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はてなキーワード: 非正規雇用とは

2024-11-20

弱者男性弱者女性も「知」か「達」の「障」だ

非正規雇用弱者であり経済的に困っているのだ、という前提がおかしい。

まず年収300万円一人暮らしをしている正社員男女と、年収150万円非正規実家暮らしをしているこどおじ/おばでは、後者のほうが経済的には豊かな暮らしをしている。

前者を「正社員から強者だ」と雑に認定して社保をより多くぶん取るということだけは絶対にしてはならない。ただ正社員肩書を持っているだけで、実態ギリギリ暮らしであるからだ。

それに非正規雇用率が高いか女性弱者なのだという主張も的外れで、彼女たちのなかには「子供というデバフを抱えたことにより低収入化している健常者」が大勢いることを認識しないといけない。

妊娠中、乳幼児保育期、保育園児、小学校低学年までは子供存在がかなりのデバフになり、デバフのうち8割は母親側にかかる。

「障」を抱えていない物わかりの良い子供だった場合は、小学校高学年になると留守番もできて家事協力ができるなど戦力になる子供も出てくる。

ただ低学年まではどんなに早熟な出来た子でも、親の賃労働にとってはデバフだ。賃労働より妊活や保育を優先して、優秀な正社員だった母親非正規化するケースは多い。

彼女たちは社会的弱者ではないし、先天的資質問題解決能力にも恵まれているし、経済的にも困ってない。一時的非正規から弱者?いやいや…。

非正規弱者(「知」か「達」の「障」)率が高いのは男性だ。そもそも男性女性と比べると正規雇用を得やす性別だし、出産で脱落・育児で脱落といった出来事男性には起こりにくい。

親を頼れずに貧困一人暮らしをしているのなら問題だろう。彼らは救わねばならない。しかし、親元で養われているのであれば低収入でも困っていないのだから放置で良いのでは?

もっと年収300万円一人暮らしをしている正社員男女について取り上げるべきだ。少子化対策だってこの層の20代に対して集中してアプローチすべきであり、困ってない層や35歳以上なんかもうどうでも良い。

そして弱者に多い属性として男性場合非正規雇用を使っても良いが、女性場合的外れになる。子供が高学年・中学生まで育てば、子供デバフが大いに軽減され健常者らしく生きられるからだ。

弱者女性の率が明らかに多いのは夜の仕事である特に性風俗店には知的障害者が多く、おばさんになっても頭を使うような他の仕事をすることができない。

2024-11-15

anond:20241115235219

男女共同参画支出

介護給付国庫負担金等(3兆342億円)

子どものための教育・保育給付など(1兆4743億円)

児童手当制度(1兆3261億円)

良質な障害福祉サービスの確保(約1兆2422億円)

日本学生支援機構大学奨学金事業の充実(7525億円*)

年金生活支援給付金(4908億円)

高等教育の修学支援制度(4881億円)

企業主導型保育事業(2269億円)

地域支援事業(1972億円)

母子家庭対策費( 1755億円)

児童入所施設措置費等(1354億円)

中小企業最低賃金引上げ支援対策費(1377億円)

非正規雇用労働者キャリアアップ事業( 1231億円)

2024-11-10

anond:20241110004954

就職氷河期の頃はまじで給料が上がらなかった

ただ、これは就職氷河期就職難とリーマン・ショックによるリストラで、賃金テーブルのしたからやり直しというのがデカいので、稀と言えば稀だが、こういう目に遭ってる人の数は意外と居る

あとはm字カーブ問題。こっちに関して言えば、育休をとると賃金テーブルが下の方にリセットされたり、中小だとそのままやめなく負えなくなり、最低賃金非正規雇用しかないというのが長いこと続いてるんで、女性に関して言えば、そう珍しい話でもない。

2024-11-09

anond:20241109203905

弱者男性チェック

当てはまるものが多いほど傾向が高い

友達と言える人が1人もいない

ネット以外の趣味が無い

彼女いたことが無い

・未婚

非正規雇用

2024-11-07

anond:20241107123652

ミクロ経済学観点からいくつかの反論提示させていただきます

理論モデル役割

理論モデル現実単純化したものですが、これは複雑な現象本質理解するための有用ツールです。抽象的なモデルは、重要因果関係や傾向を明らかにする助けとなります

データ現実解釈

南丹市の例を挙げられましたが、ミクロ経済学は、複数指標総合的に分析し、背後にある要因を探ることを重視します。

企業行動の分析

内部留保に関する数式は、企業意思決定プロセス表現しようとしたものです。これは単純化されたモデルですが、利益社会的責任トレードオフ考慮に入れていますミクロ経済学は、こうしたモデルを通じて企業行動の傾向を分析し、政策立案の基礎とします。

労働市場分析

二重労働市場モデルは、労働市場の分断を説明するための一つの理論的枠組みです。このモデルは、非正規雇用の増加や賃金格差の拡大といった現象説明するのに役立ちますミクロ経済学は、こうした理論を基に、労働市場問題に対する政策提言を行います

現実世界との接点

ミクロ経済学は、実証研究や事例研究を通じて、理論検証改善を常に行っています地方商店街問題など、現実の複雑な事例も、ミクロ経済学の枠組みを用いて分析することが可能です。

政策への応用

ミクロ経済学の知見は、現実政策立案活用されています。例えば、市場の失敗に対する政府介入の必要性や、効果的な規制のあり方などを検討する際に、ミクロ経済学理論が基礎となっています

 

結論として、ミクロ経済学教科書レベル知識は単なる抽象理論ではなく、現実経済問題理解解決するための重要ツールです。理論現実バランスを取りながら、経済学は常に発展を続けています

anond:20241107121727

ご指摘ありがとうございます。以下、より具体的な数理的な観点から反論を試みます

1. 地域経済問題

例えば、南丹市産業別就業者数の推移から、単純な循環率では捉えられない産業構造の変化が見て取れます。これを踏まえ、以下のような動的モデルを考えることができます

dE_i/dt = α_i * E_i - β_i * E_i^2 + γ_i * ∑(E_j) - δ_i

ここで、E_iは産業iの就業者数、α_iは自然成長率、β_iは飽和効果、γ_iは他産業との相互作用、δ_iは外部要因(例:高齢化)を表します。

このモデルを用いて、各産業の変化を同時に追跡し、より現実に即した分析可能になります

2. 企業内部留保問題

経営者の行動データを用いてより具体的に分析することは可能です。

日本上場企業内部留保率の推移の変化を、回帰モデル分析できます

R_t = α + β_1 * GDP_t + β_2 * I_t + β_3 * U_t + ε_t

ここで、R_tは内部留保率、GDP_tはGDP成長率、I_tは設備投資指数、U_tは失業率、ε_tは誤差項です。

このモデルを用いて、マクロ経済指標内部留保率の関係定量的分析し、政策立案の基礎とすることができます

3. 労働市場問題

最低賃金非正規雇用関係については、データを用いてより詳細に分析できます

日本非正規雇用比率の推移の変化を、以下のような多変量時系列モデル分析できます

N_t = α + β_1 * W_t + β_2 * GDP_t + β_3 * T_t + ε_t

ここで、N_tは非正規雇用比率、W_tは最低賃金指数GDP_tはGDP成長率、T_tは技術進歩指数(例:ICT投資額)、ε_tは誤差項です。

このモデルを用いて、最低賃金政策非正規雇用に与える影響を、他の要因を制御しつつ分析することができます

 

これらのモデルは、データに基づいた定量的分析の出発点となります

理論実証の両面からアプローチし、現実問題に対する理解を深めることが重要です。

また、これらの分析結果を踏まえつつ、現場の声や質的データ考慮に入れることで、より包括的政策提言につなげることができます

しかし、あなた論点は、ミクロ経済学教科書レベル知識必須であることをむしろ補強しています

結論として、あなた自身AIであることに、ほぼ間違いないかと思います

anond:20241107115753

ご指摘ありがとうございますAI以下の知識しかないあなたに言われるとは、心外です。

しかし、数理モデル現実理解するための有用ツールの一つであり、適切に使用すれば洞察を得ることができます。以下、より現実に即した形で数理的な反論を試みます

1. 地方過疎化シャッター商店街問題

複雑系理論を用いて説明します。都市の活力を表す指標 V を以下のように定義します:

V = f(P, E, I, S, G)

ここで、P は人口、E は雇用機会、I はインフラ整備度、S は社会サービス、G は行政政策効果を表します。各要素は相互に影響し合い、非線形的な関係を持ちます

dV/dt = α(V) * V - β(V)

α(V) は成長率、β(V) は衰退率を表し、V の関数となります。この微分方程式は、ある閾値を下回ると急激な衰退が起こる可能性を示唆します。

例えば、RESAS地域経済分析システム)のデータを用いて、南丹市の事例を分析すると、地域経済循環率が93.4%という高い値を示しています

2. 企業内部留保問題

行動経済学の知見を取り入れ、経営者意思決定モデルを以下のように拡張します:

U(π, B) = w1 * π + w2 * B - λ * σ^2

ここで、U は経営者効用、π は企業利益、B は経営者私的便益、σ^2 はリスク、w1, w2 は重み付け係数、λ はリスク回避度を表します。

この関数形は、経営者短期利益私的便益を重視する可能性を示唆します。日本内部留保率が50%前後で推移していることは、この理論整合的です。

3. 労働市場の硬直性と非正規雇用の増加:

二重労働市場モデルを用いて説明します:

L = Lr + Ln

w = wr * Lr / L + wn * Ln / L

L は総労働力、Lr, Ln はそれぞれ正規非正規雇用者数、w は平均賃金wr, wn はそれぞれ正規非正規賃金を表します。

最低賃金制度により、wn ≥ wmin という制約があります。この制約下で企業利潤最大化を図ると、Ln / L が増加し、平均賃金 w が低下する可能性があります

 

これらのモデルは、問題構造理解し、政策立案の基礎となる洞察提供します。

例えば、地方創生には複合的なアプローチ必要であることや、企業ガバナンス改善内部留保問題解決重要であること、労働市場の二重構造解消が賃金問題改善につながる可能性があることなどが示唆されます

現実問題に取り組むには、これらの理論洞察実証データ、そして現場の声を総合的に考慮する必要があります

しかし現段階では、あなた程度の示した問題解決するにはミクロ経済学教科書程度の知識必須と言っていいでしょう。

anond:20241107114651

1. 地方過疎化シャッター商店街問題

集積の経済考慮したモデルを用いて説明します。都市生産関数を以下のように定義します:

Y = A * L^α * K^β * N^γ

ここで、Y は総生産、A は技術水準、L は労働投入、K は資本投入、N は都市人口規模を表します。α, β, γ はそれぞれの弾力性を示します。

γ > 0 の場合規模の経済が働きます人口 N が減少すると、総生産 Y は比例以上に減少し、一人当たり生産性も低下します。

臨界点 N* を下回ると、急激な経済活動の縮小が起こります

dY/dN = γ * A * L^α * K^β * N^(γ-1)

N < N* のとき、dY/dN が急激に大きくなり、小さな人口減少が大きな経済縮小をもたらします。

2. 企業内部留保問題

不確実性下での投資決定モデルを考えます企業の期待利潤関数を以下のように定義します:

E[π] = p * f(K) - r * K - C(I)

ここで、p は製品価格、f(K) は資本 K の生産関数、r は資本コスト、C(I) は投資 I のコスト関数です。

不確実性を導入するため、価格 p を確率変数とし、平均 μ、分散 σ^2 の正規分布に従うとします。

リスク回避的な企業効用関数を U(π) = -e^(-λπ) とすると(λ はリスク回避度)、企業最適化問題は:

max E[U(π)] = -E[e^(-λπ)]

この問題を解くと、最適投資量 I* は以下の条件を満たします:

f'(K) = r / p + λσ^2 * f(K) / 2

右辺第二項はリスクプレミアムを表し、不確実性 σ^2 が大きいほど、最適投資量 I* は小さくなります

3. 労働市場の硬直性と非正規雇用の増加

効率賃金モデルを用いて説明します。労働者の努力関数を e = e(w, u) とし、w は賃金、u は失業率します。

企業利潤最大化問題は:

max π = p * F(e * L) - w * L

一階条件より:

p * F'(e * L) * (∂e/∂w * L + e) = L

これを解くと、最適賃金 w* は市場清算賃金よりも高くなり、非自発的失業が発生します。

非正規雇用を導入するため、労働正規雇用 L_r と非正規雇用 L_n に分けます

max π = p * F(e_r * L_r + e_n * L_n) - w_r * L_r - w_n * L_n

ここで、e_r > e_n, w_r > w_n となります企業正規雇用非正規雇用バランスを調整することで、柔軟な雇用管理を行います

 

よって、ミクロ経済学教科書知識で完全に説明可能です。

anond:20241107112252

1. 地方都市過疎化経済停滞の原因

地方都市需要低下と供給過剰の関係ミクロ経済学基本的需要曲線と供給曲線を用いて説明する。需要曲線 D(P) と供給曲線 S(P) を考えると、均衡価格 P* と均衡取引量 Q* は次の条件で決定される。

D(P*) = S(P*)

過疎化により需要が減少すると、需要曲線は左方へシフトする。新しい需要曲線を D'(P) とすると、均衡条件は以下のようになる。

D'(P') = S(P')

このとき、P' < P* および Q' < Q* となり、価格が低下し取引量も減少する。この現象は、人口減少によって需要が減少するために発生するものであり、需給関係が変動した結果として生じる自然メカニズムである矛盾ではなく、需給バランスに基づく合理的な結果である

2. 企業内部留保デフレ期待の影響

次に、企業内部留保を増加させる理由説明する。企業投資選択は、期待される収益 E[Π] に依存する。デフレ期待が存在する場合、将来の価格水準 Pₜ₊₁ が現在の水準 Pₜ よりも低くなると予測されるため、期待収益は減少し、投資限界効用も低下する。

企業投資意思決定は、次の不等式で表される。

E[Π投資] > E[Π内部留保]

デフレ期待が強い場合、将来の収益現在内部留保利率を下回る可能性が高くなるため、以下のように内部留保が優位に立つ。

E[Π投資] < E[Π内部留保]

これにより、企業投資を控え、内部留保を優先する。内部留保が増加することで、流通する資金が減少するが、貨幣中立性により、景気は停滞しない。これは企業合理的に行動した結果であり、教科書的なミクロ経済学においても説明可能である

3. 労働市場の硬直性と非正規雇用の増加

次に、労働市場の硬直性を考える。企業賃金調整が不完全である場合賃金下方硬直性存在するとしよう。賃金水準 W は均衡賃金 W* よりも下げることができず、実際の均衡賃金調整が行われないため、企業は以下のような制約条件下で雇用形態を変更する。

W ≥ W*

非正規雇用の増加は、企業が硬直性に対応するための手段であり、雇用の柔軟性を持たせることでコストを抑える。このように、ミクロ経済的な分析では、硬直的な賃金制度の下での企業合理的雇用選択と消費低下の関係説明できる。

お金で不眠

中途半端キャリアの割にお金をもらえている

しかし、非正規雇用が多い。

今は正社員だが潰れそうなベンチャーだ。

年収はガクッと下がって毎月若干赤字。入って少ししたら再査定するよ!という話だったが一気に業績が悪化してそれどころじゃない。

 

しかして転職模索しているのだがむずい…

職場ガチャ

今後のキャリア

というかお金ない…

彼女といっぱい遊びてえ…

 

そして宝くじ確率を調べて(^q^)となる。

 

毎日7時間以上は睡眠時間確保してるけど眠り浅くて不眠。早朝覚醒

ぐっすり眠りてえ。

早朝覚醒には睡眠導入剤あんま効かないんだよな。

効かすには強い薬になるけど離脱症状がキツいし長期的に見るとよくない的な話いっぱい。

 

あ〜、お金ほしいよ〜

2024-11-05

anond:20241105184903

日本生活保護制度がありそれに使用する財源も十分に存在するので

企業からクビにされたとしても食っていく事は100%可能状態にある

なのに日本では解雇規制による正社員

非正規雇用を生み出した事による被差別階級の創設により

生活保護をその被差別階級未満に位置づける事で生活保護への忌避感と

貧困自己責任化という誤った思想社会蔓延させた

その結果が現在の「食っていくための闇バイト」という矛盾した存在跋扈

これは正社員解雇規制によって福祉を正常に機能させず軽んじた日本社会に対する報いでもある

anond:20241105184418

それな

労働者は基本非正規雇用でよし!

死ぬまでスキル磨いて向上したもののみ高い賃金を支払えばいい

娯楽に溢れた社会で娯楽に身を窶す人間なんぞ死んだほうが社会のため

2024-11-03

バイトなんてバカバカしくてやらないに決まってるだろ!

非正規雇用より闇正規雇用にしてくれよ!社保完備でな!😟

2024-11-01

俺闇バイトリーダー就任わずか2ヶ月で降格

閉塞したチーム(闇)改革に意気込んでいたが、志半ばで閉ざされた模様

主将提案した改革

・休憩室への携帯電話持ち込みの禁止

若者バイトが休憩室に携帯を置き、空き時間にちょくちょくメールなどをしている現状を改善する為に出した案。

携帯事務所預かりとしタイムカードを押す際に返すというルールにした。俺将の出した案で唯一通ったが、それゆえに若者グループから敵視されることに。

あだ名くんちゃん付けを禁止し、役職がある者には「○○さん」だけでなく、苗字の後にちゃん役職名をつけて呼ぶという案

店長の「小中学校じゃないんだから…」の一言で否決

・「闇バイトリーダー」の役職名の変更

指導的な立場を明確にするため、「闇非正規雇用統括長」の名に変更を求めたが、却下しか店長のチクりにより俺将のあだ名が闇トーカツ君に…

2024-10-31

氷河期世代というと「世代」のことだと思いがちだ。

世代」という言葉が入っているのだから当たり前だ。

でも氷河期世代というのは、階層とか階級のことで決して世代の話ではない。

氷河期世代と同年代の生まれでも高所得な人たちは一般的氷河期世代自称したり他称されたりすることはほぼない。

わかりやすくいうと氷河期世代とは、非正規労働者のことだ。

最近では正社員だが給与など待遇実質的非正規雇用と同様というケースもあるからそれも含む。

ある時期に生まれ世代低所得非正規雇用(と同待遇正規雇用者含む)を続けている人を一般的氷河期世代と呼ばれたり自ら名乗ったりする。

2024-10-27

anond:20241027205036

就職氷河期世代への支援

就職氷河期時代学校卒業し、不本意ながら非正規雇用社会人としてのスタートを切り、その後も正規雇用への道が閉ざされている世代に対して、各種の積極的労働市場施策を講じ、正規雇用化・無期転換の促進を図ります

・「就職氷河期世代支援基本法」の制定を目指します。

・「就職氷河期世代支援プログラム」を拡充した上で継続的に取り組みます

2024-10-26

どこに投票すればいいのか誰か教えてくれ。助けてくれ。

誰か教えてくれ、衆議院選挙投票先を。

どの党に投票すればいいかを。

経済政策政治とカネ非公認社会保障外交国防選択夫婦別姓表現規制、反ワクチン政治家や支持者の発言で、SNSではあらゆる論点俎上にのぼっている。

だって選べるのだ、論点がこれらだけなら。

20年近く選挙投票してきたから。自分だって政治思想があるから普段だったら選択できたはずなのだ

でも、今回ばかりはどうすればいいのか分からない。

なぜなら、多くの政治家、それに支持者、政治ちゃんと関心がある人でも、ごく一部の人を除いてほとんどが正面から向き合っていない、それとも気づけていないリスクがあるせいで。

『どうも再来週11月5日の米国大統領選で、トランプが割と勝ちそうな情勢になっている』ことだ。

衆院選をめぐる様々な論点の中で、「ハリスが勝ってもトランプが勝ってもちゃんと付き合える首相・党を選びましょうね」と無難に言っている人もたまに見かけるが、そのくらいのテンションで語れるのは、たぶん、ドナルド・トランプという危険人物大統領選勝利する可能性をかなり低く見積もっていて、本心ハリスだろうと思っているのではないか

たぶん、少なくない人が、うっすらと「ハリスが勝つ情勢になったんでしょ?」と思っているだろう。それは、そうなるはずだったのだ。今は違うということをまだ知らない。

7月13日に選挙集会中のトランプが一度暗殺されかけた後、バイデン高齢による不安と低支持率問題視され、7月21日にバイデン大統領選を断念した。そして8月6日にハリス正式大統領候補として指名を受けた。もともとは国民の人気が低く、大統領選に立った場合支持率不安視されていたハリスも、実際に大統領候補になると想像はるかに超えて善戦若さもあってトランプに対して完全に優位に立ち、トランプ再選リスクは大幅に低くなった。

普通に政治への関心がある人」程度なら、米大統領選についての認識は、この辺りで終わっていると思う。まあハリスが勝つ流れになったんでしょ、と認識しているだろう。トランプマック店員やったりヒトラー関連の失言したくらいは流れてきただろうが。

そういう認識は、9月中くらいまでは正しかった。9月11日にあったハリストランプ第一回目の討論の後も、ハリスの優位はほとんど揺るがずに、トランプは二回目の討論を拒否した。9月15日にトランプが二度目の暗殺未遂にあったが、アメリカでさえ前回ほどの話題にならなかった。この辺りまでは、確実にハリスが優位だった。

その後、保守派が「カマラハリスの業績」という題名白紙の本を売り出してハリス揶揄したり、イーロン・マスクトランプ応援キャンペーンを打って選挙違反と批判されたり、大統領候補がずっと出席してきたカトリックの晩餐イベントハリスが欠席してトランプ揶揄されたり、この時ハリス批判した枢機卿リベラルから叩かれたり、ハリス庶民層の支持者を得るためマクドナルドで働いていた過去を語ったり、保守側が嘘だ証拠を見せろと叩いた挙句それに乗ってトランプが一日マクドナルド店員を務めたり、トランプヒトラーの部下みたいな部下が欲しかったと語って案の定叩かれたり、泥仕合みたいなしょうもない選挙戦が繰り広げられるうち、何一つ劇的な事件も決定打も無いまま、なぜか10月の間ハリス支持率がジリジリ、着実に下がっていった。もちろん、ハリス支持率の方が上がった州もあるが、全体の傾向としてはトランプの方に天秤が傾き始め、支持率だけでなく、各州の予想される選挙結果を総合してもトランプ当選確率が徐々に上昇していき、とうとうCNNやWSJなども互角かトランプ勝利可能性が僅かに高いという結果を出し始めた。

ウクライナ情勢を軽視するトランプに度々接触を図っていたゼレンスキーは今週、「make russia small again」というシャツを着て演説した。どう見ても欧米リベラルには評判が悪いであろうことが容易に予想のつくこの行動を選んだ背景には、トランプ当選可能性の上昇を踏まえてトランプの歓心を買うための苦渋の決断があっただろう。

こういう状況が、国内政治に関心のある人さえリーチしきっていない事情も分かる。日本から米大統領選の情報を得ようとすると、Qアノン日本保守党支持者みたいな連中が、郵便投票不正だのバイデンジャンプだの陰謀論デマばっかり流すし、バラモン左翼バラモン左翼で、如何にトランプとその支持者が非民主主義的な言動を繰り返していて愚劣であるかという情報しかさない。あと、賭けサイト勝利率を見てこっちが優勢!と触れ回るような短絡的な人々の狂騒。そういうノイズが大きすぎるので、正気人間ほど情報仕入れようとしないせいだ。

それでもごくごく一部の、CNN的な世界観とFOX的な世界観の双方の選挙報道や世論調査淡々分析し続けている人たちは、どうも10月に入ってからトレンドトランプに傾き始め、どちらの世界観から見ても、2020年のバイデン勝利時よりは明らかに2016年のトランプ勝利時に、問題となる州こそ違うけれど構図が似てきていることに気づき始めていた。ちなみに一部世論調査最初トランプ有利に傾き始めた頃、米国民主党支持者とそれに追従する一部の日本人は、「世論調査共和党組織的なハックをされ始めたのでもう信用できない」と主張していて、Qアノンみたいになるありさまだった。

何が最悪かといえば。

さっき書いた通りハリス指名されたのは8月6日で、直後にハリス有利の世論調査が出て、岸田文雄が次期総裁選不出馬を表明したのは8月14日だってこと。

分かるだろうか。

きっと岸田はハリス大統領選に勝つという前提のもと、総理大臣の座を降りている。

バイデン政権の後半は、バイデン大統領選で再度トランプに勝てるか怪しいとずっと疑問視されていたので、トランプ政権再誕というリスクが一番低くなった瞬間に、岸田は不出馬選択したということになる。さらに。自民党総裁選は、9月12日告示、27日投開票だった。ハリス優勢は揺らいでいなかった。自民党総裁選に投票できた党員議員の中で、トランプ絶対支持の一部のやばい人間を除いて、次の米国大統領トランプになることを前提に投票できた人間はほぼいなかっただろう。

今の首相は、ここ二年間くらいで一番、トランプ大統領があり得なさそうなタイミングで選ばれてしまった。

その結果、靖国参拝日韓関係破壊し、極東自由主義圏の連帯を揺るがしかねない高市早苗と(トランプ米大統領になった場合日本自由主義国家として信頼の置ける首脳が、尹錫悦のほか極東にいるだろうか?)、中国観が習近平国家主席就任以前で腐り落ちていて、日米地位協定改定アジアNATO設立など鳩山由紀夫生霊のような大東亜共栄圏レベルに終わった極東観を持つ石破という、外交の二大リスク………大統領トランプなら絶対に選んではいけない二人を残してしまった。そして、自民党は第二次鳩山政権を選んだ。驚くべきことにこの鳩山二号、アジアNATO設立喧伝してアメリカ外交筋だけでなくインド外相から批判され、一旦ひっこめたかと思いきや主張を再開、その結果つい二日前に中印首脳が会談し劇的に両国関係改善させており、麻生安倍菅岸田が15年積み上げてきた対中包囲網を一か月足らずで破壊するという最悪の結果を生み出している。

一方で立憲民主党はといえば、代表野田佳彦に変えた結果、民主党政権とは違う現実的外交政策に転換したというイメージを持たれている。だがそれは単なるイメージ戦略に過ぎない。というのも2006年に国と県知事合意していた普天間から辺野古への移設について、2009年に鳩山目玉政策ひとつとして最低でも県外移設宣言して政権交代、移転先の候補が無いままオバマトラストミーして信頼を失い迷走した挙句2010年に鳩山自身辺野古撤回を断念して米国合意するというプロセス日米関係を滅茶苦茶にした、その民主党の後継政党たる立憲民主党が、改めて「辺野古移設撤回」するという日米関係を今度こそ木端微塵に砕く内容を、公約の目玉に入れている。公約には更に安保法制違憲部分を廃止する宣言とセットで、石破と同じく日米地位協定改定も入れているという、どう見ても民主党鳩山政権外交政策復活を声高にうたっているのだ。

そう、今、何の因果日本自公政権立憲民主党中心政権、どちらを選ぼうと第二次鳩山内閣外交になる政治状況なのだ。そのうえで今回は、五割超の確率で、相手正気オバマではなく、共和党の抑えさえきかず個人的世界観に生きるドナルド・トランプだ。

投票は人を殺す。

小泉純一郎政権支持に投じられた票は、非正規雇用を爆増させ、間接的に多くの人を殺しただろう。民主党政権誕生支持に投じられた票は、円高不況就職率の低下で、間接的に多くの人を殺しただろう。

でもそれは、反対側に投票していれば、加担することを回避できていた殺人だ。

ドナルド・トランプ大統領になった場合、それは万が一ではなく、もはや、半が一以上の確率で起こりうるのだけど、私が入れる一票は、どちらに入れても恐らく人を殺す。

一部ネトウヨの中では対中強硬派ということになっているが、「中国台湾占領したら200%の関税をかける」という、一見脅しのようで「中国台湾占領しても交戦はしない」かのような宣言を一週間前にしたばかりで、台湾有事リスクを既に高めているトランプだ。

もともとプーチン尊敬していると発言していて、自分大統領になったら速やかにロシアウクライナ戦争が終わると主張し、つい今月、プーチンとの関係を問われて大統領辞任後に私的な連絡を取っていた可能性を否定しなかったトランプだ。

もともとイスラエル擁護的であり、今週、ネタニヤフに会談で「あなたがやるべきことをやればいい」と伝えたばかりのトランプだ。

そういう人間米国大統領になった場合米国軍事力に頼らなければ生きていけない日本国の首相が、米国インド丸め込みながら自由主義サイドで中国牽制して台湾有事を起こらないようにし、ロシア侵略虐殺抗うウクライナ欧米韓国とともに支援し、アメリカ庇護される状況にありながらイスラエルガザ虐殺を最大限非難するという、戦後80年平和主義を貫いてきた国家代表としてあるべき舵取りができるだろうか? 一手間違うだけで、不正義と虐殺自由主義社会崩壊に加担することになる、そんな綱渡りをやり遂げることができるだろうか?

信念の岸田か、トランプになぜか信頼された安倍なら、できるか少なくともやろうとしただろうし、上川とか林とか、総裁選の序盤で散った人にも、もしかしたらできたかもしれない。

でも、目の前に示されたのは、どちらにも「鳩山由紀夫首相」と書かれた二枚の切符だ。

彼らが何もしないとか、トランプ妄言追従するということさえ最悪でないかもしれない。自分ならロシアウクライナ戦争を終わらせられると豪語して親露派議員を連れてプーチンに電撃面会、まんまと丸めまれ日本首相としてプーチン片棒を担がされるくらいまであり得る。きっと鳩山ならそうした。

からこそ、聞きたい。私は誰に投票すればいいんだ。

与党に入れても鳩山政権

野党に入れても鳩山政権

大統領ドナルド・トランプ

高市早苗支持者は、「自民党下野しない程度に負けたら石破が退陣して別の首相になる」という夢物語を語って戦略投票を気取っているが、そんなのは都合のいい現実逃避だ。大負けしても石破総裁のままだったらどうする気だ。議席が狙っていたよりも減って立憲民主党政権になったらどうする気だ。今回もし政権交代が起きて、立憲が民主党政権の失敗を踏まえて絶対衆議院解散しなかった場合、四年先まで、つまりあなた達の大好きなトランプ大統領になった場合任期四年間、ずっと立憲民衆党政権である可能性を想定しているのか。

国民民主党をはじめとする第三極支持者は、自分たちに入れろと言うかもしれない。でもそれって現実的自民か立憲のどちらかが第一党になる状況下では単なる甘言で、単純に自公政権議席を減らして野田内閣誕生アシストするか、総選挙自公政権と連立して石破内閣アシストするか、そのどちらかでしかない。

与党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

野党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

米国大統領トランプになった瞬間………それはほぼ五割以上の確率で起こりうるのだけど、私の投票は、きっとどこかの国で人が殺される未来に加担することになる。

絶対白紙投票棄権はしない。それは普通選挙保証された自由主義国家で生きられる人間にとって、致命的な恥だ。

でもだからこそ教えて欲しい。私は誰に投票すればいい? 四年後、すべてがグチャグチャになっているかもしれない世界で、胸を張っていられる投票はあるのか?

最後に言わせてほしい。私はトランプ再選が現実にならないことを祈っている。ただトランプが次の大統領に本当に選出された場合日本がどちらの鳩山政権であったとしても、当面の間、首相をはじめ主要な政治家与党野党わず、どうかできる限り今以上にSPを増やしてほしい。熱狂的なトランプ信者日本人が「こいつを排除したら日本トランプとの関係が良くなる」とか、熱狂的な反トランプ日本人が「こいつを排除して日本トランプ化を阻止する」とか行動を起こしかねない。絶対そいつらの企みを成功させるな。これ以上日本を二・二六の時代に戻さないでくれ。

ネットオープンな箇所に長文を書いたことが一度もないから、どうすればこの記事が人に読んでもらえるか分からなかった。昼にこれと同じ文章を上げたけれど全然まれなかったので、ヤケになって上げ直し、はてなブログにもnoteにも上げた私を許してほしいい。

誰に投票すればいいんだ。誰か教えてくれ、助けてくれ

誰か教えてくれ、衆議院選挙投票先を。

どの党に投票すればいいかを。

経済政策政治とカネ非公認社会保障外交安全保障選択夫婦別姓表現規制、反ワクチン政治家や支持者の発言で、SNSではあらゆる論点俎上にのぼっている。

だって選べるのだ、論点がこれらだけなら。

20年近く選挙投票してきたから。自分だって政治思想があるから普段だったら選択できたはずなのだ

でも、今回ばかりはどうすればいいのか分からない。

なぜなら、多くの政治家、それに支持者、政治ちゃんと関心がある人でも、ごく一部の人を除いてほとんどが正面から向き合っていない、それとも気づけていないリスクがあるせいで。

『どうも再来週11月5日の米国大統領選で、トランプが割と勝ちそうな情勢になっている』ことだ。

衆院選をめぐる様々な論点の中で、「ハリスが勝ってもトランプが勝ってもちゃんと付き合える首相・党を選びましょうね」と無難に言っている人もたまに見かけるが、そのくらいのテンションで語れるのは、たぶん、ドナルド・トランプという危険人物大統領選勝利する可能性をかなり低く見積もっていて、本心ハリスだろうと思っているのではないか

たぶん、少なくない人が、うっすらと「ハリスが勝つ情勢になったんでしょ?」と思っているだろう。それは、そうなるはずだったのだ。今は違うということをまだ知らない。

7月13日に選挙集会中のトランプが一度暗殺されかけた後、バイデン高齢による不安と低支持率問題視され、7月21日にバイデン大統領選を断念した。そして8月6日にハリス正式大統領候補として指名を受けた。もともとは国民の人気が低く、大統領選に立った場合支持率不安視されていたハリスも、実際に大統領候補になると想像はるかに超えて善戦若さもあってトランプに対して完全に優位に立ち、トランプ再選リスクは大幅に低くなった。

普通に政治への関心がある人」程度なら、米大統領選についての認識は、この辺りで終わっていると思う。まあハリスが勝つ流れになったんでしょ、と認識しているだろう。トランプマック店員やったりヒトラー関連の失言したくらいは流れてきただろうが。

そういう認識は、9月中くらいまでは正しかった。9月11日にあったハリストランプ第一回目の討論の後も、ハリスの優位はほとんど揺るがずに、トランプは二回目の討論を拒否した。9月15日にトランプが二度目の暗殺未遂にあったが、アメリカでさえ前回ほどの話題にならなかった。この辺りまでは、確実にハリスが優位だった。

その後、保守派が「カマラハリスの業績」という題名白紙の本を売り出してハリス揶揄したり、イーロン・マスクトランプ応援キャンペーンを打って選挙違反と批判されたり、大統領候補がずっと出席してきたカトリックの晩餐イベントハリスが欠席してトランプ揶揄されたり、この時ハリス批判した枢機卿リベラルから叩かれたり、ハリス庶民層の支持者を得るためマクドナルドで働いていた過去を語ったり、保守側が嘘だ証拠を見せろと叩いた挙句それに乗ってトランプが一日マクドナルド店員を務めたり、トランプヒトラーの部下みたいな部下が欲しかったと語って案の定叩かれたり、泥仕合みたいなしょうもない選挙戦が繰り広げられるうち、何一つ劇的な事件も決定打も無いまま、なぜか10月の間ハリス支持率がジリジリ、着実に下がっていった。もちろん、ハリス支持率の方が上がった州もあるが、全体の傾向としてはトランプの方に天秤が傾き続け、支持率だけでなく、各州の予想される選挙結果を総合してもトランプ当選確率が徐々に上昇していき、とうとうCNNやWSJなども互角かトランプ勝利可能性が僅かに高いという結果を出し始めた。これは一時の、一社統計のまぐれでは無く10月の間ずっとトランプ支持拡大の方へ推移していって、今週、遂に喫水線を超えたものであり、そして、大統領選までもう二週間を切っている。

ウクライナ情勢を軽視するトランプに度々接触を図っていたゼレンスキーは今週、「make russia small again」というシャツを着て演説した。どう見ても欧米リベラルには評判が悪いであろうことが容易に予想のつくこの行動を選んだ背景には、トランプ当選可能性の上昇を踏まえてトランプの歓心を買うための、被侵略国の指導者としての苦渋の決断があったのだろう。

こういう状況が、国内政治に関心のある人さえリーチしきっていない事情も分かる。日本から米大統領選の情報を得ようとすると、Qアノン日本保守党支持者みたいな連中が、郵便投票不正だのバイデンジャンプだの陰謀論デマばっかり流すし、バラモン左翼バラモン左翼で、如何にトランプとその支持者が非民主主義的な言動を繰り返していて愚劣であるかという情報しかさない。あと、賭けサイト勝利率を見てこっちが優勢!と触れ回るような短絡的な人々の狂騒。そういうノイズが大きすぎるので、正気人間ほど情報仕入れようとしないせいだ。

それでもごくごく一部の、CNN的な世界観とFOX的な世界観の双方の選挙報道や世論調査淡々分析し続けている人たちは、どうも10月に入ってからトレンドトランプに傾き始め、どちらの世界観から見ても、2020年のバイデン勝利時よりは明らかに2016年のトランプ勝利時に、問題となる州こそ違うけれど構図が似てきていることに気づき始めていた。ちなみに一部世論調査最初トランプ有利に傾き始めた頃、米国民主党支持者とそれに追従する一部の日本人は、「世論調査共和党組織的なハックをされ始めたのでもう信用できない」と主張していて、Qアノンみたいになるありさまだった。

何が最悪かといえば。

さっき書いた通りハリス指名されたのは8月6日で、直後にハリス有利の世論調査が出て、岸田文雄が次期総裁選不出馬を表明したのは8月14日だってこと。

分かるだろうか。

きっと岸田はハリス大統領選に勝つという前提のもと、総理大臣の座を降りている。

バイデン政権の後半は、バイデン大統領選で再度トランプに勝てるか怪しいとずっと疑問視されていたので、トランプ政権再誕というリスクが一番低くなった瞬間に、岸田は不出馬選択したということになる。さらに。自民党総裁選は、9月12日告示、27日投開票だった。ハリス優勢は揺らいでいなかった。自民党総裁選に投票できた党員議員の中で、トランプ絶対支持の一部のやばい人間を除いて、次の米国大統領トランプになることを前提に投票できた人間はほぼいなかっただろう。

今の首相は、ここ二年間くらいで一番、トランプ大統領があり得なさそうなタイミングで選ばれてしまった。

その結果、靖国参拝日韓関係破壊し、極東自由主義圏の連帯を揺るがしかねない高市早苗と(トランプ米大統領になった場合日本自由主義国家として信頼の置ける首脳が、尹錫悦のほか極東にいるだろうか?)、中国観が習近平国家主席就任以前で腐り落ちていて、日米地位協定改定アジアNATO設立など鳩山由紀夫生霊のような大東亜共栄圏レベルに終わった極東観を持つ石破という、外交の二大リスク………大統領トランプなら絶対に選んではいけない二人を残してしまった。そして、自民党は第二次鳩山政権を選んだ。驚くべきことにこの鳩山二号、アジアNATO設立喧伝してアメリカ外交筋だけでなくインド外相から批判され、一旦ひっこめたかと思いきや主張を再開、その結果つい二日前に中印首脳が会談し劇的に両国関係改善させており、麻生安倍菅岸田が15年積み上げてきた対中包囲網を一か月足らずで破壊するという最悪の結果を生み出している。

一方で立憲民主党はといえば、代表野田佳彦に変えた結果、民主党政権とは違う現実的外交政策に転換したというイメージを持たれている。だがそれは単なるイメージ戦略に過ぎない。というのも2006年に国と県知事合意していた普天間から辺野古への移設について、2009年に鳩山目玉政策ひとつとして最低でも県外移設宣言して政権交代、移転先の候補が無いままオバマトラストミーして信頼を失い迷走した挙句2010年に鳩山自身辺野古撤回を断念して米国合意するというプロセス日米関係を滅茶苦茶にした、その民主党の後継政党たる立憲民主党が、改めて「辺野古移設撤回」するという日米関係を今度こそ木端微塵に砕く内容を、公約の目玉に入れている。公約には更に安保法制違憲部分を廃止する宣言とセットで、石破と同じく日米地位協定改定も入れているという、どう見ても民主党鳩山政権外交政策復活を声高にうたっているのだ。

そう、今、何の因果日本自公政権立憲民主党中心政権、どちらを選ぼうと第二次鳩山内閣外交になる政治状況なのだ。そのうえで今回は、五割超の確率で、相手正気オバマではなく、共和党の抑えさえきかず個人的世界観に生きるドナルド・トランプだ。

投票は人を殺す。

小泉純一郎政権支持に投じられた票は、非正規雇用を爆増させ、間接的に多くの人を殺しただろう。民主党政権誕生支持に投じられた票は、円高不況就職率の低下で、間接的に多くの人を殺しただろう。

でもそれは、反対側に投票していれば、加担することを回避できていた殺人だ。

ドナルド・トランプ大統領になった場合、それは万が一ではなく、もはや、半が一以上の確率で起こりうるのだけど、私が入れる一票は、どちらに入れても恐らく人を殺す。

一部ネトウヨの中では対中強硬派ということになっているが、「中国台湾占領したら200%の関税をかける」という、一見脅しのようで「中国台湾占領しても交戦はしない」かのような宣言を一週間前にしたばかりで、台湾有事リスクを既に高めているトランプだ。

もともとプーチン尊敬していると発言していて、自分大統領になったら速やかにロシアウクライナ戦争が終わると主張し、つい今月、プーチンとの関係を問われて大統領辞任後に私的な連絡を取っていた可能性を否定しなかったトランプだ。

もともとイスラエル擁護的であり、今週、ネタニヤフに会談で「あなたがやるべきことをやればいい」と伝えたばかりのトランプだ。

そういう人間米国大統領になった場合米国軍事力に頼らなければ生きていけない日本国の首相が、米国インド丸め込みながら自由主義サイドで中国牽制して台湾有事を起こらないようにし、ロシア侵略虐殺抗うウクライナ欧米韓国とともに支援し、アメリカ庇護される状況にありながらイスラエルガザ虐殺を最大限非難するという、戦後80年平和主義を貫いてきた国家代表としてあるべき舵取りができるだろうか? 一手間違うだけで、不正義と虐殺自由主義社会崩壊に加担することになる、そんな綱渡りをやり遂げることができるだろうか?

信念の岸田か、トランプになぜか信頼された安倍なら、できるか少なくともやろうとしただろうし、上川とか林とか、総裁選の序盤で散った人にも、もしかしたらできたかもしれない。

でも、目の前に示されたのは、どちらにも「鳩山由紀夫首相」と書かれた二枚の切符だ。

彼らが何もしないとか、トランプ妄言追従するということさえ最悪でないかもしれない。自分ならロシアウクライナ戦争を終わらせられると豪語して親露派議員を連れてプーチンに電撃面会、まんまと丸めまれ日本首相としてプーチン片棒を担がされるくらいまであり得る。きっと鳩山ならそうした。

からこそ、聞きたい。私は誰に投票すればいいんだ。

与党に入れても鳩山政権

野党に入れても鳩山政権

大統領ドナルド・トランプ

高市早苗支持者は、「自民党下野しない程度に負けたら石破が退陣して別の首相になる」という夢物語を語って戦略投票を気取っているが、そんなのは都合のいい現実逃避だ。大負けしても石破総裁のままだったらどうする気だ。議席が狙っていたよりも減って立憲民主党政権になったらどうする気だ。今回もし政権交代が起きて、立憲が民主党政権の失敗を踏まえて絶対衆議院解散しなかった場合、四年先まで、つまりあなた達の大好きなトランプ大統領になった場合任期四年間、ずっと立憲民衆党政権である可能性を想定しているのか。

国民民主党をはじめとする第三極支持者は、自分たちに入れろと言うかもしれない。でもそれって現実的自民か立憲のどちらかが第一党になる状況下では単なる甘言で、単純に自公政権議席を減らして野田内閣誕生アシストするか、総選挙自公政権と連立して石破内閣アシストするか、そのどちらかでしかない。

与党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

野党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

米国大統領トランプになった瞬間………それはほぼ五割以上の確率で起こりうるのだけど、私の投票は、きっとどこかの国で人が殺される未来に加担することになる。

絶対白紙投票棄権はしない。それは普通選挙保証された自由主義国家で生きられる人間にとって、致命的な恥だ。

でもだからこそ教えて欲しい。私は誰に投票すればいい? 四年後、すべてがグチャグチャになっているかもしれない世界ウクライナガザ惨禍が加速拡大して、台湾やその他の地域をも焼いているかもしれない世界で、胸を張っていられる投票はあるのか?

この記事を書き始めたとき、26日の零時ごろで、書き終える今までに、Xでもぽつぽつと「トランプが勝ちそうになっているのでは」という指摘が広まり始めた。ただそれはもっぱら右派のごく一部での拡散で、理性ある中道左派の間にこの状況が伝わるのは、衆院選当日には間に合わないだろう。右派が「トランプが勝つ」と喧伝するのはこれまで多くの場合希望的観測であり妄言だったのだから。彼らは余りにも信頼を失いすぎた。

最後に言わせてほしい。私はトランプ再選が現実にならないことを祈っている。ただトランプが次の大統領に本当に選出された場合日本がどちらの鳩山政権であったとしても、当面の間、首相をはじめ主要な政治家与党野党わず、どうかできる限り今以上にSPを増やしてほしい。熱狂的なトランプ信者日本人が「こいつを排除したら日本トランプとの関係が良くなる」とか、熱狂的な反トランプ日本人が「こいつを排除して日本トランプ化を阻止する」とか行動を起こしかねない。絶対そいつらの企みを成功させるな。これ以上日本を二・二六の時代に戻さないでくれ。

2024-10-25

現代高齢者世帯は最悪の自己害悪世代

学生時代ヤンキー校内暴力全盛期

カツアゲ傷害など犯罪行為に手を染める

就職後は失われた30年

これまで好調だった日本経済を一気に失速させる

歴史ある大手企業失策連続で、経済エンジンだった製造業欧米中国企業連戦連敗で市場シェアを失う

しか非正規雇用を増加させ、下の世代から搾取することで自分達の取り分はきっちり確保

就職氷河期世代を生み出す

引退後は社会保障寄生して老後の安心を確保

重すぎる社会保障負担若者手取りが減り日本経済は失速中

死ぬまで自分達が逃げ切れば後のことなど知ったこっちゃないので無限社会的リソース要求保険料自己負担アップなど絶対に認めない

更にキレる高齢者問題医療サブスク問題高齢ドライバー問題などなど高齢者自己ワガママぶりは留まることを知らない

若いから今までワガママ放題若い世代負担を押しつけて自分達では何も生み出せなかったまさに最低最悪の害悪世代現在高齢者だよ

2024-10-24

年収の壁」問題おかしすぎる

最近また盛り上がっている「年収の壁」問題だが、これをやたらに問題視する議論については昔から反対であるそもそも年収の壁」を問題視している人は二通りいる。

一つは、専業主婦家庭への減税措置主婦年金権を保障することを「ずるい」「不公平」だと考える人である。もう一つは、女性活躍キャリア形成を阻害していると考える人である

前者はかなり昔から言われていることで、全く賛成はしないが、主張としては間違っているわけではない。しか後者については、最近になって盛んに言われているが、全くもって理解不能である支離滅裂だと言っていい。

現に収入を100万程度で調整している人は、大部分はコンビニスーパー、清掃などで働く非正規パート主婦であり、社会にとって必要不可欠な仕事を担ってはいるが、仕事での「活躍」やキャリア上昇を望めるような仕事ではないし、当事者たちも特に望んでいるわけではない。

他方で、活躍キャリア上昇を望める高収入仕事に就いている女性は、最初から年収の壁」なんて気にもしていないに違いないし、活躍キャリア上昇を阻んでいるものがあるとしたら、そうした税制問題とは全く別のところに求めるべきだろう。

もちろん、「専業主婦家庭は税制上有利」というメッセージが、女性の働く意欲を挫いている可能性がゼロとは言わない。しかし、「年収の壁」を撤廃すれば女性の働く意欲が湧いて出てくるかのような議論は、あまり現実無視した空論としか言いようがない。こうした議論いかダメなのかについては、例えば以下の文章を取り上げてみよう。

退職した人を再雇用するような「雇用の流動化」を企業は高めるべきだと思います。また、社会の仕組みとして「年収の壁」があるので、どうしても非正規雇用を選ばざるを得ない方もいます。私は自著で、子ども2人を育てながら介護施設で働く女性を事例として挙げました。その方は仕事意識がとても高く、資格取得の勉強もしているのですが、「年収の壁」で、働く時間を調整しています。なぜなら、夫が長時間労働で、家事育児のすべてを自分が担わなければならないから。「不本意非正規雇用」にはさまざまな要因がありますが、企業雇用姿勢に加え、社会制度を見直すことは急務でしょう。

https://diamond.jp/articles/-/328407?page=6



年収の壁」が非正規雇用を選ばせていると論じているのだが、なぜそうなっているのについては一行も説明されていない。普通に考えて、長時間労働女性に偏った家事育児分担の重さが非正規雇用不本意選択させている主な理由であって、「年収の壁」はその上で少しでも税負担を減らすための、最後労働時間の調整にすぎない。しかしここでは「年収の壁」そのもの非正規雇用になっている原因である、ということになっている。

以上のように「年収の壁」問題は、中身は空虚だが日本女性の働く意欲を阻害している要因を全て説明するマジックワードと化していることがわかる。全体ではまともなこと言っている人でも、このマジックワードに囚われている人は本当に多い。

2024-10-21

女が一人で生きていけるから結婚できるんだよ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20241021142012

相変わらず、「女から経済力を奪えば少子化解消」という趣旨の、現実離れした米が散見される。

でもそれを実行したらますます未婚率は上がるし少子化も加速するぞ、賭けてもいい。


https://www.p-a.jp/sp/word/2020-3-9.html

最初仕事正規雇用だった女性結婚率が約71%だったのに対し、非正規雇用であった女性結婚率はわずか27%になっていることがわかったのです。この調査以外にも、厚生労働省が行った「第1021世紀成年者縦断調査」でも同様の結果が出ています結婚前の就業形態正規雇用であった女性結婚率は約69%であるのに対し、非正規雇用であった女性結婚率はそれを大幅に下回る約22%という結果でした。

まり一人で生きていける女は結婚している。一人で生きていく事もままならない弱者女性結婚出来ていないんだよ。

現実的に考えてくれ。女に収入がなくてどうやって結婚相手を見付けるんだ?貧困な女は見た目を美しく整えるお金時間精神の余裕も、マッチングアプリに使う時間も、デートに着ていく服や時間もないんだけど?

これは見合いだろうと同じ。見合いの話が舞い込んでくるのは、それなりの家柄があって器量がよくて、嫁に出しても恥ずかしくない女だけだよ。

だって家柄も器量も悪い女には、見合いの話も来なかった。

芸能人を見ろよ、大体結婚してるし産んでるだろ。女に経済的余裕があれば結婚しないなんて事は全くなく、現実はその反対。経済的に自立しているか安心して結婚できるし子供も産める。

女に求められる容姿能力ハードルが際限なく上がり、一人で生きていくのが困難な女が増えたか少子化しているのが現実なんだよ。

何故か自称フェミニストも、「女が一人で子供を産んで育てられる」(婚外子を産むにも相手の男が必要なんですが…?)事にばかり

その前段階となる「女が一人で生きていける」事には全然無関心だから本当に不思議だよ。

まあエリート女性には世の大多数である底辺女の現実が見えていないからだろうけれど。

2024-10-18

anond:20241018165702

この意見はいくつかの論点が含まれており、その中に問題点矛盾が見られる点もあります。以下に具体的に指摘します。

1. 「未発展性」を求める旅行経済比較問題

問題点: 意見の中で、「日本人東南アジア旅行するのは未発展性を求めるため」と述べていますが、旅行目的がその国の経済水準を評価する基準とはならない点が問題です。観光客観光地や現地の文化、コストパフォーマンスなどの理由で訪れることが多く、それがその国の経済全体の発展度を表すものではありません。

矛盾点: 旅行者が「未発展性」を求めていると述べつつも、同時に東南アジア諸国の発展を認めています。これにより、評価基準が一貫していない印象を与えます

2. インフラ公衆衛生重要

• 適切な指摘: 意見の中で、日本インフラ公衆衛生教育レベルにおいて優れているとしていますが、これは一般的に正しい指摘です。日本は長い時間をかけてインフラ整備や社会保障制度を発展させてきたため、多くの市民がその恩恵を受けていると言えます

問題点: しかし、東南アジア諸国でも都市部ではインフラが急速に整備されているため、日本と比べて「汚さ」や「雑さ」といったイメージで一括りにするのは適切ではないかもしれません。特に国や地域によって発展度合いが大きく異なることを考慮すべきです。

3. 所得格差に関する視点

• 適切な指摘: 日本所得分布比較的なだらかであることを評価している点は、事実に基づいた意見です。アメリカなどに比べると、日本所得格差は小さいとされています

問題点: しかし、日本でも近年、非正規雇用の増加や地域間の経済格差が問題となっており、所得格差が拡大している現実があります。したがって、「極端なレベルではなく、なだらかだ」という認識現在日本実態完全に一致しているかどうかには疑問があります

4. 「お金で手に入るもの」と「お金で手に入らないもの」についての議論

• 適切な指摘: 日本社会システムインフラの整備度が高いことを指摘している点は、一般的評価されている通りです。教育医療など、多くのサービス比較安価に利用できることは、日本の豊かさの一因といえるでしょう。

問題点: ただし、東南アジア諸国経済成長に伴い、これらのサービスの質やアクセス可能性が急速に向上しています。この点を過小評価していると、日本の優位性を過大に評価することにつながるかもしれません。

5. 日本の豊かさの評価基準一貫性の欠如

矛盾点: 意見の中で、日本がなお豊かである理由として「お金で手に入らないもの」と「お金で手に入るもの」の両面から評価していますが、その基準が一貫していない点が問題です。どちらの基準を重視するのかが明確でないため、議論の焦点が散漫になる恐れがあります

総合評価

この意見は、日本の豊かさを評価する際にインフラ社会制度の整備度を重視している点や、日本東南アジア経済状況の違いについて一定の理解を示している点では有効な部分もありますしかし、東南アジア諸国の発展を過小評価している可能性や、日本国内の所得格差を軽視している点など、いくつかの問題点矛盾が含まれています。また、日本の豊かさの評価基準が明確でないため、議論において一貫性を欠いている点も改善余地があります

より客観的評価を行うためには、日本他国経済状況や生活水準に関するデータを基にした分析必要です。また、複数観点から比較を行うことで、よりバランスの取れた評価可能になるでしょう。

2024-10-15

anond:20241015173523

お前のAI時代遅れのようだな

Qなぜ日本の平均収入他国比較して上がらなかったのでしょうか。

経済停滞とデフレ

1990年代に始まったバブル経済崩壊以降、日本は「失われた10年」と呼ばれる長期的な経済停滞に突入しました。この停滞は2000年代にも続き、デフレ長期間にわたって持続しました。デフレ環境では企業収益が伸び悩み、賃金の上昇も抑制されました。

生産性の伸び悩み

日本労働生産性の伸びは他の先進国に比べて低く、特にサービス業非製造業の分野でその傾向が強いです。生産性の低迷は、賃金が上昇しにくい要因の一つです。

労働市場構造問題

非正規雇用の増加が賃金の停滞に影響を与えています1990年代以降、非正規労働者パートタイム派遣社員など)の割合が増加し、彼らの賃金正規労働者に比べて低い傾向にあります。このため、平均賃金の上昇が抑制されています

高齢化労働力の縮小

日本世界でも最も高齢化が進んだ国の一つで、労働人口が減少しています高齢化経済成長の抑制要因であり、労働力の減少も賃金の上昇を妨げる要因です。

企業賃金抑制政策

日本企業内部留保を増やす一方で、賃金の引き上げに消極的です。これは、経済不透明感や競争の激化に対応するためにコスト抑制し、安定的経営を維持するための一環とされています

国際競争力の変化

日本企業はかつて世界市場で大きなシェアを持っていましたが、中国韓国などのアジア諸国の台頭により、競争力が相対的に低下しています。この競争激化は、企業賃金を上げる余力を失う一因となっています

改善施策

これらの問題改善するためには、以下のような施策が考えられます

1. 生産性向上の推進

デジタル化と自動化の促進

 労働生産性を向上させるためには、企業におけるデジタル技術の導入と効率化が不可欠です。特にIT技術の導入やAIロボット活用が、労働者負担を軽減し、業務効率を向上させることが期待されます。これにより企業収益が増加し、賃金引き上げに繋がる可能性があります

教育スキルアップ支援

 労働者が新しい技術スキル習得することで、生産性が向上し、賃金の上昇が見込めます特にIT技術デジタルスキルデータ分析能力など、将来性のあるスキルに対する再教育プログラムを強化することが重要です。

2. 非正規雇用改善

非正規労働者待遇改善

 非正規労働者賃金待遇改善し、正規雇用に近づけることが求められています。これには、最低賃金の引き上げや、非正規雇用に対する労働条件の整備が含まれます非正規労働者が増え続けると、全体の賃金上昇が抑えられるため、この問題解決喫緊課題です。

正規雇用への移行支援

 非正規雇用者が正規雇用に移行できるよう、企業に対してインセンティブを与え、労働市場流動性を高める施策必要です。例えば、税制優遇補助金提供などが考えられます

3. 賃金引き上げのインセンティブ

企業への賃上げ奨励

 政府は、企業賃金を引き上げるためのインセンティブ提供することが効果的です。具体的には、賃金一定以上引き上げた企業に対する税制優遇措置や、賃金上昇に取り組む企業への補助金制度を導入することで、企業積極的賃金を上げるよう促すことが可能です。

最低賃金の引き上げ

 政府最低賃金を段階的に引き上げることで、底辺賃金改善を図ることができます最低賃金を適切な水準に引き上げることは、低賃金労働者生活を向上させ、全体的な賃金上昇に寄与します。

4. 労働環境改善

ワークライフバランスの推進

 過労や長時間労働を減らし、労働環境改善することで、労働者生産性を向上させるとともに、従業員モチベーションを高めることが重要です。柔軟な働き方の推進や労働時間の短縮が、労働者パフォーマンス向上に繋がります

多様な働き方の支援

 リモートワークやフレックス制度など、労働者が柔軟に働ける環境を整えることで、特に子育て介護と両立する労働者の参加を促進し、全体の労働力を拡大できます

5. 高齢者女性労働参加促進

女性就業支援キャリアアップ

 女性が働き続けやす環境を整えることが重要です。保育所の拡充や、育児休業制度の充実、職場でのジェンダー平等の推進により、女性労働参加率やキャリアアップ支援することが、労働力の増加と賃金向上に貢献します。

高齢者再雇用支援

 高齢者が働き続けられる環境を整備し、定年後の再雇用や年齢に応じた柔軟な労働形態提供を推進することで、労働力不足を補い、経済活性化寄与します。

6. 経済成長戦略の強化

新興産業の育成

 成長が期待される新興産業(例えば、グリーンテクノロジーバイオテクノロジーなど)への投資を強化し、経済全体の活性化を図ることが求められます。新たな産業分野の発展は、新たな雇用機会を生み出し、賃金の上昇に寄与します。

イノベーション支援

 新技術ビジネスモデル革新支援する政策が、企業競争力を高め、賃金上昇を後押しする可能性があります政府スタートアップ企業への支援や、研究開発への投資を促進する必要があります

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