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はてなキーワード: 考察とは

2022-12-19

Highly Sensitive People (HSP)、ググれば秒で出てきますやん。どうぞ anond:20221219010226

下記はカリフォルニア大学ビアンカアセベド博士研究紹介動画書籍記事(Pod cast)、

興味があればどうぞ

HSP brain studies

https://www.youtube.com/watch?v=qep36Vy_0pE

Did you know that the brain of a highly sensitive person (HSP) works differently?

> The results of fMRI brain studies conducted by Dr. Elaine Aron, Dr. Art Aron, Dr. Bianca Acevedo and their colleagues are quite fascinating.

 

高感度な人(HSP)の脳の働きが違うことを知っていますか?

レインアロン博士アートアロン博士ビアンカアセベド博士らが行ったfMRIによる脳の研究結果は、かなり魅力的です。 

 

 

[Amazon] The Highly Sensitive Brain: Research, Assessment, and Treatment of Sensory Processing Sensitivity 1st Edition

https://www.amazon.com/Highly-Sensitive-Brain-Assessment-Sensitivity/dp/0128182512

 

> The Highly Sensitive Brain is the first handbook to cover the science, measurement, and clinical discussion of sensory processing sensitivity (SPS),

> a trait associated with enhanced responsivity, awareness, depth-of-processing and attunement to the environment and other individuals.

> Grounded in theoretical models of high sensitivity, this volume discusses the assessment of SPS in children and adults,

as well as its health and social outcomes.

> This edition also synthesizes up-to-date research on the biological mechanisms associated with high sensitivity,

> such as its neural and genetic basis. It also discusses clinical issues related to SPS and seemingly-related disorders such as misophonia,

> a hyper-sensitivity to specific sounds. In addition, to practical assessment of SPS embedded throughout this volume is discussion of the biological basis of SPS,

> exploring why this trait exists and persists in humans and other species.

> 

>The Highly Sensitive Brain is a useful handbook and may be of special interest to clinicians, physicians, health-care workers, educators, and researchers.

 

『高感度脳』は、感覚処理感度(SPS)の科学、測定、臨床的考察網羅した初めてのハンドブックです。この巻では、高感度の理論モデルに基づいて、子どもと成人のSPSの評価健康社会的転帰について論じています。また、高感受性の神経基盤や遺伝的基盤など、高感受性に関連する生物学メカニズムに関する最新の研究をまとめています。また、SPSの臨床的な問題点や、特定の音に過敏に反応するミソフォニアなど、一見関連していると思われる疾患についても解説していますさらに、この巻全体に組み込まれたSPSの実用的な評価に加えて、SPSの生物学的基盤についての議論があり、なぜこの形質がヒトや他の種に存在し、持続するのかを探っています

臨床医医師医療従事者、教育者研究者にとって有益ハンドブックです。

 

 

[foreverbreak] Highly Sensitive People How to Tell If You’re an HSP + Shedding Light on This Misunderstood Trait

非常に敏感な人々 あなたHSPであるかどうかを見分ける方法+この誤解されている特性に光を当てる

https://foreverbreak.com/podcast/s1/e5/

 

 

 

まぁ、アセベト博士でなくてもいいけど(TEDかにもあるよ)

 

『高感度であることは障害ではない。遺伝的および生物学的要素を持つ生物学特性
HSPの子供は、自閉症スペクトラム障害共通点があるため誤って診断されることがある』
HPSギフトです』

 

ってなってるね

 

SADの方は個性ではなく治療すべきってことになってる

香水を弱く香らせる方法

など無いのではないか

上半身につけると香りが広がりやすいので、腰や膝裏、足首など下半身につけるのが良いと聞く。しかしこの時期は電車映画館などで暖房が足元に効いていて、特に脚に付けると温められて香り拡散している気がしてならない。

それでなくても香水付けてる?と聞かれた事があるから下半身から香り自分しかからないというのはウソだ。この時、1プッシュどころか半プッシュくらいしか付けていなかった。

香水が強いとき、それを指摘してくれる人はよほど距離の近い人であり、大抵の場合自分もそうだが、他人に指摘する事はない。こうやって言ってくれた貴重な機会で考察するのみだ。

たぶん、足首に付けると良いのは男性であって、タイツではなく厚い靴下パンツのすそで覆われているくらいがちょうど良いのだろう。

となると、女性場合安定して布で厚く覆われているのは、ウエストより下腰より上だと思う。

ウエストベルトが当たるのでこすられる事になり香り的に良くないらしい。腰より下になるとスカートタイツ比較的薄着なので香りが立ちやすい。そこで腰より上、ウエストより下ならトップスの裾とボトムスが重なり厚く覆われている可能性が高いし擦られることも少ない。

たまに助手席に座ってほのかに香るくらいの人がいて、たぶんあれは香水ではなくて制汗剤だと思うのだが理想はそれくらいだ。脇の下は拡散やすいそうなので、ほんの少しでも強く感じるのだろう。となるとやはり下っ腹にほんの少しがいいのかもしれない。

2022-12-17

MENって映画をみました(見た人用の共感を求める感想

あれって性差逆にしたWOMENって映画は今以降ずっと成立しないよな。

エロパロAVにしても無理だよな。

そう考えると、男女差別ってなんだろう?と思う。

MENの映画感想文にフェミ丸出しのがあって最後が「オトコは反省しなさい」で終わったり。

考察サイトってオトコが上から目線で教えてやるって感じでイヤじゃない?ってはじまりながらきっちり考察サイトだったり。

それも含めていろいろとなんだったかなあという映画だったわ。

追記

主演の女の人はノーブラワンピースなんだけど、ときおり乳首が立ったりそうじゃなかったりするだけど、それになんか意味があったんですかね?

anond:20221217134726

なんか深い考察ありがとう

日本人が好む奥ゆかしさとしてのオブラート機能用語として発明された、のくだりには同意だね。

個人的には80年代以前の文芸における、感情表現力は今よりはるかに高度で繊細だったが、

情報機器がないからこそ文章に向き合っていたのだなあと思う。

 

今は全てがスピーディに表現する世界から

エモいという省略性のあるオブラート機能語が発明されたのは、自然ともいえるね。

anond:20221217102956

表現はいろいろあると思うけど正しい考察だと思うよ

2022-12-16

バーチャルライツ炎上事件を会員目線時系列順にまとめてみる

こんな記事があったのでバーチャルライツ炎上事件を会員目線でまとめてみる。

ttps://anond.hatelabo.jp/20221213232410

ttps://anond.hatelabo.jp/20221211121204


頑張って書いたらスゴイ読みづらくなったごめん・・・

概要だけ知りたかったら上の記事読んだほうが早いか

だれでも見れるので、秘密ではないと判断してバーチャルライツDiscordでの反応とかものせていく。

なんかリンクイッパイあると登録できないみたいなので、URLの頭を取ってます・・・



本題に入る前に必要な前提知識

登場人物

・SUKANEKI氏:バーチャルライツ理事長。現役の大学生

・かなえ先生氏:(多分)個人Vtuber。今回の炎上事件以前にSUKANEKI氏と意見の相違があった模様。

Akizuki Aki氏:バーチャルライツの元法務課長現在退職済み。現役時、約一年前にかなえ先生氏のメンバー限定配信バーチャルライツDiscord鯖にてミラー配信してしまった。


用語

バーチャルライツVRユーザークリエーターによるアドボカシー団体。昨今メタバース関係で広く発言している。会員用のDiscord鯖があり会員はみなそこに加入している。

VR会員:バーチャルライツDiscord鯖に加入することでなれるバーチャルライツの会員。誰でも加入可能


炎上の元となった疑惑

バーチャルライツDiscord鯖にてミラー配信があったのか?

ミラー配信はSUKANEKI理事長の主導で行われたのか?

・SUKANEKI理事長による元メンバーへの脅迫はあったのか?



起きたこと(時系列準)

2022年12月7日Vtuberのかなえ先生氏がメタバース関連の団体理事長が主導して自身メンバー限定配信ミラー配信したとTwitterにて主張。

・ttps://twitter.com/towanokanae1984/status/1600437297454817281

・ツリーにて証拠がある旨も合わせて記載している。

・同日にSUKANEKI理事長バーチャルライツDiscord鯖の”おしらせ”のチャンネルにて「自身が主導した事実はない」と会員に通知。

 合わせてSUKANEKI理事長本人のメンバーシップ加入履歴スクショ記載。(かなえ先生氏のメンバーシップに加入した過去はなかった。)

 勘違いされがちだが、この時点ではバーチャルライツ内でミラー配信が行われてないとまでは主張していない。


2022年12月8日Akizuki Aki氏が「かなえ先生メンバーシップ配信に関するお詫び」をTwitter記載

・ttps://twitter.com/akizukiaki_you/status/1600814952561840128

・内容を簡単にまとめると以下の通り。

 「バーチャルライツ意見の異なる、かなえ先生氏の配信監視するため理事長主導のもと自身Akizuki Aki氏)がミラー配信と視聴を行った。」

 「ミラー配信は一部会しか見れないように、ボイスチャットチャンネル理事長が設定したうえでミラー配信を行った。」

 「ミラー配信2021年9月7日に行われたライブ配信1本のみ」

 「噂になってはいるが、退職の際にSUKANEKI氏から脅迫を伴う引き止めがあった。」

・なお上記の噂を筆者は確認していない。

・あまり話題になっていないが、Akizuki氏が運営する会社の共同代表である巳波みなと氏がお詫びツイートをしている。巳波みなと氏は当時バーチャルライツの副理事だった。

 ttps://twitter.com/minatoo86/status/1600819330123726848


■同日2022年12月8日バーチャルライツTwitterにて、「お知らせ」を記載

・ttps://twitter.com/NPO_VR/status/1600819113580204033

・内容としては以下の通り。

 「調査した結果、当時の法務課長Akizuki氏)がDiscord鯖にてミラー配信を行っていた。」

 「法人としては、そのような指示は行わなかった。

上記ツイートに対してかなえ先生氏が以下の内容のリプを行っている。

 「以前からミラー配信が行われていたのを認識していたのではないか?」

 「団体に対してではなく、主導したSUKANEKI氏に対して抗議している。」

 「ミラー配信と気づかなかったということはないだろう。」


2022年12月10日バーチャルライツ理事である水瀬ゆず氏が対応協議である旨をツイート

・ttps://twitter.com/yuzunose/status/1601434696956940288


2022年12月12日バーチャルライツ理事の水瀬ゆず氏と理事のしらとりこよみ氏が突如辞任を宣言

・ttps://twitter.com/yuzunose/status/1602287155610587138

・ttps://twitter.com/ko_shiratori/status/1602287156080394254

・なお、バーチャルライツの定款上では役員は後任が決まるまで辞任しても、職務遂行する義務がある。少なくとも水瀬ゆず氏はこれを理解していた模様。


2022年12月13日バーチャルライツTwitterにて「ご心配をおかけしている件についてのご報告」を掲載

・ttps://twitter.com/NPO_VR/status/1602560094482231296

・内容としてはミラー配信に関する調査の結果。「いつ、どこで、だれが視聴したか」を調査をもとに推定した結果を記載している。(詳細は当該ツイート確認してくれ)

 ここでもSUKANEKI理事長による主導は確認できなかったことが記載されている。

・またこのお知らせでSUKANEKI理事長が「適応障害」「ストレス障害」を患ってしまたことと、弁護士権利回復のために行動していくことが記載されている。

・このツイートに対して、まだ職務遂行義務が残ってると推定される水瀬ゆず氏が自分を通されてないことについて確認した旨のツイートをしている。

 ttps://twitter.com/yuzunose/status/1602590795651239937


■同日2022年12月13日、かなえ先生氏がバーチャルライツの報告が虚偽である旨の引用RTを行う。

・ttps://twitter.com/NPO_VR/status/1602560094482231296/retweets/with_comments

・かなえ先生氏は虚偽であると言い切ってこそいるが、バーチャルライツの報告があくまでもDiscord鯖のログをもとにした調査結果であることを踏まえると、

 虚偽と言い切れるかは難しい。(かなえ先生氏は当時のスクショ等を有していると推定されるが、これに対してDiscordログから推定はどうしても精度が落ちる。)

 無論、1年以上前配信についてSUKANEKI氏が記憶した状態で報告をあげてる可能性はないとは言い切れない。

・またツリーにて、SUKANEKI氏の療養を優先していただくために直接の追及はやめる旨のツイートをしている。

 色々と疑問は残っているが、ミラー配信に対する問題はこれでひと段落いたことにはなる


■その後~

・かなえ先生氏のメン限配信にて本件に関する配信があったとのこと。(見てないので詳細は不明

上記メン限配信前後あたりからバーチャルライツDiscord鯖にてSUKANEKI氏に対する疑問、不満、心配が爆発。多数の書き込みが入り乱れた。

 しかしこういった状況の中でも、辞任しろと言った発言ほとんどない。(YESマンが多いというより、代わりの人間がいない側面が強いと思われる。)

・元理事のしらとりこよみ氏が弁護士と話した旨のツイートを行った。恫喝恐喝をされたとのこと。(誰からされたとは書いてないので注意。)

 ttps://twitter.com/ko_shiratori/status/1602952374150402050

2022年12月16日、11時SUKANEKI理事長によって以前から心療内科に通っていたこと、および法人はほぼ確実に継続させる旨の書き込みDiscord鯖にされた。



余談(まとめとか筆者の考察とか)

疑惑の結果について

バーチャルライツDiscord鯖にてミラー配信があったのか?→ミラー配信があった、またSUKANEKI理事長はそれを見ていたとされている。

ミラー配信はSUKANEKI理事長の主導で行われたのか?→不明、詳細な証拠は出てない。

・SUKANEKI理事長による元メンバーへの脅迫はあったのか?→不明、詳細な証拠は出てない。またSUKANEKI氏はこれについてほとんど言及してない。


■今後の予想

まだ完全に話に上がっていない、脅迫関係の話がちょっとずつ進行すると思われる。

ただ弁護士だとかそういう次元の話になってしまっているため、かなり時間がかかると思われる。

またバーチャルライツについては組織的な立て直しが求められている。ひとまず後任の理事を決めるところから始まるのだろうか?

anond:20221216130415

なるほど

ピーディなバトル展開は、それはそれで面白かったけど、ここでペース落とす代わりに落語考察が深まってるとしたら読みごたえは増しているのかも?

そういうのもなく、朝ドラ風になってんならちょっとだるくなってるかもしれない

5巻出たら言ってることわかるかも

2022-12-15

あかね噺」がめちゃくちゃ面白いぞ!!

このマンガがすごい!2023』の4位になったらしい名作なんだ

月曜にジャンプラで電子版が公開されてたので読んでみたが、めちゃくちゃ面白い!!

一気に引き込まれ無料公開分の3巻、25話まですぐに読んだ

そして、続きが読みた過ぎるし、電子版じゃなくて紙の単行本が欲しいわ!ってなったので本屋に行って4巻を買ってしまった

単行本買ったのなんて鬼滅の最終巻以来だよ(ブームの中、最終巻だけ買った)

こんな面白いマンガ、読まずに過ごしていくのは絶対に損だと思うので、プレゼンしていくぞ!

読んだことない人への布教のつもりだから勿論ネタバレには気を付けるけど、面白みの紹介のためには序盤数話分はどうしてもストーリー踏み込む必要があると思う

そこは申し訳ない

少しのネタバレも嫌な人は今すぐジャンプラへGOだ!

無料12月25日までなのでお早めに!

https://shonenjumpplus.com/episode/316190246999430065





…では、いいかい?

タイトルが「あかね噺」なわけだけど、噺とは「はなし」と読む

「話」と意味は変わらないのだけど、「話」よりも「噺」のほうが「語って聞かせる物語」的なニュアンスが強い漢字となる

現代で「噺」の漢字が使われる場面は「噺家(はなしか)」くらいかなと思う

噺家」とは物語を語って聞かせる職業の人で、ほぼ落語家同義

まりおわかりの通り、このマンガ落語を題材としたマンガ

これは主人公少女あかね」の、「あかねに関する物語」という意味と、「あかねの語る落語」という意味ダブルミーニングだと思う

長くなりそうだから章立ててくよ



基本ストーリー

じゃあ序盤のストーリー、少しだけ要約するよ

主人公あかね小学生時代から物語は始まる

あかねの父は落語家、阿良川志ん太

志ん太は落語家階級としては中堅で、最終ランクである真打」への昇進を目指している

中堅どころなので稼ぎはよろしくなく、妻、つまりあかねの母の稼ぎで家計が成り立っている

父はヒモだとクラス男児からかわれてケンカするほど、あかねは活発で気が強く、父を大切に思っている

そしてあかねは家で練習をする父の落語が大好きで、幼いころから父の真似をして、落語に親しんでいた

志ん太は家族のためにも真打へ昇進するための最終試験に挑むことになる

落語家一門の「阿良川一門」の重鎮たちが揃う中、昇進試験落語を行ったが、阿良川トップ、阿良川一生がなんとその日の受験者を全員破門にする

それ以降、志ん太は落語家を続けられなくなり、一般企業就職し、経済的にはむしろ裕福になった

しかし、あかねは父の落語が断たれたことに納得できない

そしてあかね高校生になり、父の落語を認めさせるためにも落語家への道を進んでいく…

というのが第一



ラスボスライバルの描き方がすごい

まず、落語マンガではあるのだけど、バトル物かと思うくらい、ライバルラスボスの描き方がうまい

最後までラスボスヴェールに包まれてわからないようなマンガも多くあると思うけど、このマンガ第一からラスボス良川一生がはっきりと描かれ、そこに向かってあかねが成長していくような熱い展開となっている

ラスボスを隠すパターンは謎解き感が演出されるのに対して、ラスボスがはっきり序盤で出てくるとそこに到達するときの盛り上がりがすごく熱くなる

ワンピースシャンクスとか、鬼滅の鬼舞辻無惨とかね。

あかね噺はそっちのパターン

父はその後もちゃんと生きているはずだが、マンガではその後単身赴任として描かれず、バトルマンガで言えば「父は阿良川一生に殺された」状態

まあ落語家としては殺されたんだけど

ラスボス良川一生と父、またあかねとの因縁がこれ以上なくはっきりしてて、かつ、阿良川一生は落語界最大の重鎮

そこに挑むために成長していくのだから熱くないわけがない

それに加えて、志ん太の元師匠で、今のあかね師匠である良川志ぐまも、何やら阿良川一生と因縁があるようで?ここははっきり描かれていない伏線になってそう


あかね初舞台出会う阿良川魁生もいい

おそらく中ボスという感じで、あかねと年齢は近いけど、天才的な実力で若くして中堅ポジションに昇格したカリスマ落語家で、阿良川一生の弟子

学生大会で戦うライバルたちも熱い

この辺の演出は本当にバトルマン王道物って感じの熱さがあってすごくいい



展開がめちゃくちゃスピーディ

ジャンプと言えば努力友情勝利だけど、あかね噺もそのパターンが組み込まれている

そしてそのサイクルがめちゃくちゃスピーディに展開する!

あかねが壁に当たる→兄弟子のふんわりした助言→あかね解釈努力→成長!

だらだら失敗したり、だらだら修行したりしない

何か掴んだ描写があったら、その後の練習は描かず本番に移るので、ダレるタイミングすらない!

なのに説得力はすげえあって、あかねの成長がすごくよくわかる

こんなにグングン成長していく様子が、読んでて気持ち良くないわけがない!

ここの展開の速さが、このマンガにぐいぐい引き込まれる最大の要因だと思っている




ここまで読むと、王道バトル物をスピーディな展開で飽きさせないだけなのかな、って感じたかもしれない

当然それだけじゃないんだわ

落語マンガならではの強みがある

ちょっと専門的になるけど、ここを書きたかたからこの増田を書いているので頑張ってついてきてね

劇中劇のお手本になるような名作

このマンガの最大の魅力は「劇中劇」がふんだんに盛り込まれながらストーリー展開するところだ

劇中劇」とはなにかというと、「作中作」とか「物語物語」とかいわれるように、お話の中にさらお話入れ子になっている構造を指す

あかね噺」という物語の中で「饅頭怖い」という落語が語られれば、それは物語の中の物語なわけだ

で、その劇中劇がなんだってんだよ、と思うだろうけど、劇中劇で語られる物語が、外枠の物語リンクすることで、物語中で語られない意味合いを伏線として提示することもできたり、外枠の物語登場人物が感じていることを劇中劇人物リンクすることで強調したりすることもできる

まり劇中劇を上手に使えば、本編で深く語らない内容を読者に伝えることができるようになる

あかね噺」はこの劇中劇の使い方がめちゃくちゃうまい

文学理論教科書に載せたいくらいだ



あかね噺」は落語マンガなので当然、物語中に落語を演じる場面が多く出てくる

もちろん知らない人のために、最低限の演目の内容紹介はある

さらっと読むにはそれでじゅうぶん足りているし引っかかりもない

しかし、この劇中劇である落語が分かると、めちゃくちゃマンガ解像度が増すんだ

読者もyoutubeなどで探せばどの落語も全編視聴することができるし、その演目の見せ場や意味も読者はネットで調べて知ることができる

ぜひ、一度マンガを読んだ後、時間がある時に扱われている落語を視聴してもらいたい

そしてもう一度マンガを読んで欲しい

例えば冒頭の場面、あかねの父、志ん太が寄席で演じて、さら帰宅後にも練習する演目は「大工調べ」という落語

これは経済的に貧しくて家賃を滞納した人物が、大家商売道具である大工道具を取り上げられ、大工棟梁と一緒に大家に道具を返してくれるよう交渉するという話だ

これは、落語ほとんど稼げない志ん太そのもの立場と重なっているし、商売道具を取り上げられてしま未来を暗示しているとも読める

(その後最終的には奉行所までいって道具は取り戻すストーリーなので、最終回では大工棟梁あかねが父の落語を取り戻す、つまり父の落語(のもっと上の師匠落語?)を継承するエンドの暗示かもしれない)


父が真打昇進試験でやった演目は「芝浜」で、これはこんな話

日々真面目に働かない亭主がある日、浜で大金を拾ってきて、大酒飲んで寝てしまったので、妻が大金を拾ったのは夢だということにして金を隠し、亭主が真面目に働くように訴える

その日から更生し、財を成したある日、あの時は夢ではなく妻がお金を隠して亭主を騙したこと告白し謝るが、亭主はお前のおかげで身を立て直せたのだと感謝する

そんな人情話だ

これがなかなかすごい

志ん太は芝浜の亭主とは逆で本当にまじめで、家族のために昇進したいと、真面目に芸に取り組んだ試験だったのに、その挑戦は夢と散るという、芝浜のストーリーとは逆の構造を見出せすことができる

しかし、経済的意味では芝浜と同じで、落語なんて食えないことをやってたのが、夢から覚めてサラリーマンになって稼ぎが増えた、とも言える

この場面の志ん太と、芝浜の対比を考えるだけでいくらでも飲めそうな話になっている



あかね初舞台は「まんじゅう怖い」

これはこんな話

みんなが何かしら怖いものがあるだろう、と言いあってた時、何も怖いものなんかないと言い張る男がいたので、さらに追及すると、本当はまんじゅうが怖いと言い出した

そして寝込んでしまったので、もっとからかってやろうとみんなでまんじゅうを買い集めて、男の枕元に並べた

起きた男は、怖いーとおびえるふりをしながら美味しくまんじゅうを食べてしまった

怖い怖いと言ったらみんながまんじゅう持ってくるだろうと思っただけで、本当はまんじゅう大好きだった、という話

まり、怖いものなしの無敵感満載の男が躍動する滑稽話なんだけど、これをあかね初舞台で堂々とやるわけさ

あかねの強さの演出にはこれ以上ないよね、とうならされるわけ

いやもう、これで終わらずずっとこの調子で色んな落語が出てくる

劇中劇考察だけでいくらでも読み直せるよこのマンガ

と思うと、まじで電子書籍で一読するだけじゃダメなんだよね

マンガ読む→落語見る→漫画読み直す→落語見直す→また漫画読み直す、ってサイクルをずっとできる

紙で欲しいね、これは


その他

あとはですね

逆に、落語への理解度も増すよ

三方一両損」って落語があるんだけど、あれ、序盤の掛け合いは面白いんだけど、後半のお奉行様が出てくるところは別に面白くないのよ

それがこのマンガで、真面目過ぎると面白い、みたいに書かれてて、ああ、確かに、そう見ればそうかも、ってなった

おかげでイマイチわかってない落語についてもちょっとわかった気がする

マンガから落語落語からマンガ、どちらも理解度が増すってめっちゃ得だよね


もう少し魅力を語るならば、落語ってひとりの人物複数キャラクターを演じ分ける形態だけど、落語の語りを声色も何もないマンガで見せるわけなので、表情の描き分けなんかも面白い

あかね可愛い

絵の技術、というか、マンガ技術もしっかりある人じゃないと、このマンガ面白く描けなかっただろうなってのはちょっと思います

作画の馬上鷹将先生ありがとうございます

まあそんなわけだ

読んでみて

映画】MEN 同じ顔の男たち

・つまり

 恋人とか夫婦とかそういう関係でも

 他人他人から自他の線引が必要だし、 

 あまりに寄りかかってきすぎるのは ね

 ×有害男性性+シスターフッドをひとふり

 …ってコト?

・色々考察とかネットにあるんだろうけど、

 終わった直後、同じ劇場で見ていたギャル×2人が

 言ってた「意味不明なんですけど」が

 一番共感できた 

 嘘じゃないもん本当にいたもん

演出が一つ一つ予想を超えず

 「次こう来るんやろうなぁ…」→来たで退屈だった

 「早く終わんねえかな」ってほどではないけどウン

出産マトリョーシカの段階で、

 主人公が色々ありすぎて逆に冷静になってるの、

 逆に人間味があって面白かった

・A24の作品、毎回「自分とはあんまり合わんな」

 ってなるのに

 つど忘れる+広告の良さでちょいちょいみて  

 ションボリする自分

 

主人公、なんの仕事してるん?

・いつでも電話に出てくれて、

 朝イチで来てくれる友人、いい人すぎ

リンゴとか男性性とか謎宗教とか色々あるんだろう

 けど映像本編だけだとわからんかった

 

anond:20221215124658

Jのユースより高校サッカー部のほうが指導者の質が高いケースが出始めてるね

Jのユース指導者トップチームコーチ監督への昇格を見据えた経験の浅い人(高確率でチームOBアオアシのユース監督もこれに該当)が担当したり、逆にトップチームで結果が出なかった人の天下りがやることが多い。そして成果はあまり求められない。つまり質は推して知るべし。今年プレミアから降格することになったセレッソ大阪ユース後者パターン

一方部活のほうは構造的に天下り指導者が有り得ないし、成果を出さないと学校側だけでなく生徒の親やOBからも責められてクビが寒くなる。

まり指導者の成果に対するモチベーション部活>>>ユースになるし、緩すぎる現場には質が高い指導者は来ない。

あと、斜めから考察になるが「社会構造の変化による核家族化と主婦層の減少」がユースから部活回帰に繋がっている可能性もある。ユースの場合、寮がある一部チームを除くと放課後帰宅→ユース練習場に親が送迎というパターンが多いが、主婦が減ると送迎する人が居なくなる。部活はそういうことは起きづらい。欧州だとユースはだいたい寮とセットだから送迎問題は起きないが日本だと寮があるユースは片手で数えるくらいしかいからな。

2022-12-14

ワンピ考察厨ってさ

ルフィ=ニカっていう事実のあとどうしてんの

2022-12-13

そもそも能力メモリ的な概念があるってこと自体ヒソカのフカしだと思ってた

いろんな議論考察の前提にはなってるけど、これまではメモリの話ってヒソカ分身くん戦で喋ってただけで他の誰もそんな話はしてなかった。ヒソカが哀れな分身くんに「無駄努力おつかれさんwwww」ってより深くおちょくるために適当なこと言ってる可能性も全然あると思ってた

その後、「いや、言うほど念能力ってメモリ概念あるか?ほんまにか?」みたいなやつがけっこう出てきてたし

 

幻影旅団も言い出して、あ、これあの世界の公式設定なのかって急になった

anond:20221213095749

よく分かる。20代くらいまでだもんな、性的な興奮に対して、疑問を抱かずに直進できるのって。

自慰だろうがセックスだろうが、ある種の滑稽さを伴っていて、冷めた自分視点が入り込んだ瞬間に必死さが失われる。賢者モードとは自分自身やシチュエーションへの第三者的な冷めた視線ことなんだろう。

無我夢中、という言葉にあるように、「我」の視点を無くして集中しないと、「我」に返って虚しさや滑稽さが勝ってしまうんだな。

この時にふと感じられる、恒常不滅なる本体本来的に固有な独自の本性の揺らぎのようなもの自我への疑い、執着の虚しさ…そういったもの仏教的な無我の考察に繋がっていくとかいかないとか。

考察勢」という呼び方ぼんやり疑問を持っている

なんか……

好きな作品考察やら解釈やらを発信した時「考察班」「考察勢」と呼ばれる事に違和感があって



なんでかっていうと

考察って「これ此れを根拠に、自分はこう考えました」という脳内概念言語化したものから



自分意見」「個人見解」として自立していて、他の考察している人たちと連携している訳でもなければ役割分担してるわけでもないし、

「みんなの意見」をまとめるつもりなんて一人一人にはない(少なくとも自分にはない)から……



偶々似たような考えを持つ人が2人いても、それは「似た2つの意見」であって「2人でひとつ意見」ではないんだよな



そもそも自分考察をしてるのは「自分で考えるのが好き」「好きなものの事を考えると楽しいからなので



ひとりひとりそれぞれが出した答えをひとくくりに「考察勢の仕事!」と言われると




「……?自分意見であってみんなの意見ではない……まあ似た考えの人もいるとは思うが……」



とモヤついてしまうんだよな




そもそも考察って全員が一つの答えに行き着くことってありえないし

こだわって「どうなんだろう?」って考えてる人ほど「自分個人の答え」って感覚が強いと思うんだよな



考察勢が特定した」等々を言ってる人は……

たぶん、考察を読んだときに、自分の中で『それだ!』て思った感覚のことを表現したいんだろうなって思うんだけど

それは超楽しい感情なので

考察を楽しんでくれてありがとうなんだけど




でも自分考察勢とか考察班という組織っぽい何かではなくて考察をしてる一個人なんだよな……て

思っちゃって

しかしこんなこと言ったら考察を楽しんでくれてる気持ち萎えちゃうだろうから直接は言えん……

言えんまま降り積もっていくエモーション……




すまん 細かくて でも自分の考えに敏感だから考察なんかやってるんだ

しょうがいね こればっかりは

2022-12-11

anond:20221211130053

かに自分中高生の頃はそういうことを(仲間内で)言ってキャイキャイしてたから、そういう概念全否定はできないんだけどさぁ。

流石にエエ歳して他人考察とか二次創作とか見ただけで「地雷ガー配慮ガー」とかいちいちキレるのどうなん・・・って思うし、そもそも公式以外になんか言われた程度で揺らぐ解釈なんてゴミでしょ。オタクやめろ。本棚全部捨てろ。

チェンソーマンを読み解くなら輪るピングドラムみろ

「俺は一人でもペンギンを見に行くぜ!」

最新回でまたしてもピンドラネタが出てきたチェンソーマンペンギン、だけじゃ無かった。飢餓ネタもあった。

今までもピンドラネタは何度か出てきており、有名なのは水族館扉絵とかだが、それ以外にも明らかなオマージュが出ており、テーマ共通する部分がある。

他いろんな作品を多数取り入れているので、いつものやつ、みたいに思いがちだがチェンソーマンピンドラ関係は少し違うように思い始めた。

明らかに発想の根幹にピンドラ存在し、設定に組み込まれている。

しかしたら「これが元ネタ」などと言われることにチェンソーマンファンは辟易しているかもしれない。

ただ「輪るピングドラム」という作品宮沢賢治をはじめ村上春樹、それ以外にも小ネタや懐かしメロディーセリフなど、他作品の取り込み方がチェンソーマンとよくにているのだ。

しかチェンソーマン考察者には申し訳ないのだが輪るピングドラムという作品はあらすじを見てもおそらく2割も伝わらないアニメだ。

なんなら緩く流し見で全話見ても「え、どゆこと?」となる可能性は高い。

なのでもう、ちゃんと見てもらうしかない。

総集編の円盤化を待つ手もあるが、結構大幅なカットが入ってるのであれは一見さん向けではなかった気がする。

なので配信TVシリーズをぜひ見てほしい。なんとアマプラでは今、追加課金なしで見れる状態なのだ。回し者みたいだな。

とにかく1話〜3話で切らないでほしい。無理して11話くらいまでは見てほしい。

そうすれば藤本タツキが何を考えてあの描写をしているのか、少しの手がかりになるはずだろう。

ちなみによく考察で出てくるのが「箱のシーン」

ピンドラでの心の会話をする抽象的なシーンのように語られているが監督が「現実のシーン」と言っていることはここ置いておきたい。

anond:20221211021310

興味深い考察ですね

是非当事者に伝えてみてはいかがでしょうか

2022-12-09

訳せる言葉、訳せない言葉

海賊版サイトでfakku等によって原本から翻訳されたものが幅を利かせせているので、本来なら原本を買えば済む話なのだが、とにかく日本人側は翻訳版の再翻訳をしなければならない歪んだ状況に立たされているという話になっていた。

そういう話の流れで出たのが双龍漫画「こういうのがいい」ってどの言語でも訳せなそうだよねという話だった(あえて言い古された「ちんちん亭」には触れない)。

もちろんこれは「こういうのがいい」の翻訳版を謳うものが出た場合は既に元の台詞回しのニュアンスが壊れているはずなので、また原本日本語自身が独特なので、元の台詞復元することは困難であるという含みもある。

台詞回しの一例をあげてみよう。

女:ワキガチェックしてくれたまへ

男:剃り残しがございます

女:うむむ…永久脱毛の金を稼がねば…って違うぞ違うぞぉ?臭いはどうなんじゃ

男:…なんか甘いんだが

女:スイーツだと

文章の随所において終助詞など細かく拘られていて、独特のテンポ形成されている。

ただ何より注目すべきなのは、このピンク美少女が「違うぞぉ?」とか「どうなんじゃ」とか中性的かあるいはどちらかといえば男性的な口調でものを言っていることだろう。

この言語倒錯が生むチャーミングさといったら一体どう翻訳すれば保存できるのだろうか。

たとえば英語圏にも男性口調とか女性口調の区別は確かにあるのかもしれないが、ただ女性男性口調に相当する言葉を言わせる「ずらし」でそれは再現可能なのか。

上記の男口調は、俺妹にも拙者が一人称の男言葉を使う女はいるが、あの口調ともまた、それが放たれたときに読み聞きした側が感じる空気感というか味わいといったものが異なると思う。

まり同じ言語内における言語倒錯についても、ずらし元とずらし先の違いによってそうしたニュアンスが異なってくるのに、その各ニュアンスを別言語において再現可能なのかということだ。なかなか難しいものがあると直感される。ちなみに現代女性が「たまえ」というだけでも面白いがそれが「たまへ」と表記されたときの独特の滑稽味もまた再現し難いだろう。

もう一例あげておこう。場面は風呂場の脱衣所で男女が裸になっているという状況だ。

女:ふいータオル貸してー

男:いいよーっておいそれ昨日使ったやつだぞ洗ったのあるよ

女:いいよ別に乾いてるし

男いや洗った奴のがってあーまあいいか

女:むっ雄の香り

男:えっ?酸っぱい?お酢

女:ちゃうオスメスの雄w

やや育ちの悪そうな自然体の男女カップルの会話が自然に、あるいは少し技巧的過ぎるかもしれないが、素晴らしい具合に再現されている。ちなみにネカマするならこういう本からこそ口調を見習うべきだろうとも思う。

後半の雄とお酢の畳みかけは、男の受け答えが女の意図したいことに対してあながち間違っていない(絶対酸っぱい匂いがするという意図もあったはず)という点も含めて言葉遊びとして面白い

しかしこうした言葉遊びの翻訳は後述するが映画翻訳業界では十八番のようなもので、比較的なんとかなる類のものかもしれない。

さらに続きを見てみよう。

女:乾かして―

男:なんで至れり尽くせり体制なん

女:頼むぅいいじゃんよぅ

女:おぅマン●拭きやすいな毛がないと一緒にパイパンしようぜ

男:だが断る

女:えぇなんでー面白いのになー

男:面白みで剃るもんじゃなかろうが

女:でも勃起サイズアップするらしい…ってあれあれ~?復活ですかー?

男:いや刺激与えたらそりゃな?

もはや語尾の小文字と長音符の使い分けなど、この作者の文体の妙を説明するうえでは些末な類だろう。

「至れり尽くせり体制」などの日本語母語話者談話においてしがちな咄嗟造語はどう訳せばそのニュアンス海外読み手にも届けられるのか。

伏字になってない伏字面白味があるがこれは比較的なんとかなりそうだ(相変わらず女の使う「だぜ口調」が翻訳の難所になろうが)。

男がジョジョ言葉を使っていることも注目しておきたい。誤用であるかもしれないことは作者も承知している可能性があるのであえて触れないとして、こういったものはどう訳せばいいのか。

そもそもこういった台詞元ネタを知っているかしないかで同じ日本人でも読んだとき感覚は異なっているだろう。

結局ジョジョ世界的に有名な作品なだけあって、その言語圏で出版されているジョジョの該当セリフをそのまま引用してあげれば割とスムーズに我々が感じているニュアンスを届けてあげられるのかもしれない。

ある言葉翻訳可能かについては、そもそも出版映画世界翻訳技術の長年の蓄積があるのだから薄っぺらなのは承知でこれらにも触れておく。

先述したが言葉遊びの部分を別の言語に落とし込むことは映画翻訳が得意とするところである

その言語音韻体系でしか成立しないだろというものもうまく落とし込まれているものである。ぴんと来ないなら参考にtedの生音声と字幕比較してみることをおすすめする。

「ぼくのワンダフルジャーニー」の原題は"the dog"である(the objectを「遊星から物体X」と訳すのとは似て非なる事情だと思う)。

素人目にはどうしてこんなアクロバティックな翻訳な成立するのだろうと思わずはいられない。

逆に向こうの人にとって"the dog"という訳はどういう印象を持っているのか?個人的にはお堅い文学的な味わいすらも感じられるが、それを母語とする人にはひらがなで「いぬ」と書いた程度のニュアンスまで幅広くカバーしているのかもしれない。

いぬ」と「ぼくのワンダフルジャーニー」なら、まずまず対応していると言えなくもない…か?

あるいは端からニュアンスを丸ごと保存しようとは翻訳家も考えないものなのかもしれない。

その文章文体テンポが、鑑賞者にとってのニュアンスや味わいに対して重要な要素としてどれだけ影響を与えているか支配しているかということは弁えているものなのかもしれない。

たとえば注意書きの文章テクニカルライターとして翻訳するにあたって、日本語の注意書き、特に箇条書きが持つ淡泊さを独特のニュアンスとして捉えその存在性を肯定することはできるかもしれないが、日本人が注意書きを読むにあたってそのニュアンス重要としていないのと同様、そのニュアンスが保存されているかどうかにまで気配りする必要はないだろう、という具合だ。

とっくの昔に源氏物語が様々な言語翻訳されていることも押さえておくべき事実だろう。

これもまた古文が持つ独特の味わいをどう翻訳しているのか、あるいは翻訳放棄しているのかという話になる。

日本人の心には中等高等教育を経て古文単語に対して、仰々しさをはじめとした独特の感性が培われている。

その感性を通してこそ「変態中納言」は独特のギャグとして成立するわけだ。

しか源氏物語にはギャグの要素はあったとしても重要ではないだろうし、結局助動詞とか係り結びに使う助詞が持つあのニュアンスは全部放棄しているのだろうか。

アーサー王物語時代の古英語でも使えばあるいは教養ある英語話者に似た味わいを感じてもらえるかもしれないが、これは英語圏人間に限られる手法となってしまう。汎用的な手法を見出せないものか。

ところで海外の人が日本アニメ字幕付きで見るということが大いに行われている。

海外声優吹き替え版というのもあるが流行っていない。

主観になるが吹き替え版は可愛くない。仮に可愛いのだとしても、少なくともそれは日本人声優の演技とは別質のものである気がする。そのあたりにもなにがしかニュアンスが宿っているかもしれない。

そのニュアンスは非言語的な要素が持つものであって話がずれていると言われればそれまでだし、因果関係上は先に生の動画があってその日本語が分からいか字幕をつけているというものに過ぎないわけだが、とにかく日本人声優の演技というのも、字幕の持つニュアンスを補うための日本語の音声という側面があると私は解釈している。

私なりに長々語って来たわけだが、私の関心はあくまでこうした「多言語に訳せない言語」が日本以外に諸言語にあるか、それにはどういった事情あるかなどといったことであって、巷で言われるような「日本語は難しい」的な自言語特別視する態度は持ち合わせていない。

しろ浅学でわずかな日本語英語の例で比較したり考察したりすることしかできないのが嘆かわしいぐらいである。

戸田奈津子村上春樹や、最近だと東大に40言語話せるハイパーグロットがいるらしいが、彼らに自分が「訳せない言葉」と思うものを持ち込んで翻訳をお願いし、その翻訳作業をじっくり見学したいものである。知見も深まるというものだろう。

卒論字数は足りてるけど考察全然できてないしそもそも記述の仕方があってるのかもわからん

留年したくないなあ

2022-12-08

ChatGPTに歌詞考察してもらった

Q.

平沢進の「2D OR NOT 2D」の考察をして下さい。

歌詞は以下です。

 

(ここに歌詞

 

1回目

2D OR NOT 2D」は、平沢進が歌った楽曲です。この楽曲歌詞は、2D世界3D世界比較しています歌詞では、2D世界壁画表現し、3D世界CG表現しています。また、2D世界では、ラブリーというもの存在し、これは座標のバグ意味しているようです。歌詞の中では、2D世界3D世界比較しながら、それぞれの世界の魅力を歌っています

2回目

平沢進の「2D OR NOT 2D」の歌詞を見る限り、この曲は2D3Dあいまいさについて歌っているようです。2D3Dとは、コンピュータグラフィックスの分野で用いられる用語で、2D二次元3D三次元を表します。

 

歌詞では、エデンや天井サンシャインの形や壁画さらにはイブアダム存在が登場します。これらの要素は、神話宗教的イメージを想起させるものであり、2D3D概念をより抽象的な層面で捉えることができるようです。

 

また、歌詞では「ラブリーとは座標のバグらしく」というフレーズが登場します。これは、2D3Dあいまいさを具体的な例として挙げているように思われます。座標とは、空間内のある点を表すために用いられる数値です。座標のバグとは、これらの数値が正しくない場合に起こる問題を指します。このようなバグは、2D3D概念を超えたものであり、そのあいまいさを表していると解釈することができます

 

結論として、平沢進の「2D OR NOT 2D」は、2D3D概念について歌ったものと考えられます。その中で、2D3Dの間に存在するあいまいさを示し、その抽象的な意味を探求しているように思われます

3回目

2D OR NOT 2D」は、平沢進さんの作品であり、その歌詞は、2D3D表現方法の違いを探りながら、どちらが自然ものかを問う歌となっています

 

歌詞の冒頭では、エデンやカンブリアムーンマーズなど、自然界に見られる現象を通して、2D3D表現方法の違いを探っています

 

例えば、「天井ムーンお上にはマーズ」という歌詞は、3D表現ならば、実際に天空を見上げるような感覚で、ムーンマーズがどこにあるかを知ることができますしかし、2D表現だと、天空が背景として描かれているだけで、ムーンマーズがどこにあるかは知ることができません。

 

また、「壁画じゃどんなか?」という歌詞は、壁画表現されたものは、2D表現世界に限られることを指しています壁画表現されたものは、立体的な世界再現することはできません。

 

さらに、「胸はヒエラルキー」「髪はフラクタル」という歌詞は、3D表現世界を指しています3D表現では、人物物体の毛髪や衣服などの細部まで再現することができます

 

そして、「CG OR NOT CG」という歌詞は、3Dコンピュータグラフィックス表現方法を指しています3Dコンピュータグラフィックスでは、実際に存在しない世界を作り出すことができます

 

歌詞最後には、「2D 2D OR NOT 2D」というフレーズが繰り返されますが、これは、2D3Dの表

途中で止まらないで😭

呪術廻戦の嫌いなところ

呪術廻戦は漫画を全巻買ってて毎週ジャンプで最新話を追っているけど、あと一歩の所で大好きな作品と言い切ることができない。いつも少し引いた目で見てしまい熱を感じる所まで行かない。なんでかというと、呪術廻戦から読者を置いてきぼりにする癖を感じるからだ。以下自分が置いてきぼりにされたと感じたよくわからない部分を書いていくけど、自分は頭が悪くてそのせいで楽しめてない可能性もあるので、むしろ納得いく説明できる人がいたら誰か説明して欲しい。

まず設定に関してなんだけど、呪力周りがよくわからない。なろう系の読者にはRPG世界観が前提として共有されてるからウィンドウが出る理由の細かい説明はいらないみたいな感じで、ハンターハンターの念能力という前例があるからなんとなくで理解できてるけどなんかいまいちピンと来ない。

縛りってなんなんだ?ハンターハンターの硬っていうのは、体中のオーラを一点に集中させることで体の防御が薄くなる代わりに一部の攻防力が著しく上がるっていう、筋が通ってるし直感的にもわかりやすい仕組みだ。手の内を晒すという縛りが能力底上げに繋がるっていうのはどういう理屈なんだ?晒したから何?としか思えない。だれか呪力を生み出した黒幕みたいな存在がいて、その人がルールを決めた的な展開がこの後来るんだろうか。そうでもないと納得できない。まあ同じ事は制約と誓約でも言えるんだけど、オーラ性質を細かく説明してくれてるおかげで一応納得できる。例えばクラピカの鎖なら対象以外に使わないと言うことで、その分普段ためたエネルギーを一気に対象に向けるみたいな感じかな、とか。でも手の内を晒す縛りは本当に意味がわからない。

あと黒閃の2.5乗も訳がわからない。かっこよさで決めたらしいけど違和感が先に来てしまう。乗はやりすぎでしょ。こんな感じのヒロアカの1,000,000%みたいなピンと来ない感が呪術はいっぱいある。

術式なんてもうぜんぜんわからん。念能力能力者の思いや育った環境とか色んな要素が反映されるものという前提が共有されている。術式って基本一子相伝で引き継がれる才能がほぼ全てのものらしいけど、アニメの術式とかコピーの術式とかってどうやって生まれたんだ?後引き継がれる前の最初の術式はどうやって作ったんだ?

 特に渋谷事変あたりからピンと来ない展開が増えた気がする。色々あるけど思ったことをいくつか挙げていく。

1射道の卍蹴り。いや虎杖お前いつそんなの習ったんだ?あまり唐突すぎるしこれが話の引きなのもよくわからん普通にかわして殴って終わりなら別に何も思わなかったけど、虎杖の見せ場に唐突な要素をねじ込んできて真人攻撃を当てられた理由にしてる感じに違和感を覚えた。格闘技好きっぽい作者にとっては卍蹴り格好いいよねという前提があるから迫力ある見せ場になるのかもしれないけど「射道の卍蹴り!!!」でうおおおおおおおお卍蹴りだああああああああってなる読者はどれくらいいるんだろう。いっぱいいたらごめん。

2甚爾のバグ殺戮マシーンと化すバグ、あまりに都合が良すぎる。RTA裏技みたいに物語上都合が良くて便利なバグを一発で引き当てるってどんな確率

3綺羅羅ちゃんの術式。複雑すぎる。あと戦闘中に一発でそれを理解した伏黒は頭が良いとかそういう次元じゃ無くて、考察能力自体を術式にしてもいいレベル。あまりに少ないヒントで術式を把握するに至る道のりが急すぎてご都合感半端ない。あと綺羅羅ちゃんの術式はどんな過程をたどって継承されたらそんなわけわからんことになるの?

 4秤VS鹿紫雲戦。一番ひどい。パチンコ術式って何???これ本当に少年漫画?どうやってその術式を得たの?大当たりで呪力爆増ってどういう理屈現実の機体とかその仕組みが術式に反映されてるのは、明らかに秤の意思によるものだけどそんな自由に決められるもんなの?ハンターハンタ-みたいに能力者の思いによってオーラが形を成す、みたいな説明をしてくれた訳では無くただ一子相伝とか元々体に刻まれてるとかたまに隔世遺伝するとかそんな感じのことしか聞いてないから、そういうのができるならできるって言っといてくれよ!って思う。術式ってそんな可変性あるの?真人に直接脳をイジるようにお願いしてパチンコの術式にして貰ったって言うなら一応納得する。後パチンコと言えば金を溶かすリスクをしょって勝負するものだと思うけど領域展開すればたいしたリスク無しに無限に回せるのってどうなんだろう。秤のザラザラした呪力に関してはいつか詳細が明かされるんだろうか。鹿紫雲の呪力は電気性質を帯びてるらしいけど鹿紫雲の時代電気みたいな概念ってあったのか?現代の術式は現実の物を参考にしてるのが多い(パチンコとか)割に、鹿紫雲だけその時代にはないような概念を使っているのに違和感を感じる。あと電荷分離とか海中で電気放出するとか塩素ガスとか急に科学要素出てきたけど本当に急で置いてかれた感じがある。どこをファンタジーにしてどこを現実にするかって作者次第だけど、なんか都合の良いときだけ現実法則を持ち出されてもいまいち乗り切れない。ご都合というか作者の意思を感じてしまって没入感が阻害される。ファンタジー漫画なんだからもっとシンプル科学じゃなく能力駆け引きして欲しいし勝敗を分かつのファンタジー要素であって欲しい。あとなんで鹿紫雲は大昔の術師なのにそんな科学を使いこなしてるの?あとジャンプターゲット少年パチンコの良さがわからないだろうから自分パチンコをやってないのでわからない)そこでも置いて行かれてる感がある。

 他にも羂索の儀式とか死滅回遊のルールとかよくわからないところが色々ある。こういうのはまあ別にかいこと気にすることは無い、そういう前提があるもんなんだと片付けるべきなんだろう、ファンタジーだし。サカモトデイズなんかハチャメチャな世界観だけど勢いとかキャラの魅力とかアクションシーンの良さでゴリ押されて「なんかすげ~」って楽しめる。ノリでかっこよければ良いよね、みたいな楽しみ方をする漫画かも知れない。でも呪術廻戦はバトルの決着理由を半端に科学とか理屈に寄せてるせいでよくわからない所への疑問が際立ってしまう。都合の良さを感じて物語に乗りきれない。

 読者を納得させるためじゃなくて作者が納得するために設定を練ってる気がして、理屈独りよがり自己完結してるように感じる。設定オタクの悪いところみたいな感じがする。下手に科学とか複雑な設定の術式なんかを持ち出して頭良さそうというか高度な駆け引き感を演出するんじゃ無くて作品で明快に説明された能力内でシンプルに決着して欲しい。ワールドトリガーとかハンターハンタ-とかこのあたりマジで凄いと思う。説明や設定は多いけどスッと頭に入ってくるもん。呪術廻戦の場合は疑問が先立って読む手が止まってしまう。

後度々「これくらいは知ってるよね?」「普通こうだよね?」みたいな感じで前提の説明が不足するのも嫌。先生が虎杖がパチンコ行ってたことの弁解で、「普通お爺ちゃんに育てられた一人っ子パチンコ行ってるから」みたいなこと言ってたけど全然共感できん。ここでも強い作者の意思作品への没入を阻害する。この作者は普通とは感覚が決定的にズレている気がする。藤本タツキとかはネットだと狂人みたいに扱われてるけど作品内でも狂人ちゃん狂人として描くし、狂った世界の中でも女の胸揉みてえみたいな男なら誰でもある普遍的感覚を描くことで入り込みやすくしてくれたり意外と普通の人の感覚バッチリ押さえている。呪術廻戦は作者のズレた感覚のせいでナチュラルに人が狂っていてそれがさも当たり前かのように描かれている。まあ何が普通でどの感覚なら世間とあってるかなんて誰かが決められることじゃないけど自分からすると決定的にズレている。他の漫画と比べてもそう感じる。普通と違うっていうのは創作だと良い要素になったりもするけど、このせいで作品に乗り切れなくなってるのでこれは良くない尖り方だと自分は思う。

 ただ、こんだけ嫌な要素が入ってるのに読むのをやめようとは思わないしずっと先が気になってるっていうのは本当にそれ以外の部分が面白いからだと思う。作者の影を抜きにすればキャラクターは皆デザインがよくて性格も魅力的で、覚悟が決まってて格好いいと思う。自分は野薔薇さんがめっちゃ好き。台詞回しも軽快で煽り合いが見てて楽しいし、ストーリーも展開が読めずハラハラする。だからこそ本当に嫌な要素、納得できない要素が残念でならない。

自分幽遊白書は好きだけどそこまででもなくて、ハンターハンタ-がめっちゃ好きな人間なので芥見先生呪術廻戦を踏まえて二作目を描いて欲しい。ていうか、むしろ自分能力バトル以外の要素にとても良さを感じていて、別にハンターハンターになろうとしなくて良いし整合性も気にしなくて良いかもっとシンプルな良さと勢いのある作品を描いて欲しい。

2022-12-07

女がガンダムを好きでもいいらしい

Twitterに吐き散らかす独り言にしては長すぎたので、ここに置いていこうと思う

私は20代後半の女で、生まれた時からオタクになるべしというような環境で育ってきた女だった。

父は鉄道模型電車が好きで、大型の鉄道模型を作ってはその資金源について母に咎められ、最終的にはそれが家庭内別居、ひいては母との離婚の一因になったような男だった。ついでに言うとアニメ好きである

母は私の幼少期の時にはそういった片鱗を見せなかったが、若い頃はアニメーターを目指し始動したばかりのアニメージュ編集部突撃し、アニメラフ強奪してきたらしいと言うとんでもない経歴を持つ女だった。今の時代ではありえないが、若くそれなりに可愛い女が田舎からアニメージュ編集部訪問してきたことが、当時の編集部にとっては驚きだったらしい。実際後から強請って絵を描いてもらったこともあったが、キャンディキャンディイラストで、かなり絵がうまかった。

歳の離れた兄もいて、これまた非常にオタク気質だった。刀剣寺院に詳しく歴史学教授のような男子で、小さい時は父の影響か色んな電車モデルを暗記していてすらすらと言えた。

父は元々家族に興味が無かったものの、自分趣味について聞かれるとぺらぺらとよく喋る男だったため、父と話そうとするともっぱらレトロアニメパソコン模型の話だった。母は情緒不安的になりがちな兄によくかまっており、私は放置された妹であったため、私は可愛がってくれ面倒を見てくれる兄に必然的にべったりになった。

まり、私の趣味はそのまま兄のコピー趣味だった。年齢差ゆえに難しい歴史趣味はついていけなかったが、ゲームは一緒にいろいろした。マリオカービィソニックポケモン可愛いものも好きではあったのでハム太郎サンリオも好きだったが、それでもピカチュウリザードンぬいぐるみを抱えて寝ていた。

そのうち兄は父の影響もありレトロアニメにはまりだした。地元テレビ再放送されているアニメや、アニメチャンネルの影響もあり、その時に見たファースト機動戦士ガンダムは衝撃的で、あまりにも面白かった。兄を引っ張り父を引っ張り母を引っ張り、ガンダムのグッズをいろんな形で買ってもらったり、付き合ってもらった。

初めて父にねだって埃まみれの古い模型屋で買ったのは、積んであった初代ガンダムの144/1スケールプラモデルだった。模型のししわのお婆ちゃんにこれください、と言うのは、すごく緊張した。

幼かったので組み立てるのには苦労したが、兄に手伝ってもらって完成させた時の喜びは忘れられない。そのあとゲルググを作ったり、安価でより簡単な、小さいプラモデルをそれ以降は購入した。好きなモビルスーツファンネルがかっこいいキュベレイで、好きなキャラクターはそのパイロットハマーン様誕生日にはとっておきのおねだりとして、母にハロを買ってもらった。アムロよろしくハロは連れ回した。兄にはずっとガンダムゲームで一緒に遊んでもらった。

そのあとは順調にZ、ZZ試聴し、あまりの楽しさに私はレトロアニメ好きを小学校でも隠さなくなった。当然私は浮いた。お前ガンダムなんか好きなんかよ、だっせえ、と男子にすらからわかれた。女子友達花とゆめとかなかよし読もうよ‥という誘いにも拒否はせず一緒に見ていたものの、すれ違いの素敵な恋愛模様より、どこか孤独シャアアムロの方が、幼いながらにわかっていなかったもの個人的にずっと共感できて、何だか辛かった。少女漫画の素敵な男の子より、等身大無茶苦茶アムロの方が好きだった。当時から少女漫画が嫌いなわけではなくむしろ今となっては好きなのだが、私の初恋ウルトラマンというくらいセンスがまわりとズレてしまっていた。

次第に友達は同じく兄の影響でジャンプを読んでいるというたった1人の女の子だけになってしまった。彼女にはレトロアニメの良さは共感してもらえなかったが、男の子っぽいものが好きでさっぱりとした彼女とは非常に相性が良く、ずっと親しくしていた。

私はその後もレトロアニメを見ることはやめず、兄と一緒に鉄人28号宇宙戦艦ヤマト、999、などいろんなレトロアニメを見た。それでもまだ一番はガンダムだった。

またその繋がりでスパロボが好きと言うクラス男の子共感し仲良くなったが、クラスメイトにお前らできてんだろ、とからかわれて疎遠になった。その後少し大人になり、男の子友達も増え、女は私1人という環境下で逆襲のシャアの鑑賞会をした。楽しかったが、男の子たちにはずっと腫れ物に触れるかのような扱いをされ続けた。

次第に私は、やはり女という性別で、このままではいけないのではないかと、ガンダムを見るのをやめた。ちょうど当時放送していたガンダムシリーズ宇宙世紀でなくなる区切りだったせいもあったと思うが、私はガンダムプラモデルを買いに行くことを、金輪際やめようと思った。

兄は友達と好きなことを一緒にできているのに、私だけ相手が兄しかいないのが、どこか羨ましくてしんどかった。クラスメイトにからかわかれるのも、もういい加減うんざりだった。仲良くなった男の子ガンダムの話をしていると、付き合ってるんじゃねーのと軽率に言われるのも、もう嫌だった。

から同じ趣味男の子たちにも、腫れ物にされていたのだと思う。

私はずっと中途半端だったから。男の子にもなりきれず、女の子にもなれなかった。私は所詮男の子の好きなものが好きな女の子だったのだ。

そのあと成長した後も男の子趣味ゲームをやったり競馬を見ていたりもしていたが、腐女子流行がきてジャンプを読む女の子が増え、少し共感できる友達が増えた。バンドメイクにも興味を持って、世界が少しずつ中身も趣味女の子寄りになり、今までとは違う友達もできた。

でもやっぱり、悔しかった。小学生の時の私が好きと言っていたものを、周りに理解されず馬鹿にされた経験は、しこりとして残り続けていた。

そうだったんだと気づいたのは、ジョジョの人気が沸騰してからだった。ジョジョはここ10年以上にわたりアニメ化を続け、今やっている6部は徐倫主人公で、アニメ化してからと言うもの女子ファンがわっと周りでも増えた。5部からは明らかに女子ターゲットとした商品も増え、コラボコスメが増えた。もちろん買い占めるくらい買っている。

私の小中学生時代、一番好きなジャンプ漫画ジョジョだった。ジョジョ立ちは兄の友達が可愛がって付き合ってくれたが、周りには理解されない趣味だった。あんなに周りには、楽しいのに…お兄ちゃん許してたから貸すようちの漫画‥と言っていたのに、誰も読んでくれなかった。唯一のジャンプを読む女の子友達でさえ、ジョジョは好きじゃなかった。共感してくれたのはテレビ越しのしょこたんだけだった。

ようやくこの時代が来たんだほら見たことか!と叫んでやりたかった。

そして今、水星魔女でやっと、やっと小学生の頃のしこりが、消えたような気がする。

ヨドバシエアリアルプラモデルを、十数年ぶりに買いに出かけた時、何だかすごく、すごく泣けた。買いに行くおゆるしを、やっと自分に出せた気がした。

ガンダムSEEDについては、周りの腐女子友達関係性が好きだと言っていたことがあったのだが、それでも私はずっとずっと、ガンダム世界観丸ごと、モビルスーツデザインもよくて、キャラクターもよくて、そういったガンダム世界まるごとを好きだと言っても「変だよ、女の子なのに」と言わない世界が欲しかったんだと思う。

私はもういい歳で、でも周りの女性も、おそらく子供世代も巻き込んで、水星魔女話題によく上がっている。キャラクターカップリングだけでなく、世界観の考察含め、ガンダム過去作も見たいと言う人がいる。

多分今エアリアルが好きと言っても、欲しいと言っても、女の子が言っても、馬鹿にされないだろう。だってパイロットかわいいたぬき顔の女の子なんだから。ファラクトミカエリスなんかもシャープでめちゃくちゃかっこいいモビルスーツだし、ディランザも真っ先に足元を見た時にドムを思い出すようなかっこよさがある。全部欲しいしみんな好きだと思う。小学生の時でも全部欲しいと思ったと思う。特にファラクトはガンビッドかっこよすぎて絶対ほしい。

改めて、思い切った決断で初めて女性主人公ガンダムの新作を作ってくれたこと、すごく感謝したい。こんなたった1人かもしれないけど、過去の思い出ごと、丸ごと救われてしまったひとがここにいることを、製作陣に感謝したい。

ガンダムリアルタイム世代は母だった。

母も毎週ファーストガンダムの放映を楽しみに、学校から帰るのが楽しかったと言う。母はガンダムを好きになった私に喜んでハロを買い与えたが、母も恐らくガンダムが好き、アニメが好きと言う友達には時代もあって全く恵まれなかったと思う。

そんな母の子である私もガンダム好きな友達には恵まれなかったが、今の小学生は、性差なくきっとガンダムの話ができているだろうと思うと、こんなに嬉しいことはない。もう亡くなってしまった母もきっと喜んでいることと思う。

水星魔女、毎週すごく楽しくて、楽しみです。作ってくれてありがとう。見られなかったガンダムシリーズもこれから見て、ガンダムが好きだとこれからは自信を持って言いたいと思います

ケモノクニの何が評価されているのかがわからない

https://shonenjumpplus.com/episode/316190247014843117

ジャンプ+の新連載で、読者評価結構高いらしいのだが、自分には全く面白いと思える要素がなかった。

評価を見ても「凄いの始まった」「最高」「面白すぎる」「これがインディーズだと!」「水溶が楽しみ」みたいなのばかりでどう面白いのかが伝わってこない。

強いて言うなら「主人公名前ヒルコであることがバッドな展開の伏線だね(ニチャァ」みたいなのぐらい。

は?その程度か? とならざるをえない。

まず設定だが、

ヒトが動物奴隷となっているという設定自体は超ありきたりだ。

たとえばこれがコロコロ漫画なら「奴隷描写児童誌で!?」と驚くことも出来たが、タコピーでさえオッケーな媒体でやられてもインパクトはない。

同じ系統なら人類史で実際に人間人間奴隷にしていた時代を描いた「ヒストリエ」や「カタバミ黄金」の方が読書体験としてのパワーは強力だ。

そもそも獣人」という言葉存在する世界で「ヒト」という呼び方を使っているのが設定の甘さを感じる。

「ヒト」は「人」を意味するのだから、それ単体で最下層の存在指定するのは難しいだろう。

「卑」「ハゲ」「フニャフニャ」といった何らかの蔑みを込めた単語のものか、それプラス「ヒト」を呼んでいないとおかしい。

ストーリー展開も必死に戦って死ぬというただそれだけの話であり、物語の中に深みはない。

とりあえずキャラを殺しまくればインパクトは出るのだろうが、それをやるには最初絶望的過ぎる。

平和世界がいきなり壊れて終わったり、キャラクターの行動について読者に熟考を求めるような強烈な余韻を残したりが必要だろう。

それがない。

ただ悪人反省して死ぬというそれだけの話だ。

薄味過ぎる。

物語の冒頭として「まあ様子見かな」とは思えても、これをして「すげえええええ」とはならんだろ。

キャラクターの造形についても陳腐というか、動物人間化を行う際に「この生物はどうやって生活しているのだろうか」と作者が考察した感じが薄いように思う。

その手の形で人間的な生活スタイルを営むのは難しいと感じてしまキャラクターも多くいる。

種族ごとの身長のばらつきが大きいはずだが、それを反映している街の作りになっていないように思える。

そもそも最下層の生物として「ヒト」が設定されているが、その割には「海獣」という更に下の存在がいるようなので混乱する。

海獣」に近い特徴を持った生物が他の種族から差別されているように見えないのだが、それについてちゃんと作者は設定を練っているのだろうか?

なんというか色々と「本当に大丈夫か?この漫画」と不安になる要素だらけなのだ

その漫画に手放しの称賛が集まっているのが理解できなかった。

誰か教えて欲しい。

この漫画は何がどう「最高に」面白いんだ?

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