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はてなキーワード: 実験結果とは

2020-07-30

別の話題なので分けた増田 anond:20200730145728

現存してるのは生存に不利になる外見特徴だけなら、見た目による障害認定を受ける人は存在しないはずだろ。

 

動物人間赤ちゃん研究でもある程度わかっているように同種と見做す外見の範囲があるんだよな

そこから著しく外れていると同種と見做さな

 

人間赤ちゃんユニークフェイスをどう判断するかは軽くググっただけでは見つからなかった

 

ウイリアムス症候群の子どもなら気にしないと思うけど、今までの実験結果から推測されるだけで、

軽くググっただけではユニークフェイス対象とした実験は見つからなかった

 

しかしそのかわりに 先天的異常” を外見で見つけるための論文なり科学読み物なら山のように出てくる

たとえば、Nature のこれ

[Nature] AI face-scanning app spots signs of rare genetic disorders
https://www.nature.com/articles/d41586-019-00027-x

 

AIスキャンアプリまれ遺伝性疾患の兆候発見

 

ディープラーニングアルゴリズムは、医師研究者にはすぐにはわからない状態の診断に役立ちます

Nature Medicine 誌で1 月7 日に発表された論文で、研究者は診断支援テクノロジー

Face2Geneと呼ばれるスマートフォンアプリについて説明しています

機械学習アルゴリズムと脳のようなニューラルネットワークを利用して、

先天性および神経発達障害を持つ人々の写真の特徴的な顔の特徴を分類します。

 

おっそろしいね研究技術自体には、良い悪いは無く、ハサミや包丁みたいにどう使うかなんだけどさ

この並々ならぬ完璧への執念よ

 

見た目でとにかく障がいをキャッチアップしようというのは大昔から行われていて

見た目による障害者の認定もそのひとつだろうね。また人間経験的な警戒心かも知れない

 

 

ただ、ユニークフェイスは初対面こそはびっくりしても直ぐに慣れると思うんだよね。人間人間から

 

もちろん、初対面でびっくりされる、警戒心を持たれる、差別される、辛さ・様々な困難については

誰もが想像できることだ。ワイだって自分の顔に驚かれたら辛い

十分に配慮しなきゃいけないし、日常の障がいとなり得るとから結果として手帳が出ているのだけど、

彼・彼女らがみんな不幸に過ごしたかというと別にそんなことはない

 

実際、人権が怪しい時代からユニークフェイスの人たちは子を成しているわけで現在でもそうだ

 

遺伝子の面においてもたとえばダウンの人はガンに極めてなりにくいなど

どの遺伝子がどう有利に働くかなんて誰にもわからない

 

外見への警戒心は意識的に無くしていくか当事者精神的に負担にならないようにして行きたいね

インターネットリモート勤務はその役割ひとつを果たすかもね

ループから増田を分けるよ anond:20200730133633

元増田とかの内容を「増田で見られる謎のルッキズム」って勝手定義して話をしてたわけね、共有されてないお前の中の前提を話すならそのことをちゃんと言わないと相手には伝わらんぞ。

最初から共有してるぞ

ルッキズム本質的人種差別からね。

増田でよく見られる「単なる醜形恐怖症」とか 「学歴コンプ」と 言い換えられる謎のルッキズムとは違う

 

残念ながら、現在赤ちゃん研究でもまだ言語を持たない赤ん坊が “自分と同じ人種優遇” するって結果が出てたりする

 

[Frontiers in Psychology] I“I pick you”: the impact of fairness and race on infants’ selection of social partners

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2014.00093/full

 

なので意識して多様な美なんだよ?

MARCH じゃないか人権が無いとかそういう話じゃないよ?

 

印象管理操作必要なのはルッキズム」があるからだろ、ルッキズムがないなら化粧やアクセサリー服装なんかでの印象管理操作必要ないだろ。

 

これも同じ話の繰り返しになるね。増田のいう謎のルッキズム生存に関わる話ではなく、ビジネスで得するにはとかそういうレベルの話、“印象管理操作” の分野の話

増田人生にそれが必要ならすればいいし、不要ならしなければいい。誰も増田強制はしていない

そして、下記は明確にYESだね。生存ではなくビジネスで得しようのレベルの話なら “印象管理操作” の分野の話

障害者認定ウケるレベルの不利とされるレベルの人以外には、見た目による影響は皆無だって主張なの?

面倒だから以下コピペ

現実には日本人集団自然淘汰されている外見(遺伝)特徴があり、

現存しているのは生存に不利になる外見(遺伝)特徴ではないと考えるのが

フツーじゃないかと思うけどね

なによりそれが本当に最優先されるならそうじゃない個体自然淘汰されているはずだが

されてないでしょ? 

 

ちなみに身長に関しては日本人集団では自然淘汰が働いていたようだよ

日本人約19万人の身長に関わる遺伝的要因を「ゲノムワイド関連解析(GWAS)[3]」により調べた結果、573の遺伝変異を同定しました。

また、身長に影響するSLC27A3とCYP26B1という二つの遺伝子を新たに特定しました。

さらに、低頻度の遺伝変異身長を高くさせる傾向にあることを明らかにしました。

 

これは、身長を高くする遺伝変異日本人集団では自然淘汰を受けていたことを示唆する結果で、
欧米人検証された結果と真逆であり、高身長日本人にとって何らかの不利な影響を及ぼしていた可能性を示しています


理化学研究所

https://www.riken.jp/press/2019/20191002_1/index.html

増田で見られる謎のルッキズムについて

じゃあお前が世の中にはルッキズム差別はないって主張してるわけかw

ルッキズム本質的人種差別からね。

増田でよく見られる「単なる醜形恐怖症」とか 「学歴コンプ」と 言い換えられる謎のルッキズムとは違う

 

インド然り、北欧然り、アメリカ然り、人種が行き交い血が混ざり合うさまざまな地域で発生しがち

ボーダーの感想文追記でも書いたけど

化け物として描かれてがちなのは大抵混血によって発生し得る容姿なのよね

過去、ダウン顔は Mongoloid (黄色人種蒙古人種) の顔と定義した(Mongolism:蒙古症) 西洋医学者もなんなんだ?って話だけど、

 

残念ながら、現在赤ちゃん研究でもまだ言語を持たない赤ん坊が “自分と同じ人種優遇” するって結果が出てたりする

[Frontiers in Psychology] I“I pick you”: the impact of fairness and race on infants’ selection of social partners

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2014.00093/full

 

なので意識して多様な美なんだよ?

MARCHじゃないか人権が無いとかそういう話じゃないよ?

 

しかし、同族(同じ人種・同じ集団)として認められる外見ではあったとしても、

同族の中で損得は発生するよね?って言ったら、もちろんその通り

 

学歴は無いよりあったほうがいいし、早慶上智以上であるならそれに越した事はないね

けど、フツーの人は越した事がないだけで終わり

泣いて暮らしたり、歯軋りで歯をすり減らしたり、人権がないって発狂したりはしない

 

なによりそれが本当に最優先されるならそうじゃない個体自然淘汰されているはずだが

されてないでしょ? 

 

ちなみに身長に関しては日本人集団では自然淘汰が働いていたようだよ

日本人約19万人の身長に関わる遺伝的要因を「ゲノムワイド関連解析(GWAS)[3]」により調べた結果、573の遺伝変異を同定しました。

また、身長に影響するSLC27A3とCYP26B1という二つの遺伝子を新たに特定しました。

さらに、低頻度の遺伝変異身長を高くさせる傾向にあることを明らかにしました。

 

これは、身長を高くする遺伝変異日本人集団では自然淘汰を受けていたことを示唆する結果で、
欧米人検証された結果と真逆であり、高身長日本人にとって何らかの不利な影響を及ぼしていた可能性を示しています


理化学研究所

https://www.riken.jp/press/2019/20191002_1/index.html

 

このトラバ増田で見られる謎のルッキズムに付けています

anond:20200730103920

2020-07-22

美白化粧品差別ですはだいぶ前から言われてる事  anond:20200722170240

美白化粧品差別ですはだいぶ前から言われてる事だぞ

ビヨンセリアーナニッキー・ミナージュなどなどのブラックセレブの肌ホワイトニングブリーチ

肌が白いことはよいこと信仰アフリカじゃ健康被害も出ていてWHOも警告出してた

やっと水銀水銀誘導体、コルチゾン(ステロイドホルモン一種)等が含まれ美白製品皮膚がん発生の恐れがあるとして規制されるようになりましたが、安全対策に乗り出したのは、アフリカの一部の国のみ。

モザンビーク化粧品食品など安全対策の分野でもかなり遅れています

世界保健機関WHO)の報告ではアフリカ美白に最も熱心なのはナイジェリア女性で、77%が美白化粧品を使っているのだとか。2位からトーゴ59%、南アフリカ35%、マリ25%と続きます

一体アフリカ全土で何千、何百万人の人が有害物質の含まれ美白化粧品副作用を知らずに今日も丹念に顔や身体クリームを塗り込んでいることやら・・・。

広告が多く見られます

 

ファンファン福岡:【アフリカ美白ブーム】白くなりたがる人たち。

https://fanfunfukuoka.aumo.jp/articles/83658


そもそもブラックセレブマイケル・ジャクソンじゃないけど「有色人種として扱われるのがイヤ」的なことは

メンヘラっている時に言いがちだぞ。そして事実なのだと思う

 

赤ちゃん研究でも、まだ言語を持たない赤ん坊自分と同じ人種優遇するってやってたぜ

[Frontiers in Psychology] I“I pick you”: the impact of fairness and race on infants’ selection of social partners

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2014.00093/full

2020-07-21

赤ちゃんには道徳心仲間意識(差別意識)もあるぞ anond:20200721164244

赤ちゃんには快と不快以外もあるぞ

たとえば、道徳心だとか仲間意識(差別意識)だとか

科学読み物やTVで取り上げられた有名なのはこれ。イェール大学のヤツ

  • ○ が 山を登ろうとした時に △ は ○ を助ける
  • ○ が 山を登ろうとした時に □ は ○ を邪魔する
  • 赤ちゃんは、○ を助けた △ を選ぶ


下記はイェール大学乳児認知センターで公開している実験動画

[Yale University] The Infant Cognition Center: Research in Action

https://campuspress.yale.edu/infantlab/media/


他に科学読み物で取り上げられてたのはワシントン大学のこんなのとか

[Frontiers in Psychology] I“I pick you”: the impact of fairness and race on infants’ selection of social partners

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2014.00093/full


日本でも「文部科学省認定 共同利用・共同研究拠点」の事業の一環でいろいろ赤ちゃん研究イベントやってるぞ

https://www.mext.go.jp/a_menu/kyoten/index.htm

2020-07-18

anond:20200717043234

不動産業者だけが見られる謎データベース掲載されてる情報は、suumoとかで見られる情報とそんなに差が無いよ。遮音性能なんて謎データベースにも載ってないか安心して。

そもそもデータベースにその売却情報掲載するか、suumoかに掲載するかなどは、不動産屋が決めるんじゃなくて最終的には売り手が決めることなので一人一人の売り手に文句言うしかないよ。

遮音性能はあくまでも新築時の基準値で、実験結果をもとに国が定めた「この部材、この工法場合はこの程度の遮音性能があるよ」という適合証明のようなものだけど、現実には世の中には色んな音があって響いちゃうことも聞こえちゃうこともあるので、あくまで目安でしかないよ。情報の非対称性は不動産屋が作ってるんじゃなくて、売り手と買い手がいればどの商品にもある程度発生するから、その辺が不満で文句言うなら買うべき能力が無いと思った方が良いよ。

2020-07-07

ポスドクってこんなんなの

研究室の先輩なんだけど、実験結果はすごいし業績もあげてはいものの、ちょっと複雑な理論になると全然自分で手計算しなくて、ラボボスのところに足繁く通って理論解釈だけ聞き出してはオウムのようにそれを繰り返すだけの人

質問してもいつも雰囲気で返されるしなんなら優秀なM2のほうがきちんと説明できる

実験屋だからねーなんて言ってるけど、これで夢は大学教授なの本当に謎

でもDC1通ってたし、論文数も多いし受賞歴も多いしで、要領よく仕事ができる人ってことにはなるのかな

それも才能かー

2020-07-01

バッタ博士論文に対する疑惑は…

バッタ博士」として有名な前野ウルド太郎博士論文に対して、その内容の再現性が取れないという問題があるということを下記の一連のツイートで知りました。

https://twitter.com/n0rr/status/1277918852987285505


ラボメンが捏造したときに、PI責任を取る方法ひとつ示された。”

と、ツイート主の @n0rr さんは述べており、筆頭著者である前野博士データ捏造して論文を書いたのではと暗に示唆しています


いったい何が起こっているのだろうと思ったので、詳しく調べてみました。


結論から言うと、「前野博士実験結果には再現性がある可能性が高い」と個人的には思います


以下詳しく解説します。


どうやら、前野博士田中博士研究していたバッタ(Schistocerca gregaria)は、「メス成虫が”混み”を感じると、産卵する卵のサイズが変わり、その卵からまれる幼虫の体の色も変わる」という性質を持っているようで、その”混み”の感受に必要な器官や、卵や幼虫の形質に影響を与えるに十分な”混み”の期間、などが先行研究によって明らかにされていたようです(Maeno et Tanaka 2008やMaeno et Tanaka 2012など, 以下「先行研究論文群」)。”混み”を感受すると、その卵は大きくなり、黒い幼虫が生まれるとされています。この黒い幼虫が成長すると凶悪な群性相になって作物を食い荒らします


ところが昨年、先行研究で述べられているような条件では卵や幼虫の形質に影響が見られない(つまり先行研究再現性が取れない)と告発している Nishide and Tanaka 2019 (以下「告発論文」)が出されました。

告発論文責任著者の田中博士は、先行研究論文群の責任著者です。自らが「過去自分達の研究結果が信用できない!」という論文を出すなんて極めて異例。いったいどういうことなのでしょう?

自らそのような告発論文を出すという事は、「他の著者が何か良からぬこと(データ捏造など)をした」ということを発信し、誤った言説を正したいという事なのでしょうか。


そんなことを思いながら、関連ツイートを眺めていると、下記のツイートを見つけました。

https://twitter.com/Cyclommatism/status/1278151055830732801

”20112012年科研費の実績報告書では、きちんと結果を再現できているように読めます”(@Cyclommatism さん)


え?予想した展開と違うぞ…と思いつつ、田中博士科研費実績報告書https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-23380038/)を見てみると…


孤独相(単独飼育)メス成虫が混み合いの影響(大きく、黒化した艀化幼虫を生産)を受けるには、1日3時間以上の光条件下で混み合いにさらされることが必要であることがわかった。”(2011 年度 実績報告書


サバクトビバッタの成虫が混み合い刺激を感受し、それを子世代に伝達する現象確認した。また、それらの感受期は産卵前4日であると見なしていたが、産卵6日前までの刺激もわずであるが、影響することが分かった。そこで4日ではなく6日間刺激を与えたほうが、反応が確実に現れることがわかった。”(2012 年度 実績報告書


と書かれており、確かに先行研究をおおむね再現できているかのような記述があります


しかし、一方で2013 年度の報告書では下記のように書かれています


”小さな卵を産む孤独相メスに6日間(感受期間は4日)複数のオスを加え混み合いを与えたところ、反応率が低いうえ、生産された卵サイズが以前(Maeno, 2011; Maeno & Tanaka, 2012)の結果と比べ、大きくならなかった。”(2013 年度 実績報告書


2012年報告書までは「孤独相のメスに6日間混み合い刺激を与えると反応が確実に現れる」という結果が、2013年報告書では「孤独相のメスに6日間混み合い刺激を与えても反応率が低い」となっています

まり(私の理解が正しければ、ですが)、2012年度までは前野博士論文実験結果再現性がとれていて、2013年から再現できなくなっているように思えます


前野博士田中博士研究から去ってアフリカに渡ったのが2010年度末ですので、2011年度や2012年度の報告書に書かれているデータに前野博士実験データは含まれないと考えるのが自然でしょう。

(もしも含まれるのだとしたら、田中博士が「過去データをあたかもその年に得られたデータであるがごとく報告している」という問題行動をしているということになります

まりデータ再現性に関して、田中博士の主張は途中で変遷しているといってよいかと思います


さらに、前野博士2020年になって、「実験結果再現できた」という論文を発表しています

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0022191019303713


この論文を読んでみると、実験は総勢11名の人間が、実験者、調整役、測定役、解析役というそれぞれ異なる役割実験に参加し、互いに他のステップには干渉しないし結果も知らない(例えば、測定役は自身が測定しているサンプルがどのような処理を受けたものかわからないし、次にどう解析されるかもわからない)という非常に厳密な条件で行われています。そのうえで先行研究実験結果再現されています

これだけ多くの人が関わると、データ捏造するのは無理ではないでしょうか。

(謝辞に名前が挙げられている方と思しき方による、当時のことに言及したと思われるツイートも見つけました https://twitter.com/kobakaz_jp/status/1278151260743495680, @kobakaz_jp さん)


以上のことから、前野博士による実験データは「再現性がある」と個人的には感じます

しろ、実績報告書の中で実験結果記述を変遷させている田中博士の方の主張は無理筋なのではないでしょうか。


生物相手にした実験では、ささいな条件の違いで結果が異なることがあると聞きます

恐らく今回の事態も、そのような違いに起因して先行研究の結果が再現できなかったのではないかなと想像します。


参考文献


【先行研究論文群】

Maeno, K., & Tanaka, S. (2008). Maternal effects on progeny size, number and body color in the desert locust, Schistocerca gregaria: density-and reproductive cycle-dependent variation. Journal of Insect Physiology, 54(6), 1072-1080.

Maeno, K., & Tanaka, S. (2012). Adult female desert locusts require contact chemicals and light for progeny gregarization. Physiological entomology, 37(2), 109-118.


告発論文

Nishide, Y., & Tanaka, S. (2019). Re-examination of the maternal control of progeny size and body color in the desert locust Schistocerca gregaria: Differences from previous conclusions. Journal of insect physiology, 114, 145-157.


告発に対する反論論文

Maeno, K. O. (2019). Comments/arguments to: Re-examination of the maternal control of progeny size and body color in the desert locust Schistocerca gregaria: Differences from previous conclusions (by Yudai Nishide and Seiji Tanaka-2019-Journal of Insect Physiology xx, xxx). Journal of insect physiology, 114, 158.


再現論文

Maeno, K. O., Piou, C., & Ghaout, S. (2020). The desert locust, Schistocerca gregaria, plastically manipulates egg size by regulating both egg numbers and production rate according to population density. Journal of Insect Physiology, 122, 104020.


2020-06-28

anond:20200628004932

なんの話だよ知らんがな


ぼく金持ちが温和なんて金持ちケチと同レベル幻想だと思ってる。金持ちが温和ではないということを肯定する実験結果もいくつか出ている。温和なのは競争と無縁な上級国民2世以降じゃないか


増田:「認識してるし」って誰が認識してるの?


ぼく:(まーたなぞなぞ君か)誰だと思う?


増田:「認識してる」と「(広く)認識されてる(ので説明不要事実として扱える)」の区別が付いてなさそうだなと思って


ぼく:それはあなた感想ですよね?


増田:あー触っちゃいけない奴だったか。石ひっくり返してごめんな戻しとくから


ぼくお気持ちの表明ありがとうございました またのご利用をお待ちしております


増田世界観に「事実」と「相手お気持ちしかなくて自分がどこにも居ないんだよね分かるよ


ぼく:(何いってるんだこいつは?厨二病かな?)それはあなた感想ですよね?


増田自我が無い


ぼく:(OKわかったよ) 自我ってなんですか? なお、当方は、 ”生きる意味について考える” とは、 即ち、『自己組織化分子の振る舞いや目的を考えること』としております

 ↓

回答無し

 ↓

しかし別増田でまたなぞなぞ君を始める

2020-06-17

製品品質

ペーペー社員エンジニアである

弊社は産業機械製造している会社なのだが、最近製品品質がまずいことになってる。


製品をお客さんの工場に納品して、お客さんのテスト稼働中に重大な不具合が出る。

あるいは、開発の途中で問題が発覚して納期が大幅に遅れる。

ほぼ全部の試験を1からやり直しになったとかのうわさも漏れ聞く。


経営層はかなり危機感を持っているようで、実験計画法教育を始めた。

効率的設計品質を上げるためらしい。


実験計画法設計品質?とか考えた人は正しい。

効率的に「実験」する方法であって、実験結果を設計フィードバックするためには有効から

今と同じ量の実験で、効率的問題を見つける=同じ開発期間で品質問題の出ない製品ができる。


・・・はず。

実はペーペー社員にはそこじゃない感がするのである


そもそも、どんな会社どんな商品であっても、製品設計して、試験をして、問題があったら設計修正をして…というサイクルを繰り返して

最終的に販売できる品質を確保するものだとおもう。

試験の項目がたくさん増えて、発売日に全然間に合わないか実験計画法を使いましょう。というのは理解できる。

でも、試験項目が増えたのは、お客さんの工場から製品送り返されて、ちゃんと動くまで納品するなと怒られた後なのだ

そう、普段試験全然してないのである


製品開発の担当者はなんで試験をしないのか。当然それにも理由がある。

ペーペー社員であっても製品開発の仕事の流れは何とか理解できる。おおまかにこんな順番である

1.必要作業見積もってスケジュールをたてる。

2.製品設計をする

3.部品発注して納品を待つ

4.組み立てる

5.試験をする

6.完成

さてこの中で、弊社で問題なのはどこか。スケジュールである


スケジュールを立てるとき

担当者はこんなもんですかね。みたいな感じで、試験問題があっても大丈夫スケジュールを立てる。

問題管理職である管理職スケジュール確認する会議に出たときに、修正が入る。期間を短くする方に。

ペーペー社員は思うのだ。

「うーん自分担当だったらこの三倍は時間がないと無理だな~」

この時点ですごくやな予感がする。


そのあとは設計が始まって、案の定スケジュール通りに終わらない。期間が短すぎるんだ。

定期的に開催される進捗を確認する会議で当然問題になる。

管理職:「スケジュールを直すように」

担当者が直して、また会議がある。

現実的スケジュールに直ってて、ペーペー社員もほっとする。

しかし、そこは地獄の始まりだった。

管理職:「そうじゃない、元のスケジュール通りに進めるにはどこを縮めるか考えるんだ!」

むりだろそれ。


かくして担当者は縮める作業を探すのである

当然ながら、試験では「なにも問題は起こらなかった」という結果でないと間に合わない。

あるいはモジュール毎に行う試験は省略する。全体でうまく動けばいいよね?

結果は一番最初に書いた通り。

何も問題なく完成したはずの装置は、出荷前の最終試験や、お客さんの工場でやる受け入れ試験

だけしか通っていないので、お客さんが用途に合わせて使おうとすると「なんか変」とかいう話になる。


ちなみに、この管理職問題なのだとは思うのだけど、別の製品会議で見る、ほかの管理職でも

同じようなことを言ってるので、会社文化なのかもしれない。あるいはそういうことばかり言ってる人が

出世して管理職になるのかも。


というわけで、皆さんも根拠のないスケジュールを立てちゃだめだぞ。

えっ?お前はどうしてるんだって

ペーペー社員最初会議で「どう頑張ろうとこのスケジュールでは時間が足りないので時間をください」といったので

担当をはずされたのだ。

2020-06-14

anond:20200614185834

さて、後半やるか…。なんかもう嫌になってきちゃうな。ここから先、自閉症はおろか発達障害さえ出てこない代わりに、「男らしさ」がマジックワードとしてメキメキ頭角を現してきます。「男らしさ」の指標論文によって様々であり、その点にrei氏は意識的かどうかは怪しいところですが、少なくとも段落ごとに「男らしさ」の内容が変転していきます。では読みましょう。

そして当然であるがチー牛顔はモテない。

知らんがな。次。

テストステロン値の高い男性は顔の横幅が広くなる傾向にあり、テストステロン値の低い男性は顔の横幅が狭くなる傾向にある。そしてチー牛の元となったイラスト男性も面長であるが、先進国女性全般に「面長の男性らしくない男性を嫌い、横幅の広い男性らしい男性を好む」傾向が確認されている。例えば、米国若い男女を対象としてスピードデート研究を行ったところ、男性の顔つきの男らしさが短期的な関係に対する女性の関心の差異の34%を説明していることが示された。

https://ink.library.smu.edu.sg/cgi/viewcontent.cgi?article=2727&context=soss_research (論文d)

スピードデートっていうのはいわゆる婚活パーティ。この論文dでは、顔つきの男らしさを、テストステロンに影響されると考えられている顔の縦横比で表しているみたいです。多分婚活パーティでの女性の反応と男性の顔の縦横比の関係を調べたんでしょう。で、rei氏は"先進国女性全般に「面長の男性らしくない男性を嫌い、横幅の広い男性らしい男性を好む」傾向が確認されている。”と書いてますが、この主張の出典はどこですか?論文dの先行研究に触れてる部分にもDiscussionにも、国の発展度合いは女性の嗜好と関連性がある、といった記述は見受けられません。関連性が本当はあるのだとしても、米国内の研究だけを例に挙げて、"先進国女性全般に"と言い切るのは流石に通らないです。もっとも、顔の縦の長さや横の長さが女性にとってなんらかの関心を引く要素の一つであることは間違いなさそうです。これはさすがに誰か気づいて指摘してるだろうと思うんですけど、この論文dを出したのは米国大学ではなくてシンガポール大学なんですよね。ざっと見た感じ、アメリカで行われたともアメリカ人を対象にしたとも書かれてません。次の段落に移ります

また顔つきの男らしさは童貞卒業の早さを予測する因子であることが示唆されている。言うまでもない事であるがチー牛顔は遅い。

https://psycnet.apa.org/record/1994-44767-001 (論文e)

論文eの題は"Dominant looking male teenagers copulate earlier.”、和訳すると支配的な見た目の10代の男子はより早く性交する、ですね。このリンククリックしてもらうとわかるんですけど、Abstract(要約)しか書いてません。本文はどこでしょうか?試しにCitation引用)って書いてる下のあたりのリンクを踏んでみましょうか。でもやっぱりAbstractしかありません。実は、論文ってタダで読める訳じゃないんです。検索して出てきた論文を読みたいと思っても、お金を払って電子ジャーナル学術誌を購読しないと読めないことが多々あります大学生や研究者の場合基本的大学が代わりに費用負担しているので割り当てられたメールアドレスを使えば無料で読めます。私も大学アカウントサインインして読みました。大学生や研究者でなくても大学図書館に行ってコピーすれば印刷代はかかりますが、可能でしょう。しかしこのご時世、ほとんどの大学図書館は解放されていませんでした。以上を踏まえると、rei氏は電子ジャーナル個人購読していると考えられます。なんと素晴らしい心がけ!一般企業勤務年収700万の会社員であるrei氏が支払う購読料で出版不況に喘ぐ学術業界はきっと大助かりのことでしょう。みなさんにこの感動を伝えたいあまり、すっかり前置きが長くなってしまいました。では論文eの内容を概説します。

アメリカの7thGrade、8thGradeの男の子日本で言えば中一中二の男子に対して、男子の性行為経験の有無、身体男性成熟度、リーダーっぽい支配的印象の程度、イケメンな印象の程度の四要素間の相関を統計的処理にかけて調べました。その結果、身体男性成熟が進んでいて、支配的な印象を与える、イケメン男子ほど性的活動が活発な傾向があると判明したそうです。

論文eは捉えがたい「男らしさ」を多面的定義づけ、そして「男らしい顔つき」の男子はより早く性交渉する機会があると分析したわけで、なかなか面白いなあと思ったりするんですが、それをrei氏は"顔つきの男らしさは童貞卒業の早さを予測する因子であることが示唆されている”の一行で済ませてるんですよ。まとめ方が雑。情報取りこぼしすぎ。ちなみに論文eによると支配的な顔つきの男子イケメン男子眼鏡をかけていない傾向があったそうですが、この記述から眼鏡をかけているチー牛顔の男子性的経験に乏しい、とまで言えるのかどうかは正直よくわからないです。次の段落に移ります

しかしながら、チー牛顔がここまで忌避されるのは「豊かな先進国から」という事情もある。たまにインターネットでは「所詮この世は弱肉強食強ければ生き弱ければ死ぬ」みたいな事を言う人間がいるが、この世は弱肉強食ではなく適者生存であり、また社会が豊かで平和からこそ、そのように言ってられる面がある。人間戦争災害時など本当に弱肉強食環境下では、所謂「群れ」になる。そして野生動物の群れを見れば分かる通り、群れ内では弱肉強食摂理は働かず、互助相互監視役割分担といった形で群れ内は「平和」な形になる。これは考えれば当然の事であり、本当に厳しい環境下において同じ種で争っている場合ではない。要するに個人主義は社会平和である事を前提とした価値観なのだ

色々トンチンカンなこと書いてるrei氏のこのnoteで、最も意味不明な箇所がここです。何を言いたいのかマジで把握できなくて、読むだけで一時間くらい費やした。ここまで可読性が低いのはいくつか理由が考えられて、まず接続詞おかしい。段落頭、「しかしながら」は逆接の接続詞のはずですね。前の二段落rei氏が言いたかったであろう主張は「女性は男らしい顔を好む」のはず。しかしながら、この段落では突然、「平和社会状況であることが人々の行動に与える影響」の話が出現します。新規情報です。新キャラです。「しかしながら」の前後で予想を裏切るような意味内容の反転は生じていません。もう一つ指摘するとすれば、対立軸不明確な言葉遣いである点。「先進国ときたら「発展途上国」、「弱肉強食ときたら「共存共栄」、「個人主義」ときたら「全体主義」もしくは利己主義の逆という意味で「利他主義」。こうした対義語リードされてあっち行ったりこっち行ったりしながら議論を進めていくのが一般的なリズムな訳です。現代文の定石です。ではもう一度読んでみましょう。

……………。何が書いてあるか、何を主張したいかわかりましたか?私にはわかりません。とりあえず”この世は弱肉強食ではなく適者生存"の部分に着目してみましょう。なにやら進化論じみた雰囲気しますね。弱肉強食適者生存進化論については、科学史哲学史関連の書籍出版している吉川浩満氏のインタビュー記事がとてもわかりやすかったので、ちょっと長いですが紹介させていただきます

https://synodos.jp/science/17264

この記事によると、弱肉強食世界認識モデルに組み込んでしまうのは素人あるあるらしいです。rei氏も度々モテ/非モテ論の文脈位置付けられる文章を書いていましたね。インタビュー記事は続いて「適者生存概念歴史的経緯へとトピックが移ります吉川氏によると、ダーウィニズム進化目的生物序列を認めない立場なのだそうです。そして、絶滅を免れて生き残った生物種のことを適した生物、すなわち適者であると定めましょう、というダーウィニズムの考え方を端的に表すスローガンこそが、「適者生存」なのです。生存する者を適者とみなす適者生存」とは、ダーウィニズムにおける議論の出発点にすぎなかったんですね。これをひっくり返して飲み込んでしまうと、お前は適者でないか生存できないんだ、俺は劣っているか勝負競争に負けるんだ、となってしまます。これはよくない、本当によくないですよ。優生思想ど真ん中、ナチスドイツの大虐殺。そんでもってこれがrei氏の手にかかると非モテから結婚できないんだという同語反復に陥っちゃうわけです。

わかりましたかrei氏は語の意味をまともに調べることすらせず、雰囲気だけで文章を練り練りしてるんですよ。キリがないんで次行きますね。

それは異性選好においても同様であり、34か国の異性愛女性4483人のサンプルを使用して、社会的、生態学的、経済的変数女性の顔の男らしさの好みをどのように予測するかをテストするかを調べた研究では、国の健康指数人間開発指数が高い国でより強くなると報告された。男らしい顔に対する女性の好みは、子孫の生存率が高く、経済状況がより好ましい条件の下でより強いことを示している。

https://www.nature.com/articles/s41598-019-39350-8論文f)

アッ!前段落最後の部分、"要するに個人主義は社会平和である事を前提とした価値観なのだ。”の意味がわかりましたよ。社会危機的状況に陥っているとき生存を目指して仲良く男女協力して生殖に励むけれど、現代平和で裕福な先進国ニッポンにおいて女性利己的に振る舞うために男性的魅力に乏しいチー牛顔の人々は選ばれないのだ、ってことですね?世が世なら俺たちには女があてがわれるはずだった、でも時代がそうさせなかった、とrei氏は言いたかったんですね?うぅ、頭がクラクラしてきた……。いや、確かに人間動物一種だけどさ、何もそこまで野山の猿やジャングルゴリラと同一視するのはやりすぎでないか?なんだよ、"男らしさの好みをどのように予測するかをテストするかを調べた研究”って。日本語になってないじゃん……。

この段落については、他の方からも指摘がありました。

https://note.com/hiroko_yayane/n/n7970f9279b51

 6/17追記リンク先が謎の理由消滅していましたが、新しく書いて頂いたみたいなので貼り直しました。

 

字数が厳しくなってきたので次の段落いきます

そして男らしい顔つきの男性攻撃性、不正行為自己中心的衝動性、欺瞞搾取的行動など「所詮この世は弱肉強食マインドを持つ傾向があることが示唆されている。要は豊かで自由で安定した先進国になるほど優しい男性モテなくなる傾向が存在するのだ。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4388848/  (論文g)

論文gでは、顔の縦横比と攻撃性の関係しか見てません。先進国の話もモテ/非モテの話もしてません。"要は"以下の部分は導けないと思います

それにnoteタイトルは「何故、我々は三色チーズ牛丼顔なのか?」でしたが、なぜか結論は「先進国ほど優しい男性モテなくなる」に着地しているんですね。

話がめちゃくちゃズレていってるんですよ。rei氏もそれに気づいてないんですよ。

でね、ようやく全部読み終わったと思うじゃないですか。まだ喋らせてください、まだあるんですよ。この記事本当にすごくて、本文の下にあるコメント欄を見てみましょう。

修正リンクこちらになります

https://www.nature.com/articles/s41598-017-09939-y#Sec17論文x)

ま〜た何をどう修正したのかよくわからん論文リンクが貼ってありますね。

私が読んだ時には既に修正されていたんですが、他の方のツイートによると、もともとrei氏は、コルチゾール値が高くなってテストステロン値が低下するから発達障害男性は「男らしくない」顔つきになるという論証の根拠として、結論真逆論文を引っ張り出していたみたいです。

https://twitter.com/reefedgeswim/status/1265592680915931136

この論文xは、タイトルの「ASD男児及び女児における顔面形態学的な超男性化傾向と症候学との関連」からわかる通り、一番最初に読んだ論文aの結論ASD男性の顔は両性具有で男らしくない」とは反対のことが書かれています時系列的には論文aの方が先で、論文xは後。そしてDiscussionの中で論文aと相反する結果について考察しています。その考察によれば、論文aの実験2の対象として選ばれたのは二十歳前後の男女であるのに対し、論文xの実験対象は三歳から十二歳の児童であることが重要な違いを生んだ可能性があるそうです。思春期の間に男性は血清中のテストステロン値が女性と比べて爆発的に増加します。この思春期におけるテストステロンがなんらかの働きをしたせいで相反する実験結果が出た可能性がある、というわけです。しかし、これまたややこしいことに、成人の顔の形に関して出生前テストステロンが与える影響の方が出生後のテストステロンが与える影響よりも大きいとする論文もあるそうで、研究者の間でもどちらがどうだと確定的な結論は出ていないっぽい。

文章誤リンクの件に話を戻しましょうか。可能性の話をしますが、数多くの論文渉猟しているrei氏のことですから、貼りたい論文と題が似ているのを間違えて貼っちゃったのかもしれませんね。訂正前の論文タイトルは"Hypermasculinised facial morphology in boys and girls with Autism Spectrum Disorder and its association with symptomatology”で、訂正後の論文は"Enhanced Cortisol Response to Stress in Children in Autism”です。Autismとin、二つも単語が重複してるじゃないですか!論文タイトルは全体の要旨を簡潔に書き表したものですから、その中の重要単語が二つも同じであれば、内容が近い論文だったような…と曖昧記憶が生成されてうっかり取り違えてしまうことがあってもおかしくないでしょう、とでも言うと思ったかちゃん論文読み込んでるやつがこんな凡ミスするわけねえだろ。だいたいさ、何が正しいのか誰もわからない研究フロントラインで色んな科学者が仮説を立てて検証してディスカッションしてるような事柄の、おそらくこうかもしれない、って部分を、論文からパーセント正しいんだとピックアップしてるのありえん不誠実でしょ。今後まだまだ検証余地があるって書いてあることを揺るぎない事実として取り上げちゃってるってこと、わかりますか?

reiさん、あんまり疑いたくないんですけど、本当に論文読んだんですか?

おまけ

rei氏の書く文章noteでもtweetでも、どういう意図なのか全くわからないけど、ほぼ全て漢数字が半角数字に置き換えられてるんですよね。でも恐ろしいことに、このチー牛顔を取り上げたnoteでは、3色チーズ牛丼顔と書いてないんです……。

追記

https://anond.hatelabo.jp/20200614190033

2020-04-20

anond:20200419134206

正論。配布数などの間違いはあるけど正しいよ。

アベノマスク発表した時に受取拒否するとか言ってた人いるけど配布する意味わかってない。

そもそもコロナにおけるマスク意味をわかってない。

マスク感染予防はできないが、他人うつすのを阻止することはできる。感染者がマスクをしていたら飛沫が他人に飛ぶ可能性は極めて低くなるという実験結果もあったよね。

まりあん感染してるかもしれないか他人うつさないようにマスクしとけよ」って意味マスク配布なんだよ。安倍政権にそんな意図があったのか不明だけどそう解釈すればアベノマスク有効

受取拒否するって人は何なの?自分感染してないしこれから感染しないって思ってるの?

そういう考えの人も含めて、大多数がマスクしてたら感染拡大は抑えられるって話だよ。

自作しろって言うけど現物の方が確実だし、工場作るより速い。

400億円が高い?対策予算100兆円だよ?

桁ずらして予算100万円としたら400円。費用対効果は抜群だよね。

とにかくアベノマスク反論するなら最低限自分マスク用意するか、マスク感染拡大防止に意味が無いって立証してくれ。

2020-04-04

anond:20200404025929

いや、でもまあ科学だったら実験結果という現ナマあるじゃん

小保方とかだってSTAP細胞出せやって詰められて出せなかったってことが外部的には決着だったわけで

そういう現ナマ部分が一部の奴らの脳でしか判定できないときってどうすんの?

2019-12-12

anond:20191212164828

男は見知らぬ女にセクシーからセックスしようと誘われたらほぼ付いていくけど、女は見知らぬ男にセクシーからセックスしようと誘われたらほぼ怒るって実験結果はあるけど。

頭と股の緩さを正負で語るかって気もする。

2019-11-04

anond:20191103163514

反証現実的に困難であることと反証可能性がないことを一緒にされても……

 しかし、であるオカルト科学ではないのはいいのですが、すべての科学反証可能性を持っているかというと怪しい。化学物理学最先端研究だと、現状そこの施設しか営利企業だったりする)でしか検証できない実験結果ネイチャーかに載ってたりする。あれはいいのか、という話になる。「いずれ反証できる『可能性』があるからいいのだ」という人がいるかもしれないが、いまこの瞬間はまだ反証可能性が無いのにネイチャーかに載っちゃうのはどうなのそれは本当に科学なのということはまだ言える。

現実的反証が困難でも反証可能性はあります.当たり前のことでしょ.

たとえば「シリウスには惑星があってその惑星には高度な文明を有したシリウス人が住んでいる」という主張は,究極的にはシリウス星系まで行かないと検証できず,かつ現在人類には恒星航行技術がないので反証不能か? そんな馬鹿な.シリウスに行けば反証できるんだから反証可能に決まってる.

現在地球人類には反証するすべがない」と「反証可能性がない」は全然違う.

というかそれでやばいことになった事例もあるわけで(ヘンドリック・シェーンSTAP細胞など)。まあ「可能性がある(実際先の2つは実際反証されたやろ[STAP細胞が無いと証明した人が居ないのに反証されたと言っていいのかとか問題もあるのだが省略!])」というところでそこは押し切るとしても、更に根本的な問題がある。

「小保方さんの書いてたやり方で作ってみたけどSTAP細胞はできなかったよ?」で反証は成立です.小保方さんが論文に書いた方法ではSTAP細胞再現されなかった=小保方さんの論文に書かれた手法が正しいという主張が反証された,でFA

ひょっとしたらSTAP細胞存在するかもしれないけど,その存在証明する責任は小保方さんが負っていて,彼女はそれに失敗したわけで.どこも反証可能性に問題はありません.反証可能性がある主張が反証された結果間違いであるとわかったというだけです.

否定されたのはあくまで「小保方さんの論文に従って得られるSTAP細胞実在」に過ぎない.もちろん厳密にはSTAP細胞存在のものが直接的に否定されたわけではないけれど,STAP細胞なるものが余人に観測されておらず小保方さんの提唱した概念である以上まあそれは実在否定されたってことでいいんじゃないですかね(他の人も見てるなら「小保方さんの論文おかしいけどどうもこの細胞は本当にあるっぽいぞ,別の論文実在証明しよう」という話になったかもしれないけど,ゴッドハンドしてたんじゃ救いようがないよなぁ).というかマジで反証可能性を何だと思ってるんだ……

というかそれそもそも研究不正の事例であって反証可能関係なくね? シェーンさんの研究にも小保方さんの研究にも反証可能性はあったよ.反証可能性以前の問題で連中はインチキしてたわけだけど.

ちなみに元増田についたブクマで雑な文系叩きをしている連中に対しては,俺も人文系研究者じゃボケと言っておくことにします.

反証可能性がないことそれ自体はなにも悪くないのだけれど(たとえば,哲学法学反証可能性を求めるのは無意味だろう.自由主義コミュニタリアニズムのどちらが正しいか? 住居侵入罪は住居の平穏保護しているのか,それとも管理者自由意志保護しているのか? どちらも反証可能性なんてないがそれでも学問として成り立っている),反証可能性が厳密に求められる分野に対して雑な反証可能理解で殴り込みをかけるのはやめような.

2019-09-07

行動主義心理学10分で理解する

はじめに

行動主義はJ.B.Watsonが最初提唱した心理学哲学だ。この哲学は、現代では下火のように見なされてたり、あるいは棄却すべき対立仮説のように扱われることが多い。

しかし、実際には認知心理学者、あるいは認知科学者が槍玉にあげる行動主義は、誤解に基づくものか、そうでなくても「その行動主義自称している行動主義者は現代はいないよ」と言わざるをえないような藁人形論法であることが少なくない。

そこで、行動主義誕生から現代的な展開までの歴史について、ごくごく簡単にまとめてみようと思う。

Watson の行動主義

行動主義は、Watson が 1913 年に提唱した。

Watson の基本的な主張は、ご存知の通り「心理学対象客観的に観察可能な行動に限る」というものだ。

当時の心理学は Wundt の提唱した「内観法」を用いて人間の持つ「観念連合」を記述する、というものであった (余談だが、内観法は単なる主観報告ではない。これもよくある誤解である。Wundt の提案した心理学は、繰り返しの刺激に対し、同じように報告するよう徹底的に訓練することにより、人間の持つ感覚の組み合わせについて首尾一貫とした反応を得ようという研究方針である)。

Watson が反対したのは、Wundt の方法である人間自己報告」を科学データとすることである。それに代わって、刺激と反応という共に客観的に観察可能事象関係研究対象とすべきであると主張した。Watson は Pavlov の条件反射概念を用いれば刺激–反応の連関を分析可能であるし、人間の持つ複雑で知的な行動も刺激–反応の連鎖に分解できると考えた。

また、情動や愛のような内的出来事は、身体の抹消 (内臓筋肉) の微細運動から考察された。Watson の心理学が「筋肉ピクピク心理学」と揶揄される所以であるが、現代身体性を重視する心理学認知科学を考えると、(そのまま受け入れることはできないにせよ) あながちバカにできない部分もあるような気がする。

さて、認知心理学者、認知科学者が批判するのは多くの場合 Watson の行動主義である場合によっては、次に登場する Skinner と Watson を混同して批判する。

注意しなければいけないのは、Watson の行動主義立場を取っている行動主義者は、この地球上にはもはや存在しないという点である。従って、Watson 批判歴史的な批判以上の何物でもなく、現代科学議論ではない。

では、行動主義を自認する現代研究者が寄って立つ立脚点は何なのか? その鍵になるのが、Skinner の徹底的行動主義である

Skinner の徹底的行動主義

Skinnerは、Pavlov の条件反射を「レスポンデント条件づけ (いわゆる古典的条件づけ)」、Thorndike の試行錯誤学習を「オペラント条件づけ」として区別し、概念、および実験上の手続きを整備した。そのためあってか、Skinner は20世紀で最も影響力のある心理学者 1 位の座についている。

Skinner は、科学目的を「予測 (prediction)」と「制御 (control)」とした。ここでは説明しないが、そのためにの強力な武器として概念としては「随伴性 (contingency)」、方法論として「単一事例研究」などを導入した。 彼の心理学は他の心理学とは大きく異なる用語法、研究方法を持つため、「行動分析学」と呼ばれる。

徹底的行動主義では、Watson が扱ったような客観的に観察可能な「公的事象」に対し、「私的事象 (ようは「意識」のこと)」もまた、同様の行動原理によって説明できると主張した。つまり、内的出来事も「行動」として捉えられる、ということだ。文字通り「徹底的」に行動主義なのである。実際に、Skinner の著書の中には「知覚」「感じること」「思考すること」といった、内的な事象についての考察も多く、それらは行動分析学重要対象であるとはっきりと述べている。

逆に Skinner が反対したのは、「心理主義的な説明である。心的な活動実在するし、それ自体研究対象ではあるが、「心的な活動によって行動が駆動される」という因果的な心理主義に対しては、Skinner は反対であった。つまり、「原因としての心的概念」の導入に反対したのだ。この点を間違えると、Skinner を完全に誤解してしまう。

ただし個人見解としては、行動分析学ほとんど顕在的な行動以外実際には扱っていないし、扱うための具体的な方法論を発展させてもいない。そこに関しては批判を免れないとは思う。

行動分析学の他に重要な特徴として以下の 3 つが挙げられる。

(1) 「反応」を運動パターンとして定義するのではなく、「どんな結果事象を引き起こすのか」から定義する機能主義
(2) 人間の営みを超えた真理探究ではなく、行動の予測制御という現実的有効性の上昇を目指すプラグマティズム
(3) 仮説構成体・仮説群から研究演繹するのではなく、実験結果から法則抽出する帰納主義

なお、帰納主義については「え?でも科学って演繹帰納の両輪で回ってるんじゃないの?」と考える人いるかもしれない。

Skinner は「行動について我々は知っているようでまるで知らない。そのような若い科学にはまず、具体的なデータ必要なのだ」と考えた。そのため、Skinner は環境 (刺激) と反応の間の関数関係データの蓄積を重視した。

まりあくまで当時の知的状況を鑑みての方針だったということは重要な点だ。

ちなみに、Skinner は自身の徹底的行動主義区別するため、Watson の行動主義を「方法論的行動主義 (methodological behaviorism)」と呼んでいる。

また、次に述べる Skinner の同時代の行動主義も、同様に方法論的行動主義とまとめられることが多い。

Skinner と同時代の行動主義 (新行動主義)

Watson のアイデアを発展的に継承したのは Skinner だけではない。

ただし、Skinner 以外の新行動主義に与している研究者は、現代には皆無なので、あくま歴史的な展開として捉えるべきである

Guthrie

Guthrie は刺激と反応の間にできる連合は「時間的接近」によって生じることを述べた。また、Hull や Tolman と異なり、心理学研究対象客観的に観察できる行動に限定すべきであるという姿勢は堅持した。

Hull

Skinner と大きく異なる点として、Hull は「仮説構成体による演繹」を重視した。「習慣強度」という潜在変数を導入したモデルを考案し、その潜在変数挙動の変化により行動の予測に挑戦した。

Hull の研究問題点は、いたずらに潜在変数いくらでも増やせてしまい、理論肥大化する危険はらんでいるためである特に Hull や Skinner の時代は、行動に関するデータがまだまだ少なく、行動研究には強固な地盤がなかったのである。Skinner は「理論必要か?」という論文理論研究批判していているのだが、Skinner が批判たかったのは Hull の心理学だったのである

Tolman

Tolman は刺激と反応の間に「仲介変数」を導入した心理学者だ。いわゆる S-O-R の枠組みである。彼は「潜在学習」の研究によって、「学習」と「成績」は必ずしも一致しないことを見出した。そのことから、刺激と反応の間には、それを仲介する隠れた変数がある、と考えた。

Tolman からすると、「感情」「期待」といった内的な出来事も、刺激と反応の間に存在する仲介変数である

現代視点で見ると、認知心理学下地になるアイデアを提出したのが Tolmanだ。

ところで、Tolmanと地続きである認知心理学もまた、徹底的行動主義立場からすると方法論的行動主義立脚した心理学である。そう、私たち現代心理学徒のほとんどは、意識せずとも方法論的行動主義なのだ

なぜか?認知心理学でも、公的事象と内的事象を分ける。内的事象には直接アクセスできないので、公的事象の「操作」と計測を通じて内的事象研究をする。公的事象操作 (実験条件) を通じて、内的事象定義を行う。これは、Stevens-Boringの「操作主義」と呼ばれる。操作主義では、操作と計測の対象公的事象であり、内的事象については「研究者間での合意」に基づいて議論される。つまり、例えば「この条件によって反応時間に変化があったら、作業記憶に影響があったということにしようね」というのが、研究集団によって暗に共有されている、ということだ。これが、認知心理学が「方法論的行動主義」と呼ばれる所以である

Skinner 以降の展開

1980年代以降、Skinner の弟子筋の研究者たちの間で、Skinner 以降の行動主義を巡って、研究方針多様化しつつある。その中でも最も影響力のある 3 つについて、簡単に紹介したい。

Heyes の機能文脈主義

Skinner の行動分析学プラグマティック科学であると言われているが、実は Skinner 自身は表立ってプラグマティズムに述べていたわけではない。例えば、近い時代を生きたパースジェームズデューイを直接引用して主張を行なっていたわけではない。一方、Heyes の機能文脈主義の特徴は、Skinner の徹底的行動主義の持つプラグマティズムをより明示的に推し進めた点にある。

Skinner は心的概念を導入することを否定した。私的出来事 (内的過程) は外的な行動の原因ではなく、それ自体独立した行動として捉えるべきだと考えたためだ。また、心的概念による説明は、行動分析学目的である予測制御寄与しないと考えたことも一因である

Heyes の場合、そのような概念でも、予測と変容 (influence) に寄与する場合は、十分に有用であると考える。

具体的には、「態度」を測る質問研究が好例だ。質問紙で測る「態度」は Skinner であれば「質問紙に回答行動」として見なされる。しかし、Heyes の場合「そのような研究問題点は、測ったところで、実際の行動を変容させるための操作変数が同定できないことだが、最終的に行動の予測と変容を目指すという目的がぶれない限り、足がかりとしては有用である」と主張する。

このような、伝統的な行動主義比較してある意味で軟化した態度を、Heyes は「行動主義心理学自由主義化」であると述べている。

少し脇道に逸れるが、Heyes は行動の「制御 (control)」とは言わず、「変容 (influence)」と表現する。これは、「制御」だと決定論的に操作できる印象を受けるが、実際の行動には確率的な変動性が必ずついてまわるため、表現を柔らかくする意図である

また、機能文脈主義では、研究の真偽の真理基準にも明示的にプラグマティズムを導入している。

行動主義科学には必ず目的がある (多くの場合、それは現実問題解決と結びついているが、そうでないものもある)。Heyes の標榜するプラグマティズムは、目的にかなうかどうかが、研究の真偽を決める、ということだ。

これは、「うまくいけばなんでもok」という主観主義ではない。問題解決としての科学として、発見というよりは創造プロセスで知見が生まれるということだ。ただし、解決されるべき「目的」の方はどうしても恣意的にはなってしまう、と Heyes は述べている。

Baum、Rachlin の巨視的行動主義

巨視的行動主義の特徴は以下の 2 つにまとめられる。

(1) 分析単位として「随伴性」ではなく「相関性 (correlation)」

Skinner はレスポンデント条件づけは刺激−反応という 2 項随伴性、オペラント条件づけは刺激–反応–刺激という 3 項随伴性によって定式化し、随伴性こそが考察されるべき基本単位であると考えた。

巨視的行動主義は、そうは考えず、よりマクロな「強化子–反応率」の相関性行動主義心理学分析単位であると主張している。

まりミクロな刺激と反応の関係を捉えるよりも、マクロ環境と行動の関係を捉えることを重視しているのが、巨視的行動主義である

行動主義心理学目的予測制御に置くならば、結局はマクロ記述で十分であり、その方が有用であるというのが彼らの主張だ。

(2) 内的出来事の導入の拒否

Skinner は外的な行動とは別に内的な出来事もまた行動として捉えられると考えた。巨視的行動主義ではそうは考えない。

彼らは、内的な出来事を「潜在的な行動 (covert behavior)」と呼んでいるが、心理学はそれを直接対象とする必要がないと論じている。なぜなら、潜在的な行動が実際に効力を持つならば、最終的には顕在的な行動 (overt behavior) として表出されるためである

このことを彼らは「時間スケールを長くとる (temporally extended)」と表現している。瞬間瞬間に我々には豊かな精神活動 (mental life) があるが、それを相手取らなくても、長い時間観察すれば、観察可能な行動として現れる、ということである

Staddon の理論的行動主義

Staddon の主張は、他の行動主義と大きく異なる。彼の場合は、心的概念の導入を許容する。そして、それを用いた「理論」こそが心理学必要であると考えた。その点は、実験結果から法則抽出する帰納を重視した Skinner の立場とは異なる。また、「心的概念による説明」は Skinner の反対した「原因としての内的過程」でもあり、それを採用する点も Staddon の特徴である

行動主義心理学目的は、予測制御だけではなく「説明」にもあると彼は主張した。Staddon の言う「説明」とは、概念同士の関係によって、現象記述することである。わかる人にとっては、David Marr の「アルゴリズム表現」の位置心理学位置づけている、と考えればすっきり理解できるように思う。

Staddon はやや言葉遣いが独特で、概念連関による記述を「メカニズム」と呼んでいる。そのメカニズムは必ずしも生理学的基盤を前提しないで、あくま心理学レベルでの記述である

ようは、行動のアルゴリズム的な理解なのであるが、事実 Staddon は「私の言うメカニズムとは、アルゴリズムのことである」とも述べている。

Skinner は反応率 (時間あたりの反応数) を分析の基本単位としたが、Staddon はより多元的である。ただし、なにを分析単位とするかは、それ自体研究立脚点を示しているものである。それを Staddon は「The model is the behavior」という言葉表現している。

それでは認知心理学となにが違うのか?と思われるかもしれない。Staddon いわく、行動主義心理学伝統的に堅持してきた「強化履歴」は理論的行動主義でも重要であるというのが大きな違いらしい。つまり、行動や内的状態は、それまでの環境との相互作用に基づいている歴史性を有しているとういうのだ。当たり前といえば当たり前なのだが、その点を強調するか否かである

また、Staddon は「動的過程 (dynamics)」を重視した点も特徴である。他の行動主義は、基本的には刻一刻と変化するような過程というよりは、安定した反応の推移を対象としてきた。ややテクニカル議論ではあるが、現代では複雑な時系列データを扱う方法もたくさん用意されているので、動的な過程を取り上げるのは科学として自然な展開であると思う。

一方、認知心理学では「コンピュータアナロジー」のように、入力–出力関係を固定して考えることが多い。動的に内的状態は推移していることを重視した点も、Staddon の理論的行動主義認知心理学を分ける特徴の 1 つであるしかし、個人的にはこの差異は徐々に埋まっていくのではないかという期待もある。

おわりに

以上、行動主義 100 年の歴史簡単に振り返ってみた。

色々なアイデアはあるものの、基本的現在「行動主義」を標榜している人がいれば、Skinner の徹底的行動主義である。Watson、Hull、Guthrie、Tolman に依拠している者はいない。従って、歴史批判ではなく、科学議論として行動主義批判したければ、Skinner を相手にするべきである

行動主義はとにかく誤解されがちである。それは行動主義心理学者サイドにも問題があるにはあるのだが、科学において、無理解責任基本的には不勉強側に帰せられるべきだろう。

個人的には、アンチ信者より詳しくあってほしい。認知心理学者も、自分たちが寄って立つフレームワーク出自はどこにあって、なにに対するアンチテーゼだったのかをきちんと理解してみたら、何か発見があるかもしれない。

2019-08-15

anond:20190815115547

何年か前に、大学実験結果捏造話題テレビでみた。

実験をしたのは助手(うろおぼえ)で、その助手捏造のうたがいがかかっていたけど、実験はその助手しかできなくて教授がもう一度実験をして疑いをはらせって説得してた。

助手しか実験できないのに、研究の成果は教授のものなんだって思ったな。

2019-08-07

医学生研究

ちょっと疲れたので投下する。医学部学生。2 ~ 3年前に月単位留学

その少し前から分子生物学での基礎研究への魅力を持ち、免疫学薬理学が好きだった。

から留学後も研究室に通って、かなりの時間を費やして研究した。

けれど、もう続かない。

単位で費やしたテーマがもうほとんどダメっていうのも大きいんだろうな。

結局俺は負けたのだ。

以下、思っていた魅力と実態

 医師に比べれば自分時間フレキシブルに使える

そんなことはない。

研究者は、わけわからん時間細胞培養したり、ポリ栗の合間のお昼は走ってラボに行って細胞を刺激したり (だからまともに昼飯なんぞ食えない)、ラボから帰ってもミーティング用の資料作成データ体裁を整えたり (だから寝るのは1時2時)、と自分時間がどんどん食われていく。昔はこういう作業を楽しく思えたが、今はただただ時間無駄に感じてしまう。その作業中には、自分能力がメキメキと伸びていってる音が聞こえて、それが楽しいと思っていたし、苦ではなかった。けれど、周りの状況もかわって、最早こういう作業の脳慮自体が鍛えたいと思う能力ではなくなってしまった。

それに、医師も働き方を選べばフレキシブルに、柔軟にやっていけそうに見える。

 手を動かすのが楽しい。上達すれば綺麗に実験結果が出るようになる

これは今でもそう。ただ、そのうち飽きると思う。

トライアンドエラーで詰めていくのが楽しい

他にやりたいこと・勉強したいことが出来て、一本道ではないトライアンドエラー過程がただただ無駄に思える。

ブライト研究者がかっこいい、第一人者になりたい

これは今でもそう。QOLを重視して、趣味時間を使いたいという気持ちが主だけど、なれるならブライト第一人者になりたいとは思う。けれど、これは普通の人が芸能人に対して思うのとなんら変わらない感情だろうな。

研究と仮説の創意工夫が出来るのが楽しい

はいままで立てた仮説がしっかりヒットしたこと一度もない。

論文10本とか20本とか読んで、3か月とか自分提案したテーマ実験した。けど、実りなし。それが普通だと言われればそうなのかもしれないが、もはや時間無駄しか思えなくなった。

 ああ、他学部大学生もそうだけれども、研究経験があっても評価されないというのも大きいな。マッチングでも、外病院に行っても、誇りをもって『研究やってます』と言えたことが一度もない。このあたり、『価値基準が外にある人間表現者になれない』ということなんだろう。しょうがないじゃん、生物は外界に適応するのが基本なんだから

2019-07-13

疑似科学という命題否定するのを、みんなしてるのか

オープンアクセス論文メタ解析して、グラフポジコンネガコンがきちっと入っているか

プラシーボとの比較は、二重盲検法は、とか、p値は適切かとか、

その辺りは気にすることができるが、それをすり抜けたものはどうするのか。


自分の専門領域普段実験結果からそんなのありえねーよとか、数式解いても既存理論とは食い違うとか、

反応式あってんのか、くらいなら気づけるんだろうが。


自分の専門以外だと気づけなくないか?家に実験装置なくて再現性確認なんてできない。近くの技術センターに行って装置借りて分析するのか?



〇〇は疑似科学かどうか調べたいとして、〇〇で検索をかけ、検索否定的コメントが出てこなかった場合

信じられるのは自分だけだ。論文が片手で数えられるくらいだったらサッパリわからん

2019-06-06

実験上手くいかんと、普段なんもしてないサボってる同期に腹立ててしまうな。

あかんな。

同期は担当教員実験結果で修論かけるからな。うらやましいわ。

俺は先行研究もないし、新規性も危うい研究してるからなあ。

再現性もとれんし。

2019-05-12

なぜ日本電池交換式EV流行らないのか

過去技術からです。中国も後れを取ることはある。

電気自動車というのは、リチウムイオン二次電池エンジン代わりに350VDCを作ってFETに食わせブラシレスモータで"変速"して駆動する自動車一種ですが、あらゆる二次電池可逆反応を用いるゆえに、燃焼で化学的に安定状態に落として排ガスを捨てるガソリンエンジンよりエネルギー密度が落ちる。使い捨ての方が理論レベルで性能が良いのは当たり前なのです。で、ガソリン乗用車の燃料タンクというのは後席乗員の腰と尻の下あたりにあるのですが、電気自動車では燃料の低い密度のため燃料タンクでありエンジンでもある電池パックの体積を大きくせざるを得なくなるが故にこれが二倍三倍と肥大化し床下全面に広がり、ケツの下は代わりにインバータとか電源回路が行くようになっている。代わりにこの燃料タンクたる電池パックは構造部材となり車体下面を軽く手抜きして負荷を共有するようになってきている。

燃料を2倍3倍と積めばコストは2倍3倍、いやハイテク燃料なので8倍27倍と増えるのだろうかそこは知らないが増える。またリチウムイオン電池というのは最低でも1C速ければ3Cとか5C(九龍ではない。いちしーと読む。リチウムイオン電池の充放電比較に用いる、充放電電流[W]を容量[Wh]で割った慣用表記である)で充電できつまり1時間で充電が完了する、はずであるが、実は電気自動車の5Cというのは0.5メガワットとかでありザクIIF型の後付け設定上定格の半分に達する。旧ザクではない方のザクミノスキー核融合炉を全力稼働させても普通乗用車わずか2台か3台を定格で充電できるのみなのである。そんな大電力は急速充電所でも中々用意ができず充電時間は2時間3時間と伸びてしまうのである

しかしまあ、原発ボコボコ建てればよい話でもある。5Cというのは1/5[hr] = 12分で充電が完了するという話であり供給できる限りにおいてはまあ抑えて20分くらい見ておけばよいわけであるし「電気自動車の充電時間問題の原因は電池や車体の受電能力ではなく発電所供給能力にあることはぜひ理解してもらいたいところである

もろちん、ガソリンスタンド12分も居たくないという当然の声は出るであろうと思うが、電気自動車ガソリンなんか使わないのだからスタンドスタンドを置く必要はないのである駐車場に置いてしまえ。いや駐車場に置いた"電気燃料ポンプ"からコンセントをぐいぐい伸ばして駐車スペースまで引いてしまえ。いやもういっそ電気配線なんかすべての駐車スペースに引いてしまえばいいのである。揮発性の爆発物が流れるわけではないのだから。するとどうだ、駐車スペースに20分停めておくくらいならまあ、昼飯休憩だってそのくらいはかけるだろう。可能じゃないだろうか? ついでに自宅ガレージにも配線をしてやろう。家を出る時は満タンなんである。まあ、300kmは走る。そのあと20分くらいは休憩が必要だ。そのくらいは休憩するんではないか? もちろん一日に300km走らない人は多いだろうし、休憩スポットに充電スポット必要ではあるのだが。

この辺まで社長がまだ収賄逮捕されてない方のブラック企業プロパガンダな。

上を踏まえて電池交換式を考えてほしい。電池交換は1台3分ですみ、充電なら15分必要である。ただしロボットを使う交換所は充電所より遥かに少なく待ちが発生する。待ちが12分以下で済むと言えるか? 電池交換不能なら車体下面を手抜きして軽量化できる。交換式なら締結を緩くし簡単に脱着できるようにすべきだ。脱着構造はどれだけのコストアップになる? 交換後の電池パックは交換所に溜まるが、充電しても交換しても1個につき0.5メガワットの電力を消費する。意味のある違いがあるか? この質問定性的に答えられるものではなかろうが、商業的には結論が出ている。電池交換所はあまりに初期投資が大きく、待ち時間は長く、交換用電池の充電電力要求は過大で、車体の重量増や電池容量への影響は重い。話にならんのである。なお電池規格共通化や課金モデルの話は蛇足になるので省く。

おそらく、中国電池交換式タクシー電池交換式ゆえに車載充電器が貧弱だし実験結果も多く収集することは理にかなっているし、交換運用を維持する方が合理的からそうしているのだろう。あるいは中国行政の身動きが悪く後れを取ることはあるというだけのことかもしれない。だがいずれにせよ、政治を省いて技術的・商業的に見れば上に述べた諸所の理由により電池交換式電気自動車コンセプトは破綻しており、実用化の見込みはないのである。そこを諸賢にはぜひ直視していただきたいところである。結びの言葉が思いつかなかったので句点を打っておく。

余談だが、リチウムイオン電池が絡む話には電気自動車に限らず「共通規格・交換式」を求める声を非常にうるさく感じる。こうした声が交換用電池や交換可能装置の売上に繋がることはない。顧客が求めるのは電池を含めた全体が製品寿命まで整備不要機能する装置であり整備可能製品を求める声は顧客のものではない。ぜひ口をつぐんで消えていただきたいと思う。

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