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はてなキーワード: 映像作品とは

2023-07-06

anond:20230705234455

小説映像作品と違って、ゲームだとどうしても「主人公主体となって困難を解決する」って要素が必要になることが多いから、相性悪いよな

シミュレーションとかなら腕っぷしは関係ないけど、その場合そもそも主人公必要ないし

2023-06-30

アニメ相対的に注目されてきているのは確かだと思うけど、物語映像品質という点で見ると、金のかかった海外ドラマには及ばず、視点のや表現の違いでその隙間を突いている、という印象。

まり映像作品全体で見たときに、決して主役にはならず、オルタナティブ存在としての役割果たしていくんだろうな、という感じ。

見る方としては選択肢が多いほうが良いので、助かる。

2023-06-27

増田クリエイターの楽しみ

先日、投稿した増田記事が注目されていたことに気付いた。ブコメ好意的ものが多く嬉しい。

だが、書いた本人は何が良いのか分からないのである

情緒的な才能がないのか面白さが分からないエンタメ作品が多く、情報性の強いものを好む。

映像作品ほとんど見なく、話題作品も3倍速で飛ばし飛ばしドキュメンタリーは悪くない。

マンガは絵でおおよそのストーリーを把握し、セリフ飛ばしていることが多い。

最近お気に入りは「らーめん再遊記」「神様のバレー」「ベー革」だ。

心理描写ストーリーが進む小説苦痛過ぎて途中で読むのを辞める。

音楽では歌詞を聞いていない。人間の声も楽器だろ。

そんな感じなので情緒的な作品も楽しめるようになりたいなと思い、自分情緒的な作品を作ったら面白さが理解できるようになるのではと考えて増田情緒的な記事投稿し始めた。

鳴かず飛ばず試行錯誤研究が続く中、ついに注目され、共感、称賛してもらったが悩んでいる。

構成タイトルパンチラインなんかは同じくらいのレベル感だと思う記事でも全然反応がなかったりする。

情報性の強い記事で注目してもらった記事が何個かあるので、なんとなく注目される勘所は理解しているつもりではあるが、情緒性となるとこうも難しいものなのだな。

が、一度、反響をもらったことでモチベーションになることもある。

情緒記事情報記事よりもユーザ解釈の違いでコメントの幅が広いのが面白い。

共感もあれば、アドバイス自分の考えを述べたり、批判憶測されたり。ひとつ記事でこんなに捉え方が違うんだなと感心する。

ブコメレビューを見ていれば想像はできるのだが、当事者になると面白さが断然だ。

コメントをくれた人がどんな生き方をしているのか、どんな気持ちなのかを想像する楽しみがある。

学生の頃、作者の意図理解するようなことを言われていたような気がするが、読み手解釈によって作品が広がるし、楽しみ方も増える。

ひとつ作品は新たな作品媒体になるんだなと、楽しみが増えた体験であった。

批判であろうと、解釈を捻じ曲げようとコメントをくれる人はありがたい。

2023-06-26

anond:20230626185556

俺はゲームやりながら映像作品を見てるな。

演出を損なわない上に時間効率も良い。単純作業が発生しがちなゲームとの相性も良い。

2023-06-25

でも実際問題として映画の中に「1.3~2倍速にしたほうがいいシーン」って存在するよな

人間に演技させている関係とか、倍速演出を使わないタイプ映画からとか、必要なシーンだから映してるけどスタッフ的にもやる気ないとか、そういう理由で「ここはもうちゃっちゃと話だけ把握しとけばよくねえか?」ってなるシーン存在するじゃん。

そこを等速で見ちゃう結果的に全体のテンポが下がってつまらんくなるシーン。

まりさ、ニュー・シネマ・パラダイスは完全版だとつまらねえって話の延長よ。

それの実在映画等速視聴と倍速視聴の戦いを本当に加速させてるラタトスクなんじゃねーかと俺は睨んでるわけよ。

まあ要するに、映像作品取る人が「この作品において早口で喋るのは禁止です。演出で倍速にするのも駄目。リアリティを損なうような都合のいい説明もアウト。テンポのいい解説コーナーとかも雰囲気的にダメです―」みたいなことやってるから駄目なんじゃねってこと。

世の中には長さを売りにした映画とかもあるのは知ってるけど、あれはもうそういう現代アートじゃん。

でも全ての美術館バナナを壁に貼り付けてたらそれは単なる猿の惑星でしょ?

鑑賞者にテンポの悪い娯楽体験を与えることに対してもっとプレッシャーを感じるべきじゃねえのかな

2023-06-21

いじめる側にならないためには?

自分の子供がいじめられる心配よりいじめる側になる心配しろよ」

具体的にはどんなのがある?

いじめをしないよう言い聞かせる

いじめを題材にした映像作品をみせる

いじめはいけないと厳しく躾ける

いじめっ子は苦しんで死ぬと教える

いじめっ子ざまぁ漫画を読ませる

陽キャ趣味はいじめっ子になりがちだからさせない

積極的陰キャになるよう躾ける

友人関係は把握して、いじめが発生しそうな子とは付き合わせない

彼氏彼女がいると気が大きくなるので子供恋愛関係破壊する

友人などいるかいじめが発生するので友人付き合いを禁止する

学校に行かせるといじめをするかもしれないか不登校にする

2023-06-18

anond:20230618200355

映像作品がサブスクで見れるせいで漫画を読まなくなったな。

2023-06-11

グラビア撮影会中止ついでに話すカメコポートレート撮影

グラビア撮影とポートレート撮影の境界線はどこなのか?というエントリ投稿したのだけれど、ポートレート撮影術を語ってるうちに何かカメコ魂が熱を持ってしまってもっと語りたくなったので空気を読まずダラダラとポートレート撮影術を語るわw

個人的にはグラビア撮影禁止とかそういう小難しいの置いといてさ、お前らさ「再現性のある技術」としてのポートレート撮影術って興味ない?

まり、知ればお前らもできる、技術として探求できる、その面白さを楽しめるってわけ。そしてそこからさぁ・・・何で様々な撮影会なんてものがあるのか理解が深まるんじゃないか?って思うのよ。だから取り敢えずグラビア撮影会中止は横に置いておこうか。

グラビア撮影肯定的であれ否定的であれコレは技術の話だ!男女なんて関係無え!赤ん坊から老人まで活かせる!政治社会思想なんて知ったことかよぉ!なぁ?お前ら知識語ろうぜ!英語プログラミングハウツーみたいに無言ブクマしようぜ!wwwww

人間には視界がある、カメラレンズには画角がある

わかりやすく言えば人間が前を向いた時に見える範囲カメラレンズにはシャッターを切った時に写る範囲があるわけだ。

そこから考えると、人間の目で見た範囲カメラレンズでの写る範囲が近似しているとリアリティさが増すと思わないか?この人間の視界の範囲に近似した画角を持つレンズカメラ界隈では「標準レンズ」と呼ぶ。

人間の目で見た範囲カメラレンズでの写る範囲が近似しているので撮影後のイメージがしやすくて標準的に使えるという意味だな。

そして実はこの標準レンズには代表的なモノとして2種類存在するのだ。2種類存在することへ面白さを感じ疑問を持つ人はカメラにハマれる才能あるな。

カメラ界隈には「フルサイズ35mm判換算」という言葉がある。これはフィルム時代カメラで最も使われていたカメラフィルムが35mm判だったこからデジタルカメラとなりイメージセンサ採用されるようになった現在でも相対的基準として採用される。まぁ万人の共通認識を得るための指標だな。

そして素人ちょっと混乱しがちだがレンズ焦点画角ミリメートルで表され、例えばレンズ焦点画角35mmのレンズは「フルサイズ35mm判換算焦点画角35mmレンズ相当」と表現される。長い上にわかりにくいな!このような情報記載する人もタイピングが面倒なので「35mm相当」と省略してしまうことが多い。

iPhone 14 Proで言えばメインカメラは24mm相当、広角カメラは13mm相当、望遠カメラは77mm相当で、数値が小さいほど広い範囲撮影でき、数値が大きいほど望遠が効く感じになっていてフルサイズ35mm判換算焦点画角で表されているためカメラに詳しい連中は大体どんな範囲が写るのか?というのが想像やす共通認識を得られている。

35mm相当と50mm相当

人間の目で見た範囲カメラレンズでの写る範囲が近似している標準レンズには2種類あると前述した。それが見出しになっている35mm相当と50mm相当だ。

なぜ2種類なのか?と言えば人間の視界は2種類存在し、この2種類の視界の言い回しは様々あるが、わかりやす言い回し選択するのであれば「両目視界の35mm相当、片目視界の50mm相当」だ。

そう、人間には眼が2つあって、実は見ている対象物距離によって利用している視界が違う。端的に言えば「遠くのモノは両目で見ていて、近くのモノは片目で見ている」んだな。スポーツをやっていると「利き眼」なんて言葉を耳にすることがあるけれど人間は近くのモノを効き眼で見ている。

さぁポートレートの話だ。アナタたちの前に人が居て撮影する際に人間の視界からリアリティさを追求した場合、選ぶレンズは35mm相当か50mm相当がセオリーだが、どっちを使うか?と言えば再現したいシチュエーションによる。

パーソナルスペース

パーソナルスペースという言葉がある。親密な家族パートナーほど距離が近くなり、そうでない人は遠くなる。

人間は近いモノを片目で見ると言った。片目は50mm相当だ。恋人自分の隣を歩いている、ソファで隣へ座っている、そういったシチュエーション再現する場合は50mm相当のレンズを使うとリアリティが出るってわけだ。すなわち50mm相当は恋人距離レンズと言える。最近言い回しをするならガチ恋距離レンズと言っても良い。

逆に言えば、少しパーソナルスペース距離があるという関係性を再現する場合には35mm相当が良い。両目視界は遠くのモノを見るときに使う視界なので片目視界の50mm相当よりも両目視界の35mm相当は距離演出できるわけだな。

ただコレは35mm相当と50mm相当の使い方の一例にすぎない。旅行先の風光明媚景色に立つ遠くの人を自分の視界をリアリティ高く再現するために撮るのであれば50mmよりも35mmの方が実視界に近くて良いだろう。

前回のエントリでも言及したけれど、フルサイズ35mm判換算焦点画角の数値が小さいほど広い範囲撮影できて歪むので、バストアップさせたいみたいなシチュエーションを求めるのであれば35mm相当や、もっと広角のレンズで近接撮影するというのは決して間違いじゃない。例えば過去に鼻デカ動物写真流行したけれど、これも非常に広角なレンズ動物を近接撮影して実現している。

ポートレートレンズ

実はレンズ種別の中には「ポートレートレンズ」というモノが存在する。別名「中望遠レンズ」とも呼ばれるこのレンズはフルサイズ35mm判換算焦点画角70mmレンズ相当〜100mm相当あたりが大体そのように呼ばれる(絶対的基準ではなく大体そのあたり)。

これまで語った流れからポートレート撮影は35mm相当や50mm相当が向いていると勘違いされそうだが、前提として人間の実視界をリアリティ高く再現する場合は35mm相当や50mm相当が向いていると言うだけで、逆に演出性高くポートレート撮影したい場合には向かない。

写真って何だかんだで芸術カテゴリなので、やはり演出性が高い写真評価されやすく、そういった意味ポートレート撮影に向くと言われるレンズ演出性高いものになるんだな。

演出性高いって結構フワッとした概念だけれど、標準レンズ比較して素人でもわかりやすい違いを言えば背景がボケやすいことが挙げられる。

いわゆる望遠レンズって遠くを拡大できるレンズなわけだが望遠レンズ圧縮効果かい光学的な影響によって背景ボケが強調される傾向にあり、ボケによって被写体人物と背景の分離を作りやすくて被写体人物を目立たせやすくなるんだな。

そして上記バストアップと同様にポートレートレンズ以外がポートレートに向かないというわけではない。フルサイズ35mm判換算焦点画角数値の大きい望遠レンズは広角レンズよりも歪みが少なくバストアップ目的とした演出的な撮影には向かないからだ。得たい結果を求めてレンズ選択するべきなのだ

スマホカメラの多眼レンズ

再びiPhone 14 Proのレンズ構成確認してみよう。メインカメラは24mm相当、広角カメラは13mm相当、望遠カメラは77mm相当で、面白いことに人間の実視界に近い35mm相当付近や50mm相当付近画角を持つレンズが搭載されていない。

しかしながら演出的な撮影、今風の言い回しにするならエモい写真が撮れそうな画角レンズ構成されている。広角カメラの13mmなんて非常に歪んでバストアップ効果が期待できそうだし、望遠カメラの77mmはポートレートレンズ範疇だ。今のiPhoneユーザは実視界的なリアリティある写真は求めておらず演出的なエモい写真を求めているとApple判断しているのかも知れないな。

日販売開始されるSONYXperia 1 Vはカメラ界隈で驚愕を持って受け止められているが、そのレンズ構成はメインカメラは24mm相当、広角カメラは16mm相当、望遠カメラ光学ズーミング機能付き85mm-125mm相当になっていてコチラも標準レンズ存在しないけれど、広角カメラ16mm相当はYoutuberが街歩きで自撮りする際に人気の画角になっている。iPhone 14 Proより広角カメラの数値が大きくて歪みが少ないので太って見えにくいわけだ。望遠カメラiPhone 14 Proより拡大できて背景のボケも大きい。

少なくとも演出的なポートレート撮影において、もちろん最近流行りのTikTokみたいな縦撮り動画も含めて、Xperia 1 VはiPhone 14 Proよりもユーザに求められているポートレート撮影を実現しているレンズ構成だと言える。このあたりは流石カメラメーカーだ。iPhoneイメージセンサ供給しているだけある。

韓流アイドルMVを観よう!

お前らは人間の視界とカメラ画角リアリティ演出性の知識をほんの少しだけ得た。そこでレンズの歪みなどを効果的かつ積極的に使っている映像作品がある、韓流アイドルMVだ。

韓流アイドルMVバラエティ番組などへ出演している際に何か体型が違わね?とツッコミ入れられることがあるけれど、何故かと言えばレンズの歪みを効果的に利用しているから。

少し下から煽り気味に撮影して小顔足長に見せたり、照明と組み合わせて筋骨隆々にみせたり、広角でドーンと近接撮影して胸や太ももをムッチムチに見せたりしてるんだな。

推しメンズグループメンバーの顔がアップに写ってドキッとするのは何故か?まるで隣りに居るかのように映像から感じてしまうのは何故か?は今回のエントリを読むと何となくわかる。

再現性のある技術

これらは再現性のある技術であり知識だ、プロ作品からカメラレンズをどのように効果的な使い方をしているのか?というのを今回のエントリはその表層だけでも理解できるように書いた。

知識を得たアナタたちがこの知識をどのように利用するのかは筆者にわからない。カメラにハマるかも知れないしハマらないかも知れない。

しかしふとした瞬間、友達恋人家族をいい感じで撮りたいなと思いつき、このエントリを思い出してスマホカメラレンズを望遠カメラに切り替えるようになったのならば少しは意味のあるエントリだったのではないか

2023-06-01

anond:20230601073657

まさかの表示文字数制限に引っかかっていたので読みたい人がいるかどうかはさておき分割

 次に、レベルキャップ解放実装された。一見すると戦闘の幅が広がりそうな機能だが、これが大違いである。このレベルキャップ解放にはとんでもないコストがかかる。新しいキャラクター10人ほど既存の最大レベルまで育成するよりもコストがかかる。だが、レベルキャップ解放により増えるステータス雀の涙かつ全キャラ共通の固定値で、スキルテキストも全く変わらない。つまり自己満足であるレベルキャップ解放と言うからには更なる強化を期待したのに拍子抜けも良いところであるしかも、自分の好きなキャラクターは火力サポーターなのだが、雀の涙ステータスアップで火力サポーターの何が強化されると言うのだろうか。最も好きな戦術で見ても、レベル依存の要素があるから大幅な強化になる、と思いきやレベル依存要素にはこれで上がった分のレベルが反映されない。結局のところアタッカーの火力が少し上がったり、攻撃を引き受けるタンク役が少し耐えやすくなったりと、僅かでも分かりやす恩恵を受けられたのは自分の好きなキャラクター以外の一部のユニットであった。

 また、気がつけばユニット実装頻度が3分の2程度に落ちていき、ユニットの配布は無くなっていた。色んな性能のユニットを用意せずとも、好きなキャラクターなら性能関係なく天井してでも引くユーザーが増えたから賄えるようになったということなのだろうか、と邪推してしまう。配布されないのが嫌というのは完全に正解ではなく、配布されないと目新しい戦術を扱うユニットを試す機会が失われるのが嫌なのである。少し触ってみて楽しかたから、その戦術の編成を拡張するために課金をするという楽しみ方をしていたのでこうなるとやる気がなくなってしまう。この手の話題をすると配布されていたのがありがたいのであって配布されなかったからクソ運営と罵るのは違うという言説をよくぶつけられたが、今まで当たり前にあったものが突然無くなれば文句の一つも言いたくなるんだということである。その上この先配布は控えるという旨のプロデューサーレターが出たのも配布が途絶えてから半年以上経過してからで、今更過ぎる話だ。

 配布のユニットはなくなるが、メインストリーだけはどんどん盛り上がっていく。当然新しい仲間が登場し主人公一行に力を貸す展開もあるのだが、そうなった時もガチャだ。しか限定ガチャ確率を絞り、今まで同じユニットを重ねる恩恵はそこまで大きくなかったのに、重ねるとスキルテキストが変わったりとかなりの強化がなされる。ストーリー中でそのキャラクター自分の元に来ないと主人公が苦戦していると、周りから「来るまで試せ」と言われる。清々しいまでの販促だ。この特別キャラクターはいずれも最近のメインストリーボスに対する特攻効果のようなものを持っている(特別キャラクター限定」ではない)が、この効果があまり強くなかったこから後に特攻効果仕様の方を直接弄ってめちゃくちゃな強化がなされた。今までスキル効果等を直接いじるテコ入れ絶対にしなかったのに。それをやって欲しかったユニットは他にもいくらでもいるのに。別にストーリー中で特別立ち位置にいるユニットをめちゃくちゃ強くしてガチャ実装するのは「まあ特別キャラクターから」と受け入れられるが、今度は装備でそのガチャをやると言われて呆れてしまった。しかも今まで実装してきた特別キャラクターと違って装備のグラフィック既存の使い回しの色違いで、7つ同時に実装である。そんなに同時に出されても天井前提みたいな確率でいっぺんには引きに行けない。

 極めつけには、特定キャラクター特別プレゼントを渡す機能実装された。とんでもないコストレベルキャップ解放を最大まで行い、個人ストーリーや各種ファンコンテンツを開放すると、レベルキャップ解放をも上回るとんでもないコストプレゼントのセットを作るためのレシピが開放される。当然レシピ解放の条件に戦闘は絡まない。GWミッション戦闘ミッション存在にすら文句言うユーザーすら見かけたので、運営戦闘について考えるのめんどくさくなってきたのかな。好きなキャラクターの分は既に全て開放していたのでミッション欄のクリア報酬の受け取りボタンポチポチと連打し、過去のやり込みの副産物で有り余っていたリソースを使ってポチポチプレゼントを作って渡して、その結果何が起こるのかというと、エンドコンテンツレイイベント限定ステータスが強化され、キャラクターからメッセージが貰える。以上である。強化の倍率自体はそこそこ強いがコストにはどう考えても見合っていないし、またしても火力サポーターである自分の好きなキャラクターに明確な恩恵はない。メッセージ既存セリフのツギハギで中身がなくボイスも付いていない。前にバレンタインプレゼント渡した時にはもっと中身のある感想言ってたじゃん。第一この特別プレゼントグラフィックも育成の時に作った衣装武器プレゼントそっくり使い回しで、どういうきっかけで全く同じものを渡したのか、これのどこに相手特別感を覚えているのか、全くわからない。こんなのどう考えても戦闘を楽しみたいユーザーどころかキャラクターに貢ぎたいユーザーのことも馬鹿にしているとしか思えない。

 娯楽として本や映像作品じゃなくてゲーム選択しておいてゲームがしたくないと声高に叫んだユーザーと、ゲームであるというアイデンティティを捨ててそちらに迎合した運営の両方を呪いながら締めとして、いちソシャゲに熱を上げた哀れなユーザーはこのゲームアンインストール……

……。

……できないんだよなあ。

好きだったソシャゲユーザーへの呪い

 好きだったソシャゲが死んだ。

 死んだとは言っても、サ終したという訳ではない。「好きだった」部分が死んだのだ。かなり時間を使ってやりこんだし、過去に6万円程度のガチャ天井を4回しているので課金額もかなりのものだ。4年間ほど、いや今思えば楽しく遊んでいたのは3年間ほどだが、それでもかなり長い間楽しませてもらった訳だし時間と金を注ぎ込んだこと自体は後悔していない。ゲーム内でもゲーム外でもたくさんの出会いと喜びをくれたことには感謝している。だが、もう好きだったものはそこにはない。そう確信してしまった。

 ここからはかなり具体的な話になるので、やり込んでいる人が読めばどのゲームか一発で分かってしまうだろう。こんなタイトルURLを開いている時点で大丈夫だとは思うが、好きなゲーム悪口を言われたら気分が悪くなるような人は今のうちに引き返して欲しい。

●好きだったところ

 そのゲームの特徴を聞かれた時、自分なら独自システムによる戦略性の高い戦闘を挙げる。場にランダムに出現するコマンドを敵と奪い合い、自分のやりたいことを通しつつ相手の行動を妨害しつつ戦う。運要素は完全に排除することができない程度には強いものの、一定ターンごとに任意コマンド使用して特殊コマンド使用することができたり、編成のリーダーのみが編成全体に与えることができる特殊効果がかなり強かったりするため、編成や立ち回りの方が重要度は高い。

 自分も敵も様々な戦略で戦うことができ、使いやすさや汎用性にこそ差はあれどユニットレアリティ存在せず、完全な上位互換下位互換というものは一応ない。様々なユニットおよび戦略を使うことを推奨され、難易度現在実装されているメインストリーの半分を読むだけでもかなり高いとされている。だが、様々な戦略の軸となるユニットを全てガチャで引き当てなければならないというわけではない。基本的に配布のユニットがかなり強いことと、実はやろうと思えば工夫次第で任意ユニットを軸にゴリ押すこともできなくはないこと、また実装されたのは最近のことではあるがそのステージクリア編成とその編成での攻略の様子をゲーム内で見ることのできる機能もあることから、意外となんとかなってしまう。この「意外となんとかなる」がユーザーごとに全く違うゲーム体験を生み出しているのだ。他のユーザーの話を聞いたり公式サイトなどで未所持のユニットの性能を確認したりしていると、新しいユニットを手に入れることでゲームが更に広がるのだろうと感じられた。だからこそ、ガチャ産のユニットが無くてもクリア自体にそこまで支障のないゲーム性ながらも、遊びの幅をもっと広げるためにガチャ産のユニットで遊ぶために課金をしたものである

 このユニーク戦闘システム面白さはよくカードゲームに例えられていた気がするが、リアルタイムPvPも楽しむことができる。正直に言うと野良はかなり過疎っているが、特定ユニットリーダーにして一定回数PvPイベント勝利すると称号を貰うことができると知ってPvPイベントに参入して以来、趣味パで定期的に楽しんでいた。

 また、グラフィックストーリー音楽ゲームの没入感を深めるにあたってとても貢献していた。イラストストーリーは少し癖が強く万人受けするものではないのだが、良い意味ソシャゲらしくない重厚長大シリアスファンタジーだ。加えて戦闘中のキャラクターモデルBGMはどこに出しても恥ずかしくないハイクオリティである。他のゲームでは中々お目にかかれないような癖の強いキャラクターたちにも、愛着が湧くというものだ。

 また、ソシャゲありがちなギルド機能やフレンド機能もなく自分のペースで気楽に遊べるのも特徴だ。通常のイベントは低難易度ストーリークエストクリアすれば誰でも確定で配布のユニットや装備を入手でき、ランキングなどはない。レイイベントはあるが、育成が進んでいないユニット個人で得られる報酬の量が減る代わりに育成済みの状態で使うことができ、さらに弱かろうとどんどん救援に入ってもらったほうが上級者も得をするシステムなので寄生はむしろ歓迎されている。システムさえ理解すればレイイベントさえも気楽に遊べる。

 新感覚戦闘システム!色んなキャラクター活躍できる!美麗グラフィック!壮大なストーリー個性豊かで魅力的なキャラクター達!と聞くと、有象無象ソシャゲで見たキャッチコピーみたいになるが、少なくとも自分の中ではこれらを真の意味体現しているゲームであった。

 本当に、好きなゲームだった。

●少しモヤモヤし始めた頃

 最初にこのゲームに対して引っ掛かりを覚えたのは、あるイベントで配布されたユニットとそのイベントで顔見せがなされ半月ほど後に実装されたユニットにまつわる騒動であった(実は以前にもここに無関係ではないと思われる優良誤認騒動からの大規模な返金がなされているが、関連性の説明憶測の域を出ないのでここでは割愛する)。どちらも既存キャラクター衣装違いのユニットであったが、前者のキャラクターの方はインストールして間もない頃にガチャで入手していてそれなりに愛着が湧いており、後者キャラクターのことは元から少し苦手であった。

 問題イベントは、自分が色眼鏡で見ている部分もあることを否定はしないが、ストーリーでの後者キャラクターに対する贔屓があからさま過ぎて酷いと感じてしまったのだ。これまでのイベントで配布されるユニットはいずれもストーリーの軸となるキャラクターで、配布としてそのまま主人公一行に定着する流れを一応描写しており、一方でガチャ産になるユニットに関しても顔見せから一時的使用できない期間が生まれ理由けが一応というレベルではあるがなされていた。初期のイベントはかなり雑な部分が目立っておりこの限りではないが、方針が定まった頃からは2年くらいずっとこの傾向であった。だから、配布キャラとしてバナーに載っている時点で、そのキャラクターが主役のイベントになると少なくとも自分は思っていた。しかし実際は半月後のガチャの方のキャラクターがずっとヨシヨシされるもので、イベントで配布されたキャラクターも、なんなら同時実装の方のガチャ産のキャラクター(半月後に実装されたキャラクターとは別)もイベント本編では完全におまけ、ヨイショ要員であった。イベントの内容に関しては賛否両論ではあったが、少なくとも自分は最低最悪だと思った。

 性能面バランスも酷いものであった。基本的に配布が強く、上位互換下位互換概念ほとんどないゲームだったのだが、配布の方のユニット採用する理由を考える方が難しいというレベルで扱いづらく、ほとんどの場面で初期に配布された別のユニットの方が扱いやすいとされるものだった。そして、半月後にガチャ実装された方のユニットはピン刺しでも当時実装されていたほとんどのステージ簡単攻略できる、所謂「ぶっ壊れ」であった。しかも一緒に編成するユニットの行動に制限がかかるタイプの性能であったために、特定ユニットを除けば他のメンバー特殊コマンドを発動させ、敵の攻撃分散させて庇うだけの係である。編成や動きを工夫する楽しさが台無しである。余談だがこのユニットによってPvP環境崩壊し、ただでさえ少ないPvPの住人は更に減ったらしい。当時の自分は極たまに強いと聞いた編成で潜るくらいでやり込んではいなかったが、未だにトップメタで大暴れしている。

 しかしここで一つ加えたいのは、自分ストーリーにも性能の調整にも怒ったが、個人的に一番嫌だったのはこの二つではない。大炎上し、直後の公式配信コメントは全て荒れに荒れ、中の人レイボスに挑む配信にて配信部屋に運営に対する暴言ネームで入室したユーザーが出るとんでもない放送事故も発生した。荒らし行為をしないユーザー自分を含めてたくさんの人が意見を送ったのだが、それを受けてのプロデューサーレターにざっくりこう書いてあったのだ。

「配布されたユニットは扱いやす初心者向けの性能である半月後のガチャ実装されたユニットは扱いづらい代わりに爆発力のある玄人向けの性能である、と認識している」

そう、ユーザー認識とは真逆なのであった。テストプレイをした時に何も思わなかったのか。元々そう認識していたにしても、ここまで色々直接送られて尚そう言えるのか。言いたいことは山ほどあったが、それまでまめに良かったところも直して欲しいところも意見として送っていたが呆れて何も書く気にならなかった。

 半月後のガチャの方のキャラクターは人気であったから、人気のキャラクターを目立たせてからガチャに入れて儲けようという姿勢否定しない。ソシャゲとして運営している以上インフレ否定しない。使いやすかったり汎用性が高かったりするユニットと、そうでないピーキーユニットが出るのも仕方のないことであるしかし、性能に対する感覚のズレが顕になってしまった。これまで信頼していた運営バランス調整の感覚に初めて明確な不信感を覚えた出来事となってしまった。

ユーザー層の変化

 先述した炎上したイベント賛否両論ではあったが、ストーリーの質はおしなべて良かったためユーザーによってその方向での布教がなされていた。メインストリーが進むと主人公とメインストリーでの配布キャラクターが中心の冒険からガチャ産やイベント配布のキャラクターもほぼ全てが出演する群像劇へとシフトし、様々なキャラクターフォーカスして個人ストーリー描写されてきた伏線が回収されるようになった。好きなキャラクター世界観の深掘りのなされるメインストリーに大きく絡むと嬉しいものではあるが、同時にある歪みにも繋がっていった。

 特定キャラクターに関する掘り下げだけを目当てにメインストリーを読もうとすると、戦闘が難し過ぎるのである

 布教する側はもちろん新感覚システムによる歯応えのある戦闘ストーリーキャラクターとともにプッシュするのだが、いかんせんこの謳い文句有象無象ソシャゲと同程度に捉えられがちであるキャラクターレアリティがなく誰でも活躍できると言われても、しっかり考えて立ち回らなければ全く勝てないし、育成やレベリングによるゴリ押しはあっという間に効かなくなる。なんなら育成もストーリーをある程度進めないとドロップ素材の関係ストッパーがかかる。フレンドやギルドがなく自分のペースで遊べるが、裏を返せばフレンドの強いユニットギルド機能等を使った育成素材の提供にも頼れないということでもある。

 そこで布教した側が勧めたのが先述した炎上イベント半月後のガチャ実装されたユニットであった。

 当時実装されていたストリーを読むだけであれば、ほぼ全て中途半端な育成状況でも簡単な立ち回りで可能にしてしまう性能で実質的戦闘スキップ権となったのである半年に1回のペースでガチャ産のユニットや装備を指名する権利を3000円ほどで購入する機会が訪れるため、とりあえずストーリーだけ読みたいならこのユニット!と言われていた。

 だが、そのユニットだけで全てクリアできるというのも戦闘を楽しみたいユーザーにとって面白いはずがない。その声に応えようと、その後実装されるステージではそれだけでは絶対クリアできないように敵の性能が調整されていった。「ぶっ壊れ」のユニットクリアできないような搦手調整を行えば巻き添えで他のユニットが使いづらくなり、シンプルに「ぶっ壊れ」火力を耐えるHP盛る調整が成されれば瞬間火力が出ないがどんな相手も固定値で削る等のユニットが使いづらくなってしまった。まあそれでも当の「ぶっ壊れ」はしれっとゴリ押せてるんだから笑える話であるが。ストーリーだけを読みたいユーザーにとっては3000円で購入した戦闘スキップ権が機能しなくなり、「戦闘が難し過ぎる」という声が大きくなっていった。

 メインストリーストーリーだけを楽しみたい層と戦闘を楽しみたい層の両方を満足させることは難しいと考えたのか、次に開発は住み分けを試みようとしたようだった。ストーリーイベントとは別にランダムに現れるボスミッションに合わせて様々な編成を組んで攻略していくエンドコンテンツや、PvPをやり込みたいユーザーのためにPvPイベントを開催したりした。しかし、ここでも同志を増やしたくて一生懸命布教を行ったことが仇になってしまう。というのも、イベント産のユニットを入手するだけなら簡単で、フレンドやギルドがなくランキングイベントもないため自分のペースで気楽に遊べるという触れ込みでユーザー布教を進めた結果、対人コンテンツやエンドコンテンツアレルギーを持つユーザーが増えてしまったのである。エンドコンテンツ報酬暇人向けの作成コストの重い装備の素材、PvPイベント報酬は各種称号であった。自己満足であることを前提に自分はどちらもかなりやりこんだが、特に後者特定ユニット一定回数勝利することで対応したユニットに関する称号を得られるということが、キャラクター目当てかつ対人コンテンツが嫌いなユーザーを刺激してしまったのだ。前者も好きなキャラクターを極限まで強化したいのであれば作成コストが重かろうと作りたいものであり、こちらはエンドコンテンツが嫌いなユーザーを刺激してしまった。そうしてキャラクター目当てのユーザーからはどちらも不評となってしまたからなのか、エンドコンテンツの内容に関しては1年近く更新されておらず、PvPイベントは1度きりの開催となってしまった。当初はこれらで楽しんでいた戦闘が好きなユーザーもあっという間に離れていった。

 気がついたら、戦闘を楽しみたいユーザーの方が少数派になってしまっていた。

キャラゲー化

 ストーリーキャラクターだけを目当てにするユーザーが増え、戦闘を楽しみたいユーザーが減っていくと、必然的にこのゲームキャラゲー路線を歩んでいくことになった。

 まず、メインストリー戦闘なしである程度のところまで読むことができるというキャンペーンを定期的にやるようになった。ゲームなのにゲームをやらなくても良いって時点でもう意味が分からない。ゲームを楽しめないユーザーに楽しんでもらうための施策をして欲しいし、ゲームをやらないでストーリーを読みたいなんて言うユーザー迎合しないで欲しい。

 このゲームでは定期的に既存ユニットに渡せる専用の装備が実装される。専用の装備により、スキルテキストが変わり使用感が改善されるのだ。実装したユニットスキル効果を直接いじる形の調整はほぼしないため、実質的テコ入れである。また、キャラクターごとに衣装違いの別ユニット存在する場合、現時点では片方だけを開発が選んで実装することになっている。この装備もはじめは使いづらいユニットから実装されていたが、徐々に元の使用感に関係なく直近のストーリーに登場したキャラクターなどから選定されるようになり、そのキャラクターの中でもより使いづらい方から手を入れるかと思えばそうでもなくなっていったた。ただ、先述の炎上イベントで開発の性能のバランス面に対する感覚が信用ならないことが判明してしまっているので、もしかしたら開発的には使いづらそうな方から実装しているのかもしれない。

 次に、レベルキャップ解放実装された。一見すると戦闘の幅が広がりそうな機能だが、これが大違いである。このレベルキャップ解放にはとんでもないコストがかかる。新しいキャラクター10人ほど既存の最大レベルまで育成するよりもコストがかかる。だが、レベルキャップ解放により増えるステータス雀の涙かつ全キャラ共通の固定値で、スキルテキストも全く変わらない。つPermalink | 記事への反応(2) | 07:36

2023-05-12

anond:20230512070300

某有名開発者は、エアロバイク運動しながら映画映像作品を倍速で見つつ、ゲームプレイをしているそうだから意識高い系ゲームの消費スタイルっていうのはあるんだよ

2023-05-09

スーパーマリオ面白いのに何で評論家評価しないのか

スーパーマリオ映像作品ではあるが、映画ではない、ということかな。

例えば思考実験として、先日のサッカーW杯日本ドイツ戦の中継をガワだけ映画にしたとする。映像は完全に中継そのままだ。実況と本田圭佑による解説付きだ。声出し応援OK

果たしてこの映画面白いか?多分面白い(とする)。気心の知れた友人知人と行ってよし、家族と行ってよし、恋人と見てもよし。

では映画評論家はこの映画評価するだろうか?間違いなく評価しないだろう。

だって映画じゃないもん。

まり映画には映画足りうる何か決定的な要素が実はあって(それが何かは知らない)、そこが欠けているかサッカー中継は映画になり得ない。

そして映画スーパーマリオもそれが欠けているか映画になり得ない、というわけだ。

具体的にはゲーム実況動画に分類するのがいいのだろう。

そういう評論をしている評論はいるようだ。

では映画要件とは何かと言われるとわからないし、映画価値を高めるために崇高なる隠れ変数を求めるのは確かに情けない。

けれども、「映画価値未来映画にどれだけ影響を与えるかどうかだ」などという妄言よりはましだ。うるせぇバタフライエフェクトぶつけんぞ。

anond:20230509141933

ほならね、そういう配役をしろという話

映像作品でそのいいわけは厳しいで

2023-05-05

倍速視聴とかするのは

たくさんの情報を取得しなければ生きていけない

という強迫観念から起こる現象か?

 

あるいは何かを選ぶという行為を避けたいのかもしれない。

ひとつ自分にとって興味深い何かを選ぶことよりも、

とりあえず見れるものは全部見ておいたほうが後悔が少ないということか。

 

しかし。

映像作品の視聴という行為は、つくり手に対して時間を委ねる行為である

自分は思っている。

そこにある選択は、見るか見ないか、の2択だ。

そんな風にさっぱりと考えることが出来るのはある意味では幸せことなんだな。

2023-04-30

東京物語」見ました 特に面白いものでもありませんでした

決して珍しくもない絵面の決して珍しくもない話の割にはそこまで退屈せずに見れたというのは凄いことだったと思います

そもそもこのテーマで一本映画を作ろうとしたこと自体が、何気ない他人日常コンテンツとしての価値を信じられる感性によるものであり、それは火薬使用量を競い合うようなハリウッド映画に染まった心の毒を中和するような作用があったかに感じました。

ですがそれだけですね。

変に説教臭い後半の展開も、ひたすら何も起きない前半の展開も、別段面白いと感じられるものはありませんでした。

ただただカメラワークと間のとり方が上手いというそれ以上のことはなく、見やすさ伝わりやすさを極めることで退屈な景色さえも映像作品となるのだという学びは、創作をする人からすれば大きな価値があるのでしょうが消費者にとってはどうでもいいことです。

素人が撮った自撮りカメラとは全くレベルの違う状況説明能力イマジナリーラインがきちんと守られた映像のつなぎの妙というものに対していちいち感嘆するような褒め方をすることを、玄人ぶって嫌らしいと感じてしまう私の感性にも問題があるのかも知れませんが。

とはいえ凄いのは視覚的な部分だけというか、演者のわざとらしくなさを目指しすぎて逆にわざとらしいような演技や、映画のお説教的な部分を全て口にさせてしま脚本などは、生まれ時代考慮してもなお拙さを感じさせるものがあります

今の時代駄作を見るよりは間違いなく恵まれ体験とはなりましたが、傑作として現代の傑作に肩を並べる力があるかと考えると厳しいものがあります

技量は素晴らしいですし余計なノイズも少ないですが、面白さの総量においては2時間という上映時間に対してあまりにもか細いと言わざるを得ません。

雑味の少なさは優れいていますので、減点法で映画評価したがる人はこういった作品が好きなのかも知れませんね。

ど派手な火薬の爆発や伏線回収、CG合成による非現実感のある光景などによる加点がどこまであったか映画評価する加点型の人間には合わない映画だったと言うだけなのだと思います

減点法で映画を見る人、中でも最近邦画演者がとにかく大きな声を出せばいいと勘違いしていた気持ち悪いなどと日頃愚痴って回っている人などはこの映画を見ると満足していただけるのではないかと感じました。

2023-04-21

ドンブラちょー有名だったよね

展開が気になって、面白くてアマプラで全部見た

五色田介人とかギアとかで、関連性あるのでゼンカイジャーも気になったから、TFCC入って全話見た

ちょー面白

毎回違う名乗りとか、ほぼ必ず仲間が状態異常になるからしかった

キラメイジャーも全話見た

今は気に入った戦隊とか仮面ライダーちょこちょこ見てる

今まで映像作品見てなかったからこそ、子供向けのシンプル面白さが刺さるのかもしれない

2023-04-08

能力バトル漫画ゲームみたいな設定が嫌い

たとえば「属性ごとの相性」みたいなのがあると萎える。

「水は火に強い」だとか「風は土に強い」だとかだ。

登場人物ゲーム的に世界解釈しているのは別に嫌いじゃないが、作品ゲーム的な設定を持っているのは好きになれねえ。

本当にゲームの中だというのなら別にいいが、そうではなくそ世界はその世界現実だというのなら違和感ヤバイすぎる。

木火土金水になぞらえていようが西洋の四属性思想になぞらえていようが世界物理法則にそこまで深く関わるようなもんではないだろ。

まあ確かに陰陽師世界において五芒星相克関係によって霊的な力がどうこうしていたというのはあるが、あれも結局は何も起きてない状況にそれっぽい儀式をやってみせるための設定でしかないだろ。

実際に霊的な力が蔓延っているような世界になってしまったら、そんな上っ面の設定は吹き飛んで実践的なものけが残るはずだ。

別にコレは「個別の状況に対しての有効打の存在」を否定しているわけじゃない。

悪霊にターンアンデッドが効きやすいのは何もおかしくない。

カビにカビキラーを打ち込むと落としやすくなるのは、そこにゲーム的な相性設定があるのではなく、ある対象に対して効きやすい道具を開発した結果だ。

騎兵突撃に馬防柵を張るのは間違いなく効果的だ。

だがそこに「ゲーム的な倍率」みたいなのが入ってくると完全に無理になってしまう。

騎兵に対して槍兵は5倍のダメージを与えるとか言われても何のリアリティもない。

ゲームにおいて5倍の特攻効果があるものとして計算されているものが、現実にはどのような過程で起きているのかを演出するのが漫画作品映像作品役割だろう。

「判定でクリティカルが出たかダメージが倍になった」とゲーム計算されるのは、現実戦闘においても「当たりどころが悪くて大きなダメージを受けた」「装甲の隙間に完璧に入ってしまった」といった事が起きているのを簡略化したものだ。

ゲームは多くの場合現実の簡略化によってシステム設計しており、「火属性が草属性に2倍ダメージ」というのは、草木に対して炎で焼き払うのが有効であるのをゲーム的に簡略化した結果であり、それぞれのゲーム世界における実際の戦闘においても2倍ダメージが先にあってそれに相応しい演出として草が燃えているのではないはずだ。

そこを理解しているのか怪しい作品が増えてきているように思う。

世界解釈ゲーミフィケーションを持ち込むのは良いことだし、登場人物がそういった価値観を持つの現代キャラクター造形として正しいと思う。

だが、世界を形作る根本原理ゲームそのままであるのが許されるのは、その世界造物主によってそのように作られた場合のみだ。

2023-03-28

ある声優生活を一変させられている

40代地方在住独身。ぱっとしない生活が一変した話をどこかに吐き出したくて書く。

ひょんなことから数ヶ月前は考えられない毎日を送っている。

 

いわゆるロスジェネ世代なので就職は苦労したが、都会で働いてからUターンして、ちょっとした専門分野で奮闘してなんとか生き延びている。裕福ではないがまあ生活に困ることはない。

田舎暮らしは嫌いでもないが、若いから文化的な面が乏しいのには辟易していた。その反動で都会にいた頃はライブイベント美術館などにもよく通ったが、地元に戻ってからは同世代話題が合わないことにやっぱり困った。もう諦めたけど。

周囲はギャンブルパチンコ)とか、女性のいる店の話ばかりの人が多い。そういうのが趣味じゃないので、仕事以外はせいぜい家で映画見るかゲームしてるか、くらいの日々だった。

 

漫画はもともと少し読む習慣があった。といっても最近アプリ無料作品を中心に物色するくらい。

勧められて「よふかしのうた」という作品を読んでみた。なかなか面白い世界観趣味に合った。ぱっとしない日々にどこか嫌気が差していた自分を、日常から逃れて夜を彷徨ストーリーに重ねたのかもしれない。

アニメほとんど見ないのだが、この作品アニメ化されていることを知って、興味本位で見はじめてみた。

 

考えてみれば、もともと「好きな声」というのはあった。声が好きで聞いていたラジオ番組もある。好きなバンドとかミュージシャンも、声の方向性が似ている。

このアニメ主人公女性の声が、妙に引っかかった。漫画を読んでいたとき脳内再生されていた声とも近かったし、たぶん元来好きな声に近かったのだと思う。

これまで気にしたこともなかった、アニメキャスト欄を見てみた。

 

七草ナズナ - 雨宮天

 

初めて見る名前声優といえば大山のぶ代さんと野沢雅子さんくらいしかまともに知らなかったのだから当然だ。読み方すらもわからなかった。

 

別の日、なんとなくYouTubeで流れてきたTHE FIRST TAKEを見ていた。地方カルチャーに飢えている音楽好き中年にとってYouTubeは貴重な情報源だ。

さすがに若者には知らないミュージシャンも増えてきているのだが、同年代比較するとまあまあ幅広く聴いている方だとは思う。

動画の中で歌っている、知らない女性名前に見覚えがあった。

 

雨宮天あまみやそら)さん、というらしい。

アーティストとして歌う女性の声と、アニメのあの声が一致するまでには、少し時間がかかった。

しかしそうだとわかると、この歌声にもぐっと引き込まれた。オリジナル曲らしいが、当然知らない曲だった。

こうなると調べずには居られない性格で、いろいろ検索してみた。声優歴が約10年、早くからアーティスト活動も行っていて、ライブなどもやっているようだ。

 

公式YouTubeチャンネルをすべて見た。MVライブ映像。声に惹かれたのだな、という認識で見ていたが、彼女表現の幅の広さや人柄を感じるたびに不思議と引き込まれていった。

YouTubeには別の企画チャンネルというのがあった。こちらはその名の通り、ゲームしたり料理したり、様々な企画をやっているだけで歌や演技が見られるわけではない。

作りとしてはよくあるYouTuberのチャンネルと同じようなものなのだろうが、これがもう、ダメだった。ただただリアクションしている彼女の姿を見たくて声を聞きたくて、何度もリピートして見てしまう。 

端正な見た目とは裏腹に、面倒くさがりだったり大雑把だったり、時に負けず嫌い努力家の部分が顔を見せることがあり、その全てが魅力的に見えた。

幸か不幸か、お金のかかる趣味特になく、リリース済みの彼女作品で購入できるものは一斉に大人買いした。

アニメなど全く見てこなかったのに、気がつくと過去の出演作に遡ってひとつずつ追いかけている。

今季作品では「スパイ教室」が楽しみで、リピートして見ている。

久保さん」はやっと登場したと思ったら制作が延期になってしまった。4月からの再スタートを心待ちにしている。

総務省ワイドFMや、DMM TVCM映像は、何回見たかからない。

 

BeatFitといういわゆるフィットネスアプリがある。ちょっと前に、このアプリトレーナー音声を彼女担当するという企画があったらしい。

間に合わなかったことを悔やんでいたら、よく調べるとこの音声が好評で、パッケージとしてリリースされていた。これも販売終了してしまっていたが、某フリマアプリで入手した。 

本当に自分でも生活が変わりすぎてキモいと思うのだが、運動をはじめた。それでなくても、ラジオ番組過去楽曲などを何度も聴いてしまうので、どうせなら聴きながらジョギングしてみようと思ったのだ。

1ヶ月ほどだが、体調がすこぶるいい。中年になって弛んだ身体体重も少しずつ落ち始めた。

 

アニメ作品の関連で、パチンコ音声にもなっているらしいというのを見て、生まれて初めてパチンコ屋に行ってみた。が、これは駄目だった。

そもそもアニメ作品パチンコ台は提供されている時期が限られているらしい。それよりも何よりも、あんな騒々しい環境では彼女の声を楽しめるはずがない。

資金に備えていたお金で、ちょっとした高級イヤフォンを買った。これでアニメも歌もYouTubeもより楽しめる。

 

気がついたら、仕事をしている時間以外は、ほぼ彼女作品に触れて過ごしている。

コロナが少し落ち着いてぼちぼち増えてきた飲みの誘いを断り、家にこもってPCの前に座り、アニメYouTubeを見ている自分客観的に考えると、いったいどうしてしまったのかと思う。

しかしその時間を確保するために仕事も全力でこなすようになった。もともと必死で生き延びようとしてきた仕事なので、気合が入った結果、不思議と少しずつ仕事上の成果も出始めている。

先日、Anime Japan というイベントがあったらしい。

新作アニメプロモーションなどが中心の企画で、これまでなら全く興味を持つことがなかったと思う。

仕事で行けるはずもない日程だったのだが、彼女がいくつかのステージに出演していたと聞いて心がざわつくのを感じた。

遠征費用くらいなんてことはないし、前もって調整すれば東京大阪まで遠征することも不可能ではない。

映像作品の中の彼女を、実際に見て生の声を聴いたらいったいどうなってしまうのだろう。もう、帰ってこられないような気がしている。

  

こちとら田舎暮らしで、周囲の同世代には同じような趣味を持つ人がいる気がしない。

自分でも全くよくわからない感情なのだが、とにかく努力して前向きに日々を過ごさねば、と思うようになった。仕事もそこそこの成果を出し、いつでも使いたいものお金時間を使えるように。

先日のラジオで、彼女は「日曜の朝はカフェなどで早朝から勉強している」というようなことを言っていた。本当に馬鹿なのだが、感化されて日曜朝を勉強時間に充てることに決めた。新しい資格を取ろうと思っている。

 

これが推し活というやつなのだろうか。40代でこんな生活をしていて、これからどうなってしまうのだろう。   

追記

おっさんの1人語りを書きなぐっただけのつもりだったのにブクマがたくさんついて驚いている。

ブコメひとつひとつに返信できないので全部見たけど気になったところだけ。

 

結婚報告があったら、の話。

彼女の年齢を考えても充分に有り得る話だと思うし、もしそうなったら、と想像してみたけど、素直に嬉しいと思う。

増田は一回りも歳の離れたおっさんなので、これまで恋愛経験という意味では失敗もたくさんしてきたし、彼女に対してはそういう感じじゃない。

本人がそれを望んで結婚するのなら、私生活が充実してさら表現の幅が広がるといいな。もし、報告にあたり配信とかあったとしたら、思い切ったスパチャを送ってるのが俺です。

結婚を機に、でもそうでなくても、活動休止とか引退とかなら、ちょっとショックを受けるかもしれない。

 

人気声優からたくさん出演作があってよかったね、について。

そういう視点は今までなかったので新鮮だった。たしかに、出演作が限られている声優さんだったら、いろいろと辛かったかもしれない。そういう意味では、これから活躍して欲しい。

 

全般的に、いいことじゃん!みたいな声が多かったのはなんか嬉しかった。

昔、バンドとかミュージシャン系のファンだったときにはけっこうファンコミュニティの中にアンチもたくさんいて殺伐としてた記憶がある。それに対して、彼女ファンはみんなコメントが優しい、というか声優コミュニティの人がみんな優しい世界な気がしている。この世界を知れただけでもよかった。

 

パチンコとか女性のお店についても、ちょっと誤解があったらいけないので。

カルチャーはいいも悪いもなくて、for meかnot for me のどちらかなんだと思う。楽しめているなら、他人が好きなものを下げる必要はないよね。そういうふうに読めたなら文章力の無さのせいです。あくま自分はこれが好き、っていうことを言いたいだけなので他意はないです。

○○もぜひ、とおすすめしてくれてるブコメについて。

ほんとにありがとう。他の声優さんという意味では、天さんに近いところからTrySailのおふたりとか、交友関係が深そうな水瀬いのりさんとか、高橋李依さんとかはなんとなく目に(耳に)触れるようになってきています。知らない世界を知ってゆくだけで楽しい

ライブもそのうち参戦するんだと思う。のめり込みすぎて心配、という声もごもっともなので、ほどほどに楽しめるようにします。

アイドルマスターミリオンライブ?は全くまだ手つかず。ライブ配信でも見られるという情報があったので調べてみる。

「このすば」は見始めてるけど、Audibleオーディオブックがあるのは知らなかった!マジでありがとう。買います

「心が叫びたがってるんだ」も未履修。こうやっていろいろ教えてもらえるのは本当に嬉しかった。他のブコメも全部見てます

ダンダダン』99話最高じゃねえか

包帯して眼帯してキツそうにしても誰も気にしてくれない

勉強ダメ自分より低い点数の奴を見つけてちっぽけな自分自尊心を満たす

スポーツダメで参加すれば足手まといだから膝が痛いと言い訳をする

そうでもしないと金太はこの現実に耐えられないか

そして帰り道に同級生からはどうでもいい存在として蔑ろにされる

Y字路のコマから綾瀬宅に着き一回素通りする流れが良い

自宅への帰り道とは違う道に足が向かってしま

それは綾瀬宅に慰めにもらいにいってるというというより、自分ロボットに乗って戦ったのは本当は夢だったんじゃないか不安な心情が伝わってくる

そこに家は無く一緒に街を守った仲間のはずなのに自分には何も知らせず戦いにいった事実を知る

深い孤独感に沈むかと思いきやそこで目にする救援メッセージ

これは完全に星子達へのメッセージで、金太の勘違いで笑ってしまうんだけどw

勘違いでもなんでもいい!本当にしちまえ!行け金太!

  

そして金田バイクよ…もうアレを期待するしかない

こんなにオマージュにワクワクするのは初めてだよ

散々やられてきたけど過去最高のオマージュになるんじゃないか

ただアレは映像作品で散々やってるだけでマンガでもやられてきたんだろうか?原作漫画でもやってないんじゃないか

映像表現ならではって感じもするのでそこらへんは過度に期待せず待っておこう

  

今の宇宙人襲来編は唐突な展開で話のスケールもいきなりでかくなって正直微妙だったんだよな

宇宙人でもいいんだけどあまりにも戦闘的な奴らで主人公達もこいつらに対処するってだけで目的感情も乗ってないのが余計にそう思わせるんだけど

ようやくこの戦いに自分存在を掛けた深い感情乗っかったキャラが参戦してきてダンダダンに一気に興味引き戻されたよ

龍幸伸先生!林士平さん!金太に最高のシーン用意してください!

2023-03-25

てーきゅう』のような倍速で見なくてもいい作品を増やして欲しい

なんでどの映画動画あんにゆっくり喋るんだろう。

2倍速で丁度いいスピードだ。

でも2倍速にすると効果音はともかく音楽は完全に別物になってしまう。

アクションシーンは高速すぎて意味不明で、だけど人間だけは倍速でもまだちょっと遅いぐらいのスピードで喋っている。

お前らなんでこんなゆっくり喋るんだ。

てーきゅう』を見習って欲しい。

てーきゅう』は最初から倍速のスピードで喋るし、展開も倍速で進む。

てーきゅう』は倍速再生すると声はキュルキュルしだすし話は早すぎて脳の処理速度を越えてくる。

そもそも等速でも展開のスピードが強烈すぎて視聴者がすぐに反応できないぐらいだ。

からてーきゅう』は倍速にすることなく視聴できる

「倍速視聴なんてする奴はコンテンツへの侮辱!!!(#^ω^)」と猛る人種がいるが、そもそも問題はそれらのコンテンツが遅すぎるのが問題なんじゃないのか?

理解が遅く耳の悪い人間もついていけるようにするという配慮なのだろうか、世の中の作品本来あるべき速度の半分ぐらいの速度で進む。

半分は言い過ぎでも本来の速度の0.7倍程度には減速されているだろう。

からせめて1.4倍にしないと遅すぎて見ていて疲れてしまう。

伝わりやすプレゼンのコツは文章量を減らしてゆっくり喋ることだというが、それを映像作品でやられるのは中々にキツいものがある。

からないと言ってるやつは2回見ればいいだけだ。

てーきゅう』ぐらい早ければ2回見ることになっても気にならない。

サザエさん』や『クレヨンしんちゃん』のスピードでは2回見るのは辛くなってしまう。

もっとてーきゅう』を見習え。

消費者時間(じんせい)は有限だということをちゃん理解して欲しい

2023-03-16

ガチ恋地下俳優ゾンビ現実を見た話

ガチ恋女が自分から玉砕して現実を見た、という言ってしまえばそれだけの話なんですが諸々の事情からどこに書くこともできなかったのでこちらに。

私の推しは地下俳優でした。

キラキラしたテレビ映画、大きな劇場での舞台などとは無縁。映像仕事再現VTRの背景のひとり、小劇場舞台に出ても端役。

彼のファンは私以外にほぼいない、ツイッターリプライもほぼ私。舞台の面会で彼に話しかけるのは私だけ、チェキを撮るのも私だけ。もっと大きくなって欲しかったし、いろんな仕事をして欲しかった。表向きは。

でも本音は、それで良かったんです。だってあんなにかっこいい彼を見ているのも私だけで、あんなにかっこいい彼が気にかけるのも私だけだったんです。

彼のためならなんでも出来たし、なんだって差し入れしました。彼がツイッターチョコレートが食べたいと言えばチョコレート差し入れしたし、靴が欲しいと言えば靴を差し入れしました。

彼のファンサはファンサというには少し過剰なものでした。誕生日にはわざわざツイッターDMメッセージをくれました。私が映画チケットをあげれば日にち時間を合わせて一緒に見てくれました。チェキを撮れば向こうから指を絡めてきたり、抱きしめてきたり。

舞い上がっていたんですよね。正直。

どう見てもただのガチ恋だったし、きっと彼もそれを分かっていたんだと思います自分のことを彼女か何かだと思っていたんです。

ある日、彼の友人の舞台に行きました。そこにちょうど彼が舞台を観に来ていました。わざわざ私の席まで挨拶に来てくれて、今はプライベートなのにそんなことしなくていいのになぁ、と思いました。舞台の面会が終わり、彼のプライベートを奪うことに申し訳なさを感じながらも、劇場を出て舞台終わりに喋っていました。そうしたら、そのまま駅まで一緒に帰ろうか、と言われ。彼はファンサのつもりだったのかもしれませんが、私にはもう耐えられませんでした。

から言ってしまったんです。

「もし良ければ、LINEを教えて貰えませんか」

だって彼女になりたかったんです。本当に好きだったんです。プライベートな彼の隣に立ちたかったんです。でも。

「他のファン不公平になるからごめんね」

彼はそう言いました。頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。でも、何となく分かっていました。だってそんなに悲しくなかったから。

そして、やっぱり私はそちら側には行けないんだなぁと思いました。どんなに手を繋いだって抱き締められたって一緒に映画を見たって私はただの「ファン」だったんです。

距離をとるというのは本当に大事な事なんだなと感じました。恋愛もろくにしてこなかったメンヘラが狂うには十分な距離感でした。

からもう辞めるんです。彼にこれ以上迷惑を掛ける前に自分から引かなければ、そう思いました。

もう私は応援できないけれど、これからももっとたくさんの舞台に出て、もっとたくさんの映像作品に出て、その姿で沢山の人を楽しませる存在になってください。

もう全部終わったと思っていた時、彼の友達ファン美人の子から相談があるので会いたいとLINEが来ました。二つ返事で飲みに行って、そこで相談をされました。

推し(彼の友達)に誘われるままセフレになってしまった。半年ほど関係が続いていたけど連絡が取れなくなって捨てられた。最悪。」

と言う内容でした。

地下俳優の全てがそんな人だとは思いません。今のところ彼がファンつまみ食いしたと言う話も聞きません。でも美人なら捨てられたとしても一度は推しとそう言う関係になれるんだなぁと思ってしまいました。

私の何がいけなかったんでしょうか。顔でしょうか。性格でしょうか。全てだったんでしょうか。

私が担降りしても、友達担降りしても、彼も彼の友達も今でも元気に地下で俳優をやっています

担降りした今、一時期俳優界隈で話題になった「りさ子のガチ恋俳優沼」のDVDでも見て過去自分を笑いたいと思います

お粗末様でした。

2023-03-15

映像作品安易コラボ過去作の利用、やめようぜ

MCUとかスターウォーズとか、とりあえず人気にあやかってポリコレ注入して、評価が下がったら過去作の登場人物を出して話題を出すのやめようぜ

政治的主張を劇的なエンタメに盛り込んで刷り込むの、まんまヒトラーやん

あととりあえず後釜に女を放り込むのもやめよう

企業がとりあえず女性比率上げるために女性ねじ込んで、特に失敗はしないが成果もあげず

以前より保守的企業になって緩やかに業績が落ちていく

そういう再現現実だけで十分だから

2023-03-02

anond:20230302113016

そうなんだよなぁ

VR見て分かったけど、AVカメラアングルとか凄く重要だし良く出来てると思うわ

ドキュメンタリー風のAVでも固定カメラスマホカメラを上手く切り替えてたりするし

映像作品としてよくできてるよなぁ、と思う

VRにするからには干渉できないとダメだね

ケツ叩いたら反応あるぐらいのが欲しい

2023-02-05

[]2月4日

ご飯

朝:朝マクド。昼:お菓子。夜:カップヌードル

調子

むきゅーはややー。お仕事はお休み

ルートフィルム

あの√Letterの連なるシリーズとしてリリースされた、角川ゲームミステリーの第二弾。

怪作としか言いようのない奇妙な前作とは打って変わって、手堅く丁寧な出来のADVになっていた。

売れない映像監督八雲マックスと、新人女優のリホの二人の視点を行き来しながら、それぞれの事件の謎を追いつつ、10年前に中断されたドラマ撮影に秘められた謎を解くというあらすじ。

全7話で、単発の事件に加えて縦筋を通す10年前のドラマ撮影中止をめぐるアレコレが挟まるので、プレイ時間こそ短いものお腹が膨れる構成だ。

主人公八雲マックス映像作家であることに矜持を持っていることもあり、撮影していた映像から謎解きを始めたり、撮影の色々を応用したトリックを見抜くのが独自性があった。

とはいえミステリ部分は一般常識範疇で、どちらかというと映像作家としての生き様が縦筋に絡んでいる感じで、熱血漢の良いやつなのがよく伝わってくる。

それだけに、最後最後オーラスで飾らない言葉であるキャラを説得するくだりは、その道の困難さを心配こそすれど、八雲マックス頑張れ!!! と応援したくなった。

ここまでの間に主人公への好感を持てる構成からこそだろう。

もう一人の主人公リホについては、どうしても八雲の影に隠れがちなものの、駄洒落の拾い食いと評される戯けた言葉遊びを始め、可愛いシーンが多くこちらはこちらで楽しかった。

サブキャラ達も魅力的なキャラが多く、中でもワトスン役となる、曲ちゃんはとても良いキャラクタだった。

元ヤン就職したてながら映像編集技術ちゃんとしており技術面でのサポートは抜群、それだけでなくだらしない八雲礼儀作法を教えるシーンも多く、年下オカン系と類例でまとめるのが勿体ない程度には魅力的。

本音では八雲のことを好いているシーンがあるのも可愛い

道中、彼女を疑う可能性がほんの一瞬だけ示唆されたところでは、助手犯人古典からというよりは、心底彼女のことを信頼していただけにすぐ終わったのがよかった。

また、無口なカメラマン金手も、メタ的なネタを使うところが面白く、楽しいキャラだった。

どのキャラ職業人としてのプライドが高く、自身の職域の範疇であれば全力を尽くすシーンが多いのが読み応えがあった。

特に曲が、八雲のため…… ではなく、新人ながら映像編集プロとして事件時の映像からある真実を見抜くところは格好良かった。

一般人主人公ミステリではマヌケにされがちな警察の人たちもちゃんと有能なシーンがあるのも良き。(マヌケなシーンはありはするんだけども)

ルートフィルムとしての続編は難しいかもしれないが、八雲と曲のコンビ主人公としたADVならいくらでも作れそうなのでシリーズ化期待したいが、残念ながら開発会社のあれこれがあったこともあるのか発売数年ながら音沙汰がないのが寂しい。

島根県観光要素についても、前作よりは抑え目ながらそれなりにあるのも楽しいポイントシリーズ恒例しまねっことの交流可愛い

ただ、最終章までは丁寧にまとまっている良い作品だなあと思いながらプレイしていたが、残念ながら縦筋の風呂敷の畳み方だけは文量が足りなかった。

他人操作することに長けた巨悪の掘り下げが全くなく、証拠証言を揃えて警察逮捕させるだけなのは物足りない。

映像作品のありように関する思想バトルに関しても、八雲マックスマックスさで押し切るばかりで、実際にそこをもっと見せて欲しかった。

とはいえ、ここまでの道中で八雲マックスマックスな力強さを好きになっていたので、物足りないものの不自然さや違和感やなかった。

悪い意味で余白が残っちゃった感じかな。もっと読みたかった。

主人公達の良い奴感が凄く大事作品で、そこを楽しめると好きになれたのだと思った。

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