「アニマル」を含む日記 RSS

はてなキーワード: アニマルとは

2018-02-17

anond:20180217103357

>「日本人男性世界標準以下の性欲アニマルから仕方ない」で開き直っていいんですか?

事実からしゃーないやろ。女性専用車両は「男が犯罪犯すのは仕方ない」から設置されてるもの。その背景には、「ちょっと触られた程度で騒ぐな」「セクハラは笑っていなすのはいい女」「痴漢冤罪は男の人生破壊するから冤罪の疑いをかけられたら女に復讐する」とか言ってる男の存在がある。

そういう男が一掃されるまでは、女性専用車両必要

はてブ女性専用車両に対する知見に頭がクラクラした

ふだん差別人権にうるさいはてブ民が、女性専用車両には賛成一辺倒で頭がクラクラした。

かに乗り込んでくる運動家はマトモじゃない。なんせ一刻一秒を争うサラリーマン様の通勤車両を12分も遅延させたんだ。よりによってなんで俺らがこんな目に……殺意を覚えるのも無理はない。

しかし、彼ら運動家否定できる倫理的根拠を、はたして我々は持っているのだろうか?

実のところ、今回の運動家に対して寄せられた批判を見るにつけ、賛成派は大した説得力を持っていないのではないかと改めて確信させられた。

以下は、ハフィントンポスト記事に対してスターを集めていた上位2つ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.huffingtonpost.jp/2018/02/15/woc-chiyoda_a_23363098/

1.これが女性専用車でなくプロレスラー専用車だったら絶対やらないだろう。所詮その程度の連中だよ。

そりゃ、プロレスラー専用車なら今回の事件が起きる確率は低いだろう。なぜならば、有無を言わさず力で排除される可能性が目に見えているからだ。しかし、これは明らかな論点のすり替えである。具体的には、運動家の主張の是非ではなく、「力の強弱にアタリをつけ、威圧行動を取っているのでないか」という行為道徳性が疑問とされている。

そもそも、この運動代替の効かない公共機関における、特定属性を押しやる「専用車」それ自体問題になっているのであって、なにも「女性専用であることが問題となっているわけではない。今回のような示威行動が起きる確率は低くなるとはいえ、プロレスラー専用車でもやはり大きく問題になり、運動家は出てくるだろう。その場合、どのようにケチをつけるのだろう。今度は「殺人犯専用車だったら絶対やらないだろう。所詮その程度の連中だよ」とでも言うのだろうか?

また、仮に「力の強弱にアタリをつけ、威圧行動を取っている」としても、それは運動価値毀損するものではない。声を通せる場で声を通すことが重要からだ。

2.女性専用車必要性裏付けられる悲しい話。

この言説は本当に悪質で、「Aを利用している人間不安に駆られる状況こそ、Aが必要証拠である」と言っているに過ぎない。つまり、利用している人間不安に駆られていなければ(満足していれば)、Aの必要性証明されているし、不安に駆られていれば(満足していなければ)、なおさらAの必要性証明されている、というわけ。一切の批判を許さないので、イデオロギーに近い。これは「共産主義に異議が唱えられ、圧力を受けている。同志の生活が脅かされている。これこそまさに共産主義必要であることの証拠なのだ」という議論を考えてみれば分かる。どう思いますか?

賢いリベラルの集うはてブですら、こんなブコメスターを集めてるのだから、まったくもって酷い有様だ。

ただ、浅薄ロジックはさておき、問題意識理解できる。以上の2つはともに、女性専用車両とは「弱い者のための暴力からの隠れ家」であるとの認識に立っているからだ。ここでは、関係性は暴力の関係として解釈されている。ゆえに「より強い暴力を誇示できるプロレスラー」に、“ただの暴力”は萎縮するだろうし、「異邦者の闖入」という暴力が起きることこそが、暴力からの隠れ家の必要性裏付けている、というわけだ。

この「弱い者にとって『暴力からの隠れ家』が必要なのではないか」という問題意識自体は真っ当だと思う。3つ目にスターを集めていた「痴漢被害によるPTSD抱えてる人でも乗れる交通機関必要」というのは、優先席と同じで傾聴されていい。しかし、これを認めると、1つの帰結にたどり着く。

なぜ、女性けが「暴力からの隠れ家」の恩恵あやかるのだろうか?暴力に怯える人間なら、誰であろうと招かれてしかるべきだ。

まり女性は「暴力に支配された弱い者」なのか?そして、一般成人男性排除することは、一般成人男性それ自体潜在的な暴力の行使であることを前提としているのではないか

なお、女性専用車両に対し、「女性が『暴力に支配された弱い者』であることを認めるのか」というフェミニズム的な指摘は、欧米でも盛んに巻き起こっている。

例えば、英メディア紙The GuardianTelegraphでは、女性記者が率直に「女性専用車両は負けを認めることだ」と述べている。彼女によれば、「女性専用車両の導入は、性的暴行所与とする(normalise)ものであり、あたかも原因が私達にあるかのように、状況平等志向から女性を取り除く(remove from the equation)ことが解決策だ、と世界に向けて言っているようなものだ」とのこと。そこでは日本が、メキシコタイイランインドブラジルと同格の“人権後進国”として引き合いに出され、イギリスは導入することでそんな国、つまり欧米流行りのディストピアドラマ「The Handmaid's Tale」の世界のような、女性をモノのように扱う国と同じ方向には向かうべきではない、といったようなことが語られている。

  • Women-only train carriages: Keeping women 'safe' by separating them from men is Handmaid's Tale territory

http://www.telegraph.co.uk/women/life/women-only-train-carriages-keeping-women-safe-separating-men

女性トイレレディースデイはどうなのか」という賛成派の反論についても、女性専用車両正当化には繋がらないことを提示したいがキリがないのでヤメておく。とりあえず、リソースの適切な配分(特定属性けが特定の扱いを受け、それ以外の属性が不平等負担を強いられるべきではない)、代替選択肢存在(「イヤならそこを使わなければいい」が可能か)、その施策が成り立つ前提の倫理的妥当性(女性専用車両なら「女性潜在的な暴力被害者であり、男性潜在的な暴力行使である」という前提)において、質が異なる問題ですよ、とだけ。ちなみに、スウェーデンでは、属性によって分けるトイレから「個室トイレ」に向かっていっているらしい。

はてブの皆さん、差別人権にうるさい皆さん、本当にこれでいいんですか?皆さんの大好きな世界標準から馬鹿にされてますけどいいんですか?「日本人男性世界標準以下の性欲アニマルから仕方ない」で開き直っていいんですか?

余談だがロケットニュースでは、ニュースタイトルが「【キモイ】今朝の東京メトロ千代田線の遅延理由が「頭おかしすぎる」と話題 / 男性複数人があえて女性車両に乗り込み……」となっている。この記事にも「然り!」のブコメが沢山ついていた。

https://rocketnews24.com/2018/02/16/1021546/

キモイ」「イケテナイ」「ダサイ」「カッコワルイ」。こんな調子で、本当にいいんですか?ネット最後良心だと思っていたはてブがこんな調子では、私は一体どこへ行けばいいんだ。


追記:

はてブにも良心があって安心しました。捨てたもんじゃないですね。ひとまず、Twitterブコメで寄せられた、いくつかの重要質問に答えます。

  

手段が低コストであることが、その手段正統性付与するわけではありません。あくまでもその手段で影響を受ける人間利害関係によって調整されるべきです。これは極端な例ですが、麻薬犯罪を無くすために犯罪者中毒者はその場で殺害、あるいは火事を鎮火させるために周囲の家を片っ端から打ち壊し。ともに「ラク解決手段」ですが、 適切ではないのは明らかですね。

マシなものがないのではなく、マシなもの鉄道会社選択されないから、そう思うだけです。これは上の「低コストで予防できるんだからいいじゃん」とも関係しています。ただ、監視カメラ警備員の配置、満員電車の解消、あるいはより良いシステムの構築に向けた過度的なものなら悪くはないですね。

これは確かに一理あるのですが、この話をしだすと論点がズレるか、あるいは論点先取になっています(女性専用車両痴漢対策だ。痴漢こそが対策されるべき問題である。よって女性専用車両必要である)。かつて、盗聴法の成立時に「法の是非を問うより、盗聴されるような行為をするヤツをまずは問題しろよ」という議論があったのにも似ています。もちろん、諸悪の根源痴漢です。しかし、ここでは対策方法がもたらす帰結(あるいは、そもそもその対策方法妥当か)が問題になっているのです。

また、「痴漢を撲滅することの難しさが女性専用車両を生んだ」というのは「犯罪者を撲滅することの難しさが、(犯罪者の多くはAという属性を持つので)Aという属性お断りの○○を生んだ」と言っているのと同じですが、これに何も疑問を覚えないのでしょうか?それでも特定属性を「潜在的犯罪者」として括りたいのであれば、もう私からは何も言えません。入れ墨外人温泉入浴問題と同じですね。どうぞ、ファシズムに突き進んでください。

その存在を「暴力からの隠れ家」として否定していないことには注意してください。

もちろん、特定の状況下における「合理的区別」は合法でしょうし、鉄道会社営業自由一定度は認められてしかるべきでしょう。すでに社会的認知されていることをもって、女性専用車両存在を「公知の事実」とする判例も出ています。しかし、ここで私が問題にしているのは、法律ではなく、倫理です(「まず痴漢倫理問題しろよ」という方は、上記の3を参照してください。「いや、それでも合法から正しいんだ」という方に対しては、これ以上私からは何も言えません)。

ちなみに、「障害者専用車両みたいなもの」という意見は、はてブ民が大好きな欧米リベラルフェミニズムから相当な反発を食らいそうですね。深くは立ち入りませんが、この例えを安易に使うならせめて「骨折患者専用の障害者専用車両」に限定した方がいいかと思います。

アファーマティブアクションがいい例ですね。非対称性権力勾配の是正措置自体は、それが段階的な解消を狙いとした施策であればアリでしょう。

ただし、代替手段のない公共サービス鉄道、それも日本通勤電車で、はたして導入されるべきなのか。また、そもそも車内における男性女性関係において、暴力的非対称性一般的存在しているのかにも注目する必要があります。この存在を認めると「女性庇護されるべき対象」となりますが、ここから先はカトリーヌ・ドヌーヴ議論にも通じるものがあるかも知れませんね。

それから、私が「逆差別だ」とは一言も言っていないことには注意してください。あくまでも、ここで私が問題にしたいのは、賛成派とされるはてブ民のくだらなさ、何よりも“潜在的な何か”を理由にした排除の論理は、新たな権力構造を生むだけではないか、ということです(女子トイレなどとの比較は、別のホテントリにお任せします)。

しっかりと読んでいただければ分かるかと思いますが、私は「暴力からの隠れ家」として特別枠が設けられることには、否定的ではありませんし、優先席も公正な資源配分観点から注目すべきだとは思っています(廃止すべきだ、という議論を完全に否定ではできませんが)。

これはシンプルな代案ですが、「ケア車両」はどうでしょう。暴力に怯える人は誰でも入ればいいじゃないですか。その代わりその車両には、監視員監視カメラガンガンに配置する(もちろん通常車両なおざりにして良いワケではありません)。監視の目が行き届くよう、乗車の人数制限も設ける。

これである程度は、無関係人間による車両乗車への抑止力が働くでしょう。それでも「傍若無人なオッサン」が闖入してくる可能性はありますが、実のところ彼を排除する合理的理由はどこにもないでしょう。

女性専用車両よりもコストがかかる」というツッコミがあるかもしれませんし、「じゃあ早速オマエが鉄道会社に直訴してこいよ(笑)」という揶揄もあるかもしれません。しかし、コストがかる&直訴されて突っ返される可能性が高いからといって、この歪な構造、そして痴漢犯罪が「女性専用車両(あるいはケア車両)」を免罪符にして放置されていいことにはならないのです。

いろんな意見があるかと思いますが、これについては私のスタンス勘違いされるのも野暮なので、ハッキリ言っておきます。対抗して男性専用車両を作るのは、個人的にはトラブルを増やすだけだと思っています(総量を男女比に応じて適切配分するのはアリかもしれませんが、はたしてそんな前近代的ディストピアの到来を望みますか?それで賛成派の皆さんがいうところの「非対称性」は解消されますか?)。そもそもトイレ風呂と違って、ジェンダープライバシーが密接に関わり合うようなものでもありません。

しか男性専用車両を望む男性の皆さん、男性専用車両があるなかで一般車両に乗ってしまい、冤罪に遭った時のことを想像してみてください。もう、どうなるか分かりますよね。ちなみに、同じことが女性にもすでに起きています。こういうの、警察(「なんで一般車両に乗ったの?」)と鉄道会社(「専用車両を用意したじゃないですか」)が笑うだけなんですよ。男や女に対する排除の論理ではなく、上で挙げた「ケア車両」のような“包摂”の論理対策を考えませんか、と私は思うんです。そもそも鉄道会社が誰かをケアする義務を負うのか、という根本的な問題はありますが。

これは、以前Twitter流行った「『告発を無力化する話法』として無力化する話法」ですね。特定集団が抱えている痛み・苦しみが、特定属性排除を許すわけではありません。もちろん、何度も述べているように被害者の痛みに寄り添うことは大切だと思います。ただ、そうであるならば「痛み・苦しみを抱える人」は、男女関係なく包摂されるべきではないですか?もしかして、その有無・大小を性差しかも外見上の特徴)で見分けるのですか?

2018-01-29

anond:20180128114722

仮面ライダー脚本は元々おばさま(母親)がメインターゲットでしょ。

子供はどうせストーリー理解せずかっこいい変身やバトルがあれば満足だから

ストーリーは一緒に見ている母親を楽しませる(んで子供と一緒にハマって貰っておもちゃ買う財布の紐を緩めて貰う)のを主目的にしてる。

制作側もそう公言してる。

でもプリキュア脚本オタク以外の母親(勿論父親も)にハマって貰う事など最初から想定しておらず、子供向けで大人が見て面白いようなものじゃない。

親層へのアピールは精々「親に嫌がられるような教育に悪い要素は入れない」と言う程度でしかない。

食べ物攻撃するのは教育に悪いかスイーツだけではなくアニマルスイーツしましたとかその程度。

メインキャラが(ライダーのように)大人ではなく子供女子な時点で、美少女萌えオタ以外の大人の視聴に耐えうる話にはしにくいとか、

作ってる方もオタク男だから母親より自分同類狙う方がやりやすい&楽しいとか、

理由はいろいろあるんだろうけど。

2018-01-11

anond:20171008162514

スパドン2がそんな感じだったなあ

どくどくタワーとスクリチレースとアニマルランドむずすぎて友達プレイしてもらったわ

あとしずむナンパ船っていう下から床がせまってくるステージ大嫌いだった

クラッシュエレベータはなぜか好きで何度もプレイしてたんだけどなんだったんだろうあの違いは

床が迫ってきてもエレベータから自然じゃないって感覚があったのかな

難破船のほうが水が迫ってきてもうほんとに死ぬって感覚があったのかな

2018-01-09

40代ダディたちクールすぎ問題

まあ、アメリカ人バーベキューへの思い入れは凄まじいものがあるからな。

海外赴任中に取引先のデブに、ディナー奢ったお礼に誘われて、嫌々行ってみたんだが、

まず肉が凄い。キロ単位で塊で買ってくる。手土産に持ってった肉をみて「それじゃ足りないよ、

貧乏人」という顔をする。エコノミックアニマルはいつまでも肉食には慣れないらしい、みたいな。

絶対、その肉4キロより、俺が買ってきた肉500gの方が高い。っつうか、それほぼ脂身じゃねえか。

で、デブが肉を切る。やたら切る。不良風のデブ娘とデブ息子もこのときばかりは親父を尊敬

普段、目もあわせないらしいガキがダディクールとか言ってる。郷ひろみか? 畜生氏ね

鉄板も凄い、まず汚ねぇ。こげとかこびりついてる。 洗え。洗剤で洗え。つうか買い換えろ。

で、やたら焼く。焼いてデブ一家で食う。良い肉から食う。ゲストとかそんな概念一切ナシ。

ただただ、食う。デブが焼いて、デブデブ家族に取り分ける。俺には回ってこない。畜生

あらかた片付けた後、「どうした食ってないじゃないか?」などと、残った脂身を寄越す。畜生

で、デブ一家、5キロくらい肉を食った後に、みんなでダイエットコークとカロリーカットのビールを飲む。

今日は僕も飲んじゃう」とかデブ息子が言う。おまえ、酒どころか絶対薬やってるだろ?

デブ娘も「ああ、酔っちゃった、あなた素敵ね」とか言う。こっち見んな、殺すぞ。

デブ妻が「太っちゃったわね」とか言って、デブ夫が「カロリーゼロだから大丈夫さ」とか言う。

アメリカンジョークの意味がわかんねえ。畜生、何がおかしいんだ、氏ね

まあ、おまえらアメリカ人バーベキュー誘われたら、要注意ってこった。

2018-01-02

anond:20180101094940

野生のアニマル「こいつはなにを言っているのだろうか」

2017-11-12

anond:20171112092434

なんでも経済合理性に結びつくかだけで判断してそもそも国や人の目的が見えてない

エコノミックアニマルって中傷じゃなくて事実じゃないか

2017-11-09

anond:20171109174925

商品名  :プリキュア アニマルスイーツ うさぎショートケーキ

商品HP  :

http://www.bandai.co.jp/candy/products/2017/4549660190998000.html

価格   :350円(税込 378円)

販売日  :2017年11月4日(土)~なくなり次第終了

販売ルート:全国(沖縄を除く)のローソンのチルドデザートコーナーにて発売予定

ナチュラルローソンでの販売はありません。

数量限定のため、なくなり次第販売終了となります

少なくとも沖縄ではないし、隣の隣の駅の近隣では観測例がある。(ソースTwitterだが)

2017-11-07

日本ネットサヨクの人たちは、「貧困教育が行き届かないとお金が稼げないぞ」という話には熱心なのに、料理ライフハックに関して、「貧困教育が行き届かないとお金無駄に取られるぞ」という話になると途端になぜか、「忙しくて勉強する時間がないんだよ!料理なんて金払ってやらせれば良いんだよ!」とネオリベよろしくの貨幣経済至上主義者に変貌するので、欧米流のオフグリッドサヨクの俺としては、本当にこいつらは右も左も根本的にエコノミックアニマルという日本くびきから脱せてないなあと、落胆せざるを得ないのであった。

2017-10-17

ドラえもんがいなかったら大長編はどうなっていたか

割とドラえもん関係なしに起こる事件もあったな、と思ったので、

とりあえずどうなるか考察してみた。

のび太の恐竜

ぴーすけの卵(化石)くらいなら、のび太自力で掘り出すかも。

しか恐竜の卵と証明する事ができないので、鼻でスパゲッティを食べる羽目に。

ドルマンスタン恐竜ハンターは、特に関わる事無く悪事を続ける。(もっとも、彼らが悪事を始めるのは22世紀であり、まだ始めてないとも言える)

のび太宇宙開拓史

ロップルの宇宙船のび太の部屋の畳の裏が繋がるのは、ドラえもん存在とは無関係と思われるので、そこは原作どおり。

チャミーが食べ物を盗みに来た時は、のび太一人では捕まえられないと思われるので振り切られる。

宇宙船を直す方法がないので、壊れたまま。

ロップルは餓死を免れるためにチャミーと共に地球に逃れ、のび太の家はファーストコンタクト舞台として世界的なニュースとなる。

コーヤコーヤ星は地上げに遭うが、特に困ってない主任ギラーミン招聘しないと思われるので、

そうこうしているうちに警察ガルタイト工業にガサ入れして平和が戻るだろう。

のび太の大魔境

のび太たちは冒険に行く方法がないので、普通に日常生活を送る。

ペコ(のび太に飼われないので、ペコという名前はつかないが)は、数年かければ何とか自力アフリカに帰り着けるだろう。

しかし生きて王国に戻れるかは微妙

ダブランダーは恐るべき野望を実行に移すが、世界征服普通に無理なので、ナイジェリア辺りの軍にボコられ、生物学史上最大の大発見として科学界を賑わすに終わる。

のび太の海底奇岩

海底火山が爆発し、鬼角弾がばらまかれる。

海底も含めて世界をくまなく覆うレベルミサイル攻撃となると、迎撃成功する可能性はほぼ皆無なので、世界は滅ぶ。

のび太魔界冒険

何も起こらない。

のび太宇宙戦争

パピは地球に来るが、ロボッターや映画撮影がないので、のび太達との接点が発生する可能性はごく低い。

追ってきたドラコルルに発見されるかは微妙だが、ドラコルルの直感は反則級なので、見つかる可能性がそれなりにある。

捕まったら処刑されるが、ピリカ住民きっかけがあれば立ち上がれる程度には勇敢なようなので、遅かれ早かれ独裁政権は倒されると思われる。

のび太と鉄人兵団

南極前進基地が築かれ、地球は滅ぶ。

人類メカピア奴隷として連行される。

のび太と竜の騎士

バンホーら地底人そもそも存在しない。(ドラえもんが聖域を作っていないため)

■のびたのパラレル西遊記

のび太が劇の練習で寝ぼけて恥をかくだけ。

のび太の日本誕生

時空乱流でのび太の家に来たククルは、そのうち捕まる。

身元・国籍不明なので、おそらく悪名高い東京入国管理局に長期拘留され、そのうちに病死する。

ギガゾンビはそのうちTP逮捕される。

のび太アニマル惑星

光の階段のび太の家につながるのは、ドラえもん存在とは関係ないと思われるので、そこは原作通り。

のび太が2回目に行った時(嵐の時)にどうなるかが不透明だが、のび太は恐らく迷子になり、チッポは死ぬ

ジャイアン達が光の階段を月につなげないため、ニムゲ同盟はまだ動物星を侵略しない。そのうち警察につかまる。

のび太ドラビアンナイト

何も起こらない。

のび太と雲の王国

ノア計画が実行に移され、世界は滅ぶ。


結論

のび太の家の特異点ぶりは結構すごい。

世界は割とピンチ

2017-10-10

フクロウカフェ別にいいじゃん

フクロウカフェ残酷なのだそうだ。劣悪な環境猫カフェ残酷なのだそうだ。犬や猫のペットショップ販売は悪なのだそうだ。たしかフクロウや猫が死ぬのかかなしい。かわいいから。でも同じ口で,金魚すくいは風情があっていいねなんて言うひとも見かける。金魚すくい水槽は,たいていが劣悪な環境なので,一部の強靭な(そして幸運な)個体を除けば,どんどん病気で死んでしまうのに。

たとえば金魚よりもニワトリが,ニワトリよりもフクロウや犬や猫が,人間から見て命が価値が重いのだと考えてみる。それはそれで仕方がないように思う。賢い生き物はかわいい特に犬や猫などは,その歴史的経緯から人間以外の動物の中では最も人間に近い権利を持つ。人間は生き物を恣意的に線引きしてきた。善悪はともかく,それは事実だし,そしてそのうえに今の平和で便利な世界がある。

フクロウカフェ犬猫ペットショップ販売の話は,「動物権利」の話ではなく,「フクロウ権利」や「犬の権利」「猫の権利」についての話だ。なのになぜか,「動物権利」などと主語を広げ,あたかもそれが絶対的正義であるかのように信じている人間もいる。恣意的に命の線引きをしたうえで,まるで平等であるかのように話をしている。傲慢だ。けれど人間はいだって傲慢なのかもしれない。

フクロウカフェ猫カフェ経営者傲慢なのだろう。

ペットショップ経営者傲慢なのだろう。

では,産業動物の肉を食べ,牛革の靴を履き,家猫を愛で,アニマルカフェペットショップ批判する,それは傲慢ではないのか?

厳格なヴィーガンなどは,ペット飼育についても反対するのだと聞いたことがある。そこまで厳格でなければ,批判一つ言ってはならない――それは窮屈だ。だから,身勝手に,批判をぶちあげればいいと思う。身勝手であることは権利だ。けれどペットショップフクロウカフェに石を投げているひとびとがいる場所は,果たして安全地帯なのだろうか。善なのだろうか。彼らが知らないだけで,あるいは気付かないふりをしているだけで,その背中には無数の石が投げられているのではないかフクロウカフェ残酷なのかもしれないが,フクロウカフェに石を投げているひとのことを,残酷でないとは自分には思えない。

2017-09-18

​男、その他の乳について


乳首が左胸から去って二週間がたった。

特別感傷を憶えることはない。


外では台風が猛威をふるっている。

がたがたとゆれるYKKのサッシは南国においても安寧をもたらす。


あれはこのバカンスに入る前の、クソ煩忙な日々のある夜のことだ。

私はクソ旧友とのクソディナーを取り付けて、クソ吉祥寺にクソ向かっていた。


「グッド・テイストな話、聞きたくないか?」


クソ友は頭がチンポになってしまったようで、ローションまみれになっていた。


「ハハン。うまい話には」


「穴(罠)がある。でも、今回のはマジだぜ?」


「話は後。とりあえず、乾杯だ」


杯を交わす。羊の小便と爪の垢の味がするビール

クソ友のおいしい話はこうだった。


・我今革新的性的事業没頭男子集団旗揚

・汝性的潜在能力顕著者故我等集団参画渇望

幹部存在発明試薬汝此試飲後絶大快楽巨大絶倫棒手中収成


「それで、お前さんは飲んだのかい。その薬とやらを」


酔いが回ってきた私は少しオネエ口調で訊いた。


「当然。なんなら試していくかい?」


すごい夜だった。

親しき仲にも前戯あり。長い詰みより短い必至。

チュンチュンワールドまばゆい光をもってモーテルの一室を照らしていた。


彼は置手紙と薬を残してすでに去っていた。

Love Will Tear Us Apart Again


私は脱糞してから手紙で尻を拭き、1ダースの薬を飲んだ。


彼の話だと効果はすぐには出ない。およそ半日を要すると。

何食わぬ顔で出勤した。ゲートにIDを通して、キュートガードマンにウインク


しかガードマンはいものプリティスマイルを返してくれず、

怯えたハービヴォラスアニマルの目を私に向けてきた。

それだけではない。同僚、上司、部下までもが私に奇異の目。


なんて失礼なヤツら!

いったい私がなにしたっていうのよ!


少しアルコールが残っていた私はプリケツ歩きでトイレへ入った。

鏡をみるなり叫んだ。マンマ・ミア!


左胸から頭が生えていた。ボリオリのシャツを突き破って。

そいつはすでに意識を手に入れ、ぎょろぎょろと周りを見渡していた。

しかしこの顔にはデジャヴー。


「お前ッ、小西じゃないかッ」


「よっ、世話なるぜ」


「はた迷惑なやつだなッ」


小西はクソ友と私の同級生で、三年前に失踪していた。

久々の再会に会話が弾む。同僚たちも小西の陽気さに安心したようで、

ほっと胸をなでおろした。もっとも私の胸には小西がいるので私は小西をなでおろした。


「それにッしてもッ、どうしたんだッ急にッ」


「ま、思うところがあってな」


「そうッかッ。しかしッあまりッ動くなッ」


「お前もしかして、感じてんのか?」


「否ッやめろッあッ」


「ホイホイホイ! エマホイ! シスターエマホイ!」


いみじくも昇天

バカで陽気な小西との共同生活は楽しかった。

小西クライアントの評判もよく、仕事も捗った。

恋人とはファイトになったが、今では彼らもオーラセックスフレンズだ。


タフなミーティング後の小休憩。ランチ前の屋上公園テラス

アイスティー。25メートルからきこえるクラクションの音。人々のざわめき。

エネマグラ未来についてのたわいない会話を交わす私たち


突然、小西がいった。

「おまえな、このままいくと、死ぬぞ」


「ハハン。つまらない冗談はおよし――」


小西真剣な顔をしていた。鳩の糞が耳に詰まったんだろうか。


「おれは持たざる世界から来たんだ。持たざるっていうのはなにもかもだ。体も。命も。乳首も。存在のない世界から来た。そこではなにも持てないかわりに、未来過去現在も、あらゆる事象を観察することができる。おまえな、進行性の心臓病にかかっているんだよ。あと二週間後のバカンス乳首ホテルのボーイになめさせている最中、発作を起こして死ぬ


私は小西が何を言っているのか理解できない。昨夜キヨハラゲームをやりすぎたのだろうか。


オーケー小西。少しクールダウンしよう」


目を伏せてそう言った。目を開けると私の体は宙に浮いていた。

いや。正しくはビルから飛び降りていた。


小西ッどういうことだッ」


「人は一生のうちにしゃぶった乳首のすべてを覚えていることはできない。ちょうどおまえにとっての今日が、忘れられた乳首ひとつになる」


激突する。石畳ブラスト加工まではっきり見えた。

瞬間、何かあたたか幸せ感触と眩い光が私を包んだ。


「これは――ママ? ママ乳首か? お母さん! お母さん!」


目が醒めると私は全裸ビルの前に倒れていた。

知っているだろうか。

ビジネス街においては人が全裸でいても意外とみな騒がない。

生体騒音発生装置たるマヌケヤングはここにはいいからだ。


小西はいなくなっていた。左乳首もついでに消えていた。


私はゲートでガードマンの服を奪い、仕事を再開した。

無線からクソ友が話しかけてきた。


「ヒュー。どうにかうまくやったようだな。肝が冷えた」


「どういうことだ。小西はどこにいったんだ?」


小西? だれだいソイツは」


「お前も同窓だろう」


「ああ、まったく。また間違えてんのか。小雪だろ。小西じゃない」


そうだ、小雪だった。なぜか私はずっと小雪小西と呼んでしまうくせがあった。

ガードマン通報されて、私はシコシコとお縄についた。


パトカー連行されたとき、窓の外に小雪広告が張り出されているのを見た。

小雪はいつも何かを飲んでいる。きっとそうやって私の病も飲み込んだのだ。

私は口のなかに何かがあることに気づきポリスに出してもらう。

それは私の左乳首だった。真っ黒な。


グラスのアモンティヤードに浮かぶex乳首を眺めながら、

回想にふけているうちに、台風は過ぎ去ろうとしている。


わたしは覚えてるぞ。しゃぶった乳首のこと」


グラスを傾ける。

即座に吐く。乳首はとっくに腐っていた。


私はボーイに難癖をつけて、彼の右乳首をしゃぶる。

それはまだ未熟なピーチの味がした。

2017-07-07

しまじろうラムリンのおばあちゃんから未公開株の購入を持ちかけて500万円だまし取ったらダメじゃないの!おばあちゃん生活保護申請してるわよ!

半値を頻繁に変えるマン

2012年8月8日 19:24

しまじろう「はぁーいごめんなさーい」

少子高齢化が続くアニマルランド。 五人に一人は老人という、ひどく活気のないこのしまで、老人は金だけを溜め込んだカモだとしまじろうは思っていたよ。

また、奴らから金を吐き出させて島の経済還元したらどんなに潤うこ とかと思い、架空企業の未公開株の投資をもちかけて

ラムリンのおばあちゃんをふくむ合計22人の老人からおよそ3億4800万 円をだまし取ったよ。

投資して経済発展に一役買おうと思ったけど大金に目が眩み

銀座に豪邸を買ってしまったよ。

しまじろうは来週書類送検される予定だよ。

しまじろう!トリッピーのおじいちゃんが生活保護だということをTwitter拡散したらだめじゃないの!トリッピーのお父さん不信任案うけてるわよ!今日はご飯抜きです!

「はーいごめんなさい」

最近アニマル高校での成績が振るわないしまじろう

ANIMALと称される中堅大学の判定がすべて軒並みE判定だった一方

父親市長であるリッピーはアニマル医学部A判定で予備校から奨学金ももらえていて、なんだかしまじろうはトリッピーに殺意が湧いたよ。

一度お弁当にとり肉を入れてこれみよがしに食べて挑発して喧嘩になったけど空手部長のトリッピーに戦いを挑むなんてただの馬鹿であったということを思い知らされるのみであったよ。

しまじろうは日に日に彼への憎しみを募らせ彼を社会から抹殺したいという願望を抱いている自分に気づいたよ。

しまじろうはなけなしのお小遣いを叩いて探偵にトリッピー家の弱みを探る依頼をしてみたよ。

そして掴んだ情報がおじいちゃんの生活保護受給というもので、

それを知ったしまじろうは一日中キリスト感謝の祈りを捧げていたよ。

今トリッぴーのお父さんはマスコミからバッシングを受け、不信任案が可決、トリッピーは自主退学手続きを終えたよ。

みんなー!しまじろうだよ😆😆

僕は成人になったらいろんなことができるようになるんだ 😊🙃🙃🙃🙃🙃

一人ではいけなかったあんなとこやこんなとこに...😍😍😍😍

お酒も飲めちゃう★ 🤗

でも権利が増えたら義務も増えるんだ↓↓ 😟😟

最たるもの税金😷😲😲😲

いやだっ...!税金がいつどこでどんなものに使われてるかもわからねぇっ...!!

意味不明学校に金が寄付されてるかもわからねえ...!!

脱税っ...!脱税っ...!

しまじろう脱税する為の法の抜け穴を探すべく、アニマル大学法学部を目指すことにしたよ

そして今晴れて大学にうかり、サバンナ先生のもとでアニマルランド税制度について研究をし、論文を出しているよ。

でも有望な学生として各国から注目を集めてしまって

もう脱税をできる可能性はなくなってしまったよ。

うっかりもののしまじろう

法の抜け穴を探していたら知らぬ間に研究に没頭していて理想的税制度のモデルを考案してしまい、図らずもアニマルランドに広がる

貧富の格差是正に大きな貢献をしてしまったよ。

脱税をもうできないと知ったしまじろうは怒りにもえ、学友であるりっぴーを殺し焼いて食したよ。

もちろん焼き鳥の味だったよ。

しまじろうは来週書類送検される予定だよ。

2017-07-05

印度の象の印象を増田思う万尾出す魔をうょ心に能生園鈍意(回文

ねえ!

すごい発見したわ!

「印象」と漢字で書こうとして、

どう書くか思い出せなくて、

「しょう」がまさかアニマルのゾウじゃないだろうと思い

「像」と書いたんだけど、

正解は「象」なのよね。

ぜんぜんエレファントゾウ感なくない?

ましてやカシマシいエレファント感もぜんぜんないし!

思い出すと言えば、

近所の中華屋さんの名物定食

エレファントマウンテンカレー!!!

ご飯にから揚げカレーとの茶色い熱い血潮が迸る、

休み60分一本勝負タッグマッチがお皿の上で繰り広げられるわっ!

血湧き肉躍る、昼食の妖艶な宴!

オプションで、

春巻き、ミートボールナポリタンスパゲッティー乗せが出来るのよ!

まあ私は食べきれないからやったことないけど。

それで料金変わらないとかってありえない。

どえらいバカみたいなやつよ。

うそれは、ものすごい茶色さっ!

もう茶色オンパレード

茶色オブ茶色

サクラクレパスさんに「えれふぁんとまうんてんかれーいろ」の

水彩絵具を作ってもらいたいぐらいな茶色さのレヴェル!

そんな名物店長エレファント兄さんが配膳で持ってくる時に親指がカレーに入ってるのはご愛敬

エレファント兄さんの親指入ってるーって

まるで、ボディービルダーへの声援に

「お!まるい!きれてる!」ってばりの声をみんな掛けちゃうのよね。

まあそんな

もちろん「印象」という字には

何も一切みじんもエレファントマウンテンカレー感もなく、

ただただ完食され平らげられた皿が宴の終わりを告げるかのように、

テーブルの上にたたずんでいるだけだわ。

もう!

漢字ってめちゃくちゃ難しいわ。

そう考えてみると「印象」って

もっとインドゾウ感漂ってもいいと思わない?

だけど、ぜんぜんインドゾウ臭くないし!

印度の象。

印象的な印度の象の像!って

これって白い白馬クルクルソックス王子様を超えてない?

すごーい!

もうアニマルなゾウっての大発見わ!

気合いだ!

気合いだ!

気合いだ!

わー!


今日朝ご飯

プレミアムリッチハムサンドとミックス玉子サンド

ハムたっぷりでなかなかいいわよ。

デトックスウォーター

ジャスミンティーウォーラーしました。

今日はうまく出来たわ。

風味豊に香り香るウォーラー

きまったわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2017-07-03

小原英治という漫画家について

まず言っておかねばならない。彼は間違いなく天才的な漫画家「だった」。

彼は『コリンズ先生気をつけて』というタイトル読み切りデビューしたらしい。らしい、というのは現物が手元になく確認できないのだ。

なんでも、1985年発売の「マガジンフレッシュ」とかいマガジンの増刊に載っていたようなのだが、マガジンフレッシュなどという雑誌存在インターネットからほとんど消失してしまっているのである。これではどうしようもない。

入手不能のデビュー作は置いておいて、デビュー単行本の話に移る。

先に言っておくが、この作家、たったの一冊しか単行本を出していない。

そのタイトルは「がんばれアニマルズ」……。タイトル地雷漫画のようだが、当然中身も地雷である。なんも面白くない。地雷中の地雷である。一巻で打ち切りになったのも当然である

ちょっと待て、小原英治は天才なんじゃないかって? それもまた真である

なぜならがんばれアニマルズは原作作画が分かれているのだ。小原英治は作画担当。クソおもんない脚本に対する責任は負っていない。

このがんばれアニマルズにおいても、小原英治はいかんなくその才能を発揮している――。躍動感溢れる画面、息を呑むスピード感。でも、脚本があまりにも異次元レベルでおもんないので、作画も霞んで見える。悲しい話だ。

……作画面に全く問題が無かったのかと言われると、女体が致命的にえろくないとか、カラーがひどすぎるとかい問題があるが、それでも圧倒的に脚本責任のほうが重い。

彼が真の才能を発揮するのは、この後描かれた漫画である。その読み切りたちのタイトルは「ベガ将軍の憂鬱」「ひとつだけ光るもの」「俺は待ってるぜ」「あとは神様にでも言ってくれ」だ。タイトルから察せられるとおり、この短編たちはストリートファイターアンソロジーに寄せられたものだ。

この短編脚本作画小原英治によるものだが、なんとまあ。おもしろいのだ、これが! なぜデビュー単行本原作をつけたのか問えるものなら問うてみたい。明らかに、彼一人ですべてこなしたほうがよかった。足を引っ張られすぎだ、あれは。

愚痴はここまでにしよう。この小原英治という漫画家、何が良いのかと言われると全て良いとしか言いようがないのだが、(コマ割りも構図もテンポもなにもかも上手い、絵が緻密だが読みにくくならないように白と黒割合が考えられている、ページに対する情報の詰め方が上手い。漫画教科書採用されてしかるべき出来だ)

なんといっても上手いのは、台詞回しである

とくに台詞が優れている、「ひとつだけ光るもの」の台詞引用しよう。

(場面は夜。たった一軒の家と、小高い丘、その上にはひとつだけ小さな墓標が立てられている。その傍に一人の男が居て、暗闇の中紫煙をくゆらせている。その傍らには一仕事終えたらしいスコップが置かれている)

――以下引用


ケン(妻が死んだ)

ケン膵臓ガン まだ20代の若さだった)

ケン(この手に残ったものといえば 家と幾何かの金 それに 発狂するには充分過ぎる程 退屈な日常

(なにかを思案して、家に入っていくケン

ケン(俺は昔 身を置いた世界へ再び 足を踏み入れた)

(ここで場面転換。ディージェイ相手ファイティングポーズをとっているケン

ケン(借り物の人生に 別れを告げるために)



ここまで引用――

どうだろう。この間、わずか一ページである。一ページで完全に舞台設定と登場人物の背景と物語の導入が、流れるように行われている。

なんだよそれだけかよ、たいしたことないじゃん、大げさじゃないか?と思われてしまうだろう。残念でならない。俺のつたない描写力では、彼のきわめてすぐれた台詞回しを支えている画面描写についてまではカバーしきれないのである

彼の漫画をここに貼り付ければ、この一ページを目撃しただけでたちどころに1万人程の人間がショック死することは請け合いなのだが。


ところで、この漫画、「イライザ死んでるって、どういうことよ!?」と思ったかたもいらっしゃるだろう。

それもそのはず。小原英治のスト漫画は、一つたりとも原作に準じていないのである

あらすじを列挙してみると、


ベガ将軍の憂鬱

ザンギエフブランカが女たちを奴隷にして死闘を演じさせている! リュウケンは助けを求める女の手紙に応え、(スケベ心混じりに)中東へ飛んだ。

からくも悪の幹部を打ち倒すとベガどや顔でやってくる。以下、台詞引用

ベガ貴様ら2人を政府高官に対する暴行障害の罪で拘束する」

ケン「!!」

ケン「ベ ベガ

ベガ「と言いたいところだが 今回は見逃してやる 早く逃げろ」

リュウ「なんで貴様が?」

ベガ「実は今この国で将軍をやっておる」 「知らんのか」

ケ「知らなかった」

ベ「三ヶ月前までは万事順調だったんだがなあ ザンギエフブランカ野郎国王にうまくとり入りやがって 見ての通りやりたい放題よ しか親衛隊ともなると俺もうかつには手が出せん」

ベ(そこで俺は一計を案じた)

ベ(女の名を騙って一筆書けばスケベで脳カラマッチョが来て奴等を始末してくれるのではと…)

ベ「しかしこれ程うまくいくとは」

ケ「お おいじゃこの手紙

ベ「私が書いた」 (日ペン三級)

ケ(なんつーガラに似合わぬ字だ)

ベ「おっ サツが来たぞさっさと帰れ」

ケ「てめえ こんだけこき使ってくれたんだ ギャラの一つも払ってくれるんだろな お」

ベ「つけとけ」

ケ「糞ったれの×××野郎!! ×××かんでしね~」

……という顛末である

「スケベで脳カラマッチョ」というあまりにもあんまり罵倒語個人的お気に入りである

ひとつだけ光るもの

上記導入の通り、イライザが亡くなり、ケンは格闘業を再開する。(この話において、ケン一時的に格闘業を廃業していた。……というか、財閥御曹司ですら、ない。取り柄といえる格闘家としての自分を捨て、おとなしく夫として

生きていたのだろうが、妻が亡くなったためにケン文字通りからっぽになってしまったのだ)

より良い闘いを求め、ケンは昔の仲間を頼るのだが、

フェイロン俳優として専念、キャミィ専業主婦本田親方としての仕事に集中し、ガイルに至っては行方不明である

チュンリー言及されていないが、おそらく(エンディング通りに)格闘家廃業している。刑事もやめているのかもしれない。

リュウに対して触れていないのは――死んだんだろう、たぶん)

落胆するケンに、ザンギエフが諭す言葉がつらい。(台詞引用

ザンギエフ時代が違うんだよ ケン

ザ「今や ケンカってえのは 衰退種である人類に許された最後蛮行なんだぜ そいつを見せ物にしない手はねえ 巨大資本メディアがついて廻るのさ」

ザ「今どき無償で痛い目にあう輩なぞいやしねぇよ」

ケンあんたはどうなんだい」

ザ「俺だって そうさ ここ何年かはショープロレスで喰ってる ロープに飛んで帰ってナンボの世界よ」

ケンは魂の抜けたような目で、静かにこう考えている。

ケ(俺はただ生き続けたいだけなんだよ)

これは1人の格闘家が牙を抜かれ、「借り物の人生」を生き、妻の死を契機にまた自分人生を生きる物語だ。

であるのに、最後モノローグは言いようもなくもの悲しいのだ。

サガットなら真面目に戦ってくれるだろう、という助言を手に、ケンサガットの元へ。(以下引用

ケンクエスチョン!」

ケンザンギエフが言うにはあんたは俺と同種なんだそうだが」

かませ「なんだよあんたそこをどけよ 俺選手

(かませを殴り倒すケン

ケ「そりゃ 真かね ダンナ

観客「ゲーッ なんだ おい 飛び入りかよ!! マジ?」

観客「これじゃカケになんねえよ」

サガット「シッ」

ケン「ぐが」

(わざとらしい殴り合いをしている 顔面血まみれ)

観客(こいつら― わざと―)

ケ「こりゃあ ズブロッカ4本は安かったかな」

サ「奴に言っとけ 4本しか飲れんようじゃ 退引け時だとな」

ただ1人本気で戦ってくれたサガットを倒し、満足げにリングに立っているケン

モノローグ引用

(ああ イライザ 僕はもう少し 生き続けることができそうだよ―)

スポットライトを浴びながら、そんなことを考えている。そうやって、ケン死ぬまで生き続けるのだろう……。そんな未来を思わせる終わり方だ。

「俺は待ってるぜ」

生意気アレックスをくたびれたロートルケンが殴る。

あらすじはそれだけで、この話は会話劇がたまらないのだが……。

現物を 入手 してほしい

この話に関してだけはちょっともう抜粋した台詞なんかでは到底伝わらないと確信が持てる。どうにかして手に入れろ。「ストリートファイターⅢ」のアンソロジーだ。今は潰れてる新声社のアンソロだ。

とにかく手に入れてくれ。話はそれだけだ。

I'll be waiting for you,kid.


「あとは神様にでも言ってくれ」

ガイルアベルを殴る話。

この話はフルカラーなのだが……。……。……。

ちょっと言いたくないのだが。小原先生カラーが下手だと思う。

2009年に発表された「あとは神様にでも言ってくれ」を最後に、小原英治は漫画から姿を消した。というか、この作品も十年越しぐらいに発表しているので、基本的寡作である

俺は最後短編が発表されるまでは「病気になったのだろうか、漫画が描けない程の……」と思っていたのだが、どうもそんな気がしなくなった。

「あとは神様にでも言ってくれ」はデッサンも整っているし、線が乱れているわけでもないし、空間認識力は問題がなさそうだ。色彩感覚は元から妙なので病気をしたということもなさそうだ。

俺の考えていた脳や神経や目の病気という線はどうも薄いように感じるのだ。

であれば、残るのは経済的問題だ。

漫画家で稼げるのはごく一部の人間だけである

であるので、たぶん、別の業種に行ったのだろう。ふつうサラリーマンでもやっているのだろう。

……悲しい。

損失である。彼の新作漫画が読めないという事実は、全人類にとって大きな損失である、と断言できる。

もしも彼が「漫画家では生活が立ちゆかないから」漫画家をやめたのだとしたら、言いたい。

あなた生活が安定すること」よりも。

あなた漫画を描いていること」のほうが、明らかにこの宇宙において優先されるべき事項であると。

もしも彼の知人がこの文章を読んでいるのなら、彼を無理矢理にでも表舞台に引きずり出してほしい。

だいたい、今どき絵で金を稼ぐのがそんなにハードル高いのか。

ただの漫画家ならともかく、彼は天才だ。できる。やれる。金を稼げる。絶対稼げる。

から、描いて欲しい。

というか、描け。漫画を描け。可及的速やかに描け!

以上、一ファンの主張でした。

2017-06-30

増田から増田が脱退表明」

12月25日日本の有名匿名日記増田から増田増田が脱退するという意向を表明した。

増田は89年に増田としてデビューし、「メカニカルアニマルズ」などのヒット作を生んだ増田

また増田増田の奇抜さと挑発的なパフォーマンスでも有名な増田で、特に増田宗教批判団体からの数々のバッシングを受けるほどである

増田増田増田

増田から増田が抜けると現時点での断言はできないが、増田自身増田を抜けるというなら、俺達増田はそれを受け入れるしかないよ」と語った。

増田増田脱退後、増田増田という名を増田に譲るのかどうかは未だ不明である

2017-06-08

90年代って、カネの価値が軽視されすぎていたよな

・『愛情=カネ』という女性が予想を遙かに超え世間にたくさんいて辛い

http://anond.hatelabo.jp/20170605190352

・奢りに関する私の「常識」が間違っていたんかなぁ

http://anond.hatelabo.jp/20170608120939


↑の一連記事元増田。これで最後の予定。

http://anond.hatelabo.jp/20170605190352

私の父親は、収入だけはそれなりにある男だったが、「カネだけで面白みのない、家族を大切にしない男」として、母親からいつも馬鹿にされていた。

仕事ばかりで趣味も持たず、全く家に帰ってこない父親に、家庭での居場所はなかった。

それを見て育った私は、カネと愛情は別モノだということを学んだ。

いくら仕事をしてカネを稼いでも、家庭を大切にしない男は女から愛されないのだと、私は学んだ。



私は元記事で↑のように書いた。

http://anond.hatelabo.jp/20170606122403増田は「カネで愛情代替できる」と言うけれど、私はカネで愛情代替できないと思う。

ソースはうちの両親。

でもこれは、私の両親が特別毒親だったという話でもないと思う。

私が青春時代を過ごした90年代、「カネだけで面白みも愛情も無い夫」を妻が侮辱する描写は、ドラマニュースでよく見かける定番ネタだった。

これに限らず、90年代は「カネよりもココロ大事」という空気が強い時代だったと記憶している。

湾岸戦争では「金ばかりで人を出さない」という論調日本の態度が批判され、

エコノミクスアニマル」という言葉日本経済大国化が海外から揶揄された。

「カネとココロは相反するもの」とまでは言わないまでも、

「カネがいくらあっても、愛がなければ人は幸せになれない」「カネで人のココロは買えない」という論調支配的であり、

お金なんかは ちょっとでいいのだ!」(大迷惑) 「財布の中身が あいつの中身なの?」(HEY MAN!)と、奥田民生は唄った。

カネは、どちらかといえば「薄汚いもの」だったのだ。

今にして思えばあの時代は、カネの価値があまりにも軽視されすぎていた時代だった。

カネを稼ぐことが、現在比較してあまりにも簡単だったからだろう。

その後の不況により、カネを稼ぐことの難易度は、あの時代とは比べ物にならないほど高まった。

そんな時代に、カネの価値がかつてより高まり

カネを重視する人間が男女関係なく増えるのは、当たり前のことなのかも知れない。


あの飽食時代価値観を、私は内面化し、真に受けすぎてしまった。

から私は、女性からカネを求められることに、必要以上に潔癖になってしまっているのだろう。

カネに対してもう少し割り切った態度を、私は持ったほうがいいのかも知れない。

2017-05-23

将来真剣日本脱出しようと思う

具体的には親が死んでからかな。親が生きてるうちはあまり遠くに行きたくないし。海外住んだことあるけどやはり頻繁に帰国とかできないので。

いつまで経っても国民がまともに政治に向き合わないせいで政治家の質もやってることも無茶苦茶。これで国がまともになるはずがない。

震災原発ブラック労働の反応を見てても戦時中とあまり変わってないし、企業は大小問わず未だに日本軍みたいな失敗をしている。

文化はとにかく幼稚。

皆人はいいが論理的思考ができないという点で頭が悪く(ちなみにこれは日本語言語構造のせいもあると思う)、ドラえもんアニマル惑星動物達の頭悪いバージョンて感じ。頭悪いから滅びかかってる。

少子高齢化実質賃金低下も与党独裁も止められず、庶民QOLは下がっていく一方だろう。現在の住居が快適なのでできれば離れたくはないが、いつかは決断しなければならない。

2017-04-22

しまじろう!トリッピーのおじいちゃんが生活保護だということをTwitter拡散したらだめじゃないの!トリッピーのお父さん不信任案うけてるわよ!今日はご飯抜きです!

「はーいごめんなさい」

最近アニマル高校での成績が振るわないしまじろう

ANIMALと称される中堅大学の判定がすべて軒並みE判定だった一方

父親市長であるリッピーはアニマル医学部A判定で予備校から奨学金ももらえていて、なんだかしまじろうはトリッピーに殺意が湧いたよ。

一度お弁当にとり肉を入れてこれみよがしに食べて挑発して喧嘩になったけど空手部長のトリッピーに戦いを挑むなんてただの馬鹿であったということを思い知らされるのみであったよ。

しまじろうは日に日に彼への憎しみを募らせ彼を社会から抹殺したいという願望を抱いている自分に気づいたよ。

しまじろうはなけなしのお小遣いを叩いて探偵にトリッピー家の弱みを探る依頼をしてみたよ。

そして掴んだ情報がおじいちゃんの生活保護受給というもので、

それを知ったしまじろうは一日中キリスト感謝の祈りを捧げていたよ。

今トリッぴーのお父さんはマスコミからバッシングを受け、不信任案が可決、トリッピーは自主退学手続きを終えたよ。

2017-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20170417115950

肉体から生理的要求でもなく社会的都合でもない、純然たる「欲求」がない、と言いたいんだろうが、ここで抜けているのは人を人たらしめる根源たる「精神欲求」だ。

で、その精神欲求とはすなわち「知識欲」。 何かを知りたい、もっと色々できるようになりたい、状況を解決したい、知らないことを体験したいというような、肉体から来るのでも社会から与えられるのでもない、心というか精神から直接くる欲求研究者とか開発者冒険家なんかはこの感覚を知っている人が多いと思う。動物人間を決定的に分けるのがこの欲求の有無だ。

これを持っている人とそうでない人とでは、当然ながら自力人生を充実させる、何かを推し進める能力に雲泥の差が出る。人間文明を発展させるのはこの欲求を持っている人達だろう。

それ以外の元増田みたいな人はまあ、せっかく人間なのに動物と同じく本能からと外部から欲求しか知らず、うかつにも真顔で「ぼくにはよっきゅうがない」とか言っちゃうアニマル系働きアリ勢ということになるかと思う。

ちょっと人類としてはお粗末だけど、まあ働きアリもいてくれないと困るからね、いいんじゃないですかそのままで

2017-04-07

ちょっとイッた」って何さ何さ?!

お気に入り薄い本を読んでいたら、突如として賢者が僕に語り掛けてきた気がした。

その賢者の問いは極めて深かった。

ちょっとイッた」とは何かである

男性諸君ならお分かりかもしれないが、男のイメージは下記のような感じだと思う。

コスコ → 急逝 → 天地開闢について考え始める

しかし、薄い本企画アニマルビデオを見返せば確かに「ちょっと逝く」という表現がある。

まり女の子には「逝く」にはフェーズがあるということなの?!

気持ちいいことする → 逝きのファーストフェーズ → 逝きのセカンドフェーズ → 逝きのサードフェーズ → フィーバー → 賢者にはなれない??

こういうことなの??

「満足できなかった」というのは「フィーバー」まで達しなかったが、セカンドフェーズくらいまでは逝った可能性もあるということ?

だれか教えて!!

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん