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2015-11-09

スケートカナダ 費用について

2015年フィギュアスケートグランプリシリーズ スケートカナダに行ってきた。今後の参考に今回かかった費用について記録しようと思う。

2014年グランブリシリーズ 中国杯比較して、開催地が遠いこともあり費用は高くなってしまった。

2014年中国杯は総額で約16万円(HISの最も安いホテルツアー1人部屋利用15万円+その他食事代1万円)だったが

今回は個人手配で頑張っても合計245,956円だ。(もちろんツアーだともっと高い)

場所

カナダ レスブリッジ ENMAX CENTRE

(日程)

2015/10/29(木) 公式練習

2015/10/30(金) SD SP

2015/10/31(土) FD FP

2015/11/1(日) EX

フライト

羽田バンクーバーANA)121,850 JPY

バンクーバーカルガリーレスブリッジAIR CANADA)44,340 JPY

本来AIR CANADA統一した方が安いが、出発日にANAフライトしかなかったためANAバンクーバーに向かうことに。

ホテル

四泊で390 CAD$⇒40,950 JPY

チケット

2階席で4日通チケット 168 CAD$⇒17,216 JPY

タクシー・食事代)

カナダ内で米ドルから為替交換 180 USD$⇒21,600 JPY

観光などには行かずスケート以外のイベントは一切なし。

これ以外にも日本国内での移動代もかかっているがこの記録では省略。

やはりスケート観戦は資金必要…と改めて認識したそんなカナダでした。

2015-11-07

形容矛盾

http://anond.hatelabo.jp/20100327202020ブコメが盛り上がっているのを見て便乗したくなった。

ピアソン・エデュケーション発行『C++プログラミング【第二版】vol.1』 asin:489471115X という本のP206~207に、次のような文章がある。

定数変数名前付き定数もしくは読み出し専用変数と呼ばれることがあります。お気づきのように、「定数変数」という用語は、「小さな大根」や「冷凍焼け」などと同様に形容矛盾です(あなたが気に入っている形容矛盾があったら、まえがきに挙げた筆者らの電子メールアドレスに送ってください。よろしく!)

この本は訳書でオリジナル英文ではなんと書かれていたかは調べていない。「小さな大根」や「冷凍焼け」は訳者が考えた日本語形容矛盾だろう。

もっとないか考えてみた。

裏表紙」…同じ本を読んでいる同僚に話したら「表紙の表というのは表面と内部という対立を表すもので、裏というのは背面と前面という別の対立を表すものから矛盾しないのではないか」と熱っぽく反論された。

若年寄」…筒井康隆の『色眼鏡の狂想曲』( asin:4122025168 所収)という短編で指摘されていた。

「変光恒星」…「変光星」とだけ言うことが多そうだけど、検索したら少しはあったのでコレクションに加える。

新古車」…これも普通に「未使用車」ということのほうが多いかもしれないが一応。

新規解約」 …はてなキーワードに項目がある http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B7%B5%AC%B2%F2%CC%F3

「黒朱肉」…増田 http://anond.hatelabo.jp/20140423112348 から仕入れた。検索したら「黒肉〔こくにく〕」というのもあったが通じるのか?

緑茶」「紅茶」…増田と言えばこんなのもあった http://anond.hatelabo.jp/20150717224315

その他、地名がらみでいっぱいあるかもしれない。「西東京市」とか「南北海道」とか。東北地方南西部を「南西東北」と言ったら一見ではなんのことかわからない。

英語では、「チャーリーとチョコレート工場」の原作小説に"Squair Candies That Looks Round"というのが出てくる。講談社英語文庫asin:4770028407 だとp131~132だ。

日本語翻訳不可能なので、英語がわかるやつだけ読んで楽しんでくれ。

"Oh, do shut up," said Mr.Wonka. "Now watch this!" He took a key from his pocket, and unlocked the door and flung it open...and suddenly...at the sound of the door opening, all the rows and rows of little square candies looked quickly round to see who was coming in. The tiny faces actually turned toward the door and stared at Mr.Wonka.

"There you are!" he cried triumphantly. "They're looking round! There's no argument about it! They are square candies that look round!"

挿絵によるとこのキャンディどもには顔がついている)

2015-10-29

嘘の日本文化発信してるYoutuberツッコミ入れたらブロックされた話

 

【 How to use Honorifics in Japan (san, chan, kun, tan, sensei, sama) 】と題されたこの動画

 https://youtu.be/XUtigiMFOmQ

日本人と思しき男性と、その配偶者白人女性が「さん・ちゃん・君・たん・先生・樣」6つの敬称について英語解説する。

まづ「ちゃん」や「たん」敬称とはとても思へないが、肝心の中身がなんともデタラメである

 

曰く「樣」は most respect を表す敬称であって、customer と royal family に使用するらしい。

これはいくらなんでもと思って以下の通りコメントをした。2日前のことである

 http://imgur.com/dDD7wCM.png (スクリーンショット)

They're wrong a lot. "SAMA" CAN NOT be used for the Imperial (Royal) Family. It's very disrespect as call the Queen of England "Mrs. Elizabeth".

Correct title is the "HEIKA" (means His Imperial Majesty) and the "DENKA" (means His / Her Imperial Highness). That has been decided by law.

 

承知の通り、日本で royal family に使用する敬称は「陛下」および「殿下」だ。これは法律でも定められて居る。

女王樣」や「王子樣」といった表現はあるが most respect は嘘である

 

さて、昨日そのコメントが消されてどこにもみあたらない事に氣がついた。正確には [チャンネルに表示しない] なる操作をされたらしい。

Youtubeヘルプによると「該当ユーザーによるコメント投稿ブロック」し、そのユーザー以外にはコメント非表示になる機能だ。

 http://imgur.com/bYumE7j.png (ログアウトすると自分コメントが無い)

 

「樣」以外にかんしても「それは正しくないのでは」といった趣旨コメントをいくつか見たが、今それらはどこにも無い。

「すべてのコメント(288)」の表示があるが、ページに反映されて居るものは271件だけだった。

私と、私に返信を下さった方のコメントの他に10件がブロックされ、非表示になって居る。

 

ちなみに以下は英語版 Wikipedia "Japanese honorifics"の頁だが Sama の用例に royalty の語句はない。

それらは Royal and official titles の見出しで適切に説明されて居る。なんてこった、Wikipedia ですら間違ってない。

 https://en.wikipedia.org/wiki/Japanese_honorifics

2015-09-27

[][][][][][][]

Even after a bad harvest there must be sowing.

Seneca

凶作の後でさえも、

やはり種まきはせねばならない。

セネカ

たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える。

ルター



粘土団子 - Wikipedia

Seed ball - Wikipedia, the free encyclopedia

YouTube - Seed Ball Story

自然農法 わら一本の革命 | 福岡 正信 | 本 | Amazon.co.jp

福岡正信 - Wikipedia

種を撒く人になってください

Amazon.co.jp: 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

asahi.com(朝日新聞社):樹脂チューブで砂漠を緑地に 東レが新技術 - 環境

荒れ地に緑をよみがえらせる布

【開発ヒストリー】アフリカの砂漠を農地に変える「奇跡の繊維」…世界に誇る日本「繊維テクノロジー」が南アで挑む(1/4ページ) - 産経ニュース

ポリ乳酸繊維 | CSR・環境│TORAY

砂丘固定と緑化をねらったサンドソーセージ工法 Sandsausage work aiming at sand dune fixation and revegetation

砂漠移動防止システム :: 環境対応システム :: ミツカワ株式会社 | ニットで世界をリードするグローバルカンパニー

砂漠に300万本のポプラを植林した日本人

アフガニスタンの砂漠が日本の支援で緑化に成功!この奇跡に世界中から賞賛の声 【海外の反応】 : 海外の万国反応記

インドの砂漠を緑に変えた グリーンファーザー 杉山龍丸

薄いフィルムの上で植物を栽培する技術「アイメック」 #DigInfo

歩き続ければ、大丈夫。---アフリカで25万人の生活を変えた日本人起業家からの手紙 | 佐藤 芳之 | 本 | Amazon.co.jp

Amazon.co.jp: 木を植えた男

木を植えた男 実写版 - YouTube

【字幕:対訳】 木を植えた男 【1/3】 - YouTube

アフリカの古代農法を復活させ、森と土地を蘇らせた実在の「木を植えた男」

Yacouba Sawadogo - Wikipedia, the free encyclopedia

未来の子どもたちの為に。10年以上に渡り1万本の木を植え続けてきた盲目の男性と腕のない男性(中国) : カラパイア

Elderly Blind Man and His Armless Friend Plant Over 10,000 Trees in China, by Jenny Zhang


松茸・根切り法

マツタケが安くなる? 困難とされた“マツタケ栽培”を成功させた人物 テレビ朝日|モーニングショー コーナー「ショーアップ」取り上げられた情報をチェック!

遠くへ行きたい|2015/10/25(日)放送 | TVでた蔵

「マツタケ」採取する時代から作る時代へ! マツタケ増殖に成功!!

Amazon.co.jp: 藤原儀兵衛 マツタケ山づくりのすべて 生産技術全公開: 藤原 儀兵衛: Book

google:盆栽 松茸

鉄炭だんご・Iron Charcoal Balls

Amazon.co.jp: 鉄で海がよみがえる (文春文庫): 畠山 重篤: 本

Amazon.co.jp: 森は海の恋人: 本: 畠山 重篤

◆ 使い捨てカイロのリサイクルで海が再生する!「鉄炭だんご」の不思議 - ☆・☆・☆富貴屋倶楽部☆

鉄のゴミを海のサプリに:日経ビジネスオンライン

Iron Is the Key -- Iron Ion Replenishment for Sustainable Oceans | Japan for Sustainability

2015-09-19

色々な瞑想まとめ

~ānāpāna-sati(安般念)によって紹介されている呼吸瞑想

Breathing in long, he discerns, 'I am breathing in long'; or breathing out long, he discerns, 'I am breathing out long.' Or breathing in short, he discerns, 'I am breathing in short'; or breathing out short, he discerns, 'I am breathing out short.' He trains himself, 'I will breathe in sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe out sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe in calming bodily fabrication.' He trains himself, 'I will breathe out calming bodily fabrication.'

長く息を吸っているときには「私は長く息を吸っている」とはっきり知り(pajānāti)、長く息を吐いているときには「私は長く息を吐いている」とはっきり知る。短く息を吸っているときには「私は短く息を吸っている」とはっきり知り、短く息を吐いているときには「私は短く息を吐いている」とはっきり知る。「私は全身の感覚を把握しながら(paisaṃvedī)息を吸おう」と訓練する(sikkhati)。「私は全身の感覚を把握しながら息を吐こう」と訓練する。「私は身行(=吸う息)を静めて息を吸おう」と訓練する。「私は身行(=吐く息)を静めて息を吐こう」と訓練する。

~Maha-satipatthana Sutta(大念住経)の瞑想方法

"And how does a monk remain focused on the body in & of itself?

では、比丘たちよ、比丘はどのようにして、体そのもの気づきを保ち続けるのでしょうか?

"There is the case where a monk — having gone to the wilderness, to the shade of a tree, or to an empty building — sits down folding his legs crosswise, holding his body erect and setting mindfulness to the fore [lit: the front of the chest]. Always mindful, he breathes in; mindful he breathes out.

ここにある比丘がいます — 彼は森へ行き、木の陰へ行き、あるいは空家に行き — 腰を下ろして足を組みます。背をまっすぐに伸ばし、そして気づきを(胸の)前部へと向けます。そして、常に気づきをもって、彼は入息します。気づきをもって、出息します。

"Breathing in long, he discerns, 'I am breathing in long'; or breathing out long, he discerns, 'I am breathing out long.' Or breathing in short, he discerns, 'I am breathing in short'; or breathing out short, he discerns, 'I am breathing out short.' He trains himself, 'I will breathe in sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe out sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe in calming bodily fabrication.' He trains himself, 'I will breathe out calming bodily fabrication.' Just as a skilled turner or his apprentice, when making a long turn, discerns, 'I am making a long turn,' or when making a short turn discerns, 'I am making a short turn'; in the same way the monk, when breathing in long, discerns, 'I am breathing in long'; or breathing out long, he discerns, 'I am breathing out long' ... He trains himself, 'I will breathe in calming bodily fabrication.' He trains himself, 'I will breathe out calming bodily fabrication.'

長く息を吸っているときには「私は長く息を吸っている」とはっきり知り、長く息を吐いているときには「私は長く息を吐いている」とはっきり知ります。短く息を吸っているときには「私は短く息を吸っている」とはっきり知り、短く息を吐いているときには「私は短く息を吐いている」とはっきり知ります。「私は全身の感覚を把握しながら息を吸おう」と訓練します。「私は全身の感覚を把握しながら息を吐こう」と訓練します。「私は身行(=吸う息)を静めて息を吸おう」と訓練します。「私は身行(=吐く息)を静めて息を吐こう」と訓練します。あたかも熟練したろくろ工、あるいはその弟子が、ろくろの紐を長く引っぱれば、「私は紐を長く引っぱる」と知り、紐を短く引っぱれば、「私は紐を短く引っぱる」と知るように。これと同じように、比丘が長く息を吸っているときには「私は長く息を吸っている」とはっきり知り、長く息を吐いているときには「私は長く息を吐いている」とはっきり知ります・・・「私は全身の感覚を把握しながら息を吸おう」と訓練します。「私は全身の感覚を把握しながら息を吐こう」と訓練します。

"In this way he remains focused internally on the body in & of itself, or externally on the body in & of itself, or both internally & externally on the body in & of itself. Or he remains focused on the phenomenon of origination with regard to the body, on the phenomenon of passing away with regard to the body, or on the phenomenon of origination & passing away with regard to the body. Or his mindfulness that 'There is a body' is maintained to the extent of knowledge & remembrance. And he remains independent, unsustained by (not clinging to) anything in the world. This is how a monk remains focused on the body in & of itself.

このように、比丘は内部から、体そのものに対して気づきを保ちます。あるいは、外部から体そのものに対して気づきを保ちます。あるいは、内部・外部両方から、体そのものに対して気づきを保ちます。あるいは、比丘は体に関する現象の発生に気づきを保ちます。体に関する現象の消滅に気づきを保ちます。あるいは、体に関する現象の発生と消滅に気づきを保ちます。あるいは、比丘の「体が存在する」という気づきは知識と想起の範囲で保たれます。そして比丘独立を保ち、世界の何物にも執着しません。これが比丘が体そのもの気づきを保つ方法です。

"Furthermore, when walking, the monk discerns, 'I am walking.' When standing, he discerns, 'I am standing.' When sitting, he discerns, 'I am sitting.' When lying down, he discerns, 'I am lying down.' Or however his body is disposed, that is how he discerns it.

さらに加えて、比丘が歩いているとき、この比丘は「私は歩いている」とはっきりと知ります。立っているとき、この比丘は「私は立っている」とはっきり知ります。座っているときには、「私は座っている」とはっきりと知ります。横たわっているときには、「私は横たわっている」とはっきりと知ります。あるいは、体がどのような状態になるのであれ、はっきりとその状態を知ります

"In this way he remains focused internally on the body in & of itself, or focused externally... unsustained by anything in the world. This is how a monk remains focused on the body in & of itself.

これが比丘が体そのものを内部から、あるいは外部から、あるいはその両方から気づきを保つ方法です。そして・・・世界の何物にも執着しません。これが比丘が体そのもの気づきを保つ方法です。

"Furthermore, when going forward & returning, he makes himself fully alert; when looking toward & looking away... when bending & extending his limbs... when carrying his outer cloak, his upper robe & his bowl... when eating, drinking, chewing, & savoring... when urinating & defecating... when walking, standing, sitting, falling asleep, waking up, talking, & remaining silent, he makes himself fully alert.

さらに加えて、比丘が前に進むとき・戻ってくるとき、この比丘自身に完全に注意を払います。何かに目を向けるとき・目をそむけるときも同様に・・・手足を伸ばすとき・曲げるときも同様に・・・自分外套コートなど)を運ぶとき自分の上着・お椀を運ぶときも同様に・・・食べるとき、飲むときに、噛むとき・味わうときも同様に・・・排尿するとき・排便するときも同様に・・・歩くとき、立つとき、座るとき、眠りに落ちる時、起きるとき、話すとき沈黙するとき比丘自身に完全な注意を払います

"In this way he remains focused internally on the body in & of itself, or focused externally... unsustained by anything in the world. This is how a monk remains focused on the body in & of itself.

これが比丘が体そのものに対して気づきを保つ方法です。あるいは体そのものを外部から・・・世界の何物にも執着しません。これが比丘が体そのものに対して気づきを保つ方法です。

2015-08-21

記事中の疑問

ネットを見てたら、なんとなく気になった記事があったので読み進めて見た。

学習障害をもつ人の方がイノベーションを起こす確率がずば抜けて高い、ということだが、

気になったのはそのタイトルに関連する部分ではなく、記事中の

"チームにはそれをさせず、奪ったボールはすべてレイアップで得点するという方法で勝利していき、試合ほとんどが4-0、6-0、8-0などの完封試合でした。"

これ、サッカーとか野球とかなら分かるスコアなのだが、バスケットでこのスコアになるって

どういう状況なのだろうか?

"レイアップで得点する"という具体例をあげているので、恐らくソースがあるのだと思い探して見ると、

以下のURL記事が見つかった。

http://www.sfgate.com/sports/article/Owner-Ranadive-pushes-technology-for-Warriors-2831861.php

その中に、

"He proceeded to take a group of seventh- and eighth-graders to the National Junior Basketball national championship tournament. Distressed by the basketball norm of retreating past half court before starting to play defense, Ranadive directed his team to use a full-court press the entire game. His team created turnovers in the backcourt consistently and scored easy layups off the steals."

という記載あり、恐らくこの部分が該当の内容になるのだとは思うのだが、

点数については何も書いていない。

(私がよく読み込めておらず見落としている可能性もある)

(ただ、元記事の末文には"※今回の記事マルコム・グラッドウェルの「逆転! 強敵逆境に勝てる秘密」という本を参考にしました。素晴らしい本なので是非読んでみて下さい。"と書いてあるので、

 該当の本の中に点数について記載があるのかもしれない)

4-0,6-0,8-0という点数で勝ち上がるチームがあるなら是非一度見てみたいものだが、

そんなチームバスケットボールであるのだろうか?

それとも、元の本が間違っているのだろうか?

本の内容見たことある人は教えて下さい。

2015-07-07

Apple Music村上春樹の勧めるジャズを聴こう

和田誠村上春樹ジャズ名鑑『ポートレート・イン・ジャズ』で取り上げられているアルバムApple Musicで探してみたところ、ほとんどのアルバムが見つかった。見つからなかったものは、アーティストページにリンクしてある。アルバム単位では見つからないものでも、アーティストページに移動すればわかる通りかなりの音源が聴ける。ジャズに限って言えばApple Music最強ではないだろうか。

  1. チェット・ベイカーCHET BAKER QUARTET』
  2. ベニー・グッドマンBENNY GOODMAN PRESENTS EDDIE SAUTER ARRANGEMENTS』
  3. チャーリー・パーカーBIRD AND DIZ
  4. ファッツ・ウォーラーHerb Geller. FIRE IN THE WEST
  5. アート・ブレイキーLES LIAISONS DANGEREUSES
  6. スタン・ゲッツAT STORYVILLE VOL.1
  7. ビリー・ホリデイ『THE GOLDEN YEARS』
  8. キャブ・キャロウェイChu Berry and His Stompy Stevedores with the Cab Calloway Orchestra. “CHU”
  9. チャールズ・ミンガスPITHECANTHROPUS ERECTUS
  10. ジャックティーガーデン『Bobby Hackett and His Jazz Band. COAST CONCERT
  11. ビルエヴァンズ『WALTZ FOR DEBBY
  12. ビックス・バイダーベックBIX BEIDERBECKE 1927-1929
  13. ジュリアン・キャノンボール・アダレイCANNONBALL ADDERLEY LIVE!』
  14. デューク・エリントン『IN A MELLOTONE
  15. エラ・フィッツジェラルドELLA AND LOUIS AGAIN VOL.2
  16. マイルズ・デイヴィス‘FOUR’ & MORE
  17. チャーリー・クリスチャンCHARLIE CHRISTIAN MEMORIAL ALBUM』
  18. エリック・ドルフィーOUT THERE
  19. カウント・ベイシーBASIE IN LONDON
  20. ジェリー・マリガンWHAT IS THERE TO SAY?
  21. ナット・キング・コールAFTER MIDNIGHT
  22. ディジー・ガレスピーAT NEWPORT
  23. デクスター・ゴードン『HOMECOMING』
  24. ルイ・アームストロングA PORTRAIT OF LOUIS ARMSTRONG 1928
  25. セロニアス・モンク5 BY MONK BY 5
  26. レスター・ヤングPRES AND TEDDY
  27. ソニー・ロリンズTHE BRIDGE
  28. ホレス・シルヴァーSONG FOR MY FATHER
  29. アニタ・オデイANITA O’DAY AT MISTER KELLY’S
  30. モダン・ジャズカルテットCONCORDE
  31. テディ・ウィルソンMR. WILSON』
  32. グレン・ミラーMUSIC MADE FAMOUS BY GLENN MILLER SILVER JUBILEE ALBUM
  33. ウェス・モンゴメリFULL HOUSE
  34. クリフォード・ブラウンSTUDY IN BROWN
  35. レイ・ブラウンBarney Kessel with Shelly Manne and Ray Brown. THE POLL WINNERS
  36. メル・トーメ¡OLÉ TORMÉ!: MEL TORMÉ GOES SOUTH OF THE BORDER WITH BILLY MAY
  37. シェリー・マン『SHELLY MANNE & HIS MEN AT THE BLACK HAWK VOL.1
  38. ジューン・クリスティ『DUET
  39. ジャンゴ・ラインハルトDJANGOLOGY
  40. オスカー・ピーターソン『NORMAN GRANZ’ JAZZ AT THE PHILHARMONIC VOL.16』
  41. オーネット・コールマン『TOWN HALL CONCERT 1962』
  42. リー・モーガンTHE SIDEWINDER
  43. ジミー・ラッシング『LITTLE JIMMY RUSHING AND THE BIG BRASS
  44. ボビー・ティモンズArt Brakey & the Jazz Messengers. A NIGHT IN TUNISIA
  45. ジーン・クルーパ『GENE KRUPA PLAYS GERRY MULLIGAN ARRANGEMENTS
  46. ハービー・ハンコックMAIDEN VOYAGE
  47. ライオネル・ハンプトンYOU BETTER KNOW IT!!!
  48. ハービー・マン『WINDOWS OPENED
  49. ホーギー・カーマイケル『V-DISC CATS PARTY / VOLUME ONE FEATURING HOAGY CARMICHAEL』
  50. トニー・ベネット『The Ralph Sharon Trio. THE TONY BENNET SONG BOOK
  51. エディー・コンドンBIXIELAND
  52. ジャッキーロイSTORYVILLE PRESENTS JACKIE AND ROY
  53. アート・ペッパーART PEPPER MEETS THE RHYTHM SECTION
  54. フランク・シナトラSWING EASY and SONGS FOR YOUNG LOVERS
  55. ギルエヴァンズ『Helen Merrill with Gil Evans Orchestra. DREAM OF YOU

How to Deal With a Man's Ego

https://www.youtube.com/watch?v=YhJ3nnUxfNE

1. See the Male Ego as Your Friend, Not Your Foe

2. Talk Like a Peer, Not a Parent

3. Don't Interrogate And Stop Leading the Witness

4. Let Him Solve It His Way And Demand Accountability

5. Fix Your Problem In The Light of the Day, Not the Darkness of the Night

2015-04-06

ヴィパッサナー瞑想とはなにか

瞑想とは何か・・・上座部仏教徒にとって、瞑想とはなにかというテキスト的な役割を果たすのは清浄道論です。しかしながら、より実践的な瞑想方法を学ぶためには他の仏典が参照されることもあります。今回は清浄道論でない仏典を参考にしつつ、より具体的に、瞑想とはどんなことをすればいいのかを見てみましょう。

さて、ヴィパッサナー瞑想の詳しい紹介に入る前に・・・そもそも、ヴィパッサナー瞑想はなぜ行われるのでしょうか。それに関して、例えば古代仏典であるMaha-satipatthana Sutta(大念住経)にお釈迦様の言葉があります

以下はブログ多摩丘陵林住記様による和訳版より抜粋

比丘たちよ、ここに一つの道がある。その道とは、人々を清め、悲しみと悲泣を乗り越え、肉体と精神の痛みを滅し、聖なる道を得、涅槃を観るための唯一の道である。それは「四つの念住」である

・この四つとは何か ? 比丘たちよ、比丘は、努力して、正しく知り、気づきをもって、そして世間の貪欲と憂いから離れて、「身」をただ(自分でもない、自分のものでもない、自我でもない、ただ現象に過ぎない)身であると絶え間なく知覚して住むことである

努力して、正しく知り、気づきをもって、そして世間の貪欲と憂いから離れて、「受(感覚)」をただ(自分でもない、自分のものでもない、自我でもない、ただ現象に過ぎない)受であると絶え間なく知覚して住むことである

努力して、正しく知り、気づきをもって、そして世間の貪欲と憂いから離れて、「心」をただ(自分でもない、自分のものでもない、自我でもない、ただ現象に過ぎない)心であると絶え間なく知覚して住むことである

努力して、正しく知り、気づきをもって、そして世間の貪欲と憂いから離れて、「法(ダンマ)」をただ(自分でもない、自分のものでもない、自我でもない、ただ現象に過ぎない)法であると絶え間なく知覚して住むことである

すなわち、ヴィパッサナー瞑想をすることによって、知恵(insight あるいは understanding)が強まり、「自身」という存在をより正しく知ることができるのです。そして、その道を極めることによって、最終的には悟りすら得られる瞑想です。

それでは、ヴィパッサナー瞑想とはどんな瞑想なのでしょうか。ヴィパッサナー瞑想・・・といったときに、もっとも有名なのが呼吸を対象とする瞑想です。この呼吸瞑想はどこで紹介されているのかというと、やはり古代仏典である、ānāpāna-sati(アーナパーナサティ)に記されています。このānāpāna-satiは、日本では安那般那念という名前で知られています

wikipedia - 安那般那念

Anapanasati Sutta(Thanissaro Bhikkhuによる英訳版)

さて、安那般那念の該当部分を見てみましょう。ここにはこう書いてあります。(以下はwikipediaから抜粋

Breathing in long, he discerns, 'I am breathing in long'; or breathing out long, he discerns, 'I am breathing out long.' Or breathing in short, he discerns, 'I am breathing in short'; or breathing out short, he discerns, 'I am breathing out short.' He trains himself, 'I will breathe in sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe out sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe in calming bodily fabrication.' He trains himself, 'I will breathe out calming bodily fabrication.'

長く息を吸っているときには「私は長く息を吸っている」とはっきり知り(pajānāti)、長く息を吐いているときには「私は長く息を吐いている」とはっきり知る。短く息を吸っているときには「私は短く息を吸っている」とはっきり知り、短く息を吐いているときには「私は短く息を吐いている」とはっきり知る。「私は全身の感覚を把握しながら(paisaṃvedī)息を吸おう」と訓練する(sikkhati)。「私は全身の感覚を把握しながら息を吐こう」と訓練する。「私は身行(=吸う息)を静めて息を吸おう」と訓練する。「私は身行(=吐く息)を静めて息を吐こう」と訓練する。

これは呼吸瞑想を紹介する部分です。

しかし、瞑想について具体的に紹介しているのはānāpāna-satiだけではありません。Maha-satipatthana Sutta(大念住経)にも瞑想方法が紹介されています。ここには呼吸瞑想以外の瞑想方法が紹介されています。それを引用してみましょう。以下は英訳版Maha-satipatthana Suttaから引用と、私による(英文の)和訳です。

"And how does a monk remain focused on the body in & of itself?

では、比丘たちよ、比丘はどのようにして、体そのもの気づきを保ち続けるのでしょうか?

"There is the case where a monk — having gone to the wilderness, to the shade of a tree, or to an empty building — sits down folding his legs crosswise, holding his body erect and setting mindfulness to the fore [lit: the front of the chest]. Always mindful, he breathes in; mindful he breathes out.

ここにある比丘がいます — 彼は森へ行き、木の陰へ行き、あるいは空家に行き — 腰を下ろして足を組みます。背をまっすぐに伸ばし、そして気づきを(胸の)前部へと向けます。そして、常に気づきをもって、彼は入息します。気づきをもって、出息します。

"Breathing in long, he discerns, 'I am breathing in long'; or breathing out long, he discerns, 'I am breathing out long.' Or breathing in short, he discerns, 'I am breathing in short'; or breathing out short, he discerns, 'I am breathing out short.' He trains himself, 'I will breathe in sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe out sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe in calming bodily fabrication.' He trains himself, 'I will breathe out calming bodily fabrication.' Just as a skilled turner or his apprentice, when making a long turn, discerns, 'I am making a long turn,' or when making a short turn discerns, 'I am making a short turn'; in the same way the monk, when breathing in long, discerns, 'I am breathing in long'; or breathing out long, he discerns, 'I am breathing out long' ... He trains himself, 'I will breathe in calming bodily fabrication.' He trains himself, 'I will breathe out calming bodily fabrication.'

長く息を吸っているときには「私は長く息を吸っている」とはっきり知り、長く息を吐いているときには「私は長く息を吐いている」とはっきり知ります。短く息を吸っているときには「私は短く息を吸っている」とはっきり知り、短く息を吐いているときには「私は短く息を吐いている」とはっきり知ります。「私は全身の感覚を把握しながら息を吸おう」と訓練します。「私は全身の感覚を把握しながら息を吐こう」と訓練します。「私は身行(=吸う息)を静めて息を吸おう」と訓練します。「私は身行(=吐く息)を静めて息を吐こう」と訓練します。あたかも熟練したろくろ工、あるいはその弟子が、ろくろの紐を長く引っぱれば、「私は紐を長く引っぱる」と知り、紐を短く引っぱれば、「私は紐を短く引っぱる」と知るように。これと同じように、比丘が長く息を吸っているときには「私は長く息を吸っている」とはっきり知り、長く息を吐いているときには「私は長く息を吐いている」とはっきり知ります・・・「私は全身の感覚を把握しながら息を吸おう」と訓練します。「私は全身の感覚を把握しながら息を吐こう」と訓練します。

"In this way he remains focused internally on the body in & of itself, or externally on the body in & of itself, or both internally & externally on the body in & of itself. Or he remains focused on the phenomenon of origination with regard to the body, on the phenomenon of passing away with regard to the body, or on the phenomenon of origination & passing away with regard to the body. Or his mindfulness that 'There is a body' is maintained to the extent of knowledge & remembrance. And he remains independent, unsustained by (not clinging to) anything in the world. This is how a monk remains focused on the body in & of itself.

このように、比丘は内部から、体そのものに対して気づきを保ちます。あるいは、外部から体そのものに対して気づきを保ちます。あるいは、内部・外部両方から、体そのものに対して気づきを保ちます。あるいは、比丘は体に関する現象の発生に気づきを保ちます。体に関する現象の消滅に気づきを保ちます。あるいは、体に関する現象の発生と消滅に気づきを保ちます。あるいは、比丘の「体が存在する」という気づきは知識と想起(注1)の範囲で保たれます。そして比丘独立を保ち、世界の何物にも執着しません。これが比丘が体そのもの気づきを保つ方法です。

"Furthermore, when walking, the monk discerns, 'I am walking.' When standing, he discerns, 'I am standing.' When sitting, he discerns, 'I am sitting.' When lying down, he discerns, 'I am lying down.' Or however his body is disposed, that is how he discerns it.

さらに加えて、比丘が歩いているとき、この比丘は「私は歩いている」とはっきりと知ります。立っているとき、この比丘は「私は立っている」とはっきり知ります。座っているときには、「私は座っている」とはっきりと知ります。横たわっているときには、「私は横たわっている」とはっきりと知ります。あるいは、体がどのような状態になるのであれ、はっきりとその状態を知ります

"In this way he remains focused internally on the body in & of itself, or focused externally... unsustained by anything in the world. This is how a monk remains focused on the body in & of itself.

これが比丘が体そのものを内部から、あるいは外部から、あるいはその両方から気づきを保つ方法です。そして・・・世界の何物にも執着しません。これが比丘が体そのもの気づきを保つ方法です。

"Furthermore, when going forward & returning, he makes himself fully alert; when looking toward & looking away... when bending & extending his limbs... when carrying his outer cloak, his upper robe & his bowl... when eating, drinking, chewing, & savoring... when urinating & defecating... when walking, standing, sitting, falling asleep, waking up, talking, & remaining silent, he makes himself fully alert.

さらに加えて、比丘が前に進むとき・戻ってくるとき、この比丘自身に完全に注意を払います。何かに目を向けるとき・目をそむけるときも同様に・・・手足を伸ばすとき・曲げるときも同様に・・・自分外套コートなど)を運ぶとき自分の上着・お椀を運ぶときも同様に・・・食べるとき、飲むときに、噛むとき・味わうときも同様に・・・排尿するとき・排便するときも同様に・・・歩くとき、立つとき、座るとき、眠りに落ちる時、起きるとき、話すとき沈黙するとき比丘自身に完全な注意を払います

"In this way he remains focused internally on the body in & of itself, or focused externally... unsustained by anything in the world. This is how a monk remains focused on the body in & of itself.

これが比丘が体そのものに対して気づきを保つ方法です。あるいは体そのものを外部から・・・世界の何物にも執着しません。これが比丘が体そのものに対して気づきを保つ方法です。

基本的には上記がヴィパッサナー瞑想だと考えればよいでしょう。このヴィパッサナー瞑想近代指導者たちに、さまざまに解釈されています

注1 ここで、「想起」という言葉は「思い出す」という意味です。

http://surleconomiejp.blogspot.jp/2015/04/blog-post_5.html

2015-02-14

( ・3・) クラシック好きの上司ジャズを聴きたいと言いだして・続

承前

http://anond.hatelabo.jp/20150214223556

9. スティーヴ・レイシーソプラノサックス

Steve Lacy (1934-2004)

――スティーヴ・レイシー独立独歩ソプラノサックス奏者です。サックスといえばアルトテナーだった50年代からソプラノを吹いていました。

Evidence (1961) http://youtu.be/X9SBzQw2IJY?t=5m42s

( ・3・) 面白いテーマの曲だな。真面目な顔で冗談を言っているような。

――セロニアス・モンクが書いた曲です。レイシーはモンクの曲をたくさん演奏しています。一方、ハリウッドブロードウェイの曲はとりあげない。レパートリーに関しては人文系古本屋の主人みたいなところがあります

( ・3・) みすず書房とか白水社とか、そういう本ばかり並んでいるわけだ。

――白水社といえば、レイシーはサミュエルベケットと面識があって、ベケットテクストに基づいた作品も発表しています

( ・3・) 「真夜中だ。雨が窓に打ちつけている」

――「真夜中ではなかった。雨は降っていなかった」――と、ベケットごっこはともかく、演奏どうでしょう

( ・3・) まっすぐな音だな。あまりヴィブラートをかけない。アタックの瞬間から音程の中心を目指している。必ずしも正確な音程というわけではないけれど。ソロのとり方としては、テーマとの関連性を保って、構成を考えながら吹いているように聴こえる。言うべきことだけを言って余計なことはしゃべらない。

――そういう点では、プレイヤー資質としてはマイルス・デイヴィスに近いのかもしれません。マイルスとも少しだけ共演したことがあるのですが、もし正式バンドに加わっていたら歴史が変わったかも。 [6]

Reincarnation of a Lovebird (1987) http://youtu.be/FbaKNB4cIlc

――こちらは後年の録音。ギル・エヴァンスという編曲仕事で有名な人がエレピを弾いています。この人も指だけ達者に動くのとは対極にいるタイプで、柔らかい音色中和されていますが、ずいぶん込み入った和声です。

( ・3・) そこらじゅうで半音がぶつかってるな。

――でも美しい。

10. ビル・エヴァンスピアノ

Bill Evans (1929-80)

――昔、レコードを扱う仕事をしていたので確信をもって言えるのですが、日本いちばん人気のあるジャズミュージシャンビル・エヴァンスです。マイルス・デイヴィスよりもリスナー裾野は広いかもしれません。

( ・3・) 俺でも『ワルツフォー・デビー』を持ってるくらいだからな。でもどうして「とりあえずエヴァンスを聴け」みたいな風潮になってるんだ?

――まず、彼がピアニストだということ。もしベース奏者だったらここまでの人気は得られません。それからロマン派印象派に慣れた耳で聴いても違和感がないこと。ジャズに関心がなくてもエヴァンス聴く、というケースは大いにありうるでしょう。最後に、みもふたもない言い方ですが、彼が白人で、細身で、眼鏡をかけていたこと。

( ・3・) 知的で繊細に見えるのな。

――知的で繊細なジャンキーでした。もっとも、最後の要素はなかったことにされがちなのですが……。

( ・3・) ダウナーな面も併せもった音楽だと。

――はいエヴァンスチェット・ベイカーに深く共感してしまう人は、モルヒネ代用として聴いているのではないかと思います。「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」という有名な曲をとりあげたいのですが、エヴァンスの前に、まず歌の入ったものからフランク・シナトラヴァージョンです。

My Funny Valentine (Sinatra, 1953) http://youtu.be/z9lXbgD01e4

( ・3・) 金の力に満ちた声だな。His voice is full of money.

――マフィアを怒らせるようなことを言わないでください。折り目の正しい編曲で、ポップスとしては非の打ちどころがありません。ボブ・ディラン新譜シナトラカヴァー集らしいのですが、ディラン子供のころにラジオで流れていたのはこういう音楽です。当時のアメリカ人にとっては、ほとんど無意識に刷り込まれた声と言っていいでしょう。

My Funny Valentine (Baker, 1954) http://youtu.be/jvXywhJpOKs

( ・3・) 出た、いけすかないイケメン

――チェット・ベイカー。午前三時の音楽です。もう夜が明けることはないんじゃないかという気がしてくる。どんな曲か覚えたところで、エヴァンスを聴いてみましょう。

My Funny Valentine (Evans and Hall, 1962) http://youtu.be/ReOms_FY7EU

( ・3・) 速い。

――速い。そしてちょっと信じられないクオリティ演奏です。ジャズはいつでも誰でもこれくらいできて当然かというと、そんなことはないので安心してください

( ・3・) 別に心配はしていないが。やっぱり即興なのか?

――別のテイクではちがうことをしているので、ほとんど即興だと思います。決まっているのはコード進行だけ。

( ・3・) コード構成音をぱらぱら弾いてもこうはならんわな。自分の頭の中にあるモチーフを発展させるのと、相手の音を聴いて反応するのと――そういう意味ではチェスに似ている。

――この演奏は一対一ですからね。集中力は同じくらい必要かもしれません。しかも持ち時間ゼロという。互いに相手の出方を読んでいるうちに一種テレパシーが起こって、3分50秒あたりにはふたりの脳がつながっているような瞬間があります

( ・3・) このギターを弾いてるのは?

――ああ、忘れていました。ジム・ホール。偉大なギタリストです。悪魔に魂を売って人並み外れた演奏技術を手に入れるというブルース伝説がありますが、ジム・ホール場合は魂ではなく頭髪を犠牲しました。

( ・3・) また好き勝手な話をつくって……。

――いえ、本人がそう語っています。ジミー・ジューフリーバンドいたころ、どう演奏すればいいのか悩んで髪が薄くなったと。 [7] でも、髪なんていくらでもくれてやればいいんですよ。肉体は滅びます芸術永遠です。

( ・3・) ジミー・ジューフリーって、あのドラムのいない現代音楽みたいなジャズをやってた人か。そりゃ大変だったろうな。

おいとま

持参したCDを一通りかけて、そろそろ日が傾いてきた。彼はライナーノーツをめくりながら「はーん」「ふーん」などとつぶやいていたが、夕食の邪魔にならないうちにおいとましたほうがよさそうだ。

「もう帰るのか?」

はい。きょうはもうおしまいです」

「そうか。わざわざ悪かったな。よし、ちーちゃんお客様にご挨拶だ」

彼はそう言って猫を抱き上げたが、ちーちゃんは腕をまっすぐにつっぱって、できるだけ彼から離れたがっているようだった。

「きょう持ってきてくれたCDは、うちに置いていっていいからな」

「置いていっていい?」

だってほら、いちど聴いただけじゃよく分からんだろ。そのかわりと言ってはなんだが、シュニトケ弦楽四重奏曲集を貸してやろう。何番が優れていると思うか感想を聞かせてくれ」

それから

まだCDは返ってこない。「返してほしけりゃ取りに来い」と彼は笑うが、その目はハシビロコウのように鋭い。ただ来いというだけではなくて、また別のCDを持って来させる魂胆なのだわたしはどうすればいいのだろう? ただひとつの慰めは、彼の娘さん――父親との血のつながりが疑われるかわいらしさの娘さん――の耳に、エリック・ドルフィーオーネット・コールマンが届いているかもしれないということだ。サックスを始めた彼女の頭にたくさんのはてなが浮かばんことを。

Further listening

http://www.nicovideo.jp/mylist/34787975

[1] http://www.redbullmusicacademy.com/lectures/steve-reich-the-music-maker?template=RBMA_Lecture%2Ftranscript

[2] http://www.nytimes.com/2009/10/18/books/excerpt-thelonious-monk.html

[3] http://nprmusic.tumblr.com/post/80268731045/

[4] Frederick J. Spencer. Jazz and Death: Medical Profiles of Jazz Greats. University Press of Mississippi, 2002. p. 36. "A diet of honey is not recommended for anyone, and especially not for a diabetic, or prediabetic, patient."

[5] http://www.furious.com/perfect/ericdolphy2.html "'Eric Dolphy died from an overdose of honey,' arranger/band leader Gil Evans believed. 'Everybody thinks that he died from an overdose of dope but he was on a health kick. He got instant diabetes. He didn't know he had it.'"

[6] http://www.pointofdeparture.org/archives/PoD-17/PoD17WhatsNew.html

[7] http://downbeat.com/default.asp?sect=stories&subsect=story_detail&sid=1111

2015-02-13

マイナー名曲集・洋楽・UK90s中心

メモ代わり。カラオケにも入ってねーわ
David Devant And His Spirit Wife『This Is For Real』(http://www.youtube.com/watch?v=QdRBoQ6wWJw
My Life StoryKing Of Kissingdom』(http://www.youtube.com/watch?v=71j9CaAk3Ks
geneva『no one speaks』( http://www.youtube.com/watch?v=8c0WyrD9nUI
Rialto 『 Monday Morning 5.19 』(http://www.youtube.com/watch?v=9eyN2I-TlyA
Out Of My Hair『 Mr. Jones』(http://www.youtube.com/watch?v=Bel0yCjYElE)
Grandaddy『A.M.180』(http://www.youtube.com/watch?v=ptPXxAds1Jc)
しょぼたま 『BWV1065 (4台のチェンバロのための協奏曲イ短調)』(http://www.youtube.com/watch?v=-6y9HmrRKv4
klaus nomi『after the fall』(http://www.youtube.com/watch?v=sTLzQP9J-n8
Sparks『Never Turn Your Back On Mother Earth』(http://www.youtube.com/watch?v=6Y4W9yVA00c
DevoBeautiful World』( http://www.youtube.com/watch?v=56u6g0POvo0
S*M*A*S*H 『(I want to)kill somebody』(http://www.youtube.com/watch?v=cIshse2x6Cc)
PlasticsTop Secret Man』(http://www.youtube.com/watch?v=Gi5un_z6A9M)
The New Bloods『Doubles』(http://www.youtube.com/watch?v=hQIkQlHk8b8
DNA『Not moving』(http://www.youtube.com/watch?v=zMSxsRBqsL8)
有頂天『君はGANなのだ』(http://www.youtube.com/watch?v=h_cbE6oc6Ys
Gene『Haunted By You』( http://www.youtube.com/watch?v=FZnGKlx4UZU
Menswear『Daydreamer』(http://www.youtube.com/watch?v=tmBoEUG4-aM
一部普通にメジャーです

2015-01-14

http://anond.hatelabo.jp/20150114200543

”親には受け入れ難い事実だろうな”

って言いたかったんじゃないの

英語で言うと

The fact will be unacceptable for his mother.

”親としては受け入れ難い事実なんだろう”

だと

The fact seems to be unacceptable for his mother.

っぽいね

回教徒の救われない話、もしくは、私はシャルリーではない。

日本宗教に寛容な国であるので、境界線あやふやで、曖昧だったりする。

例えば、イスラム教徒のことをムスリム(Muslim)と呼ぶということは知っていても、

その認識は、回教徒と呼んでいた頃から変わっていなかったりすることが多い。

襲撃を受けたフランス新聞が、ムハンマド(Muhammad)を風刺画に書くことの何が問題か、

できるだけ、テロとは距離をおいた形で、少し話してみたい。

日本における仏教は、たいてい浄土信仰

イスラームの話をする前に、我が身を振り返ってその曖昧ぶりを思い返してもらいたい。

まあ、宗教テクニカルな話をすると、はてな村ギーク達は「あとで読む」を付けるだろうからちょっと例えてみよう。

まず、仏教には「世界はこういうものだ」という物理層がある。輪廻だとか解脱だとかだ。

コレに対するアプローチが、宗派だとか教えだとかになる。

モノリシックカーネルマイクロカーネルも、OS設計思想も、

結局のところ、ノイマンアーキテクチャを基にした世界観の上に構築されているわけだ。

宗教とは、目の前に存在する「現実」をリバースエンジニアリングしている。

その構造分析の結果、あるモデルにピッタリハマれば「悟った」と言われる。

般若心経は、Z80手書きニーモニック表と同様だと思えば、親しみも湧くだろうか。

イスラム教徒その様々な形

さて、「現実世界」は中々簡単にディスアセンブル出来ないので、

できればインテルから直接、回路図なんかの技術資料をもらうみたいに、

現実世界」を作り上げたり、その内部構成を知ってる相手に教えを請いたい。

その教えを請うことに成功したのが、預言者であるムハンマドだ。

大天使ジブリール出会いアッラーフの啓示を受けたとされている。

電気屋で悩んでたら嶋正利さんにCPU論理設計について教えてもらえた、みたいなものだ。

まあこのへんでやめとくが、この教えてもらった世界の仕組みを書き留めたものが、クルアーンコーラン)だ。

その後、シーア派スンナ派とに大きく分離した。

血なまぐさい話になるのでさらっと流すが、まあ日本でも大覚寺統持明院統とが大揉めに揉めて南北朝同時成立したりしてたわけだ。

さて、「現実世界」を理解しハックしたのがムハンマドってことは、クルアーンに従って生活するのが良いわけだ。

まり本質的宗教は「現実世界への関わり方」を示していることになる。

(残念ながら注釈しか読んだことがなく、その美しいアラビア語による原典に触れたことはないが)

世界への関わり方は、時として人によって酷く違った解釈をされることがある。

「セブン」を観て、キリストDisる行為

デヴィット・フィンチャー「セブン」という映画を観たことがあるだろうか?

キリスト教七つの大罪モチーフにした連続猟奇殺人事件と、それを追う刑事達の物語だ。

フィクションでは分が悪いと思うのであれば、エド・ゲインを思い出しても良い。

母親狂信的なキリスト教信者であり、女性悪魔だと教わって育ったと言う。

彼らは、その教えを忠実に守り、どちらかと言えば善意からその行為を行っている。

こうした連続殺人を観て、キリスト教信者をなじったり、キリストを風刺するのは、あまり面白いとは言えない。

彼らは、キリスト教信者ではあったかもしれないが、本来の教えとは異なる解釈をした、単なる犯罪者からだ。

とは言え、風刺そのもの攻撃対象になるべきではない

まあ、現代でもキリスト系のパロディー映画には苛烈抗議文が届いたりするようだが、

過去キリスト教会に対する風刺や批判は、即刻刑罰対象になっていた時代が確かにあった。

聖☆おにいさん」を書いたら暗殺され、それを民衆が支持する時代だ。

これは信教の自由と、表現の自由の、長い戦いの歴史がもたらした冷戦構造でもある。

表現者は、今回のフランス新聞社への襲撃は、反対の異を唱えるだろう。

これは風刺そのもの擁護することとは異なるのだ。

端的に言えば「オマエの意見には反対だが、それを主張する権利は命がけで守る」だ。

そして救われない話

疎い人ほど、「ムスリムはそういう過激な宗教の人なんでしょ」という理解をする。

また、「その風刺はいかがなものか」と「表現の自由を守る」が、矛盾なく同時に主張できると判らない人も居る。

そうすると、「表現の自由尊重しない宗教が、テロに走った」と捉えられてしまう。

表現の自由を守るためには、テロに屈せず、また風刺画を描く」のが正しいと思われてしまう。

人は理屈ではなく感情で行動するので、こうした時に、出来る事はほとんど無い。

淡々と、「その風刺は侮辱なので訴えます」とフランス法律範囲内で行動するしかないのだろう。

ブリジット・バルドーは、何度もそうやって訴えられ、フランス司法はキチンと刑罰を下している。

(またフランスユダヤ人に対する人種的差別には敏感で、割とちょくちょく出版社罰金刑を出している)

キャッチフレーズを唱える前に、考えてほしいこと

日本人日本馬鹿にした出版社を襲撃する事件があれば、その日本人非難し、襲撃された出版社側に立つだろう。

その後、日本馬鹿にした出版社表現の自由を守りつつ、淡々法律に則って侮辱されたとして訴えるしかない。

今回、欧州の各種ムスリム団体テロ行為非難している事は、忘れてはいけないと思う。

Je suis Charlie(私はシャルリー)とつぶやく前に、Je suis Ahmed(私はアフメド)として呟いたムスリム言葉も聞いて欲しい。

I am not Charlie, I am Ahmed the dead cop. Charlie ridiculed my faith and culture and I died defending his right to do so.

(私はシャルリーではない。私は死んだ警官のアフメドだ。シャルリーが私の信仰文化嘲笑し、私はそれを守るために死んだ)

2015-01-10

イスラムパリ銃乱射】"Je suis charlie”を掲げることは卑怯行為

 ※追記:文中で人間違いを行うという致命的なミスを行ってしまいました。James Faronという方に触れていますが、正しくはFrantz Fanonです。当該箇所でも追記しております。混乱を招いたことをお詫び申し上げます。なお、お恥ずかしいことにJames Faronという名前も、正しくはJames Fearonです。彼もまた有名な政治学者です。

 ※追記2:最後に若干加筆しました。

 ※追記3:最後にほんの少しだけ加筆。本件で真に掲げるべき標語について。

 ※追記4:ブコメに対する返信をトラバに追加。及びブコメで指摘された誤訳について修正

 ※追記5:反応が非常に多いのですが、私の意図していることがあまり伝わっていないようなので、別エントリで行ったブコメへの返信の一部を載せます。また、追記3における本文での誤字も修正しました。ご指摘ありがとうございます

 フランスではJe suis charlie、和訳すると『私たちはシャルリー(・エブド)だ(追記4:私はシャルリー(・エブド)だ、が正しい訳です。Jeは一人称単数です。失礼いたしました。)』というスローガンが、あの凄惨テロ事件以来掲げられている。

 言うまでもなく、表現の自由を守るための決意を示すものであるが、果たしてこのスローガンは本当に正しいものなのだろうか。この増田では、出版社及びフランスにおけるイスラム教徒事情を軽く見た後、このスローガン妥当性を考えていきたい。

 今回の事件舞台となったCharlie Hebdo(以下シャルリー)は、あらゆる権威に対して痛烈な風刺を行ってきた新聞社であるキリスト教はもちろん、政治家政府もその風刺の対象であり、語弊を恐れずに言えば無政府主義・反権威主義をラディカルに突き詰めた、非常に極端な新聞社である。そもそもの母体はhara-kiriと呼ばれる名前がまたアレな新聞だったが、当時の大統領であるド・ゴールを風刺して、最終的には取り潰されたくらいには、徹底的なスタンスを貫いてきた人々である(ちなみに、どうでもいい情報だが今の名前スヌーピーチャーリーから来ている)。

 次に、フランスにおけるイスラム教徒である

 ヨーロッパはそもそもイスラム教徒が多い。理由は実に簡単で、第二次大戦後の経済復興のために、大量の単純労働者を必要とした際に、イスラーム移民が多く渡ってきたからだ。フランスのお隣のドイツトルコから移民を受け入れ、フランスはかつての植民地であったアルジェリアを中心に移民を受け入れた。実はこの段階ですでに現代におけるイスラム移民問題の種は芽吹いていた。

 まず、ドイツ純粋経済復興のためにトルコ移民を受け入れていた。このことはトルコ政府との間で結ばれた雇用双務協定や、Gastarbeiter――和訳すればゲスト労働者――という単語にも表れている。結果的にはトルコ移民は切り捨てることはできなかったが、少なくともドイツ政府トルコ移民に関して割り切って考えていた。選挙権付与といった定住化につながる政策に関して恐ろしく消極的だったし、本国へ返そうという意思は逆にかなり強かった。逆に移民側も最初から自分たちは望まれていないということも分かっていた。もちろん、だからこそのデモ権利要求する運動などは起こったが、他方で移民の中でも自主的な集まりを作ったり、1970年代には支援団体も作られたし、トルコ本国トルコ移民への支援を後に行うようになった。また、コール政権以降、政府重要問題として認知するようになった。今でも衝突は絶えないが、フランスのように致命的な暴動は起きていない(今後起きることは否定できないが)。

 一方のフランス移民政策は、経済復興だけではなく、植民地政策遺産という側面も有していた。イギリスの脱植民地政策及び戦後移民政策比較すれば分かるが、お世辞にもフランスはよくやれたとは言えない。フランスは住居の確保を行う、あるいはフランス国民と同化させるための種々の政策などを見ると、一応の脱植民地政策/移民を受け入れようとしていた、というように見えるが、他方で石油危機時には移民を切り捨てようとしたり、またフランス国民との同化を謳っていながら実際には移民は疎外化(James Faronによる論考はこうした矛盾を見事に描き切っていると考える※追記:James Faronではなく、Frantz Fanonです。大変申し訳ございません)されたりと、実体を見ればどうにも政策の焦点がぼやけていた。そもそものアルジェリア戦争を始めとした、ド・ゴール政権による一連の植民地関連政策を見ればその曖昧さはより分かるところである

 そうしたフランス社会において、移民は、はっきり言ってアイデンティティに関して隣国ドイツトルコ移民以上に大きな問題を有している。フランス移民の大多数は底辺層であり、底辺層は大体移民である。そして移民ほとんどはイスラム教から来た人々であり、既に二世三世になっている。フランス社会ではフランス人に同化させられるのに実際には同化されていないどころか異質な存在として見られるし、アルジェリアといった自らのルーツであるはずの国は、二世三世にとってはあまりにも遠すぎる社会である。自らの居場所を見つけられない彼らが何にすがるかと言えば、それはもう彼らの宗教であるところのイスラム教しかない。そこにしか自らの居場所を見いだせないのである

 そんな中で自らの居場所であるイスラム教バカにするような、それもヘイトスピーチ同然な言論を行うことが、どれほど彼・彼女たちにとっては辛いことか。確かに、シャルリーはイスラム教徒ではなく、イスラム教を風刺した。しかしながら、実体的には、ユダヤ教ユダヤ教ユダヤ人はほぼ同一)を揶揄する、いや、ヘイトスピーチを行ってるも同然なのだイスラム教を風刺しているが、実際にはフランス社会底辺層に多くいる、自らのアイデンティティイスラム教しか確立できない移民を、憎悪をもってペン攻撃したにも等しいのである

 私は今回のテロは決して許されない行為であると考える。だが、だからといって、言論の自由を守ろう、という意味を下敷きにおいて「私たちはシャルリーである」と言うのはおかしいのではないか。

 「テロ行為の是非」と「シャルリーによる風刺の是非」は全くの別物である。繰り返しになるが、テロは決して許してはならないが、同時に、特にヨーロッパにおいて、シャルリーのようなヘイトスピーチも決して許してはならない。

 "Je suis charlie"は言論の自由をabuseする卑怯標語である

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 ※追記2

 多くの反響を受けて驚いてる。なので、次のことを言うと多くの批判を浴びるだろうが、あえて言おう。

 はっきり言って、今回の標語は、黒人に対してレイシストスピーチを行ったKKKテロを受けたとき私たちKKKだ、ユダヤ人に対してレイシストスピーチを行ったネオナチ団体テロを受けたとき私たちネオナチだ、そして、これも極端な話、在日に対してヘイトスピーチを繰り返し行ってる在特会テロを受けたときに、私たち在特会だ、と言ってるも同然な話なのだ

 表現の自由を守るための標語として、特にヨーロッパにおいて、これ以上ふさわしくないものはない。

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 ※追記3

 https://twitter.com/aboujahjah/status/553169081424420864

I am not Charlie, I am Ahmed the dead cop. Charlie ridiculed my faith and culture and I died defending his right to do so. #JesuisAhmed

 直訳すると、

 「私はシャルリーではない、私は死んだ警察官であるAhmedだ。シャルリーは私の侵攻(※追記5:侵攻ではなく信仰です。失礼いたしました)と文化嘲笑し、そして私(Ahmed)は彼のそれ(風刺)を行う権利を守るために死んだのだ。#JesuisAhmed」

 これこそが表現の自由を守るために真に必要標語である。一体全体どこの世界表現の自由を守るという名目私たちKKKであるネオナチである在特会である、なんてことを言う人々がいるというのか。Je suis charlieはまさにそれを行ってしまった、最悪な標語でる。ヘイトスピーチを行う自由も、それもヨーロッパにおいて、表現の自由の一環として組み込んでしまっているのだ。卑劣意外の何物でもない。

 ヘイトスピーチを行うという表現の自由ですら守ろうとし、そして死んだ人物(ここではAhmedという警察官)こそが、真に表現の自由を守るために働いた存在なのだ

 何度も言うが、私は今回のテロは一切是認できない。暴力によって物事を解決しようとする蛮行以外の何物でもないと考えてる。だが、だからといってシャルリーによるヘイトスピーチが免責されるわけでもない。そうしたヘイトスピーチを続けてきた団体名称を冠して、表現の自由を守るということは、既に述べたように、表現の自由のabuseである表現の自由を守るためにたたかった人物こそが、真に標語において活用されるべき存在なのだ

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 ※追記4

 文字数オーバーしたのでトラバ参照

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 ※追記5

 トラバで行っているブコメへの返信の一部をこちらにも載せます

  id:cider_kondo 欧州極右の主張は「イスラムは非寛容で政教分離を認めない。西欧価値の根源たる自由と寛容とは相容れぬ」ぐらい。セキュリティホールの一種で、イスラム側が世俗主義を導入しないと論理的解決はほぼ不可能。難しい

 ブコメ字数制限があるため分かりかねるところがあるのですが、それはつまり欧州極右の主張にも表れているように、イスラムに対して持っている問題意識はこれこれが最大にして唯一のものだが、これがセキュリティホールとなってしまっている。イスラム側がそうした問題点を解決しないと先には進めない」ということですか。つまりイスラムの人々が社会的に疎外されてる云々というところに対する反応だということですね。しかしながら、日本における在日問題も見れば分かるように、二世三世ほとんどその国の人間文化的には同質です。そうした人間であっても、社会的に疎外されて、結局イスラム教しかアイデンティティを見いだせなくなり、そしてイスラム教私たちという図式になってしまうのです。イスラム教否定されると、イスラム教しかすがるところがない人々にとっては、自身否定されたも同然になります

  id:type-100 いや、正義の有無に関わらず与えられるところに、自由とか権利価値はある。これが表現の自由に対する毀損と感じるのであれば、それはあなた表現の自由よりも他の権利価値観を優先しているだけの話だ。

 与えられる、というか、侵害されないものとして、生まれつき保障されているというところに自由とか権利価値があることは事実ですが、それを濫用することまでは種々の権利自由は想定していないと考えています。つまり他者権利、即ち平穏無事に他者から毀損されることがないという権利を踏みにじってまで権利の濫用(ここではヘイトスピーチ)を行うことまでは許容されていないということは歴史証明していることだと思います。なお、これは決して批判を行うことを否定している訳ではないことを付記しておきます

  id:Mochimasa 『「テロ行為の是非」と「シャルリーによる風刺の是非」は全くの別物である』 それなら"Je suis charlie”は前者の文脈テロ被害者として掲げられているのだから後者文脈でこれを批判するのはフェアではないのでは

 それならいいのですが、表現の自由の一環としても利用されている、つまり後者文脈でも利用されているのが問題なのです。つまり、その二つは別物なのに、スローガンにおいては前者の中に後者視点も入れてしまっているのです。

  id:hate_flag 苦しい生活を送っている移民宗教依存しているのでその宗教批判したらテロられた、というだけのハナシじゃん。悪いのはテロであって宗教批判ではないよね。

 はい、完全にテロは悪い行為です。ですが、本件でJe suis charlieと掲げることはおかしな話なんです、というのが私の意図です。テロられたというだけの話ではありません。

 id:sardine11あなたの言うことには何ひとつ賛成できないが、それを言う権利は死んでも守る」ことが言論の自由意味であり近代社会の前提であるはず。たとえシャルリに嫌悪感を抱いても反テロ運動まで批判するのはどうなの?

 反テロ運動非難しているのではありません。反テロ運動の一環としての表現の自由の中にヘイトスピーチを行ってきた団体名が入っていることを問題視しているのです。

 id:enemyoffreedom アレをヘイトスピーチとしてしまったらもう宗教の風刺・批判はできないような。不快で低質な表現こそを守れ、というのが表現の自由かな

 宗教の風刺批判ではなく、その背後にいる、その宗教を唯一無二のアイデンティティとせざるを得ない、社会的に疎外された移民の人々に対するヘイトスピーチになっているということを増田では書きました。後者に関しては同意しますが、表現の自由差別的攻撃的・他者を毀損するまでの表現を認めていません。

 id:shakespeareneverdidthis 例え在特会みたいな下衆であっても、報復として殺害されることがあってはならない。

 それは全くもってその通りなのですが、表現の自由を守るという文脈下地にあるスローガンに私は在特会である、というものを使うのはおかしいのではないのかという話です。

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 ※こっそり追記6(2015年1月12日0:10

 もう読んでいる人がいるかどうかわからないですが、帰宅してさらに増えていたブコメや種々の反応を読んで、色々と思うところがあったので、もう返信はいしません。本当は標語の下敷きとなったwe are all khaled saidも含めた補足記事を書こうと思っていましたが、こちらも止めました。

 私自身の力不足を痛感しましたが、それ以上に、皆様の貴重な時間を浪費させてしまったことを本当に申し訳なく思います。ここで深くお詫び申し上げます

2014-09-29

普通ホテルと何千円・何万円か出せば泊まれグレードアップホテルという旅行会社プラン普通ホテルに失礼では?

ランクをどこが付けてるのか、クチコミで最高・最低のホテルだと評されてるのか、気にはならないけど

安いホテルプランに合わせて高いホテルプランも用意するのって実際どうなんだろう。

安いホテルと言われるホテル旅館に対して不親切な説明じゃないか。

別に激安プランではないのである

高いホテルは、朝はビュッフェで夜はコース料理とか懐石だろうし、泊まる部屋からは抜群の夜景とかサービスが充実して、

更に露天風呂とか部屋ごとに温泉が付いてるとかオプションがあるからなのだろうけど、

それはそれとして、同様のオプションが付いている(であろう)安いホテル、格落ちホテルっていうのは何が駄目なんだろうとふと思った。

料理にはさして違いがないように感じるのが理由の一つだ。

例えば、朝のビュッフェ。今ではどこのホテル旅館でも当り前のようにこれがある。

料理だけで言えば、そのホテル旅館の、当館自慢の腕によりを掛けた品々という風な添え書きなんかもあって、それって

格上ホテルって言われてる所でも同じく使われてる。

HISとか阪急とかのチラシやパンフレットを見たら料理特別差異があるように見受けられない。

せいぜい松坂牛使ってます伊勢海老使用してます程度の差だけだ。

サービスの差?

サービス特別格落ちホテルが劣るとは言い難い。

その人、個人差で判断するものだし、旅行会社的に言えば、当社選りすぐりのホテルソムリエないしプロの眼で見て参りました、という塩梅なのが多少違和感を覚える。

充実したサービスなんて、はっきり言ってどこも同じだ。

ルーサービスをしてないホテルなんて聞いたことないし、おしぼりお茶、朝刊夕刊のサービスがない旅館も中々ない(個人旅館はその限りじゃないが)。

せっかく旅行会社プランとして組み込んで貰えたから、より力を入れて独自サービスを行うホテル旅館も珍しくないというのに、どこか旅行会社には驕りのようなものを感じて止まない。

タイトルで「グレードアップホテル」としたが、「グレードアップホテル」のメリットはただ、高いホテルに泊まれるという、いわばスターバックスコーヒーを飲んでステータスを得る。

ただそれだけの利点しかないように思う。

問題は、旅行会社が充実したサービスの中に普通ホテルでは味わえない、グレードアップホテルからこそ味わえるサービスについて高級志向しか記載されていない所にあるだろう。

極上のサービスでもエステサロン無料提供がある、これならグレードアップ意味というか元が取れるオプションと言えそうだが、普通追加料金が掛かるのが現実である

要は、グレードアップなんて言うけど、実際の所高いホテルに泊まるというステータスを得る事以外、大して普通ホテルと差がないわけだ。

それなのに何故かグレードアップ、グレードダウンという取り決めみたいなもの旅行会社ツアープランには存在する。

これが意味不明で、かつ普通ホテルに失礼に当たらないか?と思う訳である

2014-08-18

モンスターカスタマー予備軍

http://b.hatena.ne.jp/entry/uiuret.hatenablog.com/entry/2014/08/18/012719

こいつらうぜーわ

名前ミスでの再発行で金がかかるのなんてどこでも一緒だわ。

さんざん確認させられるだろ。

システムとして発行期限があって、航空会社に登録しなきゃいけないんだから

その時点から旅行会社としちゃどうしようもないだろ。

HISだけの話じゃないわ。アホか。


それに文句言うなら、手取り足取りやってくれる旅行代理店に行って

パスポート渡して全部登録してもらうようにすりゃいいだろ。

ってか、HISでも支店に行けばそのくらい確認してくれるだろ。



アホすぎる。ホントあほすぎる。モンスターどもはこれだから




てか、こんなバカ学生身分海外3ヶ月ただただ滞在できるとか、そりゃ世の中おかしくなるわ。

なんだそのちょう意味のない意識の高さは?アホか。

2014-05-17

吉田豪 @WORLDJAPAN さんはこの疑惑にいつ触れることができるのでしょうか?

http://anond.hatelabo.jp/20140516212139

1.ASAP

2.igonore

3.after his divorce show

知り合いだから無理ってか?

その他大勢取り巻きも知っててだんまり決め込んでるんだから糞だよな。

2014-02-20

http://anond.hatelabo.jp/20140220180940

冬のオリンピックからフィギアスケートは既に無くなっているよ

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http://en.wikipedia.org/wiki/Ottavio_Cinquanta

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オッタヴィオチンクアンタ(ローマ1938年8月15日生まれ)は、国際スケート連盟会長国際オリンピック委員会メンバーです。

彼は1996年から1994年ISU位置とIOC位置を開催しています

2000年、彼は、IOC執行委員会は、彼が2008年まで開催されているという立場メンバーに選出された。

前に、ISU会長になることに、彼はISU副社長だったショートトラックスピードスケートのための技術委員会委員長の前に。

チンクアンタ氏は、陸上競技でのアイスホッケー選手として、アイススピードスケートとして実施ミラノイタリアで育った。チンクアンタは大学に出席し、彼は経営学を中心に活躍した。 ISU議長に彼の選挙の時に、 56歳の時、彼は国際的な化学会社経営者としての立場から引退した。

チンクアンタが最初にISU議長に選出されたとき、彼は最初に、ABCスポーツとの重要テレビ契約を含むいくつかの商業契約を交渉した後、ISUのイベントで賞金を導入した人プログレッシブとした。これは、ISUがそうで、トップスケーターに大規模な出演料を提供していた承認されていない作のためテレビプロスケート競技会に参加するオリンピック適格スケートを残している可能性がアスリートを保持することができました。テレビお金もISUを含む、両方のフィギュアスケートスピードスケートの分岐で開発プログラムのさまざまなを維持することができ、例えば、フィギュアスケートISUグランプリ

しかし、彼のスピードスケート背景、チンクアンタは、特にカナダ米国では、フィギュアスケートからの批判にかなりの量の対象となっている。 2002冬季オリンピックスキャンダルフィギュアスケートの間に、彼は彼の曖昧と、彼は「図がうまくスケート知っている」しなかったことを彼の入学を批判された。 [ 1 ]スポーツについての知識の彼公言不足にもかかわらず、彼は提案した[ 2 ]主な特徴、これまで個々の裁判官競争マークしたのかを知ることから誰かを妨げる秘密であるフィギュアスケートのための新しいスコアリングシステムワシントンD.C.2003年世界フィギュアスケート選手権秘密審査実施は、彼が紹介されたときはいつでも、 [ 3 ]チンクアンタと個人的に視聴者jeeredされ、そのイベントでファンの抗議をもたらすのに十分な論議をした。 [ 4 ] [ 5 ]

彼はそのイベント開会式では、滑走のローカルスケート好きなカート·ブラウニングを防止するための専門性を呼び出した後にチンクアンタは、以前大声[ 6 ] [ 7 ]と再びで、エドモントンアルバータ州にある1996年世界フィギュアスケート選手権でファンからブーイングされていたミネアポリスミネソタ州にある1998年大会は、 [ 8 ]

チンクアンタは連続してすべてのISU選挙学会でISU議長に再選されており、それは[誰によって?]と推定され、1994年に彼の最初選挙以来、約30の技術革新は、図の投与2枝に関する国際スケート連盟に導入されていることをスケートスピードスケート

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Ottavio Cinquanta

From Wikipedia, the free encyclopedia

Jump to: navigation, search

2011 Rostelecom Cup - Ottavio Cinquanta.jpg

Ottavio Cinquanta (born 15 August 1938, in Rome), is President of the International Skating Union and a member of the International Olympic Committee.

He has held the ISU position since 1994 and the IOC position since 1996.

In 2000 he was elected member of the IOC Executive Committee, position that he has held until 2008.

Prior to becoming ISU President he was ISU Vice President and before the Chair of its Technical Committee for Short Track Speed Skating.

Cinquanta grew up in Milan, Italy, where he practiced as an ice hockey player, in athletics and as an ice speed skater. Cinquanta attended university and he was mainly active in business administration. At the time of his election to the ISU Presidency, at the age of 56, he retired from his position as a manager of an international chemical company.

When Cinquanta was first elected to the ISU Presidency, he was initially regarded as a progressive who introduced prize money at ISU Events after negotiating several commercial contracts, including an important television contract with ABC Sports. This allowed the ISU to retain athletes who might have otherwise left Olympic-eligible skating to participate in unsanctioned made-for-television professional skating competitions, which were then offering large appearance fees to top skaters. The television money also allowed the ISU to sustain a variety of development programs in both Figure Skating and Speed Skating branches, including, for example, the ISU Grand Prix of Figure Skating.

However, because of his speed skating background, Cinquanta has been the subject of a considerable amount of criticism from the figure skating community, particularly in Canada and the United States. During the 2002 Olympic Winter Games figure skating scandal, he was criticized for his evasiveness and his admission that he didn't "know figure skating so well".[1] In spite of his professed lack of knowledge about the sport, he proposed a new scoring system for figure skating[2] whose major feature is secrecy which would prevent anyone from ever knowing how an individual judge had marked the competition. The implementation of secret judging at the 2003 World Figure Skating Championships in Washington, D.C., was controversial enough to result in a fan protest at that event,[3] with Cinquanta personally being jeered by the audience whenever he was introduced.[4][5]

Cinquanta had previously been loudly booed by fans at the 1996 World Figure Skating Championships in Edmonton, Alberta, after he invoked a technicality to prevent local skating favorite Kurt Browning from skating in the opening ceremony of that event[6][7] and again at the 1998 Championships in Minneapolis, Minnesota.[8]

Cinquanta has been consecutively reelected to the ISU Presidency at all the ISU elective Congresses and it is estimated[by whom?] that since his first election in 1994, approximately thirty innovations have been introduced in the International Skating Union regarding the two branches administered of Figure Skating and Speed Skating.

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2014-02-05

佐村河内守っていつから現代ベートーヴェン」になってたの?

 

いったいいつ誰が佐村河内守氏を「現代ベートーヴェン」として「世界で評価」されていると言い出したのか、Google検索でわかる範囲で調べ始めてみた。

 

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2001年9月15日

Beethoven海外初出は米TIME誌。

http://goo.gl/QZoqAq

"Mamuro Samuragouchi: Songs of Silence -- Video-game music maestro Samuragoch can't hear his own work"

His condition has brought him a certain celebrity, which he fears may detract from an honest critique of his work. He understands the inspirational appeal of the story of a digital-age Beethoven, a deaf composer who overcomes the loss of the sense most vital to his work. "I used to be able to hide it, to do my work without people noticing it," he says.

米誌が彼をベートーヴェンと並び称してるわけじゃなく、単に「『現代ベートーヴェン』みたいな話が先行したら作品の評価が歪む」と(おそらく彼自身が)語っているだけである

 

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その後の海外の記事を探ったのだが、なんと! 何も出てこない!

 

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2007年11月1日

書籍交響曲第一番』発売

http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC%E4%B8%80%E7%95%AA-%E4%BD%90%E6%9D%91%E6%B2%B3%E5%86%85-%E5%AE%88/dp/4062139359

 

Amazonレビューに「現代ベートーヴェンさながら」などの表現はあるものの、既にどこかでそう呼ばれていることや書中にそう記載されていることを示唆する表現は見あたらない。

 

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2008年1月13日

ブログ記事

http://yoshim.cocolog-nifty.com/tapio/2008/01/post_ce52.html

まさに「現代におけるベートーヴェン」の状態なのだ

「~と呼ばれる」という表現にはなっていない。

 

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2008年9月1日

韓国系化粧品会社(?)ウェブサイト

国内外に高く評価され、米TIME誌に『現代ベートーヴェン』の見出しと共に紹介される等、その存在が一躍注目を集める

http://goo.gl/HFB9HV

 

日本語で確認される最古の、「現代ベートーヴェン(と誰かが呼んでいる旨)」の記載。

引用元としているTIME記事がそんな「見出し」ではないことは前出のとおり。

 

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2008年9月

広島で開かれたG8議長サミットの記念コンサート交響曲HIROSHIMA』が初演されているが、これも海外ではまったく報じられていない。

(少なくともGoogle検索には何も引っかからない。)

 

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2008年9月15日

佐村河内守氏、広島市民賞受賞。

同日夜、NEWS23TBS)の特集で取り上げられた模様。

 

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2008年9月16日以降、NEWS23特集を受けていくつかの個人ブログで取り上げられている。

しかし、本文に「現代ベートーヴェンと呼ばれる」などの記載は皆無。

2008年12月頃につくコメントから、少しずつ「現代ベートーヴェン(と称される)」という表現が現れ始める。

 

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2012年11月7日

NHKが「作曲現場」を取材し特集番組を放映した模様。

J-CASTティーザー記事の痕跡のみ残っている。

http://snsoku.net/news/809492

耳の聞こえない作曲家佐村河内守現代ベートーベン作曲現場

現代ベートーベン」と国内外音楽家から注目されている日本人作曲家がいる。佐村河内守(さむらごうちまもる)、47歳だ。

どうやら、言い出して権威付けたのはこのNHK番組らしい。

 

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そして2014年2月5日日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG05013_V00C14A2CR0000/

佐村河内守さんは、米誌で「現代ベートーベン」と紹介されるなど、世界で評価されていた。

ああ、カンタンに騙されるクオリティペーパー…

2013-12-27

安倍首相靖国参拝朴大統領正当性を鮮明に - WSJ」を読んで

記事について

Wall Street Journalの記事を読んで(正確にはタイトルを見た瞬間から)、首をかしげた。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304299204579282771952593860.html

第1パラグラフの以下の記述で、まず理解が困難。

[26日の安倍晋三首相靖国神社参拝で、日韓関係が近い将来に改善するとの期待は消えた。靖国神社参拝は、日韓関係改善に行動を起こすのを断固として拒否してきた、韓国朴槿恵大統領姿勢を鮮明に正当化するものだ。]

安倍首相靖国参拝韓国朴大統領姿勢正当化

と言っているが、何故???いきなり論理の飛躍である

日本語記事の翻訳に問題があるのかと思い、原文を探したところ下記のようだ。

http://blogs.wsj.com/korearealtime/2013/12/26/abe-provides-a-lifeline-for-president-park/

原文を読むと、どうやら日本語訳の問題ではなく、元々論理の飛躍で始まっているようである

[Any hopes of South Korea-Japan relations improving in the foreseeable future were dashed by Japanese Prime Minister Shinzo Abe’s visit to the Yasukuni Shrine on Thursday. The visit clearly vindicates South Korean President Park Geun-hye’s refusal to take measures to improve Korea-Japan relations.]

どうでもいいですが、安倍さんはそのままAbeで、朴さんはPark表記になるんですね。

vindicateというのは私には見慣れない単語なのですが、"vindicate hoge"で"hoge正当性証明する"的な意味のようです。

故に日本語版記事の翻訳整合性取れているようです。

原文と日本語版の各パラグラフ構成も同じ様なので、著者が偏向している方なのかしら?

と疑問を持ったので、少し調べてみる。


当該記事の著者について

日本語版記事では以下のように記されております

[(筆者のカールフリートホーフ氏は、峨山政策研究院・世論調査研究センタープログラムオフィサーマンスフィールド財団米韓ネクサス研究者)]

同様に、英語版記事では、

[The author is a Program Officer in the Public Opinion Studies Center at the Asan Institute for Policy Studies and a Mansfield Foundation U.S.-Korea Nexus Scholar. Views expressed here are his own.]

失礼ながら私は聞いたことが無い団体に所属されている方のようである

Karl Friedhoff氏の名前Google検索してみると、氏のアカウントと思われるTwitterアカウントが一番上に表示される。

当該アカウントプロフィールも上記団体となっているので同氏のもので間違いないのであろう。

ちなみにプロフィールによると場所Seoulと記されている。

英語に混じってハングルTweetがTimelineに載っている。

ご尊顔を見る限りでは欧米系の方のようですが、在韓でお仕事されているようですね。


Asan Institute for Policy Studiesについて

こちらもGoogle検索してみると、

asaninst.org

ドメインがヒットします。

.orgですが、もろにハングルサイトですね。

whoisで調べてみると、

Domain Name:ASANINST.ORG

Created On:15-Jan-2008 08:35:29 UTC

Sponsoring Registrar:Megazone Corp., dba HOSTING.KR (R1832-LROR)

Registrant Name:The Asan Institute

Registrant Organization:The Asan Institute

Registrant City:Seoul

Registrant State/Province:Jongno-gu

Registrant Country:KR

Admin Name:The Asan Institute

Admin Organization:The Asan Institute

Admin City:Seoul

Admin State/Province:Jongno-gu

Admin Country:KR

ということで、韓国の団体であるようです。


私の結論

韓国韓国に都合よく(程度の差はあれど、時として日本日本に都合よく)物事を論評する傾向があると常々感じています

元のWSJ記事を見て米国韓国側に近いことを言い出したのか!?、と思いましたがどうやらそうではないと。

韓国の団体に所属する人間が、韓国目線で好き勝手に書いていますと。

かの国の平常運転ではないか


補足1

WSJ英語版記事のコメントを見ると、韓国系と思われる名称ユーザによるAnti-Japanな書き込みが見られます

また、実情を知らないと思われる一般人日本Disに加担しているようです。

逆に日本人と思われる名称ユーザ日本立場を書いていたりしますが、少数ですね。

アーリントン墓地に行くのは問題なくて、靖国神社の何が問題なのかと。

いわゆるA級戦犯とされた人々がまずいんでしょうか。

というか、そんなにコメント盛り上がってないようなので、そんなに注目されていない記事なのでしょう。


補足2

ちなみに私個人は、靖国参拝について他国から文句を言われる筋合いは無いと思っています

ですが、そう思うと共に韓国人を敵視/蔑視しているわけでもありません。

しろ、同僚として働いたことがある個々人としてはスキルフルで勤勉だったりでネガティブな印象は持っていません。

が、韓国政府やその主張を妄信している一部民衆の言動については辟易しています

はいえ、日本人だっておかしな連中は居ますからね。。。

靖国についての韓国(或いは中国)からの批判で、唯一合理的考慮したほうが良いかもしれないと思えるのはA級戦犯とされた人々の取り扱いについてだと思っています

しかA級極悪人という単純な分類でも無いですし、恣意的侵略扇動した人間を識別することが可能であるのなら靖国から分祀するのは理にかなっていると思います

私は理系人間で、歴史義務教育レベル無知な面も多々ありますが、客観的エビデンスベース合理的な批判以外は耳を傾ける必要は無いと思っています

その他は批判ですらなくて、単なる文句、言いがかりの類だと思ってます

2013-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20130826172201

原文

Mexican drug cartel activity in U.S. said to be exaggerated in widely cited federal report - The Washington Post

Mexican drug cartel activity in U.S. said to be exaggerated in widely cited federal report

When Sen. John McCain spoke during an Armed Services Committee hearing last year on security issues in the Western Hemisphere, he relayed a stark warning about the spread of Mexican drug cartels in the United States.

“The cartels,” the Arizona Republican said, “now maintain a presence in over 1,000 cities.”

McCain based his remarks on a report by a now-defunct division of the Justice Department, the National Drug Intelligence Center (NDIC), which had concluded in 2011 that Mexican criminal organizations, including seven major drug cartels, were operating in more than 1,000 U.S. cities.



Google

米国でのメキシコ麻薬カルテルの活動は広く引用連邦レポートに誇張していると言わ

とき上院議員 ジョン·マケインは、西半球のセキュリティ問題に昨年聴力軍事委員会の間に話し、彼は米国ではメキシコ麻薬カルテルの普及に関する厳しい警告を中継。

"カルテルは、"アリゾナ州共和党は "今1,000以上の都市でのプレゼンスを維持する"と述べた。

マケイン司法省の今はなき分割による報告書に彼の発言をもとに国立医薬品インテリジェンスセンター(NDIC)、七大麻カルテルを含むメキシコ犯罪組織は、1,000以上の米国で動作したことを2011年に締結していた都市



Bing

米国メキシコ麻薬カルテルの活動は広く引用される中央政府レポートは誇張と言われて

ジョンマケイン上院議員話したとき軍事委員会セキュリティ上の問題、西半球で昨年のヒアリングの間に、彼はアメリカ合衆国メキシコ麻薬カルテルの普及に関する厳しい警告を中継しました。

カルテルアリゾナ州共和党は、今「維持する」1000 都市でのプレゼンス

マケイン基づいて、司法省を含む 7 つの主要な麻薬カルテルメキシコ犯罪組織以上 1,000 のアメリカ都市で運営していた 2011 年に締結した国立薬物インテリジェンス センター (NDIC)の今は亡き部門報告に関する発言。



Excite

広く引用された連邦報告書の中で誇張されると言われていた米国メキシコ麻薬カルテル活動

ジョン・マケイン上院議員が昨年、西半球でセキュリティ問題について軍事委員会ヒアリング中に話した時、彼はアメリカメキシコ麻薬カルテルの普及に関する硬直した警告を中継しました。

カルテル」とアリゾナ共和党員は言いました。「今、1,000以上の都市存在を維持してください」

マケインの彼の発言は7つの主な麻薬カルテルを含むメキシコ犯罪組織が1,000を超える米国都市で作動していると2011年に結論を下した司法省(全国ドラッグ知能センター(NDIC))の今消滅した部門による報告書に基づきました。



精度はExciteがいちばんじゃないかな。

ただ、翻訳精度以外の技術的な面でExciteは劣っている(当たり前だが)。

2013-05-17

朝日新聞の「米政府報道は何をしたのか

タイトルの答えを端的に書けば,次のとおりである

朝日新聞は,米政府に出した予定質問に対する予定回答を報道した。

あるいは「実際に質問・回答がある前に」と付け加えても良いかもしれない。

「米政府言語道断侮辱的」 橋下氏発言を厳しく非難」( http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY201305160295.html

「橋下氏発言を非難する米政府当局者のコメント(全文)」( http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY201305160461.html

 

世間では,上の朝日報道はJen Psaki氏の発言を報じたものであるかのようにする者があるが,事実誤認である

Jen Psaki氏が朝日記事に近い発言をしたのは次の記事である

「Daily Press Briefing Washington, DC May 16, 2013」( http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2013/05/209511.htm

もっとも,朝日新聞はこれを報道したものではあり得ない。なぜなら,「全文」とPsaki氏の実際の発言を比較するまでもなく,上記Briefingが行われたのは米国東部時間夏時間2013年5月16日午後1時45分つまり日本時間2013年05月17日午前2時45分であるのに対し,朝日新聞の記事は日本時間2013年5月17日午前0時2分に配信されており,つまり朝日の記事の方がPsaki氏の発言よりも早かったかである

 

さて,朝日の記事とPsaki氏の発言は非常によく「似ている」。

朝日新聞の「コメント全文」)

Mayor Hashimoto’s comment is outrageous and offensive. As the United States has stated previously, what happened in that era to those women, who were trafficked for sexual purposes, is deplorable and clearly grave human right violations of enormous proportions. We understand that mayor Hashimoto is planning to travel to the United States, but in the light of these statements, we are not sure that anyone will want to meet with him.

(Psaki氏の発言該当部分)

QUESTION: Hi, my name is Takashi from Japanese newspaper Asahi. Osaka City Mayor Hashimoto recently made a comment on the so-called “comfort women” issue, arguing that even though it is unacceptable from the moral perspective value, but the comfort women were necessary during the war period. And he also argued that it is not fair that only Japan is criticized by the United States and other countries, because there are other country military that were provided sexual service by prostitute. And do U.S. has any position on his comment or criticism against the United States?

MS. PSAKI: We have seen, of course, those comments. Mayor Hashimoto’s comments were outrageous and offensive. As the United States has stated previously, what happened in that era to these women who were trafficked for sexual purposes is deplorable and clearly a grave human rights violation of enormous proportions. We extend, again, our sincere and deep sympathy to the victims, and we hope that Japan will continue to work with its neighbors to address this and other issues arising from the past and cultivate relationships that allow them to move forward.

QUESTION: Do you describe this issue sex slave or comfort women?

MS. PSAKI: Again, I don’t know that I’m going to define it. You kind of laid out the specific details there, and we have described this issue in the past as comfort women[ii].

Go ahead in the back.

具体的な表現が同一であることは,(後に為された)Psaki氏の発言が朝日コメント」にもとづいて為されたことを示す。つまり朝日の記事は予定回答を掲載したものだといえる。

もっとも両者には細部に違いがある。どこが違い,どのような意図で事前回答から変更したのか,は,ここでは問題ではない。

ただ,重要なのは,「予定回答は実際の回答までに変更されることが有り得る」ということだ。(逆に,報道側が質問撤回ないし変更する場合もある。)

そして政府による公式な意見表明は,言うまでもなく予定回答ではなく実際の回答である

政府は予定回答の後も,実際の回答までにさらなる深謀遠慮を働かせて,表現を選ぶ。

したがって,予定回答は朝日新聞が言うような「政府の公式な立場を示したもの」では無い。

 

それよりも深刻なのは,予定回答を報道するのは政府の深謀遠慮を踏みにじる行為である,ということだ。

予定回答は実際の質疑応答を充実させるために示すのであるが,このように勝手漏洩されるのであれば,予定回答を示すこと自体,控えなければならないかもしれない。

 

さて,これで朝日報道問題点がお分かりいただけたと思う。橋下vs朝日ではなく,朝日vs(米)政府という問題なのである

2013-05-10

A poor man has twelve children,

and works just hard enough to feed each of them every day.

When his thirteenth child is born, the man decides to find a godfather for this child.

He runs out into the highway, and finds God walking on the highway.

God asks to be the godfather, promising the child health and happiness.

The man, after finding out that the man is God, declines, saying that God condones poverty.

Soon after,

Death approaches the physician,

expressing his anger for tricking him and disobeying Death's rules.

But because the physician is Death's godchild,

he does not punish him. Death then warns the physician that if he was to ever trick Death again,

he will take the physician's life.

Not much later, the king's daughter becomes

ill and the physician goes to see her as well.

The king promises his daughter's hand in marriage and the

inheritance of the crown if the physician cures her.

When the physician visits the princess, he sees Death at her feet. Ignoring this,

he is captivated by the princess's beauty and thoughts of being her husband. The physician then turns the princess so that Death is at her head. He then feeds her the herb.

Just as the princess is coming around,

Death grasps the physician by the arm and drags him to an underground cavern.

In this cave are thousands upon thousands of candles, each burned down to different lengths.

Death explains that the length of each candle shows how much longer a person has to live.

When Death shows the physician his candle, the latter notices that it is very short,

showing that the physician doesn't have much longer to live.

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