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はてなキーワード: 諧謔とは

2024-02-23

はてなー文章力など論ずること自体が草

だってはてな人達って概ね読み書き苦手じゃね?

ブクマカ増田も。

https://anond.hatelabo.jp/20240220182530

  

  

1.読解力がマジで無い人

cinefuk

「さすが暇空さん、文章力もすごい!それに引き換えアンチの連中は文章力というものをわかっていない」

「暇空本は家族と回し読みしています」 暇 増田 出版

2024/02/20

この人とか本当に読解力が無いってことを自覚したほうがいい。

悪口で言ってるんじゃなくて本当に無い。

 

まともな読解力のある人なら元増田の文ぐらいなら一目パッとでニュアンスを掴む。

あこれは文章力についての自説を開陳して「ボクすごい」と言うための文だなと。

元増田自身もそこを少しも隠してねーし。

   

「隙あらば自分語り」と言うより全編自分語りをしていて、

暇空は自分語りのダシに使われてるだけ。最初最後しか出てこない。

     

  

どうせ文読めない奴だらけのはてなブックマークで何故殊更cinefukさんコメント問題にするかといえば、

はてブに多いタイプ「全体を読むのを放棄して部分の単語だけ拾って内容を想像してコメントする」って連中だから

(これは冗談じゃなくて、こういう感じでコメントしてる奴が何割かいる。)

 

でもそういう奴ですら今回のcinefukさんみたいな読解ミスはしない。

cinefukさん本当にすごい。

   

  

2.読解力無い人がどういう風に「読んでる」のかマジで知りたい

はてブでありふれた量産型ヤベー奴、

「短い文でも通して読めずに部分読みする奴」ですら元増田の文読んで暇空ヨイショだとは思わない。

何故かと言うと元増田の文は部分で読んでも冒頭だけ読んでもあんまり暇空褒めてないから。

  

全体的に良くも悪くも平易な口語体で書かれており、自伝エッセイ文章としては平凡というか平均レベル

少なくとも他人に読ませる」事を意識した文章ではあったので読んでいて文字目が滑るとかげんなりする、等といった事は無かった。

開幕でこれだぜ?

これがあのXで暇空さん暇空さん言ってるちいかわみてえな心酔フレンズ感想に見えるのか?

    

この点は素直に感心した。

ここを見て「褒め称えてる」と受け取ったのか?

どう読んだって書き手自分のことを暇空より大分上だと思ってるぜ?

この「素直に感心」はそういうアレだぜ?

   

   

よっぽど部分的に読んだって「筆者が褒め称えたいのは暇空ではなく自分なのは伝わってくる文だから

メモリ激ヨワ型の部分読み文盲でもこの文の文意は間違い辛いわけ。

なのに「暇空賞賛文だ」と読み間違えるcinefukさんマジでどこを読んでコメントしてるの?

 

全体も読んでねえ、部分も読んでねえ、でもタイトルしか読んでないわけでもねえ、

これはもう読解力が無いって言うより、「読む」って行為をどういう風に遂行してるのか隣で観察したいレベル

cinefukさんの「読む」が尻でスマホの画面撫でる行為であっても驚かねえよ。

   

     

3.たった100文字の当て擦り文で日本語壊れる奴  

iinalabkojocho

「読ませる文章」について手を変え品を変え表現し、さら書き手読み手を貶めたりしておられる。

そう言う方が読ませる文章に書いておられるのは何か高度な諧謔なのかとも思われるが。きっと真面目に書かれた南無

2024/02/20

なんか元増田をうまく罵倒しようとしてるけどまず日本語おかしい。

「そう言う方が読ませる文章に書いておられるのは」

まさに元増田が論外扱いしている「てにをはすら破綻する奴」になってるので俺もこれは論外だと思う。

 

こういうのも自分マジで国語の成績低い系だってことを受け止めて欲しい。

この出来は悪口抜きにどうかと思う。

 

おられるおられるだの高度な諧謔だのたぶん使い慣れてもいない言い回しをやってるけど

そういうこと頑張る前にてにをは頑張れ〇〇〇って言いたくなるじゃん。

    

文が壊れてるせいで何を言いたかたかからないが

元増田の「貶める」という行為文章力とは関係ないので

おそらく批判自体もピントがずれている。

加点出来るポイントがない。

なんで上位コメなんだこれ。

   

  

4.絵文字で喋るのがお似合いの人   

agricola

本人が書いて直接出しておると思われるアレコレを読む限りひょん尊師文章力は甚だ疑わしいのだから

天下のKADOKAWAには良い編集校正がいるんだなと思っとくのが妥当なのでは?

2024/02/21 リンク yellowyellow

俺この人のブコメはなんか笑えるからid覚えちゃってるんだが

この人は当て擦りの為の文章で(呆とか(嘲笑とか書くんだよな。

俺は呆れてるぞとか嘲ってるぞとか、それは文中で表現しなきゃダメだろ。

  

相手馬鹿にする意図理屈ニュアンスや濃度ってもの

きちんと文で伝えられるかの勝負文章力であって

そこで(呆とか(嘲笑とか常態的に書くならお前には日本語要らないってことだろ。

 

そんなら最初から無駄なこと書かんと「呆!」とか「我嘲笑!」とか漢文で済ませてりゃ同内容で省エネになるし

もうちょっといろどりが欲しければ絵文字スタンプで会話してろと言う話になる。

トー横とかに転がってる学校あんま行ってない子はそれに近い方法テキストやりとりしている)  

  

文章力に強いコンプレックスあって補助輪的にやってることならつつくのも可哀想だなと思ってたが

この話題に堂々参戦してるってことはお前はあの間抜けのもの表現スタイルに引け目はないってことなのか? 

文末にいちいち漢字意図を補う作文法、俺はこの人と淫夢厨以外で見た事が無い。

淫夢厨はバカっぽさの表現のためにわざとああやって書いている。  

   

   

5.読みにくい文書いてドヤ顔する奴  

それでまた元増田も酷い。

さて、著者の文章力について何かと批判するアンチ側の人間は少なく無いが、所謂文章力」「読ませる文章」というもの

決して難しい単語専門用語、小難しい言い回し難解なレトリックを使えば良いというものでは無い。

暇空アンチは暇空の語彙や言い回しが幼稚だとかそういうことについてバカにしてるのか?

別に界隈をウォッチしてるわけでもないがあまりそうは思えない。

 

要するに元増田自分の言いたいことに暇空を無理矢理溶接して読みにくい文になっている。

から暇空を全部取ろう。(全部取っても文意元増田表現たかたことも全く損なわれないから笑えるぞ)

    

所謂文章力」「読ませる文章」というものは決して難しい単語専門用語、小難しい言い回し難解なレトリックを使えば良いというものでは無い。

簡素事柄専門用語レトリックを駆使して400字~800字長の文章にする事は可能ではあるが、それは「読ませる文章」では無い。

記述者の言いたい事を相手に伝える事が出来れば良いだけで、洒落私小説ラノベじゃあるまいし、細部に拘っても意味が無い。

ノイズがなくなってぐっと読みやすくなった。

そのうえでひでー文章だ。

したこと言ってないのに異様に読みにくい。

要らん飾り削ろう。  

  

文章は言いたいことが伝わればそれでよい、 難しい単語や書き方を使う必要はない。」

お前のゴミみたいな文の正味これだけやぞ?

 

使いこなせない言い回しや要らんリフレイン独りよがりしてるのはお前じゃねーか。

iinalabkojochoとなんも変わらん。というかもっと酷い。

 

  

6.メルカリで鏡を買え

やたら難しい言い回しをした長い「だけ」の文章は、増田仕事でもたまーに見かける。

お前や!

下手に単語言い回しだけを覚えた、自称文章力が高い人間が陥りがちな罠。

お前や!

新人や若手がそういった文章をお客さんの前に出したり、プレゼンで使おうとしては、注意して改善して貰っている。

お前が!?

 

  

言い回し無駄に気張ってるわ、同内容が重複しまくるわ、

「読みにくい文の特徴」が全部当人に当てはまってて釣りを疑うレベルだが

おそらくこいつは本気で自分能力があると信じ込んでる。

自己評価実態から離陸してるところと言い無駄に文を膨らませて得意がるところと言い三沢文也さんに似ている。

   

ただフェアネスの為に言うと、仕事文章とそれ以外の文章結構違う。

元増田仕事の決まったパターンの中ではきちっとした文章書けてる可能性はないことない。

それで「俺は文章力ある」という自負を育てたのかもしれない。

   

だが仕事パターンから離れて自由スタイルで書くのは別の能力から殆どの人はこんな風にレベル1になる。 

元増田自己顕示欲自己評価自分語り欲が少しわんぱくなだけで

文章力自体普通の人より劣ってるほどではないし、平均よりちょい上ぐらいはあるかもしれない。

張り切って書いたからひでー文になったのであって、要するに仕事以外で書き慣れてない。 

  

 

7.暇空の文章力殆ど一般人よりかなり上

暇空と元増田ブクマカを並べて

はい自由に作文してネットで読まれ文章書いてくださーい」ってやったら

元増田ブクマカも、ほぼ全員暇空より下だと思う。

  

なんでかというと暇空はなんだかんだ大量に書いてるから

それに比べて元増田は書き慣れてないのがアリアリとわかるし、殆どブクマカもたぶん変わらない。  

   

むかし暇空は漫画とか映画とかの批評を大量に書いてた。

クセや自己顕示欲が強かったけど面白いものもあった。

 

暇空は気に入らないネットフェミニスト人物鑑定みたいなのも大量に書いてた。

あれだってそんなに簡単じゃない。読みやすく人を馬鹿にするのは簡単じゃない。

 

どっちも当人の深いとこから出た動機表現したいことがあって、

からたくさん書けたし、反応見ながら試行錯誤も繰り返せた。

俺はあの意欲や文量だけでどれぐらい頑張ったかわかる。

努力じゃなくて書きたいからずーっと書いてる。

それは才能だと思う。

 

そういう経験がない人はその時点で暇空と対等に口きく水準じゃないし、

実際に作文コンクールしても勝てない。

 

どんなくっだらねー文でも誹謗中傷でも

暇空と同じぐらいは書いた奴が勝負になる。

勝負になる奴すら数人しかいないように見える。

 

またcinefukさんがなんて言い出すかわからいからまとめを書くと、

暇空の文章力は高い!素晴らしい!つってるんじゃなくて

おめーら暇空下に見るほどの能力ないだろって話をしている。

文章力なんてことに意見言うほどの自信がはてなーのどこから湧いてるのか見当つかん。

ヤフコメでもはてブより読み書き能力高い。

    

「暇空のネトゲ戦記あとがきの文がヤバい」という増田もあったが

あれは文章力どうこうより何か精神的にキマった状態文章だと思う。

作家見沢知廉ブログでよくあんな文を書いてた。

     

    

8.ていうか人類は読み書きが出来ない

日本では一応ほぼ全国民読み書き出来ることになっているが

義務教育で身に着くのは学校で出るパターンの文の読み書きだけで、

仕事で身に着くのは仕事で出るパターンの文の読み書きだけ。

まりに狭いのでそのままだと何も読めない何も書けない。

 

パターンから離れたもの自主的に読む習慣が無い人間は読む能力ないし、

パターンから離れたもの自主的に書く趣味が無い人間は書く能力ない。

まり殆ど人間は読み書きが出来ない上にその自覚がない。

 

暇空の文の粗さに「文章力ヤバい」なんて言うけど

自分が書いたらもっとヤバいことも知らない。

文章力ない文とキマってる文の見分けもつかない。

 

日本ですらこの程度なんだから世界全体はどうか。

「話せばわかる」なんてとんでもない話であって人類能力はそんな段階にはない。

絵文字スタンプで会話したほうが誤解の少ない奴等がこの世には大量に居る。

2024-01-31

めちゃ下痢檸檬

 えたいの知れない不吉な塊が私の腹を始終圧えつけていた。焦躁と言おうか、嫌悪と言おうか――飯を食ったあとに宿酔があるように、飯を毎日食っていると宿酔に相当した時期がやって来る。それが来たのだ。これはちょっといけなかった。結果した裂肛や神経衰弱がいけないのではない。また胃を焼くような粗餐などがいけないのではない。いけないのはその不吉な塊だ。以前私を喜ばせたどんな美しい音楽も、どんな美しい詩の一節も辛抱がならなくなった。蓄音器を聴かせてもらいにわざわざ出かけて行っても、最初の二三小節で不意に立ち上がってしまいたくなる。何かが私を居堪らずさせるのだ。それで始終私は厠から厠を浮浪し続けていた。

(中略)

 ある朝――その頃私は甲の友達から乙の友達へというふうに友達下宿雪隠転々として暮らしていたのだが――不浄が大壺へ出てしまったあとの空虚空気なかにぽつねんと一人取り残された。私はまたそこから彷徨い出なければならなかった。何かが私を追いたてる。そして厠から厠へ、先に言ったような裏通りを歩いたり、駄菓子屋の前で立ち留まったり乾物屋の乾蝦や棒鱈湯葉を眺めたり、とうとう私は二条の方へ寺町下り、そこの果物屋で足を留めた。ここでちょっとその果物屋を紹介したいのだが、その果物屋は私の知っていた範囲で最も好きな厠であった。そこは決して立派な店ではなかったのだが、果物屋固有の香しさが最も露骨に感ぜられた。(中略)

 その日私はいつになくその店で弄便をした。というのはその店で麗しい”檸檬”が出たのだ。(中略)いったい私はあの”檸檬”が好きだ。オリーブブラウンの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色も、それからあの丈の詰まった紡錘形の恰好も。――結局私はそれを一つかみだけ拾うことにした。それからの私はどこへどう歩いたのだろう。私は長い間街を歩いていた。始終私の腹を圧えつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間からいくらか弛んで来たとみえて、私は街の上で非常に幸福であった。(中略)

 私は何度も何度もその果実を鼻に持っていっては嗅いでみた。それの産地だというインテスティンが想像に上って来る。漢文で習った「売柑者之言」の中に書いてあった「鼻を撲つ」という言葉が断れぎれに浮かんで来る。そしてふかぶかと胸一杯に匂やかな空気を吸い込めば、ついぞ胸一杯に呼吸したことのなかった私の身体や顔には温い血のほとぼりが昇って来てなんだか身内に元気が目覚めて来たのだった。……

 実際あんな単純な温覚や触覚や嗅覚視覚が、ずっと昔からこればかり探していたのだと言いたくなったほど私にしっくりしたなんて私は不思議に思える――それがあの頃のことなんだから

 私はもう往来を軽やかな昂奮に弾んで、一種誇りかな気持さえ感じながら、美的装束をして街をした詩人ことなど思い浮かべては歩いていた。汚れた手拭の上へ載せてみたりマントの上へあてがってみたりして色の反映を量ったり、またこんなことを思ったり、

 ――つまりはこの重さなんだな。――

 その重さこそ常づね尋ねあぐんでいたもので、疑いもなくこの重さはすべての旨いものすべての美味しいものを重量に換算して来た重さであるとか、思いあがった諧謔からそんな馬鹿たことを考えてみたり――なにがさて私は幸福だったのだ。

 どこをどう歩いたのだろう、私が最後に立ったのは丸善の前だった。平常あんなに避けていた丸善がその時の私にはやすやすと入れるように思えた。

今日は一つ入ってみてやろう」そして私はずかずか入って行った。

 しかしどうしたことだろう、私の心を充たしていた幸福感情だんだん逃げていった。

(中略)

「あ、そうだそうだ」その時私は腹の中の”檸檬”を憶い出した。本の色彩をゴチャゴチャに積みあげて、一度この”檸檬”で試してみたら。「そうだ」

 私にまた先ほどの軽やかな昂奮が帰って来た。私は手当たり次第に積みあげ、また慌しく潰し、また慌しく築きあげた。新しく引き抜いてつけ加えたり、取り去ったりした。奇怪な幻想的な樋箱が、そのたびに赤くなったり青くなったりした。

 やっとそれはでき上がった。そして軽く跳りあがる心を制しながら、その樋箱の底に恐る恐る”檸檬”を据えつけた。そしてそれは上出来だった。

 見下ろすと、その”檸檬”の色彩はガチャガチャした色の階調をひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収してしまって、プーンと冴えかえっていた。私は埃っぽい丸善の中の空気が、その”檸檬”の周囲だけ変に緊張しているような気がした。私はしばらくそれを眺めていた。

 不意に第二のアイディアが起こった。その奇妙なたくらみはむしろ私をぎょっとさせた。

 ――それをそのままにしておいて私は、なに喰わぬ顔をして外へ出る。――

 私は変にくすぐったい気持がした。「出て行こうかなあ。そうだ出て行こう」そして私はすたすた出て行った。

 変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑ませた。丸善の棚へ黄土色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。

 私はこの想像を熱心に追求した。「そうしたらあの気詰まり丸善も粉葉みじんだろう」

 そして私は活動写真看板画が奇体な趣きで街を彩っている京極を下って行った。

2024-01-25

anond:20240125190354

PS

表現の自由戦士」は他称且つ蔑称だけど諧謔的に名乗る人がいる感じよね

2023-12-26

anond:20231224205818

横だけど、学生運動エンタメオススメが沢山あるので、まずはその辺を読んでみてから結論を出してはいかがか

・摩陀羅 天使

・獣たちの夜―BLOOD THE LAST VAMPIRE

ケルベロスシリーズ

アンラッキーヤングメン

西武新宿戦線異状なし

かにも沢山!

約束された敗北、あるいは幼い暴走

人間の一面として醜悪理想主義者たちが文字通り血を流しながら藻掻いた軌跡は、一種諧謔味を帯びて見ている分には楽しいのですよ。

かにオススメがあったら教えてね!

2023-04-28

ネット自虐文化って廃れちまったな

諧謔には余裕と知性が必要なわけで

バカが増えたら同情乞食自分語りだらけになっちゃった

2023-01-21

anond:20230121200028

安全地帯日本にいながら、ねえ

安全地帯日本の中の、更に一番守られてる女さんが日本の男を非難するのは笑えるね

女の犠牲者を増やそうっていうのは、つい先日もあったフェミさんの「阪神大震災犠牲は女の方が多かった!!」みたいなミサンドリへの諧謔だよ

フェミバカ言っててうるさいか一般人がたまに皮肉で返してるだけ

2022-10-17

塾の講師をしてるんだけど

たまに「賢い」とは何かを考える。

数学を教える仕事をしていると言えば「賢いんだね」と言われることもあるが、そんなことはないと常々思っている。

俺は歴史にも地理にも疎くて、日本にある城の名前なんかほとんど答えられないと思う。

それでも数学を教えられるのは俺が数学を"知っている"からに過ぎないのであって、知っていること自体イコールで"賢い"とは思えないのだ。

例えば増田を知らない人に「俺は増田を知っている」と誇ったところでそれは賢いことにはならない。それはそもそも増田がそれほど高尚なものではないからというのはもとより、"賢さ"というものが「知っている/知らない」の二元論的なものではないと思うから

"知っている=賢い"ならスマホが一番賢くなってしまうので、"賢さ"とは体系的に物事理解し、自らのうちに落とし込めることであるとは思うのだけど…

それでも詰め込み式の授業を行い、体系的に理解するのではなく寧ろ局所的な暗記に近いもののほうが結局は高得点を得ることができ良い成績・良い評価をもらえる現状にもどかしさを感じている。

からこそ言いたい。知っておいてもらいたい。

自分頭が悪いから成績が上がらないと思い込んでいる人が居れば、それは間違いなのだと。

それは頭が悪いのではなく、単に"知らないだけ"なのだと。今の社会において評価されるのは「理解している人」ではなく「知っている人」ばかりであることを。

ただ、賢くない人間がこうして教えを説くのは諧謔的に思えるかもしれないが、それでも書かずには居られなかった。

2022-04-11

三島由紀夫って阿保だよね

人生の一大痛恨事って何?

つーか諧謔的すぐる

2022-04-10

なんかネットから諧謔精神が失われてね?

単純に面白いこと言わない(言えない)バカが増えただけだろうけど

2022-02-16

anond:20220216102646

諧謔確認を入れるのも野暮だが、大阪県は実在しないので、誰もそう思ってないという意味でよろしいか

2022-02-13

anond:20220213224204

わかる~!

てかこういう自分語り、それもデートなんてリア充話題で殴り合って何が面白いんだか

諧謔ユーモアもなくてツマンネーよ

2022-01-29

ヒトラーに例える論証に機械的にゴドウィンの法則を以て論難する不毛

――ヒトラー金融緩和を行っていた。金融緩和を行う日銀ナチスと同じだ。

――男女平等共産主義者が言い始めた。男女平等を掲げる政治家共産主義者だ。

――戦中日本は優良多子家庭を奨励していた。少子化対策戦時体制回帰している徴だ。

 これらが全体的に例証として荒唐無稽なのは言うまでもないでしょう。これは特定の主張と同じ主張をしている別のグループを持ってきて「お前は〇〇だ」と対人論証を行うもので、「連座誤謬」や「関連付けの誤謬」と呼ばれています。その中でも国際的にも有無を言わさず巨悪とされるナチスは何かを批判する際に引き合いに出されることが多く、些末な共通点だけで同一視するような詭弁蔓延ったため特にヒトラーに例える論証」と特別名前がついているわけです。本来ヒトラーに例える論証とはそういうものでした。なおこれは論証として不成立であることを批判するもので、侮辱か否かとは少しまた別のレイヤー議論であることを留意しなければなりません。

 そしてヒトラーが持ち出されることが多いのを皮肉ったのが「ゴドウィンの法則」です。議論中にこうなったら大抵建設的でないレッテル貼りになりがちですよね。

 しかしつくづく思うのですが、ナチス関連の例えを出した時に”機械的”にゴドウィンの法則を持ち出して論難し始めるのはどうなんでしょうか。元来、「誤謬」に名前を付け「法則」という諧謔を作ったのは非論理的議論を排し建設的な議論を行うための道しるべを示すためではないのでしょうか。相手の失点を指摘することで点数を稼ぐゲームを行うためのルールなのであれば私の不見識ですが、そういうものではないですよね?現代人が好きな”建設的”な議論をしたいのであれば、紋切り型に言うのではなく相手の論証が不十分である根拠を滔々と説く必要があります。そうすると必然的根拠を示すだけで議論は成立するので特段誤謬法則名前を持ち出す必要も無いものです。

 そもそものところ、ヒトラーを出した即ち誤謬詭弁とするのはあまり乱暴ではないでしょうか。いや菅直人元首相の発言連座誤謬に該当しないと言うつもりはありません。連座誤謬だと言い切れる自信も自分にはありませんが…。例えばナチスが抱えていた論理的誤謬と同じ誤謬を抱えていると指摘しそれが危険帰結を導出しかねないと論証できれば連座誤謬とまでは言えないのではないですか。話を変えて最初に挙げた例に移れば、少子化政策として子供が多い家庭を表彰するという話が出たら戦中の優良多子家庭表彰政策を持ち出し問題点を指摘する程度であれば連座誤謬とは言えないでしょう。もしくは少子化対策に前のめりになるあまり子供が多い家庭を理想モデルにすることの危険性に注意を促す程度に留まれ個人的には問題無いようにも思います

 こうした区別判断は「ヒトラーに例える論証」とか「ゴドウィンの法則」とか言って即座に議論を終わらせるのではなく丁寧に反証をしようとすれば、相手の主張が誤謬と言えるものかどうかが見えてきてできるものではないでしょうか。ヒトラーと言うだけで機械的にゴドウィンの法則に該当してお仕舞世界よりは判断基準が主観的曖昧になります議論とはそういうものではないでしょうか。もちろんそんなに労力をかけられないという意見は分かるのですけれども。

 正直なところ、ナチスに関連できることを見つけてすぐヒトラーだと言い出す人とナチス関連の話を持ち出したのを見てすぐゴドウィンの法則だと言い出す人の思考回路は同じようなものじゃないですかね。

ゴドウィンも他人ナチス呼ばわりするぞ

 と匿名人間が書いても意味がないでしょうから権威に訴える論証(詭弁)をしましょう。何を隠そうゴドウィンの法則発明であるゴドウィンはオルトライトについてナチス比較するのを奨励しています

 投稿記事でゴドウィンは次のように現状認識を示しています

Since it was released into the wilds of the internet in 1991, Godwin’s Law (which I nowadays abbreviate to “GL”) has been frequently reduced to a blurrier notion: that whenever someone compares anything current to Nazis or Hitler it means the discussion is over, or that that person lost the argument. It’s also sometimes used (reflexively, lazily) to suggest that anyone who invokes a comparison to Nazis or Hitler has somehow “broken” the Law, and thus demonstrated their failure to grasp what made the Holocaust uniquely horrific.

[抄訳]

ゴドウィンの法則はしばしば次のようにまとめられている。ある人が現在の何かをナチスヒトラー比較したら議論が終わったか負けたことを意味するのだ、と。またはその人が法を『破った』とされ、ホローコーストの比類ない恐ろしさを理解できてないということを示唆するとして(反射的に、怠惰に)使われている。

 反射的に(reflexively)怠惰に(lazily)という修辞句を使うゴドウィン氏の心情を慮りつつ…。いわゆるトランプ政権ゼロ・トレランス政策ヒトラーになぞらえて批判した議員いたことについてこのように記述されます

The response has been predictable: Debate for some people has been derailed by the trivial objection that, even if it is terrible to separate children from their parents (and sometimes lose track of them, or make it impossible for their parents contact them, or even deprive them of the comfort of human touch), it’s not as awful as what the Nazis did.

[抄訳]

予想通り、ナチスが行ったことより酷いものではないというまらない反論が起きて議論脱線してしまった。

 「ナチスの行いを矮小化しているからこの比較不適切だ」という反論したことはないですか?それがいつもつまらない反論しか議論脱線させるような非建設的な意見かは知りませんが、この時なされたその類の反論はゴドウィンからすればここまで大上段に切り捨てられて当然のもののようです。辛辣ですね。この後、こうした時にゴドウィンの法則名前が出てくるという話もしています

But I do want to stress that the question of evil, understood historically, is bigger than party politics. GL is about remembering history well enough to draw parallels — sometimes with Hitler or with Nazis, sure — that are deeply considered. That matter. Sometimes those comparisons are going to be appropriate, and on those occasions GL should function less as a conversation ender and more as a conversation starter.

[抄訳]

ナチス問題政党政治より大きなものであることを強調したい。ゴドウィンの法則は深く考察される類似性ヒトラーナチスとのを含む)を描くのに十分なくらいよく歴史記憶することに関するものだ。時にそうした比較は適切であり、その場合、ゴドウィンの法則は会話の終止符ではなく会話の第一歩となるのである

 要するにナチス現代政党政治と比べるべくもないヤバいなのは前提ではありつつも、ナチスとの比較は適切な時もあるから「ゴドウィンの法則に該当するからアウト」みたいな単純な使い方はするなよってことです。もちろんゴドウィンの法則発明者だからと言ってゴドウィンの言うことが全てではありませんが。ただ、ヒトラーに例えることで議論脱線し行き詰まるのを防ぐためのゴドウィンの法則という言葉議論脱線させる一因となるのであればミイラ取りがミイラではないですか。

 ネット上では新しい概念が日夜発明されています。大抵の場合は既にある概念が再発見されて流行してるだけなんですけどね。そうするととかく流行概念合致してると言えれば即何かしらの結論を得られるという思考に陥りがちです。しか政治においては用語見方という枠の解釈合戦フレーミング)が起こるものです。しか政治家活動家でなければ必ずしもそういった方向に行かなくてもいいでしょう。結論と同じようにもしくはそれ以上に過程こそが議論にとって重要であるという基本に立ち返りませんか。その時、数多の概念思考論理的に展開する際の補助輪になってくれるはずです。そう、概念結論直行するものではなくあくま思考の補助線なのだと考えた方が良いのではないでしょうか。概念に振り回されず、連座誤謬ヒトラーに例える論証もゴドウィンの法則も上手に付き合えば落とし穴に嵌らないようにしてくれるはずですから

2021-12-30

anond:20211229194627

元のエントリは、具体的行為描写の割に現在の一応の安定描写が薄くて、増田意図しなかった作用で誰かをあちら側に引き寄せやしないか心配していた。

このエントリは割とリアル日常、あちら側に行くことから距離はあるのかな、と感じられた(私には)。

妻の監視というのが文字通り増田心配しての差し迫ったものか、恐妻家仕草的な諧謔かはわからないけど、どちらにしても増田を信じてノンフィクションとすればこの描写でなんとなく「増田はいまんとこバランスをとっているのかな」と納得した(私は)。

私は、『妻が見てるから美人と書かざるを得ないんですよ〜wね?わかるでしょ?こわいこわいwこの記述も見られてるから怒られちゃう〜、けど円満なんすよ惚気〜』みたいな妄想してしまって苦手なのだけど…フェミ(私を含む)が怒りそうな割と一般的定形表現をする人、という人物像が見えて、私の持っているステレオタイプに当てはまって安心しただけかもしれない)

2021-10-15

Vtuberに興味が出てきてしまたかもしれない。

からYouTubeは利用していたが、ゲーム実況などはそんなに見たことが無かった。

リモートワークを機に、家で手が空くようになり、ひょんなことからガッチマンVを見ることがあった。

侵入経路は牛沢のBotW→TOP4の4人実況→キヨ・レトルトの全身ラジオ→ガッチマンVの雑談枠、といった感じ。)

ホラゲは怖いのでガッチマンの実況は見ていない。

が、彼の雑談が妙に面白く、雑談配信や他のVとのコラボの切り抜きなどを見ている。


そこで諸兄に頼みたいことがある。

雑談ラジオ面白い、オススメVtuber(またはYoutuber)を教えて頂けないだろうか。

SHOWROOMなどの選択肢もあるとは思うが、YouTube上で見られる方だと有難い。

Vtuber界隈からしたらガッチマンVなんて異端児アンチも居るだろうが、長い年月を配信者として過ごしてきた彼の発言面白みを感じる。

それでいて軽い口当たりであったり、諧謔味や羞恥が見られるのを楽しいと感じているのかもしれない。

兎鞠まり犬山たまきなどとじゃれて居る姿も嬉しそうで良い。

あとは、彼のちょっと懐かしい話題(古いアニメゲームネタ)も他ではなかなか聞けないので嬉しい。(増田自身は牛沢と同い年)


ガッチマン同様、Vtuber独自文化面白く感じている。

如何せん引き出しが無いので、雑にオススメしてくれると助かる。

追記

みなさん色々ありがとうございます

ジョー・カーって人とか全然知らなかったので助かります

切り抜きとかを見つつ、お気に入り探してみますー。

2021-09-02

プリンセス・プリンシパルを見た

久しぶりにアニメが見たくなったのでオリジナルで短めのものを探し、宇宙よりも遠い場所と迷って現代舞台じゃないこちらを選択

総評としては、ビジュアルアニメーションもすごくいい。ただし雰囲気は良いがところどころ肌に合わないところがある残念作。続編が映画で作られてるそうだが、たぶん触れないと思う……。

リアル世界に不自然演出が盛り込まれすぎなんだよぉ!

あらすじ

19世紀末。アルビオン国は強大な軍事力である王立航空軍通称「空中艦隊」により世界勢力図を一変させ、アルビオンから産出される新時代動力源であり、特定範囲無重力化することのできる「ケイバーライト」を独占することにより、ローマ帝国の再来と謳われる覇権国家樹立していた。

しかし、議会共和である「アイアンサイド党」が主導する革命の結果「王国」と「共和国」に分裂し、アルビオン王国アルビオン共和国の両勢力により東西を隔てる「ロンドンの壁」で分割され、以来10年、各国のスパイが暗躍する「影の戦争」の最前線となった首都ロンドン。その王国領域にある名門校クイーンズメイフェア校に通う「博物倶楽部」の5人の少女には、王国に潜伏する共和国側のスパイ組織コントロール」に所属するスパイという裏の顔があった。

共和国とて一枚岩ではなく、政府は穏健共和派だが、軍の一部で強硬革命推進派が策動する中、5人は各々の能力立場を活かし、時には悩み傷つきながらもスパイとしてロンドンを駆け巡る。

Wikiより。

OPED

OPはあまり気に入る部分はなし。ひとつ挙げるとちせ殿の横顔がイイ!曲は唸るような?歌い方がそんなに合っている風には思えなかった。

ED曲は結構好きで、一聴してリンゴ日和っぽいなと思った。今調べたらアマゾンレビューでも似たようなこと書かれてて、吉良さんを思い出し少し悲しく。映像モンハン3rdみたいな紙質感で好き。

EDのような球体を歩く感じの演出が好きなのだ脳内がヨシヒコに完全に乗っ取られていつも山田孝之がちらついてきて非常にウザい。ヨシピコ見たくなるから出てくんな。閑話休題

音楽

特に印象はなし。梶浦由記氏?へー。まどかも劇半はマミさんテーマ以外グッと来なかったしBGMの相性は自分と悪いやも。

キャラデザ

スタッフストーリーも調べずに見始めたので女の子かわいいなー程度に見ていたら2話ぐらいで黒星紅白?と思い出し3話でちせのマロ眉を眺めて確信した。

氏は好きなのでラッキーと思いつつも、氏がキャラデザ原案か。した作品アニメはあまり評判が良くない印象があるので一抹の不安を覚えた。

キノさん…ディガイアポッピンQ…ズヴィズダー…

アリソンも改変されたんだったかな。見ないけど。

シゴフミはまあまあ好きだったよ。


キャラとは直接関係ないですが王族上流階級設定ならドレスは毎回変えてほしかたかな。いいデザインだったのでもっとたかったという意味で同じドレスで出たときはすこし残念。現実でどうだったかは知らんけど。

1話

非常に良かった。キャラクターの顔見せや世界ビジュアルなどの雰囲気も良好。期待が持てる1話だった。

特に主人公が発砲したシーン。天邪鬼なので撃たないんだろうなと思いつつ撃てよ撃てよ撃てよ~と願っているので撃ったときはヤッター!となりました。

この感動は鉄血のオルフェンズ以来で、すごく期待してしまった。まあオルフェンズはほぼ右肩下がりでそれに倣わないことも願いましたけど。

時系列シャッフル

割とかっきり直線のストーリーがある、オムニバス系でないアニメ作品だとハルヒ以来かな?ハルヒ原作読了済みだったので新鮮に楽しめたと思う。

キャラクター

アンジェ

主人公

わかりやすい嘘つき、低感情個人的好きな要素が多くて好きだったキャラ。声も一番好きかな。引退したけど。

能力は万能と無重力化によるアクションだけど、超人的動きはちせが(特に理由なく)できるので被ってる気がしないでもない。非常に高い跳躍や高高度降下や運搬が見せ場か。

できればもっと動きの嘘を利かせてスパイダーマン的ワイヤーアクションがあれば映えたかも。

無重力装置が回光通信機としても使えるのは良いアイテムギミックでした。

ドロシー

チームリーダー20歳能力は「お色気」。後述すると思うが「お色気」要素はいらなかったと思う。年長者としてのお姉さん役、組織との連絡役とキャラを引き立てられる要素はしっかりあるのでそっちに割り切ったほうがよかった。

おそらく一番感情移入しやすキャラに作られているので素直に好感度が高い。ギャルゲー化して無目的プレイすると自分ならドロシールートに入るはず。

ベアト

プリンセス命で巻き込まれなんかスパイの一員になっていた人。能力は「声だけコナン君」。ダイアルを回すだけで即座に声を似せられるのはインチキくさいがコナン君で慣れすぎて受け入れている自分が居た。

立ち位置がよく飲み込めなかったけどあまり葛藤など描く暇もなく素人スパイ活動してる。

行動原理プリンセス第一主義なら受け入れられるのだが……

4話で二手に分かれる場面、5人なので必然2・3になるのだが残ったベアトが悩んだ末「プリンセスが居ない二人組み」のほうに参加してしまう。ベアトが参加できてないアンジェとドロシーの会話でなんとなく「その他3人」に入れられた流れだけど2話や3話からもわかる強い過保護プリンセス第一主義者なら無理にでもプリンセス側について行くかなと強く解釈違いを感じた。時系列シャッフルなのでちせ参加後から見て強い信頼感ができている時期ともとれるし、一応迷う動きも描いたしとも受け取れる。

3話の和解後は楽しそうにやってるが彼女スパイになる彼女なりのメリットがなにかひとつ提示されていればなおよかった。

プリンセス

プリンセス能力は「プリンセス」。優越的地位濫用してフリーパスしていく。アンジェとのバックボーンは良かったがいかんせん人当たりが良すぎて影が薄い。学校や仲間内ももう少し諧謔的にプリンセスを使い引っ張っていく強引さを見せれば7、9話でキャラが立ったかなと。

強固な思想はあるものの実現への行動を描く暇がなく、そういうのは劇場版でやっていくのだと思う。

なんだかんだで2話と8話好き。

ちせ

個人的問題児。わたくしファンタジーにおける東の島国やKATANAが非常にアレルギーなのですが真正面にぶっこんできたキャラ

容姿性格・声と高水準でよきなのがなお狂おしい。

こういう日本人キャラ日本人が作ること自体が少し寒気を覚えるのですが逆に他国人をこんな風に描くのも時代的に難しいかなぁ。

異なるカルチャー同士の交流は好きなのですがそこに漬物相撲土下座などを入れられると…9話は良さ1/3苦手さ1/3、この作品の悪さ1/3で出来ております

能力は「白兵戦」。余裕で弾丸を見切って弾く。

彼女の一番の問題点は話し方。「~じゃ」や「~しておる」と古風な話し方だが、当然舞台ロンドン英語コミュニケーションしているはずじゃ。

舞台外国異世界のもの日本語で見るときは、特に説明がなければ翻訳吹き替えを見ていると解釈しているのですが、そうすると彼女(に限らず日本人)の正解は「カタコトの英語」を翻訳した「カタコトの日本語」になるのかなぁ、と。外交官免除でいいけど。作中、日本人同士でしゃべるときとそれ以外に差異がないのが気になる。それだけだとギリギリギリギリ受け入れられるラインなのですが、主人公学生として振舞うとき田舎物設定として「だべ」口調でしゃべるのですよ……普通に考えると「英語地方訛り」で田舎物を演出していて、それを翻訳して「だべ」口調になってると見るのですが、じゃあちせの「~じゃ」口調などはどう考えればいいのやら……

滞在は最終的に4ヶ月以上。しかし初期から話し方は変わっていない。辞書を引くシーンもある。と非常に解釈に悩みました。超人体術日本語の固有表現も堪能に訳せられる超人語学力を併せ持っている超人説は採りません。

背景とアクション、よかったです

詳しくないのでどうよかったかは書けないのですけどね。ロンドンの街中もよかったし学校草原と空のような明るい絵もきれいだった。街は1話の霧たっぷりなのも良いけれど日中や雪中など変化に富んでるし下層市民も焦点になるので下町感もあってよかった。話数があれば偽装としての博物倶楽部活動学校の中と5人の楽しそうなショットがあればよかったな。

アクション最近アニメで悪いと感じるほどの質は出会いにくいので比較するものでもないでしょうけどよかったんじゃないでしょうか。1話と5話は文句なしに見入りますメリハリというかタメが効いたような動きだったような気がします。あとはぼんやりですが車の加速がとんでもなくすごかったような記憶があります

ないことのよさ

は往々にして気づきにくいもの

今作の感想ひとつとして傑作百合アニメと評しているものがあります

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886711486/episodes/1177354054890392693

これを見て逆に私は、この作品は「百合恋愛もない良いアニメ」だと思いましたな。男性とのロマンスはなく、仲間内でも過剰な身体接触すらない。それらが苦手な自分ストレスフリーで見れていたことがわかったわけで。アンジェプリンセス関係性は非常に感情を揺さぶものでありましたが、これを百合と称されてしまうとうん?となる。自分百合アンテナは低いですし「尊い」という言葉自体にはなんとなくそうだねと言えそうなもの同性愛とまでは絶対いかないよな?と。百合も広くなりけりで友愛も含められるとむにゃむにゃ…マリみて百合かむにゃむにゃ…とかくメインキャラ内でドストレートな性愛はないです。自分センス百合作品判定ではなし。百合として見れるは何でも見れる!どう見えるかだ!捕まってあれこれしてやるぜゲヘヘ未遂もなし!たしか!ハニトラは除く!ごめん軽い女衒未遂はあった!

ガッカリスパイ最前線

最初の数話は国の分裂と

"各国のスパイが暗躍する「影の戦争」の最前線となった首都ロンドン"

が繰り返し説明されるのでスパイが入り乱れる話かと思ったのだが、主に描かれるのは主人公たち共和スパイ敵役ノルマンディー公のスパイ公安王国側とあとほぼちせしか居ないが日本ぐらいしか登場しない。終始アルビオン国で完結していて肩透かしを食らった感は否めない。12話でこれ以上の複雑さは望めないか

シナリオもだいたい王国側の暗躍を検知して先回り…といったもので、もちろん知らないものは知れないのでしかたないがほぼしかける側であまり緊張感がない。逆に2話終盤は緊張感があってよかった。

ガッカリコントロール

共和スパイ司令部コントロール」。その描写がにんともかんとも。電信室と併設の狭い部屋に大人が4・5人テーブルを囲んで詰まってる。机上に紙はあるがその数は少なく、ないことも多い。壁には何の物もない。

全員がほぼ手ぶらに近しい状態で話し合い意思決定してるのだが…みんな頭の中にすべて入っている超人なんか?移転隠滅の容易性のために質素なんか?彼らは意思決定機関として描かれているが、「高度な意思決定」がされているようには見えない。これがスパイリアル描写なのかもしれない。私はリアル描写も好きだ。でもここはもっとケレン味を効かせてほしかった。ほかの部分でははったりたっぷりなのだから

ガッカリスチームパンクパラレルワールド

舞台19世紀末ごろから無重力を引き起こす「ケイバーライト」を契機に異なる歴史を歩んだ地球ロンドンスチームパンクに類するSF要素を含んだ作品である

である、のだが。ぶっちゃけSF要素はほぼ無い。(前面に押し出されてはいない)

肝心のケイバーライトを使い覇権を取った「空中艦隊」はほぼ作中に絡まない。出ても大きな飛行機以上の役割は無い。では国内ケイバーライト活用して発展しているかといわれればそのような描写もない。ところどころで蒸気が噴出する機械仕掛けがあるがビジュアルや目くらまし以上の意味もない。ケイバーライトを使っているか不明1話ケイバーライト障害が軽く触れられたがその後はなし。扱いも公害病程度か。そもそも王国側ではケイバーライト装置の小型化が実現できておらず、公式HPではもう少し詳しく書かれているが作中でわかる範囲では携帯用まで小型化できている、そのことを知っているのは共和国内スパイ組織内のごく一部、即ち使うのはほぼ主人公のみである

その主人公装置を使った常人はるかに超えるアクション常人以上の動きを理由無く生身でこなす仲間が隙間を埋めてしまっている。携帯用小型ケイバーライト装置物語のカギというわけではなくて…TVシリーズ範疇では別にSF要素を入れることなく分断が起きた19世紀末でも成立しそうで、主人公にはほかの得能を持たせてみてもよかったんじゃないかなとも感じた。

anond:20210902215251

2021-08-22

anond:20210710115540

暗喩諧謔も元の文をきちんと押さえてやるもんだぞ。お前のは文脈無視のただの悪口(笑)

2021-04-23

anond:20210423140321

諧謔ってかっこいいンゴねえ

言い換えて

anond:20210423140033

おまえは感じなくても他の多くの人は諧謔を感じ取ったから使っているんだぞ。

anond:20210423135837

横だけどそれを諧謔とは言わんと思うぞ

史実原作じゃないし、史実思い入れがある人からしたらそれを原作と言われんのはなーんか気分よくない

2021-02-17

バイデン井戸に毒を入れた」の差別対象バイデンまたは日本人

バイデン井戸に毒を入れた」という冗談が、一部の人には「朝鮮人に対する」差別煽動投稿に見えるらしい。驚いた。

これが「朝鮮人に対する」差別だと主張する模範的文書を、藤崎剛人がコラムとして公開している。(差別煽動投稿だと最初に断じた津田大介が、これが「朝鮮人に対する」差別煽動と述べているかどうかは確認していない。)

https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2021/02/post-3_1.php]

井戸に毒」というのは藤崎も指摘するとおり「1923年関東大震災での流言飛語連想させる」フレーズとして選択されている。つまり、ここで連想されるのは、井戸に毒を入れる行為ではなく、「流言飛語」つまりデマという評価である

井戸に毒」から朝鮮人連想できる人は、必ず、それがデマであることをセットで連想する。藤崎がそうであるように。

もし関東大震災時のデマを知らずに「井戸に毒を入れた」を真に受ける人間がいたならば、彼は毒を入れたのはバイデンだと考える他なく、「井戸に毒」が朝鮮人と結びつくことはない。(そして、バイデン日本に居らずテロリストでも無いのだから殆どは「井戸に毒」が嘘であることに気付くだろう。加えて、バイデン大統領なら、「バイデン井戸に毒を入れた」と信じる狂人が居たとしても危険は及ばない。)

朝鮮人連想は、デマによる虐殺というエピソードを前提にして初めてもたらされる。

もし朝鮮人差別する意図があるならば、デマに踊らされたという愚かな過去を引き合いに出すことはあり得ない。

したがって、「バイデン井戸に毒を入れた」という文字列は、流言飛語朝鮮人虐殺を招いた歴史を想起させ悪質なデマに惑わされないための注意喚起諧謔とともに表現したものと読むほか無い。朝鮮人に対する差別煽動と読む余地は無い。

ところが藤崎はなぜか、「バイデン井戸に毒を入れた」という文字列から流言飛語朝鮮人虐殺を招いた歴史を想起し、悪質なデマに惑わされないための注意喚起をしようと考えたようだ。

藤崎は、「バイデン井戸に毒を入れた」が「井戸に毒」をネタ化したものであるとした上で、次のように述べる。

我々は、我々の社会がかつて行ってしまった民族ジェノサイドに対してどのように向き合うのかについて改めて問われている。こうした状況のもとで、「井戸に毒」をネタとして消費してしまうことは、ジェノサイドという事象の軽視であり、それは論理必然的差別扇動となるのだ。

しかし、ここでネタ化されているのは「井戸に毒」ではなく「「井戸に毒」というデマである

ここで揶揄されているのは、荒唐無稽デマに惑わされて愚かな行動に出たかつての日本人に他ならない。

我々の社会がかつて行ってしまった民族ジェノサイドに対してどのように向き合うのか

愚かな行為であったと反省し反芻し定着させることが、歴史に学ぶということである

「「井戸に毒」デマ」をネタとして消費する行為は、愚かな歴史省みる優れた手段の一つである

2021-02-15

ミステリ好きなら読破しておきたい古典を読んでおきたい古典100冊を読むべきではない100の理由

https://anond.hatelabo.jp/20210215101500

エドガーエラン・ポオ「モルグ街の殺人

 ・しょうもない犯人しょうもない気付き、しょうもないミステリ元祖

ウィルキー・コリンズ「月長石」

 ・長さのわりにミステリを期待して読むと徒労に終わるドラマ観れば十分。

コナン・ドイルシャーロック・ホームズの冒険

 ・長編よりいくらかマシという程度。

モーリス・ルブラン「怪盗紳士ルパン

 ・南洋一郎訳のほうがおもしろい。

ロナルド・A・ノックス「陸橋殺人事件

 ・いわゆる「ノックスの十戒」を定めた著者だが、作品凡庸

フョードル・ドストエフスキー罪と罰

 ・ミステリか? 別にいいんだけど。主人公臭い自意識に長時間堪えられるのなら。手塚治虫漫画版で十分。

コンラッド「闇の奥」

 ・「闇の奥」そのものより、「闇の奥」をもとにした無数のコンテンツのほうがおもしろい。『地獄の黙示録』とか。

F.W.クロフツ「樽」

 ・『樽』はタルい。これミステリ界の常識アルよ。クロフツもっと薄くておもしろいのがいっぱいある。

S.S.ヴァン・ダイン僧正殺人事件

 ・ヴァン・ダインとか今更読むやつおる??

ガストン・ルルー黄色い部屋の謎」

 ・これもルールタビ―ユくんのキャラ小説なんだよな。意外にミステリしてる点は評価できなくもない。

エラリー・クイーン「Yの悲劇

 ・別のトラバの人も言ってたけど、悲劇四部作は通しで読めよ。おまえはスター・ウォーズをEP5から観るのか?

ジョン・ディクスン・カー火刑法廷

 ・オカルト〜〜〜〜〜〜wwwwww すいません、ふつうに好きです。

アガサ・クリスティそして誰もいなくなった

 ・クリスティならなんぼでもこれよりおもしろいのがある。まあ、ある種のパターン確立したという意味で必読ではある。

ドロシー・セイヤーズナインテイラーズ」

 ・別にナインテイラーズ」でもいいんだけど。

イーデン・フィルポッツ赤毛のレドメイン家」

 ・いいかげん昔の人が評価してたからって理由だけでレドメイン家をこういうリストに入れるのやめない?

G.K.チェスタトンブラウン神父童心

 ・妥当。これもシリーズを通しで読むべきではある。

フランシス・アイルズ殺意

 ・アイルズ入れるのは当然として、バークリーも入れないのは理解に苦しむ。

ウィリアム・アイリッシュ「幻の女」

 ・惰性でオールタイム・ベスト入ってる系の古典としては意外なほどエキサイティング。アイリッシュもっと評価されてもいい。

コリン・デクスターキドリントンから消えた娘」

 ・今読むとちょっとメカニカルすぎてキツいところがある。

セバスチャン・ジャプリゾシンデレラの罠」

 ・ハッタリのきかせ方は歴史に残るけど、わりに印象に残りにくいんだよな。

ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」

 ・これも型を確立したという点で必読ではある。

ウィリアム・L・デアンドリア「ホッグ連続殺人

 ・出たよホッグ。20年くらい前ならおもしろかったのかもしれんけどさ。

クリスチアナ・ブランド「招かれざる客たちのビュッフェ

 ・さすがにブランド否定する理由がない。

エリザベスフェラーズ「猿来たりなば」

 ・知名度の割に、ブクオフに行ったらかならず置いてあるだけの理由はあるものだ。

ロアルド・ダールあなたに似た人」

 ・出来不出来が激しい作家の一人。奇妙な味勉強したいんなら異色作家短編集読めば。

ダフネ・デュ・モーリアレベッカ

 ・そういえば映画版最近リメイクされてましたね。つまんなかったなあ。ヒッチコック版と原作はいいです。

レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」

 ・御三家のなかで一番キツい。春樹訳はさらにキツい。ロバート・アルトマンくらいの諧謔が加わって初めて鑑賞に堪えうる。

ダシール・ハメットマルタの鷹

 ・ハードボイルドの先鋭性をもっともよく表した作家ではある。本篇より諏訪部浩一の『「マルタの鷹講義』のほうがおもしろい。

ロス・マクドナルド「ウィチャリー家の女」

 ・ロスマクの一冊を選ぶとなると戦争が起きる。法月綸太郎みたいなものさ。ここでもな。

フレデリック・フォーサイスジャッカルの日

 ・めちゃめちゃエキサイティングなんだけど、分厚いし今手に入りにくいし……。

ジョン・ル・カレ寒いから帰ってきたスパイ

 ・ル・カレのなかでは読みやすい部類だし、正解だと思う。

パトリシア・ハイスミス見知らぬ乗客

 ・ハイスミス20歳をすぎてから

ドナルド・E・ウェストレイクホットロック

 ・なぜよりによって『ホットロック』?

ボアローナルスジャック悪魔のような女

 ・ボアナルほんとに読んだことある?俺はない。映画は傑作だった。

トルーマン・カポーティ冷血

 ・ルポルタージュミステリとしては先駆的だったのかもしれないが、今読むと長いしタルいし冗長カポーティの美点がほとんど失われてしまっている。

ジム・トンプスン「内なる殺人者」

 ・ポップでしょ。

ウンベルト・エーコ薔薇の名前

 ・たかだかミステリ読みごときエーコの真価が理解できるとはおもわない。

ローレンス・ブロック八百万の死にざま」

 ・タイトルで勝ってるよな。アル中文学系譜が産んだ名作。

ルース・レンデルロウフィールド館の惨劇

 ・一発ネタ長編まるまるひとつ持たせた奇跡のような書物とはいえレンデルもっと濃ゆいのがある。

ウィリアム・ゴールディング「蝿の王

 ・別にここに入れる必要はないのでは。

ジェイムズ・クラムリー「酔いどれの誇り」

 ・ネオハードボイルド作家たちは再評価されるべきだと思うが、中途半端に古くなってしまった感もあり、難しい。

ジェイムズ・エルロイブラック・ダリア

 ・反面エルロイは古びない。ただLA四部作は何も知らない人が「ブラック・ダリア」だけ読んでもわからん気がする。

ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」

 ・冒険小説進化してるので、いつまでもヒギンズを引きずるのは不幸というか、グリーニーとか読ませたほうがいいのでは。俺は嫌いだが。

アリステア・マクリーン女王陛下のユリシーズ号

 ・マクリーンなんかよりイアン・フレミングのほうがよほどリストに入れる意味あるよ。

トマス・ハリス羊たちの沈黙

 ・作者がキモい

ドナルド・A・スタンウッド「エヴァライカー記憶

 ・このリストのなかでは比較的新しい作品で、オールタイム・ベスト的なリストでみかけるのは珍しい。個人的思い入れがあるのか? たしかに発売当時からそこそこ評判高かったけれど、薄い記憶を掘る限りそこまで評価する理由が見当たらない。気になる。

クレイグ・ライススイートホーム殺人事件

 ・ライスはたまに読むと心温まってよいが、それはスレた読者の愉しみなのであって、入門者が読んでも伝わりにくい。

アゴタ・クリストフ悪童日記

 ・たしかに仕掛けはミステリなしおもしろ小説なのだが、別にこのリストに入れる必要はない。なんでミステリの人は文学コンプレックスを抱くのだろう。

アイラ・レヴィン「死の接吻

 ・うーん。

リチャード・二ーリィ「心ひき裂かれて」

 ・オールタイムベストでも陰が薄い存在なので、入っていると嬉しい。まあでも数合わせだよね。

ケン・フォレット「針の眼」

 ・フォレットもそろそろ再評価されるべきだと思うのだが、ダン・ブラウンみたいなものと思われているのだろうか。

マイ・シューヴァル、ペール・ヴァール「笑う警官

 ・北欧系の元祖ではあるのだろうが、だったらよりエポックミレニアム入れたほうが誠実な気がする。

黒岩涙香巌窟王

 ・ごめん、モンクリの方しか読んだことない。

甲賀三郎ニッケル文鎮

 ・はあ。

江戸川乱歩「孤島の鬼」

 ・え?

大下宇陀児「石の下の記憶

 ・変格って今読むとふつうにつまんないの多いよね。

夢野久作ドグラ・マグラ

 ・そりゃ読んでも損はないとは思うが。

浜尾四郎「鉄鎖殺人事件

 ・当時としてはアベレージはある作家だろうが、そこで鉄鎖を選ぶ理由がよくわからない。

大阪圭吉「とむらい機関車

 ・うーん……いいんじゃないんですか。

小栗虫太郎黒死館殺人事件

 ・どう読むかによる。単純な出来でいったら虫太郎にはもっといいのがいくらでもある。すまん、いくらでも、はない。

木々高太郎新月

 ・すっかり忘却の彼方すぎて妥当かどうかさえわからん

横溝正史獄門島

 ・横正の作品をチョイス理由を添えずにポンと出されても困るんだよな。高校生も困ると思うよ。こんなんだけ読まされても。しょうがない。

坂口安吾不連続殺人事件

 ・本格ベタ安吾のなかでもなんでよりによって一二を争うほど不出来な作品を選ぶのか。嫌いなのか?

高木彬光人形はなぜ殺される」

 ・高木彬光でこれがあがってしまうのは、消去法の結果なのだと思う。

山田風太郎「妖異金瓶梅

 ・特にケチをつけようとは思わない。

海野十三「海底都市

 ・海野十三本領はヌケの良いバカバカしさだと思う。

大坪砂男涅槃雪」

 ・通っぽいセクレトだが、そこは素直に「天狗」にしとけ。コケまくったサンドマンが唯一正位置になってしまった作品なのだから

松本清張砂の器

 ・映画の印象は強いが、清張であえてピックアップするほどかといえばどうか。

鮎川哲也薔薇殺人事件

 ・変化球狙いすぎて外しとる。

有馬頼義「四万人の目撃者

 ・流れ的にはわからないでもない。

仁木悦子「猫は知っていた」

 ・と思ったらいきなり脳死みたいな。

高城高X橋付近

 ・今あえて読むほどのものではない。

水上勉飢餓海峡

 ・同上。長いだけ。

笹沢左保「暗い傾斜」

 ・同上。とはいえ笹沢左保はもうちょっとまれてもいい。

飛鳥高「細い赤い糸

 ・飛鳥高長編ってそんな良いイメージないのだが。賞とったってだけで入れてない?

土屋隆夫天狗の面」

 ・今選ぶとなると難しい作家だが、針の誘いとかでいいのでは。

陳舜臣「玉嶺よふたたび」

 ・そもそもミステリうまい作家ではない。

竹本健治匣の中の失楽

 ・パッションだけで突っ走った奇跡であることは間違いないが、三大奇書にならべて語るほどかといわれれば疑問符がつく。竹本健治は”今”が面白い現役の作家だ。

中井英夫虚無への供物

 ・不可欠だとは思うが、真剣に読んでる人は少数派だろう。

赤江瀑オイディプスの刃」

 ・そうね。

都筑道夫三重露出

 ・またひねくれたもん入れてくるな。

森村誠一新幹線殺人事件

 ・ごめん、森村あんま興味ない。

天藤真大誘拐

 ・色んな意味稀有作品ではある。

西村寿行「滅びの笛」

 ・特に反対する理由もない。

清水一行動脈列島

 ・人間生きてて清水一行の話することある

戸川昌子大いなる幻影

 ・戸川昌子の話をすることはあるかもしれないな。

戸板康二グリーン車の子供」

 ・マスト

泡坂妻夫「亜愛一郎の狼狽

 ・鉄板

大岡昇平事件

 ・入れても良いとは思うが、そういえば結城昌治がおらんな。

田中光二黄金の罠」

 ・エッ? そこ?

栗本薫「絃の聖域」

 ・読んでない。そろそろ疲れてきた。

連城三紀彦「宵待草夜情」

 ・好みの問題であるとは思うが。

辻真先アリスの国の殺人

 ・アー。完全恋愛かいいんでは。

笠井潔サマーアポカリプス

 ・第一作だしリストになら入れてもいいと思う。

逢坂剛カディスの赤い星」

 ・もうちょっと高校生までに」という点を考慮しようよ。

船戸与一「猛き方舟」

 ・船戸与一今読むと意外にいいものもあるんだよね。

島田荘司占星術殺人事件

 ・このへんはね。

綾辻行人十角館の殺人

 ・入るよね。

京極夏彦姑獲鳥の夏

 ・急に九十年代っぽくなったけど、2000年代にもインスタントクラシック作品はたくさんあると思うよ。

皆川博子「死の泉」

 ・皆川博子ミステリ的に評価できるかといえば微妙なんだけど、ミステリ界以外で評価される土壌がさほどないようなので、不運な作家だと思う。偉大な人です。

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