はてなキーワード: 目眩とは
前提として私は女だと明記しておく。
内容はタイトルのままだ。
店員をネタにイキリたいウェイ系大学生もまあまあ鬱陶しいが、彼らの興味は基本的に仲間内に向いているのでそこまでウザくはない。
セクハラオヤジは普段女に相手にされていないのか、やたらとこちらのことを聞いてくる。
例えば
・年齢
・彼氏の有無
・住んでる場所
これを『コミュニケーションの一環だ』などと思ってる人へ。これらの情報の提供がコミュニケーションになるのは親しい場合に限られることに気づいてほしい。
そしてこれらの情報を聞かれている間、店員(私)が無駄に拘束され業務が滞っていることにも気づいてほしい。
ケチってキャバクラにいかず居酒屋の店員に絡んでいるような人間に倫理観を求めるのは酷だろうか。
ここで一番ゾッとした経験を挙げる。それは客が私をオークション形式で値付けしたことだ。
この時ばかりは私も家でわんわんと泣いた。
二十年程生きていれば、明確な悪意を持って罵倒された経験などいくつもある。ただ、こんなにも無邪気に心無い言葉を吐ける人間がいることがあまりにもショックであった。
きっとあの人たちにとっては冗談のつもりだったのだろう。
しかし、酒が入っているとはいえ平気で他人に、それも本人の目の前で値段を付けられるその神経に目眩がした。
気持ち悪い。
信じ難いことだが、この集団の少なくとも一人は子供をもっているらしい。
客と店員
男と女※
年上と年下
私と客(客などとは思いたくないが便宜上こう呼ぶ)の力関係はとにかく不釣り合いだ。
そんな弱い立場の人間(ここでは店員である私のことだ)に対して最低限の尊重もできない人間が、親と子という不均衡な力関係においてどういう行動にでるのか……。
考えたところで仕方ないことではあるが。
退店の時、彼らは無邪気な笑顔で「また来るね」と言っていた。
私は笑いながら、二度と顔も見せないでほしいと思った。
※男女については単純な筋力差や体格差があるため挙げた
専門性によって人間力の低さを補おうと思っていたのにめっちゃゼネラリストっぽい所に配置されてしまったらしい。
1日に10回は「人と人との繋がりこそ仕事の本質」「他人と会話できないやつは駄目」「積極的にコミュニケーション」「調整が9割で残りうち8割が段取り」「ワープロマシンに居場所はないぞ」「専門知識がない?全部人に聞け」「お前が理解する必要があるのは工数とかの妥当性」「書類上の正しさなんて求めるな。全部水面下で調整し終わってれば問題ない」「経験……かな」「コミュニケーション……かな」「常識……かな」みたいな話が飛び交っていて目眩がする。
俺はそれが出来なさそーだからこの会社に入ったのにどうしてこんな事になったんやー。
アレかー?
そういう奴らばっか入ってきて、優秀な順にスペシャリストに配置されて、予備として雇っておいた☆1滑り止め要員をゼネラリストに投げ込んでいくのか―?
うーん……マジでそれっぽいな……。
どうすりゃええんじゃ。
1.死にたくなっても死なない
死んだら死にます。
電車に飛び込みたくなっても、ビルから飛び降りてみたくなっても、踏みとどまります。死にたくなる場所を物理的に避けるのが吉です。
何もせずに自分の存在が希薄になっていくような感じがする場合は、向精神薬を飲みます。効きます。効くからこそ一層恐ろしくなるんですが効くので飲みます。
精神科は1ヶ月は予約で埋まっています。とはいえ電話するのはどうせギリギリなので、死ぬ気で1ヶ月耐えます。
2. ご飯を食べる
ご飯じゃなくても良いので何か口に入れます。水道水がぶ飲みでも何もしないでいるよりマシです。外出しなくても、Amazonや出前で食料を確保できます。
何も食べていない時に熱いお風呂に入ると目眩がしてきて死にかけるので、腹が減っている時にはぬるめのシャワーにしておきましょう。
3. 部屋を片付ける
片付けなくても良いのでゴミを頑張ってすてる。コンビニの袋1個レベルでもとにかく捨てます。あとは換気すると良いです。なんなら窓を開けっ放しにしておきましょう。窓を開けっ放しにすると不安で眠れなくなるタイプの人は窓を閉めましょう。
今まさに矛盾していますね。自分が発言していることが明らかな場所(Twitterなど〕でネガティブなことを書くのは避けましょう。マイナスの自己肯定感が働きます。
5. とにかく寝る
小刻みではなくまとまった睡眠時間を取ると良いです。育ちはしませんがひたすら寝ましょう。
6. 光の世界を見ない
眩しくて目が潰れます。やめておきましょう。
7. 天才のことを考える
天才の前では誰もが等しく凡人に見えます。みんなを横に並べて、平静を保ちましょう。天才の近くにいる凡人が活躍する話に触れるのは逆効果です。気をつけましょう。
16話の最後、17話の予告が流れる。見ず知らずの特別かわいくもない女が、私の朝加圭一郎に惚れているらしい。目眩がした。
私は朝加圭一郎のりあこで、朝加圭一郎とつかさが同期以上の関係になろうものなら脚本家に脅迫文を送りつけてしまうかもしれないタイプだ。17話の放送日が近づくにつれ胃は痛むし、放送前日はなかなか眠りにつけないのに、当日は早く目覚めるという最悪のコンディションの中当日を迎えた。
結論から言うと、末那のことは死ぬほど羨ましいけれど、朝加圭一郎のキャラクターが確固たるものとなったのでその点は感謝している。というわけで17話を振り返る。
圭一郎「いつもすみません、末那さん。職場が明るくなるって、みんなで感謝してます。」
末那「…みんなで?」
圭一郎「はい!みんなで。」
末那「…よかったです!」
圭一郎「これ、お礼というか、お貸しします。ご自宅でレコードが聴けるって仰ってましたよね。」
末那「ありがとうございます!…あっ、あの、あの…今日お仕事が終わったら、一緒に私の家で聴きませんか?」
家で一人でレコードを聴く朝加圭一郎ってなに!?しかも「秘めた想い」とかいう片思い拗らせてますみたいなタイトルの曲を!?え?昔なんかあった?鮮烈な片想いでもしてた?禁断の恋か?それはそれでまた無理案件だからちょっとまじでやめてほしい。しかも音楽を聴くのは結構意外だったし、この「秘めた想い」はクラシック系のやつだから、片想い相手を想像してしまうんですが?やめてくれ?
女から家に誘われて、誘われた意味に気付かず断るという最高のスルースキル持ちで命を落とさずに済んだ。しかも貰ったお花を置いて立ち去るの、本当は嫌いなんじゃないか?という余白さえ与えられているよなありがとう。それから「職場が明るくなる〜」の台詞は社会人として真っ当な振る舞いができるのが朝加圭一郎の良さが伝わってきて最高です。ありがとう脚本。
咲也「そんな洞察力じゃ警察官失格ですよ!末那さんがお花をくれる理由、分かんないんですか?」
咲也「違います!あぁもう、なんで分かんないかな!ほらジュレで初対面のときから盛り上がってたじゃないですか!」
つかさ「咲也、やめておけ。こいつには一生分からん。」
ジュレで初対面なのになぜ音楽の話で盛り上がる?私はそれが知りたい。私もジュレに行って音楽の趣味が一緒ですねって話し掛けるから参考にさせてくれ?そしてつかさも分かった風な口を利くな!お前はただの同期だからな!
圭一郎「今夜、オーストリアへ?」
初美花「だから、末那さんの気持ち、受け止めてあげてください!」
咲也「先輩、はっきり言いますけど、こんなチャンス二度とないんですよ!」
圭一郎「しかし…急にそんなこと言われても…。」
突然姿をあらわし、圭一郎の向かいの席に座る末那
末那「なんかすいません!」
圭一郎「いえいえ」
末那「あの、これ、ありがとうございました。」
圭一郎「いえいえいえ!」(机に頭をぶつける)
末那「あっ!大丈夫ですか!」
圭一郎「だいじょんびです、いや、だいじょんぶ…」
魁利「だめだこりゃ」
透真「初美花」
初美花「サービスです!飲んで落ち着いてください!」
圭一郎「あ、ありがとう。」
末那「あの、これ。」
圭一郎「ど、どうも。…あの、末那さん。」
末那「はい。」
圭一郎「留学されると聞きました。ご健康とご多幸をお祈りします。」(敬礼)
末那「…ありがとうございます!」
圭一郎「すいません!以上です!」
初美花まじでお節介だからな?ここで圭一郎が「末那さんが自分のことを好いてくれている」と気づくんだからな?まあ気付いてもなお気持ちに応えられない選択をするわけですよ本当によかった。咲也が「こんなチャンス二度無い」と言うけどそんなことないからな!?覚えとけ!
ご健康とご多幸をお祈りした圭一郎に対して外野が肩を落とすのに対して、茉那は嬉しそうな表情をするのがハイパー分かる。無理だと分かっているならこうして断られたい文句ナンバーワン。私もご健康とご多幸をお祈りされたい。ずるい。
初美花「なにしてるんですか!?戻ってやり直してください!」
圭一郎「いや、緊張してこれ以上は無理だ。」
えっ最高…。ギャングラーを殲滅するまで恋愛しないってことが公言された。これでつかさとくっつくルートも消えたんだよね?ね?そうだよね?絶対匂わすなよ?頼むぞ?初美花くそお節介だけど、この台詞を引き出した初美花が17話のMVPだよ。
初美花「どうして空港に行かなかったんですか。末那さん待ってたはずなのに。」
初美花「意味わかんない。最低!」
つかさ「損な性分だな。」
圭一郎「痛み入る。」
圭一郎の言葉を引き出す初美花が17話のMVPだよ(数行ぶり2回目)。いや今日日痛み入るて!と正直つっこんでしまったけど、自分の性格をよく分かっていてそれを年下の女の子にきちんと伝える感じが最高です。
こういう感じで末那の恋は実らないし、圭一郎は「ギャングラーを殲滅するまで恋はできない」という言質が取れたので万々歳。つかさと仲良くなるのはやめろ。頼むからつかさと魁利にしてください、香村さん。
街を囲む山々のてっぺんは雪化粧ですっかり白くなっている。師走も半ばを過ぎ、世間では年末にむけて慌ただしさを増していたが、私の勤める会社のは例年になく穏やかなもので、みなのんびりと業務をこなし、そこには一年が終わりに近づくしんみりとした空気と、その前に控えたクリスマスに対する浮かれた空気が混在している。
その日も、五時を回るころには私の業務はあらかた終わってしまい、六時の終業までの時間を自分の席でもてあましていた。することがなくなるなんて、普段なら考えもよらない。たとえ休日を家で過ごすとしたってなんだかんだで忙しい。いつだって体や頭を動かしているのが当たり前で、不意に何もしていない時間が訪れると、なんだか悪いことをしているような後ろめたい気持ちを感じてしまうのだ。
何かすることはないかな、と思い、作成した書類やファイルをもう一度点検したけれど、仕事は出てこない。
「八坂さん」
居心地悪く椅子の上に佇んでいると、同期の、そして高校時代からの知り合いでもある月島君が話しかけてきた。
「コーヒーでもどう?」
そう言って、彼は笑った。特別整った顔立ちというわけではないけれど、逞しい体と、爽やかで人の良さそうな笑顔は、会社の女の子に好感を持たれている。高校時代は野球部のキャプテンで、当時もそれなりに人気があった。
「そのかわり、年明けからは大変そうだけれどね」
そう答えてから、私はコーヒーを口に含みかけ、普段とは違う香りに気が付いた。
「ちょっと、これ、課長の私物の、あの高いコーヒーじゃない?」
「あ、間違っちゃったかな」
月島君はおどけてみせたが、ボタンを押すだけで出てくるコーヒーメーカーのコーヒーと、間違えようがない。
「ま、課長もたまにはこれくらい部下たちにサービスしてもいいと思うよ」
彼は微笑しながらそう言った。
「たち?」
辺りを見回すと、課長は丁度席を外していて、シマのみんなは一様に淹れたてのコーヒーを啜っている。部屋にはいつのまにか、コーヒーの良い香りがたちこめている。
「知らないわよ」
「大丈夫だよ。課長は通ぶってるけど、違いなんかわかりゃしないんだ。こないだ、コーヒー頼まれてインスタント持って行ったけど気が付かなかったし。ちゃんと確認済み」
「用意周到なのね」
私は遂に苦笑してしまった。
「お、いいね」
「え?」
「いま笑った。やっぱり笑うとかわいいな」
「気持ち悪いこと言わないでよ。びっくりするわ」
「気持ち悪いっていうなよ。最近全然笑わないから、心配してたんだ」
「そうなの?」
「そうさ。いつも根を詰めがちだし、ため息ばっかりついてるし。疲れてるな」
「うーん……」
「まあ、俺は笑わなくてもかわいいとは思うけど」
「もう、だからそういうのやめてって」
「なに、ただ同僚として思ったことを指摘してるだけさ」
向かいの席の山下さんが言うと、月島君は照れくさそうに頭をかいて、自分の席に戻って行った。
椅子の上で、いつのまにか強ばっていた背中をほぐした。私的な会話を持ちかけられると、なんだか変に緊張してしまう。
一人になってから課長秘蔵のブルーマウンテンを飲むと、柔らかで苦みのない味わいがコーヒーを特別好きではない私にも美味しくて、ほっとため息が出た。
仕事が終わり、買い物を済ませると、私は学校にあろえを迎えにゆく。あろえと私は二人で暮らしている。何をしでかすかわからないこの妹を一人にさせるわけにもいかないから、学校が終わって、私が迎えに行くまでの時間はボランティアの学生が面倒を見てくれている。
いつも通りの時間に学校に行けば、大抵あろえはすでに帰る準備をしていて、私が来るのを待っている。彼女は時間にうるさくて、早すぎても遅すぎても不機嫌になる。かといって、定刻に迎えに行っても特別嬉しそうな顔をしてくれるわけでもなく、無表情に近寄って来てそっと私の手を握るだけだ。
その日も、いつも面倒を見て貰っているその学生さんから簡単にその日の彼女についての報告を受ける。普段どおりの問題はあったけれど、特別な出来事はなかったそうだ。それからいまの彼女の学習状況。彼女が主に取り組んでいるのは、会話の訓練だった。
「このところ、すごい成長ですよ」
「前は、何かして欲しいものとか場所に連れて行って、触らせたりしながら単語を連呼するしかなかったんですが、最近ではまず言葉だけで伝えようと試していますね。もともと彼女の中には、話したいっていう欲求自体はあるんですよ。だけれど、うまく話せないのがストレスになってたんだ。普段のパニックも減ってきたんじゃないかな。なんだか全体的に大人しくなったような気がしませんか?」
彼は去年からボランティアをしていて、私たちとの付き合いももう一年半になる。
確かにあろえはこのところ成長していると思う。その功績の大部分は彼によるところだと、私も先生も認めざるをえない。彼はいろいろと勉強してくれているようで、新しいアイデアをたくさん出してくれる。失敗することも多いが、それ以上の成果は上げている。
会話の進歩があまり芳しくなかったあろえに、コミュニケーションブックを導入しようと提案したのも彼だった。当初は色々と不安もあったけれど、結果としては大正解だったと思う。
「ただわからないのは、言葉自体は、結構複雑なものでも理解出来ているようなんですが、簡単なことが出来なかったりします。自分の名前に反応しなかったり。いや、自分をさしてるとはわかるらしいんですが、あなた、とか、お前、みたいな言葉と同じものだと思ってるみたいで、自分から人に呼びかけるときにもたまに使ってしまいます。何度教えても直らないんですよ。間違って覚えてるのかな。気をつけて呼びかければ反応してもらえるから、今のままでも実生活で特別な不便はないとは思うんですけれど」
「ああ、それは……」
気づいたのか、と思いながら、私は言葉を続けた。
「むかし、家でアロエを栽培していて、母がよく話しかけていたから、それと自分の名前の区別がつかないんじゃないのかしら」
「うーん、そう言うのって、あるのかな。」
「ほら、犬なんかも、そうやって名前の覚え違いするじゃないですか」
「そうですねえ……」
彼が考え込んでしまったので、私はそう誤魔化した。
「とにかく、調べておきます。自分の名前をはっきりそうと知らないなんて寂しいですからね」
「すごいぜたふびーむ、つよいぜたふびーむ、じゅうまんばりきだたふびーむ」
歩きながら、あろえはテレビコマーシャルの歌を口ずさむ。鼻歌が出るのは機嫌が良い証拠で、私も安心する。
とても歌には聞こえないその歌に、行き交う人は露骨な視線を向けてくる。私も、すっかりこんなかたちで人に注目されることに慣れてしまった。それが良いことなのか、悪いことなのか知らないけれど。
彼女と手をつなぎながら、家までの道を歩いている。あろえの足取りは、バレリーナのような独特の歩き癖が出てしまっている。つま先立ちで、ひょこひょこと頼りない。ちょっと目立ってしまうけど、別に実害はないし、私の目からするとコミカルで可愛いく見える。
あろえが自分の名前を覚えていないのには、深沢君に誤魔化したのとは別の理由があると思う。
二年前まで一緒に住んでいた母はあろえを嫌っていて、医者に自閉症と診断されても何一つ学ぼうともせず、適切な教育を受けさせようともしなかった。おかしな薬を吐くほど大量に飲ませたり、狐のせいだと祈祷に連れていって棒で叩かせて、活発なあろえが二、三日大人しくなったと喜んでいたが、それはただ動けないほど弱っていただけだった。当時はそんなものかと思っていたけれど、今思うと恐ろしさにぞっとする。足を捻挫しても平気に笑っているほど痛みに鈍感なあろえが動けなくなるなんて、どれだけ殴ったのだろう。
もちろんそれでもあろえの状況は変わらず、変わるはずもなく、すると母は絶望してしまった。自分はとんでもない不幸を背負い込んでしまったと、周囲に愚痴をこぼし自分の悲劇を理解させることばかりに懸命になった。
そして暇さえあれば本人に面と向かって罵っていた。周りが咎めても、どうせ本人は馬鹿で言葉なんかわかりはしないのだから、何を言ったってかまわないんだ、自分はそれくらいつらい目にあわされている、と権利を主張していた。
そして実際、当時の彼女は今よりもずっと言葉を理解していないようで、何も言ってもまるで聞こえていないように見えた。それが、母の苛立ちをいや増ししていたらしい。私が高校に通っていたころ、学校から帰ってくると、母がこんなふうに語りかけているのを聞いてしまった。
「まったく、あろえって本当に迷惑な子供ね。どうしてこんな出来損ないに生まれたのかしら。お母さんは本当に、あろえのおかげでいつも恥ずかしい思いばかりするわ」
母がにこやかな表情で口にしたその言葉の意味を、あろえが理解しているようには見えなかった。彼女は普段どおりの茫漠とした顔つきで、言葉を聞き流し、母がくすぐると、嬉しそうに笑い声をたてる。「ほんとに頭が悪いのね」と母を苦笑させていた。
父親が滅多に帰らない家で、昼のほとんどをあろえと二人っきりで過ごしていた母は、こんな言葉をどれだけ語りかけたのか。とにかく、この悪意に満ちた悪戯のなか「あろえ」と言う言葉はそこにいない誰かみたいに使われて、あろえは名前を自分と結びつけることが出来ないまま成長してしまったんだと思う。
もし、その記憶がまだあろえの頭に残っているのなら、自分の名前など、この先ずっと知らないでいた方が良い。調べてくれると言っていた深沢君には気の毒だし、知ったところであろえが傷つくことはないだろうけれど。
「おかえりなさい」
「ただいまでしょ」
「はい」
あろえは返事をしながら自分の靴をいつもの決まった場所に慎重に置いた。それから私の脱いだブーツの場所も気に入らなかったのか、2センチほど位置を整える。
今日の晩ご飯は和食。きんぴらごぼうがポイントだ。あろえは歯ごたえのある食べ物が好きではない。これをどうやって食べさせるか、が私の挑戦である。
テーブルに向かい合って、自分も食事をしながら、彼女の食べるのを観察している。きんぴらごぼうはあろえのお気に入りのカラフルなガラスの小鉢にいれてある。あろえは二度、三度、視線を投げかけるが、手にしたフォークはなかなか小鉢に伸びない。
私は彼女の小鉢からゴボウをつまみ上げ、自分で食べてみせる。自分の領域を侵されたあろえは、じっと私を見る。
「ゴボウが美味しいよ」
「食べてみてください」
「だめです」
「あ」
彼女はいま、ブックを開かずに自分の言葉で返事が出来た。簡単な言葉だけれど、私は、嬉しくなってしまって、
「よく言えました」
思わず褒めかけて、思いとどまった。返事自体はきんぴらごぼうを食べたくないというわがままな内容だったじゃない。ここで褒めてはいけない。私はしばしばあろえを甘やかしすぎると指摘されていたのを思い出した。気を引き締めて問い返す。
「なんで駄目ですか?」
「なんでだめですか」
「きんぴらごぼう嫌いですか?」
「ごぼうきらいですか」
褒めた傍から、反響言語が出てきてしまう。しかも、どうあってもきんぴらごぼうなど食べたくないらしい。私はがっかりして、ため息をつく。
結局、私の試行錯誤は虚しくにんじんを半分かじっただけで彼女はきんぴらには手を付けずに食事を終えてしまった。
食後には、空になった食器を私のも含めて流しに持ってゆくのがあろえの役割だ。家のことを毎日素直に手伝うのは、同じくらいの普通の子と比べても良くできた習慣だ。難点を言えば、ときに私がまだ食べ終わって無くとも持って行ってしまうくらいだろうか。
テーブルの上に食器がなくなると、あろえは椅子に座ってテーブルに両手の平を貼り付ける。私が食後のコーヒーを出すのを待っているのだ。どうしてだか知らないけれど、この子はお菓子やジュースよりも、コーヒーをブラックで飲むのが好きなのだ。
私がマグカップを並べるのが遅いと、眉間にしわをよせてブックから言葉を拾い出し、コーヒーが出てくるまでその言葉を繰り返す。
「コーヒーください」
「コーヒーください」
与えると、二杯目がないことはわかっているから、時間をかけて一杯を飲み干す。
あろえのなめらかな肌を見ながら言ってみたが、当然のごとく反応はない。マグカップを両手で包み込むようにして、まるで試験会場の受験生のような真剣な表情でコーヒーを飲んでいる。
寝付きが悪くなることもあるし、出来れば夜にコーヒーを与えるのは避けたいのだけれど、彼女の集中した様子を見ると、生活にそれくらいの喜びがあってもいいのかなと思ってしまう。
こうして黙って大人しくしていると、あろえは、うらやましくなるくらい整った顔つきをしていることに気が付く。そして実際、人にもよくうらやましがられる。ただ保護者の立場としては、この子にとってそれは余計な危険をまねく大きな要素になってしまっているから、手放しでは喜べない。
これでもし健常だったら、さぞモテたろう。普通学級に通って、同級生の男の子と付き合ったり別れたりしていたのかしら。そしたら私たちはどんな姉妹になれただろうか。一緒にデパートに行って流行の服をああでもないこうでもないと話しながら選んでいたかもしれない。悩み事を相談しあったり出来たかもしれない。
他人より少し風通しの悪い世界のなかで、この子は何を考えているのだろう。いくらか話すようになったとはいえ、その内容は何が欲しいとか何がイヤだとか、そういったシンプルで具体的な事柄に限られていて、心の立ち入った部分について語られたことはない。何を考えているとか、抽象的な事柄は一度も言葉にしたことがない。誰も彼女の本当の気持ちはわからないし、彼女の方からわからせようともしてくれない。あろえは孤独を感じないのだろうか。
食事が終わると、入浴。あろえが湯気のたつ体をパジャマに包むのを見届けたら、次は私の番だ。お湯に肩までつかり、入浴剤の爽やかな香りを鼻腔の奥まで含み、それをため息と共にはき出すと、あろえの声が聞こえる。また、歌っているらしい。きっとテレビを見ているのだろう。
お風呂に入っている時間が、一番癒される。この町には温泉があるのだけれど、他人が入る外風呂より、一人でリラックス出来る家のお風呂のほうが安心する。私は風邪をひきそうなくらいぬるくうめるので、外のお風呂では熱いのに我慢しなければならないのだ。
体温に近いお湯のなかを体の力を抜いてたゆたっていると、皮膚から溶けてゆきそうだ。本当に溶けてしまったらどれだけ気持ちよいものだろうかと想像する。私であり続けることには、めんどくささが多すぎる。
会社で、笑顔がないと言われてしまったのは少なからずショックだった。外に出ているときはそれなりに愛想良くしているつもりだったけれど、私はそんなあからさまに余裕をなくしていたのか。
もしそうだとしたら、きっとそれは先日の母からの電話が原因だと思う。
「まだ、お前はあろえの面倒を見ているの?」
母と会話になればいつもなされる質問だ。
父と離婚したあと、この家にはもう住みたくないと母は隣町にある実家に帰ってしまった。そして、あろえをもう育てたくないと、家を売ってそのお金でどこか施設に預けようとさえしていた。そこで、丁度大学を出て仕事をはじめていた私がここに残って引き受けることで納得させたのだ。
「当たり前じゃない。お母さんとは違うわ」
「あの子は病気なのよ。あんな獣じみた子が、人間と一緒に暮らせるわけないわ」
母は私の敵意を無視して殊更に心配の感情を込めて言葉を続ける。その親らしく装った態度が一層私を苛立たせる。
「病気じゃないわ、障碍よ。それに、もう暴れて血が出るほど噛みついたりすることはなくなったのよ。お母さんがいたころより、随分と良くなったんだから」
「じゃあ、治るの?」
「だから、あろえのは、治らないとか、るとかいうものじゃないんだって……」
「やっぱり一生治らないんでしょう? お医者さんも言ってたものね。頑張るだけ無駄よ」
そんなことない、と思うが、咄嗟に断言できないのが忌々しい。私が黙ってしまうと、母は我が意を得たりと喋り出した。
「お前は充分やったわよ。もう自分のことをやりなさい。お前はまだ若いのよ? このまま回復の目処がたたないあろえの世話をしながら、お婆ちゃんになっちゃってもいいの? 良くないでしょう? あんなのに関わって、人生を台無しにすることないわよ。お前もまだ一人前になりきってないのに、良くやったわ。恥ずかしがることなんかないわよ。悪いのは私だから、あなたが責任を感じなくてもいいのよ。あの子はお前に感謝なんかしない。お前が死んでも泣いてはくれない。どうせ何もわからないのよ」
私の声から張りが落ちてしまっているのが、忌々しい。 「ねえ、お母さんが悪かったわ。それはわかってるの。だから、お願いだから、お前は自分の人生を……」
母が言いかけた途中で、私は電話を切った。黙り込んだ携帯電話を見ていたら、不意に涙がこぼれて、喉からは嗚咽がもれて、止まらなかった。泣きながら、自分は何で泣いてるのだろうと思った。衝動的で自分本位な母を私は嫌いだ。その言葉に泣かされるなんて、あっていいことじゃない。
私には、どこにも行き場なんかないし、行ってはならない。ここが私の場所なのだ。そして、それは自分で選んだことなのだ。同じ環境に生まれたのに、妹より恵まれて育ってしまった私には、妹の出来ないことをかわりにしてあげる義務がある。彼女のために私の何か割いて与えるは当たり前なんだ。そうに決まっている。私のしていることはきっと間違っていない。間違っていないはずなのに。
自分に言い聞かせていると、くらくらと目眩がしたので、バスルームを出た。体を拭き、服を身につけ、それでもまだ不安が心を支配していて、なんだか心細く、怖い。
「あろえ」
テレビを見つめるあろえの横顔に、呼びかけた。聞こえているはずなのに、反応を見せてくれない。
「あろえ」
二度、三度、感情を込めて呼びかけても、やはり彼女は振り返らない。
「あろえ、こっちを向いて」
泣きそうになった。
https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/soft/ka_swan/images/preswan.htm
自分の頭がめちゃくちゃなのと誰かに聞いてほしいので自分語り。 クソ長いし支離滅裂。 三行で書くと ・持病 ・↑に関係して仕事ができなくなってる ・人間関係
元々持病でてんかん発作とそれに伴って左肩が反復性脱臼を持っています。 2年前から2ヶ月に一度発作で救急車案件だったけど、あまり気にしてなかったです。 奨学金返し終わったら自殺するつもりだったし、いくら薬飲んでも良くなる気がしなかったので。 はじめは1年前の1月に、前のバイト先を辞めバーで働きたいと思いバイト探し。 最寄りになかったので都内のバーに社員希望のアルバイトとして入社。 前のバイト先がめちゃくちゃだったので8時間勤務、週休二日制はまあ天国だと思った。 持病持ちの通勤片道1時間半のフリーターを雇ってくれたのは今でも感謝してる。 面接でホール志望とアッピルしたのになぜかキッチンへ。 ここまでで3月終わり。 キッチンも前職に比べて楽だし人間関係も(この時期は)良かったと思う。 料理長Aは年が近くて話しかけやすく、誰にでも気が利くいい人だった。 ただ料理人としては俺と同等ぐらいだったと思う。 後の原因のキッチンBは元中華料理屋で働いてたらしく料理人としてはいいけど、人間的には害悪なおっさんって感じだった(当時はバイトなんで鼻につかなかったけど) ただ他の社員曰く別店から追い出されてきただのといい話は一度も聞かなかった。 慣れてなくて疲れはしたけどまぁまぁ楽しく働けた。 発作が1度だけおこり4~5月は終わる。 6月はイベントとかで忙しいなか爆弾低気圧テロで吐いてそのまま発作+脱臼。 新しくイーケプラが増える。 眠くなるらしいけどこの時点では自覚症状はなし。 ただこのあたりから睡眠障害が始まる。 7月、原因その2のキッチンCが入社。 いろいろな店で料理人として働いてたらしく(経営陣からしても)有望株らしい。 一応他店移動予定だけど一先ず一緒働く事になった。 8~10月は忙しかったけどライブ行ったり友達と飲んだりと比較的体力と精神的にも余裕があったと思う。 このあたりからキッチンBへの不満が募ってた。 言ってること的外れなのは兎も角、Bの仕事を自分に押し付け賄いに時間かけたり、自分のミスは笑って誤魔化すのに料理長のミスはきつく攻めたり…などなど。 上げれば切りないけどCが入社して「技術的にも大したことない奴」「口だけ社員」としか見れなくなった。 11月、病院行く最中に発作。 入院案件にもなりイーケプラがまた増えた。 眠くはなかったけど意識が朦朧としてくるのはここから。 まだ軽い程度で仕事には影響なかったので特に気にしてなかった。 飛んで2月。 料理長が辞めることに。 代わりに社員にならないか、という話をもらって何も考えずに承諾。 「今年度はまだ3回しか倒れてないし余裕でしょ」とか甘い考えだった。 半ばから本格的に社員としての研修が始まる。 バイトのころより1時間はやく出勤して、メインメニューの仕込み作り方やデザート、発注、賄い等。 正直どれも慣れなくて日に日にやつれ始めてきた。 毎日下痢もここから。 問題だったのがメインメニュー。 一度に大量にオーダーが入ると裁ききれない。 具材や量に対して隣でチクチク言われ、忙しいときにはBやCに手伝ってもらう。 テンパリすぎて担当になるたび吐きそうになってた。 そして3月、ついに社員に。 任されたのが期間限定のメニュー作り。 これが厄介だった。 まず時間が取れない。 慣れない仕込みをこなしたら営業時間。 営業中にやれることも限界があって週に1回作れるかどうか。 4月中に出すのを伸ばしてもらっても完成できずにCに変わりにやってもらう。 このころから料理長Aが居なくなったせいか、BとCがホールに愚痴愚痴文句をつぶやくように。 ほぼ毎日。 愚痴愚痴言うのは決まって1人のバイトで、あとはこそこそキッチンで愚痴。 そんな感じで体調が悪化。 家に帰ってもレシピ検索→寝ようとしても睡眠障害で3時間しか寝れずに出勤。 楽しみにしてたフリプのブラボもDLして手付かず。 この頃からまぶたの痙攣が止まらなくなってくる。 5月、寝てる間に脱臼→3日後都内で発作+脱臼のコンボ。 医者に新薬をもらうもこれの副作用が強かった。 ・常時眠気がすごい、立ったまま寝れるレベル ・目眩が凄まじく、歩くだけで精一杯 あまりにも辛かったので新薬を減らしてもらってなんとか仕事できる状態に。 本当になんとかってレベルで、 ・以前よりスピードが遅い ・注意散漫 ・指示してもらわないと動けない とバイト以下の働きぶり。 限定メニューの失敗と副作用、BとCの愚痴もあって精神的に限界に近かった。 そして今月。 イベントで社員全員メニューを考えるなか、今現在も俺だけメニューが完成してない状態。 BとCの愚痴も罵声レベルになり、俺にまで飛び火する始末。 思ってること吐き出そうと思ってブログに自殺の詳細書き始めて、朝再度見直したときに「もう限界なんだぁ」悟る。
ある程度ぼやかして書いたけど、自分が甘いのは重々承知してる。 特に社員になってからバイトのときと同じぐらい意識でしか働いてないし、限定メニューもすぐ作れるだろう程度で考えてました。 でもBとCに関しては自分が原因ってわけでもないし、止められない変えられないので本当に無理。 最初は1年、早くて半年まで我慢とか思っていたけど日に日に愚痴聞くたび精神がやつれてく。 Bに関しては今も口だけで、Aが辞めて料理長になったので今まで以上に害悪っぷりを撒き散らし、 Cは色々とアイデア出してきたのか調子に乗り始めて(そもそもホール対しての愚痴はこいつが原因)Bも店長も手に負えない始末。 でも愚痴や文句も正論なんですよ。 言ってる事自体飲食じゃ当たり前だと思うし、間違ってない。 ただ言い方がきついのと数人にしか言ってない(店長にも言ってない)。 なによりふたりとも「キッチンやりながらホールやったよwww」って言ってるのにやる素振り見せないこと。 ふたりともどっかに行く気配もないし、1日でもあの空間に居たくない。 うつ病なのかと思ってネットでチェックしたらどこも重度のうつ病。 てんかんの医者にも精神的ストレスが溜まってると言われたの思い出して精神科予約。 一応自殺のやり方検索。 ヒッキーのライブ行きたいけど辛いなら即死ぬつもり。 やれるだけやって6、7月は頑張る。 まだ話はしてないけど7月中に辞めれたらいいなぁ。 書きなぐってスッキリはしたけど明日の出勤いやだなあ…
たまに、この社会で女のほうが楽だとか言う男を見かけるけど、その頭の悪さに目眩がする。
政治家に男ばかり、経営者にも男ばかり、女に権利が与えられていないにも関わらず、家事や育児をやりつつ仕事もしろ、職場で無能な男の面倒もみろと、責任ばかり押し付けられる。
男前提の正社員、女前提の非正社員という性差別に基づいた身分格差があり賃金格差があり、大多数の女性が非正社員の立場で低賃金で搾取されている。
それゆえ、職場で、無能な男、だけど正社員で高待遇という存在を目にし、正社員と同じような勤務日数で同じような業務をしている有能な非正社員の女性、非正社員だから低賃金、という矛盾を日々目にする。
男というだけで正社員へのハードルが低く、経済的に自立しやすい、その特権に無自覚で、誰にも咎められないからといって無能でやる気のない自分を隠そうとしない、文句をつける人間がいないからといって好き勝手振る舞う、クソ男ども。
女のほうが生きやすいとか言う男共も、そういう無茶を言ったところで文句をつける人間がいないから、男にとって都合の良いことは男社会では支持されるから、堂々とそんな無茶をひけらかせるんだよな、男尊女卑社会だからそういう発言をできてるのに、女のほうが楽だとか、滑稽。
日常で生活をしてて、見かける人間の非対称さ、好き勝手に振る舞う男共と、萎縮したり緊張したり卑屈になったりする女の非対称さに、ストレスが溜まる。
男だからという理由だけで、偉そうに振る舞う人間の多さ、女だからという理由だけで卑屈になったりする人間の多さ、社会生活をしてたら、その非対称さが目に入って、女尊男卑だなんて発想にならないだろうけど、そんなことを言ってるのは引きこもっていて社会と接点がない男だろうから、仕方ないのかな…
現実を見ろよ、と言いたい。現実を見れず、自分の能力のなさで弱者男性になっているのにそれを女のせいにしてる、救いようのないやつら。
この社会で女として生きる大変さの続き。
男尊女卑社会で、認知の歪みを抱えた男共の相手をするストレス。
自分たち男は家事育児をしなくていいという甘えた夫の相手、身の回りのことだけでは飽き足らず職場で俺の機嫌取りをしろというクソ男の相手(色々な職場を経験してるけどクソ男がいない職場ってない。男が1人だけでもその1人がクソだったり、複数人いたら誰かはクソだったり、男は全体的なレベルが低すぎる)、自分で自分の機嫌を取れないから女子供に八つ当たりしてくる(痴漢や暴力)人間の相手、ネットで声が大きい女を逆恨みしてる男共の相手…
家庭も職場も電車もネットも、どこにいっても、加害してくる男共がうようよいて、気が休まらない。
女に甘えて、大人になりたがらず、いつまでも子供のままで、僕の面倒をみてと甘えてくる男共。
恋人や夫、職場の同僚、電車の痴漢やすれ違いざまの暴力男、ネット痴漢ども…
これほどまでクソ男に溢れてる社会で、クソ男に囲まれて生きざるを得ない女性の方が楽だとか、よく言えるな、ほんと。
こっちは男なんて必要ない、関わってくるなと思って生きてるのに、ネット痴漢をしているような男共は、女が嫌いと言いながら、わざわざ女に絡みにくるし。
嫌いなら関わらなければいいのに、絡んできて、気持ち悪い。
あとはまぁ、よく言われること、
・男の性欲が肯定されすぎてポルノに溢れている、なのに性教育はおざなりだから乱暴なセックスをする男が多い
・女だけ見た目を評価される男尊女卑文化のせいで、キモい見た目の男が多く、そんな男共に見た目を評価されるおぞましさ
この社会で女として生きることがいかに大変か、挙げるとキリがない。
個人的に、賃金格差とクソ男に囲まれて生きることが、一番耐え難い。
すれ違いざまに暴力を振るってくる、ぶつかり男や痴漢も女に甘えてるし、女の方が楽だ!俺たちは大変なんだ!と男社会と戦わずに女叩きをしてるようなネットに多い非モテ男も女に甘えてるし、職場にいて目にする、無能でやる気もなく下の立場の人間にだけ偉そうな典型的なクソ男も女に甘えてるし(そいつは妻を専業主婦にしてる、自分のことを自分でできない典型的な日本のクソ男)どいつもこいつも、女に甘えすぎ。
正月、とにかく男にちやほやされたくて出逢い系サイトに登録した。
こんな奴いねぇよってくらい盛れた自撮り写真を数枚プロフィール画像にして、アホっぽい言葉で男と連絡を取り合った。
LINEを交換して、しばらく連絡
を取っていない男から連絡が来た。
とにかく男の肌が恋しかったのと、その男のプロフィール画像がめちゃくちゃに可愛い顔をしていたので浮かれて会いに行った。
出逢い系サイトの男と会うのは初めてだったが、怖くはなかった。
今までも行きずりの男や深い関係を持たない相手としか寝たことがないし、何よりとにかく男に飢えていた。
待ち合わせ場所にきたのは、本当に顔の良い男だった。
私は背が高い方で、足が綺麗に見えるからという理由でヒールを履くため、大概の男は同じ身長か低いくらいになるのだが、その男はヒールを履いた私よりも背が高かった。
その男、もういいや、亮くんと呼ぼう。
亮くんと夜のまちを歩いた。酒を飲まずに手を握って男と歩くのは久し振りだったので、なんだか照れくさかった。
予約しておいたホテルにチェックインして、彼の顔をまじまじとみた。可愛いとしかいいようがなかった。
こう言うと嘘に聞こえるが、その日は本当にセックスをするつもりはなかった。
抱きしめて、頭を撫でて、お互い満足したらそれぞれのベッドで眠れば良いと思っていた。
結果を言うとセックスをした。
初めて中イキを体験できたが、彼の指遣いが上手だった為だろう。チンコは奥に当たらなかったので、少し物足りなかったがとにかく指遣いが上手だった。
彼がイッた後、「おちんちん欲しかったらお金ちょうだい」と言われた。
ホテル代は私が払ったのだが、もしかしてこの男、ホテル代のお礼で私を抱いたのだろうか。
そう思うのには、私に身に覚えがあったからだ。
「おいしいご飯をおごってもらったから」
「たくさん褒めてもらったから」
それ以外、理由はなかった。
それと同時に、「自分にはもう、金を払わないと男とセックスできないんだ」という絶望感を味わった。
亮くんにとって私は、金を貰わないと抱けない、魅力の無い女だったんだろう。
年上で、顔もブスで、肌もざらついていて、太っているのに胸が小さくて、テクもなければ締りも悪くてフェラも下手。
その夜のあと、何度かやり取りをして、正式に彼から「メニュー表」が送られてきた。セックスの値段も書かれていた。
新潟県知事の顔が思い浮かび、あんな憐れな人間になりたくないと思い泣く泣くお別れした。
性欲を断ち切らなければいけない、と思ったがどうにも禁欲生活に耐えられない。
鬱々とした平日を乗り切ると、劇団雌猫さんが主催する「よいこのおしゃれ」のレポが流れてきた。
ああ、いいな。
キラキラして、自分の好きな自分でいられる努力をして、他人の評価より自分の努力と成果に満足できる美容。
彼とのLINEを何度も読み、セックスを思い浮かべていたが、もうやめた。
無償で抱く価値の無い女だと彼は思ったが、それが私の全てじゃない。
自分が自分を好きでいられたら、自分を愛せたら、もうそれでいいではないか。
好き、愛してる、なんて他人の曖昧な言葉より、自分の確固たる「今日も私は美しい」と思えるメンタルが、今の私には必要だ。
次があったら必ず、レポではなく現場に赴こう。そして、「援交未遂女でした」と笑って話せるようにしよう。
亮くんへ。
亮くんのセックスをネットに書いてごめんなさい。でも、きっと亮くんもネットに書いてるよね。「タダでヤラせたのに小遣いの一つもくれないし、美味い飯も食わせてくれないケチなババァ」って。わかんないけど、私が亮くんだったら多分書くかな。
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ、なんて有名な台詞があるね。
亮くんのセックスをネットに書く私は、あなたにネットで私のセックスを書かれる覚悟があるよ。
でも、やっぱり読みたくはないかな。
私の知らない所で、目につかない所で書いてくれたら嬉しいな。
数年前の怖い話書く。心霊系では無いしましてや人間怖い系でもなくただ自分がマジで怖かった話。
ちょうど今ぐらいの時期。
要は年度末で公私共に忙しい頃だったんだけど、私は忙しい時期をまとめて処理したいタイプなので、何を考えたか保険に加入する予定を、ギツギツのスケジュールに捩じ込んだ。
電話で聞いたときは二十分くらいで手続き終わるらしいし、さっさと済ますか〜くらいの気持ちだった。
で、その手続きの日時なんだけど、退勤後の遅めの時間を希望して伝えていたら、予想外に残業が長引いたりで、日にちはズルズルと後ろ倒しになっていった。
その過程で、約束の20分前にキャンセルの電話を入れるようなことが1回。
「この時間なら電話出られます」と伝えておいた時間にかかってきた、日にち相談の電話をろくに聞かず、「こっちから連絡します」と切ったのが3回。
予定が片付かない苛立ちと、後半になってオーバーヒートしていく忙しさにちょっと感覚が麻痺してた。
でも当時は本気で、なーんで今連絡してくっかな…確かにこっちもそう言ったけどさ…忙しいとも言ったじゃん…こっちの身にもなってよ……と、不満タラタラで応対してた。
そんなんでも最終的には段取りが決まり、私にも「今日ならいけそう」という日が来た。
当日、3つのことを確実にこなせば、かなり余裕を持って退勤できるはずだった。
でも実際は、聞きたいことがある人には電話は繋がらなかったし、すごい些細なことで書類に不備出すし、散々だった。
残ってる業務を引き剥がすようにして約束に間に合う時間に会社を飛び出たけど、そんな風に急がなきゃいけないことに「保険なんかの予定をいれるから」と半ば憎悪のようなものを抱いていた。
自宅での約束だから自宅に帰り、担当者が来るまでの数十分、服も着替えられずすごくイライラしながら待ってた。
さっさと終わらせたい一心で、待たされてる気分で待ってた。
打ち合わせした時間のきっかり5分前にピンポンが鳴って、ちょっと不安そうな声音で◼️◼️会社の◯◯ですって聞いたときは、ああベテランじゃねえなこの社員、と思った。
予感は当たって、玄関先に立ってたのは、私より一回り以上若いけど、不安と緊張で老けてる女性だった。
彼女のちょっとオロオロしたような態度は苛立ちMAXの私の癪に障った。
なんていうかな、悪い子じゃないんだけど鈍臭い感じというか。
そこでその営業員が帰ってれば何も私は言わなかったと思う。思うんだけど、営業員は申し訳なさそうに「簡単なアンケートご協力いただけませんか」と言ってきた。
そこで私はカッとなった。
心に余裕が無くて、嫌な奴になった。
「あなたさあ、5分前に来たけど、本当はもっと前に着いてた?」
「そうですね〜。道に迷うかと思ってもう少し早めに着いてたんですけど、あんまり早すぎるのもご迷惑かと思いまして…」
「は?着いた時になんで電話くれないの?普通電話入れるのがマナーでしょ。もう夜だしさあ。待ってたんだよねこっちは」
言ってしまった。
苛立ちは一旦吐き出すと止まらなくて、私はネチネチ責め続け、新入社員っぽいその営業員は真っ青になり、謝り続けた。
「こちらの不手際により不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございません」
「いや〜どういう感覚してるの?こっちは時間を絞り出してるってのにさ」
「そうですよね。貴重なお時間をいただいているのに誠に申し訳ございません。このようなことはもう二度と無いようにいたします……」
分かる人には分かると思うけど、その時の私は自分の苛立ちや怒りで頭がいっぱいで、周りが見えていなかった。
相手の反応を、まったく気にしていなかった。
それで終いには、
「あなた本当に無理。どうかしてる。本当に無理です。無いです」
と言い放った。
そこでやっと弾切れ。
泣いてりゃこっちも良心痛むわ〜困るけど。とか、今思うと私も異常なこと考えてたんだけど、視界に映ったその営業員の様子が、私にはひどく異常に見えた。
目をじっと見開いてて、まるで私の顔や言葉を記録してるみたいだった。
ピンとした背中はちょっと前傾してて、座ってるんだけど今にも飛びかかって来そうな感じがして。
さっきまでの不安げな色は消えて、ロボットみたいな無表情で、こっちを見てた。
勿論、目を見開いてたのは涙を乾かすためだったかもしれないし、背筋がピンとしてたのは緊張してたからかもしれない。
でも、私はなぜか反射的に「あっ殺される」と思った。漫画みたいなこと言うけど人の押しちゃいけないスイッチ押しちゃった感覚というのかな。
相手の雰囲気がいきなり変わる体験なんだけど、手のひら返しとはまた違う威圧感だった。
まだ旦那帰って来てないわ。
とか、どうする?どうする?と、脳みそはぐるぐるしてるのに、体が強張って動かなくなった。
すごく覚えてる仕草なんだけど、彼女の目がちょっとだけ寄り目になって、元に戻った。
それで「本当に申し訳ございませんでした」と、しっかりした淀みのない声で言った。
なんかね、唇の動きも変なの。芋虫が這うみたいな、別の生き物みたいな感じ。
私は1秒でも早く彼女と2人きりの状況を脱したくなって、帰すことにした。なんて言って帰ってくれと頼んだのかよく覚えてない。すげー早口でまくし立てた気がする。
その中でもその子の動作は覚えてる。すごい綺麗な所作してんの。堂々としてるというか。無敵状態レベル。
彼女はもう最初のイメージぶち壊れるくらい、洗練された動きで静かに玄関出て、「お時間いただきありがとうございました。失礼いたします」と、揺るぎない声で言った。
で、唇がぐいんと動いて笑った。
目眩がした。
ドアを閉めて覗き穴から恐る恐る見たら、彼女のあの、制御されたような表情が、数秒こちらを見ていた、気がした。
彼女が本当に怖かった。
彼女は私の本名も住所も電話番号も勤め先も知ってると思うと、胃のあたりか締め付けられる感じがした。
暫くしても、その恐怖は消えなかった。
残業して、人通りの少ない夜道を帰るのがひどく不安になった。前は、残業へのイライラばっかりだったのに。
風呂から上がったら、旦那が彼女に殺されてる心配に駆られた。また、服を脱ぐ無防備な時間が嫌になった。
過去に起きてる衝動的な殺人事件について、バカみたいに調べた。
夢に彼女が出てきた。ロボットみたいな無表情が割れて、恐ろしい顔で襲いかかってきた。「いつでも殺せるんだよ」と何度も囁かれた。
彼女の鞄には包丁が入っていたんじゃないかと、今となっては分からない被害妄想に付きまとわれた。
彼女に殺されると思った。
疲れてた時期だし、ちょっとノイローゼ気味だったのはあるかもしれないけど、今までの人生であんなに怖いと思ったのは初めてだった。
彼女が私に向けてるのが「殺意」だと感じて、私に明確に殺意をもっている人間が存在している事実が、たまらなく恐ろしかった。
私が男だったらまた違ったのかなあ。生意気な表情してやんのとかで済んだのかなあ。
どうやら飲み忘れたらしい。
うまく形容できないが、姿勢を急に変えた時に、頭がふらりと置いていかれる感覚。
それに伴う目眩。
歩くと足の裏にバネが付いているかのように、ふわふわしてぎこちない。
よくは知らないそれらの薬が、うまいこと作用して、私を社会人としてなんとか生かしている。
そういうことなのだろうか。
私は生かされているのだろうか。
会社や会社に属する自身の行く末を案じたり、ふと実家の建て替えにかかる費用を検索してみたり、きちんと定年まで勤め上げる前提で生涯設計を立ててみたり。
最近こころの調子が良くて忘れかけていたが、それらは全て薬のおかげなのかもしれない。
そんな状態が、もう何年も続いている。
とりあえず、今夜の分を飲む。
エビリファイの後味がひどく残る。
ほどなく心地よい倦怠感がやってくる。
きっと今夜もよく眠れる。
ああ、私は生かされている。
おやすみ。
一昨年の初夏。人員不足だからと同じ課の中で配置転換されて、そこでパワハラされた。
無視、仕事の内容伝えてくれない、会議に参加を除外されて決定事項を教えられず決まった事を守らないと叱られ、通院で休日出勤出来ないと言うと迷惑そうに苦笑いされて、風邪をひいて休めば「休んでもいいけどちゃんと仕事をして」と言われ、新しい仕事の内容を確認に行けばそれぐらい予測できないんですかと言われ、とにかく初めての事が多いのに謗られ詰られ、自律神経がおかしくなった。
瞳孔が眩しくてもちゃんと閉じない、 寒くて震えが止まらない等。
このままでは本当に鬱になってしまうと課長に言っても「戦略的な事で配置転換したから」と取り合ってもらえず、産業医面談までした。
お盆休み明けも無視と捌き切れない量の説明の無い仕事を積まれて、なんとかその日を終えたもののどうしても明日会社に行きたくない気持ちが会社の出口に立った時に湧いて、行かなくていい為には死ぬしかないと結論を出してしまった。
轢かれる為に会社の目の前の道路に飛び出そうとして、あんまり痛くなく済むスピードの車を。と選んでいる時、人が後ろを通って正気になった。なって、心臓がバクバクして冷や汗が止まらなくなった。
それから1時間弱、邪魔にならなそうなところにうずくまって、落ち着くまで深呼吸して。
涙が勝手に出て惨めで辛くて。
毎日フラフラになりながら会社に行っていたら、産業医と課長と三者面談になって。
そこで大泣きして、泣き止めなくて。やっとヤバいと判断されて、移動になった。
移動先は皆何をされたか知っているから、優しいし穏やかな場所だ。でもたまに色々フラッシュバックする。けど、なんとかやってる。
でも、パワハラしてきた相手は罰を受けない。受けたと言う話はない。
多分何年かしたら、昇進するかもしれない。
許さなくてもいいですか。
復讐してもいいですか。
偉くなりそうなタイミングを教えてもらったら、社のパワハラ委員会に相手が何をしたか伝えていいですか。
謝ればいい話じゃなくて、謝って欲しくない。会いたくない。遠くから姿が見えるだけで冷や汗が出て動悸が激しくなるし、目眩がする時もある。
アーア、クソ食らえ。
掘り返すにしても賞味期限切れだろうが知らねぇよ、酔っているし関係ない。
ぶっちゃけ高学歴だろうが低学歴だろうが発達障害だろうが、知らんし当時もなに議論してるのオレにはよくわからんかったわ。
バカだし。
アァ、あと酔っているていうのは嘘で、勢いをつけるための嘘だ。
学歴とかでキャンキャン言うてるてめぇら幸せそうだなと思ってみていたよ、レペゼン生まれも育ちもクソの離島部落の母子家庭。
住んでた地域にゃ大学なんてモンなくて、金持ちで頭良くのボンボンだけがシマ出て高校とか大学とか専門学校とか行けたんだが、バカで貧乏育ちのオレには関係のない話で。
中学から周りのバカの大人にキッツイ圧力で責め立てられて、不登校だ登校拒否だ自殺未遂だ、本当に低能のゴミカスの大人しかいなかったからな、3年間毎日死ぬことしか考えてなかったわ。
学校でも家庭でも心療内科でも、どこにも居場所ないんだぜ?んで出来上がったのがこういうポンコツだよ。
高校でリベンジ、大学で大逆転みたいなこと考えてたこともあったわ、結局ヤンキーしかいない通信制高校でスクーリングでガクブル、何が東大だ、夢見てんじゃねぇよ、バカががよ、実家にも金ねぇしよ。
んで無職続いて親から働けと言われてパートに就くも、田舎の福祉施設、安い時給に休憩も取れずにサービス残業当たり前。
もうダメになってクリニックに相談しても「鬱ではない」とだけ増やされる睡眠薬、あぁ、とにかく自傷しまくって辞めたよ、半年もっただけで偉いだろ。
んで工場に務めるも、最初の説明とは違って休み無し、すぐに睡眠がとれなくなって自殺未遂して辞めた。
実家出て一人暮らし始めて、福祉、生活保護で生きようと決めて、精神科でようやく「鬱」の診断もらって、PSWさんがいなけりゃ書けないようなさっぱりわからん保健所や行政の書類を書いて提出して、精神障害手帳貰って、受給者証もらったよ。
今は就労移行支援受けてるけどさ、社会でやっていける自身がない、人がなんかだ、社会がなんかだ、マナーだ、礼儀だ、仕草だ、気持ちだ、全部嘘っぱちにしか聞こえない、そんなバカみてぇな嘘ばかりで社会は構成されてるのか?
自分は人間として生きるのを諦めてぇよ、ゴミクズが、生産性のない肉の塊が、どっかの安いクソアパートの部屋の片隅でプカプカ生きられたら、それでいいなと思っただけど、社会はそんな甘くないらしい。
嘘っぱちで塗り固められてるくせしていっちょ前に正義だとかみたいな面して、社会だ、社交だ、義務だ、就労だ、精度だ、金だ、なんだと責め立ててきやがる。
インターネットでは発達障害が、非定型が偉い、頭いいみたいにトレンディだったんで、ネットのお気軽ADHD診断でどうやらADHDみたいだと踏んだオレはWAIS-IIIを受けることにした。
オレはてめぇらより頭悪いが、でも非定型だと認められれば、社会の中でも、ダメ人間として認められれば、言い訳を増やすことができれば、それで良いと思った。
結果はIQは平均的、まっすぐ一直線、凡の凡、ディスクレパンシーなんて存在しない。
作動記憶と処理速度はガタガタに平均以下だったが、言語理解と知覚統合が平均より上だったせいか、総合的にはスコアは平均ってこった、言語なんか理解できないし知覚も統合できてねぇよ、ほら、ご覧の通りのバカでござい。
一縷の望みに賭けて報告したよ、精神科に。
「発達障害の特性はあるが、それと診断できない」だってさ、みなさんよりバカで低学歴でんでもって発達障害だと診断も降りないゴミカスが出来上がり。
みなさんが、社会の人たちが、インターネットのお前ら共が、なに言ってるかさっぱりなんだな。
非定型やニートや生活困窮者について「弱者の味方だぞ」みたいな面してさ、毎日まどろっこしい語り口で意味の分からないタームと目眩がしそうな論理を駆使してるのを見ると、あぁ、こんなのも理解できないオレはもう"そこ"にも居場所を作ることができないんだ、みえないんだよなって気になっちまうんだよ。
手ぇ差し伸ばしてくれやなんて言えねえぇよ、でもオレみたいなゴミクズより何億倍も優等生のてめぇらがさ、「オレはとっても弱者、そして弱者の味方」って言ってオレには手ぇ差し伸ばさないで程よい弱者に語りかけてるの見るの腹が立つんだよな。
大学出て、日本語できて、社交もできて、仕事やってるお前らのどこが、どこがだよ、ふざけんな。
ウィキペディアで自分の性格とかに似た”障害”を見つけて並べ立てて、オレはこれはオレの障害だと安心しているんだが、そのままでは現実味もない、素人の目で自己診断したところで障害でも何でもない。
すぐに逃げる、薬を沢山に飲む、侵せない自分ルール、生活費を削る読まない書物の壁、飲む、鬱、買う、じっとできない、上手くしゃべれない、頭が悪くて大変だ、文字も読めりゃしない。
回避性、境界性、強迫性、衝動性、パーソナリティ障害、強迫性障害、強迫ホーディング、発達障害、学習障害、色んな可能性を考えてるよ、このどれかがオレに当てはまると良いなと思ってる。
ただ、医師に相談できない、今までに鬱に強迫性障害、発達障害、睡眠相後退症候群を医師から否定されてきた、オレが希望にしてる、"かもしれない"障害が、全部否定されたら?死ぬしかねぇな、裸んぼで社会で生きてけないよ、障害は言い訳だ、免罪符だ、それがほしい。
実際のところ、診断書貰えたのは「社交不安障害」なんてありきたりなもん、これはこれで困ったもんで、リアルでもネットでも、友達が作れないんだが、まぁ、それくらいだ。
あとは「睡眠障害」なんて曖昧なものと、あと「鬱」なんて今の時代10人に10人が鬱だろ、意味なんかない。
特別になれなかった人間は特別になりたくて特別になれないから特別になれた方の、お前らに憎悪をむけてやる、それしかできないんだよ。
あぁ、タイトルのアレ、高学歴の発達障害よりも低学歴の発達障害よりも学歴ない障害未満の方が何倍も厳しいってことだ、そんだけ。
ほら、頭いい増田、なんか言って来いよ、それかもっとオレより頭悪いバカ、マウンティング取ってこいよ。
いみなんてねぇよ、全部、クソクソクソクソクソ。