はてなキーワード: アニメ会社とは
・ネタバレかつ悪口の垂れ流し、悪文
・初めの10分はCMだったんだけど、プリキュアとかガルパンとかガラスの花と壊す世界とか、フリーの過去エピとかデュラララの番外編を劇場でやります~みたいなやつばっかりで死ぬほど萎えた。屍者帝なんだから、ワトソンでウォルシンガム機関で全世界を股にかけた冒険もので夭折したSF作家の遺作なんだから、007のスペクターの予告とか流そうぜって思ってたんだけど、でも、見終わった今となっては妥当だったのかも。あの予告群で
・「まず必要なのは屍体だ」っていうのは原作の冒頭の文だった気がするし、世界観をバーンと出してる感じで良かった。ただフェードインした絵でロンドン医大の大講義室でなくワトソン君の自室なのはな? 伊藤計劃絶筆の序章くらいそのまま映像化してもよくない? ダメ?
・ロンドンの風景はきれいだった。Fate/staynightUBWのエンドを思い出した。映像美
・それでフライデー、原作では貸し出された屍体だったと思うんだけど友人なの? マジ? 友人なのになんでこんなショタいわけ?
・首に霊素注入器みたいなやつをさすところは痛そうだった
・M~~~?!?!? これヴァン・ヘルシング教授では? 原作に出て来てた気がする。屍者帝映画内でMって呼ばれてたかどうかちょっと覚えてないけど、MI6じゃなくてウォルシンガム機関なのは元々だっけ、From the Nothing, with Love.とちょっと混ざってるわごめん。そうじゃなきゃ007と混ざってるんだと思う
・いきなり博士の異常な愛情ネタぶっこんでくるのやめろ。ワトソン君の傾向はまだ対象が(故人とはいえ)人間だぞ
・ボンベイに飛ぶの速すぎワロタ。原作でもそうだったっけ。覚えてない
・ハダリーはアートワーク見た瞬間から思ってたけどファッションぶち抜きすぎじゃない? アリなの?
・バーナビーは出てきた瞬間ブルックスJrかよと思った。理不尽すまん
・アリョーシャがあんな死にかたしてたか覚えてないのでアレ。保留
・クラソートキンとフライデーの容姿の類似、意図的ならもっと対比してほしかったし、無いとは思うけど意図的じゃないなら悪手
・バーナビーの下着じゃないから恥ずかしくないもん発言は伊藤計劃のオタク趣味を内包した台詞ってことで良いんですかね
・日本パート、北斎の娘の映画観たかったけど見損ねたこと思い出した。名前忘れたけど会社でのバトルよかったし、手記が祀られてる部屋で即身仏みたいな屍者が並んでるのもよかった。ただワトソンの行動はクズすぎるし、フライデーに執着しすぎてて無理
・原作ハダリーって音波キャラだったっけ。ハダリーにせよザ・ワンにせよ、かかとでカッてやるたびに、アナ雪かよと思ってしまいつらさが募る。最近ずっと誰かが「ありのまま」っていうたびつらいんだけど、そんなの台詞で一切出てこなかったのに、屍者帝めっちゃアナ雪じゃなかった??? 最後の結晶化も同じく
・ワトソンはめっちゃエレンに見えてきてつらかった。WITStudio~~~頼む~~~
・フライデー叫び過ぎだし、ワトソンは友人の亡霊を追い求めてないで現実のフライデーくんに対処してくれ、と思っていたらどんどん取り返しのつかない状況に陥っていくドン!
・ワトフラワトがエモい。とにかくエモい。マジでこれ伊藤計劃作品なのか?
・ノーチラス号が原作に出てきたかまじで覚えていないけど出て来てたんだっけ
・Mとザ・ワンのおっさん対決にMGSみを感じて伊藤計劃みを感じた
・Mが言ってるのは御冷ミァハの言葉ではないか? と思ったし、意識の統合あるいは無意識を共有とか、なんかエヴァかなっていう。原作もそうだったかマジで覚えていない
・もう大概意地悪な気持ちになった所で突入したエンドロールの曲、ノイタミナ御用達のアーティストEGOISTさまだけど、ジャズチックなせいか椎名林檎かなにかに聞こえるしこれもうサイコパスでしょ……
・原作ではワトソンとホームズの関係はぼやかしてなかったっけ。Mに探偵の弟がいるよ程度の触れかただったよね? エンドロール後の展開、めっちゃ冒険したな??? 探偵ブームきてる? ヒュウ!!!
・フライデー→モリアーティって理解で良いの。犯罪王フライデー(犯罪をフライデーするべきでは?)死にそ~~~(死んでる)
・ハダリーがアドラーっていうのはよくわからん。原作がどうだったか覚えてない。エンドロール後で目にハイライトあったのハダリーだけだった気がするのは怖い
・上映中ずっといたたまれなかったのはキャラデザ五割、台詞三割、脚本二割ぐらい
・こういうの腐女子の皆さん好きでしょっていう振られ方も、こういうの中高生の皆さん好きでしょって振られ方も、ひしひしと感じるものがあってほんとうにいたたまれなかったし正直引いた
・進撃もだけど、あのぐるぐる目のデフォルメが苦手というか嫌いというか好きになれないので、あの絵柄でグッズが出るとわりとげんなりする。
・これは伊藤計劃の物語ではなく、書き継いだ円城塔の物語でもなく、二人の作品の大枠を取りノイタミナが好きな雰囲気にアレンジし、中高生の好きな感じのキャラデザと一部の腐女子の好きな感じのキャラ関係を仕立てたあれ
・サイコパスとかギルティクラウンとか、ノイタミナはアニメ会社とかレーベルとしての趣味をガンガン出してくるのは別にいいんだけど、原作があるものにまでそうするのはまじで勘弁してほしかったな……な……
雑記。
ディズニーに勝てるとか勝てないとか、作り方が間違ってるとか、いろいろ言う人いるけど本当に日本のアニメ見てるのかな?
「団地ともお」見てたか?3DCGでちびまる子ちゃんやサザエさんのようなホームドラマをきっちり作ってたぞ。
「ベイビーステップ」見てるか?漫画原作だけど、ただの根性論じゃない「きちんとした努力」を描いているぞ。
「宇宙兄弟」を見たか?「おじゃる丸」のあの絶妙な空気感のすごさがわかるか?
「カレイドスター」知ってるか?
「ボンバーマンジェッターズ」を知っているか?
そもそも海外のアニメはディズニーしか知らないんじゃないのか?というか海外のCGアニメはみんなディズニーと思ってんじゃないか?
ウォレスとグルミット(ひつじのショーン)という傑作ストップモーションアニメを知っているか?
ヒックとドラゴンは?
個人的な印象では、プリキュアなどの玩具展開ありきのアニメがいちばんディズニーアニメの作り方に近い
たぶん一番シナリオ打ち合わせの回数・人数が多いのがその辺のアニメじゃないのかな
アニメスタッフに加えてホビー事業のスタッフも一緒にシナリオ打ち合わせをやってるはず
1年を通しての玩具展開を含め、どういったテーマで話を作るか、子供になにを伝えるか、を一番考えているのはおそらく玩具宣伝アニメだ
原作モノはいかに原作の良さを出すかを、深夜のオリジナルアニメは誰かの才能に頼ることが多い
流石に3年目になれば粗も出てくるけど、アイカツ!のシナリオも結構よく練られてる
これらのスタッフにはおそらく抜きん出た天才はいない。でもきちんといいものを作ってるよ
結局のところ「金にならない」のが問題でもある
みんなが金を出し合う製作委員会方式もそういう流れから生まれたようなもんだし
玩具販促アニメが多いのも玩具売れないとアニメ作っていられないからだし
ただ、そういう縛りの中でしっかり子供に何を伝えたいかってのはちゃんと考えてある
明日のナージャは世界的に評価が高いけど商業的には芳しくなかったのでだめだった
ムシキングなど販促完全無視で作られて失敗したけど評価自体は高いようなアニメはたくさんあるね
結局お金にならなきゃいいもの作ったとしてもアニメを作り続けることはできないよ
上に挙げたアニメに対して「でもやっぱディズニーと比べるとね・・・」とかいう奴らはいるだろう
「ディズニーすごい」を言いたいだけのために日本のアニメを貶めるなよ
彼らが求めるような子供向けのアニメってのは実は毎年なにかしら作られてるんだよね
今年なんか「シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島」っていう子供向けの良質な映画が公開されてるけど、みんな知ってるのかな?
原恵一ががんばってファミリー向けの映画を作ってもなんにも売れない
細田守ってのは才能はともかく、「金になる大衆性」をもったアニメを作ってくれる人物だから持ち上げられてんだ
彼の所属するスタジオ地図ってのは「世界一小さいアニメ会社」を自称する、本当に細田がアニメを作るために作られたワンマン会社だよ
追記
一応子供向けってのを意識していろいろアニメ挙げたんで、深夜アニメのいろいろはあえて抜いてる部分あります。(あとなるべく最近のを)
なので京アニとか無くても怒らないでね
http://anond.hatelabo.jp/20150526174341
資金が外部調達できるなら、他のスタッフに無理な負担かけながら新作アニメをわざわざ作る必要は無い。
現実には動画の仕事はいくらでもあり、制作側の都合だかなんだかでそれを国外に出しているだけだ。
だったら、新人動画マンが原画に昇格できるまでの1年か2年か3年か、そのぐらいの期間の生活を支援すれば済む。
というわけで、支援の実例を持ち出してみる。
http://camp-fire.jp/projects/view/728
https://readyfor.jp/projects/Animator-Supporters
開設時は92人から96万円を、2年目の拡大時は112人から227.5万円集めている。これで現在の入居者は4人。
宣伝で頑張れば、増田が一応の目標にしてる10人を支援するという数字に届かせるのはさほど困難ではないだろう。1万2千人とかなんとか、そんな非現実的な数字ではなく、二桁下、何百人かの出資者がいれば足りる。
ところで、このぐらいの金額をアニメ会社が新人育成に出せないのかと疑問を持つかも知れないが、新人に住宅補助なりなんなり、なんらかの形でお金を出している体力のある会社も存在はする。高卒初任給程度の固定給を出している会社もある(罠)。そういうことをやってない、完全出来高の会社の方が多いのも事実だが。
「手当てを出してる会社があるのんだったら、なぜ平均年収が110万なんだ」という疑問はもっともであるが、関係者でない我々は調査票の回収率を見て察するしかないだろう。
あのアニメの人気は俺たちのもんだみたいに言うわけでしょ?
おかしくない?
まずやることはオリジナルでしょ
そしたら円盤の権利も自分たちのもんだし、グッズも自分たちのもんだよ
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[追記]
あ~なんか誤解されてるな
本気でなんでオリジナルで勝負しないの?って思ってると思われちゃったw
そうだよね。金がないんだよね。勝負してこけたら潰れちゃうんだよね。安定って素晴らしいよね。うんうん
そんなことはわかってるよ
俺が言いたいのはさ、まさにそこよ
アイディアから何から何まで「リスク」取らないくせにさ、そのくせいっちょ前に給料くれって言ってるんでしょ?おかしくない?って意味で言ったのよ
リスクだの安定だの言って他人の持ってきた仕事をやるだけなんだろ?ぜんぜんクリエイティブじゃないよね
アニメーターは年収100万とからしいけど、中国の女工の人らの年収って100万とかもらえてるのかね
多分もらえてないと思うんだよ。とくに服飾関係は月3万円で人件費が高騰してるってブーブーいってベトナムだのバングラディシュだのに移っていったよ。
結局さ、アニメーターってそういうことなのよ。そういう存在なのよ。
普通だったら海外に移ってる仕事をなんでお前らやってるわけ?上流工程やりなさいよって思うし
逆に俺が可哀想だと思ったのは、上流にいるアニメ監督とかが500万円とかってことよ。
おそらく、下流のアニメーターを年収100万円で囲ってるから、その割を食ってると思うんだよね。
その部分を中国人だとかフィリピン人だとかにすれば、むしろ健全なアニメ会社増えると思うんだよね
たぶん人材が育成できないっていうんだろうけど
そんなの日本人枠で特別に300万円くらいで2,3人雇えばいいんだよ。(少なすぎっていうかもしれないけど、現状の離職率の高い状態より結果いいと思うけどね)
動画は99%海外で年収30万円くらいのところで作って、そんで日本人は上流に専念することでその人らの給料も上がると思うよ。
つまりリスク取らないんだったら文句言わないでね。あと誰かのせいにしないで。お前らのせいだから。
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[追記2]
話変わるけど
アニメ会社ってゲーム業界で言うギャルゲーレベルの対象の狭いもの作っといて、なんで給料安いとか言ってるのかね。
結局手堅く金出してくれるオタ向けに作ってるってことだよね。
ああ、またリスクの話になるわな結局
リスク取るのが嫌だから、安易に、甘ったれて、目の前のオタクに向けて作って、手銭稼いでるわけだよな
そんで気づいたら年収100万円だと
同情なんてされるわけないよなw
狭いとはいえギャルゲーのほうがオリジナルだろうからまだ実入りよさそうだな。実際さすがに年収100万円ってことはないだろうしな
その証拠に東北大学が受賞した時も研究室の人間と事務職の一部の人間を槍玉に挙げるだけで
実際に死亡事故に繋がりました、じゃあ受賞と安直すぎるわけで。
何が問題なのか、ブラック企業の定義を自称有識者の方々がネット上の評判を物ともせずにニュースで
記事が載ったか否かでブラックかどうかを判断してしまっているから、
未だにモンテローザが受賞してないし、何でかアニメ会社では微妙なA-1が入ってる有様。
特に後者はブレインズベースとかJCSTAFFとかタツノコとかが入ってなくて誰かが死んだからって理由だけでブラック企業認定されている。
んなもん、どの会社にだって一人は絶対過労死してんだろとそういう業界なんだから当然だろと思うんだがな。
電機業界については、ヤマダ電機だけじゃなくてケーズデンキ以外のほぼ全部がブラックだよ。
てかマツヤデンキなんてあまりに暇過ぎてヤマダ電機傘下のくせに物凄いホワイトだよ。給料も据え置き+インセンティブだし有給使えって煩いんだよ、ここ。
ついでに言うけど、シフト制組んでて変動時間制でかつ土日が休みでない会社は全部ブラックだよ。
土日が休みでなくても完全週休二日制度の会社は全部ホワイトだよ。
東北大学だってそのカテゴリからしたら超絶ホワイトなんだよなあ。
今2015の投票やってるけど、住友不動産を差し置いてタマホームを上げるわ、大阪市議会でも横行してるミソジニー議会がさも東京都議会だけで行われてるかのように投票先候補にノミネートされてる。特に後者は何が理由だ?衆院予算委見た事ないか?「ニッキョウソ!ニッキョウソ!」って野次はノミネートにならんのか?
JR西日本だけが悪いんじゃないぞ!NTT西日本も超絶ブラックだぞ!
NTTの子会社は偽装倒産しまくってその都度リストラの憂き目に遭ってるの知らない奴多いんじゃないか?
阪急阪神百貨店も休み取れないからブラックだぞ。幸楽苑はあまりに有名だけど神座なんてカラー制度がウリなのにそれが原因でバイト辞めまくってるんだぞ。
審査員は目どこに付けてんだ?
八尾南のミキハウスくらいだぞ、あの谷町線でまともな会社なんて。
本当、どこ見てんだよな。
どうしようもない事に、派遣会社のピンハネと同じで角川などのアニメ会社の元締めっていうのは一番仕事をしないのに
一番美味しい所を根こそぎ奪ってはアニメーターの質を常に憂う二枚舌さが何ともいけない。
ハングル表記がアニメ作品にちらほら出てきたのに何ら関心を示さず拝金主義を迎合する角川などのアニメ会社の元締め達は
決して下を見向きもしない。
BDで修正すればよいという考え方自体がズレていて、アニメーターの待遇が最低限以下に置き続けておいて
あたかもアニメーターの質が低下していると嘆く立場に合っているのだから滑稽だ。
また、牛頭馬肉あるいは羊頭狗肉というが、この一連の行動が上にあるために何時まで経ってもハングル表記がアニメ作品中に増え続けるんだ。
今は月ことTYPE-MOONの一人勝ちのような気がしている。
鍵ことKeyに関しては何年かに一本出すか出さないかの割合になってしまってるし絵師も殆ど完全変更したしシナリオもだーまえ以外見かけない。
葉(Leaf、アクアプラス含む)についてはToHeart2を某曲芸商法よろしく毎年似たようなタイトルで発売するに留まっている。ホワルバ?知らんがな
元々は「葉鍵」だったけど、後に月が入って「葉鍵月」になったが、これが拙かったんじゃないかと思う。
月は厳密に言えばエロゲーではないし、どちらかといえば同人ゲーの延長だった。
プロフェッショナルとなったのは皮肉にも葉鍵の衰退による月の一人勝ちになってからだ。
とはいえ、先日ようやく鍵も本腰を入れたようで新作タイトルを発表したが、焼け石に水にしかならないと思ってる。
アニメ会社でいう京都アニメーション一強時代は既に過去のものになっている、と言う所に業界は変遷してしまっている現状だ。
月が一人抜けといっても全体のトップクラスであってナンバーワンではないのだ。
その程度のレベルの戦いでしかなくなっているから、葉は論外として鍵が過去の栄光で戦おうなんてものは世迷言でしかなくなってしまっている、と言う事である。
葉鍵月板も泣いているぞ!
もう誰にも相手にされなくなってしまったのだ。
老兵はただ消え去るのみである。
http://anond.hatelabo.jp/20141130202457
増田アドベントカレンダー2014の19日目です。執筆者はクソアニラジオタことid:cider_kondoです。
「アニメーターの給料が低い」というのはよく言われるけれども、実態や原因をきちんと分かっているオタクは少ない。
むしろ「手塚治虫が全部悪い」とか「テレビ局や広告代理店の中抜きガー」とかなんとか、何の根拠もない間違った話がはびこっていたりする。
そういうわけでこの場を借りて、ちょっとした構図の説明と、それからタイトル通りのちょっとした「応援」の話を書いてみる。
一番広い意味では、アニメの絵を描く人の総称だけど、じゃあ例えば総作画監督とかキャラクターデザイナーやるような人まで含めて話してもややこしいだけだよね。
まあ、監督含めて、そのあたりの偉い人が技術の割に低給って問題もあることはあるけど、そこまで話を広げても風呂敷に収まらないので省略。
神山健治監督が言ってたように、「みんなの懐に入るべき金を抜いてる悪い奴なんていなかった」のであって、すぐに解決できる話ではない。
というわけで実際に画面に出て来る絵、動画を描く人たちの手取りが一番少ないのが大変、ということで話を進める。
を読んでもらうといいんだけど、長いし前提となる知識がそこそこ必要なので数字だけ書くと、
アニメ会社の大半は西東京に集中しているわけで、こんな収入で一人暮らしできるかというと、普通は無理ですよね。新人を採るときに
が重要なチェック項目になっている話もあったりしてさもありなん。
なんでこんなに低いのかというと、アニメーターのキャリアパスと関係あります。
専門学校なり独学なりである程度の基礎持ってる人がアニメ会社(映像というか絵を作る会社)と契約して業界に足を踏み入れたときに最初に振られる職種は「動画」と呼ばれる、人物が動くところを描く役職です。
ここの値段は1枚150円とか200円とかの世界です。ですが、動画経験2年とか3年とかある人でも、月に500枚ぐらいしか描けません。
さらに本当のド新人の時期だと、もう「最初の月は100枚しか描けなかった」的な武勇伝を語る人とかいて、本当かどうかは怖くて確認してませんが、まあそれがフカシで本当は200枚とか300枚だったとしても、まるで食っていけない収入にしかならないのはおわかりいただけると思います。
昔は月産1000枚、2000枚といった嘘みたいな数字が可能だったとは聞きますが、40年前のアニメと今のアニメを見比べると誰でも分かるように、絵が遙かに遙かに緻密になりすぎてそんなの無理ゲーです。
ある程度の枚数こなしたらさっさと原画に引き上げて少しでも手持ちの収入を増やす機会を与えるようにしてしまいます。
これは無理矢理の促成栽培みたいなもんで、問題視している人も多いのですが、食ってけないポジションに長期間若者を留めておくよりはマシってのは事実です。
ここの単純な解決策はすぐに思いつきます。たとえば「見習い期間は固定給として最低限食っていける給料を保証する」とかです。
ですが、上手く行きません。アニメーターの契約はほぼ全員がフリーランスで、極端な人材流動性の高さが特徴です。
今の狂った製作本数が続く限り、一定以上の腕前の人は(人格に少々問題があっても)まず間違いなく新しい職場はいくらでも見付かります。
ですので、見習い期間が終わると、さっさと好きな人・憧れの人のいる職場に移る、なんてのは当たり前です。会社がコストを負担して育ててさあこれから! って時期に逃げられて丸損って話ですね。
また、某社の偉い人が某大学で語っていたところによれば「固定給にしたら絵がまったく上達しなくなった」人もいる、なんて話もあるみたいです。これまた怖いですね。
また、もともと動画に関しては海外との競争という面もあり、そこまで単価を上げられるわけでもない、という根本的な問題があります。
さりとて、動画を実際に描くというのがアニメーターの最良の訓練だというのは事実であり、誰がどうにかコストを負担していかないと、新しい世代が育たなくなってアニメ産業が滅んでしまいます。
NPO法人アニメーター支援機構、という組織があります。そこがやっているプロジェクトがこちら
本当はアニメ産業の構造を変える方法があればいいんですが、そんな青い鳥というか銀の弾丸は今のところ発見されてません。
新人の本当に食えない時期を抜けてある程度の技術さえ手に入れれば、今のところアニメで食っていくのは不可能ではありません。
そういうわけで、
「会社が育成コストを負担するのが難しいなら、かわりに『みんな』に応援してもらってそれを実現しよう」というのがこのプロジェクトです。
昨年、寮を開設する時は少々ファンディングに応じたんですが、今期は青い円形の板の入った箱を買う予定が割とカツカツなんで、まだ支援してません、はい。
かなりの走り書きになりました。本当は自分の書いた下手な文章をよむぐらいなら、
URLを貼ったBIZ誠の記事とか、そのもととなったJaniCA( 日本アニメーター・演出協会)の実態調査報告、
http://www.janica.jp/survey/survey2008_rquest.html
の概要報告書とか読んでもらった方がいいんですが、今まで現実世界で薦めた人は2人ぐらいしか読んでなかったので、そこはあまり期待しないことにしてます。
本当はアニメ産業の構造の話(海外発注の意味とか、SHIROBAKOに絡めた制作進行という役職の意義とか)をした方が、逆に構図がわかって理解しやすいかなと思ったんですが、「応援」という初期ワードを生かすのと、執筆時間の関係でこんな形になりました。
主人公の女の子が最初の0話で生まれ(0歳)、最終話の25話(25歳)で結婚するような話(以下、ややこしいので話数は0話始まり、つまり話数が主人公の年齢と同じ数字とかんがえる)。
今まで、同じアニメ内で海に行く話やクリスマスの話など、季節系のネタをやるというのはよくあったけれども、もし一話で一年進むアニメがあるとすると、同じアニメの同じキャラクターによる小中高の入学式や修学旅行や卒業式、はたまた七五三や成人式などの年齢にとらわれる時期ネタというのができる。
さらに、主人公が成長していくという成長アニメはよくあるけれども、もし一話で一年進むアニメがあるとすると主人公の内面だけでなく、外見まで成長していくアニメということになる。そんなアニメはなかなかないと思うし、主人公の成長を父性的・母性的な感覚で見守るように見れるアニメになれるのではないかと思う。
「30分アニメで1年を描くということは、2分~2分半で1ヶ月分を描くということか? そんなの無理だ!」と思われそうだけど、そういうわけではなく、1年の中でメインとなる話を2,3抽出してその話を主に描くというイメージ。例えば7話(7歳)なら、小学校入学ネタと七五三ネタの2つをメインにもってきて、他の時期の話は短い時間で簡単に描くという感じ。サザエさんだって30分の間に3話分やってるし、現在放送中のアニメ、『デンキ街の本屋さん』の10話ではバレンタインとホワイトデーを両方描き、さらにその前の9話のCパートではクリスマスの話をやっていたので、これだけで30分で数カ月分描けるということが分かる。
それでも、「その話は1話で数ヶ月じゃないか! 1話で1年なんて無理だ!」と思う人もいそうだけど、『琴浦さん』というアニメの1話では最初の10分で15年を描いたので、30分で1年ならもっと余裕をもって描けるだろう。他に思いつくのは、映画だけど『おおかみこどもの雨と雪』は2時間で13年間を描いていた。
そもそも、自分がこういうアニメを見てみたいと思ったきっかけは、30秒で60年ほどの年月を描いたディズニーリゾートのCMを見たからであって、30秒で60年が描けるなら30分で1年も十分にできると思う。
さらにいうと、1話で1年進むというのは自分はアニメぐらいでしかできないのではないかと思っている。実写ドラマでは無理だ。数年後みたいにいきなり話がとぶのではなく、前回の話の終わりと次回の話の始まりの間隔は数ヶ月しか差がないので、いきなり年齢にあわせて役者を変えるとなると非常に違和感があるだろう。やるとするなら、26年間の撮影が必要になり、非現実的だ(ハリウッド映画の『ボーイフッド』という作品は、12年かけて撮影してたというから、もちろんありえなくはないが)。
では、漫画だとどうだろう? 漫画でもできなくはないが、場面転換が少し多くなるので難しいのではないかと思う。4コマ漫画ならできなくはないかもしれないが、個人的にシリアスな話も入れて欲しいので4コマ漫画はあわないのではないかと思う(『琴浦さん』を例にあげといてそれはないだろ! とセルフツッコミ)。小説はできるかもしれないが、内面だけではなく外見の成長が大事な作品となるのでやっぱりあっていない。
シミュレーションゲームやアドベンチャーゲームならできるかもしれないが、操作が面倒だ。
もちろん、だからといってアニメだったら簡単にできるというわけではない。他のアニメ作品と比べると、主人公を演じる声優は0歳から25歳までを演じ分ける必要があり、非常に難しい役どころとなる。主人公は女の子と考えたのも、男だと声変わりがあるので無理だと思ったからだ(こんなこと言うと、野沢雅子ならできる! とか、緒方恵美ならできる! 山寺宏一なら! 石田彰なら! とか言われそうだけど)。キャラクターデザインも同じく0歳から25歳で描き分けなければいけないので大変だろう(女の子なので身長だけでなく、胸の大きさも重要になってくる)。作画や原画担当としても、主人公が描き慣れるということもないため、他のアニメと比べて難しいだろうと思う。だけど、それでもやっぱりアニメでしかできない話だと思うので、やる価値は十分あるだろうと思う。
話の構成としては、0話で誕生し、3話か4話で幼稚園入園やはじめてのおつかい、6話で卒園、7話で小学校入学と七五三、12話で修学旅行と小学校卒業、13話で中学校入学、15話で卒業と高校受験、16話で高校入学、18話で卒業や大学受験、19話で大学入学と自動車免許取得、20話で成人式、21話でインターンシップや就活、22話で卒論、23話で就職、25話で結婚という感じ。
上記で書いてない話は、他のアニメでもよくある水着回や温泉回、はたまた季節系イベントのクリスマスやバレンタイン回をつければいいし、最終話で結婚の話なら結婚相手との出会いや告白の話も必要になってくるだろう。
シリアスな話を描くなら、ちょっと遠出してみたら迷子になる話、仲の良い友だちの転校、交通事故、失恋、就職難、それと25年も生きていれば身近な人の誰かは亡くなると思うので、葬式の話をやるのもいいと思う。
後、女の子の成長を描くうえで個人的にかかせないと思うのが初経の話。初経の話といえば、ないしょのつぼみだと思うのだけど、あれが小学校5年生の話なので、11話ぐらいになるだろうと思う。ただ、1クール目の最後の話は12話になるので、12話のほうがいいかもしれない。ただ、そうなると修学旅行や卒業の話と12話にいろいろな話を詰め込む必要があるので難しいか。いや、修学旅行の話は前半でさっさと終わらせて、後半で初経と卒業ネタを織り交ぜた話にすれば・・・。少なくとも、2クールではなく、1クールになるようであればそうすべきだろう。
なんてことをよく妄想しているのだけれども、自分には2クールアニメを作れるような金も人脈も能力もないし、将来それらが身につく未来も全くもってイメージできないので、その事実にふと気づくと落胆する。なんとかして実現できる方法はないかなと思って、調べてみると、アイデアをだせばそのアイデアを実現することができるかもしれないクラウドファンディングの Dmet idea というサイトを見つけたのだけれども、なんだかこのサイトで求められているアイデアと違う気がしてだしてない。一番可能性がありそうなのが、小説として書いて人気になってアニメ化するという展開になることだけど、先ほども書いたように小説向けではないと思うし、文才もない。何より、自分の場合、確実に最後まで書けない。
本当、仕事中にふと、(13話はこういう展開にすると面白いではないか。それと、結婚相手は子どもの時に出会ってたという話にしたら面白い。だから9話はこういう話にして・・・)なんてことが頭に浮かんで困っている。
最後に、自分はそんなにアニメに詳しいわけではないのでもしかしたら知らないだけですでにあるかもしれないので、もしそういうアニメがあるのなら教えてください。
そうそう、一つ書き忘れたことがあった。キャラが歳を取らないサザエさんなんかでは、「いつの間にかカツオより年上になってた」なんて言われることがよくあるが、一話一年のアニメとなると、「こないだまで自分より年下だったのに、いつの間にか自分より年上になってた」という逆転現象が起こる。こんなアニメはそうそうないんじゃないかと思う(とはいっても、自分が子どもの時は、ドラゴンボールの孫悟空がいつの間にか自分より年上になっていたが、それはちょっと違う)。というわけで、例えば『渡る世間は鬼ばかり』は自分の思うイメージと違う。
後、いくつかトラックバックとブコメを頂いたのでちょっと返信する
・「主人公の成長を父性的・母性的な感覚で見守るように」と言いながら
「女の子なので胸の大きさも重要」だの「水着回や温泉回」だのと言ったエロ目線も当たり前のように加わっていて
「父親になったつもりで疑似娘と近親相姦したい」と言う願望丸出しできめえ
確かに、「水着回や温泉回」という例をだしたのは少し浅はかだった。個人的にはそういう展開は他のアニメでも求めてないが、ニコニコ動画や2ちゃんねるのコメントを見てるとよく求められてる印象があったので、例にだした。
ただ、そもそも、『エロ目線』といわれるなら、『初経の話』のほうだと思ったのだけど、そちらのほうに触れられていなくてちょっと驚いている。
こういうこと言われることは考えたけど、ある程度キリよく考えたらそこを最終話にするのがいいと思った(自分だって結婚がゴールと考えてるわけではない)。人生のすべてを描くために80話ぐらいやったら確実に後半マンネリ化するだろうしね。
浦島太郎とか
いや、それは違う。最終話で「数年後」となる話とあまり変わらない。
アニメではないけれど、「ハリーポッター」シリーズも1作で1年だった。映画も2年に一度くらいのペースだったので、ハリー役の役者が成長していて時間を感じることができてたなあ。
なるほど。ハリーポッターは確かに近いかもしれない。読んだことないけど。
ありがとう。探してみる。
帰ってきたら100ブクマ超えてた。こういう作品を見てみたい人が多いんだろうな。と思っていいのだろか。ブコメ見てると似たような作品の紹介コメントが多そうだけど。
以下、気になったブコメの返信。
・リチャードリンクレイターの「6歳のボクが大人になるまで」と同じコンセプトですな。
・映画だけど、6才のボクが、大人になるまで。が面白いんじゃないかな
これは、本文でも言及した、『ボーイフッド』のことですね。見てませんが自分もちょっと気になってます。
自分のイメージでは、最初のうちは、母親がほぼ主役的立場という感じでいいと思ってる。特に0話は特別な数値だし、母親が主役だから『0話』としたといろいろいいわけがつく。
・それだったら小学生以下を無視して13歳~25歳で1クールのほうがよくないか、とも思う。キャラクターデザインも中、高、大、社の4種類以下で済むし。
・キャラデザや予算など課題はあるけどアリだと思う。でも小学校入学から高卒までで1クールにした方がいい。赤ちゃんや園児時代は回想で充分だし。
1クールだと誕生~小学校卒業までだと思ってたけど、そうじゃない案が多いのか。意外。
これなんなんだろ、と思ったら「手軽に「娘の結婚式に出るのお父さん」の気分になりたい」なのか。なるほど。
確かに、そういう感じかもしれない。ブコメの中では一番的を得ているコメントだと思った。
いや、個人的にはテクノロジーの進化は描かなくていいと思ってる。ガラスの仮面や名探偵コナンみたいに、作中の時間ではさほど時間がたっていないのに、最初の話では携帯電話なくて、最近の話では携帯電話があるという話があるけど、その逆。近年の0歳~25歳を描くイメージ(できるだけ普遍性はもたしたほうがいいとは思うが)。
一話一年って縛りだから一つのイベント最大20分で決着付けなきゃいけないじゃん。尺とれば面白くできるような話もぶつ切りみたいになって絶対つまらないと思う。
そうかな? ドラえもんやちびまる子ちゃんだって30分の中で2話やってるけど、面白い話も多いよ。もちろん、自分が考えてるストーリー構成案もある程度話題になるとは思うけど、多くの人に面白いと思ってもらえるかどうかは自信ないけど。
いや、一年で大の仲良しの友だちがそうころころ入れ替わるとも思わないし、入れ替わらない話にすればいいだけだと思う。
今回、いろいろブコメでいろんな作品が紹介されていて、でてくるかな? と思ったけどでてこなかった作品で、小学3年生から小学6年生までを描いた50話で1年進む『おジャ魔女どれみ』という作品が昔あったけど、あれだって友だちは入れ替わるわけじゃなかったし(増えはしたけど)。話それるけど、おジャ魔女どれみの続編(高校生編)のライトノベルは気になってるけどまだ読んでない。
誰も見てないと思いますが、小説家になろうで小説として書き始めることにしました。
前から気になっていたアニメ制作が舞台の小説の『ハケンアニメ!』を読んでいると、一話で一年進むというアニメがでてきました。
俺は27だけどアニメにハマったきっかけはカードキャプターさくら第3部、つまり坂本真綾のプラチナが主題歌だった時の
それが正しいかどうかは実感として残っていない。
実の所、深夜アニメのシスタープリンセス、通称シスプリの印象がやけに強かったりして、
本当の所、アニメにハマったきっかけは実はよく分かっていない。
人それぞれなんだと思う。
ただ、本当はどんなアニメか、なんて分からないし、もしかしたら本質的にどのアニメも好きじゃない世代だったのでは?と思ってる。
30代は圧倒的にエヴァンゲリオンを挙げるといわれるけど、20代すなわち2000年代初頭はアニメの変革期でもあったから、
要はエヴァンゲリオンのような圧倒的存在感が希薄だったのが2000年代初頭で、俺たちの世代は皆その時期のアニメを多く知っているけど
逆に言えば、これって思い入れのあるアニメを一つに絞ることが出来ない。
アニメ好きな奴ですら、どれが本当のきっかけだったかなんて言えない。
京都アニメーションが挙げられるのは、ただハルヒダンスや鷺宮神社の聖地巡礼といった感じにちょうどああいうステレオタイプのアニメが京アニに多くてその強烈なイメージが焼きついて離れなかったのが俺たちの世代、つまり20代だったわけだ。
でも勘違いしている。
京都アニメーションは今でこそ全国的に有名だけど、それ以前はドラえもんやクレヨンしんちゃん等の国民的アニメの下請けなどをやってた会社で、そこが作るオリジナル作品は制作黎明期ではムント位しかなくて、とても20代の好きなアニメになるとは思えない位人を選ぶ作品だった。BBSで質問したら監督スタッフが懇切丁寧に答えてくれた時代なんて、恐らく今の20代が知ってたかどうかも疑問だ。
そんな地味なアニメ会社がフルメタルパニックふもっふやAIRを経て涼宮ハルヒの憂鬱を作ってきたという過程がある。
一般的に京アニを全国区にしたのは涼宮ハルヒの憂鬱からで、AIRまでは深夜アニメファンや原作信者以外は知らないのでは?と思わせる程アングラな人気しかなかった(と俺が思ってるだけなので、ツッコミはご容赦頂きたい)。
そういう背景があったから、20代が京アニ直撃世代だと断定するのはどうかと見てる。
例えば30代がエヴァ世代だとしても、20代30代の時には多くが会社員になったりとかでアニメから卒業してるはずだ。
すなわち20代が京アニを知るには少なくとも10代ではまず無理な年齢層が居ることに留意しなくてはならない。
20歳~25歳程度なら京アニを直に知る世代になるかもしれない。
しかしながら、26歳以上の20代はハルヒ以前でなければハルヒを見てアニメ視聴のきっかけ、という事であると
難しい問題ながら、今の世間的には、20代はちょうど不況の直撃世代でもあって、結論から言えば20代でも特定時期のアニメをきっかけにアニメにハマる人も珍しくないという背景もなくはない。
でも、多くはそれがなし崩し的に見られたものであるのも確かだ。
する事がなかったからアニメを受容した訳だから、くだんのハルヒやらきすたをきっかけにアニメにハマった京アニ世代だと言うには
多少あるいはかなり語弊があるように感じる。
そんなわけだから、本当はどんなアニメも本質的に好きじゃなくてただ、そこにあったアニメがたまたま京アニ作品だったに過ぎないのではないか、と俺は思っている。
京アニにハマるにはその前にきっかけがあったはずで、そもそもアングラ人気だった京アニを知ってたかどうかも疑問だろう。
そういう意味において、20代が10代の時に見てたアニメにこそ本質的なきっかけがあるように感じるのだ。
ストパンやガルパン、古い所では最終兵器彼女やイリヤの空など、10代の少女を戦争に行かせてそれを賛美するアニメが多く作られてきている。
昔は沈黙の艦隊や銀河英雄伝説などに代表される戒めにすべきとする戦争アニメが多かったが、今ではそれが少女に摩り替えられており、
また、少女が戦地に赴く事が至上であるかの如く吹聴し賛美している節まで見受けられる。
兎も角女性を戦争に行かせる目的で描いてるのは明らかで、男性層を狙ったというよりもこれらを国が自衛隊などを使って実際に宣伝しているのを見ると
最近では艦隊これくしょんという、軍艦を美少女化して彼らを釣っており、その様は正に戦争美化という意味合いが見て取れる。
少女を戦地に行かせる愚かしさは勿論少年を戦地に赴かせるのと同様お国のために若者に志願を訴えている馬鹿馬鹿しさに共通する。
そう考えた国はアニメ会社などを使ってこの少女を戦地に行かせるというテーマで戦争賛美を行い、
少年だけでなく少女も戦力として戦地に赴かせるのを目的としてこうした戦争関係のアニメが多数作られているのである。
愚かしい事だと思うかもしれないが、実際に良く見て頂きたい。
どうせ潰した所のアニメ引っこ抜いてニコニコ動画とかで公式配信として流すのは明白で
ただサーバーエンコの状態になるから画質も荒々しいのが配信されてしかも金取るから人は集まらない
その上、そういう状況下にあると人間はどうして金を払ってこんな糞画質のアニメを見なくちゃならないと思うようになり
昔、ニコ動がアニメを次々に権利削除しまくって掃除した時の状況と酷似してる。
動画共有サイトのくせに出版社とかアニメ会社が金、金!言い出して共有サイトの意義が失われれば
そうならない、そうなってない動画共有サイトに移住するのは当たり前。
半径5kmで生活しているだとか、仲間、絆という言葉が好きだとか
で、上昇志向がないと
上昇志向ってのは、東京に上京して成功してやるぞ的なものらしい
なんだよそれって話だけど
この話に出てくるひとってなぜか、低学歴低偏差値の子だくさんの人たちだよね
マイルドヤンキーとは何かを語って、カテゴライズするのはいいんだけど、そうじゃない人にも十分当てはまるじゃんって思うわけですよ。
たとえば若者の大学の選択のデータで地元の国立大学を選ぶ人が多くなってるんだよね
早稲田なんかはそれに焦って営業頑張ってるって記事にもなってる
この話では、経済的負担を考慮してなんて話だったりするんだろうけど、もっと別の視点もある
そりゃ今現在も東大は1位だし、そこまで勉強ができたら上京してでも通うだろうけど
1位じゃなきゃダメなんですか的発想だけど、べつにそこまでして追い求める対象としての魅力が薄れてると思うんだよね
バブルのころのなにがなんでも東京みたいな時代ではないってこと
東大じゃなければ地元でいいやくらいにはなってるよ。それが早稲田とか私立は割り食ってる
つまりマイルドヤンキー論は若者論じゃなくて、田舎論じゃなくて
田舎から東京に出てきた俺から見たら、ここ10年の東京の求心力の低下のほうが日本の若者文化論を語る上で重要で、
インターネットの一般への普及によって、テレビ、マスメディアを中心とした中央集権的情報消費が崩れたってことだよ
Jリーグの盛り上がりとか、地方アイドルとか、10年前に比べたらずいぶん地方の文化としての魅力はあがったと思っている。
東京の中でいうと、渋谷が文化発信地として地位が低下してる事とかも書きたいけど、俺の知識じゃどうにもならないので誰か書いてほしい
音楽産業の衰退とともにこの流れがやってきたとおもってる
そんななかで電車男だなんだと秋葉原がメディアに持ち上げられたよね。
あれメディアが持ち上げてやったんだ的な流れあったけど、実際はコンテンツとしてネタがなくて仕方がなく立ったと思う。
かつてテレビにあった渋谷的コンテンツが死にかけて、その穴を埋めようと必死に探したのが秋葉原系コンテンツだったと。
聞くにしても、初音ミクや声優の時代になってる。紅白に水樹奈々が出る時代だ。
渋谷がまだ文化として繋ぎ止めているのは、小規模ライブハウス、クラブくらいか
この分野ではまだまだライバルはいない感じだけど、今後どうなるだろうね。
渋谷の文化的地位氏の低下は中央集権的東京の地位が低下していることを意味していると思うんだよね。
音楽産業はマスメディアありきだから絶対東京じゃなきゃだめだけど、オタク産業って東京じゃなくてもやれるでしょ?(ゲーム会社とかアニメ会社とか、東京以外多いよね)
秋葉原はあくまでも消費地として魅力があるんだろうけど、渋谷のそれとは意味合いが違うよね。池袋で腐女子系ショップが増えたように、消費地だからほかでも良い、秋葉原じゃなければってわけでもない
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で、なんだけど、マイルドヤンキー論を展開しているひとって田舎馬鹿にしてるよね
いろいろなんだろうけど、懐古的というか、かつての東京と田舎を比較してるよね
で、それに従わない人たちをバカにしてる感じ
焦りにも似たなにかだとおもうな
僕の大好きな東京になぜこないの?なぜ憧れないの?東京だぜ!?あの東京にあこがれないなんておかしいでしょ!
みたいな感じをうけるよ
人口減少時代ですから、そうはいっても東京の一人勝ちだと思いますよ
あちらこちらで騒がれているアニメ会社過労死の件について。アニメーション制作は大変らしいが、外部の人間としてはどれだけ大変かが分からない。自分はアニメに無知なので、まずはアニメの案件がどれくらいの規模なのかを調べてみた。パラパラマンガを見た事がある人ならわかるように、アニメーションは、複数の静止画(コマ)を動かす事で成り立っている。ここで調べた事を要約すると、
と、アニメは大まかに3つの過程に分けて作られるようだ。さらに詳しい工程は「アニメ制作工程2」に譲るとして、ここからは自分がこのアニメのコマの監修するして思った事を話そう。
まず確かに上記の要約から考え、1で1コマの各素材を書き分けるためキャラクターの動作、背景と違う人が書き分けやすいし工数削減出来そうな手法だ。ここで1秒間に30コマ書くと仮定し、24分放映すると仮定するならば、1話当たりに用意するべきコマの総数(コマ) =30(コマ/秒) * 60(秒/分) * 24 (分) = 43,200(コマ)と仮定できる。さらにこれを5日間で書くと仮定すれば、1日当たりに書くコマの数(コマ) =43,200(コマ) ÷ 5(日) = 8,640(コマ/日)とかなりの数を書くことになる。
計算をしてみて思ったが、こんなの誰がやるんだと思ってしまう。これだったらアニメの広告枠の売買をしてる方が儲かりそうなものだ。ここからは下請けの業界が何故見なし残業になりやすいかについて話す。
以下のサイトを見ていると、まずアニメ制作会社のポジションは広告代理店、テレビ局が受注した案件を受ける形のようだ。ここでアニメ会社に入るお金の割合は800(万円) / 5,000(万円) * 100 = 16(%)と低い割合だ。どうにもこうにも30%〜40%位は欲しい所。
スポンサーが5,000万円を払うが、広告代理店や放送局が介在して、最終的にアニメ制作会社に入るお金は 800万円(「アニメ産業の低賃金:Open ブログ」より)
さらに一件当たりの案件単価の平均を800(万円)と仮定し、1年当たり10本アニメを作ると仮定すれば、アニメ会社の年間総売上 = 800(万円) * 10(本) = 8,000(万円)、月平均 = 8,000(万円) / 12(ヶ月) = 666.7(万円)と受注した単価を割る模様だ。
机上の計算から、アニメ制作会社の年間売上を推定した所で本題といこう。こういう制作業界がみなし残業になる理由は、契約上一定の額で制作を請け負う形になり、その額を社員(複数人)に割り振る形になるからだ。会社側は固定費として足がでないようにしたいため、業務委託や歩合制と言った都合の良い労働契約(詳細は労働基準法を参照)を社員に吹っかける形になる。冒頭の16%(800万円)の話でもそう。広告代理店やテレビ局サイドは頭が大変良く、肝心な作業を安く押し付け、残りの84%(4,200万円)を形で制作会社を利用する訳だ。
ともするとこういった会社だと、残業を顧みず沢山働いてくれる人を欲しがるはずだ。求人広告の「○○が好きな人」と言うのは、残業して給料が出ないけど大丈夫ですか?と言う意味と言っても過言でない。
id:TM2501さん 何が問題かというと、コンテンツ系は安かろうとハードだろうと「好きでやっているんだろう?」と偉くなるまでそれを当たり前にされちゃうこと。いや、偉くなっても資本家から買い叩かれちゃうこと。構造的欠陥
id:Arturo_Ui さんところで奴隷は嫌々働いてるから「程々に手を抜く」ことを学ぶもんだけど、「仕事が好き」という使命感だけで続けてると、却って歯止めが利かなくなるのかもしれない。
とこの方々の指摘通り、社員がコンテンツが好きな事を会社に利用されてしまうんだよな。さて自分は「程々に手を抜く」ではなく「程々以上に手を抜く」人間だった(笑)。かつてソーシャルゲームの会社で仕事していたが、残業代が出ないから、大変な仕事は敢えて受けず、デバッグだけやって定時に上がっていたものだ。それでもって上司に退職を迫られたとき「周りが残業してるから残業しろ」と言われた。空気を読まない自分であったが、過労死で倒れなかったから今があると考えると辞めて良かったと思う。
無論こうした業界の制作で働く場合は、制作手法を覚えて独立、コミケの同人誌のネタ探しなど自分で稼ぐ勉強として働くのが良さそうだ。要は好きに流されず、自分の目標みたいな物を持っておくとよい。
一方で会社としての理想論を言うならアニメ制作で余った人員を、キャラクター原案などを担当させたり、CGM(Consumer Generated Marketing)など最初の広告費がかからない案件などに回す。上手く当たれば初音ミクのようなブランドが登場すれば、既存の広告媒体から独立する事が可能となる。いずれにせよ自分自身で利益を生み出せるように持って行かないと、下請け産業はきついと思う。
「こんなニュースを見ても誰一人改善しようと行動しない、ネットに愚痴や批判を書くだけで終わりなのが一番怖い」
それでも俺も、これを見たお前らも明日は我が身かもしれないのに誰一人この異常な問題を解決しようと行動しないだろう
労働組合を作ったり国民で集まって労働環境の改善を訴えたりしないで
数カ月後には忘れて別の問題をネットで叩いてるか井戸端会議よろしく、現実で愚痴って足の引っ張り合いを続けているだけだろう。
このアニメ会社に限らず、この少し前に外務省職員が省庁から飛び降りたというニュースを見て悲しくなった。
誰かが解決してくれると他力本願な妄想しながら自殺まで追い込まれてるんだろう
少しでも労働環境が良くなれば少子化やらの諸問題もほんの少しは解決するだろうし、生き良い世の中になるのに何故行動したくないんだろう。
板越ジョージ『結局、日本のアニメ、マンガは儲かっているのか?』 当事者から見るアニメビジネスの問題点とは?
http://blog.livedoor.jp/toratugumitwitter/archives/36671006.html
要するに
1、マーケティング
2、知的財産
3、ナショナリズム
1、マーケティング部門が弱い。マーケティングにかける金が少ない。
>アメリカでは、制作スタッフとマーケティングスタッフの割合は3:5。対する日本は、7:1。
だそうだ
つーか、アニメに限らずサッカーもそうだし(日本代表のユニフォーム欲しいと海外で言われたことあるが、サイトが無い)、日本の伝統的なものもそうだけどな。着物とかもっとマーケティング部門ガッツリ国で力入れたりしろよ。もうアメリカのマーケティングの専門家呼んできてガッツリ関わらせろよ。
>エンターテインメント関係を専門にしている弁護士は2万人もいる(アメリカは弁護士多すぎると思うけど)。対して、日本は知的財産を専門にする弁護士はやっと1000人ほど、と言われる。
つーか、海外で勝手に字幕つけたアニメの視聴サイト作られてるなら、日本で自前でサイト作れよ。あと、違法ダウンロードとかでやられるなら、iTunesでいいから売れるようにしろよ。iTunes出来てからどれだけ違法ダウンロード減ったと思ってるんだ。まあ、アダルト関係駄目だから、しずかちゃんのパンツとか見えるアニメなら自前でサイトでも何でもプラットフォーム作って売れよ。SonyでもNTTデータでも何でもいいから国と協力して作れ。iTunesだと結構Appleに利益持ってかれるだろうが、Appleは違法行為とかは見逃さないから安心はできるだろ。
3、ナショナリズム
要するにポケモン映画が売れすぎて興行ランキング一位とか取っちゃったから、やべえ!と危機感もたれて、人気が下火になったら売り場を削られたと。まあ、まずはネット販売でいいからさ売れよ。DVD,BDだけじゃなくてグッズとかさ。販売店はAppleみたいに足場作ってからだろ。順序間違えんな。サッカーの例だが、公式サイトでユニフォーム注文すれば世界中に届くからな。割高でな。好きなら多少割高でも買うんだよ。
アニメ売れないとアニメーターの給料上がらないし、アニメーター辞めると技術が無くなるだろ?給料ガンガン上がるまではいかなくても、食費と家賃はアニメ会社が負担できるくらいになると理想だな。アニメーターが住む、寮的な。一階はアニメグッズやら原画置いて一般人から金取って、二階から上は居住区で。
なんというか、アメリカと、、あとはイタリアかな?そこらへんがブランドイメージだったりマーケティングだったりめっちゃ上手いんだから、そこからノウハウもらって日本の評価もらってるものを売り込めよ。
ああ、完全に忘れたけどマンガもな。英語だけでいいから販売しろよ。アフリカカバーするならフランス語。南米カバーするならスペイン語ポルトガル語。まあ、とりあえず英語だけでいいからまず頑張って売ろうぜ。
まあ、こんなとこでいくら書いても、何も変わらないけどな、金持ってる奴が政治家に働きかけたり実務を行なう官僚なりがその気にならないとな。アニメ会社もつまらないアニメ量産するなら、マーケティングに人を割け。成功したらだいぶ変わるぞ。あー何とかならないかなー。マジ日本人、商売下手くそ。