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はてなキーワード: 裁量労働制とは

2018-11-29

転生したらNTT社員になって6年勤めたが退職した

俺はF欄大学卒業して、フリーターをやっていた。

正社員になりたい気持ちはあったが、就活は何社か面接を受けて、あまり茶番過ぎて辞めてしまった。

公務員になる、と親には言ったが、勉強なんてほとんどしてない。

毎年ルーティンのように公務員試験を受けては、落ちて、近くのコンビニバイトを続ける毎日……


「こんなんでいいのか俺……」

将来を考え始めると眠れなくなる。

眠れなくなると、チューハイを飲む。

たまにストロングゼロ

その日も強かに飲んで眠った。


そして目が覚めると……俺は……


「おい!」


ん?


「……おい! 起きろ!」




体を揺さぶる誰かの声……親ではない……

ここは……? どこだ……?




「えっと……」

「おい起きろ! お前いくら俺たちが裁量労働制で、成果さえ出ていれば問題がなく、

勤務態度や遅刻・早退による減給がないとはいえ、勤務中に居眠りは怒られるぞ!」

「え?え?え?えっと……ここは……どこ?」

「何だお前。寝ぼけてるのか。ここはNTT研究所

お前は大学院で優秀な成績を収め、研究室でも教授から認められ、

推薦を受けて、この研究所に入って、勤務態度こそ悪いものの、

新人としては考えられない成果をあげて周囲から認められてるんだ。

ほら。もうすぐ社内勉強会の発表だ。みんながお前のスライドを楽しみにしてるんだ」



そう。目が覚めると俺はNTT研究所社員として転生していた……

しか勉強会……?

F欄の俺がみんなの前で発表だって



「……というわけで、分散システムにおけるリスクは様々あり、

最新のOSSではこのような対策がされています……」



なんだか参加者がみんなリアクションがない……

不安になって、俺は同僚に問いかける。


「なあ、この発表、やっぱショボすぎるよな?

 それでみんなあんな反応に……」

バカ! お前のスライドがすごすぎて、みんなリアクションがとれないんだよ!」

「……えっと……すごすぎるっていうのは、俺はのスライドの中身がなさすぎて、って意味だよな?」

バカ! 逆だよ!

 NTT社員なんて技術知識90年代で止まってるんだ!

 そんな相手に最新のITベンチャー技術動向や、OSSの内容を説明たから、みんな圧倒されてるんだよ?!」

は……?

まさか、天下のNTT社員技術知識90年代で止まってるなんて、そんな馬鹿な……?

未だにWindowsが世の中のOSの大半を占めていて、

ブラウザインターネットエクスプローラーメーラーOutlook

仕事で何かあればExcelを使うと思っているわけがない。

ましてやメモリ4GBでHDDPCを使っているわけが……


そんなわけ、ないよな……?

5年強勤めたNTT退職する気はありません(無能編)

みかかをやめたエントリー流行っていますが、自分自身もOBOGのみなさんが指摘している問題は当然認識しております

特に心に来たのがこちら。

https://anond.hatelabo.jp/20181126192228

それなのに、なんで自分は当面しがみつく気でいるんだっけ、と考え直すきっかけになったので

自分向けの整理を兼ねて、このぬるま湯を飛び出す気なんてない無能から視点で書かせていただこうと思います

以下、殆ど労働環境自虐風自慢になりますので「叩く前に一応中身見ておくか」と思ってクリックしてくれた律儀な方は

現時点で戻るボタンを押してブクマにご登録の上「結局自慢じゃねーか時間無駄にした」なり「ブルジョアがいたぞ殺せ」なり書いてくださって結構です。

ただ、もしあなた就活生ならば、自分みかかフィットするか判断する一助になるかもしれません。

自己紹介

偏差値60程度の私立高校偏差値60程度の私立大学偏差値60程度の国立大学出身、現・NTT主要5社のどれか。

ただし、一つたりとも普通入試入学していない。

これは別に裏口入学をしたという意味ではなく、推薦やらAOやらを活用していたということ。

自分では口下手だと思っているのだが、どうやら面接は得意らしい。

故に、周囲から評価出会ったときが最高で出ていくときが最低というのがいつものパターン

皆には本当に申し訳ないと思っているけど、別に騙そうとしたわけではないので許して欲しい。

客観視すると、自分は長いこと世間的2番手グループに紛れ込んでいた3番手以下の男だったわけで、

当然これらの集団の中で自分相対的に最底辺レベルだった。

勿論今の会社の中でも自分能力相対的低さは常に感じているところで「無能編」とした理由はここにあります

NTTをやめない理由

社員民度が高い

弊社は、就職先として人気である

故に、社員ボリュームゾーン日本大学生のうち、「人気企業志向し」かつ「人気企業内定を取れる」人たちである

無論いろいろな人がいるが、大学出会った優秀層にはわりといたテストステロンを異常分泌していると思われる人や、

常人の倍はありそうなIQを全く自然言語処理に割り振っていないタイプの人は殆どいない。

社内で怒声が聞こえた経験はなく、勿論暴力を振るわれた覚えもない。

社員同士のやりとりで精神的なストレスは感じにくいといって良いと思う。

ちなみに、部長以上になるとややイケイケ気味の人が多いように思う。

そういう人が出世やすい傾向はやはりある

労働環境がいい

政府が「働き方改革」などで語るエルドラドはどこにも存在しないとお思いだろうか。

いや、不完全だがそのイデアの影は確かに存在する。それがみかかである

私は毎年有給を使い切り、趣味海外にも片手の指で収まらない回数出かけている。

それでも足りないので、裁量労働制をフル活用し、遠征初日は早朝~午前中まで勤務しそのまま出国遠征から戻った日に夕方~夜までリモートメールチェック。

これで2日有給節約、みたいなことをやっている。

会社には半ば呆れられているが、趣味では成果が出ているのもあり、とても楽しい。当面は続けさせてもらうつもりだ。

(とても狭い世界だが、日本でXXXをやっている人と言われたら3人目までには名前が上がるはず)

みかか以外で同じことができたかと言われれば、とても疑問。

この趣味に本格的にのめり込みだしたのは入社以降なので、みかかが私の隠れた可能性を掘り当ててくれたとも言えると思う(?)

ちなみに私は家族に「中央官僚」「警察官」「幹部自衛官」がいるが皆ひどい労働環境である

家族仲は極めて良好なので、折を見て一緒に海外旅行などしたいのだが、全く予定があわない。

というか警察官自衛官就業規則的に入国できない国が結構あってワロタ

安定性は最強でしょうが趣味に打ち込みたいなら公務員オススメしません。

また、産休や育休も取りやすい。事前に準備する計画と合わせて申請すれば男女問わずほぼとれると思われる。

実例として、2人生んで復帰した後部長まで駆け上がった女性社員一年の育休を取得した男性社員を知っている。

社員個人として育休は「そこそこの給与で飼い殺される権利」をオプションとして残しながら育児できる権利であるわけで人生選択肢が広がる。

しか特別に意欲のある人以外、もとのキャリアにはなかなか戻れないという問題は確かにあって、積極的に元路線に戻さないなら

じゃあもっと安い給与派遣さん雇えるよねという話になり、これは正社員の既得利権しかない。

制度本来目的からは外れていると思います

これは今後の課題だけれども、会社制度問題というより社会問題かと思う。

給料がそこそこ出る

手当等を一切もらえない立場でも、30歳で600万は超える。これは独身ならば十分な額であると思う。

2大手である配偶者扶養住宅手当がつくと30歳で700は確実に超える。

出世スピード的に普通レベルでも40歳手当込み800はいくと思う。ただし管理職にならなければだいたいこれで頭打ち

結構大きい住宅手当が45歳で打ち切りとなり、その補填が定年までにできるかどうかというところだ。

子供複数欲しく、住宅東京に買いたい、となるとたしかに余裕があるとは言えないが、これ以上を望むのは特別能力がある人以外は贅沢ではないかと思う。

それでも、転職を考えないわけじゃない

周囲に豊かな生活をしている知り合いがいる

上記したとおり、給料はそこそこもらえる。ネット検索しても「自分はまずまず恵まれている」という意識補填する情報がでてくる。

しかし、弊社社員には嫌でも目に入る「より豊かな人」が2種類いる。

こういった悪意なき親しい人間が、NTT社員精神的安定を奪い「ちくしょう転職だ!」となるわけです。

母集団の層が高めであるため、こういう人が混じってくる。彼らは億単位マンション就職祝いに買ってもらい、

我々が必死こいて見栄張った結婚式より数倍豪華な式を親の金で挙げる。給料はすべてお小遣いまたは貯金である

ちなみに、こういう人の勤務態度、勤務成績は嫌味なほど良い。お前らなんで働いてるの?

銀行外資系ITなどへ行った友人とは、30前後から明らかな生活水準の差が出てくる。

彼らがカジュアルに誘ってくる店で「高い・・・」と思うのは、なにか胸にくるものがある。

NTT肩書には高い値段がつく(ことがある)

ぬるま湯NTTだが、転職していった知り合いは多くが年収を上げている。

まぁ、いい値がつかないなら転職しなきゃいいだけなので上がった例ばかり知っているのは当然なのだが、

主要5会社ではないその子会社から転職年収が1.5-2倍、金額で言えば1000を超えたケースも複数知っている。

NTTがやっているような規模の仕事をやっている会社は少なく、

その仕事マネジメントに近い立場ドライブした経験には思ったよりも高い市場価値がついているということらしい。

実際は会社名前でとってきた仕事会社に言われたとおり取り組んでるだけなのにね。

自分部署の将来性による不安

私は技術系の部署に属している。全社の技術課題を飛び回って解決したり、全社で利用する技術を選定したりする立場だ。

「つぶしが利きそうでいいね」と現場系の同僚には時々言われる。

が、そうではない。それどころか上記した「元NTT」の肩書活用できないポジションである自分は考えている。

実態ポケモンで例えよう。

ハナダジム攻略プロジェクト

ポケモンリーグ制覇の中期目標に向け、ハナダジム攻略すべしという社命が下ったとする。

すると弊社現場社員は「過去にハナダジム攻略したトレーナーが持っていたポケモンの平均個体数とレベル」を調査し、それを攻略人員として割り当てる。

詳細がわかっていないので近場で手に入れたイシツブテ6匹をメンバーとしてアサインし自信満々で「体制を組みました」と上司に報告するわけだ。

これではスターミーにたどり着けすらしません。

そこで、現場の協力会社が「せめてでんきタイプを一体くれ」と声を上げて補充されるのがたいあたりしか覚えていないビリリダマだったりする。

そのぐらいわかっていない(ところもある。けっこうある。わりとある。)

我々の役割は、状況を整理して「必要なのはでんきショックを覚えたピカチュウです。最低レベルはxxであと念の為ピーピーエイダーください」とまで噛み砕いて説明し、

でんきショックの使い方を解説、最悪の場合には自らスタンガンを装備してスターミーに立ち向かうことである

こうした仕事をこなすと、現場社員から技術的に頼れるメンバとして捉えられ、時には称賛される。

しかし我々は理解っている。こんなこと、エンジニアと呼ばれる人間ならできて当然のことであると。

というかこんなコト自慢気に語ったら笑われるぞと。

まり社内の強みと社外の強みが噛み合っていない。

社外の人たちが高い値をつける「NTT仕事」とはだいぶかけはなれたところにいるわけです。

存在意義は正社員としてすこしエンジニア的動きができるということだけ。

本腰入れて技術者を雇いだしたら消し飛ぶ強みです。

私の現状はみかか肩書がなければ「無能」そのものです。

退職エントリを読んで

自分の中のもやもやとした感情を整理するきっかけになったエントリ群にはとても感謝しています

ここ数年は趣味最優先で生きてきたけれど、少し冷静になりって将来のことを考えてみたいと思っていたところでしたから。

まずはそう、目の前の仕事をもう少し社外にも通用するスキルが身につく方向に舵を切りたい。

そして、実際に転職するかどうかはともかくとして一度転職活動をしてみる。

ぬるま湯の中でやってきたことに客観的な判断をしてもらう。そのつもりでしばらく仕事をする。これだね。


総評

と、在職中にも関わらず寝ぼけたことを言えるのがみかかです。人気なのも頷けるのです。

弊社社員は毎年の就職人気企業ランキングを見て「うちが上位とか学生は何も理解ってねえな!」と笑いますが何わろてんねんと思います

まさかと思うが自分たちの立場自分たちの能力で支えられてると思ってるわけ?と。

自信のある方はどんどんうけると良いと思います

趣味に打ち込むもよし、ガリガリ仕事したい人は踏み台にして転職するもよし、やる気のない同期を抜き去って出世するもよしです。

追記

ビビリダマを修正しました。

2018-11-26

anond:20181126222219

研究職って裁量労働制文系教授みたくタイムカード押したらまた外に出てレストランで飯食って街をふらふら夕方になったらまたタイムカード

それで給料出るんだろ

仕事さえクリアしてれば努力の量は問われないんだろ自由人じゃん

2018-11-25

残業代をもらったことがない

3社くらいに勤めてその後フリーとなった

結局ほとんど残業代をもらったことがないのだが、そういう人って最近だと多いんだろうか?

ちなみに1社目は残業代あったんだけど残業がなかっただけ

あとは裁量労働制

 

残業代をもらったことがないと

残業代にまつわる諸々の記事なんかの感覚いまいちかめない

働き方改革残業代なくすって話もイメージしづらいし

それで何かが良くなるというのはおかしな話だ、別に自分は良くなかったし

 

ああ、一回だけ交渉してもらった時があった

残業時間150時間だった時

退職金代わりにもらった

もちろん退職金もない

2018-11-20

anond:20181120155421

本当に裁量労働制なら帰っていいはずなんだがな

裁量労働制

期限までに仕事が終わればよくて

大体終わっていて余裕があるので

こうしてはてなでヒマをつぶしている

給料は安いけど

天職かもね

2018-11-01

高プロ賛成派の人に「そのメリットって裁量労働制でいいじゃん、なんで高プロ必要なの?」って聞くと黙る

2018-10-31

裁量労働残業でないことに納得がいかない

裁量労働制で働いているけど、残業代が出ないことに納得がいかない。

>>労働者は実際の労働時間とは関係なく、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなされる。業務性質上、業務遂行手段方法時間配分等を大幅に労働者裁量にゆだねる必要がある業務適用できる。

wikiより引用

実際は深夜残業場合は時給換算した給与の25%が出るんだが、通常の契約だと125%が出る。(うろ覚えだが、こんな感じだと思う。)

時間配分を裁量にゆだねてもらっているのは正直かなりありがたい。

朝が弱いので、何も考えずに9時半とかに出社とかしんどいし。

ただ8時間を超えた分の残業代支給してもらってもいいよね?

管理できないから難しい? 不正が働きやすい? 理由はこんなとこなのだろうか。

そんなの通常の契約の人たちもそうでしょう。

PC開いてる時間でもいいし、タイムカードでもいいし、働いてる時間管理できているんだから

それを裁量持たせてるんだから0ねっておかしいでしょ。

俺が乞食なのは分かる。

だが残業代が欲しいものは欲しいのだ。

通常の契約から裁量労働制になったが、(ベース給与UPの条件となってしまったので、嫌だったが飲むしかなかった)

手取りは減るし、なんか残業時間増えてるし(これは裁量労働とか関係なく忙しい時期になっているだけだけど)

通常のときと変わったのは出社時間だけ。

だけど別に通常のとき時間給だかなんだかで、

遅刻しても問題は全くなかった。結果さえ出してれば。

何も変わらないのに、残業代分の給与が減るのはなんか納得いかん。

転職して給与上げるかー。

ただ思いを吐きたかっただけ。

駄文ごめん。

2018-10-12

転職をしたかった公務員感想

きっかけ】

1.公務員という存在そもそも馴染めなかった

2.出世すると裁量がむしろ狭まることに耐えられなかった

3.中高大学と恵まれしまったためとにかく優秀な人と過ごしたかった

顛末

・Mイダ

A社、広告関連のベンチャーSEでも営業でもいいよと雑多な募集。初めて面接を受ける。裁量労働制で魅力的だと思った。営業内定をもらうが年収50万円は下がりそうだったのでのちに辞退(承諾せず)。

サービスのコンセプトは面白いが、いかんせん聞いたこともねえよという中小企業や、「サービス系」企業が多い。他の求人サービスもそうだが、人材紹介会社保険営業求人が多くて「アッ」であった。

・Rナビエージェント

B社、Rクルー出身40代いかにもマージンベンチャー事務で応募。一次面接は余裕で突破するも、いかリクな感じが微妙だったのと、新規性を感じなかったこと、SPIを受けるのが面倒だったことがあり辞退。

求人量は豊富だが、書類応募勧奨が激しすぎる上に一次面接辞退はほぼ不可。初めて転職しようとすると書類が通過する案件が意外と多くて詰む。給料アップ案件公務員のせいかほぼ提示されず。エージェントと話したことはない。最初キャリア面談みたいなものコンパスになったかなと思う。

・Dーダエージェント

C社、比較的長めの中小広告関連企業。一次面接でうまく受け応え出来たかと思ったが、あえなく散る。

エージェントとは何度か話したがどうにもこちらのキャリアプランが伝わっていないような案件ばかり。公務員から年収ダウンかついかにも「事務員」の仕事ばかり。担当エージェント時短勤務で、フルタイム勤務の自分にはちょっと相談出来る時間帯が険しかった。案件豊富だがRの方が豊富かもしれない。あとメール多すぎてウザい

・Wークポート

特に何も受けず。エージェント案件数も微妙おすすめしない。

・Bズリーチ(エージェント利用)

D社、エージェントから紹介で受けた新規サービススタートアップ。なかなかいいと思ったが、いかんせん一次面接までに御社のことをあまり勉強できず、自分キャリアビジョン曖昧アピール不足。当然落ちる。

E社、エージェントから紹介で受けた通信ベンチャー。D社と同じような敗因。1日で複数面接を受けるのはいけない。

F社、エージェントから紹介で受けた教育IT関連中小企業筆記試験(敬語算数ペーパーテストドン引き)はあるし、同日の一次面接では「2人目のご予定は?」となんでてめえに答えなきゃいけねえの? という質問多数。配偶者仕事も事細かにエージェント経由で聞き出そうとしてくる。辞退。

Bズリーチエージェントも良し悪しだけど基本的上から目線感があってめんどくさかった。書類通過しないと企業の人と直接やり取り出来ないのも残念。案件の質は他より高いが何でもかんでも受けられるわけではなく、ポテンシャル採用的な扱いを受ける公務員には不向きかもしれない。

・Bズリーチ(自己応募)

G社、Fintechスタートアップ。ここら辺まで来ると自分なりのキャリアビジョンを話せるようになってきており、マッチングしてますアピールを大切にしてみた。コーポレート系のある職種内定。辞退する。

H社、G社の同業他社。この業種は魅力的だが、魅力的でなくなるのも一瞬かもしれない、というのが両者の共通点。さまざまな事件は大した問題ではないが、今後ワクワクしない系業種になるかもしれないあたりが不安であった。コーポレート系のある職種内定。辞退。

エージェントに比べて博打ではあるが、ピンポイントで業種を狙えば内定まで行けることが分かった。ジョブチェンジポテンシャル扱いで転職に挑む場合意外とBズリーチ自己応募は穴場かもしれない。セクハラしてきそうな会社も避けられる。

・Wンテッドリー

I社、Fintechスタートアップ。H社G社とは別業態。自社プロダクトへの愛や、メンバー温度感空気感から惚れ込む。正直、ハッタリかました部分も大きいが、やっていきたかった。コーポレート系で内定年収100万円近くアップオファーもあり承諾。

ココロオドってしまって悔しいが、スタートアップがいいかなと思い始めてから使ったので有用だった。会社の人とカジュアル面談出来るのはやはり楽。SNSシネー。まあ条件提示とか一切ないまま受けたけど、公務員からスタートアップいきたいとなるとそのくらい雑な方が良かったと思う。

感想

公務員から何になりたいのかによる、というと身も蓋もないが、演出は大切だと思った。元からガジェットやらWebサービスやらに興味があったことと、情報系の学部を出たこと、公務員生活法令数字に強くなったことを訴求できたのが、自分ジョブチェンジ成功ポイントだろう。

公務員から民間なんて技術資格もないし無理だと去年くらいまで思っていたが、割となんとかなってよかった。書類通過して面接受けた企業だけ書いていて、書類落ちや書類通過から面接辞退もありますフォーカスのない転職活動は消耗しまくるだけだとも学べた。

公務員生活愚痴はおいおい。以上。

2018-09-29

化学メーカー勤務になって半年が過ぎた

何を書くの

この半年間を振り返るため、入社から感じたこと、考えたこと、驚いたことを記録しておく。

また、化学メーカーへの就職を予定する人、考えてる人への参考になればと。

ただし、あくま自分個人の感想であり、かつ弊社以外の会社をよく知らないので、偏った内容になっていることは注意されたい。

自分簡単スペック

・国公立修士卒、1年目

化学出身

社員数1500~2000人程度(単独)の化学メーカー勤務(研究開発職)

入社直後の現場研修(3ヶ月)

日系メーカーでは多くの企業実施すると言われる現場研修海外では普通ないらしい)。

弊社では高卒大卒・院卒(博士含む)全ての新入社員現場研修を受ける必要がある。

現場に配属される社員はそのままその現場に本配属となる。

ちなみに大卒以上は研修課題が与えられ、それを研修最後に発表する。特に技術職配属者は、プラント工程改善などの本格的な課題が与えられる。

Twitterなどでは、研究開発につく(特に博士卒)の新入社員長期間現場研修させることへの批判が時々ある。

その一方で「現場を知らなければ良い研究開発もできない」との反論もある。

自分後者よりの考えである

ただしこれは、自分研修プラントの方々が非常に熱心に指導してくれたというのが大きい。

というのも、各プラント間で研修生の扱いが全く異なるからである

極端な例だと、「何もすることないからひたすらTOIECの勉強してた」「ずっと寝てた」なんていう人もいた。

そんな放置プレイをするくらいなら、早めに本配属先に回したほうが実入りが良いだろうとは思う。

また、上述した研修課題であるが、これも各プラント間で内容に大きく差があり、「言われるままに化工計算するだけだった」という同期もいた。

現場の先輩社員たちは非常に親切であった。

ただし、それと同時に彼らは冷静な目で大卒・院卒社員特に技術社員)を見極めている。

何故ならば、研究開発・生産技術職の工程設計ミスで一番割を食うのは彼らだから

あんまり関係ないが、現場研修中に支給される交替勤務手当・深夜勤務手当は地味に美味しかった。

意図的なのかそうでないかは別として、入社直後でお金ギリギリという人にはありがたい。

本配属後

工場敷地内にある研究所へと配属となった。メーカー工場は多くの場合土地が安い地方にある。同敷地内なので、当然自分地方勤務である

地方勤務を嫌がる人も多いが(同じ研究所に配属になった同期にもいる)、仕事の進め易さから見れば、歩いてすぐプラントへ行ける現勤務地は便利。

製品開発・改良は工場との連携必須である試験用に製品を納入してもらったり、分析依頼されたサンプルのやり取りもある。

今の時代テレビ会議なんかもあるが、やはり対面で打ち合わせしたほうがやりやすい。

もちろん典型的地方工業都市なので車社会である

化学系の学生に声を大にして言いたいのは「化学メーカー就職したいなら免許は取っておけ」である仕事しながらだと取得が非常に面倒だから)。

仮に最初の配属先が車がほぼいらない土地であっても、転勤で地方勤務になる可能性はある。

大学時代は有機化合物研究対象としていたが、主に無機物を扱うテーマを与えられた。

研究テーマにこだわりがある人からすると、自分の専攻から遠いテーマ従事することに対し、抵抗感を抱くかもしれない。

ただし、修士卒なら自分の専攻の研究に携わったのはたかだか3年である博士卒なら6年だが、会社生活はそれより長い場合ほとんど。

専攻そのもの知識というよりも、大学での研究を通して身につけた論理的思考力、課題解決力が求められている(そのような趣旨のことを上司から言われた)。

そもそも、こだわりを無制限に貫いても問題ないのはアカデミック世界くらいではないかと思う(近年ではアカデミックでも怪しいけれど)。

自分の興味の範囲を広く持ち、色んなことに対して「面白そうだ」と感じられるようなメンタルを持つことが大事だと感じた。

配属後数ヶ月で別テーマに回された、なんて例も過去にはあったらしい。やっぱ割り切りが必要

いたこ

プラント現場での手作業が思っていた以上に多い

今の時代工場自動化が進んでいるという思い込みがあった。

意外と泥臭い作業が多い。例えば、廃液タンクからドラム缶廃棄物を抜く作業が手作業だったりする。

もちろん危険廃棄物場合保護具完全着装である危険ではなくとも保護メガネ保護手袋必須

プラント操作は難しい

研修中少しだけプラント操作をさせてもらった。全然うまく行かなかった。

化学プラントは、反応液から原料を回収して反応装置に再度導入するなど、複雑に繋がっている。

なので、一箇所のパラメータ操作するだけで複数箇所のパラメータが変動してしまう。

適切な操作をするためには経験必要

意外と飲み会は多くない

地方都市なので、帰宅タクシー必須なのが大きい気がする(電車バスも深夜には走らない)。

社風にもよるだろうけど。

流しに廃液が流せる(!)

一番びっくりしたことカラクリは流しが下水に繋がっておらず、工場排水を処理する排水ピットに繋がっているから。

嬉しいこと

社員寮が安い

家賃が圧倒的に安いので貯金が貯まる。朝食夕食も注文すれば格安で食べられる。

割とホワイト

特に新入社員は極力残業させないようにとのお達しがあるらしく、自分の累計残業時間はまだ2時間である

2年目以降の研究員も、基本的残業は少なくしようという方針があり、事実実行されている。

ただし、どこの会社にもあると思うが、PCの電源を落として(PCログで出退勤を管理している)サビ残するような部署もある。

加えて、ある程度昇格すると研究開発職は裁量労働制となるため、上司たちは遅くまで残っている人もちょくちょくいる。

(今のところ)仕事楽しい

今やっている実験は非常に地味だが、大学でやっていたこととぜんぜん違う分野であるのが逆に新鮮で、仕事はとても楽しい

先輩・上司たちにも非常に恵まれていると感じる。

多分年次を重ねてタスクが増え、責任が重くなったりするとまた違う気持ちになるんだろうけど。

不満に思う(思った)こと

社内の連携が取れていない

部署間での連絡・情報共有がおろそかだな、と感じることが非常に多い。

その結果、やっていた作業が全て意味のないものになったり、計画段階からやり直しになる、なんて例も散見される。

…でも、自分がそういう立場になったときちゃん連携が取れるのか、っていうと自信はないので、やっぱり難しい問題なんだと思う。

なんだかんだ現場研修は辛かった

現場社員たち(殆ど工業高校卒)は電気機械出身者が多い。もちろん工業化学系出身の人もいるが、特別多いわけではない。

なので課題に取り組む際、自分の考えをどう伝えるかということに非常に苦心した。

ただし、前提知識が乏しい人への説明をするスキルは鍛えられた。

あと、夜勤はやっぱり眠い自分は昼間寝るのに全く苦労しなかったが、いくら寝てもやっぱり深夜は眠かった。

納得させるための仕事が多い

やらなくてもわかるようなことであっても「でも予想と違うかもしれないから、一応やっといて」と仕事を振られる。

もちろん本当に予想と違う結果になることはあるけど…。先輩が「正直バカらしいなあ」と言いながら実験をしていたのが印象的。

依頼する側からしたら「ついでにそれもやっといて」と言いたくなるのはわかるけど。

ただ、常に自分を疑うのは研究職として大事なことだと思うので、できる限りやったほうが良いのは確か。

むすび

偉そうに色々書いたが、まだ社会人になって間もないのでまだまだ経験不足。

いつまで研究職をさせてもらえるかはわからないが、できる限り長く技術者として仕事したいなあというのが本音

あくまで雇われの身なので、今後どうなるかは会社次第。今はただ、着実にできることの範囲を広げていきたい。

2018-09-28

anond:20180928092657

えっ、たとえば今日ホッテントリ安倍叩きができそうな記事って、トランプサマータイム杉田水脈裁量労働制くらいだよね?

安倍叩き「ばかり」というなら、50件くらいあるホッテントリの中からその5件くらいをわざわざ選んで読んでるってことでしょ?

もちろん、そういう記事ブコメにも右側からコメントしてる人は多いから、つまり何百件もあるブコメの中から安倍叩きコメントだけ選んで見てるってことでしょ?

2018-08-29

2018-08-25

下方婚だけどうまくやってる

うちは夫を従来の女性の働き方に完全に押し込める形でうまくやってる。

うちは産休だけ私が取って育休は夫。

ここが夫が家事育児自分ごとにするかの分かれ目だったと思う。

今は復帰して毎日残業しないで帰ってきて、保育園の迎え、料理、皿洗い、子ども風呂入れ、全部やってくれてるよ。

育休を半分でも夫に取らせておけば、覚悟が違ってたと思う。

ちなみに私も残業無しで働いてるので時短労働者が2人いるような感じ。

私は裁量労働制なので給料は産前と変わらない。

https://anond.hatelabo.jp/20180825083543

経験者としては子供を持ちたい場合下方婚は勧められない。[追記

女は上昇婚ばっかりだと叩く意見結構ある。

専業主夫結婚して家事をしてもらえとか、

男女の家事比率給料に合わせて4:6とか3:7にすれば?とか。

私は下方婚したが、他の人に勧められない。

経験談としてご参考に。

正社員ガンガン働いていると、周りに専業主夫希望男性はいなかった。

代わりに、私よりももっと収入が低い企業で働いている人はたくさんいた。

私は、たまたま好きな人収入自分より下だったがその人と結婚した。

下方婚である

家事比率は5:5で得意な分野を分担。

家賃生活費比率はこっちが給料多い分多めに負担

実際には家事負担はこっちが多かったけど別に特に不満もなかった。

ところが、変化が生じたのは子供が出来てから

出産間際になっても夫の意識は変わらない。

産休に入っても、育休に入っても私は生活費を半額払い

子供にかかる負担金も支払ってる。

産前産後給付金的なものもあり、入ってくるお金ゼロではない

仕事ができなくなってる女性は、収入が激減しているんだけどね。

子供にまつわる出費は結構バカにならない金額なんだが、

説明しても夫は多分理解してない。

夫は妊娠前と変わらない仕事ぶりで、

出張だの、残業のしまくっている。

正直なところ、仕事ぶりを見ていると無駄が多く効率的ではない。

夫は裁量労働制年俸が決まっており、残業しても年俸は変わらない。

からこそ、結婚前は家事負担できるって早く帰れるから子育てもやると言っていたのに

ぜんぜんできる状況じゃない。ワンオペ育児になってしまってる。

裁量労働制でも入ってくる仕事は調整できなくて忙しいって本人は言っている。

下方婚した私が悪いのだが夫は私より下方なのだから

収入も低い分仕事能力も低い。

から私より非効率な働き方になってしまって当然だった。

さらに、私が家にいるため夫は家事を手伝う比率が減った。

出産前には収入の多い少ないにかかわらず対等に、協力してやってきたが

夫が働くより私が働き続けた方が良いのになあと思ってモヤモヤする。

こんな不満が内側から湧き上がってくるとは思わなかった。

たとえば、妊娠出産産後育児自分計画通りいかないことが多く

胎児の状況や生まれ乳児の体調など一切コントロールできないことが多い。

そして生物学女性しかできないことが出産前後の女には沢山あり

夫に代わりにやってもらうのは無理なことばかりだ。

いろんなトラブル対応しながらも、

そんな時に金銭面の心配をしなきゃならないのは結構ストレスである

上昇婚であればこのようなモヤモヤは一切生じないと思われる


男が専業主夫になればいいんじゃない?って意見には賛同できません。子供持つまでは、それもありかな?と思ってましたが。

私の年収が1000万であってもです。

年収が高いと、産休育休中、収入が減るのに住民税は高いままです。夫が主夫産休中の収入がないのは問題外です。

出産は命がけです。妊娠中に仕事して流産した友人も多くいます。私も早期胎盤剥離で死にかけました。子供もかわいそうです。

から子供を持つなら女性仕事セーブしても安心できること、出産を機に身体を壊し前のように働けない場合でも安定して生活出来ることが重要です。

上方婚男性が働いている場合にはこれらの点がクリアできるので安心でしょう。

私は子供を不幸にしないように夫を叱咤激励し折り合いをつけて生活していこうと思います



面白いなあと思ったコメントがあったので追記

個人として上方婚の方がいいなんて当たり前だろ(笑)。「批判」ってのは社会全体では辻褄が合わないって話だよ。ここまで純度100%馬鹿は久しぶりに見た。笑いすぎて腹痛い



笑っていただけたようで、なによりです。

社会全体で辻褄が合わないので、女性の上昇婚は困るという意味、だけではなく

明らかに女叩き目的で言っているであろう人も多いため、

多くの女性に改めて、下方婚について考えていただきたく思い経験記載しました。

給料が低い=能力が低いは一般論です。

あくま仕事給料に変換するスキルが低いという意味と捉えていただいて構いません。

あと、女性の上昇婚に対する非難はこの方がおっしゃるとおり、

個人としては上昇婚の方がいいなんて当たり前。批判ってのは社会全体では辻褄が合わない』

という意味で決して上昇婚を目指す個人非難している訳ではないようですので

女子のみなさんは、ぜひご自身のために遠慮せず上昇婚を目指してください。

こんな文章書く人は管理能力低い。他人を見切ったようなこと言える頭とは思えんな。/ 下方上方関係なく、激務同士が結婚したって相手にはタッチできないというただそれだけ。心も技術もないのは結婚に向いてねーよ。





「下方上方関係なく、激務同士が結婚したって相手にはタッチできない」

相手にはタッチできないという」言葉日本語としての意味がよくわかりませんし、

他人を見切ったようなこと言える頭とは思えんです。笑いますすみません

閑話休題

激務同士でも、夫が私以上の給与お金を稼ぐ能力があれば私は自分仕事に全力を注ぐことを諦め、

時短で勤務時間を最大限減らすことを検討してもいいと思います

しかし、下方婚では申し上げた通りそれは難しいので家事育児もやって仕事もする必要が出てくるのですよ。自分自分出産する側でないなら、別になんとも思いません。

また、コメント見ていると、私の夫評価をご自分に言われたかのように捉えて

反応している方が多いように見受けられます

そうとらえないでいただきたいです。

皆さまを下方であるとか、皆様の給与やすいのは能力が低いからだと

もうしあげたいわけではありませんので!

2018-08-17

いやーさー与党野党もどっちもいやだけど

サマータイムだの裁量労働制だの高プロだの同性愛自殺率高いだのボランティアという名でただ働きだの無茶苦茶からもう次の選挙野党に入れるわ

与党めだからって民主党選挙で勝って民主党政権生まれてひどいことになり民主党に票を入れてしまたことを悔やんで今与党支持する人は世の中に結構いるんだろうけど働きすぎで肉体も精神も壊される動きを推進されるのは本当つらい

2018-08-14

anond:20180814073319

私も残業するなら申請する、申請しないなら残業しない

が正しいと思ってた。

けど、その先輩(男)は男はサビ残しろって考えだったということです

ちなみにその先輩自身もめちゃくちゃサビ残する

そうしてただで奉仕しないと評価されないと思ってるらしい

裁量労働制ではない職場です

2018-08-11

anond:20180811132503

オリンピックなんてどうでもいいの。

社畜労働時間を増やしたいだけ。

もちろん早く仕事を初めても早く終わることはない。

サービス残業させるか、裁量労働制の拡大をする。

2018-08-03

裁量労働制現実

大企業部署により何もかも違うと実感した

私の会社規則

・出勤退社時間、つまり労働時間従業員に委ねる

・ただし原作一日一回はオフィス来い

部署ルール

裁量労働制は朝9時からまり定時までの労働+みなし残業代であるからして、

・朝9時にこい、行かない場合は事前に連絡

・何も外に用事なければ終日オフィスにいろ

上司より先に帰るのは非常識

とのことなので例えその日夕方から夜2時まで必ずオフィスいなきゃダメ仕事があっても朝9時に来て定時までもいなきゃダメとのこと。

あーんこんなとこ来たたはずじゃないのにー

2018-07-26

高プロなら自分裁量で働けますよ!」

「それって裁量労働制でできるじゃん?何で高プロ必要なの?」

2018-07-18

anond:20180717173436

とにかく綺麗なトイレに好きな時に行ける職場を見つけないといけないんだよね。

そういう意味でも都心の綺麗なビルに入っているITベンチャー企業がよい。

多目的トイレに限らず普通トイレにもウォシュレットがついててひとまずの心配回避できる。まあそれでも痔瘻は痛いのでできれば無理矢理にでもなおしてほしいが。

で、そのITベンチャー企業裁量労働制仕事につければとりあえずノルマえこなして結果を出していれば一日に何度トイレに行こうとお咎めはない。

なぜ大手じゃなくてベンチャーが良いかというと基本的に人手が足りなくて贅沢言ってられないところが多いので体調面に問題があろうと学歴が無かろうと結果を出していればまず切られることはない。おまけに運良く勤め先が成長した際には初期からいたというだけで古株として扱われて精神的にも楽になる。

もう遅いのでとりあえず寝ます

2018-07-13

anond:20180712194251

裁量労働はみなし時間が決められていて、みなし時間を超えると残業代が発生する

裁量労働制には週1日の休日義務付けられていて、その休日に出勤すれば割増賃金が発生する

裁量労働制最高っていうなら、なんで裁量労働制がすでにあるのに、高プロなんて制度必要なのか、という反応をすべき

2018-07-07

毎週決まった時間に決まった場所で何かすることが苦手だった、と言うことに気づくのに時間がかかった。

毎週決まった時間に決まった場所で何かすることが苦手だった、と言うことに気づくのに時間がかかった。

学校という場所毎日決まった時間に行かなければならないことをみんながみんなすごく苦痛だと思っていたのだけど、実はそんなに苦痛じゃない人がいるみたいだ。

と言うか、むしろラクに思っている人もいるようだ。

そんなわけで、大人になった今も会社に同じ時間に行くと言うのもかなり自分には大変なのである


最初に入った会社は、いわゆるブラックというところで、9時半始業だった。

電車遅延以外の遅刻場合、その日の給料が出ないという仕組みであった(あり得ない仕組みだが、あり得たのである)。

私は例のごとく、よく遅刻していた。だが、東京という場所は、通勤ラッシュ時間はいつもどこかの電車が遅延している。

JR営団地下鉄で通っていた私は、ほぼ毎日どちらかは遅れていた。

駅員さんに1分でも遅れたら遅延証明書を発行してもらっていた。こっちも死に物狂いである。

今思えば、給料が出ないわけだから、遅れたらもう出社しなければいいんだけどね。

そこは変に真面目なので必死に出社していた。若かったのでさじ加減が分からなかったというのもあるだろう。

そんなわけで給料を引かれる日はなかった。


次に入った会社は、出社時間が決められていなかった。

10時を目処にといったくらいの感覚で、周りの人も11時に来ていたりしていたので、どんどん遅くなってしまっていた。

しかし、9時半が11時になっても、まあだるかった。

これは意外だった。9時半始業が夜型の私には無理なのだ10時になれば幾分ラクなハズだと思っていたからだ。

あ、始業時間関係ない!とこの辺りで気づき始めた。


その後、同じ会社に勤めていて、途中で裁量労働制になった。

コアタイムも設定されていないので、こうなると何時に出社してもよくなる。

そうするとかなり気分がラクだった。1012時の間に来ればよい、と思うと、プレッシャーがかなり減った。

11時に来れる日もあれば、13時に出社する日もあったが、もともと0時くらいまで働いていたので、13時に出社しても1時間休憩挟んで10時間働いている計算になる。

普通に10時に出社して18時半に帰る人と、同じくらいの時間働いている。

ただ、深夜残業手当が出てしまうのがややプレッシャーに感じていた。

遅く来といて、深夜残業手当もらっていいのか……?

今日仕事がすごい進むけど、終電があるから帰らねばならぬ、というのも面倒であった。

終わらなければ家でやっていた。でも給料でないし、なんでやってるのだろう?と時間内に終わらない自分への怒りと、給料でないのにやりたくないという狭間モヤモヤしていた。


あと不思議なことに、たまにある朝早い打ち合わせやリリース作業などには遅れたことがない。(ほとんど、と言っておこう。1回くらいはあったかも)

ルーティンになっていないものには、対応できるようだ。

おそらくだけど、朝やらなくてもいいのに、行くのが嫌なんだと思う。

自分が朝に仕事するとエンジンがかからいから、ぼーっとしているだけなのである


はいえ、何かの病気ってわけでもないみたい。

別に悩んで病院に行ったわけではないけれど、社会生活がまともに送れている場合は、とりあえず病気じゃないと思っているからだ。あくまでもそういう傾向があるというだけで。

職場では、おそらく複雑と呼ばれるある程度の仕事はこなして、下に何人かアシスタントがつくレベルというのも、まともに送れていると考えている理由の一つ。


よく考えると、習い事も長く続くタイプではなかった。

もともと飽きっぽいし熱しやすく冷めやす性格だと言うこともあるが、毎週決まった曜日になると「習い事に行かなければならない」と言うプレッシャー特に嫌だった。

好きなことでも今日行きたくないのに、と言う日もあるだろう。(普通、ないのかな?)


でも、いつかまともになるかなと思ってたけど、30代になって結婚しても全然決まった時間に行くのが嫌なのである


今は、会社に行くのが嫌になりすぎて、フリーランスで前の職場から仕事もらってやっている。

週5日働いていたけど、今は実質週3〜4人日程度、家で同じような仕事をして働いている。開始時間も終了時間もない。

出社する必要もないし、月〜金の決まった時間に働かなくてもいい。

一応、売上も、会社時代よりは少し低いが、生活レベルを変えないで暮らしていけるほどにはもらえている。

めちゃくちゃ気楽である

今日は眠れないから、仕事ちゃおう!なんて日もあるし、今日眠いから1日寝てしまった。という日もある。


月〜金で終わらない!なんてダメなんだ。終わらないからって土日に仕事なんてしたくない!と会社時代は思ったものだが、

月〜金で終わらない!!そんな時もあるよね〜、ダメなら土日にしよう。と今は思っている。売上が変わらないわけだし。

なんなら、逆に月火で仕事が終わる時もある。


締め切りまでに決まった仕事が終わればいいわけからエンジンのかけ方を一定にしなくてもいいというのはすごく気持ちが落ち着くし、自由だ。こんなに割り切れる日が来るとは思わなかった。

でも、会社員の方が手厚いから、こういう変な奴に対応できる働き方ができる会社があれば、また会社員に戻りたい。

会社員としては、結構ダメな方の人間だと思うけど、恵まれ環境があれば、今のところ生きてはいけてるよ、って話でした。

2018-06-21

[]労使決議違反をしていても高プロ適用無効にならない場合もある

国会ウォッチャーです。

 高プロは、上西先生佐々木亮先生、嶋崎量先生らの労働弁護士の人たちが一生懸命発信してくれているので、ぜひそちらを見ていただきたいんですけど、立憲民主党石橋通宏議員の質疑がとても良かったので書き起こしておきます

 石橋議員は、はっきり言っちゃうと喋り方が苦手なんだけど、法律担保されていることの重要性と、国会できちんと言質を取っておくことの重要性がわかっているなぁといつも思っているので応援している。というか吉川沙織さんもすごく好きな議員なので、情報労連はなかなかやるな、と思っている。労働貴族と揶揄されようが、ノブレスブリージュを果たしているのではないかにゃ。

 ちょっと脱線するけど、労組出身議員を、労働貴族と毛嫌いする人は多いと思うんだけど、私は国会できちんとした議論をしてくれるのであれば、どこ出身でも構わないし、人間が集まって意見の集約をしようとするときは当然政治が生まれるので、私は労組内の勢力争いも別に否定的には見てないけど、さすがに神津さんは、高プロ通っちゃったら責任取って辞めるべきだと思う。安倍さんは器がちっさいから、民主党政権時代を恨んで連合会長との政労会見を拒否し続けてきたり、労政審労組代表者入れない部会を作っちゃったり、明らかに労働政策での連合プレゼンスが低下していた中で、2016年ぐらいか働き方改革関連法案作成にあたってちょっと秋波を送られた連合政権に擦り寄っちゃった結果が高プロ容認なわけだけだから。当然責任は取るべきでしょ、と思う。いやならもっとしっかりと働けよっていう。結局この辺の連合の動きが、全労連共産党との共闘排除をはっきりうち出して、連合との関係を強化しようと前なんとかさんを焦らせてしまったとこも多分にあるわけで。私としてはそのせいで、国民民主党ができちゃったもんだから内閣委員会委員長与党系に変えられちゃったりで、カジノ法案全然議論されないまま通っちゃったし、いろんな八つ当たりを神津さんにはぶつけていきたい!

6/19日参院厚労委員会

 前半、高プロ年収水準の話で、諸手当を年収見込みに含むかどうかを問いただす石橋議員。確実に支給が見込まれるのであれば、諸手当を含むと労使で合意さえすれば問題ないらしい。石橋議員らの試算によると基本給850万くらいという場合も、現行水準で可能な模様。後半、内閣法制局をよんで、法文解釈をさせる石橋議員

石橋

「略)今日内閣法制局の方にお見えをいただいております。これ、もう色々議論してまいりました、我々が、問題視しているのは、決議事項に違反した場合法的効果はどうなっているか、ということです。これ、決議の要件さえ満たせば、届出制ですから労基署は受け取るわけです。いちいちチェックなんかしません、できません、無理です。運用始まった、実際は決議に違反していた。大事なのはそん時に、法的な効果がどうなるのか、ということが大事なんです。まず法制局、端的にお伺いします。41条の第1項、決議事項、第1項から10項まであるわけですが、それぞれ決議違反が判明した時の法的な効果を教えてください。」

内閣法制局高橋第4部長

法案改正後の、第41条、第1項につきましては、2号に掲げる労働者を1号に掲げる業務に就かせた時、労働時間の、深夜、休日に関する割増賃金規定は、その労働者には適用しない。ただ3号から5号までに規定する措置のいずれかを、使用者が講じていない場合は、その限りではない、とされていますので、第1号から第5号までに掲げる事項に関して、決議が遵守されていない場合には、労働時間等に関する適用除外の効果が生じないことになります。また6号から10号までに掲げる事項につきましては、決議が遵守されていないとしましても、労働時間等に関する規制の除外の効果に、影響が生ずることはない(です」

石橋

「お分かりでしょうか、これすごい大事な、法制局見解、だと思います法制局もう一点だけ、先ほど答弁いただきましたが、第1項の第2号に掲げる労働者に第1号に掲げる対象業務に就かせた場合、除外をされるという、そういう建てつけ、整理でした。先ほど、えー第1号の対象業務の決議、についてですが。もしですね、適用事業所で、実際の運用の中で、明らかに対象業務としての要件に欠く、要件違反している、本来対象業務として認められるものでなかった、ということが明確になった場合には、その対象業務自体が、この第1号の対象業務要件を満たさなくなる、ということがあり得る、ということでよろしかったでしょうか(略:石橋さんがずっと聞いている、対象業務でない業務不適切運用であった場合に、高プロから外れるのは決議された対象業務自体か、労働者か問題確認

高橋

「(略)今ご指摘のような明らかな1号業務ではないということが明らかになるのであれば、その業務自体が、対象にならないということになると思います。」

石橋

はい。1号で、業務自体が、対象業務にならないという法制局見解でした。大臣、お聞きいただいたと思います。1点目の点、大変重要です。第6号から第10号までの決議事項については、仮に決議に違反しても、高プロ適用除外にならないんです。省令でそんなこと規制できません、委任されていませんから。てことは、例えば、この中に大変重要ものが入ってますね。第9号は不利益取扱いの禁止です。衆議院修正、第7号は同意撤回です。たとえこれに事業者違反しても、高プロ適用除外にはならないんです。これ、法案、欠陥じゃないですか」

(誰も手を上げないので、委員長がどなたが、と促し加藤が渋々手を挙げる)

加藤

「今お話しありましたように、7、失礼、6号から10号、これは適用の除外にならないということであります。これ制度適用の考え方としては、当該事業場の現状を熟知した労使が合意して、制度導入した場合において、対象業務や、対象者の要件を定めるもの、あるいは個々の労働者の要件に直接かかるもの、これは制度の根幹に関わるということで、これが満たされていない場合については、条文上、明確に制度適用されない。ま、すなわち高プロとして無効、ということであります。(働かせた分は残業代を払わないといけない)ですが、その他については、決議に基づいて、実施されることが当然求められるわけでありますけども、まずは当該事業場の労使委員会実施状況を把握し、その履行確保を図っていただく、その上で、仮に不履行があれば、厳しく指導していく、こういう姿勢で臨んでいきたいと思います。こうした内容の条文については、えー先般、労政審においても、概ね妥当(これ労働代表いくら反対しても概ね妥当以外の結論が出ないからね。多数派政府推し有識者使用者が占めてるから)ということでございます。また、現在企画裁量労働制においてもですね、同様に、措置に応じてですね、不履行があった場合には、無効ではなく、指導による対応をしている、という事例もあるわけでございます。」

石橋

「だからいいってことですか、大臣。それは僕らがずっと問題として指摘している話ですよ。現行の裁量労働制に、深刻な問題があるでしょう。なぜ過労死が、労働災害が起こってるんですか、裁量労働制で。そういう制度上の欠陥があるのに、その修正も、その適正化を、全部取っ払っちゃった(裁量労働制の拡大と引き換えに、裁量労働制修正を入れていたので、裁量労働制の拡大がなくなったら、裁量労働制改善策まで引っ込めた安倍かいうクソやろうがいましてね)。なんの改善策も講じられてない、それをそのまま高プロにひっぱてるんですよ、だから同じことが起こるんですよ。首かしげないでください、責任ある答弁ここでしてくださいよ。大臣、認められるでしょ、これ、大臣は本人の同意があるから大丈夫です、同意するんです、言い続けている。でも今明らかになった。たとえ同意で、”お前、同意しなかったから、もう処遇しない、お前降格だ”。ね、こう第9号(に関する決議)に違反しても、何のお咎めもないんですよ。気をつけろよーで終わりなんですよ。第7号で衆議院修正された、じゃあ同意撤回、”いやダメだ”って言っても、何のお咎めもないんですよ(ささきりょう先生は、ここは決議だから使用者がいいといえば認めるとしちゃっても問題ないと書いておられましたね)。大臣、これで何が同意するから大丈夫だ、ですか。欠陥でしょ、それ。そんなもんでいいんですか、大臣。さっき難波委員が言われた、働くものの命を守るのが大臣でしょ。守れないじゃないですか大臣大臣省令規定できないんですよ、委任されてないから。欠陥なんですよ、これ法律の。大臣、どうするんですか」

加藤

「あの、今委員ご指摘の不利益な取り扱いというのは、それはもう同意されていないわけですから高プロは発生してないわけですよね。いや、ですから、本人が同意していない以上、高プロ無効になる以前に、高プロ契約は進んでいないんで、当然、この無効有効契約そもそもない、その、不利益取扱いをどう考えるか、これは別途の問題につながっていく、あの今委員が御指摘なのは適用が除外するか、しないかって除外かってことでありますから、そこにはかかってこないということになると思います。」

 これ典型的すり替えですね。不利益な取り扱いに関する労使決議を遵守しなくても、その労働者の労働高プロ対象業務として維持されるんだとしたら、不利益な取り扱いを匂わせながら、強制的同意させようと試みるのがやり得になるでしょ、というのが質問者意図でしょ。同意してないから、高プロは発生してないか契約そもそもないとかまじで意味わかんないんだけど。私には確定的なことは言えないんで、聞いて欲しいんだけど、3−5号の決議に違反して、高プロ対象外の業務高プロとして、割増なしで働かせていたとしたら、割増賃金の支払い義務が事後的に生じるはずだけど、6ー10号の決議に違反していたとしても、それによって高プロ業務である事による適用除外効果は消えないわけだから、決議違反によって割増賃金の支払い義務は発生しないんではないのかな。さすがに同意強制証明できれば裁判では勝てるだろうけど、難しそうだし。でもちょっと石橋議員は違う方向にいっちゃったんだけど。

石橋

「じゃあ他の号、同意撤回はどうですか。大臣、重ねて言います。6号から10号に関しては、それに違反しても、お咎めなしなんです。ね。気をつけてよって言われるだけなんですよ。大臣それお認めになるでしょ。省令でどうにもできないんですよ。委任されてないか法律に。そんな制度でいいんですか、重ねてお伺いします。ごはん論法やめてください」

加藤

ちょっとごはん論法意味がわかんないんで、あれですけども、先ほどのように、不同意であれば、契約は打ち切られることになるわけですから、あの、それと、その結果として、それに対して、どういう対応をしていくのか、というのは別に考えなきゃいけない、我々も、まずは労使委員会、あるいはその中で、履行を図っていただくわけですけども、仮にそうしたことが、しっかり行われていなければ、指導等を通じてですね、しっかり厳しく指導していく、ということでございます別にそれを看過するということを申し上げてるのではなくて、それに対する対応としては、監督指導を通じて、その是正を図っていくということでございます。」

石橋

「結局、何か重大なことが起こらないと気づけないんですよ。気づいても、この号の違反では、何にもできないんですよ、気をつけてねー次回はやらないでね、それしかできないんですよ。(高プロ適用自体を)取り止めにできないんですよ。これ大臣認めなきゃいかんですよ、そういうものです。法制局がそういう風に言われていますから大臣重ねて首傾げてますけど、そういう法律ですよ。法制局が認めているんだから、これは認めないといけないですよ。そういう欠陥のあるものを、本人の同意があるから大丈夫です、と通そうとしてるんけど、不利益取扱いをチラつかせて、いくらでも同意を取り付けることはできるんです。現場でそんなことが起きるんですよ。”同意しなかったらわかってるだろうね”、本来それだけで9号違反でしょ、本来同意せざるをえない状況に追い込まれるんですよ。そういう場合にも、労働者がクレームしたって、何のお咎めもないんじゃ、クレームのしようがないじゃないですか。そういうことを申し上げてるんですよ、大臣。わかってんですかね。

 具体例をあげましょう、前回新規採用労働者に対して、高プロ新規採用もできると、これもびっくりしましたけど、確認しますが、新規採用の時、まぁ中途採用でしょうね、高プロ対象だったらね、いきなり学卒の新規はないでしょうから採用時に、高プロ同意すれば採用する、しなければ採用しない、これは9号違反ですか。」

山越

「えーと仮に採用前の段階でそのようなことが起こった場合ですけども、労働基準法が適用される、労働者、使用者関係がないわけなんでありますので、不同意にかかる不利益取扱いの禁止を含めまして、労働者に高度プロフェッショナル制度にかかる条文が適用されるわけではございません。ただ、他方で、労使委員会の決議事項に、対象労働者の同意撤回に関する手続きを定めなければならないとされておりますので、定めなければ、高度プロフェッショナル制度適用できなくなりますので、一旦そのような同意就業し、入社後にそのような手続きに基づいて撤回することも自由でございます。」

石橋

「すごい答弁ですね。採用時に高プロを飲むか飲まないか、飲まないなら採用しない、まだ契約にないか違反じゃないんだ、すごい答弁ですね。嫌だったら採用後に撤回してください、ですか。すごい話ですね。これもとんでもない話だと思います。(この後派遣労働者高プロ適用できないことを確認して、廃案を求めて終わり)」

6−10号はそれぞれ

6号:労働者の健康がやばそうだったら、健康診断とかなんか措置を講じると決めておく

7号:同意撤回方法について決めておく

8号:苦情処理の仕方を決めておく

9号:不利益な取り扱いをしてはならないと決めておく

10号:その他、厚生労働省令の定めることについて決めておく

ということなんですが、ここが労使委員会妥当結論が出ていても、この条件に違反たからといって直ちに高プロ対象から外れることはないんだぞ、というとことですね。

 高プロに関しては自民党議員からも疑問を呈する質問がされていますけど(農水の山田議員とかもかなり口うるさく言ってる)、延長することになったから通る確率はほぼ100%になったと思います。先週末の世論調査がもう少し悪かったらひょっとしたら国会閉じてたかも知らんけどね。

 あとすごく気になっているのは、重要法案内閣が決めているはずのものの審議時間が一昨年ぐらいと比べて異常に短くなっていること、野党との合意形成の努力をほぼ放棄していることですね。安保とか共謀罪とかは、どんどん問題点が出てくるもんだから審議尽くされてなかったと私は思いますけど、外形的な時間だけはかけてましたよね。延長するにしたって、一応与野党党首会談で、自民党総裁野党リーダーに延長への理解を求めるぐらいの最低限の体裁は整えようとしていました。でもカジノ法案とかマジで議論する気ねーなってのが丸出しでしたし、高プロにしたってどんどん新しい問題点が指摘されるわ、基本データにまで問題あったのに、審議に時間をかけないわで本当に国会軽視はどんどん進化してる。安倍さんの中では、安保とか共謀罪とか森友、加計学園問題で、変に審議したか支持率が下がっちゃったと多分思ってて、国会で審議するだけ損だと思ってるのがだだ漏れなんですよね。延長したのに、国会の最終盤は外遊でいないらしいし。今年これ、ということで、これが対して問題視されてないな、と思ったら来年もっと非常識なことやってくるのが安倍さんなんで、本当にいい加減辞めさせないと、前例主義国会では取り返しがつかないことになる。私はご存じのように、安倍政権悲惨な末路を迎えて欲しいので、総裁不出馬で、岸田さんに禅譲とかされると、それはそれでムカつくんですけど、本当に国会やばいですよ、マジで

 行政改ざん国会を欺いていたことが明らかになったってのに、もう何事もなかったかのようになりつつあるのは本当にやばい。ここを乗り越えちゃったら本当にやばい。それは共有して欲しいんでよろしくお願いしたいところです。

[]労使決議違反をしていても高プロ適用無効にならない場合もある

国会ウォッチャーです。

 高プロは、上西先生佐々木亮先生、嶋崎量先生らの労働弁護士の人たちが一生懸命発信してくれているので、ぜひそちらを見ていただきたいんですけど、立憲民主党石橋通宏議員の質疑がとても良かったので書き起こしておきます

 石橋議員は、はっきり言っちゃうと喋り方が苦手なんだけど、法律担保されていることの重要性と、国会できちんと言質を取っておくことの重要性がわかっているなぁといつも思っているので応援している。というか吉川沙織さんもすごく好きな議員なので、情報労連はなかなかやるな、と思っている。労働貴族と揶揄されようが、ノブレスブリージュを果たしているのではないかにゃ。

 ちょっと脱線するけど、労組出身議員を、労働貴族と毛嫌いする人は多いと思うんだけど、私は国会できちんとした議論をしてくれるのであれば、どこ出身でも構わないし、人間が集まって意見の集約をしようとするときは当然政治が生まれるので、私は労組内の勢力争いも別に否定的には見てないけど、さすがに神津さんは、高プロ通っちゃったら責任取って辞めるべきだと思う。安倍さんは器がちっさいから、民主党政権時代を恨んで連合会長との政労会見を拒否し続けてきたり、労政審労組代表者入れない部会を作っちゃったり、明らかに労働政策での連合プレゼンスが低下していた中で、2016年ぐらいか働き方改革関連法案作成にあたってちょっと秋波を送られた連合政権に擦り寄っちゃった結果が高プロ容認なわけだけだから。当然責任は取るべきでしょ、と思う。いやならもっとしっかにりと働けよっていう。結局この辺の連合の動きが、全労連共産党との共闘をはっきりうち出して、連合との関係を強化しようと前なんとかさんを焦らせてしまったとこも多分にあるわけで。私としてはそのせいで、国民民主党ができちゃったもんだから内閣委員会委員長与党系に変えられちゃったりで、カジノ法案全然議論されないまま通っちゃったし、いろんな八つ当たりを神津さんにはぶつけていきたい!

6/19日参院厚労委員会

 前半、高プロ年収水準の話で、諸手当を年収見込みに含むかどうかを問いただす石橋議員。確実に支給が見込まれるのであれば、諸手当を含むと労使で合意さえすれば問題ないらしい。石橋議員らの試算によると基本給850万くらいという場合も、現行水準で可能な模様。後半、内閣法制局を読んで、法文解釈をさせる石橋議員内閣法制局はさすがにひどいごまかしはできず、素直に条文を読んだ回答をする。ここで法制局に答えさせている石橋議員は賢い。加藤山越局長に聞いても、「同意があるから大丈夫」の結論にするに決まっとるもんな。

石橋

「略)今日内閣法制局の方にお見えをいただいております。これ、もう色々議論してまいりました、我々が、問題視しているのは、決議事項に違反した場合法的効果はどうなっているか、ということです。これ、決議の要件さえ満たせば、届出制ですから労基署は受け取るわけです。いちいちチェックなんかしません、できません、無理です。運用始まった、実際は決議に違反していた。大事なのはそん時に、法的な効果がどうなるのか、ということが大事なんです。まず法制局、端的にお伺いします。41条の第1項、決議事項、第1項から10項まであるわけですが、それぞれ決議違反が判明した時の法的な効果を教えてください。」

内閣法制局高橋第4部長

「お答えいたします。法案改正後の、第41条、第1項につきましては、2号に掲げる労働者を1号に掲げる業務に就かせた時、労働時間の、深夜、休日に関する割増賃金規定は、その労働者には適用しない。ただ3号から5号までに規定する措置のいずれかを、使用者が講じていない場合は、その限りではない、とされていますので、第1号から第5号までに掲げる事項に関して、決議が遵守されていない場合には、労働時間等に関する適用除外の効果が生じないことになります。また6号から10号までに掲げる事項につきましては、決議が遵守されていないとしましても、労働時間等に関する規制の除外の効果に、影響が生ずることはない、えー生ずることはあるとされておりません。」

石橋

「お分かりでしょうか、これすごい大事な、法制局見解、だと思います法制局もう一点だけ、先ほど答弁いただきましたが、第1項の第2号に掲げる労働者に第1号に掲げる対象業務に就かせた場合、除外をされるという、そういう建てつけ、整理でした。先ほど、えー第1号の対象業務の決議、についてですが。もしですね、適用事業所で、実際の運用の中で、明らかに対象業務としての要件に欠く、要件違反している、本来対象業務として認められるものでなかった、ということが明確になった場合には、その対象業務自体が、この第1号の対象業務要件を満たさなくなる、ということがあり得る、ということでよろしかったでしょうか石橋さんがずっと聞いている、対象業務でない業務不適切運用であった場合に、高プロから外れるのは決議された対象業務自体か、労働者か問題確認

高橋

個別の事案におきまして、法に定めた条件を満たすかどうかにつきましては、事実認定問題でございますので、厚生労働省において判断されるものと思いますが、今、一般論で申し上げれば、今ご指摘がありましたように、明らかに要件を満たしていないということが判断されるということがあったとしますれば、1号に定められた決議が遵守されていないということで、労働時間等の適用除外の効果が生じなくなるということになると思います。」

石橋

対象業務についてお伺いをしています。第1号です。昨日レクでやったはずです。第一号について、明らかに対象業務としての要件に欠くということになった場合には、対象業務自体が、高プロ対象から外れなければならない、そういう場合が、ありうり、あり得る、ありえますね。それだけ答弁してください。」

高橋

「(繰り返し)今ご指摘のような明らかな1号業務ではないということが明らかになるのであれば、その業務自体が、対象にならないということになると思います。」

石橋

はい。1号で、業務自体が、対象業務にならないという法制局見解でした。大臣、お聞きいただいたと思います。1点目の点、大変重要です。第6号から第10号までの決議事項については、仮に決議に違反しても、高プロ適用除外にならないんです。省令でそんなこと規制できません、委任されていませんから。てことは、例えば、この中に大変重要ものが入ってますね。第9号は不利益取扱いの禁止です。衆議院修正、第7号は同意撤回です。たとえこれに事業者違反しても、高プロ適用除外にはならないんです。これ、法案、欠陥じゃないですか」

(誰も手を上げないので、委員長がどなたが、と促し加藤が渋々手を挙げる)

加藤

「今お話しありましたように、7、失礼、6号から10号、これは適用の除外にならないということであります。これ制度適用の考え方としては、当該事業場の現状を熟知した労使が合意して、制度導入した場合において、対象業務や、対象者の要件を定めるもの、あるいは個々の労働者の要件に直接かかるもの、これは制度の根幹に関わるということで、これが満たされていない場合については、条文上、明確に制度適用されない。ま、すなわち高プロとして無効、ということであります。(働かせた分は残業代を払わないといけない)ですが、その他については、決議に基づいて、実施されることが当然求められるわけでありますけども、まずは当該事業場の労使委員会実施状況を把握し、その履行確保を図っていただく、その上で、仮に不履行があれば、厳しく指導していく、こういう姿勢で臨んでいきたいと思います。こうした内容の条文については、えー先般、労政審においても、概ね妥当(これ労働代表いくら反対しても概ね妥当以外の結論が出ないからね。多数派政府推し有識者使用者が占めてるから)ということでございます。また、現在企画裁量労働制においてもですね、同様に、措置に応じてですね、不履行があった場合には、無効ではなく、指導による対応をしている、という事例もあるわけでございます。」

石橋

「だからいいってことですか、大臣。それは僕らがずっと問題として指摘している話ですよ。現行の裁量労働制に、深刻な問題があるでしょう。なぜ過労死が、労働災害が起こってるんですか、裁量労働制で。そういう制度上の欠陥があるのに、その修正も、その適正化を、全部取っ払っちゃった(裁量労働制の拡大と引き換えに、裁量労働制修正を入れていたので、裁量労働制の拡大がなくなったら、裁量労働制改善策まで引っ込めた安倍かいうクソやろうがいましてね)。なんの改善策も講じられてない、それをそのまま高プロにひっぱてるんですよ、だから同じことが起こるんですよ。首かしげないでください、責任ある答弁ここでしてくださいよ。大臣、認められるでしょ、これ、大臣は本人の同意があるから大丈夫です、同意するんです、言い続けている。でも今明らかになった。たとえ同意で、”お前、同意しなかったから、もう処遇しない、お前降格だ”。ね、こう第9号(に関する決議)に違反しても、何のお咎めもないんですよ。気をつけろよーで終わりなんですよ。第7号で衆議院修正された、じゃあ同意撤回、”いやダメだ”って言っても、何のお咎めもないんですよ(ささきりょう先生は、ここは決議だから使用者がいいといえば認めるとしちゃっても問題ないと書いておられましたね)。大臣、これで何が同意するから大丈夫だ、ですか。欠陥でしょ、それ。そんなもんでいいんですか、大臣。さっき難波委員が言われた、働くものの命を守るのが大臣でしょ。守れないじゃないですか大臣大臣省令規定できないんですよ、委任されてないから。欠陥なんですよ、これ法律の。大臣、どうするんですか」

加藤

「あの、今委員ご指摘の不利益な取り扱いというのは、それはもう同意されていないわけですから高プロは発生してないわけですよね。いや、ですから、本人が同意していない以上、高プロ無効になる以前に、高プロ契約は進んでいないんで、当然、この無効有効契約そもそもない、その、不利益取扱いをどう考えるか、これは別途の問題につながっていく、あの今委員が御指摘なのは適用が除外するか、しないかって除外かってことでありますから、そこにはかかってこないということになると思います。」

 これ典型的すり替えですね。不利益な取り扱いに関する労使決議を遵守しなくても、その労働者の労働高プロ対象業務として維持されるんだとしたら、不利益な取り扱いを匂わせながら、強制的同意させようと試みるのがやり得になるでしょ、というのが質問者意図でしょ。同意してないから、高プロは発生してないか契約そもそもないとかまじで意味わかんないんだけど。私には確定的なことは言えないんで、聞いて欲しいんだけど、3−5号の決議に違反して、高プロ対象外の業務高プロとして、割増なしで働かせていたとしたら、割増賃金の支払い義務が事後的に生じるはずだけど、6ー10号の決議に違反していたとしても、それによって高プロ業務である事による適用除外効果は消えないわけだから、決議違反によって割増賃金の支払い義務は発生しないんではないのかな。さすがに同意強制証明できれば裁判では勝てるだろうけど、難しそうだし。でもちょっと石橋議員は違う方向にいっちゃったんだけど。

石橋

「じゃあ他の号、同意撤回はどうですか。大臣、重ねて言います。6号から10号に関しては、それに違反しても、お咎めなしなんです。ね。気をつけてよって言われるだけなんですよ。大臣それお認めになるでしょ。省令でどうにもできないんですよ。委任されてないか法律に。そんな制度でいいんですか、重ねてお伺いします。ごはん論法やめてください」

加藤

ちょっとごはん論法意味がわかんないんで、あれですけども、先ほどのように、不同意であれば、契約は打ち切られることになるわけですから、あの、それと、その結果として、それに対して、どういう対応をしていくのか、というのは別に考えなきゃいけない、我々も、まずは労使委員会、あるいはその中で、履行を図っていただくわけですけども、仮にそうしたことが、しっかり行われていなければ、指導等を通じてですね、しっかり厳しく指導していく、ということでございます別にそれを看過するということを申し上げてるのではなくて、それに対する対応としては、監督指導を通じて、その是正を図っていくということでございます。」

石橋

「結局、何か重大なことが起こらないと気づけないんですよ。気づいても、この号の違反では、何にもできないんですよ、気をつけてねー次回はやらないでね、それしかできないんですよ。(高プロ適用自体を)取り止めにできないんですよ。これ大臣認めなきゃいかんですよ、そういうものです。法制局がそういう風に言われていますから大臣重ねて首傾げてますけど、そういう法律ですよ。法制局が認めているんだから、これは認めないといけないですよ。そういう欠陥のあるものを、本人の同意があるから大丈夫です、と通そうとしてるんけど、不利益取扱いをチラつかせて、いくらでも同意を取り付けることはできるんです。現場でそんなことが起きるんですよ。”同意しなかったらわかってるだろうね”、本来それだけで9号違反でしょ、本来同意せざるをえない状況に追い込まれるんですよ。そういう場合にも、労働者がクレームしたって、何のお咎めもないんじゃ、クレームのしようがないじゃないですか。そういうことを申し上げてるんですよ、大臣。わかってんですかね。

 具体例をあげましょう、前回新規採用労働者に対して、高プロ新規採用もできると、これもびっくりしましたけど、確認しますが、新規採用の時、まぁ中途採用でしょうね、高プロ対象だったらね、いきなり学卒の新規はないでしょうから採用時に、高プロ同意すれば採用する、しなければ採用しない、これは9号違反ですか。」

山越

「えーと仮に採用前の段階でそのようなことが起こった場合ですけども、労働基準法が適用される、労働者、使用者関係がないわけなんでありますので、不同意にかかる不利益取扱いの禁止を含めまして、労働者に高度プロフェッショナル制度にかかる条文が適用されるわけではございません。ただ、他方で、労使委員会の決議事項に、対象労働者の同意撤回に関する手続きを定めなければならないとされておりますので、定めなければ、高度プロフェッショナル制度適用できなくなりますので、一旦そのような同意就業し、入社後にそのような手続きに基づいて撤回することも自由でございます。」

石橋

「すごい答弁ですね。採用時に高プロを飲むか飲まないか、飲まないなら採用しない、まだ契約にないか違反じゃないんだ、すごい答弁ですね。嫌だったら採用後に撤回してください、ですか。すごい話ですね。これもとんでもない話だと思います。(この後派遣労働者高プロ適用できないことを確認して、廃案を求めて終わり)」

6−10号はそれぞれ

6号:労働者の健康がやばそうだったら、健康診断とかなんか措置を講じると決めておく

7号:同意撤回方法について決めておく

8号:苦情処理の仕方を決めておく

9号:不利益な取り扱いをしてはならないと決めておく

10号:その他、厚生労働省令の定めることについて決めておく

ということなんですが、ここが労使委員会妥当結論が出ていても、この条件に違反たからといって直ちに高プロ対象から外れることはないんだぞ、というとことですね。

 高プロに関しては自民党議員からも疑問を呈する質問がされていますけど(農水の山田議員とかもかなり口うるさく言ってる)、延長することになったから通る確率はほぼ100%になったと思います。先週末の世論調査がもう少し悪かったらひょっとしたら国会閉じてたかも知らんけどね。

 あとすごく気になっているのは、重要法案内閣が決めているはずのものの審議時間が一昨年ぐらいと比べて異常に短くなっていること、野党との合意形成の努力をほぼ放棄していることですね。安保とか共謀罪とかは、どんどん問題点が出てくるもんだから審議尽くされてなかったと私は思いますけど、外形的な時間だけはかけてましたよね。延長するにしたって、一応与野党党首会談で、自民党総裁野党リーダーに延長への理解を求めるぐらいの最低限の体裁は整えようとしていました。でもカジノ法案とかマジで Permalink | 記事への反応(3) | 16:52

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