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はてなキーワード: キリストの幕屋とは

2023-11-14

anond:20231110045412

結局こういう事だったってわけか

バカウヨは世の中の全ての醜悪な者達と繋がってる

キリストの幕屋イスラエル支援偽装デモ大使館も関与

http://dailycult.blogspot.com/2023/11/blog-post.html

tanukipompoko キリストの幕屋といえば山谷えり子支持団体(記事にも名前が出てくるが)で日本会議構成団体でもある。人権団体テロ組織と見なすイスラエルは本邦の右派親和性が高い。橋本琴絵なんかも乗っかってきている

2023-11-13

anond:20231113214638

ごめん、この文章のどこを読むと

キリストの幕屋ファンダメンタルキリスト教ではない

ということがわかるの?

キリストの幕屋ファンダメンタルとか言わないで欲しい

http://dailycult.blogspot.com/2023/11/blog-post.html

id:nomitori アメリカでもそうだけとファンダメンタルキリスト教団体イスラエルにとても親和的なんやなぁ…。宗教からのその辺りの理屈を聞いてみたい…

ちょっと長くなるのでこちらで。要点はこんな感じ

について書く。なお書いている増田はいわゆる宗教二世ではあるが成人後も自身意思教会に行き続けているクリスチャン

キリストの幕屋について

これは「カルト新聞」に載っている記事、なのでその文脈で捉えて欲しい。ググれば主流派から異端視されていることがすぐわかる。

なお異端カルト社会的な悪性を持つ集団)ではなく、その教えには(宗教的にはともかく一般論として)一定妥当性を持つケースもある。プロテスタントから見た異端とは、「使徒信条から外れた教えを唱える人たち」と言える。

使徒信条

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%BF%E5%BE%92%E4%BF%A1%E6%9D%A1

キリスト教団体イスラエルについて

これは一言で語るのが非常に難しい。

だが最近世代間の差と共和党支持母体についてのNHK記事は読んでおいてもいいか

https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/489097.html

ポイントロビイスト存在と、共和党支持母体である福音派ががっつり噛み合ってしまっているところかと。それに対して若い世代には反発やしらけがあることがわかる。

福音派年寄りは何も考えずにイスラエル政権を支持しがちだが、クリスチャンであったとしてもそこは一枚岩じゃない。だが多数派であり声の大きいところでそういう風に言われがち。実際礼拝の中でも言及されたりしてるみたい。

宗教面での理屈について

これも難しいが無理矢理まとめると

ということだ。

聖書には「エルサレム平和のために祈れ(詩篇)」と書いてある。闘うための武器資金供与せよ、ではない。

もっというとここで用いられる平和という言葉は「シャローム」といい、神の平安の総称となっている。つまり単に他者との争いの状態を避けるとか、そういうものではなく「全能の神とともにいる祝福を享受する状態である

一方でユダヤ歴史イエス・キリスト否定排除してしまったのも事実であり、新約聖書には次のようにも書かれている

エルサレムエルサレム預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。 見よ、お前たちの家は見捨てられて荒れ果てる。 言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言うときまで、今から後、決してわたしを見ることがない。

‭‭マタイによる福音書‬ ‭23‬:‭37‬-‭39‬ 新共同訳‬

https://bible.com/bible/1819/mat.23.37-39.新共同訳

これはイエス自身言葉であるクリスチャンにとっては前述の使徒信条イエスキリストによる裁きのときがくる、ということを信奉しているわけだけれども、そのときがくる前提条件が、エルサレム象徴的に都市名であらわされるがユダヤ人をさす)が、キリストに立ち返ることであると示されている。



NHKとかのメディアでも「イエスユダヤ人だから」とか言ってイスラエルを支持する人を切り取って放映しているけれど、聖書の教えにたつならば、平和を求めるのは当然であるし、それ以上にその平和は「神は愛なり」と説かれているその教えのうちでないといけない、というのが聖書をそれなりに読んでいるつもりの自分なりの姿勢

スパゲッティモンスターだなんだと揶揄されがちではあるが、全知全能の存在自分は信じているし、その介入だけがパレスチナ問題解決しうると思い、戦況のニュースに悲しい気持ちになりつつも今夜も平和祈ります🕊️

2022-12-20

韓国ブログから:仁藤夢乃コラボ福祉団体ではなく政治団体であり

韓国フェミは異常であり、韓国の真似をしていたら国は消滅する。実際に韓国人口を維持するのが不可能レベルになりつつある。これにさらに4N運動ダメ押ししている。

韓国は今ウクライナポーランド兵器を輸出しているが、あまり将来の希望はない。そしてプロテスタント弁護士インチキ学者マスコミ宗教団体人権団体税金チューチューをしている。

弁護士を昔の人が嫌ったのは当然だったわけである

このモデル日本に持ち込んでいる。

201710/10記事

http://weekly.khan.co.kr/khnm.html?mode=view&code=115&artid=201710101853431

[特集]合法的ポルノ市場なら大丈夫でしょうか?

パク・ウンハ記者

日本式でポルノ合法化するのが代案だろうか。 去る9月26日政府デジタル性犯罪被害予防対策を発表し、関係省庁は一死不乱に後続措置に入った。 関連規定点検し、業界関係者を呼んで意見を聞く討論会公聴会の席がほぼ毎日続いている。 同時にポルノ合法化を主張する声も出ている。 合法的健全な成人コンテンツの道を開いて「ソラネット」のような賑やかなサイトが出ないようにしなければならないという主張だ。 政府対策が発表される約1カ月前からフェイスブックを通じてファンディング要請するアカウントも生じた。 しかし、デジタル性犯罪問題が十分に解決されていない状況ですぐに「合法ポルノ事業」を言うのは危険だという声が出た。 声の震源地は変わらない日本学者活動家たちだ。

注目すべきは次のパラグラフである

9月23日中央大学310館B502号で開かれた「デジタル性犯罪シンポジウム」で、日本活動家のニト・ユメノが日本JKビジネス女子高生イメージ活用した産業)について発表している。 この日の学術大会デジタル性犯罪アウト、中央大社会学科、希望種子、十代女性人権センター、性売買問題解決のための全国連帯と日本市民社会団体コラボ(Colabo)、慰安婦運動団体である正義記憶財団希望種子が 共同主催した/チョン・サンビンインターン記者

はい、ここですね。矯風会という狂った性概念もつカルト、その傘下の希望の種基金尹美香お金はどうしたんでしょうね?)Colabo、慰安婦を利用して寄付金を集め、ほぼすべて自分のために使った尹美香正義連、揃ってますね。

ここで分かる通りコラボ福祉をやる団体ではないです。最初から寄付金を集めてデタラメをやる連中でしかない。

ここから分かる通り、プロテスタント系の団体は全く信用ができない。統一協会キリストの幕屋はいうに及ばず。ホザナハウスにしてもそうでしょう。結局韓国に言ってしまえば統一教会から矯風会までプロテスタントの枠に入ってしまうので同じです。

看板が違うだけでやることは親北か反北の違いしかない。

あとで言っている国際人権団体とはヒューマンライツ・ナウ伊藤和子のことです。そして彼女統一教会と強いつながりがある赤沢りょうせいは「同志」と呼んでAV法制定しています

条文もめちゃくちゃ。それにAVとは書いていない違憲法律であり、およそ国会議員としてあるまじきレベルです。

そしてやっぱりこの界隈の関係者なので、これまた利益相反男性セクハラで訴えて弁護士報酬を儲けようというれんちゅうばかりということです。

次のパラグラフを見てみると同じ9月23日、PAPSも来ていることがわかる。BONDと若草はこの頃はなかったか

出演者欺く日多反射のAV撮影

日本市民団体PAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)で活動する金尻和菜は9月23日、中央大で開かれた学術大会デジタル性犯罪シンポジウム」で日本の成人ビデオ(AV)産業の不慣れを伝えた 。 韓国研究者たちと活動家たちが「盗撮犯罪」を持って出てきたならば日本で深刻なデジタル暴力問題になっているのが「合法的製作されるAV」だった。

このようにコラボパップスAVを潰してお金を設けるために一生懸命だったわけです。当然ながらヒューマンライツ・ナウもそうです。人権団体ではなく利権団体だったわけですね。

日本の事例だ。 2016年3月Aさん(日本人)はインターネットアルバイトを探していた。

草津温泉事件を思い出してみましょう。被害者は嘘をついていました。これは匿名であり全く信用ができません。虚偽というレベルしかないわけです。

さらにこのように2017年からAV非合法化することにコラボ、ぱっぷすI(APP研)、矯風会は熱心でした。そもそも矯風会セックスワーカー差別しているカルトです。したがって、コラボが体を売っているような女の子に優しいわけがないのです。とんでもない連中にやらせていると言えるでしょう。

この日、シンポジウムでは「合法的」として知られていた日本AV産業界の敏感さが荒々しく現れた。 AVプロダクション契約書には出演義務に怠ると損害賠償請求訴訟を提起することができ、撮影完了した後の妊娠性病に対しては一切責任を負わないという内容も込められていた。 「合法」としても出演者を欺くことは非日常的だ。 出演者撮影が終わっても正常な人間関係不可能になる。 映像がずっと歩き回っていつか家族や近い人にバレるかもしれないとトラウマに苦しむ。 すべての過程韓国違法撮影被害者と似ている。

このようなことは一切ありえず、でたらめです。この当時からそうですね。そもそも妊娠させないし性病もないですね。盗撮被害者と一緒にするのは頭がおかしい。ぜんぜん違うわ。しかもぱっぷすだけ読んで実際のAV女優に効かない連中は偏見に満ちた連中であるしか言いようがないわけです。

たとえていうなら五輪CMが全部おっさんなら差別と言います。それと同じですね。これも完全に差別ですし、ジェンダー平等でもなんでもない。フェミニストは意識が低すぎる。こんな連中ばかりだからジェンダー平等なんてインチキしかないわけです。およそフェミニストは差別主義者ということ以外言えないわけです。またバッキー事件告発したのもAV業界なんですよね。それすら知らない。こんな一方的に言うのはぱっぷすだから

全部被害者のように書く韓国人のフェミ女性は異常です。どこまで差別意識に染まっているんだろう。

以上のようにゴリゴリ差別意識と歪んだ宗教観、歪んだ性概念に染まった連中によく税金を渡していたなあと思います。そして有識者会議に呼ぶ。あり得ないことです。

さら領収証もまともにありませんし、残高証明書も出ていない。

どうなっているのでしょうか?

少なくともこれらの関係者を有識者会議に呼ぶ、有識者会議立法させる、条例化した法律化したものは即時執行停止する。これくらいのことをしないと、防衛のために増税というわけにはいかないでしょう。

9兆円の男女共同参画予算はこの税金チューチューシステムによっておそらく9割は横領されています。なにしろ最大のコラボですらいらないのですから

すると8兆円くらい浮きます。ここを改めるだけで防衛費は出せます。あまり出しすぎると国連敵国条項抵触して集中砲火を食らうので、全部は無理ですが。

あとマスコミも、女性記者を同数にするとか、こういうコラボのような税金チューチューシステムアシストする連中を増やしてどうするのでしょうか。新聞はいらないし、そうした編集者もいりません。全員嘘をつきでたらめばかり言う。不利なエビデンスを隠すのですからダメなんでdす。

デタラメばかりやる男女共同参画はやめて、能力に応じた社会参加ができるように、そのための機会は平等に与えられるようにする。そういうものです。

2022-07-10

5chは、楽しい

ここでは専門板以外のニュースカテゴリの板の話をする

5chの面白さはユーザーイデオロギー的入れ替わりが生じる所である

ネトウヨと呼ばれた存在は「東アジアニュース速報+板」(通称東ア+)から生じたとされている。いわゆる嫌韓の者共

2000年代前半の頃はこうしたレイシストは鼻つまみ者であり、板を越境してきたらボコボコにされていた

2010年代初頭には各板も右傾化が進むが、「ニュース速報板」(通称旧速)は体制風刺が根強く染まりきらなかった

この頃は2chまとめブログの最盛期で、上手いことまとめられるような書き込みが目立った。現代Twitterに通じる

2012年ステルスマーケティングまとめブログチェリーピッキング問題となり、反商業主義を中心に「ニュース速報(嫌儲)板」(通称嫌儲)へ移民が起こる

以降旧速も翼賛が進んだ

2010年代中頃には最大派閥たる「ニュース速報+板」(通称速+)は完全に右傾化する

2017年10月2ch運営との対立サイト名が5chに移行する

この頃の速+は板運営陣の思想統制が進み、反自民党的なニューススレを立てると権限が停止させられるようになる

同様の統制は「芸スポ+板」(通称芸+)でも行われ、一時スレ立て人が枯渇した

一方この世の春が嫌儲で、TwitterSNSキラキラと対を成すように言いたいことを言う場所として栄えた

安倍晋三おもちゃであり、どんなネタでも的確な安倍晋三画像が速やかに貼られていた。安倍晋三ファンクラブだった

後にiOS/Androidリリースされた安倍晋三エクスプローラーAndroidだと聖帝エクスプローラー)ではあらゆる語録が網羅されていて便利だった

ちなみに写真は↓こういうの。英ガーディアンも好きねえ

https://www.theguardian.com/world/gallery/2022/jul/08/shinzo-abe-a-life-in-pictures

2021年10月ちょっとおかしくなる

以前から5chには政治スレッドを荒らすスクリプトがいて、何者かの特定も困難な状況にあった

それがDappiの訴訟菅政権解散以降、パタリと止んだ

そればかりか速+、旧速の右傾化まで消えて嫌儲のように反体制に傾倒する始末である

人間って簡単に踊らされるんだなあという小学生並の感想しかでなかったが、とりあえずこの18年間楽しかった

ちなみにスクリプトは年明けて復活して大暴れして、一昨日は統一協会スレ全部埋め立ててた

anond:20220710104348

ところでこのスクリプト荒らし運営対処しない

対処しないから止まるのは荒らし側要因で、止まると注目が集まる

ここ最近だとdappi訴訟安倍晋三銃撃のタイミングと同時なので自民党清和会への関連を疑われている

まあ何も証拠ないしIPも追跡できないけどね

そういえば2021年5月中山泰秀防衛副大臣(当時)が「私達の心はイスラエルと共にあります発言炎上した時、

5chでも結構擁護されてましたけど、新宗教キリストの幕屋」との関連を指摘したスレは⋯⋯

まあ匿名掲示板なんで誰が書き込んだかはわからないんですけどね

2021-07-23

陰謀論の話を書く

日5chで中山泰秀防衛副大臣罷免すべきかどうかの話をしていた。

罷免すべき派としてID真っ赤(投稿数が多い)にしながらレスバトルをしていたら、途中から貰えるレスの数が減ってきた。

なんかそんなに的はずれなこと書いたかな?と思って自分書き込みを眺めてみると、「日本会議」「統一教会」「キリストの幕屋」の単語が含まれ書き込みへのレスがパタッと止んでいたのだ。

俺の言いがかりに対して否定するわけでもなく、罷免反対派がスルーを決め込んだのは何故なのか。

2016-05-12

やまもといちろう日本共産党を叩く理由

http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/kirik/status/728156958004420608

キリストの幕屋って何やと思ってググったらこんなもんが。

キリストの幕屋」とはどんな集団

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-03-29/ftp20080329faq12_01_0.html

聖書を深く読めば読むほど、民主主義というものには反対です」と、きわめて危険教義にたって、「昔の武士は、“生きるも、死ぬも、すべては主君のために”と言って、烈々たる精神に貫ぬいて(ママ)生きていました」などと封建時代支配者の思想理想とする時代錯誤もはなはだしい集団です。日本会議などでさえ口にすることをはばかる主張を展開しているこの集団の策動を許さない、社会的批判必要です。


あっ…(察し)

2016-05-06

日本会議研究」を読んだのだけど

菅野完著「日本会議研究」を読んだ感想、ではなく、疑問点をつらつら書いていく。ホントはまとめて読者お便りにでもしたかったのだけれど、切手代が惜しくなったので、気になった点を列挙していく。なお、これを読んで本書の内容を知った気になって恥をかいても知りません。

isbn:9784594074760

  1. P. 7, L. 2「この点に気づいた私は、保守論壇誌を手当たり次第に読み込むようになった」とあるが、保守を自認するはずの筆者は、これまで「保守論壇誌」と呼ばれるものを読んでいなかったということだろうか。一介のサラリーマン保守論壇誌に興味がなかったというのは別に問題はないのだけど、こと「『右翼であり保守だ』と自認する」筆者が論壇誌や内容の流行り廃りに興味を持っていなかったというのは、いささか不自然に感じた。
  2. P. 9, L. 11サンプルは、路上ヘイトデモであったり、保守論壇誌の記事のものであったり……」とあるが、「顧客アンケート従業員アンケートなどといった定性的情報に頼ることなく」と筆者が謳う「品質管理手法」に適用するサンプルとしては、定性的に過ぎるのではないか。無論、そこから人物相関を引いたり、時系列的に情報伝搬の順を推定したりするのだろうけど、「定性的情報に頼ることなく」と主張をするなら定性的情報と取られかねないものサンプルの例として挙げるのは不適当だ。
  3. P. 19, L. 12「おなじみの顔ぶれ」というが、誰にとっておなじみなのだろう。おそらく「(保守論壇誌で)おなじみの顔ぶれ」ということであろうが、この一語を省くだけで読者には敷居の高い本となってしまう。もっとも、筆者の処女作である保守の本分」は、ほぼ全編にわたって筆者と前提知識や思想を共有していない人には読みづらい不親切な文章であり、それに比べれば幾分改善されたと感じる。よく言えば一般向けでない、悪く言えば説明放棄した文章というのは、読者の読解力を無駄要求すると指摘しておきたい。
  4. P. 21 図表1 「新道議連」は「神道議連」の誤りか。この表だけを見ると、神道議連が9割、靖国議連も8割であり、日本会議国会議員懇談会所属閣僚が8割を占めるという点を「第三次安倍内閣の特徴」とするには、いささか不足を感じる。全国会議員や自民党所属議員に占める比率との比較や、歴代内閣との比較など、筆者の主張を裏付け数字は他になかったのか疑問である。これだけを根拠に「日本会議のお仲間内閣」と評してしまうのはいかにも牽強付会だし、今後の筆者が出す情報が総じてこの程度の根拠という印象を与えてしまう。
  5. P. 32, L. 14 西尾2005では「日本会議つくる会モラロジーキリスト教幕屋や……」と日本会議と並立して書かれているモラロジー研究所キリストの幕屋が、P. 31 の図表5 には日本会議役員として名を連ねている。この包含関係齟齬重要である。なぜなら、両団体日本会議からの働きかけを受け、役員を輩出する団体として西尾氏の活動支援している証左とも取れる一方で、日本会議に対して両団体独立して西尾氏を支援しているという根拠にもなりうるかである後者場合は、役員は「名義貸し」という解釈になるため、これをして「きわめて積極的運動に参画している」根拠とするにはいささか薄弱と言える。
  6. P. 69 L. 10 筆者は「なぜ日本会議とその周辺が靖国神社にこだわるのか」という疑問を述べているが、図表 2 にある通り、安倍内閣閣僚を見ると、日本会議国会議員懇談会所属議員靖国議連所属議員は大部分が重複している。靖国議連議員としてではなく、「日本会議の周辺」として「靖国神社にこだわ」っていると筆者が断じる理由がわからない。無論、思想的に共通する点が多く、日本会議の源流という文脈では筆者が主張するような解釈もできる。しかし、本書を読む限り、この疑問に答えるものはなく、前掲は問題設定として不適切ではなかろうか。
  7. 第三章全体に言えることとして、日本会議活動が、改憲夫婦同姓義務最高裁判決と同じ趣旨であることは論を待たないものの、日本会議の影響がどれほど大きかったか定量的評価がなされていない。日本会議に関心がなくともこれらの問題に関心がある、という分類の人は多数おり、日本会議活動が与えた影響の大きさを推し測れなければ、日本会議が時流を作ったのか時流に日本会議が乗っかったのかという疑問が解消されない。
  8. 四章は非常におもしろい。というのも、地方議会議員へ頻繁に請願アンケートを行うなど、組織バックボーンたる事務方能力が、ようやく採り上げられるからだ。連載の順序を踏襲して単行本を出すことは問題ないが、これまでの章立てでは、日本会議という組織がどれほどの規模を有するのか、なじみのない読者にはここに至るまで、とんと理解ができなかろう。少なくとも、これまでの各章を読み返す限り、日本会議が親睦会以上の実態を持った組織であることを示す根拠は極めて乏しいこれに対し、日本会議日本会議としての実態を伴った活動を例示しているのは、実はこの章が初めてである集会の開催といったものは、特段大きく固定された組織必要とせず、参加団体の持ち回りで運営できる。しかし、筆者が想定する規模の是非はさておき、定期的な請願署名アンケートといった活動継続的に行うには、HQとして一定程度の専従の職員資金的裏付け必要からである。このくだりを読む限り、専従者は数名で済みそうだが、真実や如何。
  9. P. 112, L. 9 「谷口雅春先生学会」は「谷口雅春先生学ぶ会」の誤りか。
  10. P. 113, L. 10 「ぷろでゅーす」は「プロデュース」の変換ミスか。
  11. P. 120 「『『決起』」と鍵かっこがダブっている。このあたり、推敲が不十分と思われる。連載中ならいざ知らず、単行本化に際しては校閲の不徹底を指摘したい。
  12. P. 161, L. 11 「……安倍政権は、このような人に支えられ、改憲路線を突き進んでいるのだ」とあるが、本章の後段はそれ以前の章と同じく、「このような人」の規模感がつかみづらい。証言依拠すればそれほど規模が大きいとも思えず、また知的水準も高いとはいえない若手世代排出が、日本会議にどれほど貢献し、ひいては安倍政権を支えているか認識できない。
  13. P. 185, L. 8「明治憲法復元のために」何十年と運動してきた人物さえ日本政策研究センター改憲優先順位を知らなかったという。一国の首相プロモーターが唱える政策が、一般どころか思想的に近いであろう人々にさえ知られていないというのは、いささか奇異に映る。ましてや、このような人々が同センター日本会議とをつなぐポイントだと主張するのは、説得力を欠く。つまり、同一の目標に向けて連動しているはずであるにもかかわらず、意思疎通が図られていないように読めてしまう。
  14. P. 212, L. 9 これまでも数度筆者はAmazon検索した結果を述べているが、インターネット検索した結果をそのまま典拠として用いるのは、本書の信頼度を大きく減殺する。取材しろとは言わないが、どの文献に載るプロフィールかまでは調べてしかるべきであり、雑な作業と映った。
  15. 第四章の途中から第五章にかけては、筆者の取材メモをそのまま写したかのような文章で、異常に読みづらい。筋立てて説明しているというよりは、手に入った資料と筆者の思考の断片を繋ぎ合せたような文章であり、筆者が明かした全貌が見えない。「一群の人々」の背後関係を調べるのであれば、各人物ごとに切り口を揃えないことには、理解の難しい内容となる。おそらく連載中は締め切りなどの関係もあり十分な推敲を経ずに掲載された回もあったのであろうが、単行本化に際してそれを放置するのは説明放棄といえよう。
  16. 第六章の真偽はさておくとして、単一運動を四十年続けるというのは、特段のカリスマ仮定しなくとも可能ではないかと感じた。例えば、会社員の多くは大卒の二十代から出世レースを始めるが、その中から六十代に勝ち抜けたもの会社経営者となる。終わってみればそういった経営者の多くは旧帝大を始め限られた大学卒業であるが、別に彼らは大学時代出会ったカリスマ的な人物の影響を受けて就職先での40年にもわたる出世レースを勝ち抜く決心をしたわけではあるまい。
  17. ただ一つ言えることは、長年知り合った思想的にも近いとはいえ高々10名ほどの人々が、四十年もの長きとはいえ緊密に連絡を取り合い行動していたとして、それが各々の所属組織に、ひいては現政権にどれほど影響を与えているかという点について本書は明らかにしていないのだ。無論、政治的組織のHQ に属する人々に影響力がないわけがないが、果たして国勢を壟断するに至るほどか、という恐らく本書を読み通した多くの読者が抱くであろう疑問に答えるには至っていない。その点、筆者の「日本会議が大きいわけでも強いわけでも」なく「他が小さく弱くなった」という結論は大いに説得力を感じた。


以上のように、筆者が単行本化に際して加筆修正すべきであった点を放置して世に出したのは、筆者と出版社の怠業である。一方で、本書を「巨大陰組織日本会議の全貌」のような内容という理解評価するのは本書を読んでいないか読解力が不足している。

感想一言で述べるなら「物理的にも内容的にも行間広すぎだろ」

 
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