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はてなキーワード: きんぴらとは

2020-01-25

料理のことを考えていたら広告味噌汁

ほうれん草1袋150円の半分

ベーコン1回分が50円

バター10

光熱費5円

135円といったところかな

もやしナムルだったら20

きんぴらであれば人参ごぼうなら60円

油揚げれんこんこんにゃくをいれるとかなり高額になる

筑前煮なども100円はオーバーする

魚も最近は肉より高い

200円もあればメイン1食は用意できるか

200円分の豚肉たまねぎをそえて230円とかが現実ではないか

米は1杯20円だとして

400円もあれば米に主菜野菜料理2つで普通弁当ぐらいにはできるかな

2020-01-09

anond:20200109104326

のり弁というのはジャンクフード一角なの。わかる?

フライ磯辺揚げという脂っこいもの、そしてご飯の上にはおかか昆布のような塩辛もの定番になっていることからも明らか。

そこにあってたまごのような、甘くてまろやかなものは不似合いなわけ。箸休めならば甘辛いきんぴら塩味酸味の漬物で間に合っている。そういうこと。

のり弁にたまごは求められていない。大人しく幕の内弁当にでも収まってろ、というわけ。

2019-11-02

anond:20191102170316

蓮根は美味しい

きんぴらにしても肉巻きにしてもいいし

刻んで鶏団子にまぜてもいい

2019-06-15

酒のさかな

お酒が好きだ。お酒についてはぜんぜん詳しくない。でも好きだっていうのは自由だよね。フォーナインシークワーサーうまいよね。最近氷結アイスの実にはまってる。

貧乏なので、宅のみしてる。

簡単おつまみをつくる。わたしお酒も好きなのだけれど、お酒さかなもっと好きだ。わたしのつくるものはあぶらのものがおおい。かんたんでまんぞくかん。

ちょっとリッチな気分のときシーフードミックス適当な歯ごたえのある緑色野菜をつっこんだアヒージョを作る。

最近作った中でヒットだったのは、130円で買ってきたわかさぎの天ぷらだった。わかさぎはふわふわでおいしい。

鶏皮を弱火でじーっくり一時間焼いて、パリパリにしたやつもおいしいし、下味つけて片栗粉つけてあげてもうまい

あと鳥軟骨もよきかな。わたしはあいつを唐揚げにするために生きてきたのかもしれなかった。

野菜系だと、最近キュウリ酢の物が良かったな。個人的ごぼうの千切りが超面倒なので手間がかかると思ってるけど、辛めに味つけしたきんぴらもよかった。ごぼうばっかりであれだけど、ごぼう唐揚げにすると最高になる。あとね、しらすピーマン炒めるとうまいニラニラ玉とチヂミニンニクオリーブオイルでまるごとにる。あとささみ水菜ゆず胡椒わさびほんだし醤油であえたやつおいしい。

あんまり気力のない日。業務スーパーから揚げナスを買ってきてめんつゆでにこんだり、玉子めんつゆをといて卵焼きにしたり、めんつゆにゆたまごをつけて煮玉子にしたり、長いも千切りにしてめんつゆかけてたり。そんなわけでめんつゆはすごい。めんつゆはありがたいやつだ。

きゅうりを切ってマヨ味噌をといたやつつけて食べたりもする。キャベツに塩と塩昆布ごま油ぶっかけたやつ食べたり。キャベツのやつはね、シンプルな味付けがいいの。醤油とか足してもうまいんだろうけど、このままがいい。無限にほそぎりのポテトフライを揚げて、ニンニクパウダーを振りかけたり、バジルを振ったり、ガラスープのもとをふりかけたりして食べる。うまい

野菜じゃないけど、豆腐適当もののっけて食べたり。かまぼこ焼いてたり。

超気力のないひは無限塩辛とか茶豆を食べてる日もあるし、スナック食べてる日もある。近所にサッポロドラッグストアという何だか価格帯の安めのドラッグストアがあって、そこではたまにCalbeeのノリしおが63円で売ってる。のりしおがすきだ。コンビニだとさ、あれファミマボンジリのタレが好きだよ。おいしいよね。あとLAWSONゲンコツメンチうまい

とにかくおいしい。おいしいものを食べると良かったとおもう。ひかくてきなんでもおいしいと感じられる舌でよかった。

あっおとしどころがわからないな。

でも、お腹が減ってきたな。

今日は何を呑んで作って、食べようかな。

2019-03-18

ごはん何作ろうか迷う

残り物の蓮きんぴら豚肉とインゲン足してマヨで和えてサラダ

は作ろうと思ってるんだけど、メインが決まらん~

グラタンか、オムライスか、さっぱりお雑炊とかでもいいなあ

2018-12-27

のり弁美味しい

のり弁美味しいよね

飯+昆布+海苔

白身魚フライ

ちくわ天ぷら

きんぴら

この組み合わせが最も好き

2018-07-15

[] 7/14 11日目

朝:ボルシチ焼肉チーズ、もなか (461kcal)

昼:ざるうどんきんぴら(398kcal)

間食:ハーゲンダッツバー(280kcal)

夜:鶏肉しめじ玉葱ズッキーニトマトスープ、きんぴら冷奴。(250kcal)

カロリーも書くことにした。カロリーは少ないけど結構お腹いっぱいになるのでこれ以上は食べなくていいなと思うのは10日間の摂食生活で胃が小さめになったのか、元からそこまで食べてないのか。自分基礎代謝計算したらだいたい生きてるだけで1600キロカロリー消費してるらしいので1200キロカロリーくらいに収めたいな。

昨日から生理が始まったので終わったらまた歩きに行ったりしようと思う。

2018-07-06

[] 7/5 2日目

朝の8時に寝て16時に起きた。だいえっとババア現在無職

17時にスーパーに買い物に行った。惣菜とか買った。

今日は1食しかたべれなかった。

卯の花きんぴら切り干し大根きゅうりぬか漬け、冷奴かまぼこ1本、ご飯ちょっとだ。

3500歩歩いて、ワイドスクワットを15回の2セット目で膝が痛くなってやめた。

体重は測ってない。

2018-07-03

街を囲む山々のてっぺん雪化粧ですっかり白くなっている。師走も半ばを過ぎ、世間では年末にむけて慌ただしさを増していたが、私の勤める会社のは例年になく穏やかなもので、みなのんびりと業務をこなし、そこには一年が終わりに近づくしんみりとした空気と、その前に控えたクリスマスに対する浮かれた空気が混在している。

 その日も、五時を回るころには私の業務はあらかた終わってしまい、六時の終業までの時間自分の席でもてあましていた。することがなくなるなんて、普段なら考えもよらない。たとえ休日を家で過ごすとしたってなんだかんだで忙しい。いつだって体や頭を動かしているのが当たり前で、不意に何もしていない時間が訪れると、なんだか悪いことをしているような後ろめたい気持ちを感じてしまうのだ。

 何かすることはないかな、と思い、作成した書類ファイルをもう一度点検したけれど、仕事は出てこない。

八坂さん」

 居心地悪く椅子の上に佇んでいると、同期の、そして高校時代からの知り合いでもある月島君が話しかけてきた。

コーヒーでもどう?」

 彼が差し出してくれたコーヒーを受け取る。

年末なのに暇だね。この会社潰れるのかな」

 そう言って、彼は笑った。特別整った顔立ちというわけではないけれど、逞しい体と、爽やかで人の良さそうな笑顔は、会社女の子に好感を持たれている。高校時代野球部キャプテンで、当時もそれなりに人気があった。

「そのかわり、年明けからは大変そうだけれどね」

 そう答えてから、私はコーヒーを口に含みかけ、普段とは違う香りに気が付いた。

ちょっと、これ、課長私物の、あの高いコーヒーじゃない?」

「あ、間違っちゃったかな」

 月島君はおどけてみせたが、ボタンを押すだけで出てくるコーヒーメーカーのコーヒーと、間違えようがない。

「ま、課長もたまにはこれくらい部下たちにサービスしてもいいと思うよ」

 彼は微笑しながらそう言った。

「たち?」

 辺りを見回すと、課長は丁度席を外していて、シマのみんなは一様に淹れたてのコーヒーを啜っている。部屋にはいつのまにか、コーヒーの良い香りがたちこめている。

「知らないわよ」

大丈夫だよ。課長は通ぶってるけど、違いなんかわかりゃしないんだ。こないだ、コーヒーまれインスタント持って行ったけど気が付かなかったし。ちゃん確認済み」

「用意周到なのね」

 私は遂に苦笑してしまった。

「お、いいね

「え?」

「いま笑った。やっぱり笑うとかわいいな」

気持ち悪いこと言わないでよ。びっくりするわ」

気持ち悪いっていうなよ。最近全然笑わないから、心配してたんだ」

 言葉通り、微笑を消して私をのぞき込むような目で彼は言う。

「そうなの?」

「そうさ。いつも根を詰めがちだし、ため息ばっかりついてるし。疲れてるな」

「うーん……」

「まあ、俺は笑わなくてもかわいいとは思うけど」

「もう、だからそういうのやめてって」

「なに、ただ同僚として思ったことを指摘してるだけさ」

 月島君は笑う。私は困って黙り込んでしまう。

月島さーん、仕事中に八坂さんを口説かないでください」

 向かいの席の山下さんが言うと、月島君は照れくさそうに頭をかいて、自分の席に戻って行った。

 椅子の上で、いつのまにか強ばっていた背中をほぐした。私的な会話を持ちかけられると、なんだか変に緊張してしまう。

 一人になってから課長秘蔵のブルーマウンテンを飲むと、柔らかで苦みのない味わいがコーヒー特別好きではない私にも美味しくて、ほっとため息が出た。


 仕事が終わり、買い物を済ませると、私は学校あろえを迎えにゆく。あろえと私は二人で暮らしている。何をしでかすかわからないこの妹を一人にさせるわけにもいかいから、学校が終わって、私が迎えに行くまでの時間ボランティア学生が面倒を見てくれている。

 いつも通りの時間学校に行けば、大抵あろえはすでに帰る準備をしていて、私が来るのを待っている。彼女時間にうるさくて、早すぎても遅すぎても不機嫌になる。かといって、定刻に迎えに行っても特別嬉しそうな顔をしてくれるわけでもなく、無表情に近寄って来てそっと私の手を握るだけだ。

 その日も、いつも面倒を見て貰っているその学生さんから簡単にその日の彼女についての報告を受ける。普段どおりの問題はあったけれど、特別出来事はなかったそうだ。それからいまの彼女学習状況。彼女が主に取り組んでいるのは、会話の訓練だった。

「このところ、すごい成長ですよ」

 と、その深沢という名の学生は嬉しそうに言った。

「前は、何かして欲しいものとか場所に連れて行って、触らせたりしながら単語連呼するしかなかったんですが、最近ではまず言葉だけで伝えようと試していますね。もともと彼女の中には、話したいっていう欲求自体はあるんですよ。だけれど、うまく話せないのがストレスになってたんだ。普段パニックも減ってきたんじゃないかな。なんだか全体的に大人しくなったような気がしませんか?」

 彼は去年からボランティアをしていて、私たちとの付き合いもも一年半になる。

 確かにあろえはこのところ成長していると思う。その功績の大部分は彼によるところだと、私も先生も認めざるをえない。彼はいろいろと勉強してくれているようで、新しいアイデアをたくさん出してくれる。失敗することも多いが、それ以上の成果は上げている。

 会話の進歩があまり芳しくなかったあろえに、コミュニケーションブックを導入しようと提案したのも彼だった。当初は色々と不安もあったけれど、結果としては大正解だったと思う。

「ただわからないのは、言葉自体は、結構複雑なものでも理解出来ているようなんですが、簡単なことが出来なかったりします。自分名前に反応しなかったり。いや、自分をさしてるとはわかるらしいんですが、あなた、とか、お前、みたいな言葉と同じものだと思ってるみたいで、自分から人に呼びかけるときにもたまに使ってしまます。何度教えても直らないんですよ。間違って覚えてるのかな。気をつけて呼びかければ反応してもらえるから、今のままでも実生活特別な不便はないとは思うんですけれど」

「ああ、それは……」

 気づいたのか、と思いながら、私は言葉を続けた。

「むかし、家でアロエ栽培していて、母がよく話しかけていたから、それと自分名前区別がつかないんじゃないのかしら」

「うーん、そう言うのって、あるのかな。」

「ほら、犬なんかも、そうやって名前の覚え違いするじゃないですか」

「そうですねえ……」

「でも、思い付きですから全然違う理由かもしれないですが」

 彼が考え込んでしまったので、私はそう誤魔化した。

「とにかく、調べておきます自分名前をはっきりそうと知らないなんて寂しいですからね」

「すごいぜたふびーむ、つよいぜたふびーむ、じゅうまんばりきだたふびーむ」

 歩きながら、あろえテレビコマーシャルの歌を口ずさむ。鼻歌が出るのは機嫌が良い証拠で、私も安心する。

 とても歌には聞こえないその歌に、行き交う人は露骨視線を向けてくる。私も、すっかりこんなかたちで人に注目されることに慣れてしまった。それが良いことなのか、悪いことなのか知らないけれど。

 彼女手をつなぎながら、家までの道を歩いている。あろえの足取りは、バレリーナのような独特の歩き癖が出てしまっている。つま先立ちで、ひょこひょこと頼りない。ちょっと目立ってしまうけど、別に実害はないし、私の目からするとコミカル可愛いく見える。

 歩きながら私は、深沢君に指摘されたことについて考えていた。

 あろえ自分名前を覚えていないのには、深沢君に誤魔化したのとは別の理由があると思う。

 二年前まで一緒に住んでいた母はあろえを嫌っていて、医者自閉症と診断されても何一つ学ぼうともせず、適切な教育を受けさせようともしなかった。おかしな薬を吐くほど大量に飲ませたり、狐のせいだと祈祷に連れていって棒で叩かせて、活発なあろえが二、三日大人しくなったと喜んでいたが、それはただ動けないほど弱っていただけだった。当時はそんなものかと思っていたけれど、今思うと恐ろしさにぞっとする。足を捻挫しても平気に笑っているほど痛みに鈍感なあろえが動けなくなるなんて、どれだけ殴ったのだろう。

 もちろんそれでもあろえの状況は変わらず、変わるはずもなく、すると母は絶望してしまった。自分はとんでもない不幸を背負い込んでしまったと、周囲に愚痴をこぼし自分悲劇理解させることばかりに懸命になった。

 そして暇さえあれば本人に面と向かって罵っていた。周りが咎めても、どうせ本人は馬鹿言葉なんかわかりはしないのだから、何を言ったってかまわないんだ、自分はそれくらいつらい目にあわされている、と権利を主張していた。

 そして実際、当時の彼女は今よりもずっと言葉理解していないようで、何も言ってもまるで聞こえていないように見えた。それが、母の苛立ちをいや増ししていたらしい。私が高校に通っていたころ、学校から帰ってくると、母がこんなふうに語りかけているのを聞いてしまった。

「まったく、あろえって本当に迷惑子供ね。どうしてこんな出来損ないに生まれたのかしら。お母さんは本当に、あろえのおかげでいつも恥ずかしい思いばかりするわ」

 母がにこやかな表情で口にしたその言葉意味を、あろえ理解しているようには見えなかった。彼女普段どおりの茫漠とした顔つきで、言葉を聞き流し、母がくすぐると、嬉しそうに笑い声をたてる。「ほんとに頭が悪いのね」と母を苦笑させていた。

 父親が滅多に帰らない家で、昼のほとんどをあろえと二人っきりで過ごしていた母は、こんな言葉をどれだけ語りかけたのか。とにかく、この悪意に満ちた悪戯のなか「あろえ」と言う言葉はそこにいない誰かみたいに使われて、あろえ名前自分と結びつけることが出来ないまま成長してしまったんだと思う。

 もし、その記憶がまだあろえの頭に残っているのなら、自分名前など、この先ずっと知らないでいた方が良い。調べてくれると言っていた深沢君には気の毒だし、知ったところであろえが傷つくことはないだろうけれど。

「おかえりなさい」

「ただいまでしょ」

はい

 あろえは返事をしながら自分の靴をいつもの決まった場所に慎重に置いた。それから私の脱いだブーツの場所も気に入らなかったのか、2センチほど位置を整える。

 今日晩ご飯和食きんぴらごぼうポイントだ。あろえは歯ごたえのある食べ物が好きではない。これをどうやって食べさせるか、が私の挑戦である

 テーブルに向かい合って、自分食事をしながら、彼女の食べるのを観察している。きんぴらごぼうあろえお気に入りカラフルガラス小鉢にいれてある。あろえは二度、三度、視線を投げかけるが、手にしたフォークはなかなか小鉢に伸びない。

 私は彼女小鉢からゴボウつまみ上げ、自分で食べてみせる。自分領域を侵されたあろえは、じっと私を見る。

ゴボウが美味しいよ」

 私が笑うと、あろえ小鉢視線を落とす。

「食べてみてください」

「だめです」

「あ」

 彼女はいま、ブックを開かずに自分言葉で返事が出来た。簡単言葉だけれど、私は、嬉しくなってしまって、

「よく言えました」

 思わず褒めかけて、思いとどまった。返事自体きんぴらごぼうを食べたくないというわがままな内容だったじゃない。ここで褒めてはいけない。私はしばしばあろえを甘やかしすぎると指摘されていたのを思い出した。気を引き締めて問い返す。

「なんで駄目ですか?」

「なんでだめですか」

きんぴらごぼう嫌いですか?」

ごぼうきらいですか」

 褒めた傍から反響言語が出てきてしまう。しかも、どうあってもきんぴらごぼうなど食べたくないらしい。私はがっかりして、ため息をつく。

 結局、私の試行錯誤は虚しくにんじんを半分かじっただけで彼女きんぴらには手を付けずに食事を終えてしまった。

 食後には、空になった食器を私のも含めて流しに持ってゆくのがあろえ役割だ。家のことを毎日素直に手伝うのは、同じくらいの普通の子と比べても良くできた習慣だ。難点を言えば、ときに私がまだ食べ終わって無くとも持って行ってしまうくらいだろうか。

 テーブルの上に食器がなくなると、あろえ椅子に座ってテーブルに両手の平を貼り付ける。私が食後のコーヒーを出すのを待っているのだ。どうしてだか知らないけれど、この子お菓子ジュースよりも、コーヒーブラックで飲むのが好きなのだ

 私がマグカップを並べるのが遅いと、眉間にしわをよせてブックから言葉を拾い出し、コーヒーが出てくるまでその言葉を繰り返す。

コーヒーください」

コーヒーください」

 与えると、二杯目がないことはわかっているから、時間をかけて一杯を飲み干す。

コーヒー好きなのに、ニキビとか全然出来ないね

 あろえのなめらかな肌を見ながら言ってみたが、当然のごとく反応はない。マグカップを両手で包み込むようにして、まるで試験会場の受験生のような真剣な表情でコーヒーを飲んでいる。

 寝付きが悪くなることもあるし、出来れば夜にコーヒーを与えるのは避けたいのだけれど、彼女の集中した様子を見ると、生活にそれくらいの喜びがあってもいいのかなと思ってしまう。

 こうして黙って大人しくしていると、あろえは、うらやましくなるくらい整った顔つきをしていることに気が付く。そして実際、人にもよくうらやましがられる。ただ保護者立場としては、この子にとってそれは余計な危険をまねく大きな要素になってしまっているから、手放しでは喜べない。

 これでもし健常だったら、さぞモテたろう。普通学級に通って、同級生男の子と付き合ったり別れたりしていたのかしら。そしたら私たちはどんな姉妹になれただろうか。一緒にデパートに行って流行の服をああでもないこうでもないと話しながら選んでいたかもしれない。悩み事を相談しあったり出来たかもしれない。

 他人より少し風通しの悪い世界のなかで、この子は何を考えているのだろう。いくらか話すようになったとはいえ、その内容は何が欲しいとか何がイヤだとか、そういったシンプルで具体的な事柄に限られていて、心の立ち入った部分について語られたことはない。何を考えているとか、抽象的な事柄は一度も言葉したことがない。誰も彼女の本当の気持ちはわからないし、彼女の方からからせようともしてくれない。あろえ孤独を感じないのだろうか。

 食事が終わると、入浴。あろえが湯気のたつ体をパジャマに包むのを見届けたら、次は私の番だ。お湯に肩までつかり、入浴剤の爽やかな香りを鼻腔の奥まで含み、それをため息と共にはき出すと、あろえの声が聞こえる。また、歌っているらしい。きっとテレビを見ているのだろう。

 お風呂に入っている時間が、一番癒される。この町には温泉があるのだけれど、他人が入る外風呂より、一人でリラックス出来る家のお風呂のほうが安心する。私は風邪をひきそうなくらいぬるくうめるので、外のお風呂では熱いのに我慢しなければならないのだ。

 体温に近いお湯のなかを体の力を抜いてたゆたっていると、皮膚から溶けてゆきそうだ。本当に溶けてしまったらどれだけ気持ちよいものだろうかと想像する。私であり続けることには、めんどくささが多すぎる。

 会社で、笑顔がないと言われてしまったのは少なからずショックだった。外に出ているときはそれなりに愛想良くしているつもりだったけれど、私はそんなあからさまに余裕をなくしていたのか。

 もしそうだとしたら、きっとそれは先日の母から電話が原因だと思う。

「まだ、お前はあろえの面倒を見ているの?」

 母と会話になればいつもなされる質問だ。

 父と離婚したあと、この家にはもう住みたくないと母は隣町にある実家に帰ってしまった。そして、あろえをもう育てたくないと、家を売ってそのお金でどこか施設に預けようとさえしていた。そこで、丁度大学を出て仕事をはじめていた私がここに残って引き受けることで納得させたのだ。

「当たり前じゃない。お母さんとは違うわ」

 私の返事は、つい、喧嘩を売るような口調になってしまう。

「あの子病気なのよ。あんな獣じみた子が、人間と一緒に暮らせるわけないわ」

 母は私の敵意を無視して殊更に心配感情を込めて言葉を続ける。その親らしく装った態度が一層私を苛立たせる。

病気じゃないわ、障碍よ。それに、もう暴れて血が出るほど噛みついたりすることはなくなったのよ。お母さんがいたころより、随分と良くなったんだから

「じゃあ、治るの?」

「だからあろえのは、治らないとか、るとかいものじゃないんだって……」

「やっぱり一生治らないんでしょう? お医者さんも言ってたものね。頑張るだけ無駄よ」

 そんなことない、と思うが、咄嗟に断言できないのが忌々しい。私が黙ってしまうと、母は我が意を得たりと喋り出した。

「お前は充分やったわよ。もう自分のことをやりなさい。お前はまだ若いのよ? このまま回復の目処がたたないあろえの世話をしながら、お婆ちゃんなっちゃってもいいの? 良くないでしょう? あんなのに関わって、人生台無しにすることないわよ。お前もまだ一人前になりきってないのに、良くやったわ。恥ずかしがることなんかないわよ。悪いのは私だからあなた責任を感じなくてもいいのよ。あの子はお前に感謝なんかしない。お前が死んでも泣いてはくれない。どうせ何もわからないのよ」

「そんなのは関係ない」

 私の声から張りが落ちてしまっているのが、忌々しい。 「ねえ、お母さんが悪かったわ。それはわかってるの。だから、お願いだから、お前は自分人生を……」

 母が言いかけた途中で、私は電話を切った。黙り込んだ携帯電話を見ていたら、不意に涙がこぼれて、喉からは嗚咽がもれて、止まらなかった。泣きながら、自分は何で泣いてるのだろうと思った。衝動的で自分本位な母を私は嫌いだ。その言葉に泣かされるなんて、あっていいことじゃない。

 私には、どこにも行き場なんかないし、行ってはならない。ここが私の場所なのだ。そして、それは自分で選んだことなのだ。同じ環境に生まれたのに、妹より恵まれて育ってしまった私には、妹の出来ないことをかわりにしてあげる義務がある。彼女のために私の何か割いて与えるは当たり前なんだ。そうに決まっている。私のしていることはきっと間違っていない。間違っていないはずなのに。

 自分に言い聞かせていると、くらくらと目眩がしたので、バスルームを出た。体を拭き、服を身につけ、それでもまだ不安が心を支配していて、なんだか心細く、怖い。

あろえ

 テレビを見つめるあろえの横顔に、呼びかけた。聞こえているはずなのに、反応を見せてくれない。

あろえ

 二度、三度、感情を込めて呼びかけても、やはり彼女は振り返らない。

あろえ、こっちを向いて」

 私の妹は振り返らず、上半身をゆるやかに揺らしている。

 泣きそうになった。

https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/soft/ka_swan/images/preswan.htm

2018-06-27

[]6月27日

○朝食:ドーナツオールドファッション

○昼食:五目ちらし

○夕食:おにぎり昆布きんぴらネギ味噌)、卵、納豆トマト

○間食:なし

調子

仕事は午前中は調子良かったのだけど、お昼にコンビニ行った帰りに、保険営業のお姉さんに話しかけられてから調子を崩した。

どうもああいうのが苦手で、すごく怖くなって、仕事中も怖くて手がつかなくなってしまった。

いつまでたってもこの、突然話しかけられるシチュエーションに弱すぎる。

帰ってからは、クーラー解禁した。

ところが、クーラーの電源をつけた途端に、リモコン電池が切れてしまった。

さすがに明日の帰りまで付けっ放しにするわけにもいかないので、電池を買いに行った。

あんまり帰宅してからもう一度出かけるの好きじゃないんだけど、こればかりは仕方なかった。

ついでにガス代を払いに行ったり、日用品シャンプー胡椒ゴミ袋)を買ったりしよう、と思ったのだけど、

その保険営業の人に話しかけられたことが尾を引いたのか、

・ガス代だけ払って一度帰宅する

単三単四を間違えて買う

バカみたいなミスを繰り返した上に、結局日用品はどれも買わずじまい。

踏んだり蹴ったりだ!

そんな感じなのでゲームモチベーションもあがりません。

2018-06-20

海苔弁当ってなんで海苔弁当っていう名前なの?

たいてい

魚のフライとか

ウインナーとか

卵焼きとか

ちくわ天とか

きんぴらゴボウとか

おかずがいろいろ入っているのに

なぜ敢えて海苔名前を冠しているのか?

答えてしんぜよう

海苔弁当海苔弁当たるがゆえん

それはひとえに海苔もつ圧倒的な付加価値である

たとえばここに一杯のごはんがあって

そこに鰹節をのせて醤油マヨネーズをかけてみるとしよう

まぁ、食えなくはない

鰹節本来のうまさが活きているともいえよう

しか

しかしだ

そこに海苔を加えてみると

そのうまさたるや天にも昇るほどのものになるのだ

かように海苔を加えることにより

食事満足度の上昇は常軌を逸したものとなる

その勢いをえた人類

この海苔というもの弁当の白ご飯につけ加えることによって

海苔弁当というさら常軌を逸した傑作を生みだしたのだ

すなわち海苔なくして海苔弁当はありえない

ここまでで海苔の偉大さをわかった諸君に伝えたい

昨今では地球環境破壊が進んでいるが

海苔いつまでも食卓にならぶように

環境汚染でこの母なる海から海苔が消えないように

海苔未来永劫の繁殖

祈りなさい

2018-05-20

しょくいく 追記した

付き合って四年、今年か来年には籍を入れたいねと話している。

正直不安しかない。

もちろん好きだし子供も欲しいなと思ってるし一緒にいて楽しい趣味理解しあっているのでそこはまあ苦はない。

しか食事に関する考え方が全く合わないのだ。

私は茶碗に一粒もご飯粒を残したくないし、外食先で頼んだ定食ものと一緒に出された小鉢味噌汁も付け合わせの野菜も全ていただく。

口に合わない物は頭が痛くなってしまうけど、そうでもない限り残さず食べるのがマナーだと考えている。

彼の場合ご飯粒はべたべたとくっつけたまま、メインは全て食べるけど小鉢や付け合わせはがっつり残す。

あと肘ついて食べるし茶碗を持たないので、正直育ちが良く見えないなと思ったことがある。

外食してそれなんだから家でご飯を食べていてもメインと米と味噌汁で終わる。

切り干し大根は?ひじきは?揚げ浸しは?きんぴらは?漬物は?サラダは?この私が丹精込めて拵えたのに食べないのか?!あああ茶碗もぶつぶつあああああ!!!

まりに目に余ったので一度だけ苦言を呈したら「お前の考えを押し付けないでくれる?」と怒らせてしまった。

我慢するしかないのだろうか。

でも将来、彼との間に子供ができたら私はどうしたらいいのだろう。

私は父から食事についてしつけられ、子供にも自分と同じように綺麗に食べてほしい(アレルギー等があったら勿論仕方ない)し、そう教えていくつもりだけど、「でもお父さんはできてないよ」と言われたらぐうの音も出ない。

父親になったら改めてくれる…わけないよな。だって四半世紀以上ああなんだもんな。頑固かよ。

口に合わないなら仕方ない、私が至らなかった。お腹いっぱいなら仕方ない。でも一口食べて一応美味しいと言ってくれるなら、なら、もっと食えよ。肉魚米味噌汁だけ食ってごちそうさまって言った後に菓子食ってんなよ私が作った副菜を食えよ!!!!!!あああああああああ!!!!!!

こんな不満を抱えたまま結婚をしても絶対私のストレスが溜まるので、一度しっかり話をした方がいいとは思いつつ、なかなか言い出すタイミングが掴めないのであった。

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軽い気持ちで書き散らしたものに思った以上に反応があってビビって消してしまおうかと思ったけど、千差万別色々あるんだなぁと考えを改めるため残しておきます

私の実家子供の頃はめちゃくちゃに貧乏でそれこそ一汁一菜、酷いとき汁物ご飯だけという日もあったので、実家から離れて子供と二人暮らしを始めるにあたって「自分理想食卓」がしたくてしたくてたまらなかったのがまずある。

あ、私は小三男児母親です。今のところシングルマザーです。

でも今は、食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べられる時代だし、もしかしたら私が時代錯誤なだけかなと思い始めている。

でもそれだと絶対栄養片寄るじゃん…野菜食べてほしい……という思いもある。

難しいなぁ。

相手が食べないのに作るのが無駄、確かに

そもそも副菜は私のお弁当用に作りおきしている分で、食べるか食べないか聞いて、箸で一つまみ分だけ出した上で残されているのでそこが「????」となるポイント。いや食わないんかーいとなるのも仕方ないんじゃなかろうか。

丹精込めて拵えた、はやや誇張表現でした。お詫び申し上げます

外食しても家で食べても、残した分は大体私が食べているのでもうそれでいいかぁという気が段々してきた。

私や息子の方がたくさん食べるので、もしかしたら彼には多すぎるのかもしれない。そこは体質なので仕方ない。

とりあえず、出された皿を綺麗にできれば私は満足なんだと気づきました。

やっぱり他者意見大事だな。

でも茶碗にご飯粒残すのも直してほしい…

君がクチャラーは無理と思うように、私もつぶつぶ茶碗は無理なのだから……

2018-03-27

のり弁に関する考察

職場での昼食にかかるコストを最低限におさえるという点で、コンビニのり弁に勝るものはないと思う。

・その他弁当より安い

・量が多いので午後空腹にならない

白身魚きんぴらONされているので、その他ジャンキー系の弁当より若干健康的な気持ちになれる

通勤途中のコンビニで買えば1分で調達できる

異論は認める

あー最近のり弁しか食ってないや…

2018-03-09

きんぴらゴボウを作る時の食材の切り方

きんぴらゴボウが好き&便秘解消のため頻繁に作っているが、食材の切り方は色々試した。

尚、一食分ではなく7~10日分をまとめて作る状況下という前提で話す。(細長いゴボウなら一度に2本、人参は丸ごと1本使う)

スーパーのお惣菜や、パック詰めされている商品の用に細くする→包丁だと手が痛くなってくるしんどい

スライサーを使う→二の腕が痛くなってくる

・諦めてささがきにする→これだ。この方法なら楽だから手や腕に痛くならないし早く終わる。

惣菜みたいな細長いのは専用の機械とかで任せた方がいいのかもしれない。

元々ささがきゴボウタイプのきんぴらはあまり好きではなかったが、自分で作るようになったら好きになった。

ちなみにレシピ上記の量だと自分場合ごま油適量(割と多目)、種を取った唐辛子一本を輪切り。

水135ml、醤油みりん大さじ4と1/2づつ、ほんだしを小さじ1/2のスプーン山盛り一杯を合わせた物を炒めた食材の中に入れて軽く煮つつ混ぜながら水分を飛ばす。

2018-02-01

女子会

女子会で次回は手作りお菓子を持ち寄ろうとなった

きんぴらゴボウとか沢庵じゃ駄目なのかな?駄目なんだろう

2017-09-05

温泉卵の食べ方

昼食にかやくご飯とうどんのセットを注文した。

いつもならほうれん草のお浸しだとか、きんぴらごぼうだとかのうれしい小皿がついてくる。

それが今日温泉卵がついてきた。

はて、これはどのように食するべきなのか。

かやくご飯のおかずとして?

いや、味はついていないしおかずにはならない。

うどんの器に投入して月見うどんにしてしまうか?

否、私は卵で濁ってしまっただしが苦手だ。

そもそも私は半熟卵自体まり好きではない。

それ故、温泉卵のみで食するのも気がひけてしまう。

残してしまうのは気分が悪いので、結局は月見うどんにして食した。

苦手な月見うどんを完食し、

もやもやした気分で午後の仕事に取り掛かった。

2017-07-15

献立の悩み

料理レパートリーが甘辛に偏ってることに気付いた。

主菜が甘辛炒め、副菜きんぴら、みたいな。両方とも同じ味付けじゃん。

しかし他にある味付って何だろう。

塩味か酢ものしか思いつかない。

2017-05-30

[]5月30日

○朝食:おにぎり三つ(昆布ツナマヨきんぴら

○昼食:なし

○夕食:ご飯、納豆(二つ)、減塩野菜たっぷり味噌汁フリーズドライ)、海藻サラダ、シャケの塩焼き

調子

ゆうきゅー!

というわけで、体調不良以外で初めてお休みしてみた。

午前中は役所に行って話を聞いたりお金を払ったりしてきた。

午後からフリーで何をしてもよかったんだけど、

なんか疲れていたからか、ぼけーっとニコニコ動画総合ランキングを眺めて、あんまり知らないジャンル動画を見るというしょうもない時間の使い方をしてしまった。

普段アイマスタグしか見ない)

さすがに、それで1日終えるのはもったいない! と思い、夕飯の時間ぐらいに近所のレンタルビデオ屋さんで「グッドモーニングショー」というビデオを借りてきた。

閉鎖劇でコメディな感じは好きだから映画館でも見たかった映画

だのに、序盤は楽しく見れたんだけど、途中からちょっとついていけなくなって、ぼーっと流し見しちゃった。

ちょっと、僕には合わなかったかなあ、もう少しコメディに寄ってる作品かと思っちゃってたから、受け手姿勢問題な気もする。

いまいち、良い休日にできた感じはないけど、仕事行くよりはもちろん楽チンだったので、水木金と頑張ろう。

なんか、書類書き直せってメールが来てるから明日はそれもしないとなあ。

3DS

ポケとる

ソルガレオ捕獲

ライチュウ(A)捕獲

ジュナイパーレベル5まで進めた、捕獲はまだ。

ランキング報酬マックスレベルアップ一つもらえた。

iPhone

○はねろコイキング

トレーナーランク19。

コイキングは、19代目で、CPは158k。

コマスター

ログボのみ。

2017-03-28

ゴマの種類

自炊をそこそこするようになってからゴマの扱いに悩んでいる

具体的に言うと

ゴマラインナップって大まかに4種類あるじゃん

(※練りごまは使わないのでパス)

表にするとこう

炒り
すり.'。°

そんなに使うものでもないしと、4種類のうちのどれか適当に買うよね

そうすると、やっぱり他の種類じゃピンと来ないメニューが出てくんのよ

大学芋を炒りごま(白)で作るとビジュアルイマイチ

すりごま(黒)でゴマ和えするとグロ

きんぴらごぼうにすりごま(色問わず)はなんかパッとしない

炒りごまゴマ和えは無理(すり鉢がないからググって包丁で刻んだがあちこちに飛び散って大惨事だった)

みたいな!!

みたいな!!!

からと言って全部揃えるかと言うと、使い切れないことは必至

絶対ムダ

どうすりゃいいの

一番マルチ活躍するユーティリティゴマは誰なの

教えて

2017-03-19

最後までお箸で食べさせてあげたかった

もう20年近く前の話。

ばあさんがアルツハイマー入院して、家族が当番で身の回りの世話をした。

俺は大学院生で、指導教官には研究室に入るときによく事情説明して、夕方ゼミとかがない日には3限(2:40終了)のあとすぐに新幹線に乗って、実家近くの病院に向かった。

だいたい、月木、それと土日。


3時過ぎの新幹線に乗ると、夕飯には間に合う。配膳され、上体を起こし、前掛けをつけて、おれはお箸で1品ずつバランスよく順番に、できるだけ品よく食べさせてあげようとした。

いただきまーす」

「おいしい?」

(にこにこ)(うんうん)

「おいしいね

(にこにこ)(うんうん)


ふだんはスタッフの人も忙しいから、どうしても食事スプーンでまぜて、練りこんで一口分ずつ口に運ぶようになる。

おれがお箸で食べさせると横目で見て「(ばあさん)ちゃん、よかったわね」なんていうけど、よそのばあさんにそこまでする人はいない。別に恨んでもいない。よくしてくれた。恨むのは、筋違いというものだろう。


箸を遣う手つきがとてもきれいな人で、元気だったころはお豆さんを上手につまんで、おれたち孫によそってくれた。

きんぴら陳皮とうもろこしなますちょっとした和え物。角砂糖だって、ばあさんの手にかかれば、一味もふた味もちがう何か特別料理に見えた。早産で生まれたおれの命を救ってくれた手に、おれは報いることができない。

代わりに、もう起きられなくなって、お箸一口ずつ口に運ぶのはだれが見たって不合理だってなってから、おれは少しの間、抵抗した。

最後まで、お箸で食べさせてあげたかった。

 
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