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はてなキーワード: 反体制とは

2022-09-22

anond:20220922095548

それはなんていうかアホの詭弁

「(現体制から見た)秩序vs(現体制から見た)混沌」っていう視点そろえた表現してるもんを

視点ずらして「(現体制から見た)秩序vs(反体制から見た)秩序」って言い換えてるだけで、そんな言いか表現するんなら

何でも秩序vs秩序って話になって何の意味もない

anond:20220921181243

ロウ正義カオスが悪って概念が壊されたゲーム

から、Law(秩序)、Chaos混沌)であって、善悪ではないんだよ

そもそも、LawとChaosが出てくる作品の方が珍しいし、それを善悪で扱ってる作品って何?ってなる

精々が後期のメガテンじゃねぇの?(LIGHT-LAW、DARK-LAW、LIGHT-CHAOS、DARK-CHAOSみたいにしてたけどな)

けど、初代はGOODとEVILなんだぜ、知ってた?

ウィザードリィもGOODとEVIL

ロウ正義カオスが悪って概念をどこで得たのかね?

壊されるも何もないだろ


で、タクティクスオウガは、Law(秩序)、Chaos混沌)として描いているんだが

反体制に動く主人公Chaosとし、テロリストと扱う

Chaosでなれる職業テラナイト

あの作品善悪の軸は無いが、あの作品でのChaosは悪寄りとして扱われてるよ

何が壊されたんだ?


ボクガシンジテタ、混沌は悪という勘違い否定されたって?

ボクガシンジ正義を、ゲーム混沌だと規定したって?

クノシンジツが壊された?

正直イミフなんだよね

2022-09-19

左翼クソ邪魔

反原発労働組合左翼が牛耳って全部反体制に繋げようとするから

一般人忌避して先細ってんだよなぁ…

2022-09-18

つーか左翼共産主義反体制性格を帯びている時点で孤立先鋭化を免れない宿命を背負ってるし、

事実そのルートを辿っての衰退を繰り返してるのは歴史証明してるんじゃないですかね

2022-08-13

健全合法ジャンルと同時に俗悪・反体制ジャンルバランス良く並立共存してこそのネット文化だと思っていたのだがそれも過去の考えになりつつあるのかな

2022-08-12

反ワクは極左極右の両方にいるってことなんだろうか

極左は反権力反体制の一貫

極右国産信仰シオノギ、イベルクチン推し)の一貫

2022-08-06

ナメクジに塩

パヨク冷笑

反体制に頑張るパヨさんにクールな笑いを捧げよう!

2022-08-03

anond:20220803074500

ハンJ騒動以降なんか嫌儲民なんJ民を反体制のカッコいい存在だと勘違いした老人が増えたのがね……

2022-08-02

年寄りほど安倍国葬に反対する理由若い頃に反体制ってかっこいいと刷り込まれたか

年寄りが若かった頃、60年代から80年代にかけての日本が豊かだったので

反体制運動とかヒッピーとかフリーターとか、サヨクっぽいアンチ体制派自由に生きる俺みたいな生き方説得力ちょっとだけあった

当時そういう価値観かぶれていた連中が頭が良いとか、正しいとか、実力があったとか、自立していたとかではなく、

適当なことやってても社会に溢れる豊さが回ってくるのでなんとなく成立していただけなのだが、

年寄りはその事に自覚がないので、俺らの価値観は正しかったと思っていて、今だに若い頃かっこよく見えた反体制価値観

国葬とか政治的な大イベントアレルギーで反対しているだけだから、本当はちゃんとした理由などないのだ

俺らの価値観に沿わない、気に食わないからやめろと言ってるだけで、口先から出る理由は全て適当な付け足しだ

2022-07-30

統一教会にとって選挙工作はお手の物

反・統一教会立候補者落選させるために、統一教会が「あの人は統一教会会員」とネットに書いて拡散させ、選挙が終わったらしれっと自ら「あの投稿デマでした」と新聞広告を出してチャラにしたという現実に起きた怖い話を読んだ。

 

足利市長の私が体験した「旧統一教会」の選挙妨害とその全手口(大豆生田 実,週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97951

 

ほんと信じられない酷い話だが、よくよく考えれば統一教会CIAとかKCIA反共工作活動ルーツの1つにあるのだから、この手の選挙工作はお手の物なんだよな。別に足利市選挙で起きてる話ではない。相手共産党レッテル貼る選挙ビラを巻くのは毎回の選挙で起きてることだし、沖縄カルトデマ流し放題となっている。

アメリカでも大統領選ワシントン・タイムズデマを流しまくってトランプ当選させようとし続けた。デマを流すだけ流して拡散させて、しばらく経ったら自ら謝罪してってのは足利市選挙妨害そっくりhttps://twitter.com/hayakawa2600/status/1550333395472789506

反米国家での反体制側を支援する選挙工作アメリカもやってることだから統一教会を直接非難することもできずに「ロシア中国選挙工作に気をつけろ」と言うしかなく統一教会は今後も選挙工作をし続けていくだろう。

日本場合、悪評が高まった今こそ「野党候補のあの人は統一教会会員です」って工作が一番効果ある時。来年統一地方選挙でも見られることだろう。今からHPに立憲を応援する文章を載せて下準備をしてるかもしれない。

2022-07-27

山上も悪いし統一教会も悪い

これでいいやんけ

なんで山上が悪いといったら統一教会擁護してることになるんだよ

パヨク統一教会反体制したいあまり思考回路ショートしてんのか

2022-07-19

もしカルト宗教を大々的に規制したら

今回の事件元凶自民党統一教会が繋がっていたことと、同時に弱みに付け込まれ破産して家族を守れないほど実体のないものに金を注ぎ込んでしまった事例であるそもそも日本には信仰自由がある。現金を巻き上げるカルト宗教を取り締まれと言っても「お布施個人責任個人意思で支払ったのだから合法」と言えばどうしようもないし、支払った本人が満足しているなら金の使い道を外野がどうこう言うことはできない(という理屈はてな民が大好きな理屈だ)。たとえそれが洗脳によるものだとしても、洗脳であることを100%証明することはとても難しいし、洗脳だったと本人が認めることがかなり残酷でもある。

実体のないものに多額の金銭の支払いを求めること自体違法化するなら、次はソシャゲガチャ規制される。骨董品なんかも原価から程遠い額のもの規制されて、有名なアンティークだとしてもその価値も数値化できないので宗教と同様になる。骨董品ガラクタとなり、コレクター拝金者として嘲笑される。おもちゃ博物館なんかも「そんなもの取っておいて維持費ばかり大変」と次々取り壊しにあう。

推し活と行って給料全部を推しに注ぎ込む行為グレーゾーンになり、商業的にグッズもなかなか作れない状況になる。ファン行為宗教的と見なされて跡部景吾生誕祭なんかは完全にカルト領域として「国家転覆を企む隠れ蓑になっていないか」と公安から監視され、薄い本ネット夢小説まで検閲が入ることになる。

もちろんアイドル業界も大打撃を受ける。総選挙握手券などで無駄CDを買わせるなど言語道断ファングッズなども原価での販売を強いられ、集客が出来ないということで歌やダンスというパフォーマンスはどんどん先細っていく。人々を扇動するという理由反体制的なロックラップ規制され、歌手国家を讃える歌しか歌えなくなる。それすらも気持ち悪いというクレームが相次ぎ、歌を発表する人もいなくなる。

同様にかわいい動物漫画ゲームキャラクターも次々と自主規制が始まる。「信仰対象」を捨てることがブームになり、本やグッズの大量廃棄が相次ぐ。ペットショップは閉鎖され、里親を探しても「かわいいからという理由動物飼育することは宗教に該当しかねない」と世話を拒否する人が続出し、社会問題になる。結果野良ペットが街に溢れることになる。

単純な趣味すら宗教と見なされ、車やバイク登山アウトドアなどの趣味は白い目で見られるようになる。「弱者を優先させずに個人快楽に興じた」という風潮になるので、レジャー施設は軒並み閉鎖されてそこで動いていた金は障害者福祉へ回される。「自分の好きなことより弱者へ金を回そう」が合言葉になり、「施し」がブームになる。

これにより「弱者集団」が台頭し、事故障害を負った者が「弱者集団」を形成して施しを受け取ることが奨励される。公安も「施し」なら良いと目こぼしをするようになる。

人々は労働に明け暮れ、趣味を持つもの宗教的と見なされ公安マークされるようになる。レジャー産業広告業界芸能界は廃れて悪の拝金主義者と見なされる。テレビ公安検閲が入り、ネットではファンサイトは死滅する。動画配信など以ての外だ。男女の出会いの場も減り、婚活業界が盛んになる。

やがて「施し」に過度な金銭の動きが見られるようになる。「うちの子はこんなにかわいそうなんです!お金を恵んでください!」「こっちは難病で死にそうです!かわいそうでしょう!」「余命宣告された母に美味しいものを食べさせてやりたい!母は牛丼という庶民的ものをよく食べます!」「キモくて金がないオッサンから配偶者を恵んでください」「理解のある彼くん募集中」など金銭に留まらず様々なものが「弱者」という名目で巻き上げられるようになる。「弱者」の中でもアピールできる層とそうでない層で分かれ、「お前はまだ弱者アピールできないんだから恵め」と言われる。

次第に「弱者」は働かなくても生きていけるようになる。親は子供弱者にしようとわざと事故を装い障害者にすることが流行し、エリート弱者になることが推奨される。どれだけ馬鹿でどれだけ弱いか大事になるのだ。勉強なぞ以ての外。勉強なんかしたら「施し」がもらえないんですからねと甘やかされた子供が増える。ちなみに子供は無条件で弱者になるので一世帯50万円が毎月支給されるようになるので子供の数は増えた。

そんな中老人は「目先の欲のためにそんな弱者になることばかり考えていると痛い目に会うぞ、自分の好きなことをして生きろ」「こんな世の中は間違っている、実力行使しかない」と警告をするが、「国家に仇なす自由主義の手先」と公安マークされて投獄され、山奥の作業所監視されながら考えを強制される。「万歳弱者優先の国家万歳私たちの考えは間違っていた!自由など愚か者の考えだ!我々は弱者のために奉公しているにすぎない!この壺を原価で売って奉仕をするのだ!」

2022-07-17

anond:20220717113616

ひとつ美味しいところを見つけたら徹底して噛みつく反体制カルト特有の悪い癖やな

貧しい党員からお布施で食ってる共産主義カルトからは言われたくないよね

2022-07-13

anond:20220713135623

何も考えずに反体制に乗っかっていれば、鼻持ちならないネトウヨ馬鹿にしてスカッとできるってだけでやってるから、いまさら安倍暗殺とか言われても方向転換できなくて、そのまま反体制を全肯定するしかなくなってる。

2022-07-11

anond:20220711115537

支持者の劣化というか政権奪取時の民主党には相当数いた保守寄りの支持者が

政権担当してる時の失政で離れて、野党転落してからモリカケ騒ぎで失望してさらに離れて

今残ってるのは根っから野党体質の反体制主義者だけってのが実際なんじゃね

与党時代は隅っこにいた連中が今大きな顔してる

2022-07-10

5chは、楽しい

ここでは専門板以外のニュースカテゴリの板の話をする

5chの面白さはユーザーイデオロギー的入れ替わりが生じる所である

ネトウヨと呼ばれた存在は「東アジアニュース速報+板」(通称東ア+)から生じたとされている。いわゆる嫌韓の者共

2000年代前半の頃はこうしたレイシストは鼻つまみ者であり、板を越境してきたらボコボコにされていた

2010年代初頭には各板も右傾化が進むが、「ニュース速報板」(通称旧速)は体制風刺が根強く染まりきらなかった

この頃は2chまとめブログの最盛期で、上手いことまとめられるような書き込みが目立った。現代Twitterに通じる

2012年ステルスマーケティングまとめブログチェリーピッキング問題となり、反商業主義を中心に「ニュース速報(嫌儲)板」(通称嫌儲)へ移民が起こる

以降旧速も翼賛が進んだ

2010年代中頃には最大派閥たる「ニュース速報+板」(通称速+)は完全に右傾化する

2017年10月2ch運営との対立サイト名が5chに移行する

この頃の速+は板運営陣の思想統制が進み、反自民党的なニューススレを立てると権限が停止させられるようになる

同様の統制は「芸スポ+板」(通称芸+)でも行われ、一時スレ立て人が枯渇した

一方この世の春が嫌儲で、TwitterSNSキラキラと対を成すように言いたいことを言う場所として栄えた

安倍晋三おもちゃであり、どんなネタでも的確な安倍晋三画像が速やかに貼られていた。安倍晋三ファンクラブだった

後にiOS/Androidリリースされた安倍晋三エクスプローラーAndroidだと聖帝エクスプローラー)ではあらゆる語録が網羅されていて便利だった

ちなみに写真は↓こういうの。英ガーディアンも好きねえ

https://www.theguardian.com/world/gallery/2022/jul/08/shinzo-abe-a-life-in-pictures

2021年10月ちょっとおかしくなる

以前から5chには政治スレッドを荒らすスクリプトがいて、何者かの特定も困難な状況にあった

それがDappiの訴訟菅政権解散以降、パタリと止んだ

そればかりか速+、旧速の右傾化まで消えて嫌儲のように反体制に傾倒する始末である

人間って簡単に踊らされるんだなあという小学生並の感想しかでなかったが、とりあえずこの18年間楽しかった

ちなみにスクリプトは年明けて復活して大暴れして、一昨日は統一協会スレ全部埋め立ててた

anond:20220710104348

ところでこのスクリプト荒らし運営対処しない

対処しないから止まるのは荒らし側要因で、止まると注目が集まる

ここ最近だとdappi訴訟安倍晋三銃撃のタイミングと同時なので自民党清和会への関連を疑われている

まあ何も証拠ないしIPも追跡できないけどね

そういえば2021年5月中山泰秀防衛副大臣(当時)が「私達の心はイスラエルと共にあります発言炎上した時、

5chでも結構擁護されてましたけど、新宗教キリストの幕屋」との関連を指摘したスレは⋯⋯

まあ匿名掲示板なんで誰が書き込んだかはわからないんですけどね

一水会代表による反統一教会論文昭和六十年 朝日ジャーナル

「そしてその時ではもう遅いのだ。」 http://www.asyura2.com/sora/bd11/msg/691.html

阿修羅よりコピペ


勝共連合民族主義運動の敵だ

――――文鮮明王朝建設に利用される日本若者

右翼民族派の人たちが統一教会原理研国際勝共連合のことをどう思っ

いるか書いて下さい」と『朝日ジャーナル』の記者に言われた時には正直い

って気が進まなかった。

しか右翼の連中の中には「反共の同氏だ」と思っている人はいる。また、

原理はウサン臭くて嫌いだが勝共は仲間だ」と公言する人も多い。警察の公

安や公安調査庁人間だって反共なんだから仲間だし、日本共産革命が起き

ときには一緒に決起してくれると信じている<純朴>な人も多いこの業界

から原理運動をそう思ってもても仕方はない。

しかし、少なくともわれわれ民族派、また新右翼といわれる若い人間にはそん

混同を起こす人間はいない。だから、『朝日ジャーナル』の記者の話を聞い

て、何を今さらと思ったのである。それに、右翼全体なんてどうでもいいとい

う気もあった。多くの右翼原理勝共反共の味方だとおもっているのなら、

それでもいい。何もおせっかいをして、原理勝共実態はこうなんですよと

<告げ口>することもあるまいと思っていた。

ところが、筑紫哲也氏の「原理不可解な右翼沈黙」(本誌一二月十四日号)

を読んで少し考えが変わった。その種の挑発にはやはり乗るべきだと思った。

それに、『世界日報事件追放された副島嘉和、井上博明両氏が『文藝春秋

に書いた内部告発を読んだ時の衝撃も忘れられない。原理とは大学時代から

長い付き合いだが、最近の<豹変>ぶりも見てきた。

原理運動が初めて日本に入って来たのは二十五年ほど前だというが、本格的に

やり始め、世間の耳目を集め出したのは、それからしばらくしてだと思う。原

運動のことを直接にしったのは、僕が昭和三十八年、早稲田に入ってから

(その前から漠然とは知っていたが)。

それから二,三年して早稲田で全学ストライキがあり、それが全国の学園紛争

火をつけて全共闘時代の幕開けとなった。それに刺激され対峙する形で民族派

学生運動も出てきたし、一時は全国30大学自治会を握り、「民族派全学連

を結成しようというところまでいった。その学生運動の嵐が起こる前から、原

理研駅前で黒板を出して演説したり、個人オルグをしていたが、大学に入

りこみ、サークルをつくったりして組織的全国的に活発にやりだしたのはこ

早大ストのころからだと思う。

全共闘民族派原理。この三つの違った運動があの早稲田の一点から、ほぼ

同時期に生まれ、全国に広がり燃えさかっていった。換言すれば、全共闘に刺

激され、全共闘反面教師としながら民族派原理も、己の組織化を急ぎ、全

国的な広がりをつくっていったのである。われわれもそうだったが、原理研

今やっている大学でのサークル学内新聞づくり、自治会奪権闘争……などは

完全に全共闘から学んだものである。逆接めくが、今の原理運動民族派の運

動もある意味では「全共闘遺産」なのである全共闘との付き合いについて

はこれまでも書いたことがある。今回はもう一つの原理について書く。

はじめに、「何を今さら」といったが、われわれ、戦後体制打倒をめざす「一

水会」の機関紙レコンキスタ』(スペイン語で”失地回復”の意味)でも何

度か原理についての批判をしてきたし、原理運動研究家第一人者である茶本

繁正氏を招いて一水会事務所勉強会したこともある。その時のテーマは「

勝共連合愛国者なのか」であったし、彼らは民族派の味方ではないこともわ

れわれは明らかにした。

また、われわれの仲間には何人か原理オルグられたり、「合宿」に誘われて

行ったことのある人間もいる。二年前、そんな一人に「私はこうして”原理研

が治った」という体験談を話してもらい『レコンキスタ』に載せた。当時は「

こうして新左翼が治った」「べ平連が治った」「アナキストが治った」といっ

体験シリーズをやっており、それら左翼運動と同次元原理も考えていた。

さらには、われわれ一水会連帯している統一戦線義勇軍機関紙義勇軍報』

でも原理勝共との戦いを呼びかけており、事実一水会義勇軍は他の民族

派と共闘して彼らとの闘いを展開していた。

小さいながらもこうした反原理・反勝共の闘いをやってきたが、これは右翼

からは不評で、「思いつきでやってる」とか「勝共は仲間なのに」「敵を利

する」などと批判された。しかし、大学時代からわれわれは彼らを一度も味方

だと思ったことはないし、民族運動の同志だと思ったこともない。学生の時、

早大で知ってた彼らは決して右翼ではなかったし、反共でもなかった。「天皇

なんて関係ない。文鮮明師がすべてだ」「憲法なんてどうでもいいし、興味は

ない」と、正直にいっていた。われわれとは立場は違うが、宗教団体としては

それも当然だろうと思っていた。ところが最近、急激に「右傾化」した。「天

皇制を守り、憲法改正、スパイ防止法の制定を」と言っている。

統一教会原理研勝共連合は別だと言う言い訳は通じない。やっている人間

は同じなのだ。なぜ、急に右旋回し、豹変したのか。その右旋回は本物なのか

どうか。すっと疑問に思ってきた。最近の派手な言動に幻惑されて、即「味方

だ」と思ってる右翼同調できない理由もそこのある。そんな疑問に答えてく

れたのが副島、井上両氏の『文春』のレポート「これが『統一教会』の秘部だ」

だった。そして、『原理講論』をはじめて通読し、両氏の告発が嘘でも誇張で

もないことを知った。

反共方便、実際は共産主義

イエスが再臨する「東方の国」は韓国であり、韓国語が祖国語となって世界

一つになるという。なぜ、「東方の国」が韓国かというと、中国共産化した

からサタン側の国であり、日本は「代々、天照大神を崇拝してきた国として、

さらに、全体主義国家として、…・

韓国キリスト教迫害した国」だから、これも「サタン側の国家」だという。

また、「第二次世界大戦は、民主主義によって結託した米、英、仏の天の側国

家と、全体主義によって結託した独、日、伊のサタン国家との対戦であった」

という。

これは、『原理講論』にかいてある通りである。そして、韓民族いかに「サ

タン」の日本によって、侵略され、迫害され てきたかがこれでもか、これでも

かと書かれている。『文春』の告発レポートでは、さらに驚くべき事実が書か

れている。韓民族選民であり、他民族優越しており、再臨主とは、すなわ

文鮮明氏のことであり、文氏によって世界統一され、必然的韓国世界

の中心となり、韓国語が世界共通語となる。こう説かれているという。

また、われわれ民族派としては見逃せないこととして「敬礼式」についても『

文春』に書いている。これは文鮮明氏をメシア、王の王とみなす象徴的な儀式

だそうで、本文から引くと…・・。

統一教会が四代名節と呼ぶ記念日には、早朝五時から敬礼式があり、そこ

では聖壇に座った『文氏』とその家族に対し、統一教会の主要幹部が三拝の拝

礼を行う。場所はだいたい『文氏』の私邸であるアメリカニューヨーク州

イーストガーデンである。その際、天皇陛下をはじめ、レーガン大統領、全斗

大統領ほか主要国の元首の身代わりを、それぞれの国の教会幹部担当し、

文教一族に拝跪して全世界主権者文教祖に拝礼したという儀式を行うの

である日本天皇陛下の身代わりを演ずるのは、日本統一教会会長久保

氏なのである。何とも奇妙で、そして国民象徴として天皇を上にいただく日

本国民としては見逃せない情景ではないか

全くもってひどい話である文鮮明氏の精神は、信仰王国ではなく、現世の

王国を夢み、その独裁者たらんとする。これはまるで弓削道鏡だ。「彼らは反

共だから味方ではないか」と言っていた右翼の人々も、これを読んだら、とて

もそんなことはいえないはずだ。実際、「許せない」「こんな反日集団は敵だ」

と激高していた人が多くいた。僕としても前から、その性格漠然とは知って

いたが、これだけ証拠をつきつけられては改めて愕然とする思いだった。

これを見ても分かるように、原理勝共は決して右翼民族派ではない。では、

一体何なのか。

まず第一に、これは裏返しの共産主義である。「原理研が治った」青年も言っ

ていたが、反共を唱えてはいるが、内部の生活はむしろ共産主義だという。人

生について考えている青年や悩んでいる青年オルグってきては「合宿」につ

れ出し、何日もロクに眠らせずに「洗脳」をする。はじめは「そんな馬鹿な…

・・」と心の中で抵抗していても、しまいには疲れ果てててしまい、批判し抵

抗することも面倒になって全面的に受け入れてしまうという。「思想強姦

である。また、洗脳の途中で頭の回路が外れて気が狂ったりした人間も多いと

いう。さら自由を許されない共同生活、文氏の決める人と結婚する集団結婚

式。本場の共産主義国家ソ連中国でも、ここまでは共産主義化していない。

自分たちの内部生活共産主義で、外部に向かっては反共を唱えている。その

反共本心かどうかは分からないが、本心だとしても、日本民族主義とは一

切無縁のものである。さきほど見たように、これはソウルを中心とした反共

ンターナショナリズムである。初期の共産主義がモスクワを中心としたインタ

ナショナリズムだったのと同じ構造である共産主義と同様に、この原理

勝共もまた、最も反日的、反民族運動である

第二に、その「反共」すらもが本当かどうか怪しい。「統一教会勝共連合

宗教活動愛国運動は『文鮮明氏』の野望を実現することを目的とした方便

である」と、副島氏も告発している。

世界の王になるためには、ます韓国の王(大統領)にならなくてはならない。

韓国反共バリバリの国である。文氏は日本の人と金を湯水のように使って、

世界的規模での反共活動の「実績づくり」をしている。そのための反共であ

り、韓国世界の王に向けての手段である反共運動の全部が全部、仮面とは

言えないにしても、原理運動世界の王になることが第一目標であり、反共

運動二の次、三の次ぎであろう。

また、反共活動をいっしょにしている自民党体制文化人にたいしては、勝

連合に入るように勧めるが、統一教会原理研には入れようとはしない(な

かには一部の例外もあるが)。原理運動をしている人間想像を絶するストイ

ックな生活をしている。物欲でこり固まった自民党体制派の人間をストイッ

クに改造はできない。反共という衣をつけて、ハナから利用するためだけに近

寄っているのだ。あるいは、そうした金と物欲に目がくらんだ自民党サイドの

人間に対し、「いつか必ず自分たちの前に拝跪させてやる」と復讐の念を燃や

しているかもしれないが。

虐殺兵と似た目つきの原理研

第三に、これは全体主義である。茶本氏は「ファシズムへの道」だというが、

その通りだ。文氏は、いわはヒットラーであり、『原理講論』は、さしずめ『

マインカンプである。『マインカンプ』の中には徹底した日本人軽視、黄

禍論があったが、日本語板ではそれを削除し、ヒットラーの力の前に幻惑され

日本は手を結んだ。それと同じように韓民族選民であり、世界の中心だと

いうことは、日本語板の『原理講論』では意図的に削除されてきた(最近は居

直って日本語板にも出しているが)。これと同じ過ちを日本体制側、そして

一部の右翼は再び犯そうとしている。

第四に、この狭量なストイシズム宗教としては光輝いて見えるが、世俗的権

力の奪取、文王朝建設を目指すという政治世界には入るや、必ず悪い結果

になるということだ。ロベスピエール、カルヴィン、松平定信…・・と、その

先例は歴史上にいくらでもある。

ツヴァイクの『権力とたたか良心』によると、宗教改革に成功したカルヴァ

ンは、他人のどんな小さな過ちも許せない狭量、厳格な人間で、徹底した恐怖

政治を敷き、「罪ある者が神の裁きをまぬがれるくらいなら、むしろ罪のない

者が処罰される方がいい」と公然告白したという。また、カルヴィンやロベ

ピエールはそのいい例だが、「禁欲と苦行のひとというのは、いちばん危険

専制君主典型である」と、ツヴァイクは言う。

それをもっと推し進めればカンボジアのポル・ポトになる。古い体制、古い倫理

観の人間は殺して、殺し尽くした。人口の半分も殺したというが、国民の半分

を殺して達成しなければならない革命とは一体何なのか。地獄カンボジア

実際に見てきたある新聞記者はこんなことを言っていた。古い体制人間を殺

尖兵は、少年たちだったという。その少年兵たちの目は、人間の生死はもと

より、もう何事にも感動を示さないし、 いわば<ゾンビ人間>の目だったとい

う。そして、その目はしょうど原理研の人たちの目に似ていたという。未来

暗示するようで、何かゾッとする話だ。

贖罪意識」につけ込む文鮮明

第五に、彼らもまた、<狼>だ。これだけでは何のことか分からないだろう。

僕は十年近く前、三一書房から腹腹時計と<狼>』という本を出したが、そ

爆弾事件の<狼>とあまりに似ていると思うのである個人的なまじめさに

おいて、また、日本戦争に対する贖罪意識の余りの強さにおいて・…。両者に

とっては先の戦争はまさしく原罪である日本韓国中国侵略し、残虐の

限りを尽くしたひどい国だ、と教えられ、一途に信じ込む。だから、再び、そ

うした国に経済侵略してゆく企業には爆弾を投げるという<狼>。彼らの中に

は「自分祖父や父は兵隊になって侵略たか自分はその贖罪のために新左

運動に入った」と公言するメンバーもいた。

それに対し、侵略した「サタン側の国」(日本からは、いくら金をしぼり取

り、人間消耗品のようにつかってもいい、という原理勝共朝鮮人参、印

鑑、大理石のツボ、花売り、街頭カンパ等、ありとあらゆる方法日本から

をかき集める。詐欺まがいの商法で、ピンク産業以外は何でもやっているとい

う(もっと統一教会としては、上からの指令はしていないと逃げているが)。

末端の会員ですら月に100万円のノルマを課せられ、日本全国からは月に2

0億円、年に240億円もの金がアメリカ文鮮明氏の元に送金されていると

いう。合法非合法を問わない強引なやり方で「サタンの国」からは徹底的に

金をしぼりとり、文王朝のために日本人は手足として使い、使い捨てにすれば

いいという考えだ。

会員もそれに甘んじている。これは日本戦争に対する韓国側の復讐なのかも

しれないが、日本人会員にとってはそうすることによって「侵略戦争」の贖罪

ができると思っている。<狼>クループ同様、屈辱的な贖罪史観、敗戦コンプ

レックスを色濃く引きずっている。

第六に、文王朝建設のために日本人の<献身美徳>が最大限に利用されてい

る、ということだ。いつの時代にも、他人のため、世界のために体をかけて働

いてみたいと願う正義感の強い青年たちはいる。方向性は違っても、戦前の青

将校、在野の右翼運動日本赤軍…・・。そして多分、原理運動に飛び込ん

だ人たちも大部分はそうした純粋動機からだろう。

今の日本のように皆が皆、自分さえよければいい、金がすべでだ、マイホーム

だ、酒だ女だとPermalink | 記事への反応(7) | 19:56

テレビ嫌い嫌い

 ヤバすぎる。まーた「マスゴミ」を含むツイート散見され始めたな。報道部どころかテレビ全体批判しちゃってさ。飽きたよ、もう。普通にテレビ好きだし。バラエティめっちゃ観るし、報道系()もボンヤリみるには丁度いいし、コズミックフロントヒーリング最高だし。昨今のテレビ嫌い(←主語がでかい)に辟易するだけなのも癪だし、ちょっと気になる点を書き出すね…



 まぁ主語のでかさが気になるだけで、オモんない番組ヒルナンデスではない)もいっぱいあるし、老害が喚く政治番組(某毎月最終金曜深夜放送討論番組)が残ってるし、テレビが最強で最高ではないのは承知。例えるなら、”音楽好き”は存在せず、”渋谷系好き”なら存在するみたいな。細分化したら、色んな小ちゃいコミュニティが集まったムーブメントだろうし、一括りにして語れないよな。報道バラエティを混ぜてすみません


 ここまでグチグチ書いたけど、普通の人は気にせず生活してる事案にプリプリしちゃって恥ずかしいよ俺。


 最後に1つ、インターネットやめろ。

2022-07-09

安倍元首相の功績は忘れない

暴力を許さず抵抗する活動を私も続けているが、今回のような事件が起こりうる社会を作ってきたのはまさに安倍政治であって、自民党政権ではないか。敵を作り、排他主義で、都合の悪いことは隠して口封じをし、それを苦にして自死した人がいても自身暴力性に向き合わなかったことはなくならない。

https://twitter.com/colabo_yumeno/status/1545410438724079618


弱い立場にある人を追いやり、たくさんの人を死にまで追い詰める政治を続けてきた責任は変わらない。「誰の命も等しく大切」と多くの人が言う今、人の命の重さは等しくないんだなと感じさせられてしまう。

https://twitter.com/colabo_yumeno/status/1545410440280150017


安倍政権上記のような問題点が皆無だったと言うつもりはないが、やはり正当な評価とは言えない。自分護憲平和主義者なので安倍自民投票したことは一度もないが、やはり肯定的評価したい気持ちが強い。功罪比較すれば、やはり功績のほうが大きい。


そもそも「敵」をつくって排撃するような政治安倍政権の特徴ではなく、それ以前の小泉政権から民主党政権にかけて強くみられたものである2000年代政治では、「構造改革」「既得権益解体」「税金無駄遣いの撲滅」の名の下に、公共事業地方土建業者、霞ヶ関官僚公務員人件費バッシングされた。「税金無駄遣い撲滅」政治の行き着く先が2012年生活保護バッシングであったのであり、これついては自民党はもちろん旧民主党系の野党もまさにど真ん中の当事者であって、無責任であってはならないだろう。


2012年12月以降の安倍政権では、こうしたバッシング政治から完全に決別した。安倍元首相は「改革」「既得権打破」などとはほとんど口にせず、「アベノミクス経済成長」を掲げた。税金無駄遣いより、成長による税収増を目指すようになった。連日のように公務員叩きや生保受給者叩きを行っていたワイドショーの内容が、一気に「アベノミクスとは何か」の解説へと変わっていった時のことは、鮮やかに記憶している。

安倍政権にも確かに問題点が多くあったが、少なくとも公務員生活保護へのバッシングには決して加担しなかった。既得権叩き、無駄遣い叩きではなく経済政策解決を、という方向に大きく舵を切る役割を果たした。既得権者や税金無駄遣いを叩く、ギスギスした陰鬱政治から、まっすぐ成長をめざす明るい政治へ転換した。このことは安倍元首相の功績として、高く評価されるべきだと思う。

過激公務員バッシング政党だった「みんなの党はいつのまにか消滅し、一時は全国的ブームだった橋下維新大阪以外では支持を広げられなくなった。新自由主義政治世界からなくなったわけではないが、表向きそれを扇動しようとする政治勢力は安倍政権期に退潮した。左翼リベラル派の人たちについても、民主党政権下では政治的な立ち位置が迷走していたが、安倍政権ではわかりやすく元気に反政権反体制ポジションをとれるようになったと言える。


安倍政権のせいで悪化したとされる中国韓国への感情にしても、時系列データを見ると、大幅に悪化したのは民主党政権の時期であり、安倍政権期は横ばいか、7年トータルでは逆に若干改善している。これだけではなく、安倍政権の時期の大幅に悪化したとされるデータを探すのは難しい。たとえば貧困率は小幅の改善で、自殺率は大幅に改善している。安倍政権日本社会が大幅に悪化たかのようなリベラル派の議論は、ネットいくらでもデータ検索できる時代において、支持者を減らすことはあっても増やすことはないだろう。

2022-07-06

ブクマカって自分で確たる考えがあるわけじゃなくて単に反体制・反権力ポーズ取ってるだけなんじゃないかなって思った

2022-07-03

anond:20220703012840

表現の自由」って言葉が悪いわな。本当に自由を追求していくと、それは権力的なものへの闘争にならざるを得ないので、自由を守る = 反権威主義反政府反体制的な志向になり、(まともな)候補者として選択肢があるとは思えない。

一方で、(まともな)候補者から選択するとすると、何らかの組織後ろ盾や制約、利益を背負っているわけだから、「全面的表現の自由守護者」であり得ない。

格好つけずに、自分が守りたいと思うものに近い公約を掲げる候補者を選ぶしかないんじゃないだろうか。

2022-06-28

オタク的には左派の残り香的な反体制運動の延長のつもりだったけど結果的弾圧ジャンル虐めになっていた

印刷所主導によるディズニーキングダムハーツ忌避風潮ってのがあってですねぇ……

これはアニメックダグラム虐め事件と同じくらいの黒歴史だと思っている

2022-06-27

左翼だけど、反体制は望んでいない。

学び、正しい知識を身に付け、話し合い、社会の仕組みを作ることを望んでいる。

そういった意味では山本太郎はまともだと思う。

しかし一部支持者の反応が酷く、それを全体として見られてしまうのが悲しい。

2022-06-15

日教組被害を受けた僕ら」の歴史的経緯

これとかもそうだが未だに日教組による教育被害が云々という言説がまだ見られるんだが。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/sivaprod/status/1536206227939950592

 

この際ちょっとその言説の経緯をまとめておくよ。

この言説のキーマン小林よしのりなんだがそこに至るまでを説明しないといけない。

 

日教組批判が激しくなったのは1980年代後半から

日教組昭和22年に結成されて昭和30年代には組織率8割以上を誇って…というのはWikiとかで勉強してくれ。

右翼による日教組批判特に熾烈を極めるようになったのは1980年代の後半からなのである

街宣車大音量日教組日教組!と怒鳴っているので一般の人の日教組知名度はこの辺りで上がった。そもそもノンポリの人は学校先生組合なんて知らんもんである。但し右翼一般受けは悪かったので日教組評価は下がらなかった。

また日教組集会を開くと周囲に街宣車が多数集結して大音量軍歌を流し音圧を競うようになった。

すると近所の会社仕事が全くできない。電話どころか窓を閉めても耳を塞がないといけないような状態だ。

でも日教組知名度が低く、どこで集会をやってるかも判らないので右翼の評判が下がるだけだった。

 

こういう極端な抗議行動が流行した背景には当時の政治的社会的状況があった。

その一つは「デタント」で、もう一つは「任侠右翼の増加」である

ソ連敵性喪失

右翼が何と戦っていたかというと、その最大の敵はソ連だった。これは街宣右翼だけじゃなくて神道系の右翼統一教会も皆同じだ。

だが1985年ゴルバチョフ書記長就任するとどうにもならないほど疲弊したソ連改革政策ペレストロイカ推し進める。最初は大した変化はなかったが、チェルノブイリ原発事故以後は情報公開も進め、世界を巻き込みながら怒涛のように変化していく。

それによって西側ではゴルバチョフ歓迎ムードが高まり、要するに憎むべき敵性国家で無くなっていったのである

更にソ連共産党活動を停止し、遂にはソ連が無くなってしまった。

これは右翼陣営勝利のはずだが、困ったのは攻撃する敵を喪失してしまった事で、自分らのアイデンティティの根幹の喪失でもあった。鈴木邦男ソ連崩壊時に「これは僕らの問題だ」と語っている。アイデンティティ喪失に苦しむのか、敵の乗り換えをしてアイデンティティを保持するかという含みがある。結局鈴木は敵の乗り換えには乗らなかった。

 

また、街宣車での街宣はやりすぎて体制側に対策が出来てしまった。

まず憲法違反の疑いもある静穏保持法が施行されてしまったので外国公館などの特定箇所で大音量を出すと逮捕される。

またソ連大使館前の道路街宣車が近づくと全交通遮断される。言っておくがソ連大使館前の道は外苑東通りという都バスも走る幹線道路である。当時は街宣車のせいで道路遮断されたりそれで周囲が交通マヒしたり運行経路が決まっているバス20分以上立往生なんて事はザラだった。

 

こんな風に最大の敵であるソ連がやたら腰が低く物分かりが良くなった上にソ連大使館に街宣掛ける事も出来ない。

だとしたら残存敵性勢力である日教組に向かうしかない。

という事でこの時期に日教組悪質性が増加したのではなく、ソ連の変化とデタントの為に日教組批判が熾烈となったのである

 

任侠右翼参入増による右翼街宣車の大増加

まずそもそも右翼だが、元はヤクザとの明確な区切りは無かった。これは土建屋、鳶や水商売テキ屋も同じだった。

区切りを引いたのは警察である

戦後右翼は、例えば児玉誉士夫など体制癒着しそれは米国従順という事でもあった。

1960年代末に左翼学生運動が盛んになるとこれに対する体育会右翼学生組織されていった。新右翼と呼ばれる。

新右翼の特徴は反ソ反共ながらも反体制反米である事だった。これは当時の世相や全共闘運動に影響を受けている。

ここを境に右翼系の政治結社誕生して行く。そしてそれらは「街宣車軍歌を流し辻説法をする」というスタイル確立していく。

この街宣車は最初旧軍自衛隊国防色(カーキと灰色バトルシップグレイ)だったのが後述の事情威圧感の強い黒塗りになっていく。

よく「街宣右翼」とネットの一部で言われるが、1980年から右翼政治結社街宣車スタイルをみな踏襲しており、それ以外はないような状態だった。ヤクザっぽいがはじめの方の新右翼にはヤクザとの殊更の関係はない。

因みに日本会議中央の人士らはこういう街宣ではなく、就職しないで大学に残り学生運動を続けた人たちである

 

80年代になると校内暴力学校が荒れ、ツッパリ型不良が大増殖して暴走族も大増殖した。また暴走族右翼感染が進んだ。特攻服旭日旗暴走族の印となったのもこの頃だ。不良or大人への反抗=右翼ファッションだったのである

更に暴走族ヤクザ構成員リクルートの場になる。

こうして右翼≒不良≒ヤクザが緊密化したところで任侠右翼の街宣参入が増えたのだが、もっと大きい商機的な問題があった。

 

思想右翼の主な資金源というのは機関紙販売である。これは志を同じくする人からの購買もある。

が、もう一つのパターン不正思想的に看過できない行いをした法人へ抗議街宣をして、その手打ちとして機関紙の購買を取り付けるという方法がある。

ヤクザが参入する主目的後者の方で、民事介入暴力の支払い手段として機関紙購買を取り付ける為に政治結社を立ち上げるのである民事介入暴力というのは殴ったり蹴ったりじゃなくて、企業商業活動暴力団が威圧をもって参入する事だ。

企業恐喝街宣車を利用するのだ。国防色より威圧感がより強い黒塗りが主流になっていったのはこの為だ。

暴力手段行使されないようにみかじめ料として機関紙を購読する会社も多く、大変な出費になっていた。

 

因みに総会屋も同じことを70年代にやっており、機関紙/誌の執筆者編集者需要が高まり学生運動就職が困難になった学生運動家が多数その仕事に就いた。総会屋の多くは内容には口を出さなかったので社会不正糾弾する記事を書きまくり総合誌ブームが起きたが、80年代初頭の商法改正総会屋が潰されると大方廃刊

だが技能を身に付けた者は大手メディアフリーランスとして雇用された。リベラル/左翼ライターには総会屋の手先出身結構居たのである

 

こういう訳で街宣右翼業界は膨れ上がり、日教組集会8月9日反ソデーには黒塗りのハイデッキバスが大挙して集合し爆音軍歌を流すようになった。それまでのライトバンやタウンエーススピーカーつけてる貧乏右翼とは大違いだ。

ハイデッキ観光バスというのは6000万円以上する。それの座席を取っ払ってラウンジ型にしてシャンデリアやカラオケ自動車電話冷蔵庫バーカウンターをつけて車検を通したら1億を超える。それに自民党共産党のようなプロの街宣用スピーカーアンプを搭載して、北方領土の日にはフェリー陸路釧路とかの空港回送しておくのだ。組員は飛行機で向かってバスに乗り納沙布岬に向かって「露助この野郎」とかやって帰るんである

しか一社あたり3台とか6台とか持ってるのだ。沢山来すぎて根室渋滞になるほどだ。当時の任侠右翼の羽振りの良さが判るだろう。

 

ハリウッド映画でもジャパニーズヤクザ描写されていた頃で、特に企業活動への威圧的介入は警察問題視されていた。

そこで暴対法施行される事になる。これは大抵の暴力団を社会的に殺す大変大きな力がある法律だった。

伊丹十三ミンボーの女には暴力団が右翼街宣車企業恐喝に来るシーンがある。この映画暴対法施行直後に公開されたので同法施行で先を案じているヤクザを大いに怒らせる事になって伊丹ヤクザに襲撃されて重傷を負ってしまった。

余談だが、この時伊丹を襲撃した組は後にJR東本社前の土地を巡って殺人事件を起こした。JR東本社道路に面しておらず、また同社は本社付近建物を次々に押えているのだが、購入すれば都道と面して建築基準が大幅緩和されるその土地に手を付けなかった。それほどヤバい土地だったのだな。

 

ちょっと長くなったが、「えせ右翼在日朝鮮人右翼の評判を下げる為になりすましてる」とか噴飯物の事をいう人が多く居る界隈なので一応説明した。

えせ右翼とは一般には上記のように民事介入目的ヤクザ運営して構成員も被る政治結社の事だ。もっと硬い警察用語では「右翼標榜暴力団」という。

 

90年代右翼不遇の時代 

こうして

1.バブル的に増加した任侠右翼暴対法により急速縮小

2.ソ連消滅により敵を喪失

となってソ連勝利したはずなのに右翼/保守業界というのは停滞してシュリンクしてしまう事になる。

そして当業界では超直的なそれに代わって冷戦後政治リアリズムを中心に多様性がある論説が流行するようになった。産経新聞コラム「斜断機」が柔軟で面白くて単行本化されてしまうような時代だ。因みに吉本隆明の門下生が多く書いていた。

そんな中で反共反ソイデオロギー一本の人らには居場所が無い。ソ連無き後に残った残存敵性勢力日教組をひたすら叩きながら閉じた業界で腐っていたのである

当時は欧州もみな社民政権リベラル人気で冷戦後世界情勢にも楽観的だった時代だった。 

 

 

 

続き→https://anond.hatelabo.jp/20220615180755

anond:20220615115818

LGBTに限らない話として思うのは、やれマイノリティ弱者だとアウトサイダーを気取りたがり

実際、都合のいい時には「俺らは虐げられてるんだから、今あるものなんていつでもなんでもぶっ潰して構わねえんだぞ!」って革命家みたいなツラするくせに

そうかと思えば既存社会迎合して利益を追求しようともしてくるのはどうなんだ

反体制ならバチバチ敵対するか取り入るか、せめてどっちかにせーよというのは、正直言いたくもなる

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