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はてなキーワード: 税額控除とは

2024-11-12

anond:20241112010308

厚生年金適用拡大する案はすでに出てるし

税額控除主張してる党もいくつかあるから

低所得者所得税減るけど社会保険料増えて

控除引き上げの財源として高所得者所得税やすから

どの所得でも手取りは減るやろなあ

2024-11-07

大統領トランプになったことによる、日本車メーカーが待ち受ける懸念

トランプが再び大統領になったことで、日本車メーカーが抱える不安が増している。彼の公約にはインフレ抑制法(IRA)の撤廃が含まれており、これが実現すると、日系自動車メーカー米国市場で直面するリスクがいくつか出てきそうだ。

EV市場への影響

バイデン政権下ではEV購入者への税額控除提供され、クリーンテクノロジーへの投資も後押しされていたが、これが撤廃されるとEVの普及が鈍化する可能性がある。日本車メーカーはすでにEVへ多額の投資をしており、政策変更があれば戦略見直し必要だろう。

米大統領選「もしトラ」の先を踏まえた冷静な分析を

環境規制の緩和

トランプバイデン政権で強化された温室効果ガス規制の緩和を進める可能性が高い。これにより、EVシフトが遅れ、ハイブリッドガソリン車の需要が維持されるかもしれない。EVに力を入れている日本車メーカーにとっては不利な状況になる。

トランプ再選ならどうなる? 日本の自動車メーカーが抱える「もしトラ」リスクとは?? - 自動車情報誌「ベストカー」

通商政策の不確実性

前回のトランプ政権時に導入された保護主義的な関税措置が再び復活すれば、日本から自動車輸出に対する関税引き上げや輸入制限懸念される。米国市場での競争力を維持するには、柔軟な対応が求められることになるだろう。

トランプ再選ならば日本に何を要求するか~ その2 着々とトランプ対策を進めるEUは参考になるか~ - 一般財団法人国際貿易投資研究所(ITI)


これらのリスクを踏まえると、日本車メーカーは今後も米国市場での戦略を慎重に調整していく必要がある。

2024-11-06

anond:20241106103219

マイナンバーシステムが整備しきれてないから今年の定額減税&給付煩雑になってるだけで

システムが整備された後なら給付付き税額控除やればよくて低所得者への増税はしなくていいんだよ

所得税住民税年収の壁も現行のままでも控除増やそうが減らそうが給付付き税額控除に変えようが壁を境に手取りが逆転するわけではないので

控除増やしても壁が上に行くから意味ないというよりそもそも自体を気にする意味がない

税金とって給付に変えようが増税額と給付の大小が逆転する壁が消え去るわけではない

年収の壁はむしろ下げるべき。所得控除は縮小し給付対処

年収の壁を控除枠の増加で対処しようとしているが、これは筋が悪い。

何故なら、年収の壁を引き上げても結局上の壁に当たるだけだから

なので、逆に年収の壁を引き下げる、つまり基礎控除を縮小し、年額20万ぐらいにするべきではないか社会保障負担義務・加入義務についても同様に引き下げるべきである

3行でまとめると

本文

基礎控除の縮小と言っても単に増税するわけではない。以下の様な事を行う。


元々与党でも年収の壁をなんとかすると言う話はずっと議論されており、与党側ではこの方式が有力とされていたはず。ところが選挙人気取りで大規恒久減税という事の意味を深く検討しないまま公約を掲げた政党が、票数以上に権力を持ってしまっていて、なし崩し的に良くない方向に向かっていると感じる。制度設計としてはこちらの方が難易度が高いのでおいそれとすぐに構築する事は難しい。だから12月までに実現しろと迫っている中ではできないことは明らかであり、将来にわたって禍根を残す方式になるであろう事は、想像に難くない。

今のまま単純に引き上げる方式だと、今度はその上限額に引っかかって働けないという事が出てくるだけである

そして、あとから所得控除を縮小する方式に引き戻すのはほぼ不可能になるだろう。不可逆的に、時代に合わない制度延命されてしまう。まだ電算システムがなかった時代事務手続き問題から作られた様な仕組みに縛られてしまう。


所得控除は生活必要な最低限の金には税金をかけないのだ、という趣旨で言われているのだが、それならば消費税はどうなるのかなど、説明には無理がある。

その実体は何故かと言うと、租税手続きにかかるコストよりも得られる税金わずであるために、税務署手続きが回らないからと言う事で設けられているに過ぎない。

しかしそれは過去の話で、今時コンピュータを使わず賃金給与計算をされている労働者などほとんど皆無と言って良いほどに少なく、それを税務システム連携すれば良いだけの話である源泉徴収もそれほど手間ではない。

また、税務署計算についても同じ事が言える。マイナンバーカードシステムがきちんと定着すれば、様々な情報を合算することが出来る。階段状に段階的に適用される税率ではなく、関数定義されたシームレスな税率を適用する事が可能になった。

介護医療保険、その他副業収入生保などもマイナンバーシステムで結びつけられているので、もはや年末調整企業がやるよりシステムを作り上げて税務署が行う方が効率的であるとさえ言える。


そう言った方策を用いる事によって、現在ある問題点、資産が膨大にあるのに、収入国民年金だけで医療費控除使って住民税課税、と言った様な問題にも対処ができるだろう。

彼らの持っている資産はもう1回税金を払っているから、資産課税シンプルには二重課税だ。しかし、だからといって応分負担原則社会保険税や、新たに得る収入の税率まで下げる必要があるかと言えばない。

特に社会保険関係過去徴収しておくべきだったもの徴収できなかったが故に、彼らは資産を貯めているのだ、という事が言えるので、資産によって応分負担を求めるのは当然である

故にこの施策ができれば、偏ったバランスが少しは補正されだろう。


また、逆進性の問題についても対処がしやすくなる。少ない所得から税金をとっておいて何か、と言われそうだが、これは逆である

税額控除は、いくら増やしても収入ほとんどない人や、難病介護などによって困難を抱え控除枠が一杯になるほど金を使っている人などには恩恵がないのだ。


こういうことを言うと、いったん取って給付するのは無駄だ、という意見を言う人がいるが、それはコロナ前の常識だ。今は違う。

この間の給付付き所得控除を覚えているだろうか。コンピュータシステムで処理する事をまともに考えた形跡のない、減税と給付を両方組み合わせるような仕組みであった。

各所で混乱が見られてコストばかりかかったし、ミスも多かった。挙げ句本来行政システム効率化に使われるはずだったシステム開発者のリソース無駄にすり減らす結果になった。いったん取って給付無駄だという考え方が焦げ付いた典型である

控除のみにするとそもそも所得がない、難病介護などで困難を抱え既に十分に控除が行われている人、最も格差是正対象として手当てしなければいけない人に手が届かない。

故に、本気で格差是正するには、所得を超えた給付必要になる。今の所得によって一律に減税したところで補正し切れているとはとても言えない状況である

給付をメインにしていくほかないのである。今はマイナンバーシステムに口座を登録する仕組みがあるために、給付は以前よりも圧倒的に簡単にできるようになっているのだ。さらに今のフィンテック活用すれば色々な事ができるだろう。


時間がかかりすぎるという意見もあるが、時間がかかるなら今すぐ取り掛からねばなるまい。

政争の具になって押しのけられる愚策と、時間がかかってもより良い施策ならば、後者をするべきだ。

また、給付・控除の条件にマイナシステムへの情報のつなぎ込みを義務化しつつ手厚くフォローすれば比較的普及は早いと思われる。それこそ一過性コストである


今の控除を中心とした方式だと、所得控除で手が届かなかった人が次に頼る制度として、生活保護まで飛んでしまう。確かに生活保護は大切な制度だが、これは最小限であるが故に資産を持てないなど社会格差是正と言う面では良い制度とは言えない。

その手前で支援するような制度必要だ。

それには課税を強化しつつも、給付も強化するしか方法が無いのである


そう言った一つ一つの議論の積み重ねを行った上でスタートするべき話を、今回の政争で、しかも全得票の1割も得ていない政党によって不可能にされようとしている。

暗い未来が来そうだなと、そんな予感がしている。時代技術にあわせて制度アップデートしていくという発想でやっていきたい。

2024-11-05

anond:20241105071555

基礎控除変わらなかったら壁も変わらんやん

所得控除から税額控除に変えて高所得手取りは増えないあたりが落としどころやろ

2024-11-03

基礎控除増やしたら金持ちの方が減税額大きくなる」のが嫌なら基礎控除税額控除にすればいいだけやろうにな

そもそも年収の壁対策として所得控除増やして課税最低限引き上げる」という話自体税制への誤解に基づくものだが

日本税制所得格差を縮小する効果が小さい点は問題と言えるから高所得者課税額があまり変わらないように

税額控除の額と累進課税の税率階段調整して課税最低限を引き上げれば済む話

2024-11-02

anond:20241102232748

お前が語ってるやん

貧困対策なら給付付き税額控除の方が適切定期

間違った自説を取り下げられるのはいいことじゃん。

所得控除高額所得者ほど減税額が大きくなり、金持ち優遇だ」という議論がありますが、これは誤りです。

この誤りという認識こそが誤りであることに気付いて、やっぱり「所得控除高額所得者ほど減税額が大きくなり、金持ち優遇だ」という評価に変えたということでしょ。こっそりやるのは卑怯だけど、間違いを間違いだと正せること自体はいいことじゃん。高額所得者ほど減税額が大きくなるなら、どう詭弁を弄したところで金持ち優遇から所得に対する減税額の割合高額所得者ほど小さくなるから金持ち優遇ではない、なんて馬鹿げた話は消費税軽減税率だけで十分だよ。同じ税収減をするなら、高額所得者ほど減税額が大きくなるようなものではなく、所得によらず一律で給付付き税額控除をやった方が死荷重少なく税の再分配機能を発揮するよほどいいものとなる。制度構築に時間が掛かるならそれまでの間は所得によらず一律で現金給付をやってもいい。以前は受取拒否する人が出るなどの説があったが実際にやってみて殆どの人が給付金を受け取ることは判明している。

anond:20241101174327

2024-10-30

夫婦別姓国民民主党の反対で挫折するシナリオ

今回の選挙選択夫婦別姓制度に賛成の衆院議員過半数となったこから立憲民主党を中心に別姓への改正法案が出される。

しかし、国民民主党が、トリガー条項税額控除額といった重要政策自公に呑ませ同じ国会改正法を成立させることと引き換えに、別姓には反対に回り自公+民民の反対多数で否決される。

自民党は、衆院選に敗北し裏金も封じられた逆境下で、夫婦別姓絶対反対の保守層日本会議統一教会あたり)が提供してくれるカネ・人・票への依存さらに強めており、近付く参院選を前にして保守層からの支持を固めるために何としてでも夫婦別姓挫折させる必要があったのだ。

その弱みに付け込んで国民民主党選挙で訴えた政策の実現に成功する。

……これぐらい狡猾に玉木さんが動いてくれたらなぁという願望。

2024-10-24

anond:20241024033940

ふるさと納税税額控除4万、それとは別に障害者控除27万もあってこれだぜ

住民税1.4万/月

ふざけんなよ

2024-10-02

どの団体寄付しようか考えてる

本業所得は毎年500万程度しかないんだけど、今年は先日の暴落の時に先物取引2700万ほどの利益がいきなりボンと発生した。

普段からちまちまとした寄付(その時気になった団体に数千円~1万程度)はしていたんだけど、せっかくたくさんのお金が入ったんで大きく寄付したい。税額控除が受けられる団体だったら実質半分ぐらいの負担ですむし。

いろいろ調べてるけど、どうしようかな。

真っ先に考えたのは紺綬褒章狙いで対象団体に500万寄付なんだけど、なんかいかに紺綬褒章狙いましたってのが恥ずかしくない?

次に考えたのは地元社会福祉評議会とか赤い羽根共同募金への寄付地元に貢献できるのはいいかなって気がする。

犬が好きだから犬を保護してる団体への寄付なんかもいいかな。

うーんなやむ。どんな団体寄付するのがいいかな。

2024-09-19

9月13日 激戦州ペンシルバニアでのカマラハリス演説 全訳

「ページをめくります過去には戻りません。過去には戻りません。アメリカは新しい方向に進む準備ができています。」

刷新感が人気要因なんだろうなぁと印象的だった。

過去に戻らず、新しいリーダーシップと楽観的な未来に向けて進む必要性を強調

トランプとの討論会で、生活費の引き下げや中小企業支援、リプロダクティブ・フリーダム国家安全保障重要性を訴えた

トランプ政策には具体的な計画がなく、同じ古い内容が繰り返されていると批判

自身のこれまでの経歴(検察官カリフォルニア州司法長官としての活動)を紹介し、人々の権利安全を守るために戦ってきたことを強調

中小企業支援住宅供給の拡大、生活費の引き下げを含む「機会経済プラン提案

トランプ経済政策富裕層優遇し、国民にとって負担が増えると指摘

トランプ健康保険制度廃止の試みに対する批判と、彼には代替案がないことを強調

女性のリプロダクティブ・フリーダム中絶権利)を守る必要性を訴え、トランプ最高裁判事を通じてロー対ウェイド判決を覆したこと非難

他の基本的自由投票権、銃暴力から安全労働組合参加の自由同性愛権利など)への攻撃非難

選挙重要性と、勝利するために皆で努力し続ける必要性を強調

(00:00) [拍手] こんばんは、メアリー拍手をお願いします [拍手] グレースペンシルベニアに戻れて嬉しいです みなさん、こんにちは [笑] ありがとうOKOKビジネスに取り掛かりましょう まずはここにいる皆さんに感謝を伝えたいと思います。今夜、時間を取っていただきありがとうございます。 今、この瞬間に、私たちを分断し、孤立させようとしている人々がいる中で、私たち全員が愛情にあふれたコミュニティとして共にいることを思い出させる瞬間です。私たちは一緒にいるのです。今夜、ここにいるために時間を割いてくださって、本当に感謝しています。 そして、すべての素晴らしいリーダーにも感謝します。先ほどスピーチを聞いた州知事のシャピロ、そしてアメリカ合衆国上院に再選される予定のボブ・ケイシー上院議員ブラウン市長にも感謝します。そして、市長、温かい歓迎をありがとう

(01:55) さて、3日前、ドナルド・トランプと私は討論を行いました。みなさん、見ましたか? そうですね、見た方も多いかと思います。その夜、私はアメリカ中の家族にとって重要問題について話しました。生活費の引き下げ、アメリカ中小企業への投資、リプロダクティブ・フリーダム生殖に関する自由)の保護、そして国の安全安心を守ること。しかし、ドナルド・トランプから聞いたのは、同じ古いショー、数年間聞いてきた疲れたプレイブックだけで、計画はありませんでした。アメリカ国民ニーズにどう対応するかについての計画は一切ありませんでした。

(02:52) さて、皆さん、時が来ました。私たちはページをめくります過去には戻りません。過去には戻りません。アメリカは新しい方向に進む準備ができています私たちは、一緒に何ができるかについて楽観的な新しいリーダー世代を迎える準備ができています。だからこそ、メアリーグレースありがとう。だからこそ、民主党共和党独立派私たちキャンペーンを支持しているのです。私たちは、すべてのアメリカ国民のために働く大統領必要です。

(04:01) みんな、もう分断しようとするのはやめましょう。人々はもううんざりしているんです。疲れ果てています。私のキャリアを通じて、私は人々のために戦ってきました。若いころ、オークランド検察官として女性子供虐待する犯罪者に立ち向かいました。カリフォルニア州司法長官として、大手銀行と対決し、差し押さえに直面していた中流家庭に200億ドルをもたらしました。私は、搾取された退役軍人学生、そして賃金を騙し取られた労働者のために立ち上がり、高齢者虐待に直面している高齢者のために戦いました。国境を持つ州の司法長官として、薬物を密輸し、私たちコミュニティ安全を脅かすようなカロア・カルテルのような国際犯罪組織と戦いました。

(05:46) そして、私たちが築く未来は、すべてのアメリカ人が住宅を所有し、富を築き、ビジネスを始める機会を持てる「機会経済」を含むものです。私は本当に中小企業が大好きです。皆さんの中に中小企業リーダーがいますか?手を挙げてください。私の母は長時間働き、私たちの面倒を見てくれました。ミスシェルトンは小さなビジネスオーナーで、私は小さなビジネスオーナーがどれほど重要存在かを子供のころから知っています中小企業オーナーアメリカ経済バックボーンです。

(07:22) 私の計画の一部は、スタートアップ中小企業に5万ドルの税控除を提供することです。相手は銀のトレイに4000万ドルを手渡され、6回破産しましたが、みんながそのような機会を持っているわけではありません。アメリカ人は野心、夢、そして一生懸命働く準備はできているが、機会やアクセスがないことが多いのです。

(08:07) 私は「機会経済」の構築に焦点を当てています私たちは、アメリカ家族生活費を引き下げるために、あらゆる分野での取り組みを進めています。私の計画により、1億人以上のアメリカ人が税控除を受けることができ、子供最初の年には、子供税額控除を6,000ドルに拡大する予定です。新しい親たちは、車のシートやベビーベッド、ベビー服を購入する支援必要です。

(09:50) さらに、アメリカのすべての人々に良い賃金仕事提供されるようにします。これには、大学学位を持っていない人々も含まれます。長い間、私たちの国は、4年制大学学位けが成功への道だと奨励してきました。しかし、学位がなくても優れたスキルを持つ人々に機会を提供しなければなりません。

(10:51) すべてをまとめると、私は中流階級の出身であることを忘れません。そして、常に中流階級の人々のために働きます。私の相手は別の計画を持っています。彼の計画は、富裕層大企業に多大な税金優遇を与えるものです。私たちは、トランプ健康保険を終わらせようとしていたことを忘れていません。彼は、私たち国民基本的自由権利に対して全面的攻撃を行っています

(11:51) 彼の計画を見れば、彼がもう一度大統領に選ばれた場合に何をするつもりかが明らかです。ドナルド・トランプは、億万長者や大企業に大規模な減税を行い、社会保障メディケアを削減しようとしていますさらに、私は「トランプの売上税」と呼ぶもの日常の必需品に課そうとしており、経済学者の調査によれば、これにより平均的な家族は年間4,000ドルも余分に支払うことになるでしょう。事実ゴールドマン・サックスのような独立した経済学者たちは、私の計画経済を成長させると予測しており、彼の計画経済を縮小させ、インフレを再燃させ、来年半ばには景気後退に陥るとしています

(12:42) さらに、ドナルド・トランプオバマケア(Affordable Care Act)を廃止するつもりです。私たちは忘れていません。彼が大統領だった時、60回もオバマケア廃止しようと試みました。そして、最近の討論でも彼はそれに代わる具体的な計画がないと認めています。「概念的な計画」と呼んでいましたが、実際の計画はありません。

(13:41) ちょっと考えてみてください。彼は、4500万人が頼りにしている健康保険を脅かそうとしています。それを「概念」に基づいてやろうとしているのです。かつて、保険会社が既往症のある人々に保険提供することを拒否できた時代があったことを思い出してください。私たちはその時代に戻るつもりはありません。 [拍手] 絶対に戻りません。なぜなら、私たちの戦いは未来のための戦いだからです。そして、私たちの戦いは自由のための戦いです。女性自分の体について決定する基本的自由を守り、政府がその決定に介入することを許しません。

(14:41) 私たちは、ドナルド・トランプがロー対ウェイド判決を覆す意図を持って指名した最高裁判所判事たちが、その意図通りに行動したことを忘れていません。そして、私たちはどこにいるのかを理解しています現在20以上の州でトランプ中絶禁止法が施行されており、その多くはレイプ近親相姦場合であっても例外を設けていません。これは道徳的に間違っています。性暴力被害者に対して、彼女自分の体について決定する権利がないと言うことは、非道徳的です。

(16:50) 私たちは、信仰や信念を持っていることを放棄する必要はありません。それでもなお、政府女性に何をすべきかを指示するべきではないと同意することができます。そして、議会がリプロダクティブ・フリーダム回復する法案を通過させた暁には、私は大統領としてその法案に誇りを持って署名します。[拍手]

(17:39) 私たちの国中で目にしているのは、他の多くの自由権利への全面的攻撃です。投票自由、銃暴力から安全である自由労働組合に参加する自由、そして愛する人を誇りを持って公然と愛する自由です。アメリカ理想を守るための戦いを続けてきた世代があります。そして、ここにいる皆さん、今、そのバトン私たちの手にあります。[拍手] 今、選挙まで53日です。私たちはアンダードッグであり、それを覚えておきましょう。そして、私たちはこれから一生懸命に働きますしかし、私たち努力が好きです。努力は素晴らしいことです。そして、皆さんの助けがあれば、私たち勝利します。ペンシルベニア私たちの声を響かせる準備はできていますか?私たち自由を信じていますか?私たちは機会を信じていますか?私たちアメリカ約束を信じていますか?

https://www.youtube.com/watch?v=9yzHzGYUeTQ

2024-07-05

寄附金税額控除4万6千円

ふるさと納税って税金が安くなったっていつ実感できるんだ?ってずっと思ってたんだけど、

今日職場から配られた紙片から読み取ることが出来て安心した。

この前は年末ギリギリに色々やったから今年は余裕をもって申し込みをしたい。

年末指定して実家に食い物を送ってやれるヤツがあるといいんだけどな

今、まさに食っているロールケーキは日付の指定が出来ない上にかなり時間がかかったのが難点だ。

どこに寄付したのかとかは全然覚えてない。なんなのこの制度

2024-06-13

[]anond:20240613200534

https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt83

h抜きする意味が解らないのでリンクしておくね

地方母子家庭出身の女さんが東大博士号を取るまで

生活保護博士号ニキとか授業料値上げの報道かに触発された。

残念ながら、いわゆる理解のある彼くん要素がある。

長いと思ったら一番最後だけ読んでくれるとうれしい。

東大に入れたのは単純にペーパーテストがめちゃくちゃできたからだが、目指すようになったのは模試の結果を見た高校教師が勧めてくれたことがきっかけ。たぶん高2の春。

それから東大意識するようになって、現国問題で毎回おもしろ文章読めて最高〜、図書館で出典探して著者経歴を見ると東大出身者多いな〜、東大に行けばこういうおもしろい考えにもっと出会えるのかな??ぐらいの浅い動機東大第一志望にし始めた。

金のことはあんまり考えてなかった。

高校私立だったが奨学生として学費は全額免除してもらっていた上に(その条件で入学した)、民間団体が県住民対象でやっていた給付型奨学金支給されていた。

学力も授業だけで問題なかったので予備校に通う必要もなく、教育費はほぼゼロ

大学も同じように学力さえあれば行けるし、貧乏人にはそれ相応の奨学制度があってそれで何とかなると思っていた。だってそうあるべきじゃないか?

父親ギャンブルによる借金が原因で離婚し、母親非正規雇用で働き始めていたというのが数年前から我が家の状況だった。養育費もなく、突然働かざるを得なくなった母親は当然ストレスを抱えていた。その捌け口になったのが私。

自分の娘が東大に行けるはずがない、父親似の目つき・言葉存在その全てがとにかくムカつく、おまえもどうせ父親と同じだ、あんたは地頭が悪いからだめ、性根が良くなければ勉強なんてできたってなんにもならない。色んな言葉をぶつけられて、まあ限界でしたわ。

A判定しかない模試の結果を見せ続けてもだめ(ふーん、だから?)、日本学生支援機構の貸与奨学金の話をしてもだめ(あんたも父親と同じで借金踏み倒すんだろ!)、年収400万円以下が対象になる授業料免除の話をしてもだめ(ちゃん免除される保証がどこにあるの!?)、格安学生寮の話をしてもだめ(入れなかったらどうする、女なんだから余計な下宿費がかかる!)。

給付型奨学金地方のしょうもねえ高校全然情報はなく、先生たちも諦めるなぐらいしか言ってくれない。

自分で調べろって? 調べた上で給付型奨学金勘定から外していた。

募集人数がめちゃくちゃ少ないのに、「学業優秀」で「経済的に困難を抱えている」学生自分が「絶対に」該当するなんてどうして言い切れるんだ?

そんな不確かなものを頼みにできるわけがない。

地方、女、貧困が混ざるとこうなる事例としてぜひ参考にしてくれ。

制度存在することと、使えると認識することは違うんだ。うちの場合だけかもしれないけど。

結局「何とかなる」でゴリ押して、受験すること自体同意を得たのは高3の12月浪人なんてできるはずもないので、東大に落ちたらすでに受かっていた防衛大に行くつもりだった。とりあえず家から逃げることが第一目的に変わっていた。その上で大学おもしろそうなことを勉強たかった。そうじゃなきゃ生きている意味がないと思った。

無事に受験できて、合格した。合格たからってごちそうが出たわけでも金一封が出たわけでもなかった。

翌日に大震災。見事に被災して、なーーーーんも調べることもできないまま、ほぼ丸裸で上京した。

大学のこともなんもわからんし、クラスなんそれ、語学ごとに性格あるんだへー、五月祭なんてものがあるのかー、演習ってなんだ?

こんな感じ。臆病な自尊心合格発表前に色々調べておかなかった私も悪い。

ていうかみんな発言ちゃんとしすぎ、英語喋れすぎ、そしておしゃれすぎ。それに対して私は何もかもが終わりすぎ。

慣れない電車通学、週20コマの授業、母親言葉フラッシュバックで病んだ。健康診断の段階で精神科を勧められて受診はしたけど、医師震災サバイバーズ・ギルトですねで終わらせたのもあってその後の通院には結びつかなかった。

毎日何とか自殺先延ばしにして、大学に通い続けた。おもしろ講義を聞いている時だけは生きている感じがした。

そんな感じで大学と寮の往復で友人もできないまま夏学期が終わり、冬学期が終わった。試験対策が高度に制度化されているおかげもあって、単位には困らなかった。ぼっちこそ東大に行け。

2年生になって少しメンタル回復してようやく友人ができた。ようやくふつう大学生に近づけたと思った。3年生のときには友人の繋がりでのちの彼くんとの付き合いも始まった。

優秀かどうかは分からないけれど、友人になったのはみんな良い人たちだったし、私が母子家庭であることを公言していないせいか、友人たちが気を遣ってくれていたおかげか、対等な付き合いができたと思う。劣等感のようなものもそれほど感じなかった。仲良くなったのが都市部出身ゴリゴリ強者ではなく、地方中流〜上流家庭出身者ばかりだったというのも大いにあると思う。父親教授とか銀行員とか(母親は当然専業主婦)、そんなのばっかりだったけど。


仕送りは当然なかった。しかし、授業料全額免除家賃が月1万円程度の学生寮、さらには運良く引っかかった給付型奨学金のおかげで、経済的に困窮することもなかった。自分でも意外なぐらいに何とかなってしまった。

毎年授業料免除のために母親源泉徴収票を手に入れていたのだが、当時の母親年収200万に満たない程度である。たまに母親仕事が嫌になって無職になったり、転職を繰り返したりしていたので、提出書類をそろえるだけでも一苦労だった。

ちなみに震災の影響で提出できなかった書類を改めて提出するために訪れた奨学係で、たまたまリストを渡してもらえたか給付型奨学金に応募できた。


3年生になるとあっという間に就活ですよ。院進も国家公務員試験留学も考えてなかった。そういうのはタフでグローバルなふつう東大生がやるものなので。

自己分析しているとまた病んで眠れなくなった。家と大学図書館の往復の日々を過ごしてきた私に書けることなんてなかった。どうして自分ふつう東大生になれなかったのか。私と彼ら彼女らで何が違ったのか。

考えるのが嫌になって、手持ちのタマが切れた段階で就活をやめた。留年ぼんやり意識し始めて、さてどうしようとなったのが生活費授業料

特に遊びに行くわけでもなく、自炊を続け、節約しまくっていたのと、貸与型・給付型奨学金と細々としたアルバイトのおかげ何とかなりそうな貯金はすでにあった。

しか留年すると、奨学金は止まる上に、いくら世帯年収が低くても授業料免除対象から原則として外される。授業料分までの貯金はなかったし、家に頼ることはできなかった。

結局めちゃくちゃアルバイトをして授業料相当額を稼いで、留年に備えた。


「とりあえず留年」の先に何か目指している進路があるわけではなく、毎日自殺を考えていた。しかし、たまたま履修したゼミに救われて、大学院進学を考え始めた。もっと救われたかった。

成績だけは相変わらず良かったので、無事に合格できた。また、ようやくメンタル問題と向き合う決心がつき、学内カウンセリングに通った。留年した年の学費はこのために支払っていた気がする。

院進後は授業料免除奨学金も復活し、博士課程では生活費研究費付きのプログラム採用してもらえたから何とかなった。


博論書けない無理とふつう院生のように悩んでいたところ、身体を壊してしばらく入院することになった。標準年限の3年で上がれないのが確定したこと生活費のあてがないこと、研究アルバイトを両立させるような体力はないこと、その状況でまた授業料を支払わなくてはならないこと。何度も自殺は考えてきたけど、ついにその時が来たなと思った。

彼くんに頼ることは全く考えていなかった。しかし、結婚し、しか授業料も出すことをあっちから提案してきた。実は親戚に博士号持ちが多く、本人もかなり稼いでいたこと。これが「博士号取得にやたら理解のある彼くん」の背景にあった。

それまでは割り勘だったしお互いの家の話もロクにしていなかったので、そこそこお坊ちゃんであったことに驚くとともに、これが東大生の家庭なのかと惨めな気持ちになった。

しかし、自分人生にここまで賭けてくれる人がいるという事実は単純に嬉しかった。自分の救いのためだけではなく、応援してくれる彼のためにもさっさと博論を仕上げようと奮起し、かなり短期間で博論を仕上げて博士号を取った。

これがいかにして地方母子家庭出身の女が東大博士号を取ったかだ。要するに学力幸運に恵まれていたから。

高校民間公益財団法人東大の奨学制度博士課程学生向けプログラム、そのすべてに感謝している。うまくやれてる限りにおいて、選ばれる限りにおいて、多くを望まない限りにおいて、意外なほどに制度は充実しているというのが一当事者感想


まれながらに貧困だったわけではなく、しばらくはそれなりの生活を送り、両親もそろっていたので、ガチ不利層というわけではない。だから代表者ヅラする気はない。あくまで一つのケースとして見てもらうのがよい。また、学力自体最初から備わっていた。だから学力格差と関連する機会の平等の話ではない。

学力があっても受験自体が危うかったこと、経済的に一度でも詰んでいればそこで諦めていたであろうことが私がお伝えしたかった点である。詰まなかったのは単なる偶然。


博士課程の最後一年ふつう東大生が過ごしてきた環境なんだろうなとも思う。教育のために金を惜しまず、授業料を払い、衣食住が保障されて、何よりも心から応援してもらえる。率直にずるい。それなりにプレッシャーはあるし、生活保障されていても勉強研究が大変なのは分かったけど、でもずるい。

もちろん、そうじゃない人たちもたくさんいた。授業料免除申請の大行列、寮の住人たち、親との折り合いが悪く仕送りもないのに授業料免除から奨学金から対象外にされて私なんぞよりよっぽど厳しい経済状態にあった知人たち。彼ら彼女らと連帯することはなかったけれど、どうにかそれなりの人生を歩んでいることを願ってやまない。



授業料の値上げの必要性は理解している。国立大学法人改革はクソ。競争資金はクソ。

しかし、値上げの代わりに経済的に困難を抱えた層への支援を充実させる案には、次の5点の問題があることから反対の立場だ。むしろ授業料免除制度なんていらないくらいに、学生アルバイトで賄える範囲授業料を下げるべきだとさえ思う。

第1に、書類準備の手間。住民票、源泉徴収票アルバイト先・RA先生に書いてもらう収入関係書類、とにかく書類が多い。家族に提出をお願いする書類も多い。私の母親書類に関しては協力的であり、私自身の事務処理能力もそこまで低くないので何とかなったが、自分家族書類準備能力が不足している場合、あるいは家族が非協力的な場合、容易に詰む。しちめんどくさい書類を準備させる手間を経済的困難層に課すことは正しいことなのか? その手間を背負わされる学生たちを増やすことは正しいことなのか?

第2に、スティグマ。本当に困っている人の授業料免除されるならいいけどという言説はキャンパス内にも普通に存在した。生活保護と同じようなもので、授業料免除されているということは「恥ずかしい」。払えるものなら、こっちだってすばらしい授業と指導の対価として気前よく授業料を払いたかった。

第3に、高い授業料を払う層と授業料免除される層の発生による、「合格さえすれば平等であり対等なコミュニティの仲間である」という虚構崩壊

第4に、親との折り合いの悪い人々が制度狭間に陥る。学部生の場合独立生計を認められるハードルはめちゃめちゃ高かった。つまりたとえ親から仕送りが全く存在せず、世帯から恩恵を全く受けずに自分アルバイト等のみで生計を立てていたとしても、授業料免除対象に入れてもらえない。個人的にはこれが一番の問題。「親との折り合い」を判定条件に入れて、不正を見逃さずに、本当に支援必要学生を正しく判別できるのか? できるなら教えてくれ。そしてすぐ実行しろ。もしかしたらすでに改善されているのかもしれないけど。

第5に、留年すると原則対象外になるので、失敗・留年覚悟の挑戦ができなくなる。


他方で、なぜ高卒の人々には支援が行われずに、同じ年齢の大学生に対してのみ支援が行われるべきなのか、私には分からない。日本社会の発展に繋がるから? 勝手に期待して我々の未来を決めないでくれ。

高卒の人が一足先に社会で働いて収めてくれた税金が巡り巡って私の就学を支えていてくれていたこと、しか学歴理由に彼ら彼女らが下に見られること、さら生涯年収に大きな差が生まれることを考えると、勉強ができて大学入学できたというだけで大学生が優遇されていて非常に不公平だと思う。若者支援というくくりで全員に対して支援をやらないとおかしい。

最後、一番言いたかたこと。

結局東大に金がないのが悪いんだから、「貧しい家庭出身でも能力があるなら東大に行ける」、そういう理想を守りたいんなら自分で金を出してくれ。つまりみんな直接東大に寄附すればいいよ。「修学支援事業基金」っていうまさにその目的のための基金もある。

ttps://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt83

ちなみに税額控除対象政府に回る金を減らして直接自分の思う公益のために金を投下できるすばらしい制度税額控除だ!

理想を実現するためには金がいる。金もさないくせにごちゃごちゃ抜かすな。口だけの偽善者になるな。

6月13日現在の今年度の寄付総額は約130万円、寄付件数は80件だ。

この数字が増えることを楽しみにしている。

2024-06-03

ぼっちにできるパレスチナ支援

パレスチナで起きている様々なことについて、なんかした方がええかな……と思っている。

でも!!!!!こういうの!!!!!すぐ連帯って言うやん!!!!!確かに連帯必要なのはわかる、わかるんやが!!!!!人付き合い無理!!!!!!!!!

なんで、

https://docs.google.com/document/d/1IUVPD02DGo5GPPM6ZU2WB0FYES4eGAaXZio07hq07hc/mobilebasic からぼっちにできる活動を何個か探してみた。

マクドボイコットが一番早い。他にも色々ある。

https://bdsjapanbulletin.wordpress.com/2024/01/27/%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B%E6%8A%80%E8%A1%93/

資料動画まとめがある。https://www.youtube.com/watch?v=cAYpBZN_jkU とか見やすい。

資料に本リストがある。本は読むだけでもいいし、近隣の図書館リクエストしてもいい。

ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義」が一番買いやすいし読みやすかった。

資料寄付リストがある。

https://arab.org/クリックするだけでいい。代わりに寄付してくれる。

https://www.unrwa.org/japan 国連パレスチナ専門機関税額控除対象

https://www.msf.or.jp/ 国境なき医師団国連じゃ動けないとことかも行ってくれる。税額控除対象

資料署名まとめがある。めっちゃたくさんある。上から順に署名する。change.orgが多いので、一回登録したら順にポチっていける。

資料意見先まとめがある。首相官邸宛がわかりやすい。匿名一言でも送れる。

https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

人付き合いしないとできんことも多いが、ぼっちでもできることもある。とりあえずやってみる。

2024-03-23

お前らさ、まだ女子枠が大学入試だけだと思ってるワケ?

最近アファーマティブ・アクションに対する議論が活発になっているのを感じる。

だがその内容は「女子枠」といった大学入試に関するモノが殆どの様に思える。

SNSなどを見てるとまだ殆ど人間が気付いていないようだが、女性優遇の波はSNSでは可視化されていない所にも既に浸透している。

その一つが『税金』だ。

昨年12月22日に令和6年の税制大綱が閣議決定された。毎年この時期になると次の年の税制が確定する事になっている。

変化はいくつかあったが今回取り上げるのは『賃上げ促進税制』だ。

これは企業従業員給与一定%以上増加させた場合に増加額の何割かをその年の法人税から減税できるという制度であり、国が従業員賃上げを促進する目的施行された。

一応中小企業からでも使える事になっており、制度使用可能になる%と減税の税率は毎年コロコロ変わる。

その『賃上げ促進税制』に来年変化が起きる。

プラチナくるみん』あるいは『プラチナえるぼし』を取得している企業場合は、追加で5%減税できるという内容だ。

急にふわふわした単語が出てきたが

くるみん」とは要約すると男に育休を沢山取らせた企業に与えられる認定エンブレムで、「えるぼし」とは女性活躍させた企業に与えられるエンブレムだ。

厚生労働省が旗振り役を担っている。

エンブレムは実績に比例してランク付けされており「プラチナ」は最上位グレードである事を意味する。

「えるぼし」における女性活躍定義は以下の通りだ。

採用

労働時間

離職率

管理職

これら4つの項目全てで女性社員の数値が男性社員一定率以上下回らない事が「えるぼし」の認定条件となっている。

えるぼし取得企業さら複数の条件を満たした上で省庁に申請することで「プラチナえるぼし」を取得する事ができる。

ちなみに数値の設定はかなりシビアだ。

たとえば女性離職率は男の80%を下回らない様にコントロールする必要がある。

仮に男が5人退職した場合女性退職絶対に4人以下になるように抑えなければならない。

採用においても女性男性と約同数を採用する必要がある。

女性からの応募が多かった場合結果的に男ばかりになりました」は通用しない。

必ず約同数程度になるように採用結果を調整する必要がある。

また労働時間においては女性残業は毎月45時間未満でなければならない。

管理職も、女性男性管理職の8割以上をキープする必要がある

仮に男を5人管理職に昇進させる場合は、女性も4人以上管理職に昇進させる必要がある。

そうしなければ「プラチナえるぼし」の認定が受けられず減税する事が出来ない。

この「えるぼし」の一番の特徴は女性に対しては諸々の厳しい制約が課せられているものの、男に対しては一切の制約が無いという事だ。 

男の採用ゼロだろうが、男だけ全員リストラしようが、男だけ月100時間残業だろうが、管理職に男が例えゼロ人であっても税額控除には一切の影響がない。

こういったエンブレム基本的大企業社会自分たちいか先進的な存在かをアピールするために用いられる。

いわば広告宣伝費みたいなもの短期的なコスパ度外視だ。

「えるぼし」は女性活躍のための認定なので男性配慮が含まれていないのは当然だし、別にそれが問題でもなかった。

だがそれも2024年までの話だ。

何故ならこれまではえるぼしがビジネスに直接関与してくる事はなかったからだ。

自分が驚いたのはこういった認定税金という直接的な実利を国税庁が紐づけてしまった事だ。

この件にもし問題があるとすれば恐らくそれは厚生労働省ではなく国税庁の方だろう。

これはつまり、これまでは大企業の余剰リソースで行ってきたはずのポリコレ戦略が、これから王道生存戦略として用いられるようになる事を意味する。

まり今後の経営者合理的人材戦略とは、男の採用はなるべく削り、退職したくなるような激務は男にやらせ残業は男に押し付け管理職には女性を優先して出世させる事なのだ

なぜならその方がシンプル税金が減って利益が生まれからだ。

今回の5%減税は賃上げ促進税制の中ではオプション的な立ち位置だ。

これが来年すぐさま社会に影響を及ぼすとは自分も思っていないが、これからもっと控除税率が上がっていったり、制度世間に周知されていけばその先は分からない。

そして昨今の風潮を見るに今の日本はその方向に向かって進んでいる様に思える。

…そろそろ全員目を覚ました方が良い。

厚生労働省の「えるぼし」のページには

設立背景として「男女の賃金格差は依然激しく」とあるが、私は男女で給与が分かれている求人票を生まれて一度も見た事がない。

現代でそんなものを公に出せば即座に大炎上するだろう。

男女の賃金格差が生まれ理由シンプル残業時間の差と、出産によるキャリア喪失理由だ。

子供が生まれれば夫婦の内の片方はキャリアを捨てて育児に入る事を強いられる。

現代でその役目を担っているのは殆ど女性である訳だが別にそれは差別されているからという訳ではなく、妻より年収の高い夫を働かせた方が合理的からという理由に過ぎない。

なぜ年収の高い夫と低い妻という組み合わせが大多数になるのかというと、女性自身が年収の低い男よりも高い男を好むからに他ならない。

なので女性は『夫ももっと家事しろ』と叫ぶ事はあっても『私が働くから夫は仕事を辞めて代わりに家事しろ』と言う事は絶対にない。

キャリア喪失女性自身の選択なのだ

それを結果だけ拾って平等化するというのは最早『女性優遇』と表現して差し支えないだろう。

えるぼしと減税の紐づけの先にあるもの男女平等でもなんでもない、純粋男性差別社会の実現だ。

殆ど人間大学入試にばかり囚われて、この事にまだ気付きもしていない事実に私は絶望している。

男に産まれただけで不幸になる世の中は、お前達が思っている以上にすぐそこまで迫っている。

2024-01-06

負担の軽減特典は自ら能動的に動かないと享受できない(追々記あり

年が明けたので2023年分の確定申告の準備を始めた。申告期間までは、まだ1ヶ月強あるけど、毎年、年末年始休み時間があるときに8割くらいまで終わらせている。毎回、確定申告計算自分でやっていて感じるのは、税負担の軽減特典は自ら能動的に動かないと享受できないということだ。

事例1: 海外ETF分配金にかかわる二重課税

海外ETF保有していると分配金が支払われることがある。この場合、現地国と日本源泉徴収が二重に行われる。現地で10%、日本20%が引かれるので、証券会社の口座に入金する手取額は分配金額面の72%(=90%*80%)となる。この二重課税は、確定申告をして「外国税額控除」という仕組を使えば対処可能だ。本来日本居住者として負担すべき税金20%(ETF分配金場合)なので、それを超える8%分は還付してもらえる(正確には、確定申告で追加納付すべき金額相殺できる)。分配金の受取額面が10万円の場合で8,000円の還付である分配金100万円の場合でも8万円である。申告を税理士に頼んだら足が出ることが多いだろう。申告を自分でやったとしても、手間と時間を考えると、あまり割に合わないなと感じる。俺の場合は半分趣味としてやっている。

事例2: 補助金の受取

2023年に自宅の窓に内窓を設置した。YKKAPのプラマードUという商品をつけた。元々あった窓の内側に、樹脂サッシの二重窓を付けたので、部屋の断熱性能が向上し、エアコンの効きがよくなった。あと、これは当初期待していなかった効果だけど防音性能が向上し、外の雑音が聞こえにくくなった。 https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/window/madoremo-plamadou

この内窓の設置については、国が補助金を出してくれた。経済産業省環境省が行っている「先進的窓リノベ事業」というのがあり、俺の場合は、約50万円の経費(資材費、取付工事費等)に対して、約20万円の補助金をもらった。 https://window-renovation.env.go.jp/

この補助金の決定通知書には、「本補助金は一時所得に該当します。ただし、確定申告における所定の手続により所得の算入から除外できる場合があります。」と注意書きがあった。調べて見ると、確定申告の際に「国庫補助金等の総収入金額不算入に関する明細書」というものを添付すれば課税されないで済むようだ。

この補助金を受け取る際には源泉徴収されているわけではないので、確定申告をして課税免除手続きをしても、確定申告せずにばっくれていても、目先の手取の負担は変わらない。ただ、確定申告せずにばっくれるのは厳密には脱税である。国は補助金を受け取った人のリストを持っており、国税庁はその気になれば申告していない人たちの所に端から調査していくことも可能から課税免除手続きをしておいた方が安心だ。それでも、この調査を受ける可能性はそれほど高くないだろうし、免除される税額もせいぜい数万円程度である。手間とメリットを比べると、やはり割に合わない。俺は半分趣味なので手続するつもり。 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2202.htm

追記

ブコメを読んで思い出した事例があった。

制度が充実するほど情報収集力や活用する能力に長けた強者程得をしやすくなるのはバグっぽさがある。あえて導線を分かりにくくしてるんじゃないかと思えてしま制度もチラホラあるし 

事例3:ふるさと納税

はてなでは嫌われているふるさと納税であるが、俺は最大限利用している。これの限度額の計算は思ったよりも単純ではなくて、自身課税所得(その前提としての各種控除額等)を正確に把握していないと、計算することができない。俺は、確定申告が半分趣味なので、ふるさと納税の限度額をかなり正確に計算できる。実際には、枠に若干余裕を持たせて使っている。

ちなみに、ふるさと納税で得た返礼品の経済的利益は一時所得に該当する。返礼品の金額一定金額を超える場合は、ちゃんと申告しなければならない。ふるさと納税の返礼品は最大でも寄付額の30%である。一時所得はその1/2が課税されるから寄付額の15%が課税所得となる。俺の場合所得税の限界税率が55%(国税45%+地方税10%。正確にはこのほかに復興所得税がかかる)だからふるさと納税に伴う手取特典は寄付額の6.75%(=15%*(1-55%))に過ぎない。100万円寄付して7万円に満たない正直、これも手間に見合っているのか微妙ではあるが、俺は制度をハックすることが半分趣味なので、毎年コツコツやっている。2割(21.75%=30%-15%*55%)ほどの特典である。別の言い方で言うと、30万円(定価換算)の価値の返礼品を8万円(8.25%=15%*55%)払って手に入れているともいえる。しかし、いくらいから、お得だからと言って、不要もののためにお金を払うのは浪費であり、無駄である自身にとって税負担の8万円以上の価値がありそうで、本当に欲しいもの、手に入れたいものを探そうとすると意外と苦労するし、無理やり選んだ返礼品も結局持て余してしまほとんど使わずに捨てたこともある。返礼品を選ぶのがめんどくさかったこともあり、次の事例4で書いたとおり、返礼品をもらわず自己負担の無い寄付」をしていた時期もあった。

ブコメの指摘で計算間違いに気づいたので修正しました。また、改めて読み直してみて、この事例3と次の事例4は、「能動的に動かないと享受できない税軽減」の事例としては、適切ではなく、ズレているように思います自身初のホッテントリ入りに浮かれてしまったのと、酔った勢いで書いてしまい、的外れな内容になってしまいました。間違ったことを書いてしまい、ごめんなさい。)

事例4:ふるさと納税をつかって紺綬褒章をもらう

俺が2年前に書いた記事。(一人称文体が違うのは許してくれ。)

https://anond.hatelabo.jp/20220112020048

ちなみに、紺綬褒章(に限らず各種褒章)の受賞者は官報でその氏名が公表される。

俺の名前官報に載った際には、同じ号に著名な企業経営者芸能人名前があった。

追々記

ブコメを読んでいたら、マイナンバーを使って自動化して欲しいというコメントがいくつかあった。俺もその方が望ましいとは思うけど、完全に自動化することは不可能だし、税負担の軽減のためには納税者本人が能動的に動かなくてはならないことは、今後も変わらないと思う。その説明として医療費控除をあげてみたいと思う。

マイナポータルを利用すると医療費の実績を把握できるサービスは既に実装されており、はてな住民の皆の中にも使っている人は少なくないのではないかと思う。これを利用すれば、国税側で医療費控除自動計算など簡単にできそうである日本も将来のどこかでそうなるような気はする。

但し、医療費控除自動計算が実現したとしても、自ら確定申告をして少し能動的に動いた方が、より多額の控除を享受できる場合がある。なぜならば、マイナンバーは、医療費控除対象となる医療費を完全に捕捉することができないからだ。具体例を2つ挙げよう。1つは歯科等の自費診療であり、もう1つは生計を一にする非扶養家族医療費であるマイナンバーで把握できる医療費というのは、当然である健康保険対象となった医療費のみである。したがって、保険対象とならない自費診療マイナンバーでは把握できない。また、扶養していない親族医療費は別の健康保険負担するのだからマイナンバー名寄せすることはできない。これら2つは、ルールを追加(例えば、自費診療でもマイナンバー提示必須とするとか、生計を一にする親族範囲を予め税務当局に届出するようにするとか)したり、システム計算ロジックに少し手を加えたりすれば、自動化できなくはない。でも、国がそこまですることはないだろうと思う。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1128.htm

https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/05/25.htm

こういう制度バグみたいなものは色々なところにあるし、完全に潰せるものではない。なので、納税者の側がある程度能動的に情報を集め、自分から手を動かさないとメリット享受することはできないということは、今後も続いていくだろう。ただ、俺が上の方で何度か書いたように、そういったメリットを取りに行くことが、その手間や面倒くささと比べて割に合うかというと微妙だ。半ば趣味と思わないとやってられない。

2023-12-02

ミツカンの件

気になって調べたことを淡々メモしておく

2023-11-06

[]あんまり話題になってないけどDMMがまずいことをやっている

一部で話題になっているけど、まだ大きく報道はされていないのでここにメモしておく。

企業ふるさと納税悪用した寄付金還流スキームDMMグループが儲けちゃってるという話。

自治体企業ふるさと納税をすると、9割税額控除を受けられる。簡単に言うと、寄付金の1割だけ負担して地域貢献したよって宣伝できる感じ。

企業ふるさと納税自治体立案した寄付対象事業寄付を行う形になるのだが、DMMはこの仕組みをうまく使っている。

どうやるかというと、寄付対象事業寄付しておいて、その事業DMMグループ会社受託させる。そうすると、事業受託料として寄付金を取り戻すことができる。

自分寄付した事業自分受託するのは、事業受託者を決める入札がきちんと機能していれば別に悪いことではない。

実際には、この入札をコチョコチョしている部分がかなりまずそうだと感じている。

問題舞台は、福島県国見町だ。

国見町は、救急車12台買ってきて、それをよそに貸し出す事業企業ふるさと納税寄付対象事業としていたのだが、そこにDMMグループ企業が約4億円の寄付を行った。

そして、その寄付対象事業は入札によってワンテーブルという会社受託者となった。

ワンテーブルDMMグループとは資本関係はないし、救急車製造している会社でもない。

DMMグループには救急車製造しているベルリングという会社があって、落札したワンテーブル救急車製造DMMグループベルリングという会社に再委託することになった。

ワンテーブルを介しているのでワンテーブがマージンを取るは思うのだが、最終的には、ベルリングという会社救急車製造代金が入ってくる。これでDMMグループ寄付金還流することになる。

ここまで、入札が正常に行われていれば、別に問題は見当たらないのだが、まずいのはここから

入札に当たって、町の求める救急車仕様ベルリングが製造する救急車のものに寄せられていた、つまりは、ベルリング製の救急車でないと入札ができないようになっていたのだ。

どうも町とワンテーブルベルリングは事前に仕様のすり合わせを行っていたらしく、入札そのもの出来レースになっていた可能性が高い。

町は寄付金右から左に流していて無傷ではあるのだが、ワンテーブル救急車の代金のマージンを取れてうれしい、DMM寄付金の大部分を売上として取り戻して税額控除も受けられてうれしいということになる。

損をしているのは法人税を控除した国になる。この言葉あんまり好かないのだがまさに「公金チューチュー」であるDMMとワンテーブルで吸い取った公金を分け合っている形だ。

ワンテーブル社長がいろいろ口を滑らせたことで、このことが発覚してしまい、国見町ではこの件を調査する百条委員会が設置された。

最初百条委員会を設置する前に第三者委員会も設置して調査していたのだが、町の関係者が非協力的で埒が明かなかったらしく、ここまで来てしまったということらしい。

結局この件は、官製談合に当てはまってしまうと思われるので、もしかするとお縄に付く人も出てくるのではと思う。税額控除を受けたDMMグループ官製談合だと認められたら、税額控除も取り消されるのではと思っている。

というか、スキーム見る限りブラックに近いグレーなので、この百条委員会の結果によっては全国的ニュースになるんじゃないかな。

追記

今回話題にした「企業ふるさと納税」は、よく知られている「ふるさと納税」とは違う制度です。

トンチキなブクマコメントがあったので一応。

2023-11-05

anond:20231105142853

わかりにくいのでAIに要約してもらったわ

企業ふるさと納税悪用した寄付金還流スキームDMMグループが儲けているという話

2023-10-01

anond:20231001134536

インボイスにしても発注側は仕入税額控除を利用したいからそうして欲しいと言ってるわけで、正義からじゃないんだよね・・・

利己的同士だれから文句言われないはずなのに

anond:20231001062726

飲食とかスーパーとかの小売はインボイス関係ないよ。

取引先が仕入税額控除必要事業者場合のみだから

売上が1000万超えてれば既に課税事業者だし。

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