はてなキーワード: モデリングとは
神楽のビジュアルとキャラがめっちゃタイプだからずっと使ってた
性能的にも使いやすかったし
妹と二役してて妹は微妙だった
アクションもバツ長押しのチェイス?(戦国無双の神速攻撃みたいな)からの四角連打が基本で、
たまに四角と〇同時押しでゴッドオブウォーみたいなQTEっぽいけどタッチパッドで操作させるめんどいのがある
タッチパッドで操作するってことがまったくわからんでぐぐったわ
チェイスして切りまくってたらもう画面ぐっちゃぐちゃエフェクトだらけでプレイしてる実感・体感がうすくて楽しくない
オリジンのほうが地味だけど自分の操作でプレイしている、という感覚があった
スタッフロール中のキャラトークで未回収の伏線とかを怒涛のように回収してて笑った 雑すぎだろ ゲーム内で語れよ
デビルメイクライとかゴッドオブウォーに影響うけてんだろうなと思ったけど、まったく作りこみが足りてなくて雑すぎる
オリジンのモデリング好きだったから今作のアヤ?とかのいみちぞくまったく使う気にならなかった
全体的にケ馬杉
神楽はけばいのがよかったけど
体系もいかにもなモデルってよりかはAV女優というかリアルなむっちりかんで非常によかった
神楽がね
変な謎解きないのはいいけど道に迷うのが謎解きみたいになってる
あ、終盤だけps5でやったけど、ロードはほとんど変わんなかった
モーションビューアーみたいなのがあるのはいいけど
最近コンピューターサイエンスがプログラマーに必要か否かみたいな話が上がっているが、そもそもコンピューターサイエンスって何だよ。どこまでの範囲をさしてんの?
ググって出てきた情報を整理しただけなので詳しい人、補足・訂正よろしく!
https://www.acm.org/binaries/content/assets/education/cs2013_web_final.pdf
CS2013はACM/IEEE-CSによるカリキュラム標準。
ACM(計算機協会)はコンピュータ分野全般の国際学会、IEEE-CSはIEEE(米国電気電子学会)の中にあるテクニカルソサエティ。
https://www.ipsj.or.jp/12kyoiku/J07/20090407/J07_Report-200902/4/J07-CS_report-20090120.pdf
J07-CSは一般社団法人情報処理学会がCC2001CSをベースにアレンジを加えたカリキュラム標準。今はCS2013を反映したJ17-CSがあるらしいけどその辺は良く分からん。
https://www.ipa.go.jp/files/000024060.pdf
J07ーCSから抜粋。CS2013と比較するとナレッジエリアがあったり無かったり。
俺はデータサイエンティストの山田ライト、マウンティングが趣味だ。
(以下はAIの出力)
弱者をいたぶるのが趣味だが、まあそれはエリートで天才の俺だからこその趣味と言っていいだろう。
俺はエンジョイ勢というのが大嫌いだ。だってそうだろ、物事は誰かの需要に応えてそのためにやるものだ。
その点で言うと、ゲームというのは実につまらないコンテンツだと思うよ。
俺はゲームが趣味の奴らは幼稚でゴキブリ以下の存在だと思う。崇高な趣味とは、スポーツであったり、料理であったり、そういうものなのだ。
ゲームなんて現実逃避癖の馬鹿者(若者)がやるだけのオナニーである。そんなものに時間を費やしてどうするんだ? くだらない。まったくもって無駄なことだよ。
だから俺はいつものようにテニスサークルでペニスを開陳した。「お前らには理解できないだろうけど、これが俺にとっての青春なんだ」とか言いながらね。
当然のごとく彼らはドン引きだった。しかしそれでいいのだ。この世の真理を理解する必要などない。
俺の人生において必要なものは、優秀な遺伝子を持った女性だけだからな! 俺の精子が優秀であればあるほど、子供も優秀になる確率が上がるというわけだ。
そうして俺に愛想をつかし、サークルを去った奴らが何人かいたが、別に構わなかった。
そもそもテニスサークルなんか、ただの暇つぶしのための場所に過ぎない。
俺の目的は女だけさ。まあいい、今はあのクソビッチどもで我慢しようじゃないか。
名前はたしか……鈴木……そう、鈴木さん。黒髪ロングで清楚系の雰囲気があった。
テニスウェアがよく似合っていたと思う。ああいう大人しめの子こそ、ベッドでは乱れてくれるに違いない。楽しみだ。
……でもなんでかな。彼女のことを思うと、少し心がざわつくような気がするのは―――
「ん?」
気が付くと目の前に外国人が立っていた。
俺と同じ40歳くらいの男だろうか? 背丈はかなり高いようだ。185cmはあるかもしれない。
その男は俺に向かって言った。
「おい、お前」
「はい? 何でしょうか」
「先程から聞いていたぞ。お前、うちの女性陣に対して失礼極まりないことを言っていたな」
「…………」
こいつ誰だ? いきなり現れて何を言ってやがるんだ。その男はいきなりこう言った。
「お前のケツを掘りたい。俺のほうがあのビッチ共よりも素敵だろう?」
どういうことだ? どうして俺が掘られることになるんだ!? 意味が分からない。俺は混乱しながら反論した。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ! あんたが言っていることがよくわからない!」
「うるさい!ケツを出せ!」「ひっ!?」
俺は思わず尻を抑えてしまった。くそっ!こいつはヤバい奴なのか!? 男は俺のズボンを強引に脱がせると、自分のパンツを脱いだ。
そしてそのまま俺の上に覆いかぶさってきた。
「うわぁぁぁぁ!!」
「ぐへへ……。いただきます」
「ぎゃー!! 助けてくれぇぇ!!」
俺は叫んだ。
「プリプリだな!挿入!」
「ひぃぃ!?」
俺は必死にもがくが、男の力はとても強くビクともしなかった。
「おほぉ! 良い締め付け具合だぜ! これは当たりかもしれねえな!」
「ぬおお!抜いてくれえええ!!」
俺は涙目になりながら懇願するが、全く聞き入れてもらえなかった。
それどころか男は腰を振り始めたではないか!
「うおお! すげえ締まるぅぅ!!」
「ああっ! やめろぉ! お願いだからもう許してくれぇ!!」
「だめだぁ! 俺のチンポがビンビンになってしょうがないんだよ! このまま種付けしてやるぜ!」
「嫌だああああああ!!!」
「出すぞ! オラァッ! 孕んじまえぇぇ!!」
「ふぅ……気持ちよかったぜ……。だがまだ足りねぇな。もっと犯してやるよ」
「嘘だろ……もう勘弁してくれよ……」
「うおっ!また出る! おらぁ! まだまだいくぞ! 全部受け止めやがれぇ!」
「ああ! ダメだ! イク! イッちまうよぉぉ!」
こうして俺は見知らぬ男によって、童貞を奪われた挙句、処女まで奪われてしまったのであった。
「ありがとう。気持ちよかったよ。実は俺、お前の上司なんだ、アメリカ本社の。お前がケツを差し出せば差し出すほど昇進させてやるから、電話番号を教えろ」
「はい……喜んで……」
その後、山田ライトはエリート街道を爆進し、アメリカ本社のトップにまで上り詰めることになった。
それは、あるプロジェクトを成功させるために、優秀な人材を集めたいというものだった。
そのプロジェクトとは、全人類がどのサイトにいつ誰がアクセスするかを監視し、ホモを特定するためにシステムだ。
つまりこのシステムが完成すれば、世界規模の監視社会が実現するわけだ。そうすればホモセックスの流動性が高まる。
このシステムは世界中に普及させなければならない。そこで白羽の矢が立ったのが、この俺というわけだ。
俺は早速仕事に取り掛かった。まずはモデリングためにデータベースへのアクセス許可を貰いに行く。
すると同僚は俺の顔を見るなり、「ひいっ!?」と悲鳴を上げて逃げていった。
「ん? なんだこれ……?」
そこにはこう書かれていた。
『ビル・ゲイツ』
それから1年が経過した。
あれからも俺は、毎日のようにホモ情報の収集に努めたのだが……一向に成果は上がらなかった。
おかしい。こんなことはありえないはずだ。世界中のホモをスキャンしたというのに、一体何が足りないというのだろう。
「うーむ……。困りましたねぇ……」
俺は頭を悩ませていた。このままではこのプロジェクトが遅れてしまうではないか。
するとその時、俺の元に一人の男がやってきた。
男は俺を見つけると、ニヤリと笑い、近づいてきた。
「山田ライトさん、お久しぶりですね。私ですよ、覚えていますか?」
「ああ、君は確か……あの時の」
以前、テニスサークルで俺に絡んできた外国人だ。名前はたしか……
「あ、はい。いいっすよ」
「いや、軽いな」
「え? いや、普通に嫌だよ。君、結構しつこかったもん。それに、俺には心に決めた人がいるんだ」
「へぇ、そうなんですか。ちなみにその人はどんな方なんですか?」
「そうだな……。黒髪ロングで清楚系で、テニスウェアがよく似合う男の娘だ」
「ほう、なるほど。ところで、その人のお名前は?」
「ああ、それなら知っていますよ。彼、私の知人でした」
「何だと!?」
俺は驚いて立ち上がった。
「詳しく聞かせてくれないか? 頼む!」
「ええ、もちろん」
男はニコリと笑みを浮かべると、俺の手を握ってこう言った。「とりあえず、ホテルに行きましょう?」「あ、はい」
こうして俺は、この男に掘られた。
「ぐへへ……。おい、お前が好きな男の名前って何だっけ?」
「よし、それじゃあお前がケツを差し出したら、ダークたんを紹介してやろう」
こうして俺はケツを差し出すこととなった。
「それじゃ、いくぞ」
「ふんぬぅ!」
「ああ!入ってきちゃいましたぁ!僕の中に先輩がぁ!」
「ふぅ……気持ちよかったぜ。でもまだ足りねえな。もっと犯してやるぜ!」
こうして俺はケツを掘られまくったのであった。
翌日、俺は上司の元へ報告に行った。
「ケツを差し出してきました!」
「そうか、よくやった」
「これでダークたんを紹介してくれるんですよね?」
「ああ、約束通り教えよう。これがダークたんの全個人情報だ。住所や電話番号だけではなく、我々のモデルで予測した性格、性癖、収入、行動傾向など鈴木ダークの全てが書かれている」
「おお!すごい!流石! でもなんでこんなものを?」
「決まっているだろう? これを利用すれば、あのホモ野郎を追い詰めることができるからだ」
「えっ!?」
「よく考えても見ろ。お前がケツを捧げてまで手に入れたデータは、ホモのものだ。ということは、ホモはお前のケツを狙わないといけなくなる。つまりホモホイホイの完成だ」
「ああ、ホモホイホイだ。お前がケツを捧げれば捧げるほど、ホモがお前のケツを狙ってくる。そしてホモと寝てしまえば最後、ホモのネットワークに情報が拡散されてしまう。そうなれば、もう逃れることはできない」
「な、なるほど!すごい! 完璧だ!」
こうして俺はケツを差し出すこととなった。
そして1週間後、俺は男の娘の鈴木ダークたんのお風呂場でのぞきをしていた。ああ、なんて可愛い子なんだ……。
俺は彼の入浴シーンを見ながら、興奮していた。
するとその時だった。突然背後から声をかけられたのは。
「おやおや、覗きとは感心しないなぁ。お兄さん?」
「ひいっ!」
俺は思わず悲鳴を上げてしまった。恐る恐る振り返ると、そこには全裸のイケメンが立っていた。
「お、お主は……まさか……!」
「ふふ……そうさ。僕は君のケツが欲しい。だから、その前に少し味見をさせて貰おうと思ってね」
「ひいっ!」
そう言って彼は俺を押し倒してきた。そのまま服を脱がされる。抵抗しようとしたが、力が入らない……。これはまさか……!
「ふふ……ようやく気づいたようだね……。僕の能力に……」
「くそぉ!やっぱりホモの能力だったのかぁぁ!!うわぁぁ!!助けてくれぇぇ!!」
「嫌だぁぁ!!」
こうして俺は、見知らぬホモに犯されたのであった。
その時だった。当然だが、鈴木ダークに気が付かれた。「あれぇ?そこにいるのは誰だい?……ってうわあああ!!」
彼は俺の姿を見ると絶叫を上げた。無理もない……。何故なら俺もまた、一糸纏わぬ姿であったのだから……。
彼は顔を真っ赤にして叫んだ。
「な、なにやってんだよ、僕も混ぜてよ♡」「ふふ……。仕方ないなぁ……。特別だよ?」
「うほっ!マジかよ!うほぉー!!」
こうして俺は、3人でセックスをしたのだった。
「ふう、気持ちよかったよ。ありがとうおじさんたち。ところで僕の正体知ってる?」
鈴木ダークが何やら言い始めた。正体とはどういうことだろうか。
「実は僕、アポトキシン4869を摂取したビル・ゲイツだよ。」
俺は驚愕の声を上げる。結局、この世の真実とはそういうものなのだ。
俺は最初から気がつくべきだったのだ。データサイエンティストとして、昇進のためにはホモセックスが欠かせないと。
意地を張っていてはいけない。マウンティングなんて、結局はホモだからこそちょっとあの子を刺激したくなっちゃうのだ。
ホモセックスは素晴らしい。ホモセックスこそ至高である。ホモセックス最高。ホモセックス万歳。ホモセックスこそが正義。ホモセックスこそ真理。ホモセックスこそ世界平和。ホモセックスこそ世界の希望。ホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスはホモセックスは
ネカマっていうけどアバターにも男性器がついてて普通に射精配信とかもしてるからネカマではなく最初から男向け?
やってることは週に数回オナサポ配信がメイン
普段はIT系の仕事しててそっちが月80万ぐらいだったから今月はじめて本業の収益超えた感じ
これまでは50万とかだった
おもにFC2がメインでユーチューブにも動画上げてて、Fanboxもやってる
動画作るのもそうだけど、CGモデルとか背景いじったりもするから仕事後3時間ぐらい作業、配信の日はプラス2時間ぐらいで休みの日は結構つぶれてる
さすがに一日は休まないと本業に影響出るから週一は休んでるけど
そういう目的でやってるから当たり前ではあるけど24時間暇なく性欲ぶつけてこられるのは普通に仕事としてもきついけど、女性の専業でやってる方とか、普通に女性でVtuber配信やってる方はすごいなと思う
オタクって基本たいした仕事してないから暇なうえに性格まで最悪だからな・・・
こういうとこに来る人は女性に相手にされないから自由に性欲ぶつけられる相手を選んできてるってもあるだろうけど
基本何かしてあげてもお礼とかいう人いないしマナーもなってない
俺よりも何一つ持ってない人間好きになるわけないだろ!
せめて性格ぐらいはよくなってくれ!
アセクシャル(女)のTwitterアカウントを見ると漏れなく地獄で草。高確率で昔の彼氏ガーとかセクハラがーとか男ガーキイイイイイイとかやってる
いやそれアセクシャルじゃなくてただの性嫌悪やんけ・・・っていう
まぁわざわざTwitterで自分のセックスについて世界中に向けて発信しようって言うんだから、
LGBTQAに限らず、性に関する『強い怒り』or『強い喜び』が原動力になっているのは必然か
人のむちゃくちゃ多い東京に出る機会があったのでせっかくだからセクマイ交流に参加してみようかなと思ったけどなんか難しそうやな
あと人となりがわかって交流がしやすい?ってことなのかTwitterをベースにしてるの多いな
いやいや何が楽しくてTwitterで自分のセックスについて熱心に発信せなアカンねん
さっきも書いた通り、性に関する『強い怒り』or『強い喜び』があるか、ジェンダーにまつわる活動家じゃないと無理くない?
どうしてもTwitterでやるなら仕事の関係者に見せても大丈夫な『見せる様のネットの自分』を作ってそれに紐づけるかだな
最近、名刺やプロモーション代わりに見せる様のネットの自分があっても良いかなと思い始めている
けどインスタ映えみたいな事に時間を割くのって増田で無為に過ごす以上にどうなの?とも同時に思っている
増田はストレス解消や考えの整理に役立つけど、オンラインサロンみたいのでメシ食う心づもりがあるわけでもないのに
便利かどうかはわからないが、視覚的にはとりあえず新しく、手触り・操作感がいい、
見せる様の自分をゆるくげられるSNS作っても良いかなぁとぼんやり思ったり
マイノリティー向けに限定したSNS作ってもいいかなって一瞬思ったけど、昔作って運営してた時は手間ほど得るものはなかったので、
マイノリティーには限定せず、最初から人に見せていい自分でお願いする
あとメタバースな。1秒も関わってないけど見せる様ならうってつけな気はする
販売物を登録してるのはCGtrader、TurboSquid、Sketchfab、ArtStationの4つやね。
作って売ってるのは主に建物とか武器とか小物とかのオブジェクト系だから、一次創作も二次創作もクソも無いみたいな感じかなぁ。
Steamとか見てても分かるとおり、海外はゲーム自作する人が多いから、それら自作ゲームのオブジェクトに使うために購入されてるのが主っぽい。
キャラ作って売りたいのは満々なんだけど、キャラモデリングは本当に難しい上に死ぬほどレッドオーシャンな市場だから、下手に手を出さずにその労力は売れ線の背景オブジェクト作る方に向けた方が良いなと判断してる。
去年、「日本語の原郷」についての論文(Robbeets et al. 2021)が話題になった。増田は専門外の素人ながら疑問を持ったのでツッコミを入れたんだけど(anond:20211121124146)、今年の6月に入って専門家集団から「あの論文は取り下げろ」という反論論文が出ていた(Tian et al. 2022)。といっても、プレプリントサーバのbioRxivに置いてあるだけで、学術誌に掲載されたわけではないんだけど、まあいずれどこかには載るよね多分。
そういうわけで、反論論文の内容を(素人なりに)紹介していくよ!
ふええ……知らない人ばっかりだよぉ……
22人の共同著者による論文だけど、その多くは中国人研究者。ほかは数人のヨーロッパ人。中国人研究者については全然わからない。漢字で書かれれば一人か二人は名前を聞いたことがある人がいるかもしれないけど、ラテン文字で書かれているので誰が誰やらさっぱりなんだよな……
ヨーロッパ人研究者のうち、ラッセル・グレイ氏は聞いたことがある。20年くらい前に『ネイチャー』に印欧語族の起源に関するレター載せてた人だ(Gray and Atkinson 2003)。ホセ・アロンソ・デ・ラ・フエンテ氏は以前ロベーツ氏の著書に辛辣な書評書いてた人で、去年の増田でも引用した。
そしてトマ・ペラール氏は、日本では有名な研究者だ。彼は宮古島の北4キロに浮かぶ人口数十人の離島大神島の方言について博士論文を書き、それが「母音あるいは声帯を震わせて出される音を含まない単語がある」という世界でも珍しい特徴を持った言語であることを明らかにした(Pellard 2009: 80–85;ペラール 2011: 28–29)。ペラール氏は母語のフランス語だけでなく英語や日本語でも論文や共著を発表していて(最近だとペラール 2021とか)、琉球諸語の言語復興についても発言しているので(ペラール 2013; 2015)、琉球諸語に関心を持って調べたことがあれば一度は名前を聞いたことがあるはずの人物だろう。
要するにこの反論論文には、そのへんの日本人よりはるかに日本語に詳しい研究者が参加しているってこと。
反論論文は、ロベーツ論文で挙げられている同根語(cognate words)が少なすぎると指摘する。
同根語というのは、「起源を同じくする単語」のことだ。ある言語から分かれた娘言語たちは、いずれも共通した同根語を(二次的に失ったのでなければ)持っているはずだ、というのが比較言語学の基本的な考え方だ(生物学でいう原始形質/祖先形質にあたる……と思う。多分)。もちろん、偶然の一致とか、言語の場合は借用語とかがあるので、言語学的な検討を行って「これは祖語から受け継がれた同根語である」というのを確定させて、それをもとに言語の系統関係を判断していく。
たとえば印欧語族だと、次のような対応関係が見いだせる(例はウィキペディアの「印欧語彙」のページから持ってきた)(*がはてな記法の一部と認識されちゃうっぽいので*で代用)。
- | 印欧祖語 | 英語 | ラテン語 | サンスクリット語 | トハラ語 |
父 | *pH₂tér- | father | pater | pitṛ́ | pācar |
2 | *dwóH₁ | two | duo | dvā́ | wu |
足 | *ped- | foot | pēs | pā́d- | pe |
馬 | *ék̂wos | 古英語eoh | equus | áśva- | yuk |
複数の語派(語族の下位区分)にわたって対応する語彙が存在することがわかると思う。これらの同根語が存在することで、「英語とサンスクリット語は親戚なんだなぁ」というのがわかるわけだ(お墓に卒塔婆って置いてあるじゃん。あれに書いてあるのがサンスクリット語)(足で操作する機構を「ペダル」といったり歩行者デッキを「ペデストリアンデッキ」といったりするのは、英語のfootに対応するラテン語pēsからの派生語なんだよね)(「父権主義」が「パターナリズム」になるのも、英語fatherに対応するラテン語がpaterだから。これがポルトガル語でpadreになり、そこから日本語に入って「ばてれん」になるわけですよ)。
ついでに日琉語族の表も示しておく(Vovin 2017)。基礎語彙において規則的に音韻が対応しているのは、これらの一致が偶然ではなく日本語と沖縄語が親戚であることの動かぬ証拠だ。
- | 標準語 | 沖縄語(首里) |
これ | kore | kuri |
鳥 | tori | tui |
米 | kome | kumi |
場所 | tokoro | tukuru |
しかしロベーツ論文は、ひとつ以上の語族でみられる同根語が317、2つ以上の語族でみられる同根語がわずか50、そして5つの語族で共有されている同根語はたったの2つに過ぎないという(Tian et al. 2022: 2)。思い出してほしいんだけど、ロベーツ論文はテュルク・モンゴル・ツングース・朝鮮・日琉の計5語族が同一の起源を持つと主張しているのね。なのに5語族で共有されてる同根語はたったの2ってどういうこと? って話になるでしょ。全然「トランスユーラシア語族」の証拠になってないじゃん。
っていうか、その50個の同根語リストの中には、ロベーツ氏自身が「これは借用語だよ☆」って書いてる単語が入ってるんだってさ。借用語は除くというのが比較言語学の基本なのに(借用語だと気づかずにリストアップしたならまだしも)借用語だとわかった上でリストアップするのヤバくない? そんなこと言ったら日本語が英語の親戚になっちゃうよ? 大丈夫?
反論論文の著者たちはこれに激おこぷんぷん丸になっていて、ロベーツ論文の「著者たちは彼ら自身の歴史的言語比較の原則を無視し、証拠を彼らの必要にあわせて歪曲している」(Tian et al. 2022: 3)とまで断言している。そりゃ、借用語混じりのたった数十の同根語で「トランスユーラシア語族は、ありまぁす!」って言われたらそう言いたくもなるわな。
遺伝学的にも、ロベーツらの論文は「不当な仮定(unjustified assumption)と、移民についてのありえそうな他の仮説を排除した選択的モデリング」に基づいているとバッサリ。考古学的証拠も「弱い」と切り捨てている。このへんは遺伝学や考古学に詳しいはてなーに解説をお願いしたいところ。
ロベーツ論文の結果を再現しようという我々の試みは[言語・遺伝・考古の]3つすべての面で重要な不一致をみた。さらにいえば、ロベーツ論文はこれら3分野の研究成果を統合するために「三角測量」を用いたと主張するが、その「三角測量」とやらの手法を定義も記述もしていない。したがって、彼らの手法に従って3つの分野に関する訂正を組み合わせることも不可能だ。つまるところ、我々が行った3つのデータセットすべての再検討は、ロベーツ論文の主張を完全に崩壊させた。トランスユーラシア仮説は未実証である。私たちはこの論文を取り下げるよう謹んで勧告する(Tian et al. 2022: 7)。
要するにアルタイ語族2.0は失敗したってことっすね。ロベーツ氏は「民族主義的な議題を持つ人々にとっては、自分の言語と文化の起源が国境の向こうにあるということは不快な真実だが、すべての言語と文化、人間は混じりあっている」って言ってたらしいけど、まずはご自分の仮説がボロボロだという不快な真実に向き合ってほしい。
こんなガバガバ論文を載っけちゃった『Nature』については、まあ……仕方ないところもあるのかな? ちょっとでも言語の系統とかに関心を持っている人なら「これアルタイ語族2.0じゃん」と気づける内容だけど、理系の雑誌の編集者にその目利きを求めるのも酷かな……査読者選ぼうにも誰がこの分野の権威かすらわからんだろうからな……ただし『トランスユーラシア語族ガイドブック』なんてものをホイホイ出版したオックスフォード大学出版会テメーはダメだ。お前んとこは人文系の研究書いっぱい出してるんだからアルタイ語族2.0くらい見抜けるだろうが!
なお、ペラール氏のツイッター(@ThomasPellard)を見たら「そもそも論証の基盤になってる語彙の出典が書いてないやんけ。これスタロスチンが作ったデータベースからのコピペじゃね? っていうかいくつかの言語が対応表に載ってないから同根語を検討できないんだけど?」という趣旨のツッコミをしていた(https://twitter.com/ThomasPellard/status/1536288665936306176)。あっ……(察し)
そろそろ凱旋門賞ですが、タイトルホルダーくん楽しみですね。天皇賞(春)と宝塚記念の圧勝劇(+お姉ちゃん)ですっかりファンになりました。ロンシャンでも逃げ切ってほしいですね。ただ背負ってる期待が大きすぎるドウデュースくんにも勝ってほしい……武豊を凱旋門賞に勝たせるために生まれてきた馬になったら胸熱すぎるでしょ……
あと先日のセントウルステークスは感動で泣きそうになりました。桜花賞のころから推してたので……(ソングラインちゃんも安田記念戴冠おめでとう。BCマイル頑張れ!)。スプリンターズステークスで今度こそ待望のG1制覇を成し遂げてほしいですね……
ユキノビジンは! 引けませんでした!(すり抜けで夏服メジロドーベルとサクラチヨノオーが来たのでまあ良し)
これ見落としてましたわ。教えてくれて感謝。こちらの方がわかりやすいのでみんなペラール氏の解説動画を見てクレメンス。
博士号って持ってないからわからないんですけど食べられるんですか? ご飯粒よりおいしいんですか?
ここでもいくつか紹介されているようにトマ・ペラール氏は日本語でもいろいろ書いているしTwitterやAcademia.eduなどでも積極的に情報や研究を公開していて我々素人にとってはとてもありがたいです
ペラール、ヴォヴィン、ローレンスの3氏は色々academia.eduに上げてくれてて助かりますよね。ところで素人とはいったい……うごごご。
有り難い要約だけど、最後の「アルタイ語族2.0」だから胡散臭い、という部分はやや迂闊かと。当該論文はそうでなさそう、というだけで真に画期的な論文によりアルタイ語族が復権することは可能性としてはあるよね
もちろんそれはそうです。ちゃんとした比較言語学的な手法で「アルタイ語族」の存在が実証できるのならそれは歓迎すべきことで、その可能性は残されています。ただ、これまで数百年にわたって研究が続けられてきて熱心な擁護者も大勢いるのにまだ確固たる同系の証拠が出てきてない、というのは相当に重い事実ですよね……。ロベーツ氏は「民族主義的な議題を持つ人々」のことを揶揄してますけど、日琉語族の分類というのはまさにその「自分たちの言語はどこから来たのか」というルーツ探しの情熱に取り憑かれた人たちがいっぱい研究して、それでもなお結論が出ていないテーマなわけで(cf. 日本語の起源 - Wikipedia)。
増田はドシロートなんでなーんも独自の見解は持ってないですが、古代ロマン的な観点からはanond:20211121124146でも言及した大陸倭語仮説が面白そう(「大陸倭語」の存在はまだ定説にはなってないことに注意)。島嶼倭語(仮に「大陸倭語」の存在が実証されない場合は日琉語)のUrheimatは五十嵐氏の指摘に沿えば近畿地方のあたり(多分四国ではない)。日琉語族が列島と半島にまたがって分布していて、そのうち大陸倭語が南進してきた朝鮮語族に同化されたと考えると古代の日本と朝鮮半島との関わりに色々納得がいく(繰り返すように素人が古代ロマンといくつかの論文に基づいて妄想したものです)。では仮に対馬海峡をまたいだ日琉語族の存在が実証されたとして、そのUrheimatは……どこでしょうね? なんもわからん。
あ、トラバでやたらゲノム研究のURL貼ってる人は、(もし同一人物なら)去年の議論で血統と言語系統を混同したり(anond:20211121201022)、論文や増田の内容を理解できてなかったりする(anond:20211121224311)ような人なので、マトモに相手する価値はないっすよ。一応ご忠告。
他人にはわざわざ予防線を張った単語にまで都合よく言葉尻を曲解したつっこみを入れておいて、自分の時は一言も言及なく一般化線形モデルを暗に仮定ですか?
知らないかもしれないから書いておくけど、非線形回帰モデルは一般化線形モデルだけじゃないんですよ?
「何をどうモデリングした想定でどの量に確率的扱いが関わっているのかをしっかりイメージすることが大切だ」とか偉そうなこと言ってるわりに自分は何を想定しているかさえ明示しないという
都合よすぎるよマジ頼むよホント
ところで線形でとどめておけば話はさっさと終わったところ、唐突に一般化線形モデル経由の非線形相関を出してきたけど、リンク関数をどう決めるの?
自由度を上げた分だけ相関の定義が一意に定まらなくなっちゃったけど、最終的に「相関の強さ」をどう定義するの?
他人にごちゃごちゃ言ってきた以上、他人の言葉を曲解して的を外した鬱陶しいつっこみを入れるだけじゃなくて言葉をきちんと定義できるんですよね?
あと他の都合悪そうなコメントについても何一つ返信ないですよ?
頼むでホンマ
あと分散という語が持ち出されたので統計の文脈で書くと(知っているとは思うけれど)相関という語を使う場合一般には分散も考慮される
元エントリでは「強く相関している」と書いているが、強く相関しているというのは分散がゼロに近いという意味だぞ。
回帰モデルy=aφ(x)+ε, ε~N(0,σ)のσが小さいということ。文章読む限りおそらくデータ点(x,y)の範囲(xがサンプルされる区間の広さ)と「分散」を混同していると思われるが、回帰モデルはp(y|x)のモデルのことであってxは確率的に扱っていないのでxがどれだけ広がっていても「分散」とは無関係だ。
平均とか分散とか言うのは簡単だけど、何をどうモデリングした想定でどの量に確率的扱いが関わっているのかをしっかりイメージすることが大切だ。点の空間なのかパスの空間なのか階層モデルなのかとか色々。
頼むでホンマ。
psplusにきたからやった
ゲオでセールのとき注文したけど品切れとかで買えなかったことあったけど買えなくてよかったーと思った
★3くらいかなー
やって損したとは思わんけど、こんなもんかっていうがっかり感のほうが大きい
ちなみに龍が如くスタジオのゲームはジャッジアイズ1と7のみプレイ済み
よかったとこ
マップでカーソル合わせると~通りとか地名が出るから、サブくえとかメインで地名いわれても迷わずにすむ
7が1のオマージュだらけだったんだなと知れてよかった
10年刑務所とか裸釣りとかほかにもいくつかあったけど忘れちゃった
あー友人とバトルのもそうか
あと監視カメラでかむろちょうみてる情報やみたいなのがでてくるとことか
わるかったとこ
飲食店とかお店たくさんあるのに入れるのはごく一部の限られた店だけ
マップひらくとデフォが拡大しすぎで目的地の場所を確認するためにいちいちズームアウトするのが面倒
敵の攻撃うけてやたら大げさにぶったおれてダウンするくそ雑魚桐生ちゃん
ダッシュにスタミナいるシステム(あとからいらなくなるけどそもそも最初からいれんな
イベントシーンのセリフが飛ばせなくて見てるだけの時間ながくてめっちゃかったるい
最近画像生成AIが熱い、使ったことは無いけど記事や生成された画像は見ている、すごいよね
これ次は動画になるわけじゃん、つまりAIからAVに進化する、ワクワクしかない
でもさ、仮想AVになるのも時間の問題だよね、ようするに生身のAV女優を必要としない世界
モデリングや声、モーションキャプチャーだけ使う、
処女のままトップAV女優で新作毎日リリース、みたいな娘もでてくる
みたいな世界になる
さらにその先は自作AVの時代になる、どんな顔やスタイルが好きか、プレイ内容、シチュエーション
属人的なツボや責めどころが学習され次のプレイにフィードバックされる、素敵すぎる
そんな世界が来るのは10年後、15年後だろう、ワクワクしか無い
男の性欲が機械で消化され生身の女が用無し
今の世界は女がヤラせてやる力関係だけど、需給逆転で価値観も変わる。
もちろん女用の機械快楽も進化するだろうが、パートナーを求める目的が男女で違う。
男は快楽さえあれば完結するが、女は精神的、経済的な安定を求める
少子化は加速する
少子化対策で規制され性欲パンパンの若者が暴走、テロ、政変、ワクワクしかない
腎虚の特効薬持ってる製薬会社の株でも仕込んどくか、どこだよしらねぇ
同人音声について取り上げたブログが先日ホッテントリに上がっていたのもあって、同人音声沼にもう何年も浸かってる自分が界隈の変化と今を簡単にまとめてみる。
まず、音を聞いて抜く(しこる)ってのがよく分からない人もいると思う。AVやエロ漫画と違って視覚的な刺激がないので、物足りなさを感じるかもしれない。可愛い声の女の子がエロい台詞を喋ってくれればそれはエロいのだが、同人音声はエロい台詞というよりシチュエーションで抜く文化になってる。目を閉じてイヤホンやヘッドホンをはめて、女の子が隣にぴったり座って耳元で囁きながら手コキしてくれるような妄想で聞いて抜く。エロい台詞があったらもちろん抜けるんだけど、ぶっちゃけ耳元で吐息があればいいし、随所で「おっきくなってきたね」とか「我慢汁でてるよ」とか「そのままいっていいよ」とか簡単な台詞があればそれだけでもいい。エロい台詞の朗読じゃなくて、どっちかというとバーチャルの女の子がすぐ隣にいるシチュエーションで抜くわけ。VRのAVもかなり一般的になってきたけど、同人音声のバーチャルは本当にすごい。だって想像だから。とても可愛い二次元美少女が世界最高峰のモデリングで出てくる。だって妄想だから。それを可能にしてくれるのが音の存在感っていう作り。映画をちょっと音響のいいシアターで見ると音がすぐ隣にあったり後ろから来たりしてビクッとすると思うんだけど、それをすごくミニマムにエロに特化させたのが同人音声ということ。シチュエーションとバーチャル二次元美少女を成立させるための演出に特化してる。
それで、2010年代後半に爆発的に発展したのが、バイノーラルマイク。それまでは正面位置の音を左右にパンするのが一般的だったけど、バイノーラルで細かく位置や高さや距離が演出できるようになった。音だけで女の子が近づいてきたり、離れたり、手前に移動して乳首を舐めてくれたかと思ったら、左耳に回って囁いてくれて、今度は右に移動して耳を舐めてくれたりする。さっき上に書いたシアターの音響に近づいた。今ではバイノーラルの音声作品が主流になって、そうじゃないのは市場の一割くらいになった。それくらい、バイノーラルで爆発的に発展した界隈。
そういう背景もあって、同人音声はMと相性がよかった。目を閉じて、バーチャルな二次元美少女をイメージしながら抜くから、自分から腰を振るのはちょっと動きとして違うよねっていうのがずっと強かった。エロ漫画を思い出してほしいんだけど、エロって普通、責める方が喋るの。言葉はイニシアチブを取ってる方が発する。陵辱ものは竿役がべらべら喋るし、痴女ものはヒロインが喋る。だから、お姉さんが優しく手ほどきしてア・ゲ・ル(はぁと)、みたいなのが同人音声には多かった。受け身のMが二次元美少女に手ほどきされるのが同人音声のメディアと相性よかった。だから同人音声といえばM向けって印象を持ってる人も多いんじゃないかな。これは音を聞いて抜くっていうスタイルを重視した結果で、1人でしこしこオナニーするには受け身の内容がぴったりだった。でもバイノーラルの発展と共に、スタイルじゃなくって、音そのもので勝負する流れが生まれてくる。マイクの技術が上がってきたのもあって、女の子の喘ぎ声をクリアな音声で収録して、それにぐちゃぐちゃぱんぱんって腰振りの効果音を合わせると、男が動く内容でも音として抜けるようになってきた。技術がスタイルや相性を上回ってきた。
また、同人音声は当たり前だけど竿役が喋らないから、「〜ってこと?」っていうちいかわ構文みたいなオウム返しを使って竿役の台詞を代弁させるのが一般的だった。これも変わってきていて、巷の噂では声優にオールアドリブをさせて収録させていたりと、より自然に、シナリオではなく臨場感や音の質やリアリティで抜かせる方向に進化してきた、ってこと。
ASMRっていうのも今では一般的になって、YouTubeでもよく見るようになった。これはぞくぞくする音の快楽を求めるものなんだけど、もちろん、同人音声とも相性がよかった。R15あたりのちょいエロASMRが出始めて、今ではASMRと同人音声をひとつの作品にパッケージするものも多くなってきた。これも上の流れと同じで、アニメチックでM向けとされてきた同人音声が、音の質というガラパゴスな進化を遂げてきた背景がある。だから今は環境音に凝るサークルも多くって、実際に街中で街の雑踏の音を録ってきたりもよくある話。腰振りパンパンの効果音も、金と機材のあるサークルはマイクの前でオナホとローション使って声優の声にあわせてパンパンして録り下ろす。よりリアルで臨場感のある音が仕上がって、妄想の中で二次元美少女が喘ぐ。実際に腰みたいな大型オナホを買う人もいるだろうけど、ほとんどそうじゃないと思う。本当は腰を振ってないけど、音で腰を振るイメージができる。AVやエロ漫画みたいに、映像や絵の刺激と同じように、音そのものの刺激という根源的なところに戻ってきた。それができる技術が積み上がってきたのね。だから、ほとんど受け身コンセプトだった市場はがらりと変わった。
女の子が喘ぐ声と音の質を重視する流れは、ASMRと合体して、耳舐めという文化を作った。女の子が耳を舐めてくれるエッチなプレイ。ただ浅いところでぺろぺろするんじゃなくて、本当に舌をねじ込まれているようなぐぽくぽしたやつが今の流行り。そのまま吐息混じりに淫語を囁いてくれる。それもバイノーラルマイクで。そして今の流行りはオホ声。これはエロ漫画のアヘ顔の音声版みたいなやつで、女の子が濁点がついた お゛っ て喘ぎ声をはしたなくあげるというもの。一歩間違えるとゴリラのウホウホ声になっちゃうんだけど、上手い声優さんはとても上手い。しかもこれはいわゆる種付けピストンみたいなごりごり男が責める内容と相性がいい。オホ声の流行は、古くから続く同人音声=M向けが決定的に覆されたわかりやすい例だと思う。
でも、ここまで盛り上がっている市場は衰退しつつある。粗製濫造のターンに入ってきた。それまでは個人のサークルが細々と作るまさに同人の文化だったが、そこから成り上がった大手サークルや、資本力のある企業が、どんどん数を出すようになってきた。
同人音声って、実は簡単に作れる。まずエロのアイデアを出す。そこからライターに仕事を依頼する。これで3万くらい。声優に読んでもらう。多めに見積もって10万。絵師に依頼する。これも10万だとする。編集だってネットで探せばやってくれる人は山ほどいる。これに5万としよう。あとはデザインとかロゴとかをフリーのデザイナーに依頼して2万として、合計30万。これだけあれば立派な見てくれの作品は作れてしまう。これを1000円で売ったとして、プラットフォーム(例としてDLsite)の取り分が4割なので、600円が利益。500本の売上が損益分岐点だ。500人に買ってもらえばいい。そしてこれは、有名な声優と有名な絵師を使えば、ほとんど簡単に達成できる。そして流行りがとても顕著でユーザーもすぐそれについていく市場なので、今であればとにかくオホ声主体の作品を作ればいい。損益分岐点を越えれば、あとは補充不要の自販機として延々と売れていく。有名サークルはほとんどFIREしていくだろう。年に数千万は固い。だから、参入障壁がとても低い。同人で家が建つのは漫画だとイメージしやすいと思うけど、絵はそう簡単に身につかない。練習が必要。でも同人音声は簡単。全部人に依頼しても作れてしまう。最初の元手さえあれば回るだろう。コロナもあって副業で音声サークルやる人が増えて、実は近年、同人音声の作品リリース数は過去最高を更新し続けている。完全に市場は飽和。そして利益が落ちたエロゲ会社もどんどん資本を投入してきていて、個人(同人)では作れないクオリティの音声をすごいスピードでリリースするようになった。今、音声市場は完全に供給過多になった。でも、それでも売れている。もうほぼギリギリで、そろそろ表面張力の限界のような気がする。
あとはプラットフォームの問題。現状はDLsiteが独占状態で、FANZAも最近は音声に力を入れてきたけど足元にも及ばない。DLsiteは事実上の独占にあぐらをかいて、一部サークルを反感を買うレベルで優遇したりと阿漕なことも沢山やっていた。最近はちょっとそういうのも大人しくなったけど、あまりにも一社独占なので、DLsiteの判断ひとつでどうにでもなる感じ。市場の競争が成り立っていない。これもすごく危ない。
そして同人声優。元エロゲ声優が半分くらい、もう半分は同人音声の時代に成り上がってきた若手。といっても有名どころの十数人が主力で、ほとんどその人たちで回っている。上に書いたように作品リリース数が跳ね上がってるけどネームバリューのある声優はまだまだ少ないので、余裕で半年や一年先の収録スケジュールまで埋まってたりもする。バイノーラルマイクを扱えるスキルがあってASMRにも理解があって耳舐めできてオホ声も出せる、あまりにガラパゴス進化しすぎた存在なので、替えが効かない。これもちょっと市場としては健全じゃない状態。
同人音声は、聞き手の想像力に頼る形で発展してきた。ドラゴン娘もサキュバスもエルフもスライム少女ともエッチできる。だって想像の、バーチャルの存在だから。どんなエロ漫画よりどんなコスプレより解像度が高くぬるぬる動く。妄想だから。そしてそれに説得力を持たせられる音の技術が上がってきた。純愛もNTRもスカトロも欠損も拘束も催眠も、だいたいの性癖はそろってる。無い性癖を探す方が難しいと思う。視覚に頼らないから、人の想像力っていう根源的なところが占める割合が大きい。AVやエロ漫画より可能性が広い。人の想像の数だけ広くなる。それが、目をつむって楽しむエロである。
あれだろ注文が記号になっちゃってて怖くて泣いちゃったって話だろ?
料理を指し示していた「ミラノ風ドリア」が「DG01」になったとして、結局どちらも本質を表現しきったものではないので問題ないのでは?
ミラノ風ドリアと呼ばれている料理を、より正確に表したいなら組成でも見せればいい。3Dモデリングされたミラノ風ドリアの各点に組成情報が乗っているのが最も本質に近いミラノ風ドリアの表現方法だ。それ以外は指でミラノ風ドリアを指してるだけ。
まさに指月の譬えじゃないか。月を指し示す指が「ミラノ風ドリア」という日本語から「DG01」に変わったくらいでビビりすぎだろ?
自然言語を「月を顕現させることができる魔法」とでも過信しすぎてたんじゃないのか?
本当のところはどうなんですか!!!!!