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2024-10-21

追記あり日本絵師界隈が、反AI因習村と化した理由についての一考察

10/22追記

深夜のダラダラした文章に、思った以上の反響があり、恐縮です。キャンセルカルチャー運動辟易していましたので、考察と言いつつ、n=1の、偏見まみれのくさすような内容になっており、申し訳ございません。

コメントを通して、西洋史観や海外勢の動きなど己の勉強不足を感じ、大変参考になりました。ほか、新たに以下の視点を得ました。

絵師界隈にもプレイヤーはきちんと多数存在していて、それはいわゆる多くの「二次創作をメインに活動する者」なのではないか
にもかかわらず、「二次創作をメインに活動する者」は、自身を「プレイヤー」ではなく「クリエイター」だと勘違いしているから、絵師界隈の創作の循環は停滞し、変なことになってしまっているのでは?

現行法合法とされている無断学習(?)をダメとし、無断の二次創作をヨシとする矛盾性など)


声優はどうなの? について

彼らの職業は、対脚本家演者という関係からみて、クリエイターではなくプレイヤーよりかなという偏見があったため、言及していません。

そもそも、声は、創作というより身体的特徴なので、人権の一つとして適切に保護されることには、なんら議論余地はないのでは。

■ 「絵師」だけじゃなくて、「猟師」とかもあるやん? について

自他ともに達人と認める域に達した方が、「ワシは猟師じゃ」と自称するのは、偉そうだけど実際に偉いし、じゅうぶん身の丈にあっているのでいいんじゃないでしょうか。

追記終わり


本編


最近日本の「絵師」と呼ばれる者達の界隈で、生成AIに対する反発が拡がっている。

それは年々過激さを増し、最早、「お気持ち」や「感情的な反発」ただそれのみで、法的にも倫理的にも問題のないコンテンツを焼き払うまでにいたった。

因習村呼ばわりも、宜なるかな・・・・・・。

もちろん、全ての絵師がそうだとは思わないし、思いたくはない。

このような状況下では肯定的意見など出せようもないだろう。魔女狩りの憂き目にあってしまう。


さて、リーガルマインド(法的思考能力)は、法学部法律科目をみっちり学んでやっと習得できるようなものなので、これを持たない相手議論をふっかけても、いつの間にか例えになっていない例え話にすり替わるのがオチだ。

から、反AIを説得したり、論破したりするつもりは、私にはない。

ただ、不思議な点があったので、分析しようと思った。


生成AIに過剰に反発をしているのは、「絵師」やそれをとりまく「アニメコンテンツ」(以下、「絵師界隈」という。)に限られている。

他の分野でも生成AI進化・深化はめざましいが、変な炎上なども起こらず、粛々と最新ツールとして活用されている。

実際、私がメインで活動している音楽分野(以下、「音楽界隈」という。)でも、生成AIは、比較自然に受け入れられている。

同じクリエーターなのに、なぜ、こうもスタンスが異なるのか?


私は、三つの理由があると考えた。


-「創作の循環」の認識の違い

音楽界隈にいると、少数の作曲家(以下、「クリエイター」という。)、多数の演奏家(以下、「プレイヤー」という。)、無数の聴衆(以下、「リスナー」という。)が互いにインスパイアし合う「「創作の循環」、古から続く巨大なうねりを、あらゆる局面で感じる。

生成AI学習云々の問題は、この循環の一要素として、肯定的に受け入れられている。

しかし、絵師界隈には、循環の要となるプレイヤーがほぼ存在しないため、「「創作の循環」を知覚しづらい。

全ての創作は己の独力によるものだと勘違いしてしまう。


-「才能と作品」の認識の違い

西洋芸術は、音楽絵画の分野を問わず、才能は神から与えられたもので、作品は神に捧げるもの、という共通認識のもと、発展してきた。

信仰が薄れてきた現代においても、なお、フェアユース思想として残っている。

対して、日本には、そのような一神教概念はないものの、少なくとも音楽界隈にあっては、神に奉納する神楽なる存在がある。

更に、音楽理論そのものが、西洋ルーツとするので、「与えられた「捧げる」意識を醸成する機会が多い。

一方で、日本絵師界隈は、ガラパゴス状態進化しているため、「自分ゼロから努力して勝ち取ったもの」「作品自己表現」という認知になりやすいのではないか


-クリエイターレベルの違い

今、音楽本業として、いわゆる音楽でメシをくっているクリエイターは、厳しく長い音楽不況を乗り越えた存在であるので、生成AIときには脅かされない実力がある。

そうでないクリエイターは、純粋趣味として作品を作って発表して楽しんでいるので、生成AIも、面白いツールが出たな、としか捉えない。

一方、イラスト本業として、それでメシをくっている絵師界隈は、クリエイターの淘汰が進んでおらず、生成AIとき簡単に脅かされてしまう。

リアル生活がかかっているのなら、反発も過激になってしまうだろう。

参入障壁の低さと、00年代から需要の急速な拡大が、本来実力に見合わない人間プロとさせてしまったのかもしれない。

さながら、チューリップ・バブルだ。


以下、それぞれ、補足。


創作の循環」の認識の違い

音楽界隈においては知覚しやすい「創作の循環」

音楽界隈では、古くからクリエイタープレイヤーリスナーが繋がり、互いに影響を与え合う「巨大な循環」が存在している。

例えば、クラシックプレイヤー過去の偉大なクリエイター作品演奏し続けたり、ジャズヒップホップにおいて、サンプリングリミックスを通じて新しい音楽を生み出すのは、既存作品表現再利用する文化根付いているかである

表現の蓄積に敬意を払いながら、新しい創造を探求する」というプロセスを自然に受け入れられる土壌が存在している。

これは、DTM世界も同じで、音源サンプルが膨大に共有され、再利用されている現状からすると、AIによる生成もただ新しい音源手法を追加しただけという感覚が強い。

技術的な進化日常的に行われており、特定の著名なプレイヤー演奏サンプリングして音源化することも一般的である

これにより、生成AIも単なる新しいツールとして、既存の「循環」の中に自然に組み込まれている。

また、音楽界隈において、多くの場合クリエイタープレイヤーを兼ねており、リスナーもまた、プレイヤーを兼ねている。

ただ純粋聴くだけの音楽愛好家は存在するのだろうか?

音楽愛好家ならば、誰だって、一度は何かしらの楽器を触って、誰かの作った曲を演奏しようとした経験があるのではないか

クリエイタープレイヤーリスナーは、多くのケースで同じ立場で、創作の循環に積極的に関与している。

AIがその中に入ることは、「革命」ではなく、単なる「進化」だ。

私自身、音楽を通じてこの循環を何度も経験してきたため、AIを恐れることなく、むしろ新しい創作可能性として受け入れている。

音楽分野では、クリエイタープレイヤーリスナーが互いに影響を与え合い、生成AIもその延長線上にあるのだ。


絵師界隈においては知覚しづらい「創作の循環」

一方で、音楽界隈における「プレイヤー」に相当する役割が、絵師界隈には存在しないか、または極めて少ない。

クリエイターリスナー立場を結びつけ、要として機能する「プレイヤー」という存在希薄であるために、絵師界隈では「創作の循環」を感じる機会が乏しい。

その結果、生成AIは「自分領域侵害する存在」として映ることが多い。

絵師界隈において、絵師は、自分作品について、「自分ゼロから作り上げたものであり、完全な自己表現の成果」として捉える傾向が強く、他人作品に手を加えたり、既存表現再利用することに対しては、現行法問題がなくとも、極めて強い抵抗を感じやすい。



「才能と作品」の認識の違い:

西洋における芸術史とフェアユース

絵画音楽を問わず西洋における芸術歴史を振り返ると、才能は「神から与えられたもの」として見られており、芸術家はその才能を用いて作品を神に捧げるものだった。

パトロンは、神のために芸術家を支援して、芸術家は神のために技術研鑽を重ねた。

結果として、優れた作品がたくさん残り、ありがたくも現代にまで継承されてきた。

芸術史への脱線は避けたいので、軽く触れるにとどめるが、少なくとも、西洋芸術特に歴史的な音楽絵画の中では、才能は「神からの贈り物」として見られてきたため、それを使って作品を作ることは神聖な使命の一部であった。

元来、芸術作品やそれを生み出す才能は、個人の所有物ではなく、社会や神に捧げるものとされてきた。

この背景が、西洋フェアユース概念が広く受け入れられている一因のように思う。

才能や作品は神のものとして共有されるものというコンテクストのもと、生成AIによる「学習」や「再利用」も一部では容認されやすいのだろう。

任天堂とパルワールド訴訟問題における、日本欧米の反応の顕著な違いに、この当たりの感覚の違いが明確に出ているように感じる。

この点、日本絵師界隈にとって、才能は「自分努力によって勝ち取ったもの」であり、作品は完全に自分の所有物という感覚が強いのでは。

創作の循環」という巨大なうねりに触れる機会もないもんね。

その態度を傲慢とみるか、当然の権利とみるかはさておき、だからこそ、生成AI個人努力創造性を「奪うもの」として見られやすく、反発が生まれやすいと考えられる。



まとめ::生成AI技術未来資本主義への影響

このまま日本絵師界隈の生成AIに対する過剰な反発、炎上騒動が続くと、日本では、生成AIアンタッチャブルとなり、なんらの議論進歩も遂げなくなるだろう。

最終的に、生成AI技術は、外国の「GAFA」などの巨大企業によって独占され、資本主義論理に飲み込まれ可能性が高いと感じる。

外国大企業規約契約に巧妙に生成AI技術云々を盛り込み、最終的には技術データを独占し、クリエイターがそれに従わざるを得なくなる未来

絵師界隈の過激活動により、日本企業にとって生成AI技術のものアンタッチャブルとなったので、日本企業呆然と、日本人の優れた才能が外国資本に奪われていくのを眺めるしかできない。

そういう世界に誰がした?

もちろん、これは資本主義の一環であり、技術進化の中で繰り返されてきた「ひとつの循環」として受け入れるしかないのかもしれない。

私自身はそのような未来諦観し、これもまた創作における流れの一部だと考えている。

技術は常に進化し、その中でクリエイティブ表現方法もまた変わっていくものだ。

しかし、絵師界隈は、そういう未来をどう考えているのだろうか?

AIをただ拒否するのではなく、技術と共にクリエイティブ可能性を探求する道もあるのではないかと思うが、彼らはその選択肢考慮しているのだろうか? 

AIは決してクリエイター創造性を奪うものではなく、創作の循環、巨大なうねりの一部として受け入れられるべき可能性を秘めている。

これからクリエイティブ世界で、AIと共に新しい表現の形を探求していきたいので、絵師界隈には邪魔しないでいただきたい。

クリエイターは、絵師だけではない。



余談:呼称問題

「生成AIを使っているヤツを、絵師を呼ぶな」問題にも触れておきたい。

私としては、生成AIを用いて絵を出力する者は、「プロンプト・エンジニア」がより正確な呼称だと考える。

望む絵を出力することは、絵師界隈の人が想像しているような、そう簡単技術ではない。

命令文の模索や、好みのモデル階層マージ云々、どれをとっても、相当な知識必要だ。

現に、クラウドワークスでは既に、「生成AIイラストを出力してほしい」旨の依頼がわんさかある。

もちろん、これらはローカルGoogle Colaboratory等に環境を構築している者に限って、の話である

「Novel AI」や「Dall-E 3」、「Grok-2」など、企業最適化して、提供している出力サービスを使っている者は、今のところ「消費者」かな。

企業最適化したサービスを使ってキャッキャしているだけの人は、ごく普通の・・・・・・一般消費者、それ以上でも以下でもないのでは。

消費者イラスト生成AI恩恵にあずかれるようになっただけ。


そんなことより、絵師界隈の人たちは、自分自分のことを「絵師」って呼んで、恥ずかしくないの?

絵師」という言葉は、2000年代の2チャンネルの「同人板」で、敬称として、使われ始めたと記憶している。

「表紙を絵師に書いてもらって~」とか、「好みの絵師が~」とか。

敬称なので、自分自分のことを「絵師」と名乗る者は、当時はいなかった。

絵師になりたいです!!!」なんて、とんでもない。

一体全体いつから自分自分のことを「師」」と自称するような、恥ずかしい使われ方をされるようになったんだろう?

ニコニコ動画が出てきて、ネットが低年齢化して、「動画師」や「MIX師」という、変な亜種が登場したあたりからだろうか。



2024-10-09

anond:20241008223454

暇にもcolaboにも特に興味なく法知識もなく、なんとなくTwitter眺めててアニメが好き、みたいな人はほっとくと結構信者になり仁藤さんを一緒にdisる

日本人全体が歴史差別基本的リーガルマインドといった教養に欠けててかなりアホ民族なので


カルピス連中が暇の悪行を喧伝してくれてるからアノンは多いと言えども今くらいの暇アノンの数で済んでる部分が大きいと思う

一部カルピスツイートに触れて、改心して暇信者をやめた暇アノンもいるし

完全な外部からも状況を追いやすくなっている。

報酬も渡してないのにボランティア名誉回復広告を出してくれているようなもので、金額にするとなかなかのことをしてくれてると思う


カルピスそもそもスラップ訴訟ヘイトビジネス法規制がない法の穴を利用して女性差別で稼ぐやり方と、差別が好きでそういった活動収入源になる人たちを批判しているわけだし

差別主義のミソジニーおじさんをキモいと言うのと同じトーンで、「法の誤読を利用してヘイト煽動する行為を嫌う人」をキモいと言うのは違う気がする




まあ、colabo擁護する人の中には何故かわざわざ「仁藤さんの人柄は好きではないが、暇空のやり方は批判する」みたいなことを言う人もいるので、

「仮に自分支援団体男性だったら多少過激発言をしていようとこんなこと言われないだろう。女性だけ、発言過激さやある種の性質が異常なレベル攻撃対象になり、女性男性に比べて物を言いやす相手として出過ぎた発言をされすぎる」という女性差別文脈もよくわかる

2023-07-20

切り抜くバカ

地裁や原審の事実認定、その判断に至る経緯、個別事情司法事実を全て読み飛ばした上で、最高裁判所の判示を批判する馬鹿

ジャーナリスト政治家がそれをやるのはまだわかる。自らの政治信条に合わない板結を批判するため意図的に読み飛ばしてるのであろうから

1番ムカつくのは法律法学教育を受けていない無知蒙昧な庶民がそれを読んで顔真っ赤にして「最高裁判所おかしい!」ってやってること。

納得できない判決が出たら、なぜその判断に至ったのか、どういう個別事情があるのか、をhttps://www.courts.go.jp/index.htmlアクセスしてここで地裁、原審、最高裁の判示を全て読め。

こういう背景や判示を一切読まないで判決だけ見て批判する馬鹿人間が「エホバの証人なら剣道サボってもいいのか!」とか「デパートでもテーマパークももう怖くてトイレに行けない!」とか言い出すんだよな。

何が「裁判官は頭がおかしい奴らばかり」だよ。

あのなあ、最高裁判所判事(というより実務を担ってる最高裁調査官)ってのは碩学なんだよ。最高の教育を受けてリーガルマインドを身につけたこの国で最も公平中立な生ける天秤なんだ。

お前らみたいな俗物批判して良い存在じゃないんだ。

2022-08-07

anond:20220807015330

行政法学において、許可、認可などは明確に別のものとして定義されてるけど、実際の法律では許可、認許、特許免許承認認証などなどの語が出てきて、厳密に使い分けられてはいいか勘違いしちゃったのかな?

(この辺は塩野行政法でも、藤田行政法でも触れられてるよね?今手元にないか確認できないけど。)

 勘違いしてない。党派性もまったく入っていない。行政手続法立法経緯の議論と極めて分断化された建付けをちゃん確認していないのは皆さんの方でしょう。(あなたが一番知識がありそうなので、代表してあなたに回答しておきます

 処分とは、公権力主体たる国・地方公共団体が行う行為のうち、その行為によって直接国民権利義務形成し、またはその範囲を確定することが法律上認められているものをいう。法令上、許可、認可、免許その他名称の如何を問わない実質概念である

 ただし、この先が細かい。今回の議論関係しそうな部分だけ指摘すると、

  1.  法は申請に対する処分不利益処分で扱いを異にしている(法2条2号、4号)。不利益処分については、一般的に(抗告訴訟対象性としての)処分性が認められる行為でも、申請に対する拒否処分行政上強制執行、即時執行行政調査などは明文で適用対象外とされている(法2条4号イ、ロ)。
  2.  申請もそれのみを一般的対象とはしておらず、国民に対し何らかの利益付与する処分を求める場合に行うもののみが対象となる(法2条3号)。
  3.  地方公共団体が行う行為について、処分、届出は条例規則根拠があるもの適用対象外で、行政指導はすべて適用対象外とされている(法3条3項)(註1)。

 要するに行政手続法行政手続一般法ではない。対象を極めて限定している。もっとも、一般原則としての適正手続要請配慮して、行政主体自発的審査基準(法5条)や標準処理期間(法6条)を事前に定めることが禁止されるわけではない。したがって、実務の運用審査基準、標準処理期間を定めている例があるから行政手続法対象になるはずという逆推知は機能しない。(長野県のくだりに対する回答)

 これらを踏まえて、宗教法人法について考える。申請はそれに続く認証利益付与する処分としての性格が認められなければ、行政手続法にいう「申請」には該当しない。そこで規則認証性格問題となる。認証それ自体は、一定行為文書の成立・記載が正当な手続によってなされたこと(事実)を行政確認する行為に過ぎない。直接国民権利義務形成し、またはその範囲を確定するわけではない。したがって、原則として処分には該当しない。

 もっと設立手続認証宗教法人法12条1項)は、法人として権利能力が認められるのに事実必須手続といえるから、直接権利形成すると評価し得るかもしれない。一方、名称の変更の認証宗教法人法26条1項)は、宗教法人権利義務を直接形成するわけではない。また、いずれも処分性があると評価し得るとしても、申請に対する拒否処分に過ぎないと考えるなら、適用対象外とされる。

 以上より、宗教法人名称変更の認証が、行政手続法にいう処分に該当するとは考えにくい。もちろん終局的には裁判所判断を仰がなければ、誰にも断定できないわけですが。(註2)

でも、君に足りないのはこういった細かい知識じゃなくて、「リーガルマインド」だと思うよ。

 行政手続の透明性という利益だけに着目すれば、文化庁のやり方が好ましいものとはいえない。実際、1997年の時点で統一教会が不受理違法として裁判を起こしていたら、(抗告訴訟国賠訴訟かという問題もあるが)国の不受理違法判断された可能性もあると思う。そこを強調するのもひとつの「リーガルマインド」だろう。

 しかし、悪徳商法まがいの献金集めで多数のトラブルを起こしている宗教法人が、その悪名を隠すために名称変更をしようとしている場合国民さらなる被害の拡大から守る必要性がある。名称変更申請の不受理一義的違法とまではいえず、他に阻止する手段存在しない。このような必要性と許容性が認められる条件下で、統一教会名称変更の利益国民霊感商法から守られる利益比較衡量して考える。これだってひとつの「リーガルマインド」じゃないかな。

 以上、細かい知識は大切だと思います。「リーガルマインド」などという薄いマジックワードに頼る論証では、学部定期試験すら厳しいのではないだろうか。頑張ってね。

脚注

註1 適用除外場合でも、行政運営における公正の確保と透明性の向上を図るため必要措置を講ずる努力義務規定されている(法46条)。しかし、法が適用除外とした趣旨から、法を下回るレベル手続条例が定められても、当然に違法となるわけではない。その意味手続法は、いわゆるナショナルミニマムを定めたものではない。(塩野宏

註2 仮に違法判断されるとしても、その根拠が、行政手続法憲法、法の一般原理いずれに違反すると考えるかは論点となる。元官僚を名乗る元増田は、行政手続法違反と主張している。

2021-09-07

山田太郎の意義を忘れたオタク表現規制高市早苗

表現規制に関してオタク山田太郎以前の自分たち山田が出てきた意義を忘れている。

また、オタクがわざわざ表現規制派の議員に惹かれ、彼/女らを支持するという問題がある。この構造説明する。

 

山田太郎以前、二次元表現規制問題オタクは強い党派性駆動された言動をして人を遠ざけてばかりいた。

具体的には自民党の中でも二次元表現規制に前のめりな議員を支持して反表現規制で実績のある野党議員攻撃する、内紛、と云うより粛清を繰り広げてしまっていた。

オタクの中にもこれらに異を唱えて社会性と利益客観視を訴える人は居たが忽ちにパージされ、またその粛清動機や行動が幼稚なので周りの人らは呆れて散逸してしまう。これをずっと繰り返して反二次元表現規制活動は何も成果を残さなかった。

元々社会性が比較的低い界隈で、「反オタク反日」のようにアイデンティティ社会観が至近距離で両者間に経験が無い、特に社会性が無くて幼稚な人が支持を集めやす攻撃性が高い。自我が傷つけられそうになると防御モードに入ってアイデンティティ世界観の固持に入ってしまう。

製作で喰っている人間も「そんな政治家支持すると食っていけなくなりますよ」と説得されても「自分より日本の方が大事だ」とかの話になってしまう。それは自分国家を直結視させる、社会性の低い人を釣る活動をしているからで、カルト合宿セミナーに参加したみたいな状態だ。

 

こんな状態の所に現れたのが山田太郎で、「表現規制世俗化」を行った。内側から理路整然と表現規制の各種問題を説いたのだ。特に優れていたのが熱心なフォロワー達で憲法上の権利法益、などの自己社会との回路を示して回っていた。実は法学教養的な意味は法文の暗記ではなくこういうリーガルマインドにある。世俗化とは神を殺す事であり自分世界は違う事、その疎外を意識する事だ。

山田の登場で何も生まなかった反二次元表現規制界隈は目を見張るほどの変化を遂げ、リーガルマインドに基づく表現規制問題論議される土壌が出来つつあった。少なくともアイデンティティリブンな人によるパージが横行するのは抑えられていた。

 

オタク自民党の中でも表現規制派の議員を支持してしまうのは「憲法教育表現規制三点セット問題」による。

90年代までの自民党世襲族議員世界でそれ以外の外様が入り込んで活躍する余地はない。一方自民党神道関係ニッチ右派老人固定票を持っており、そこにアピールするのに使われたのが憲法教育表現規制三点セットだった。これらの特徴は前提知識が不必要である事で、経済問題や業法、国際問題となると知識経験必要で、そのアピール先の有権者もそれらを持っている。

憲法問題は今では左派憲法論の前提知識自民案に反対しているが90年代はそうではなく「憲法リベラルで良いことが書いてある本」という扱いで、憲法の名宛人が国家という事すらあまり認識されていなかった。故に憲法法学の中でも微妙な扱いがされていたのである

三点セット議員の言う事はこの「良い事」の羅列を保守的な羅列に変えただけで、それでニッチな票田にアピールしていた。これは最初は「敢えて」だった。

 

三点セットの結果を見てみると:

憲法改憲派の先鋒だった小林節パージ2012年に「良い事」だと思うことを羅列した三点セット憲法案。論点を「憲法国民義務が無い」事に設定。

PKO派兵等で9条限界に至った時に改正をする運びで20年以上活動してきたのに東スーダン問題国民改正議論を訴えずに政局の為に隠蔽を指示。しか自衛隊に後ろから刺される。

教育道徳を教科化して学習時間を削る。日本大学地位地滑り

表現規制法益ではなくアイデンティティに基づいたニッチ有権者扇動議員立法

と碌な結果は無い。

議員立法の評価を下げているのも三点セット議員の特徴で、閣法に比べて議員立法が廃案に成り易い原因を作っている。

皮肉だが、それによって二次元表現規制法案が取らないという効果も発している。彼らの無能な働き者っぷりが表現規制法案ブロックしているのだ。

オタクはその社会性の弱さから三点セット議員の票田となっているのである。その循環を止めるには社会性を上げるしかない。

リーガルマインド啓蒙によって表現規制問題に限り疑似社会性、自分社会の疎外とそこから発生する知恵を撒いたのが山田フォロワー達だった。

 

山田自民党から立候補した時に支持者の間で蝶ネクタイマーク(機種依存入力不可)を入れるのが流行っていたが、これは結構危ういというのが判るだろう。支持表明からアイデンティティへの傾斜が大きくなると山田以前に逆戻りだ。

現在自民党総裁選で二次元表現規制派の高市早苗立候補していて「オタクはどうするの」という問題提起がされている。高市は三点セット議員オリジンだ。

オタクが昔と同じアイデンティティリブンの行動やパージを繰り広げたら、山田フォロワー達が耕した黒い土壌は実を結ばなかったという事になる。

2020-01-30

20年前の旧司法試験受験生がいまさら行政書士試験を受けてみた (前編)

この文章は、20年ちかく前に、旧司法試験択一だけは3年連続合格した、今は40過ぎの俺が、4か月ほど勉強して令和元年の行政書士試験合格するまでの軌跡を書いたものだ。

こういう、『ある程度法律知識があるから学者とは違うんだけど、かといってベテラン行政書士受験生でもない』微妙位置づけの人も、世の中にはたくさんいるんではなかろうかと思ったんだ。それで、そういう人たちのお役に立てればと思って書いた次第。

最初に――俺はサラリーマンなんだけど――なんで急に行政書士試験を受けることになったのかについて書いておく。俺は副業で色々なコンサル業務をやってるわけ。んで、だんだん行政書士の独占業務範疇にある仕事に足を踏み入れる可能性が出てきたので、いちおう今時点で合格だけはしておきたかったんだ。そういう理由

20年ちかく前にもう少し勉強を続けていれば旧司法試験合格たかも? とか思う日がないでもないけど、あの頃はけっこう気持ちが行き詰ってた。だって、毎晩、大学卒業できない夢ばかり見てたんだぜ? 実際は大学なんて普通に卒業できてたのにだよ? この夢が意味することって明らかだし、やっぱりまともな状況とはいえないよね。それにその数年前からロースクールが始まって、旧司法試験合格枠が激減するというアナウンスも出始めてたんだ。

から試験人生をかけていくのはちょっとリスクとして耐えらないと思い始めた。そんな矢先、けっこう良い職場からお声がかかったから、司法試験勉強はすっぱりやめた。司法試験勉強をすっぱりやめたといっても、俺のサラリーマンとしての業務法務軸足を置いているので、完全に20年も法律から離れてたわけじゃない。でも、もっぱら仕事使用するのは知財法ばかりなんだけどね。

そして、知らない人のために書いておくと、俺が受験していた当時の旧司法試験の科目は以下の通り。

択一試験: 憲法民法刑法

論文試験: 上記3科目+商法民訴法・刑訴法

一方、今の行政書士試験の科目は以下の通り。

憲法行政法民法商法基礎法学行政書士業務に関する一般知識

まりは、憲法民法商法・基礎法学が旧司法試験と重なってるわけ。『基礎法学』は科目としては旧司法試験存在しないけど、重なっているどころか、旧司法試験勉強していた奴にとっては、行政書士試験プロパーよりはるかに楽勝だ。行政書士試験プロパーだと、基礎法学は時々まるで意味不明だろうし、対策範囲もわけわからないと思う。でも、旧司法試験を受けた人間にしてみれば、全然けがからない問題はまずないと思うよ。ほら、急に模試で「弁論主義」とか「処分主義」とか言われても、「はいはい訴訟法でやったねー」ってなるでしょ。

準備する 6月24日

というわけで、俺が行政書士試験勉強を始めたのは、手元のメモによると、2019年6月24日だ。試験日が2019年11月10日から、150日間くらい勉強できる日はあったんだけど、途中、2週間ほど海外旅行に行ってたから、実際は126日間勉強可能だったと言える。毎日勉強してたわけじゃないけど、まあそんな感じで勉強を開始した。

2019年6月24日に何をしたのかはよく覚えてる。

新宿ブックファーストで以下の2冊を買ったんだ。

『うかる! 行政書士 総合テキスト

https://amzn.to/37mxhgR

『うかる! 行政書士 総合問題集』

https://amzn.to/38JGVKa

行政書士テキストはたくさん出ているけど、どの会社もその根幹にあるのは「総合テキスト」と「過去問を中心とした問題集」だ。主要な会社はどこも似たような本を出してる。俺は旧司法試験時代伊藤塾の印象がまあまあ良かったので、伊藤塾のものにした。当時のイメージは、授業もテキストも、「WセミナーLEC玉石混交」「伊藤塾ベストもないけどひどいものもない、どれもそこそこ良い」だったっけな。あくま主観だけど。

次に、その足でフェデックス キンコーズに行って、二冊とも断裁して、翌日に会社プリンターで全部pdf化した。分厚いテキストを持ち歩くのはいやだったし、pdf化してしまえば仕事中にもデスクトップ勉強できるからね。

それから総合テキストと、それに対応する問題集の問題を順番に並べていった。例えば、テキストの「国会」部分のあとに、問題集の「国会」部分を挿入するといった感じ。あと、なんとなく直感的に問題量が少ない気がしたので、以下の伊藤塾のページから問題を全部ダウンロードして、該当箇所に挿入した。無料だし。

https://www.itojuku.co.jp/shiken/gyosei/feature/ukarugyouseisp.html

https://www.itojuku.co.jp/shiken/gyosei/feature/mgmondai.html

科目別に勉強方針を立てる

次に、テキスト過去問をぺらぺら眺めながら科目別に方針を考えた。以下のような感じ。

憲法

司法試験択一試験憲法は、本番も模試もだいたいいつも16点から18点(20点満点ね)くらいだったから、まあ自信はあった。でも、さすがに20勉強してないと色々なことを忘れてる。特に択一試験しか出ないような部分はさっぱりだ。統治の条文知識とか。ほら、内閣はこれをして、内閣総理大臣はそれをして、天皇はあれをするとかそういうの。でも、行政書士試験テキスト過去問を見る限り、憲法はけっこう楽そうだなあとは思った。テキストを数回読んで記憶喚起して、あとは条文を数回読めばいけそうだな、あとは判例をどこまで確認するかだな、とまずは考えた。

行政法

行政書士試験の点数配分を見ると、行政法が圧倒的に重要だとわかった。なにしろ行政書士試験300点満点中、行政法は112点満点だから、全体の三分の一を占めてるわけだ。にもかかわらず、行政法はまるっきり勉強したことがない。大学でも独学でも。ということは、合格には行政法勉強キモになるのはわかりきっていたんだけど、どういう法律なのかすら知らないので、とにかく勉強時間の半分以上を行政法に割こうと思った。

民法

司法試験択一試験民法は、本番も模試もだいたいいつも17から20点(20点満点ね)くらいだったから、まあ自信はあった。憲法と同じで、改めて勉強しないと色々と忘れていることは多かったけど。これもテキトーテキスト問題集を何周かまわしたら大丈夫だろうと踏んだ。

商法

司法試験論文では、商法はさほど得意ではなかった。それに、俺が勉強をやめたあとに会社法は大改正があって、まったく知らない概念がたくさん登場していることもわかった。だって、俺が勉強してた頃には「合同会社」すら存在しなかったからね。会社法はとりわけ機関のあたりに知らないことが増えてた。会計参与とか。誰だそれ。一方で、行政書士試験における商法の占める割合は超低い。商法に本気で取り掛かるくらいなら、その時間行政法にまわしたほうが良さそうだけど、どうなんだろうと迷った。そんなわけで、初期の段階では商法にどれだけ付き合うかは決めあぐね、とりあえず保留にした。

・基礎法学

内容もテキストの量も薄くてほっとするわー。まあ大丈夫だろう、という感想

行政書士業務に関する一般知識

行政書士試験一般知識単独での足切りがある。40%以上正解しないと、他の科目が満点でも落ちる。ということで、俺の中では行政法の次に一般知識を要注意科目と認定した。

とりあえず勉強を開始する 6月26日8月6日

まずは、総合テキスト問題集が混然一体となったテキスト(要するに俺がpdfで並べたやつね。以降は単に「pdfテキスト」と書く)を頭から読んだり解いたりして行った。当時のメモを読むと、2019年6月26日から勉強を開始して、2019年8月6日に1周目が終わっている。よくわからないところで立ち止まらずにどんどん進むのがコツだと思ってる。

さて、この時点での各科目の感想は以下の通り。

憲法

とにかく懐かしい。すべてがセピア色だ。マクリーン事件! 三菱樹脂事件! いやあ、あの頃は本当に勉強がつらかったなあ。

行政法

難しくはないんだけど、とにかくつまらん科目だなあ。pdfテキストを繰り返しやって、最後は条文素読かな。

民法

懐かしいなあ。久しぶりに民法をやると、得意だった箇所・不得意だった箇所があらわになるなー。今でも法定地上権とか全く問題なくわかるし、連帯債務連帯保証のあたりが大得意だったのを思い出したわ。逆に、意外なくらい意思表示のあたりがあやふやになってる。テキストだと初めのほうだし、当時は得意だって気がしてたんだけどなあ。

商法

機関を除けば、株式会社についてはだいたいわかる。でも、ほんと機関意味不明だ。あと、会社法はクソほど条文が多いわけだけど、行政書士試験テキストが薄いぜ。こんなんで大丈夫なのか。でも、商法を極めるほどの時間意味もなさそうだぞ。

・基礎法学

いや、ほんとホッとする。コーヒーブレイク扱い。

行政書士業務に関する一般知識

ほう。こりゃあ、どうしたもんかな。とにかく「文章理解」を間違う可能性は極めて低そうだ。あとは、「情報通信」と「個人情報保護法」はある程度やる必要があるのかな、どうなんだろう。「政治」はそんなに他の受験生に劣るとは思えない。「経済」は個人的にもともとけっこうわかる。「社会」はどうだろう。んー。

対策方法がわからないので、色々とネットで調べた結果、以下の2冊を買って、夏休み海外旅行中の飛行機の中で読むことにした。

改訂第3版 センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本」

https://amzn.to/35VQLHP

日経キーワード 2020-2021」

https://amzn.to/2SpQWr9

※実際に読んだのは2019-2020

ひたすらpdfテキストをまわす日々 8月7日9月13日

8月の中ごろに2週間ばかり海外旅行に行っていた。旅行中は機内で「改訂第3版 センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本」と「日経キーワード 2020-2021」を1度ずつ通読した。日本にいる間は、行政法を中心にpdfテキストを回していた。

手元のメモによると、9月13日までに、行政法は4周してる。憲法は3周。一般知識2周。あとの科目はこの期間は何もやっていない。

1回目の模試を受ける 9月14日

9月14日伊藤塾の「行政書士 公開模擬試験 中間模試」を受けてみた。試験時間は3時間。俺は2時間で終えて途中退席して結果は188点。本番の合格点は180点だから合格点はクリアした。一般知識足切りされない程度には点数が取れていた。

この時点の進捗に関する感覚は、圧倒的に完成からはほど遠かった。それなのにあっさりと合格点が出てしまって、少し切迫感がうせたしホッとした。あとから気づくわけだけど、このとき模試はけっこう難易度が低かったと思う。そんなこととはつゆ知らず、「この調子勉強を進めていけば全く問題なく合格する。行政法の完成度が今時点で30%って気がするから、ここを上げていけば大丈夫そう」とこのときの俺は考えた。

でも、この見通しはけっこう甘かったと後で気づく。

うそう、このとき模試も全てpdf化して、pdfテキストの該当箇所に差し込んだ。

ひたすらpdfテキストをまわす日々 9月14日10月18日

手元のメモによると、この期間はほとんどpdfテキスト行政法だけをやっていた。具体的には2周。つまり、この時点で行政法に関しては計6周やったことになる。

2回目の模試を受ける 10月19日

10月19日伊藤塾の「行政書士 公開模擬試験 最終模試」を受けた。俺は2時間15分で終えて途中退席して点数は180点。喫茶ルノアール自己採点をしながら、俺は状況のまずさにおののいた。1回目の模試よりも行政法勉強はだいぶ進んだにもかかわらず、その行政法の点数が伸びるわけでもなく、全体としては合格ジャストの180点しか取れなかった。

このときようやく気付いたのだけど、1回目の模試ときは、まだぜんぜん勉強が進んでいなかったので、元々持っている自分リーガルマインドに頼って直感勝負していたようだ。ところが2回目の模試では、勉強が多少進んだため、直感ではなく、新たに手に入れたあやふや行政書士試験知識で解いた結果、勉強は進んだのに中途半端すぎてかえって間違いを増やした気がする。

ともかく、作戦を練り直すことが必要だった。

それでまあ、各科目について以下のことを考えた。

憲法

憲法とき時間を多くは使えない。pdfテキストを無理のない範囲でやり、条文素読(1条から8条まで。それから統治は全部。他はいさら読まない)をしておけば、試験日までには状態は整うと考えた。

行政法

行政法についてはずっと勉強し続けているわけだから、引き続きpdfテキストを繰り返しやって、最後こちらも条文素読だな。素読対象は、行政手続法行政代執行法行政不服審査法行政事件訴訟法国家賠償法だ。地方自治法素読は要らん! というか地方自治法に条文レベルで付き合っていられるほど時間的余裕がない!

民法

pdfテキストちゃんともう数回まわそう。そうすれば行政書士試験レベル問題で間違うことはそうそうないはず。

商法

いまさら真面目に突き詰めるほど時間を割けないので、pdfテキストを流しながら、あとは俺が全然わかってない機関だけやっておこう。

・基礎法学

pdfテキストさらっと回そう。

行政書士業務に関する一般知識

文章理解」は過去問模試問題含め、一切やらない。どうせ解けるから

政治」「経済」「社会」「情報通信」はpdfテキストをまわすだけ。

個人情報保護法」は条文は読まないことにした。問題レベルを考えると、条文を読むことは非効率的だと考えた。あと、伊藤塾総合テキストは、主要科目はけっこう良くできている気がしたけど、行政法中の「地方自治法」とか「個人情報保護法」あたりはかなりいいかげんだ。条文の中身をただダラダラとコピーペーストしただけのテキストをなんて読む価値ないだろ。それで、「個人情報保護法」については、個人情報保護委員会が出してる、以下の「個人情報保護法ハンドブック」を何度か読んだ。

https://www.ppc.go.jp/files/pdf/kojinjouhou_handbook.pdf

続く。

https://anond.hatelabo.jp/20200130105747

2018-09-17

anond:20180917233833

ロジカルシンキングならいわゆるリーガルマインドがそれに近いって話もあったし

プログラムじゃなくて法律でもいいじゃない、三振博士や職のない弁護士講師にできるし

2017-01-03

AV強要】HRNとPAPSの驚愕大芝居 ニューゲート疑惑の全貌(長文すいません)

ブログ記事目的

 このブログではこのニューゲートの裁判ネットに転がる資料の調査であるが、これを調査した結果極めて重大な疑惑存在することが判明したのでこれを報告して広めるために記述した

ニューゲート疑惑の内容を整理して定義する

 ニューゲート事件は2014年5月にSOD専属女優としてデビューした香川ルリカは実は前月に藍原佐理衣として二重にデビューしていた。これに怒った事務所ニューゲートが違約金を求めて訴えた裁判を、PAPSとHRNが拾い、AV出演の強要というありもしないでたらめをでっち上げて勝訴した。ところがHRNはこの裁判ででたらめな事実でっち上げて吹聴し、これを法整備に利用しようと政界ねじ込み、不当な判決(どうみても業界差別)を正当化するために大々的にメディアスクラムをかけた。おそらく2chにも工作し、関係者の住所をさらした。さらにツィッターでも嘘の事実の扇動を行った。これらの疑惑を含む巨大な人権侵害疑惑総称である。これをこともあろうにフェミニズム人権看板に掲げるヒューマンライツナウが行ったところに真の闇がある。現時点では疑惑としておく。

ニューゲート疑惑の背景

 HRNやPAPSはすべての性行為女性へのレイプという極めて歪んだラジカルフミニズムを信奉している。後藤弘子とかがそうだ。このため、刑法改正にもそれをねじ込むためにもこの事件を利用した。ことごとく歪んだ性概念にもとづくカルトな行動原理でありにより今回のようなことを起こしていると考えられる。本来政治は近づいてはならないレベルだが、現在近づいている。

 残念ながらストーカー禁止法でもSNSのストーカー行為というでっち上げられた事実法改正がなされており、刑法でっち上げでなされるのではないだろうか。法改正以前に警察が何をしていたのかの分析が欠けている。ところがラジカルフミニズムは全く事実事実としてとらえるという基本的現状認識が欠落しており、こうしたバカげた法律を肯定してしまう。

 繰り返し言うが、PAPSはフェミニストと思ってはいけない。それはラジカルで極めて歪んでおり、むしろアンチフェミと同じレベルだ。なぜならミサンドリー男性嫌悪主義)が入っているからだ。これがログミー香川ルリカの告白に影響している。男性は理解できない、そういう風に書いているが、女性でも理解できないという発想ができない。HRNもそうだがPAPSは自分たちの考えに合わない女性排除する(ろくでなし子に対するツィートをみればわかる)極めてカルトだ。一方HRNの伊藤和子も中見里を紹介するほどラジカルに傾倒しており、PAPSと心情は同じだとみることができる。彼女はAVに出演することをそもそも「恥ずかしいこと」と考えている。(クローズアップ現代のツィートで判明)

 このように女性人権など口先にしか過ぎないというのが残念ながら分析した結果だ。

存在しないことが明らかになってきたAV強要

 さて、AV強要はいくつかの事例がでてきている。香西咲くるみんアロマ、ほしのあすかしかくるみんアロマを除いてはAV出演を強要されたかもしれないが、実際出演してファンを獲得し、ビデオ一定の売り上げをを収めている。

 そして彼女たちの主張は香西咲を除き、ギャラが払われていないから強要になっているというロジックになっている。これに占い師等の洗脳が加わりいかにも強要のようであるしかし、基本的には強要とはいいがたい。なぜならまず民事訴訟してもいないし、刑事事件にもなっていないからだ。これが法の欠缺というのなら、そもそもAVに派遣することが有害業務にあたり、派遣を偽装しているという主張ならば、ギャラの請求もできなくなってしまう。マスコミはこのおかしさを平気で主張しているので、全く法律が理解できていないのではないか。個人事業主派遣できない。

現在のトラブルは強要ではなくギャラの問題

 整理すると香西のケースを含めいまだに不明な点があるが、共通する背景はギャラを不払いという主張だ。しかしこれはAV業界だけではなく、どの業界にもあり得ることだ。これをとりたてて出演を強要されたというのなら、どの業態でも強制労働になる。つまりそうした意味ではどこにでもあるギャラの不払いであり、AV業界だけを出演強要というのは完全な差別であり、人権侵害である。これが理解できない人はレイシストである。つまりAV強要とは架空概念に過ぎないのだ。

 もう一つうがった見方をすると強要という表現をすることで、伊藤和子やHRNはあくまでもAV女優という独立した人格個人事業主ではなく、ただの労働者というモノとしてしかみていないし、そうなるように仕向けている。このマジックワードが強要なのだ

奴隷禁止法が目的の一つ

 この不自然ロジックはHRNの伊藤和子奴隷労働禁止法を取り入れるという願望をもっており(これは本人がツィートしている)AVはその踏み台なのである

その法律は過払い金後の業界のネタ

 もう奴隷労働禁止法の目的はAV業界だけではなく、もっと広く不払い賃金を過払い金と同じく過去にさかのぼって請求できるようにすることだと考えられる。この根拠は伊藤和子が何が何でもAV女優を「プロダクション所属する(奴隷)労働者)」に従っているところからもわかる。リベンジポルノのように扱えというのも損害の算定がしやすいからだ。彼女は共産党と仲がいいが、こんなめちゃくちゃな制度に耐えられるのは大企業だけで、彼女は国家社会主義独占資本主義をどうも理想としているだけに不思議だ。

 いずれにせよ伊藤和子人権尊重しているとかいうことは全くない。なぜなら彼女のいうとおりにすれば業界が崩壊してもっとAV女優悲惨運命になるからだ。しかし彼女はAV女優はその辺のゴミしか思っていないので全く気にしない。彼女が「人間」として扱っているのは弁護士芸能人、自分に都合がいい記事を書いてくれるメディアだけだ。

 したがって、今回の件はAV女優ヘイトビジネスが完全に目的となっている。

 HRNが非営利?法律さえ作れば事務所の別の弁護士がやればいいだけで非営利とか手弁当などということばにだまされてはいけない。政府の代わりにAV業界を調査しているのだから、ボランティアだろうと何だろうと正当な批判や疑問に答えないというのは許されない。

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ニューゲート疑惑がなぜあるのか

 さて、この問題の原点となったのは東京地裁判決だ。これは香川ルリカをニューゲートが違約金を求めて裁判をした。ニューゲートは敗訴した。

 この裁判はいくつかの疑問点がある。

 まず第一になぜニューゲートが香川ルリカに違約金を求めたか。この理由がわからない。

 伊藤和子洗脳に染まった人には理解できないかもしれないが、AV女優の連絡先をプロダクションは把握していない。携帯を変えてしまえば連絡が通じなくなる。そんな世界である

 したがって基本的に違約金を取ろうとしたら逃げられてしまうのである香川はなぜ逃げられなかったのか。

 第二に香川ルリカは判決文によるとギャラが支払われていないと主張している。

 しかし、ギャラを請求した気配がない。あくまでも違約金のことしか述べていない。

 なぜ香川ルリカは未払いのギャラを請求しなかったのか。

ニューゲート事件の驚愕すべき点

 ここで驚愕の説がある。香川ルリカは同時期にデビューした藍原佐理衣だというのだ。

| 女優名 | 藍原佐理衣   |* 香川ルリカ |

女優 藍原佐理衣  香川ルリカ 
生年月日 1994年10月18日 1994年2月10日 
血液型   O型   A型  
出身地   東京都   神奈川県  
身 長   158cm   155cm  
サイズ  B85 W58 H82 B88 W60 H86  
趣 味  - ヨガ、食べること(笑)  
特 技  - ピアノ  
メーカーアリスJAPAN SOD(専属)  
プロダクションプライムエージェンシー ニューゲート 
その後 契約切れも販売発売中止 

比較してみると、血液型以外はスリーサイズ、身長、出身地とも似通っている。

ついでに言うとデビューしたビデオ構成までよく似ている。

しかし藍原はスリムな体系だが、香川ルリカはそうではない。

以下のブログから2014/05当時藍原になった時点で香川は相当やせていたことがわかっている。

http://ameblo.jp/maru4524gt/entry-11842577002.html

香川→藍原の変化はどうやって起きたのか

 するとAVの撮影からデビューまでは次のような時系列であることがわかる。

香川ルリカとして撮影

何らかの原因で痩せる

藍原佐理衣として撮影

2014/5/9 藍原デビュー(この時痩せているのは上記ブログの写真で明らかである

2014/6/5 香川ルリカデビュー同月発売中止

そして藍原も3作品をだして引退したようになっているようだ。

こちらについてはAVに出るのがいやだったという主張は全くない。しか香川デビューイベントをすべてキャンセルしているため、2014/05に彼女が痩せていたかそうでないかはだれもわからない。そう、香川ルリカ=藍原佐理衣は2014年5月を最後行方不明になっているのだ。

「崩れる」PAPSの主張

そうなると、

PAPSJPの香川ルリカの手記

http://logmi.jp/93713

はやはりPAPSのメンバー勝手に書いたもので、完全なでたらめだということになる。もっとも「口述したものをメンバーが文書化した」ものであるから、香川ルリカが自由意志でしゃべったという保証は全くないので、いくらデタラメを書いてもそういう意味では嘘がない。ただしこれらの文章は全て信用もできない。

>>プロダクション強制されたAV出演と違約金<<

>>そして私の場合は、出演する毎に、違約金がとんでもない額になっていきました。それを支払わなければ裁判で負けて本当に支払う羽目になると追い詰められ、最後はAVに出演せざる

>>を得なくなったのです。 撮影のときは、子宮(膣のこと)や性器の痛みを訴えても、メーカープロダクションはもちろん監督女性メイクさんからも、みんなで白い目でみら

>>れ、「君はやるしかないよ」と言われました。<<

 などと書いているが、その後藍原として撮影してAVデビューしているのだからこの辺の記述はまるで信用ができない。また強要したのは誰か。これも曖昧である。彼女はSOD専属女優としてデビューしているだけではなく、さらにアリスジャパンからもデビューしているからだ。しかも内容は似たものが多く、どちらかが特にハードな撮影だったとはいえない。最初がつらければどうして藍原名義で出演したのか。さらに藍原名義の方はなぜ強制されたと言わないのか。この時点でPAPSとHRNの主張は根底から崩れることになる。

違約金をなぜ請求たかは単純

 違約金をなぜ請求たかは単純で、SODから専属デビューのはずなのに勝手に別名義でAVに出たから以外には考えられないだろう。

 というか普通に違約金を取ってもおかしくないが、AVであるがゆえに裁判を打つと負けて取れないのである理不尽まりない。

 芸能界でいえば、SMAPとしてジャニーズからデビューした中居くん福山雅治として翌月デビューしたようなもので、通常ありえないことがわかる。

 そして香川ルリカがPAPSの被害女性なのは、その前に撮ったDVDの本数、年齢、デビューして販売が即中止になったAV女優がほかにいないからだ。しかもこの2400万円という金額はSOD専属ならうなづけるだろう。

 また藍原は確かに痩せているが、ビデオを解析してみると、腹部には太った時に現れる肉が割れた線が入っており、彼女が直近まで太っていたことが分かった。

 以上からPAPSの言う被害女性香川ルリカであり、香川ルリカは藍原佐理衣なのだ

 そうすると、裁判をしてまでもなぜ違約金を要求し、かつ香川ルリカははギャラを要求しなかったかがわかる。SOD専属契約違反だからだ。なるほど、たしか香川がPAPSにでも泣きつく以外方法がなかったのもうなづける。

 警察も取り合ってくれないという主張もそれはやむを得ない。なぜなら契約違反だからである。むしろビデオに出たらと言われたと言っているが、たしかにそうだろう。専属契約をして別のところではAVに出ているのだから。お詫びにちゃんと専属デビューするのが筋だと言えるからだ。

 また伊藤和子がSODが販売中止にしたにも名指しで批判するのも香川専属デビュー予定だったからとするとつじつまが合う。

 警察にとりあってもらえずAVに出演すれば、と言われたのも当然だ。藍原として出演しているのだから。それにSODに専属契約している。しかし、伊藤和子はこれらの事実を伏せて警察がひどい発表している。しかし、これは女性差別でもなんでもない。

 また業界の動きが鈍いのもわかるだろう。いくらAV業界でも前代未聞の珍事であり、そんなめちゃくちゃなことは通常起きないからだ。

 このように藍原=香川とすると冒頭にあげた謎を含め、すべてのつじつまが一気にあう。

残された問題

 このように疑惑を考えていくと残る謎はなぜ香川ルリカは藍原に変身したのか。この点である。これは事務所のせいであって彼女のせいではないという説もある。たしかに上の表のとおり事務所が違っている。香川本人としては何らかのトラブル事務所を変更したつもりになっていたのかもしれない。

 いずれにせよ、PAPSとHRNは香川ルリカに対するめちゃくちゃな判決を引き出したうえでAV業界に殴り込んでいるが、この2つの団体はあきらかにAV女優に対するヘイトを行ってる。在日韓国人暮らしている街に在特会の街宣を入れているようなもので極めて不当だ。なぜならラジカルフミニズムはセックスワーカー女性自由意志、性的自己決定権を認めないからだ。若い女性だから保護する、一見いいように見えるのなら、あなた女性差別主義者だ。若いからと言ってなぜ女性けが保護されるのか、これが進のフェミニストでありリーガルマインドである。なぜなら若いから保護されるとは、たんなる人形で人間扱いされないということであり、人権否定されているからだ。(これに対していかなる反論も無用

 また、フェミ団体や人権団体がうそをついた例はたくさんあり、このような団体が本当のことを言っていると思ってはいけない。とくに今回の件は裁判の結果を歪曲して利用しているのであり、極めて不当と言えるだろう。こんなことをしなくても香川に何か理由があれば、違約金を蹴ってもだれも何も言わなかったかもしれない。いずれにせよ香川も大変なことをしてしまった。

香川ルリカの意思は?

いくつか自分とは異なる考えを見つめるために2chをみてみる。

http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/company/1444425987/45

45 :名無しさん:2015/10/12(月) 17:53:47.83 ID:K6j1vqRF0.net

藍原佐理衣=香川ルリカだという前提で。

せっかく撮ったのにSODからの作品が即発売中止にされ、

事務所の命で必死で痩せたのに藍原佐理衣名義で専属?のアリスからの契約も切られた香川ルリカ。

自分のせいにされAV業界での居場所を無くした彼女はニューゲートに対しぶち切れ飛び出す。

ニューゲートは香川ルリカに後の仕事の当てがあったかどうか知らないけど、

AV二社に対しての悪事発覚を恐れ口止めで引き留めようとするが、彼女は頑として聞き入れない。

事務所逆切れ香川ルリカに巨額の違約金請求裁判を起こし追い詰めようとする。

が、彼女はどこからか徹底抗戦の構えで左翼系反ポルノ団体PAPSがバックにつく。

弁護士探して相談しているうちにPAPSが声をかけたのかもしれない。

左翼系の連中は香川ルリカを悪の巣窟AV業界に追い込まれた若い被害者の女として、

朝日系の日本外国特派員協会で会見させ、新たな慰安婦問題の代表にして

世界ジャパンディスカウントとして大々的に発信したいと目論んでいそうだが…

香川ルリカは、事務所悪事非道を世間に大々的に訴え、

自らの潔白を証明したいというのはよくわかる。

ただ皮肉な事に、香川ルリカは発売中止したSODは恨んでいるが、アリスやAV業界は恨んでいるのかどうか?

藍原佐理衣より元々の芸名香川ルリカ名義の物を発売中止だからSODにお怒りなのでは?

香川ルリカの本当の狙いとしては、事務所悪事告発と自らの潔白証明だけでなく、

騒動を終わらせたら着エロ時代から慣れ親しんだ「香川ルリカ」名義一本化での

AV業界復帰で本格始動を望んでいるの意図があるのかもしれないね。

AV業界に未練があるのか二度と関わりたくないのかやや不明な所はあるが。

  

 この書き込みだと事務所が悪いようになっているが、誰が悪いのかは謎だ。だが藍原と香川は同一人物であり、無理やりAVに出ていたわけではない。

 いずれにせよ、いつまでもPAPSの匿名のビデオの人をやるというのも限界があるだろう。PAPSに飼い殺しにされるのが香川の意思なのだろうか?

http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1469456631

587 :

名無しさん@恐縮です@無断転載禁止

2016/07/26(火) 15:39:49.11 ID:kIJ8Qxjc0

各所にちゃんと綿密に調査した上で何が起きたのかを公表すれば?

というとそれは絶対に行わず強制出演があったのみだけ大々的に発表するというw

従事者の為なんて考えた事ないだろうにw

まずは香川ルリカの件から全部客観的に何が起きたか公表すればいいのにね。

720 :

名無しさん@恐縮です@無断転載禁止

2016/07/29(金) 12:57:40.06 ID:VjbY7b/00

何故不当な巨額違約金請求だったのか

そこに至るまでに何が起きていたのか、香川ルリカが事務所と揉めて

「契約解除」を言い出し弁護士に頼るまでになったのか。

デビューに際してブログツイッター開始するまでやる気満々だったのに。

ニューゲートが監視付きまでさせて「強制痩身」させ、何故か香川ルリカが痩せただけと評され

同一人物と言われるのが別メーカーから短期間だけ発売で

SODのデビュー作が急遽発売中止に至ったのか。

このあたりまでメーカーとかにもちゃんと調査が行われて真相解明になればよかったんだけどね。

ニューゲートとの契約解除で揉めたという内容を、一切調査せずに「強制出演」とのみ断じて

反AVキャンペーンやりたいだけと捻じ曲げてるのが問題なのでありw

マスコミの皆様へ

 HRNやPAPSのような人権団体フェミ団体がうその情報を言うのはたいして珍しいことではなく、前例はいくつかある。それは責めないが、正しければ、善意なら、正義なら、いくら嘘を言ってもだまされる方が悪いと思っている集団なのは間違いない。

 マスコミの皆さんはこれを見たら、ぜひ藍原と香川ルリカを洗ってほしい。そうするとPAPSとHRNがいかにでたらめを言っていたかがわかるだろう。違約金を請求したのはむしろ例外的だし、そうしたくなるのもあたりまえな背景がわかるはずだ。これをあらわずしてニューゲートを悪者扱いするネット民フェミニスト、PAPS、人権団体は叩き潰される以外のなにものでもない。 Permalink | 記事への反応(1) | 22:30

2012-06-03

http://anond.hatelabo.jp/20120528215345

発狂スイッチが入るところを見た、を読んで、まあ過激なおじいさんだなとは思ったけれど、いくらなんでも叩かれ過ぎなような気がした。


まず元記事がじいさんに対して悪意に偏っている。「発狂スイッチ」という表現もそうだが、ふたりの大人が並んで立って、無理なく成人男性が間を通ることが出来るエスカレーターなんて普通はない。

立っている人に避けてもらうか、ぶつかるかをしなければ、通り抜けられないはずだ。

この爺さんが非難されるべき点は、注意するに際して物をぶつけたという一点であって、それも相手が意図的に先にぶつかったとすれば、単純に「喧嘩」の話である。これが仮に爺さんが女性であって、相手がぶつかった時によろめいて、憤慨してハンドバッグを相手に背中に叩きつけた、とかならやっていることはほぼ同じだが印象はずいぶん違うだろう。

何にしろ、法的にイリーガルなことを仕掛けているのは間に割り込んだ40代男性であって、この男性に対する批判がほぼなく、爺さんに批判が集中するのがいかにもはてなーらしいというか、ゆとり世代らしいと感じる。

はてなーらしさというのは何かと言えばリーガルマインド恣意である

ブラック企業に対してはかなり厳格なリーガルマインドを発揮しながら、職務規定からの逸脱(たとえば病欠で当日欠勤したにもかかわらずブログは長文を更新するとか)については甘い。

人それぞれの考えはあっていいが、多数の見解の中から集約されてもたらされたのが法なのである。法を尊重しないと言うことは他者を尊重しないと言うことだ。その法を、尊重する程度において、ごく恣意的なのである

この恣意はいったいなんなのだろうかと以前から思っていたが、要は自分糾弾する側とされる側、どちらに立っているか次第なのだろう。


この件に関する爺さんの言動は、物をぶつけたことはともかく、相手を批判することはすべて法に適っている。物をぶつけたことも、ただエスカレーターを駆け上がってくる第三者にぶつけたのではなく、自分に対して攻撃・干渉してきた者にぶつけたのである。これが過剰反応であるかどうかは言い分をきいて現場検証しない限りなんとも言い難いが、状況的には、相手側のイリーガルな行動が契機になっているのは確かである

これでどうしてこうまで批判されないといけないのだろうか。

たとえばあるマスダは言う。

「そういうの感じ悪いね。ろくに楽しみもない人生なんだろうかそういう人って。」

そうかも知れない。そうではないかも知れない。何の証拠もない話であるが、ろくに楽しみもない人生の人であっても、イリーガル行為によって危険を被っても当然、甘受すべきだということにはならない。

別のマスダは言う。

「これをやるヤツのパターンって3つくらいあると思っている。

リアルで頭がおかしい(元増田パターン

嫌がらせや冴えない人生ストレス解消のため

勘違いした正義感や使命感に突き動かされている

まあ、三番目のパターンは一番目のパターンと同じかw」

私はエスカレーターを駆け上ることはしないので、はっきり言って東京エスカレーターの片側をあける習慣は迷惑以外のなにものでもない。しかもそれはイリーガル行為なのである。爺さんが嫌がらせでそれをしていたとしても、嫌がらせが増えればこの慣習は阻害されるだろうから、当人の人格には関係なく、爺さんの行為には公益性があり善である。逆にそのマスダの考えは悪である

爺さんの行為善行と見なそうが、勘違いした正義と見なそうがそれは人それぞれであるしかし言論を含めて表に現れた行為においては、リーガルマインドがそこにないのであれば、他者を尊重できていないのはマスダの方である

2012-05-23

ギリシャ情勢の今後

ギリシャは哀れな犠牲者

ギリシャ債務危機が健在化して以来、この問題を「道徳的」に捉えようとする意見が多くありました。

ギリシャ人は怠け者だ論に対して、いや、そうでもない、ギリシャ人は意外と勤勉だし、これは通貨ユーロが統一されているにもかかわらず財政が各国でバラバラになっているのが問題なのであって、この構造の中で一人勝ちしているドイツギリシャを救済する責任がある、との意見もあります

あくまで道徳の話として言うならば、 私はドイツギリシャを支援する義務などないと思います

そもそもユーロ圏に入ったことがそんなにギリシャに不利であるならば、どうしてギリシャユーロ圏に入ったのでしょうか。この種の「ギリシャ犠牲者だ論」は、ギリシャ人がたった十年先の構造的に必然なことさえおおまかに見通せないとんでもない愚か者だと仮定しない限り成り立ちません。

ユーロ圏の成立当初は、今とは全く違った状態になる可能性がありました。危機感はドイツの方がより強く抱いていたはずです。

ドイツ企業からすればより安価労働力ギリシャ工場移転させれば手に入る状況になりました。統一市場ですから関税障壁もなく、統一通貨ですから為替リスクもありません。ユーロ圏の成立は、ドイツフィンランドなどの北部工業から一斉に第二次産業流出する可能性をもっていました。

実際にはそうならなかったのは、ドイツ努力し、ギリシャ努力しなかったからです。ドイツ賃金の伸びを抑制し、社会保障をきりつめ、ヨーロッパもっとも豊かな国でありながら、きりつめた健全財政産業競争力の維持を計りました。

対して、ギリシャドイツ比較してさえ放埓な社会保障を拡充し、リーガルマインドの欠落ぶりをみせつけました。

そのような国にどうして企業を誘致できる でしょうか。

このような状況になったのは徹頭徹尾ギリシャ人自身の責任です。

ギリシャ通貨ユーロ離脱した場合

ギリシャ通貨ユーロ離脱したら、統一性への信頼が失われ、 ユーロ暴落すると言う意見がありますが、むしろ逆だろうと思います。そういう人はギリシャという実態を、ユーロ全体に拡大させて幻影を見ているのだろうと思います

ユーロ通貨として信頼性があるのは、ユーロ圏全体が統一されているからではありません。ドイツいるからです。逆に言えばユーロ危機とは、ドイツユーロから抜けることであって、ユーロ圏にとって重荷でしかないギリシャが抜けるのはユーロにとってはむしろ好ましいことです。ここにも、この問題のそもそもの原因があります

それは虎の威を借る狐、問題です。この場合、狐自身が虎の威を自分の威と勘違いしています

勘違いしているか通貨ユーロの威を自分の威と勘違いしてギリシャ政府は放漫経営を続け、企業誘致に熱心でなく、通貨ユーロ権威自分のもの勘違いしているから、「ユーロからギリシャが脱退するとユーロ圏全体が道連れになるチキンレース詐欺」が可能だとギリシャのおつむの弱い政治家は考えてしまうのです。

彼らの、プライドあって能力なしの精神状態は筋金入りです。チームの足を引っ張っているお荷物がいなくなればチーム力が強化されるのは理の当然です。

●独仏の銀行救済策だったギリシャ支援

すでにギリシャ支援は、債務問題をあらかた整理し、債務を民間銀行からIMFECBに移させることに成功しています。つまり、これ以上、ギリシャを積極的に支援する動機は独仏にはありません。IMFが示した緊縮財政プランを拒否すればただちにデフォルトになりますが、その結果生じるのは現状よりもさらにひどい混乱です。しかもその混乱はユーロに留まる限り、ほぼ永遠に続きます

通貨ドラクマに切り替えれば確かに理論的には為替調整が行われ、将来的にはギリシャ競争力を回復させますが、ギリシャ場合はそもそも輸出産業ほとんどないことが問題です。普通通貨価値が下がると輸出競争力が上がり、徐々に経済が回復してゆくのですが、ギリシャ輸出産業自体がほぼ無いため、すんなりとはこうはいきません。外国企業を誘致して輸出産業を育成するところから始めないといけないのですが、現在ギリシャに進出したいバカはいません。国民生活が徹底的に破壊されて、最貧国に転落し、なおかつ秩序はある程度維持している状態、軍政下の最貧国のような状況にまでマイナスプレミア肥大化すれば、外国企業の誘致も叶うかも知れませんが、その前に、ギリシャは大量の餓死者を出して、無政府状態に陥る可能性が大です。

そしてギリシャ国民EU市民権を有していますから国民全体の規模で、ドイツフランス難民の群れとなることが予想されます

●問題の原因はギリシャプレミア

ユーロ圏ギリシャが入ったのもそうですし、ユーロへの加盟やそもそも建国の状況からして、ギリシャ西欧諸国によって特別にゲタを履かされた状態、いわばギリシャプレミアを享受してきました。キプロス問題は経緯を見ればほとんど100%ギリシャ責任ですが、ヨーロッパに牛耳られた国際メディアトルコ加害者であるかのように報じてきました。このような状態で、慎重な国家運営がなされるはずがありません。一方、トルコ自分以外に頼る者がいない状況で、経済成長を維持しています。虚構の上に作られたギリシャプレミア現実によって破綻させられているとも言えますし、そのつけは本質的人種差別的な西欧が支払うことになるでしょう。

2009-09-14

http://anond.hatelabo.jp/20090914190801

今回2振した下位ロー卒でよければ。

  • 既に早慶の既習者レベルの素養があること
  • 受験前1年程度は完全に余技から足を洗えること

この2点を満たせば可能だと思う。

何せローは課題が多い。

えんしゅう本のコピペで済まないような課題を、矢継ぎ早に出される。

東大とかは課題が少ないようだけど、俺の所は1年目から夜10時まで学校判例検索レポート作成で必死だった。

課題というのは馬鹿に出来なくて、出さないと単位が来ない。

実力があっても進級がヤバいという馬鹿げた事態がありうる。

そして、時間を食うから自分勉強が出来ない。

駄目な教授課題の出し方がおかしくて、1年目から地裁判例を比較させたりする。

幹となる条文と基本的な要件効果の理解、最高裁判例も押さえてない段階でだぜ。

加えて、リーガルマインドだのなんだの、試験と関係ない科目でも課題を課される。

そんな馬鹿カリキュラムでも付き合わないと単位は来ない。

特に純粋未修は悲惨。大学は入学者の最低レベルに合わせて講義するわけではない。

条文に初めて接しましたというレベルなのに、瑕疵担保責任の法定責任説と契約責任説どっちがいいね、なんて訊かれるんだぜ。

基本書を調べようにも、自分のやってるところが体系上どこに位置するかもわからない。

夏までは自分勉強が出来ないまま消化不良で駆け抜けるのが恒例行事で、うちの場合脱サラおばさんが最初の学期で3名辞めた。

俺は夏で追い上げて2年目で人並みになった。

早慶既習者レベルじゃないと苦行になるぜってのは、そういうこと。

以上は修了して法務博士になるための最低限で、司法試験に受かるには全然足りない。

東大ですら相当数が落ちているように、条文学判例に答案演習を年中ガリガリやっても落ちる人は落ちる。

何せ受験生記念受験なし、全員が院生、数百万円と就労機会を捨てて挑む連中だ。

そんなガチンコ集団が磨きに磨いて勝負して7割以上が落ちる。

これは厳然たる事実だ。

そんな試験勉強以外の余技にかまけていたら、よほどの天才でない限り勝てっこ無い。

社会人でも働きながら学べるというのは5年も前の謳い文句で、今信じちゃダメだ。

参考までに、司法試験の問題と参考答案を。(俺のじゃないよ)

短答式ってのはマークシートで、得点率6割が最低ライン。配点システム上8割正しくマークして6割得点というところ。

論文は1系統4時間ぐらい。1問あたり3000文字程度。

修了するまでにこういう答案をほぼノーミスで書けなきゃならない。

問題

http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/h21-22jisshi.html

http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/h20-21jisshi.html

再現答案 下のほう

http://blog.livedoor.jp/eiji_inose/archives/2008-05.html

 
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