2022-07-19

もしカルト宗教を大々的に規制したら

今回の事件元凶自民党統一教会が繋がっていたことと、同時に弱みに付け込まれ破産して家族を守れないほど実体のないものに金を注ぎ込んでしまった事例であるそもそも日本には信仰自由がある。現金を巻き上げるカルト宗教を取り締まれと言っても「お布施個人責任個人意思で支払ったのだから合法」と言えばどうしようもないし、支払った本人が満足しているなら金の使い道を外野がどうこう言うことはできない(という理屈はてな民が大好きな理屈だ)。たとえそれが洗脳によるものだとしても、洗脳であることを100%証明することはとても難しいし、洗脳だったと本人が認めることがかなり残酷でもある。

実体のないものに多額の金銭の支払いを求めること自体違法化するなら、次はソシャゲガチャ規制される。骨董品なんかも原価から程遠い額のもの規制されて、有名なアンティークだとしてもその価値も数値化できないので宗教と同様になる。骨董品ガラクタとなり、コレクター拝金者として嘲笑される。おもちゃ博物館なんかも「そんなもの取っておいて維持費ばかり大変」と次々取り壊しにあう。

推し活と行って給料全部を推しに注ぎ込む行為グレーゾーンになり、商業的にグッズもなかなか作れない状況になる。ファン行為宗教的と見なされて跡部景吾生誕祭なんかは完全にカルト領域として「国家転覆を企む隠れ蓑になっていないか」と公安から監視され、薄い本ネット夢小説まで検閲が入ることになる。

もちろんアイドル業界も大打撃を受ける。総選挙握手券などで無駄CDを買わせるなど言語道断ファングッズなども原価での販売を強いられ、集客が出来ないということで歌やダンスというパフォーマンスはどんどん先細っていく。人々を扇動するという理由反体制的なロックラップ規制され、歌手国家を讃える歌しか歌えなくなる。それすらも気持ち悪いというクレームが相次ぎ、歌を発表する人もいなくなる。

同様にかわいい動物漫画ゲームキャラクターも次々と自主規制が始まる。「信仰対象」を捨てることがブームになり、本やグッズの大量廃棄が相次ぐ。ペットショップは閉鎖され、里親を探しても「かわいいからという理由動物飼育することは宗教に該当しかねない」と世話を拒否する人が続出し、社会問題になる。結果野良ペットが街に溢れることになる。

単純な趣味すら宗教と見なされ、車やバイク登山アウトドアなどの趣味は白い目で見られるようになる。「弱者を優先させずに個人快楽に興じた」という風潮になるので、レジャー施設は軒並み閉鎖されてそこで動いていた金は障害者福祉へ回される。「自分の好きなことより弱者へ金を回そう」が合言葉になり、「施し」がブームになる。

これにより「弱者集団」が台頭し、事故障害を負った者が「弱者集団」を形成して施しを受け取ることが奨励される。公安も「施し」なら良いと目こぼしをするようになる。

人々は労働に明け暮れ、趣味を持つもの宗教的と見なされ公安マークされるようになる。レジャー産業広告業界芸能界は廃れて悪の拝金主義者と見なされる。テレビ公安検閲が入り、ネットではファンサイトは死滅する。動画配信など以ての外だ。男女の出会いの場も減り、婚活業界が盛んになる。

やがて「施し」に過度な金銭の動きが見られるようになる。「うちの子はこんなにかわいそうなんです!お金を恵んでください!」「こっちは難病で死にそうです!かわいそうでしょう!」「余命宣告された母に美味しいものを食べさせてやりたい!母は牛丼という庶民的ものをよく食べます!」「キモくて金がないオッサンから配偶者を恵んでください」「理解のある彼くん募集中」など金銭に留まらず様々なものが「弱者」という名目で巻き上げられるようになる。「弱者」の中でもアピールできる層とそうでない層で分かれ、「お前はまだ弱者アピールできないんだから恵め」と言われる。

次第に「弱者」は働かなくても生きていけるようになる。親は子供弱者にしようとわざと事故を装い障害者にすることが流行し、エリート弱者になることが推奨される。どれだけ馬鹿でどれだけ弱いか大事になるのだ。勉強なぞ以ての外。勉強なんかしたら「施し」がもらえないんですからねと甘やかされた子供が増える。ちなみに子供は無条件で弱者になるので一世帯50万円が毎月支給されるようになるので子供の数は増えた。

そんな中老人は「目先の欲のためにそんな弱者になることばかり考えていると痛い目に会うぞ、自分の好きなことをして生きろ」「こんな世の中は間違っている、実力行使しかない」と警告をするが、「国家に仇なす自由主義の手先」と公安マークされて投獄され、山奥の作業所監視されながら考えを強制される。「万歳弱者優先の国家万歳私たちの考えは間違っていた!自由など愚か者の考えだ!我々は弱者のために奉公しているにすぎない!この壺を原価で売って奉仕をするのだ!」

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