「結果的」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 結果的とは

2021-03-19

俺の電気通信大学大学院(都内理系)卒業までの6年間

こんにちは

突然だが俺はもうすぐ電気通信大学大学院卒業する

そこで卒業にあたって、情報共有と備忘録目的に6年間の系譜をここに記そうと思う

高校生

プログラミングに興味を持つ

埼玉偏差値60ぐらいの高校に通っていた

ゲームが大好きで当時は家に帰ると深夜3時までネットゲーム寝不足で授業爆睡という感じだった

ゲーム作りたいという意識が芽生えて見様見真似でプログラミングを始め、理系志望になった

関東国立理系情報は限られる

理系志望になって気づいたのは私立学費が高いということ

から埼玉の家から通える国立に行けといわれ、不幸にも電通大に進学を決めてしま

灰色大学生活が幕を開けた

電通大1年】

最初から陰キャに厳しい電通大

最初から新入生合宿があって北関東に知らない奴らとバス旅行した

これで友達ができるかと思ったが、なんと陽キャグループとそれ以外が自然と分かれる

俺は自然陰キャ側へ、しか守備範囲バラバラオタクトークが盛り上がることはなかった

旅館では陰キャは全員すぐ寝る、陽キャは深夜まで大騒ぎ

これがオタク大と言われた電通大現実なのかと戦慄した

・授業も陰キャに厳しい電通大

授業が始まるとクラス分けされた高校みたいな日々が始まった

1年はだいたい全員同じ授業で履修の自由度は皆無だった

既に教室には合宿形成されたコミュニティに別れている

陽キャの固まりが1つ、やや陽キャの固まりが2つ

散り散りになった陰キャ達に居場所はないし、後から仲間に入れてとも言えない雰囲気だった

大学生活終わったと思った

・助け合わないと生き残れない

意外と授業は簡単過去問大学が公開するなどぼっちに優しかった

時間割高校に比べるとスカスカで暇すぎて時間を持て余していた

もう精神さえ保てば大学ぼっちでもいいかなと思い始めたところで

体育と実験が始まった

[体育]

電通大には体育がある(必修)

中学の「はいペア組んで〜」が大学でも発生するとは思わなかった

やめろ

[実験]

1年は週に3時間ぐらいの実験があった

2人1組でペアを組む

ペアを組まなくてもいいが実験効率は半分になる

協力が大事

やめろ

そういうわけでいくら勉強がどうにかなっても知り合いを増やさないと精神が摩耗するのは明らかだった

俺は早急に単独行動者に声掛けを行ってなんとか生きるための知り合いグループを作った

無慈悲な別れ

なんとか1年間過ごしてみたが

当時の電通大は2年からは専攻ごとにクラスが分かれた

頑張って繋いだ薄い人間関係は専攻分けでズタズタに寸断された

電通大2年】

・慣れた

開始直後に生きるための知り合いグループを作った

このタイミンググループに入る重要性は去年痛いほど学んでいた

授業は相変わらず楽だが、面白くもなかった

内容としてはプログラミングを少しやるかぐらいで基本的には数学勉強が続いた

サークル重要

2年からだがサークルに入ってみたところ利害関係のない友達ができた

飲み会というものに生まれて初めて参加した

精神的な安定感や大学への通学欲が増したのは確かで人間関係重要性を再認識した

電通大3年】

・楽しくなってきた

3年になると勉強が専門寄りになってきて一気に面白くなった

そうだよこれを待ってたんだよ俺は

人間関係も2年生で培ったものを引き継いで安定した

時間を持て余してゲーセンに通っていた

研究室配属

4年生から研究をやるために研究室に分かれる

他の大学理系もだいたい同じだと思う

電通大では3年生のうちに学生が行きたい研究室希望を出し、成績と面接教授から選ばれる

俺の研究室選びは就職先を何より重要視した

有名企業に行くために大学に通っているんだから就職の悪い研究室なんて行きたくない

ずうずうしく質問して回り徹底的にサーチした

分かったことは研究が強い研究室就職も強いということ

就職先は研究室次第でかなり偏りがあると感じた

最後学生生活

研究室配属が希望通り決まるとまともな学生生活はこれで終わりなんだと実感した

研究室には春休み夏休みもないと聞いていた

大学院に進むことは決めていたか就活はしなかった

電通大4年】

研究室生活

研究室に配属が決まると

大学生活は研究室生活になった

毎日研究室に行き、自席でプログラミングする毎日が始まる

興味のあることでもずっとやるのは気が滅入るなと思った

・何かに追われている

研究室は1週間に1回、進捗報告があった

しか研究はどれだけ頑張っても成果が出ないことがあった

大学でも家でも研究成果を出さないといけないという気持ちになり

報告までに研究成果が出ないと憂鬱気持ちになった

院試に落ちる不安

俺は大学院に進む前提で将来を考えていたため3年生で就活をしていない

院試に落ちたらどうしようと思った

結果的には2月から早めに勉強していたのが功を奏し、危なげなく院試合格した

・とはいっても楽しい

研究室自分の席があるというのがまず楽しかった

研究さえすれば研究室マンガを読んでも怒られない

夏冬もエアコンつけ放題で、電気代的に家にいるより良かった

同期と切磋琢磨するのもエキサイティング

電通大大学院1年】

・何も変わらない

大学院に進むと授業がほぼない

ただ研究をやるという日々が変わることはなかった

自分との戦いになってきた

学会で発表

自分研究海外学会で発表した

ポスターを壁に貼って近づいてきた人に英語説明する

そんなの無理に決まってると思っていたが

俺の英語が下手だとわかると英語話者も優しい英語で話してくれた

海外に行ったのは初めてで、渡航費は研究室持ちだから興奮した

就活がある

から就活を始めた

インターンに行くと宮廷早慶の多さに驚いた

電通大一般知名度が低い

大学名を言うのが若干恥ずかしかった

でもだいたい知ってくれていて良かった

インターンからの早期選考内定は冬には出た

第一志望だったので満足

電通大大学院2年】

・何も変わらない…だがコロナ

去年と変わらないがコロナ学会が中止、延期、オンライン

研究海外に沢山行くという夢が絶たれた

・そして卒業

とくに何も起きずに卒業を迎えた

【総括】

Q. 電通大で良かったのか

A. 分からない

3年生から先の勉強は楽しかった

就活成功といっていいはずだ

後半は貴重な友人もできた

しか自業自得でもあるが、一般大学生のような学生生活は送ってこなかった

まれ変わったら文系に進んでもっと別の大学生活を送ってみたいとも思う

Q. 大学生活のターニングポイント

A. 研究室選び

研究室選びは就職先に直結すると思った

教育してくれる度合いも研究室ごとにバラバラ

得られる経験も機会も研究室によってバラバラ

研究室選びに成功するのが何よりも大事だと思った

10年後これを読んで笑っていられる自分がいることを願いたい

それからたまたま見かけた誰かの参考にもなれば嬉しい

anond:20210318204322

俺は機能不全家族だったので悩みを相談する能力が不完全で他人イマイチ頼れないんだけど

そのおかげで一人でいる事に結果的に不事由が生じてないのだとわかった

2021-03-18

雑誌映画秘宝』の記憶(13)

前々回の投稿(11)で言及した『映画秘宝』内部で起きていた「業務の『私物化』」について、引き続き今回も述べようと思います

ムック形式が好評だったこともあり、90年代の終わりに雑誌化・大型化を見事に果たした『映画秘宝』は、傍目には順風満帆に見えました。しかし、初期の同誌を読んでいた方々ならばご存知のとおり、若者購読者を想定した誌面作りとはお世辞にも言えませんでした。初期の『映画秘宝』がそのターゲットにしていた購読者とは「子供時代70年代映画館テレビで観た映画についての記憶を、編集者ライター陣と共有する大人」だった訳ですが、当時そんな条件を満たしていた人たちは、私も含めて既に「立派なオジサン・オバサン、若しくはその仲間入りも間近な人たち」でした。そのままで購読者高齢化によって、ジリ貧に追い込まれるであろうことは明らかでした。

したがって、雑誌映画秘宝』が将来的にもビジネス継続して生き延びるためには、長期的な戦略として「より広範で多様な読者層を開拓すること。それも、特に若者層』と『女性層』を購読者として積極的に取り込むこと」を選択するべきでした。しかし、こんな事を今さら書いても、後の祭りです。

承知のとおり、それとは正反対戦略を『映画秘宝』は選択しました。いや、何らかの戦略選択したと言うよりも、むしろ「長期的な戦略など、当時の『映画秘宝編集者ライター陣は露ほども真剣に考えてはいなかった」と言う方が正確かもしれません。

覚えている方もいるかもしれませんが、高橋ヨシキが『映画秘宝』の表紙デザインとして、邦画から引用した「裸の女性が荒縄で緊縛されて馬に跨がる残酷エロ画像」をコラージュして仕上げたことがありました。この表紙について、町山智浩は「この表紙じゃあ女性が手に取り辛い(=買い辛い)」とボヤいていました(※注)。雑誌の「顔」である表紙がこんな状態だったぐらいですから高橋ヨシキの頭に「女性購読者を獲得すること」など微塵も無かったことは明らかです。

既に述べたとおり『映画秘宝』は「女子供から映画を取り戻せ!」をスローガンにしていた訳ですから、むしろいか女性が手に取り辛い(=買い辛い)デザインにするか」について考えた上で、高橋ヨシキ意図的かつ積極的に「女性が嫌がりそうなデザイン」に仕上げたのだと考えるのが妥当です。きっと、このような表紙を作っていた時の高橋ヨシキは「オレたち男だけの輪を乱すような奴(=女性)は、お呼びでないから帰った!帰った!」「この表紙デザインを見たら、きっと町山さんも喜ぶだろうなあ!」と云う気持ちを込めていたことでしょう。(※注:ところで、町山智浩も本気でボヤいていたのではないのだろうと私は思いますが、そう思う理由については別のところで述べます。)

近年は真魚八重子などの女性執筆者が『映画秘宝』に登場する機会が増えてはいましたが、それで町山智浩高橋ヨシキの芸風が改まったようにはとても見えず、むしろ却って「これでもオーケーなんだ!こんな芸風でも女は許容してくれるんだ!」と彼らの勘違い助長したと云う可能性すら有ると私には思えます。仮にそうだったとしたら、真魚八重子の頑張りが報われていなかったことになって、非常に気の毒な話ですが。

また、これも既に過去投稿でも述べたことですが、比較的早い段階から映画秘宝』は、ごく少数の寄稿者(例:山本弘)を除けば「アニメファン蔑視・敵視・嘲笑する」と云う態度を明確に打ち出していました。この「アニメ叩き」の姿勢は同誌において長く一貫していたと言ってもよく、恫喝DM事件が発覚する直前にも「『鬼滅の刃』は絶対に観ない!」と、訊かれもしないのに自分たちの方からアピールに励んでいました。

もちろん、思想信条自由に照らして考えれば、編集者ライター個々人が「何か」を嫌うこと自体は許されるべきです。だから対象が「萌えアニメファン」だろうと「女性」だろうと何であろうと、高橋ヨシキらが個人的に何かを嫌うことは自由範疇あると言えるでしょう。極端な話、内心だけに留めて現実世界で実行に移しさえしないのであれば、性的マイノリティ/人種民族etc.に対するネガティブ気持ちを持っていても許されるでしょう。

しかし、その上で問いますが、当時の編集者ライター陣がわざわざ誌面を使ってまで「女嫌い」や「萌えアニメ嫌い」を盛んにアピールしたり、ゲイを繰り返し「ホモ」呼ばわりして嘲笑し続けて、雑誌映画秘宝』を売ると云うビジネス全体にとって、何か良い成果を招いたでしょうか?結果的には、女性萌えアニメファン性的マイノリティはもちろんのこと、それらに該当しない人たちにすらも「何だか映画秘宝』は排他的雰囲気があって嫌だなあ。近づくのは止めておこうか」と思われ、遠ざけられただけに終わったように私には見えます

そうして「未来購読者」に成っていたかもしれない人たちも見す見す逃してしまって、長期的に見れば大きな損をしたのではないですか?もしも、編集者ライター陣の個人的な好みに拘ったことによって、ビジネス未来が失われたのだとしたならば、それについての責任を彼らはどう取るつもりなのでしょうか?

当時の『映画秘宝』の萌えアニメ叩きムーブに関しては、こんな出来事もありました。ある時、俳優加藤雅也に対するインタビューを行った際、わざわざ「最近若い奴らは、萌えアニメなんかにウツツを抜かしているんですよ!」と御注進に及んだのです。もちろん、そのインタビュー記事の中では、それに対する加藤雅也の「『萌え』ねえ…」というリアクション言葉を「例の見慣れた太いゴシック文字」で強調することも忘れませんでした。つまり当時の『映画秘宝』は「あの加藤雅也サンも、萌えアニメなんか好きな奴のことは見下して馬鹿にしているんだゾ!読者の皆も後に続け!」と、虎の威を借る狐のスタイル萌えアニメファン嘲笑することに勤しんでいたのでした。それにしても、何の脈絡も無く突然「萌えアニメが云々」とか言い出したので、インタビューを受けていた加藤雅也も反応に困ったのではないでしょうか。加藤雅也についての面白い/興味深い話を読みたい読者の立場からすれば「何でインタビュアーがいきなり『オレは萌えアニメが嫌いだ!』と自己主張を始めるんだよ。お前は主役じゃねえだろ。お前の自己満足にスペースを割くぐらいなら、もっと加藤雅也言葉を載せろよ」と云う感想を抱くしかありませんでした。きっと、このインタビュアー脳裏には、読者の存在及び読者のニーズなどは思い浮かびもしなかったことでしょう。

上で述べたような行動に熱中していた『映画秘宝編集者ライターたちは、ただ単純に「『自分たち欲求』が充たされて気持ちが良かった」のだろうと思います。もちろん自分欲求を充たしたいと思うことは人間として当然ですし、仕事を通じて欲求を充たすことが出来れば、こんなに幸せなこともないでしょう。しかし、それをするならば良識と限度が必要不可欠です。わざわざ無駄に敵を増やし、未来購読者を失ってまで「自分たち欲求を充たすこと」を優先したことは、仕事(ビジネス)として必要なこと、正しいことですか?

ひょっとしたら「眼の前の『利益』を捨ててまで『信念』(=嫌いな奴らを大っぴらに嘲笑すること)を貫くことが出来るから、オレたち(=『映画秘宝』)はスゴいんだ!」と、『映画秘宝切り株派は自分達に酔っていたのかも知れません。しかし、それは別にスゴいことではありません。

洋泉社としては、雑誌映画秘宝』の刊行を「遊び」や「無償ボランティア」として、ではなく「まっとうなビジネス業務」として行っていた訳です。それには先ず雑誌が売れること、それも短期的にだけではなく長期的に売れることが先決であり、その為には更に、購読者を増やすことが何よりも重要でした。したがって、これらの重要事項こそが『映画秘宝製作チームに対して洋泉社が何よりも先に求めたことだったはずです。「何よりも先に」です。

それなのに、購読者を増やさず、と言うよりも増やす為の努力を端から放棄して、逆に無駄に敵を増やすことにだけはキッチリ勤しんでいた訳ですから洋泉社にとって『映画秘宝』の編集者ライター陣は、さぞかし頭痛の種というか獅子身中の虫というか、実に困った存在だったと推察されます

こういった「まっとうなビジネスであれば求められて当然の事柄」には応えようとせず、何よりも先ず「自分たち欲求を充たすこと」を優先して仕事に臨む、これこそが私の言う「業務の『私物化』」なのです。

この文章を読んでいる方は、試しに想像してみて下さい。もしも貴方が何処かの会社などに勤務していて、社員一丸で協力して赤字解消や顧客開拓などに努めねばならない時に、赤字を垂れ流したり顧客どころか敵を増やす行動にばかり勤しむ同僚が社内にいたとしたら、しかも、それに勤しむ理由が「自分気持ちいから」とか「これをやると○○センパイが喜ぶから」とかだったら「テメエの『趣味』の為に業務を『私物化』するんじゃねえよ!」と言いたくはなりませんか?単に「職業人」としてだけではなく「社会人」としても失格でしょう。

このように『映画秘宝』の行動は、とても「長期的な利益を考えている」とは思えないようなものばかりでした。岩田和明による恫喝DM事件を見れば分かりますが、ごく最近の『映画秘宝』内部でも「長期的な利益を考えず、自分気持ち良くなることを優先する」と云う風潮が継続していたことは明らかです。更に、岩田和明が退職するからと云う理由だけで、のんさんの連載を打ち切って雑誌の「売り」を無くすように仕向けたことも、これまた雑誌全体のことを考えない「自己中心的な行動」でしょう。

仕事に関して「長期的な利益」について考えると云うことは「自分よりも若い世代に残す未来」について考えること、つまり責任感の伴う態度」です。これに対して「業務の『私物化』」とは、仕事に臨むに当たって「今」の「自分」のことしか考えないこと、つまり無責任な態度」です。

映画秘宝』は、彼らが「精神年齢の幼稚な奴ら」と見なして嘲笑していたアニメオタクや「馬鹿宣伝に騙されて底抜け大作を観に行く奴ら」と侮蔑していた女性と、彼ら自身とを勝手に比べて「自分たち(=『映画秘宝』の編集者ライター)はアイツらと違って『大人の男』なんだ!」と周りに向けて盛んにアピールし続けてきました。しかし、果たして彼ら自身は本当に「大人」と呼ばれるに値する人間だったでしょうか?

雑誌未来」よりも「自分たち欲求」を優先し続けてきたことを、中心メンバーによる「業務の『私物化』」と呼ばずして何と呼べば良いのでしょうか?「身体大人頭脳はコドモの幼稚な遊び」でしょうか?

高橋ヨシキら「切り株派」が居なくなった2号目にあたる『映画秘宝』に、アニメ作品の特集記事掲載されることが予告されました。この「居なくなった途端に」と言っても良い動きを見るに、おそらく「切り株派」が彼らの一存で他の派閥編集者ライターに対して「『映画秘宝』でアニメ作品を扱うなよ!」と有形無形の圧力を掛けていたことは、想像に難くありません。そのような圧力存在したとしたら、一部の人間の一存で企業努力可能性を封じられていたことになるのですから、これもまた「業務の『私物化』」です。

「今」の「自分(たち)」のことしか考えない「無責任な体質」なのだから、年下の女性に対して恫喝DM攻撃を行ったり、自分たちよりも年下のフリー女性編集者に対してパワハラを行ったりするのも、何ら不思議ではありません。告発を受けるまで、何一つ疑問に思わなかったのは「本当」でしょう。何しろ彼らの頭に有るのは「自分(たち)のこと」だけなのですから

奈良さんがパワハラ告発した後に柳下毅一郎が出した、あの謝罪文としての体を成していない文を読んだ時も「ヨシキくんが報われて欲しい」とか、被害者を置き去りにしたことを書いていて「本当にどこまでも『自分(たち)のこと』だけに終始するんだな」と私は思いました。東大を出たぐらいだから間違いなく柳下毅一郎は頭が良いはずなのに、被害者を含めた「他者存在」に対して満足に想像力を働かせることも出来ず、謝罪文一つまともに書けないとは流石に想像できませんでした。子供か。

映画秘宝』の中心メンバーとも呼んでもいい人間たちが「業務の『私物化』」をし続けても恥じなかったのは、彼らの根底に有る「ボンクラと云う『甘え』」の精神だと私は思います

しかし、長くなったので、一先ず今回はここまでにします。

2021-03-17

優生思想でもいいんだよ。それを含め共同体同士が生存競争してるんだ

https://anond.hatelabo.jp/20210315235816

ブクマのアホどもは自分の頭で考えられない畜群から、どいつもこいつも聞きかじった知識脳内コピペ脊髄反射するだけ。

議論にならないね。俺が代わりに増田議論相手になろう。

増田の疑問は正しい。

いいんだよ。

優生思想をとる社会体制があっても。

優生思想がいけない」という連中は、「将来どんな形質が生存に優位になるかわからいか多様性大事だ」という。

ならばなぜ社会体制のものが多様な戦略をとることが許されないんだろうね?

この世界個人だけでなく、個人の集合たる国家民族といった共同体が、いろいろな戦略競争してるんだよ。

それらの共同体がとる戦略にも多様性があって然るべきだろう。

それらの共同体個人多様性を重視してもいいし、特定の形質を排除したり優遇したりする、ある種の優生思想採用したっていいだろう。

将来、どんな形質が有利になるかはわからない。それは正しい。

からこそ。

そこに倫理的善悪関係ない。

結果的に見れば、優生思想共同体生存戦略上、有利でした」ということも起こりえるわけだ。

将来、火星進化したゴキブリ人類に襲い掛かってきたときゴリゴリ優生思想デザインされたスーパーヒューマンでないと生き残れない可能だってあるわけだよ。

もちろん逆もありえる。

共同体生存戦略として優生思想行使したことによって、特定の形質を排除したせいで絶滅したということも起こりえる。

みんな大好き人権先進国スウェーデンでは、ダウン症が極端に少ない。

なぜかというと、出生前診断ダウン症と分かれば中絶するからだ。

将来、ダウン症だけ生き残るウイルス人類を襲ったとしたらスウェーデンは滅びるだろう。

中国は極端に男女比が偏った社会だ。

強固な家父長制からくる男児志向で、妊娠して女児だとわかったら中絶するからだ。

中国社会では、とてつもなく男が余っている。

だが、勢いある経済力によって、東南アジアを中心に「花嫁を輸入」している。

女性を吸い取られる国にとっては、結婚できない男性が増え、男系の子孫が残せないことになる。

昔なら、物理的に侵略して男性を皆殺しにして、女性レイプしなければ実現できなかった民族浄化を、経済の力で実現できている。

さて。

これらを「倫理的に正しくない」と責め立てることは容易だ。

ダウン症中絶は良くない」「女児選択した中絶は良くない」と責めることも可能だ。

だが誰が止められる?

誰もこうした戦略をとる国家民族宗教を止めることはできない。

彼らがダウン症中絶することも、子供男児志向することも、金の力で周辺国から女性を輸入することも誰も止められない。

共同体生存戦略として、優生思想成功するか否かはその思想依存しない。

優生思想は良くない。なぜなら多様性こそ将来の淘汰圧適応できる可能性を残すからだ」という単純な反論は、共同体のもの淘汰圧を想定できていない。

「将来に何が起こるかわからない」からこそ、「優生思想が勝ちました」ということもあり得るわけだよ。

増田の疑問は正しい。

優生思想生存戦略として採用する共同体があってもいいんだ。

多様性生存競争に有利だ」という立場をとるのならば、共同体採用する社会制度の多様性ダウン症中絶女児中絶イスラム教etc…)も、将来の淘汰圧に対して有効かもしれない、という可能性に思考を巡らせるべきだ。

エンジニアだが、趣味仕事になったことに負い目を感じるときがある

中学生の頃からパソコンいじりが趣味になった。高校生の時はかなりの劣等生で、趣味に没頭しまくったせいで成績も最悪だった。成績不振すぎて退学を打診されたこともある。半ばお情けでギリギリ回避したけど。

それから大学に進学したが、改心して勉強に打ち込んだわけでもなく、PC関連に没頭する生活が続いていた。少なくとも進学の時点ではPCはただの趣味で、特にエンジニアになる気はなかったので情報系の学部でもなんでもないところにいた。

大学高校よりも単位を取るのが楽だったこともあり、幸い留年レベルにはならなかったが、成績は悪い方だった。

それでも紆余曲折あり、今はいわゆる"ホワイト"な職場エンジニア職をしている。待遇も良いし、コロナ禍ではもちろんテレワークが出来ており、ハンコ出社なんてのもない。細かい不満は多少あるが、総合的に見れば良いところで働けていると思う。

この自分語りを見てもわかるが、Twitterでよく見る「でも私には理解のある彼くんが……」状態になってるんじゃないのかと思うことがよくある。「学業を放り投げて遊びまくっていた。でも幸い俺には理解のあるプログラミングくんが……」とでも言おうか。

学生が打ち込む趣味は色々あると思う。たとえば部活として存在するものだけでもスポーツ囲碁将棋演劇美術などがあるだろう。だが、これらに没頭していた場合はそれが進路・就職転職に結びつくかというと難しい気がしている。

もちろんこれらの中のトップ選手がそれをライフワークにした例だってある。ただ、それらは一握りじゃないか。仮に将棋で食っていくと言ったって、藤井聡太レベルじゃないと食っていけない。スポーツ演劇美術などでも同様だろう。

結果的に、大半の学生趣味我慢して勉強を真面目にやることで、ちゃんとした進路を確保する羽目になるんだと思う。医者になるために高校時代から死にものぐるいで受験勉強に打ち込むケースなんかもそうだろう。


一方でPC関係はどうだ。もちろん全員とは言わないが、趣味が高じてこの仕事に就いている連中が比較的多いように思う。

それに待遇も他の職種と比べると良い事が多い。最近話題になっていただけでもアニメーターのように、やりがい搾取批判される構造職種もあるが、それと比べるとエンジニア幸運な方なんだと思う。

更に、DXだのプログラミング時代だの、世間的にもエンジニアが良い職種として評価されているようである

「汚い手段で金を稼いでいる」みたいな批判に晒されるわけでもなく、これからの「デジタル社会」とやらでの理想像として捉えられている節すらある。

ただパソコンオタクやっていただけで、向いている仕事がこれしかないというのに。自分も「○○さんはどうしてエンジニアになられたんですか?どうやって技術を身に着けたんですか?」と聞かれることが偶にあるが、結構しんどくなる。

当に趣味をやっていたらそれが偶然社会需要合致しただけで、全部運のおかげなんじゃないか

こう書くと運が良かった自慢みたいなんだよな、そうじゃないんだよ。まあどう思われてもいいけどさ。

一方でTwitterを見れば「趣味でもプログラミングできないやつはダメ」という、どちらかというと偉そうなエンジニアが多い気がする。

もちろん、趣味プログラミングの人のほうが習得理解は早いと思うし、総じてそういう人のほうが優秀であることについては同意する。採用面接なんかでもだいたいそう。

でも趣味がそうじゃないやつはダメとまで言えるか?自分境遇理解してないというか、偉そうじゃないか

自分プログラミング趣味にできたことは偶然である趣味仕事にしている、自分同類エンジニアもそうじゃないのか。

もし同じタイミングで別の趣味に打ち込んでいれば、自分は今頃どんな生活になっていたんだろうか。良い給料を貰えるレベル仕事できていたとは思えないし、メンタルも体もボロボロだったと思う。

でもエンジニア以外、あるいは趣味じゃないけどエンジニアをやっている人を見ると、そんな人のほうが多いかもしれないわけで。どう捉えればいいんだろうな。

趣味仕事エンジニアの連中はみんな「俺らの趣味は偉い」と思っているのか?同じ気持ちになったエンジニアはいないのだろうか。

重度知的障がい者が誤ってお年寄りを突き飛ばししまい、大けがを負わせた場合、恐らく一千万円を超える治療費障がい者負担するのだろうか。

障がい者危害を加えたつもりはなくとも、結果的に起きたことを基準にするのかな。

anond:20210317163836

それでもええと思うがワイの場合はそのレベルビジネスに使うといろいろやばそうだったんで一応英検1級とったら結果的時間投資効果全然違ったという話

anond:20210315153632

うーん。

でもそれって結局「彼氏のことを考えてウキウキ恋愛してる」のが好きなんじゃねーの?

でも恋愛、つーか人間関係ってウキウキ楽しい恋愛ばっかじゃないじゃん。メンドくさいなあ、とか、一緒に苦しい、とかもあんじゃん。

そうなると、そういう人ってそこから逃げ出して、彼氏じゃなくて「ウキウキ」させてくれる別の人の方に走ったりすんじゃねーの?

そうすると、結果的にはとっかえひっかえってことにならんのかね?

2021-03-16

皆さま、大変お世話になりました。

私がここで学ばせていただいたことは、「最初仕事をがんばると後がラクなこと」です。

最初は全く仕事にやる気が出ず、また、多すぎる業務量に辟易し、とにかく仕事いかにやらずにすむかを考えていました。

結論から言えば、そのようなことをしても、業務量が減ることもなく、また、楽になることもありませんでした。

業務量については、残業時間過労死ラインを越えてしまったため、課長相談させていただきましたが、

改善されることはありませんでした。このため、相談するだけ無駄だと学びました。

また、楽になることですが、しんでしまえば楽にはなります。あっ、しんだら意味ないですね笑

これは冗談です笑

仕事を楽にするのは、結果的に、全てを諦めて文字通りしぬほど残業することでした。

いつか改善されるとか、業務量を調整してくれるとか、そういう無駄な期待はせず、とにかくすべてを諦めて残業しました。

そういう働き方のきっかけになったのは、身近な上司存在でした。

直属の上司は、出世のため、すべてを受け入れる仕事のやり方をする方でした。

私はそのような働き方を見て「こいつやべえな」と思いましたが、だんだん、それは尊敬に変わっていきました。

がんばる人というのは、人の心を打つものです。

私は今まで回避するように仕事をしてきましたが、身を粉にして働く上司のようにやってみようかと思えました。

身近に一緒にやってくれる人がいないと、できなかったことだと思います

実践してみると、私の仕事はみるみる変わっていきました。

小難しく面倒くさいことも、一度きちんと向き合って理解さえすれば、それ以降はかなり楽になることを初めて知りました。

また、一つ片づけても、違う仕事は一からやり直しだと思っていましたが、応用で対応できることもわかりました。

楽にきちんと仕事ができるようになりました。こんなことなら、最初からちゃん仕事すればよかったです。

感謝していることがあります

ちゃん仕事をやってみて気付いたことですが、色々考えたり、工夫したりして仕事をするのは楽しいことだと知りました。

こんなことできないかあんなことしたい、と思いついたことを、上司はよく聞いてくれました。

今後もこうやって仕事をしていけばいいと分かり、仕事をやめようかと思っていたのですが、もう少し続けようと思えました。

ただ、私はこの職場を去ります。去ると分かった時の解放感といったら、格別でした。

もう二度とやりたくないと思っています

ここで学んだことを、次の職場でも活かしていきたいと思います

ありがとうございました。

anond:20210316125018

これアスペ的な回答は合理的思考をしているわけではないけど結果的目的は達成できるのが面白いよな。

そういう健常者がまず取らない行動を取った結果たまたま生存競争の上で上手く行くケースがあるから今日までアスペルガーの原因遺伝子が淘汰されずに残ってるのかもな。

2021-03-15

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210315/mca2103152017025-n1.htm

経団連、会員企業女性役員比率30%へ活動開始

 経団連は15日、会員企業女性役員増員に向けた活動を始めると発表した。各企業経営トップが2030(令和12)年に、女性役員比率を30%以上にすることを目指すことを社内外に宣言するものだ。

これに対しての反応コメントを読んでまたせせら笑いさせてもろてます🤚

YouTube特に面白い

一部の脳死脊髄反射SDGsそもそも知らなそうだし

少子化→働き手減少→女性雇用という悲しい流れを知らない人も

(よりによって日本現代社会純粋能力評価結果的に男が生き残っているから女は使えないのだと心から信じてる人も

みんな面白いなあ

性格の悪さは遺伝する?

我が増田家には性格が悪い、というか少しひねくれた人間が多いような気がする。他の家族の内情を知らないので断言はもちろんできないが。

まずは私の父。60代。私は父と一緒に働いている。父は、私が昼休憩を終え自席に戻り、PCに向かって小さく「よし!」と言うと、必ず「よし!ってw」と嘲笑する。午後からも頑張ろうと気合を入れてるだけなんだけど。

そして私の娘。6歳。彼女保育園出来事をたまに私に報告してくれる。この間は「〇〇ちゃんって鬼滅1話しか見てないのにグッズいっぱい持ってるねんでw」と明らかにミーハーな友人を嘲笑していた。確かに私もそれは面白いと思う。だけどその面白さに6歳で気づくのは早くないか

その他女子大生の妹が体育会系彼氏のことを脳筋バカしまくってたり、私の祖父デイサービスで1歳しか変わらないお爺さんを年寄りバカにしてたり色々あるけどめんどくさいので割愛する。 

何が言いたかたかと言うと、持って生まれ性格の悪さは仕方ないが、性格の悪い大人に囲まれてるせいで娘の性格が悪くなり結果的に娘が生きづらさを感じるなら申し訳ないなと思う。

私の家族は全員少し生きづらそうなので。みんななんとか適応はしているけれど。

アイヌ問題に関する某芸人画像での謝罪脊髄反射で叩くのをやめろ

アイヌ差別用語をそうと知らずネタに用いてしまった芸人謝罪した。

内容はかなり誠実な物なのに、画像ツイートしたことのみに触れてそれは悪と脊髄反射で叩いてる人間が多くて呆れた。

いやさ、でけー会社とか、バックに大きな事務所が付いてる売れっ子芸人とかが同じことをやって叩かれるのはわかるよ。

そういうところが本気を出せば個人サイトバッシング記事なんかは消させることができるだろうし、いやなんなら個人でないニュースサイトからも消させることができるかもしれないし、そもそも検索結果をいじる事だってできるだろう。

別にそんなことしなくたって、規模の大きい組織が活動し続けていればいずれ他の情報で埋もれるだろう。

そこで最後まで扱いに困るのは、自分たち領域のどこかに置かざるを得ない「謝罪文」だ。

からこそ謝罪から本題を辿られるのを嫌って画像ツイートする。そうして謝罪アクセスし辛くする。

理にかなってる、だから叩かれる。それはしかるべきだ。

じゃあ大して売れてない芸人はどうだよ。

事務所からも大して守ってもらえないだろうその辺の芸人はどうだよ。

ただでさえ「加害」の情報で本人の検索結果は埋め尽くされてるだろう、そしてそれはこの先も大きくは変わらないだろう、そんな中で謝罪アクセスし辛くするメリットなんかない。デメリットですらある。

じゃあなんでそんなことをするのかって言えば「せめて手書きで、自分言葉で、誠意を伝えたかった」以外にないだろうがよ。

謝罪文をちゃんと読んだか?ただ手書きってことじゃなく、テンプレでもなく、自分言葉で書かれていることは読み取れるはずだ。

結果的アクセスし辛くなってることは短慮だしバカだよ、しかしそこにはメリットなんかない。

少し考えれば力のない個人に「画像ツイ=悪」メソッド適用されるわけではないことがわかるはずだ。

自分言葉自分意思を伝えると言うのは人として正しい誠意の示し方だろうがよ。

そんな簡単なことも分から脊髄反射で「正しい謝り方(笑)」を口にする奴に腹が立つ。

あーむかつく。

https://samepa.hatenablog.com/entry/20121117/1353156846

唯一にして最大の違いは、“結果的に”間違っていたのが自分か周囲かという部分なように感じます。これまでは結果的に周囲の人間のほうがダメで、シンジ君が被害を被っていた部分が多かったです。しかし今回は、シンジ君の方がダメで、周囲が被害に合います。にも関わらず、等のシンジ君は自分ダメという自覚が無いので、いつものように他人迫害されている=自分一方的被害者と思ってしまうのです。

豚まんじゅうさんこれ一生理解できないやろ・・・

自分以外の誰かが間違っているという思考しかできないんやから

ラストで「これまで周囲に愚痴言ってばかりいたけど、案外自分ダメじゃね?」と気づいてしまったシンジ君は茫然自失となり、一切の行動を放棄します。世界に全く価値が見出せなくなった状態です。

これができるのはなんだかんだシンジくんが愛されてるからで、完全ボッチにーと引きこもり豚まんじゅうさんがこの状態になったら死ぬだけだから

意地でも自分一方的被害者だと思い続けるしかないよね。


からずっと「俺は正しいのに周りがいつも俺をたたく」っていうイメージなんだろうね。

かわいそう。

結局シンエヴァってさ

旧劇でほとんどやってたのを超子供にもわかりやすい描き方に変えただけだったよな

ハッピーエンドにしないと許せない層に合わせてマリを出したりしたくらいか。変更は

庵野を知るのが早すぎたにわかネットのせいでEOEの悪評ばかり広がってしまったせいで無理やりもう1周させられた印象

俺はマリ好きだから結果的ありがとうだけど

2021-03-14

ネタバレがだめな理由は何?

20代後半。映画アニメはそこそこ見るけど、今回のエヴァ騒動には違和感を覚えている。人々が無駄ネタバレを恐れ、ネタバレをみせることで興奮していることに対してだ。自分ネタバレを見ようが見なかろうが、その映画への評価が変わるとは思えない。人の意見をみたり結末を知ったところで、映画を見る頃には殆ど無意識に忘れているわけだし、そのネタバレが本当だとしてちょっとした答え合わせ程度にしか思わない。

エヴァ感想を見ても、結局全てを自分の目で見る以上に大事なことはない。

エヴァが25年にも渡って続いたコンテンツなのだから特別だということはわかる。自分が生まれた少し後にはじまり社会現象になったことは理解しているし、育った環境の中でも数年に一度はコラボ企画を見るような寿命の長い作品だ。そしてこの映画邦画の中では珍しい、原作がありながら結末やあらすじがいっさいわからない状態で公開された作品だ。ドラえもん映画も似て入るが、基本的にあれらは一定ストーリーラインが定まっているから、題名登場人物だけである程度はあらすじが想像できるし結末はより簡単にわかる。

結末やあらすじを公開していないのは、おそらくファンサービスとしてでありマーケット戦略なのだろう。

だけど自分のように、あらすじ程度は知っておいても問題ない人間も多い。あるいはあらすじだけでなく「誰が死ぬのか」「誰が勝つのか」などの重要な要素を先に知りたい層がかなりいることも把握している。

ネタバレを過剰に警戒するあまり人々が映画館に足を運ぶことは、結果的自分のような映画好きには好意的に見える。だが今のエヴァネタバレ抑制現象には違和感しかない。ネタバレを嫌いTwitterオフにするほどのものなのか。あらすじがわかっても自分の目で確かめることで別の見方があることをなぜ理解しないのか。結末を見る前にわかっていても、それは単なる事実であって映画価値には当たらないのに。

よく聞くのが「最初の衝撃や感動を大事にしたいから」というものだ。わからなくはないが、知りたいという欲求飢餓状態でみるほど映画というものが素晴らしいものとは思わない。映画自分が楽しむために見るのであって、他の人の意見に左右されたり、他者言動抑制してまでみるものじゃない。ネタバレがあろうと楽しめることを知っているし、先に知っていることで別の理解や楽しみを見つけることは多々ある。

推理小説犯人が先にわかっていたらつまらないじゃないか」とも言われた。しか推理小説自分推理するものではない。ハラハラ・ドキドキを楽し見たい人には悪いけど、自分あくまでも物語を楽しみたいだけなので最初に誰が犯人でどうやって殺人をしたのかがわかったところで、楽しめなかった作品は一つもない。いや、一個だけあるがそれはかなり特殊小説から例外だろう。

映画特にエヴァのように長い期間生き続けてファンが多い作品からかもしれないが、結末をわかっていることで価値が下がるわけでもないと思っている。

からといってこちらが積極的ネタバレをする気はない。それを嫌う人間は多いからだ。だけど自分問題ないし、結末やある程度のあらすじを伝えて貰っても結構だ。


こういってはなんだけど、ネタ

れを過剰に嫌う人々

はその行為自体お祭り騒ぎしているのではないだろうかと思う

まり自分のように一つの映画作品としてフラットに楽しむ人間には

理解できないのだ


追記

すいません

単にエヴァネタで書いたつもりが、一部の人不快な思いをさせてしまうとは

釣りの仕込みがあまりよろしくなか

ったです

そこは大いに反省しています

釣りは誰にでも判別できるようでなければ意味がない、と言われたような気もしますが実際は全く言われたことないですね、今思いつきました

ということで釣りと気づかずマジレスというか読解力をフルに働かせようと奮闘した方はお疲れさまでした

ちなみに意外と本文自体はそれほど自分の考えから遠くもなく、ネタバレしても多くは問題ないと思っています

ミストなどの例外を除き


id:gothicgirl

謝るぐらいなら釣りしようとするな


あなたも釣られましたか?それは災難ですね。やはりエヴァ関連は釣りやすいのかと。もっと修行していい記事しま

自然まりない改行があるのは見ればわかるんだけど、デスクトップパソコンという環境下においてのみ成立するような長文の縦読み自動改行で整形されるサイトでは時代遅れ


言い訳はいいのですよ。ieさんのような滅びが確定しているブラウザに比べたらマシです

釣り宣言は下策ってインターネットで習わなかったの?


全てが終わってから後出しコメントしている方にはわからいかもですが、何とも思いません

ただ反省すべき点は抑えました

afurikamaimai この増田が死にますように。/けどトラバにいちいち嚙みつくあたり律儀だしえらい。ただのかまってちゃんかもしれないけど。


これからも元気に生きていきます。今回の失策は、単なる嫌みをネタとして笑う方向に持って行けなかったことでしょうか?オチが見えづらく、わかった後で快・不快の論争になるとは思いませんでした。

すべてに言えますが、釣りとは反応して貰えることが全て。良い釣りかどうかに関わらず反応してしまった人は全て釣られたんですよ

お疲れ様

非モテ版安原健太について、存在を知って欲しいという話

毀誉褒貶激しい安原健太さんのnoteだけど、僕は割と同意できる部分が多いと思った。

 

かわいい人にかわいいと言うのは、僕としては結構ありえない

https://note.com/yasuharakenta/n/ne19f1e86e899

 

セクハラは本当に見るのも聞くのも嫌だし、倫理的に許せない、痴漢も当然そう、下ネタが苦手なのも相まって彼の学生時代体験談自分も同じ様に感じるな、と思えるエピソードが多い

けれどあのnoteを読めば読むほど苦しくなる自分が居た、心の底にドロドロした黒い粘液が溜まっていく様な感覚が有って最後までは読めなかった、理由を考えたのだけど

多分あそこでは僕のような人間は居なかったことにされているか無視されてるんだなと思った

 

安原健太さんと僕の違いを一つ挙げるとしたら僕は非モテだという事だ

信じて貰えるか分からないけど、非モテにもセクハラに反対したり、下ネタが苦手だったり、女性を傷付けないように気を付けたり、「かわいい」なんて言えない人は居る、僕の経験上沢山居る

でも、僕達は透明化されがちだ、目立たないし、上で挙げた事は全部「~~しない」という消極的な行動で、それに気付く人は居ない

それで良いとも思う。気付いて貰う為にやってる訳じゃなくて人を傷付けない事は人として当たり前だと思っている。「僕は女性に優しいんだから僕はモテるべきだ」とは全く思わない(そういう誤解をする人が居そうなので先に言っておく)

詳しい事は伏せるけど僕は恋愛とは違う所で人生が充実しているのでモテとか恋愛はもういいかなぁ、諦めよう、それでいい、と思っている

それでも「非モテ」に拘るのは僕達が無視される理由はそこなんだろうなぁと思うから

から見ると、僕達よりも僕達以外の人の方が「モテ」に拘って、「モテ」を通して人を見ている、様に見える(勿論そうじゃ無い人も居る)

 

移動教室の夜にも、サークル新歓にも(もしくは新歓に行かなかった新入生側にも)僕達は居たんじゃないかと思う

彼の隣に、彼の向かいに、彼と同じような違和感を持つ非モテは居た、でも彼は気付かない、彼だけがあのような感慨を感じたと思い出に残る。彼のnoteを読んだ人も同じ感想になるんじゃないかなと思う

彼のnoteを読んで感じたのはなんだか大半の男性が(つまり僕も含めて)セクハラする側、「かわいい」っていう側にカテゴライズされて、安原健太さんはそうでない側に入れられてる気がするな、という事

これは被害妄想かもしれない、文章を読む限りそういう事は(巧妙に?)明言を避けられている、あののらりくらりとした文体で、非常に上手いなと思う

自分は少しだけ文章に関わる仕事をしていて、そういう事が技術的に可能である事は知っている、ただ彼が意図的にそうしているかは決め付けるつもりは無い(あと、彼の文章が上手いという意味ではない)

ただ、彼の意志は兎も角読んだ側はどうだろう?男性でも女性でもあれを読んで「大半の男性セクハラをする側、肯定する側」という感想を抱かなかっただろうか?

そしてその為に僕達の存在無視されたと感じる

 

彼のnoteを読んで安心した、救われた、と感じる女性が沢山居た様だ

だとすれば僕の様な人間が同じ様にセクハラに反対したり、「かわいい」と言う違和感を表明すれば、安心した、救われた、と感じる女性が居るだろうか?

これまでの経験上、そういう期待は僕は出来ない、僕の様な人間がそれをしても透明化されるか、無視されるか、むしろ迷惑がられるか位じゃないかと思う

安原健太さんのような人がそれをするから意味が有るのだろう

それに彼があの文章でやっているのはセクハラ等に反対することだけじゃない

僕が読めた範囲で彼が文章でやっている事(意図的無意識かは問わない)を挙げてみる

(1)セクハラ痴漢の現状、「かわいい」と言う事等に対する違和感吐露

(2)男性加害者側に、女性被害者側にカテゴライズする事(また、男性をずるい側に、女性をそのずるさの被害者側に置く事)

(3)男性の加害性を恐竜に例える事(そして「恐竜を使ったフィクションにしないと例えられない」と明言する事)

(4)女性が日々受ける苦しみや違和感を詳細に想像する事

 

彼のnoteモテテク恋愛工学2.0と言う人も居たけど、あれを真に受けて彼の(1)の真似をしてもモテる事は無いよ、と注意はしておきたい

彼が結果的女性の信頼を得るとしても、その主な要因は(1)の違和感ではない、オプションで付いている(2)(3)(4)やそれ以外の要素(彼の容姿雰囲気仕草、その他のパラメーター)が重要

(1)はモテる為と言うより人として当然な部分を含む、それに対して(2)(3)(4)は非常に特別対応

当たり前では無いよ、と女性には言っておきたい

(1)は当たり前だ、でも(2)(3)(4)は誰かの(例えば安原健太さんの)善意やその他の感情を前提に初めて成り立つもの

例えば(4)は本当に得難い物だ、僕達の様な非モテ男性にこれをしてくれる人はほぼ居ない、羨ましいなと少し思う、妬む訳では無いか安心して欲しいけどそれが当り前じゃない事は知って欲しい

僕達には「安心した」「救われた」と言える機会はない。それは当たり前に誰にでも与えられるものではないんだ

勿論その当たり前じゃ無さは例えば彼の下心を前提としている「可能性も有る」、最初から疑ってかかる必要は無いけどある程度警戒しておいても良いと思う、その為にも当たり前じゃない事を認識することは大切だ

特に(2)(3)の様な、女性を庇う為に男性を下げる様な言動が過度に見られる場合は警戒度を上げて良い、

女性差別は有るしそれを明らかにすることは重要だけど、その為に他の何かを犠牲にしている場合倫理とは異なる動機採用されている事がある(犠牲倫理にある程度反する為)

例えば「全ての男性がそうである訳じゃないけど~~」「~~という男性”も”居る」と付け足せば簡単カバーできる所もそうしていない場合は少し危ない

何故なら(2)(3)のような男性側に犠牲や「罰」を与える言説は、女性側に気持ちよく響いてしま場合も有り、その効果を狙っている場合も有るから

ただ勿論本人のうっかりやスタンスの違い、文章能力等が理由場合も有るから一発アウト判定する必要は無い

ただ(3)に対してはふざけんなよと思う部分も有る。

あなたに僕の何が分かるんだ、僕はずっとどころか最初から男子」になんてなれなかったよ、あなたとは違って

つの間にか「ふざけんな!」「待てよ!」という言葉を捨てさせられるどころか、最初からそんな物持ってなかったよ

ハッキリ言って、僕は安原健太さんみたいな人も含めて、あなた達が怖かったよ、恐竜なんかに例えなくても、あなた達が怖かったよ

女性に平気でセクハラしたり、「かわいい」と言えたりする人達は、学生時代所謂イケてるグループの人が多かった、何故ならイケてないやつがそんな事しても寒い滑るし白い目で見られてなにも意味は無いし、そんな事する奴居ないか

で、偏見も含めて言えば安原健太さんはどちらかと言えば、僕達よりそっち側に近い人でしょ。勿論だからこそ違和感を感じる場面にも頻繁に遭遇したんだと思う

でもだからと言って、僕達までああいう人と同一視されて同じ「男」の箱に入れられるとしたら、納得がいかない

僕はあなた達とは違う

 

(尚、安原健太さんの過去について暴露する真偽不明増田に付いては、今の時点では完全に信じるつもりは無い。ただ可能性としては頭の隅に入れておいていいと思うし、似たような人に対しては似たような警戒を準備しておく事は女性にとっては役立つんじゃないかと思う)

 

色々書いたけれども、本当に言いたい事は「僕の様な非モテも居る事を知っておいて欲しい」という事だ、随分脇道に逸れてしまった

これまでの文章を読んでお世辞にも良い人ではない、厭味ったらしい僕の側面も読めたと思うけど、それでも同時にセクハラに反対したり、「かわいい」と言う事に違和感を持つ非モテは居る、僕以外にも居る、僕はそれを知っている

単純な臆病からではなく、自分の信じる倫理としてそういう物に反対する非モテは居る。僕がそうだと言うつもりは無いけどそういう奴も居る、例えば僕の知り合いの非モテに。そういう奴は実は沢山居ると思う

でも僕達は透明化されがちだし、居なかったことにされがちだ、だから知らない人も多いと思う

例えば女性にぶつかってくる男性存在に多くの男性がピンと来なかったのと同じように、僕達の存在女性にはピンと来ない物なのかもしれない、男性にも女性にも死角は有る、でも僕達は存在する

途中少し拗ねてしまったけど、実は僕達の様な人が居る事を知ると安心する女性は居るのかもしれない、だとしたら嬉しいしこの文章にも意味が有ると思える

(ただ、やっぱり本心としては居なさそうだなと思うし、「安心する」と言ってくれる女性は居るのかもしれないが、それはその場だけのお世辞みたいなもので、明日になればキレイさっぱり僕達の存在は忘れられて、また男性全体が同一視されるのでは?とやっぱり拗ねる自分も居る)

兎に角、僕達は存在する

僕達の様な人間モテるべきとは思わない、何かして欲しいわけでもない、ただ知って欲しい、存在してるって事を

僕達の様な人間が居る事も前提に入れて、色んな文章を書いてくれたら嬉しい

人間力とは?

こちら、アラフォー適応障害(うつ病)もちのおっさん

とあるSNSで知り合ったメンツ東京オフ会をした。1日目の昼は、観光、夜は、飲み会をしたが、緊急事態宣言のため二次会見つから解散

2日目特に連絡もないので一人で過ごしていたが、私以外のメンツで集まって遊んだり、飲み会をしてたらしい。二次会もしてたらしい。(SNS投稿で発覚)

『私も飲み会行きたかったな』とSNSで呟いたら、メンツの一人から『そういうのがあるから呼ばないんですよ。一人でもいいじゃない。人間力を鍛えて誘われるようになりなさい。俺は人間力つけるのに10年かかったからがんばれ。』と言われた。

人間力…とは何か?

結果的に、仲間はずれにする方が人間力ないと思うのだが…私が間違ってるのだろうか?

ブラック会社でのパワハラや景気の波を受けてうつ病発症治療で良くなってきてるつまりだったが、さら人間力がないとここまで言われら社会厳しくないか

悪い考えを頭に巡らせては打ち消しを繰り返してたら時が過ぎた。

事を荒立たせてもいけないので、『アドバイスいただきありがとうございます。みなさん楽しんでください。』と返した孤独な夜。

2021-03-13

anond:20210313180355

横だけど、男から見て不快ではない性欲、女から見て不快な性欲が違うというのはこの件を通してよく分かった。

敢えて言うなら、それなら女が不快じゃない性欲の方が結果的に男も本懐を遂げられるのではないかという話。

自分の絵が伸びなかったジャンルを嫌いになってしま

絵が伸びなかったジャンルを嫌いになってしまうのをやめたい。というより自己嫌悪に陥る。

昔はそうでもなかったのにここ数年くらいでそうなった。

そのせいで好きだったアニメゲームも疎遠になってしまった。昔は純粋に好きだから描いていたはずなのに、今ではそのジャンルを見るたびに自分の未熟さを思い出し自己嫌悪に陥るようになってしまった。

勇気を出して色々なジャンルの絵を描いていたけれど、自分の絵は伸びる伸びないの差が激しいので結果的に嫌いなものが増えていくだけだった。

反応が全てではないことは理解しているし、その程度の気持ちだったと言われればそうなのかもしれないけど、せめて嫌いになるのはやめたい。それくらいなら最初から描かない方がよかった。

今はもう伸びるジャンルの絵しか描けなくなってしまったせいで新しいジャンルに興味を持てない。みんなはこういう時どうしているのだろう。

2021-03-12

anond:20210312040131

プロパンガス都市ガスと違ってガスボンベも必要だし配送必要コストがかかるんですよ。

点検したり警報器の期限も管理しなければならないので、結果的にどうしてもガス代金は高くはなってしまうんです。

anond:20210311134157

結果的作戦が失敗しても上官の命令に従うほうが正しい

軍隊組織では最初期にそう教わる

2021-03-11

TOEIC speaking &writing TESTで「リスニング」が実施されるはずだと主張してる人を見て、

そんなわけないやん……と思ったけど、speakingをやるってことは結果的に「聞く」ことにもなるのか。

とはいえL&Rで行われてるような「リスニング試験」があるものだと誤解させる可能性が高い表現だし

どう表現すべきものなんだろうか。

知的障碍者が嫌いだ

軽度知的障碍者が嫌いだ。社会的弱者の振りした卑怯者だと思っている。

生後7ヶ月から児童福祉施設で育った僕は、比較知的障碍者と多く関わる環境にあった。

僕のいた福祉施設は、家庭の事情で入所する0歳から18歳までの児童がいて、その3割は軽度知的障碍者だ。

僕が入所したのは生後1歳未満。5歳の頃に同い年の知的障碍者Mが入所してくる。Mの障碍については詳しく知らない。中~重度の知的障碍者対応しない施設だったので、軽度であることは間違いない。

Mは、日常会話はできるしコミュニケーション能力もあるが、ただ人前で発言ができない。教室のような数十人の面前では以ての外、5~6人以上の前で発言となっても頷くくらいしかできなくなる。多数決で手を挙げることすらできない。会話もできるし、意思もあるのに。ただ、出会ったばかりの5歳の僕はそんなこと気にする由もない。物心がつき始めた時期だし、当然だ。Mの障碍を意識し始めたのは小学校入学以降。入学式で名前を呼ばれても返事ができなかったり、自己紹介担任が代わりにしていたり。入学当初こそ、緊張しているものだと思いきや、授業中も終わりの会でも、6人程度の班会議であっても、人前だと一切発言しない。一人ひとり全員と仲が良くてもそれが複数名となると何も話さなくなる。そうこうしているうちに、Mは3年生の夏以降、国語算数理科社会の授業は特別支援学級たんぽぽクラスへ通うようになっていた。

僕はMの世話を焼くのが好きだった。帰宅先が同じなので毎日Mを迎えにいって下校していたし、なにか意見を発表しなければならない場面では、施設でも学校でも僕がその代役を務めた。Mも僕にべったりで、行事ごとの班分けは同じに、席も隣に配置された。

喧嘩をすることもあったが、何かある度にMは僕を頼りにしたし、僕もMには僕がいないとダメだと思っていた。

障碍者に対する優越感あっての行動と言われれば、そうだと思う。小学生なんて、差別偏見よりは「周りから褒められるから、頼られているからやってる」が最大の動機だし、それが優越感だと言われれば間違いないと思う。

前置きが長くなったが、事が起きたのは小学5年の春。

福祉施設は1部屋6人に施設職員1人の担当制でグループ分けされている。総勢60人程度の施設になるのだが、年齢で分かれているわけではなく、一部屋に0歳~18歳までの同性の児童が振り分けられる。当時は、18歳の高校生H・僕・M・小学2年生の軽度知的障碍者N・中学3年生2人というメンバーだった。

小学生は9時に就寝なのだが、僕は大体毎日こっそり夜更かしをしていてカーテンで仕切られたベッドで読書をしていた。ある日、高校生のHが担当と話しているのが聞こえる。かいつまんで話すと、Hが友人からもらった地域限定版おっとっとが盗まれたそうだ。僕を完全に寝ていると思い込んでる二人は、お菓子の空き袋がNのロッカーから見つかっているのにも関わらず、犯人を僕という前提で話していた。理由簡単で「中学生2名は修学旅行中でアリバイ有。ゴミ自分のところに残すようなことを犯人はしないだろう。かといって他人ロッカーに入れることも、障碍者にはできない」という理由らしい。本来就寝時間のため、その場で違うと否定できず、眠れないまま朝を迎えた。学校へ行くと僕はさっそくNを問い詰める。「知らない」とNは即答した。Mの元へ向かう。答えは同じだ。もちろん他の部屋の人が盗んだ線もあるが、僕は長年Mといた経験から、Mが嘘をつくときの癖を知っている。Mは、そんなことつゆ知らず目を泳がせながら知らないという。本当のことを話してとお願いしても知らないの一点張り詰んだ。まぁ僕じゃないことを証明できればいいと帰宅した。

だが、一度「犯人」と思い込まれ人間は、その濡れ衣払拭できない。もちろん日頃の行いは影響するだろうが、僕は学校児童役員を務め、成績も悪くなく、大人からは好かれていた。はずだった。

部屋で正座をさせられ、施設長・担当高校生・N・Mが僕を囲む。鼻からお菓子を盗んだのはお前だろう」と決めつけられ、否定しても「もう一回聞くぞ、犯人はお前だろう」の繰り返し。どれだけ否定しても「わかってる」「お前しかいない」と話しすら聞かない。その上、知的障碍者Nが「今日学校で私が盗ったことにしろと言ってきた」と嘯いた。知的障碍者小学2年生がだ。は?

施設長が嬉々とした顔で「Mもそういわれたんじゃないか?」と聞いた。Mは人前で発言できない都合のいい能力者だ。「盗ったことにしろとは言われていないが詰問はされた」と話せず、首を縦に振った。施設長が怒鳴る。頭に入ってこない。最初こそ「なんで最初から僕だけを疑うのか」と聞いたが、「障碍者純粋からそんなことをしない」との一点張りバカか。MもNも通常クラス勉強にはついていけないし、九九も言えないが、そこまで馬鹿じゃないぞ。嘘もつくし施設であるいじめだって加担する。人の陥れ方も媚の売り方も知っている。

想像してほしい。小学5年生が頼れる親がいない状態で、最初から人を疑い話を聞かない大人3名に囲まれ怒鳴られる3時間。感じたのは恐怖よりも、呆れと絶望だった。

気が付いたら僕は、「僕がやりました」と言っていた。心が限界だった。土下座しろと怒鳴られ、頭を下げる。これで解放されるという清々しさがあったが、頭を挙げた瞬間にバツが悪そうに目をそらし、でも口元は笑っているMが視界に映り、舌を噛み切ってやろうかと思う。

後日、Mに聞いた。やはり、Mがお菓子を盗みNとともに食べたそう。僕に濡れ衣を着せるつもりはなかったが、人前で発言ができなかったため結果的にそうなってしまったと言った。僕が自殺する素振りを見せると泣きながら謝ってきた。

Mを同席させ担当に伝えたが、一度目を見開いて驚いた表情をした以外では、謝罪もなく「そうなんだ、じゃあ肯定しなきゃよかったじゃん」と言っただけだった。すでに大人へなにかを期待しなくなっていた僕は、その対応に驚きもしなかった。

未だに、社会的弱者知的障碍者応援しよう的なフレーズをみると虫唾が走るシャワーを浴びる瞬間、頭を下げると、卑怯知的障碍者2人の前で土下座させられた事実を思い出して吐き気がする。たくさんの人の支援を受け、福祉的に優遇されている知的障碍者を見ると反吐が出る。あいつらは、世の中が想像しているほど純粋でも馬鹿でもないぞ。

「チンポ騎士団」と「購入厨

僕がこの文章に感じた違和感は、次の一文に象徴されていると思う。

”結局、無理して飲まなくていいからね、気にしなくていいからねと言った俺が一番信頼を集めていた。”

そう、彼もまた、他の多くの男性と同じように、女性からの”信頼”を勝ち取るゲームに参加しているんだ。目的はなんであれ。

この部分、論理的接続していない。信頼を集めたのは「結果」だよね。信頼を集める≒女性をモノにするのが「目的」なら恋愛工学2.0だけど、元の文章はそんなことどこにも書いていない。問題なのは何でも信頼を勝ち取るゲームに違いないと思い込んでしま読み手増田の方。

死語だけれど、「割れ厨」と「購入厨」という言葉を思い出した。

割れ厨とはゲーム音楽などのコンテンツ違法ダウンロードする輩を揶揄する言葉。対して購入厨は、割れ厨が、コンテンツを真っ当に購入して楽しんでいる人を揶揄する言葉。「対価を払って商品を購入しろだなんて正論を言いやがって。マウントを取ってくるあいつらは"購入厨"だ」と。

「チンポ騎士団」って揶揄も結局「購入厨」と同程度の言葉だと思うんだよな。正論マウント取ってきやがって、どうせ先生から褒められたいだけなんだろう、的な反抗期中学生みたいな考え方。

女性人間として丁重に扱えば女性から信頼される。そんなん当たり前のことで、何も責められる謂れはない。というか女性に限らず、男も含めて人間人間として丁重に扱う人物が信頼と尊敬を集めるのは道理だし、何が問題なのかわからない。

真っ当に、真摯女性ないし人間に接していたら、結果的に、周囲からの信頼を集めることになる。恋愛工学とはここが根本的に異なる。モテるのは結果であって、目的ではない。(さらにはここでいう"モテる"は単に信頼されるというだけであって、セックスできるわけではない)

なのだけれど、何でもモテるモテないで物事を考えるコンプレックスの塊みたいな人間は「セクハラをやめましょうなんて正論マウント取ってきやがって」「人間丁重に扱って他の人間から信頼されるのはずるい」とかよくわからない認知構成するんだよな。どうすればいいんだろうな。まぁどうもしなくていいんだけどさ

セクハラやめようと言ったら非モテに対するマウントになるのかー。じゃあ物を盗むなと注意したら窃盗犯に対するマウントになるのかねー

彼が、ゲーム参加者であることをひた隠しにしてゲームに参加していること、そして、おそらくこれを読んだ女性の多くがそれに気づかず、むしろ筆者に信頼や感謝気持ちを寄せること。その逆転現象も含めて違和感を強く感じたんだ。

・「彼がゲーム参加者である」=「女性からの信頼、もっと言えばセックスを獲得するために、打算的に、敢えてセクハラをやめようなどと言っている。下心があるに違いない」という意味だと思うけれど、こう思った根拠は何?

・「人を殴るのはやめよう、物を盗むのはやめよう、その他倫理的に正しいことをしましょうや、って主張には須らく下心があるに違いなくて、周囲からの信頼を得ることを目的とした打算的なものであり、信用できない」と考えている?

anond:20210311135635

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん