■フロリダ州教育省が700冊以上の禁書リストを公開

対象となる図書

• 性的行為を描写している
• 児童の理解力やニーズに適していない
• 使用される学年や年齢層に不適切である

指摘される問題点

• 大部分の禁書は少数の保護者や住民の申し立てによって行われている
• 古典とされる文学作品も多数含まれている
• 大学準備のためのAP試験によく出題される書籍も含まれる
• 処分費用が増大している

教育省の主張

• フロリダ州として禁止している書籍は無い(あくまで地域の教育委員会による指定)
• 性的に露骨な書籍は学校にふさわしくなく保護者にはそれを制限を求める権利がある
• 極左の活動家グループが発禁処分などという事実無根の情報を流布している
• なぜこれらのグループは子供たちを性的に露骨な資料にさらし続けようと戦っているのか
• 一部の不届き者が聖書を禁書と申し立てする権利の濫用・悪用を行っている
• 悪質な行為への対策として保護者でない人物による申し立てに制限を加える
• 辞書や類語辞典まで禁書となったというデマが流れている

リストの中には、村上春樹『海辺のカフカ』、真島ヒロ『FAIRY TAIL』、ジョージ・R・R・マーティン『ゲーム・オブ・スローンズ』なども含まれ、ホラー作家のスティーブン・キングの著作にいたっては70冊近くが入っている。

日本でも東京都の「不健全図書」指定問題でも保守が推進、リベラルが反対というフロリダ州と同じ構図であったが、ここまで過激ではなかった。ただ指定された書籍をAmazonが自主規制対象とし、文字通りの禁書扱いとなってしまったことで表現の自由の観点から少し違った展開となっているのはご存知の通り。

Permalink | 記事への反応(2) | 10:04

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