はてなキーワード: 虹の橋とは
というよりか、学歴も職歴も資格も、手に職もないままに、年齢だけ重ねてしまった、社会不適合者の虚無感が、マジでやば過ぎて恐ろしい。
この僕にしても、ちょっと油断しただけで、虹の橋が見えてきて、生きた心地がしなくなる。
だからこそ最近は、自宅でひとりきりの時も、シャドーボクシングならぬ、シャドートーキングとして、目の前にドッペルゲンガーの僕がいると想定し、ひっきりなしに喋るようにしている。
もしくは、僕の作業部屋――、後ろでいつも見守ってくれている、グッドガイ人形のチャッキーに、「おめめパッチリで可愛いな」「おまえのクレイジーさを見習うぜ」などと話し掛けて、心を上向かせてゆく。
要するに、『セルフトーク(心の声)』の狂気版であり、なるべくアホでポジティブな話題を、たった1人の時にもばら撒いて、頭を前向きにバグらせる……という寸法。
ではなぜ、これらの事を全力でやるのかと言えば、いつだって鬱々しさのスタートは、『自分の視線が脳に向かう感覚』『意識が内側に閉じこもる感覚』から始まるゆえ、思いつきの言葉を物理世界に投げ込むことで、悩ましさから脱出するのだ。
それだけじゃなく、なるべく貧乏揺すりをしたり、部屋の中でも歩き回ったり、横になる時間を減らしたりして、自動的な思考を止めるようにしている。
正直な話、なんの安定感もない暮らしの為、横断歩道を渡っているとき、4トントラックで跳ねられたくなったり、交番の前を通っているとき、発狂した警察官に射殺されたくなったりと、「そろそろ魂を休ませたいな」と、しょっちゅう願ってしまう。
これってのは、鬱症状だとか、考え過ぎだとか、そうした個人の問題ではなく、社会病理――是正されない格差の問題だ。
たとえばアメリカでは、学歴の格差、経済の格差により、尊敬されたり、感謝されたり、愛し愛されたりする機会を損失し、やり甲斐をなくして不健康になり、そのままぶっ倒れてしまう事を、『絶望死』と呼んでいるらしい。
よくよく思い返してみれば、そんな別大陸の話をせずとも、僕たちが住む日本――『氷河期世代』以降の人々はとくに、薄給の非正規がゴロゴロといて、ストレスだらけで暴飲暴食し、孤独な日々で自暴自棄になり、身も心もズタボロであるから、「続々と早死にするのではないか?」と言われている。
稼ぎを得る体力/知力/精神力も……技術も人脈も資金力もないとなれば、年々、生命力が衰えるごとに、より不安定で貧窮した暮らしになりやすい。
こうした現実を直視すると、「不幸のどん底に堕ちる前に、若年性のぴんぴんころりで、さくっと全てが終わったら良いな」と、巨大なる虚無感に襲われる。
だからこそ、頭のネジを外して問題を起こしまくるか、死んだ魚の目でぼけ~っと過ごすか……そうやって自分の心を守る為に、極端に生きがちになる。
よく世間では、『中庸こそが幸せの秘訣』と叫ばれる――「何かに偏らずに、真ん中の道をゆっくりと進もう!」という教えだが、そんな悠長な事は言っていられない。
統計的に見ても、経済的に困窮した弱者は、健康を害しやすく、孤独を来しやすく、早死にしやすいからだ。
――そうは言いながらも、闇雲に生き急いでしまうと、ちっちゃなミスを連発し、コツコツと修行できなくなり、周囲の人間をないがしろにし……などなど、より一層、ピンチを招きやすくなる。
だからこそ僕は、カオス型の幸福論――『矛盾を愛する、混沌を愛する、狂気を愛する』、そんな姿勢を磨き上げて、ぐちゃぐちゃな日々に突入しても、それを全てネタにして物を書き、腹の底から喚き散らして、己が生きている全時間を、無条件で肯定してゆきたい。
ちなみに、僕がハマっているお笑い芸人、ヘッドライトの町田(50歳/男性/独身)は、寝る間を惜しんで、バラエティ番組を片っ端から録画し、DVDの整理整頓をし続けている。
しかも、バイトとダビング作業で忙しいゆえ、録るだけ録っておきながら、ろくに視聴していないらしい。
もはや録画の為の録画であり、ただの惰性というか、「きっと将来に役立つんだ」「大事な物なんだ」と固く信じて、心の安定を得る為の、儀式みたいなモンなのだろう。
こうやって頭をバカにせねば、売れていない現状で目が痛い……
年齢的な厳しさ――など、
「虹の橋を渡る」、なっ!
一昨日に体調を崩して、昨日は少し持ち直した。
今朝、母に抱かれて外の空気を吸い、多分そのまま旅立ったのだと思う。
家に戻ってきて様子を見たらもう呼吸も心臓も止まっていたらしい。
私は実家から1時間弱の場所で暮らしていて、弟から死んじゃったみたい、と連絡を受けた。
本当は昨晩実家に帰るつもりだった。大雨で帰るのは今日に延期した。
犬と最後にふれあったのはゴールデンウィークが明ける前の土曜日だった。
犬は1年前くらいから歩くのが下手になり、半年はひとりで立ち上がることもできない状態だった。
でも噛む力だけは衰えず、老衰で力加減を忘れた分、若いときよりずっと危険だと家族と笑いあった。
いつだかシルバーのバングルに不意に噛み付いて、傷を付けていた。
外につれていくと歩こうと前脚を動かすので、四足歩行の体制になるように支えて歩かせた。
人間の方がよほど疲れると母と笑いあった。
それでも老犬なりに動けないなりに、それなりに元気な老後だったと思う。
とにかく牛乳が好きな犬だった。
犬に牛乳はあまりよくないというのを知った頃には牛乳が大好きな犬になっていた。
老いてからは犬用の粉ミルクに切り替えていたけれど、それまで我が家の冷蔵庫の牛乳を消費しているのはほぼ犬だった。
煮干しの頭が嫌いだった。
頭だけ器用に残して食べていたので、一時期我が家のリビングには煮干しの頭が転がっていた。
鮎を貰って大喜びしていた。
近所のおじさんに冷凍した小さな鮎をよく貰って、人間より良いものを食べているなと笑った。
さつま芋が好きだった。
人間の食べ物にあまり興味を示さなかったが、焼き芋と干し芋だけは盛んにアピールをして食べていた。
抱っこが嫌いだった。
抱き上げると器用に身をよじり、脱出する様子はうなぎのようだった。
個人主義者だった、と思う。
我が家の人間はそれぞれ好きなことを自分のスペースでやるタイプで、犬もそんな感じだった。
好きにしていて、人間が集まったタイミングで犬も参加してきた。
甘噛が直らなかった。
直さなかった。塩対応の犬だったが、人間が帰宅した時は甘噛で出迎えた。それがうれしかった。
お手とおかわりと両手タッチと待てはできた。伏せはおぼえなかった。
目がよく見えなくなったときは家中の隙間や椅子に挟まって助けを呼んでいた。
夏の暑い日は、縁側の下に潜り込んで寝ていた。
よく額の毛に指を突っ込まれて穴模様を作られていた。
換毛期に顔に謎の模様が浮き上がることがあった。
はっきり模様が出たときは、近所の住民にこどものイタズラでペンで書いたものだと思われていたらしい。
キツネみたいな顔だった。
たまに顔がまんまるになっていた。
濃茶色の毛並みなのに、背中は焦げたみたいに毛の先端が黒かった。
しっぽの先端も黒かった。
額と耳の、濃茶色の短い毛がいちばんやわらかくてふわふわの毛並みだった。
犬に会うと尻の匂いを嗅ぎに行くのに嗅がれるのは嫌がって飛び退いていた。
犬よりも人間のほうが好きみたいだった。
亀に恐る恐るちょっかいを出し、猫には負けていたがよく猫を探していた。
そういえば散歩中、我が家の犬と同名の犬に会ったのを思い出した。
散歩で遠くまで歩けなくなっても、家の周りのパトロールは入念に行っていた。
近所の仲の良かった犬たちの中では最も長生きをした。
しばらく前に亡くなったボクサー犬の飼い主が、お供えと言っておやつを持ってきてくれた。
今日は犬の思い出を探して、家族みんな写真をグループラインで共有していた。
古いカメラや携帯を引っ張り出してデータをサルベージしては、思い出を語り合った。
家族は、午前のうちに気持ちを整理したようだった。さっぱりと涙を流して、
写真を見て笑い合って、腐敗を遅らせるために保冷剤を添えた犬に声を掛け、やっぱりたまに泣いた。
今、リビングに安置されている犬のそばにいるのではなく、日記を書いているのは、
犬がまだこの家にいるうちに自分の記憶を書き出さないと駄目な気がしたからだ。
犬は明日には灰なって、もうこの家には帰ってこない。
冷たい犬の額を撫でるたび、その事実が脳に布を掛けるような涙になる。
私は犬のいる家が好きだった。
母と父がリビングで寛いでいて、二人の弟はそれぞれの部屋で遊んでいて、たまに降りてきて会話を交わす。
そして犬は定位置か母の近くで寝ていて、起きたときには、チャカチャカとフローリングを爪ではじく軽快な音を響かせる。
この光景が永遠になれと願った。この家族の揃った家が私の永遠だった。
もう犬の魂はこの家を離れて、明日には身体も無くなってしまう。
今朝、犬は母に連れられて雨上がりの空気を吸い、少し地面に触れて、再び母に抱えられた。
そうして自分の足が動くことに気が付いて、母の腕を離れ、軽快に力いっぱい走って、虹の橋を渡っていったのだと夢想する。
自由に走ることができて大喜びだっただろう。遊びに誘うような笑顔で振り向いてくれただろうか。
犬の友達は向こうにいるし、もとよりひとりでいても困らない性格だから心配はいらない。
私も、この別れは限りなく良いかたちだと思っている。
それでも私は、もっとこの家にいてほしかった。ずっといてほしかった。
家族はもう気持ちを整理できたようだった。水をさしたくないので、
この日記を書きながらひとり部屋で泣いている。私の永遠が終わってしまった。
別れたくないのに引き留められる場所にはもういない。いたって私には手段がない。
納得しているのに受け入れがたい。
去らないでほしい。ずっとリビングにいて、家族みんなに呼びかけられていてほしい。
犬が夜鳴きして、私ひとりが起きてきた夜のことを思い出す。
ずっと記憶にある思い出。
あの月を見たときは、犬と会話ができていたような気がしている。
意思の疎通ではなくて、おもいをひとつにするとか、そういう感じの。
もういない。
元々顔見知りの猫だった。とっても人懐っこい地域猫で、信号もちゃんと待って人と一緒に横断歩道を渡るような賢だった
でも事故に遭っちゃった(赤信号で車が突っ込んで来る様な交差点。信号待ち出来てもやられる)
仕事帰りに歩道で横たわってるのを見て、大急ぎで自宅に連れ帰った
お医者さんに診せたところ頭部の損傷があるが手術出来る状態でもない。出来るだけの処置をして貰い、その他の検査をする
自宅には先住猫が2匹居り一緒にする訳にはいかないので、保護した子は隔離して面倒をみることになった
その後、頭部を負傷していながらも何とか生き抜いて元気に暮らしていた
こちらが顔を見せるとものすごく喜んで懐いていた。お世話されるのも嬉しそうだった
しかし翌年の夏、突然脱走した
今まで逃げようとしたことなんてなかったのに
びっくりして呼ばわりながら探し回り、何とか確保した
まあ…猫飼いならば大体想像がつく通りだ
あの子はその時もう相当具合が悪かったのだ
けど連れ帰った
入院まではしないものの食事が殆ど出来ない為に連日点滴だ(というか、入院したところで点滴くらいしか手が無かった)
病院に連れていくのも負担になるだろうということで自宅で点滴し数日おきに通院することにした
どんどん悪くなっていく
衰えてグッタリしているあの子に「じゃあまた明日の朝ね」と言った翌朝、虹の橋を渡った
けれど、そんな日でも仕事はある。出勤しなんとか一日を終えて憔悴して帰宅する途中
車の前を一匹の猫が横切った
ひどく驚いた
ほんとうにそっくりだった
その子は元気に走り去っていった
だいぶ昔のことだけれども、よく覚えている
http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-1850.html?sp
311 2016/03/1122:49 2 -
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覚えてますか?
屋根犬20110402午後5時
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⇒ http://yaroneko.blog55.fc2.com/blog-entry-1145.html
が・・・
※宮城
⇒ http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151102_13013.html
それも事故で…
亡くなった時は5歳にもなっていない頃。
死ぬには若すぎる!
これから書くことで
もし気分を悪くしたらごめんなさい。
読むんじゃなかった。
だって…
嫌なんだもん、この記事!
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※【動画】海上ガレキ漂流後奇跡生還犬:「飼い主と再会できたバンちゃん」
https://youtu.be/ZZaMbI1WVSY @YouTubeさんから
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※【動画】3週間漂流犬飼い主と再会。 https://youtu.be/YxZQBU_-Mi4 @YouTubeさんから
なのに、そのバンが無残な最期を迎えたというのにまるで他人事のような言い草。
お前のせいでバンは死んだんだよ!
お前が適切な飼い方してないから!!
外で放し飼いしてたんでしょ?
たとえ復興事業の車両が昼夜構わずひっきりなしに通る道沿いにお宅があるとしても
この飼い主には二度と動物は飼ってほしくない(もう次の子飼い始めたようですが)。
せめて今度こそ、行政主導で講習か何か強制的に受けてもらって、適切な飼養方法をしっかり学んでいただいた上で、次の犬を飼っていただきたかったですね。
でなきゃまた同じ間違いを繰り返すだけじゃないですか。
その後たった1年で飼われることになった柴犬だってバンと同じ目に遭わせてしまう危険性大ですよ。
たとえ寂しかろうと(該当記事はすでに消えてたけど、新しい犬を飼った理由は寂しかったから!)
バンをあんなひどい目に遭わせておいてよくもまぁたった1年で別の犬を飼おうと思えるね。
それもその柴犬、ペットショップで買った1歳弱のまだ子犬らしい!
http://www.j-cast.com/2015/11/02249623.html @jcast_newsさんから
やっぱり放し飼い!!
たとえ震災時に奇跡的に助かったのは鎖に繋いでなかったからだとしても、今度は震災前のような穏やかな自然たっぷりの平穏な頃と違って、復興のためお宅の前を大型車両がひっきりなしに通る環境に変化してるんだからさ、ちょっと考えたら以前と同じ飼い方したら、バンにとってどんな危険なことが起きるかわかりそうなもんでしょ?
奇跡的に助かった命なのに
あんなに再会を喜んでたのに
バンの分までしっかり長生きして、ご長寿で、天寿を全うできますようにと祈ります。
検索かけて関連記事を読み漁り、詳細が明らかになるにつれ、この飼い主に益々怒りがこみあげてくる!
全く懲りてないよ、この飼い主!
どうすればこれが美談になるの?
今日は、今日だけは静かに穏やかな心で祈りの気持ちでいたかったのに…
あぁ…気分悪い!
※別の参照記事
【訃報】未曾有の大災害 東日本大震災を生き抜いた『漂流犬・バンちゃん』復興事業関連の車両にはねられ・・・・(涙)【事故】 - 『徒然と』・・・道楽 http://blog.livedoor.jp/dourakukousuke/archives/1094278.html
種は違えどうちにも同じ名前の猫がいるんでね
他人事とは思えなくって。
だからね、あまりに悲しい最期だったから私、バンのためにお話を書きました。
「バンに捧ぐ」
だけど、死ぬ間際、朦朧とした意識の中で必死に神様にお願いをしたの。
「神様、お願いです。このまま死にたくない。もう一度だけ飼い主に会わせてください。」
神様もバンを可哀そうだと思し召し、願いを聞き届けてくれました。
一つ条件付きで。
「バン、お前はすでに死んでおる。だから長くこの地上にはおられぬぞ。
そして、この世を去ったものが再度死ぬのだから、それなりの別れ方をせねばならぬ。
今より辛く苦しい思いをせねばならぬがそれでも良いか?」
そして再び期限付きの命をもらってあのがれきの上に立ち、助けを待ったのです。
だからこそ私たちが首をかしげ、奇跡と呼ぶほど傷一つなく、あんなに元気だったのですよ。
そのあとのことは報道で伝えられた通り。
が、その幸せは長くは続かなかった。
飼い主は無意識のうちにバンを震災前と同じ放し飼いにしました。
「バン、時は満ちた。別れの時だ。」
柵を超え道路に出て、
近づいてくる車の前に身を投げ出しました。
だって願いが叶ってもう一度、愛する飼い主と再会し、共に暮らせたんですもの。
それがどんなに短い間であっても。
再び巡り会って3年も暮せなかったけど。
飼い主とまた再会するまで
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生後5ヶ月で私が拾ったねこ。
実家とは疎遠になろうとしていた私を繋ぎ止め、家族のかすがいになってくれたねこ。
頭良くて人の顔うかがいながらイタズラするねこ。
18歳(人間なら88歳)なのにとても元気で、よく遊んで欲しがっていたねこ。
甘えん坊なので皆が忙しくてかまってもらえない時にストレスでちょいハゲができるくらいだった。
毎日よく食べ、よく水を飲み、よく運動し、よく甘え、よく毛繕いし、よくンコもする健康優良猫だった。
でも、とても健康で元気だから覚悟なんてしていなかった。できてなかった。
ねこが8歳のころに私は生まれ故郷を離れ、帰郷するのは年に2回となった。
それでもねこは私のことをちゃんと覚えていてドアを開ければ鳴きながら走って出迎えてくれていた。
とても賢い。
とても可愛い。
離郷して9年目、新型コロナウィルスが世界に蔓延し、突如パンデミックの災禍に巻き込まれた。実家に帰れなくなった。
その頃からねこは少し夜泣きをしたり、たまに乱暴になる事があった。
親は「痴呆では?」と心配していたが、名前を呼べば反応するしご飯もわかるし過剰に要求しないし、私は違うと思ったし主治医も問題ないと言っていた。
一年半後コロナが少しおさまりかけ、実家に帰ったがやはりちゃんと私の事を覚えてくれていた。18歳だけど毛艶も良く、夜は昔からの習慣で布団に入ってきたので一緒に寝た。
元気な姿はそれが最後だった。
「ねこの口腔内に腫瘍ができた。手術でとって病理検査してもらう」
即調べた。
手元の小さな箱で調べた。
猫 口の中 腫瘍。
「癌になったら余命は1〜3ヶ月ほど」
信じないでおいた。信じたらしまいだ。
残り2割の可能性がある。
結果は8割の方だった。
残酷。
それから3ヶ月半。
知り合いの獣医も言う「19歳で全身麻酔の手術なんて、それだけでも凄いよ」
何故なら手術で腫瘍を採るには目をとり顔を半分削ぎ落とすから。それでも完治は保証できない。
抗がん剤は腫瘍の由来が不明のため効果的に投与できる薬を特定できず、放射線治療は負担が大きい。
それからねこの可愛いお顔は左半分が少しづつ膨れ上がり、鼻は曲がり、左目はほぼ見えなくなった。
口の中も再び肉腫が大きくなり、鼻を圧迫して髭も抜けて無くなってしまったのでご飯が食べづらい。
口の下の腫れが気になるのか顔洗いながら爪を立ててしまうので毎日顔と両手が血まみれになる。血の海に浸したみたいに赤黒い。
ウンチも週一。
お水もうまく飲めないのか傷にしみるのか苦戦して量が減る。
癌診断の後、私は一週間の自主隔離とPCRを駆使して月一で帰郷した。帰ったらリモートワークしながら一週間滞在してはねこと密に過ごした。
帰ると嬉しいのかご飯の量が増えたりしてくれた。
毎晩一緒に寝て、泣きながら沢山話しかけた。
沢山撫でた。
元気な時はそんな事一切なかったのに、体力ないからか、寂しいからか、辛いのか、痛いのか。
どうしたの?と撫でてあげると安心してまた寝た。
それが2週間前。
匂いを感じないからか、食べづらいからか、実家近辺にて買えるウェットフードで食べてくれるものが尽きた。
ネットでなんでもいいからウェットの食べやすそうなものを手配した。
体重は全盛期の2/3の2.6kg。
もう、近いかもしれない。
毎晩泣いてきたけど、いまだに涙が止まらない。夜になると考えてしまう。
何かできたことは無かったのか、事前にわからなかったのか、いや分かるわけない、人間でも予防は無理だ、でもあの子は左目に昔からアレルギーがあったからアレが遠因じゃないのか、その時の獣医はアレルギーと言っていたから分かるわけない、内臓のガンの方がマシだったのか?、いやそれはお前のエゴでしかない。
よい猫生だっただろうか。
昔はねこが虹の橋を渡ったら遺灰を小さくて可愛い骨壷にいれて手元に置いておこうと思っていた。
今はそれすら良いのか分からない。
そんなものを今から手配するのもましてや探すのなんて体が動かない。
あなたが今、ただただ苦しんでいない事を。
痛くないことを。穏やかでいられる事を。
世界中の猫とこれを読んでくれた貴方と貴方の猫が少しでも永く一緒に幸せでいられる事を。
祈るしかない。
私はいつも空を眺めながら、電信柱の回路を読み込み思う事がある。
いつも目の前の電子版によって飛ばされたハエが、コンセントにより散った火花に飛び込み死ぬ確率。
考えても仕方ないと思いつつ、さまざまなカットワカメと日本語の愁眉に頭を悩ませる毎日を過ごす。
「私を飼うのを」のような不鮮明な助詞に導かれ、犬は虹の橋を渡りコップに溢れ出た水はカビが生える。
ワセリンが塗られた青い空に手を伸ばせば、青く血みどろの物体が手につく。
一億千のつたない命たちが、コンクリートの一粒となり私の目を虐める。さながらバットエンドの飛行機のようで、私は涙するのだ。
思う所がある所に、星一つ一つに混じっているコンソメ、花火、沖縄のなんと気色悪い事か。
本当に私の見ている世界は本物か、それとも虚実なのか。論理や事実によって構成されている世界は、少しも嘘を含まないのか。
青い空を見て思うが、この空を見た時に感じるものは人の作り出した偽物なのか。
考えても仕方ない事が多くて、毎日が辛く感じる。ただ虚ろに毎日を生きてコーヒーを啜るのが、果たして人間的かと言われると疑問だ。
ペット垢のツイートたまに見るんだけど、そのツイートに返信される「うちの子見てツイート」がとても気持ち悪いと感じてしまう。
「うちの子とそっくりです」でほんとにそっくりなのは、相手に言いたくなる気持ちもわかるし、気持ち悪いとは感じないんだけど。
でも、同じ種類の子がいますとかは「だからなんなんだよ」ってなるから気持ち悪いし、文章では「うちの子」について触れてないのに突如画像だけ添えるのも小賢しくて気持ち悪い。脈絡なく、突如宣伝するのも当然気持ち悪いです。
(そのぶら下がってるツイートで紹介される“うちの子”は確かに可愛いから、それも微妙に腹が立つ)
そもそも、他人のリプ欄で突然始める宣伝となにが違うの?一緒だよな?不快じゃない?
あと「今日はうちの〇〇ちゃんの誕生日です。何歳になりました」みたいなツイートに対して、「おめでとうございます。うちの子は〇歳で虹の橋を渡りました(写真付き)」みたいなのも神経が分からなさすぎる。気持ち悪い。
自分の誕生日に赤の他人は何歳で亡くなったとか言われても、素直に喜べるの?
気持ち悪いと感じるのは私だけなのかな…
20年近く前、飼っていた猫を近所の女性が引き取りました。実家を建て直すために一時的に引っ越すことになりましたが、そこには猫の居場所がありませんでした。結局、近所でその猫と仲が良かった女性の家に引き取られることになったわけです。当時既に5~6歳程度(もっとかもしれません)と大人の猫でしたが、人懐っこいのとその女性にとてもなついていたので双方の合意のもとで猫は貰われていきました。
思えば、その猫はもともと別の家の猫でした。偶然脱走して茂みで休んでいるところを自分がみつけ、徐々に手懐けて自分の家で面倒を見るようになったのでした。元の家が見つかったときは流石に戻しましたが、なぜか1週間ほどで再び脱走をしてしまい自分のところに戻っていました。結局、元の家の承諾を得て自分の家で飼うことが決定したのです。
猫は基本的に外飼で、家の中も外も自由に出入りしていました。子供の頃は父親の枕元に昆虫をおいて驚かせたり、雀をとってきたり屋根に登って降りれなくなったりと話題が事欠かないヤンチャな猫でした。ただ、動物を飼うということをあまり重要視していなかったせいか、予防接種等はしていなかった気がします。今となっては避妊していたのかも怪しいです。
冬になるとコタツの縁に座って暖を取っていました。餌が欲しかったり甘えたくなると、決まって自分の足をフミフミしていたものです。暑い日は商品棚の上に登って涼んでいましたし、障子もバリバリ壊しました。たまに他の猫に引っかかれて怪我して帰ってくることもあり、だけど結構近所の猫からはモテていた様子も見れました。トイレは基本的に縁の下にいって自分で済ませるなど、餌以外の世話はあまり必要なかった気がします。自由にさせていたからですかね。
餌も随分といい加減でしたし、放し飼いがすぎて近所の家にまであがっていたそうです。その1人が貰われていった女性です。今はもう存在しない洋服屋の店員さんで、その洋服屋に頻繁に出入りして餌をもらったり昼寝をしていたとのこと。気持ちよさそうに眠る写真を見せてもらったことがあります。
「もうお姉さんの猫になっちゃえよ」という言葉が現実になるとは当時思ってもいませんでした。
あれから20年。当時のお姉さんが今どこで何をしているのかも知りません。猫を預けたのは、外飼いをしすぎて引越し先の家できちんと面倒を見られる自信が我が家になかったからです。お姉さんはそのことを理解してきちんと面倒を見てくれると約束してくれました。もうその猫は虹の橋を渡ってしまったことでしょう。でもどうか幸せに暮らしていたと願いたい。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 165 | 14811 | 89.8 | 32 |
01 | 93 | 11923 | 128.2 | 47 |
02 | 19 | 4107 | 216.2 | 36 |
03 | 14 | 3227 | 230.5 | 129.5 |
04 | 22 | 1152 | 52.4 | 37 |
05 | 12 | 4316 | 359.7 | 66 |
06 | 12 | 2281 | 190.1 | 83.5 |
07 | 33 | 6787 | 205.7 | 52 |
08 | 74 | 8395 | 113.4 | 46.5 |
09 | 112 | 11155 | 99.6 | 45 |
10 | 123 | 12917 | 105.0 | 58 |
11 | 148 | 10198 | 68.9 | 49 |
12 | 143 | 14234 | 99.5 | 44 |
13 | 183 | 16782 | 91.7 | 51 |
14 | 183 | 15364 | 84.0 | 39 |
15 | 138 | 14570 | 105.6 | 65.5 |
16 | 142 | 12186 | 85.8 | 48 |
17 | 121 | 11228 | 92.8 | 51 |
18 | 140 | 16232 | 115.9 | 52 |
19 | 130 | 14166 | 109.0 | 39.5 |
20 | 84 | 6753 | 80.4 | 37 |
21 | 168 | 16253 | 96.7 | 32.5 |
22 | 173 | 21502 | 124.3 | 39 |
23 | 207 | 17864 | 86.3 | 36 |
1日 | 2639 | 268403 | 101.7 | 44 |
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調べもせずに書き殴った内容に対して、わざわざ調べてくれてありがとう。
これね https://www.sougiya.biz/kiji_detail.php?cid=1013
直接的な表現を避けることで死んでしまったことから目を背けられるから?
身近な人を亡くすのも同じくらいの悲しみがあるのに、直接的な表現をするのは何故なんだろう
著者不明の詩にもとづくらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9%E3%81%AE%E6%A9%8B_(%E8%A9%A9)
全体的な物語の流れとして、一話で起きた様な
「自覚なく一人一人がほんの少しずつとある事象に絡み合った結果、最終的に巨大な犯罪(事象)が引き起こされる」んじゃないかと思った
勿論一係も全員、主人公達も自覚なく加担する結果になるのでは、
その結果彼ら自身の過去の事件でも自覚なく何らかの引き金を引いていた事を自覚して、ショックを受ける展開がありそう
一話から既に彼らの行動がその流れに入っているとか
巨大な犯罪についてはみんな揃って自覚なくなので恐らくシビュラに裁けない事件になる、若しくは全国民執行対象にならざるを得ない故演算不可
→ 多分それがビフロスト側の最終的な狙い?
朱ちゃんも過去に同様の裁けない事件に遭遇し、シビュラではなく自分の意志で裁く行為に出た結果軟禁状態になっている
シビュラの演算の結果朱ちゃんをシビュラが裁けないと言う結果が出たから朱ちゃんは宙ぶらりんなあの状態なのでは
朱ちゃんはあそこに誰かが来て人に裁かれるのを待っている → 灼と炯の二人に期待している?
ビフロストは北欧神話的だと天国と現世を繋ぐ虹の橋、だけど元々の意味は「ぐらつく橋」
ラウンドロビンは元々「嘆願書のトップが誰だか分からない様に円形に署名した」のが由来で、責任を分散させる、役割を回り持つという意味がある
その辺が話の根幹にかかわっていたら面白そうだなと思ってこんな事を書いた
4話が楽しみ