はてなキーワード: 饒舌とは
テーマを決めて500文字以上でちょっと物語性をつけてざっくり事実を書けばアルファブクマカーが簡単に釣れる
あとはアルファブクマカー数人からそのフォロワーに広まれば簡単に数百まで伸びる
500文字~1000文字のエッセイなんて中学高校大学と散々やっただろ
日本ではまだそれほど普及してないが、北欧や米国、欧州の一部には穴埋め問題や選択肢問題を大量に解かせるのではなくトピックや分野を決めそれに関して説明させるという形式の試験や課題を多く出す文化がある エッセイと言ってるが紙の雑誌のお気持ち文のような情緒的文章ではなく論文のレター形式やアブストラクト部分に近い形式で背景や現状や課題や展望を書いて最後にちょろっと「面白かったですまる」を書き字のきれいさや文の饒舌さでA~Bの評価を貰うというシステム
これを小中高大ときっちりやり込んで夏休みに適当な工作課題でもやっておくと中身の空疎なコンサルパワポが極めて高速大量に作成でき数十億円規模以上の受注をスムーズに受けることができ立派なエンジニア肩書の癖に保護具の扱いが不適切なプール付き住宅持ちプロマネが出来上がりテスラ株が伸びてグローバル多国籍企業がグングン育つ
例えば増田ならこれくらいの方向性と精度でもうちょっと分量のある文章を書いておけば一定確率で誰かが拾って後は自動的に伸びる
実質は https://anond.hatelabo.jp/20210928124227 が言ってることと一緒だが
その場面の映像を見ればわかること考えればわかることを、
主人公の男の子の心の声でベラベラとひたすら説明してるのなんなの??
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81647
この記事にも「息が苦しい」の場面のこと書かれてるけど…
息が苦しい、肺が痛い。前に進め、もっと足を動かせ。→見て想像したらわかる
雪で助かった。→見たらわかる
禰豆子、穴を掘ったのか。妹がネズミみたいになってしまった。→見たらわかる
そしてすごく顔をしかめている!→見たらわかる
首がもげてるのに動いた。→見たらわかる
なるほど仕掛けがあるのか→見たらわかる
俺はダメなのか、くじそけそうだ。→見たらわかる
手を切っても少ししたらまた生える→見たらわかる
外した!逃げるのが速い!→見たらわかる
苦しい、早く上がらないと→見たらわかる
寝てる、血も止まってる→見たらわかる
これが都会か、夜なのに明るい→見たらわかる
このマンガが少年少女向けだとしても、説明しすぎじゃないかなああ。
むしろ少年少女向けだからこそ、行間のある作品を見て想像力を育てるべきなんじゃないの。
戦後おじさん、遅れて来た青年おじさんだからそう思うだけなのかなああ。
話によると作者さんのつくったネームが主人公が寡黙でストーリーがわかりにくいっていう理由で
そのときに主人公は寡黙なまま、心の声がやたら饒舌になったのかもしれない。
「謎に包まれたものを喜ぶ人が少なくなってきてる」って言ってるけど、
みんながこういう説明過多の演出を許容してるってことだものな。
1話見ただけで不要な説明多すぎて脳がオーバーフロー起こした。
すぐ見るのを止めたしまったくストーリー知らないからこれはネタバレじゃないけど、
ラスボスってひょっとしてお父さん?
私の勘違いかな?と思っていたのだが、あからさますぎて勘違いではなさそう。
まずはスペック。
私(28歳)契約社員。入社半年目で彼氏なし。美少女ゲームが好きなオタク。
上司(36歳)髪の毛が少ないけど見慣れた。女性慣れしていなさそう。美少女ゲームをプレイしないタイプのオタク。
上司は本当に女性慣れしていなさそうで、入社したばかりの頃は全く目すら合わなかった。
最近は目が合うようになり、たまに何気ない会話を交わすようになって、ほどほどに距離が近くなった。
それだけなら、惚れられてるなんて思わないのだが、私をランチに誘うときの緊張っぷりや「髪の毛切りました?」と聞くときの頑張ってる感を見れば誰でも自分への好意を感じると思う。
その姿を見て可愛いなあと微笑ましく思う程度には私も上司のことが好きなのだが。
きっと私たちの周囲にいる人たちもなんとなくわかっているのではないだろうか。
ここ最近の距離の詰めようじゃ近い未来に告白されてしまうだろう。
私は今の職場で長く働きたいと思っているし、上司も入社半年で正社員登用を検討してくれているようだ。
一応、私の仕事ぶりを評価してくれているらしいのだが…それも正当な評価じゃないのではないか。けして仕事ができるほうではないし。
それに社内恋愛がバレてしまったら、どちらかが異動になったり退職に追い込まれてしまうだろう。それは困る。
私がオタクだから上司も話しやすいようだが、基本は私が話を合わせているだけで好きなジャンルが全然違う。
今日も2人でゲーム実況の話をしていたが、実のところゲーム実況なんて久しく見ていない。
上司が饒舌に話す様を見るのは嫌いではないので、別にいいんだけど。
こんなふうにアレコレ考えては、上司からの好意をどう受け止めたらいいのだろう?と悩む。
もしも告白されたらどう返事をすればいいのだろう?とか。
上司のことは好きだけど、今の環境を変えてまで付き合いたいほどの好きではないんだよなあ。
専門的な事を語る際に、やたらと饒舌に語りすぎて情報量だらけの吹き出しを見ると面白さが欠ける。
別に専門的な事が必要じゃなくても、どうしてもそれを長いセリフだらけにして語りたがっている作者が居て、そういう作者の作品はあんまりおもしろくない。
わかりやすく表現できるということは舞台で何が起こっているかを上手く表現できている証拠。
といっても専門的な事を語るのが悪いのではなくて、伝える必要性のある内容をまとめるのが下手くそな作家が居て
そういう作家に限って不要な情報まで並べだすので、面白味がなくなるという結果になっている。
個人的に、情報量が多くても面白いと思った作品は、細野不二彦『ギャラリーフェイク』、
特に細野不二彦の作品は、情報量なんかは少なくてもわかりやすいので『りざべーしょんぷりーず』なんかも面白い。
最近の漫画は大して読んでいないのでわからないが、説明が長くても面白かったのは『幼女戦記』『売国機関』は良かった。
逆に多すぎてなんだかなって思うのは『名探偵コナン』
正直、面白かったのは最初の5巻くらいまでだった。それでもなんとなく読んでいたのだが…だんだん吹き出しばっかになっていくにつれて面白くないと感じるようになった。
「今日、◯◯ってとこに行ってきたよ」と通知が上がった。
以前一緒に行かないかと誘ったことのある、近場のキャンプ場だった。
お子さん共々いろいろ楽しんできた様子や施設の感想が次々とポップアップする。通知をリアタイで読んでるのでまだ既読は付いていないはずだ。
そいつとは学生時代からの付き合いで、結婚式で友人代表の祝辞を述べたりもした仲だ。こちらは残念ながらご縁がなく、いまだに一人やもめで10年来のソロキャンパー。あちこちキャンプに出かけてはその様子を報告したりもして、野外活動にはそこそこ慣れてる事もあり、アウトドアおじさんとして年に2,3回は家族ぐるみで遊んでもらっていた。
それまで毎年行楽の季節になると誘っていたが、しばらくなかなか予定が合わず(私の方で都合がつかない事もあった)、その時は2,3年ぶりのバーベキューだった。久しぶりだったので、少しはしゃいで良い食材を揃え、前日にはこっそり練習・味見したりして、とても楽しい時間を過ごしていた。
親友は、わざわざ私のために、家族を巻き込んで連休の初日に都合をつけてくれていた。その場では気づかなかったふりをして、その後、こちらから遊びに誘うことはやめた。
反応するタイミングを完全に失してしまった。連投は続いている。いつになく饒舌な印象を受けるが、私が誘った場所に自分だけで行ったことを気にしているんだろうか。君と君の家族が楽しめるきっかけを作れた事、楽しんでいる様子を聞けることはこの上なく嬉しい。それで十分だ。と、深呼吸してアプリをタップする。
結局「今はこんなご時世だけど、コロナが収まったらまた出かけよう」とは書けなかった。絞り出した無難な返事は我ながらいかにもそっけなく、会話を打ち切ってしまう形になってしまった。そんな筈ではなかったのに。以前のように軽口を叩けばいいじゃないか。
絶句した
呆れてものが言えなかったのではない
まとめサイトやTwitterなどでDaiGoのホームレスへの差別的な発言を知り、
そのあまりにもひどい物言いに怒りを覚えつつ、彼の動画を見て回っていたときだ
彼が詭弁めいた自説を饒舌に並べる中で放ったその一言に、私は答えを出すことができなかったのだ
野良猫へ餌付けすると野良猫が繁殖して結果的に殺処分される猫の数が増えてしまうからだ
野良猫に餌を与えるという行為は一見すると猫をかわいがっているように見えるが、その実は殺処分される猫を増やす残酷な行為と言える
愛猫家の野良猫への無責任な餌付けは遠回りな猫の虐待行為になり得るのだ
他にも野良猫が増えると排泄物で街が汚れたり、ゴミが荒らされてしまうこともあるだろう
野良猫を保護したいのであれば、自宅で飼ったり不妊手術をして地域猫として生活させるべきである
一方、DaiGoが野良猫と並べたホームレスへの炊き出しはどうだろうか
ホームレスへ炊き出しを行うとホームレスが炊き出しに依存してしまいホームレスから抜け出せなくなる可能性が考えられる
さらに、まだホームレスになっていない人が「ホームレスになっても炊き出しで生きていける」と思って実際にホームレスになってしまうかもしれない
ホームレス支援者の炊き出しはホームレスのためにはならないのではないだろうか
他にもホームレスの存在が街の治安悪化や衛生環境の悪化に繋がってしまうこともあるだろう
ホームレスを保護したいのであれば、生活保護を受給させてアパートに住まわせたり、シェルターなどで生活させるべきなのではないか
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DaiGoはその差別的とも取れる発言から徹底的に叩かれている
しかしDaiGoを叩くその流れの中に、本来考えるべき問題が飲み込まれてしまっているのではないだろうか
DaiGoを叩くことで本来向き合うべき問題から目をそらしてしまっているのではないだろうか
「野良猫への餌付けは許されていないのに、なぜホームレスへの炊き出しが許されているのか」
久しぶりに開いたfacebookで、昔一緒に働いていたエンジニアさんの投稿を見つけた。
40代後半で伴侶を見つけ、なんでも一緒に暮らしているとのことだった。(過去の投稿を遡って知った)
それを見た時に、なんだかショックを受けた。
自分でもとても不思議だったのだけど、思い返せばその男性のことが少し好きだったのかもしれない。
彼は変わった人だった。
いわゆる業務委託で、一緒に仕事をしたのは1年ほどだったが、太っちょで、擦り切れたダボダボのTシャツを着て、昔ながらの技術マニアなエンジニアさんだった。
雑誌ムーの話や、ネットが電話回線だった頃の話、2ch黎明期の話なんかで盛り上がった。
最初は偏屈そうな顔をしていて、早口だし、体も大きいしでなんだか少し怖かった。
でも話してみたら、よく笑うし、趣味の話なんかは私が知らないことでも楽しそうに話すので面白かったし、なんだかんだとても面倒見がいいので歳下のエンジニアさんにも慕われていた。
キラキラした女子社員に話しかけられるとちょっと寡黙になるのも可愛かった。
私もそっち側の人間と思われていたそうだが、中身はオタクだったので一緒にガオガイガーのテーマをカラオケで歌って以来壁がなくなったように思えた。
年齢もだいぶ離れていたので、異性としては全く見ていなかった。きっと向こうもそうだったと思う。
それから私が会社を離れ、facebookからも遠のいて数年後、冒頭の出来事があった。
今思えば、彼と話している時はとても楽しかった。おじさんなのに好きなこと話す時は少年みたいにキャッキャしていて、息継ぎどこでしてるのか分からないぐらい饒舌になってる姿を見たくてあえて彼の好きそうな話題を勉強して振っていた時すらあった。(馬鹿にしているわけでなく、楽しそうな彼の姿を見るのが好きだった)
今頃、そうかあの時、彼のこと少し好きだったんだなと気付いた。
思い返せばたしかに納得することも多かったが、やはりめでたい事だし、きっとお嫁さんの前でまた趣味の話を早口で楽しそうに語ってるんだなと思い「おめでとうございます!」とコメントしてfacebookを閉じた。
捜査員がガルテン室内に入ると、その異様な臭いと光景で暫し立ち尽くした。
懐中電灯で照らされた暗い室内には、三つの乳幼児らしき死体が転がっていた。
腐敗が進み、白骨化が進んだ死体を見届けた後、奥の部屋から聞こえてくる打鍵音の方へ向かう。
奥の部屋には、物凄い形相でラップトップのキーを叩き続けるハンチング帽の男がデスクに座っていた。
捜査員員が声を掛けようとした刹那、ハンチング帽の男は突然金切り声で笑い始めた。
狂っている、そう感じつつもハンチング帽の男に語りかけた。
つづく
捜査員はハンチング帽の男に語りかけたが、男は不気味な笑みを浮かべたままキーを叩き続けるだけだった。
ラップトップの画面を覗くと、そこには何度も同じ文字が書き連ねてあった。
ーー何故、ぼくを置いて出て行った?
周囲には空の日本酒のビンが散乱し、ぷーんと酒の臭いが漂ってくる。
改めて懐中電灯で男を照らす。
崩れ落ちた男は白いシャツに花柄のスカートという異様な出で立ちをしていた。
「XXさんでよろしいですね?」
捜査員の問いかけに男はビクッと一瞬反応したが、そのまま動かなくなった。
顔を確認するため、ハンチング帽を取ろうとしたが何かで固定されているのかビクともしなかった。
少し力を入れて更に引っ張ると、鈍い音と共に大量の髪がハンチング帽と共に引き千切られた。
男の頭部が懐中電灯に照らされ、満月を思わせる煌々とした光を放った。
男はぶつぶつと呟き始める。
「ぼくの言う通りにやれば、サクッと月商百万は行きますねぇ。今ならこのnoteも貴方に百円で売ってあげましょう。
どうです?安いものですよ?」
つづく
ガルテンに捜査班が到達したのは、捜査員が連絡した1時間後だった。
ハンチング帽の男は、衰弱が激しいため救急車両に乗せられていった。
証拠品ではあるが、致し方ないだろう。
ハンチング帽の妻には直ぐに連絡が取れた。
麓の宗教団体の宿舎に世話になっているらしく、他の信者の付き添いがいる形での面会となった。
「あの人は家族を省みずパソコンに没頭していました。お酒が入ると豹変するんです。耐えかねた私は家を飛び出し、ここにお世話になりました。半年前くらいのことです。」
彼女は薄っすらと笑みを浮かべて、傍らの信者と寄り添っていた。
つづく
捜査員に鑑識からの連絡があったのは、宗教団体の宿舎を出て直ぐのことだった。
ハンチング帽の妻によると、娘が三人いるとの話だったが、おかしなことになった。
ーーーもう一人の女児がいない?
捜査員は意外な展開になったなと、急ぎ車を走らせた。
「春さん、遺体の検死結果はどうだった?」
袈裟春は神妙な表情で答える。
「ああ、遺体は三体とも他殺だった。
乳児は高いところから床に叩きつけられたようだ。死因は脳挫傷。
残る女児と男児は、共に斧の様なもので切りつけられたようで、死因は失血死だ。」
「他殺……ですか。」
捜査員は肝心の男児と居なくなっている女児について聞いてみた。
今、捜査班で手分けして女児の行方と男児の身元を聞き取り調査しているって話だ。」
袈裟春はそう伝えると、慌ただしく動く鑑識に指示を与え、部屋を出て行った。
捜査員はハンチング帽の男の様子を伺うため、取り調べ室に向かった。
つづく
取り調べ室の隣の部屋から、捜査員はハンチング帽の男の取り調べを眺めて居た。
ハンチング帽の男はうって変わって饒舌に取り調べに答えていた。
「やっこさん、ずっとあの調子なんですよ。
子供のことは全く知らぬ存ぜぬって感じで、自己責任とかよく分からないことを言うばかりで。」
ハンチング帽の男に依ると、子供は妻が連れて行った、自分へ全く知らないとのことだった。
男児のことも長女のことも全くわからないようで、ひたすらに自分の仕事の自慢を続けている。
「狂人ですね……。」
つづく
クラインガルテンから更に奥地にある荒地に建てられた小屋に、闇の中で蠢く何者かの姿があった。
人影が鈍く光る斧を翳すと、目の前の青年は驚きの形相でそれが振り下ろされるのを待つしか術はなかった。
あっと声をあげる間も無く、斧は青年の喉笛に一文字の醜い傷跡を刻みつけた。
その刹那、鮮血が宙を舞う。
崩れ去る青年は何かを掴もうとするように手を伸ばし空を握りしめた。
瞬く間に、物言わぬただの肉塊と化した青年を見下ろす人影。
ーーーこれは復讐……。プロブロガーは存在してはならない……。
そう呟いて、人影は返り血を拭いもせずに小屋を離れ、森の中に消えていった。
そして、荒地に再び静寂が訪れた。
つづく
その一報が入ったのは、捜査員がまだ寝室で静かに寝息を立てている時だった。
けたたましく携帯の鳴る音で安眠を妨害された彼は、不機嫌な声で応答した。
例のクラインガルテンの更に奥にある荒地の小屋に惨殺された遺体を発見したのは、同じNPO職員である森という男だった。
「猿さんが朝になっても戻って来ないので、探しに来たんです。
まさかこんなことになっているとは思わなくて……。」
彼の話によると、前日の夜にお世話になっている猟師の男のところに行くと言って出掛けたという。
死因は大量出血による失血死。
鑑識の話では凶器は周囲になく、犯人が持ち去った可能性が高いとのことだった。
念のためNPOの職員らのアリバイを聴取するも、時間が時間だけにアリバイがあるものはいなかった。
つづく
ハンチング帽の男は正気ではなかったし、その妻も他人事のようだった。
捜査線上に挙がった関係者のうちアリバイが成立したのはハンチング帽の妻のみであった。
三人の乳幼児の殺害方法について、まず脳挫傷の乳児は、ロフトの上から叩きつけられた可能性が高いことが分かった、
残る二人の幼児は、切り口に残った金属粉が荒地の小屋で殺害された青年の切り口のそれと一致したため、同じ凶器であると断定された。
しかし、誰が殺害したのか、行方不明の女児の行方や殺害された男児の身元については一向に掴めなかった。
荒地の小屋の事件の翌日、捜査員は殺害された青年が会いに行った猟師の家を訪ねたが長い間不在のようで彼の足取りも掴めなかった。
その後も、山奥の殺害現場では当然ながら目撃者もなく、徒らに時間が過ぎ去るのみだった。
つづく
衰弱はしていたものの、地下室には食料や水などが十分に用意されていたようで命に別状はなかった。
女児は血まみれの服を着ていた。
照合の結果、その血痕は殺害された三人の幼児のものと一致した。
しかし、女児の体力では斧を扱うことには難しく、殺害に関与することは難しく思えた。
「おとうさんが、みんないらないって。
おおきなぼうでみんなをたたいたの。」
女児の証言能力について認められ、ハンチング帽の男は緊急逮捕された。
彼は呟いた。
ぼくはずっとブログを書いてたのです。
早く、PCを返してください。
つづく
鬱蒼とした森の中、木の枝にぶら下がる人影が静かに揺れていた。
足元には黒光りする斧が投げ捨てられていた。
人影の顔が月明りに照らされると、そこには苦痛に歪んだ老人の顔があった。
その遺骸を見上げる人影が一つ。
彼は老人が確実に絶命しているのを確認すると、そこから離れた位置に落ちている猟銃を拾いその場を離れた。
男は猟銃を抱えたまま、また森の中に消えていった。
つづく
袈裟春は発見人の遺留品から唾液の入ったペットボトルを取り出して、軽くうなづいてみせた。
【作者からの挑戦状】
犯人は誰か?
解決編につづく
解決編1
「またお話をお聞きしたいことがありまして、お邪魔させて頂きました。」
ハンチング帽の妻は、少し怪訝そうな顔で捜査員の顔を見ていた。
ハンチング帽の妻はビクッと僅かに反応したが直ぐに冷静を取り繕った。
「我々がDNA鑑定したところ、長女はあなた方ご夫婦のDNA型と一致しませんでした。
貴女はご存知だったのでしょう?」
「あなた方夫婦に三人の娘がいるというのは、周囲でもよく知られたことだった。
しかし、何故か遺体には男児が含まれ、彼もDNA鑑定からはあなた方の子供である事実が判明しました。
ゴクリと息を飲む気配を感じる。
「多分ですが、生まれた時から女児と男児は入れ替わって暮らしていたのではありませんか?
一瞬の静寂の後、捜査員はこう告げた。
そう言って彼が目を合わせたのは、ハンチング帽の妻に寄り添う信者の男だった。
つづく
解決編2
捜査員は話を続ける。
そして、取り違えが起こった。
信者の男は少し怯んだが、直ぐに元の表情に戻った。
しかし、長女と男児が成長するにつれて違和感を感じるようになった。
そして、奥さんがDVを受けクラインガルテンから逃げ出してここに来た時に気づいてしまった。
そこに事件が起こったのです。
それをもう一人の娘が見ていた。
信者の男は不敵な笑みを浮かべて口を開いた。
「馬鹿馬鹿しい。では、男児も私が殺したと?私が殺す理由がない。」
捜査員は少しうなづいてこう返した。
奥さんと一緒になるにはハンチング帽の男の分身が邪魔だった。」
信者の男は凄い形相で睨み付けた。
「彼女は関係ない!私が彼女の安息のために自らの意志でやったことだ!」
ハンチング帽の妻が何か言おうとしたが、男がそれを遮る。
「神の啓示だ。プロブロガーがいる限り、私達家族に安息はないのだから……。」
つづく
解決編3
信者の男は告白するや否や、入り口のドアを開け部屋の外に飛び出した。
部屋を出た時には、別の部屋に男が飛び込むところだった。
彼が部屋の前にたどり着いたその刹那、部屋の中から銃声が響く。
扉を開いたそこには、猟師から奪ったと思われる猟銃で自殺を図った信者の男の骸があった。
しばらく立ち尽くしていると、ハンチング帽の妻がよろよろとその骸にしがみつき嗚咽し始めた。
つづく
<エピローグ>
事件の残る被害者については、ハンチング帽の妻から事情を聞くことができた。
NPO代表理事は、長女がハンチング帽の男の実子でないことに気づいたらしく、信者の男とハンチング帽の妻を強請ろうとしたために殺害されたとのことだった。
また、猟師の男については、罪をなすりつけるために自殺に見せかけて殺したようであった。
長女は責任能力のない年齢のため、当然罪には問われなかった。
また、ハンチング帽の妻も殺害に協力した訳ではないため、共犯の罪に問われることはなかった。
しかし、気が触れてしまったようで、クラインガルテンの周りを徘徊するのを度々目撃された後、ある日崖から転落してその人生を終えた。
つづく
<リ・プロローグ>
漆黒のクラインガルテンの中で、ハンチング帽の妻は自分の人生について悲壮感を感じていた。
まるで飯炊きの女中のような扱いが続き、自分の一生はこのまま終わるのかと思うと、涙が止まらなかった。
いつか白馬の王子さまが彼女を颯爽と救い出してくれる、そう願っていた。
そして、あの日。
ハンチング帽の男は一人で外出していた。
男性が飲み会で暴れたり、女性の身体を触ったりすると「お酒飲んだら豹変するのではなく、隠れてた本性が出ただけ」ってメチャクチャに叩かれるのに、酔っ払った女性とホテルに行くと「アルコールを使用したレイプ!女性は被害者!」ってなるの何でだろうな。
いや別に前者で被害を受けているのは酔っ払った人間の周りだし、後者は酔っ払った本人が被害を受けているから話が違うのは分かるんだけれど、「酔うと出るのは本性」の前提で話を進めると後者も「本当はヤリマンなんだろ」って話になってしまうと思うんですよ。
だから「酔うと正気を失ってしまう」ので、別にその人が暴れたり、異性の身体を触ったとしても普段のその人がどうとかではない(もちろん正気を失うほどのアルコールを摂取したことには問題があり、過去に同様のことをしてたら自覚があってなので当然犯罪になる)し、後者の場合にしても「酔っ払ってる人は正気を失っているので性行為は同意が得られたとは見なさない=強姦と一緒だよ」で良いと思うのよね。
なんか得意気に「飲んだら見えるのが本性だよ」って言う人が増えて、他人に迷惑を掛けないレベルで饒舌になったり、涙脆くなったりすると、普段の時でも「本当はもっと喋りたいんでしょ」とか「感動系の映画好きなんでしょ」みたいな話を振られているの見てたから、コロちゃんで飲み会とか全部無くなってハッピーだなって思います。
キスもスキンシップもエッチもいつも私から。話してても頷きと相槌だけ。もう慣れたけどたまに寂しい。
喧嘩もしないし、私は夫のことが大好きだから別れたいと思うこと1度もないんだけど、もっといろいろ反応してほしい。
もっと夫の考えてることを知りたいし、話をしてほしい。夫が興味を引きそうなネタをいつも探して寝る前によく話しているんだけど、疲れているのかニコニコ笑っているだけだ。
補足:
不倫なんてしようと思ったことなんて一度もない。そもそも夫以外の男性となんて全く考えられない。付き合いたての時はもっと、たくさん話してた気がする。彼は酔っぱらえば饒舌になるけどそれ以外はそうでもない。
いちどもっと夫くんも話してほしいと伝えたことがあるけど、○○ちゃんの話を聞いてるのが一番好きと言われたな。
もともとおとなしいところも結構好きだけど、最近は、何を考えてるのかわからないのが少し寂しい。
育児に追われて2人の時間あまり取れなくて、夜ゆっくりできるときにもっと話ししてほしいんだけどなー。疲れてるからしょうがないのかな。
有名なやつ(GOTとか……あれもう続編出ないよね。あとディスクワールドとか)は省いてます。
あとロマンス系はそもそも読まないので……(ParanormalとかUrban系にそういうのが多い印象)
日本語に翻訳されないであろう、翻訳されても途中で終わるであろう作品を紹介していくよ。ちなみに、ブラッドソングは1巻は素晴らしかったけど、それ以降は急激に評価を落としてちょっとした騒ぎになったくらいである(大袈裟)。翻訳が途絶えて良かったのかもしれん。
今回は作者別に書いてみた
「とにかく饒舌な作家が書く面白いお話。メインストーリーが全然進まないし、主人公にイライラするけどそれでよければどうぞ」
1巻は大評判。2巻は(まだここまでしか出てないはず)同じく大評判と思いきや賛否両論で「なんじゃこりゃ」となるかどうかは読み手の心の広さ次第か。
個人的には3巻出たら読むけど、2巻が出る前ほどは期待していない。
ジムブッチャーといえば、ちょっとだけ翻訳された「ドレスデン・ファイル」で有名(でもない?)だけど、割と正統派のComing Of Ageものを書いていることはあまり知られいてない。
それがこれ
特徴的なのは「Fury」と呼ばれる精霊的な存在。Furyには弱々しいものから強大なものまで存在していて、人間はFuryを日常生活や戦いに使役している。この世界の魔法的を具現化したような存在。
ちなみに、アーバンファンタジーというと、ドレスデン・ファイル(Dresden Files)やDaniel Faust、Mike CareyのFelix Castorみたいな男主人公+地獄+魔法+サキュバスという構造になりがち。
その中では「Rivers of London」は英国風味をうまく使って差別化できているようだ。
Dresden Filesはもう17巻まででいて、流石に途中で「もういいかな」ってなったりするので一気に読まない方が良さそう。
ホラー風味の Inspector McLean シリーズとかある
そうそう、なぜか死神やネクロマンサーが絡むとコメディになったりする傾向あり。
Neil Gaimanは翻訳もされてるし別枠だと思うのでここでは省略。
現在3冊出版されていて、最後の3冊目から8年経ってようやく今年4巻目が出版されるらしい。ほんとかな?
ちなみに、3冊目までは読んだ。面白いんだけど、ちょっと人を選ぶかも。「大人が大人のために書いた本」というよりも「大人になりきれない中年が同好の士のために書いた」そんな雰囲気のシリーズ。まだ作者40代なんだけど。
批判する人の意見を読んでみると「普通に人間の男女が出てくるけど、小さい女性が大きな男よりも力が強かったりしてリアリティが気になって意見を言うと作者に『この世界はそう言う世界だ、気に入らないなら読むな』とか言われる。多様性とかフェミニズムに気を使ってリアリティがなくなった世界観」とか言われている。
まあ、同感。
「誰それ?」が普通の反応であろう。もしくは「Expanseの作者?」か?
非常に渋い大人のファンタジーを書くんだけど、GOTのコミックブックとか映像化されたExpanseシリーズとか、儲かる仕事をしちゃってるのでもうファンタジーは書かないのかもしれない……
魔法使いが「Poet」と呼ばれる世界。コンセプトを擬人化して奴隷として使う。意味がわからないと思う。例えば「Seedless」は敵の国の綿花が種をつけないようにすることができる。もちろん他にも色々応用が効いてしまう。ただ、擬人化したコンセプトは寿命があり、いずれ死んでしまう。死んでしまったコンセプトをもう一度擬人化することができない。
派手な魔法合戦とかではなく、奴隷化されたコンセプト(?)の悲しみとかがリリカルに描かれた佳作。
「誰それ?」が普通の反応であろう。
複数のPOVから語られるけど Kellhus という人が中心人物。
世界から孤立した教団で教育を受けた彼は、下界に出て行方がわからなくなった父親を探す旅に出る。Kellhusは、ロゴスを追求した結果、感情などを持たないロボットのような男。
第1巻のタイトル「The Darkness That Comes Before」はKellhusのメンターの以下のような言葉からとられている。
“The thoughts of all men arise from the darkness. If you are the movement of your soul, and the cause of that movement precedes you, then how could you ever call your thoughts your own? How could you be anything other than a slave to the darkness that comes before?”
“what comes before determines that which comes after”
読み物として面白いのよなこれ
主人公は女なんだけど、一種の尊敬と畏怖の念を父親に抱いていて、殺して超えたいとさえ思ってる、性別を超えたエディプスコンプレックスの文章なんだよな
父親が苦手だといいつつ仕事をしないところ、父や母を気にかけてしまう事、饒舌なほどのその文書の書き方、多分父親も似たような口調なんだろうな
書いてる人が今まで父親を目標に生きてきた事を感じさせ、その母親を気遣う文章や行動でさえ父親の行動や言動をトレースしているように見える。
最後の文章で自分が父親と同じ道を歩んでいる事を自覚し示唆している。
ギルマスはいい人で頑張っていて、ゲームは落ち目だと思うけどそれなりに緊張感ある試合ができてて居心地は良かった。
一人失踪するまでは。
試合には必ずしも毎回いなくてもいいとは言ってなかったけど、中には報酬が多い特別な試合がある。
ギルマスに苦情を伝えたら体調が悪かったとのことで、本人からまた頑張りたいと謝罪があった。
が、多分それは嘘だったんだろう。
次の月の大事な試合でも棒立ちだった。基本リプレイを見ないと他のギルメンにはわからないけど、そいつのスコアが悪いのでリプレイ見たら案の定だった。
でも、ギルチャでは居るように振る舞っている。
この時点で即抜けしたかったけど、次の入れ替えまでは居ないとギルマスに悪いので、次の入れ替え時期に抜けることを伝えた。
でも、次の大事な試合までの練習もやる気が全くないし、居るフリだけは上手だし、なんならギルチャで饒舌にウマ娘の話をしている。
そんなにウマ娘がいいならとっとと抜けろ。
切らないギルマスもギルマスだけど、人を揃えるのが難しいのは理解してるし……。
ほんと次の入れ替え日までどうしようもないから、ここに書かせてもらう。
棒立ちするぐらいならやめちまえ、ほんと。
仲良くなる方法ね。
①挨拶する
休憩スペースで茶を飲むとか、飯を食うとかするタイミングだとより簡単だ。
「お隣、よろしいですか」
相手に対して正面よりは横か斜め前の位置に陣取るのも地味ながらコツだ。
②アイスブレーキングする
例えば季節。
「今日は急に暑くなってきましたね~」「そうですね~。もう春というより初夏ですかね~」
例えば飲み物。
「そうですねー。甘いのは駄目なんですが、無糖のこういうのはすっきりして好きです。」
軽い共感が発生して少し打ち解ける。
相手の言葉と見た目と行動をよく観察して質問のネタを絞り出す。
「肉お好きなんですか?」
「もしかして何かトレーニングorスポーツとかされてるんですか?」
相手が興味を持っている内容なら相手の反応は饒舌になりやすい。
いくつか質問を振って話を聞いていき、自分の関心事ともマッチするネタにたどり着く。
汎用的な質問は、
「休日は何をしてることが多いですか」
など。
要するに、時間と金という人生の重要なリソースを何に注ぎ込んでいるのかがそれとなく分かる質問だ。
初っ端にこの質問では重いが、季節や飯のネタなど当たり障りのないネタでアイスブレイキングした後ならタイミングを見計らって繰り出せる。
相手の人となりの輪郭が徐々に掴めてくる。相手にもこちらの人となりが徐々に伝わっていく。
一緒に追求できそうなカジュアルな関心事が見つかったら、それを一緒にやろうと誘う。
「どこそこに美味い○○があるので今度一緒に食べに行きませんか」
「◆◆で困ってるんですけど、教えていただけませんか」or「◇◇で困ってるなら、今度かんたんに教えようか」
あのさぁ…新卒で入社して速攻辞める奴って、結構いるんだよね。
そういうやつの理由って会社に問題があるのばっかじゃないって理解してるのかなって。
すぐにブラックって言う人いるけど、中身の事情も知らないで辞めた人の意見ばっか聞いてるでしょ。
ブラックであるという事実をまっすぐ伝えているならわかるけど、脚色して自分が被害者のように書いている新卒もいるでしょ。
全部鵜呑みにして、すぐにブラック認定しようとするのは止めたほうが良いと思うけどね。
ゴシップに踊らされている人たちと何ら変わんないよ。
ろくに会話が成立しない奴とかね、コミュニケーションを取ろうとしても「はい…」「いや…」とかしか言わないの。
こっちがどんなに話題を出してもそれじゃ会話が続かないんだよ。
なにか得意な事や好きな事ってある?って聞くとだんまりしちゃうし、プライベートの事は聞かないほうが良いかなって聞かないでおくと放置されたなんて言い始めるし、
そういう奴結構多いんだよ、老若男女問わずでね。むしろ女性の方が気持ちが強い人が多いから会社には残る。
男はダメ。ディスっちゃうけど、まじでダメなんだよ。会話が成立しないどころか目も合わせられない子ばっか。
これに関しては学校にも物申したいんだよね。お決まりのセリフにお決まりの回答をさせるように一羽のオウムを作っちゃうんだ。それじゃいかんでしょと。
もちろん『会社』も問題なんだよ。そういう面接の方式ばっかしてるから、本当に使える子を見つけられてない。とりあえず受け答えがその場で出来たから入れるみたいな感じ。
こういう子もいるし、他にもね。入社してみたら自分の思い通りの仕事が出来ないから辞めるって子もいた。
入社したばっかりのろくに仕事も覚えてない子に好き勝手やらせるわけないだろうって。そもそも会社なんだからワンマンプレイされても困る。
じゃあ、どういう風に仕事したいの?って聞いてみると答えられないんだ、これがまた。
結局『自分の好きな行動が出来ない』だけで嫌になるっていうタイプがコレ。
好きな時間に仕事して、好きな時間に休んで、好きな時間に遊んでって感じで自分が常に中心にいないと嫌だって子ね。
この手の子も面接の時の受け答えだけはできるんだ。前述した子よりも饒舌に語る。それにコロッとだまされるのが会社。愚か。
研修時に逃げる子っていうのもいるね。ほんとの基礎の基礎を教えている時点で逃げる子は少なくない。
で、これに対してブラックだとか教える奴が下手って言う新卒崩れが文句言うんだけど、
仕事の流れをフローチャートで教えるだけで教えるのが下手なら、どうするの?
学校の流れと同じだよ?
『登校して朝礼して授業始めて部活するなり下校するだけ』だよ?
それを『出勤して朝礼して会議して作業して仕事が残ってるなら残業するか翌日に残して定時に帰る』だけ。
この説明しかしてないのに教えるのが下手とか、一体どう説明したら上手なんだろうかね。
『出勤して定時になった終了でーす♪』って言えば上手なの?
学校と同じ流れだよと説明してるだけでも辞めちゃうってのは、そもそも『仕事をしていくという決心』が出来てないんだよ。
中身が『学生気分で遊ぶ事を優先』に考えているから、仕事の話になると気が滅入って出来なくなるの。
遊ぶことを優先に考えるなと言っているのじゃなく、就職したのだから仕事中は仕事と切り分けをしろというだけ。
仕事が終わったら、遊ぶことを優先にしたっていいさ。それがモチベにつながるんだから。
研修中に辞める子ってのは、ホント最初の最初で挫けて即辞めちゃうからね、教え下手とかそれ以前の話なんだよ。
他にも電話が怖くて辞める子がいるね。これは正直時代の流れだよなって感じはする。
メールで済ませればいいのにって言う子もいる。それはそれでありだと思う。
だけどね、取引先とのやりとりはメールで済ませられないものもあるんだよ。
自分らが上の立場にいるのであればメールでやりとりしましょうって言えるよ。だけど、向こうが言ってこなければこちらは電話でやり取りするのが筋なんだよ。
「メールで済ましたいね」って思うことは多々ある。だけど電話は切っても切れない存在なんだよ。
どうしても電話を受けたくないのであれば、自身で会社を作るしかない。
でもね、昔からあるんだけど。新人の子にいきなり電話を取らせるの。あれはいけない。
うちは電話の対応も避けられないから、仕事をある程度覚えてもらって上司が質問して答えられるようになったら電話をとってもらってる。
それまでは取らないで仕事を覚える事に専念してもらってる。
そりゃそうだよ。仕事がわからないのに電話で答えられるわけないものね。
そういうのは会社が新人の事を考えなきゃいけないんだけど、結構一発ぶっつけで取らせようみたいなダメな会社も多いね。
最後に新卒に即戦力は求めてないし、求めているような会社は新卒を取らないで経験者を採用しろと言いたい。
新卒募集かけているのに即戦力求むなんて記載されている会社を見ると鼻で笑うね。
新卒に即戦?何いってるのって感じだよ。
最後に脱線しちゃったけど、新卒が辞める理由に会社がブラックだからなんていう話が出てきても信じ切るのは止めて欲しいかな。
そういう子らは、前述したように『仕事をする気持ちが出来上がってない』コレに尽きるよ。
学生気分でバイト感覚で就職しようとしてるから、ちょっとでも嫌だとすぐに辞めようとする。
『眠い』から辞めるなんて信じられない理由で辞める人だっていたからね。
プログラミングスクールは良くないって話が多いので、人それぞれだよねっていうのと、何もやらないよりは何かしらあるんじゃないかなっていうお話です。
フィクションのつもりで聞いてください。
私は地方で育ち、地元の女子中・女子高・駅弁大学を卒業し、地元のとあるテーマパークに就職しました。
比較的なんとなく生きてきたので、仕事って大変そうだからせめて面白そうな職場を選ぼう、くらいの気持ちでしたがすぐに辞めたくなりました。
toC接客、屋外での勤務、立ちっぱなし、友達と休みが合わない、覚える事が多い、職場が僻地、ダンサーチームの揉め事の仲裁、契約社員組みからの嫉妬、大学生組の惚れた腫れた、田舎特有の異様なゲストの図々しさ・馴れ馴れしさ、どれも好きじゃないやつでした。
まあゲストにイラつく事があっても、それはしょうがないと思ってます。仕事だから。
でもスタッフも、とにかく感情で生きてる人間が多すぎます。私よりずっと大人なのに。
華やかな表舞台とは裏腹に仕事はそこそこハードで、給料の水準も高いとは言えない環境のため、人の出入りが激しく、トラブルを起こしたり、恨み辛みを吐きながら辞めて行く人が多いのもメンタルにきました。
最初に威勢のいい人ほどすぐ腹を立てて辞めていくので、個人的に警戒して距離をとるようにしていました。
理想と現実のギャップが大きいからなのか、彼らの自己評価が高いからなのかわかりませんが、もしかしたら私のように、ドライに仕事はしんどいものだと思ってる方が、色々受け入れられるのかもしれません。
そんなこんなで2年ほど勤めましたが、最後まで職場にも業務にも慣れる事もなく、花形着ぐるみのポジションが空いた事によるダンサーチームの派閥争いの激化に伴って私の神経も擦り切れ、半ば衝動的に仕事を辞めてしまったのでした。
実家に住んでいたので、しばらくはニートしながら次に何をするか考える予定でした。
しかしそんな折、東京に住んでいる祖母が怪我をしてしまい、介護を要する状態になってしまいました。
私は昔から祖母が大好きだったので、喜んで同居と介護の役目を担うことにしました。
祖母とは小学校低学年くらいまで同居していた期間があり、その頃から私の唯一の理解者でした。
私が真面目で、冷めていて、興味を惹かれると他のことが目に入らなくなって、
自分のペースで物事を進めたくて、少し融通が効かずに周りの子達と馴染めなかった頃、
その事に両親はお手上げで「みんなと同じように」「普通に」「お願いだから」としか言わなかった頃、
「あなたはちょっとだけ人より心が大人なんだよ。それでいいんだよ。賢くて真面目なあなたが好きだよ。
でももし疲れたら、周りの子たちと同じくらいには、いい加減で、だらけて、失敗してもいいんだよ」
と、声をかけ、私が「もう大丈夫」と言うまで何十分でも抱っこしてくれた祖母。
祖母のその言葉と、帰ったら祖母が家にいるという安心感で、私は少しずつクラスメイト達と打ち解け、誰かに心を許したり、自分が失敗することも他の人が失敗することも許せるようになっていったのでした。
東京には別の親戚もいたのですが、ペーパードライバーで頻繁に祖母を病院に連れて行くのが難しかったり、仕事の都合だったりで他に候補者もいなかったので、私の立候補には関係者みな渡りに船という感じでした。
母に「おばあちゃんが好きってだけではできないよ。よくわかってないんじゃない?」とも言われたけど、私は祖母に関する事ならちゃんと理解したかったし、自分の想像が及んでいない事があるなら、それも知りたかった。
介護はまあ大変だったのですが、意外と祖母が元気で、怪我の経過も芳しく、家の中の生活においては一人で出来る事が多かったのもあり、私は徐々に暇になっていったのでした。
美術館や博物館が昔から好きで、最初は狂ったように行っていたのですが、お金もそんなにないし、周りに友達もいないので、やや時間を持て余すようになってしまいました。
そこで、一念発起して、噂に名高いエンジニアとやらになろうと思いたち、プログラミングスクールを探し始めました。
テーマパークで働いていた私からしたら、エアコンの効いた部屋で座って作業できて、toC接客をしなくてよくて、給料が高い(らしい)なんて夢の職業だと思っていたのです。
東京での普段は淡白ながら、楽しみ方の選択肢がとても多い生活も肌に合っていて、祖母の介護を終えても田舎には帰りたくなかったので、こっちで就職して帰らなくていい理由を作りたかった、というのもありました。
色々調べて、とあるオンラインがメインのプログラミングスクールに決めました。
祖母の家が都内とはいえ西の方で、交通費も出ないのに電車で都心に通うのは厳しかったのと、祖母の用事が最優先なので時間の都合がつけやすいようにと、グループでやる課題とかがきっと向いてないだろうなと思ったからです。
(今になって思えば、gitの実践的な使い方に慣れられるし、どうせ働き始めたらチームでやるんだから、グループ作業は経験しておくのをおすすめしたい)
ニート期間が短かかったので貯金があまり減っておらずなんとか料金を捻出できたのですが、貯金はなくなりました。
プログラミングスクールでは、まず卒業後どういう職種や働き方を希望するかを聞かれ、それにはどんなスキルが必要か説明を受けながらカリキュラムを決めていきました。
授業は、エンジニア経験のある人とskypeを使ってマンツーマンで、テキストを進めたり、課題をチェックしてもらったり、デバッグを手伝ってもらったり、わからないところを教えてもらったり、実際の開発現場の話を聞いたりしました。
私はなにせ女子校育ちだし、喪女だしで、女性の先生が良かったのですが、女性の先生は数が少ない上にみなさん大変な人気でなかなか予約が入れられませんでした。
平日の日中に授業を受けられるので、働きながらの人よりはずいぶん有利な立場にはあったはずなのですが、できれば同じ先生にずっと見てもらいたいと考えると、なかなか厳しい状況でした。
ですが、一人だけ比較的予定が空いている先生がいました。そう、後の彼女である。
彼女の予約が空いている理由は1回授業を受けたらすぐにわかりました。
早口だし、自分の言いたい事は最後まで言わないと気が済まないし、アイスブレイク下手くそだし、全然笑わないし、癖なのか10分に1回メガネを拭いてるし、説明が長いし、1回説明した事は完璧に理解するはずだと思ってるし、なんか顔が怒ってるし、なんか厳しくて答えをなかなか教えてくれないし。
顔は結構美人なのに、性格きつい人だなあというのが無遠慮な私がもった第一印象でした。
まあでも予約を続けてとれる女性の先生は他にいないし、私も生来かなり真面目な性分だし、授業が終わった時のやけに油断してホッとしてる顔がなんかちょっと可愛いし、実力をつけるには問題ないだろうという事で継続して予約を入れる事にしました。
しばらく授業を受ける事で、だんだんと彼女の態度は軟化していきました。
プログラムも楽しかったし、彼女については保護猫をだんだんと慣らしていくような面白さもありました。
授業は丁寧だし、彼女はフレームワークの細かい内部の挙動や、メソッドのオプションなんかにもかなり詳しく、それらの点では優秀な先生だったので、私の心からはいつしか懸念も不満も消えていました。
そんなある日、パソコンを買い換えたいと思っている話をしたら、意外にも彼女が付き合ってくれる事になりました。
(当時、なんか可愛いという理由で買った、やたらキーピッチのあるVAIOのノートパソコンで作業していたのですが、色々目が開いてきてMacに乗り換える事にしました)
買い物当日、MacとWindowsの違いから丁寧に教えてくれた彼女の私服はダサかったのですが、お礼も兼ねて新宿で居酒屋に行く事になりました。
主に、Windowsで使ってたツール類のMacでの代替品を教えてもらうつもりだったのですが、いつのまにか梅酒2杯で饒舌になった彼女の身の上話を色々と聞かせてもらっていました。
いい提案ができるように新しい技術を家でもたくさん勉強したこと、
いいシステムを作る為にプロジェクトの良くない点はきちんと指摘したこと、
それらを煙たがられて注意を受けたこと、
「女のくせに」って言われたこと、
自分が席を外したタイミングで夕会が行われるようになったこと、
「プロパー+αの人だけの飲み会」にチームの中で自分だけ呼ばれてなかったこと、
社内で待機している時、営業に「女でこんなに売れないのお前だけ」って言われたこと、
新卒もどんどん現場に出ていくのに自分は次のプロジェクトが決まらなかったこと、
「とにかく人が足りないから大歓迎です」って言われた案件でもチームの中で1番最初に退場になったこと、
業界が向いてないのは身に染みてわかったけどプログラミングが好きで今の職についたこと、
授業のリピート率の低さに会社からいつも小言をもらっていること、
SESが辛くて辞めたのに、多くの人が卒業後SESに行くプログラミングスクールの先生をしているということ、
自分のやってる事が人の為になっているのか信じきれていないこと、
SES以外の社内SEとかで転職を考えたけどどこにも受からないこと、
昔から人付き合いが苦手なこと、
親戚のおじさんに一人すごく嫌な人がいること、
成績は悪いが愛嬌のある弟ばかり親が可愛がること、
「いや、まだそんな重い話を聞く関係じゃないですよw」って途中まではいつ言おうかタイミングを見計ってたけど、とうとう言えずに最後まで聞いてしまった。
気がついたら私は泣いていました。それは気持ちがわかってしまったから。
小学2年の春、誰かに一緒に帰ろうと誘われるまで教室で本を開いて待ち、みんな連れ立って帰ってしまいひとりぼっちになった後、仕方なく開いていた窓を閉め、カーテンを束ねていた、その風景を思い出してしまったから。
ああこの人は祖母に出会わなかった私なんだな、と、どうしようもなく理解してしまったから。
私が優秀だと彼女の評価もあがるかもしれないと思って余計にがんばり、無事卒業を迎える事になりました。
プログラミングスクールの卒業生の主な就職先はSESです。(今はわからないけど)
SESについて彼女に色々聞いていたので、客先企業に常駐して、多重下請け上等で、使い捨てで、人売りと呼ばれていて、残業が多くて、無理なスケジュールを押し付けられて、仕様変更が頻発して、現場では肩身が狭くて、theITドカタっていうのは知っていました。(今はわからないけど)
でも私はなんでも知りたかった。彼女のことをもっと知る為に、SESについて身を以て知るつもりでした。
同じ時期に卒業を迎えた人の中には、断固SESを拒否する人も何人かいました。
下請けじゃなくて上流工程ができて経営が安定していてまったり働ける社内SEか、自由で先進的でフットワークが軽くて自社サービスのあるベンチャーがいいのだと。
いやいやいやと、社内SEがそんなにいいものなら、学業が優秀だった人か、SESで優秀だった人から順番に行くでしょうと、
ベンチャーがそんなにいいところなら、すごく優秀な人たちの少数精鋭なんでしょうと。
課題でサンプルのプログラムをいくつか作っただけの私たちがどうしてそんなとこにいけるでしょうかと。
修行のつもりでありがたく、いろんな現場や業界で実戦経験積めよと、1行でも多く実務でコード書けよと、色んなプロジェクトのドキュメントとかプロジェクトマネジメント見て勉強しろよと、SESでもないと逆にそんな機会も無いぞと、そんなことを思っていました。
私の就職先は、2回面接をしただけで、スクール推薦のSESの会社にあっさり決まりました。
祖母は、私が平日フルタイムで働いても差し支えない程度まで回復していました。
彼女とは頻繁に連絡をとったり、遊びにいく友人の間柄になりました。
しかし、実際SESで働いてみると、覚悟していたような環境とは少し違いました。
基本的に自社のリーダーとしか話さない(プロパーが直接メンバーに指示を出すのはダメらしい)し、スケジュール変更や仕様変更もちょこちょこあるけど、その分の残業代もちゃんと出るし、なんだか全体的にいいところでした。(テーマパークと比較するとなおのこと)
彼女が最初に働いた企業が、現場が、時代が、運が、悪かったのだとわかりました。
でも、「あなたのおかげでエンジニアになれて、人生が変わって、嬉しいよ」って、彼女に伝える事はできました。
数年はそのまま穏やかに、繁忙期には激しく、時が流れていきました。
祖母の怪我は完治し、私はそこそこのスキルを身に付け、転職と引越しを検討し初めていた頃でした。
そんなある日彼女から東京を離れるつもりだという連絡が入りました。
彼女は私の卒業後もスクールで先生をしていたのですが、それがあまりうまくいっておらず、だんだんと稼働が下がり、収入も下がり、公共料金や生活費も滞納しかかっているような状況だったそうです。
そして、そのことが親御さんに伝わり、帰ってくるように言われたそうです。
私は彼女の唯一の理解者だったので、私が彼女を幸せにしようと思いました。
彼女に引越し先でのルームシェアと、当面の生活費の負担と、その代わり家事をしてもらう事を提案しました。
しかし問題はお金です。彼女はお金がぜーんぜんないし、私も引越し料金(2人分)とルームシェアできる物件(2LDK以上)の敷金礼金・初期費用を払うのは苦しい状況でした。(実家とかに頼ると、生活できないならこっちに戻ってこいと言われてしまう)
折り悪くコロナの影響が、転職市場や私の現職の稼働に影を落とし始め、「やっぱり私実家に帰るよ」などと彼女が言い出して、これはいよいよヤバイなと思い始めた頃、
事態は急転して、なんとお金問題と転職問題が唐突に片付きます。
みなさまPayCareerさんをご存知でしょうか。企業と面談するごとに3万円もらえる転職サイトです。
そこで数件のスカウトが届き、多額の臨時収入を得られ、トントンと内定を複数頂く事ができました。
みなさま是非PayCareerをお使いください。求職者に寄り添うお心をお持ちの採用担当者のみなさまも是非PayCareerをお使いください。
その後物件探しにも散々苦労するのですがなんとか新居が決まり、私たちはルームシェアを始めることができました。
ある土曜日の晩、ブラックスワンという映画がどんな内容かをよく知らずに、なんともなしに見ていた私と彼女の関係は、日曜日の未明に友人から恋人に変わりました。
私は女子校だったので、女性同士でお付き合いしている人たちを長く近くで見ていた事、彼女は過去の経験から男性に恐怖心を抱いてしまうこと、ここ数年似たもの同士の2人がお互いを助けあって生きてきた事、要因はいくつもあったと思います。
多分お互い、本当のところは男性の事が苦手ないしよくわかっていないだけで、もしかしたら男性と付き合おうと思えば付き合えるのかもしれませんが、この上なく安心できて、優しさを掛け値なしに注ぎあえるパートナーを得られた時、それは問題になりませんでした。
人の寝言って今まで聞く機会がなかったのですが、彼女はすごいはっきりと寝言で喋るので驚いています。
私は転職する時に、自社サービスを持っていて、担当者の裁量で業務委託の採用や発注ができる企業を探していました。