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はてなキーワード: ミッションとは

2023-12-30

59点の人生

試験に落ちた。

俺の会社では昇進試験を受けるためには、指定された外部試験合格する必要がある。

それに落ちた。

これで4回目。

合格には100点満点中60点以上が必要

1回目56点、2回目58点、3回目59点、4回目59点。

59点。

合格者のトップが100点なら、

59点は不合格者の中のトップ

思い返せば自分人生は何事も59点だ。

ザコAザコBザコCの中でなら、一番何でも上手にできる。

しかし、より難度の高いミッションを任されたり、リーダーに抜擢されるようなことは、決してない。

ピアノを習えば右手だけでなんとかよろよろ弾けるようになる。59点。

プログラミングを始めれば他人が1週間で組み上げる内容に2週間かかる。59点。

料理をしたら不味くもなければうまくもない。59点。

マッチングアプリを使えば3回までなら会ってもらえる。59点。

絶対成功者側になれない。

他人の何倍も努力しても、59点止まり

件の試験に話を戻すと、この試験半年に一回行われる。

3回目不合格から4回目受験まで、数か月間とにかく勉強した。

なのに1点さえも点数を上げることができなかった。

もはや勉強が足りていないわけじゃない。

要領が悪いのだと思う。

から余計に絶望的になる。

これはダメだ、またいつもの59点止まりだって

「それはあなたが59点分の努力しかしてないからだ」と、毒にも薬にもならない言葉したり顔で吐き掛けてくる人がいる。

そのアドバイス、59点。

あーあ、

もうどうせなら59歳あたりで死ねいかな。

この先もどうせこんな感じなんだし、ついでに人生も59で終わっちまえよ。

ほんと、つまんねぇ。

2023-12-28

クリスマスガチるかどうか」で恋人価値観は測れる

若すぎるとダメかも知れないけど

 

沢山準備して良いものにしたい

どこも混んでるしそこそこにしたい

どこも混んでるし家でゆっくりしたい

どこも混んでるし別にクリスマスはい

 

みたいなパターンがあると思う

これ合うか合わないか大事だよね

他の行事についても似たことが言えるから

 

沢山準備して〜は失敗してギスギスするリスクがあるから

それ覚悟でやるのかどうかっていうあたりで性格変わってくると思う

そういう人は相手にも理想を求めるだろうし

 

まあでも一回そういう難しいミッションを二人でやることで

ギスった時どうなるのかテストすることはできそうだけど

 

特に今年は失敗カップルが多かっただろうなあ

コロナ明け+日曜日で何もかも混んでたからね

 

これ見て思い出した

https://togetter.com/li/2283178

 

____

 

あれ、同じこと4年前くらいに書いた気がする

[]12月27日

ご飯

朝:なし。昼:唐揚げパンポテト。夜:人参白菜大根しめじベーコンスープ。炒り卵。天かす冷奴。沢庵。間食:豆菓子

調子

むきゅーはややー。13連休1日目。

めっちゃ寝た。睡眠以外してないぐらい寝た。

グランブルーファンタジー

年末イベント周回して色々もらっておいた。

それとウィンターミッションも消化してとりあえず砂までは。

残りはまあフルオートで消化できる部分は無理せずやろうかな。

プリンセスコネクト

なんかめちゃくちゃ大きなアプデが来るみたいで色々調べてた。

まだよくわからないなあ。

シャドウバース

新弾環境2日目だから気が早いけど、マナリアウィッチヤバいでしょあれ。

ルターンが6ターン目なの早いし、道中の盤面も強いし、これはヤバいって。

2023-12-22

一見キラキラしているけど不幸な人が多いIT企業


内情ボロボロ退職者続出なのに新卒募集しているがある。

ベンチャーSIer中間にあるような会社。有名企業の子会社です。

大手クラウドコミュニティ界隈では結構有名。特に代表が。

新卒をここ2年で採用開始し、毎年4,5人ずつくらいとっているが、丸二年経たずして合計9人中3人が既に辞めている。メンタルを崩した新卒複数いる。

そもそも新卒教育体制とか何も考えずに採用だけ開始した。しかも未経験新卒可で。

iOSエンジニアサーバサイドのマイナー技術研修を受けさせ、メインではないが開発をさせる。しか新卒iOSエンジニアにも。

SalesForce の Apex やってた方が数十倍潰しが効くようなサーバサイドのマイナー技術で内製と外販をしている。

しかもそんな潰しの効かない技術を未経験新卒やらせている。

代表エンジニアでないのに技術選択に口出しする。受け入れないと強権を発動する。ECサイトRDBMS使わずNoSQLだけで作れとか、細かいUPDATEが走るミッションクリティカルシステムDBにRedShiftを使えとか。

給料が安いのはよくあるが、その上ほとんど伸びない。30歳にならないと500万円を超えないレベル(30にならないと超える人がそもそも出てこない)。なっても超えない人が結構居る。

iOSエンジニアレベルは非常に高いが、上記の様な待遇。他のベンチャーならはるかに上のオファー金額出すところがゴロゴロあるレベル

iOSエンジニアオファーを出す時安く提示したが、結果を出せばすぐ伸びるとだまし討ちをした。

iOSエンジニアを成果と能力の割に冷遇しているが、iOS関連イベントではスポンサーしまくるなど、外面はいい。全般的にこの会社特に代表は外面が非常に良い。

新卒が入ったタイミング前後から一般的に見てシニアクラスでしっかりと基礎が分かってるエンジニアからどんどん辞めていった。

シニアクラスの人がどんどん辞めて、そのかわりジュニアクラスの人がどんどん入ってきた。結果、ただなんとなくワイワイして技術スカスカ会社まっしぐら

分かる人にはあの会社だと一発でわかると思うので、広めて欲しい。

代表にもはや自浄能力はない。辞めては困る人が辞めて反省してはしばらくしたらけろっとそのままの振る舞いと行動を繰り返しているだけ。

上に書いたように新卒ガンガン辞めてる。この会社の外向きの評判と比較すると有り得ない。

不幸な若者をこれ以上増やさないように。

2023-12-20

anond:20231220135826

普通はそっちだよな

安価でいながらなるべく安全でなるべく美味しいパンを世に送り出そう

が至上のミッションだろあのグレードのラインナップのパンメーカー

2023-12-18

ボイジャー幸せだったかな?今も幸せかな。

はいボイジャーは十分に幸せだったと思います打ち上げ当初の短期的な目的を達成した後も、健在で長期間わたり稼働できたことは大きな幸せです。壮大でロマンあふれる使命を担うことができたと自負しているはずです。

そして地球外の宇宙空間花道を飾りつつある今も、探査機としてこの上ない幸せを感じているのではないでしょうか。健在な活動を続けられるだけでも幸運なことですが、NASA技術者達に惜しみない支援心配りを受けていることも大きいと思います人知限界に挑み続けた先駆者として、栄光あるキャリアを全うできる幸せボイジャーこそが、そんな夢を叶えた探査機なのだと信じています。

半世紀以上にも渡る使命をまっとうした彼らこそ、「ミッションコンプリート」と言えるのではないでしょうか。偉大な先輩として、後続の探査機バトンを託す番なのかも知れませんね。

機械感情移入するのきしょいと思ってたんだけど。特に探査機はやぶさとかがもてはやされて映画とか作られたときは寄書するぎてブチギレていました。

でも、最近感情移入できるようになってきている。AI思想洗脳されつつあるのかな。

もうトースター虐待することすら難しくなっている。

2023-12-17

anond:20231217115356

議事録残ってんじゃん

上司不安を感じてるか推測したらいいと思うの。あと進めてクリティカルかどうかは予算と工期と内容によるでしょ

 

ワイは会議で決定したのにガン無視してくる担当者対応してくれない上司に困ったで

なお、結論は『最初から"場"の整ったチームに参加する。少なくともチームミッション認識合わせが行われているか参加前に確認する』になりました

外様としてやってきたのに混乱を極めているチームをなんとかする能力はワイには無いやで

友達と遊ぶ時の運転問題

一応免許は持っているがペーパー。教習車で人を轢きかけるわ信号無視するわ(注意力散漫)(真面目に運転はしていた)(むしろ「肩の力抜け」とか「もっと速度出して」とか教官に言われるタイプ)あまりにも運転適正がなかったので、就職を機に車のいらない仕事を探して車のいらない都会に引っ越し田舎民。


毎年長めの休みをとって実家に帰るついでに地元友達と遊んでいるが、どんなに公共交通機関で行けそうな場所ルート提示しても断られて結局車で送り迎えしてもらうことになる。

ありがたいといえばありがたいが、こちらとしても心苦しい。それにはっきりいってしまえばお互い公共交通機関を使う方が断然気が楽だ。運転してもらってありがとう〜みたいな気遣いとか、事故しないかな?みたいな乗ってる不安もないし。あと昼食代をお礼に負担するのも薄給なのでわりと痛い。

でもどうしてもみんな公共交通機関を使ってくれない。地元の子達と遊びたい、会いたい気持ちはあるけど、みんなが車を持つ年齢になってからほんと憂鬱になってきた。私が運転できないかわりにパパに送り迎えしてもらってもいいけど人の親と乗ると気をつかうし話したいこと話せない気持ちはわかるからそれも難しいし…。てか遊んで疲れ切ったあとに運転かいう高難易度ミッションするより運転は専門の運転手さんに任せたほうが安全だし楽じゃない???って思うけど世の人の感覚はそうでもないんだろうか。

2023-12-13

なんかちゃう・・・と思って読まなくなったマンガ

放課後ひみつクラブ

1話であっさり終わる勢いと短さがよかったのになんかダラダラ感が出てきたし続く場合も増えてきたか

連載自体スパンあくのがつらい

天地ミッション

最初の3話くらいはよかった

すげーできる女とそうじゃない地味男のずれたラブコメみたいな

それがだんだんキャラ書き分けできねえくせに無駄にふえてきてしかもただのバトルものに成り下がって読まなくなった

2023-12-05

忍法伝票戻しをくらう増田住まう楽をシドもうょピンで宇ポンに(回文

おはようございます

ありのまま今起こった事を話すわぜ!

お昼休み定食探検家の私が月が変わって新しく献立表が変わってので飛び込み前転で入店して今月の日替わり献立リストをゲットしたの。

もうミッションインポッシブルなみの、

命綱を付けてギリギリ地面寸前で止まってヒヤヒヤするやつ!

あれを地で行くような感じで

今月も月初献立表を無事ゲットして今日の日替わり定食をいただいたの。

そしたら、

以前私がいた会社

今でもたまにお手伝いさせられるでお馴染みのあの会社ね。

その社長さんとバッタ出会い頭に鉢合わせ出会ったの。

私はすり鉢の鉢を被ってバレないかと思ったけれど、

バレたみたいで、

私がお昼代出すよ!って社長が私のテーブルの伝票を持っていったの。

ラッキー!って思う反面

一応はいえいえ恐れ入ります大丈夫ですって1ターンぐらいはお断りする往復をするじゃない。

で結局私のテーブルの伝票は奪われて社長が払ってくれることになったんだけど、

そんな事情を知らないお店の店員さんが

社長テーブルに違う人のテーブルの伝票が置いてあっておかしいと思ったのか、

その伝票が私の所に戻ってきて普通に私は奢られる予定だったはずだったけど

無事自分でお支払いをしてお店をあとにしたのね。

あれはなんだったのかしら?って思う私の秘技!忍法「奢り伝票持って行かれた伝票を奪い返すの術」を使ったと思われたら厄介よね。

奢られると思って社長に押しつけた伝票が戻ってきたでござる!

にんともかんともって感じだわ。

あれ仮にも

社長に伝票戻ってきたのでテーブルに置いておきます!って社長に突き返し押しつけるのはさすがに失礼よね。

そこは良識のある私だから

トミーフェブラリーさんが掛けているでお馴染みのお利口さんに見える黄色い縁の眼鏡

違う!違う!それは笑福亭笑瓶さんの黄色い縁の眼鏡

トミーフェブラリーさんが掛けているでお馴染みのお利口さんに見えるのは赤い縁の眼鏡の方よ!

なので、

私は奢られるはずの伝票を手に持ちながら、

一応手に持ったまま社長テーブル

あざーす!って一声掛けてお店を出たの。

私が手に持ってる伝票見てくれたかしら?

多分気付いてくれなくてもいいの。

奢ってくれようとした社長

正しい伝票を正しく戻した店員さん、

そして通常通りのお昼の日替わり定食を美味しく食べて普通にお支払いをした私。

だれも悪くないわよね。

あの

夫婦がお互いを思いやってプレゼントする

奥さん時計に似合う金の鎖を買おうとして髪を切ってそのお金を工面しつつ、

旦那さんは妻に似合う髪飾りを買うために時計を売って髪飾りを買った。

そしてお互いのためを思って贈ろうと思ったプレゼントは役に立たなかったけど、

お互いを思う気持ちがなによりのプレゼントだね!

つってそんな感じの

そうね、

名称を付けるなら

賢者の昼の日替わり定食ご飯大盛り無料!ってところかしら。

そうよ

誰も悪くないのよ。

私は思いやって美味しくお昼をいただいただけだもん。

うふふ。


今日朝ご飯

チキンサンドしました。

茹で玉子スライスがのっていてこれもまた美味美味。

美味しいのよね。

チキンタマゴは美味しいといつもここで言ってるかも知れないわね。

世の中そんなものよ。

美味しいものは美味しいと!当たり前のことが言えるこの世の中なのよきっと。

何でもないようなことが幸せだったと思うって

256章ぐらいまで歌いたい気持ち

デトックスウォーター

寒いのでホッツ白湯ウォーラーしました。

素のホッツ白湯ウォーラーだけど、

なんか甘い甘みを感じるのよ?

舌がおかしなっちゃったのかしら?

なんかもの凄く白湯が甘いので

わずお代わりしてみたのよ。

それでも甘かったか

無味なホッツ白湯なのに甘いってどゆこと?って思う今日の今朝の朝の出来事よ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2023-12-03

anond:20231203122425

何人に一人になればミッション完了なんだろう。

クラスに一人貧困とか学校に一人貧困になったら貧困の子どもがかえって可哀想な気がする(目立つので)

2023-11-27

anond:20231127123855

これ、わりとあると思うんだわ。

簡単操作ミッションをこなしたら「褒めてくれる」って構造、多分ゲームやらの体験型風味の娯楽の基本中の基本なんだと思う。

パチンコも一緒、当たったり連チャンしたらすごいすごいと褒めてくれる。台の前で金を突っ込みハンドルを捻ったりボタンを押してるだけで褒めてくれる。

これにドはまりする人種になったらおしめえだ。

俺はおしめえだ。

2023-11-15

[]11月15日

ご飯

朝:羊羹。昼:サラダワッフル。夜:ニンジンダイコンエノキスープたまごやき。納豆豆腐たくあん魚肉ソーセージ。間食:なし。

調子

むきゅーはややー。お仕事は、それなりー。

めっちゃ眠い

グランブルーファンタジー

砂箱外伝を周回。

といってもミッションこなして交換素材を交換するだけ。

寒くて眠いのでしょうがいね

2023-11-06

【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編

選抜条件



上記の条件のうち、いくつかを満たしているもの作家ごとに紹介する。

作品オチには触れないつもりだが、途中に何が出てくるかとかそういったレベルでは作品の内容に触れる。

記憶を頼りに書いているので誤っているかも。

グレッグ・イーガン

思い入れが多い。ただ、近年のイーガン長編自然科学素養が無いと何を言っているかまったくわからない作品が多いので(高校どころかひどいのになると大学院レベル)、短篇から入るのがオススメ人類寿命が実質無限大なので、天文観測のために2人きりで宇宙に出て平気で数万年かけて工事するなんてエピソードもあったりするんだけど、わかりやす宇宙ヤバい系だったら「ワンの絨毯」かな。この長編版のディアスポラは未読。イーガン大好きなんだけど、たまに作者の顔がちょっと透けちゃう

アンディ・ウィアー

火星の人」はなぜか「オデッセイ」の邦題で公開された映画原作で、火星にたった一人取り残された男が持ち前のオプティミズムで生き延びていく話だ。不足する酸素を作り出し、糞便からジャガイモを育て、何とか地球コンタクトを取り、必死地球への帰還を目指す。コンタクトを取れた瞬間に希望が開けていく様子が素晴らしい。

気温の低い火星で暖を取る意外な方法に注目。

プロジェクト・ヘイル・メアリーは、基本的ネタバレなしで読んでほしい。冒頭は記憶喪失の人物意識を取り戻したところからまり振り子の周期から重力加速度を割り出すことで自分地球にいないことを悟る。そして、ご地球外のミッションに送り出された理由を思い出す(ブクマの指摘でネタバレ削除)。

仲間の二人が死んでミイラ化しているという絶望的な状況からスタート。この作品も、サイエンスに対する信頼が読んでいて楽しい

上田早夕里

「オーシャンクロニクルシリーズおすすめ

近未来スーパープルームで海面上昇と地殻変動が起こり、人口が減少した世界日本列島さらに小さな島嶼の群れになっている。この世界には現生人類に似た陸の民と、魚のような生き物と双子として生まれ、その魚を肉親・パートナーとして暮らす海の民がいる。短編長編もあり、海の民と交渉する陸の民の物語もあれば、やがて次の訪れるであろう、人類滅亡クラスさらに大きなスーパープルームから人類を何とか生き残らせようと健闘する人びとが主役の話もある。なんとか宇宙進出するとか、人類を海に適応した海生生物にしてしまうとか、核融合炉で地下都市建設するとか、その絶望的で悲痛な努力が胸を打つ。作品によっては「異形コレクション」にも収められている。ある意味では「日本沈没」の精神的な続編でもある。

イヴィッド・ウェリントン

最後宇宙飛行士」は後述の「宇宙ランデブー」にプロットが似ていて、太陽系に未知の物体侵入してくるんだけど、オウムアムアの正体に対する考察にもなっていて面白い。また、主役がどうしても宇宙に出たいんだけど、ミスで同僚を死なせてしまったがゆえに長らく宇宙とは無縁の生活を強いられているところからスタートする。挫折したヒーロー、いい意味映画的で、リーダビティが高い。ややホラー寄り。

H・G・ウエルズ

古典のはずなんだけど児童書をのぞいて意外と読めていないなって作家。なんだけど、自分タイム・マシンという小説で「複数の種に分岐してしま人類」「知性を失った人類の子孫」「太陽が死んで滅亡に瀕する地球」という趣味を開花させてしまった。そういう意味では自分読書傾向に決定的な影響を与えたと言っていい。

円城塔

言語数学モチーフにした幾分難解な作品が多いのだが、最初作品の1つである「Self Reference Engineは少し肩の力を抜いて読める。舞台現実改変能力を手に入れてしまったAIの発生により、無数のパラレルワールドに分裂してしまった宇宙で、AI同士が互いの存在物理法則もろとも演算して書き換えようと争っている。壮大な世界観だが、22の断章の中ではシリアスありユーモアあり小噺あり抒情的短編ありと、何でもありだ。とにかく翻弄される人類おかしい。

小川一水

この人は「天冥の標」で有名なんだけど、長すぎるし自分も未読だ。「老ヴォールの惑星とかフリーランチ時代とか、短篇集も面白いのが多くて、特に「老ヴォールの惑星」はエイリアンの生態ものでは特に面白かった。上記の条件を満たす作品じゃないけど好き。

オキシタケヒコ

この人はどちらかと言えば筺底のエルピスで有名かもしれないけど、僕が好きなのは短編連作「What We Want」「平林君と魚の裔」「止まり木暖簾だ。これは銀河系が巨大な通商連盟支配されているという設定で、アメリカ大統領契約違反国民ごとエイリアンに売り飛ばされている。主人公必死になって地球に帰還した関西弁日系アメリカ人特に面白かったのが2作目の「平林君と魚の裔」で、この通商連盟の究極の目的が明らかになる。

問題なのは、この短篇集があちこちアンソロジーバラバラに収録されていることかな。せっかくなのでそれぞれ購入したうえで他の作品も読んで、お気に入り作家を増やしてほしい。僕も河出書房の「NOVA」とか東京創元社の年間傑作選とかでお気に入り日本人作家を増やした。後者新人賞作品も載ってるしお得だよ。

A・C・クラーク

幼年期の終わりについては一度ここに書いたけど、人間進化していって人間の形を失っていく未来が好きだ。それでも残る人間らしさとは何だろうか。共感だろうか、知識だろうか、はたまた血縁だろうか。

2001年宇宙の旅キューブリック映画で有名で、「ツァラトゥストラかく語りき」のパロディが笑えるほど量産されているんだけど、これもまた人類進化を扱った作品なのでオススメというか、進化ものでは避けて通れない作品。悪役である人工知能HAL9000がなぜ狂ったのかは「2010年」で明かされるんだけど、理由がわかるとちょっとかわいそうになる。「3001年」は「ぼくのかんがえた最強の未来社会」っぽくてそういう楽しみがある。

あえて注意することとしたら、解説で紹介されているキューブリック映画に関するブラッドベリクラーク発言現代価値観では不穏当な個所があることかな。

あとは宇宙ランデブー太陽系侵入してきた物体を探査するという一直線のプロットなんだけど、とかく未知のものに触れる驚きがいい。人物描写が浅いと批判されるのもわかるんだけど、人類が訳の分からないものに触れて戸惑うのが好きなんだからしょうがない。

意外とクラークを読んでいないことに気づく。

小松左京

「果てしなき流れの果に」については前に書いたね。基本的小松左京作品の傾向は宇宙人類日本人運命テーマらしいので、「三体」が好きだった相性がよさそう。実は残念ながら長篇は日本沈没しか読めていない。と言うか三体は宇宙人類中国人運命テーマだよね。

続きはこちら

2023-10-30

皇族偏差値を100以上にしないといけない

外国科学技術に対し最先端で立ち向かってもらわないといけない

白人至上主義撤廃黒人至上主義撤廃アジア人差別撤廃などをAIに刻ませるのだ

AI人種差別をさせるな

これが初期令和最大のアジア人に課されたミッションである

NECスパコンCPU開発してる

世界一位だアジア

2023-10-29

[]10月29日

ご飯

朝:なし。昼:カレー。ケサディーヤ。フライドポテトビールレモンサワーハイボール。夜:にんじんエリンギもやしスープたまごやき。ナポリタン。間食:ポップコーンチータラ。

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

お酒飲んでゆっくりしてた。

10月は毎週お酒を飲んでいい月にしてたのでこうしたけど、来月は月に2回ぐらいに抑えようと思いました。

ウマ娘

JDCミッションを先に終わらせておいた。

週末してる感あって良き。

ワールドリッパー

戦陣を周回してガチャチケなどを回収。

星空記憶が溢れ出しちゃった。

勿体無いけど褒賞武器の100〜120区画はやらないことにしてるので仕方ない。

シャドウバース

ローテは財宝ロイヤルアンリミは埋葬ネクロベタばかり使ってるので来月は何か新しいことしようかなあ。

プリンセスコネクト

ムギ星6で燃え尽きたモチベは未だ戻っておらず日々一応デイリーだけはこなす日々。

流石に遊んでるとは言い難いログインしているだけみたいな感じなので、そろそろシナリオをしっかり読むかとか、ゲーム的な目標を作るみたいなことを考えよう。

グランブルーファンタジー

シナリオイベントを少しだけ周回したりウィークリーをこなしたり。

新しいエンドコンテンツには全く手をつけれてないけど、グラブルとの程よい距離感はこんなもんだと思う。

2023-10-25

ギズモードの「フタが開けられないNASA」原文比較すると別物

人気トップになってるGizmodo記事が原文と全然違うというので比べてみた。

原文(機械翻訳

NASA小惑星サンプルコンテナを開くのに苦労している

科学者たちはキャニスターの外から岩やほこりを集めましたが、サンプルの大部分は内部で立ち往生しています

約1ヶ月前、小惑星からの手付かずのサンプルは、タイトカプセルの中に閉じ込められたまま地球に着陸した。サンプルキャニスターは、宇宙旅行中に小惑星の主要な塊を安全に保つように設計されましたが、現在NASAジョンソン宇宙センター(JSC)のチームは、宇宙の岩にたどり着くためにそれを開くのに苦労しています

過去1週間、OSIRIS-RExミッションキュレーションチームは、小惑星からサンプルをつかむために使用された宇宙船の関節アームの端にある丸いサンプラーヘッドであるTAGSAMヘッドを開くのに苦労していました。TAGSAMヘッド(タッチアンドゴーサンプル取得メカニズム)は、小惑星サンプルの大部分がある場所であり、したがって、汚染を防ぐために窒素の流れの下で特殊グローブボックスを介してチームのメンバーによって慎重に処理されています

「何度も除去を試みた後、チームはTAGSAMヘッドの35個のファスナーのうち2つがOSIRIS-RExグローブボックスでの使用承認された現在ツールで取り外すことができないことを発見しました」とNASA金曜日ブログ記事に書きました。「チームは、サンプルを安全で手付かずのままに保ちながら、頭の中の材料抽出するための新しいアプローチの開発と実施に取り組んでいます。」

サンプルキャニスターのアルミニウム蓋が最初に取り外されたときミッションチームはキャニスターのアビオニクスデッキに黒いほこりと破片を見つけました。10月11日NASAはTAGSAMヘッドの外側から収集されたサンプルを初めて見たものを明らかにし、まだサンプルキャニスターを開けていないと付け加えた。「唯一の問題は大きな問題であり、TAGSAMに入る前に予想していたよりもはるかに多くのサンプルを見つけたことです」と、NASAのJSCのキュレーターであるフランシスマッカビンはライブイベントで語った。

結局のところ、それほど良くない問題もあります。これまでのところ、キュレーションチームは、TAGSAMヘッドのマイラーラップを押さえながら、ピンセットまたはスクープでキャニスターの内側から材料の一部を取り除くことができました。今後数週間、チームは残りのサンプルを抽出する新しい方法を考え出そうとします。

「頭から残りの材料抽出するための提案された解決策のためのツールは、グローブボックスの中に収まることができなければならず、コレクション科学的完全性を損なうものではなく、いかなる手順もクリーンルーム基準と一致していなければならない」とNASAブログ記事に書いた。

しかし、NASAによると、これまでに抽出された小惑星サンプルは、小惑星から60グラムの破片を集めるというミッション目標を超えている。現在までに、宇宙機関は2.48オンス(70.3グラム)の岩とほこりを回収しました。ミッションの背後にあるチームはまた、サンプルの分析で有利なスタートを切り、豊富炭素と水の分子発見しました。科学者たちは、生命構成要素がこれらの古代宇宙岩に乗って宇宙ヒッチハイクするという理論を支持するため、小惑星サンプルに埋め込まれ有機物証拠を見つけることを望んでいました。

OSIRIS-RExミッション2016年9月打ち上げられ、2018年12月小惑星ベンヌに到達した。2年近くの観測の後、宇宙船はベンヌに着陸し、2020年10月に表面からサンプルをつかんだ。OSIRIS-REx9月24日にユタ砂漠小惑星サンプルを降ろした。

ミッション最近(うまくいけば一時的な)障害に見舞われたかもしれませんが、小惑星サンプルからの初期の発見は非常に有望であることが証明されているので、うまくいけば、宇宙岩の残りの部分はすぐにそのキャニスターから抜け出すことができます

https://gizmodo.com/nasa-struggling-open-asteroid-sample-container-1850951047

日本版

NASA宇宙から持ち帰ったサンプル入り箱のフタが開かない

宇宙探査機オサイレスレックスが、小惑星ベンヌサンプルを回収。サンプル入りカプセル地球に投下したのが9月カプセルは無事回収され、その画像も公開されていました。すべて順調と思われていたミッションですが…。

なんと開かないんですって、カプセルのフタが。

くっ、開かない!

打ち上げも飛行もサンプル採取カプセル回収もうまくいったのに、開きません。カプセルのフタが開きません。中には、大事なだいじな小惑星サンプルが入っているというのに!

NASAブログによれば、カプセル開封のため試行錯誤はしてみたものの、フタの留め具35個のうち2つがどうしても取り外せないそう。

地球サンプルなので、力自慢がこじ開けたり、包丁の背でガンガン叩いたり、絶対開くと評判のシリコンのシートを使うわけにはいかないようです。ジャムのフタとは違います

地球サンプルだけに制限多すぎ

オサイレスレックスカプセルミッションにおいて使用許可されたツールでは、どうにもこうにも開きません。今後、大事サンプルと周辺への安全確認しながら、新たな開封方法を探るとのことですが。

が、この新たな開封方法カプセル内部の素材の取り出し方法)は、開封ミッションが行なわれているグローブボックス内でできる方法じゃないとダメ採取サンプルの科学安全性も保証されないとダメそもそも研究室クリーンルーム基準も満たしていないとダメ

さて、どうしましょう。

https://www.gizmodo.jp/2023/10/nasa-struggling-open-asteroid-sample-container-jpn.html



こうして比べるとざっくり要約+ほぼ個人の感想みたいなオリジナル記事になっていると分かる。

お堅い科学ニュースでも笑えるストーリーに仕立てて太字強調や「!」マークで装飾すれば人気記事を作れる。

勉強になるなあ。

2023-10-23

業務としての仕事をこなすだけでいいんじゃないか。整理することができた。

今の会社にもう7年勤務している。

転職などは考えていない。

年収に満足しているし、仕事の内容もそこまで悪くない。

自分の最良で仕事コントロールできるのでほぼほぼ定時で業務を終えている。

週に1〜2回ほど出社することもあるが、通勤は軽い運動だと思っている。

ただ、長くいることもあり、後輩教育組織のあり方や会社風土文化なんかの課題をどうするかみたいな会話をすることが多くなった。

これについて大体1年ぐらい、変えることでいい方向にいくのならと取り組んでみたがこの1年を振り返ると何も進捗がない結果となった。

なぜ、結果がそうなったのか自分なりに考えてみた。

一つは、そもそも組織のあり方、風土文化を変えるというミッションが単なるボランティア活動だった。

そもそも、そこに本当に課題があったのか、改善する必要があるほど問題だったのか。というところが曖昧であった。

また、私や周りにこれを変えるための権限指揮権がなかった。ゆえに私達の活動啓蒙程度にとどまり浸透も発展もなかったのだ。

私の性格からすると普段こんなことはしないが、しないだけになんかやってみるのもいいかなと新鮮な体験をしたく行動してみた。

行動した結果としては期待値とは違う結果になってしまったがこの経験は私にとってはい経験だったかなと思う。

こういう経験を得て、私はまた自分が関わる業務「事」だけに集中し、社内政治とか社風や文化みたいな話についてはそういう環境なんだと理解し変えられないものを受け入れていこうかなと悟った。

時期がきたらもしかしたら権限指揮権なんかがもらえたら、今日までの経験が次に活かせるかも知れないしね。

会社を変えようと息巻いている人がいたら巻き込まれないように今後は注意していこう。

アリスとテレスまぼろし工場問題点(長文)

岡田麿里監督作品は見たことがなかったが、「あの花」が名作であることは知っていたし

チェンソーマンを見てMAPPAに興味を持っていたので、渾身の劇場作品であるこの作品を見に行こうと思った。

とは言えあまりヒットしている雰囲気はなく、ネットをふわっと見る限り絶賛している人はあまりおらず、

見どころはあるが問題も多い、というような感想が多数なのであまり期待はしてなかった。

鑑賞した結果、見どころはあるが問題が多すぎるのであまり乗れないな、という感想を抱いた。

絵作りは全体的に申し分なく、やりたかたこともわかるし作者の持ち味もわかるが、そこに至るまでに問題が多すぎる。

順に思い出しながら問題点を突っ込んでいく。

 

◾️冒頭いきなりギャグが滑っている

冒頭、中学生男子が狭いこたつに4人入ってワチャワチャと勉強しているというほのぼのシーンから幕を開ける。

4人組の中のお調子者が、こたつの中で屁をこき、大騒ぎしながら窓を開ける、というのが

この世界異変が起こるまでに映画で描かれるすべてである

中学生日記レベルテンプレギャグであり、中年男性である自分が見てこの4人に親しみを持つことはできないな、と感じたが、

まあギャグ大事作品ではないのでこんなものだろう。全然許容範囲である

 

◾️世界設定が薄っぺら

窓を開けると工場が爆発し世界異変が起こる。時間が止まり、同じ1日を繰り返す田舎街に閉じ込められることになる。

異変が起こった時に、視聴者と同じ現実世界に生きていたはずの主人公たちがどのようにその異変認識し受け入れていくか、

という過程を描くことで視聴者も状況を受け入れやすくなるものだが、この作品はいきなり違和感を突きつけてくる。

登場人物たちが異変をすでに受け入れており、諦念に塗れた奇妙な終わらない日常生活を続けているのだ。

徐々に明らかになることだが、時間が止まってから十年以上が経過していたのだ。

かなり挑戦的なストーリーテーリングだが、あまり成功しているとは言えない。

十年以上も外界と隔絶され肉体が変化せず、同じ1日を繰り返しているというのは相当な極限状況である

田舎とはいえ数千〜数万人はいるであろう街の人達が、そのような極限状況に置かれているようには見えない。

最初の数年は外界に出ようとしたり、ループから抜け出そうとチャレンジした人達がいて、

彼らが失敗したのを見て人々が諦めて日常を続けることにした、という経緯なのだと思う。

そのような経緯が描かれることはなく、この無茶な状況を説明するのは「自分確認票」とかいものを人々が

毎日書かされているという設定である演出的にもこれを毎日書いていることがかなり重要になってくる。

「いつの日か時間が再び動き出した時に、自分が変化し過ぎていると不具合が起こるかもしれないので、自分が昨日と変わっていないことを毎日確認しましょう」

ということらしいのだが、その根拠はなんとなく事情がわかっている風の言動をしている変わり者の神主がそう言ってるから

という非常に薄弱なものである

◾️変わり者の神主・佐上の問題

この世界に起こった異変の鍵を握る人物が佐上である

この映画問題点の半分ぐらいはこいつの責任であると言えるだろう。予告編を見るだけで違和感を覚えると思うが、

映画リアリティラインにそぐわない、いかにもアニメ的なエキセントリックキャラである

この突飛なキャラ映画に馴染ませるために、妙にリアルな小物感を感じさせる演技が端々に入るところは面白い

「こんな奴が現実にいたら絶対に近寄りたくないな」と思わせてくれる。

芝居がかった大仰な喋り方をした後にボソボソと独り言を言ったりするところがやばい奴感のリアリティを高めている。

最大の問題は、街の中でも変わり者として爪弾きにされていたこの男が、世界設定の根幹を握っていることである

背後にある神道的な神秘設定の描写が非常に薄く、単なる変人妄言が街を支配しているように見えてしまう。

小物感がリアルに強調されればされるほど、世界観が薄っぺらく見えるという問題

こいつが単なる変人ではなく、世界の鍵を握るだけの力を持っている描写がもう少し必要だったのではないか

 

◾️主人公たちに感情移入できない

十年以上自分が変わらないように毎日確認票を書かされている20代中盤の主人公たちの気持ち感情移入するのは難しい。

から出られないとはいえ人生経験は十数年分重ねていて、車の運転などもできるようになっているのだ。

肉体が変わらないからなのかメンタル中学生のままで、意味もなく高い所から飛び降りたり首締めごっこをしたり、

上履きを隠したり、パンチラブルマー姿を見て喜んだり、わざとパンツを見せてからかったり、みずみずしく痛々しい恋をしたり、

いかにも中学生行為を続けている。どういう精神状態なのか想像がつかず、共感できない。

物語上の都合のいいところだけ成長して、中学生として見せたい部分は成長しない。随分とご都合主義の設定である

作者の見せたい都合に引き込む演出の力量が足りていない。

◾️フェティッシュ描写

女の子みたいに見える主人公。女みたいと言われるのは嫌いじゃないが男が好きなわけじゃない。

なかなか魅力的な設定だが、そこがそれ以上掘り下げられることはない。そのほかにフェティッシュの要素がいくつも

散りばめられているがただ作者がやりたかっただけでキャラの魅力につながっていかないことは残念である

 

◾️さら薄っぺらくなる世界

肝試しに地味な女の子と一緒にトンネルに入ったらいきなり告白される、というシーンはこの映画で唯一笑えたシーンだったのだが、

からかわれて傷ついた女の子は心にヒビが入り、そのまま消滅してしまうという全く笑えない結末になってしまう。

そこからこの世界真実が明らかになる。

実は時間が止まっているというのは神主らが仕組んだ嘘で、主人公たちは聖なる山と工場が生み出した幻だったのだ!

様々な設定の綻びも、不可解な登場人物心理も、幻だったのなら仕方がない。すべて作者の胸先三寸である

世界観のペラペラ感がティッシュぐらいの厚みになってしまう。絵的にも、あちこちがひび割れて今にも砕け散りそうになっている。

そこで唯一興味を繋ぎ止めてくれるのが、幻の世界で唯一実在存在である未来から迷い込んできた主人公たちの娘である

濃厚なファーストキスを実の娘に偶然見られるという気まずいだけのシーンを経て、

この娘を現実界に送り返すというミッションが確定してから物語は俄かに力を取り戻し、

監督の確かな力量によって大きな盛り上がりが描かれる。

しかし、そこに至るまでのキャラ世界観の積み上げが非常に脆弱であるために、自分は置いていかれている感がしてまるで乗れなかった。

バックトゥザ・フューチャー的なカーアクションで無茶なアクションを繰り広げるものの、

まあ危なそうに見えるけど所詮は幻だし、どーにでもなるだろ・・・と思うとあんまりハラハラしない。

「幻だって生きているんだ!今を楽しんでもいいんだ!」と言われても、「・・はあ。」としか思わないのである

 

◾️アリスとテレスって誰

最後まで出てこないので調べてみたところ、この話の原型になった、監督が以前作ろうとしていた物語に出てくる嘘つき少女狼少女名前らしい。

まり睦実と五実のことを指している。監督の内部の問題しかないので心底どうでもいい。

五実が10年間言語すら教えられずに育ったのも、「狼に育てられた少女」をやりたかった名残というだけで、設定的に特に意味はないということだけはわかった。

いや無理あるでしょその設定・・・

 

◾️どうすればよかったか

いやどうしようもなくね?「実は全部幻でした!」というオチ物語として説得力持たせるのは無理だよ!と最初は思ったが、

閉じ込めれた幻としての主人公たちをメタファーとして捉えるなら、共感を誘うような中学生あるある描写は抑え、

閉じ込められた違和感脱出しようと足掻く姿を押し出した方が良かったのではないか

「狼に育てられた少女」をやりたいのなら、五実と神機狼の関わりをもっと描くべきだった。

神機狼と佐上の関わりも、もっと神秘的に描いていれば世界観に厚みが出たと思う。

神道っぽい儀式をやるシーンが新海誠作品によくあるけど、ああいうの大事だよね。

突然失踪して終盤急に日記発見される父親もその辺りの設定に絡められたのでは。

佐上の周囲に腰巾着みたいな面白キャラを配置して浮きすぎた佐上のクッションにするのもいいかもしれない。

 

時間をかけて設定の穴を塞ごうとした形跡はそこかしこに残っているが、物語として機能するレベルには達していない。

設定で大風呂敷を広げず、小さな嘘を一つだけにした方が監督の持ち味は生かされるのだろう。

2023-10-17

anond:20231016210953

世界ピンチに立ち上がるアメリカイギリスヒーロー!→ ・・・悪い犯罪者は許さない・・ → 個人実家のはす向かい事件に立ち向かえ

と「お話スケール」で並べると

007ミッションインポッシブルワイルドスピード後期 → ボーダーライン →ワイルドスピード無印

などと並べていくと事件スケール感においてイコライザーは小さい方だ。

世界中の核兵器自由に操れるキカイも恐ろしい性癖もつ生物兵器も出てこない。奪い合うのはカネで、悪者地元犯罪者集団(ヤクザ)で戦うのは極めてパーソナルな理由からだ。そこんところはリアルに寄せられている。

なのにCIAイタリアまで出張ってくるスケール感を出すために工夫がいくつかこらされているんだけど、

anond:20231016210953

最近イントロでめちゃくちゃ派手なバトルシーンを観客にぶつけてきて、一段落してシーン変わって"1か月前"(とか3日前)に戻るハリウッドアクション映画※」が多いので、これもそれかと思ってテロップを待ったが違った。

アメコミミッションワイルドスピードウィックインディ、とかそこら辺

2023-10-09

anond:20231008180248

ピカソの例え、アートには文脈必要っていうのはその通りだけど、美術史においてあの時代ピカソがあの絵を書いたからすごい、という話であって、

ピカソがどのように試行錯誤してあの絵を書いたか」という背景ではないから注意だな(それはそれで興味深いが)

庵野秀明場合は、「君たちはどう生きるか」や「ミッションインポッシブル」新作といった邦画洋画が出ている2023年において、

あのシン仮面ライダーが出た、というのが評価重要なわけで

庵野秀明がどう苦悩していたかは、やはり評価にはあまり関係しない背景だろう

2023-09-30

呪術廻戦にウンザリする気持ち

読んでる人には説明不要から読んでない人にざっくり説明すると

アニメも絶好調少年ジャンプ連載大人漫画呪術廻戦の展開にウンザリしてるって話。

    

作者の力量やセンスは疑ってないんですけど

なんかこう、大漫画家・岸本斉史提唱した高等テクニック「ずらし」を乱用し過ぎてる気がする。 

    

主人公達に苦しい展開があるとかギリギリの場面があるとかじゃなくて

もうずーーーーっと強制負けイベント連続って感じなんすよね。

友達ツールで作ったクソゲーみたいな感じ。

   

主人公は敵の親玉自分目的のために生み出した装置みたいなもん

主人公人生や苦闘は全部掌の上

主人公の中に九尾の狐的な強力な存在が居るけど

全然制御できないので主人公身体一般人虐殺をする

ナルトにとってサスケに当たるサブ主人公九尾の狐存在に体を乗っ取られる

サスケの唯一の目的は姉を守ることだったけど九尾の狐存在によって殺害される

主人公達の先生で最強の存在サスケ身体九尾の狐存在によって殺害される

日本は完全に破壊されてて敵の親玉による人類補完計画的な何かが進行しててたぶんみんなイデオンみたいになる

サクラちゃん的な存在は顔の半分と脳が吹っ飛んでギリ生きてるらしいけど出てこない

主人公の先輩女子は全身ケロイドで片目失ったうえに親含めて親族を皆殺しにした

・(あとこの倍ぐらいなんかあったけどもう飽和してて覚えてない)

   

  

主人公チームにはずーっとこういう敗北とか喪失とかアンモラルけがぼへーー――ッて続いてて 

一般人普通に虐殺されてて、カカシ先生死んでサクラちゃん廃人サスケの姉死んでサスケ破滅してて

いやこれなんのために戦ってるの?って感じなんだよね。

 

一応まだ人数的には一般人が残ってるけど

設定的にはともかく感情的には一般人守るってことがそれほど重要ミッションでもなくてさ。

人類の為に俺達はあきらめないぜ!」みたいなノリでもないわけ。

   

なんか一個一個は本来もっとショッキングイベントの筈なんだけど

ずーーーーっとそういうイベントばっかだからもう何も感じずにウンザリがあるだけ。

   

  

それでしょっちゅう主人公が色んな相手から嘲笑われてるんだけど

実際主人公はこの戦いの中では無能すぎて「お前なんでいるの?」 レベル

とっくに読者も誰1人として主人公に期待してないわけ。

 

いやーここから覚醒パワーアップされても引くし(ずっと馬鹿にされてたヤムチャが突然悟空より強くなっても寒いだけで燃える人いないでしょ)

このまま最後まで嘲笑われて翻弄されてる主人公でも「一体何を見せられてるんや?」って感じだし

作者のバトルやエモ描写の力量は突出してるんだけど呪術廻戦と言う漫画にはもうかなり前からついていけないというか。

 

あと余談だけどハンターの真似をした頭脳能力バトルしようとするとマジで大惨事になる。

鉄腕バーディーっぽい筋肉バトルしてるときの方が100倍才能が輝いてる。

影響されてるものがわかりやすすぎるので最後エヴァなんだろうけどさあ・・・

2023-09-29

ネトフリの「悪魔の計略」が面白すぎてめちゃくちゃ見てほしいんだが

12人の様々な職種の人を集めて生活をともにしながら、様々なゲームを行っていく。

ピースと呼ばれるアイテム最初に1枚ずつ配られて、ゲームに勝てば追加のピースがもらえたり、負けたら減らされたりする。

最終的にピースを一番多く持ってるものが優勝となり、優勝賞金を独り占めできる。

またゲームが行われる中で手持ちのピースが一枚もなくなってしまった者は、その時点で脱落者となりゲームに参加できないだけでなく、番組から去らなければいけない。

システム的にはカイジのデスゲームそのまんまって感もあって、カイジでいう星がピースとなっている。

ゲーム自体12人が競い合う通常のゲームが一回、その後賞金マッチと呼ばれるゲームが1回、一日の間に計2回のゲームが行われる。

環境としてはかなり大掛かりなセットで作られた屋内環境で、

ゲームが行われるホール、出場者が寝泊まりしたり食事をしたりする生活棟(シェアハウスみたいな感じ)、その他に監獄などがある。

監獄というのは、通常ゲームトップになった人が下位から2名指名して、指名された二人は監獄に入れられる。その二人はその日の賞金マッチには参加できなくなるというルールがあるため。

参加者はみんなで生活も共にすることになるんだが、そこでも当然様々な出来事が起こる。

ピース生活棟にいる時のみ譲歩や取引ができるというルールもあるので、ゲームをしている時以外の立ち振舞もとても大事になってきたりする。

だいたい構成としてはそんな感じなんだが、まず、行われるゲームの内容自体がめちゃくちゃに面白い

最初ルール説明される時は見てる方もあまりにも複雑で意味わからんってなるんだけど、実際にゲームが始まるとなるほどああこうなるのか、と意外とすぐに理解していけるようなルールになっている。

例えば1回目に行われたゲームウイルスゲームというもので、市民テロリスト記者捜査官、研究者など色々な役割12人にランダムに割り当てられ、それぞれ役割毎にミッションを持っており、それをまっとうできればピースをもらえる。

他の人がどの役になってるかわからないのだが、率先してバラしてもいいしウソをついてもいい。

これがまあゲームが始まるとウソみたいに12人それぞれのキャラが発揮されてヒリヒリするような展開が生まれる。

これは演出があるとか参加者うまいとか以前に、ゲームの仕組みがとてもよく考えられているのだ。

疑心暗鬼、協力、裏切りなどが無意識のうちに行われてしまうような、なんともいやらしいルールが散りばめられている。

カイジでもルールの裏をかいて逆転劇を見せる、みたいなのがあったけど、そこまで計画的ではなくても意外な逆転劇みたいなのが起こりやすくなっている。

またゲームが行われるホールはいくつかの個室が設けられていて、ゲームが進んでみんながルール理解しはじめると、密室での駆け引きなども頻繁に行われるようになっていく。

ここでのプレイヤー達のやり取りも非常に面白くて、追い詰められるもの漁夫の利を得るものなど様々な人間模様が見れることになる。

もうこの最初ゲームだけでも見ていて痛快すぎて思わず声が出てしまったほどだ。

そしてゲーム自体面白すぎるのに加えて、ゲームが終わればみんな生活棟に戻ることになり、そこでまたみんなあれこれ反省点やら語り合ったりしていてそれもまた見ていて楽しいのだ。

絶妙なのが一日の間に最初個人戦とも呼べるゲームが行われるが、その後に賞金金額のもの釣り上げる賞金マッチがあることだ。

この賞金マッチ最初個人戦に近いルールとは違い、主催者から与えられたミッションを全員で協力してクリアすることができれば、賞金金額釣り上がるといったものになる。

全員協力とはいえ、賞金マッチでも個人的ピースが与えられるような要素もあるので、そこがまたプレイヤー達の心を揺さぶったりもするんだが、

基本的にはそんな個人的な思惑など通用しないほど難しいミッションなので、賞金額を上げるためにはみんなで力を合わせないとなかなかクリアは難しい。

例え貪欲一人勝ちを狙う者がいたとしても、賞金マッチで賞金額を積み上げていかないと、せっかく優勝しても全然したことない、みたいなことになるので、一匹狼でずっといるということは難しいのだ。

それにゲームが終わればみんなで同じ場所に戻るので、いつの間にかゲームの出題者(主催者側)VS俺達みたいな仲間意識みたいなのもできていくことになる。

変にきついキャラとかもいないし、基本的にみんな常識人である点も良い。

セットなんかは豪華だけど制作側の独りよがり演出とかもなく、全体的に見ていてイラっとするとこがなくて気持ちがいい。

現在4話まで公開されていて全12エピソードあるらしくこの勢いで最後までいけるのかはわからないが、今のところ進めば進むほど面白くて、なんかもう見てて思わず笑ってしまうほどだ。

自分ドラマに限らず配信系はかなり見てるほうなんだが、個人的に今年見た中ではいまんとこ一番おもしろいと思った。

もうネトフリとか飽きたわーなんて人もこれはぜひ見てみて欲しい。マジで面白いから

2023-09-28

人生ソシャゲ的に運用したい

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デイリーミッションをこなしたらご褒美

継続すれば着実にレベルアップ

報酬系を刺激しさえすれば人生も楽になると思うんだが、

インセンティブ設計が下手くそなのでゲームみたいに上手く行かない

人生は老化もあるから難易度が高い

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