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2024-02-21

anond:20240221133122

多分自分がひどい目に遭ったときあんまり「わかってやる」ができる人にも出会えてない人が多いんじゃない?

実の父親ですらそういう被害のことは軽視して被害当日に娘に暴言吐いたりするから

性犯罪遭ったことある男性自分経験あるからわかってくれたしお互いにそのことについて話し合える人が多かった

大概の人は「わかってやる」以前に自分体験したことない=被害自体存在しないだろう、ちょっと我慢すればいい程度のもんだろう、被害に逢いがちな人間が気を付けてさえいれば遭わないのだからそいつのせい、夢まぼろし

くらいの考え方の人の方が多いみたいだから……

増田はそうじゃないんだろうからいね

「わかって黙って聞いてくれる」人すごい貴重なんだよ実際、男性でも女性でもだけど

こういう傾聴をしてくれる人はかなり誰かの支えに実際なれてると思うんだよ、それだけで

2024-01-20

変態は何故パンツを頭に被るのだろう

変態仮面のような仮面スタイルではなく、帽子スタイル場合が謎

仮面スタイルは「何故?」の問いに「ニオイを嗅げるから」という回答を用意できる

しか帽子スタイルは何が目的なんだ

帽子スタイル漫画的誇張表現で、現実変態性欲所持者はパンツを頭に被らないという可能性はある

あるいは、フィクション作品パンツを被っている描写を見てそれを実際に真似する変態存在する可能性もある

その場合パンツを被る描写のあるフィクション作品の有名どころ、またその歴史はどこまでさかのぼることができるのかも調べたいところだ

まぼろしパンティ』が1981-1982年

女性用の洋装パンツ一般に普及したのは昭和からなので、パンツを被る変態もそれ以降に生まれたはずなのだが……

あるいは例えば江戸時代でも女性用の衣服を盗んで身にまとう変態がいたかもしれないが、今回の疑問とは関連が薄いか?一応留意はするべきか

こんなしょーもない疑問でも一応メモしておかないとな

日記

2023-10-23

アリスとテレスまぼろし工場問題点(長文)

岡田麿里監督作品は見たことがなかったが、「あの花」が名作であることは知っていたし

チェンソーマンを見てMAPPAに興味を持っていたので、渾身の劇場作品であるこの作品を見に行こうと思った。

とは言えあまりヒットしている雰囲気はなく、ネットをふわっと見る限り絶賛している人はあまりおらず、

見どころはあるが問題も多い、というような感想が多数なのであまり期待はしてなかった。

鑑賞した結果、見どころはあるが問題が多すぎるのであまり乗れないな、という感想を抱いた。

絵作りは全体的に申し分なく、やりたかたこともわかるし作者の持ち味もわかるが、そこに至るまでに問題が多すぎる。

順に思い出しながら問題点を突っ込んでいく。

 

◾️冒頭いきなりギャグが滑っている

冒頭、中学生男子が狭いこたつに4人入ってワチャワチャと勉強しているというほのぼのシーンから幕を開ける。

4人組の中のお調子者が、こたつの中で屁をこき、大騒ぎしながら窓を開ける、というのが

この世界異変が起こるまでに映画で描かれるすべてである

中学生日記レベルテンプレギャグであり、中年男性である自分が見てこの4人に親しみを持つことはできないな、と感じたが、

まあギャグ大事作品ではないのでこんなものだろう。全然許容範囲である

 

◾️世界設定が薄っぺら

窓を開けると工場が爆発し世界異変が起こる。時間が止まり、同じ1日を繰り返す田舎街に閉じ込められることになる。

異変が起こった時に、視聴者と同じ現実世界に生きていたはずの主人公たちがどのようにその異変認識し受け入れていくか、

という過程を描くことで視聴者も状況を受け入れやすくなるものだが、この作品はいきなり違和感を突きつけてくる。

登場人物たちが異変をすでに受け入れており、諦念に塗れた奇妙な終わらない日常生活を続けているのだ。

徐々に明らかになることだが、時間が止まってから十年以上が経過していたのだ。

かなり挑戦的なストーリーテーリングだが、あまり成功しているとは言えない。

十年以上も外界と隔絶され肉体が変化せず、同じ1日を繰り返しているというのは相当な極限状況である

田舎とはいえ数千〜数万人はいるであろう街の人達が、そのような極限状況に置かれているようには見えない。

最初の数年は外界に出ようとしたり、ループから抜け出そうとチャレンジした人達がいて、

彼らが失敗したのを見て人々が諦めて日常を続けることにした、という経緯なのだと思う。

そのような経緯が描かれることはなく、この無茶な状況を説明するのは「自分確認票」とかいものを人々が

毎日書かされているという設定である演出的にもこれを毎日書いていることがかなり重要になってくる。

「いつの日か時間が再び動き出した時に、自分が変化し過ぎていると不具合が起こるかもしれないので、自分が昨日と変わっていないことを毎日確認しましょう」

ということらしいのだが、その根拠はなんとなく事情がわかっている風の言動をしている変わり者の神主がそう言ってるから

という非常に薄弱なものである

◾️変わり者の神主・佐上の問題

この世界に起こった異変の鍵を握る人物が佐上である

この映画問題点の半分ぐらいはこいつの責任であると言えるだろう。予告編を見るだけで違和感を覚えると思うが、

映画リアリティラインにそぐわない、いかにもアニメ的なエキセントリックキャラである

この突飛なキャラ映画に馴染ませるために、妙にリアルな小物感を感じさせる演技が端々に入るところは面白い

「こんな奴が現実にいたら絶対に近寄りたくないな」と思わせてくれる。

芝居がかった大仰な喋り方をした後にボソボソと独り言を言ったりするところがやばい奴感のリアリティを高めている。

最大の問題は、街の中でも変わり者として爪弾きにされていたこの男が、世界設定の根幹を握っていることである

背後にある神道的な神秘設定の描写が非常に薄く、単なる変人妄言が街を支配しているように見えてしまう。

小物感がリアルに強調されればされるほど、世界観が薄っぺらく見えるという問題

こいつが単なる変人ではなく、世界の鍵を握るだけの力を持っている描写がもう少し必要だったのではないか

 

◾️主人公たちに感情移入できない

十年以上自分が変わらないように毎日確認票を書かされている20代中盤の主人公たちの気持ち感情移入するのは難しい。

から出られないとはいえ人生経験は十数年分重ねていて、車の運転などもできるようになっているのだ。

肉体が変わらないからなのかメンタル中学生のままで、意味もなく高い所から飛び降りたり首締めごっこをしたり、

上履きを隠したり、パンチラブルマー姿を見て喜んだり、わざとパンツを見せてからかったり、みずみずしく痛々しい恋をしたり、

いかにも中学生行為を続けている。どういう精神状態なのか想像がつかず、共感できない。

物語上の都合のいいところだけ成長して、中学生として見せたい部分は成長しない。随分とご都合主義の設定である

作者の見せたい都合に引き込む演出の力量が足りていない。

◾️フェティッシュ描写

女の子みたいに見える主人公。女みたいと言われるのは嫌いじゃないが男が好きなわけじゃない。

なかなか魅力的な設定だが、そこがそれ以上掘り下げられることはない。そのほかにフェティッシュの要素がいくつも

散りばめられているがただ作者がやりたかっただけでキャラの魅力につながっていかないことは残念である

 

◾️さら薄っぺらくなる世界

肝試しに地味な女の子と一緒にトンネルに入ったらいきなり告白される、というシーンはこの映画で唯一笑えたシーンだったのだが、

からかわれて傷ついた女の子は心にヒビが入り、そのまま消滅してしまうという全く笑えない結末になってしまう。

そこからこの世界真実が明らかになる。

実は時間が止まっているというのは神主らが仕組んだ嘘で、主人公たちは聖なる山と工場が生み出した幻だったのだ!

様々な設定の綻びも、不可解な登場人物心理も、幻だったのなら仕方がない。すべて作者の胸先三寸である

世界観のペラペラ感がティッシュぐらいの厚みになってしまう。絵的にも、あちこちがひび割れて今にも砕け散りそうになっている。

そこで唯一興味を繋ぎ止めてくれるのが、幻の世界で唯一実在存在である未来から迷い込んできた主人公たちの娘である

濃厚なファーストキスを実の娘に偶然見られるという気まずいだけのシーンを経て、

この娘を現実界に送り返すというミッションが確定してから物語は俄かに力を取り戻し、

監督の確かな力量によって大きな盛り上がりが描かれる。

しかし、そこに至るまでのキャラ世界観の積み上げが非常に脆弱であるために、自分は置いていかれている感がしてまるで乗れなかった。

バックトゥザ・フューチャー的なカーアクションで無茶なアクションを繰り広げるものの、

まあ危なそうに見えるけど所詮は幻だし、どーにでもなるだろ・・・と思うとあんまりハラハラしない。

「幻だって生きているんだ!今を楽しんでもいいんだ!」と言われても、「・・はあ。」としか思わないのである

 

◾️アリスとテレスって誰

最後まで出てこないので調べてみたところ、この話の原型になった、監督が以前作ろうとしていた物語に出てくる嘘つき少女狼少女名前らしい。

まり睦実と五実のことを指している。監督の内部の問題しかないので心底どうでもいい。

五実が10年間言語すら教えられずに育ったのも、「狼に育てられた少女」をやりたかった名残というだけで、設定的に特に意味はないということだけはわかった。

いや無理あるでしょその設定・・・

 

◾️どうすればよかったか

いやどうしようもなくね?「実は全部幻でした!」というオチ物語として説得力持たせるのは無理だよ!と最初は思ったが、

閉じ込めれた幻としての主人公たちをメタファーとして捉えるなら、共感を誘うような中学生あるある描写は抑え、

閉じ込められた違和感脱出しようと足掻く姿を押し出した方が良かったのではないか

「狼に育てられた少女」をやりたいのなら、五実と神機狼の関わりをもっと描くべきだった。

神機狼と佐上の関わりも、もっと神秘的に描いていれば世界観に厚みが出たと思う。

神道っぽい儀式をやるシーンが新海誠作品によくあるけど、ああいうの大事だよね。

突然失踪して終盤急に日記発見される父親もその辺りの設定に絡められたのでは。

佐上の周囲に腰巾着みたいな面白キャラを配置して浮きすぎた佐上のクッションにするのもいいかもしれない。

 

時間をかけて設定の穴を塞ごうとした形跡はそこかしこに残っているが、物語として機能するレベルには達していない。

設定で大風呂敷を広げず、小さな嘘を一つだけにした方が監督の持ち味は生かされるのだろう。

2023-10-04

最近なんか寝付けません。

最近いろいろな事を考えてしまって、どうにも寝付けないのです。スティーブン・セガールとデパプリが映画コラボしたらどうなるだろう、戦艦舞台テロリストと戦う話にすれば同じ無敵のコック同士だから話も合うはずだ、映画タイトル沈黙プリキュアパーティ……あダメだわ沈黙食卓とかデパプリのテーマと正面衝突でヘッドオンからの全火力解放仁義なき決闘待った無しだわボーツ!ボツ!!ボツ!!!とか、じゃあクトゥルフ神話コラボしてみようか、SUN値が初期値の75%を喪ったら日曜日の75%を喪失したのでTBS世界遺産を見る、SUNが0になっても月曜日死ぬことを覚悟すれば午前3時ごろまで粘れるシステムとかすればわりと生き残れる、とか、そういえば歴代プリキュアの多くは救世主だけど救世主を裏返せば覇王になるのではないか救世主プリキュアに対して覇王プリキュアを出して兄弟対決とか盛り上がるのではないか世紀末プリキュア伝説かいや駄目だわリンピンクバット黄色としてもセンターが青キュアとか世論が許さないし次回予告に毎週千葉繁起用とか予算吹っ飛ぶわボーツ!ボツ!!ボツ!!!とか、コラボといえば今年はちょっとテーマに柔軟性があって「料理」と「食卓」の両方とも使えるわけでつまり食戟のソーマ相方でもいけるしザ・シェフ同伴でもやれるし孤独のグルメとも相性バッチリなのではないか。15分くらいがゴローちゃん和美さんちの「なごみ亭」で一人でメシ食って幸せになる例のシーケンスで、なんか一人でなごんでいたらブンドル団の狼藉でメシがまずくなってこれもうゴローちゃんご立腹ですよ。ウバウゾーとプリキュア達が戦う裏でゴローちゃんジェントルーをアームロックですよ。そんでウバウゾーを叩いておいしーなタウンに帰ってきたゴローちゃんはまた一人で孤独うまい飯を食って救われるのです駄目だわこれもデパプリのテーマにアームロックかけてるわボーツ!ボツ!!ボツ!!!とか、入社試験面接官に「敬愛するババアキャラを3人あげるとしたら誰ですか?」と訊かれたらどう答えよう、ドーラばあさんと画太郎ババア鉄板としても三人目はまぼろしお蝶にすべきか、のび太のおばあちゃんを推すべきか、デカババア(北斗の拳)の深い滋味を語るべきかとか。ここんところそういう答えの無い問いかけが頭をぐるぐるして眠れないのです。これが鬱というやつでしょうか。

2023-10-01

フェイブルマン青春ジュブナイルものとして内容はごく普遍的だけど、おれの大好物エンタメとしてもとても面白かったと思う。大好きな『桐島、〜』の神木隆之介フォーカスを当てきったジェネリック版って感じ。趣味人間として刺さっただけに、他人との関わりとかもうちょっと考えてもいいかなって思った。

・シン・仮面ライダー 良くも悪く仮面ライダー思い入れがないので普通に面白かった。「大人向けライダー」っぽいバイレンスも露悪趣味じゃなくてちゃんと後半にかけての変化のコントラストになってていいなって思った。バディものはいいね

・エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 別の世界線自分を呼び出すのはコミカル描写としても良いし、アクションとしてもメリハリのあるマトリックスみたいで面白かった。観た後はそんくらいの感想他人感想受け売りだけど、税務署ババアと分かり合うのは指がソーセージ荒唐無稽世界くらいにあり得ない事だった、みたいな見方に気付いてからは、ああそういうことか、なんかイイねって思った。

グリッドマン ユニバース 直前にダイゼノンを詰め込みで予習したから、時間が育む思い入れは少なめだったかもしれない。シンエヴァがずっとチラつきつつ、虚構肯定する作品って良いよなって思った。グリッドマンから続くフィクション肯定ダイゼノンから続く過去清算して未来を勝ち取るってテーマについて非常に力強く語りかけてくれた感じがした。

インディ・ジョーンズ運命ダイヤル 印象的なカットあんまりなかった気がする。ここぞという所であのニヒルな笑みを浮かべてバシッとキメるカットを期待していたけれど、特にそういう箇所は無かったか聖杯を諦めて今を選んだインディも今回は若人にブン殴られる番になったけど、でも冒険劇ってこういうのでいいんだよなみたいな所は抑えてた気がする。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 続きもんとして割と良い区切りのつき方だったと思う。次も楽しみ。列車の上に乗っかってトンネル突っ込むアクションはやっぱ手に汗握ってイイ。FIAT500のとことか、ちょくちょくフフってなる所もあった。合理的冷徹にと言いつつ最後ヌクモリティで助かるのがいいね。今回宙釣りあったっけ。

バービー 映画を観ながらああだこうだと語ってしまいたくなるのはもう性なのかもしれないけれど、それでも教えたがりにはならんよう気を付けんとなって思った。バービーについてよく知らんけど、アラン立ち位置もっと活かせたんとちゃうんかって思った。アウトサイダー安易聖人化するのもアレなのかもしれないけど。

・戦慄怪奇ワールド コワすぎ!

パラレルとか時間移動とかごっちゃごちゃだし、予習不足で知らんキャラ出てくるし、後半は完全に雰囲気で観てた。異空間をただ走り回る時間体感3割くらいあった気がする。でも怪異の点と点が繋がって秘密に迫り始めて、面白くなり始めた時のコワすぎみたいな感じが凝縮されてて良かった。

君たちはどう生きるか メッセージ的なものを汲み取ろうとすると、抽象的でよく分からんかった。エヴァのせいで「虚構現実の話」みたいな匂いが少しでもすると感度3000倍で反応してしまうから、おれはそういう方面の受け止め方になってしまった。単にエンタメのとしては、「下の世界」が千と千尋みたいというか、夢(寝てる時見る方のやつ)の世界みたいで面白かった。

アリスとテレスまぼろし工場 メタフィクションとして受け取るのが適切かどうかは分からないけど、その辺に大分自覚的な気がした。閉じ込められた世界田舎の閉塞感、まぼろし世界、そしてフィクション世界。その辺の繋げ方が上手いなって思った。そこを出なければ無限大可能性が広がる現実を手に入れられない。まぼろし世界は痛みも感じないし匂いもしないけれど、それでもそこにある愛は本物。みたいな。フェティッシュ描写邪魔にならない程度に印象的だった。セカイ系初対面アンニュイ女の笑顔良すぎ。

ジョン・ウィックコンセクエンス アクションに遊びが増えた気がする。コミカルな動きが割と印象にあった。上から俯瞰画角MGSみたいで面白かった。どうせここでは死なないしな……みたいな緊張感のなさと引き換えに一騎当千の爽快感があって、マンネリ感はあまり感じなかった。グラサンの人も拳銃持った座頭市を放り込んだみたいでかっこよかった。刀と弓使ってたのは、一応防弾スーツ対策みたいな理由けがあったのかな。新しい事をやるのに加えて話を畳むという事を考えたら分割するような内容でもなかった気がするし、あの長さで良かったんじゃないかと思う。

2023-09-29

anond:20230921225025

まず、テレビアニメは論外。

アニメ映画だけに絞って、恋愛モノを挙げとけば、相手が知らなくても大丈夫

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』

『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』

アリスとテレスまぼろし工場

この辺ね。

2023-09-24

女性アニメ監督作風フェミニズムとはだいぶ合致しないよね

アリスとテレスまぼろし工場」だけど、本作は言うに及ばず、過去作もフェミニズム女性政治的権利にはつながらない人だよねと、いつも見てる人には当たり前の感想を思った。

それもあり、当然ながらヒロイズム喝采な盛り上がり方もできないし、一方でポリティカルテンプレの誉め方で持ち上げようがないし、日本的意味でも海外的な意味でも売れ筋から背を向けてて、正しく古いオタク向けの人ですよね岡田監督。この人を女性監督という取り上げ方をするのも大概バカみたいだけど、そういう戦略性も含めてオジサンウケる人。

 

そもそも少年少女の恋が世界を変える」って嘘だし。

少年少女」じゃない。おそらく10年以上なんなら20年近く「中学生として振る舞い続けること」をやってきた、周囲の監視の目もあって童貞処女のままの30代半ば。キモイ。似てる設定というと「スカイ・クロラ」だけど、あちらほど精神状態が終わってないのがまた煮え切らなくてキモイ

ここで既に物語テンプレのロールや社会的ロールに沿った理解を当てはめようとする人が全員振り落とされる。「十代のドラマなら十代のドラマらしい話にしろよ」も「30代の擦れた男女のドラマならもっとそれっぽく作れよ」も適用されない。イラついて「設定がちゃんとしてないんだよ」と毒づく。

まあね、でも実際そんなだったじゃん90年前半バブル崩壊で取り残された団塊ジュニアども。

保守的伝統社会はぶっ壊されてたし、理念先行の社会主義なんて信じてないし、経済成長に従ってれば会社人生のレールを敷いてくれるって幻想も一瞬で消え、2、3学年上の先輩たちの話はまるで参考にならない。稼ぎがないので結婚しないし、景気が悪い上に自分たち世代が一番人口が多いせいもあって職場に後輩も少ないなんなら後輩いない、なんなら終身雇用派遣狭間企業側もフラフラ方針まらないまま。いつまで経ってもマンガアニメから卒業しない「子供のまま」だったのが、気が付けば世間の方がマンガアニメ迎合しだしちゃって。

設定らしい設定がないので、子どもなのか親なのか、先輩なのか後輩なのか、若者なのか中年なのか、どういうロールが正しいのかわからん連中が日本人口のマス層として取り残された。

こういう停滞感、今までも色々と表現されてきたけど、比喩としては一番ダイレクトで何のひねりもなく、分かりやすい。現実に設定がしっかりしてないから、設定ではっきりするほうが噓でしょ、って明け透けな見せ方。これが今回いちばん岡田麿里らしいとこじゃないですかね。

 

いわゆる岡田監督らしさについては、本人が自覚的自分過去作を振り返って他人から言われる評価を参照しつつ作ったってパンフで言ってるし、そこまで評価するとこでも突っかかるとこでもない気がした。上手いですけどね。女と母親とどちらでもある自己っていう振れ幅を一つの台詞に同時に込めるとか、うわーえぐーい。オジサンはこういうのやられると負けるわ。

ただまあ、今回は前よりかすっきり整理してて分かりやすいし、監督のもの監督らしさ、岡田マリー節炸裂、とは思わなかった。70%マリーぐらい。200%って言ってる残りの130%は作画スタッフとか役者とか視聴者思い込みとかだと思う。

ただ、その70%で、ファンタジー世界を作り上げた神たる老人の「俺はこう生きた、君たちはどう生きるか」に対し、ファンタジー世界に囚われた住人の立場から中年のあたしたち俺たちはこう生きてきたし、こう生きていきますが、それで、何かご質問が?」と打ち返してるのが、マリー持ってんなと。このタイミングでこのカウンターを見逃すのはホント勿体ないので見たほうがいいと思う。

 

その他。

なんか「あの花」とか最近しか出てこないので、老害的に付け足し。

この人はファンタジー作家です。現実世界リアリズムとかの人じゃない。のでリアリズム求めないほうがいい。

ファンタジー作家としての気質は「砂沙美魔法少女クラブ」で100%発揮されてる。以降もだいたいこんな感じ。

スカイ・クロラ」を引き合いに出したので繋がりでいうと「シムーン」の後半。シムーン押井守と仲良しな西村純二監督が「スカイ・クロラ」とほぼ同時期にやった「モラトリアムな人たちの出てくる戦闘機乗りの話」で、シムーン企画原作やってた人たちの手を離れて後半はマリ西村コンビへ。このコンビの流れで「true tears」に繋がり、そこから花咲くいろは」へと。

煮詰まって先に進まない男女関係だと「とらドラ!」。原作あるけど、まったく前に進まなくてどうすんだこれ、って澱みっぷりは岡田脚本本領発揮だと思う。秩父三部作だと長井龍雲監督の調整がけっこう入って長井節になってるので、あんま澱まない。

個人的マリー100%だと思ってるのは「ブラックロックシューター」。ファンタジー少女バトルでバイオレンス別に下ネタじゃなくても100%だと思う。気に入ってしまって円盤買って家族強制的に見せたのは、ちょっと反省している。

まあ脚本家のキャリア長いし、原作ものも当然のように多いし、普通に現場の調整の中で仕事してる人なので、なんもかんもマリーってこたない。

乳酸菌マリーでいいんだっけ?

2023-09-22

anond:20230921005808

俺も今日観てきたので感想を書く。(ネタバレは極力避けたつもり)

この映画岡田麿里ファン向けに作られたんじゃないかな?

岡田麿里を知らない人は楽しめないかと。

絶対世間流行らないだろう造語を恥ずかしげもなく登場人物に語らせるのは、まさに岡田麿里だなと感じた。

登場人物名前から派生する言葉遊びも同様だ。

ただ、「ぼんぼる」・「ほびろん」・「えすいばつ」・「あなる」・「あきらっきー」の様にインパクトのある造語が出てこなかったのは残念だ。

それと、岡田麿里はドロドロした恋愛や女同士の醜い争いに定評があるけれども、本作ではそうした描写が控えめになってたのも残念だ。

良くも悪くも一般向けに寄り添った映画だと感じたが、岡田麿里らしさを望むファンとしてはいささか物足りなかった。

君の名は。』みたいな一般向けアニメ映画を作ってと岡田麿里に頼んだら『アリスとテレスまぼろし工場』ができたのだろう、というのが全体的な印象だ。

ストーリーに関しては、世界設定が明らかになるまでの中盤までは難解で、話がどのように転ぶのか分からなくて作品世界に没頭された。

しかし、中盤で五実の正体と世界設定が明らかになると拍子抜けになる。ぶっちゃけ、いわゆる〇〇〇系だ。

そして、主人公目的が定まると、その後のストーリー展開はあまりにもシンプルだった。

こんなシンプル脚本にするなんて岡田麿里はどうしちまったんだ? と感じるほどにだ。

終盤のアクション演出映画らしく派手に表現されていたが、あまりにも話の流れがシンプルだったので、もしかしたらラストどんでん返しがあるのかな? と思ったが特に何もなかった。

終盤の風呂敷の畳み方が甘いのも岡田麿里しかったが、だったら登場人物同士のドロドロで醜い争いをもっと描いてしっちゃかめっちゃかにした方が良かったのでは?

あとは思い出せるだけの細かい感想を列挙する。

2023-09-21

anond:20230921140241

×『アリスとテレスまぼろし工場』は、『君の名は。』以降量産される“田舎若い男女の淡い恋模様を描いたアニメ映画”の一歩先へ向かう

〇『アリスとテレスまぼろし工場』は、『君の名は。』以降量産される“田舎若い女女の淡い恋模様を描いたアニメ映画”の

岡田麿里の新作映画たか感想書く

アリスとテレスまぼろし工場』とかいうやつ。

情報劇場でやってた特報のみ。そこから得た印象としては「岡田麿里脚本監督やるらしい」ってことと「なんか陰鬱な感じのパッとしなさそうな謎映画だな」ってことだった。

なぜ見に行くことにしたのかと言えば、「岡田麿里の新作だから」だ。特段岡田麿里が好きなわけではないが、true tearsとらドラあの花面白かったし、花咲くいろは、凪あす、ここさけ等々なんだかんだ岡田麿里が絡む作品を見ていたので、とりあえずいってみるかという感じで行った。

 

で、結論から言うとこの映画は怪作だった。今年一番の怪作といえば『君たちはどう生きるか』だが、この作品も引けを取らないように思う。

以下その理由をのべる。

1.絵がすごいがんばってる

丁寧な作画でよく動く。思いのほかアクションシーンがたくさんあってどれもしっかり動いている。近年流行りのフォトリアルな背景ともよくマッチしていて美しい。めちゃくちゃ金かかってそう。

2.話が複雑でわかりにくい

ちょっとネタバレになるが、つまりこれはたくさん伏線が張られていて後で回収されたり、作品世界における重要真実(=設定)が後々になるまで隠されているタイプ物語ということだ。頭の弱い人だと序盤の地味なくだりで脱落する。

3.フェティシズムやばい

これぞ岡田なのだろう。キショかったり、意味不明だったり、一周回って笑えてくる、関係性、セリフ、展開がこれでもかと突き付けられる。ぜひ高校生カップルデートムービーとして見に行って欲しい。

4.売れなさそう

これはつまりマーケティング問題だと思うのだが、この映画を誰に向けて、どう売りたかったのかがよくわからない。

上で書いたようにこの映画はとてもお金がかかっている(ように見える)。その割には話が複雑でエンタメ性が低いためマスウケを狙っているようには思えない。

そしてオタクウケを狙っている感じでもない。キャラデザが地味でパッとしないので若い子の興味は引かないだろう。

また、ファミリーカップルが見るような映画でもない。だってあの怒涛の岡田なのだから

実際、平日夜の回にいたのはくたびれたオジサン自分の2人だけだった。

5.なにがしたいかからない

この映画が売れ線狙いのエンタメ作品じゃなかったとして、じゃあ何をテーマにしたどういうジャンル映画にしたかったのかがわからない。

これも少しネタバレになるが、中盤から終盤にかけてプロットツイストが畳みかけてくるのでストーリーはわりと面白い。しか世界観とキャラ設定が複雑で感情移入できない。

一応泣きどころのようなシーンも用意されているのだが、複雑な設定と岡田節がノイズとなって感情移入するのが難しい。

男と女。親と子。生きるとは何か。色んなテーマメタファーがあるので考察するのは楽しいかもしれない。

でも単一解釈可能なほどの一貫したメッセージ性はないように感じた。逆に言えば人によって着目する点が変わりうるので色んな批評ができそう。

 

まあこんな感じで、一言でいうと「お金かかっててそこそこ面白いけどたぶん売れなそうな変わった映画」でした。

2023-09-15

[][] アリスとテレスまぼろし工場

2023-09-06

anond:20230906112800

赤とんぼ(大正十年八月発表)

一 夕焼、小焼の、あかとんぼ、負はれて見たのは、いつの日か。

二 山の畑の、桑の実を、小籠に、つんだは、まぼろしか。

三 十五で、姐やは嫁にゆき、お里の、たよりも、たえはてた。

四 夕やけ、小やけの、赤とんぼ。とまつてゐるよ、竿の先。

大正時代ですら15で嫁に行ってたんだぞ

2023-08-29

5年前の旦那が好きでした

「ぎゅっとして」とお願いしたら、優しく抱きしめてくれるあなたが好きでした。

仕事でヨレヨレになって帰ってきたら、気持ちのいいマッサージをしてくれるあなたが好きでした。

不器用なりに一生懸命、私に優しくしようとしてくれてたあなた努力が、全部好きでした。

結婚して「もう努力しなくていいや!w」ってなった今の惨状たるや。

私はあなた一生懸命作ったまぼろしに恋してました。

ありがとう。本当に大好きだったよ。

2023-08-28

anond:20230828150808

人間五十年、化け天てんのうちをくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり

2023-05-04

車での行き方情報の獲得方法がわからない。

5月3日と4日にレンタカー東京から伊豆に行ってきた。事前に調べた限りだと2.5時間くらいと出ていたけど、かなり渋滞して、7時間くらいかかった。予約していた場所にいられる時間がかなり短くなり、ホテルもぎりぎりの時間チェックインになってしまった。

4日も混みそうだったからあえて別の道で帰って来て6時間くらい。すごく疲れた。。。多少の渋滞覚悟して、最短で帰って来たら良かったのかもしれないが、よくわからない。

まあ、混雑タイミングから、どんな道を選んでも無駄だったかも知れないけど、そういう情報を少しでも知っていれば避けられたものもあったかもなあとも思う。高速のサイトTWでは限界を感じる。経験で知っていれば強いんだろうけど、たまにしか乗らないよわよわドライバーには難しい。。。

ナビの言う通りにしていたら横羽線から大井?で降りたと思ったら、首都高環状線にすぐに乗り直したりして、それならずっと乗っていればいいのではと思ったり、あれは何だったんだろう。まぼろし

2023-03-07

思いもよらぬ角度から来る幸せ



こいはまるでまぼろしーのように~♪

こいはいつもまぼろしーのように~♪

息子が折り紙しながら楽しそうに口ずさんでるのを

聞いた瞬間、ブワッと多幸感に包まれたよ

たまに車なんかで流してたのを知らぬ間に覚えてたらしい

自分の好きな曲を子供が歌ってくれるのって、すごい嬉しいものだね

もっとも本人は鯉だと思ってるんだけど...

2023-01-12

徳川家康だけどなんか質問ある?

66歳にして16人目の子どもである市姫(いちひめ)をもうけたけど質問ある?

滋養強壮に良い食べ物とか知ってるよ

松潤みたいないい男でモテたの? 瀬名有村架純みたいなカワイちゃん

顔は北大路欣也なの?松潤なの?それとも西田敏行

顔はノッブほど精悍じゃないけど家臣や女中たちからは好かれてたよ

瀬名姫はツンツンしてたけどワイに会うときは晴れ着を用意するとかかわいげがあったな

今でいうツンデレじゃな

千代貴様も転生したのか・・・

近頃ときたら気軽に女にされたり、転生させられたりするから困る

人間五十年、化天のうちをくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり

まさに幻のようなもんよな

ノッブ殿も転生されたのか!ご壮健そうで何よりでござる。

こちらの世界も悪くのうござるな

次期iPhoneのあらゆる機能を知ってそう

ジョブスどのは親友でござるからiPhone50くらいまでは知っておる。

懇意にしている南光坊天海が実は光秀だっていうあれは本当か?

オレ信長の親戚なんやけど、明智光秀そそのかしたのアンタ?

本能寺の変の裏事情を知ってるだけ教えてほしいっす。

天海明智光秀だったの?

実は天海どの=光秀どの=太原雪斎どのなので御座るよ。

三国同盟関東勢上洛から引き留めた功績があるからのう。

まりかの人こそ儂を天下人にしてくれた人物じゃ。

そそのかしてはおらぬが、雪斎殿が導いてくれたのじゃよ。

100歳まで生きたというのはそういうことじゃな。

駿府城公園に入ってきた謎のぶよぶよした生き物の記録があるらしいけどそれがなんだったのか知りたいです。

肉人か?

あれは今でいう宇宙人じゃ。

たまたま駿府城教養のある細川どのが来訪してての、「あれは中国の封じゃ」とゆったもんだから気味が悪いから追い払わせたぞ。

幽才どのがおらぬかったら静岡おでんにして食ってたかもしれんのう。

関ケ原で死んだってホント?(隆慶一郎脳)

実は影武者

世良田二郎三郎元信さんについて、どう思いますか?

それは創作じゃな。わしは影武者はもちろんおったが、あまり必要ではなかった。

三方ヶ原以降は安全ないくさしかせんかった。

陣形地形を徹底的に研究たからのう。鷹狩りのおかげじゃ。

わしが鯛の天ぷらで病に臥せった3か月のテキパキとした引継ぎを見ても、影武者にできるレベルの実務ではないことはわかるじゃろ?

関ヶ原の合戦射精しながらうんこ漏らしたって本当?

武田信玄とやりあったときうんこもらしたはすだけど、そのときの馬の様子を聞きたい

うんち漏らし達の聖地である増田投稿したわけど、大先輩としてどんな気持ち

実際の所、うんこ漏らしたの?漏らしてないの?

・・・あれは八丁味噌なんだからねっ!

せ、戦国武将ならだれでも味噌玉を腰に巻いてたんだからねっ!(震え声)

馬はぶひひーんってゆってたゾ

てかお前らうんち好きすぎ

武田信玄のところは戦の遺族補償みたいなのがあったけどその後どうなったか知らない?

わしの論功行賞は極めて公明正大じゃったぞ。

まあ三河武士が「知行などいりませんから徳川家のために!」という武士の鑑じゃったからのう。

豊臣ヒッデが気前よく大名知行を与えまくって(例:加賀百万石)自爆たからのう。

大名はせいぜい50万石以下におさえて、天領(直轄地)は500万石になった。

これが江戸幕府が260年つづいた理由じゃ。

実際の家康に尋ねるなら、三河駿府暮らしでどっちが好きかは聞いてみたい。

もちろん温暖な駿府暮らしやすかったぞ。

三河京都に近いが、駿府のほうが江戸京都どっちにも移動しやすかったからの。

駿府でも三河の麦飯と八丁味噌をわざわざ取り寄せて食しておったぞ。

白米好きな侍女たちは半ばあきれておったがの。

最近キドキする事はありましたか?(動悸息切れ以外で)

66歳にして16人目の子どもである市姫(いちひめ)をもうけたときは、

「なんじゃ、ワシもまだまだ現役じゃん!」って自信がついたぞ!

結局のところ久能山東照宮日光東照宮のどっちに埋まってるの?

静岡おでんを食いたくなったら久能山のほうに行くときもあるが、基本はそのときの気分次第じゃな。

この国の中心である江戸東京)を見守るのに忙しいからのう!

その後気になる政治家はいた?海外でもいいよ

うむ。民政家でゆうと二宮尊徳、藩政でゆうと上杉鷹山。幕政だと吉宗じゃな。

やつらは立派に儂の考えを理解して実行していたぞ。こっちに来たときは大いにほめてつかわした。

海外だとガンジーどのかのう。

手紙とかでおじさん構文とか使うの?

わしはそれほど筆まめではなかったのじゃ。

ノッブ殿や信玄どのは教養があったか文章がうまかったようじゃの。

どちらかというと部下に任せることが多かった。

軍略的に必要ときは一日で100通書くこともあったぞ。

とくにラブレター系は苦手じゃった。

じゃから側室口説くとき経験豊富人妻をメインに攻めたぞ。

とりあえず鯛の天ぷらでもどうぞ

天ぷらの食べ過ぎに気をつけてね

鯛の天ぷらよりたい焼きのほうが美味しいよね(´・ω・`)

結局天ぷらは何食うたん?

そなたらの気遣い痛み入る。

大坂の陣のあとの鷹狩で、シェフに「うまい天ぷらの具はあるか」って聞いたら鯛がうまいってことで、しばらくハマってしまったのじゃ。

油がよくなかったのかもしれんな。

スーパー鯛焼きが余ったら翌日に天ぷらにするとうまいよね。

関ケ原1ヶ月後に薩摩へ攻め込もうとした加藤清正黒田如水ストップをかけたの、なんでなん?

良い質問じゃな。関ケ原が終わってもまだまだ不安定だったのじゃ。

上杉伊達従属してなかったからのう。

あのときにキッヨとクロを島津征伐に送ってたら、寝返ったかもしれんからの。

井伊直政がうまくとりなしてくれて事なきを得たぞ。

寵愛していたナッオが関ケ原鉄砲傷で亡くなったのは悲しかったのう。

衆道は以降きっぱりやめたぞ。

薬を自作してたそうだけど、精力剤のレシピ教えて

八味地黄丸じゃな。けっこう今の時代でも売ってるようじゃぞ。

66歳でもバリバリ現役じゃ!

大政奉還どう思う?

時代の流れじゃの。詳しくは晴天をつくの大河ドラマ北大路さんの演技で察してくれ。

家康よ 『人は城 人は石垣 人は堀』 武田の家訓いかに解すや!?

まさに三河武士のことじゃの。

儂は基本的に軍略も政治信玄公と同じことをやったが、ワシは20長生きしたから、

武田家の御親類衆VS勝頼どの側近、の対立構図にならなかった。

わしが早世してたら同じことになってたかもしれんのう。信康もおらんかったしな。

2023-01-04

今年購読した漫画を記録していくスレ

単行本を買って読んだものだけ。雑誌とかウェブ連載は含まない

# 漫画

日付, 作者, 書名, 感想, 発行年

2023-01-04, 和月伸宏, 『るろうに剣心 北海道編』8, ふつう, 2023

2023-01-06, 花沢健吾, 『アンダーニンジャ 』9, ふつう, 2023

2023-01-08, 板垣恵介, 『自伝板垣恵介自衛隊秘録』, 面白かった, 2023

2023-01-14, ichida, 『家に帰ると妻がカフェをやりたがっています』, 面白かった, 2023

2023-01-16, いましろたかし 狩撫麻礼, 『タコポン』, 面白かった, 2013

2023-01-19, 森本梢子, 『高台家の人々』1, 面白かった

2023-01-19, 森本梢子, 『高台家の人々』2, ふつう

2023-01-19, 伊藤勢, 『瀧夜叉姫』4, 面白かった

2023-01-19, カラスヤサトシ, 『いんへるの』1, まあまあ

2023-01-23, 山田芳裕, 『望郷太郎』8, 面白かった

2023-01-27, ふぁっ熊, 『甥とオタク』, まあまあ

2023-02-10, 阿部共実, 『潮が舞い子が舞い』9, まあまあ

2023-02-11, 望月ミネタロウ, 『没有漫画有人生』1,よかった

2023-02-12, ichida, 『酒場の女』,好き

2023-02-13, 松本大洋, 『東京ヒゴロ』1, めちゃくちゃ良かった。

2023-02-13, 松本大洋, 『東京ヒゴロ』2, よかった

2023-02-22, 桜玉吉, 『日々我人間』3, よかった

2023-03-01, トマトスープ, 『天幕ジャードゥーガル』1, 面白い!

2023-03-01, トマトスープ, 『天幕ジャードゥーガル』2, もうこれはダークソウルだ!

2023-03-03, つげ忠男, 『昭和まぼろし 忘れがたきヤツたち』1, 面白かった

2023-03-13, 相原民人, 『コーヒーとボク』, よくわからなかった

2023-03-19, なにわ小吉, 『はるまげ』1, よくわからなかった

2023-05-06, まの瀬, 『この復讐ギャルはいらない』1, 面白かった

2023-05-29, 栗橋伸祐, 『おっちゃん冒険者千夜一夜』1, 面白かった

2023-06-06, 鹿成トクサク 無敵ソーダ, 『みょーちゃん先生はかく語りき』1, 面白かった

2023-06-07, 樋口橘, 『シャンピニオン魔女』,

2023-06-11, 原田高夕己, 『「たま」という船に乗っていた』,

2023-07-01, 佐々木倫子, 『HEAVEN?』 1, 昔読んだのを買いなおした

2023-07-01, 武富健治, 『古代戦士ハニワット』 5,

2023-07-01, 武富健治, 『古代戦士ハニワット』 6,

2023-07-01, 武富健治, 『古代戦士ハニワット』 7,

2023-07-01, 武富健治, 『古代戦士ハニワット』 8,

2023-07-01, 武富健治, 『古代戦士ハニワット』 9,

2023-07-01, 武富健治, 『古代戦士ハニワット10, 面白かった!,

2023-07-12, 黒田硫黄, 『ころぶところがる』, エッセイだと思ってたら漫画で得した気分, 2023

2023-07-21, 山田芳祐, 『大正野郎』1,ころぶところがるで言及されてたので購読,,

2023-07-21, 山田芳祐, 『大正野郎』2,,

2023-07-21, 花沢健吾,『アイアムアヒーロー完全版』22, 通常版に1話付け足されてるので購読。,

2023-07-29, まの瀬, 『この復讐ギャルはいらない』2, 面白かった, 2023

2023-07-31, つくしあきひと, 『メイドインアビス12, 面白かった, 2023

2023-08-04, 黒田硫黄, 『茄子』2, 中学生のころ感銘を受けた漫画の再読,

2023-08-09, heisoku, 『春あかね高校定時制夜間部』, , 2023

2023-08-10, 村澤昌夫, 『水木先生とぼく』, 面白かった, 2022

2023-08-11, 阿部共実, 『潮が舞い子が舞い』10, うーん, 2023

2023-08-11, 黒田硫黄, 『茄子』3,中学生の時に感銘を受けた漫画の再読,

2023-08-11, 平野耕太, 『ドリフターズ』7,,2023

2023-08-18, 荒木飛呂彦, 『ジョジョランズ』1, おもしろい!, 2023

2023-08-26,松本大洋, 『ルーヴルの猫』上,,

2023-09-01,福満しげゆき, 『妻と僕の小規模な育児』8, , 2023

2023-09-09, スマ見, 『散歩する女の子』1, 学びがあった,

2023-09-16, トマトスープ, 『天幕ジャードゥーガル』3,難しくなってきた, 2023

2023-09-24, 島本和彦, 『アオイホノオ17,,

2023-09-24, 島本和彦, 『アオイホノオ』18,,

2023-09-24, 島本和彦, 『アオイホノオ』19,,

2023-09-24, 島本和彦, 『アオイホノオ20,,

2023-09-24, 島本和彦, 『アオイホノオ』21,面白いけど話が進まない,

2023-09-24, いしいひさいち, 『ROCA 吉川カストーリーライブ』,評判よかったので読んでみた,

2023-10-02, 速水螺旋人, 『スターリングラードの凶賊』1,難しい,2023

2023-10-04, 衛藤ヒロユキ, 『pico pico』,,

2023-10-19, 福満しげゆき, 『妻と僕の小規模な育児』9,面白かった, 2023

2023-10-20, 施川ユウキ, 『鬱ごはん』5, なんかもういいかなって思った, 2023

2023-10-30, ダニエル・クロウズ, 『ゴーストワールド』, 昔買ったのを読んだ。面白かった,

2023-11-05, 松本大洋, 『東京ヒゴロ』3, 今年のナンバーワンです, 2023

2023-11-20, 山本白湯, 『姫と騎士たち』, きれいなげんしけん」, 2020

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』4,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』5,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』6,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』7,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』8,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』9,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』10,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』11,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』12,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』13,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー』14,セールで一冊33円。忍者名前がかっこいい。話は後半に行くにつれて難しかった。,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース』1,,

2023-11-28, 余湖裕輝, 『ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース』2,,

2023-12-03, panpanya, 『商店街あゆみ』,話の仕掛けが面白かった,2023

2023-12-15, 九井諒子, 『ダンジョン飯』13,,2023

2023-12-15, 九井諒子, 『ダンジョン飯』14,完結。おもしろかった~~,2023

2023-12-16,望月太郎,『バタアシ金魚』1,,

2023-12-19,荒木飛呂彦,『ジョジョランズ』2,,

2023-12-21,スマ見,『散歩する女の子』2,,

2023-12-28, 望月ミネタロウ, 『没有漫画有人生』2,完結, 2023

# 映画

2023-01-03, 堀貴秀, 『JUNK HEAD』,

2023-10-11, 黒沢清, 『カリスマ』,意味わかんなかった

# 本

2023-04-14, 大江健三郎, 『「雨の木」を聴く女たち』, 面白かった。小説読んだの数年ぶり

2023-05-14, 町田康, 『私の文学史』, もともとはラジオの講座らしい。笑えて面白かった。

2023-06-11, 石川浩二, 『「たま」という船に乗っていた』, 90年前後バンドマン風景が知れるのが面白かった

2023-06-18,芝崎みゆき, 『古代マヤアステカ不可思議大全』,

2022-11-05

SEKIRO日記

葦名弦一郎を倒したら、まぼろしお蝶の動きも見えるようになって、今日撃破した。(びっくり)

獅子猿が強くて倒せないのだが、この感じだと明日には倒せそう。

あと獅子猿をやる気晴らしに三猿を捕まえるミニゲームをやったら超重要アイテムをもらえたのだが、こんなんでもらっていいのだろうか。

2022-11-02

SEKIRO日記

葦名弦一郎が倒せないから別のところ行こうってなって、以下のような結果に。

① 三年前の平田屋敷 → まぼろしお蝶が倒せなくて前に進めない(絶望的)

② 落ち谷 → 蛇の目シラフジが倒せなくて前に進めない(毎回もうちょいのところまで行くので何かの拍子に行けるかも)

③ 水手曲輪 → 山内式部利勝が倒せない(バックスタブ決められることが分かったから、攻略動画見たらたぶん行ける)

いやーきついわ。現時点で拾える数珠は全部ゲットしてるはずなので、プレイヤースキル問題なのは明らか。

明日また頑張ろう。

2022-08-13

それ、人間の浮生(ふしょう)なる相をつらつら観ずるに、おほよそはかなきものはこの世の始中終、

まぼろしのごとくなる一期(いちご)なり。さればいまだ万歳(まんざい)の人身(にんじん)をうけたりといふことをきかず、

一生過ぎやすし。いまにいたりてたれか百年の形体(ぎょうたい)をたもつべきや。

われや先、人や先、今日ともしらず、明日ともしらず、おくれさきだつ人はもとのしづくすゑの露よりもしげしといへり。

 されば朝(あした)は紅顔ありて、夕(ゆうべ)には白骨となる身なり。

すでに無常の風きたぬれば、すなはちふたつのまなこたちまちに閉ち、ひとつの息ながくたえぬれば、

紅顔(こうがん)むなしく変じて桃李のよそほひを失ひぬるときは六親眷属(ろくしんけんぞく)あつまりてなげきかなしめども、

さらにその甲斐あるべからず。さしてもあるべきことならねばとて、

野外におくりて夜半(よわ)の煙(けぶり)となしはてぬれば、ただ白骨のみぞのこれり。あはれといふもなかなかおろなり。

されば人間のはかなきことは老少不定のさかひなれば、たれの人もはやく後生の一大事を心にかて、

阿弥陀仏をふかくたのみまゐらせて、念仏申すべきものなり。

あなかしこ、あなかしこ

2022-05-31

ここ数日の間に読んだBL

コントラスト』(itz)




あらすじ

 翔太(かなた)はいつも友達の輪の真ん中にいる陽キャで、陽(あきら)は特進クラス所属する秀才単独行動を好む陰キャである。彼らは同じ高校に通う同学年だということしか共通点がないが、なぜかすれ違いざまによく目が合う。

 そんな二人はある日の昼休み屋上に続く階段踊場出会った。いつもそこで一人で過ごす陽の隣は何故か居心地がよく、翔太は昼休みごとに入り浸るようになる。

 翔太が急に行方くらますようになったことに彼の友人達不審に思いはじめる。一方で、陽は翔太には言えない秘密を抱えていて……。

増田感想

 こういう少女漫画系学園恋愛物語を読むことは、自分は一生ないんでないかと思ったのだが、そう思いつつも今年に入ってから『君の膵臓を食べたい』とか『コクリコ坂から』とか読んどるやんけ、ならBLでも読めない訳がない!  と急に気分が変わったので読んでみた。なお、本作は全くエロがない。

 登場人物の喋りがYouTubeとかで見る今時の若者のものだが、日常の過ごし方が二十数年前の学生とあまり変わってない感じなのが驚き。今時の高校生も放課後カラオケなんて行ったりするの……私の住んでる辺りのカラオケボックスなんか、疫病とか関係なく軒並み潰れましたが……。

 屋上への出入口に続く階段踊場で二人が出会うなどという、いっけなーい! 遅刻遅刻! とパンくわえて走ってたら曲がり角でイケメンと側面衝突したくらいの伝説ベタからスタートで、そこからベタが幾重にも畳みかけて来るのだが、こうもベタを貫いていると一周回って目新しく感じた。まあ、ベタな展開の漫画って実例を挙げよと言われると案外出てこない、まぼろしだったりするからなあ。でもはい、「屋上への出入口に続く階段踊場で二人が出会う」作品こちらでございます。もしも、そんな作品本当にあるの? と誰かが言ったら『コントラスト』とこれからは自信を持って答えられる。

 約300ページの長編なんだけど、背景の描き込みが少ないのと、ストーリーや設定がベタベタなのとで、余計なことに目が行ったり考え込んだりさせられないので、さくさくと読み進められるし、登場人物心理描写に集中できる。

 主人公二人のキャラ定番ながらも厚みがあってよかった。陽の方はちょっと詰め込み過ぎではないかとも思ったけど。主人公二人ともそれぞれ複雑な思いを抱えていて、それで互いや周囲の人達齟齬を生んだりもするけど、思いやりで人間関係が回転していて、なんとも優しい世界観。あまり棘がないのが今時って感じかなあ。


『ボーイミーツマリア』(PEYO)




あらすじ

 広沢大河高校入学と同時に演劇部への入部を決めた。彼の夢はヒーローになることで、日本一ビッグ俳優を目指しているのだ。

 そして演劇部の催物を見学に行った大河は、舞台上で踊っていた美少女マリア様」に一目惚れをしてしまう。

 勢いでマリア様に告白したもののあっさり断られた大河。彼はめげずに入部を志望し演劇部の門戸を叩く。ところがそこへ現れたマリア様は男子制服を着ていて……。

増田感想

 またもエロの無い学園ものファンシーな表紙とは違い、中身はどえらくパワフルな少年漫画系。あまりにも勢いがすごくて唖然としてしまった。情熱が爆発している! なんだこれ……こんなBLたことがない……。あとなんか演劇部顧問がすごくパニー(どうぶつの森シリーズの)じゃん……。

 若さとパワー漲ってるなぁ、と思ったら出版当時、作者はやはり二十歳少し手前くらいだったのだそうで、さもありなん。画力といい構成力といいとんでもない逸材だなあ、ストーリーはだいぶ荒いけど。すごい、将来に期待……と思ったら、PEYO先生こと江口公生先生23歳の若さ夭折されたとのこと。悲しい。

しゅんとした気分で今日はここまで。『きのう何食べた?』3巻も買ったから読んで昼寝でもしよ。

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