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2017-03-30

努力して手に入れた幸せを自慢したい

 小さい頃から、将来のために目先の楽しみを我慢して努力する人生だった。夏休みの宿題なんかは計画的に終わらせて最後の1週間は計画的に遊ぶタイプの子供。将来の選択肢幸せを最大化するために、淡々と目の前の努力を怠らずに生きてきた。

 そして今、その未来がついに来た。行きたい大学でやりたいことを学んで、やりたい仕事について、それなりにスキルも身についてきて自分裁量で動けるようになって、休み比較自由にとれるようになって、ハマれる趣味出会って毎週平日も休日も充実していて、良い人にも出会えてもうじき結婚する。明日も、来週も、来月も、来年も楽しみでしょうがなくて、それでもっと頑張ろうと思えて、その頑張りが仕事に返ってきて、もっと将来が楽しみになるループ

 とにかく、言いたいことは、毎日幸せしょうがない、ということだ。そしてこの環境は、まず第一に親に与えてもらったことに感謝しなければならないけれど、小さい頃から努力の積み重ねがあってこそだと自負している。そこまではいい。困っているのは、その「頑張ってここまで来たんだぞ」ということを自慢したいという気持ちが隠しきれないということだ。当然、良い大人なので、そんな自慢話を直接人にするようなことはしない。でも直接してなくても、滲み出てしまって、それが相手不快にさせているのに気づいて申し訳なさを感じる。その一方で、努力でここまできたんだから、やっぱりそれを認めてもらいたい、という気持ちもあって、滲み出るのを本気で抑えきっていない自分もいる。

 全員が自分と同じくらい、毎日幸せしょうがなくて、互いに思いっきり自慢しあえる世界なら最高に楽しいのだろうけど、世の中はそうなっていない。そしてそれは、周りが自分よりも努力が足りなかったからだと思ってしまう。こういう目で周りを見ていることを周囲に勘づかれつつあることに自己嫌悪を感じながらも、努力して手に入れた幸せを誰にも話せないストレスも感じていて、どうしたらいいのかわからない。これから未来のためにコツコツ努力を続けて、幸せに生き続ける自信がある。でも万が一この先、病気事故とかの不可抗力で不幸な道に転落してしまったら、こんな自分を救ってくれる人は誰もいないだろう。

2017-03-29

http://anond.hatelabo.jp/20170329160218

元増田だけの意見を聞いてもなんとも言えなくて、元増田を責めるつもりも、褒めるつもりもまったくなく、

自分感想自分気持ちを書いてしまって申し訳ないんだけど、

それに、仕様書とかも書けなくはないのでしょうが所詮素人だし、しか業務やっててそんな時間ありません。

自分の書いたプログラム自分だけのものにする? バカなこと言わないでください。そのプログラムのおかげで劇的に実質コストを減らし、会社に貢献してます



このあたりの理屈がやっぱりしっくりこない。

なんていうか、業務をこなして会社に貢献するか否かを自己裁量判断することに意義を感じられない。

極論、目の前の書類にハンコを押せというだけの仕事を、ハンコ押しマシーンを開発して高速化したとしても、僕としては、それは自分の中の評価対象にできない。

(なんども繰り返しになるけど、僕と元増田が同じ考えでなければならない、なんて思ってないからね、もし僕が元増田立場だったら? を想像してるだけだからね)

こうして言語化してみてわかったけど、

自分にとって「仕事の結果」なんて、至極どうでもいいのだと思う。

なにかの書類を作る、なにかのファイルを作る、という結果が早くできるようになったか否かは、関係ない。

自分にとって大切なのは仕事の仕組みを作って、それが上長に認められ今後の仕組みに組み込まれることが非常に大きい。

から元増田みたいに「こういうプログラムを作ったから、この目の前の仕事をはやくこなせるようになったよ、でもそのプログラムの中身は評価されてないよ」という状況は、全く意味がない。

その、プログラムの仕組みとか利便性とかを上長説明して、上長理解して、

さらに、それが上長以外の人間でもいいか自分でない誰かがその仕組み自体を「再現可能」「検証可能であることこそが、僕の中で大切なんだと思った。

もし僕が元増田と同じように、作ったプログラムによって生じた「仕事の結果」を評価されなかったとしても、

多分僕の中でそれは「そのプログラム自体上長評価されるような出来ではなかったからだ」と納得できてしまうのだと思う。

もちろん、元増田一生懸命言葉を尽くして上長説明をしたとは思う。

きっと僕も言葉を尽くして、色々資料を作ったり、なんならVBAという仕組みから喋ってみたり、いろいろ頑張ると思う。

でも、その結果が、評価されないのであれば、それはもう仕方ないよ。

そこには色々あると思う、

極端な話、この仕事の結果自体がもしかすると上長にしてみれば、どうでもいいことなのかもしれない。

からこそ、この仕事をどれだけの工数で終わらせれて、どれだけの出来栄えにすべきなのか、そのプログラムの仕組み自体評価を、とことん上長とすり合わせるしかない。

しかすると、もっと早い工数で終わらせたいのかもしれないし、

出来栄えもっとプラスしたいのかもしれないし、

プログラムの仕組みが複雑すぎてメンテナンス不可能から評価しないのかもしれない。

とにかく、評価しないのであれば、そこには必ず理由があると思う。


と、ここまで書いて気づいたけど、

しかすると、この評価しない理由、が

プログラムコードや、プログラムアウトプット以外のところ、

要するに仕事をしている僕自身にあるんだよ、と言われたら

正直、僕も、元増田と同じように不貞腐れてしまうなあ。

ただ、これは、もうしょうがないとも思う。

だって、人の好きとか嫌いはもう、ねえ?

(以下、自分のしょうもない仕事愚痴のため省略)

急に仕事に対するモチベーションが下がってきている

もともと、自分自身ワーカホリック人間だと思っている。

仕事が好きだし、けれど、仕事が扱っている対象が好きというよりは、ゲームみたいな感覚課題ハードルを乗り越えていくのが面白いと感じていた。

最近も、アサインされたプロジェクトでの裁量が大きくなって、求められるレベルがあがって、やりがいを感じていたはずだった。

残業時間も、会社の中では多い方だった。

けど、なんとなく仕事に対するモチベーションが、最近弱くなってきたきがする。

前までは業務で抱えている課題を考えるのが好きだったし、家帰ってからも考えるということが普通だったんだけれど、

なんだか億劫に感じる。

これが原因じゃないかな?っておもっているのは、最近電通問題に端を発している長時間労動抑制の流れが、社内で強まったこと。

それまではけっこう労務管理ゆるい会社だったんだけど、今では上司労働時間管理も厳しくなったし、残業時間を減らすように口酸っぱく言われている。

結果、たしか残業時間は半分から2/3くらいになった。

でも、残業時間コントロールしようとした結果、それまでがむしゃらに頑張ってたり、クオリティに何が何でもコミットするっていうスタンスおざなりになって、モチベーションの蓋をされた感覚がある。

ワーカホリックな人は働きたいのに働かせてもらえないみたいな思いを持ったりするのだろうか

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.就職のために資格をたくさんとったのですが、芳しくありません。なぜでしょうか。

いわゆる“資格バカ問題だな。

もし君が採用する側だとして、履歴書にズラーッと資格が列挙されていたらどう思う?

「頑張っているなあ」と思うと同時に、「努力方向音痴」、「バカみたい」だと思うだろう?

実のところ資格ってのは就職をそこまで有利にできる代物ではない。

資格説明について、そのあたりを念押ししているものは多い。

月並みアドバイスだが、大事なのは本質」だよ。

いくら資格を取ったところで、そこが拙ければ意味がない。

ラ・ラ・ランドだって、やたらめったら色んな賞をとっていてバカみたいだが、だからといって面白い映画であることは揺るがないだろう?

……でも主題歌賞はシング・ストリートとかに取って欲しかったなあ。

Q.とある事故が起きた時に、友達が「運が悪かった」と言っていたのですが、運は責任を取れますか。

答えはNOだ。

運は責任を取れない。

学ぶべき教訓は、「要因と責任は必ずしもイコールではない」ということだ。

この社会は“運が悪いこと前提”で生きていかないといけない。

責任も運以外の誰かがとらないといけない。

そして、その可能性を減らす努力はすべきってのが社会の大意になるわけだな。

ああ、だからといって「エロい格好をしたからお前はレイプされた。だからお前が悪い」とか言うのはやめておきたまえ。

要因だとか責任は必ずしも比例しないし、イコールとも限らない。

エロい格好をしても、しなくても、レイプはされるかもしれない。

そして、いずれにしろ悪いのはレイプをした側だ。

まあ、それはそれとして可能性を減らす努力を、あくまで側面的に語ることは無駄ではないと思うがな。

おっと、「可能性を減らす努力」なんてもの裁量がどの程度かなんて、そんなこと私は知らんよ。

から「運が悪い」と表現するんだろう。

2017-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20170321195523

そういうの、基準というか制度というか体制を作らずに個人裁量に任せたらだめだよ。

そして組織として体制を作れる (権限を持っている) のは部下ではなくあなただ。

もし部下に任せるならば、任せられるだけの能力をもった人間を育成するのも管理者責任

必要なのは組織として動くことであって、あなた判断せずに済む体制を作れるもんなら (部下の立場から見れば) それでも構わない。

それで失敗があったとしてもやっぱりあなた責任であって、それが部下を持つということなんだよ。

若いうちから大きな仕事ができるよ!」

でもそれって裁量任される分責任も増えるじゃないですかー若手ペーペーなのにーやだー。

2017-03-08

IPOの配分おかしい。公取国税さん、仕事して!

IPO大手証券会社の優良顧客裁量配分されてるのは、おかしいよね。利益分は、証券会社には得意先への贈答だから交際費課税、配分された客には所得として累進課税されないとおかしくないか

SBI証券の、預け入れ金額当選倍率が上がるのもおかしいよね。何千万とか何億を入金すると有利になる仕組みで、証券会社間の公正な競争を阻害してる。公取さん、取り締まるべきでは? 格差助長してますよ。内閣府さん、問題認識ありますか?

いち小規模投資家としてのひがみだけど、みんな、おかしいと思わない?

2017-03-07

日本ITベンチャーで働くメリット

その前にデメリット

不安定

・優秀な人がそれほど居ない

・ていうか零細

・直ぐ潰れるか低迷する

場合によってはとてもギスギスしてる

場合によっては相当激務

・いろんなことを覚えなければならない

社長は大体ワンマンで頭おかし

・チームが玉石混交すぎて統制を取るのがとてもだるい

責任くそ重い

・本当に正しい手法なのかわからず手探りになる

 

 

ぶっちゃけ日本ITベンチャーに来るやつは

勘違いしたバカ

・暇を持て余した天才

・まともな企業に入れなかった人

・具体的な目的がある人

人生逆張りな人 ← 俺

・美味しいベンチャーだけ渡り歩く、要領の良い奴 ← 憎い、けどこいつ起業してコケるとウケる

世間知らずの若手 ← かわいそう

 

しかいない

自分がまともだと思うならやめとけ

 

 

 

という前提での、メリット

 

裁量の幅がでかい

・全体が見通せるので、仕事の全体の流れを掴みやすく、訓練になる

・いろんなことがやれる(提案したりとか)

・いろんな経験ができる(否応にもフルスタック化が求められる)

やりがいはそこそこある

・ひょっとしたら儲かる (ただし、会社が大きくなるほど自分より優秀な人が入ってくるから、一攫千金ではない)

プロダクトが成功したらキラキラできる

プロダクトが成功したらなんか注目される

楽しい

自分起業するならガチ勉強になる

短期勝負なので、長期間束縛みたいなことにはなりづらい(否応にも転職人生になる)

 

いや、でもやめといたほうがいいよ

ベンチャーっぽさを体験するなら100人以上の若い会社なんちゃってベンチャー)に入るのがいいと思う

十分攻められるし、ある程度優秀な人いるし、おすすめ

 

やっぱ頭いい人は正解を選ぶよね

大企業志向・有名企業志向は非常に正しいと思う

2017-03-04

http://anond.hatelabo.jp/20170304132425

最近アイドルはもう「見世物」ではなくなった。

 

あの作品アイドル=カワイイを脱却できていると思う点は大きく二つある。

ひとつは、主軸として「(私達で)終わりにする」物語だというところ。

カワイイという他人に媚びた、というと言い方が悪いが、他人のウケに依存する状況を続けていると、

どうしても商業的になってきてその「カワイさ」を演じ続けることを強いられるようになっていく。

それは現実的に考えても辛いことだし、アニメはい女性人間、歳をとり成長し進学就職していくもの(=ずっと一緒には居られない)というリアル思考が、暗黙的にキャラクターたちにも存在していた。

そこで彼女たちは、アイドルという青春を引き伸ばす道を選ばずに、作中にして若干1年、現実声優ユニットとしても5年で「おしまいにした」。

それも、人気の絶頂最中でその決断を、予め意図したとおりに断行した。

その振る舞いには、これまでのアイドル文化に対して投げかけるような強烈な思想を感じる人もいるだろう。

作中のライバルグループは、メジャーデビューして続けていくことを選んだが、

彼女らはそれを否定するでもなく、「私達がどうありたいか」という思考を大切にした。

その思考について、本編だけでなく劇場版の過半をそれに割いてまで、伝え続けた。

そういうところが非常に現代的だと思うし、観る者に旧来のアイドルからアップデートを促すようにも感じられる。

 

ふたつ目は、作中における「カワイさ」の表現について、あくまでも彼女自身の「カワイイ」観・美意識に基いているところ。

パフォーマンス自分たちの手で、裁量で、決定し作り上げているというところから現代的な感覚に寄り添う配慮がみられる。

そもそもアイドル活動部活という設定にしたところからそうだけれど。

もちろん美少女ものメディアを原点にした作品から彼女らが自発的表現した「カワイさ」自体男性ウケに寄せてあることは否定しない。

けれども内発的に行動している設定にすることで、「やりたくないけどウケの為にやらされる」ような見る側も心苦しい媚び方を見せなくてよくなった(少なくともアニメ上では)。

それどころか、彼女らの美意識に従えば、それの転び方によっては「ウケは悪いが独特な自己表現をするグループ」になっていたかもしれない。

実際に作中で迷走してロックバンドKISSコスプレをしだす一幕があったほど。

ともかく、そうした主体的に行動するウーマンパワー的な土壌を作っておくことで、女性視聴者作品を受け入れやすくなった。

結果として「一見男性向け作品なのに女性ファンも非常に多い」コンテンツとなった。これも今時のヒットコンテンツではよくある現象だ。

ちなみに、この「自分たちカワイイと思うことはやるけど、そう思わない(嫌な)ことはやらない」という、

女性アイドル自身尊厳を守るというかパフォーマーとしての意志尊重する動きは、大手に属さずにアイドル的な活動をする現実若者にも広がっており、

もはや今の若者はそういうグループしか応援しない、と言うと大げさだが、そういう審美眼はちゃんと持っている人が多い。

他のアイドルアニメ作品でもそういう思想共通していて、例えばアイドルマスターシンデレラガールズも、

アイマス作品は土壌としてファンを大切にする文化があるにもかかわらず、アニメでは「ファンの期待に応える」ような描写ほとんどなかった。

描かれたとしても「ファンはいつも支えてくれている」というような、受容の存在として描かれていて、ファンの期待や要望圧力に従うような描かれ方はしなかった。

その一方で何が描かれたかというと、一貫して、アイドルたち自身内面の成長が描かれた。

ただ、外面から圧力がなかったわけではなく、それはプロダクションTV局側の方針との衝突いった形であらわれており、

それと折り合いをつけながら、けれども自分の守りたい個性や魅せ方も守っていくあり方を、

周囲の支援のなかで「彼女自身が」見いだしていく、という大筋になっている。

やはりラブライブと同様に、いい意味で「内輪で閉じている」のだ。そしてそれを良しとしている。

まるで、この世界プロデューサー仕事は、個性的な人たちの自己実現を助けることが主で、

その過程で生まれキラキラパフォーマンスという副産物に変えて売っているかのよう。

そして、「それは創作上だからこそできる綺麗言だよ」とはもはや言い切れない時代だと感じる。

 

最近アイドルはもう「見世物」ではなくなった。

他人目線価値観に、自分生き方翻弄されたくない。

自分たちがやりたいようにやるから共感してくれる人はついてきて。

そういう思想ベースに、角が立たないように上手にやっていく。

これが多様化した文化の中にある、今のリアルアイドル

もちろんそういう風潮にもマイナス面は当然ある。

商売に長けたプロデューサー主体性を奪われないために、アイドル自身セルフプロデュース力が求められる。

成功するグループとしないグループの差はより残酷可視化される。

けれども私たちは、往年のアイドル文化を作ってきた人たちが、丸坊主にしたり惨めな謝罪会見をさせられたりと、もっとむごたらしいものを見てきた。

からアイドル主体性を取り戻した「パフォーマー」に変化していくのは時代の流れだし、そういう価値観を含む創作がヒットするのも必然のことだと思う。

かつてのオタク文化評論などで有名になって文化人を気取っている40、50の方々は、やはり頭がカタくなっておられて、

まり最近アニメ、とくにアイドルアニメなんかについて好意的な評をしない、どころか言及すら嫌がるレベルで卑しめがちな感じがする。

けれど今、もっとも、文化的ホット考察すべきジャンルアイドルものなのだと私は思う。

2017-02-27

ADHD管理職をやっている者なんだが

週末の借金玉氏(id:syakkin_dama)のエントリやそれを受けて書かれたわかり手氏(id:ganbarezinrui)のエントリhttp://anond.hatelabo.jp/20170227005158 あたりのブコメとか読んでいて、随分と世知辛いねえ、と思ったのだけれど、良い場所が無いので増田にこれを書いている。たぶん超長い。

俺はタイトルに書いてあるようにADHD(診断済み)だ。典型的な注意欠陥・多動性が認められ、一方でASDの症状はゼロという純正ADHDマンである。なので先のお二方のエントリは全力で泣きながら、共感しすぎてヘドバン状態で読んだ。でもわからない人には何が「なので」なのか本気でわからないんだと思うし、それで正常なんだろうということも理解している。

んで、一般的IT関連の企業管理職をやっている。それなりに多様な部下もいる。業界的にブラック香りがするWeb開発関連の仕事だけれど、自慢じゃないがだいたいニコニコ定時上がり、サブロク遵守、月間平均時間外は毎月20時間以内に抑えることに成功しているスーパーホワイトである。一点ウソついた。これは自慢である

俺はこういう属性人間なので、自分自身のことを照らし合わせて借金玉氏の主張は痛いほどわかるし、このような性質の人がいることを十分に評価理解した上で全体的な労働条件改善に努めたいと日々考えている。残業含め労働時間は減らしていきたいとも思うし、人の個性多様性への対応労働条件改善は両立し得ると信じているので、ADHDの人のぼやきイコール残業問題に結びつけて批判するのはあまりに極論に過ぎるというか、違和感を感じてしまう。皆がそれぞれのフレンズのすごいところを理解し合えるやさしい世界になれば良いのに。

そもそも、俺なんかは借金玉氏の記事を読んで「お前は俺か状態になる性質であるものの、何とか自分を飼いならして社会サバイブできている時点で生物として人より劣っているとは思っていないし、仕事も(やり方やプロセスにクセはあるのかもしれないが)たぶん人並みにはできる。つまり、おそらく自分弱者ではないし、どちらかと言うと強者の側に所属していると認識している。id:p_shirokuma先生的に言えば「よく発達した発達障害」ということになるのだろう。もっとADHDと言っても程度の違いがあるのかもしれないし、ただ単に俺は運が良かっただけなのかもしれない。普通の人だって大小あれど皆それぞれモチベーションのムラとかはあるわけで、ブコメに付いた「ADHDマン無能」、「世の中は正常と異常の二者択一」、「席を空けて退場するべし」みたいな言説を見るとヤバさしか感じないし日本大丈夫か?と思う。こういう「性質」の人が少なからずいることを正しく理解した上で適材適所人材活用を目指すべきだし、だいたいからして発達「障害」という言葉自体が良くないんじゃなかろうかと思わざるを得ない。

バックボーンなど

自分語り目的ではないのであくまモデルケースとして。ちなみに年は先の方々よりたぶんちょい上くらい。

端的に言って俺は相当に運が良く、理解者のおかげで生きていられる。上司は何度も変わっているが、往々にしておもしろ重視の管理者とは相性が良く、労働集約型のマネジメントをするタイプ管理者とは相性が悪かった。

で、自分自身がこういう人間なので、定時内にピークタイムを持ってくることができない問題についてはフレキシブル対応したいと考えている。

今の会社労働条件について

今後ありたい姿を考える前提として、俺の職場は現状こんなふうになっている。

基本は定時勤務だが、企画関連などの職務については裁量労働制存在している。とは言え、裁量労働会社側の論理で不当労働の温床になりがちなので、ホワイト企業的には定時勤務できちんとタイムマネジメントして、時間外が出たら残業代はきちんと払うよ、という当たり前の考え方を推進している。

ただし、職種的に均等な業務が苦手な人もいるので、カミングアウトしている人については個別対応もあり得る。当然ながら他のメンバーから「なんであい日中フリーズしてんの」みたいな白い目で見られると職場雰囲気が悪くなるし、本人の健康管理問題もあるので十分な配慮と周囲の理解必要

業務マネジメントについて

先述の記事ブコメにもあったけど、多種多様人材活用して成果を最大化するのはマネジメント責任だ。「9時17時で時計刻みに動けない奴は居ね」っていうのもマネジメント手法ひとつかも知らんが、少なくとも俺んとこはそういうふうにはしたくないと強く願う、つーか俺自身が生き残れない。んで、職場スロースターターにはこんなふうに対応している。

自分担当にもちょっと該当しそうなメンバーがいるのでこんな感じでやってるけど、今のところまあまあうまく回っている。むしろ一番の問題自分なわけなんだが、時間外付かないマネージャーなんで帰れないときがあっても勘弁してつかあさい。「マネージャーがいると帰りづらい……」ってことなら考えるけどウチのメンバーは俺がいても定時で容赦なく上がるので今んとこたぶん大丈夫。まあ、「あの無能上司、昼間フリーズしてて何もしてない……」と言われるとダメなやつなので、そうならないように自分自身努力しなきゃならないけど、ある意味俺にとっての最大の生存戦略が「自分自身管理者になる」だったかもしれないな。※もちろん、帰れる時は率先して帰ってるよ。

書いて読み返してみると、自分にとってはすごく一般的普通のことしか書いてない気がするんだけど、先のホッテントリを見てて世間一般的普通なのかどうかちょっと自信が無くなった。

よくスロースターターに対して「仕事定型化するべし」「ルーチンで行動するべし」なんてアドバイスをするライフハックを見かけるんだが、本当の本気で大真面目にそれが体質的にできない人ってのがいるのよ。そして、そういう人がみんな無能かっていうと決してそんなことは無くて、そういう人が画期的アイデアを出してきたり、ブレイクスルーを行うような機会ってのは実際に、ある。業務の種類や内容によっても正解は異なる。

繰り返すけど、出力にムラがあるなんてのは程度問題であって誰かしらあると思うんだよ。もちろん、定常定時に常に安定して均等なパフォーマンスを出せる人を尊敬するし、評価も高くなることに疑いは無い。でも「無能滅ぶべし」「健常者だけ揃えれば万事解決」みたいなことを言ってる人たち、本気か?はてなでそこそこホッテントリ取ってるブロガーでも「生産性の低さを一生懸命努力カバーするのは結構だが、出来れば職場の外でやって頂きたい。」なんてツイートしてたりする人がいて、なんつーかこう地獄しかない。

そりゃあ、安定マンのみでチームを構成できればラッキーかもしれんけど、世の中そううまくはいかないよ。どこも人材不足だ、いろんな人がいて、いろんな個性と悩みがあって、いろんな仕組みがあってその中で一番いいパフォーマンスと一番いい労働条件の両立を目指しましょうね、がマトモな議論なんじゃないのか。残業については言っていることはたぶん普通の人と同じだ。ただ、理解を深めて個人別最適な対応ができるようにしたいですね、長期的視点で皆にチャンスがあるようにしたいねと言っている。

何もポリコレ棒を持ち出してくるまでもなく、何も皆が必ず同じ時間評価軸で同じ定型定性で判断されるような職場ハッピーなわけではないし、単純に、多様性を認めない職場で働くのは俺は嫌だし、多様性を認めるための努力は惜しみたくないと考えている。けものは居てものものはいないんだぜ。

そんな感じ。

2017-02-24

http://anond.hatelabo.jp/20170224083541

うん確かにわかってないな〜モッタイナイと思うこと私も多々ある、たくさんの人もきっと。

おいらも飲食店で働いたことないけど、本部みたいなところがメニューと数を指令してきて、売り場に裁量を持たせてくれないのかもね。店長に投書かな。

カニクリームって、身ではなく蟹の殻を使っている感じで個人的になんだか‥

2017-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20170217095602

業界分からんから何とも言えんが、売上は上がったのか?

あと、前の学園祭ムードの時は残業代出てたのか?込みの年俸制か?

売上変わらず、給料も変わらずならコンサル優秀だな。

言いたかないけど、前の環境が属人化し過ぎてて運よく回っているだけだったと思うよ。

社内ネットワークを新たに構築し、個人裁量だった各人のタスクをすべて可視化しなきゃいけなくした。

タスクごとに明確な締め切りを作って、それを守ることを最優先にした。なので、こだわって夜まで作り込むなんてことができなくなった。クオリティが低くなっても、時間厳守

しろ今までマネージャーはどう管理してたんだ。クオリティ相手がそこまで望んでなかったんでは?作り込みはあんたらの自己満だったんじゃ。

各々が自由に取っていた休憩時間も、時間がきっちりと決まって、時間内に昼食を取るよう言明された。

クリエイティブ系だからここは反対すべき。コンサルに言っても分からんだろうから社長に言え。

メール一本で許されていた遅刻が、申請必要になって証明書の提出が絶対になった。

今まで適当すぎだろ。証明書必要って学生レベルの信頼の無さだな。

離席して社内ネットワークに30分以上接続していないと、理由を提出しなければなくなった。

SNS原則禁止ソーシャル担当者だけ申請すれば10分だけ繋げられる。ただし、それも1日5回までと制限が付いている。

馬鹿馬鹿バ~カ。ここは糞コンサルだな。何したいの?

でも、定時で終わる仕事が21時になる理由がこれだったのなら仕方ない。

結局、好き放題やって、無駄夜遅くまで仕事して光熱費(と残業代)を消費してたのを仕事量変わらずに定時で終わらせれるようにした。って事ならコンサルは優秀。締め付けの強さはある程度仕方がない。

今後仕事が増えれば21時まででも残るようになるよ。副業出来るならフリーランスにでもなれば?

コンサルが入って残業のないクソ会社になった

事件は去年の四月に起こった。

元々うちの会社残業率が高く、夜9時に半分ほどの社員が残っていた。会社に泊まる社員もたくさんいる。

だけど、辛い職場かというとぜんぜんそうではなく、毎日文化祭の前夜みたいな感じだった。

休憩は1時間以上取っても何も言われないし、途中で抜けて銀行役所に行ってもOK。業務中にツイッターフェイスブック投稿しても問題なし。つまりネットし放題。みんなで夜ご飯を食べに行って、その後ダラダラと1時間ほど喋るのが楽しかった。毎日の出社するときも「仕事に行く」という感じはまったくなかった。

ところが、社長はそう思っていなかったようだ。どこで知り合ったのか元戦略コンサルを引き抜いてきた。まだ電通事件が起こる前だったけど、「労働時間短縮」に向けて動き出した。

それですっかり会社雰囲気が変わってしまって、まるで居心地が悪くなった。

社内ネットワークを新たに構築し、個人裁量だった各人のタスクをすべて可視化しなきゃいけなくした。

タスクごとに明確な締め切りを作って、それを守ることを最優先にした。なので、こだわって夜まで作り込むなんてことができなくなった。クオリティが低くなっても、時間厳守

各々が自由に取っていた休憩時間も、時間がきっちりと決まって、時間内に昼食を取るよう言明された。

メール一本で許されていた遅刻が、申請必要になって証明書の提出が絶対になった。

離席して社内ネットワークに30分以上接続していないと、理由を提出しなければなくなった。

SNS原則禁止ソーシャル担当者だけ申請すれば10分だけ繋げられる。ただし、それも1日5回までと制限が付いている。

社内の雰囲気もどんどん変わっていった。ダラダラと雑談することはなくなって、職能の切り分けが激しくなり、他の役職との交流がなくなった。

確かに効率化はした。今じゃ定時に上がる人がほぼほぼで、夜9時に会社にいる人なんて1人か2人になった。

だけど、何の面白みもないクソ会社に成り下がった。文化祭的な楽しさはなくなって、息の詰まる職場になった。

定時に上がっても俺はすることがないので、副業をするようになった。収入は上がったよ。それだけが癒やしだ。

最近、離職が相次いでいる。酒を飲むと愚痴が多くなった。世の中の会社員ほとんどが死んだ目をしているのが不思議だったけど、今はわかったよ。健全会社ストレスを生むんだ。

2017-02-15

ていうか、「趣味」ってハードル高いよね

■「あのゲーム、あまりやったことないけど好きなんだよね」と言ったら

http://anond.hatelabo.jp/20170214124521

自分の中だけで楽しんでるならともかく、「趣味」として公言するとなるとどの程度のレベルに達したら、一般的にそれが許されるかの基準が分からない。

気にしすぎ、というのも分かるけれど、実際問題として「趣味」として宣告する以上はその向かい側にその相手がいるわけで、それが本当に「趣味」として認められるかどうかは相手裁量によるという場合も多い。

「働いています」と言った後に「アルバイトです」と続けると、「え・・・バイトは働くって言わなくない?」みたいなことを言ってくる相手がわりといるのと同じようなものだと思ってる。

2017-02-08

天下り仕事してないかは判らないんじゃない?

天下りは、絶対違法とかはダメだけれど、監督官庁裁量範囲でグレーな部分とかで、よきに計らってもらえれば仕事しているって事なんじゃないの?勤務時間とか関係無くない?ゴルフ練習していたりするんでしょ?そんな事なら、来ないで貰う方がお互いの得だし、必要ときに働いてくれればいいんじゃないの?

から、たとえばパチンコ業界警察関係者を受け入れたりしている訳でしょ?

時給で働いてないから、そこで改めてビックリしてみせるのとかナンなの?と思う。

2017-02-06

[] #14-6「生活教」

≪ 前

ところかわって兄の俺は、同級生喫茶店雑談をしていた。

ウサクやタイナイ、カジマたちといった面子である

今日最初の待ち合わせ場所だった広場さ、例の宗教のやつがやってたよな」

不可思議宗教だな。お前の弟や、その友人も訝しげに見ていたぞ」

その場に弟たちがいたという話に悪寒を感じたが、俺はコーヒーをすすりながら聞かなかったことにした。

「まあ、ボクとカジマも一応は信者だけど、傍から見てもそんなもんだろうね」

さらりと言われた衝撃の事実に、俺は思わずコーヒーを吐き出しそうになった。

ウサクも驚き、向かいに座っているタイナイとカジマに、前のめり気味に尋ねた。

「き、貴様ら、アレに入っているのか!?

「まあ、そうだね」

屈託なく言われたことに、俺もウサクも次の言葉が中々出てこなかった。

何を信仰しようが自由とはいえ、彼らを少なからず知っている身としては、意外と言うほかなかったからだ。

「い、言ってはなんだが、アレはお前たちにとって大したものとは、とても思えないぞ」

ウサクは咀嚼しようと必死で、彼らが「生活教」を信仰する理由を、理解しようとしていた。

そこまでして信仰する何かが、もしかしたらあるのかもしれないと思ったのだろう。

「うーん、あえて言うなら、面白いから?」

次に出てきたカジマの言葉に、俺はまたもコーヒーが変なところに入りそうになった。


「お、面白いって何だ。教えとかか?」

「え、別に唱えている内容自体には、さして興味がないよ」

「そうそう、崇高な理念があるのかもしれないけれども、いずれにしろ言っている内容は大したことじゃないからね」

そのあまりにも身も蓋もない言葉に、ではなぜ信者なのか尋ねる。

だって面白いじゃん。そーいう大したこと言ってないのに、大したこと言っているみたいにするのって」

「そーいう人を、大したこと言っている人間みたいに神輿にかついだりするのも面白いよね。分不相応であるほど、言ってることの陳腐さが際立って滑稽なのに、本人がそれに気づかないってのも二重の意味面白い

俺もウサクもこれには唖然とするしかなかった。

「えー……つまり、二人とも教祖の言っていることに心酔しているわけじゃなくて、遠まわしに茶化しているだけ?」

「うん、だってしたこと言っていないのに、本気で持て囃したらバカみたいじゃん。恐らく、信者たちの大半は僕たちと同じスタンス信仰していると思うよ」

「『帰ったら手洗いうがいをしよう』だとか、『体にいいものを食べよう』だとか、それがよいことなのは分かりきっていて、その上でどうするかってのは個人裁量でしょ。わざわざ連呼することではない」

「まあ、そもそも、このご時世に新興宗教って時点で信仰に値しないよね。というか、宗教自体時代遅れだけど」

タイナイとカジマは、ケラケラと笑いながらコーヒーをすすった。


「むう、信者というのは、こういうパターンもあるのか……」

ウサクは腕組みをしながら何か知見を得ようと唸っていた。

俺はほお杖をついて息を漏らすしかなかった。

まあ、俺たちも少なからずそう思っていたわけだが、だからといってタイナイたちの姿勢も中々にご無体なものである

「なんというか……宗教のものの意義を否定する気はないが、人に何かを教える体系としては時代錯誤になりつつある、ってことなのかもしれないな」

この後『生活教』がどうなるのか、本当に無意味なのか、それは今はまだ分からない。

でも、俺たちが考えているよりも何かを信じたり、何かを正しいと思ったり、そのために行動することは簡単なことではないらしい。

(#14-おわり)

2017-02-04

無能と思われたら職場を変えたらいい

社会人になって15年。転職回数5回。

気づけば中年のオッさんだ。

最近、「社会人は思ったより楽しい」とか、

社会人は辛い」というエントリーが多数上がってるので、

俺も経験を書いてみたいと思う。

結論から言うと

会社無能扱いされたら自分能力を悲観するより、会社に合ってない」

と考えたほうがいい。

ここからは、そういう考えに至った

自分職務経歴を書いていく。

超長文なのだ無能と言われて苦しんでる人に、

この言葉が届いたら良いなと思っている。

たぶん、君が輝く職場はどっかにある。


1社目:飲食店チーフ

15年前は超就職氷河期

同時にブラック企業大学新卒を食いつぶし始めた時代でもあった。

大学時代、何も考えていなかった俺は、

安易にチェーン飲食店チーフになった。

今でこそブラック企業代名詞外食産業だが、

不安時代を切り抜けるには手に職を付けて

店を持って自立すべしという話は、

当時の無垢大学生を大いに引きつけた。

当然、考えるよりも手と体を動かす仕事

終わらない仕込みの山と料理長の怒号。

意思の通じない中国人アルバイト

毎日9時から24時までのシフトが週6日。

心も体もすり切れ休みごとに癒しを求め、

風俗に通うが勃つこともできず、

嬢の胸で泣いて過ごす日々であった。

半年で布団から出られなくなり出社拒否

会社からの連絡に出る事もできないまま離職になった。

出社できなくなる前日、店の店長から

「お前のような奴は何をやっても続かない」

根性のない奴は一生負け続ける」

大卒は考えるだけで、行動が伴わない無能ばかり」

と散々呪詛言葉をかけられた。

この職場では、明らかに俺は使えない無能であった。

2社目:WEB制作会社

1社目を辞めてから3年間、自宅療養になった。

毎日ゲーム漫画アニメに明け暮れて気づけば27歳。

自分人生が一生引きこもって終わる恐怖と、

社会人生活の恐怖がぐちゃぐちゃになり動けずにいた。

そんな時、mixiオフ会で知り合った制作会社の人から

手伝って欲しいと言われた。

俺の書いているmixi日記文体面白いのと、

話してて賢いと思ったからとの事だった。

仕事WEB制作進行管理

アニメキャラゲームを商材として

取り扱ってる会社だった。

社員数8名の小さな会社

先輩と1つ案件を回し終わったら、

からは一人で全部やらされる事になった。

最初不安であったが、この仕事は向いていた。

3年間のひきこもりで培ったアニメゲームの膨大な知識は、

この仕事を支えた。

クライアントは自社の仕事マニアックなところまで

理解している俺を大層評価してくれた。

求められれば面白くなり、みんなの期待に応えたくなってくる。

世の中のアニメトレンドWEBキャンペーントレンド

毎日寝る間も惜しんで貪るように吸収し提案した。

完全に身バレるので書けないが、

アラフォーオタクなら誰でも知っている

WEBキャンペーンも手がけた。

気づいたら社長の次に高給取りになっていた。

当時、組んでいたデザイナーの子と付き合い結婚した。

この職場では、明らかに俺は有能であった。

3社目:広告代理店

4年も経った頃、俺はアニメゲーム仕事に飽きていた。

もっと大きい仕事もっと社会インパクトのある仕事がしたかった。

そんな時、代理店から引き抜きの話をもらった。

給料制作会社の1.5倍。

携われる案件ナショナルクライアントと言われる

一部上場企業のものばかり。

俺は、二つ返事でその会社転職をした。

そこで待っていたのは、

クライアントクリエイティブディレクター

無茶苦茶資料に落とし込み調整するだけの仕事

打ち合わせごとに変わる仕様企画

それを徹夜してパワポに起こしては、

翌朝のMTGゴミのように捨てられるの繰り返し。

クライアント確認ステップが上がるたびに

繰り返される板挟みと調整。

営業はヘコヘコするだけで問題をややこしくする。

内容が固まらないまま時間ばかりが過ぎていき、

制作チームから非難は俺にぶつけられる。

毎日、朝4時過ぎに帰っては10時に出社する日が続いた。

半年もしない内に俺の鬱病は再発した。

会社人間から

鬱病持ちとか人事なにやってたんだよ」とか

部門結成以来のババを引いた」とか

あいつの案件になるなら降りる」とか散々陰口を叩かれた。

2ヶ月休職をした後、退職した。

この職場では、俺は再び使えない無能であった。

4社目:常駐WEBコンサル

妻子がいたので1社目の時のように長期休養は取れなかった。

俺は不調ながらも転職活動に繰り出した。

早く家に帰れる会社自分裁量が大きい会社であれば

業種、給料企業の規模は問わなかった。

そして、エージェントから紹介されたのは

地味なBtoB自治体役所WEBコンサルを専門でやっている会社

クライアントが定時なので、

常駐勤務ならは同じような勤務体系でいけるでしょう。

と、勧められての事だった。

実際、朝は9時に出社。18時には全員退社する職場だった。

健康的な労働時間精神衛生を良好にする。

代理店ボロボロされた精神はすぐに癒されていった。

WEBネットにまつわる仕事は全て俺の管轄であった。

前職や前々職で作った人脈やノウハウは、

旧態然とした会社や団体に珍重され感謝された。

代理店の使い方も慣れていた。

発注される側の苦悩を味わっていたので、

先回りしてキーパーソンに見せるなど根回しなどを行った。

時代感ともあっていたのか、

案件受注額は毎年倍倍と膨らみ、

本社の規模は3年で5倍以上に大きくなった。

会社自治体の常駐を3つほど経験した後、

常駐管理部門トップとして役員待遇本社に帰還した。

この職場では、俺は再び有能になった。


5社目:個人事業主

結局、本社に戻ってすぐ、社長と折り合いがつけられず

前の会社退職した。

今は、フリーランスとして仕事をしている。

好きなことだけをやっていける。

気持ち良い仲間とだけ仕事ができる。

おかしいと思ったことは拒否できる。

やりたくない仕事は受けないこともできる。

全然稼げてないし、

休みもほぼ0になってしまったが、まあ良い。

そこそこ貯金したので5年くらいは

収入なくても食っていける。

ここで結果をあげられるかどうかは解らないが

もう会社に振り回される事はないだろう。

そして何より毎日楽しい

人生で今が一番楽しいと断言できる。

もし、今「無能」と言われて苦しんでる人がいたら

色々と動いてみたら良いと思う。

貴方必要としている職場は確実にあるし、

楽しい職場もつらい職場もある。

無能と言われるような状況に身を置くのはやめたらいい。

大丈夫無能人間はいない。

無能にされてしまう場があるだけだから

2017-01-27

ホモが嫌いな女子がここにいる件について。

現実ホモはどうでもいい。人それぞれ事情があるだろうから法律範囲内でお好きにやってくれと思う。

だが私はBL並びに腐女子文化が嫌いである。

腐女子曰く「性別を超えた愛があるからBLは崇高である」と言う。

なら性欲に頼るなと言いたい。友情でも博愛でも親子愛でもいいのに、結局性欲で繋がっている。他作品友情まで性欲に変換するほど頭が湧いている。

BLは片方か及び両方の性欲によって繋がっているのにすぎない。

腐女子の願望とはこうだ。

自分性的な魅力によって相手の興味を引き、意のままに「拒絶」したり、あるいは上から「許容」したい」

まり現実では性的な魅力がなく、上から相手からくる申し出を許容したり拒絶できる立場になったことがないのだろう。

彼氏がいても自分から媚びなければ来てくれない。

から性別が違うのにもかかわらず相手が無条件で自分を追いかけてくれることに憧れる。

これは少女漫画と同じ構図だ。相手王子自分が超絶美人ではないのにもかかわらず、無条件で(あるいは代えの利かない理由で)自分だけを愛してくれる。主人公自分裁量相手や男側のライバルからの申し出を拒絶・容認できる立場でありたい、と言う願望を満たすためのものというのは変わりがない。

ガチBLにハマる人間は追いかけられたことがない人間だ。

なぜなら美人性的な魅力を持っている人間は、追いかけられることがあるので追いかけられる苦痛の方も知っている。性欲で繋がる人間関係なんて脆いものだと言うことを知っている。

BLに本気でハマる人間というのは追いかけてもらったことのない女だ。もし彼氏がいても自分から優しくしたり、大人しかったりする人間や自信がない人を自分から誘って付き合う。

いかけられたことのない女は自信がない。女子グループにいると、いつもかわいい別の女の子劣等感を抱き普段はつくり笑顔だが不意に「自分はかわいくないから」と言って予防線を張り、周りに気を使わせる面倒な連中だ。

性的な魅力があって追いかけられることに慣れているBLに興味のない人間でも、彼女に話を合わせなければならない。そうじゃないと、あとで「〜さんはモテるからオタクとかキモいと思ってるんだよね」とか言い出す。自分可哀想人間になれば、周囲からの同情を得られるのを知ってやっている。そうするとBLが好きではないと言ったばっかりに女子グループハブられる恐れがあるので、適当キャラ一筋だということにしておかなければならない。おざなりでやると「○ちゃんは本当にキャラのこと愛してないでしょ!絵のネタになればそれで良いんでしょ!確かにうまいけど愛がないし、全然萌えない!!!」とか言い出す。

本人にこう話せば「ええ!全然そんなこと思ってないよ〜。BL嫌いだったの、ごめんね…キモいなら話さないようにするから」とか言いだすが、あとで私だけ抜いたグループチャットで全員に伝わり、きっちりこの件とは違う他のことに目くじらをたててそのグループチャットで畳の埃を叩くように悪いところ探しをされ、昼飯の同行がないように時間をズラされ、最終的に「みんなは黙ってたほうがいいっていうんだけど、○さん評判悪いよ」っておとなしい子がそのチャット存在を報告してくるようになるのは目に見えてる。

美人かわいい女性は、こういう連中のためにBLを嗜むことを強いられている。BLなんかに全く興味はない。だが無言の圧力しかないので、誰に訴えることもできない。

というか訴えたら負けである

固定のキャラクターを見繕って、「○様萌え〜」と言ってストラップをつけざるを得ない。

私は現実ホモには「性病さえうつさなきゃいいんじゃない」と思っていたが、

腐女子のおかげでホモが大嫌いだ。

ホモが嫌いな女子がここにいます

ホモが好きな女子なんていませんってブスどもに言わされてただけです。

2017-01-11

[] H27行政コメント(アンサー)

H27行政

・全体的にとてもよくできていると思う。

加藤が言ってたこと、行政法は、過去問と事例研究をやれば十分で、事案解析の作法はかなり細かいのであそこまでは不要らしい…

大事なのはポイントを端的に指摘してコンパクトに書くことで、それを過去問検討の中で身に着けてほしい、とのこと。あとは、誘導に注意。

・設問1と設問3は論点を外すようなことはない、書くことが明らかな問題であり、設問2で差がつくだろうな、というのを問題みて把握し、設問2に注力する、という姿勢持てたらよいみたい。

設問1

かなり良くできてると思う。強いてあげるなら、なぜ顧客の信用が救済されないことの理由一言あればよかったかも。事実→あてはめになっている感じがして評価がないような感じがしないでもないかも。

設問2

・本問は主張反論型ではないからY市の主張はなくてもよかったかも。

裁量基準のところは上位答案間違いないと思う。とくにいうことないです。論理の流れが読み取りやすくて読みやすいです。

・法23条を落としてしまっているのは残念かも。法23条の趣旨とか関係問題となるという誘導があるから何かしら考えて書くべき。加藤が言ってたけど、行政法でわからないところがあってもそれをする―するのはよくなくて、何かしらの意味があるのでなんとかくらいついて書いてくれ、というのをいってたので、わからなくてもする―はよくないみたいです。

設問3

・④については、予測可能性、という要素を挙げているけど、あてはめで、葬儀場の設置が不可能だった、で終わってるのがおしいかも。不可能だった、だから予測可能性がなかった、と最後一言加えた方が規範の要素との対応がしっかりできると思う。規範とあてはめの対応関係に注意です!

この問題ポイントは、目的と、都市計画差し替えがきちんと指摘できているかどうかなので、そこさえ指摘できていれば上位答案だと思う。

2017-01-10

[] H27行政コメント

設問1

◇さすがにここに難癖付けるのは困難。よくできていると思う。

◇強いて言うなら「重大な損害」の解釈は、①取消訴訟では救済できない、②執行停止でも救済できない、ってのが判例

設問2

ちょっとかいんだけど、「行政規則であり、~~であり、いわゆる裁量基準である」というのは少し拙速かも。①本件基準行政規則で、②根拠規定裁量を認めている、ということが認定できて初めて裁量基準と認められると思われる。この形を守るのであれば「後述するように本件では裁量が認められるので」とかかね?

参考:「法第33条の4が『公共の福祉に反すると認めるとき』という抽象的な要件規定していること,採石業及び跡地防災措置実態に鑑みて跡地防災保証必要性が認められ得るが,その必要性の有無や程度は地域の実情によって異なり得ることなどに着目して,”跡地防災保証考慮に入れて認可の許否を決する裁量”が都道府県知事に認められないか検討することが求められる。次に,本件要綱の法的性質及び効果について,上記の裁量を前提とした裁量基準行政手続法上の審査基準)に当たると解することが可能であ〔る〕」(H26実感)

個別事情配慮義務違反を省略してる?

設問3

辰巳学者解説によると、警察目的だ!と認定した上で「なので”原則特別犠牲に当たらない」と示してほしいとのこと。その上で、しかしこれこれこういう事情があるので例外的に認められる、という流れにしてほしいのだと。

同旨?「消防法12条の基準適合性維持義務趣旨から、取扱所の所有者等に移転義務を課すことが警察規制(消極目的規制、内在的制約)に当たり、損失補償は容易には認められないことを順序立てて論じていない答案が相当数見られた。」(H27実感)

◇「保証」は「補償」の誤字?(違ったらすまん)

◇「本件命令は、平成26年都市計画決定指定替えにより葬祭場が設置された」というところは、もともと第一種中高層住居専用地域で葬祭場の設置何か予測できなかったよ!ということにつなげられればもっと良かった。

移転費用バカ高くなるって事情に触れている答案が多かった。

http://anond.hatelabo.jp/20170110144235

責任裁量現場にあるとスピード早いよね

いちいち社内調整してると時間かかるだけ

それでいて責任もそこそこ取らなきゃいけないし

2017-01-06

[] H26行政コメント

設問1

1.

裁量基準認定には、①要綱が行政規則であることの認定委任の有無・内容)、②「跡地防災保証考慮に入れて認可の許否を決する裁量」(採点実感)が知事に認められることの認定必要だと思う。

2.

◇と思ったらここで要件裁量認定が来た。

裁量基準合理性趣旨から認定したい。当てはめがいいだけにもったいない

参考「本件基準①、②それぞれについて、法令関係規定趣旨に照らし裁量基準として合理的かどうか・・・、検討することが求められる」(H27出題趣旨

個別事情配慮義務違反についても趣旨から認定したい。これも当てはめがいいのでもったいない

参考「裁量権濫用論の一般的な定式を挙げた上、関係法令趣旨を十分踏まえずに、『考慮すべき事情考慮していないか違法』、あるいは『考慮すべきでない事情考慮しているか違法』と平板に論じる答案が相当数見られた。」(H27採点実感)

設問2

1.

三段論法も守れているのでいいと思う。

2.

趣旨から規範定立もきちっとできてて好印象。あてはめもいい。

3.

◇ばっちり。言うことなし。

設問3

原告適格規範むちゃくちゃ省略されててわろた

◇何の利益侵害問題になっているかふわふわしている。今回ならDの林業利益問題ってことをきちっと書いた方がいいと思う(法33条の4も引けるし)。

参考「X1とX2について、それぞれの保護対象となり得る利益について正確に書けている答案は思いの外少な〔かった〕」(H23実感)

2017-01-05

立つ鳥跡を濁さずっていうけど

しまくってやろう。

どうせ辞めるなら戦おう。

専門型裁量労働制っていうので働いている。

もちろん残業代はつかない。

唯一の救いは勤務時間が縛られないってことだと

思っていた。

しか現実は違った。

9:30ー18:00が定時だが

始業時間10分遅れてしまった。

というか裁量労働制から

大丈夫だと思っていた。

遅刻だと上司に騒がれ、

全員の前で叱責された。

裁量労働制ですよね?

確認

フレックスと違って

裁量労働制は定時があるから

9:30に来なければ遅刻だと社長に断言される。

意味がわかりまてん!!

そこに裁量はないよ!!

きっと給料から引かれるんだろうな。

イラッとするね。

そもそもですよ。

労使協定結んで、労働基準監督署に届け出てんのかよ。

専門裁量労働制とか名ばかりで裁量

なんてーこれっぽっちもねーわ。

仕事内容はこれ!

エクセル資料作成

たまーに施工管理

どこがクリエイティブですかー??

しかも作った資料上司から

ダメ出しばっかりされて、

そこにも裁量はないですよー

やってらんねーよ、マジで

ということでこの不条理と戦います

2016-12-28

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.例え内容がアドバイスであっても、拒否感を示す人がいるのはなぜなのでしょうか。

君はタバコを吸っている人に向かって、「体に悪いですよ」とか「タバコに使う金を他に回しては?」とか言うのか?

逆に君がタバコを吸っているとして、そんなことを言われたいか

もう少し噛み砕こう。

ラーメンスープを飲んでいたとして、「塩分濃度が高いから飲まないほうがいいよ」って言われたいか

そういうのって、要は「余計なお世話」なんだ。

帰ったら手洗いうがいをしよう、寝る前に歯を磨こう、体にいいものをたくさん食べよう。

そんなことは今さら言われるまでもないことで、単にその場では実行していないかどうか、個人裁量範疇だ。

個人選択尊重される世の中で何よりも優先されるべき事柄じゃないことを、そして「余計なお世話であることを聡明な人間理解しているのだ。

もちろん、そーいうアドバイスがありがたい場面もあるだろう。

だが、誰に言われても、どんな状況で言われてもありがたいわけではない。

故に「余計なお世話なのだ

本当に相手を想ってアドバイスをするならば、まずは個人それぞれを理解するために歩み寄ることから始めたまえ。

分かったら、こんなところで油売っていないで持ち場に戻るといい。

ネットは心に悪いぞ。

2016-12-25

http://anond.hatelabo.jp/20161225200346

そんな間接的なやり方だとロスが大きいし、

上層部にちょくでいえばいいじゃん。

末端の社員バイトに落ち度もなけらば、

文句言われても改善するような権限裁量もないでしょ。

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