はてなキーワード: 尾崎紅葉とは
失礼ながら、「嘘」は、だまそうという意図とは無関係に「正しくないこと」「事実ではないこと」の意味で用いられています。
つまり、「ちゆ13歳は「嘘」を誤用している」というあなたの意見は残念ながら誤りです。
嘘(読み)ウソ
うそ【×嘘】
1 事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉。偽いつわり。「嘘をつく」「この話に嘘はない」
2 正しくないこと。誤り。「嘘の字を書く」
3 適切でないこと。望ましくないこと。「ここで引き下がっては嘘だ」
うそ【嘘】
〘 名詞 〙
① 本当でないことを、相手が信じるように伝えることば。事実に反する事柄。人を欺くことば。いつわり。そらごと。虚言。虚偽。うそいつわり。
[初出の実例]「迂踈 ウソ 譃」(出典:温故知新書(1484))
「范式は信士なりまことなうそのない人なり」(出典:玉塵抄(1563)一〇)
② 正しくないこと。誤り。間違い。「うそ字」
③ ( 多く「なければ」「なくては」「ないと」などの表現の下にきて ) 適当ではないこと。不当。
[初出の実例]「那(あれ)は是非鷲見に見せたい。見せなくちゃ謬(ウソ)だ」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後)
④ ( 相手の言葉への反応として感動詞的に用いて ) その言葉は信じられないの意を表わす語。「『あの人結婚してるのよ』『うそ!』」
尾崎紅葉の「金色夜叉」を読み始めた。普段はこんなに格式ばった文体のものを読まないため中々に難儀しており、1日に数ページずつゆっくりと読み進めているのだが、今日も数ページ進めたところで青空文庫を閉じると、「お宮、まだ蹴られないのかなぁ」と思っている自分に気づいた。いや、別にそういった趣味があるわけではないのだが、突出して有名なシーンだけが独り歩きして人口に膾炙してしまうと、こういう品のない楽しみ方が出てきてしまうんだなぁと思った。
よく考えてみたら、同じような理由で以前付き合っていた彼氏にファーストガンダムを履修させられたときも、5話目くらいで「これいつシャアに殴られるの?」と聞いてしまい、「殴るのシャアじゃなくてブライトさんだし、それありきで見られるのもなんかイヤ」というような苦言を呈された(その後、9話で殴られてた)。
おそらく、私だけがやっていることではないはずだ。友人とレンタルDVDで「犬神家の一族」を観たときに、スケキヨ初登場から湖から逆さに脚が出てる死体のカットから、様々な有名シーンの度に全員で「出たー!」と大盛りあがりしたことがあるからである。まあ、この1例しか反証はないが。
こういう、「作中のあるシーンが突出して有名になったせいで初見の人の見方が変わっちゃう現象」は名前があるんだろうか。
そして、似たような体験をされている方のなかでも特に「布教する側」の人は、これについてどう思っているのだろうか気になる。はてな諸賢のご見解を伺いたい。
今の時代、若書きが通用するのって小説だと純文学とライトノベルだけだよ。
で、なんでそういうことが日本の文芸だけで起きるのかっていうと、出版社が一種の芸能事務所化しちゃっている日本の特殊事情に原因がある。
海外では基本的に在野のエージェントを通すなどしてそれなりに選別されたうえで出版するかどうかが決まるから若くしてデビューと言っても日本ほど早くないし、また欧米は特に文学の全体を貫く文化的な文脈があるから批評家が機能していて、文学理論を無視した雰囲気小説は全く評価されないので学んでいない勢いだけの作家は頭角を現しづらい(ほぼ不可能)。
日本の現代作家ってあんまり文学理論学ばないからそもそも世界的にはレベルが低いんだけど、とりわけ純文学は作家が育たない。その原因は80年代ごろから顕著になるけど出版に広告代理店が絡んでマスメディアと癒着し始めたため(著名な流行作家とかが昔テレビに出てたのはこの流れのせい)、ほそぼそとやるだけでは純文の編集部が肩身が狭くなる一方なので注目を集める素材じゃないと売り出せない状況になったから、売りどころがわかりづらい純文学はしだいに「若い女性」とか「アウトロー」みたいなので広告的に盛り上げられる人選になっていったため。で、売り出したら売り出しっぱなしで育て方がわからないのでモブ化するしかなくなる。
いわゆる「瑞々しい感性」っていう売り文句はこういう雑な売り方を強引に肯定したもの。
エンタメ小説は技術体系が比較的出来上がっているので良否の判断がつきやすい。だから結果的に技術的に未熟な作家は取り上げられにくい。
ライトノベル(ジュブナイル小説ではないいわゆるオタクが好むタイプのラノベ)はある意味ポストモダンの申し子で構造が破綻していた方が面白いから未熟さが売りにできるので、純文学に近いスタンスになっている。
ちなみに明治大正のころも若い文豪がいっぱいいたという反論がありそうなので先に封じておくと、あれらの作家は同人誌から出発している半同人作家で、そもそも出版業界自体も未熟で小さく尾崎紅葉や夏目漱石などといった作家の弟子であったり同じ大学のよしみみたいなコネデビューしかなかった。
http://anond.hatelabo.jp/20080708184613
とても面白い企画だと思ったので、便乗させてください。
ご覧の通り趣味に走って暗めですがそのあたりはお許しを。
さんとの作品の重複は避けたつもりです。
太宰治「燈籠」
福田英子「妾の半生涯」
福澤諭吉「旧藩情」
ガールシン「四日間」
萩原朔太郎「月に吠える」
原勝郎「東山時代における一縉紳の生活」
樋口一葉「うつせみ」
穂積陳重「法窓夜話」
石川啄木「時代閉塞の現状」
泉鏡花「術三則」
カフカ「道理の前で」
北原白秋「邪宗門」
小林多喜二「党生活者」
幸徳秋水「筆のしづく」
桑原隲藏「蒲寿庚の事蹟」
ルブラン「奇巌城」
中島敦「狼疾記」
折口信夫「翁の発生」
ポー「アッシャー家の崩壊」
スウィフト「アイルランドにおける貧民の子女が、その両親ならびに国家にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案」
タゴール「ギタンジャリ」
寺田寅彦「流言蜚語」
徳冨蘆花「謀叛論(草稿)」
内村鑑三「後世への最大遺物」
イエイツ「春の心臓」
与謝野晶子「女子の独立自営」