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はてなキーワード: アスカとは

2021-04-20

エヴァ考察

オタクってエヴァみたいにそれっぽい単語並べたら勝手考察して深読みするんでしょ?」

って昔いわれたときはそんなことないんだけど、否定もしきれなくて「うーん…」って感じだったんだけど、シンエヴァを見て分かった。違いますエヴァ面白いから考察したんです。TV、旧劇、新劇のQまでは考察に値する出来だった。

シンエヴァ感想はたくさん見たけど考察はほぼ無い。来場者特典のアスカの冊子を開くと作中に出てくる謎ワードが100くらいあって公式で「さあ!考察してください!」って勢いだったけど、単語解説はあるけど深く思考した考察は少ない。

エヴァが終わるのはこういう意味なのかと、もう考察しなくていいですよ?という事なのかもしれないけど。

エヴァ考察してるツイッターアカウントフォローしたけど謎の解説に「このくらい知ってるよね?」って前提の知識必要難易度別高すぎた。

2021-04-14

大乗仏教小乗仏教って全く別なのに同じみたいに扱われてるよね

ガンダムエヴァンゲリオンぐらい違うでしょ。

エヴァンゲリオンオタクは「うわああああああああああああああああアスカあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」とか突然叫びだすけど、ガンダムオタク職場で「当たらなければどうということはない」「バックアップが無ければ即死だった」「見せてもらおうか〇〇大学卒の実力とやらを」とか新入社員に絡み始めてうぜーって思われる。

カトリックプロテスタントは……モルモン教馬鹿にする割にはやってること一緒だと気づいてない馬鹿って所で大差ないな。

イスラム教はよくわかんねーけどゾロアスター教一種だと思う。

つうか古代ギリシャ神とかエジプト神話とか崇めてる奴ってなんでいなくなったの?

日本神道人間神が増えすぎてクソつまんねえのになぜか人気あるよね。

2021-04-12

バレあり・シンエヴァカップリング感想お気持ち

公式非公式なんでもありだ。パイロット関連のみ。

ちなみに自分キャラ幸せで有れば大体なんでもいいタイプ感想も大体ポジティブ

カヲルアスカが好きだから偏ってるわ。


























ケンアス

ここがこうなるとは思わなかったけど話の流れ的には自然だったので個人的には満足。

アスカが「ケンケン」なんて呼んでた時から怪しいと思ってたのよ。ウフフ

ポスターの配置的に公式かと言われると微妙だけどエヴァなんて脳内補完したもん勝ちなんだからこれはカップルだよ。

大人ケンスケ落ち着きあって知的な部分だけが残って、めちゃくちゃカッコ良かったね。アスカが村から出発する前「今日だけは撮らせてくれ」(ビデオを)って言ってたのセクシーすぎて震えたぜ。

アスカは正直中身28なんか?って思ったな。まぁ元々シンジよりもだいぶ精神年齢が高いからな。

村にいるときの2人はなんとなくまだ恋人ではないのではないか?と思うのだけどほぼ素っ裸のアスカと一緒に暮らしていると考えると分からない、、脳内補完情報整合性を取るのが難しい。

アスカ幸せになってくれて本当によかった。ケンスケはこれからアスカをなでなでしてあげてほしい。

②シンマリ

想像したことがなかったし他に比べて話の流れ的にも必然性がないのでまだしっくりきてはいない。が、かわいいカップルなのでこれはこれでありだ。

ワンコくんとパラシュートの人くらいの関係からシンジくんマリさんの仲になり、「絶対迎えに行く」(本当に来た)で熱い信頼関係が築かれ、、と考えるとシンジの、レイアスカなど自分不安定な時に築いた関係性ではない、自立してからの新たな人間関係というのは新鮮に感じた。(シンジ君て大体不安定だったし)

姉のような母のような、過去までひっくるめて抱きしめてくれるような優しさと底なしの明るさと強さに辛い体験をしたシンジ君は救われるのではないでしょうか(昇天

しかし昔好きだった人(女性)の息子と付き合うってすごいな。

絶対迎えに行くよ!」の強さやばかったよね。マリさん強いしほんとかっこよかった、、シンジ君と幸せになってね

③カヲレイ

ラブラブレイカヲルだと〜???!!!

美男美女ですね。もう何もいうことはありません。

劇中一度も話したことないのに!みたいな声ありますカヲルゲンドウだとしたらしっくり来ますね。(ゲンドウとカヲル君のビジュアル差(イケメン度)があまりにも大きくレイユイ比較してカヲルゲンドウの概念を脳が受け入れられていないのはさておき)

劇中1番美人カヲル君と劇中2番目に美人レイ結婚したら、、ハァ。絵が美しすぎてため息が、、

どうでもいいけど最後ホームにいたレイカヲル私服だったところ、アパレルコラボとかで散々見てきた立ち絵みたいでちょっと面白かった(伝われ)

シンジ君の幸せを思って貞エヴァやら旧劇やらループしてきたカヲルくんの事を思うと胸がギューっとなってしまう。これからレイ幸せにする事で幸せになれる人生を送るんだろうな(大号泣

カヲル君がシンジ幸せにしたいと思うのはゲンドウの優しい部分が抽出されてるからなのかな、とか思ったり)

ここまでが公式ですね。

以下は非公式です。

カヲシン

あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜

なんやカヲル君。どういう事なんや!!!!!

私の中のカヲシンはまだ成仏しきっていないので、もう一度見に行ってスッキリ成仏させてこようと思います

マリアス

ケンアス、シンマリではあったかもしれないけど、マリアスも公式だったと思うんですよね。途中まで。

姫〜〜おかえり〜〜〜💞のシーンあれマリアスじゃないですか。ほっぺにチューしてたじゃないですか!!(幻覚

このシーンもシンマリにしっくりきていない要因の一つである。更なる脳内補完必要

髪の毛切るシーンめっちゃ良かったね。

ラブラブレイシンジ

レイシンジ描写いっぱいあったけどシンジ君はメンタルがそれどころじゃなかったよね。

プログラムされてた云々はどうでも良い!レイシンジを好きになることでポカポカするならそれでいいじゃん!!

推してないけど大本命と思ってたのでアッサリ祭りもなく終わってしまい、私は悲しいです。

ラブラブアスカシンジ

アスカ昔の片想いに決着をつけられて本当によかったね、、薄着でお料理作ったりしてたの思い出してうるっときしまった。アスカ性格的に、ああいうのはもっと未練がましく言いそうだと思ったんだけどさっぱりすっきり言ってたのが印象的だったな。大人になったのと、ケンケンいるからって事を考えると納得。

⑧カヲアス

僕は最後までカヲアスを諦めませんでした。たとえ、面食い妄想wwwと言われようとも!!!!!

妄想乙でしたね。まあ、新劇カヲルくんは美しさが超越しすぎててカヲアスは違和感ある。対面したっけ?ってレベルで何もなかったしね。

(でも貞エヴァならありそうではないですか??)

今夜は某先生かわいいカヲアスを読んで泣きます。某先生またエヴァ描いてくれないかしら。

パイロット以外はどうでもいいので割愛

ミサトと加持さんのむしゅこイケメンすぎてワロタくらいですかね。

カップリングだけでこんななのに戦闘シーンとかそれぞれの成長とか考え出すとお気持ちが止まらいね!!!シンエヴァ最高でした!!

2021-04-09

進撃の巨人最終話が最高すぎた

ゆうて全体で見るとクソ派手消化試合なんやが、人によっては最高すぎるシーンが散りばめてあったのでな

俺としてはエレンミサカへの気持ち吐露

あんだけ割り切って色々やったエレン全然割り切れてない所が最高すぎる

エヴァとか最後「あ、アスカ?ま、ええ女やったね。綾波も可愛かったわな。カヲルくんもほんま都合のええ彼氏ムーブあざっした。ゆうてとりま目の前の巨乳と付き合うのが正解よな(実写俳優の声で」って割り切り方やん?

ちゃうやん?

いきなり大人になりすぎやん?

少年漫画夢見てばっかはゲンドウやからシンちゃん大人になるんやって言われても、それエヴァとして違うやん?

綾波ー!アスカー!カヲルくーん!がエヴァやん?

その点エレンは満点よ。

なんか大人になった感出しちゃったけど本当はうわあああああああ!!!!あっ、ちょっ、今の忘れて、あっマジ恥ずかしーーーー!!!

これよな。

少年漫画からな。

発行部数だの連載期間だの関係ないんだよ。

少年達が傷つけ合いながら大人になりながら、子供の頃の大切な気持ちを失わずに最高の戦友になっていく漫画から

その気持ちを忘れてないんだよ。

読者はその気持ちになりたくて読んてるんだよ。

巨人駆逐してやる!と叫んだ少年達の真っ直ぐな思いの導く未来が見たいんだよ。

こんだけ超大型漫画になって、それでもまだ初志貫徹して読者の方を向き続けたのはヤバイね。

最後まで進撃の巨人は、エレンは、アルミンもミサカも、俺の知ってるままだったし、俺が見たいものが見れた。

これだよ。

これが出来るのは本当に凄い。

2021-04-08

anond:20210407180832

お爺さんといえば冬月、アスカにはバニーガールになってもらいたい、

読み返してみると我ながらカチカチ山の配役としては正しかった気がしてきた

マクベスとかオイディプスは蜷川演出とか大好物だったのにかなり忘れてるなあ

蜷川オイディプス野村萬斎も良かったよなあ

2021-04-07

anond:20210407141923

冬月「ユイくん!ユイくん!ああ、なんてことだ…、馬鹿ゲンドウに騙されて…」

アスカ「おじいさん、どうなさったのですか?」

冬月「ユイくんが馬鹿ゲンドウに騙されて…、実験中に…、消えてしまったのだ!」

アスカあんバカぁ?!私に任せなさい!敵を取ってあげるわッ!」

ゲンドウ「冬月…」

冬月「なんだ、碇」

ゲンドウ「今日椅子がやけに熱いんだが…、なんだろうな…」

冬月「気のせいだろ」

ゲンドウ「それに背後からカチカチという音が聴こえる気がする…」

アスカ「それは日本コタツを参考に私が碇司令のために設置したポカポカになる椅子よ!艦橋は寒い!冷えは身体の大敵よ!感謝しなさい!」

ゲンドウ「そうか…」

ミサト「エヴァーに乗っても、女の股からまれものゲンドウは倒せないわ!

しかし、シンジ帝王切開だった。

シンジに父殺しされるゲンドウ。

駄目だ…、文章力どころかニワカのエヴァ視聴者に話がくっつけられるはずもなく…

なろう系なんて全然知らないし…

なろう、なろう、明日オナろう…

唐沢なをきのこれ、横浜近辺のコンビニで読んでつい笑いがこらえられなかった思い出…

2021-04-05

エヴァに乗れなかったチルドレン候補たち

貞本エヴァで、シンジが通ってた学校クラスメイトはみんなチルドレンの候補だったという話があった。

実際にエヴァに乗ったのは、人造人間綾波長野から転校生シンジドイツから転校生アスカ関西弁トウジだ。

ほとんどのクラスメイトエヴァに乗っていない。

 

少し不思議な気もする。

 

ネルフは「いつか来る使徒から街を守るために箱根要塞都市に作り上げた。

なら、全てのパイロット候補に、何らかの形でエヴァに乗ることが当たり前になるように洗脳なり教育をすべきなのではないか

ネルフ地域貢献活動の一環として、エヴァ搭乗体験会とかを開いておけばいい。

結果論として、生命の書に名前を連ねているのがシンジなので、シンジエヴァに乗ることそのものシナリオなのであるが。

2021-04-04

今更だけど、昔のボイスドラマ面白かった

アスカが、レイはまったく喋ってないのに人気があってムカつく、とか愚痴ってて、

だったらレイもっと喋ればエヴァの人気は鰻登りみたいにNERVスタッフが言い出して、

冬月「喋らせていいんだな」ゲンドウ「ああ…」

じゃあ、話は心機一転学園ドラマにしようということになって、

花のあすか組!みたいにヤンキーやってるアスカレイを散々挑発していると、

途中からレイが「喋っていいの?」みたいに言い出して、

そこから林原めぐみが地で喋りだすの、もう数十年前のネタなんだろうけど知らんかった

面白かった

というか、本当に25、26話に怒ってる視聴者気持ち自分理解できなくて、

意味なく話を盛り上げておきながら最後の学園ドラマとか、

朝勃ちしてるシンジアスカビンタするとか、

これはこれでガイナらしいというか、これでもいいと自分は思ってた

そもそも、その前の段階で作画絶望的な状態なのは見え見えで、

補給路を絶たれた塹壕での消耗戦みたいなのによく耐えた、

おめでとう!ありがとう!だったわけだけど、

やっぱり、エヴァアニメと違う世界の人たちを視聴者として取り込んだこともあるんだろうか、

BBS庵野○ねとか書かれてたかは知らんけど、そう書かれててもおかしくない雰囲気はあったし、

解説読本みたいなの色々出版されてたけど、自分本屋で手に取ったぐらいで買わなかったんだよなあ

早稲田インタビュー庵野自身も読んでませんと言ってたみたいだしw

映画観に行ってないけど、面白いんだろうけど、やっぱり自分にとってはあれで終わってるんだよなあ

今やってる映画は父殺しにも決着を付けたんだろうけど、アレはアレで良しだったと思う

そんなことより、最終回露骨自己啓発セミナー描写に、

作者の精神ヤバイ方向に向かっているんではないか心配したぐらいで

それは正しかったんだろうけど、本当に自己啓発セミナーを描きたかったのか、

皮肉ギャグだったのか、そこのラインがあれだと見分けられなくて、寧ろ心配になったし、

あれを勘違い?してカルト自己啓発セミナービジネスのカモに視聴者がならないかとか心配した

オウム真理教の冊子とかはアホかと思うぐらいつまらないものだったけど、

エヴァみたいに面白い冊子だったら自分も、嵌りはしなくても集会に顔を出すぐらいはしてたかもしれない

寧ろそういう怖さを感じたんだよなあ

比較最近で言うなら、イスラム国雑誌出版していて、PDFのを眺めたりしたけど、

こんな感じでテロリズムオシャンティーにすることもできるわけで、

そういうところがYouTuberみたいな近年の肥大した自己承認欲求とも被って見えるというか、

安倍晋三ではないが、承認欲求を満たしたり扇動行為やってる本人と信者面白いんだろうけど、

いつかは本当の実力とか暴力にそういう薄っぺらものは屈する日が来るんだよね

そういう意味ではアニメも同じでフィクションなわけで、

フィクションは銃や巡航ミサイルや核に勝てるわけもなく、

それは人間道徳倫理思想もある種のフィクションであって同じなんだよね

ただ、信念というか、宗教であっても本当に信じている狂信者であるならば、

それは殺されそうになっても揺らぐことはないわけで、

最後に残るのは暴力狂信者だけなんだよなあと思うのだった

シンエヴァって既婚者庵野弱者男性への説教映画だよな

三村→鬱とか甘えんな俺みたいに社会に出て働け

ゲンドウ→陰キャコミュニケーション取れ自分の弱さを自覚しろ

ミサトと加持、トウジと委員長ケンスケとアスカシンジサクラの旧作キャラ結婚ラッシュ→俺はモヨコと結婚して幸せになったぞお前らも頑張れ

2021-04-02

anond:20210402184457

多分みんながけなしてるのはゲンドウVSシンジのシーンだと思う

なんかあそこだけ妙にチープだった

アスカマリ戦闘は迫力あってよかった

シンエヴァでよくわからんとこ

人類使徒に滅ぼされるか使途を滅ぼして生命の実食って知恵の実捨てるしかない言ってたけど

でも使徒滅ぼしたなら別に生命の実食わなくても大丈夫じゃね?

調べたら滅亡するか生命の実食うまでループするって説もあるみたいだけど、あんましっくりこないのよ

つーか生命の実食うってどういうこと?(使徒アスカとかネブカドネザルゲンドウみたいになんの?)

第三の選択肢の補完計画もよくわからん。巨大綾波出てたから大体旧劇と一緒だろうけど、LCL化のかわりインフィニティ化する感じ?

インフィニティ人間に戻ってたけど、あれってニアサーで死んだ人が戻ってくるみたいな?

あと生命の実食ってないし補完計画未遂で終わったみたいだけど、それだと人類滅びるんじゃないの?

アディショナルで書き換えたからセーフ?

ミサトさんが槍を届けるのに特攻するけど、ケジメの特攻なのか必要からやったのかがよくわからん

マリ1人でもなんとかできたような気も

ユイを見送るのがゲンドウの神殺しってのはわかるし

beautifulworldってそういう…ってなるんだけど

ゲンドウってその前に途中下車してなかったっけ

あそこで退場したとは限らないけど

あと、死んだ加持さんが出てきて老後はミサトさん農業するみたいなこと言ってたけど

アスカとかカヲルはいいとして、アンタら普通に死んだんじゃ?

マイナス宇宙からなんでもありかもしれんが

観てる時は違和感ないしわかった気でいるんだけど、後から考えると???ってなんだよね

溶ける弾とか

2021-03-30

最初からそうだけど、エヴァって壮大な親子喧嘩であって、父殺しの話であって、

父殺しといえば、ガンダムテーマの一つでもあったと思うんだよなあ

初代ガンダム酸素欠乏症で、母親も銃を撃つような野蛮な子供に育てた覚えはないとか平和ボケしてて、

そりゃ、ワイがジオン兵に撃ち殺されても良かったん??あーん??となるわなあ

テレビシリーズ5話でシンジくんがオヤジディスると、レイちゃん激昂してビンタ一閃。これ、今から思えば不自然に感じませんか。レイちゃんってそんな激しいやつか? ナメた口をきくガキは即座にビンタ。お前は桃井かおりか。キャラがきちんと固まってなかったところに、美少女ちゃんからいきなりステーキ突然ビンタされるショックと恍惚を優先させたんでしょ。

いや、綾波レイユイなのだから、息子とはいえ最愛旦那をディスられたのだからビンタをするのは当たり前というか、

普段大人しいマッマやけど、息子がパッパのことを糞味噌にこき下ろしたら、誰のおかげでご飯が食べられてると思ってんの!?

みたいにキレられても普通の家庭でもおかしくないわけで、

それに対してワイは、神様のおかげやし、ワイが生きとるのも、母ちゃん父ちゃんが生きとるのも、

父ちゃんが食える仕事にありつけたのも運であって、運というのは人間にはどうにもならん、

それを面白おかしくいじれるのは神様だけの特権であって、思い上がるな、人間風情が、

みたいにハガレンラストみたいなことをワイは思うわけやけど、

そもそも父殺しだのキモい解釈であって、要は男の子父親母親女性として奪い合うみたいな深層心理があるんでないの?

みたいなことを心理学者だの思想家だのが言うわけだけど、ねーよwとしかワイには思えないわけで、

あのな、半分嫌々かもしれない見合い結婚したうちみたいな家庭にな、そんな解釈は成り立たんのだよ、

そもそも男性オマーン湖におちんぽ挿入したがるのは、

歯が付いた女性器という下の口に陰茎を噛み切られたがってるからだ、

とかどうやったらそんな結論に到達するんだ?

ワイはそこまで変態やないぞ、とか思うわけだけど、エヴァはそういった解釈踏襲しているわけで、

からゲンドウとシンジユイを奪い合ってるし、ゲンドウは死んだユイに会いたいがためにレイを創ったりしたのだろうし、

シンジゲンドウを父殺しして、しかしながら母とは別の女性を求めなければならない、近親相姦ものではないのだから

で、テレビとかでそれはアスカの役目のように思わせておきながら、

アスカクローンとはいえケンケンとかヘムヘムみたいな🐶のような男性が好きだったわけで、

じゃあどうすんべ、と庵野氏は考えたんだろうけど、

まさか庵野氏まで刑事コロンボのように「うちのかみさんがね…」みたいな男性になっていたとは露知らず、

トウジの妹も飲尿ピンクもその他大勢も、

新しいエヴァ世界キャラクター設定画に貞本氏らしさが感じられず、

これってモヨコだよなあ、違うのかもしれんけど自分にはそうにしか見えないんだよなあ、とモニョモニョさせられて、

だったら飛行石持った俺の嫁が空から降ってくれば問題ないやん、みたいに思ったのかどうなのか知らんけど、

なんかそんな感じで、ケジメは付けたいんだろうけど、内心さっさとエヴァを終わらせて次のネタをやりたいだ、俺は、

みたいなのが感じられて、でも観に行ってないんで知らんけど…

シン・エヴァンゲリオン釣りシーンから考える新劇の水生生物

おそらく誰も気づいていないが何の役にも立たない考察披露します。

新劇での水生生物について考察


三村シンジケンスケに頼まれ釣りをする。シンジ釣竿を渡され、やったことないから出来ないと言う。

ん?釣竿を渡されただけで「釣り」を認識出来ている?

新劇エヴァではセカンドインパクトによって海が赤くなり海洋生物が失われている。

そのため、海での釣りは出来ないはずだ。釣り概念も同時に失われていそうだが…


疑問に思い色々探ってみると序の第六の使徒(ラミエル)戦で芦ノ湖の水の色が青いことが分かった。また、破の第八の使徒(サハクィエル)戦では川の水が青いことが分かる。

シンでシンジ釣りを知っていたこと、序、破で湖、川の水が青かったこから死滅しているのは海の生物だけで湖、川の生物生存していたと考えられる。

実際、破の海洋生態系保存研究機構のシーンでも「失われた海洋生物永久保存と~」とケンスケが言っていることから海洋生物けが失われていると考えられる。

まり、湖や川に魚は生息していたから「釣り」という行為存在し、シンジも当然知っていたと言うことになる。


ん?破の海洋生態系保存研究機構のシーンを思い返して欲しい。


「おおっ!?背中になんか背負ったやつがおるぞ」「カメって言うらしいよ」

トウジとケンスケの会話である

湖、川の生物は生きているはずであるカメは淡水域海洋砂漠草原森林などの様々な環境に生息する。(Wikipediaより)

しかし、カメを知らない!

まり新劇エヴァカメは海にしかいない!!


ちなみに破のシンジが作ったアスカ弁当タコさんウィンナーがある。

!!!!!

タコを知っている!?

まり新劇エヴァタコは淡水種である!!



以上です。

追記

浦島太郎あたりの昔話も失われてしまったのかな?という反応を頂きました。

かに浦島太郎の昔話が伝わっていればカメを知ってそうなので失われていそうです。(というかエヴァ世界の昔話があまり想像出来ませんね笑)

浦島太郎の件から、もしかしたら地球平面説なんかは提唱すらされていなかったのではないかと気付きを得ました。

anond:20210329012503

不器用だが一生懸命ゲンドウがユイと一緒に赤ちゃんだったころのシンジを育てる話とか。

ワンカットだけあったやん、ユーロネルフ家族出張してきた碇家が。

おそらく生まれて初めて「冬の寒さ」を体感してむずかるシンジに困らされてるゲンドウ。

あのゲンドウの顔見たら、まあ、別にそんな「続き」見せられなくて済むし。

それをチビアスカが見てたというのがまた衝撃でさ、なんで「破」でシンジのことをナナヒカリ呼ばわりしてたかもそこでわかるし。

結論

「続きを見たくなる」要素自体は、実はシンの中にもいっぱいある。その上で、執着断つ作りにしてるんだよね。

2021-03-29

アスカ!こんな遅くまでどこ行ってたの!良いじゃない別に

アスカ・ハングレー

赤いボタンラストシーン(シンエヴァネタバレ感想

赤いボタンを知ってるか。



戦闘配置につくサクラが、自室から耐爆隔離室のシンジ電話をする場面。

「何かの時は赤いボタンで呼んでください」


赤いボタンナースコール的なものと思われるが、艦内が侵食された際もシンジ君が押さなかったため、

溶ける弾の次くらいにネタにされるアイテム

(押したけど停電で使えなかったという説もあり)


ただ、シンジ隔離室にはそれらしきボタンは見当たらない。

柱に緑と赤の丸いのが付いてて、これか?とも思ったけど、なんかの器具のランプっぽい。

それに備え付けならのナースコールなら最初説明するだろうし。

単純に、電話に赤いボタンがついてる可能性もあるが、それなら普通に番号教えればいいだけだし。

やっぱりサクラから直通のボタンを渡してたんじゃないかなぁ。

あとから電話説明してるのも、戦闘配置になったときのためにあらかじめ渡しておいた感じで。

「何かのとき」ってのも体調不良とか怪我とかじゃなく、

射殺許可理由ニアサー遺族に襲撃される可能性とか、

作戦の都合でエヴァに乗せられそうになる、みたいなケースも想定してたんじゃないかと。

普通医官ならどうしようもないけど、サクラ少尉には銃があるし。

あと、赤いボタン携帯式なら、DATとかチョーカーと同じくマイナス宇宙に持ち込んでたかもしれないんだよな。

押したらイマジナリーサクラ召喚される。

あとは、駅を出たところでポケットボタンに気づいて、押したら現実世界に戻ってくるとか。


振動の強弱が調整できるようになってて、ゲンドウに見せたら大人になったな…と褒めてくれるとか。






ラストシーンについて。



「相変わらずいい匂い」「君こそ相変わらずかわいいよ」ってやりとり、

アスカの裸に動じなかったり、別れ際に動画撮ろうとするケンケンみたいな、男女の仲をほのめかせてる感じがしてたんですけど、

「相変わらず」って言葉ちょっと気になるんですよ。毎日会ってる人に「普段と変わらず」とかあんま言わないじゃないすか。いや、言う人は言うかも知れんけど。

例えば、TV版の8話で加持さんがミサトさんのことを「相変わらず凛々しい」「相変わらず寝相は悪いのか?」みたいなこと言うんですけど、これ久しぶりの再会で、変わらないところを確認してるセリフなんですよな。だから二人も久しぶりに会ってるということなんじゃないかなぁ。

で、ゲンドウがマイナス宇宙人間には知覚できないから、LCL記憶から認知可能な形に再構成するみたいな話をしてたじゃないすか。

それで背景がミサトさんの部屋になったり、ゲンドウが子供になったりしてたんだと思うんですけど。

から相変わらずいい匂いかわいいってのは、再構成されても相変わらず現実記憶)どおりの匂いとか容姿で知覚されてるってことなんじゃないかと。声が神木に変わってたのは再構成されたからで。

マリの「だーれだ?」の下りも、ヴンダー内で一回やったことの繰り返しなんすけど、これはシンジ再構成されて知覚できなかった時のための符丁じゃないかと。

それと、字幕版だと役名が男と女になってた、とも聞いたことがあって。自分で見たわけじゃないか未確認情報ですけど、エヴァがないか普通の男女になったとも、シンジに似てるだけの別人とも言われてますが。観客もシンジマリとして知覚してるけど、マイナス宇宙から実際はわかりませんよ?ってことかもしれない。

まぁ、迎えに来たのはマリだけど、だからってマリエンドとは限らないんじゃないすか?って言いたいだけなんですけも。


なんで執着が宇部新川駅なのかってのは、うまくこじつけられそうもないしよくわかんないんですけど、

監督地元に行ってこれから庵野お礼参りするって解釈が一番好き。

シン・エヴァンゲリオン庵野秀明の手になる死海文書である

 ネタバレあり。

 つまり散逸してバラバラになった過去記憶の断片という意味合いで、それは死海文書なのである

 はっきり言えば今作で庵野のやりたかたことが十全に表現できているとは思えない。本来別の青写真があったにも関わらず、着地点が微妙にズレている気がする。

 例えば、アスカシンジ行方だとか、マリの作中での扱いとか、あるいは、ループする世界とか、月面の世界とか。

 そういうものが完全に描き切られていたとは思えない。

 庵野忸怩たる思いなのではなかろうかと、外野ながらに推測する。

シン・エヴァンゲリオン庵野秀明の手になる死海文書である

アスカシンジ行方

 アスカヒロインであるしかシンジとは最終的に結ばれることは無かった。最終的に彼女の心を射止めたのは相田ケンスケである

 正直なところ、アスカの扱いがやや雑なのは否めない。当方アスカ派なので、「お、おう」といった気分である

 庵野秀明がアスカ役の宮村優子にフラれたのが原因であるとか、そういう説もある。

 実際のところよく分からないけれど、要するに庵野自身アスカを受け入れられない理由があったのは間違いあるまい。旧劇のラストシーンに見られる通りである

 旧劇のラスト解釈は様々に別れるのだけれど、アレは結局、他者自己エゴの延長としてしか捉えられないことへの絶望だったのではなかろうか。

 他者を愛しているはずが、結局他者を介して自己投影し、その自己愛着しているに過ぎないことへの絶望があのシーンには表れていたように思う。

 他者に決して行き着くことのない煩悶こそが、旧劇のラストシーン意味ではないか個人的には思っている。

 とは言え、旧劇における破滅的なラストを、今作で繰り返すことは無かった。

 否定的評価を随分と集めている今作ではあれど、あのラストシーンの繰り返しにならなかったことは庵野における重要進歩であることは間違いない。あれをもう一度繰り返さなかっただけでも、今作は評価に値する。

 庵野アスカへの執着を振り切り、別の愛を見つけたのである

 それは良いことなんだけれど、やはり視聴者としては少しばかり置いてけぼりなのだ

 そして、マリ=モヨコ女史説が頻りに訴えられている通り、マリ庵野にとってどこまでもエゴとはかけ離れた場所からやって来た存在であり、だからこそ、エゴ呪縛に苦しめられることなく、庵野マリヒロインとして愛することができたのではないかと、そう思う。

 それにしてもシンジ心理描写も雑であるそっくりさんとの悲劇的な離別を経て、彼が何かを学んだことは間違いない。

 つまりそっくりさんクローンであり、偽物であったとしても、その一回の生を全力で生きており、そこに生命尊厳があったのだ……ということをシンジは学んだのであろう。

 これは、後述のループ世界観とも合致する成長プロセスである

 とは言え、やはりその描写簡素というか説明不足な感が否めない。というかまだまだシンジは「神話になれ」と唄う例のテーマソング示唆する精神状態には、行き着いていないのではなかろうか。まだ成長の途上段階なのではあるまいか。まだ、父親を救済できるほどの人格を備えてはいなかったのではあるまいか

 彼は本当に神話になれたのであろうか。

 ラスト近くにてゲンドウを救済するシンジくんの姿に、些か置いてけぼりの感があった。

マリの作中での扱い

 散々言われている通りである

 庵野氏が相互的な愛情をほぼ初めて維持できたのが、伴侶であるモヨコ女史との関係性だったのだと思う。

 庵野エゴの外側からやって来た彼女によって、彼はエゴ呪縛から解かれたのであろう。

 でもそのエゴ呪縛が解かれるシーンを作中でちゃんと描いてないから、やっぱり展開が唐突に見えてしまうのだ。

ループする世界

 あの世界はループしているというのはもはや自明だったと思う。真っ赤になった海は、旧劇のラストシーンの流れを受け継いでいる。

 また、貞本義行によるコミック版のラストシーンもまた、ループを思わせる展開に収束する。

 エヴァ世界ループしている。それが庵野秀明の世界であることに間違いはあるまい。

 我々の暮らす宇宙は遥か昔にこの座標に生まれ、未だにそのエントロピーは激しく運動し続けている。

 しかし、いつかはそのエントロピーが相似形を描き、同じような結末と始まりを繰り返すのではないか、などと想像したことのある諸氏は多いことと思う。

 エヴァ世界は、そのような意味合いループしている。その周期は何年周期なのだろうか?

 相対性理論的に、物体運動に基づいてのみ時間を測定しうるのであれば、そこに時間的経過を求めることは難しそうだけれど。

月面世界

 Fly me to the moon.

 And let me play among the stars.

散逸した記憶としての死海文書

 人々の記憶を結びつけるものを俺は描いてもらいたかった。

 何度闇を潜り抜けても息づいている記憶の姿を全力で描いてもらいたかった。

 庵野が描いてくれたものには、ある程度は満足することができたのだけれど、完全な青写真ではなかった感がある。

 それはあくまで、後世に受け継がれた、散逸した記憶の断片の内の一枚に過ぎなかったのではなかろうか。

 まだ、散逸した断片は幾つもこの世界残留していることと思う。

 それを繋ぎ合わせるのは庵野ではなく、この世界に無数に存在している無名有名のクリエイター達なのかもしれない。

シン・エヴァ感想 ※広義のネタバレ含む

この間シン・エヴァ観て来たので感想を書く。

公式ネタバレ解禁したらしいし。

ネタバレが嫌な人はここでブラウザバックするといいよ。

もう観た人やネタバレ別にいい人は読んでくれるとうれしいよ。
















まあ、ネタバレって言えるほどのネタバレも書く気はないけど。

観た人と感想を共有したくて書くだけ。

ま、断っとかないとうるさい奴がうるさそうなので。




















さて、書くか。

この作品エヴァンゲリオンは「完結」らしい。

実際に観てみるまでは、

またまた〜そんなこと言ってまたモヤっとしたエンドなんでしょ〜?」

と思っていたが、観終わってみると、確かにこれは「完結」であった。

シン・エヴァは俺に物語の「完結」という概念を教えてくれた。

すなわち、エヴァが「完結」するとは、観客が「もう続きは観なくていいか・・・」と思うことなのだった。

序を観た時は

エヴァなのに大人ちゃん大人してる!斬新!!!

って感想が巷に溢れていた。

そりゃもう本当、逆に斬新だったよな。

破を観た時は

「こういうエヴァがあってもよかった!!!続きが早く観てえ!!!

と思ったもんだったよ。

心がぽかぽかしたよな。

その期待を一身に背負って出てきたのがQだった時の絶望たるや。

まさに僕の気持ちを裏切ったな!状態

「完結」とは程遠い、「早く続きを観せろ!」という状態だった。

そして今回のシン・エヴァである

なんと言うか・・・シンプルダサい

キャラの心情の変化がおかしい。

「設定」を説明しきっただけで「物語」として成立していない。

おもしろくない・・・

なんとも言い難いのだけれども、全体的にダサい

綾波田植えをするのは斬新でよかったが、全体的になんとも言えないダサさが漂っている。

敵のデザインダサい

服のデザインダサい

セリフダサい

システムUIデザインダサい

画面がごちゃごちゃしていて、何と戦っているのか分からない戦闘シーンが多い。

だいたいエヴァセンスっていうのは、エヴァという制御できない力、現象への恐怖、畏怖、制御しきれない無力感

そしてエヴァという強大な力を恐れながら利用する人の賢さ、全能感、生へのしぶとさが絶妙バランスで混ざって生まれる、独特のものだった。

それがまるでない。

活動限界が来ないエヴァなんてエヴァじゃないだろう。

早く電池切れてさっきまでの超常の力を発揮できなくなって無力感に苛まれろよ。

そして思春期特有アイデンティティ・クライシスと相まって独自センスを醸し出せよ。

登場人物の心情変化がおかしい、公式解釈違い起こしている。

劇中でさんざんシンジに「メンタル弱すぎ」って怒鳴ってるアスカだけど、

トウジやケンスケが大人の余裕でうじうじしたシンジを受け入れ、心の傷が癒えるのを辛抱強く待っているのに

「先に大人になった」って自称してるアスカ子供のまますぎてイラつく。

14歳女の子がそういうキャラだと愛らしいのに、28歳でそれって、単純にキャラとして魅力がない・・・

シンジ立ち直るの急過ぎるだろ。

心的外傷を負って何もできなくなっても腹は減る。

泣きながらレーション食べなきゃならないのは情けないよな。

どうなるんだろって思ってたら、様子を見に来た綾波に、

「みんなどうして僕に優しいんだよ!」

って叫んでて、自分がいじけてるだけだって自覚あるんか〜い!

シンジよ、綾波が溶けて悲しいか

それが「大人」になるきっかけになったらしいが、まともにからんでたの一週間くらいだろ。

多分一番悲しんでるの、一緒に仕事してたおばちゃん達だぞ。

それくらいでキャラ変わるくらい成長すんなよ!!!

だいたい、シンジ君はメンタルが弱いというほど弱いわけではない。

いきなり巨大ロボを操縦して巨大生物と戦えって、誰だって

「できるわけないよ!」

って言いたくなるだろう。

例えば、近所に熊が出たから、

「猟銃持って駆除してきて」

って言われて

「やってみる」

って言える人はどれくらいいるんだ?

10代でも30代でも60代でも、目の前に傷だらけの少女が出てきて、お前がやならきゃこの子が熊撃ちに行くぞって空気圧力かけられても、やるなんて言い出せないだろ普通

それをやるって言えるんだから男気のある奴だよシンジ君は。

ただちょっと陰キャなだけだよ。

やったことないだけの釣りを「できない」なんて断る奴じゃないだろ。

公式解釈間違ってるとしか言いようがない。

後半では何かと「やってみる」と言うようになるが、そんな安請け合いできるような簡単な話だったら誰も苦労しないんだよ。

つまんねぇな!!!

そして、自分はこれが一番の問題だと思うが、ゲンドウとユイのなれそめが映画の中で描写されてない。

観客の大部分はTV版も旧劇場版も観ているから、ゲンドウが人類補完計画を進めている理由は知っているはずだが、新劇の中ではほとんど触れられていない。

もしも新劇だけを観ている人がいたら、ゲンドウに向かって

「ああ見えて実はカワイイ所がある」

なんて言う女性がかつて居たという、衝撃の事実を知ることはない。

ここを書き忘れたなんてことはありえない。

後半でゲンドウが半生を振り返りながら内心を吐露するシーンがあるのだから

その前に生前ユイゲンドウの心温まる交流の回想でもなければ、このシーンの価値が無くなってしまう。

人類を皆殺しにしてても取り戻したかった物がなんなのか観客に示すことなく、

ゲンドウの内心に大きく尺を割く制作上の動機はない。

から制作陣は、TV版にはあったこれらのシーンをわざと省いたのだ。

なぜか?

おそらく、制作陣はシン・エヴァを、序から始まる新映画版を完結させる気で作ってないのだ。

もうこれ以上「続きを作れ」と言われない形でまとめることだけを優先したのだろう。

よっぽどもうエヴァを作りたくないんだな。

いろんな所から「もうエヴァ作りたくない」ってインタビューが聞こえてきてたけど、これほどとは。

もしゲンドウの行動を正当化できてしまうようなシーンを描いてしまったら、

前半で描かれたトウジやヒカリケンスケの、慎ましくも幸せ生活を全てぶち壊してでも取り戻したいと思えてしまえるような、

そんな幸福ゲンドウが得ていたと描いてしまったら、必ずファン

「続きが観たい」

と言うからだ。

今回のゲンドウの内心の吐露で、ゲンドウは子供の頃から陰キャで人嫌いだったのが大学ゼミ彼女できて全部どうでもよくなった、っていうしょうもない奴だと分かってしまったわけだ。

ユイとの生活では、さぞかしカワイイ所を見せていただろうよ。

でもそれはシン・エヴァでは描かれることはなかった。

だってそんな所を見せられたら、「続き」が観たくなるもんな。

エヴァの『続き』を作れ」

って言われてしまうよな。

いくらでも商業成功できるスピンオフ展開が思いつくぞ。

碇ゲンドウの子育て日誌なんてどうだろうか。

不器用だが一生懸命ゲンドウがユイと一緒に赤ちゃんだったころのシンジを育てる話とか。

絶対に当たるわ。

離乳食を食べさせようとして悪戦苦闘するゲンドウ。

手が滑って自分の頭から離乳食かぶってしまう。

なにやってんの!」

とあきれるユイ

そこで一言

問題ない」

絶対に当たるわ。

実際にこういうスピンオフをやるかどうかはともかくとして。

そういう話を考えたくなるほど、物語にのめりこめるってことが重要だった。

エヴァはそういう物語だった。

だが、それじゃ永遠にエヴァの続きを作れ」と言われてしまう。

から、のめりこめない話を作って「完結」にした。

そういう制作陣の意図が随所に感じられる作品だった。

つまんなかったな。

から俺達が言うべきことは一つなんだろうと思う。

エヴァはもう忘れた!

シン・ウルトラマン楽しみにしているぞ!!!

2021-03-28

シンジの精液をマンコに塗りたくる女(シンエヴァネタバレ感想

鈴原サクラ少尉について。

ヴンダーに戻ってきたシンジビンタしてうれし泣きをする場面と、エヴァに乗ろうとするシンジを銃撃する場面がシンエヴァでの主な見せ場ですね。


前者ではQでの悪印象が反転します。彼女の「エヴァにだけは乗らんといてくださいよ!」は序盤のおさらパートでも採用されており、Qのトラウマ発言フラッシュバックでも関西弁なのでやたら目立っていた印象。しか彼女を振り切って脱走し、フォースインパクト未遂まで起こしたシンジをうれし泣きしながら「あほあほ!」と抱きしめるサクラ

アスカの「女房か、あんたは」のツッコミで、観客も「黒波は退場して、アスカケンケンとくっついて、シンジサクラ結婚するんだな」とわかる親切仕様

アスカシンジ君身元引受書にサインさせるのってそういうことですよね。

でもシンジくんは「あれ?チョーカー付けなくていいの?」くらいの反応。カヲルと黒波を看取った男だ、面構えが違う。


あと、サクラ視点だとDSSチョーカー付けたまま出てったシンジエヴァに乗って覚醒したわけで、あの時シンジは死んだと誤解してたのかもしれません。

マリは帰艦してたけど、顛末までは知らないだろうし。

サクラチョーカーの記録から首パァンしたのは別のパイロットだと知りますが、シンジの目の前で人が死んだのに、なぜ戻ってきたのか理解できないサクラ

生きてたのはうれしいけど、エヴァに乗ってほしくないから戻ってきたのは複雑なんでしょう。シンジさんはケジメつけるために覚悟完了してるわけですけど、誰もそのことには気づいていない感じ。

チョーカーなしで対爆隔離室に保護軟禁)されるシンジ。青葉だかが放置してネルフに利用されるよりはいい、みたいなこと言ってたが、船に乗せたことでシンジエヴァに乗せるという選択肢が生まれたことは事実


この後、アスカに渡されたトウジ一家写真手紙を見てサクラがすすり泣く場面があります

ツバメが無事生まれたことを喜んでいるのかと思ったのですが、ゲンドウの最終計画を阻止できなければ死んでしま家族を想って泣いているんじゃないかともいわれており。

いずれにしろ彼女家族を想う気持ちは強く、家族ニアサーで喪った悲しみも深いものだったと推測できます


第二の見せ場、シンジへの射撃について。

食事シーンでミドリ(ピンク)が「射殺許可出てるんだからいざとなったら撃つ」

疫病神シンジ)のせいで家族殺されたのに、みんな身内に甘すぎ。艦長も信用できない。再生だって元は誰のオシッコかわからないのに、清めればすむなんてそんなわけないじゃん」的な発言をして、ヴィレクルーに窘められます。この後シンジエヴァに乗ろうとして撃たれますよ、という前フリと、シンジを許せない遺族代表としての発言ですな。

唐突なオシッコ発言のせいで某所で飲尿キャラ扱いされる風評被害を受けるわけですけど、もとは汚水なのに、なかったことにして平気で飲み干すなんておかしい!ってのは結構鋭い。そうするしかないってのは頭でわかっているとしても。

その後、サクラシンジに「何かあったら赤いボタン押して呼んでください」と電話するのを、ミドリにらむシーン。おそらくサクラミドリの相部屋ですね。

「こいつも、清めればすむと思って…!」みたいな表情してますサクラシンジの傍にいない理由や、シンジへの思いやりを示す説明パートだと思うんだけど、ミスリードと前フリも兼ねてるんですね。

ネルフ妨害のためセカンドインパクト爆心地に向かうが、冬月の計画にハマって打つ手なしのヴィレ

普通に会いに来て元部下とは普通に話すけど、息子が来たら逃げるゲンドウは見どころの一つ。

インパクト阻止のためにエヴァに乗る決意をするシンジ

当然銃を向けるミドリ

でもやっぱり撃てない。

パァン!

「碇さんはエヴァには乗りません!」

ここでミドリと観客の度肝を抜く展開。サクラシンジの足元を撃つ。そんな素振りなかったっしょ!?

シンジさんはエヴァに乗ったせいで自分も周りも不幸にしたってのは、トウジやヴィレクルーとも共通認識ですね。

でも乗らなくていいじゃなくて、力づくでもエヴァに乗せないのってのは女房特権

でもケジメのためにひるまないシンジさん。

「いいえ、サクラさん僕をエヴァに乗せてください」


「無茶言わんといてください!怪我すればエヴァに乗らんで済みますから」パァン!

2発目はミサトさんが庇って腹で受けるが、動揺しながらもまだ銃はかまえるサクラ

シンジエヴァに乗らなければ人類は滅びていた、責任はすべて自分が取る、とミサトさんが説得するが、

シンジさんは恩人で家族の仇なんや!」と激重感情吐露し、なおも撃つつもりの女房

ミドリ自分の足元を撃って「もういい!明日生きることだけを考えよう!」

銃を落とし座り込むサクラマリ騒動がひと段落したタイミングでスッと出てくるんだけど、女房発言の時にもいなかったし意図的に接点なくしてる?

「なんで艦長撃たれてんだニャ!?」くらいは聞くかもしれないけど、アスカも取り込まれてるしそんな余裕はないのかも。

この後艦長に応急処置をして、処置中の「弾は溶けますから…」発言で(溶けるから何なんだよ)という疑問を観客の心に残すが、ほぼセリフなしでフェードアウト

普通に仕事して、無事脱出します。

ケガをさせてでも止めるという鉄の意志、恩人で親の仇という愛憎の深さをさらけ出して、その後出てこないのが人気の秘密かもしれない。

あと、「明日生きることだけを考えよう」ってのはちょっと気になる。言葉通りだとシンジのことは忘れろってことじゃん…。まぁ、切り替えて今やることをやろう、ってことともとれるが。

仇なのにシンジに向けるのはほぼ恩義で、それでいて恩だけじゃないじっとりした重みがあるのもいいですね。

ここで、シンジエヴァに乗らなきゃインパクト止めれないじゃん!ってのはよく突っ込まれポイント。すでにフォースは発生してほぼ打つ手なしの状況だし。

エヴァに乗らずこのまま二人で…(BGM:甘き死よ、来たれ)ってのも考えられなくはないけど、溶ける弾と応急措置セットで助ける気はマンマンなんですよね。

その場合マリマイナス宇宙ゲンドウと追いかけっこしてもらえばなんとか阻止できるかもしれないけど。

世界より自分大事な人を優先するってのは、ニアサーシンジとか、補完計画ゲンドウと同じなんですよね。その結果結局世界愛する人も両方失うわけです。

で、今回はシンジ自身犠牲になることを選ぶ。

冬月やマリユイのおかげで結局は助かるわけですが。


サクラエンドについて。

サクラシンジへの重い感情を知った後だと、8歳の少女碇シンジ管理担当医官になるまでの14年間はいろんな意味ヘヴィーだったと想像できるわけですよ。

そう考えると一途さヤバいし、シンジ14歳のままずっと寝てたせいで、目覚めたら8歳の親友の妹が14年間自分を想い続けてた22歳に変わってるってのは恐…感動的だと思うんすよね。

あと、シンジがケガをさせた少女医官になって治療する側に回るのとか、シンジが初戦で助けた子が最終戦で引き留めるところとか、

父親和解して自分父親になるとか、サクシンエンドって色々きれいにまとまるし。





こっからサクラちゃんあん関係ないっす。

贖罪とかケジメってのはQとシンでのテーマになってるんすよね。

Qでは「槍でヤリ直す」ことですべてなかったことにしようとしたけど失敗して、カヲル君は爆死。

シンではトウジの「遺族の言葉を受け止めるのも医者のケジメや」の言葉に影響を受けて、命がけでケジメつけようとする。

ミサトさん贖罪自分からしなきゃダメみたいなこと言ってたし。

アディショナルで「過去はなかったことにしない」ことにするのは、ニアサーで生まれた縁を知ったのもあるけど、やっぱ自分の行動に責任を持つってシンジ君なりのケジメなんでしょうね。



三村一見のどか田舎だけど、実態ニアサーの遺族が集まった難民キャンプみたいなもんなんすよね。

知らん人同士の寄せ集めというところも、田舎というより都会っぽい。

やってることはバガボンド農業編なんだけど、村の住民全員吉岡一門の遺族みたいな。



あと、委員長や第三村マダム子供たちが黒波を通じてシンジを立ち直らせるとことか、他人の力で鬱から立ち直るみたいなとこもあったり。

ユーロネルフ殉死職員や加持さん特攻も、自己犠牲文脈ではあるけど利他主義でいい方向に回ってるというのもあり。

死んで花実を残すのは黒波もですね。シンジも周りに助けてもらったけどその覚悟ではあっただろうし。


駅のシーンはやっぱりまだマイナス宇宙じゃないかなぁ。じゃないとチョーカー付けてるのがおかしいし。向いのホームにチルドレンいるし。

無事第三村に帰った描写はするけどその後は映さない(自由想像してね)ってのは徹底してるし。

マリイスカリオテマリアってのはイスカリオテユダマグダラのマリアかなぁ。普通に聖母マリアかもしれないけど。

マグダラのマリアイエスの妻とも娼婦ともいわれてて、裏切り者ユダもだけど聖人だけど罪人でもあるわけで。

大学時代にそんなあだ名付けられるってどうなんだとも思うが。

2021-03-24

アスカケンスケがくっついた!って騒いでた人達

それこそ庵野の言う「謎に包まれものを喜ぶ人が少なくなってる」を体現してるなと思った。

それと同時に分かりやすさに拘ってギリギリまで台本書き直したにも関わらず客が想像以上に表面的な事しか理解出来なかったという庵野の敗北が面白い

2021-03-23

劇場版は楽しめない

エヴァの話です。私はリアルタイムTV版を観れた人間です。

1995年は私が美大入学した年で、テレ東夕方アニメでも、日曜の朝のアニメでも話題にできる環境にいました。

から、どっぷりエヴァに浸っていた。学食エヴァの話ができる環境なのです。

まあ、美大生なのに他人様が作った作品をどうのこうの言っている状態は、意識高い系美大からするとガキっぽかったかもしれませんが、まだ1年生ということもあって、それはそれで楽しかった。

そして、TV版の終盤のグダグダ。でも、そのグダグダさえ楽しかった。

限られたテレビという時間の中ではよくあることだし、終盤おかしくなっていくアニメなんて沢山ある。

しかし、TV放送終了後に、なぜか話題になっていくエヴァ時代ルリルリではないのか?

バカばっか

あんグダグダで終わってしまったアニメに。

そして、劇場版

TV版の総集編を映画館でわざわざ観させるって凄いなと思ったし、わざわざ観たくないと思った。

それは、私がだいぶ美大生化してきたかなのだろうか。

期限内に終わらせられなかったら、どんなに素晴らしい作品でもボツではないのか?と。

いや、美大生化は違うかも。こいつスゲーなというようなやつは、よく期限内に提出できなくて、

先生に頼み込んでなんとか時間を伸ばして仕上げてくるやつで、単に私がそういうやり方が嫌いだっただけかも。

そういう、交渉してまで作品ガッツ根性的なものに対する嫉妬だったかもしれない。

その後、就職氷河期世代となった私は、職を何度か変えながら、今はMacで何かを作る仕事をしている。

まあ、私の名前が出るような作品もなく、何者にもなれていない私ですが、何とか食っていけています

ここ10年ぐらいは、日本酒にハマっていますが、エヴァTV再放送獺祭が出てきたときは引いた。

気持ち悪い。

最近は、アマプラヱヴァを観ました。別の世界線の話なのだろう。

TV版終了後に持て囃していた人たちは、このリメイクをどう観るのだろうか? 私は蛇足しかない感じた。

いや、別の監督によるヱヴァ世界だったら楽しめたような気がする。

同じ監督が作るから、その作品を見るときに、わざわざ記憶に残るエヴァを引っ張り出し、

書き換え作業をしないといけないと思うと、何か抵抗感がある。

私が劇場版を全く楽しめないのは、多分この抵抗感なんだろう。

ダラダラと、書き連ねていたら、わかってきた。

この抵抗感は、多分、TV版当時の楽しかったモラトリアム時間記憶と共にエヴァがあるからなんだろうと。

当時の私のPowerMac 7500の起動時には、アスカエヴァ起動時のドイツ語が流れ、

システム終了時には、ミサトさんが「メインケーブル切断!」と言っていたし、

エラー音は、伊吹マヤの「不潔」だったり、リツコの「探しても載ってないわよ」だったりした。

カラオケ残酷な天使のテーゼをみんなで歌ってもいた。

エヴァ一色だったわけではなく、高校受験大学受験とで、いろいろオアズケになっていた90年代ガンダムを観まくったし、

ガンプラ戦車プラモデルも作っていたし、FSSガレージキットにも手を出していた。

同人誌に参加して、コミケにも行った。

コスプレをする気はなかったけど、ミシンを買って、丈の長いシャツを作ったり、

SC-88Proを買ってDMTやったり、ギター買ったりキーボを買ったり、

フイルムカメラを買ってユニットバス暗室にしてモノクロ現像したり

バイトしまくって、広く浅くいろんな物に手を出した。

バイト先の女子にも手を出して、飲みに行ったり、私の部屋で手料理をふるまったり

受験というものから開放され、3年生の後半ぐらいか意識しだす就職というものまでの、2年半のモラトリアム

ただただ充実していた。自分の中では超満足している。

から、いちいち戻りたいとも思わないし、やり直したいということもない。

ただ、話題のシン・エヴァンゲリオンは楽しめるのではないかと思っている。

大学当時につるんでいた奴らと、一緒に観たいかも。

そして、一緒に酒を飲みたいかも。

2021-03-22

酷い出来のシンエヴァとぼくのかんがえたさいきょうのエヴァ

面白くない、というか酷い出来というのが正しいと思う。

三村でトウジたちが生き残ってるのが意味分からん

Qの世界全体に漂っていた死のイメージはなんだったんだ?

シンジが着替えの服にトウジの名前を見つけて察するシーンも、崩壊した世界を見てパニックになったのはなんだったんだ?

カヲル君が「贖えない罪はない」と慰めるシーンの意味も変わってこない?カヲル君ひょっとして第三村存在を知らなかったの?

知らないと結論するしかないんだけど、ゲンドウに次いで世界理解してる感じのカヲル君が人間の生き残り(それもシンジの友人たち)の存在を知らないってある?

三村での描写は「絶望シンジを立ち直らせるには自然の中で1時間くらい使えば納得するでしょ。」という演出の都合みたいなものしか感じられなかった。

綾波が死んだ時も「ああ死亡フラグ積み重ねてたから回収ね」って感情が動かなかった。

同じ1時間を使うなら、もっとシンジ内面を描いてほしかった。

三村も生き残りも無しにして、3人が壊滅した街をずっと何日も移動する話にして良かった。

シンジが生きる気力は無いけど飢えでレーション自分から手を出して「死にたいけど生きようとしてしまう」って流れで似たようなこと出来たと思う。

綾波の死がピンとこないのは一緒に過ごした時間が少ないからで、3人で寝食を共にするというエピソードがあったら心に響いたのではと思う。

シンエヴァは全編通してラストから逆算して作ってるからキャラの心情描写とか展開に粗が多い。

エヴァを完結させるにはこうするしかない」って意図計算が見える演出ばかりだった。

アスカケンスケと付き合ってるという話も納得するところはあるけど、それより「制作の都合でそういうことにされてしまった」感がある。

最後シンジマリは「こうするしかないよね」と言われたら、はいそうですねと返すしかない。

最終決戦前に銃で撃たれるシンジかばミサトさんという下りは何のために?と思った。そもそもピンク髪のクルーはQでは「自己中な最近の若者

って描かれ方だったのがシンで急に「家族のかたき!」って殺意向けるのが唐突に感じる。

トウジをニアサーで死んだことにして、桜に銃持たせて「命の恩人であると同時に兄のかたき」みたいにしたほうがすっきりしない?

シンジエヴァに乗るための禊の儀式なんだろうけどそもそも必要ないと思う。

というかピンク髪の「超ヤバー」とか若者言葉セリフもそうなんだけど、序破Qシン通して何?この世界から浮ついたセリフって感じるのが多かった。

マヤの「これだから若い男は」もあとで回収するためだけのセリフだったし。しか特に感動しない。

ぽかぽかって言う綾波もバズりたい!名台詞にしたい!って意図しか感じなかった。

アスカが「バカシンジ」「コネメガネ」とかマリが「姫」「ワンコくん」って呼び方も軽くイライラしてた。

ここぞ!ってとき本名で呼ぶだめの前フリなんだけどしつこい。

後半、ミサトさん特攻はなんか変だと感じた。「これから特攻するので、総員退避だけど艦長だけ残ります」って事前アナウンスだとこれから死にます自殺します感が大きい。

「総員退避しました→あいつが居ない!→まさか!?」みたいな流れが鉄板だけど効果的じゃなかったのか。

そもそも特攻してやることは槍のお届け物でーすってだけだし。

ゲンドウとの戦いで背景が撮影所になるシーンでぞっとした。そういう演出TV後半があって旧劇もしつこいくら精神内面描写があったから良かった。

新劇演出でやると酷い違和感しか感じない。なんかどこかのタイミングシンジが客席に向かって「映画を見てるみなさん!僕に力を貸してください!」

とか言いそうで怖かった。

シン詰まんなかったって書くと「じゃあどんなのが良かったんだよ」って返されるけどそれは俺の仕事じゃない、と思いつつ考えると、神様が出てくる話でよかったのでは。

エヴァ考察では使徒人間を作った神的な存在があると指摘してるものもあったので、最初ネルフVSヴィレだったのが、人類VS神という展開になるって話。

ゲンドウとシンジ関係共闘を通して修復される。Qで出てきた新クルー活躍できる。というかそのためにあんキャラ増やしたのでは。

最終決戦で話が全宇宙、全銀河レベルになって視聴者置いてけぼりなのはグレンラガンでもトップでもアベノ橋でも旧ガイナックスの18番だし。

シンは公開日初日に見て酷いという感想だったんだけど、今のところ評価する感想が多くて居心地が悪かった。これだけ書けて満足でした。

スクールカースト後遺症と、エヴァンゲリオン

エヴァを初めて見たのは中学校2年生のころだった。

端的に言って、2度と当時には戻りたくないと思う。

穏やかな小学校生活が終わって、中学校に上がった。中学校は周囲のいくつかの小学校から生徒が合流し、顔ぶれは半分ぐらい変わった。

新しい同級生、新しい先輩、見知らぬ古い校舎、荒れた空気で余裕のない先生同級生はみんな、自分の居場所リセットされて、それを確保するのに必死だったと思う。

一部の同級生が、先輩らの影響で短ランやボンタンのような制服を着て、髪の色が明るくなり、言動が激しくなった。

それに伴って、学校は腕っぷしの強さや声の大きさ、容姿の美醜、スポーツの出来不出来、笑いが取れるかどうか、を軸とした上下関係階層構造が強まった。

勉強のできる学校地域ではなかったから、勉強の出来不出来や知識豊富さはそこまで階層への影響はなかった。むしろ、真面目に勉強をしていることはダサいという空気感すらあった

当時の僕は、身長は高い方だが、容姿は下、スポーツは並、笑いは全く取れない、勉強はそれなりにできるが、トータルでは平凡な男の子だった。

ただ、良好な人間関係の作り方や上下関係のやり過ごし方などの処世術に鈍く、学校に上手く馴染めないまま過ごしていた。

プライドが高かったのだと思う。

階層トップの不良グループクラスの場を支配していたけれど、僕は、支配されたフリをして上手く立ち回るのはイヤだった。

イジられても笑いで返せず、キレ返した。物がなくなっているなどの軽いいじめに、張本人を殴ったり同じことを仕返しした。

お前、小学校の頃は休み時間に一緒にサッカーしてたよな?僕のお父さんの車で一緒に釣りに行ったよな?何でこうなっちゃったんだよ!とずっと思っていた。だからこそ、負けたくなかった、譲れなかった。

昔は仲が良かったみんなも、自分のいる階層を保つ or 上昇させるために、グループ所属して、その勢いに流され、僕や立場の弱いグループを、気まぐれに攻撃することが、中学校のなかで当たり前になった。

そして、いつも反抗的な態度の僕は、特に標的にされ、孤立した。

カバンや筆箱が無くなっていたり、お金が盗まれていたり、パンツを脱がされたり、通りがかりに殴られたり、いろいろ。当時はよくがんばって学校に行っていたなと思う。えらい。だけど今思えば、がんばり過ぎないで欲しいなと思う。

こんな感じで、安心できる場所学校には一切なかった毎日心も体もかなり緊張していて、ビクビクしながら過ごしていた。

その時の身体の強張りはクセになってしまい、他人がいると男子トイレの小便器おしっこすることが出来なくなった。おしっこをしている時はイタズラされることから逃げられないから、他に人がいると落ち着かず、どんなに頭でおしっこをしようと思っても、出てこない。

学校の中でも奥の奥にある、ほとんど誰も使わないトイレに、休み時間になると駆け込んだ。たまに先に人がいると、その周りを歩いて出てくるのを待った。

小学校からやっていた陸上部を、中学校に入っても続けていた。

年間のなかで最も大きい大会に、中体連の県大会、といったものがあった。

うちの中学校では、この県大会大会出場のときには、様々な部活から各種陸上競技に出演するメンバーが選ばれた。

僕はどの競技選抜からも落ちたが、大会までの練習や当日の飲用水の用意など、陸上部としてサポート役のため駆り出された。

小学校から続けてきたが、なかなか結果は出なかった。そして、陸上部ではないみんなとの競争に勝てなかった。

知らないメンバーのために、部活からサポートをすることは、楽しいことではなかった。大事大会で走れない陸上部、ということが情けなくて、恥ずかしくて、自信が持てなくなった。

陸上のもの楽しいから続けている、という内的動機も弱くなったこともあって、部活という居場所自分から閉じてしまった。

部活を辞めてからは、授業が終わり次第すぐ帰り、毎日自宅のPCインターネットを利用した。

Yahoo!チャットでは、立場や背景も関係ない、見知らぬ人とフラットに会話できることがとても楽しかった。私は当時南の島に住んでいたが、その島には映画館が無いと本気で思っている人がいるなど、この嫌な地元とは切り離された人と、遠く距離を超えて繋がれることにワクワクした。

オンラインゲームでは、徐々に強くなっていくキャラと、連帯感のあるギルド所属するチーム)でゲーム内に居場所ができた。

ただ、Yahoo! チャットでは人とのごく短い付き合いしかできなかったし、親はオンラインゲームお金をかけることは許さなかったから、オープンβテストの期間が終わったら、ゲームはそれ以上続けられなかった。

それでも、毎日急いで家に帰って、ここではないどこかに場所を求めた。

ここまでがだいたい中学1年生。

2年生になりクラスが変わってからも、同じような軽いいじめ、イジリがある構造は変わっていなかった。そんな中、ある事をきっかけに階層に反抗する心は折れることとなった。

小学6年生の時から好きだった女の子と、同じクラスになった(初恋だったんだと思う)。

修学旅行のはずみもあって、就寝前、端っこあたりで寝そべっていた僕にも、みんなで好きな子暴露する順番が回された。そこで、迂闊にもその子が好きであることを話してしまった。

僕は次の日の朝、ある場所に連れ出された。女子から男子からも人気のあったイケてるグループメンバーが、勝手にその子を呼び出していた。

事前に、僕が彼女のことを好きだということは伝えられていたようで、女の子は戸惑った、迷惑そうな顔をしていた。

そして、ちゃん好意を伝えることもできないまま、一方的に、僕のことを好きではないことを伝えられた。

好きではないという事実以上に、あの迷惑そうな顔に、かなり心が傷ついた。あれは、階層の中で下位グループと同じ括りにされることを嫌がる拒否反応のような、そんな表情とリアクションだった。

ひどく鼓動が早くなった。気持ちが塞がってしまい、僕の修学旅行はそこで終わった。

この女の子とも、小学生のときは、同じクラスの隣の席でよくお喋りをした。いつも落ち着いていて、知性があるような雰囲気で、スピッツが好きだった。

小学6年生の遠足の時、移動までのバスカセットテープを流すことができた。僕は遠足の前日、スピッツの「recycle」をカセットテープに録音して、当日のバスで流した。

歌うことが大好きだったし、上手だと思っていたから、その子の近くの席でこれ見よがしに、特に好きだった「渚」か「楓」を歌っていたと思う。

小学生らしく、好きだからといって何ら関係を変えるためのアクションは取らなかったが、日々その子と話ができることが嬉しかった。

中学校に上がってからは、僕は廊下などで見かける度に意識していたけれど、クラスが違うこともあり疎遠だった。

そして、2年生に上がり同じクラスになってからも、思春期特有自意識過剰から、まともに話すことができなかった。

そしてそのまま、拒否された。

一方的彼女好意を伝え、呼び出した複数人男子グループは、彼女が嫌がるそぶりを見せたとき、「うわ、かわいそ〜」と他人事のように、少し面白がっているように話していた。

個人としてどういう人だ、と言う前に、どの階層に属するかによって、こういう風に軽んじられる存在があることを強く認識したし、軽く扱われる自分自身のことも好きじゃなくなっていった。

自信をなくして、自分のことを好きじゃなくなっていくのと並行して、上の階層である不良グループ嫌がらせをされても、ヘラヘラと笑ってその場をやり過ごせるようになった。そしてもっと自分のことが嫌になった。

体育の授業で複数人グループを組んだ時に、兄の影響でアニメに詳しいクラスメイトがエヴァンゲリオンの話をしているのを聞いた。

ガンダムの仲間かな、というぐらいにしか知らなかったけれど、家族ゲオに来たついでに、何気なくレンタルをしてみた。

結果、見事にハマった。

戦闘シーンやメカニクス描写などに強い興味はなかったが、同じく14歳シンジや他のキャラ内面描写に、自分を重ね合わせて見ていた。

中でも人類補完計画セカンドインパクトは、思春期想像力と合わさって、朝起きたら本当に起きているのではないかと、期待しながら眠ることもあった。

意地悪をする同級生は、個人それぞれは悪いやつでないことは知っていた。グループ階層といった構造になると、途端に他人攻撃できることを体験的に知った。また、僕自身にも、階層の中で下のグループを軽んじてしま意識があることを知った。

何で人間はこんな生き物何だろう、と思った。それぞれ個人としては思いやれる人も、集団となると流されてしまう仕組みが、欠陥だと思った。

他人もそうだし、自分の暗い部分も怖いから、誰かと近づくのをやめようと思った。関係を深めることをやめようと思った。だけど、誰かと認め合いたいという矛盾した気持ちがあった。

人類補完計画のように、人々の壁がなくなってひとつになったら、人間の欠陥もなくなって、みんなが幸せになれると思っていた。本当に早く来てほしかった。

でも、当たり前だが、そんなものは来ないことも分かっていた。だから何度も何度も見直して、頭の中だけでもエヴァ世界から抜け出さないようにした。

繰り返し見る中で、分からない部分も多くあった。なぜシンジ人間ひとつになる世界をやめたのか、なぜアスカ気持ち悪いと言ったのか、結局それぞれのキャラは救われていくのか?

これらのモヤモヤと、いつまでも起きない人類補完計画への期待感は、中学3年生になって受験勉強に忙しくなったのもあって、少しずつ心の片隅に追いやられていった。心に残る形は歪なままだけれど、そのままフタをした。

その後、県内では進学校だった高校入学し、校内の暴力的上下関係などはなくなって、落ち着いた学校生活を送れるようになった。

大学第一志望には落ちたけれど、都内学校に進学でき、希望していた地元から脱出は叶った。

だけど、その都度、人間関係の構築は必要だった。苦手意識や恐れを感じて、中学生の頃のような緊張が蘇ってきて、上手くいかないことも多かった。言葉が上手く出てこない、出てきても変なことを言ってしまう、怖くて誘えない、など。

人がいる男子トイレでのおしっこも、出ないままだった。

大学1年生の終わり頃に、良い友人との出会いがあった。何かと心の距離を取りたがる僕を、何度も何度も誘ってくれて、しつこく自宅に招いてくれた。そして、人に近づく怖さがだんだんと薄れていった。

また、その友人を起点に人間関係が広がっていった。みんな優しく受け入れてくれて、少しずつ人付き合いの自信がついていった。

いつまでもどこか漠然とした孤独感や居場所のない不安はあり、心のクセになっていてなかなか取れなかった。同時に、エヴァのこともよく思い出した。

それでも、その後の学生生活はこれまでにないほど充実して終えることができた。

この時に身に付けた自信から就職先での人間関係も何とかやり過ごすことができるようになっていた。

今は、30歳になった。それなりに忙しく働いていて、家族もある。

誰かの心の痛みがよく分かる優しい人と一緒になった。

できることが増えて、自分人生俯瞰で見られるようになり、生活をうまくやる自信もつけている。

日常の中で中学生当時のことと、エヴァのことを思い出すことはほとんどなくなっていた。

そして、今回の新劇場が話題になっているのを見た。これで最後ということで、とても気になった。

なぜ今さら気になるのか考えてみると、過去集団の中で屈してしまった悔しさ、自信喪失ちゃんと受け止めて解釈して、成長することができているということを、大人になった今エヴァ対峙することで、確認たかったのだと思う。

今日映画館に見に行くことができた。

僕はとても救われた気持ちになった。

今回の物語では、シンジミサトさんを始め、みんなが過去の様々な間違いや未熟さを認めながら、前を向くことができた。

第3村のトウジとヒカリレイ田植えなどの描写は、日常に地に足をつけて生きていることに対して、背中を押してくれたように思う。

劇中のみんなが自分なりの希望を見つけていくのと同じように、今僕自身が生きている人生に対しても「それでいいんだ」と、認めることができたように思う。

本当に良かった。ああ、これでいいんだね。

ありがとうさようならエヴァンゲリオン。

2021-03-21

ネタバレあり】シンエヴァ雑感

先週シンエヴァを観た

そろそろネタバレ感想書いても大丈夫そうな雰囲気なので雑感

増田エヴァ歴】

TV版を2話からリアタイ視聴

・旧劇場版2作、新劇場版序破Qは観たがそれぞれ1回ずつしか観てないので細かい設定は覚えてない

【雑感】

・まずは「無事に終わってよかったなぁ」という感慨が何よりも先にあって、シンジ君が成長して声変わりするとかマリとくっつくとかに関しては「そうなんだー」って感じで特に異論はない。無事に終われない可能だっていくらでもあったんだしそれに比べればなんぼか

子どもレイに渡した絵本が『オチビサン』ってそういうとこだぞ庵野お前ホントそういうとこだぞ

バンダイワンダースワンGUNPEYのセットを販売してください(アスカカラーの赤で)

人間ドラマ苦手なのに無理をするから台詞になりがちなのはしょうがない

・QのCG特にヴンダーまわり)がわりとしょっぱいなー、でも時間なかったっていうからしょうがいかなーと思ってたけど9年後のシンエヴァCGわりとしょっぱかったので時間のせいじゃなかったのかなーって

・後半はまぁ書き割りってことでわざとちゃちい感じの戦闘シーンにしてるのかとも思ったけどどうなんだろうね

・ていうか終盤ほぼギャグだよね、ドクロの顔のエヴァとか首なし白素体ゾロゾロ歩くとことか笑うとこだろ

ミサトさんは死んだ旦那名前そのまま息子につけたりしないやいって思っちゃう

とはいえミサトさんシンジくんを庇って撃たれたら自動的に涙が出るし最終的には「無事に終わってよかった」「おめでとう」「おめでとう」「ありがとう」という感じではあった

なんだかんだで楽しめたので25年分の供養にはなったと思う

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