はてなキーワード: ブリーダーとは
スコティッシュ・フォールドは骨軟骨異形成症を高確率で発症する。
全然知らなかった。
遺伝性疾患持ちの種類だから、アメリカ日本アジア以外の先進国では繁殖が禁止されてるらしい。
そりゃそうだ。
痛みを抱えると分かってて生み出すなんて酷すぎる。
あの可愛いスコ座りも痛みで猫らしく座れない為の苦肉の策でああなったとか。
売ってる店は客に説明して買わせてるのか?
すでに生まれてる子は痛みを緩和してあげながらよくよく可愛がって育てていくしかないだろうけど、これ以上はこんな可哀相な子を増やしたら駄目だ。
こんな有名種がこんな闇を抱えてたなんて知らなかったわ。
猫好きが多いはずなのになんで問題になってないんだろ。
昔、実家で猫を飼っていた。
また猫を飼いたいと思っていて、この度ペット可物件に引っ越したのでお猫様をお迎えしたいと思っている。
でもペットショップは嫌だ。
ブリーダーも信用ならん。
この間ようやく引き取り条件が合う保護猫を見かけたけど、引き取ったら保護した人に月1で近況報告を入れないといけないらしい。
知らない人に月1で連絡って、コミュ障の自分にはちょっとできる気がしない。
何ヶ月、何年先まで連絡しないといけないのかも分からない。
分かるけど、自分には無理だと思った。
保護猫を引き取るのは、高い理想を持って慈善活動を行う意識じゃないとダメなんだなと思った。
保健所の猫は今すぐにでも殺されるかもしれない状態なんだと思っていたけど、少なくとも東京はそこまで切羽詰まってないのかもしれない。
なんとなく、引き取り先の条件を厳しくして、保護施設がパンパンになっているみたいなイメージになった。
でもまぁ、虐待目的や転売目的で引き取りたがるバカはいるから、仕方がないのかもしれない。
順を追って説明するぞ。
ペットショップもブリーダーも、不良在庫ゼロを目指さないといけない。
まず思いつくのは売れる犬種だけ少量生産、究極的には注文生産しかない理屈。
そんなところで需要に合わせて繁殖犬を減らすと、あっという間に近親交配。
そりゃ、兄妹交配なんかはしなくても、数世代の中に血縁だらけ。
小さなマーケットで勝ち抜こうとすると、人気の毛色、人気の血統にこだわるからなおのこと。
ここ10年はトイプードルとチワワが全盛で安定してるけど、最近急上昇の柴犬がトップに躍り出たら恐ろしい。
親の数限られてるのに急に増産なんか出来んだろ?
ちょうどよく血が遠いペアなんか用意難しいだろ?
言わずもがなだ。
ガンガン産ませて増やして、余ったら食べるなり殺すなりして調整する。
殺したくないから産ませないなんて、生物の仕組みとして無理もいいとこ。
広いし、全体でみれば人が多けりゃ需要が多いし。
アメリカも。
件のミシシッピアカミミガメを特定外来種にする話で良く思う事なのだけど、この理屈で行くと何故野良猫は放置されているのはいつも不思議に思う。
野生で元々生息していたなら兎も角、ペットだった猫すら放置している現状。
猫なんて過去スチーフンイワサザイを絶滅させた疑惑もあるのと肉食動物なので、他の生物を捕食する可能性もあるのにそれでも騒がれる事はない。
本当不思議だよね。
多分人間なんて感情論でしか動かない動物だから猫は見た目が可愛いからOKって所なんだろうな。
本当犬は狂犬病で連れて行かれるのに猫は放置されているのも不思議。
それは兎も角としてミシシッピアカミミガメを飼育禁止とか最悪の状況にした場合、一気に捨てガメが増えるだろうね。
今の特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律なんかたった60日しか余裕がなかったりしたはず。
これじゃ申請忘れていた場合はもう飼育する事もできなくて、泣く泣く捨てるしかないと考える飼い主が激増するのは容易に想像ができる。
誰しもがペットよりも自分の身の方が可愛いから、普通なら絶対にそのような行動をとる事がない愛着がある人ですら、
そういう行動をとらざる得ないと考える人が出てくることだろう。
何かその辺の懸念も考慮するような事も言ってるようだけども今までの対応を見る限り、余り期待はしない方が良いかもしれない。
それにしても日本国内でカミツキガメやアライグマとか何故か繁殖できる程の個体数がその地域で一定の時期から出現し始めることも不思議だよね。
良くペットは飼い主が捨てるからと言うけども多頭飼いできる程余裕のある人は世の中そうはいないだろうし、
そもそも飼い主はペット自体に愛着を持つから余程軽薄な人間でない限り、そのような行動は中々とれない。
その動物の値段が高かったりしたら猶更だ。
また爬虫類ですら単為生殖(コモドドラゴンとかは単為生殖をする例もある)は珍しい事だし、
哺乳類に至っては単為生殖の例は研究室のマウスくらいしかないはずだ。
こんなもん普通に考えれば売れなくなったから業者やブリーダーが捨てたと言う線が一番あると思うのにこの辺を指摘する人も殆ど見た事がないのも不思議だよね。
何にせよ法律が余りにも融通が利かな過ぎて余計に状況を悪化させているのも笑い話にもならないと思ったりする。
正直ブラックバスやブルーギルを規制してもその後対応している所なんて見た事がなかったりするしな。
少なくとも家の近くの普通に生息している池や河川とかでは見たことがないぞ。
儲かる規制には必死に対応するが、儲からない所かマイナスでしかならない規制は法律で規制をするだけ規制してその後何の対策もしないのがこの国。
恐らくミシシッピアカミミガメについても同じような状況になるだろう。
皆いろいろと憤っている。当然だ。完全なる著作権侵害、知財の無断利用で金を儲けている奴など断じて許してはならぬ。別に違法サイトを擁護しようというつもりはさらさら無い。
が、それを前提にちょっと皆に聞いて欲しいことがある。どうしても言いたい事がある。
あそこの配信サイトもこの電子書籍ビューアも、お前ら全員もっと漫画村を見習えクソが!!
いやもう正直言って今更サイト名伏せる意味もそこまで無いやろと思うので特に伏せずに発言する。
漫画村は確かに違法サイトであり、「タダで漫画が読める」というのが一番大きなセールスポイントだ。しかし、だ。ハッキリ言うが漫画村は「タダで漫画が読める」という点を差っ引いても、下手な正規ルートよりよっぽどユーザーに優しい作りになっている。その事については強く主張したい。
私が漫画村という名前を知ったのは半年ほど前だ。確か「ギリギリアウト」か「金の彼女、銀の彼女」か「町田くんの世界」辺りでググった時だったように記憶している。この頃から多少マイナーな漫画をタイトル検索すると検索結果の1ページ目に頻繁に出力されるようになったように思う。
いい加減よく見かけるので違法サイトのくせによっぽど人気あるのか、と興味本位で実際にサイトを覗いてみたのが2ヶ月ほど前のことだ。
ここでまず誓って言うが、私はあくまで「どんなサイトか」を知るためだけに見たのであって、決して「タダで漫画を読む」ためにサイトを見た訳ではない。その時に試しに読んだ漫画はいずれもその時手元にあった漫画だけだ。
勿論、動機がどうあれサイトの閲覧数に貢献し、運営者の懐に入る広告料に寄与してしまったのは事実である。そういう意味では一度でも漫画村にアクセスしてそこで漫画を読んでしまった時点で罪になっているとも言える。が、そのへんは一旦棚に上げて頂きたい。
で、だ。漫画村で違法にアップロードされた漫画を読んだ私の感想は
「ああ、これはそりゃ読まれるわ」
だった。
まず誤解している人も多いみたいなのだが、漫画村は違法ダウンロードサイトでは実は無い。あくまで漫画村の漫画はブラウザ上で読むことが出来るようになっている。(ひょっとしたらDLも出来たかも知れないがそこは置いとく)
ハッキリ言ってこれはデカい。ダウンロードとブラウザ上で読むのとでは圧倒的に後者の方が「読む」に至るまでの心理障壁が低い。違法サイトと知りながら読む場合の「罪悪感」的な面でもそうであるし、単純に「暇つぶしに漫画でも読むか」と思った人に漫画を読ませる場合、下手すると金銭以上の差がそこには生まれる。
で、実はこの点をちゃんと分かっていない人が電子書籍を売る側でも未だにかなり多いように思う。
最近はかなりの配信サイトでブラウザで電子書籍が読めるようになってきたが、肝心要のAmazon Kindleが未だに 購入→配信先端末の指定→Kindleアプリ起動→ダウンロード の行程を踏まなくては書籍が読めない。最近この煩わしさがとみに鬱陶しいのだが、できるだけ電子書籍管理を一本化したいので、結局品揃えと継続性に最も信頼がおけるKindleでしぶしぶ購入しているのが現状だ。もちろんサーバの問題もあるのでなかなか一気に移行はできないと思うのだが、なんとかAmazonのwebページ上で読めるようにできないものか。
(ついでに言うと、ダウンロード形式の場合についても、macPCに対応していない専用ビューアを使っている所そろそろ滅べという気分になってきている。DLsiteとフランス書院お前らのことだよ。いやまあそこの2つはブラウザビューも出来るから別に良いんだけどさあ)
この問題は同人誌に関してより深刻で、メロンブックスでは電子書籍を購入しても専用ビューアでしか読めないようになっている。あまり同人誌は買う方では無いのでアレだが、私のパソコンにはある一冊の同人誌を読むためだけにメロンブックスの専用ビューアがインストールされている。正直言って絵がかなり好みだったから購入したものの、あと少しでも購買意欲が低ければ面倒になって購入を断念していたと思う。おそらく「まあでもわざわざビューアDLインストールしてまで読みたい訳でもないしな」と思って同人誌の購入を見送った人は相当数いるのではないかと思う。
この辺同人誌は昔ながらの「買いたい人は多少高かろうが買う」という考え方が割と幅を効かせていて、「買おうかな?と思った人に如何に心変わりの隙を与えず買わすか」という観点にかなり乏しいように感じる。
そしてそうして購入を見送った先には、タイトルで検索した時に検索結果の1ページ目に出力される違法アップサイトが存在している訳である。
もちろんそこには「二次創作」という権利関係的に危ういものを簡単に売りづらい、という面もあるのだろうが、どうにかならんもんかいな、という溜息はどうしても出てしまう。
ついでに言えば私が購入した件の電子同人誌に関してはpixivの紹介ページからは紙書籍版の通販ページにしかリンクされておらず、メロンブックスで改めて検索してようやく発見したレベルなので、本気で売る気があるのか、「印刷費は回収できたし、小金になれば御の字」程度なのかが非常に怪しい所であった。
勿論同人誌なんて趣味でやってるのだからどう売ろうが個人の自由なのには違いないが、プロの漫画家が本気の収入源として描いてる割には売る気があまり感じられない、という事例もかなり多い。違法アップロードする方が100%悪いのは大前提ではあるが、コミケ当日の半月後にメロンブックスだけで電子販売とまでなると、「違法アップロードと競うつもりは無い」という宣言に等しいように思う。勿論繰り返すが、競おうが無視しようがそれは個々人の自由意思なので、そうしない作家が悪いなどと言い出すつもりは毛頭無い。
閑話休題。
とにかく、そうしたダウンロード形式限定の電子書籍に、煩わしさ鬱陶しさを感じている身としては、漫画村がブラウザ上でストリーミング読書できるのは相当に大きいと感じざるを得ない。これが漫画村の強みの中でもかなり大きな点だ。
勿論、漫画村の良さはそれだけに限らない。(というか上にも書いたが、最近ではかなりのサイトがブラウザ上で購入した書籍を読めるようになっているので、そこまで大きく差別化されるものでもないのだが)
端的に言うと、とにかくサイトデザインが良いのだ。ジャンルごとの区分けも明瞭で、文字情報も最低限なので目が滑ることなく見やすい。読みたい漫画が非常に探しやすいようにできている。
中でも関心したのが検索結果の出力についても巻数ごとの表示とタイトルごとの表示の両方をユーザーが自由に切り替えれるようになっている点で、この機能は今すぐにでもあらゆる電子書籍販売サイトに丸パクりして頂きたい。
検索ページだけでなく、実際に漫画を読むページも実に良い。1つ漫画を読むと、同じページに必ず同タイトルの全巻が表示されるようになっている。当たり前のようだが、実はAmazonですら時折この「他の巻も全部表示」に対応していない漫画があって、正直「正気かお前ら」と出版社に対して暗澹たる気持ちになることが少なくない。他のサイトでも「同じ作者の他の本」や「この購入者は他にもこんな本を」などの情報が10件程度出力されるが、肝心の次の巻が見当たらない、というページが普通に存在する。漫画村、何という親切設計。
実際のビューページも実に親切な設計だ。まず単純に1ページずつと見開きページの両方を選べるようにできている。これも当たり前のようで対応していないサイトが未だにあったりするのだ。特にスクロール形式で配信している所などは、見開きページだけ急に画像の幅が大きくなってただただ見づらいだけというケースも多い。(これに関してはニコニコ静画がマジで酷い)
そしてさらに関心したのがビューページ上の「ずらす」というチェックボックス。最初は一体何のことか分からなかったのだが、ここにチェックを入れると、偶数ページと奇数ページが見開きの左右どちらに来るかを変えることができるのだ(左右が入れ替わる訳ではない。簡単に言うと3,4ページが見開きになっていたのが4,5ページに変わるのだ)。これは漫画のアップロード者にとって非常に助かる機能だ。漫画村のアップロード者がどういう集団なのかはよく分からないが、投稿者は見開きの順序やページ数の偶奇など気にせず、とにかく表紙などを含めて単ページずつ全部アップしてしまえば良いのだ。見開きズレは読者側がワンクリックで対応すれば良い。この機能も今すぐにでもpixiv含めてあらゆる漫画投稿サイトに丸パクリして頂きたい。
ハッキリ言ってしまうが、「Amazonで買った本を漫画村で読みたい」まである。
話はまだまだ続ける。ここからは漫画村1サイトの話でなく、業界全体の問題に関わる話もする。
1年ほど前知人と「最近は漫画でも小説でも帯のデザインが良いのが多いですよね。帯巻いたままで保管したくなるものも少なくないじゃないですか」という話で盛り上がった。その折に「電子書籍ってそういうの全く対応してないんですよね」と不満を漏らすと、その場でその知人はとある違法サイトを見せてくれた(こちらは漫画村ではなく、名前は覚えていないが英語サイトだった)。
そこにあった違法アップロードされた漫画は、1ページ目が普通の表紙、2ページ目が帯付き表紙、3ページ目が折り返し、4ページ目が帯付き折り返し。さらに5ページ目が表紙と裏表紙の見開きで、6ページ目がその帯付き、というものだった。
これはかなり衝撃的で、私が常々不満に思っていた点を完全に解消してくれていたのだ。帯の話だけではない。近年は漫画の表紙も凝ったデザインが多いのはご存知の通りだと思うが、裏表紙含めて見開きでデザインになっているものも少なくない。であるにも関わらず表紙と裏表紙を見開きでしっかり表示する電子書籍は皆無と言って良い(明らかにカバー全体で背景絵繋がってるのに裏表紙ポツンと最終ページに持ってくる所業、やっつけ仕事にも程があんだろ)。それどころか裏表紙をそもそも載せていない、という電子書籍もかなり多い(むしろ裏表紙のある場合の方が少ないレベルだ)。折り返しや背表紙などに至っては、全て揃っている電子書籍などほとんどないのではないだろうか? 紙の書籍の方には作者コメントの1つでもあったんちゃうんかボケえ。
(ついでに言うが、某タイムスリップTSおねショタ漫画で作者が「カバー全体で絵描いてたけど電子版だと反映されないから今度から辞める」ってツイートしてて「逆じゃねえ!?」って驚愕したんすよね。どういう力学が働けば「電子版にも対応してもらう」じゃなく「見開き絵描くの辞める」になるんだ。そんなに電子書籍担当の腰が重いのか......。)
さらに重ねて言うと、これは私自身で確認した訳ではないが、どうやらその違法アップ漫画にはしっかり店舗特典もついているのだそうだ。
地方在住の身として私は、かねてから「東京のオタク向け専門書店で購入した紙の本」に比べて電子書籍が同じ金額にも関わらず著しく商品価値が低下している点について、ずっと納得いっていない。ポストカードやイラスト1枚程度ならともかく、4ページ描き下ろし短編漫画とかまで行くと、「俺に一体どうしろと言うんだ……。」と暗澹たる気持ちになる。
店舗特典に関しては私は書店と出版社の間の営業マターに過ぎないと考えている。ハッキリ言えばあんな物は読者に対するサービスではなく書店に対するサービスだ。出版社の営業が書店に対して「特典つけてサービスするんでもっと部数とって下さいよ」とアピールするためだけに、我々地方の読者がその度に「ああ、これには特典ついてないんだ…」とガッカリしながら購入させられなくてはいけなくなっている。滅びろ。
(ファンならそのために往復3時間かけて新宿まで行けよ。書店通販で送料割増して買えよ。電子書籍で買うの諦めろよ。というのはまあ「正論」ではあろう。)
特典商法についての恨み節が長くなったが、とにかくその出版社や書店の業界事情により電子書籍には本来つかない「特典」が、違法サイトに無料でアクセスすれば読めてしまうのだ。
「こりゃ違法サイトに勝てないね」「同じ金払うとしてもこっちに払いたいよ」
(もう一度誓って言うが、だからと言って違法サイトを活用はしていない。シスターブリーダーのとらのあな特典もツリメスのメロンブックス特典もこちとらお行儀よく諦めてんだよクソがあ)
(ちなみに上でも述べた通り以上はどっかの海外サイトの話で、漫画村は私が覗いた範囲だとこうした特典や帯の対応はしてなかった。あのUIでそこまでされたら本格的に勝ち目が無くなるのだが...)
帯や特典の有無を超えてさらに問題なのが、違法サイトでしか読めない絶版本の存在だ。
一度転居時に手放してしまったとあるエロ漫画をもう一度読みたいと思っているのだが、再販も電子書籍化の気配も無いまま、グーグルの検索結果に違法サイトが表示されるのを眺めたまま悶々とする日々がかれこれもう3年目に突入している。出版社にも一度メールは送ったが「予定無し」であえなく轟沈した。
勿論、物を売るにはリスクがある。電子書籍と言えど再販が難しい書籍があるのは確かに仕方無い。しかしだからと言って「読みたい本が現状読めるの違法サイトでだけ」という状態を放置し続けられると、こちとらいつ魔が差してもおかしかないぞ、と思ってしまう訳だ。
(まあこれに関しては「流石に誰がどう「使った」か分かったもんじゃない中古エロ漫画を買う勇気が足りない」という私自身の心の問題が実はまずあるのだが)
違法アップロードサイトなど本来百害あって一利無し、であるべきなのだが、将来的に違法サイトが同人誌含めて絶版本など漫画資料の貴重なストレージ先になってしまう可能性はかなりあるのではないだろうかと思う。10年後くらいに漫画研究家が2000年代の同人文化研究をしようとした時に、違法サイトが唯一の資料源だった、という状況は下手すると十分ありえる。
個人的な提案であるが、同人作家は再販予定も無ければそもそもデータが手元にない自分の同人誌については、自ら違法サイトからガシガシデータ吸いとってpixivに上げてしまう、というのはやっても良いと思う。勿論そんなものは個々人の自由だし、何か拘りや主義があるならそちらを優先すべきだが、特に思う所が無いのであれば是非やって頂きたい。
とにもかくにも、だ。
公式出版社らが手間や契約や利害関係でまごついてる間に、反社辺りが運営してるであろう、その辺の浮世の煩わしさガン無視した違法サイトが、正規ルートよりもはるかにユーザーフレンドリーなプラットフォームで、商品クオリティも圧倒的に高い状態のものを無料でばら撒いてるんだから、そりゃ勝てるはずないんだよ。
せめて違法サイトが勝ってる所は「無料」の一点だけであってくれよ。それ以外でもボロ負けしてんの恥ずかしくないのかよ。
嘘かまことかは知らないが、AppleがiTunesを始めた時に当時のCEOが「われわれは違法ダウンロードと戦う。訴えるつもりも、無視するつもりもない。競争するつもりだ」と言ったそうだ。iTunesは確かに凄い。検索購入視聴までがストレスフリーでスムーズに行える。出版界もそこに追いつけないと話にならんのではないか。(「訴えるつもりはない」を真似する必要はさらさらないが)
重ねて繰り返すが、違法サイトは違法である時点で擁護の余地は一欠片も無い。
しかし、だ。出版関係者が「違法サイトのせいで本が売れない。出版界の危機なんだー」と騒いでるのを見ると、勢い
「お前らそんな事の前に他にもっとやれる事がいくらでもあんだろうが。ちっとは漫画村を見習ってみろクソがあ!」
と喚きたくもなるのだ。
(あいつは違法サイト擁護してる、みたいなこと言われるのが嫌で増田で書いたけど、私を知ってる人は私が誰か即分かると思う。まあ分かっても黙ってスルーしてくれると助かる)
追記
>いやKindleはブラウザですぐ読めるんだが…スマホからは知らんけど。PCで買ったら今すぐ読むみたいなのクリックしてすぐに読み始められるよ(まあ漫画のみで小説は無理だったはずだけど)
> Amazonは5年前くらいからブラウザで読めるので、正確にはスマホのブラウザで読めないとすべき
ぐげええええええ!ホンマや! アレですよ...多分新書か何かで読めなかったのずっと勘違いしてたんですよ....。電子書籍に本格的に移行した時にまずブルーバックス大量に購入したから、多分その時に...。Kindleについての箇所は誤りがあったことを謹んで訂正させて頂きます。
さらに追記
Amazonのブラウザ上で読むページ、マジで購入直後のページでしかワンクリックでリンク貼ってねえのな。
既に買った本をブラウザ上で読むのどうすりゃ良いんだってマイページの中延々探し回った挙句クラウドリーダーにログインすれば良いことにようやく気づいた。
Kindleやっぱクソアンドクソアンドクソだわ。(自分の無知を盛大に棚に上げつつ
あとまあ、Kindleが中でも特にクソなのはわかってるんですよ。けど結局本文中にも書いたように出来るだけ一本化したいってのと信頼性との兼ね合いがあって今更別のに乗り換えて2つのビューア使い分けるのも何かなあ...というので渋々使い続けてる訳です。購入冊数300行く前に思い切って切り替えてたら良かったなあ、と後悔の日々。
もいっちょ追記
いくつかの批判対応も含めてちょこちょこ書き足したけど元のバージョンが飛んだせいでどこが加筆だったか細かく分からんくなってしまった。
ひょっとしたら「いや本文に説明あるじゃん」な批判コメがあったとしても、単に私がそれに合わせて加筆修正しただけの場合があるのでそこは申し訳ない。
ただ、初手で「無料なのが一番デカイけどそれだけやないで」って書き始めたはずの記事に「言うて一番デカイのは無料なとこやろ」ってコメントがちょいちょい集まるの、本当にリテラシーの難しさを痛感するぞ。
うちの犬は元繁殖犬だ。繁殖犬というのは、ペットショップなどに子犬を売るための母犬のことで、しばしば恐ろしい程にひどい環境で虐待されて育てられる。生涯、一畳ほどのケージから出られなかったり、ろくに掃除をされず排泄物まみれだったり、もちろんむりやり妊娠させられたり。役割が終わったら文字通り使い捨てる。こういった業者はパピーミルとか言われる。子犬を売るというビジネスの特徴上、特に規制もない状態では、利益の最大化のために命が軽んじられているのが現状だ。
だから、もし犬を迎えようという人がいたら、どうかペットショップでは買わないでほしい。需要が、そういった供給を生み出すから。生育環境をチェックして、良心的といえるブリーダーから、少し高いかもしれないけど、命に敬意を払って迎え入れてほしい。
さて、うちの犬、仮にKとすると、Kもまたそういったパピーミルで虐待されて育った母犬のチワワだった。パピーミルからボランティアの手で救出され、放置されたままだったヘルニアと目の病気を治療してもらい、避妊手術を終えて、うちにやってきた。Kは人間を信じられなくなっていて、私たち家族がボランティアの譲渡会に訪れたときも、ひとり(一匹?)ケージの隅で丸くなり、外を睨んでいた。他の元繁殖犬がわりあい人懐こかったので、余計にKの辿ってきた時間の過酷さを思い知った気がする。「この子はなかなか、引き取り手が見つからなくて。お試しでもらわれていっても、返されてしまう」とボランティアさんは言っていた。そりゃそうだろう。Kは愛嬌ゼロで、沈んだ目をしていたから。
私たち家族はKを引き取った。引き取りにかかった実費と手術費などを負担するしくみなので、7才のKを引き取るのに8万円ほどかかった。安い業者ならチワワの子犬が買える値段だ。これも、Kを引き取る人がなかなかあらわれなかった理由なのかもしれない。うちに来てからのKは、ずっとケージの中で寝て、私達を睨んでいた。ウンチをすると怒られていたのか、私たちにバレないようにウンチをして、それを食べてしまうのを繰返した。まるで死ぬのを待ってるみたいだった。
三ヶ月ほどして、獣医から無理矢理にでも散歩に連れて行ってみてはとアドバイスされ、Kを外に連れ出すことにした。Kは外に出たことがなく、田舎の私道で車のない静かな小道でも、とたんに怖がって体を震えさせていた。私たちはKの匂いがついたタオルを嗅がせて安心させながら、少しずつ、本当に「今日は三歩も歩けたね」と言った具合にして、Kとの散歩を続けた。
ある日のことだ。Kが道路脇の草に興味を持ち、においを嗅ぎだした。どこかの犬がおしっこをしていたのかもしれない。Kはその上から自分のおしっこをかけ(うちの私道なので問題ない)、急に、何かせきを切ったように、すくすくとあるき出した。その日から5分、10分と歩く時間を伸ばし、今では小さなチワワの体で、毎日、合計で一時間半ほど、元気に散歩するようになった。
散歩をしてからストレスが発散されたのか、Kは自分のウンチを食べることがなくなった。ケージの外に出て、家の中を散歩したり、家族におやつをおねだりしたり、散歩をおねだりしたり、ストーブの近くの温かい一等席を陣取るようになった。好奇心にあふれた丸い瞳で、家にあらわれたヤモリなんかを見つめるようになった。寝るときは、家族と一緒に寝るようになった。Kは出迎えなどはしてくれないけど、私たちはKが少しでも人生(犬生?)を取り戻したことに、本当に満足している。
Kの正確な誕生日はわからない。だからうちに来た日を誕生日にしている。それで、今日はKの誕生日だ。Kの大好きな鳥ささみとさつま芋を茹でて、ささやかにお祝いしようと思っている。K、ずっとずっと、長生きしてね。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170724-00010000-sippo-life
なるほどスコ猫は優性遺伝形質を持つので,繁殖には注意を要するだろう。イギリスでは実際に繁殖が禁止されている。ひろく動物愛護の観点から見れば,惨いと思うのは当然の感情だ。だが「かわいそう"だから"やめろ」と批判する論調には,若干の疑問を覚える。感情に訴えた煽情的な言い回しについては,詭弁ではないかとも感じる。
スコティッシュフォールドは自然発生した突然変異の猫を,1960年代に発展・固定した品種である。耳を折れ曲がる遺伝子変異をホモで持つ猫は耳折れ(いわゆるスコ猫)となり,ヘテロでは立ち耳となる。ホモ,ヘテロいずれにおいても(時期の差はあれ)宿命的関節炎を呈する。この変異遺伝子は特定されており,人間において関節炎を呈するものと同じと見なせるのだという。病気の個体をかわいがっているのである。猫当人(当猫?)にとってはたまったものではなかろう。ダックスフンドやパグなどもそうだ。悪趣味である。本当に,人間は,業が深い。
ところでブロイラーという鶏がいる。代表的な肉鶏で,日本では毎年数億羽が出荷されている。
>> ブロイラーは徹底した育種改良の研究により、過去50年間で、成長率が1日25gから100gへとあがっている。自然界の鶏は成鶏に達するのに4〜5か月かかるところをブロイラーは40〜50日で成鶏に達する。その急激な成長によりブロイラーの30%近くは体を支えることが難しく歩行困難となり、3%はほとんど歩行不能となっている。心臓にも負担がかかり、100羽に1羽は心臓疾患で死亡する。(Wikibedeiaより) <<
あるいはピンポンパールと呼ばれる金魚がいる。丸々と太った短い尾の金魚で,泳ぐのが極めてへたくそである(そこがかわいいので人気だ)。チンシュリンという品種の金魚から,より短尾で丸手な個体を選別交配して生まれた。これに限らず,金魚は異形のオンパレードだ。
猫の先天性奇形や動物実験などに比べて,これらがネットで話題になることは少ない。家猫や犬は大事にされているほうだと思われる。それは彼らが人間の私生活と深くかかわりあってきたからである。繁殖に幾度も手を加えられ,人間にとって「かわいい」「便利」と認識されるような形質が固定化された。
結局のところ全ては人間のエゴなのである。この手の話題になると必ず,猫を飼いたいならペットショップではなく保護猫を,という意見が登場するが,わたしはこの意見が好きではない。違和感を感じる。その辺を突き詰め始めたら,そもそも愛玩目的で動物など飼育するべきではない(愛玩ではなく家族,などという考え方は個人的には想像の埒外なので納得できない)。愛玩動物も産業動物も,人間が人間のために動物を利用しているのである。
もちろん,薄利多売を目的とした無責任な繁殖業者を擁護したいわけではない。それらは当然批判されるべきで,専門性の高いブリーダーが繁殖を行うべきだ。そして供給というのは需要のあるところに生まれるので,飼育者側の倫理感も重要である。そしてイオンで鰻丼を買って食べなければ鰻の絶滅が遠のくわけじゃない(水産庁による介入が必須)ように,本件についても結局のところ行政による介入が必要であろう。思うに犬猫はもはや市場が大きすぎる。そのためには地道なロビー活動が必要だ。それはわかる。
でも,人間が人間のために生き物を飼育しているという大前提から目をそらし,「猫がかわいそう」などというきれいな言葉で大衆を扇動する。そういうやり方に関しては,詭弁を感じるので,わたしは不快感を覚える。
病気の猫をかわいがってもそれが人間の業だと思う。我々がすべきことは,その種が他種と不用意に交雑せぬよう適切な管理下で飼育していくことではないだろうか。持続可能なペット社会。それがひいては人間のためである。決して猫のためではない。
昔に比べてペットショップで売られている子犬や子猫の値段が上がっているように感じる。
今日通りかかった店では、80万や90万の猫もいた。
これは良いことなんだろうか。
私は将来ペットショップでの生体販売は無くなって欲しいと思っている。
せめて、きちんとしたブリーダーと飼い主との架け橋程度の場所になってほしい。
生後2ヶ月足らずの子犬や子猫は、オークションで小さなダンボール箱に1匹ずつ詰められ、コンベヤーに乗せられゴトゴトと移動していく。
何人かが代わる代わるダンボールの中を覗き込む。
小さいうちに親から離され、不安なまま狭くて暗いダンボールで運ばれた子犬や子猫たち。
またあまりに幼齢で親から離されるため、後々性格に問題が出たり、分離不安になる可能性もある。
手に負えなくなった飼い主が飼育を放棄したり、保健所に持ち込む。
店頭で売れ残った犬や猫は、処分されたり悪質な引き取り業者に回されることもある。
ペットショップでの販売価格の高騰が購入者のハードルを上げ、結果的に購入前に命を飼うことを熟考するきっかけの1つにでもなれば良いのだが。
同じ風に感じている方がいるなら、今いる子を可愛がって欲しいと、そう思う。
あと、決して後味のいい話ではない。
愛犬、と言いながら、実際に愛していたかといえば、怪しいものであった。
中学生のとき飼い始めた小型犬は、自分のしつけと世話がへたくそだったおかげで
飼い始めて5年後くらいに父の実家の祖母に飼われることになった。
散歩がろくにできないこと、糞尿の処理が面倒だったこと、
頻繁に洗えなかったこと、そしてその汚れや臭いで、
更に近づこう、触れようという気持ちが遠ざかることの悪循環だった。
全てにおいて未熟そのもので、そして同じく犬を買い与えた親ですら
汚れて狭いケージで過ごした5年間は、彼にとってはさぞかし地獄だったろうと思う。
祖母に引き取られてからの8年間は、ケージの中でなく、自由に家の中を歩く事ができ、
1日2回の散歩に連れていってもらい、月1回のトリミングとシャンプーで
不潔であることはなくなった。当たり前のことだった。
引き取った頃はガリガリに痩せていて、カーテンや畳に尿をかけて大変だったと聞いた。
祖母を信頼するようになったら、徐々にそういったことが減り、
よく『笑う』し返事するようになった。
(愛されている犬の写真というものは毛並がきれいとか、瞳が輝いているとか、
それ以外にも、『表情が笑っている』ように自分には見える。)
祖母に引き取られた後も、時々顔を見せるようにしていたが、
久し振りだね、元気にしてた?遊んでよ、と寄ってくる。
自分はますます彼をきちんと世話できなかったことで自分を責めた。
でも、彼にとっては自分からの愛情がほしかったのだろうとおもう。
祖母のことは好いていたけれど、それとは別に、自分からの愛情が。
祖母はたまに嫌味を言ったが、それでもこんなに笑って幸せそうに暮らしているのなら
彼にとってはそのほうがずっとずっといいと思っていた。
あんな飼い方をするより、嫌味を言われるくらいどうということはないと思った。
(その後その犬は胃を患って、ご飯が食べられなくなり、今から5年前に息を引き取った。
可愛がっていた祖母はたいそう悲しんでいた。)
その犬が祖母に引き取られて数年たたないうちに、
また親が別の犬を家に連れてきた。
同じ職場にブリーダーがいて、このほど子犬が生まれたのだという。
もしペットショップなどで購入したら30万くらいだろうと思う。
それを20万で譲ってくれるというのだ、試しに1日だけ家で見てみないかと、
自分は世話ができないので、全て親が見るのならいいが、
そうでないのなら飼うべきでない。こんなにかわいいのなら他に飼い手が見つかる。
絶対に返してきて、そう何度も念を押した。
その次の日、自分は遠出の予定があり、外泊したため家に2日ほど帰らなかった。
帰宅したらどうだ、察しの通りあの犬はまだ家にいた。
飼うことに決めたのだと。今度は狂犬病予防もワクチンもフィラリアの知識もある、
散歩も協力して行こう、ということで支払が済んでしまっていた。
それから10年、やはり親は忙しいという理由で散歩にいくことはしなかった。
家に人が尋ねれば、誰かが来たことにワンワン鳴いた。
犬のいる部屋で家族の誰かと誰かが触れ合ったりすると、羨ましがってワンワン鳴いた。
洗濯かごを持てば、また部屋に人が戻ってくることが分かっていたから、やはりワンワン鳴いた。
あんなに放置しているのに、なぜだか親に一番尻尾を振っていた。
自分は多分2番目だったと思う。
この犬もやはり、誰の愛でもなくて親の愛が一番欲しかったのだと思う。
その犬を飼い始めて3年後、大学最後の1年だけ単位が足りず恥ずかしながら
就職したとき、きちんとお金で返すと伝えたが、お金は要らないが、
1日いくらなのか、どれほどの期間世話をしたら元が取れるのか、
結局そのあたりの協議があいまいなままだったため、最後まで自分が世話係だった。
あなたにお金を払ってやってもらっているのだからやれと言われただけだった。
犬を飼育する上で最低限のことは欠かさずやっていたが
日常生活においてはたまに(1.5か月に1回ほど)洗って、爪を切って、
そのまま散歩したり遊んであげたりするだけで
毎日散歩などしたことがなかった。ひと月に1~2回、あればいい方だった。
生かさず殺さず、ただ狭いサークルの中で、生き地獄だったろうと思う。
4年前の今頃、ある朝ご飯を食べたがらなかった。
カリカリでも、おやつでなくても、残さず平らげていた子が珍しいなと感じ、
その日なんとなく、仕事の休憩中に今の犬も広義にはネグレクトなのでは、と思い
動物愛護団体に賛成するような人の、立派に犬を可愛がって育てている飼い主の意見が沢山でてきた。
それと同時に、こうしてサークルやケージの中で一生を終える犬が1/4くらいいることも知った。
ますます責められているように感じて、帰宅したら散歩に連れていこうと思った。
帰宅したら、おやつはなくなっていたが、ご飯を全部食べておらず、
お水も飲めなかったのか鼻が乾いていて呼吸が浅く、ぐったりとして、明らかに普通ではなかった。
最寄りの動物病院はすでに終わってしまっていて、電話をしてもなしのつぶてだった。
しかしながら、時間外でもたまに電気がついていることがあったので、
親の帰りを数分待ってから、ダメ元でも直接尋ねてみることにした。
親が病院の裏口に先生を呼びに行ってすぐ、犬の咳が激しくなった。
今まで聞いたことのないタイプの咳だった。包んだタオルに薄い血がついた。
処置室に運んですぐ、鼻と口から血を出して、突如首の力が抜けた。
もうダメかもしれません、覚悟してください、とお医者様が言った。
心拍を測る金属製のピンチを足の付け根の皮膚が薄いところにつけ、
血を吐かせて、心臓マッサージと酸素吸入をしたら、再びもがくように動いた。
そのまま酸素を嗅がせているだけで違うと言われ、吸入器を鼻に近づけ続けた。
肺水腫あるいは心臓疾患と診断された。
肺に水が溜まり、充分な酸素が取り込めず、呼吸困難に陥っているという。
強力な利尿剤を用いて下から水を排出できれば、なんとかなるかもしれない、
その間血液検査をしたり、レントゲンを撮ったりしながら様子を見ていた。
時折苦しそうに口から血の混じった水を吐きだしたが、
意識がはっきりして目がうごき、こちらを見る余裕がある瞬間もあった。
2回ほど呼吸が止まり、挿管して気道を確保したりした。
小さな体の半分ほどの長さもある管を、入れられる様は言葉にならなかった。
もうやれることは全てやりましたので、あとは酸素室に入れて薬が効くのを待って、
数分と無かったと思う、突如よろよろ立ち上がり、そして酸素室の奥へ行き、
それから動かなくなった。
大量に血を吐いていた。
診察台に戻し、心拍数を測りながら、心臓マッサージと酸素吸入を続けたが、
ほどなくしてそのまま動かなくなった。
お医者様が何度も、力になれず申し訳ございませんと、頭を下げた。
それ以上に、時間外でも嫌な顔をせず、ここまで処置をしてくれたことを
有難く、本当に申し訳なく感じて、ただ、ありがとうございましたと伝えた。
小さな箱に入れて、亡骸を渡されるまで、待合室で、
彼が生きた人生はどうであったろうかと考えていた。
親に「もう犬は飼わないで」と伝えた。
人生の8割くらいを、あのトイレと寝床とエサ入れと水入れしかないサークルで過ごし、
どんなに寂しい想いをしただろう。構ってほしくて吠えただろう。
あの時急変したのは、お医者様に預けて、帰ってしまいそうな自分たちを見て
1人で逝きたくなかったから、酸素室から出たかったからではないだろうか。
ペットを愛している方から、後悔するくらいなら親などあてにせず、
怒りをぶつけられても仕方のないことと思う。
何故こんなことを書き綴っているのかもよくわからない。罪から逃れたいのだろうか。
親のせいにして、自分のせいにしたくなくて。
けれど、どうして救えなかったのか、愛せなかったのかを考え続けている。
友人に犬が亡くなったことを知らせたら、「愛されて幸せだったと思うよ」と言った。
けど、そうではない、愛されていたら、こんな終りではなかったはずだ。
今朝餌を食べたがらなかった時点で、医者に連れていけたはずだ。
その日の夜に、合同葬の予約を取り付けて、夜眠れなくて階下に降りたら、
玄関口に安置していたはずの亡骸の入った箱がなくなっていて驚いた。
親が自身の枕元に持っていっていた。
一人で寂しいだろうから、と言った。泣いていた。
彼は生きているうちに、ずっとそうしたかったんじゃないだろうか。
生きているうちに、親の布団で一緒に眠れたら、よかったのではないだろうか。
毛が付くから、犬臭いから、そんな理由をつけて、一度もそうしなかった。
彼は他でもない、誰よりも親の愛がほしかったはずなのに。
泣くくらいなら、毎週のように旅行になんて行かず、
朝餌を食べない事くらい、自分ですら容易に気が付けたはずなのに。
追い打ちをかける言葉ばかりが出て、結局黙っているしかなかった。
あの日、強く反対していれば。
手続きを終えて、支払を済ませ、あとはお別れをしてきてくださいね、と受付の方に言われた。
祭壇の部屋で、安置された亡骸に、
ただ寂しい思いをさせて申し訳ない、
次はもっとちゃんと愛してくれる人のところへ生まれてくるようにと
一人で手を合わせた。
・デグー
こいつのランクインで長年居座っていたリスがランク外になってしまった
飼うならペアで飼いたい
・テグー
自環境で最初どのくらい準備すれば充分なのかがわからなくてちょっとハードルが高い
かわいい、綺麗、極端に大きくならない
飼う直前まで準備を進めたけど色々あって頓挫、今回は縁がなかった
まだ諦めてないのでいつか飼いたいと思ってる
お店で初めて見たとき目が離せなくなった
長年ハリネズミってかわいいよなーと思ってたら最近流行りだしたらしい
飼育のための正しい情報が豊富になって飼いやすくなるといいなと思う
フクロウとかヤギとかも興味はあるけど、
なんか多分面倒みきれなかったり飼育環境整えられなさそうだと思って「飼いたい」ところまでいかない。
番外:飼ったことある
・犬
親戚から、知り合いのブリーダーのところでオスがほしかったのに6匹生まれたのが全部メスで貰い手探してるって話を聞いて引き取る
血統書つけましょうか?とか言われたけど別に要らなかったので遠慮した
親が何かのコンテスト優勝クラスだったらしくて、そのせいかめちゃくちゃ美犬で賢かった
・猫
目の前で事故ったり、軒先に生まれたての子猫が出現したりするので保護する
ふにゃふにゃふよふよしてて見てると癒される
今のところ順調に育って健康そう、水を綺麗に保ってあげるのが大事
目は悪いから人間を区別したりはできないけど、水槽の上に手がきたらごはんがもらえる、ぐらいは覚える
上手くエサを落として水中でダイレクトキャッチさせるのが楽しい
ほっとくと割と際限なく食うので食べさせすぎにも注意
このブログ書いてるやつみたいに堂々と隔離もワクチンもしてません、みたいなことを平気で世界中に発信するような輩がいなくなることを祈りつつ。
この子が寂しがりやで、私も仕事で家を空けがちだったので、お友達をと思いその1年後、もう1匹、今度は捨て猫をもらうことにした。
里親募集サイトで見つけたその子について、私は募集元の方に「エイズと白血病の検査はされましたか?」と聞いた。
すると「猫風邪をひいていたので病院にかかっていた。いまは治って問題ない。ワクチンは1回打った」との返答がきた。
譲ってもらってから数日、2回目のワクチンを打ちに行った際、なんとなく引っかかって血液検査をしてもらった。
結果はFeLV陽性。目の前が真っ暗になった。
幸いケージに入れていて、まだ先住猫とは少し匂いを嗅ぎあった程度だった。
念のために先住猫も検査をして陰性を確認し、5種混合ワクチンを打ってもらい、そのまま隔離して飼うことを続けていた。
ケージで新入りは夜な夜な哀しげに鳴いた。先住猫も気になって新入りの部屋の近くをうろうろ。
ネットで調べると、ワクチンをして隔離しないで問題なくやっているというようなことを知恵袋などに書いている人が何人かいた。
私はFeLVをナメた。先住猫に2回目のワクチンを打って1ヶ月、隔離をやめたのだ。
2匹は本当の兄妹のように仲良く暮らしていた。
先住猫は寂しがり、問題行動を起こすようになった。私も新入りがいなくなってとても寂しかった。
そのころ、かかりつけの獣医から「亡くなった子に似た生後2週間くらいの子が保護されている。白血病とエイズは陰性。見に来てみては?」との連絡があり、見に行って即決でその子を迎えることにした。
いままで飼ったどの子よりも元気いっぱいで、ご飯もよく食べ、風邪ひとつひかずにすくすく大きくなる3匹目。
先住猫はやや気圧され気味ながらもあたたかく迎えてくれた。
平和な時が1年半ほど流れた。
先住猫が急に痩せてご飯を食べなくなってきた。すぐに治るだろうと思い病院に連れて行った。
嘘でしょ、と思った。
すぐに3匹目も検査をしてもらった。
…陽性。これ以上最悪なことなんてあるだろうか。
気持ちを無理やり切り替えた。病気にしてしまったことはもう取り返しはつかない。
先住猫は苦しんで苦しんで、それでも1ヶ月近く頑張って亡くなっていった。
何度思い出してもつらい。なんであんな目に遭わせてしまったのだろう。
そしていま、3匹目がリンパ腫と闘っている。
赤ちゃんのうちに感染した分、覚悟はしていたものの早い発症だった。
毎日私のせいでごめんね、そう思いながらいっしょにいる。
新しく猫を迎えるときは白血病とエイズの検査をして、もし陽性であれば、かわいそうだと思っても完全隔離しなければいけません。
それが健康な子への責任です。猫は自分で自分の生活を選べません。
3次元(非AV)
篠崎 愛 井上 和香 釈 由美子 小池 栄子 佐藤 江梨子 深田 恭子 優香 真鍋 かをり MEGUMI 広末 涼子 ほしのあき 長澤 奈央 浅尾 美和 桜庭 あつこ 藤原 紀香 雛形 あきこ 深津 絵里 熊田 曜子 吹石 一恵 松金 洋子 叶 恭子 叶 美香 乙葉 安 めぐみ 原 幹恵 さとう珠緒 菅野 美穂
3次元(AV)
高井 桃 北原 多香子 めぐり(藤浦めぐ) 春菜 はな 白石 茉莉奈 沖田 杏里 川上 ゆう 篠田 ゆう 入江 愛美 紗倉 まな JULIA 琴乃 麻美 ゆま 水野 朝陽 澁谷 果歩 神咲 詩織
ピーチ姫 ローラ姫 ムーンブルクの王女 女僧侶 女賢者 女剣士 女武闘家 女遊び人 女勇者 女魔法使い マーニャ ミネア アリーナ ロザリー シンシア ネネ アレクスの妻 アッテムト付近のほこらで雷に打たれて死ぬシスター ビアンカ フローラ マリア サンタローズで跳びはねるシスター ターニア ミレーユ バーバラ サリィ カガミ姫 ジュディ サンディ シスターアンナ ディーネ ユリナ マウントスノーで凍っているシスター アイラ エイミ カヤ グレーテ コスタール防具屋の妻 ニコラのメイド パミラの弟子 フォズ ライラ ゼシカ メダル王女 ミーティア シセル マリー ミリー ムリー メリー ユリマ 赤坂 美月 セシリア エルミナ レディ・ハーケン エマ博士 マリエル リルカ リルカの姉 カノン アルテイシア ケイト エイミー モモ リンダ アンテノーラ マリナ コレット ちょっとえっちなおねーさん ヴァージニア マヤ ミレディ ベアトリーチェ ユウリィ ラクウェル ファルメル ベリエール フィオレ アーシア エニル カスミ ナツメ エリカ アンズ アカネ ミカン ツツジ アスナ ナギ スモモ メリッサ スズナ カミツレ フウロ ホミカ ビオラ コルニ クリス フグリ ハルカ ヒカリ セレナ メイ トウコ ベル アズサ アララギ博士 ジョーイ ジュンサー カンナ カリン プリム シロナ カトレア シキミ パキラ ドラセナ ふりそでのキリカ ふりそでのシオネ ふりそでのカレン ふりそでのアサミ OL アイドル アロマなおねえさん イタコ ウェイトレス うきわガール オカルトマニア おじょうさま おとなのおねえさん カウガール きとうし スクールガール せんせい センパイとコウハイ テニスプレイヤー ナース バッドガール バトルガール パラソルおねえさん ビキニのおねえさん ピクニックガール フシギしまい ふたごちゃん ふりそで ベーカリー ほいくし まいこはん マダム ミニスカート メイド メルヘンしょうじょ リポーター エリートトレーナー サイキッカー スカイトレーナー ベテラントレーナー ホープトレーナー ポケモンブリーダー ポケモンレンジャー ラブラブカップル ロケット団のしたっぱ アテナ マグマ団のしたっぱ カガリ アクア団のしたっぱ イズミ ギンガ団のしたっぱ マーズ ジュピター プラズマ団のしたっぱ フレア団のしたっぱ コレア アケビ モミジ バラ
★子供が「くもん」の国語教材で悪戦苦闘している。内容は「盲導犬」。
自分の世界(大人の世界・仕事の世界)だけだと、盲導犬の話と接することがない。
子供が悪戦苦闘している「おかげで」、盲導犬の話といろいろ接することが出来る。くもんの副次効果
★そもそも、自分が子供だった頃(1970年代)は、「盲導犬」という存在が社会的に広く認知されていたとは思えない。
正確な記憶ではないが、自分が盲導犬の存在を知ったのは、中学ないし高校の頃だと思う。
つまり、今の40歳以上の人は、「義務教育課程で、盲導犬の存在を学習していない世代」じゃないか?
★「1970年代当時、盲導犬を知っている大人の割合はせいぜい10%程度で、盲導犬を知っている子供の割合もせいぜい10%」
傍証として「盲導犬の飼育頭数」を調べてみたら、「70年代当時⇒90年代末で、盲導犬の数は5倍に急増」らしい。
よって、当時の大人は、盲導犬という犬種を認知している人の方が、ごく少数だったと推定される。
★以前、「今の40歳以上は、吉野ヶ里遺跡を義務教育課程で学習していない」とツイートした。
発見が彼らの義務教育課程以降だったので、学習の機会を逸している。
盲導犬も80年代に急増したので、急増した盲導犬に関して学習する機会を、今の40歳代以上は逸している
★何が言いたいか?と言えば、
「80年代、90年代に急増した事象・覚知された事象について、社会人に再教育する制度を、なんらかの形で用意した方がいいのでは?」という話。
吉野ヶ里遺跡について知らない大人がいてもそんなに問題ないが、盲導犬に関して知らない大人がいると困る
★よく「盲導犬を連れて日本旅館に泊まろうとしたら、拒否された」的な話があって、世間の無理解を批判する人が多い。
批判する人は「盲導犬が60年代・70年代から普及して、今の中年も義務教育課程で存在認知していた筈」と誤解している。
★自分は45年間人間やってるが、今回「くもんの国語教材」で人生で初めて知った盲導犬トリビアも多い。
⇒答え「日本語で命令すると、第三者の通行人が、キツイ命令語に驚いて反応してしまい、それが犬に影響する」から
変な話だが、「子供と一緒にくもんをする」ことで、70年代に義務教育にビルドインされてなかったことも、学習してしまう格好になる。
「訓練者の命令に対し、人間に危険が及びかねない局面では、あえて盲導犬が命令に背いて人間の安全を優先させる」ようにする訓練
ウチの子が躓いていたのが、この部分。直感的には、なぜ命令違反を訓練するのか、なかなか理解が難しい
★この「飼い主の安全のため、あえて命令違反する」の部分、これが「盲導犬型ロボット」開発時の最大のポイントじゃないか?
ロボットが犬を超えられるかどうか。
今、日本精工が盲導ロボットを開発中、早ければ2016年に登場との情報
というか、難聴障害解決ベンチャーにも出資するような大和ハウス辺りが、本気で盲導犬ロボを開発しそうな予感
★で、この「盲導犬ロボット」の試作画像を見た海外人の反応が、ネガティブ反応が多数派だったらしい。
「盲導犬には癒し効果がある、ロボットは代わりになれない」云々
このあたり、ロボットに好意的な日本人、イヌに好意的な欧米人の文化差が観察されて面白い
★そもそも日本と欧米では、今でも盲導犬普及率が格段の差。70年代当時はもっと差があった。
「男は男を、女は女を好きになるのがふつう」
男と女の関係なんて信じられない。世界を「逆転」させた映画が全米で話題 http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20140730/E1406650835497.html
現在、日本語字幕付き版が8/1までスターチャンネルのwebサイトで限定公開されている。以下あらすじ、及び結末に触れるため、未見の方は取り急ぎ見てみてほしい。
この作品では「全世界の標準が同性愛者である」「異性愛者は異端として迫害される」といった世界を描き出し、
つまり既存の価値観をただ単純に逆転することによって同性愛者へ進行形で行われている差別の残酷さを浮き彫りにしている。
同じつくりをした作品としては最近ではアバター然り、第9地区然り。
主にSF映画にありがちな、最初から”価値観の逆転”を前提とした舞台設定のもとに広げられる、
異端である『異性愛者(=ブリーダー)』の少女・アシュリーは作中で、周りと異なり異性を愛してしまう自分に気が付く。
ふとした一言からそれが周囲に知られることになり、彼女はクラスメイトにとって侮蔑の対象と変わる。友を失い、得かけていたパートナーから拒絶され、
親族の理解も得られない。周囲すべてが自分を認めないことに耐え切れず自死を選ぶ。
作中にむごたらしく描かれる差別・暴力行為。迫害といっていいそれらは、すべて現実の同性愛者自身の体験を元にしたものだという。
作品の大半を占めるそれらは具体的に、執拗に描かれる。からかいと嘲笑。止まない蹴り。メール、ネットを利用した侮辱、名誉の棄損。
そのすべてがアシュリーの視点に切り取られ、悪と偏見に満ちた不快なものとして視聴者に与えられる。
彼女は誰からも理解されることなくその命を散らす。「異性愛者は地獄に落ちる」と神に明言されながら。
昨晩妹とこれを見て、浮かんだ疑問はふたり共通していた。
それは「ここまで惨たらしく暴力を描くのならば、そもそも同性愛者・異性愛者を逆転する意味がどこにもない」というものだ。
たとえば作中世界が異性愛者が大多数というこの世界と地続きのものであり、アシュリーが異端としての同性愛者であったとしても、
リアリティが付加された暴力に基づく「差別はいけない」という強烈なメッセージを与えられるところまで、
更にいえば、余分な設定がなくなることでプラスになる効果も当然生まれる。
たとえば映画中、男女が言葉を交わすシーンが幾つか登場する。当然彼らはアシュリーを異端視する側、つまり同性愛者である。
観賞中、彼らの会話が発生するたび「こいつらはどういう関係なんだ?」「それはタブーなんじゃないのか?」と幾度も首をひねってしまった。
アシュリーが異性と手を繋いでいたことがもとで差別を行っていたある女のキャラクターが、アシュリーを捕まえるべく共に駆けだすシーンなども同様だ。
ではなぜ、わざわざこのような設定を使ってまで世界を置き換える必要があったのか。
話題性か? それもあるだろう。突飛な設定は当然大きな観賞動機に成りうる。この設定の上でどのような物語を展開するのだろうか?と。
だが「同性愛者が当然の世界で、異性愛者となった少女」という設定を聞けば、「ああ、同性愛者への差別を見せたいんだな」とすぐに気付いてしまうはずだ。
ゆえにそれは強い動機とは成り得ない。
では何のための世界かといえば、何のことはない。攻撃のためだ。
作品中、暴力は極めて陰惨に、かつ念入りに描かれる。ほぼすべてのシーンがアシュリーへの迫害であるのだから、それは当然のことだ。
ここまであからさまに不条理な痛みを伝え、かつ死をもって閉じることで物語を「年若き美少女の悲劇」として完成することで生まれるメッセージ性とは何かといえば、
「お前たちはこれだけひどいことをしている」
「お前たちの不理解がわたしたちを苦しめる」
いまここにある現実に対する、問いを投げかけることのない一方的な罵倒。
映画の中、それによって苦しめられていたのはほかでもないアシュリーではないか?
確かにこの映画は、「STOP!同性愛者差別!」といった、何の実情も伴わない、くだらないフレーズの印刷された、
男同士、女同士が手を繋ぎ抱き合うポスターよりも数万倍も意義のある作品だ。
だがこうした喚起映像が「ただしい」のだとすれば、その最終的なかたちは、
視聴者の顔をモデリングした俳優が理由もない暴力に絶え間なく晒され続ける映像を見せ続けるものになるはずだ。
確かにおぞましいインパクトを残すことだろう。見た者の考えも変わるかもしれない。が、そこに相互理解が生まれることは決してないはずだ。
それは互いの喉元に刃物を押しつけ合うことと何の違いがあるんだ?
動物を殺して肉を食べるか否か、という問と本質的には同じでは。
肉を食べなくても生きていける、でもおいしいから食べる。
そこを拒否するなら肉も食べないしペットも飼わないだろう。
動物を飼うことに一定のモラルを求めて許容するなら、どこに基準となるラインを引くか。
・動物を人間の管理下で育てるなら、苦痛を与えず健康に育てること
その次に
・食べるために殺す
・快適に飼うために去勢する
これを許容するかどうかのラインがある。
自分の飼っているペットのみ自分の都合で繁殖の機会を奪うことがモラルに反するかどうか、
というのはそれぞれの価値観によるところであり合意は得られていない。
自分が動物の立場ならどう思うか、などと対等の立場で考えるなら、
そもそも動物など飼えるはずがない。