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はてなキーワード: 和民とは

2024-02-25

焼肉に行きまくったので覚えた焼き方を書くよ

鬱で大学を休んでる間に気晴らしと称して焼肉屋に通いまくったので個人的な焼き方のコツを書くよー

全般

ひっくり返す前と後の焼き時間比率は2:1になるようにしよう

肉は意外とすぐ焼ける上にゴールデンタイムが短い

網はちょっと焦げてきたらすぐに替えよう

特にホルモン類は網が焦げてると大体失敗するよ

お店はどこでももちろん美味しいけど、個人的には焼肉和民系列店のかみむら牧場おすすめ

回転寿司屋さんみたいにお肉がレーンで飛んでくる仕様になってて段違いに提供が速い、メニューバリエーション豊富だよ

今やってる韓国フェアの明太まぜそばマジで狂う旨さなので食べてみて

タン

やっぱ最初タンだよねー

味付けがされてる方を下にして焼き始めよう

この方が味が全体に行き渡るし余分な油が落ちておいしい

タンは速さが命

端っこが縮んで膨らんできたら素早くひっくり返そう

カルビ

きましたカルビ

当然僕も大好き

これもタンと同様焼きすぎ厳禁

大判カルビは均等に火を通すのが不可能なのである程度火が通ってきたら真ん中を掴んでしゃぶしゃぶみたいに網を往復ビンタしよう

ハラミ

名脇役ハラミくん登場

ハラミは逆に生焼け厳禁

内臓に近い部位なのでよく焼かないと具合悪くなっちゃうぞ

ちょこっとだけ焼きすぎかな?と思うぐらいがベスト

ホルモン

シマチョウを頼もう

理由は焼きやすいのと、結局一番おいしい

ぷりぷりしてない方(皮?)から焼こう

皮目はじっくり目に火を通して、焼き目が若干ついたくらいで裏返そう

裏返してからはそんなにじっくり焼かなくても大丈夫

レバー

ちょっとヤバいぐらいが一番おいしい

レバーには命を賭けよう

ひっくり返した後焼きすぎがちなので気をつけよう

ロース

特に特徴がない

普通にちゃんと火を通して焼こう

特に特徴がないのであまり頼まない

豚・鶏

きちんとじっくり火を通そう

鶏は厚切りだと特に火が通りにくいので細かく切った方がよし

焼き野菜

頼むな

2023-06-03

anond:20230603002624

焼肉和民はレールに乗って肉が運ばれてくるよ

2023-05-12

anond:20230512154202

吉野家は不味くないやろ

魚民和民白木屋みたいなところで食べると、何か得体が知れなくてキモい…ってなるのは分かる

2023-03-13

私生活での行為理由とした不採用について


大晦日掃除をしていたら昔の日記が出てきた。といっても4,5年前のものだが。

今も昔も、関東本社があるJTCの人事部採用仕事をしているのだが、珍しい体験をしたのを日記に付けていたのだ。改めて読んでみると感じるものがあった。身バレにならない程度に語ってみたい。

その彼をA君としよう。初夏の頃だったか、彼との面接があったのは。一次面接だった。当時の面接室は、白を基調とした明るい部屋を用意していたっけ。JTCといっても、うちは同業他社に比べてカジュアルな方だとされている。

面接形式は、年によって若干違う。面接官2対学生1の場合もあれば、2on2の時もある。コロナ流行り出してからは、ほとんど前者になったか

ところで、A君は関関同立ほどの偏差値大学だった。弊社を受ける学生の中では少数派であるしかし、そんなことは関係ない。もっといい学校の子がたくさん受けに来ているけれども、関係ないのだ。

採用業務効率を考えると、学校歴で選ばざるを得ないのは確かであるが、実際にその人を目の前にして学校のことを頭に思い浮かべるのは失礼極まりない。

実際、偏差値でいうと50ほどの大学の子採用したこともある。ずっと昔のことだ、北海道にある大学だった気がする。

実際、A君の受け答えはよかった。素直だったし、わからないところはわからないというし、偉ぶった態度はないし、中学の頃からずっと同じスポーツを続けていた。

うちは商社であり、特定製品で稼いでいるわけではない。仕事を取ってくる者の人間性が命の世界だ。正直いって、「この子はイケるかもしれない」というのが私の感想だったし、面接室で私の隣にいた上長意見でもあった。

しかし、人間はわからないものだ。いまこの日記を読んでいる増田民ブクマカあなたも、そういう経験がないだろうか。私にも何度かあるが、その中でもこのA君は悪い意味で際立っていた。



前置きが長くなった。ここからが本題だ。その日の面接がすべて終わって、帰りに居酒屋に寄った時のことだ。先の上長と一緒だった。

いつも行く店が悉く満席に近い状態だったため、大衆的な居酒屋に入ることにした。昔でいうと、和民のような感じだ。系列店ではない。個人営業のお店だ。

比較若者が多い店内で、上司と一緒にテーブル席についてメニュー吟味していると、なんとA君が近くを歩いていた。吹き抜けタイプの広い店だったから、彼が歩いてくるのがクリアーに見えた。

そこで、見てしまったのだ。A君が、年配のお客さんに声をかけられていた。お爺さんだった。店内にタバコ自動販売機があったのだが、使い方がわからない様子だった。

声をかけられたA君は、「ボタン押したらいいっすよ」とだけ言って、そそくさとエントランス店員インカムを付けて何か話しているところに駆けて行った。

ちょっと!! 注文来ないんですけど。取りに来ないんやけど!!」

と、恥ずかし気もなくインカムで会話中の女性店員に怒鳴り散らしていた。

後ろを向くと、上長テーブルから立っていて、お爺さんにタバコの買い方を教えていた。どこにでもあるタイプ自販機だったが、ここではちょっと仕様が違っていたのだろうか。

A君は、エントランス女性店員と何やら話をしていたが、やがて憤然とした様子で二階席に戻って行った。こちらには気が付いていなかった。



翌日、A君を選考から落とした。

危ないところだった。ああいう演技がうまい人間一定数いて、弊社も情けないことに引っかかることがある。多くは面接試験で化けの皮がはがれるのだが、ああやって潜り抜ける者がいる。

彼の場合は、エントリーシート性格適性検査も知能検査問題がなかった。ここまでされると手の打ちようがない。面接で落ちることを願うしかない。

そういう失敗がある度に、要注意大学リストみたいなもの人事部の中で作っておき、研究を重ねていくことになる。A君の場合立命館大学だった。関関同立だと『化けの皮率』が最も高い。私の体感だと、MARCHクラスでは立教大学or中央大学になるだろうか。国公立大学にはそういった要注意大学は少ない。

十年以上も人事をやっている者からすると、人格的にアウトな人間を見つけ出せる機構(システム)がどうしてもほしい。

実務能力が低い人が内定を取るのはいい。まだ許せる。そのあたりはわかっている、贅沢な望みというものだ……。が、能力が低いだけなら問題ないのだが、人格や人柄まで悪かった場合、他の社員に悪影響を与えることになる。能力の低い社員侮蔑する言葉を使ったり、病気障害のある社員容赦なく罵ったりする(そういう人は得てして取引先も馬鹿にする)。そして、そんな姿を見てまともな社員が嫌な気持ちになり、やる気をなくしていくのだ。

さて、そんな理想未来果たして来るのだろうか。それを待つまでに、私は経済社会から去っているだろう。できればだが、そういうテクノロジー誕生する未来を祈っている今日この頃だ。

2022-07-10

日本国民赤木さんのことどう思ってるんだろう

和民くら寿司炎上するけど赤木さんは忘れられちゃうんだな、と。悲しいよな

くら寿司税金使って過労死裁判から逃げたら大炎上だろうになあ。

この辺の感覚がわからないままでは、ワイも日本人なのに日本人としてまだまだなんだろうな

2022-07-03

anond:20220703103742

和民魚棚「「ソレなんて読むの?フェンタミ?」」

(o´・ω・`o)じゃあそれのアンチアンフェタミンかよ

2022-03-30

anond:20220330142804

この段階で思い浮かぶのが和民なのは色々遅すぎてヤバイ

最後の一行のためだけに出したんならともかく

今、無職だけど…

これから安いウクライナから移民が入ってきて、和民とかで働き始めるので、

日本ブラック企業経営者はウハウハだし、みんな就職に困るようになると思うよ…

というか、移民和民ってなんか不思議な感じ…

2022-01-30

和民ってコスパ悪くね?

利用シーンがあまりない。

居酒屋なら鳥貴族行った方がいいし

なんか質の割には微妙に高くて、あと2000くらい高くてもちゃんと美味しい店行った方がいいやってなるし。

2022-01-22

anond:20220122161245

たいていのフェミさんは、過去性差別で何らかの被害あったことがあり、その被害妄想をこじらせて拡大放火しているのだよね。

ブラック企業で働いてたことある人が、全然関係ない和民エス・コヤマも憎いみたいなもんでさ。

2021-08-27

ヴィランがチームを組んで活躍する映画あるでしょ?

あれの日本版を作るとしたらどうなるかな。

パッと思いついたのは、竹中、夏野、和民とか。

2021-07-16

木屋町にあるキャバクラ黒服仕事をしていた

この日記の内容はみだしのとおりだ。京都での学生生活の4年間をキャバクラでの黒服仕事に捧げた。

年末のこと。コロナのおかげでストレスが溜まる中、ふと京都が懐かしくなって一人旅に行った。学生時代と社会人約十年目では、さすがに景色に差があった。いろいろと感じるものがあったので、ちょっとしたためてみることにした。

広島田舎から京都に出たばかりの、当時18才だった私は大学生活に憧れを抱いていた。第一志望ではなかったが、行きたいと思っていた大学だった。

4月はあっという間に過ぎた。入学式オリエンテーションサークル勧誘学部学科での新入生歓迎会、初めての履修登録、初めての講義、初めてのゼミ活動

楽しくもあったし、不安もあったけど、5月になって、まだあることをしていないのに気が付いた。

アルバイトである大学生アルバイトをするものだと思っていた。それ以前に読んだ漫画アニメでは、大学生はみんなアルバイトをしていた。

早速、求人情報掲示板を見た。インターネットではない。学生課の前に貼ってある物理的なやつだ。すると、学内カフェがよさそうな気がしてきた。時給もいい(850円だった気がする)。

その日のうちに、お店に行って店員のおばさんに声をかけた。アルバイトがしたい、と。

何分間か話した後、「土曜日シフトはいます」と告げると、大歓迎な感じで、「今度オーナーも交えて面接しましょう」と言ってくれた。私の携帯電話の番号を伝えた。

その翌日だった。知らない番号から着信があった。携帯が鳴っている最中ガラケー通話ボタンを押す直前に着信が切れた。

もう一度かけなおすと、女性の人が電話に出た。どうも話がかみ合わない。「こちからはかけていません」とのこと。どうやら、大学全体の電話受付窓口に繋がっていたようだ。でも学内の誰かが、私に電話をかけている……。

増田処刑はすでにおわかりだろう。あのカフェからの着信だったのだ。私はそんなことにも気が付かなかった。

それから3日が経って、あのカフェに行って、面接の件がどうなったのか聞いたところ、「オーナーに、あなた電話に出ないと伝えたら、もう面接はいいって」という衝撃の答えが返ってきた。

私が阿呆だっただけだ。今でも、仕事でこういう感じのミスを冒すことがある。

ある日、京都御所の近くにあるコンビニ求人雑誌を持ち帰った。

パラパラと中を覗いてみる。飲食店小売店が多いようだ。ただ、どのお店も時給が低い。大学の近所にあるお店は、だいたい750円~800円だった。今思えば、こういう視点はやはり若いな、と思う。

大学生場合は、たとえ時給400円だろうと、釈迦に生きる人としてふさわしい常識言動知識を身に着けられる職場がいい。大学の同期で、一流どころの企業官公庁NPO法人就職した連中は、リクルート株式会社はてな高島屋アルバイトをしていた。

当時の私は、リクルートはてな高島屋も知らなかった。私の出身広島県の府中市だった。そんなオシャンな会社地元にはない。天満屋だったらあるのだけど。もし私が東京府中市出身だったら、リクルートはてな高島屋も知っていたのかもしれない。

さて、求人情報誌も終わりの方まで来た。すると、スナックキャバクラバーのページが出ていた。

あるお店の男性スタッフの時給のところを見ると、22時までが900円で、22時以降が1000円とあった。基本の労働時間20:30~5:30で、開店準備と片付けを除いた9時間に対して給与が支払われる。ツッコミどころが満載だが、こういう業界なのだ。今でもおそらくこんな感じだろう。

「でも、夜の店はちょっとなあ」と感じつつ、「失敗したとしても私はまだ若い。なんとかなる」とよくわからないポジティブも抱いていた。

あるページを捲ろうとして私は、ある求人に目が留まった。「木屋町で一番レベルが高い店です!」みたいなことが延々と書いてあった。自画自賛もいいところだ。※本当に一番レベルが高い店だった。

でも、「面白いな」と思った。しかも深夜時間帯の時給は1100円ときている。さっそく電話をかけて、簡単自己紹介をして年齢と大学名を言ったら、「ぜひ面接に!」ということになった。

5月の割と寒い夜、私は親からもらった原付に乗って、家から木屋町まで10分ほどの距離を慎重にゆっくりと駆けていった。

マクドナルド河原町三条店の近くにある、小ぢんまりとしたビルの地下1階にその店はあった。

当時の私はビルの前に立ち竦んでいた。田舎育ちの私は、ビルの下に降りていく階段を見たことはなかった。真下の方から数人の話し声が聴こえる。

おそるおそる階下に降りていくと、廊下が十メートルぐらい続いていて、奥には分厚い扉が開け放たれていた。表面に店の名前が書いてありそうな。近づいていくと、店の中から男女が笑い合う声が響いた。

扉の前には小さい丸椅子が設えてあって、2人のお客さんとイケメン黒服(ボーイ)が楽しそうに話をしていた。お客さんは、丸っこい小さいグラスに入ったお茶を飲んでいる。

ふと、ひとりの嬢が出てきた。黄色い、ひらひらとしたドレスだった。歩く度に、ドレスの裾がブゥンと上下していた気がする。顔つきは覚えていない。失礼ではあるが、「化粧濃いな」と感じたのは覚えている。外国人風の浅黒い肌の、ツンとした表情だった――人生で初めてキャバクラ嬢を見た瞬間だった。

さて、イケメンの人に「面接に来ました」と告げると、「ちょっと待ってね」と言われ、奥に引っ込むと……すぐに別の男性がヌッと出てきた。

体格が大きい、熊みたいだ。笑っている。当時の私には恐い人に思えた。実際には、恐ろしさと優しさが同居するタイプ……と見せかけて、普通にサイコパスだった。

店長と名乗るその人と、同じビルの2階にある事務室に入って、さっそく面接が始まった。私はソファに座らせてもらっていて、ガラス張りの机の上にペットボトル緑茶が置いてあった(はずだ)。店長は反対側のソファ腰かけた。

「飲んでよ」

ありがとうございます

店長とどんな話をしたかはあまり覚えていない。

思い出せる限りだと、こんな感じだった。

広島出身? 俺の叔父さんが広島なんだ」

「いい高校行ってたんだね」

「18才か。若いね~」

柔道強いんだ。2段だって

「いつから来れる? できれば明後日がいいな」

こんな感じだったと思う。当時は、落ちる可能性が高いと思っていた。ボーイの経験がないどころか、アルバイトしたこともなかったからだ。自分が盆暗な方だということもわかっていた。

ところで、キャバクラで4年も働いていたのだ。私のような類型(実務経験のない若い子)を採用する理由はわかる。

①単純な労働力として

多くのお店では、ホールキッチン仕事を8時間ぶっ続けでやらないといけない。開店の準備と片付けもある。休憩はあるが非常に短い。キッチンのビア樽に座って5分間など。なので、体力のある人がほしい。

②肉壁として

態度の悪いお客さんは必ずいる。特にお酒が入っていると、接客が気に入らないということで難癖をつけたり、声を荒げたり、脅迫してくることもある。

※稀に暴力団組員も来る。「暴力団お断り」のステッカーをどの飲み屋も貼っているだろう? あれは歓楽街では冗談一種だと当時は思っていた。この業界では、清濁を併せ呑み、判断が早く、臨機応変対応できる者が生き残る(と店長が言っていた)。

お客さんとトラブルになっても、年が若くてガタイのいい奴がいるのといないのとでは展開が違ってくることがある。たとえ殴られても、私みたいに若いのは自分が悪いと判断して、お店に治療費請求しないことが多い。

レアドロップ枠として

一例として、私と同じ同志社大学で、かつ同じ法学部法律学科の奴で、大学生活の4年間、ホストをしていた奴がいる。週に3日ほどの出勤で、大学回生になる頃には月に30万~40万ほどは稼いでいた。本人いわく、「いろいろあるので稼ぎ過ぎないように気を付けていた」とのこと。全く正しい行動だ。大学生の年齢でその判断ができる時点で、奴は普通ではなかった。2021年現在も、堅気ではない仕事大金を稼ぎ続けている。その彼は、KFJ京都俗情掲示板)のホスト板にもスレッドができるほどの猛者だった。つまり、年が若くても超スゴイ奴は一定数必ずいる。そういった人材を時給1000円前後で使えるチャンスに賭けているのだ。

私が採用された店というのは、実は特殊タイプだった。

当時の木屋町祇園にあったスナックラウンジキャバクラは、そのほとんどが個人もしくは社員10名以下の会社経営していた。

私が働いていたお店(以後S店とする)は、それなりの企業経営母体だった。モデル女優なんかを育てている芸能事務所が、副業としてキャバクラを出していたのだ。そこに所属している子が修業や小遣い稼ぎの意味で働きに出てくる。そういう構造のお店だった。もちろん普通の子もいる。

以下、私が働いていた4年間で記憶に残っていることを書き出してみようと思う。たぶん長文になる。



大学回生

 キッチンホール仕事をやっていた。時給は1,100円。キッチンが主で、社員の人が少ない時に限ってホールに出る。

 最初の頃は、強面のM主任に怒られてばかりだった。今思えば強面ではなかったし、体格も中肉中背だったが、当時若輩だった私には圧が強すぎた。

 キッチン仕事というのは、いうまでもなく優先順位がモノをいうわけで……おしぼりとつきだしの用意も、ドリンク作りも、フード作りも、皿やグラス洗いも……人生最初に覚えた仕事は、社会に出てから仕事の縮図だった。

・次の次くらいまで優先順位を決めながら動く

・途中で別の仕事に移らない

・雑多な仕事はまとめておいて後でやる

 こういった原則ひとつずつ身に着けていった。

 より精神的な意味での教えもあった。例えば、トレンチお盆)の持ち方について。S店での持ち方は、指を立てて、手のひらが触れないようにして胸の前で持つというものだった。

 当然、最初のうちはできない。いや、言われたとおりにできるのだが、どうしても、たまに手のひらでベッタリと持ってしまう。

 最初にそのミスをした時だった。「おい」というM主任の声が聞こえた。怒られると思って身構えていると、「新人が間違えた持ち方しとんぞ」と、上で述べたイケメンの人が叱られていた。確かに、私は最初トレンチの持ち方をイケメン先輩に教わった。

 でも、当時は「なんでイケメン先輩が怒られるんだろう。なぜ私じゃないんだろう」と素朴に考えていた。

 このS店では、そういう社会人として基本的なことを教わる機会が何度もあった。私は盆暗でノロタイプ人間だったから、ありがたい教えでも、耳から耳にスーッと抜けていったのがたくさんあったに違いない。日記もっと細かくつけておけばよかった。

 今でもM主任を思い出すことがある。厳しい人だったけど、まともに仕事をこなすことを誰よりも考えていた。私のことを考えてくれていたかはわからないけど、今でも確かに思い出すのだ。

 めちゃくちゃ厳しくて……でも、ふいに無邪気で優しい笑顔を見せてくれる。私はずっとM主任の後ろを追いかけていた。今、この場で感謝を述べさせてください。ありがとうございます



大学回生

 この年の春先から初夏にかけて、正社員と同じ仕事が増えていった。一例として、ホールを回る仕事が主になった。棚卸しもするようになった。時給が上がり1,200円になった。

 本来大学生アルバイトは、キッチンでフード作りや洗い物をするものだ。ホールに出ることもあるが、あくま代打的に割り振られる。原則社員キッチンアルバイトホールということはない。にもかかわらず、なぜ私がホール担当になったかというと……。

 私の社歴が、スタッフ内で真ん中あたりになってきたからだ。

 信じられないだろう。でも事実だ。私がS店に入った時、社員5人のアルバイト3人(私を含む)体制だった。1年目の梅雨時に社員がひとり免職処分能力不足だと思う)になって、また秋になった頃に社員1人が系列店に行って、3月の春休みの頃、ひとつ上の学生アルバイトが飛んだ。従業員が3人いなくなって、3人補充された結果こうなった。

 ホールを回る仕事について、思い出せる範囲優先順位が高い方から挙げていくと、①お客さん又は女の子(=キャスト。以下嬢とする)の監視、②オーダーの受取と実行(買い出しを含む。お客さんだと煙草女の子だとストッキング生理用品)、③嬢によくない行為をしているお客さんへの注意、④お客さんからのイジリや自慢話やお酌に付き合う、⑤灰皿やアイスペールの交換、⑥喧嘩を止める(リアルファイト含む)……といったところか。

 重労働だが、そこまでキツイということはない。一般的飲食店でもこれらに近いことをしているはずだ。最初は立っているだけでも辛かった。足が棒になってしまう。慣れてもやっぱり足の裏が痛い。

 思い出に残っているのは、やはりM主任だ。仕事ができる男性で、30代半ばで月給は45万円(残業代は基本給に含まれている)だった。客引きプロであり、街を歩く人でその気のなさそうなお客さんでも、1分も経たないうちにお店への興味を起こさせ、大体3分以内にお店に連れていく。何より損切が早い。この人はだめだと感じたらすぐにその場を去って、別の人に声をかける。

 その主任にこっぴどく怒られたことがある。

 真夏の夜だった。私に初めての仕事が割り振られた。いわゆる、キャバクラの店の前にいる人の役だった。客引きではなく、連絡役に近い。お店に用のある人、例えばリース関係業者だったり、面接希望の嬢だったり、店長の知り合いだったり……むろん、通りがかりのお客さんにサービス内容を聞かれることもある。

 さて、ある3人組のお客さんが店の前を通った時、S店に興味を示した。「お兄さん。どのセットがお勧め?」と聞かれた私は、しどろもどろになりながら、2万円(2h)と1万3千円(1.5h)と1万円(1h)の3つのコース説明した。金額うろ覚えだ。たぶん違う。

 3人組のリーダー格は、「う~ん」という表情になって、何点か質問をしてきた。うまく答えられなかったのは間違いない。最後は、私の方が心が折れてしまった。

 その場を立ち去る3人組を見送る私の後ろに、M主任がいた――縄跳びで打たれたような、痺れた痛みが私を襲った。主任回し蹴りが私のお尻にクリーンヒットし、地下に入る階段の手すりの辺りにもんどり打って転げた。頭を壁面にぶつけたのを覚えている。

 主任に何と言われたかはよく覚えていない。罵倒の数が多すぎたのだ。「お前!売る気ないやんけ!」だったら確実に言われている。「すいません」とだけ謝ると、「〇〇ちゃん。次はないぞ」と言ってお店に入っていった……。

 数分後、また別のお客さんが店の前を通った。私は、ここまでの人生で最大の過ちを犯した。私はM主任の真似をして、お客さん候補トークを始めた。

「こんばんは。これから何件目ですか」

「2件目」

「どこ行ってきたんです」

居酒屋

「どちらにいらしたんです」

和民

「次は女の子のいるお店にしましょう」

「この店は高いからいい」

「安くしときます

 こんなやり取りだった。話すうち、だんだん相手の気が乗ってきて、でもお金がないのも事実のようで、でもお店に入ってほしくて、M主任を見返したくて……去ろうとする相手の腕に触ってしまった。

はいそこやめて!」※確かこんな口上だった。早口警官だった。

 その場で2名の警察官サンドイッチにされた私は、しどろもどろに言い訳を始めた。やがて応援警察官が到着し、単独でお店の中に入っていった……。

(続きます

 https://anond.hatelabo.jp/20210716220543

追記

ところどころやたらと鮮明なのは、当時の日記を見返しながら書いているからだ。

2021-03-02

はてなぁのみんなと居酒屋お酒を飲みながら今後のはてなの在り方について騙り合いたい

コロナがおさまったらみんな和民で集合しようね

2021-01-20

anond:20210119123441

やずや不動産屋やってたりマルハン銀行屋やってたり和民がオシャレレストランだったり大戸屋が高級和食店だったりするのが東南アジアです!

2020-12-11

anond:20201211091350

飲食業者には和民みたいなクソまずくてボッタクリのチェーンだろうが何だろうが予約サイトとつながりがあれば援助が出てるようなもなんだから開業医だろうがなんだろうが補填するのは当たり前だろ

トラベルだって高級旅館ばっかりでビジホとか民泊の人とかが恩恵に預かれてないのは問題だしな

そういう偏った支援公的支援としては不適当だよ

2020-10-07

焼肉和民居酒屋やめるってよ【食べたい】

和民業態転換のために、居酒屋やめて焼肉屋になるってよー

120店を「焼肉和民」に転換だそう。

和民企業イメージとか、社長キャラとかあまり好かれてないよねー

俺も好きじゃない

でも焼肉は食べたいなー

ぶっちゃけリーズナブルなチェーン焼肉屋って、あんまりオイシイところが無いんだよね

ワンカルビとか焼肉一番とかも、安かろう悪かろうって感じ

情熱ホルモンとかゴムだし

そうだねー、せめて牛角くらいのレベルの肉を出してくれるなら焼肉和民かんげいだよね。

安くてそこそこ、うまいなら、社長が嫌いでもみんな行くんだよね、結局さ。

牛角ヤフーコラボみたいに、キャンペーンとかで激安にしてくれないかな(キャンペーンの時しか行かない)。

ヤフーダイニング(ヤフーロコ)は毎月牛角半額やってくれるので助かるわー

今月もやってるみたい→https://www.whitepapablog.com/2018/11/tyahoo.html

あー、焼肉たべたくなってきたー。

深夜なのによだれが。。。

最近サビキ釣りサバばっかり食ってるから、なおさら牛がくいてーなー

あー、とりあえず牛角いってくるわ

2020-10-06

就職難で介護業界考えてる人へ

3Kって言われてるくらいだし、ぶっちゃけ入るとこ間違うとほんと、給料少ないわ、労働時間とんでもねえわとろくでもない。そして施設だと、施設には大体「ボス」みたいな人がいて新人いびりするような人もたまにいる。(稀に守ってくれる人もいるけど、本当に稀)

資格ないとただでさえ安い給料もっと安くなるし(ヘルパーじゃなくて介護福祉士のほうね)、正職は難しい。人間関係は、同僚とは戦友でもあり、明日は敵でもある(こともある)

体育会系多いし「お酌しろ」とか割とまじめにいうから、令和民は目を丸くするしかない。(うちだけかもしれん)

税金給料もらってんだろうが」と謎に怒られるし(´・ω・`)知らんがな

報われることは少ない。

私は、ぶっちゃけリーマンショック時代就職活動して特技も何もなくて結局、親に泣きついて専門行ってギリギリ介護福祉士取った輩なので、ぶっちゃけ福祉に対して熱い思いはない。熱い思いないから長くやっててもつぶれてないだけ。生きるためだけの金を稼ぐためだけの手段介護業界来るのはリスク高いと思う。精神面もお金的にも。

まあ、ただ。たまーに、すごく徳を積んだような方がいらっしゃって「ありがとう」「いつもごめんね」って言ってくれると疲れも大分マシにはなるけれど。稀だから、稀。

コロナ就職先無くて、どうしようかなって考えて、介護のほうに目を向けてとかいう人いたけど、人が嫌いな人には辛いだけの仕事から、慎重に考えてほしい。いくら不景気だとかでも介護は、まあ介護に限らず人に関わる仕事って相性悪い人にぶち当たると、本当にきついだけ。しか拘束時間長いし

何が言いたいかっていうと、就職先悩んでるなら介護系においでっていうツイート見てもやっとしたので、書いただけです。向き不向きもあるし、あんまり短期間でコロコロ変ると、別の所行っても「どうせあいつ、すぐやめるだろうし」とか下に見られるかもだし(実習してたころ、実習の担当者が何かそんなこと言ってたから心象は良くないのではないだろうか)

体育会系なノリ多いし、ほんと、生活困ってても安易介護士ってならないほうがいいかなあと思う。

それにね、ヘルパー資格だけじゃ場所にもよるけど田舎でも給料安いので。同僚がいい人じゃなかったらもっと最悪。

体が丈夫じゃない人はもっと最悪なので(丈夫なのが当たり前みたいなノリが強いので)(うちだけかもしれんけど)

どんなに困っても安易に考えたら駄目。自分の体大事

2020-01-05

"ジャン=クロード・和民"

"ジャン=クロード・和民"との一致はありません。

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