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増田アドベントカレンダー2014の19日目です。執筆者はクソアニラジオタことid:cider_kondoです。
「アニメーターの給料が低い」というのはよく言われるけれども、実態や原因をきちんと分かっているオタクは少ない。
むしろ「手塚治虫が全部悪い」とか「テレビ局や広告代理店の中抜きガー」とかなんとか、何の根拠もない間違った話がはびこっていたりする。
そういうわけでこの場を借りて、ちょっとした構図の説明と、それからタイトル通りのちょっとした「応援」の話を書いてみる。
一番広い意味では、アニメの絵を描く人の総称だけど、じゃあ例えば総作画監督とかキャラクターデザイナーやるような人まで含めて話してもややこしいだけだよね。
まあ、監督含めて、そのあたりの偉い人が技術の割に低給って問題もあることはあるけど、そこまで話を広げても風呂敷に収まらないので省略。
神山健治監督が言ってたように、「みんなの懐に入るべき金を抜いてる悪い奴なんていなかった」のであって、すぐに解決できる話ではない。
というわけで実際に画面に出て来る絵、動画を描く人たちの手取りが一番少ないのが大変、ということで話を進める。
を読んでもらうといいんだけど、長いし前提となる知識がそこそこ必要なので数字だけ書くと、
アニメ会社の大半は西東京に集中しているわけで、こんな収入で一人暮らしできるかというと、普通は無理ですよね。新人を採るときに
が重要なチェック項目になっている話もあったりしてさもありなん。
なんでこんなに低いのかというと、アニメーターのキャリアパスと関係あります。
専門学校なり独学なりである程度の基礎持ってる人がアニメ会社(映像というか絵を作る会社)と契約して業界に足を踏み入れたときに最初に振られる職種は「動画」と呼ばれる、人物が動くところを描く役職です。
ここの値段は1枚150円とか200円とかの世界です。ですが、動画経験2年とか3年とかある人でも、月に500枚ぐらいしか描けません。
さらに本当のド新人の時期だと、もう「最初の月は100枚しか描けなかった」的な武勇伝を語る人とかいて、本当かどうかは怖くて確認してませんが、まあそれがフカシで本当は200枚とか300枚だったとしても、まるで食っていけない収入にしかならないのはおわかりいただけると思います。
昔は月産1000枚、2000枚といった嘘みたいな数字が可能だったとは聞きますが、40年前のアニメと今のアニメを見比べると誰でも分かるように、絵が遙かに遙かに緻密になりすぎてそんなの無理ゲーです。
ある程度の枚数こなしたらさっさと原画に引き上げて少しでも手持ちの収入を増やす機会を与えるようにしてしまいます。
これは無理矢理の促成栽培みたいなもんで、問題視している人も多いのですが、食ってけないポジションに長期間若者を留めておくよりはマシってのは事実です。
ここの単純な解決策はすぐに思いつきます。たとえば「見習い期間は固定給として最低限食っていける給料を保証する」とかです。
ですが、上手く行きません。アニメーターの契約はほぼ全員がフリーランスで、極端な人材流動性の高さが特徴です。
今の狂った製作本数が続く限り、一定以上の腕前の人は(人格に少々問題があっても)まず間違いなく新しい職場はいくらでも見付かります。
ですので、見習い期間が終わると、さっさと好きな人・憧れの人のいる職場に移る、なんてのは当たり前です。会社がコストを負担して育ててさあこれから! って時期に逃げられて丸損って話ですね。
また、某社の偉い人が某大学で語っていたところによれば「固定給にしたら絵がまったく上達しなくなった」人もいる、なんて話もあるみたいです。これまた怖いですね。
また、もともと動画に関しては海外との競争という面もあり、そこまで単価を上げられるわけでもない、という根本的な問題があります。
さりとて、動画を実際に描くというのがアニメーターの最良の訓練だというのは事実であり、誰がどうにかコストを負担していかないと、新しい世代が育たなくなってアニメ産業が滅んでしまいます。
NPO法人アニメーター支援機構、という組織があります。そこがやっているプロジェクトがこちら
本当はアニメ産業の構造を変える方法があればいいんですが、そんな青い鳥というか銀の弾丸は今のところ発見されてません。
新人の本当に食えない時期を抜けてある程度の技術さえ手に入れれば、今のところアニメで食っていくのは不可能ではありません。
そういうわけで、
「会社が育成コストを負担するのが難しいなら、かわりに『みんな』に応援してもらってそれを実現しよう」というのがこのプロジェクトです。
昨年、寮を開設する時は少々ファンディングに応じたんですが、今期は青い円形の板の入った箱を買う予定が割とカツカツなんで、まだ支援してません、はい。
かなりの走り書きになりました。本当は自分の書いた下手な文章をよむぐらいなら、
URLを貼ったBIZ誠の記事とか、そのもととなったJaniCA( 日本アニメーター・演出協会)の実態調査報告、
http://www.janica.jp/survey/survey2008_rquest.html
の概要報告書とか読んでもらった方がいいんですが、今まで現実世界で薦めた人は2人ぐらいしか読んでなかったので、そこはあまり期待しないことにしてます。
本当はアニメ産業の構造の話(海外発注の意味とか、SHIROBAKOに絡めた制作進行という役職の意義とか)をした方が、逆に構図がわかって理解しやすいかなと思ったんですが、「応援」という初期ワードを生かすのと、執筆時間の関係でこんな形になりました。
今朝、嫌な夢を見た。
それはフラッシュバックのような断片的な夢の集まりだった。最初は自分を第三者的視点で眺めている夢だった。ビデオの早送りのように自分の生活が映し出されている。会社、家、会社、家、たまに土日、まれに飲み会。それはちょっと年式の古いガソリンエンジンのアイドリング時のノイズのように、不安定さの中に一定のリズムを保っていた。そしてそれが改善する見込みは全くないように見えた。
次の夢では、床に古びた大判のハードカバーの本が置いてあった。布地の装丁の青い本だ。表紙が伏せてあったので裏返してみると「人生、思い通りに生きるのが一番の幸せ」と金箔でタイトルが刻まれてあった。著者の名前は自分の本名だった。言っていることは一見立派だが、実質を伴っていない点、むしろ安っぽく見えてしまう点で今の自分にそっくりだった。
また次の夢。グレイトフル・デッドのように小型のバンで各地を回るミュージシャンになっていた。暮らしは厳しいが毎日が楽しい。ギターは現実でも夢の中でも顔から火が出るほど下手くそだったが、夢の中ではグルーヴという謎のキーワードで裏打ちされて一定の評価を得ていた。
どこで足を踏み外したのだろう。自分は自分の好きなように生きると大昔に決めたはずだ。今は派遣社員として見事に社会の歯車にハメられている。なぜだ。なぜ抜け出せない。
気が付くと監獄か囚人の移送車のようなところで寺沢武一の「コブラ」の主人公と2人きりになっていた。「困ってるようだな。現ナマで30万持ってきな。あとは何とかしてやる。」と頼もしそうにコブラは言った。30万? はした金じゃないか。一瞬そう思った。しかし次の瞬間、バブルの余韻から抜けだせず、会計をなんでもクレジットで済ませている自分に気がついた。30万だと? 俺は今同じくらいの借金をしてるじゃないか。これか。これを止めればいいのか。こんな生活が俺を歯車にハメていたのか。
たった30万で何ができるっていうんだ。そう訝ってる俺にコブラは言った。
「心配すんなよ。任せておけ」
俺は答えた。
夢のお告げを信じるなどバカげているかも知れない。世には1億貯金しようなどという連中がいる中で30万の貯金など噴飯物かも知れない。けどいいんだ。どうせこのままだと同じ生活の繰り返し。信じてみようじゃないか。俺は生まれつき毛色が薄く、天パで猿顔をしている。俺はあんなにカッコよくないが、昔から、彼には一定の親近感を得ていた。あれは俺の中にいる別の俺だったのかも知れない。
今度こそ、今度こそ抜けだすんだ。この同じ循環から。
もうね、久々に沸騰したんですよ。熱々ですよ。
ヘリオグラフィから始めて13×18cmの乾板機材が持ち歩けないから映画フィルムを流用してバルナックさんが作った携帯カメラが馬鹿にされながらも世界を席巻していく歴史から、色収差とレンズコーティング、ナイキスト周波数から撮像素子1枚でカラーなら本質は補間演算とか、一気に書き殴りましたよ。
で、それじゃ何も伝わらないと思って、それはお蔵入りですよ。
シグナリング(判りやすさの目安)の話に、技術的なことを持ってくると、
行き着く先はマクベスのカラーチャート持たせて撮影始めるのがスタンダードになる未来ですよ。
カメラマンはね、ブツ撮りする人だってね、基本客商売なわけですよ。
だからね、基本温厚だし、怒らない。
綺麗に撮りたいから、綺麗に撮って欲しい気持ちも分かるし、気持ち良く撮られて欲しいとも思ってる。
ただね、この話はね、これは礼儀とか、相手への敬意とか、そういうレベルの話なわけですよ。
「せっかくフルサイズ機買ったのに彼女が体重50kgオーバーだった。死にたい」とかそういうレベル。
「おまえ元が良くないんだからせめて体重くらいは落とせって話ですよ当然ですよ」とかそういうね。
自らが情熱を持って高めたものをね、粗末に扱って欲しくないって思いは誰しもあるものですよ。
それこそカネをもらうプロじゃないからこそ、そこには精神性があるわけじゃないですか。
納品した宣材をね、粗雑に扱われたってクライアントには文句は言いませんよ。それがプロですよ。
趣味で精魂込めて造った梅酒を、べろんべろんの酔っぱらいが水みたいに飲めばそりゃ文句もあるでしょうよ。
でもね、越えちゃ行けないラインってのはあるんですよ。
自らの趣味に情熱を持たない相手を下にみる行為は、やってはならんわけですよ。
「精一杯頑張ったのに、スマホで記録されるみたいなのは、ヤだな」というのと、
「え、せっかくワイン飲むのに、ブルゴーニュの8地区すら知らないの?あり得ない!」というのは、
その本質が違うわけですよ。
自らの情熱に誠意を持って接して欲しいと願うことと、
全く異なるわけですよ。
スリーサイズで選んで、あとは顔で選んだんで、別にコスは何持ってきてくれても良いですって言われたら良い気分にはならんでしょう。
こないだ金剛だった人ですよね?赤城も超良いですね!是非1枚撮らせて下さいって言われて断るかどうかですよ。
http://anond.hatelabo.jp/20141022231154
理由は、自分の中でちょっとはまりそうな危険性を感じた為。付き合ってもいない人とセックスする関係をそんなに続けたくない。
で、彼氏と話し合って、「これでおしまい。次にやって欲しいって言われたら「別れたい」って意味だと解釈するし別れる」と宣言して了解されました。なので先週末の土曜日が最後。
ただ、先週末は、私もちょっとやばかった。お昼ぐらいに彼氏の家で、ということだったんだけど、昼ちょっと過ぎに合鍵で部屋入ったらいきなり抱きすくめられて無言で愛撫されて脱がされて。そういうの結構弱い。前も書いたけど、言葉責め?ってなんか醒めるんで、無言のまま、というのが。
正直言うと、前二回は私自身は最後までいかなかったんだけど、今回は二回くらい最後までいってしまった。やっぱ「いつもの彼氏の家、彼氏のベットで彼氏以外の人と」というのは興奮要素だったのかも知れない。ただ、その人は相変わらずバックがすきだったんだけど、私はバックでは最後までいかなかった。
ちなみにその間、彼氏は近所の漫画喫茶かどこかで七転八倒していたらしい。理解出来ない。
ただ、その後、夕方に彼氏が帰ってきて交代して、殆ど襲われた時に「ここでこういう風にされたんだよ」とか「あれ結構気持ちよかったなー」みたいなこと言ったら滅茶苦茶身もだえして興奮されたので、言葉責めをする方の気分はちょっと理解出来たかも知れない。
まあ、そんな感じでした。もうしないのでこれ以上は書かないと思います。
あと、ここに書いてたのプレイの一貫?って言われたことあったと思うけど、そういう訳でもないです。ただ、彼氏は私が書いてるのは知ってる。けどそれ(書いてること)はどうでもいいみたい。単に、私が吐き出したいけど、流石に友達にこんなこと話せないと思っただけ。
以上です。
本能的に、嫌ですな。全てが紐付き決済ってのは。
甘えたいのに甘えられない。甘えられると満足する人間ていると思うけどどうやら自分はそのタイプではない。その証拠に怒りを感じるから。
本当は甘えたい。年上と付き合っても同級生と付き合っても結局私が相手の世話をしている。不満が残る。満たされないから別れる。
どうして相手ばかりいつも幸せそうなんだろう。私はちっとも幸せになれない。
誰が私の希望を叶えてくれるんだろう。
なぜ彼らは希望が叶えられるのだろう。
潤いはしないけど、中央集中は少し減るかな?
でも、中央、東京もとい関東一円も日本の大切にしたい集約型都市群。
そこは活かさにゃならんよね。
じゃあ地方が生きるってなんなの。
A 農業(01)
B 林業(02)
C 漁業(03~04)
D 鉱業(05)
E 建設業(06~08)
F 製造業(09~32)
H 情報通信業(37~41)
I 運輸業(42~48)
L 不動産業(68~69)
Q サービス業(80~93)
(他に分類されないもの)
R 公務
(他に分類されないもの)
ちょうどいい塩梅を見つけないと。
田舎で足ひっぱられない規模は要るかと。
以前、自分の死期を悟った老人が自分の身辺をきれいにして誰にも迷惑を掛けずにぽっくり死んだって記事がホットエントリ入りして「自分もこういう風に死にたい」とか肯定的な意見ばっかりだったってことがあったね。
こういうのは老人はさっさと死ねって空気(圧力)になるんじゃないかと思ってすごいいやだわ。
自分は周囲に迷惑かけまくってもぜったい死にたくない。嫌われまくって「じじい早く死ね」って言われながら120歳まで生きる予定。
名前を忘れたけど、昔深夜番組で細木数子と共演してたジャニーズのタレントなんかは鼻筋が通って「お、こいつ美形じゃん」って思ったけど、たとえば映画のルパンを演じた俳優とかキャラクターがマッチョでカッコイイてことで、顔立ちなんかは普通だよね。
http://anond.hatelabo.jp/20141219210418#tb
知ってる研究の世界では、上から引き継いだお題をそのままコピペし動詞を受動態とか助動詞変えたりとか加工する人多い。
それに、コピったりパクったりって、医学系の研究者は医師免許持ってない生物系研究者おw低レベルって馬鹿にする。
そして馬鹿にする割には化学・物理・情報系の研究者を遠巻きに見て批判するだけ。
でもあいつらは医師免許ないんだって馬鹿にしながら、理工学系の築き上げたツールを我が物顔のように使いまくる。
なんか、既得権益っていう謎の優越感があるんだよね。医師免許持ってる研究者って。
生物系出身の小保方さんが医学部出身の研究者の中でやっていけるとは、2月の時、最初は目を疑っていた。
だって、医師免許持ってる方から見たら結局は、医学のことわからないしかも私立出のただの生物系の人ってだけ。
生物の人は数理プログラミングにもたけていないし、エントロピーすらわかんねえだろwwwとか馬鹿にした態度で批判されやすいピペット奴隷。
そんなのが医師免許持ってるエリートのとこで論文発表したらドッコイドッコイの下世話な周りが叩いて当たり前なわけ。
それに、理工系の博士課程崩れとか人間関係やピペット奴隷になって、精神病んだたくさんの博士号持ちの人たちは彼女のできすぎたストーリーにもやもやするわけよ。
笹井先生がなくなったとき、うちの研究室ではニヤニヤしてる若手助教授とか面白がってどうなんのかネットにくぎづけだった院生ばかりが団欒していた。
自分はその時、研究でも、研究室内のいじめと人間関係でもうまくいってなくて困っていた時だったので、
彼が亡くなった時・・・いいなあ・・・重荷が取れてって感じたよ。
(笹井先生の抱えてる業績の重さに比べて、俺の重荷なんかksみたいな程度なんだけどね)
結局は、足の引っ張り合いなんだよね。
独自の没頭できる分野で、制限なく集中でき、かつ、自分にとって生きがいと生きていく糧をもてるフィールドがこの日本には本当に少なくてつらい。
どれを見ても大抵、ここ数年下がる前の段階で歴史的な高値の状態にあり、今は平均への回帰をしているだけにしか見えないなあ。むしろ一時的とはいえ、回帰する平均よりも上げていてくれてありがとうございました御苦労さまでしたという感じ。
http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fukao/09.html
労働分配率の下落は、主に、分母の名目GDPのうち「固定資本減耗(減価償却費)」の増加に起因していることに注意する必要がある。「固定資本減耗」は非製造業を中心に設備投資で資本ストックが蓄積されたこと、情報通信機器など減耗の速い資本の割合が増えたことなどで拡大した。
資本への分配を「固定資本減耗」を含まないネットの「営業余剰」のみで捉え、労働分配率を総労働コスト/(「雇用者報酬」+「営業余剰・混合所得」)で測ると、労働分配率は2000~11年に0.5%しか下落していない。