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2021-03-21

シン・エヴァンゲリオンは如何にしてシン話になったか

新劇エヴァンゲリオンは、エヴァンゲリオンという物語引き起こし現実事象トレースする、神話である

インフィニティ

首無しインフィニティエヴァに心を奪われた観客。

ケンスケがシンジに第三村を案内する場面。首無しインフィニティを指して「最近徘徊するようになった」と言う。これはシン・エヴァの公開が待ちきれず、そわそわしているエヴァ呪縛に囚われた哀れな人間の末路。

インパクト

劇中の首無しインフィニティが心待ちにしてるのは4thインパクトである

首無しインフィニティエヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間の末路である

エヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間が心待ちにしているのは新劇エヴァである

したがって、4thインパクト新劇エヴァである

自動的に、3rdインパクトは旧劇エヴァ(まごころエヴァ)、ニアサー新世エヴァとなる。

新劇では「破」のラスト予告枠で3rdインパクトが起きた。ならば、新劇Q以降のコア化した世界は旧劇エヴァ(=3rdインパクト)を観た者の心象風景に他ならない。

なお、2ndインパクト機動戦士ガンダムである。なぜなら、新劇エヴァ世界では2ndインパクトは「15年前」に起きたとされている(新世エヴァでは西暦2000年)。

ニアサー新世エヴァが放映されたのは1995年であり、その15年前は1980年。すなわち、機動戦士ガンダムが放映された年である

使徒信者

使徒福音(evangel)を非信者に伝えるものであるエヴァ福音配偶者や同僚へ伝えるエヴァ信者

最強の拒絶タイプとか、やっかい浸食タイプがいる。わかる。

考察YouTuber

三村の人々

エヴァンゲリオンに興味を持たない、あなたの隣人。使徒による布教やコア化を心から恐れている。

キャラクターへのあてはめ

ゲンドウ:庵野監督

ユイエヴァという作品の魂?

シンジゲンドウとユイの子エヴァという作品自体

レイ二次創作物

カオル:Qで使徒レッテルを張られるエヴァ信者

マリマグダラのマリア=亜使徒気持ち悪くないエヴァ信者

アスカ二次創作物蹂躙→闇堕ち(使徒化)

海岸アスカ二次創作物アスカ成仏

その他

槍:作品を作りたい気持ちと、やめたい気持ち

ゲンドウ、ユイガイウスの槍で死ぬ監督としてもうエヴァは作らない。作品の魂も死んだ。ガイナックスとも縁を切った。

宇多田ヒカル歌詞ファン気持ち

(ネタバレ)新劇場版しか見てないんだけどシン・エヴァ面白かった

TV版、旧劇場版を全く見たことなくて序破Q→シン・エヴァだけを見た人間ネタバレ感想です。

序を見てみようと思ったきっかけは覚えてない。最初から話を語り直すよという点が後発組としては見やすいというか、せっかくだから見てみるか!くらいの軽い気持ちだったんだと思う。

序の感想は「あれ、思ったよりも全然わかりやすい?」だった。もっと難解な話だと思ってたので、意外にとっつきやすくてびっくりしたし、何より絵が見てて楽しい戦闘シーンにワクワクした。

破の感想は「あれ!?なんかめちゃくちゃ面白くない!?」だった。爽快感があった。ウジウジしてることで日本一有名な中学生シンジくんが、アスカレイと協力して使徒を倒してて感動したし、ラストシーンは自らの意志レイを救うために突き進んでて、そんな明確な自我の発露できる子だったんだ?!ってびっくりした。あそこでかかる翼をくださいは怖かった。

でも、Qの感想は「…やべえ何だコレ全然わかんねえ!」だった。まじで一気に何もわからなくなって、シンジくんばりに放り出された気分になった。ピアノいたことないはずなのにがっつり連弾できとるの嘘やろ?になって笑ってしまった、カヲルくんとのピアノのシーンばっかり印象が強くて、あとは正直なにも覚えていない…!

そして今回のシン・エヴァの公開。インターネット考察感想で賑わいまくっていて、せっかくならネタバレを経ずにちゃんと見たいなと思い、映画館に行くことを決める。そしてあまりにも話を忘れていることに気づいたので、まずはもう一度序破Qを全部復習した(まじで大半を忘れていたので、見てよかった)。

9年ぶりのQはやっぱしんどかった。見ててとにかく「ディスコミュニケーションは本当に良くない」ってそればっかり思った。シンジくんには、本人にはどうしようもない14年間の空白があるのに誰もそれを埋めてくれなくて、突き放したり否定的言葉を投げつけるばっかで、ようやくすべてを説明してくれたのはよく素性を知らないカヲルくん。とにかく優しい彼にすがるように何か前に進まなきゃ!ってなるシンジくんだけど、あろうことかカヲルくんは目の前で首ぶっとんでしんじゃうし、あまりにもひどすぎる。いや誰かもっと序盤で説明したれよ!みんな、頼むからもっとコミュニケーションをとってくれよ…。でも、「たぶんそういう『他者とのコミュニケーション』がままならないゆえに苦しんでいる話だよな…それをいっちゃあおしまいだよな…」って思って、最後に何を見せてもらえるのかを待とう、って改めてQを見直しながら決意。

そうして復習してから見たシンエヴァなんですが、すごく面白かったです。そして冒頭に、「これまでの新劇場版」を丁寧に振り返る数分間があってずっこけました。復習タイムのいらない親切設計だとは知らなかった。

今回、一番の感想としては、先述の「ディスコミュニケーション」が徹底的に解決されていたところにとても感動したというか、安心させてもらえた。

ものすごく真正から、愚直過ぎるのでは?って思うくらい丁寧に、他者とのコミュニケーションの有り様が描かれていて、見ていてこちらまで肩の荷が下り気持ちになった。

まず第3村の描写、あれこそがずっとシンジくんに足りなかったものだと思った。どうしようもなく傷ついて一人でいたいとき、突き放さず、過剰に干渉せず、でも一人きりにはしないあの距離感大人になったトウジやケンスケ、内面大人アスカシンジに接するあの姿は、Qまでの世界の中でシンジが一度も与えてもらえなかったものから、あの時間物語を終わらせる上で、シンジを立ち上がらせる上で重要なのは納得感しかなかったし、見ていてこちらも癒やされる感覚があった。あの尺は絶対必要だったと思う。でも、加持さん死んどるのはつらすぎた…。

「これが最後だと思うから」って明確に言葉に出してシンジと会話をしに来るアスカ。いやお互いにめっちゃ話通じてるやんけ…ってなって泣いた。

甲板でのミサトさんとのお別れのシーンは、「行きなさいシンジくん!」の呪いから、静かにお互いを解放できている感じがして、どうしたって泣いた。もう会えないことが薄々わかってる、いってきます/いってらっしゃいは辛い。そのあとミサトさん犠牲になるのもえーなんで!?って思ったけど、後を託されたリツコが全く動じずに「ベストを尽くすわ」って引き受けるところ、そのものわかりの良さが辛くて泣いた。

ゲンドウとの対話は、お父さんいつからそんな喋れるようになったん!?ってくらいめちゃくちゃどストレートに心情吐露するからただただびっくりしたし、「いやそれでこの物語成立する?大丈夫カタルシスまれる?」って一瞬ヒヤヒヤして醒めた感じになりかけて見ていたのに、それでも!幼いシンジを抱きしめて謝るシーンは、やっぱりぼたぼた涙が出た。おとうさーん。。気づくのおせ~よ!!!

最後シンジの内側からユイが出てきて守ってくれるところも、そんな都合よくていいんかー!?とも思ったけど、抱き合う両親を後にして自分人生に改めて旅立つことができたシンジくん…って思ったら、いや何よその解放と祝福、って気持ちでまた泣いてしまった。

レイアスカカヲルそれぞれと会話してじゃんじゃんケリをつけていくところも、シンジくんがそんなふうにしっかりとした自我を持って、他者のために自分言葉を使おうとできてる事実が尊くて泣いた。

まり、かなりしょっちゅう泣いて見てました。でも別に「泣かされてる!お涙頂戴だ!」って感じではなくて、物語の持つ情動というか、エネルギーうねりみたいなもの、エンドマークに向かって絶対にこのでかい塊を運んでいくんだっていう意志、そういうものを感じたりもして、ええもん見たな…って涙だった。半ば説明がつかないような、見てると勝手に出てくる涙って感じだった。

ラストシーン、あのシンジくんが!?大人になった姿…!14歳の姿から逃れて、自立した大人として最後に現れるのって、なんて力強く、全力の「今を生きること」の肯定なんだろうと思う。そこでマリが隣にいることには、何故かわからないけど、とてもすんなりと納得がいった。そして何より、海が青くて嬉しかった。

鑑賞後に色んな考察を読んだけど、リアルタイム世代の人とは見ているものバックグラウンドが違いすぎるから、その観点の違いだけでも面白かったです。アスカ名前が変わったことと、旧劇場版ラストとを絡めて、惣流/式波ふたりともきっと救われている、っていう考察複数読めたのが特にしかった。そして宇部興産全然からなかったので知識が増えました。戦闘シーンが物足りないという意見はなるほどと思った。たしかに序破で感じた絵的なカタルシスはなかったかもしれない…というか、シン・エヴァ戦闘シーンは全体的に画面内の情報量が多すぎて、ついていけなかったかも。。

大量の新用語とかカヲルくんの立ち位置の謎っぷりとか理解できてないところも正直たくさんあるんだけど、それでも「楽しかったなー!」って思った。

こんなふうに屈託なく(といったらいいんだろうか?)楽しまれる作品であることを、果たして過去監督作品自体や、はたまたファンが望んでいたのかは正直わからないんだけど、

新劇場版しか知らない人間のひとりとして、最終地点を物語として楽しめた!という感想でした。見てよかったなと思う。せっかくだからなにか感想を書こうと思ったらけっこう長くなってしまった…

[]2021年3月20日土曜日増田

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2021-03-20

マザコンは2種類ある

創作上のキャラクターの好きな属性としてのマザコンとか母性とかインナーチャイルドとかアダルトチルドレンみたいなそう言ったものについて考えてるんだけどマザコンは大きく分けて2種類あると思っている。

一つはオーソドックスな『母親愛情依存するタイプ

母親愛情を過剰に受け取って育ったり母親意識的/無意識にも神格化しすべての女性基準母親人間。二言目には「うちママはこうだったけどな」とか言うタイプ

わかりやす既存キャラクターで言うとドラえもんスネ夫がそれである

もう一つは『母親愛情を充分に受け取れなかった為大人になっても母親の愛を求めているタイプ

死別とかネグレクトにより本来子供のうちに得られるはずだった母の愛を得ずに大人になってしまい、いつまでも母の愛情を求めてしま人間

既存キャラクターを使って例を挙げると、その中でも母の愛を配偶者とか恋人に求めるタイプガンダムシャア母親本人に求め続けるタイプブレンパワードジョナサンだと思う。2作とも富野由悠季ですまなない。

私はこの後者母親愛情を充分受け取れなかったタイプマザコンキャラクターが好きだ。女性キャラクターだとエヴァアスカも好きだ。

普通子供は親から与えられる愛情を受けて育ち、成長とともにそれを受け取らなくなる。そしてそれを今度は恋人配偶者に貰ったり、自分が愛を与える側になったりして大人になってゆく。

しかしこのマザコンは年齢だけを重ねて見た目は大人になったけれど中身はいつまで経ってもママの愛を求める子供だ。

現にシャアは(ロリコン発症している為)年下の少女ララァを母になってくれるかもしれなかった存在として死に至るまで彼女の幻影を求め続けたし、自身父親を求めたクェスのことは受け入れられなかった。30も半ばをすぎていてこれだ(見た目は頼り甲斐のある大人男性シャアの中身がアムロにも引かれるくらい子供を拗らせているというギャップが好きだ)

ジョナサンのほうはもっと悲惨だ。彼は幼少期に多忙母親と過ごす時間を充分に得られなかった為大人になってもいつまでも母を求めている。ジョナサンの有名なセリフクリスマスプレゼントだろ!」にそれは凝縮されているが、大人になって自ら母親と離別してからもずっと子供の頃のクリスマスの悲しい思い出をひきずっている(彼の方は母親にも問題がありそれを指摘されたことで母親までも発狂してしまうのだが)

そんな悲しきマザコンたちが私は好きなのだが、この愛情を与えられた者、与えられなかった者、正反対の2者がどちらも「マザコン」という雑で大きなくくりで呼ばれるのが少し悲しい。かと言って別の呼称も思い浮かばない。

マザコンというとマイナスイメージが強い印象があるが、この悲しき愛を得られなかった大人たちは創作上のキャラクターとしてはとても魅力的だと思う。

シン・エヴァ感想メモ (プチネタバレ)

1回目視聴翌日。2回目があるかはわからない。

新興宗教エヴァンゲリオン信者気持ち悪すぎる

自分は重度のオタク特にアニメが好きなアニメオタクでもある。

但し世間でヒットしているアニメの中でもいくつか嫌いな作品がある。

その中の一つが新世紀エヴァンゲリオンだ。

その原因は作品に込められたメッセージ監督視聴者オタク侮辱するような数々の言動発言だ。

アニメ終盤や旧劇を見てもわかるようにエヴァンゲリオンと言う作品オタク向け作品の皮を被ってはいものの徹底的にオタクバカにするように出来ている。

観客を観客のために用意された萌えキャラであるアスカ気持ち悪いと言わせ

新作映画ではモブ同然のキャラに寝取らせまでした。

これが25年間追い続けたオタクへの冒涜でなくて何と言えよう。

その上エヴァンゲリオンの産みの親庵野監督は度々オタクアニメバカにした発言を繰り返している。

マスコミアニメ犯罪を無理矢理結びつけようとしたりオタク面白おかしバカにしたりするネット問題になっているオタク蔑視アニメ監督のものがしているのだ。

現実を見ろ、彼女を作れ、アニメから卒業しろ

これらがアニメファンへの冒涜でなくて何と言えよう。

アニメファン一口に言っても様々な生い立ちがある。

高給取りや所謂リア充もいることはいるだろうが偏見かもしれないが一定数の層は学校いじめられ社会から阻害され女性経験がなく唯一の救いがアニメだった筆者のような存在だろう。

庵野監督だけでなく富野監督宮崎駿監督といった業界の重鎮も同じようなことを口にしているが彼らは全員クリエイターとしては評価されているものエンターテイナーとしては客を不快にさせ愚弄している以上三流以下だと思う。

真のエンターテイナーとは客の事をリスペクトし客のことを第一に思い自分のことよりお客様を喜ばせることを第一に考えるべきではないか

そして自分はこのエヴァンゲリオンファンも大嫌いである。

自分達をコケにしバカにし差別している作品をまるで宗教のように持て囃し

その癖アニメ卒業しろ教祖様に言われたにも関わらずよりにもよって自分達をバカにしたエヴァンゲリオンに執着し

現実の女と付き合えと時代錯誤説教をされたにも関わらずアスカ綾波に恋をし大金をグッズに注ぎ込む。

支離滅裂意味不明カルト信者しか思えない。

自分なら全てのグッズを売り払い不買宣言をしているところである

ドラゴンクエストユアストーリーと言う批判の嵐にさらされた映画がある。

もちろんオタクはこの作品を大批判したし自分もこの作品は世紀の駄作だと思う。

しかエヴァンゲリオンの旧劇とユアストーリーは何ら変わらないのである

どちらもキャラクターが視聴者説教して大人になれよと言うメッセージ一方的押し付けるだけ。

それなのにユアストーリー酷評されエヴァンゲリオン信者が涙を流して絶賛し考察に励む。

アニメなんか卒業しろと突き放されたのにだ。

おかしいだろ、どう考えても。

ワイドショータレントが同じことを言ったら大炎上間違いなしのオタク批判エヴァンゲリオン様がやれば教祖様からのありがたいメッセージに変わる。

SMクラブ新興宗教と同質の光景しか見えない。

新興宗教エヴァンゲリオン信者は本当に一度目を覚ましてほしい。

anond:20210320015538

とりあえず「ケンスケ」な。「トウジ」と合体してんぞ。

そもそも村でのアスカの様子(村人との交流がないどころか、人の来訪の気配に対して拳銃構えなきゃいけないレベル精神状態)から言って、

まともな(健康な)精神状態28歳になれてる訳じゃないじゃないですか

空白の14年間のアスカは、一般人からニアサー起こしたネルフ所属エヴァパイロットってことで逆恨みされて、殺されそうになったり犯されそうになったりしたんだろうな、ってそんな経緯を感じて萌えたよ。

anond:20210318171724

ミサトさんアスカのメシから洗濯掃除ゴミ捨てまでシンちゃんがやってたのに

世話焼いてもらってる?

anond:20210320015538

中学生の頃仲良かった女の子が今どこでどうしてるかなんて分からないもんじゃない?

そう言うののメタファーなんだよ、アスカは。

anond:20210320015538

一応、使徒クローンアスカケンスケのいる世界線に帰ってはいるけど

幸せにさせるつもりもなかったかラストカットアスカひとりだったんだと思うよ

(なお、みやむー離婚してオーストラリアから日本へ出戻りした)

 

アスカ幸せにはなってはいないけど

エヴァという作品自体庵野くんが破壊したのでループから解放されたのではないだろうか?

シンのアスカって幸せになったの?(ネタバレ)




先週末にエヴァ観てきて、

面白かったなーと思いながら世の人の感想を読んでるけど


アスカって幸せになったという解釈でいいのか???


基本新劇世代アニメと旧劇は一回サラッと観た、漫画は途中までの人間解釈なので浅すぎんだよ!という話だったらごめん。

すみません素で名前間違えました…ありがとうございます、直しました。深夜テンションはよくない。



いやもう14年も経ってシンジのこと好きじゃなくなってるのもケンスケが大切な人になってるのは全然めちゃ理解できる 普通 けど

そもそも村でのアスカの様子(村人との交流がないどころか、人の来訪の気配に対して拳銃構えなきゃいけないレベル精神状態)から言って、

まともな(健康な)精神状態28歳になれてる訳じゃないじゃないですか

エヴァ呪縛に縛られてる時点でそれはもうどうしようもないというか。それはいくらケンスケが優しくしてくれようが愛してくれようが認めてくれようがどうにもならない。

そしてその自分じゃどうにもならない呪いに対する感情を多分その気持ちを唯一出してもいいかレベルの人は、同じパイロットマリの前でだけだったのではないかと。(マリアスカ百合みを感じたのはそういうことだったんだと思う)


ケンスケとの関係もやるこたやっててもやってなくてもいいんですけど、多分アスカの心情的には結局まどマギさやかちゃんみたいなものでしょ?

いくら自分ケンスケを大切に思っても、アスカには委員長のようにケンスケとの間に子供もできないし一緒に歳を重ねることもできない、結局エヴァ呪いに縛られてそこからはどう足掻いても救われないしまさかこの呪いから解放される訳がないと思ってる(そりゃ14年も経てばな)。だから最後の闘いの前にシンジあんなこと言っちゃう…。

(余談だけどさやかちゃんの「人間ではなくなってしまった自分は恭介と結ばれることができないと思い詰める」(wikiより)の心情が全然理解できてなかったんだけど、今回のアスカのお陰でちょっと理解できた気がする)


もし村でアスカが村人と少しでも交流していたり、

物理的には無理でも精神的に呪縛から解き放たれたアスカが描かれていたら、

あーアスカは先に大人なっちゃったんだなと思って全然印象違ったと思うんだけど、

あーゆー感じに村の描写使ったりゲンドウの回想入れるなら余計に…

せめて委員長だけでも(新劇ではそんな友人関係じゃなかったかもしれんが)アヤナミにみせたやさしさのかけらでもアスカに向けた描写があればなあ。



結局エヴァ呪縛からアスカを解き放ってくれたのはシンジで、

アスカアスカのままでいいと言ってもらえたのを受け入れられるようになれるのは、

エヴァに乗らなくてもいいアスカになれたからで、

そういう意味アスカにとってのヒーローはどう足掻いてもシンジで、

でもそのヒーロー自分じゃなくて、

呪縛の14年間一緒に過ごしたマリ(多分この14年の間にマリがいてくれたことに対してアスカは紛れもなく救われた部分がある)を選んで、

どっちもアスカにとっては色々思うところがあるにせよめちゃくちゃに大事で恩人な訳じゃないですか。どっちも幸せになってほしいナンバーワン人間というか。それは違うか…でもまあ何も言えんじゃん。

そういうことで最後駅のシーンでもアスカは一人らしいのは(私はもはやアスカ存在見つけられなかったんですけど一人だったらしいですね?)まあ納得なんですけど、この流れはあまりにもかわいそうでは!?



まあそれがアスカらしくね?と言われたらそれまでなのかもしれんけど。

エヴァ呪縛から解放されただけで幸せなのかもしれんけど…それでいいのか…他キャラとの差が…

別にじゃあどうしたらよかったとかはなくて、

ほんとにアスカ幸せになったのか?最後までかわいそうだったなあ…とじわじわ毎日思ってる。


anond:20210320002327

シンジくんあなたはもうなにもしないで

カヲルくんといちゃつく

ポカ波・塩波・キレてるアスカ

シンエヴァクオリティで気になる点

脚本

シンジリハビリであるパート、いうてトウジ・ケンケンに話しかけられてぽつりぽつり返答する程度の描写(ほぼアヤナミ田植えやんけ)から

どこをどう汲み取ると「ゲンドウと対峙できるほど成長した碇シンジ」に対する納得感が得られるのか.

・せめて「村の住人にニアサー張本人であることが露呈したうえで受け入れられる」ならまだしも(それが見たいかというとかなり陳腐だが....)

・前作で大怪我負ったシンジがようやく軽いトレーニング程度できるようになったくらいで、そこから特に進展なくいきなり対ゲンドウ戦に入って

勝利するのがよくわからん

アヤナミレイ液化がキーとして、いうほど会話してたか????

ゲンドウ勝利後のアスカカヲルレイ、完全に消化試合のような尺と進行

・旧劇場版ラスト出してきて、「僕も好きだったよ」の一言ケンケン宛に郵送すな

マリ、どちらかといえば他者というよりかなり都合のいいアニメキャラのものでは

映像表現

・村パートで止め画カット(田植えと水量測定)に声だけで進行するやつ出すとは思わなかった。劇場版でやるか?TVでやるならまだしも

3DCG、これは好みでいいと思うが、やはりネルフ本部から棒立ちMark.07(あるいは冒頭の猫ドローン)が出荷されるシーンで笑う

マイナス宇宙ゴルゴダオブジェクトウルトラマンからの円谷撮影スタジオ、これ「こういうの好きだよな庵野監督」以外で必然性説明できる人いるのか?

特撮スタジオ出してメタ演出(ミサトの部屋にエヴァ二体は笑うが)、のわりにゲンドウ独白パート比較的すなおな演出になっているの、

ちぐはぐな印象が凄い、そこは普通にやるんだ.

エヴァ・イマジナリーからの巨大綾波レイの顔....

・巨大綾波レイ頭部、あれ演出上ああいった質感と言われたらそうかもしれない、だとしたら首から下は旧劇場版作画使用している意味わからん

どちらかといえば顔だけつくったが身体はどうにも前回のやつ使うしかない+作劇上あとは手は動かせないとまずいよね、の結果が、

あの「頭部と手だけ分離している綾波レイ」なのでは

・どう贔屓目に見てもアニメ表現力が旧TVリーズより下手したら苦しい感じなの、これカラー生産能力問題なのか、

本邦全体としてもうアニメを描ける人が少なくなってきているのかどっちなんですかね。

〇シンエヴァ

あれオタクの夢(なに?)すべて達成した庵野秀明さんを称える以外に何かあったのか?

2021-03-19

シン・エヴァンゲリオン観てない感想

綾波アスカ派で争ってたら鈴原の妹のサクラが最強のヤンデレとしてすべてのヒロインをぶっちぎって優勝するらしい。

TVアニメ版2話から出ていて綾波よりもアスカよりも先に登場してた最古参ヒロインだったらしい。なるほど(なるほどじゃないが)


ビアンカフローラかで悩んでたら全然違う女が優勝してしまうせいで特にアスカ派の人間が全員頭パーンしてしまうらしい。

作品中に首無しのオタクたちが大量発生するシーンがあるらしい。

すべてのエヴァンゲリオンを終わらせるって、ファン物理的に終わるっていう意味かよ。


俺は式波じゃないアスカが好きなのでとてもじゃないが恐ろしくて観に行けない。

こんなことならQでカオルくんのファンが頭パーンした時に一緒に狂っておけばよかった。

シン・エヴァンゲリオンは如何にしてシン話になったか

新劇エヴァンゲリオンは、エヴァンゲリオンという物語引き起こし現実事象トレースする、神話である

インフィニティ

首無しインフィニティエヴァに心を奪われた観客である

ケンスケがシンジに第三村を案内する場面。首無しインフィニティを指して「最近徘徊するようになった」と言う。これはシン・エヴァの公開が待ちきれず、そわそわしているエヴァ呪縛に囚われた哀れな人間の末路。

インパクト

劇中の首無しインフィニティが心待ちにしてるのは4thインパクトである

首無しインフィニティエヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間の末路である

エヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間が心待ちにしているのは新劇エヴァである

したがって、4thインパクト新劇エヴァである

自動的に、3rdインパクトは旧劇エヴァ(まごころエヴァ)、ニアサー新世エヴァとなる。

新劇では「破」のラスト予告枠で3rdインパクトが起きた。ならば、新劇Q以降のコア化した世界は旧劇エヴァ(=3rdインパクト)を観た者の心象風景に他ならない。

なお、2ndインパクト機動戦士ガンダムである。なぜなら、新劇エヴァ世界では2ndインパクトは「15年前」に起きたとされている(新世エヴァでは西暦2000年)。

ニアサー新世エヴァが放映されたのは1995年であり、その15年前は1980年。すなわち、機動戦士ガンダムが放映された年である

使徒信者

使徒福音(evangel)を非信者に伝えるものであるエヴァ福音配偶者や同僚へ伝えるエヴァ信者

最強の拒絶タイプとか、やっかい浸食タイプがいる。わかる。

考察YouTuber

三村の人々

人間らしい生活を送る、あなたの隣人。使徒による布教やコア化を心から恐れている。

キャラクターへのあてはめ

ゲンドウ:庵野監督

ユイエヴァという作品の魂?

シンジゲンドウとユイの子エヴァという作品自体

レイ二次創作物

カオル:Qで使徒レッテルを張られるエヴァ信者

マリマグダラのマリア=亜使徒気持ち悪くないエヴァ信者

アスカ二次創作物蹂躙→闇堕ち(使徒化)

海岸アスカ二次創作物アスカ成仏

その他

槍:作品を作りたい気持ちと、やめたい気持ち

ゲンドウ、ユイガイウスの槍で死ぬ監督としてもうエヴァは作らない。作品の魂も死んだ。ガイナックスとも縁を切った。

宇多田ヒカル歌詞ファン気持ち

記事タイトルだけでうっすらネタバレくらってる

カップリングがきまった

綾波マリとくっついた

アスカカップル不成立?

アスカが別人とつきあった?

anond:20210319011841

かにアスカレイカヲルから逃げてるだけだよねとは思ったね

ミサトの特攻もそうだけどさ

ミサトの特攻なんか完全にリーホースjr特攻と同じで自己満足なんだよね

シン・エヴァ

シン・エヴァの(特に後半以降に関する)最大公約数的な解釈として「この映画虚構!」「もう何も残っているものはない」「お前らも現実に帰って結婚したら?」という見立ては、おそらくおおむねその通りの解釈可能だと思います。それは至極まっとうな話ではあるんですが、しかしそれを物語登場人物に託すことなく、また映像演出的にも暗喩をもちいることなく、かなり直接的な表現(具体的には特撮撮影スタジオで動くエヴァンゲリオンや登場人物たち・あるいは宇部興産)として出してしまう(ゴルゴダオブジェクトなる代物を出す、あるいはマイナス宇宙なんて大層な世界まで行ったのに!)、そういうことをやってしま制作者たちがこれから手掛けるであろう「映画」や「物語」がつく嘘は信用することが出来るのだろうか。

映画/物語の作り手・物語世界に対して最も重い責任を負う立場人間が、映画/物語もつ現実やその確からしさを一切合切放棄する・新劇場版4部作の物語世界に対する不義理を、「よくやった庵野秀明さん」「成長したな庵野秀明さん」「やっと解放された庵野秀明さん」あるいは「エヴァってもともとこうだから(笑)」「あれのよさが分からん劇場版至上主義(笑)」「早くお前らも成長したら(笑)」と考える人びとが思いのほか多いのでかなりつらい。いいのか...

「この映画物語虚構」というのをその物語世界のなかであからさまに出してしまった、撮影セットの中でエヴァシンジ綾波に演技をさせてしまった(ここは旧劇場版では比喩的表現としてギリギリ踏みとどまっていたように思います)、この演出制作側のだれも疑問に思わなかったのだろうか。事象の地平線まで行った先がミサトさんの酒瓶だらけの部屋で暴れるエヴァ2体なの、あまりあんまり映像じゃないですか?

前述のような物語世界現実性に対する不誠実と思える演出や、碇ゲンドウ下車以降の「アスカ、おまえはケンケンといけ」「綾波、お前は田植えしろ」「カヲルはもうええ」というような、(カウンセラー碇シンジにとって)一切葛藤も迷いもない、エヴァ完璧に終わらせるための物語進行や、あるいはエヴァ世界に対する「他者」としてのマリ(初手で乳を押し付けてくる顔のいい「他者」、これ世間一般で言えばかなり視聴者に対して都合のいいアニメキャラ虚構のものでは?)の導きによる物語進行と宇部興産エンド、こういった要素がそのまま映画としてでてきてしまう状況(誰も「いやマイナス宇宙まで行ってエヴァミサトさんの部屋で動いたら笑うだろ」「ゲンドウ以降のカウンセリング早すぎないか」「冬月研究室出身と乳がでかい以外の来歴がいっさい不明キャラがなぜこのような大立ち回りを演じられるのかの部分っていつ説明したのか」とならなかったのか)、それに突っ込み入れず「よく終わらせた!」で肯定的に受け止めるファン含め、現状は庵野秀明さんにとって、旧劇場版シンジくんが否定した「自分他人存在しない曖昧脆弱世界」「他人の恐怖が存在しない世界」そのものになってないですか

追記)マイナス宇宙ゴルゴダ、これウルトラマン特撮スタジオの進行か、いやそれって庵野秀明さんが好きだから以上に選択できる演出なのか?シン・として必要だったのか?

こんなエヴァ想像してた

シンエヴァは公開初日に見たけど、見る前から勝手想像してた、「僕の考えた最強のシンエヴァンゲリオン」

1:Qのラストの続き。アスカ綾波シンジの3人が荒廃した街を移動する。

綾波アスカ人間ではないから平気だけど、生身のシンジは飢えと喉の乾きに苦しむ。

なんとか見つけた食べ物をむさぼり食うシンジ

「僕はなんで死にたいのに死ねないんだ。生きようとするんだ」って感じの荒療治でシンジを立ち直らせるのでは?って考えてた。

遠くから豆粒みたいに小さい3人が廃墟だらけの街を移動するカットシンジ独白だけで進む。

実際は冒頭のダイジェストだけですぐに終わっちゃった。

2:上位存在が現れる

色々な考察存在が指摘されてた気がする。神様的な存在が現れて敵対する。

ヴィレVSネルフから神様VS人間という構図になる。

クルーが死にまくる展開を想像してた。

2021-03-18

エヴァオタクは嫌いだが落とす金は必要だった、のは過去の話

シンエヴァを見た。

クワクもドキドキもハラハラもしない、感動もない。ただ「綺麗に風呂敷畳んだね、見てる人に殴りかかるんじゃなくて、言葉説明できるだけの理性はついたんだね、監督おとなになって偉いね」という意味で「良かった」と思った。EOEでぐちゃぐちゃにされた子供の頃の恨みみたいなもの成仏していたのに気がついた。シンを見て成仏したのではない。自分はとっくにおとなになっていて成仏していたのだ。そういう映画だった。

徹頭徹尾オタクが気にしてること、気にしそうなことを説明して潰しにかかっていたのは笑いそうになった。ミサトさん無責任で酷いって気にしてたんですかね? 昔のエヴァならあん違和感たっぷり説明的なセリフ垂れ流さなかったでしょうよ。アスカレイカヲルベルトコンベアで流れてくる商品を選り分けるように、事務的淡々と処理されていくのは本当に白けた。有名声優が何人も説明的なセリフを言うだけに参加してるのもシュールだ。

それでも終わっただけで「良かったよ」って言えたのは、多分今のエヴァに新鮮な楽しさや驚き、痛みや苦しみを描く力なんて無いとどこかでわかって、諦めていたからだと思う。ちゃんと終わらせること以外期待してなかった。

リアタイ世代で録画を何度も見て、映画もおこづかいをはたいて全部劇場で見た子供だった私も、大人になって見えてなかったものが見えるようになった。良質なエンタメにもたくさん出会った。少ない知識に狭い視野で、初めて見たショッキングエンタメだったからのめり込んで、特別に思った時期があったのだろう。そういう期限は切れていた。期待しないようになっていた。

余談だが子供だった自分アスカが生きたまま腸食い散らかされるのがあまりにも怖くて、ショックで眠れなくなったりうなされたりした。生きたまま食われるなんて考えたことも無かったので、本当に怖くて震えた。思えば初めて見たグロっぽい暴力的悲惨なシーンだったのかもしれない。EOEまでは本当にいろいろと心に傷を刻んだ作品だった。

とにかくエヴァは畳まれた。シンエヴァは畳むために作られたものだ。物語として楽しくする気なかったでしょう? 嫌いなエヴァオタクと、終わってないことに言及されること消すために時間セリフがあった。

監督ももエヴァは見えないところにしまって、自由になりたかったんだろう。だから面白くなくてもファンエヴァオタクがっかりしてもどうでもいいのだ。破まではエンタメとして良いものに作り変えようという気が見えたけれど、もうそなのはどこにもない。

監督エヴァオタクを嫌いっていうのは有名な話だ。インタで自分でも言っている。今も嫌いだろうと欠片も疑っていない。

でも彼の会社エヴァ版権使用料がないとスタッフが食っていけなかったんじゃないかと思う。彼を慕い、憧れ、優しいスタッフ理解ある嫁を食わすには、大嫌いでもエヴァオタクからキャラクターで金を搾り取るのが一番儲かる。

ところがゴジラが当たった。ウルトラマンも撮らせてもらえる。もうエヴァがなくても稼ぐあてが出来た。だからエヴァはとっとと畳んで開放されても良い。というわけで前は急げで完成に至ったのではないだろうか。モチベ上がったでしょう。キャラクターサクサクエヴァオタクが金を払う気がなくなるような処理しをして片付けた。もうこっちくるんじゃねえぞってなもんで。

シンゴジの時はじめて心から嬉しそうな監督を見たからね。監督はあっちに行くし、エヴァオタには付いてきてほしくないのだ。ちなみにオタクにいちいち「エヴァ」ってつけるのは、監督特撮オタに関しては嫌いではないし、彼自身オタクからアニメ特撮オタクエヴァに散りばめられたオマージュのおおさからして、けっこうディープオタクだと思う。

シンエヴァ感想をいくつか読んだら、それぞれのキャラクターの処理について不満を漏らすと、案の定卒業しろよとかキモいと叩かれていた。まとめサイト晒し上げられていた。流石にそれは酷いくないか?今までキャラ萌え的な商売しまくって、金を搾り取られた人たちが嘆いたって良いだろう。だって公式はそういう商売をしてたじゃん。中学生が脱衣する麻雀ヒロインといちゃつけるゲームシンジカヲルで落とせるゲーム。それを元にした漫画同人作家カヲルシンジBL描かせて監督が対談までしてる書籍もある。その他にも把握しきれないくらい色んなモノが出ている。エヴァくらい節操がなく金のためにキャラを売っていた作品も無いだろう。

キャラクター商品キャラクターが好きだから買うものだ。キャラクターが好きだから金を出す人たちからずっと搾り取ってきた。それで飯食ってたんだよ何年も。Qから8年も食いつないでるんだよ。ゴジラがあっても、大半はエヴァ収入があったから8年完成させずにすんだんでしょう。もういらないからポイしたわけだが。所詮オタク一方通行で金をつぎ込むだけで、優しくされるどころか捨てられたって文句は言えないものだ。でも悲鳴くらい上げても良いんじゃないの?25年前から根本的に変わらない作品にずっとついてきて、どんなにエグい商売でも金はらってきた猛者たちだぞ?流石に期待しなかったか文句もない私より愛があっただろう人たちが叩かれてるのは可哀想だ。好きじゃない人ほど簡単さよならできるもんなんだから

私は良かったと思ったから当初は否定的感想や、点数の低い映画レビューを見ていなかった。けれど絶賛よりもTLに流れてくる苦言に、全部なるほどと納得したので見てみた。そうしたら感情的おかしくなって叩いてるとかアンチとかじゃなく、理路整然と嘆いていて、反論もなくそのとおりだと思ったものが多かった。ただ私にはそれに怒ったり悲しんだりする好意がもうエヴァにはない。良かったねー、終わったねーって流して終わった。

良かったで流した層、怒って細かく説明してる層が多くて、ほとんどの人が一回見ればリピートしない映画ではないだろうか。それでも何度かリピートしていろいろ考えてる人たちが少数いるけど、お金あるなあという感想だ。考察小ネタ拾いは楽しくて好きだが、シンエヴァはそれをするには料金に見合わないと思ってしまう。そろそろ大抵の空白や説明のないところは、思わせぶりなだけでなんもない可能性が高い思いようになった。きちんと描けるなら描いてるだろうし、監督には無理だと思う。その上でエヴァは出来ないものはそれっぽく空白にしとけばファン勝手考察して想像して楽しんでくれるから、開き直って描いてないだけ。監督は25年かけても描けないものを描けるようにはならなかった。ピュアで傷つきやすく、作品成功したために人間的に成長しなくても生きていけるようになった子供のままの人。それが痛いほどわかるのがシンエヴァじゃないか? 意味があるのかわからない考察をするなら、円盤アマゾンで安く買えばいい。そもそも今回の映画考察合戦する相手も少ないのでは。

監督とは反対に、声優は成長をひしひしと感じる人が多かった。声優演技力にだいぶ助けられた映画だった。監督はそれに気がついただろうか。親子を多用するくせに父親母親も描けないところに、それっぽい色を付けたのは声優陣だ。パンフコメントは感慨深く読んだ。皆さんお疲れさまでした。緒方さん、宮村さん、山口さんは特にお疲れさまでした。シンジの声は最後まで緒方さんが良かったです。

貞本さんが参加されてなかったのは残念でした。彼の人間性とかは知らん。描く絵が好きだし、監督が投げ出したもの漫画版できちんと描ききったのを高く評価している。漫画版はキャラクターの心情もちゃんと丁寧に描いていたし、なによりきちんと完成させた。それが出来るか出来ないかが、本当のプロアマチュアの差だと思う。貞本さんだってエヴァオタのいろんなものさらされた人だったでしょうに、仕事を完遂した。傷ついたのは監督だけではない。エヴァ根本監督私小説だが、作品としてはたくさんの人の力で出来ているものなのだから、負の影響だって受けた人はたくさんいるでしょう。傷ついたからと膝を抱えて元気になるのを待ってても良いような環境にあった人は少なかっただけ。

興行収入はそれなりじゃないかな。リピートはしないけど、長く付き合ったんだ、香典くらいは払うって人は多いでしょう。

しかTV版のエンディングが一番良かった、なんて思う日が来るとは思わなかった。(二番目は漫画版)

エヴァ劇場版、本当にこれで終わりなの?(ネタバレあり)

Yahooはてなブログでの高評価を見て期待して劇場に足を運んだ

でも自分としてはこれは単なる未完成か投げっぱなしENDにしか思えなかった

本当にこれがあの好きだったエヴァシリーズ最後映画なのか?

納得がいかなかったのでここでぶちまける事にする

後半になるにつれて意味が分からなくなる

前半の村パートは分かりやすかったのに対して後半のネルフとの決戦は半分以上意味不明だった

知らない用語が次々と出てきては、はい次と進行していきぽかんと置いてきぼりを食らった

本当に熱心なファンであれば設定を熟知してなるほどと理解できているのかもしれない

でもTV版と旧劇と新劇を見た程度の自分にはとんとついていけなかった

ゴルゴダオブジェクトがどうのこうの希望の槍カシウスがとか一体何のことなのか

最終的に劇場の中で理解は諦めてなんとなくのストーリーを追うしかなくなったのである

勿論TV版や旧劇場版にもこういう訳の分からない用語と言うのはあったがこれほど酷くは無かったように思う

アスカの扱いが悪い

綾波アスカ、どっちが好きかと言えば自分は断然アスカである

それを差っ引いて聞いて欲しい

アスカシンジに対して投げかける言葉は始終辛辣な物であった

ケンスケやトウジが年齢を重ねて落ち着いており、シンジに対して優しさを示したのに対する対比かと思えるほどの当たりの強さだった

シンジが突然未来世界に目覚めたのに対してアスカはその間も生きていた訳である

ならその分の成長と言うかシンジに対する心情の軟化があっても良かったのではないか

シンジ親友二人の成長に対してアスカはよく言えば昔のまま変わらずであり悪く言えば何も成長していないと感じられた

セリフでは先に大人になったのとか言っていたが全くそうは思えなかったのである

そして最終決戦で使徒化してまで13号機を封印しようとしたのに失敗し、逆にゲンドウに利用されて取り込まれ

その後シンジに助け出されてしゅぽんと脱出する

旧劇の様な八面六臂の活躍を見せる訳でも無く、本当にえっと思うような退場であった

その上シンジの事は好きだったと過去形ケンスケといい関係になっているのである

これはもう半分NTR物を見せつけられている気分になったしとてつもないショックであった

エヴァと言うのは極端に言うとシンジ綾波アスカ物語である

100歩譲って加持さんならまだ分からなくもなかったが何故ここでケンスケなのか

ぽっと出の奴とまでは言わないがケンスケとそういう関係になったアスカは見たくは無かった

その上最後シンジを迎えに行くのは綾波ですらなく謎の人物マリである

マリって一体だれなんだよ?

本当にマリって言うのは誰なのか

言うまでもなく新劇場版から登場人物である

しか最後重要役割を果たす割にはこのマリという人物の人となりや目的バックボーンなどの殆ど不明なのである

綾波クローン命令だしアスカは親に見捨てられて褒められたいと言う動機というかキャラクター性がマリにはない

最終盤でなぜかユイや冬月やゲンドウの近くに描かれていたりはしたが何故年を取っていない様に見えるのかの説明もなく余計に謎が増えただけである

分かる事と言えば何やら突然出てきてシンジ臭いを嗅いだと思えば若干寒いセリフを言い続けるエヴァパイロット

この掘り下げも何もない様なキャラが最終盤でシンジを迎えに行く重要な役に割り当てられ挙句に成長したシンジと仲睦まじい様子を見せられてもぽかんとするしかなかった

アスカマリの事をコネメガネと呼んでいたがそのコネが何なのかすらも判明しなかった

そして最後に駅のホームでのシーンからの実写ENDである

これで納得しろと言う方が無理ではないか

最後

残ったのは喪失感と大きな不完全燃焼感であった

そしてもう一度見ようだとか考察しようだと言う気力が湧いてこないのは何とも言い難い感情であった

何にせよこれで四半世紀続いたエヴァは終わったらしい

と言う訳で次は予告でもやっていたガンダム映画を見に行く事にする

anond:20210318171724

綾波型も式波型もサードチルドレンに好意を持つように設計されてるってアスカが言ってた

シンジ何気にハイスペイケメンなので女が勝手に寄ってくる

よく考えたら綾波にもアスカにもマリにもシンジはなーんもアプローチしてないし、

気のあるそぶりも見せてないのに、勝手に女が寄ってきて世話やいて貰ってるんだよな

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