あれ主人公と結婚しようとする男性がキーパーソンで、世間的な慣習に囚われ卑屈で地に足がついてない男性と、
目の前の仕事に真摯に向き合い自分なりに社会との繋がり方を見出そうとしている主人公が対比されているんだよね。
男との出会いで「定職についてないとやばい」とか「結婚は問答無用で女の幸せ」だとか「アスペっぽい奴はどこいったってつまはじきにされるぞ、協調性を身につけよ」みたいな社会通念やら同調圧力に主人公はどんどん飲まれそうになっていくけど、
すんでのところで今までの自分が醸成してきた価値観を思い出して自我を取り戻すというストーリーになってる。
題材の奇抜さもあるけど高評価の理由は内省的にまとまりがちなワープア文学をそんなカタルシスでまとめあげたところにあると思う。
社会との繋がり方、生き方を見出すことに現代文明で生きる人間の喜びはあるのではないかと問うている。そこら辺が「苦役列車」なんかとの大きな違いにもなってる。
この理解が一番俺の理解に近いわ。 元増田の「これ私のことだしキモがられて見世物にされるの嫌だ」って感想は、読解問題の答えとしては違うけどわかるわ、という感じ。 2番...