2018-07-22

ルパパト17

16話の最後17話の予告が流れる。見ず知らずの特別かわいくもない女が、私の朝加圭一郎に惚れているらしい。目眩がした。

私は朝加圭一郎のりあこで、朝加圭一郎とつかさが同期以上の関係になろうものなら脚本家脅迫文を送りつけてしまうかもしれないタイプだ。17話の放送日が近づくにつれ胃は痛むし、放送前日はなかなか眠りにつけないのに、当日は早く目覚めるという最悪のコンディションの中当日を迎えた。

結論から言うと、末那のことは死ぬほど羨ましいけれど、朝加圭一郎のキャラクターが確固たるものとなったのでその点は感謝している。というわけで17話を振り返る。

末那「また、バイト先で余ってしまったので。」

圭一郎「いつもすみません、末那さん。職場が明るくなるって、みんなで感謝してます。」

末那「…みんなで?」

圭一郎「はい!みんなで。」

末那「…よかったです!」

圭一郎「これ、お礼というか、お貸しします。ご自宅でレコードが聴けるって仰ってましたよね。」

末那「ありがとうございます!…あっ、あの、あの…今日お仕事が終わったら、一緒に私の家で聴きませんか?」

圭一郎「俺は何度も聴いてますから特に一曲目の『秘めた想い』は一人でじっくり聴くのがおすすめです。じゃあ、失敬。」

家で一人でレコード聴く朝加圭一郎ってなに!?しかも「秘めた想い」とかい片思い拗らせてますみたいなタイトルの曲を!?え?昔なんかあった?鮮烈な片想いでもしてた?禁断の恋か?それはそれでまた無理案件からちょっとまじでやめてほしい。しか音楽聴くのは結構意外だったし、この「秘めた想い」はクラシック系のやつだから片想い相手想像してしまうんですが?やめてくれ?

から家に誘われて、誘われた意味に気付かず断るという最高のスルースキル持ちで命を落とさずに済んだ。しかも貰ったお花を置いて立ち去るの、本当は嫌いなんじゃないか?という余白さえ与えられているよなありがとうそれから職場が明るくなる〜」の台詞社会人として真っ当な振る舞いができるのが朝加圭一郎の良さが伝わってきて最高です。ありがとう脚本

咲也「そんな洞察力じゃ警察官失格ですよ!末那さんがお花をくれる理由、分かんないんですか?」

圭一郎「だからバイト先で余ったからだろ。」

咲也「違います!あぁもう、なんで分かんないかな!ほらジュレで初対面のときから盛り上がってたじゃないですか!」

圭一郎「それは、音楽趣味が偶然にも一致したから。」

つかさ「咲也、やめておけ。こいつには一生分からん。」

ジュレで初対面なのになぜ音楽の話で盛り上がる?私はそれが知りたい。私もジュレに行って音楽趣味が一緒ですねって話し掛けるから参考にさせてくれ?そしてつかさも分かった風な口を利くな!お前はただの同期だからな!

圭一郎「今夜、オーストリアへ?」

初美花「だから、末那さんの気持ち、受け止めてあげてください!」

咲也「先輩、はっきり言いますけど、こんなチャンス二度とないんですよ!」

圭一郎「しかし…急にそんなこと言われても…。」

突然姿をあらわし、圭一郎の向かいの席に座る末那

末那「なんかすいません!」

圭一郎「いえいえ」

末那「あの、これ、ありがとうございました。」

圭一郎「いえいえいえ!」(机に頭をぶつける)

末那「あっ!大丈夫ですか!」

圭一郎「だいじょんびです、いや、だいじょんぶ…」

魁利「だめだこりゃ

透真「初美花」

初美花「サービスです!飲んで落ち着いてください!」

圭一郎「あ、ありがとう。」

末那「あの、これ。」

圭一郎「ど、どうも。…あの、末那さん。」

末那「はい。」

圭一郎「留学されると聞きました。ご健康とご多幸をお祈りします。」(敬礼

末那「…ありがとうございます!」

圭一郎「すいません!以上です!」

初美花まじでお節介からな?ここで圭一郎が「末那さんが自分のことを好いてくれている」と気づくんだからな?まあ気付いてもなお気持ちに応えられない選択をするわけですよ本当によかった。咲也が「こんなチャンス二度無い」と言うけどそんなことないからな!?覚えとけ!

健康とご多幸をお祈りした圭一郎に対して外野が肩を落とすのに対して、茉那は嬉しそうな表情をするのがハイパー分かる。無理だと分かっているならこうして断られたい文句ナンバーワン。私もご健康とご多幸をお祈りされたい。ずるい。

初美花「なにしてるんですか!?戻ってやり直してください!」

圭一郎「いや、緊張してこれ以上は無理だ。」

初美花「末那さんの気持ち、分からないんですか?」

圭一郎「おれの使命はギャングラーを倒し、世界平和を取り戻すこと。今はそれしか考えられん。」

えっ最高…。ギャングラー殲滅するまで恋愛しないってことが公言された。これでつかさとくっつくルートも消えたんだよね?ね?そうだよね?絶対匂わすなよ?頼むぞ?初美花くそお節介だけど、この台詞を引き出した初美花が17話のMVPだよ。

初美花「どうして空港に行かなかったんですか。末那さん待ってたはずなのに。」

圭一郎「俺は二つのことは同時にできん。不器用なんだ。」

初美花「意味わかんない。最低!」

つかさ「損な性分だな。」

圭一郎「痛み入る。」

圭一郎の言葉を引き出す初美花が17話のMVPだよ(数行ぶり2回目)。いや今日日痛み入るて!と正直つっこんでしまったけど、自分性格をよく分かっていてそれを年下の女の子にきちんと伝える感じが最高です。

こういう感じで末那の恋は実らないし、圭一郎は「ギャングラー殲滅するまで恋はできない」という言質が取れたので万々歳。つかさと仲良くなるのはやめろ。頼むからつかさと魁利にしてください、香村さん。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん