はてなキーワード: テンパリとは
キルアオやウィッチウォッチは良くも悪くも全体にも個々の話にも一貫性があるんだが、グリーングリーングリーンズは何をしたいのかが明確な感じになってない。
要領よく生きてきた凡人が天才になって世界で活躍するという設定に対して、周囲のレベルがいきなり凄い高い。
凡人が天才に食らいついていくという物語は分かるんだが、当の本人がどういう人間なのかがイマイチ見えない。
正々堂々勝負したいのか、勝つためならハンディが欲しいのかも場面ごとにコロコロと変わる。
それが人間臭いテンパリとして描かれるならともかく、作品はさもそこに一貫性があるかのように語ってくる。
なんで?
今週の内容もなんだか、チグハグだ。
「凡人のくせに挑戦した結果、失敗した」という思い出が宿った写真を「変に冒険心を出さない戒め」と語りながらも、それを切り口に始めた話で「俺は本気でやって天才に勝つよ」と口にする。そして、最後には写真を消す。
一見すると話が繋がっているように見えるが、よく考えるとおかしい。
「戒め」の写真を消して冒険に挑むというのは確かに物語としてはそれっぽいのだが、実際にこの写真に写っているのは「凡人だけど挑戦してしまうという気持ちが昔から一貫していた」という部分なんじゃないのか?
100人の漫画家を集めたら95人は、この物語の終わりで「挑戦しちゃうんだよな。結構いい顔してるじゃん、俺」と言ってこの写真を大事にしまいなおす物語を描くだろう。
漫画なら絶対にやってしまう「主人公に一貫性をもたせる」を放棄している。
第三者の目で見ればおかしく見えるような公道を普通に主人公にさせるし、それがおかしいことを漫画の世界は自覚なく描く。
主人この目から見れば、一貫性のない行動に一貫性があることになっているという思い込みが世界を通して我々の目に飛び込んでくる。
漫画というものはどうしても「体を一貫させる*」ということを大事にしてしまう。
起承転結として正しい形を。
チェーホフの銃は撃たなければいけないし、燻製ニシンの虚偽はそれが分かる形にして終わるべきだとされる。
物語として納得の行く着地点を目指して、都合よく全てがトントン拍子に進まなければいけない。
何気ない食事一つから殺人事件のヒントを見つけ、怪しい動きをしていた子供は真犯人に口止めされていなければいけない。
凡人の癖に主人公が強いのは「めっちゃ努力する天才だから」で終わらされており、他の天才も滅茶苦茶努力しているはずなのに追い抜かれていく。
なんで主人公がゴルフを始めたのかの理由は驚くほど薄っぺらいし、主人公の自己認識も言ってることもしょっちゅうブレる。
枠組みに囚われた人間がついつい「これはこうあるべきですよ」と自縄自縛に陥ってしまう所をすり抜けていく。
これは、まるでAIによる出力だ。
人間が常識という壁によって気づかなかった可能性を、ブルートフォースアタックの総当たりで無理やり引っ張り出してくる。
将棋の世界はAIの力によって新手が無数に産まれ、新手を乱発する棋士はまるでAIのようだと評される。
ジャンプという動脈硬化を起こしきった雑誌に吹き込んだ新しい風だ。
皆、読んでくれ。
そして首を傾げてくれ。
「体を一貫させる」ことに囚われないリアルな高校生の無軌道さを楽しんで欲しい。
俺が勤めていたのは名もない中小企業。
ご多分に漏れず、社長とその盟友である二名の役員のトップダウンによって組織が回っている。
ノー残業デーに定時退社しないと狂ったようにキレられるのも、社長や役員が「残業は無能の証拠。効率こそ正義」という方針を掲げているからだ。
入社したばかりの頃の俺は、そのことを知って「中小企業なのに進歩的な文化だなあ」と感心したものだが、よくよく先輩に話を聞いてみると「ちょっと前まで定時退社なんぞおっかなくてできなかった」とのこと。
社長や役員がノー残業デーにおける残業に怒りを爆発させるのは決して「定時退社を善と思っている」のではなくて、あくまで「定時退社推奨を理由に社員を抑圧できるから」なのではないかと。
ビジネス書や東洋経済なんかで喧伝される「外資では残業は無能の証拠なんですよ~」という残業害悪論を見つけて、「これ使えるやんけ!」と鼻息荒くしたってだけだろどうせと俺は思ったわけだ。
入社して一カ月くらい経ったある日、俺は社長と役員の三人で昼飯に行くことになった。
皆ビビって逃げたとかなのか知らんけど、突然連れて行かれた。
「会社には慣れたか」とか「俺が若いことはこうして仕事覚えたからお前もそうしろ」とかそんな話をしながら二人と飯食ってるとき、「こういうことをやったら会社が良くなる、そういうアイデアはあるか」と尋ねられた。新人目線の意見を訊きたいと社長は言っていた。
俺は一体何言ってるんだ???
でも気づいたら口走っていた。
「社長は社員を抑圧したいだけなのでは?」という疑惑を確かめたいという欲求を当時の俺は常に抱えていたからだ。
社長の行動原理を明らかにするためのエサ、提案を反射的に投げたのだろう。
テンパリながら適当な理屈をでっち上げて説明したことをよく覚えている。
仕事に必要な忍耐力には二種類ある。会社人としての訓練で培われるもの、肉体的鍛錬によって培われるもの。体育会運動部をやり通した過去がある社会人でもメンタルを病んで辞めてしまうことがあるのは前者を欠いているから。これら二種類の忍耐力が備われば人間として一皮剥ける。山登りでは後者が培われる。
みたいなことを言った。
ほどなくして弊社では富士山登山研修がスタートすることになった。
「勘弁してくれよ!!!!!!!!」、恐慌状態になる同僚を見て俺は昼飯で提案した事実を墓場まで持っていこうと決意した。
ちなみに、俺はこの2年後退職した。
自分の頭がめちゃくちゃなのと誰かに聞いてほしいので自分語り。 クソ長いし支離滅裂。 三行で書くと ・持病 ・↑に関係して仕事ができなくなってる ・人間関係
元々持病でてんかん発作とそれに伴って左肩が反復性脱臼を持っています。 2年前から2ヶ月に一度発作で救急車案件だったけど、あまり気にしてなかったです。 奨学金返し終わったら自殺するつもりだったし、いくら薬飲んでも良くなる気がしなかったので。 はじめは1年前の1月に、前のバイト先を辞めバーで働きたいと思いバイト探し。 最寄りになかったので都内のバーに社員希望のアルバイトとして入社。 前のバイト先がめちゃくちゃだったので8時間勤務、週休二日制はまあ天国だと思った。 持病持ちの通勤片道1時間半のフリーターを雇ってくれたのは今でも感謝してる。 面接でホール志望とアッピルしたのになぜかキッチンへ。 ここまでで3月終わり。 キッチンも前職に比べて楽だし人間関係も(この時期は)良かったと思う。 料理長Aは年が近くて話しかけやすく、誰にでも気が利くいい人だった。 ただ料理人としては俺と同等ぐらいだったと思う。 後の原因のキッチンBは元中華料理屋で働いてたらしく料理人としてはいいけど、人間的には害悪なおっさんって感じだった(当時はバイトなんで鼻につかなかったけど) ただ他の社員曰く別店から追い出されてきただのといい話は一度も聞かなかった。 慣れてなくて疲れはしたけどまぁまぁ楽しく働けた。 発作が1度だけおこり4~5月は終わる。 6月はイベントとかで忙しいなか爆弾低気圧テロで吐いてそのまま発作+脱臼。 新しくイーケプラが増える。 眠くなるらしいけどこの時点では自覚症状はなし。 ただこのあたりから睡眠障害が始まる。 7月、原因その2のキッチンCが入社。 いろいろな店で料理人として働いてたらしく(経営陣からしても)有望株らしい。 一応他店移動予定だけど一先ず一緒働く事になった。 8~10月は忙しかったけどライブ行ったり友達と飲んだりと比較的体力と精神的にも余裕があったと思う。 このあたりからキッチンBへの不満が募ってた。 言ってること的外れなのは兎も角、Bの仕事を自分に押し付け賄いに時間かけたり、自分のミスは笑って誤魔化すのに料理長のミスはきつく攻めたり…などなど。 上げれば切りないけどCが入社して「技術的にも大したことない奴」「口だけ社員」としか見れなくなった。 11月、病院行く最中に発作。 入院案件にもなりイーケプラがまた増えた。 眠くはなかったけど意識が朦朧としてくるのはここから。 まだ軽い程度で仕事には影響なかったので特に気にしてなかった。 飛んで2月。 料理長が辞めることに。 代わりに社員にならないか、という話をもらって何も考えずに承諾。 「今年度はまだ3回しか倒れてないし余裕でしょ」とか甘い考えだった。 半ばから本格的に社員としての研修が始まる。 バイトのころより1時間はやく出勤して、メインメニューの仕込み作り方やデザート、発注、賄い等。 正直どれも慣れなくて日に日にやつれ始めてきた。 毎日下痢もここから。 問題だったのがメインメニュー。 一度に大量にオーダーが入ると裁ききれない。 具材や量に対して隣でチクチク言われ、忙しいときにはBやCに手伝ってもらう。 テンパリすぎて担当になるたび吐きそうになってた。 そして3月、ついに社員に。 任されたのが期間限定のメニュー作り。 これが厄介だった。 まず時間が取れない。 慣れない仕込みをこなしたら営業時間。 営業中にやれることも限界があって週に1回作れるかどうか。 4月中に出すのを伸ばしてもらっても完成できずにCに変わりにやってもらう。 このころから料理長Aが居なくなったせいか、BとCがホールに愚痴愚痴文句をつぶやくように。 ほぼ毎日。 愚痴愚痴言うのは決まって1人のバイトで、あとはこそこそキッチンで愚痴。 そんな感じで体調が悪化。 家に帰ってもレシピ検索→寝ようとしても睡眠障害で3時間しか寝れずに出勤。 楽しみにしてたフリプのブラボもDLして手付かず。 この頃からまぶたの痙攣が止まらなくなってくる。 5月、寝てる間に脱臼→3日後都内で発作+脱臼のコンボ。 医者に新薬をもらうもこれの副作用が強かった。 ・常時眠気がすごい、立ったまま寝れるレベル ・目眩が凄まじく、歩くだけで精一杯 あまりにも辛かったので新薬を減らしてもらってなんとか仕事できる状態に。 本当になんとかってレベルで、 ・以前よりスピードが遅い ・注意散漫 ・指示してもらわないと動けない とバイト以下の働きぶり。 限定メニューの失敗と副作用、BとCの愚痴もあって精神的に限界に近かった。 そして今月。 イベントで社員全員メニューを考えるなか、今現在も俺だけメニューが完成してない状態。 BとCの愚痴も罵声レベルになり、俺にまで飛び火する始末。 思ってること吐き出そうと思ってブログに自殺の詳細書き始めて、朝再度見直したときに「もう限界なんだぁ」悟る。
ある程度ぼやかして書いたけど、自分が甘いのは重々承知してる。 特に社員になってからバイトのときと同じぐらい意識でしか働いてないし、限定メニューもすぐ作れるだろう程度で考えてました。 でもBとCに関しては自分が原因ってわけでもないし、止められない変えられないので本当に無理。 最初は1年、早くて半年まで我慢とか思っていたけど日に日に愚痴聞くたび精神がやつれてく。 Bに関しては今も口だけで、Aが辞めて料理長になったので今まで以上に害悪っぷりを撒き散らし、 Cは色々とアイデア出してきたのか調子に乗り始めて(そもそもホール対しての愚痴はこいつが原因)Bも店長も手に負えない始末。 でも愚痴や文句も正論なんですよ。 言ってる事自体飲食じゃ当たり前だと思うし、間違ってない。 ただ言い方がきついのと数人にしか言ってない(店長にも言ってない)。 なによりふたりとも「キッチンやりながらホールやったよwww」って言ってるのにやる素振り見せないこと。 ふたりともどっかに行く気配もないし、1日でもあの空間に居たくない。 うつ病なのかと思ってネットでチェックしたらどこも重度のうつ病。 てんかんの医者にも精神的ストレスが溜まってると言われたの思い出して精神科予約。 一応自殺のやり方検索。 ヒッキーのライブ行きたいけど辛いなら即死ぬつもり。 やれるだけやって6、7月は頑張る。 まだ話はしてないけど7月中に辞めれたらいいなぁ。 書きなぐってスッキリはしたけど明日の出勤いやだなあ…
それまで結構長い間別の部署にいて、大過なく勤めていたつもりだったのだが
しかし、うちの上司は常識人のようでいて、頭のネジが飛んでいたのかもしれない。
独身非モテ非コミュ挙動不審のアラフォーおっさんを、美少女と同じ部屋に配置したのだ。
うん。少女が会社にいるわけない。わかってる。よく知らないが25才前後だったと思う。
だが、短めのポニーテールにまとめられたくせっ毛、大きな瞳と白い肌にうっすら浮かぶそばかす
もはやキャンディ・キャンディから沸いて出たような雰囲気を漂わせている。
こちとら、もう長い間、既婚子持ちのおばちゃんと仕事するようにチューニングされているのだ。
それがいきなり若い子と一緒になり、さながら練炭用の火鉢に間違ってガソリン注いでムカチャッカファイアー状態だ。
小動物をおびえさせないようにと思って、かえってもじもじとキモい猫なで声を出してるオヤジが俺だ。
もう落ちつかないったらない。
ただ、こんなおっさんと一緒にされるくらいだから、その後輩も難がないわけじゃあない。
何か話しかけても、大抵は、こちらをその大きな瞳で見つめて無言である。
百戦錬磨のおばちゃんも、あの子とは話せないわーって言う鉄壁レベル。
俺「おはようございます」
後輩「………………(無言でうなずく)………………」
後輩「………………あの………………」
俺「ああ、これね。これはああしてこうしたほうが、いやこうかも」
後輩「………………(無言でうなずく)………………」
俺「おつかれさまです」
後輩「………………(無言でうなずく)………………」
ただ、コミュニケーションを除けば仕事ができないわけじゃない。作業は速い。
こちらが、ごにょごにょもごもご言ったことも、きっちりと理解して、次回には完璧に押さえてくる。
気をつけなければいけないところは、自分で考えてきちんと気をつけてくれる。
ほとんど1回見ただけで機械の操作も覚える。実は天才じゃないのか。
そうしてみると、一生懸命さが見えてきて、ちょっとテンパリすぎな所も、いちいちかわいくみえてくる。
「………………あ///………………」
とか、かわいすぎて胸がきゅんきゅん、動機息切れ、きゅーしんきゅーしん!
がりがりと、寿命とかSAN値が削れている気がして身が持たない。
コミュニケーションさえなんとかなれば、本当に大化けするはず。
「こんな所にいては駄目だ。もっと光の当たる場所で大きく羽を広げなさい」
と言ってやりたいが、あいにくこちらも非コミュで、アドバイスもできない。
どうするか。
とりあえず昇給か。
「石畳チョコ。意外と簡単なんだよ」
この製菓会社はそもそも、「バレンタインにチョコレートを」を最初に言い出した会社だ(多分)
この時期、庶民的なスーパーから一流百貨店まで、チョコ菓子の材料・道具や一流メーカのチョコレート等の特設売り場が設けられ、幅広い年齢層の女性たちが真剣な目で商品を吟味している。
特に、学校帰りの女子高生が、製菓材料やラッピング材料をあれやこれやと手にとって較べている姿は本当にいじらしく可愛らしい。
やっぱり、大事な人(異性とは限らず、仲良しの友人等)には、手作り・自作ラッピングのチョコレートをあげたくなるのだろう。
ところで、新井理恵の四コマ漫画にも描かれているように、チョコレート作りというのは結構難しいのだ。テンパリングを失敗するとチョコレートがボソボソになって死亡したりとか、カワイイ動物(パンダ等)の形にするつもりだったのが、どうみても怪物(なまはげ系)になってしまったりとか。
キレイな文字をチョコペンで書こうとしたら、ダイイングメッセージみたいになって泣きそう…みたいな経験をしたことのある人も、少なくないと思う。
そして毎年思うのだ。「バレンタインにはチョコとか…誰が最初に言い出したんだっ!っていうかクソ○○(製菓会社名)めっ!」
そんな女子達の心のよりどころ。それが「石畳チョコ」。ガナッシュとか、生チョコとか呼ばれてるやつだ。
これは、材料はシンプル、工程が少ない、洋酒やスパイスを利用すれば、オリジナリティのある作品が手軽に出来る。しかもズブのド素人が四苦八苦してテンパリング→成形して作ったチョコより、遥かに口どけが良く、旨い。
最後の切り分けさえ抜かりなくすれば、ある程度高級感のある、美しい作品が出来る。
何も知らない貰い手が箱を開けてみると
「わぁ、こんなキレイで上品なチョコレート、ホントに君が手作りしたの!?すげえ!」
となる事うけあい。これでとりあえず「お菓子作り上手の器用な子」の称号ゲット。
という訳で、石畳チョコは長い間、女子達の最後の切り札だったのだ。
なのに今年。
石畳チョコが「意外と簡単」だという事をバラしやがった。
全国ネットである以上、不特定多数のチョコの貰い手が見ている訳で。
去年までは喜んで貰えた石畳チョコを渡しても「あ、CMで意外と簡単って言ってたやつ…」と思われちゃうわけで!
ホント今年どうすればいいのさ、っていうか○○(製菓会社名)どうしてくれよう…、って感じな訳で!
いや、すいません。これ、本当に私の今の正直な気持ちです。
全国のあんまり器用じゃない女子の皆さん。環境は違えど立場は同じ。
明日、一緒に頑張りましょうね。ちなみに私は明日、ガトーショコラにデコレーションというギリギリ無難そうなルートを行きます。
皆さんにいいフラグが立ちますように!
こういう話を、もう40間近の妻子持ち既婚男性の僕が「自分の問題」として考えてしまうのはやばいんでしょうか。
私は、元増田サンの気持ちも想像できそうな気がしますが、どうしても元増田さんにフラレタへたれオタさんに自己投影してしまいます。
これ、ポイントは元増田さんから「水を向けられた」ところにあるんじゃないですかね。要はへたれオタさんが、100%内発的に口説き始めたわけじゃないわけです。
気になる女性がいて、その女性と自分が、スムーズに、自分の好きな趣味の話で盛り上がれる、なんて経験はとても貴重で。
これだけのことで、もうへたれオタさんは頭沸騰しちゃうのではないですか。ましてや勇気だして食事に誘ったらOKしてくれる。
いけそうな気がする。自分の目の前に「成功」の可能性がある。
これは凄いテンパリです。どうしよう。どうあと1つ行動すれば、この「可能性」が実現できるんだろう。わからない。
そこに、相手の女性から「水を向けられた」わけです。
はっきり言いますが、これは元増田サンの親切(優しさ、とは少し違う)ですよね。元増田サンはへたれオタさんのことを、十分に観察してます。で、彼があと一歩、のところにいて、でもその一歩をどう踏み出していいのかわからなくなっているのを見越して、手を引いてあげたわけです。
ここでへたれオタさん、自爆。
なんで自爆したんでしょう。それはたぶん、元増田サンとは反対に、元増田サンのことをきちんと見る(観察する)ことができなくなってたんだと思います。
何を見てたか、といえば、自分(の弱点)だけ見ちゃったんですね。
どうして、そうなっちゃったんでしょう。想像するに、元増田サンの「親切」が、少しだけ、早すぎた気がします。
元増田サンを責めてるんじゃないんですよ。ここまで親切な事していて、それが悪いわけではない。ジャストなタイミングなんて、そうそうわかるもんでもないし、そもそも、それこそ過保護、というものでしょう。
ただ、結果として、そうなってしまったんだと思います。
恋が芽生えて、それが育って、花が咲いて、実がなって熟して落ちて、新たな種子からまた芽吹く、そういうサイクルがあります。
このサイクルの中で、お互いの気持ちを確かめ合う、というのは、いくつもある、でもやっぱり特別な場面でしょう。
この場面の一歩前で、へたれオタさんは、十分に悩みきれていなかった、と思います。
死ぬほど悩む場面でしょう。相手は自分の事を好きでいてくれるのか。自分はいったいどう思っているのか。この二つの間を延々往復する。
相手の気持ちを考えるときは、いろいろバイアスがかかっているにしろ、とりあえず相手を観察するでしょう。仕草。口調。距離。大事な情報です。元増田サンの発しているいろんな信号をキャッチするところです。
逆に、自分の事で頭が一杯になる場面もある。ふられたらどうしよう。自分はどういう行動をとっているだろう。相手に、周囲に、自分はどう思われているだろう。etc.
この2極を振れて振れて、あるポイントに来た時、上手くすると、すっと花が咲いて実が成るんだと思います(元増田サンは後にそれを経験したようですが)。
ところが、へたれオタさんは、まだ100%この往復作業をやりきっていなかった。へたれオタさんの敗因は元増田サンのことをきちんと観察しなかったことだ、と書きましたが、これが出来ていれば、こんな下手なプレゼンは打たなかった筈です。
だって、元増田サンは、なんだかんだ言って、へたれオタさんとおつきあいすることを考えていたんですから。
そのためのサインを、きちんと発していたんですから(だから周囲も感づいていたんでしょう)。
このサインを、しっかり受け止めて、理解していれば、あんな自己卑下はする必要がなかったんです。好きな人がいて、そのひとは自分にポジティブなサインをおくっている。あとは真っすぐ自分の気持ちを伝えればいいでしょう。
「どういう自分が」という説明はいらんですよ。そんなもん、元増田サンは、ある程度しっかり観察してたんですから。おおよそばれてます。その上で、付き合ってもいい、という判断があったんです。だから、ただ単に、へたれオタさんは、「好きです」と一言言えばよかった。
しかし、この、相手をよく観察して、サインを受け止める、という事を、へたれオタさんはできなかった。
サイン、というのは、単なる誘い水じゃないんですよ。それこそ元増田サンの弱さ、ダメさを含んだものだった筈です(このへんは推測ですけど)。それを受け止めなきゃいけなかった。元増田サンには打算もあった。30歳というライン(僕から見れば十分若いけど)上で、彼氏なし。気になる人もいるけど、明白に自分に気持ちを向けてくれているへたれオタさんもいる。ここで揺れる心は、見方によっては卑怯でしょう。でも、その卑怯さを責められますか?
良いプレゼンしてくれ、というのは、元増田サンの、弱さ=ダメさです。あなたも弱い人なのはわかっている。そういうあなたと付き合ってもいい、と考える自分にも弱さが在る。その弱さを、少しだけ肯定してくれ、と言ってるわけです。
こういう、元増田サンのダメさを含んだサインを、へたれオタさんはしっかり見て、受け止めればよかった。そうすれば、それは、自信になった筈なんです。自分が好きな人が、良くはわからないけど、なんか心の震えを含んだサインを送っている。自分はそういうサインを発してもらえる。
なんで元増田サンはへたれオタさんとつきあってもいいと思ったか。そこに弱さの共振みたいなものを見るのは私の想像でしかないんですが、それは全然悪いことじゃない。そういう側面を含まない恋愛なんてありますか、てなもんです。
へたれオタさんは、弱い自分を肯定してあげればよかった。そうすることが、そのまま、弱いへたれオタさんになびく可能性のあった元増田サンの弱さの肯定に繋がった筈だったんじゃないですか。二人の夢は、そこに接点があったんじゃないですか。
しかし、へたれオタさんは、繰り返しますが、そこを観察しきれていなかった。そこに水を向けられてしまったから、あわてて、いっぱいいっぱいの自分を取り繕うのにしどろもどろになって、玉砕。
元増田サンは、その後、ポジティブな道を歩まれたとのことで、本当によかった。
僕が心が痛むのが、へたれオタさんです。昔の、10代20代だった頃の自分がどうしても重なってしまう彼です。
惜しかった。いい線まで来てた。でも今回は失敗した。
別に、恋をしなければならないわけではないし、お付き合いをしなければならないわけでもない。そんなもの、なければないで困らない。本当です。
しかし、恋というのは、理不尽に落ちることがある。
そんな理不尽に見舞われた時、その理不尽を、どうか肯定的に受け止めてほしいなと。
あなたは弱い。弱いあなたと接点がある人も、きっとどこか弱い。その弱さを、全否定しないでほしい。自分の弱さにリンクしてきた人の弱さを、すこしだけ肯定してあげてほしい。それは恋にかぎらない。これからの、いろんな人生の場面で、そうしていってほしい。
レシピ有難う御座います。パイの実を叩き潰す作業はなんだか楽しそうだ。
湯煎=テンパリングではなかったのかッ!! (Φ皿Φ)クワ! どぉーん。
差し支えなければお菓子作りに目覚めた切欠が知りたいです。私の場合、味音痴である(らしい)事も微妙に料理から遠ざかってしまっている原因になっている予感。
混ぜて焼くだけというのは簡単そうですね。スーパーで旨そうなものがあるか探してみる事にします。
(Φ皿Φ)クワ! 貴台は何故私の彼氏の思っていそうな事をぬるっと代弁しているのですか!? もしや本人ではあるまいな!? むむ、脳みそが耳から失禁しそうになったではないか……
とりあえずなんとか頑張ってみて、駄目ならば切腹します。桜の時期には早いので梅の木の下で。
http://anond.hatelabo.jp/20070205022834
などはいかがでしょうか。
温度調整(テンパリング)に多少失敗しても食べられないものにはなりませんが、「水分を混入しない」ことだけはお気をつけ下さい。ぼっそぼそになります。
http://choco-recipe.jp/milk/basic/basic_02.html http://choco-recipe.jp/milk/basic/basic_06.html