「外交」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 外交とは

2024-03-21

anond:20240320153645

大阪在住で維新設立当初から維新に入れ続けてたけど流石に維新に変なのが居ないは同意できねぇなw

ただ、感覚的に自民以外に任せられないじゃんは少しだけ理解できる。

  

ちょっと分解して説明できるか怪しいけど自分感覚的には以下。

1つは旧民主党政権日本は右肩下がりを経験している事、あの政権交代当時も「自民党じゃダメだ!」から

民主による「1度だけやらせて下さい!」で一度やらせたら、やってる風劇場政治をしても経済悪化する一方だし

武器も作れないのに離米方針を取るわ…マジで碌な事がなかった。経済防衛関連も全部がチグハグ、何がしたかったんだ。

自分は30代で就活タイミングで右肩下がりの不況話を聞きながらアイツらを選んだ民意政権をとにかく恨んだ。

  

そんで再度政権交代してあの不況から「成長はしなかった」がとりあえず飯が食える所までは復帰させたのが安倍自民

から飯食える所まであの状況からよく立て直したはあると思うのよ。

  

んで、これは余談だけど結局自民党、特に安倍政権がやってきたことって外交右派、内政左派みたいな感じの所謂「とりこぼしのない政治」だった訳で

十分左派的なやり方だったと思ってる。だから低成長だったし、だから治安が良い。格差が無いんだもん。

経済学者が言う日本程、成功した社会主義は無いというのはそのとおりだと思ってる。

  

からこそ、旧民主残党や反自民を叫ぶ人たちのやり方が過激化した。その主たる例がどこぞの新選組だろう。

牛歩戦術プラカード、街中で過激左派人達デモ行進する様子を見て、惹かれるのは過激左派老人かあの不況を味わってない20代だと思う。

恐らく、肩書を取って一人の人間として嫌い。というのは同意できる。

そんな彼らが選ばれる程、この1度だけやらせて大失敗した経験、もとい呪いに掛かった民衆が支持できる程、時間が経過した訳でもない。

結果として自民一強になった…なってしまった。

  

今の自民党が泥臭いとは思わないし、むしろ一強の状況をここまで作ってしまたからこそ腐ってしまったと思う。

ただ、じゃあ旧民主の1度だけの呪い、あの不況をモロに食らった30代以降の世代ってのは中々、過激化した左派に入れたいとは到底思えない。

何より無力感があるのは所謂不祥事を起こした連中が旧民主は多すぎるし、批判する割にはそいつらが未だ党の顔として残り続けてる。

そんな奴らと政権交代して、なにが変わるの?って感じ。だから自民党の支持率が減っても野党流れる事なく、無党派が増えていく。

  

過激化した左派れいわ、過激派がれいわに移動して少しマイルドになったが顔が変わらない旧民主

言ってる事は真っ当だと思うけど、とはいえわざわざ支持する理由が見つからない国民(左派の中ではまともだと思う。思うけど…)

  

で、なんだかんだで腹切り制度がある(今はあったのが正しい気もするけど)、外交右派に見えて(不安要素後述)

内政左派ジェネリック自民みたいな維新がこの中ならまだ選ばれるんじゃねぇかなと。ほんのり支持増えてたしな…

維新議員の素質は滅茶苦茶だと思うけど、少なくとも地方をある程度立て直した実績買いもあると思う。

(大阪自民やらかし維新設立当初、名古屋に成長率を抜かされ所謂都落ち雰囲気を抜け出せた事を指す)

  

ただ、これも維新が良いという訳では到底ないと思うので消去法なのよな…万博グダグダもそうだけど、どっちかと言えば右側の自覚がある自分としては

ぶっちゃけウクライナ侵攻で最初ロシア擁護した党創立者の橋下とその代表である爆裂親露派の鈴木を見れば当然アレ?怪しくね?と思う訳よ。

この党割と本音は東寄りなんじゃねぇの?って維新に入れ続けた自分が思うから戦争後の選挙毎回、苦痛にまみれた顔で投票してるんだよこっちも…

とはいえ投票に行かないとか白票権利放棄同義で嫌なので…お灸据えようとして入れた先がエッフェル姉さんだったんだぞ。

もう…マジでどうしたらいいんだよ。わかってくれこの絶望感。

  

このままで良いのかよ!はわかるし、良い訳がないだろ!って気持ちなんだけど、じゃあ今ある野党の中から政権を選ぶね!

って言われたら、おいバカやめろってトラウマ発動するし、そういう人が多いか無党派が多数になっちゃうと思ってる。

自民ダメな所や野党の良いところを熱弁されても大丈夫。もうとっくに、どっちも信用できないか安心してくれって具合だ。

  

文書いたけどまとまらなかったなw

からまぁ多分、その親父さんや恩師さんが恨む理由ってのは1つの呪い作用していると思うって話が言いたかった。

自分就活タイミングがそれで、多分年配の方々も何かしらブチギレに値する地雷を当時、あの政権は踏み抜いたんだと思う。

でも、維新がまともかはわからないよなぁって話だ。

2024-03-19

人生相互主義で生きるべきなんだよね

相互主義とは、外交通商関係において、相手国の自国に対する待遇と同等の待遇を与えようとすること。

まあ外交用語だけど

要は親切には親切で返し、失礼な奴には失礼で返すってことだ。

もちろんこちからファーストアクションをするときは親切でなくてはならないが

今まで誰にでもどんな仕打ち受けてもへらへらしてたけどある日突然ゲージ越えしちゃって知らずにこうやり始めたらずっと生きやすくなったよね

2024-03-17

[]3月16日

ご飯

朝:和風パスタ。昼:柿の種チョコせんべい。夜:白菜にんじんきのこ餃子の鍋。締めのラーメン。間食:ファミチキ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみー。

金色ラブリッチェ

・はじめに

SAGA PLANETSから2017年に発売された18禁美少女ゲームの全年齢移植版を遊んだので感想を書く。

普通男子高校生に過ぎない市松央路が、道でトラブルに巻き込まれてた金髪美少女シルヴィアを助けたこから彼女が通っている超エリート学校私立ノーブル学園に転校することから始まる学園ラブコメ

シルヴィア北欧ソルティレージュという架空国家王族で、国が日本AIソフトウェア技術を売り込みたいという事情があるので、外交のために日本高校に通いつつ公務に勤しんでいる。

そんな多忙王族シルヴィアに何故か気に入られてしまった主人公彼女と共に過ごす中で自分なりの「黄金」を見つけるのが、主なあらすじ。

美少女ゲームらしく、攻略対象ヒロイン毎にルートが分かれており、それぞれのルートでかなり物語が異なるので一人づつ紹介したい。

共通ルート

まずはヒロイン毎のルート分岐する前の共通ルート

ここでは上流階級揃いの学園と庶民主人公ギャップ面白い

私立ノーブル学園の午前中に受験必要な教科の授業をやって、午後の授業は各々の受験では測れない得意分野を伸ばすエキスパート授業をする、かなり特異な学校描写はワクワクした。

あとエロ方面でウブな男連中を懐柔し同性の友達を増やしていくパートが好き。

序盤こそ閉鎖的な学校社会の嫌な雰囲気が多いが、徐々友達の輪が広がっていき、周囲に溶け込んでいく。

これが自分が助け王族であるシルヴィアの助力ではなく、主人公の央路の性格で話が進んでいくのが楽しい

困っている人がいると格好付けて助けてしま性格が、全面的肯定されるんじゃなくて、それが巻き起こす悪影響も同時に描いていくのがバランスが取れているなと感じた。

友達の輪が広がっていく中で徐々に、央路は央路で色々と抱えていることが判明していく。

・妃玲奈ルート

玲奈は、上流階級揃いの学園で数少ない庶民仲間になるギャル系ながら普通女の子キャラ

下ネタ大好きなバカ友達の面と、ママ味のある優しい面の両面が交互に来るのが魅力。

ただ、玲奈本人のルートながらハッキリ言って彼女は話の主題にいない。

主人公の央路が、自身過去と向き合うエピソードが中心に展開していく。

私立ノーブル学園の特異さや、ソルティレージュ国のあれこれなども抑え目。

その代わり、本ルートもう一人の主人公とも言うべきめちゃくちゃすごい野球選手の縞投良、その恋人の千恵華というもう一組のカップルの出番が多めだ。

玲奈本人が蚊帳の外なのは気になるものの、どうして主人公がああい性格なのか、その性格の悪い側面とはなんなのかが掘り下げられるのは興味深く、王族の力を遠慮なく借りてのラストシーン青春熱血もの燃えるシナリオだった。

エロイナルート

エロイナは、シルヴィアの側近、護衛を務める騎士

腕っぷしはかなり強く厳格な性格だが、このゲーム美少女ゲームなので、デレデレなときギャップもしっかりある

エロイナは護衛を務める都合上、主人公の抱える過去も色々知っていてその辺の話はサクッと誤解なく終わる。

その代わり、ソルティレージュ国の内情や王族として人の上に立つことの不平等さがしっかりと掘り下げられる。

主人公の協力がなくても自立したシーンが多く、エロイナとシルヴィア関係値の変化が主になるエピソードだった。

個人的に気に入ったのは、ストーリー的に主題めいた部分があるわけではないが、エロイナが手料理を作ってくれるパートや、逆にエロイナに日本料理を紹介するパートがかなりの回数あったところ。

海外食文化エピソードは興味深いし、日本海外ギャップエピソードも良き。

液体のドレッシングではなく香草スパイスで食べるサラダとか気になるなあ。

・茜ルート

スポーツ少女の茜ちゃんの猛烈アプローチにたじたじになるルート

全年齢版だとカットされちゃったシーンが多いからか、ボリュームがかなり少ない。

話の起伏も少なく、ご褒美CGを見てふむふむいえない全年齢版を遊んでいる身では少し辛いところだった。

シルヴィア・僧間理亜ルート

ストーリー的に密接な関係になっているので、まとめて紹介。

シルヴィアは上述の通り物語の始まるキッカケになった王族女の子

そして理亜はタバコを吸っているヤンキー立ち入り禁止屋上に一人佇んでいる子だ。

理亜は所謂お見合いお節介」系のキャラで、シルヴィアルートに限らず、主人公の恋路を毎回応援してくれる。

そんな一見するとサブキャラっぽい彼女ルートが何故メーンヒロインシルヴィアルートと対になっているのか。

央路、シルヴィア、理亜の関係性はなんなのかが、金色ラブリッチェ全体のエピソードとしてまとまっていく。

この辺はネタバレなしで感想を書くのが難しいが、序盤にあった何気ないシーンや、作品全体の構造の見通しが付いたと油断した読書の虚を衝く展開など、読み応えのある一番面白いルートだ。

とある喫煙シーンで不穏な空気が漂い出し、そこから物語が一変し始めるんだけど、コンビニタバコを購入するという何気ないワンシーンながら非常に印象に残った。

僕はタバコを吸ったことがないのだけど、一生吸わないでいようと思うぐらい印象に残った。

とはいえ徹頭徹尾、格好つけたがりな主人公性格がメインの主題であることは間違いなく、それを際立たせるためにシルヴィア、理亜の両名ともにヒロインをする構造が良きポイントだ。

格好つけるとはなんなのか。

良い面と悪い面のバランスをどうとるのか。

若者らしい瑞々しいテーマ美少女ゲームらしい王道の良さがありつつ、主人公性格の悩みを大きく取り扱っていた点はこの作品らしさもあって、いいゲームだと思った。

・ミナちゃんルートはありません

なんでだよ! と思わず声を上げてしまったが、ありません。

シルヴィアの妹で王族のミナちゃん

主人公シルヴィアの隣にいる男性として相応しい人間に育て上げるために、色々と甲斐性のあるエピソード豊富キャラ

姉のために仕方なくやっているのだからルートがないのは当然かもしれないが、可愛いキャラだった。

小さい見た目ながら中身は全キャラ最も大人キャラで、だらしない姿を見せるとキツく叱ってくれる優しい子だ。

彼女教育サポートに支えられるルートも多く、サブキャラとしてなまじルートを選ばず出番があるので、大好きになった。

玲奈ルート彼女ママ味が薄く感じてしまたことに、今作にはそれ以上の母性を感じるキャラいたことが原因だったかもしれない。

なお、ファンディスクではルートが用意されているらしいので、そちらを購入済みなので近日中に遊ぶ予定だ。

・おわりに

面白かった。

王道な学園ラブコメながら、上流階級庶民の差や、格好つけることの是非のテーマなど、この作品独自楽しいところが満載だった。

食にまつわるシーンが多いのも好きなところ。

ストーリーが転調するときの不穏さは辛いものがあったけれど、読後感はとても良く主人公市松央路の格好良さと格好悪さを見届けられてとても良かった。

続編のファンディスク世界観が繋がっている別の作品などもあるので、それらも遊んでいこうと思う。

2024-03-10

anond:20240310113520

外交って、誘致の名の元に無尽蔵にじゃぶじゃぶお金企業に貢いでるだけだろ。

金に糸目をつけなくてもいいなら、参政党でもNHK党でも同じことできるよ。

出す金を絞って企業を誘致するのが本当の外交でそれは自民程度の能無し無能じゃできない。

大人しくれいわに政権譲っとけ。

anond:20240310113520

なるほど。熊本TSMCを誘致できたのも自民外交力の成果だったのか。

2024-03-05

トランプは悪だったのかどうだったのか

金渡してるなりなんなりしていようが、ロシアやら中東比較的おとなしかったのは事実

そう考えるとトランプ外交は悪くなかったのではって思うんだが。

2024-03-04

anond:20240304120341

事業仕分けかいパフォーマンスだけで色々ひどいことになったやつと外交系だけでお釣りくるで

第一次世界大戦後のイギリス外交すごいな

植民地には負けてるし極東キチガイ国家もうまく手懐けられないし赤いキチガイ国家にも騙されるしちょびひげ独裁者日和見だし

これもう今の日本だろ

2024-03-03

anond:20240303143342

そうだね。もう少し正確に言うなら

  1. 前線に送られるのは貧乏人の男
  2. 後方で指示するのは良家の男
  3. 後方で捕虜管理武器輸送などは一部の女
  4. 室内で戦況解析してるのは理系大卒男女
  5. 室内で診療してるのは医学部卒男女
  6. 室内で外交メディア出演してるのが上層部男女
  7. 家庭や海外子育て等してるのが多数派の女

戦争になったら弱者男性から前線に送り込まれ

2~7は安全場所筋トレしてる

2024-03-01

anond:20240301200449

農業には税金を際限なく

福祉には税金を際限なく

教育には税金を際限なく

差別には税金を際限なく

道路には、先端技術の開発にも古典芸能にも、外交防衛災害対策

沖縄にも北海道にも無限税金をつぎ込もう

さんせーい

2024-02-29

ロシア外交発言見てるともう世界大戦に入っているんじゃないかと思う

ウクライナバルカン半島みたいなものだし

中国経済封鎖してバブル崩壊させといてよかったと思う。中国が元気で余裕があったらウクライナイスラエル世界が混乱している隙にどこかで戦端開いてただろうし。

2024-02-26

悲報change.org また狂う

Change.org

2月29日提出予定です!】

イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃について、広島市広島市議会の見解を問う公開質問状を出した「広島パレスチナともしび連帯共同体」に対し、広島市は「外交安全保障に関することは国の専権事項」などとして声明文を出さないと回答した。グループは「行動する意思がないことが明確に示された」とし、市と市議会声明や決議を求めるインターネット署名活動を21日、始めた。(毎日新聞2024年2月22日

市民の呼びかけに注目が集まっています田所さんもこちらのオンライン署名賛同しませんか?


広島市広島市議会はパレスチナのために行動して下さい:今こそ「国際平和文化都市」が行動すべき時です!

5,915人が広島パレスチナともしび連帯共同体 Hiroshima Palestine Vigil Communityさんのオンライン署名賛同しました。目標賛同数7,500を一緒に目指しましょう!

ワンクリック賛同

広島は、核兵器によるジェノサイド集団殺戮)を経験した地として、1970年以来、国際平和文化都市という至高の目標を掲げて来ました。広島には、独自歴史責任があり、そして平和をつくりだす〈力〉があるはずです!

2022年2月24日ウクライナ侵攻がはじまってからわずか1週間後、広島市議会は戦争非難する決議を採択しました。それなのに広島市は、パレスチナでのジェノサイドについては4カ月以上も沈黙を守ったままです! 日本全体ではすでに227の市議会県議会で、停戦平和解決事態の鎮静化を求める決議や意見書が出されています。なぜ広島市議会がこのリストに含まれていないのでしょうか?

私たち2月13日に、平和首長会議会長でもある松井一實広島市長と母谷龍典広島市会議長あてに、公開質問状を提出しました。平和首長会議には、世界で約8200の平和都市が加盟しており、ガザを含むパレスチナイスラエル自治体が含まれています

私たちは、現在危機的状況に対する広島市広島市議会の対応について5つの質問しました。広島市からの回答にも、市議会からの回答にも、残念ながら行動の意思は示されていませんでした。ガザ現在進行中の事象は「国際平和文化都市」の「平和」とは直接的関連はないとの認識のようです。広島市民および世界市民として、パレスチナ事態傍観する「国際平和文化都市」を私たちは支持できません。この瞬間にも、ガザでは多くの命が失われています広島市は、今すぐ行動をして下さい!

広島パレスチナともしび連帯共同体」は、広島日本、そして世界中のコミュニティに対し、広島市広島市議会に対し早急な行動を促すための署名を呼びかけますパレスチナにおけるジェノサイドが進行しているという緊急事態において、私たちは今すぐに行動を起こさなければなりません! 





これがラ( ˙▿˙ )今日送られてきた

メールです

ぷーーさーーんーー

文明外交用の知恵が進歩した分だけ複雑になってるけどやってることはシンプル中世僭主

2024-02-22

anond:20240222160816

野村の一日

6:30 出社

7:00 昨日の手数料報告。支店長課長をぶん殴る。

7:30 恫喝手数料会議今日はどこでいくら予定してんだ!!募集はいくら入るんだ!ぜってえにやれ!!」など朝から恐怖政治

8:00 管理職会議で15分だけマターリ幸せ時間を楽しむ。タバコ吸ったり新聞読む。予定がある場合は客に電話or訪問

8:15 管理職会議が終わり、課長支店長がご登場。早速叫び始める。

「ボーっとしてんじゃねえ!!電話しろ!!予定たてろ!!○○今日上がるぞ!!」などまくし立てられる。

8:50 前場スタート10分前テレコールスタート支店長がふんずりかえってるのを横目に鬼テレコール。

9:00 前場スタートキチガイ課長が「寄り付きいぃぃぃ!!!!」と叫ぶのを横目に電話かけて注文取る。

10:00 支店長課長が「○○いいぞ!!!」と叫んでる中、同時に手数料報告。

それなりの数字が出てる場合 → 「株はもういいから客先行って投信決めてこい!!」

数字が出てない場合 → 「どうすんだ!!てめえは!!」と言われ必死に注文取る。

11:30 前場終了。

数字出てる場合20分くらいで飯食ってくる。

出てない場合→飯抜きで電話

12:00 客から後場の注文を取る。自分外回りに行くので客への電話報告を上司にお願いする。

12:30 外交のため支店からとりあえず脱出。どうすっかなぁ・・・、もう辞めたい・・・、など物思いにふけながら歩く。

13:00  とりあえずマックor喫茶店で休憩する。頭の中はどこで○○入れてどこどこ訪問しよう、などでいっぱい。

14:00 客先へGO

14:30 客のところを訪問し続ける。普通に断られ続ける。

~  1時間に1回ペースで進捗状況の電話が入ってくる。「どうなってんだ!!いくら入るんだ!!

17:30 取れるまで絶対帰ってくんな!!!」など出るのも嫌になる内容。客先にいて電話に出れない場合「てめえ!!何で電話出ねえんだ!!」など波状攻撃を受ける。外を歩いていて悲しくなってくる。

18:00 帰社。速攻で外回りの成果報告。

18:30 募集物の詰めのため客に集中電攻撃

支店長が進捗状況を逐一ホワイトボードに書き込んで煽りまくる。 「残り○○万だぞ!!!!!なくなっちゃうぞ!!早くやりやがれ!!」

支店長が仁王立ちで叫ぶ。

19:30 募集物の詰め状況を報告。「おまえらどっかねえんかよ!!!探してんのかよ!!」煽られ続けながら電話攻撃

20:00 取りあえず全員での募集物詰め作業終了。手数料恫喝会議夜版スタート

「てめえは給料いくらもらってんだ!!てめえの給料10倍はやれ!!何でオレはやってるのにおまえらはやんねえんだ!!明日はどうすんだ!!」

など一人一人個人攻撃人格まで否定される。

20:30 「おう、てめえら明日まで何とかしとけよ!!」と捨てゼリフを残し支店長帰宅

課長個人的な客に電話世間話明日の注文を取る。営業マン無論電話で詰める。

21:30 とりあえず詰め終了。課長帰宅営業マン同士でヤバイなぁ・・・、どうすっかなぁなど話しながらとりあえず客に電話

22:00 顧客ファイル整理や伝票の整理などをやる。日誌を書く。

22:40 退社。

23:40 帰宅風呂入って飯食う。

0:50 就寝  悪夢

2024-02-18

アメリカという国に国家安全保障依存しているのは危険ことなのかもしれない

大統領選が来るたびに外交面で極端な政策変更をしてくる可能性を考えねばならない国との同盟関係安全保障依存しているのは正しいことなのだろうか?

ヨーロッパ場合にはEUという枠組みを基盤にして各国が協力するという方法があるが東アジアではそのような術がない。

これをこのまま放置しておいていいことなのかどうか?

2024-02-17

保険中途解約って外交員にマイナス査定入るの?

anond:20240217180016

終身保険の6年目ぐらいなのでそこまで短期じゃないとは思っている

契約した時から担当複数回交代している

今回の担当とは一度会った後、いきなりの解約になる

2024-02-07

朝日佐藤優に話聞いたり単なる逆張り路線はやめろって。ロシアダメだしイスラエルダメ。それで何がいけないの。平和外交結構だがダメものダメといえないとダメだそ。

2024-02-04

anond:20240204115901

岸田の外交失政を追求する絶好の機会だな

石油製品が全部止まって大混乱になるがいい

それくらいしないと日本人は目覚めない

2024-01-30

anond:20240130225432

脚本家のインスタでの言い分と、原作者提示した契約条件は見事に矛盾しているんだよね。

日テレの二枚舌外交のせいで脚本家原作者にあらぬ恨みを抱いてしまったのかもしれない。

2024-01-29

ほんと老人って連絡つかねえな。

親の携帯電話しても出ないし、返ってこないし、保険外交員のおばさんに電話したけど出ないし、返ってこないし。

anond:20240128130507

偏差値40以下のヤンキー高校みたいな空気感だ。

外交関係重要情報ネトウヨリアルに出てきた様な奴が漏洩させる

ネトウヨリアルに出てきた様な奴らに金払って講演会させる

セクハラ告発されて逃げ回るが結局逃げ切れない

パワハラの腹いせで銃撃事件が発生する

その銃撃事件後のメディア中指を立てて騒ぎになる

かに一つ一つの事件から底辺ヤンキー高校っぽさがあるな

根底モラルの欠如というか思慮の浅さというかレベルの低さを感じる

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん