2021-10-07

【どっちが】医療関係者VS現場責任者【正しいか

※ここに記載されている情報フィクションです。単語正規使用されているものではなく、登場人物架空人物です。

コロナ入院患者A(女性/40歳

・超ヘビースモーカー

職場経由でコロナ陽性。症状なし。判明後、家族に半ば迫られる形で(家族重篤な基礎疾患持ちでワクチン摂取のため)特別隔離施設入院

・手違いなのか保健所ミスなのか本人が聞いていなかったのか、最初入院時に十分な説明を受けておらず、ほぼ手ぶらで転院。(保健所説明したと主張、本人は聞いていないと主張。保健所は同じミス前例もあるが、本人の素行不良も目立つ上にお互いに明確な証拠が無いため真偽不明患者はきちんとサインをしているが保健所も口頭説明義務がある)

看護師B(女性/50歳)

・各入院施設渡り歩いたベテラン

実質的現場トップ

・常に患者目線経験豊富アドバイスが多い

・はっきりした物言いで、信念が強く自分の考えを曲げない部分がある

現場というより患者第一主義

・良く言えばリーダー気質、悪く言えばお局

■院管理者C(女性/40)

・not医療関係者公務員

コロナで急遽施設を貸し出された入院施設建物管理者にあたり、建物内のみならず周辺住民などとの間も受け持つ最終責任者

基本的官公庁が定めた感染防止ルールマニュアルに従って建物運営をしている

独断ルール抵触することも可能であるが、最終責任も本人がすべて受け持つ

・よく言えば真面目、悪く言えばマニュアル人間



◆経緯

患者Aが無断で差し入れお菓子など。弁当好き嫌いから拒否したため)を家族に頼む(ルールでは差し入れは事前報告制で、薬を除き実質的にまとめて一度まで)。管理者Cが「他の入院患者の手前ルールを破ることはできない」と受け取り拒否に。しかしこれが原因で口論になる。

・間に入った看護師Bが患者Aに事情説明患者Aがヘビースモーカー現在喫煙できずイライラしていること、家族の申し出で仕方なく押し切られる形で入院させられたこと、また保健所とのやりとりを管理者Cに話す。

看護師Bのアドバイスと本人の家庭、保健所との事情を顧み、特例として管理者Cはルール付きで差し入れ許可(中身をこちらで確認すること、一度きりにしてもらうことなど)。

しかし一度目の受け入れに患者Aとその家族間で不備があった模様。再度の差し入れを申し出る。

管理者Cはそれを拒否理由はただでさえ他の入院患者フラストレーションも溜まっている中、事前報告なしで二度の差し入れの特例がバレたら施設ルール崩壊しかねないため。また直接的な差し入れではないとは言えど、建物の出入りが増えればそれだけ感染リスクが跳ね上がるので承認はできなかった。

しかしそこで看護師Bは管理者に一つ提案をする。「このままこの患者がキレて何かの隙に暴れたり脱走してしまうよりは、夜中こっそり差し入れを持ってこさせる方がマシではないか」と。

管理者Cはここで一度官公庁に指示を仰ぐ。しか官公庁は「現場判断に任せる」と一任。結果、再び特例で差し入れを許すことに。

・この際管理者Cはかなりきつく患者Aに注意を促し、あくまで特例であるということ、次で必ずすべての差し入れを持ってこさせることを強調。しかしここで患者Aがその態度に激怒口論に。

・そこで再び看護師Bが仲裁に。患者Aではなく、管理者Cを宥める形で決着し、再度差し入れを許す。

しかしここで再び問題が発生する。患者Aが再三の差し入れ要求してきたのだ。

・さすがにこれには応じられないと管理者Cは拒否。すると患者Aは出された食事を食べなかったり、わざと管理室にクレームを入れたりするなどの暴挙に出た。

患者Aを強制転院させる案も出たが、他の施設も手一杯で動けず。仕方なく受け入れを続行するしかなかった。

・ここで看護師Bは再び管理者Cに意見。「患者Aもいきなり追い出される形で入院となり不安である。また発端は保健所の落ち度かもしれない。しかヘビースモーカーの人が狭い部屋で10日以上の隔離はい限界がきてもおかしくない。聞いて丸く収まるなら聞いたほうが良いのではないか。暴れだして他の患者迷惑にならないためにもそれが良いのではないか。それに食事に手を付けないのはさすがにまずい」と。

管理者Cはこれを「公平性が保たれない」と拒否。また「あくま自分仕事責任はこの建物や周辺住民すべてに及ぶので一人だけを贔屓にできない。建物民間の借り入れであり、差し入れに限度があるのも感染予防と、協力してくれている地域住民への騒音渋滞への配慮も含まれる(場所住宅街であったため)。また保健所に落ち度はあったかもしれないが、その後の対応こちらは落ち度はなく、それより一人を贔屓にしていることがバレるとそれこそフラストレーションが溜まった他の入院患者逆撫でする行為であり、現場崩壊につながる。食事を取らないのもアレルギーが原因ではなくワガママである本来ならレッドカード強制転院扱いだが仕方なく対応せざる負えないほどの危険人物にこれ以上配慮できない」と言い、承認しなかった。

・すると看護師Bはこれを患者Aへの虐待行為である県庁に報告。

・経緯を聞いた上で虐待行為ではあるとはならなかったものの、この一件により管理者Cは独断ルールを破り、差し入れ許可した責任感染予防対策を怠ったとして追求されることとなる。

・これに関して管理者Cは「確かに最終決断自分だが、現場資格者である看護師Bの助言の元行った」と釈明。しか看護師Bは「あくまで最終決定は現場トップである管理者Cにある」と主張。お互いに譲らない形となった。

・そしてこの議論中、患者Aがもう少しで退院となるところで緊急搬送となった。幸い大事には至らなかったが、原因は栄養失調とストレスによる免疫低下である

・また院内で職域摂取対象外であった外部委託警備員数名でクラスターが発生。細かい経路は特定できなかったものの、いくつかの差し入れか、それを持ってきた家族との接触が原因ではないか問題提起された。

さらに近隣住民でも感染者が発生。こちらは完全に経路不明いであったものの、これが原因で周辺からクレームが激増し、建物の貸出主から打止の打診がなされた。

上記から現場資格者である看護師Bと、実質的トップ責任者である管理者Cの責任が問われる形となる。


果たしてどちらに責任所在があるか?どちらが悪く、正しかったのか?

患者第一とした看護師Bと、全体の調和第一とした管理者Cとどちらが悪いか

なお理由があったとはいえ再三迷惑行為を繰り返した患者Aと、問題の要因の一部である保健所、そして現場一任を貫いた官公庁個別に明らかな問題があるため、今回の議論には含まないこととする。


意見はお好きにどうぞ。

自分がこの現場の下っ端でどちらかを擁護しなければいけなくなった体で考えてみてください

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