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2020-07-12

権力を持たない阿部山本

https://blogos.com/article/470719/

>>山本代表は同日、声明を出した。「(大西発言は)立党の精神に反するもの看過できない」としながら、

>>「命について真摯に向き合うチャンスを与えたい。人は変われる」と大西氏の更生に期待を寄せた。

>> 除籍には否定的だったのである

2020-07-10

増田って悲しいね

だんだんどんな記事を書いたら「うんち」がつくかがわかってくる ちょっと愚痴を書いてしばらくしてトラバがついているから見に行ったら「うんち」とだけ書いてあって頬が緩む くると思ってたよと思う これはもう以心伝心、いわば友情じゃないですか

知らねえ奴のクソトラバ適当に返事をしたら、案外真摯トラバが帰ってきて驚いたりする 誰かの質問に答えたら思いの外感謝されて嬉しかったりする 

 

でもみんな増田なんだよな 俺は誰が誰なのか全くわからない なんだったら一連のトラバリーの会話の相手同一性だって常に疑わしい

増田に対して感じてる友情儚い 吹けばとぶ影みたいなものにすぎない 

 

自分の書いた記事ブックマークコメントがつく それを読んで、ブックマーカーの人柄がだんだんわかってくる 増田ブコメラリーこそないものの発話とそれへの反応なわけで、こっちとしては同じブクマカからブコメをもらうたびに少し会話したような気分になるわけだ 長くいるにつれて段々この人ならどんな反応しそうっていうのもわかってくるんだ この人となら現実で会っても結構盛り上がれるだろうな、ってくらいの親しみを持つ相手も出てくる

  

でも俺は増田なんだな ブクマカ増田としての俺を認知していない

逆に増田としてのブクマカブクマカとしての俺は認知していない

寂しいことだよ 一方的に知り合うだけだ 

 

増田は悲しい

小学校低学年の息子の性教育に悩んでる。

息子は幼い頃からNHKスペシャルの人体、人体Ⅱを録画して繰り返し見るくらい、身体の成り立ちや仕組みに興味を持っている。なので、基本的なことはだいたい理解しているのだと思う。

そんな下地があるからか、月経とそれに伴う身体の不調について説明した時もすんなり理解して、私が月経の間は子どもだけでお風呂に入ってくれるようにもなった。

自分が性の話題タブーとされた家庭で育ったから、月経を恥ずかしいことでもなんでもない、当たり前の身体の仕組みなんだと息子に伝えられたことは良かったと思ってる。

そんな息子が未だに解けない謎がどうやって卵子精子受精するのかということ。子ども向けの図鑑には、受精については説明があっても、セックスについては当然説明が無い。まだ幼稚園の頃から何度も質問されたし、今でもなぜ結婚していないのに子どもができるのか、などと聞いてくる。だいたいのことは理解できているのに、きっとそこだけぼんやりしてるんだろうな。それは知りたくもなるよね。

これまで子どものいろんな質問真摯に向き合って答えてきたつもりだけど、セックスについては自分の中の抵抗が強すぎる。とりあえず、もう少し大きくなって適切な時期になったら説明するね、と毎回逃げている。

だけど、子ども真正から質問してきたことに目を背けてしまたことがずっとひっかかっている。これで良いんだろうか。

当たり前の生の営みをフラットに伝えたいのに、なんでこんなに抵抗を感じてしまうんだろう。結局のところ、私はセックスを恥ずかしく隠すべきことだと考えていて、息子に知られたくないし、想像されたくない。性をタブーにしたくないとは思っていても、ここが自分限界らしい。

まぁでも、自分子どもの頃に親からセックスについて真正から説明されたら嫌だっただろうし気持ち悪く感じてしまっただろうなとも思う。

このまま大きくなって友達から聞いたりインターネット情報仕入れたりして、なんとなく理解していくんだろうか。

2020-07-08

『繋がりたいタグ』という絵師承認欲求の闇

『繋がりたいタグ』という文化がある。

twitterで同じジャンルファンと繋がる、つまり相互フォロワーになるという目的で使うタグだ。

「私はこのジャンルにハマっています

誰か友達になっておしゃべりとかしませんか?」

そういう意味タグなわけだ。

しかしこのタグ検索してみるとどうだろう。

勿論真摯友達探しをしている絵描きもいる。

だが上位ツイートに出てくるのはほとんどが、神絵師と呼ばれる数千~数万フォロワーを抱える絵描き層だ。

では彼ら彼女らはそのフォロワーのすべてと相互フォロワーであるのか?

である

彼らのフォロー数は数百人、ひどい場合は数十人だ。

彼らにとって『繋がりたいタグ』はそのままの意味ではない。

「私と同じくらいのフォロワー数がある、

人気のクリエイターはこの機に繋がってください。

底辺絵描きROM専はこのタグがついた私の絵を回して、

広めてくださいね」。

そういう意味だ。このタグはもはや承認欲求を満たすために使われている。

私もある程度人気な界隈で絵を書いている一人だ。

私は一番最初友達つくりのためにこのタグを使ってから、もう使っていない。

数千人のフォロワーがいるなら、その人達から友達ができたらいいと思っているからだ。

気になる人は神絵師や神字書きだろうとなかろうと、そもクリエイターでなかろうと、ファンなら誰でも仲良くさせて貰えれば嬉しいからだ。

もっとも、だからみんな私みたいにするべきだと言うつもりはない。

が、このタグジャンル承認欲求のために使うのはジャンルにもファンにも失礼だと思う。

承認欲求は悪いことじゃない。私にだってある。

でもそれを隠す努力をしてみてほしい。

承認欲求のために『繋がりたいタグ』をつかっている絵描きは、

本人が思ってるより見ててばれてるし、きついです。

2020-07-04

自分でもどうかしてると思うのだけど、上司への妄想がとまらない。

上司を慕っています尊敬しています。それは間違いない。でも、それ以上に、ひわい妄想をしてしまう。

どうにか「からだ」を近くで感じられないかと思ってしまう。

隣で上司の話を聞いている最中に、ふと上司の足もとを見て、スラックスのしたの肉体を感じると、

もうだめで、全身の感覚上司を感じることに向かうと言うか、

コンサートとか行くと、音楽に身をゆだねる感覚ってあるじゃない、

あんな感じで、支配される感覚というか

声が身体の中に入っていく感じとか、気配に包まれ感覚とか、

もうなんだろう、だめなんだよ。

ぎゅってされてる感じがしてきて、全身がどろどろになってくる。

そのあと真摯反省するんだけど、

結局また同じく妄想を繰り返してしまう。

あれ、どうしたらいいんだろう。ばれてやしないか

anond:20200704153859

現実逃避はよそう。検査数も論文数も臨床試験もすべて数字で出ているので数字をみるべきなのは増田だぞ

死者数1点のみにこだわるとしても、死亡率で言えばロクに検査ができていない状態フィリピンに次いで高いし、

無策のまま増えないことを保証するものでもない

まさかとは思うけど欧米並みに増えない限り、医療関係者もそれ以外の人間も、死んでいいって話じゃないよね?

山梨大学が言ってることは、全文同意だが、抗議したければするべきだ

リンク貼ったのに読む様子ないかベタ貼りするな?

OECD諸国の中でも最低レベルPCR実施件数 4)なのだから、尾身氏も認めているように日本感染者数の実態は知りようがなく、現在の報告水準よりも相当程度高いと見積もられる 2、5)。PCR検査を最低水準にとどめることで、数字に現れる感染者数を低く抑え込むことが、「ほぼ奇跡なのだとしたら、かつて国際的問題とされた日本研究不正と土壌はそっくり同じではないか感染者数の実態は分からないが、立場の違いを超えたコンセンサスであり、論理的に突き詰めれば、我々が第4報で述べた通り 2)、また尾身氏も認める通り 5)、相当数の陽性患者が見過ごされているのが日本の現状である


 では死亡者数の方はどうか。論理的帰結は、感染者数の実態が分からない以上、死亡者数も低いPCR検査件数の中で診断できた症例に限られるため、報告されている死亡者数が実数よりも低値とみられることである。これを裏付け根拠の一つとして、第4報では、国立感染症研究所公表しているインフルエンザ関連死亡迅速把握システムによるインフルエンザ肺炎死亡報告の超過死亡に触れた 2)。


 インフルエンザ流行はほぼ終息していたにもかかわらず、東京において、2020年の第8週、9週で閾値を超える超過死亡が生じていたことについては第4報で触れたが、その後、第13週まで超過死亡が継続していたことが明らかにされた 7)。また、本システム調査対象の21大都市のうち、報告のない5都市と、5週もしくは9週までの報告に留まっている6都市の合計11都市を除いた10大都市の報告では、東京のほかに仙台12週)、熊本(7、9-11週、13週)でも超過死亡が報告されている。新型コロナウイルスによる真の被害規模を示す指標として「超過死亡」が注目されており 8)、さいたま市京都大阪など第5週もしくは第9週以降の報告が滞っている感染流行地域の報告をまって真の被害規模を検討することが求められる。


 以上示した通り、現在の報告数だけ見て感染者数、死亡者数が低く抑えられていると結論づけるのは早計であり、「ほぼ奇跡」と称している状況自体幻想にすぎない可能性も高い。それでもなお、「ジャパニーズミラクル」などと持ち上げるのには、「仰ぎ見られるような感染症の専門家が陣頭指揮を執っている」とわざわざ言及することと無関係とは言えまい。WHOのテドロス事務局長中国寄りと批判されてきたが 9)、WHOも落ちたものである


(略)


WHOが表明すべきは、欧米比較するなら「パンパシフィックミラクル」「アジアミラクル」であり、死亡者数で日本を取り立てて持ち上げる根拠は乏しい。加えて図2を参照いただくと認識が変わるだろう。図2は、図1から中国を除き、台湾を加えたものである。他の西太平洋地区17カ国と比較し、フィリピン日本の死亡者数の急増が止まっていないことが分かる。日本は、4月11日頃の変曲点以降、右肩上がりで死亡者数が増加し続けている。5月16日時点の人口10万人当たりの死亡者数は、日本が0.57に対し、韓国が0.51、ニュージランドが0.43、オーストラリアが0.39、マレーシアが0.36、中国が0.35、台湾が0.03であり、この時点でも西太平洋地域の中ではフィリピンの0.76に次いで高い水準にある。


(略)


世界中オープンデータリアルタイムに入手できる今、取り繕ったり、欺いたりするのには自ずと限界がある。自己正当化固執せずに、アカデミズム精神データに基づいた建設的な議論を促進することこそ、輝かしい日本を取り戻すために、一層求められている。専門家を称する人々に盲従するのはアカデミズムの欠如と衰退にほかならない。


 科学教育研究所の小田垣孝九州大学名誉教授東京工業大学の小野京右名誉教授など、さまざまな専門家も声を上げ始めた 17、18)。世界の取り組みに真摯に耳を傾け、日本の英知を結集して政府支援していくことが、死亡者数の推移から第1波の収束も定かでない中、来る第2波、第3波への備えとして最も重要である

2020-07-03

anond:20200703111552

わかりみが深い。

論争それ自体楽しいという状況は確実にある。

個人的に、女性専用車両論争があれだけヒートアップするのも、確実に「論争が楽しい」が含まれてると思う。

男側からすると、痴漢はクソってのは基本的自明なんだよな。被害の深刻さとかについて認識の相違はあるかもしれないけど、そりゃそんなことするやつは最低だよなってのは99%以上の男が同意すると思う。

から痴漢叩きは盛り上がらない。痴漢はクソですねというのは当たり前のことで、男も女もそれに合意してる。「痴漢はクソですね」「そうですね」これでは論争になりようがない。痴漢擁護できる点なんてないもの

いっぽう、女性専用車両は揉める。これは痴漢への心情とは独立した問題で、女性専用車両絶妙施策から燃える

女性専用車両男性排除しており、形式的には「公共交通機関特定の性に基づく排除を認めている」ということになる。いっぽうで、それが痴漢から避難所として有効機能していることも事実だろう。実効性はあるが、理念からは良くない点が見つかる。理念実効性が背反の関係になってしまっているので、人々はどちらを選ぶべきかで引き裂かれることになる。

それでも、「差別ですが実効性はありますね」という(議論の上での)落とし所はありえた。理念派は実効性があることを認め、実効派は差別であることを認める。これなら両者痛み分けで対立にはならない。

ところが「差別ではないです」という主張が実効性を主張する側から出てきてしまったのでさあ大変。差別とはなにか、という神学論争が始まってしまった。こうなるともう、本来痴漢問題とはかけ離れた、純粋議論のための議論が闘わされる土俵ができあがったということだ。

もちろん、理念を重視してそれは差別だと主張する人も、本気で差別を憂えていたり差別に憤りを感じている場合が多いだろう。他の差別事例で差別者側が言っていたようなレトリックを平気で使う女性専用車両賛成派の人というのは遺憾ながらありふれているので、他の差別問題真摯に取り組んできた人からみるとそんな理屈容認できないっていう義憤は生まれて当然。

でもそれはそれとして、論争めっちゃ楽しいんだよな。相手の主張のアラを衝き矛盾点を探し比較のために他の事例を引っ張ってくるという知的作業純粋にそれ自体楽しい。「こいつの言っていることはムカつくが論理的に正しいことは認めざるを得ない」なんて言われたらもう快楽中枢ドバドバですよ。最高のお褒めの言葉じゃん。敵側にもそれなりの理があるならなおさら。その理をいかねじ伏せることができるかというゲームおもしろい。敵の熱量があればあるほどこちらもやる気が湧いてくる。

根底には「いやそれは差別やろ。たとえそれが許しがたい犯罪であったとしても、公的対策差別にならんようなやりかたで行われるべきやろ」という憤りがもちろんあるし、「なんでこんなに差別について深く考えてる人がこんな差別的な主張を支持しちゃうのか……」みたいなつらみや悲しみもあったりするんだけど、3割か4割くらいは議論楽しいからやっているという面があるのは否定できない。

仮に「犬とダニのどちらがペットとして優れているか」だったら、たとえ知的作業が楽しくてもここまでの快感は得られないだろう。どちらも競技としてやっていて、本質的には別にそんなのどーでもいいと思ってるからだ。でも根底に憤りや正義感があればこそ、つまり本質ではどうでもよくないと思っていればこそ、自分が論争に参入する動機もできるし、同じ理由ヒートアップした敵によって自分のやる気が刺激される。お互いのやる気がお互いのやる気を高めあう永久機関かな。

から増田気持ちめっちゃわかるよ。ネット上の不毛な議論楽しいよね。

anond:20200703072039

ネガティブな事されても真摯な受け止め方すれば良いのに

真面目に捉えすぎてんじゃないの

上司の言い分が真っ当だと思うから同じ事すんのかい

2020-07-02

東京人他人事にする癖について

新型コロナウイルス感染者が100人を超えた。しかはてブ東京コロナブコメはどことな他人事だ。「都知事選がー」とか「日本がー」と、自分ごとにせずどこか人に頼ってる面がある。これは何故だろう。

東京都民(ここでいう「東京都民」は地方出身者で東京在住の人も含む)はどことな自分の住んでいる街を良くしようと思っていない節がある。北海道でも新型コロナウイルス感染者数が多いが、自分の知り合いの北海道民は「道民の恥」と言って、自分事のように考えていた。東京都民から東京の恥」という言葉を聞いたことがない。

「まあ田舎者の集まりから」とか「人が多いから」とかさも環境が悪いからのように言いがちだ。自分が住んでいる街を大切にしないのに地方を平気で腐す。

東京都民は今回感染者が100人超えたことを、もっと真摯に受け止めるべきである

2020-07-01

anond:20200701175011

ロクに新刊チェックもしてないアホはSF読みではありえないし、

そいつ誤謬が「強度を持つ」こともないよ。

いま増田で「アニメが衰退してる〜」とか言ってるアホがいるけど構図は同じ。

そういうアホに乗っかって騒げば騒ぐほど、単にその誤謬を強化して広めるだけになる。

アホに理解を示してみせるのは「真摯」な態度ではない。

SF小説の表紙はなぜキャラ絵ばかりなのか問題について

論争の概要

 ・あるSF編集者自分担当したアンソロジー本(『日本SF臨界点』と『2010年代SF傑作選』)の表紙を掲載し、そのツイートが広くバズった。

 ・それを見てある読者が twitter で以下のような発言を行い、反響を呼んだ。


「なんでSF小説とかアンソロの表紙って漫画アニメ絵女の子ばっかなの?恥ずかしくて持ち歩けないんだけど。自らターゲット狭めてマーケット小さくしてる気がする。(中略)誰も彼も「売れるから」で思考停止している気がしてならない。」


それに対して当該編集者がfusseterで以下のような反論を行った。

・「女の子」に関して

 ・イラストレーターには『性別指定しない抽象的なキャラクター像』で発注したもので、『女の子』ではない,

 ・キャラクターであることそのものに対する違和感にしても、少なくとも現場ではそういうものにしようという意向ではなかった。


・「恥ずかしい」に関して。

 ・特に若年層ではキャラ絵が「恥ずかしい」と思う感性はあまりないはず。

 ・キャラ絵が想像力を狭めるということはなく、むしろ想像力喚起するもの


・表紙に対する意見について

 ・表紙を描くイラストレーターたちにも評判を気にして傷つくなどの感情はあるんだから、そういう人に届く危険認識したうえでSNSを使え。

 ・意見自体勝手にどうぞ


・「アニメ絵女の子ばかり」ということに関して

 ・事実として違う(SFマガジンの書評欄に見られる書籍の表紙を引き合いにだして)。


・今回の表紙の意図について

 ・なるべく広い読者層へリーチしてほしかった。


論点の整理と意見

二者間で応答された論点は以下のように要約される。

 1.なぜSF小説・アンソロの表紙はキャラ絵の女の子ばかりなのか

 2.キャラ絵表紙に対する「恥ずかしい」という個人的感情

 3.マーケティングとして、読者層を狭めてはいいか


1.は事実認識としては適当ではない。ただ、主観的不正確な感覚でも、その感覚が広範に共有されていればシーンに対する認識としては強度を持つ。

たとえば、読者の記憶に残りやすい「目立つ」コンテンツの表紙にアニメ絵率が高かった(ように思える)場合、多くのユーザーは「表紙にアニメ絵ばかり」という認識を持ち、関係するアクターやシーンの振る舞いもその認識に沿って動いていく可能性がある。


ハヤカワは伊藤計劃の『ハーモニー』『虐殺器官』の文庫化の際に、伊藤計劃作品アニメ映画キャラデザを務めたredjuiceを起用した。ちなみに表紙に、ではない。本をすっぽり覆うタイプのオビにイラストを反映させたのだ。実質的には「アニメ絵の表紙になった」とみなされても仕方がないし、事実そのように勘違いしている人も散見される。


シライユウコイラストレーションに対するファンダム記憶伊藤計劃百合SFと密接に結びついており、2010年代の「気分」を確実に決定づけていた。

シライユウコが表紙を描くこと」は他のイラストレーターキャラ絵寄りであれそうでないであれ)が担当するより確実にある種の指向性を帯びやすい。

どういう指向性か、と問われるとなかなか言語化しにくいが、このイラストレーター伊藤計劃の『ハーモニー』の単行本版の表紙を担当したこと、伴名練のデビューである少女禁区』の表紙を担当したことライトノベル作家短編が多く採られた『ゼロ年代SF傑作選』の表紙も担当し『2010年代SF傑作選』がその「再登板」でもあること、百合SFブームを決定づけた『SFマガジン』の百合SF特集号の表紙も担当していたこと、等々から鑑みて、「百合SF」に代表される近年のSF代表するイラストレーターとみなされうる、といったところだろうか。

もちろん、シライユウコ上記以外にも多くのすばらしい仕事を残している。ヤングの『時をとめた少女』など『2010年代SF傑作選』よりも「少女性」が強い絵も描く一方で、円城塔の『エピローグ』(単行本版)やヴァーリイの『逆行の夏』などのようなさほど「少女性」が目立たない絵もある。

しかし、世間でのイメージを決めるのは結局バズった仕事だ。

そうしたイラストレーターが表紙を担当することで、某評論家のいうように様々な出自トーンを持つ収録作のイメージを一つのカタにはめることになるのは否めない。それはイラストレーターの罪ではない。


日本SF臨界点』に関して言えば、伴名練が編纂するということで『なめらかな世界と、その敵』での「キャラ絵の人物がアップになっている表紙」が文脈的意識されているのだろう。

『なめらかな世界と、その敵』の収録作はジュブナイル的な色彩を帯びた作品が多く、表紙の選択はかぎりなくマッチしていたと思う。だがその文脈を発表年代も書き手バラバラアンソロに持ち込むのは(表紙を決めるのは編集者なので作家ではなく編集部として)作品群を「私物化」、あるいは領土化する行為として糾弾されてもしかたがない。


とはいえアンソロジー編集するのはひとつ創作活動でもある。DJのようなものだ。どんな作品を選ぶか、どんな順番で収録するか、といったことが作品個々の印象や読み味を大きく左右し、「一冊」のイメージを決める。その点で、表紙を「私物化」するのも表現の一部であるかもしれない。増田個人意識としてはアンソロの表紙もまた(アンソロ自体のコンセプトにもよるが)「私物化」されるべきと考える。

ハヤカワは伴名練という作家に過剰な文脈を背負わせすぎなきらいもあり、それはあまりよろしくないと感じるが、『日本SF臨界点』は伴名練の作品批評ひとつとして見なすべきではないか

アンソロ編纂するということはそのくらい暴力性を孕んだ行為なのだ。「埋もれた作品を発掘する」などといった無邪気な善性だけで成り立っているものではない。作品について一切指向性を持たせたくないのなら、表紙をつけず、amazon あたりで短編単位ひとつずつ売るしかない。


2.に関しては編集者の反応があまり噛み合っていない。「恥ずかしい」と感じることはどこまでも個人的感情なので、「若者には違和感がない」と反論してもあまり意味がない。発端となったツイートで「恥ずかしい」に続く文がマーケティングの話なので、マーケティングの話をされていると思ってもしょうがないというか、増田普通に読んでればそう取ると思うが。

また、編集者立場としてはイラストレーターを守りたい気持ちで「いや、恥ずかしくないんですよ」と反論したくなるのもわかる。表紙についての議論をすることに対してやや脅迫的ともとれる言辞をしているのも、そうした仲間を守りたい意識のあらわれだろう。その判断編集者として間違ってはいない。


ともあれ、その人が「恥ずかしい」と感じたならば「恥ずかしい」のは仕方がない。また、読者や作家にもそうした感覚共感する人々が一定存在するようなので、そうした心情を斟酌しないのはいかがなものかと思う。最低でも文面の上ではそうした消費者感情に向き合うふりくらいはしておくべきではなかったか

Twitterではよく「表紙が恥ずかしくて買えないとかガキか」という意見が目にされたが、そういうマウントの取り方もよくないと思う。


3.については(元の発言者は重要視していないとしているが)完璧に食い違っている。片方は「キャラ絵にすることでターゲットを狭める」と主張し、もう片方は「キャラ絵にすることでターゲットを広げる」と主張している。百合SFブームを仕掛け成功させたことや、この論争がそもそも2010年代傑作選』と『日本SF臨界点』が"バズった"結果生じたものであることを踏まえると、(編集者もまたマーケティングプロではないにしろ編集者側に理があるように思える。

SFというものキャラクター文化親和的なのだから、そっち方面から開拓の読者を拾った方がよいと判断するのは筋が通っている。「キャラ絵で買わない新規消費者」より「キャラ絵がついてることで買ってくれる新規消費者」ほうを多く見積もっているのだ。興味を持ってくれる読者層を有効開拓してこなかった業界の怠慢を一挙に巻き返そうとしている節はあるにしろ


ある一定の方向へ突出しすぎている表紙を出すことでそれ以外の読者を切り捨ててしま可能性はある。たとえば、ライトノベルの表紙絵はキャラ絵を好む読者以外へのリーチをハナから諦めている。キャラ絵を用いてる点では『臨界点』と変わらないが、よりパラメータがいわゆるオタク寄りに調整されている。最近スニーカー文庫ハルヒ角川文庫から再発されるにあたり、有名ないとうのいぢの表紙から実写を用いたいかにも一般向けの表紙へ切り替わったことがあった。これは「キャラ絵を切り捨てる層」への訴求を試みた例だろう。

ハルヒのメインターゲットであった層を掘り尽くしたので、本来ターゲットにしていなかった層も掘る余裕が出てきたのだ。メガヒット作ならではの展開といえるだろう。


キャラ絵を用いた表紙と、写真を用いた表紙。

間口を広く取れるのは後者だ。特定の層により訴えるのは前者だ。

どちらを取るかは出版社戦略次第だ。ハヤカワが大手より体力の低い中小出版社であることも考慮にいれるべきかもしれない。


だが、特定の層に訴えるマーケティングときにその層に含まれていないと感じた消費者への疎外感を生じさせる。そのことには出版社自覚的であるべきだろう


より個人的感想

個人的感想をいえば、シライユウコ絵が「マンガアニメ的絵」だという意識はあまりなかった。林静一から中村祐介に至るイラストレーター系譜(もちろん彼らにくらべたらややまんが的ではある)に連なるような存在として認知していた。

臨界点』のイラストもそこまでキャラ絵として意識していなかった。「恥ずかしい」と感じられるキャラ絵とは、それこそライトノベルの表紙絵くらいのレベルだと思っていたのだ。

たとえば、『臨界点』がライトノベル的な表紙であったら、増田も「切り捨てられた」と感じたことだろう(それはそれとして本を買いはする)。

こんなことを萌え絵に対して不感症になっている典型的日本人の謗りを受けそうであるし、実際そういう面も否めないのだろう。増田はよくTwitterで論争になる公共の場所で広告に使われる萌え絵について「恥ずかしいだろ」と(その是非とは別のレイヤーで)思ってしまう人だ。本当に「恥ずかしさ」の基準はひとそれぞれだなと思う。

今回話題になった表紙が即女性に対するオブジェティフィケーションにつながるとは思わない。

一方で、キャラ絵を用いたSF小説の表紙が女性という表象にまったく何も背負わせていないとも思わない。本人たちが意図するしないにかかわらず、文脈的には「百合SFムーブメントを作り上げた編集者」が、「伊藤計劃百合SFSFマガジンの百合特集号の表紙を描き、百合イメージが強いイラストレーター」や「百合SFムーブメントの一翼を担った新進作家」と作ったものなのだ。人はそこに「少女」を見る。その「少女」は私たちの築き上げてきた「少女」のイメージを背負っている。そこに無自覚はいられない。

私たちはどのレベルの「恥ずかしさ」で合意するのか。SFという貧しく狭い領域マーケティングコンプライアンスをどう天秤にかけていくのか。

今はまだ問いの出ない問題だ。作家しろ編集者しろ読者にしろ、一個人ではどうにもならない問題でもある。

だが、他人の感じる「恥ずかしさ」を「時代遅れ」と切り捨てることなく、あるいは読者同士で向き合うことで、ある方向へ流れていけるかもしれない。そこから先は、未来の話だ。作家たちの語るべき領域だ。


余談。あるミステリ作家が「消費者意見に対して真剣に向き合わず、味方を囲い込んでる」と例の編集者にキレてブロックしたことについて。むしろ、fusseterの文面ではTwitterでの論争の不毛さに触れているように、犬笛にならないように注意を払っているように感じた。よくやるように擁護ツイートRT連発みたいな行為にも走っていないし。

個々のフォロワーたちが発言したり群れたりするのは止められないだろうし、それを「味方を囲い込んでる」ように見えたとすれば、多分に先入観が強い。

意見に向き合え」というのはその通りだと思う。本人がおそらく可能な限り真摯に向き合っているつもりなのはfusseterで重ねられるエクスキューズからも読み取れるが、だとしても人はどこかで何かから目を逸らしてしまものだ。当事者になればなるほど防衛機制は強まる。ただ例の編集者自分に対して意見を言ってくる人を尽く敵と見做して戦争しかけるタイプには見えないし、あの作家の言うことなら無碍にはしないはずなので、ブロックする前に意見交換を行なって互いの認知を均したほうが幾分有益であったはずだ。

この問題については意見を出してる作家業界関係者でさえ恐る恐るというか、批判しろ擁護しろ通り一辺倒のことしか言っていない印象がある。

その穏当さが党派的な対立を強めていはしないか業界トピックとして捉えるなら、公の場で作家同士でもっと突っ込んだ話し合いを行うべきではないのか。

2020-06-29

ダメスタートアップに入ってしまわないために

https://anond.hatelabo.jp/20200626025834

これを読んで、何社かベンチャースタートアップ経験した身としては「わかる」しか言えなかったこともあり、ダメなのを見抜く力じゃ無いけど、これ聞いておけば良かったなというものを思い出しながらちょろっと書いてみました。

ちなみに今はベンチャーではなく、そこそこ大きな会社で働いています

まず始めに

自分経験を振り返って書いてみました、なので実際には違うこともあれば、もっとこうだろ的な話もあると思います

当たり前なんだけど、こちらにも選ぶ権利があるので、転職面接内定語の条件交渉質問等で卑屈に鳴る必要はない。

コロナで落ち着かないことも多いけど、自分コロナが始まるぐらいか転職活動して決まったので、転職を考えている人は頑張って欲しい。

会社の売上セグメントを聞いてみる

自分経験からですが、SaaSの開発・提供とあわせてコンサルティング提供している会社もあります

昨今のSaaS隆盛もあり、面接の時にはやはり今後SaaSをどう成長させていくか、進化させていくかといった未来を語ることが多いです。

でもちょっと待って欲しい、それは確かに未来を語ってて素晴らしいのだけど、主力商品なのかどうかを確認して欲しい。

実際に自分経験だと、SaaSを開発・提供しているのは事実だけど、売上構成比の大半を占めるのはSaaSを併用したコンサルティングであり、実際にSaaSはほぼ使われていなかったというケースが何回かあった。

コンサルティングが悪いということではないけど、いわゆるSaaSベンダーちょっとしたコンサルカスタマーサクセス)を想定して入社したら、SaaSが使われていないとか、主にコンサルがメインだったとかだと、残念な転職になりかねない。

調達額に騙されてはいけない

上記の続き。

実際にそういう会社ベンチャースタートアップという環境立場もあり、売上数字を立てるのに必死SaaSの成長をおろそかにしがちだったりする。

例えば数億円の調達をしていても、そういう方向性を選んで経営しているという事実があるので、調達額にダマされてはいけない。

数億円調達しても、実際にはエンジニア採用する・開発系SaaS投資するというより、コンサル営業のために人を雇うなどしていることが多いからだ。

実際に現場メンバークラスと1対1またはえらい人抜きで話をさせてもらう

どんな転職でもそうだけど、これは絶対にした方が良い。

「実際のところどうなんですか?」という話をえらい人を交えてすると、どうしても本音が聞き出せないからだ。

メンバーと1対1なら必ず本音を引き出せるわけではないが、確度は上がると思う。

逆にそういった場を提供してくれない、依頼してもなんだかんだ理由を付けて断られる場合、その会社は赤信号に近い黄色信号だと思った方が良い。

ちゃんとした会社ほど、選考はお互いの目線合わせが大事だと認識している。

会社全体で役割分布を聞いておく

例えば20人ぐらいの会社で、エンジニア12名、ビジネスが3名、バックオフィスが2名、経営が3名という会社

例えば20人ぐらいの会社で、エンジニアが5名、ビジネス10名、バックオフィスが2名、 経営が3名という会社

どちらが良い悪いという話ではなく、社内のパワーバランス的な見方もあれば、何故そのような分布になっているのかというのが大事だと思っている。

後者場合エンジニアが大量退職して少ないのか、これからビジネス以上に増やしていくのか・・・

単純に経営側に理解がなくて必要最低限の機能開発を社内でおこない、不足は外注しているかエンジニア正社員不要なのか、などなど。

大事なのは分布だけではなく、なぜそのような構成になっているかだ。

こういう所も含めて真摯に回答してくれる会社であれば、ハズレを引く確率も低くなる。

まだまだたくさんありそうな気もしますが、ざざっと書いてみました。

ダメ会社ゼロイチで見抜くのは非常に難しいため、成功する確度を上げていくしかいかなと。

当たり外れが大きいのがベンチャースタートアップ界隈なので、それに疲れた従業員数もそこそこ多くて、ある程度年数の経過している会社に入るのが良いなと思います。(今の私です)

2020-06-28

嫌いなクライアントがいる。

悪い人ではないと思うが、とかく日程とかカリキュラムとか

かい要求が多い。

その割にがんばってやってるかと言ったら、主婦習い事程度。

けっこうな金額サービスなので、本気で必要人達が忙しい時間を何とかさいて

毎週私と「相談して」次の日の日程とか決めて、毎回

真摯課題に取り組んでるのに。

普通英会話レッスンじゃいけなかったかな?

裕福な奥さんと言う感じなので、費用は気にしなかったんだろうけど

いかんせん本気度が他の人と比べると低すぎて、こちらのモチベーション

正直低くなる。

素人プロの作ったカリキュラムにけちつけんじゃないわよ。

ドタキャンも合計4回。

まだ1ヵ月半しか経ってないんだけど?

週一回の通話になぜそんなに体調壊す?

毎週テストがあるのわかってて申し込んだよね?

テストスコアもひどいし。

誰がこの人の初回カウンセリング担当した?

なんで普通英会話レッスン勧めなかったのよ。

この人の分の枠を、本当に必要な人のサポートのための時間

使いたかったわ。

自分要望聞いてもらって当然のような態度が、透けて見えるんだよね。

普通英会話ならそれで良かったかもしれないけど、ここはそーゆー人のが

少ないから、余計に悪目立ちするのかも。

早く終わってくれないかな。

2020-06-25

ノーコメント」と同義表現

注意深く見守って行きたい。

真摯に受け止めたい。

柔軟に対応していきたい。

誤解を招いた事をお詫び申し上げます

信頼回復に努めたい。

全力で取り組んでまいります

2020-06-24

痴漢被害について攻撃的な発言をする女性

1.

本来憎むべき相手がいるとすれば

それはその人に直接危害を加えた特定痴漢に他ならない。

しかしその特定痴漢に対して仕返しをし損ねたのでその後もずっと恨みをため込んでいる。

 

2.

その恨みをより広い相手にぶつけて受け止めてほしがる。

結果「男」がどうこうというような主語デカ発言になっていく。

 

3.

しか主語デカ発言お気持ちを受け止めさせようとする人に対し、人間はあまり優しくない。

 

4.

それは不毛精神構造の発露に他ならないから。

そしてそういう精神構造には際限がないということを多くの人が人生のどこかで自覚しているから。

 

5.

私自身も自覚体験がある。

新卒で入った会社職場全体のストレス源になっている物凄いモンスターお局様と遭遇し、意味不明いじめを受け、

高齢独身で働いてる女性は必ず精神不安定になり職場害悪」という一般論ネットに何度も書くようになった。

しかし当たり前だが、その後同じ属性でまともな人にも会った。

私はせめて当該お局様のみを憎むべきであったのに、

社長コネで引き取られていてアンタッチャブルなそのお局様に誰も対処できなかったフラストレーションから

高齢独身で働いている女性」という風に対象レンジを拡大し、無関係人達八つ当たりをすることで留飲を下げていたのだ。

主語デカ発言精神構造というのはこれだ。

 

6.

小島慶子さんにしても、

大元は何かまっとうに憎むべき相手理由体験)があったのだと信じる。

けれども対象拡大主語デカ発言とそれをしてしま自分精神構造とを検討して戒めることがなかったために、

八つ当たりで広範囲に嫌な思いさせることを狙うのがすっかり癖になってしまっているように見える。

 

7.

社会思想はこのような主語デカ発言精神構造と相性がいい。

自分の身にたまたま起きたことを一気に社会問題にまで拡大してくれるから

そして同じ精神構造の同じ性格人間が同じ理由ですでに集まっている。

 

8.

そうして、仲間と一緒に主語デカくしながら特定属性範囲攻撃をし始めることになる。

もちろん無関係な人を大量に巻き込む八つ当たりだ。

八つ当たりからこそ溜飲が下がる。

自分の恨みや無念を無関係な人にも横暴にぶつけていける攻撃の実感と権力感で快楽が発生する。

 

9.

このような時、社会思想の仲間というのは実はただの八つ当たりを好む性格同士の仲間だ。

個々の体験を共有するために乱暴抽象化を行い、主語デカ属性への攻撃合意する。

何かの問題解決ではなく、本来の恨みへ復讐することですらなく、もはや八つ当たり快楽自体を追い求めている。

 

10.

一般を凄く憎んでる男の集団が家父長制とか保守とか言われて

一般を凄く憎んでる女の集団フェミニズムとかリベラルとか言われていても

でもどちらも「個人の恨みを八つ当たりにまで拡大してしまうことを自分に許してしま性格」という同じタイプの人の集団で、

これについては保守とかリベラルとかはあまり関係がないと思う。

  

11.

twitterはてなブックマークidを追ってみても

こういう主語デカ八つ当たり好きな人というのは明らかにいて、そういう発言を多くしたりいいねや☆を付けたりしている。

野蛮な時代だとこの種の性格の人は「女は劣等」とか「朝鮮人は劣等」という”社会思想”に多く隠れていたんだけど

それは差別だとわかりやすいため不当さを批判されるようになり気分よくなれなくなってきたため、

今では「男は害悪」とか「日本人は劣等」という”社会思想”にも潜むようになっている。

 

12.

これはその人達性格問題であって、本来社会思想問題ではない。

からこのエントリウヨクサヨクがという批判ではない。

どのような思想であっても、主語デカ八つ当たり快楽を求める性格の人が入り込む。

これ自体社会問題でも思想問題でもなく、個人性格問題なので、

そう言う性格の人が自分自分精神構造に気付き、性格を戒めてやめていかなければいけないのだ。

 

13.

本来社会思想の人か、八つ当たり快楽追及者かの見分け方として、

人を助ける活動を地道にやることに重点を置いている人は前者の可能性が高まる

右翼であっても私財を投じて日本人の子弟を扶けようとか援助しようという人間は立派な性格だし、

左翼であっても自分の頭と体で貧困者の面倒を見て汗を掻いている人間は立派な性格だし、

一方で「敵対陣営に嫌な思いをさせること」ばかり楽しそうに追及している人は右翼であれ左翼であれ尊敬しにくい。

 

14.

痴漢については満員電車を減らすことと監視カメラを増やすことぐらいしか現実的対策がないと思う。

せめて小池百合子知事を憎む…のではなく強く働き掛けを行うことで実現に向かっていくことが建設的態度ではないかと思う。

このような現実ベースの話で異論討論が起きているのをあまりたことがない。

現実での対処法はみんなわかってるしほぼ合意を見ている。

 

15.

話が荒れるのはいつも気持ちベースの話であって、

しか気持ちについては個々人が自分解決していくしかないものだ。

自分の無念とか、それを他人八つ当たりして受け止めさせたいという欲望とか、

そういう部分を社会思想すり替えるのは何も解決しない。

自分自身一時的スカッとしても、結局憎悪が膨れ上がるし、他人の分の憎悪まで勝手に持ってくるようになるし、

そうして自分が何年も何十年も憎悪と共に過ごすことになるだけだ。

 

16.

男であれ女であれ右翼であれ左翼であれ

攻撃を楽しむ性格人間になってはいけない。

自分のそういう性格思想のように取り繕ったりしてはいけないし、誰かや社会のせいにしてもいけない。

それは自分の心のハンドル自分で握らず、程度の悪い何かに預けてしま行為に他ならない。

追記

pikopikopan 攻撃を楽しむ人間になってはいけないには同意する。ただ一個人の力で対処出来ないことや境遇に恵まれてなかったことを該当者だけの責任にする訳にはいかない。

「一個人の力で対処出来ないことや境遇に恵まれてなかったことを該当者だけの責任にして済ませよう」

なんて話はどこにもしてないつもりですが・・・

私は社会思想自体否定していないということも繰り返し断っていると思います

負の連鎖を生みださない為の働きかけは出来ると思う

社会思想風に八つ当たりを楽しむ人たちのアクション

負の連鎖を防ぐ側ではなく生み出す側なので区別することが必要だし

当人にもろくなことはないため自分で戒めてその性格から脱却した方がいい

という話をしました。

 

kincity 性的イシューで「本来なんの関係もない無辜男性」が「痴漢クソリプしてくる奴」相手の注意指摘の文言に非常にヒステリックに噛み付いてくる心理について当人たちが認識分析すべきでは?何故黙ってられない?

個別の事例次第ですが

痴漢について男性全体を巻き込んで非難したり責任を分担させようとしたりする発言については、八つ当たりが含まれており反発があるのは仕方ないと思いますし、それについては八つ当たり発言者が「始めた人」だと思います

ただしそのような八つ当たり要素が無い発言に対してもクソリプゼロにならないことは確かです。

 

dogear1988 増田がそうだった様に、人が傷を癒すにはそうした言動をする期間が大なり小なり必要なのだが、ネットではそれに対する批判が集まる過程で寧ろ反発心を強め、誰も幸せにならない悪循環。難しいね

個人的には、ネット情緒的に人とつるむこと自体をやめた方がいいと思っています

twitterはてなブックマークなどでは八つ当たり仲間を見つけるのは簡単すぎます

あいアクション社会を良くしないし、自分の心も良くしないし、

なのに社会思想看板やのなんらかの大義名分がくっつくと何か立派なことをしてる気持ちにまでなるんです。

実際には誰かに対する攻撃感情を楽しんでるだけでも。

 

追記

skgctom 何で「私は職場高齢独身女性に酷い目に遭わされたので高齢独身女性が嫌いだ」を「高齢独身で働いてる女性は必ず精神不安定になり職場害悪」と言い換えたのだろう。「酷い目に遭った私」はどこへ行ったの?

えーと

からまさにそれについての話だったんですが

「私は職場高齢独身女性に酷い目に遭わされたので高齢独身女性が嫌いだ」

ならば自分情動客観的に観察出来ているんです。

 

「ある高齢独身女性に嫌な目に遭わされたので、別の無関係高齢独身女性を見ても条件付けで嫌な気持ちが起きる」

という事実自分の心の動きを高度に客観視して把握してますよね。

そういう人なら無暗に無関係な人を攻撃したり八つ当たりしたりしないわけです。

   

自分の心が無関係高齢独身女性嫌悪感を持つの自分心の問題であり、対象のあの人に責任の無いことなのだ

とわかっているんです。

 

一方、自分の心を客観視して戒めない人間は、

高齢独身女性全般への嫌悪の反応を正当化する方へ向かうんです。

「実際結婚もしてない人ってみんな最後ヒステリーお局になるんだよ、嫌われて当然。きもい迷惑だよねー」とか。

 

自分の中の恨みとか不快感とか攻撃欲を正当化するために、八つ当たり肯定するために、

主語デカ攻撃言説を始めるわけです。

 

というかskgctomさん

高齢独身で働いてる女性は必ず精神不安定になり職場害悪」が

不適切八つ当たりの例であるということは理解してくれているでしょうか?

 

 

追記

grdgs 「お前ら攻撃的。お前ら口が悪い」と常々言っている人たちが得てして普通に攻撃的で口が悪かったりするので、そのような鏡がない人たちにも伝わるといいですね。

あなた日本人に対する差別発言を(わりと許される空気もあったため)繰り返していたところ

風向きが変わって非難を浴び面目を失った人だと理解しています

  

あなた実体験上の恨みがどんなものであったとしても

日本人全体を憎悪して差別呼称を繰り返すというのはやはり主語デカ八つ当たり病だったというほかないと思うし、

そこは真摯客観視が必要だと思います

  

そのうえで…

1.「差別発言」を咎められたのを「言い方の乱暴さ」を咎められたというようにすり替え意図であれば感心できません。

2.仮にあなたと同レベル差別発言あなたの”敵”がやっているとしても、それはあなた正当化しません。

(これはこの文の主旨の主語デカと別の話なので本当に蛇足ですね。)

 

建設的な日本批判日本人批判をしてくれればちゃんと読みたいと思います

 

 

追記4

differential どう対策しても痴漢ゼロにできるとは思わないが、過去現在喫煙飲酒への風当たりの変化を知るオバハンは、痴漢もっともっと風当たり強くなって良くね?とは思う。喫煙者より無条件に嫌われるべきと思う笑 ブコメ見た感想 知らんけど 無自覚バイアス

ちょっと意味がわかりません。

痴漢は誰に聞いたって犯罪者であって、喫煙飲酒より社会から甘い扱いを受けているということはないと思うのですが…。

また「喫煙者が無条件に嫌われるべき」というのも危ういものを感じます

私は喫煙者の健康被害観点から煙草社会からなくなる方が良いと思っています

あなたのその「喫煙者が無条件に嫌われるべき」のような感情

問題解決ではなくあなたが何かを憎悪して快楽を得たいだけに見えるので与したくありません。

 

既に明確に犯罪者である痴漢さら憎んで風当たりを強くする(これ以上どのように?)ことで問題解決になる、という不思議な主張も

あなたシラフの理性が言わせているというよりは、やがて抱えきれずに誰かに八つ当たりを始める攻撃心の萌芽のような気がします。

2020-06-22

anond:20200622220047

実力行使もあるんじゃない?

毎回コミケ同人イベント運動家突入して差別を訴えたら、自主規制するしかなくなるでしょう

それに政治家もそれを真摯に受け止めて法律で禁じるかもしれない

欧米人権運動とはそういうもの

日本運動家も影響を受けている

2020-06-16

降りようと思ってた推し、なんか思ってたよりも真摯に向き合ってくれて、ちょっと揺らいでる

今日ちゃんとしてくれるなら考えなおしてみようかなあ

なんか突然のことでびっくりしておよよってなったか友達に話したら、なんか思ってたより紳士じゃない?って言われて、その友達にも降りたほうがいいんじゃないって言われてたけど、考え直してもいいかもねって言われた

私もそう思った

とりあえず今日の夜やな

2020-06-15

anond:20200615173909

暴動で訴えかけるしかなく、それほどまでの絶望感に包まれ黒人の怒りを真摯に受け止めようよ。

それにフロイドさんの兄弟ルイヴィトン黒人社員が、平和を訴えかけるメッセージを発信していた。

暴れているのは一部に過ぎないのに、黒人全員があん凶悪な行動に走ると思い込むのは偏見だよ。

フェミニズムは完成している

「宇崎ちゃん騒動から続く、巨乳バッシングについて思う事」

https://note.com/humuuuueh/n/ne9660012a363

 

↑への反応を見ていて思ったのだが(そして↑への反応に限らずフェミニズムに関するあらゆる議論でも同様だろうが)これからフェミニズムが変わることは無いだろう。

何故なら、フェミニストにとって、現在フェミニズム改善すべき点など一つも無いからだ。

改善すべき点が無い、つまりフェミニズムは既に「完成」している。

 

↑の記事へのブコメでも、それ以外でも、フェミニズムに少しでも批判的な意見へのフェミニストたちの反応は一様である

まり「その批判は不当である」「あれは当たらない」「筋悪である」「それはフェミニズムではない」「フェミニズムを誤解している」といった反応であり、フェミニズム側の瑕疵発見されることは無い。

現代においてフェミニズム批判する事は悪であり、少なくともフェミニズム側において、その批判を受け入れる理由は何処にも無いし、あるいは批判から何か改善点を見出す必要も無い。

何故なら、改善というのは誤りを認めるという事であり、現在の完全なフェミニズムには認めるべき誤りなどあり得ないかである

こうした点を不正だと考えるのは全く早計である論理的に考えて、もし仮にフェミニズム命題が全て完璧に真なら、それ以上の改善点を見出さない事はむしろ論理的真摯な態度とさえ言えるからだ。

ただ問題は、従って、これからフェミニズムを取り巻く状況は変わらない、という事だ。10年後も、20年後も。という事は、↑の記事を書いた人のような人は、これからも現れ続けるだろう。

 

現在フェミニズムの主張を真に受けるなら、まず第一フェミニズム性嫌悪ではない。現在ある性コンテンツ全面的規制を望んでいる訳でもない。

従って現在フェミニズムもっと社会に浸透したとしても、性コンテンツ絶滅することはあり得ない。

ただし女性を消費する性コンテンツ女性蔑視を含んでいるのも事実であるし、それを批判し続ける権利は当然フェミニズムに認められるべきであろう。従って、性コンテンツへの(規制ではないが)批判はこれからも残り続ける事に成る

であれば↑の記事の筆者の様に、“誤ったフェミニズム”、”フェミニストでない者”から攻撃を受ける女性も絶えることは無いだろう。

そして、その事の責任フェミニズムに求めるのは全く不当である。そのようなフェミニストでない者の行動の責任フェミニズムには無いのだからフェミニズムがそのような者を改善する事はあり得ないし、そんな筋合いは無い、反応を見ても分かる通り、フェミニスト達にもそんな気は一切無い。

あくまフェミニズム関係無い者の行動であるから、これからフェミニズムがどれだけ社会に浸透し、その正しさが認められようと、そのような者が減る効果は無い。

従って、↑の記事の筆者の様に、自らの身体的特徴によって傷付く者は出続けるし、その責任フェミニズムには無いし、つまりフェミニズムに対し記事の筆者が傷付かない様に何かをする必要があると考えるのは、全く不当な事である

 

フェミニズムは完成している。

これからアップデートすることは一切あり得ない。改善すべき点など一つも無いから。

 

フェミニズムサポート終了しました。

2020-06-11

ITエンジニアという職業について、夜中なのでポエム投下

当方キャリア10年以上のWebエンジニアだけど、自分職業について物申す


そもそも技術力なんていう、大層なもの凡庸な我々にはない

エンジニアはなんか特殊技能がある風でエラソーな顔をしてるけど

他の職業と同じく替えなんて簡単に効く存在である


最初コンピューター作った人とかRubyとかRailsを思いついて作った人は

すごいけど、我々はGoogleと賢い人の巨人の肩の上に乗っかって作ってるだけである

それは自転車を作ったやつはすごいけど、乗ってる人は別にすごくないのと同じである


乗ってる人のことを技術力がある、すごいとは誰も言わない

乗ってる人の中でも競輪とか、ロードレースで優勝した人はすごいけど、

生活のために乗ってる人とか、ウーバーイーツで宅配するために乗ってる人は

大してすごくない


それでも世間的に必要とされてるのは

我々エンジニアはウーバーイーツの宅配の人のようなもので、

誰でもできるのだけど、多少しんどいことを

最後までやりきることにコミットしているかである

そして多少なりとも経験の蓄積による、付加価値も出せるかもしれない

何が言いたいかというと

技術のありなしとかでドヤってはいけないということ、

無意味宗教戦争に巻き込まれ無いこと、そのような本質的でないことにこだわらないことが大切

こだわるべきは

最後まで愚直にやりきる意志を持って、しんどくても真摯に向かい合ってやりきっていくこと

常に情報仕入れて、巨人肩にうまく乗って、工夫していくこと

まあこの職業はこのような特性があるので

若くて、心がまっすぐで、地頭いいやつが強いです(白目)

2020-06-09

さかなクンなどもそうだけど、高い専門智をわかりやすい形で楽しく翻訳して真摯に伝える人すき

良い意味で開けた表現なんだよね

専門に対して真面目だからこそユーモアを足してキャッチーにかみ砕いているのかな

自分たち言語ゲームだけでは決して届かない層に関心を持ってもらいつつ、理解できる人にちゃんと伝える方法論として非常にスマートだとおもう

2020-06-08

anond:20200608134203

あれ主人公結婚しようとする男性キーパーソンで、世間的な慣習に囚われ卑屈で地に足がついてない男性と、

目の前の仕事真摯に向き合い自分なりに社会との繋がり方を見出そうとしている主人公が対比されているんだよね。

男との出会いで「定職についてないとやばい」とか「結婚問答無用で女の幸せ」だとか「アスペっぽい奴はどこいったってつまはじきにされるぞ、協調性を身につけよ」みたいな社会通念やら同調圧力主人公はどんどん飲まれそうになっていくけど、

すんでのところで今までの自分が醸成してきた価値観を思い出して自我を取り戻すというストーリーになってる。

題材の奇抜さもあるけど高評価理由内省的にまとまりがちなワープア文学をそんなカタルシスでまとめあげたところにあると思う。

社会との繋がり方、生き方を見出すことに現代文明で生きる人間の喜びはあるのではないかと問うている。そこら辺が「苦役列車」なんかとの大きな違いにもなってる。

でもあの当時からコンビニバイト低賃金な割にいろいろ押し付けられる底辺バイトって風潮はあったよ。

待ったなし:ジョギング免許制ジョギング税の導入へ

いまや誰もかれもが、運動といえば馬鹿の一つ覚えのようにジョギングをしている。

そもそもジョギングとはかつてのテニスフェンシング乗馬のようにハイソスポーツであり、庶民がやるものではなかった。ジョギング自己と周囲の他人にたいして一定配慮ができる人のみに許されたエレガントなたしなみだったのである

それが、外に出て走り回りさえすればジョギングをやったことになり、あたか流行最先端のワークアウトをしているかのごときイメージがつきまとってしまった結果、実施人口が増え、一気に民度が下がってしまった。

新型コロナウイルス流行においては、ウイルスの混入した飛沫を吹き散らかしながら公道を走り回るモンスターが多数発生し、ジョギングは悪そのものとなった。

このような事態となったのも、ジョギング簡単かつ流行最先端のワークアウトという根拠のないイメージ大衆に流布し多数の参入を招いた者の所行があったかである

我々は過去に遡り、このような根拠のないイメージ矯正し、今こそジョギング人口10万人あたり0.2人までが実施可能マイナースポーツに戻さねばならない。

これは誇張ではない。日本人口規模、もともと馬や飛脚が走ることしか想定していなかった江戸時代道路計画がほぼそのまま引き継がれている日本公道にとっては、それぐらいの実施人口がかろうじて許容可能な適正レベルなのである

ジョギング免許制度、公道を走る際のジョギング税の導入等、国、自治体レベルでの真摯検討が求められている。



anond:20200607225245

2020-06-04

anond:20200603215934

会議を通すことよりもビジネス成功させることが目的からブコメにあるように、アドバイスや指摘を真摯に受け止めればいいし

本当に邪魔と思ってるならば、あえて突っ込みやすポイントを作っておき、そこに誘導して指摘してもらって溜飲を下げてもらえればいい

anond:20200604090634

全部が自己レスではないですよ。本当にムカついたらら言ってもいいんですよ。でも自己レス場合もある。つまりそういう事を言われたから、自分自分にその人の代わりいった。など様々なパターンが有り、大人が書いていますから、きちんとみなさんのお小言、クレーム真摯に聞いています。ということを自己レスという形で表現しています

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