別れを切り出すと、電話口で泣かれたり怒鳴られたりしながら、初デート時間より長く、ファミレスで別れ話をする羽目となった

地方都市婚活なんか、やんない方がいい

なぜなら今回は、何とかお別れすることができたけど、あのまま結婚まで流されることだってできたか

しろ、そう「ならなかった」自分の方が「異常」で、周りから応援され、本当の意味で「婚活」を頑張っていた彼の方が、報われるべきだから

から、こんな思いは二度としたくない

  • 婚活してる分際で恋愛しようだなんて思い違いも甚だしい

  • えぐい

  • 人口30万の都市でそんなことになるわけねえだろ トンキン人が地方をバカにしたしょうもない創作

    • 人口3万と人口30万の規模感を取り違えてそう

      • 下手すりゃ3000人くらいの感じだろこれ

        • わかる 完全に間違えてるね

          • つーか30万設定でこんなに世界が狭いと思ってるの、どういう生活してるんだろ もっと人口多い所に住んでるけど本人の世界はめちゃくちゃ狭くて その外の世界を全然知らないとかなん...

    • 人口30万人以下の市町村ってこんなんだからな。クッソ都会 87 大阪府 茨木市 290,074 88 東京都 目黒区 285,803 89 岩手県 盛岡市 283,674 90 東京都 墨田区 280,365 91 福島県 福島市 275,414 92 三...

      • 余裕で越境できるところと周囲を山に囲まれたところを一緒くたにしちゃダメよ

    • 私の住む街は、人口30万人以下の少子高齢化が顕著な過疎地で、若者がいない 老人30万人の都市・・・ 東京以外はいずれそうなる・・・ 震えて眠れ・・・

  • これこそn=1ってやつだな

  • すごい こわい お疲れ様でした

  • そんな地方都市で車持ってないってありえねえわ・・・

  • マジでキモいな こういう距離感バグり野郎だから結婚もできないんだろうな

  • ちょっと笑っちゃった

    • 情景が浮かびめちゃくちゃ笑った🤣🤣🤣なかなかの傑作だ!

  • これだよこれ 闇の婚活エントリ

  • こわすぎやろ ただこの場合怖さの原因は婚活ではなく田舎なんだが 関係性をひとまず保留し、翌日仕事へ行くと、別部署の上司から、○○くんと付き合い始めたんだって?彼のお父さ...

    • こんなあからさまな作り話でも信じて地方叩き楽しいね!

  • 地方都市じゃなくて農村での話だろ?

  • 東京なら5年くらいずっと断り続けてる婚活女性もいるよ! まあ、それはそれで一生断り続ける人生だけど。

  • 「30万以下だから1万人の可能性も1000人の可能性もあるだろ!」 こんな無茶苦茶言ってまで地方差別の作り話を正当化したいの笑うわ

    • こういうこと言うやつは自然言語使わないでほしいよな 一生記号論理とかで喋っててほしい

    • はてブひまわり学級生かな

    • 婚活女「資産はどれくらい?」 ワイ「まあ、十億未満だよ😊」

  • ◼️就活は二度としたくない😢

  • 相手の男が最悪だったのは運が悪かったが、それにしてもあんたは意志が弱すぎるし、判断を間違え過ぎる。馬鹿なの?

  • お疲れ様でした。あなたが経験をシェアしてくれたことで、他の人が同じような状況に陥るのを避けることができるかもしれません。今は辛い経験かもしれませんが、これを乗り越えた...

  • はてな民地方差別好き過ぎじゃない?

  • 結局なんで結婚しなかったの?

  • まあ変なんだけど倍額以上払っているお相手はあなたの倍以上「もとをとろうとしている」のでは

  • オレと増田で婚活しよ💕

  • 別部署の上司の話は吹いた おそろしあ

  • マッチングアプリだけど、近隣(車で1時間はかかる場所)の人口20-40万の自治体に住んでる人がよく「こっちじゃ適齢期の異性がいない」とよく愚痴られていたからわかる。 IBJ会員はほ...

  • 地方課金婚活、確かに「会う約束取り付けたら結婚オッケーやん」、って思考回路の男いるよね… 初対面ベタベタ執拗にボディタッチ、チェーンのやっすいコーヒー一杯でホテル誘われ...

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  • キッツイなぁ…とはいえ自分もかつて初対面の人に連れてかれてキスされたことあるよ… 車に乗せられてるからすいません勘弁してくださいって大変だった。 自分はその後ご近所の友達...

  • 地元が3万人いないくらいだけど、そこまで来ると確かに新しい人と知り合っても 共通の友人2人介せば繋がるくらいの距離間ではある 近所だったら何でそんなことまで知ってんの?みた...

  • 〇〇クオリティというワードチョイスは50歳前後2ch世代。 田舎なのにクルマないのもおかしい。 俺は男としつこく主張していたオバサンの文章を読んでもっと勉強してほしい。

    • ライフステージ君はほんと時代遅れなんだよな。ほんとライターとして食えているのか。まあアホだからライターなんだろうけど。

  • これ思い出した クソなのは田舎じゃなくておま環 婚活は二度としたくない https://anond.hatelabo.jp/20240214121933 しかしここで、ずっと見えていたはずの落とし穴に落ちることとなる そ...

  • 人口の数字に突っ込むブコメ多くてビビる。大事なのは増田が1発目から変な人に当たり無事別れられたこと(付き合ってないけど)でしょうに…

  • https://anond.hatelabo.jp/20240214121933 こいつと同じ奴が書いた釣りだろ

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