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2021-10-07

【どっちが】医療関係者VS現場責任者【正しいか

※ここに記載されている情報フィクションです。単語正規使用されているものではなく、登場人物架空人物です。

コロナ入院患者A(女性/40歳

・超ヘビースモーカー

職場経由でコロナ陽性。症状なし。判明後、家族に半ば迫られる形で(家族重篤な基礎疾患持ちでワクチン摂取のため)特別隔離施設入院

・手違いなのか保健所ミスなのか本人が聞いていなかったのか、最初入院時に十分な説明を受けておらず、ほぼ手ぶらで転院。(保健所説明したと主張、本人は聞いていないと主張。保健所は同じミス前例もあるが、本人の素行不良も目立つ上にお互いに明確な証拠が無いため真偽不明患者はきちんとサインをしているが保健所も口頭説明義務がある)

看護師B(女性/50歳)

・各入院施設渡り歩いたベテラン

実質的現場トップ

・常に患者目線経験豊富アドバイスが多い

・はっきりした物言いで、信念が強く自分の考えを曲げない部分がある

現場というより患者第一主義

・良く言えばリーダー気質、悪く言えばお局

■院管理者C(女性/40)

・not医療関係者公務員

コロナで急遽施設を貸し出された入院施設建物管理者にあたり、建物内のみならず周辺住民などとの間も受け持つ最終責任者

基本的官公庁が定めた感染防止ルールマニュアルに従って建物運営をしている

独断ルール抵触することも可能であるが、最終責任も本人がすべて受け持つ

・よく言えば真面目、悪く言えばマニュアル人間



◆経緯

患者Aが無断で差し入れお菓子など。弁当好き嫌いから拒否したため)を家族に頼む(ルールでは差し入れは事前報告制で、薬を除き実質的にまとめて一度まで)。管理者Cが「他の入院患者の手前ルールを破ることはできない」と受け取り拒否に。しかしこれが原因で口論になる。

・間に入った看護師Bが患者Aに事情説明患者Aがヘビースモーカー現在喫煙できずイライラしていること、家族の申し出で仕方なく押し切られる形で入院させられたこと、また保健所とのやりとりを管理者Cに話す。

看護師Bのアドバイスと本人の家庭、保健所との事情を顧み、特例として管理者Cはルール付きで差し入れ許可(中身をこちらで確認すること、一度きりにしてもらうことなど)。

しかし一度目の受け入れに患者Aとその家族間で不備があった模様。再度の差し入れを申し出る。

管理者Cはそれを拒否理由はただでさえ他の入院患者フラストレーションも溜まっている中、事前報告なしで二度の差し入れの特例がバレたら施設ルール崩壊しかねないため。また直接的な差し入れではないとは言えど、建物の出入りが増えればそれだけ感染リスクが跳ね上がるので承認はできなかった。

しかしそこで看護師Bは管理者に一つ提案をする。「このままこの患者がキレて何かの隙に暴れたり脱走してしまうよりは、夜中こっそり差し入れを持ってこさせる方がマシではないか」と。

管理者Cはここで一度官公庁に指示を仰ぐ。しか官公庁は「現場判断に任せる」と一任。結果、再び特例で差し入れを許すことに。

・この際管理者Cはかなりきつく患者Aに注意を促し、あくまで特例であるということ、次で必ずすべての差し入れを持ってこさせることを強調。しかしここで患者Aがその態度に激怒口論に。

・そこで再び看護師Bが仲裁に。患者Aではなく、管理者Cを宥める形で決着し、再度差し入れを許す。

しかしここで再び問題が発生する。患者Aが再三の差し入れ要求してきたのだ。

・さすがにこれには応じられないと管理者Cは拒否。すると患者Aは出された食事を食べなかったり、わざと管理室にクレームを入れたりするなどの暴挙に出た。

患者Aを強制転院させる案も出たが、他の施設も手一杯で動けず。仕方なく受け入れを続行するしかなかった。

・ここで看護師Bは再び管理者Cに意見。「患者Aもいきなり追い出される形で入院となり不安である。また発端は保健所の落ち度かもしれない。しかヘビースモーカーの人が狭い部屋で10日以上の隔離はい限界がきてもおかしくない。聞いて丸く収まるなら聞いたほうが良いのではないか。暴れだして他の患者迷惑にならないためにもそれが良いのではないか。それに食事に手を付けないのはさすがにまずい」と。

管理者Cはこれを「公平性が保たれない」と拒否。また「あくま自分仕事責任はこの建物や周辺住民すべてに及ぶので一人だけを贔屓にできない。建物民間の借り入れであり、差し入れに限度があるのも感染予防と、協力してくれている地域住民への騒音渋滞への配慮も含まれる(場所住宅街であったため)。また保健所に落ち度はあったかもしれないが、その後の対応こちらは落ち度はなく、それより一人を贔屓にしていることがバレるとそれこそフラストレーションが溜まった他の入院患者逆撫でする行為であり、現場崩壊につながる。食事を取らないのもアレルギーが原因ではなくワガママである本来ならレッドカード強制転院扱いだが仕方なく対応せざる負えないほどの危険人物にこれ以上配慮できない」と言い、承認しなかった。

・すると看護師Bはこれを患者Aへの虐待行為である県庁に報告。

・経緯を聞いた上で虐待行為ではあるとはならなかったものの、この一件により管理者Cは独断ルールを破り、差し入れ許可した責任感染予防対策を怠ったとして追求されることとなる。

・これに関して管理者Cは「確かに最終決断自分だが、現場資格者である看護師Bの助言の元行った」と釈明。しか看護師Bは「あくまで最終決定は現場トップである管理者Cにある」と主張。お互いに譲らない形となった。

・そしてこの議論中、患者Aがもう少しで退院となるところで緊急搬送となった。幸い大事には至らなかったが、原因は栄養失調とストレスによる免疫低下である

・また院内で職域摂取対象外であった外部委託警備員数名でクラスターが発生。細かい経路は特定できなかったものの、いくつかの差し入れか、それを持ってきた家族との接触が原因ではないか問題提起された。

さらに近隣住民でも感染者が発生。こちらは完全に経路不明いであったものの、これが原因で周辺からクレームが激増し、建物の貸出主から打止の打診がなされた。

上記から現場資格者である看護師Bと、実質的トップ責任者である管理者Cの責任が問われる形となる。


果たしてどちらに責任所在があるか?どちらが悪く、正しかったのか?

患者第一とした看護師Bと、全体の調和第一とした管理者Cとどちらが悪いか

なお理由があったとはいえ再三迷惑行為を繰り返した患者Aと、問題の要因の一部である保健所、そして現場一任を貫いた官公庁個別に明らかな問題があるため、今回の議論には含まないこととする。


意見はお好きにどうぞ。

自分がこの現場の下っ端でどちらかを擁護しなければいけなくなった体で考えてみてください

2021-10-04

anond:20211004081210

毎年ころころかわる税制や、社会福祉制度対応するために勉強し続け、

必要に応じて所轄の官公庁相談してる様子をみると、経理って専門職なんやなぁって思うで。

2021-09-29

anond:20210929095904

自分創作物で行っている表現他者人格アイデンティティとなるものを傷つけていないか?と確認しながら創作するのはプロなら当然なんだけどな。

絵ではないけど仕事でそういうのあるからすごく気にする。この表現をここでする必要性はあるか?って。その点ゆるきゃんのは伝えたいメッセージに沿ってイラスト描かれててよかったじゃん。ああいう風にしてこうよって思うよ。企業とか官公庁に出すようなものは伝えたいメッセージがあるわけだしとくに気を配って当然なのにな。

ここで身体的特徴を誇張して表現をする必要があるのか?って考えるよね広告とか。

脈絡なくおっぱいドッカーンゆさゆさって、おっぱい性的消費すること目的にしなきゃわざわざやらないし脈絡なくニガーとかホモレズなんかの蔑称作品内で使ってるのと大差ないくら分別のない行為だと思うので広告とか注意喚起みたいな伝えたい内容があるときは伝えたい内容に合ってるかってすっごい考える。


おっぱいゆさゆさしてなんぼだ!って時にゆさゆさささせたりバインバインさせたりちんちんゆらゆらさせたらええじゃないの〜

2021-09-25

anond:20210925075619

ゼロリスク至上命題とする金融機関官公庁が、どこの馬の骨が作ったかもわからないOSSクラウドサービスなんか入れられるわけないだろう

入れるとしても、ハンコを山のようにもらわなければ、何か起こったときに誰が責任取るんだよ

どこの現場でもどんなしょぼいPCにでも必ず入っているEXCELでも仕事はできる

文系役職者が技術理解したりがメクラ判押したりしたくないけど、末端エンジニア残業させれば問題ないと思ってる

末端エンジニア数十人で現場管理職を取り囲んでつるし上げて、全員退場みたいな事件が起これば少しは変わるんじゃね?

2021-09-22

anond:20210922161311

というか今回はバカに見つかったか騒動になっただけでしょ。

いま騒いでる大半の人だって、件のVtuberを他の機会に見たら何とも言ってないわ。

他の美少女Vtuberだって官公庁案件企業案件は受けてるわけで、

「何が悪かったのか」って言ったら「運が悪かった」としか言いようがない。

2021-09-19

小官が「個室ビデオ店」の疑問にお答えするため召喚されたであります

敬礼(`・ω・´)ゞ

増田増田支部所属増田一等増士入ります

本日令和3年9月19日マルマルサンサン

下記のような増田投稿されたであります

摩訶不思議な「ビデオ試写室」の世界

上記増田への回答のため、社員寮もしくは兵舎にて居住するもの派遣せよとの命を受け、召喚されたものであります

ただいまより兵舎居住者と個室ビデオ店の関係について解説するであります

敬礼(`・ω・´)ゞ

現在でも官公庁及び各種民間企業に置いては若年構成員独身者及び単身赴任のために寮生活を行っている組織が多くあるであります

中でも自衛隊自動車工場などの組織では新規採用者はほぼ強制的寮生活をすることになるであります

また寮生活でなくともシェアハウスなどで一部屋複数人生活しているものもいるであります

そもそも家庭を持たずにネカフェ渡り歩いている日本国民外国人等も多くいるのが我が国の現状であります

かような状況下に置かれている者たちは「誰にも邪魔されず安心して事故性的欲求を発散させるための自慰行為(以下オナニー呼称)が出来る環境に置かれていない」(以下オナニー弱者呼称)と言えるのであります

個室ビデオ店、ビデオ試写室などの呼称をされるテンポ(以下個室ビデオ店と総称)はそういった「オナニー弱者」の駆け込み寺として非常に強いニーズがあるのであります

ネットカフェでシコシコすればよいという意見は半分正解なのでありますが、やはり本来オナニーのために用意されていない店舗においてオナニーをするのは勇気がいるであります

また、ネットカフェオナニーをする際にはオカズ調達に別途料金をかけるか、無料提供されているオカズ妥協、もしくは監視カメラで見られている状況でXVIDEOSなどの無法地帯に堂々とアクセスなどのハードルが待ち受けているであります

個室ビデオ点であれば、料金の中にオナニー部屋として使用することやオカズを借りるための代金もまれているので伸び伸びとオナニーが出来るのであります

個室ビデオ店最大のメリットは、個室ビデオ店はオナニーをするための場所であるという概念が共有されていることなのであります

なぜ個室ビデオ店に通うオナニー弱者は、個室ビデオ店の代わりに風俗店を利用しないのかについて解説するであります

まずオナニー風俗は別であるということであります

そもそもスケベDVDを見てAV女優で見抜きするのは風俗で見抜きするのとはまた別の行為であります

どうせ金を払うなら風俗にいけと思うかもしれませんが、それは同時にどうせ金を払うならAV女優で見抜きしたいという回答も想定すべきということであります

また、現在のようなコロナ禍のみならず風俗店には不潔なイメージがあり敬遠する人も多いのが実情であります

たとえ個室ビデオ店においても直前にオッサンがシコシコするのに使った部屋であり、エアロゾルの中にオナニー中のオッサンが出したすっぱい汗の成分や空気中に散布された精液のカスが残っているというリスクがあるとしても、直接生身の人間と触れ合うよりかはよっぽどマシと考える人も多いということであります

人間と触れ合うことにストレスを抱えがちな人にとっては、職場や寮で人間相手にして疲れているのに風俗でまた人間相手にしていられないといった考えも広がってきているであります

結論から言えば、結局金がかかるなら風俗に行けばいいという反論個室ビデオ店の存在意義に対して投げかける疑問としては穴だらけということであります

以上で個室ビデオ店がなぜ日本中存在し、そんな店の経営が成り立っているのかの解説を終了するであります

小官、これより個室ビデオ店でシコシコしたのち寮に直帰でありますゆえ質問に答える時間はないであます

あとは他の隊員に任せるであります

増田増田支部所属増田一等増士退室するであります

敬礼(`・ω・´)ゞ

2021-09-04

anond:20210904124654

前、鬱になった職員や死んだ職員とかまでカウントする官公庁があったでしょ

今より締め付ければ民間企業もっとひどいのが出てくるよ

2021-09-02

anond:20210902084629

Web化されたら雇用を維持できなくなる、非効率な繫文縟礼であることが彼らの仕事

彼らにとっては「仕事っぽいことをしていると思うこと」が重要なんだよ

Web化されれば3秒で終わることを10分かけてやる

「結果」じゃなくて「労働した感」のためにそこにいるわけだ

TLSでエンドセキュリティ担保されていればPDFよりセキュア、っていう指摘は「わかっている人」って感じだけど、

99.999%の役人はその意味がわからいからな

PDFセキュリティにこだわるならAdobeのLiveCycleとか使うはずなのに、そんなのを使ってる官公庁を見たことがないってのがそれを証明している

地方自治体を中心にPowerPlatform採用したり地味なイノベーションは起きてるから時間問題だとは思うけどね

海外よりその歩みが遅いというだけw

anond:20210902084109

これはなかなかの良まとめ力作

媒体ネットをつなぐものとしてPDF採用されたのはよいことだけど、PDFへのリンクをゴールにしてるのはちがうよね

シャレたサイトではHTMLベースPDFと寸分違わない内容を編集できて、最後PDF出力できたりする

そのシステム採用してもいいかもしれない

将来的に官公庁申請関係においては、まあWebフォームに完全に置き換えられるよね

ゆっくりではあるけど改革は進んでるから、まああと5年くらいの辛抱じゃないか

法務・税務関連は最後の砦となると思う(Web化されたら雇用を維持できなくなる、非効率な繫文縟礼であることが彼らの仕事

それ以外の一般的申請はどんどん便利になっていくでしょうね

2021-08-28

会社システムあるある

会社システム使って思うのは、ある日突然予告なくアップデートされて、誰が使うのって機能をとても充実させたり、本当に変えてほしかった部分はもっと複雑化して、「はいシステム化して人がいらなくなったので、人減らします!」。そして、みんな使い方がわからず、システムに詳しい人がわかっていない人に説明時間ばかりかかる。こんなのばっかり。

システム作るときは、システム使わない偉い人の意見参考にせずに、使っている人の意見を聞いてほしい。人減らすなら、実働部隊でなく、わかってないのに口だけ出す人たちを減らしてほしい。クラウドで共有等して、エクセル資料作ったほうがはるかに便利です。民間官公庁で違うのかもしれませんが、この記事を見てどこも同じなんだなと思いました。

2021-08-27

政府統一Webサイト、暫定版を12月までに公開 製作事業者決定

これは控えめに言って最高

あとは地方自治体統一CMSフォーマットにしてほしいね

DrupalWPより自由度が高いから、高い技術力のあるベンダーだと運用やすいと思う

内閣官房IT総合戦略室(IT室)は8月26日中央省庁情報を集約した「政府統一Webサイト」の構築に向けた実証事業受託事業者が決定したと発表した。落札したのは、官公庁を中心にWebシステム開発を手掛けるANNAI(東京都千代田区)で、落札額は7000万円。実証事業では、サイトデザインルールや基盤作りといった方針を固め、暫定版サイト12月末までに公開する予定。

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競争入札落札したANNAI

 落札したANNAIはCMSコンテンツ管理システム)「Drupal」(ドルーパル)を使ったWebシステム開発を手掛ける。内閣府東京大学京都市などのWeb開発に携わった実績を持つという。

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ANNAIの受注実績

 これまでは各省庁が個別Webサイトを整備したり、運用したりしていたため、各サイトUIUX一貫性がない上、類似する内容が複数サイトに散在しているなどの課題があった。このため、政府統一Webサイトフォーマットを決め、UIUX標準化統一化を図る。実証間中デザイン統一ルールを整備し、9月に発足するデジタル庁の公式Webサイトを使って検証する。統一サイトへの移行時期についてIT室は「各省庁が契約するシステムライフサイクルなども見ながら、段階的に検討する」としている。

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サイトデザイン統一されていない各省庁のWebサイト

 UIUX統一化に加え、英国政府統一サイト「GOV.UK」を参考に、日本政府全体のトップページのようなサイトも構築し、各省庁のサイトリンク付けすることで、少ない手順で国民必要情報を得られる環境も整備する。これまでは一つの情報を得るために、複数の省庁のWebサイトを横断して閲覧しなければならないケースもあったという。数年かけて統一サイトに集約する方針

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英国政府の「GOV.UK

 総務省運営し、行政機関へのオンライン申請法令検索機能などを提供するポータルサイトe-GOV」とも機能が重複する可能性があることから政府統一Webサイトとの役割分担などについても今後検討するという。https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/27/news108.html

2021-08-16

大多数の日本国民バカではない

左翼人達心配していた「五輪メダルラッシュに浮かれて内閣支持率回復」という事象は起きなかった。

これから分かることは、大多数の日本国民は決してバカではなく、是々非々物事を考えられるということ。

また、現実直視できるということ。

から、いま政党に求められるのは、足元のコロナ禍をどのように乗り越えていくかという政策の1点にほぼ絞られる。

まり、いま立憲民主党が前面に押し出している「桜・モリカケ五輪の経費透明化」なんて大多数の日本国民は求めていない。

過去を洗ったところでコロナ禍は何一つ改善しないどころか、これらの追及対応政府官公庁が追われることで、コロナへの対応が後手後手に回ることになるからだ。

それに気づかないほど日本国民バカではない。

過去より今と未来をどうするか」という政策に舵を切り替えないと、立憲民主党はじり貧になるだけだろう。そのほうが彼らにとっては良いのかもしれないがね。

2021-08-07

パートナー子供を連れて飛行機ワーケーションに行った

デルタ株が流行っている。シータ株だか何だかも来た。

7か月前に旅行計画を立てた時には、こんなことになってると思ってなかった。

2020年の夏みたいに、感染者は熱気と湿気で抑えられてると思ってた。

***

先週、47都道府県知事から声明が出た。帰省は控えろと。

インターネットの上でなら何とでも言える。「知事から何だ」。

でもリアル社畜リアルで言うのは無理だった。

うちの会社はいわゆるお堅い系。

昔っからある、手堅い仕事の大きな会社官公庁からほそぼそと仕事をもらって生きている、そういう会社だ。

信頼を得るために社風もお堅くなった。

そんな社畜小屋社畜、お堅い系47人連合+その前からの諸々の声明に逆らえなかった。

よって、言えなかった。

夏休み飛行機距離家族旅行して来ます」ってね。

そして、旅行中止を決めた。

***

……あれ、これ、言わないで行っちゃえばいい話だったかな? うん、そう考える人もいるよね。

でも、色んな理由でそれは出来なかった。

  理由① 感染拡大防止

  理由② 社会的制裁を恐れたため

①は言うまでもないと思ってる。本来なら①だけで十分だと思ってる。

ただ増田は、①を大事にしつつも映画館とかショッピングモールとか行ってしまってる。

ストイックネットスーパーだけで済ませればいいものの、それが出来てない。

①を突き詰めて行動できてない。だから①だけではたぶん理由にならない。

②の理由が、社畜としての俺にとっては大きい。

万が一発症したら? 旅先でだ。

「このご時世に飛行機旅行して、発症して、1ヶ月ほど仕事に戻れなくなりました!」となったら?

はい、サツ処分社畜としての増田生命は絶たれる。

コロナ禍で世の中の仕事が減ってる中だから、次の転生先はなかなか見つからいかもしれない。

パートナーとの稼ぎは半々くらいだから、これは家族生命線に直で響く。

(ちなみにサツ処分を免れても窓際っすね。牧草あんまりもらえないとこ。)

①より②を気にしている時点で愚かだよね。

自分でもわかる。どっちつかずの、全然駄目な意見だ。

***

増田の中の優しい医療者が言う。

デルタ株が蔓延しています。まだ旅行我慢しましょう。ご家族の方にも言ってあげてください」

増田は言う。

「私は我慢出来ます。ただ、パートナーは止められません。

 旅行を止めさせたら、パートナーは別の意味で病んでしまます

増田さらに言う。

「それに、私は近場の映画館美術館に行きました。私もまた自分の楽しみを優先する人間なんです。

 ワクチンを済ませた両親との会食も、この前久しぶりにしました。

 他人との会食は1年以上我慢していますが……」

医療者が増田を叱ってくるので、増田は耳を塞いで逃げる。

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行った先では

「こんなことをずっと気にしていたら、

 旅行業界交通業界外食産業も、高級食材生産する人々も

 国もろとも倒れる! 皆倒れるぞ!

 万が一だけ考えるな! 一生この生活を続ける気か!」

と、増田の中の似非マクロ経済学者が言っている。

増田にはマクロ経済学がわからぬ。だから増田の中にいる経済学者似非である

 ……医療者も単なるイメージである。)

増田は心の中でさえそいつに言い返せないが、こう考える。

「わかるんだ、わかるんだ。

 ただ、今いる場所自分にとっての世界なんだ。

 世界地盤が壊れれば、あんたが言ったそれら全部が、

 増田と、増田家族と一緒に、地面の底に沈んで無くなってしまうのと同じなんだ。

 緩やかにではなく、すぐに。」

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フリーランスエンジニアが、膝の上にMacBookを載せて増田嘲笑っている。

「まだ社畜疲弊してるの?」

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畜産農家が言う「助けてください」。

ホテルマンが言う「お待ちしています」。

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小さい頃からパイロットに憧れていたのに、今年ついに採用試験を受けられなかった若者が来る。

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若者言葉を聞くことは出来なかった。

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心の中がずっとそういう争いの渦中にあるので、

このエントリだって「決心しました!」と胸を張っては書けない。

***

家族の中で増田けが旅行をやめた。

パートナーは小さなパソコンがあれば仕事が出来るようになっている。

しかも今回の旅行仕事的な実益も兼ねているはずなので、②には該当しない。

から増田は止めなかった。

①は気になるが、心の中の医療者に言ったのと同じ理由でついに止めなかった。

パートナーは「急に旅行をやめて、子供がかわいそうだ」と言った。

まだ小さい子供は、別れの前にギュッとしがみついてきた。泣きはしなかったが。

保安検査場の手前で他の家族を見送っている間も、

ずっと「これで良かったのだろうか」と増田は考えていた。

***

すっきりしなくても、腹は減る。

空港の中の、地元にない店で飯を食った。

それだけの話。

***

何の気なしにエントリを締めたいけれど、

こんな件名にしてしまった時点で多分パートナーを恨んでしまっているし、尊重できてないんだろうなあ。

鉢巻をしてメガホンを持って白いワゴン車の屋根に乗った増田「こんな事がありました! 皆さんどう思いますか! 旅行行かなかった私が正しいんじゃないですか!?

上記増田に石を投げる増田「うるせー黙れ!」「正しさを押し付けるな!」「おまえ一生旅行行くなよ!!!

ほんとこれ。

2021-07-22

anond:20210722145953

作品自体アングラ世界でなら許されるんじゃないかな。

こばけんも差別上等で生きていくならグレーな作品も発表し続ければいいし。

小山田は今後そういう活動するんじゃないかな。

デスメタルの輩も神を冒涜しながらなんとなく許されているしね。

ただ官公庁案件は今後無理だろうね。

棲み分ければいいと思う。

グレーな表現をあえてするなら覚悟ポリシー必要なんだろうな。

2021-07-18

anond:20210718201336

言うほど論理的仕分けているわけではなく、お気持ちの話だけどね。

教育福祉関連に関わるには適性があると思う。

虐待者は適性がない。

子供障害者日常的に虐待が行われがちな属性であり、そこに虐待経験者が関わるのは彼らの心理的安定性を害する。

今回のように直接関わらなくても国が虐待経験者をあてがうこと自体、国は彼らを大切にしないというメッセージになる。

虐待者かどうかは傍目では判断つかないが、過去虐待経験があればそれは現在もなお虐待者であり続けるとの強い推認を抱かせる。

また強い差別感情を有していた者が急に差別やめましたと言ったところで内心は検証のしようがない以上、選べる立場ならお断りするのが自然だ。少なくとも子供障害者側に自分に害をなしそうな人間を迎え入れるインセンティブがない。

要するに信用がないので、彼らの差別解消や生活改善に役立つと信用するに足りる行動(寄付など)を一定期間(根拠はないが少なくとも5年とか)取ることで、多少の信頼を得るべき、と。

清原は薬物依存者のためのプログラムを受けていたりと、年単位で頑張っている様子が垣間見える。

もちろん報道で聞き齧った程度でしか知らないが。

清原とて釈放直後は皆社会復帰できるか怪しんでいたし、解説者や子供野球教室なんて到底無理だっただろう。

というか、そんな面倒臭いことをしてまでそっちの仕事したいんかと思うが。

別に音楽クズでもできるし、今までそれで問題なくやってきている。

まあEテレオリパラキャリアパス上それだけ旨みがあるのだろう。

音楽市場は先細りだし、今後は官公庁案件狙いなのか。

2021-07-16

木屋町にあるキャバクラ黒服仕事をしていた

この日記の内容はみだしのとおりだ。京都での学生生活の4年間をキャバクラでの黒服仕事に捧げた。

年末のこと。コロナのおかげでストレスが溜まる中、ふと京都が懐かしくなって一人旅に行った。学生時代と社会人約十年目では、さすがに景色に差があった。いろいろと感じるものがあったので、ちょっとしたためてみることにした。

広島田舎から京都に出たばかりの、当時18才だった私は大学生活に憧れを抱いていた。第一志望ではなかったが、行きたいと思っていた大学だった。

4月はあっという間に過ぎた。入学式オリエンテーションサークル勧誘学部学科での新入生歓迎会、初めての履修登録、初めての講義、初めてのゼミ活動

楽しくもあったし、不安もあったけど、5月になって、まだあることをしていないのに気が付いた。

アルバイトである大学生アルバイトをするものだと思っていた。それ以前に読んだ漫画アニメでは、大学生はみんなアルバイトをしていた。

早速、求人情報掲示板を見た。インターネットではない。学生課の前に貼ってある物理的なやつだ。すると、学内カフェがよさそうな気がしてきた。時給もいい(850円だった気がする)。

その日のうちに、お店に行って店員のおばさんに声をかけた。アルバイトがしたい、と。

何分間か話した後、「土曜日シフトはいます」と告げると、大歓迎な感じで、「今度オーナーも交えて面接しましょう」と言ってくれた。私の携帯電話の番号を伝えた。

その翌日だった。知らない番号から着信があった。携帯が鳴っている最中ガラケー通話ボタンを押す直前に着信が切れた。

もう一度かけなおすと、女性の人が電話に出た。どうも話がかみ合わない。「こちからはかけていません」とのこと。どうやら、大学全体の電話受付窓口に繋がっていたようだ。でも学内の誰かが、私に電話をかけている……。

増田処刑はすでにおわかりだろう。あのカフェからの着信だったのだ。私はそんなことにも気が付かなかった。

それから3日が経って、あのカフェに行って、面接の件がどうなったのか聞いたところ、「オーナーに、あなた電話に出ないと伝えたら、もう面接はいいって」という衝撃の答えが返ってきた。

私が阿呆だっただけだ。今でも、仕事でこういう感じのミスを冒すことがある。

ある日、京都御所の近くにあるコンビニ求人雑誌を持ち帰った。

パラパラと中を覗いてみる。飲食店小売店が多いようだ。ただ、どのお店も時給が低い。大学の近所にあるお店は、だいたい750円~800円だった。今思えば、こういう視点はやはり若いな、と思う。

大学生場合は、たとえ時給400円だろうと、釈迦に生きる人としてふさわしい常識言動知識を身に着けられる職場がいい。大学の同期で、一流どころの企業官公庁NPO法人就職した連中は、リクルート株式会社はてな高島屋アルバイトをしていた。

当時の私は、リクルートはてな高島屋も知らなかった。私の出身広島県の府中市だった。そんなオシャンな会社地元にはない。天満屋だったらあるのだけど。もし私が東京府中市出身だったら、リクルートはてな高島屋も知っていたのかもしれない。

さて、求人情報誌も終わりの方まで来た。すると、スナックキャバクラバーのページが出ていた。

あるお店の男性スタッフの時給のところを見ると、22時までが900円で、22時以降が1000円とあった。基本の労働時間20:30~5:30で、開店準備と片付けを除いた9時間に対して給与が支払われる。ツッコミどころが満載だが、こういう業界なのだ。今でもおそらくこんな感じだろう。

「でも、夜の店はちょっとなあ」と感じつつ、「失敗したとしても私はまだ若い。なんとかなる」とよくわからないポジティブも抱いていた。

あるページを捲ろうとして私は、ある求人に目が留まった。「木屋町で一番レベルが高い店です!」みたいなことが延々と書いてあった。自画自賛もいいところだ。※本当に一番レベルが高い店だった。

でも、「面白いな」と思った。しかも深夜時間帯の時給は1100円ときている。さっそく電話をかけて、簡単自己紹介をして年齢と大学名を言ったら、「ぜひ面接に!」ということになった。

5月の割と寒い夜、私は親からもらった原付に乗って、家から木屋町まで10分ほどの距離を慎重にゆっくりと駆けていった。

マクドナルド河原町三条店の近くにある、小ぢんまりとしたビルの地下1階にその店はあった。

当時の私はビルの前に立ち竦んでいた。田舎育ちの私は、ビルの下に降りていく階段を見たことはなかった。真下の方から数人の話し声が聴こえる。

おそるおそる階下に降りていくと、廊下が十メートルぐらい続いていて、奥には分厚い扉が開け放たれていた。表面に店の名前が書いてありそうな。近づいていくと、店の中から男女が笑い合う声が響いた。

扉の前には小さい丸椅子が設えてあって、2人のお客さんとイケメン黒服(ボーイ)が楽しそうに話をしていた。お客さんは、丸っこい小さいグラスに入ったお茶を飲んでいる。

ふと、ひとりの嬢が出てきた。黄色い、ひらひらとしたドレスだった。歩く度に、ドレスの裾がブゥンと上下していた気がする。顔つきは覚えていない。失礼ではあるが、「化粧濃いな」と感じたのは覚えている。外国人風の浅黒い肌の、ツンとした表情だった――人生で初めてキャバクラ嬢を見た瞬間だった。

さて、イケメンの人に「面接に来ました」と告げると、「ちょっと待ってね」と言われ、奥に引っ込むと……すぐに別の男性がヌッと出てきた。

体格が大きい、熊みたいだ。笑っている。当時の私には恐い人に思えた。実際には、恐ろしさと優しさが同居するタイプ……と見せかけて、普通にサイコパスだった。

店長と名乗るその人と、同じビルの2階にある事務室に入って、さっそく面接が始まった。私はソファに座らせてもらっていて、ガラス張りの机の上にペットボトル緑茶が置いてあった(はずだ)。店長は反対側のソファ腰かけた。

「飲んでよ」

ありがとうございます

店長とどんな話をしたかはあまり覚えていない。

思い出せる限りだと、こんな感じだった。

広島出身? 俺の叔父さんが広島なんだ」

「いい高校行ってたんだね」

「18才か。若いね~」

柔道強いんだ。2段だって

「いつから来れる? できれば明後日がいいな」

こんな感じだったと思う。当時は、落ちる可能性が高いと思っていた。ボーイの経験がないどころか、アルバイトしたこともなかったからだ。自分が盆暗な方だということもわかっていた。

ところで、キャバクラで4年も働いていたのだ。私のような類型(実務経験のない若い子)を採用する理由はわかる。

①単純な労働力として

多くのお店では、ホールキッチン仕事を8時間ぶっ続けでやらないといけない。開店の準備と片付けもある。休憩はあるが非常に短い。キッチンのビア樽に座って5分間など。なので、体力のある人がほしい。

②肉壁として

態度の悪いお客さんは必ずいる。特にお酒が入っていると、接客が気に入らないということで難癖をつけたり、声を荒げたり、脅迫してくることもある。

※稀に暴力団組員も来る。「暴力団お断り」のステッカーをどの飲み屋も貼っているだろう? あれは歓楽街では冗談一種だと当時は思っていた。この業界では、清濁を併せ呑み、判断が早く、臨機応変対応できる者が生き残る(と店長が言っていた)。

お客さんとトラブルになっても、年が若くてガタイのいい奴がいるのといないのとでは展開が違ってくることがある。たとえ殴られても、私みたいに若いのは自分が悪いと判断して、お店に治療費請求しないことが多い。

レアドロップ枠として

一例として、私と同じ同志社大学で、かつ同じ法学部法律学科の奴で、大学生活の4年間、ホストをしていた奴がいる。週に3日ほどの出勤で、大学回生になる頃には月に30万~40万ほどは稼いでいた。本人いわく、「いろいろあるので稼ぎ過ぎないように気を付けていた」とのこと。全く正しい行動だ。大学生の年齢でその判断ができる時点で、奴は普通ではなかった。2021年現在も、堅気ではない仕事大金を稼ぎ続けている。その彼は、KFJ京都俗情掲示板)のホスト板にもスレッドができるほどの猛者だった。つまり、年が若くても超スゴイ奴は一定数必ずいる。そういった人材を時給1000円前後で使えるチャンスに賭けているのだ。

私が採用された店というのは、実は特殊タイプだった。

当時の木屋町祇園にあったスナックラウンジキャバクラは、そのほとんどが個人もしくは社員10名以下の会社経営していた。

私が働いていたお店(以後S店とする)は、それなりの企業経営母体だった。モデル女優なんかを育てている芸能事務所が、副業としてキャバクラを出していたのだ。

※もうみんな読んでないのでぶっちゃけるが、㈱オスカープロモーション母体として経営している店だった。当時の私は、そんな会社存在自体を知るはずもなく。

そこに所属している子が修業や小遣い稼ぎの意味で働きに出てくる。そういう構造のお店だった。もちろん普通の子もいる。

以下、私が働いていた4年間で記憶に残っていることを書き出してみようと思う。たぶん長文になる。



大学回生

 キッチンホール仕事をやっていた。時給は1,100円。キッチンが主で、社員の人が少ない時に限ってホールに出る。

 最初の頃は、強面のM主任に怒られてばかりだった。今思えば強面ではなかったし、体格も中肉中背だったが、当時若輩だった私には圧が強すぎた。

 キッチン仕事というのは、いうまでもなく優先順位がモノをいうわけで……おしぼりとつきだしの用意も、ドリンク作りも、フード作りも、皿やグラス洗いも……人生最初に覚えた仕事は、社会に出てから仕事の縮図だった。

・次の次くらいまで優先順位を決めながら動く

・途中で別の仕事に移らない

・雑多な仕事はまとめておいて後でやる

 こういった原則ひとつずつ身に着けていった。

 より精神的な意味での教えもあった。例えば、トレンチお盆)の持ち方について。S店での持ち方は、指を立てて、手のひらが触れないようにして胸の前で持つというものだった。

 当然、最初のうちはできない。いや、言われたとおりにできるのだが、どうしても、たまに手のひらでベッタリと持ってしまう。

 最初にそのミスをした時だった。「おい」というM主任の声が聞こえた。怒られると思って身構えていると、「新人が間違えた持ち方しとんぞ」と、上で述べたイケメンの人が叱られていた。確かに、私は最初トレンチの持ち方をイケメン先輩に教わった。

 でも、当時は「なんでイケメン先輩が怒られるんだろう。なぜ私じゃないんだろう」と素朴に考えていた。

 このS店では、そういう社会人として基本的なことを教わる機会が何度もあった。私は盆暗でノロタイプ人間だったから、ありがたい教えでも、耳から耳にスーッと抜けていったのがたくさんあったに違いない。日記もっと細かくつけておけばよかった。

 今でもM主任を思い出すことがある。厳しい人だったけど、まともに仕事をこなすことを誰よりも考えていた。私のことを考えてくれていたかはわからないけど、今でも確かに思い出すのだ。

 めちゃくちゃ厳しくて……でも、ふいに無邪気で優しい笑顔を見せてくれる。私はずっとM主任の後ろを追いかけていた。今、この場で感謝を述べさせてください。ありがとうございます



大学回生

 この年の春先から初夏にかけて、正社員と同じ仕事が増えていった。一例として、ホールを回る仕事が主になった。棚卸しもするようになった。時給が上がり1,200円になった。

 本来大学生アルバイトは、キッチンでフード作りや洗い物をするものだ。ホールに出ることもあるが、あくま代打的に割り振られる。原則社員キッチンアルバイトホールということはない。にもかかわらず、なぜ私がホール担当になったかというと……。

 私の社歴が、スタッフ内で真ん中あたりになってきたからだ。

 信じられないだろう。でも事実だ。私がS店に入った時、社員5人のアルバイト3人(私を含む)体制だった。1年目の梅雨時に社員がひとり免職処分能力不足だと思う)になって、また秋になった頃に社員1人が系列店に行って、3月の春休みの頃、ひとつ上の学生アルバイトが飛んだ。従業員が3人いなくなって、3人補充された結果こうなった。

 ホールを回る仕事について、思い出せる範囲優先順位が高い方から挙げていくと、①お客さん又は女の子(=キャスト。以下嬢とする)の監視、②オーダーの受取と実行(買い出しを含む。お客さんだと煙草女の子だとストッキング生理用品)、③嬢によくない行為をしているお客さんへの注意、④お客さんからのイジリや自慢話やお酌に付き合う、⑤灰皿やアイスペールの交換、⑥喧嘩を止める(リアルファイト含む)……といったところか。

 重労働だが、そこまでキツイということはない。一般的飲食店でもこれらに近いことをしているはずだ。最初は立っているだけでも辛かった。足が棒になってしまう。慣れてもやっぱり足の裏が痛い。

 思い出に残っているのは、やはりM主任だ。仕事ができる男性で、30代半ばで月給は45万円(残業代は基本給に含まれている)だった。客引きプロであり、街を歩く人でその気のなさそうなお客さんでも、1分も経たないうちにお店への興味を起こさせ、大体3分以内にお店に連れていく。何より損切が早い。この人はだめだと感じたらすぐにその場を去って、別の人に声をかける。

 その主任にこっぴどく怒られたことがある。

 真夏の夜だった。私に初めての仕事が割り振られた。いわゆる、キャバクラの店の前にいる人の役だった。客引きではなく、連絡役に近い。お店に用のある人、例えばリース関係業者だったり、面接希望の嬢だったり、店長の知り合いだったり……むろん、通りがかりのお客さんにサービス内容を聞かれることもある。

 さて、ある3人組のお客さんが店の前を通った時、S店に興味を示した。「お兄さん。どのセットがお勧め?」と聞かれた私は、しどろもどろになりながら、2万円(2h)と1万3千円(1.5h)と1万円(1h)の3つのコース説明した。金額うろ覚えだ。たぶん違う。

 3人組のリーダー格は、「う~ん」という表情になって、何点か質問をしてきた。うまく答えられなかったのは間違いない。最後は、私の方が心が折れてしまった。

 その場を立ち去る3人組を見送る私の後ろに、M主任がいた――縄跳びで打たれたような、痺れた痛みが私を襲った。主任回し蹴りが私のお尻にクリーンヒットし、地下に入る階段の手すりの辺りにもんどり打って転げた。頭を壁面にぶつけたのを覚えている。

 主任に何と言われたかはよく覚えていない。罵倒の数が多すぎたのだ。「お前!売る気ないやんけ!」だったら確実に言われている。「すいません」とだけ謝ると、「〇〇ちゃん。次はないぞ」と言ってお店に入っていった……。

 数分後、また別のお客さんが店の前を通った。私は、ここまでの人生で最大の過ちを犯した。私はM主任の真似をして、お客さん候補トークを始めた。

「こんばんは。これから何件目ですか」

「2件目」

「どこ行ってきたんです」

居酒屋

「どちらにいらしたんです」

和民

「次は女の子のいるお店にしましょう」

「この店は高いからいい」

「安くしときます

 こんなやり取りだった。話すうち、だんだん相手の気が乗ってきて、でもお金がないのも事実のようで、でもお店に入ってほしくて、M主任を見返したくて……去ろうとする相手の腕に触ってしまった。

はいそこやめて!」※確かこんな口上だった。早口警官だった。

 その場で2名の警察官サンドイッチにされた私は、しどろもどろに言い訳を始めた。やがて応援警察官が到着し、単独でお店の中に入っていった……。

(続きます

 https://anond.hatelabo.jp/20210716220543

追記

ところどころやたらと鮮明なのは、当時の日記を見返しながら書いているからだ。

2021-07-15

お辞儀はんこ

俺は、お辞儀はんこを強制させられた時代おっさん

ずっとやっていたせいか、体に染み付いてしまったので気にならないでやっているが、

シャチハタ電子押印サービスお辞儀はんこにあきれている。

これを官公庁要望を出したらしいという話で、呆れがさらに加速した。

時代遅れどころの話じゃないんだよな。

そもそもお辞儀はんこが当たり前と言われた時代も、こんな馬鹿げた事をやっていることに疑問があった。

お辞儀

こんなものリアルでやればいい話だろうに。

書類の提出時に「よろしくねがいします」「ご確認ねがいします」って際にぺこりとするだけでいい話だ。

それをはんこというものにまで強いている時点で、頭がおかしいのだよ。

老害が残したくだらない伝統は、もうこの時代には不要のものなんだよ。それを若い世代押し付け必要はないし、存在すらもはや不要だろう。

「昔は、お辞儀はんこなんてのがあったんだよ」

と思い出話に出てくる程度で良いものを、だ。

なぜ令和になった今も続けようとするのか、お前らは斜めなったはんこじゃないと文字が読めんのかと。

逆さまに押すのは、どうだ?と思うが、まっすぐで十分だろうに多少曲がることもあるだろうが、それはそれで良い。

自然な流れでお辞儀のように押印したのだって別にいい。それは自然に起こる動作みたいなもんだ。

しかし、かたむけて捺印という項目がある事自体おかしい。

首が斜めになってるのかね。お偉い役人さん型は。

古き時代から継がれるべきものもあるが、別に継ぐ必要性のないもの無駄に生かしておく事もないだろう。

時代は変わってるんだ。もうそれを理解しろと。

いつまで若い世代に風化した習慣を押し付ける気なのだ

2021-07-12

anond:20210711225257

保育園落ちた日本死ね

まぁ官公庁に限らず一般企業でもSNSなりマーケティング分析一般的になって意思決定に活かされている時代なんだよね

ただの書き込みに何の意味があるの系おじさんはさすがに認識が古すぎる

2021-06-22

今後の国政選挙に「報道の自由廃止」を掲げる政党を望む

狂ってるとかつまらない冗談だとか、頭の悪い主張だとはてな民は思うかもしれないが、以下の内容はすべて本気で自分は望んでいる。

こういう主張を掲げる政党があれば、自分は自ら進んでそこに投票するし、周りにも投票するように積極的に働きかける。

間違っているとは思うかもしれないが、今よりずっとマシになる。

このような主張をする政党思想家がいれば教えてほしい。

日本国憲法改正し『報道の自由』を削除、国家権力による検閲合法化する

コロナ以前もそうだったが、現在マスコミはもはや必要無い。

市民の怒りや分断を煽り、間違った情報によるミスリード毎日のように行っている。

ならば、このようなマスメディアはすべて禁止すべきで、国家権力による検閲合法化するほうが良い。

マスメディア権力監視という形骸化した仕組みはもはや不要で、マスメディア官公庁によるリリースを読み上げるだけ、そして科学的に正しい情報のみを伝える。そしてそれが正しく行われているか国民感情を逆なでしたり、怒りを煽ったり、分断を招くような報道に対しては規制を設ける。

もちろん、これの弊害として国家に都合の良い情報のみが流れたり、恣意的運用がされるが、今よりは圧倒的にマシだ。

インターネットは優秀な国民のみが利用できるようにし、知性の足りない劣等国民インターネットから遮断する

インターネット一定の年齢以上で、一定以上の知能を持つ人間のみが発信できるようにする。

SNSへの書き込み一定以上の知性とリテラシーを持った人間のみが利用できるようにする。

一定下の人間はSNSに書き込むなどの発信はできないが、読むことはできるので国民生活の水準は担保される。

もちろん、間違った医療情報カルト宗教ヴィーガンミサンドリーミソジニー・反ワクチンなどの過激思想規制対象となる。

非常事態の際の私権制限合法化

沖縄県廃止し、鹿児島県編入沖縄県民は敵性分子として監視対象とする

日本米国の州への合流をすることで米国の1つの州として行動し、主権国家としての日本は将来的に解体発展的解消する

あるいは、中国への併合でも自分は歓迎する。

2021-06-14

anond:20210614142348

まず、鉄道も、産業機器も、官公庁メールサーバーも、どこもWindowsでしょ。簡単には変われないと思う…マイクソフトには営業力があるので。強いだろう。

それに、例えばcent OSレッドハットや別のオープンソースに集約されるようだし。収益がないと続かない。

Linuxオープンソースapt-get系がメインになりそう。)

2021-06-11

平井卓也デジタル改革大臣擁護する

NECはじめ大手ベンダーは長きに渡って官公庁癒着し、高額で発注を受けてきた。

NEC役員には元経産官僚がいるし、防衛省を退官した自衛隊幹部NEC再就職するし、文科省GIGAスクール構想にも絡んでる。

今まで自治体や各省庁がそれぞれ大手ベンダー発注することで利権構造を築いてきた。

しかシステムは今後新しく創設するデジタル庁で一元化されることになる。

縄張り荒らされたくない官僚リークにしか思えない。







平井ぴょん、頑張れ!

まれNEC

2021-05-19

中抜きシステム

IT系中抜きシステムが何故あるのかっていうといろいろ理由はあるんだけど

公共系とか大企業とかは基本的個人事業主や小さな会社と一緒に仕事ができないってのがある

できなくはないんだけど法務審査なり稟議なりで非常にめんどくさい

理由としては個人間の癒着をなくして不正を防ぐため

家族経営会社仕事を落としてて逮捕なんてニュースがたまにあるけどああいうの

なのでそれなりに大きめの会社委託して、再委託することでそういう小さな会社仕事が落ちていく

なんで更に再委託されていくかっていうと委託先の会社もそこそこでかいから同じ理由が働く

ってことでどんどん再委託していく

ただこれってそもそも委託された会社自分たち仕事をすればいいんだよね

これができないのが日本企業ダメなところで終身雇用制だから3年で人事異動することがほぼ確定していて

そうなると個人に強く紐付いてしまソフトウェア開発みたいなことがあんまりできない

から結局マニュアルさえあれば誰でも出来そうな管理業務みたいなことしかやらなくて内製なんてやらない

てか、そもそも内製できるなら大企業官公庁で内製すればいいわけ委託のものが発生しないけどね

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