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はてなキーワード: 生涯賃金とは

2023-09-09

同じ出産達成カップルと言ってもね…

そこから先が重要

こどもがサピに行って桜蔭筑駒へ行けるレベルに育つの

発達遅延を引き起こして将来は生活支援コースに入るのか

全く同じ量の手塩にかけても、完全な偶然でこどもの生涯賃金に二億くらいの差が出る

この目の当たりにしたら、こどもなんていらないという若者も責められないよ

せめて、生涯賃金の穴を補填するこども保険出産保険正式な国の保険として発足すれば、安心してこどもをうむカップルも少しは増えそうだけどもさ

2023-09-06

頑張る頑張らなくていいってなにそれって感じ

やるべきことはやる

ただそれだけやろ

そもそも俺は貧困家庭で育って塾にも行けず公立に進み国立大学に進学した

受験勉強を頑張るとか意味わからん

勉強をしなければ職業選択の幅が狭まり生涯賃金が下がる

ただそれだけやろ

2023-08-24

anond:20230824164710

娘がホスト狂いで借金まみれになるのと比べたら、重度自閉症の娘が暴れるのを押さえたりトイレの世話をして過ごす人生もなんぼかマシに思う。

世の中の娘には、できれば心身共に健康普通に育って欲しいし、ちょっとだけ欲を言えば桜蔭とかから国公医に行ってくれたらなと思う。

社会の現状では子どもギャンブル過ぎて、あまりにも理不尽なところも。

同じように手塩にかけて育てた娘なのに、生涯賃金が3億になったりマイナス5千万になったりする。

2023-08-02

大谷だのヒカキンだのがなんぼ稼いでもええけどさ

稼いだ分人口増加に貢献しろ

生涯賃金÷2億 人子供を作ることを義務付けよう

2023-07-23

追記あり】たった15年前の出来事もめちゃくちゃ間違って流布されてて衝撃を受ける

2009年卒の就活氷河期どころか思いっきバブルだったぞ。07年卒、08年卒はもっとザルだった。

ちなみにこの時期は、マーチ内ですら

みずほ銀行りそな銀行は無対策で応募してもかなりの高確率内々定までいっちゃうから行く気ないなら受けないほうがいい」

みたいに囁かれてた。学内で親しい先輩のうち、この年度にみずほ銀行を受けた人は5人いたけど5人全員内定してた。

早慶なんかだと

メガバンクは赤だろうが緑だろうが蹴るもの

というのが常識だったようだ。今の時代就活生や20世紀就活を知っている人からしたら衝撃的だろう。


リーマンショック由来の就職氷河期が始まったのは2010年卒の人間就活から

この就職氷河期は、不景気突入嚆矢となる象徴事件リーマン破綻から新卒採用抑制時間差が全然ない珍しいものだった。本当に突然バブルから氷河期突入したのだ。

秋頃にメガバンク採用予定計画が発表されてどこも軒並み半減してて「あーこれはヤバいわ」とNHKニュースを見ながら血の気が引いたのを覚えている。結果、やはり前年までの就活が嘘のような超買い手市場と相成った。圧迫面接が大流行した。

それから・・・

マスコミとかパイロットとかじゃない限り大手企業の最終面接儀式から落ちない」

という新卒就活常識が全く通用しなくなったのもこの年度からで、大企業の最終面接落ちも大流行した(増田友達東大法学部しかコミュ強で容姿別に悪くなかったのだが、のべ7社の大企業で最終面接まで進んだのにも関わらず全て落とされ無い内定のまま就職留年した)。


そして、このリーマンショック起因の就職氷河期11年卒、12年卒と年度を重ねるごとに地獄絵図になっていった。



ここまでは事実である

さすがに13年卒の親しい人間自分はいなかったので、この年度以降の就活戦線がどういうふうになっていたのかは全くわからない。

誰か教えてほしい。


とりあえず2009年卒はバブル2010年から突然氷河期突入っていうのは強く言っておきたい。

特にツイッター民に対して。



追記

メガバンク内定が学友から「うん、まあ良かったね……」程度の反応されるような微妙位置づけだったのには理由がある。

当時の就活生は「大手しかも高倍率でホワイト待遇のところが一番エラい」という価値観を抱いており、

したがって、「大手・低倍率・給料福利厚生以外が非ホワイト」なメガバンク内定は大して凄いと思われなかった。

この価値観がよく表れていたのは2ch就職板の『就職偏差値ランキング』なる有志が独断偏見作成したもので、

記憶が確かならそこではメガバンクよりも食品メーカーとか素材メーカーとかのほうが上に据えられていた。

実際、三菱東京UFJを蹴ってサッポロビール三井住友銀行を蹴って中央発條入社を決めた人間友達にいた(生涯賃金で5000万円以上差があると思うのだがそれでも激務は何より恐れられていた。ドラマ半沢直樹放送されるずっと以前だったが、もうメガバンク健康人間らしく働くにはあまり苛烈でエグい職場環境であることはネットのせいでバレバレだった)。



同じように証券会社保険会社大手だろうが忌避されていた。

ちなみに日興コーディアル証券なんか日大や専修あたりの大学からでも内定バンバン出てた。


このように大手金融採用は(基本的に)ザルだったのだがこれにも例外があって、

東京海上日本生命営業幹部採用じゃないほう)の総合職マーチ男子程度だとほぼノーチャンスだった。

いずれも体育会系有利と言われる会社ではあるが、マーチに関しては体育会系とかどうとかもはや関係なく、各大学0~3人程度の内定にとどまった。

身分違いだったのだろうか。



さて、

当時の就活生は「大手しかも高倍率でホワイト待遇のところが一番エラい」という価値観を抱いており、

それゆえに大手金融は09年卒であろうと10年卒であろうと

無い内定にならないため、万一入社しても高給が保証されているから、戦略として仕方なく受ける企業

しかなく、基本的に不人気だったのだが、これにも例外があった。

それはみずほ証券大手信託銀行である

みずほ証券については「ホールセールばかりでリテール全然やらなくていいから」、

信託銀行については「メガバンクと違い、残業全くしないで30歳1000万円まで一律昇給できる地上の楽園から

という大間違いでしかないイメージが当時の就活生のあいだで広まりに広まっており、

学歴コミュ力とルックススクールカーストに自信のある就活生が猫も杓子も信託銀行希望するという謎のブームが生まれていた。

ちなみに、私は当時の信託銀行ブーム距離を置いていた。

ノー残業・ノーパワハラ・ノー怒声なんていかにも嘘くさいっていうか100%ありえないと確信していたし、

完全に諦められた窓際社員でも自動的に到達できる年収は30歳700~800万円・40歳1000~1100万円くらいがせいぜいなのではという見立てだったからだ。


書いてる途中に思い出したけど、当時は楽天ソフトバンク本体内定者の学歴ボリュームゾーン日大って感じの会社だった。

今は一橋慶応になるらしいが隔世の感がある。



就活も今と比較したら随分シンプルだった。

大事なのは大学名、その場でいかに「論理的に落ち着いて会話できるか」、本人の雰囲気であり、超人エピソードを作りに動く就活生は嗤われていた。

バイトサークルのどれか一つやっていれば充分であり、インターンに応募しようとするやつはそれがたとえ1dayであっても周りから「凄まじく就活気合を入れている」という見方をされていた。

これはつまり、あっと驚くような体験活動のおかげで就活結果が大きく変わることがないというシビア現実意味しており(テレビ局とかの採用は違うんだろうけど)、

裏を返せば課外活動をせずともコンビニバイトでも適当にやって面接の場をどうにか凌げば大手から内定が出るような時代だった。

筆者には法政大学に通う仲の良い友だちがいたのだが、

彼は今で言うチー牛で(当時は非リアといった)、サークルには所属せずボランティアなどの課外活動エピソードもなく、

週3のコンビニバイトと1日2度のオナニーをするのみであったが某中堅損保内定した。

ちなみに体育会野球部であろうが同大学の一般学生比較してさして就活で有利にならない時代でもあった。

チー牛友人は内定者懇親会に参加したとき、同じ大学野球部の有名選手いたことに

大学野球頑張っても俺なんかと同じ値打ちにされるのか……」

と大変なショックを受けたと言っていた。

実際、筆者は野球が好きなので六大学東都大学の4年制進路を毎年チェックしていたが野球部ブースト全然効いてなくて毎年苦笑したものだ。

東大早慶でも一般学生期待値は大して変わらず、マーチ日東駒専にいたっては一般学生より下手すりゃちょい悪いのではというほどだった。

マーチ野球部から全国紙とかサントリーとかADKかにいけるのは直系附属出身者や県立トップから一般入部してきた選手とかで、野球名門校出身者は主力選手であろうとも野球継続しないのなら大手百貨店関の山だった。◯◯自動車販売”とかもお馴染みの進路だった。

そして日東駒専大東亜帝国あたりの野球部の進路はこんなもんじゃなかった。

当時の就活も嘘つき合戦ではあったが、今の就活インターン当たり前、エピソード作るために大胆に動くの当たり前だと聞いて本当に大変だと思う。

2023-06-22

勤続30年

モラトリアム経て学部新卒25歳で素材系メーカ就職

ここまでの累積賃金(支払い)2億円ちょっとくらいかな。

30歳ちょっとで3子の父となり、35ちょっとでもう一人。

小中は皆公立高校は私2公2、大学は私3現在末1が国立てな具合。

子の大学奨学金は活費に充てたので月々返済分を仕送り

バブル余波入社のしかりで一昨年打診により早期退職ちょい上積み退職金

早期退職金の30%くらいは信用金庫政策金融公庫教育ローン返済に充てた。

持ち家は2800万円頭金なし35年金利変動ローン、

隣家賃の8掛けくらいの月々支払い。3年前借り換えを匂わせたら金利が下がった。

5年落ちのワンボックスを15年乗ってたら税金燃費エラいことになり

5年落ちのミニバン退職金で乗り換えた。

まぁなんだ、何が言いたいかというと。

生涯賃金同じくらいの独身ご同輩はポルシェ乗り換えてんの?」

ってことを訊きたい。

2023-06-21

anond:20230621182849

マジそれ

リーマン生涯賃金あたり2人子供を養育する義務を課すべき

それだけの金を他人から吸い上げてんだから

年棒40億の大谷は年に2人子供を作るべき

2023-06-15

夫がキャリアダウンして妻の年収を800万円にした経緯と結果

Twitter話題になっていたが、年収800万円は日本人女性の上位1%ということらしい。

それについて様々な議論が交わされ大変興味深かったが、わが家は妻の年収をアテにして、夫(私)がキャリアダウンをし、家計運営をすることにした家庭であり、今年、妻の年収がちょうど800万円を超える想定である


私たち夫婦としては、「合理的に考えて、男性リスクを負ってキャリアアップをするより、女性収入を増やす方が容易であり、家計運営においても有効である」という考えの下、このような決断に至った。

今日日本型雇用を踏まえてなぜ女性収入アップが有効なのかについて、わが家の見解実体験を書いていきたいと思う。

なお、はてな匿名ダイアリー投稿のため、不備や読みづらさがあったら申し訳ありません。



1.わが家の状況

<10年前:夫のキャリアダウン前>

夫:1200万円 28歳 コンサルとか広告代理店とかそんな感じ。ほぼ毎日終電(裁量労働制のため、残業代ナシ・・)

妻:400万円 30歳 大手JTCの一般職時短勤務

現在:夫のキャリアダウン後>

夫:500万円 38歳 地銀とか地方公務員とか大企業地方子会社とかそんな感じ

妻:800万円 40歳 大手JTCで一般職廃止され、強制的総合職(管理職にならなければ転勤はないという条件付)

住まい

関東郊外

都心通勤圏でもあるが、都心用事はない

ただ緑の多い郊外に住んでいます、という感じ

そうは言っても人気の地区に住んでおり、地価は順調に上昇中で子育て世帯が多い

家は高級と言われるハウスメーカーの、さらにだいぶデカい家に住んでいる(笑)

家族構成

夫婦2人と子ども2人

夫が転職により時間が余りに余ったため、小さいうちに勉強を仕込み、近隣にある私立小(高校まで一貫)に入学

別に教育熱心ではなく、子どもは将来日東駒専以上に行けばバンザイというレベル

現在は上の子中学受験をしたいと言い始め、私立小に通いながら受験塾に通っている

資産状況>

基本的に余裕がある

1軒目の家のローンは早々に完済できた(夫の転職退職金が入った。夫婦会社株価リーマン以降に大幅に上がった等、地合に恵まれた)

地価も上がったため、購入時の倍ほどの値段で家をウリ、同じ自治体内のタワマン⇒子の小学校近くに再建築と移動。


夫が転職して収入が減ってからも、資産額が前年を下回ったことはない。日々家と会社の往復しかしていないため、お金を使う用事ほとんどなく、夫も妻も帰宅時間が読みやすいので、突発的な出費(シッターへの依頼や預かりがわりの習い事への預け)が不要時間に余裕もあり自炊もできるので、出費は少ない方だと思う。

お金を貯めたいとは思っていないが、自然にどんどん貯まっており、なぜかサラリーマン生涯賃金の半分くらい貯まっている。

2.妻を主たる生計者にすることとした理由

夫は20代1000万円を超える稼ぎがあり、当時も正直言って資産に余裕はあった。

しかし、20代でこれだけ稼いでいるということは、当然激務であり、帰宅毎日23時を過ぎていた。

仕事は非常に楽しく、周囲のレベルも高く、世の中を動かしている実感も大きかったため、戻れと言われれば今でも喜んで戻りたいとは思うが、どうしても仕事を続けたくない理由があった。


それは「転勤」があることであった。

夫のような大した学もウデもない人間大企業所属するためには、総合職として全世界への転勤を受け入れる必要がある。

しかし、転勤をしてしまうと、妻のキャリアが中断してしまうこととなる。

大変失礼な話だが、妻もこれといって学やウデがあるタイプではなく、一度退職した後、どこかに再就職することは難しいのではないかと考えた。

(まして転勤者の妻なんて、いつ辞めるかわからないんだから定食につくのは難しい。)

妻の会社には「配偶者の転勤で一旦退職しても復職できる制度」があったが、妻が「そんな図々しいことができない」と頑として拒否したため、わが家にとって転勤は大きなハードルであった。


また、上の子が超超超がつくほどの人見知り。新しい環境が苦手。どこかに行ったら間違いなくイジメにあって不登校になりそうなタイプであり、この子を連れて全国を回るのは、子ども人生が壊れてしまうというリスクがあると思った。

(これは子どもが小さいうちならではの心配な気もしていたが、やはり根本的な人間の気性は変わらず今でも同じようなタイプなので、全世界転勤がある仕事は離れて良かったと、今も思う)

わが家も、上の子が小さいうちに夫が転勤する機会があったが、上記理由単身赴任をし、その後東京会社転職し、さらにその後現在会社転職をした。


さらに、例えば私が病気になり働けなくなった場合家族収入が一気にゼロになってしまう。

親が若くしてガンになり、その後家族が崩壊⇒進路が大幅に制限された私にとっては、これも大きなリスクとして考えられた。


まり、夫一人で1500万円稼ぐことを目指すよりも、夫婦1000万円稼ぐほうが転勤リスクもなく、また、片方が病気で倒れた時も家族崩壊しづらい環境を作る方が、「家族というチーム」においては強いと思ったのである


3.女性年収800万円という環境は達成可能なのか

結論から言うと、この10年くらいはボーナスタイムであり、例えば男性が700万円⇒1000万円(+300万円)を目指すより、女性が500万円⇒800万円(同じく+300万円)を目指す方が容易だったと思っている。

そして今後もしばらく、この流れは続くのではないだろうか。

実際、鼻で笑われそうな学歴のうちの妻でも十分に達成できたのは、正直なところ時代が良かったかであると思う。


前述の通り、妻の会社一般職制度廃止し、旧一般職を全員総合職に登用した。

※大半は仕事内容がそのままで年収が増えた状況。簡単に800万円は稼げないが、これはこれでオイシイ状況になっている。

わが家では夫婦で話し合った結果、これを収入増のチャンスと捉えた。


わが家は夫ではなく、妻の収入増を目指したが、これには大きく3つの理由がある。

(1)社会的女性の昇進・昇格が求められているので、すなわち昇進・昇格しやす

(2)家庭があると、休みやすい・リモートやすい(※コロナ禍以降)・男性よりも周囲が理解してくれやす

(3)残業したり、成果を出せると、女性というだけで評価が上がりやすい。

下手に男性が昇格を目指すよりも、バフをつけやすいのである

会社としても元一般職女性の昇進は「ロールモデル化」しやすいので大歓迎。ゲタも積極的に履かせてくれる。

社会に求められているのは、男性出世ではなく、女性出世なのである


実際に誰でも800万円の年収を達成できるかは不明であるが、例えば年収500万円の夫婦がいたとしたら、男性より女性の方が、圧倒的に年収800万円の到達はしやすいのではないかと思う。

正直それくらい、世の中の女性へのハードルは低い。低いというと失礼に聞こえるかもしれないが、女性家事育児の中心を担う存在男性仕事をすべき存在という前提は根強い。

そのため、世の中の常識と逆のことをすると、大きなメリット享受することができるのである


4.元一般職立場(と夫の協力)で、昇進試験で最高の成果を出す

妻の会社総合職には昇進試験があり、妻が総合職になった2年目に受験のチャンスが回ってきた。

試験の内容はグレードによって異なるが、現在、妻は既に以下の2つの受験完了している。

(1)テーマに合わせて自身業務を絡めて記述する作文試験(一発勝負・2時間程度)

(2)自身業務改善提案をして生産性200%を達成するための考案+プレゼン試験(準備2か月以上・本番1時間程度)


総合職新卒入社した人たちは、およそ入社6年目・10年目頃に受けるのが一般的なようだが、元一般職の妻は入社9年目・13年目頃に受験をしていた。

ちなみに同年代以上の女性たちは、これらの受験をことごとく断ったそうだ。

理由は「一般職として入社したので総合職試験を受けるのはおかしい(抗議?)」「そもそもキャリアアップするつもりがない」「内容が難しそう」ということだったそうである


受験内容と、同僚が受験しない旨の相談を受けた時、私はすぐに受験を薦めた。

理由は「他に受験する人が少ないのであれば、受験さえすればそれだけでプラス評価が得やすいのではないか」「他の元一般職が受け始めると比較されてしまうので、いつか受ける可能性があるのであれば、早い方が良い」というものだ。


作文試験プレゼン試験も取り組んでみるとなかなか難しい内容であったものの、「一般職でこういった試験に取り組む姿勢」「元一般職にしては異常に高いクオリティ(夫が作文・業務改善・プレゼン指導を全力で行ったため、対策は万全であった)」が評価され、非常に高い点数を取得できた。

なお、妻が受けた翌年以降、元一般職試験は年々厳しくなっているらしく、現在普通に落ちたり、低得点(今後の昇格にあまり良い影響を与えない)人もいるらしいので、早めに受験する作戦は、それだけで大成功だったと言える。

というか、うちの妻(と同じく、機を見るに敏だった優秀な女性たち)が、ハードルを上げた面もあるだろう。


5.収入の低い夫が家庭に存在するために

正直、妻の方が稼ぎもよく、リモートワークにも取り組みやすいため、家庭における私は実際のところ、必要ではない。

そうなった時に夫が発揮できる価値はなにか。

それは妻への徹底的なサポートである


夫婦家事を分担したことがある人はわかると思うが、家事はその日の体調や気分によってムラが生じる。また、得意分野や苦手分野がある。

例えばわが家の妻は、料理は大好きだが皿洗いは嫌いだ。

また、生理が重く、生理中はあまり家事ができない。


収入の夫の価値は、ここで徹底的にフォローし、家庭運営軌道に乗せることである

妻が料理をしている間に机の上を片付け・箸やお茶を出す・その間に風呂を沸かす準備をしたり・子どもの連絡帳や宿題のチェック・明日の準備の声掛けをする。

妻は体力がなく食事が終わると早々に寝てしまうので、その後に中学受験の子もの学習を見るのは私の仕事である

子どもが寝た21時半以降に、食後の片付け・翌日の米研ぎ・みそ汁の準備・肉の解凍等の下準備・お茶づくり・ルンバをかける・翌日のゴミ出し準備・下駄箱に靴をしまう・気になるところの掃除(日常レベル)や片付け・洗濯機を回す。

ここまで家事をこなし、ようやく自分時間となる。

その後ジムに行って汗を流し、帰宅風呂に入り、風呂掃除をするまでが私の仕事である


もちろん、毎日こんなに完璧ルーティンをこなせているワケではない。

妻もよく掃除をするし、洗濯ものゴミのまとめをすることもある。

収入の低い人間(夫)のすることは、収入の高い人間(妻)の状況を把握し、その他の対応をこなすことで、家庭を円滑に回すことなである


ちなみに、別に収入が多い妻が偉いとか、男性である夫が偉いとかはない。

あくまで家庭というチームを経営する上で、細かいことをイチイチ気にせずに、双方の得意分野や知見を持ち寄っているに過ぎないのである


6.妻は楽しく仕事ができているのか

妻は望んでもいない昇進をさせられているのではないかと思った方もいるかもしれない。

よく妻の仕事相談に乗るが、そこで出て来る話は「昇進試験で作文やプレゼンをした内容を実際に業務に活かせて面白い」「というか、私みたいな経歴でもここまで昇進できるなんてラッキー!」みたいなテンションである


とどのつまりラッキー

夫としては時流をとらえて上手にライフハックしているつもりであるが、妻としてはあまり深く考えず、ラッキー

権限が増えたら仕事ラクになったわー!くらいの感覚らしい。


実際、妻の仕事は年間での繁忙期が非常に明確で、その時期は毎月多大な残業を強いられるが、ある程度昇進してからは、妻の意見採用されて業務改善を進めやすくなったり、短期派遣さんを雇ったりと、自分仕事にも良い循環が果たせるようになったそうである

担当以外にも、新しい華やか系の仕事が入ってきた際には、まず妻に声がかかるそうである。色々と新しいことをやっており大変そうではあるが、グループ全社に配られる社内広報紙に載ったりと、正直うらやましい。


一方夫はというと、仕事面に関してはほぼ捨てている。

これまでの人生観と180度変わったような転職をしたから当たり前である

年収が下がったという意味SNSでは圧倒的に地位が低い(笑)


しかし、家が近いことと、ほぼ定時で帰れることは最高である

最近ではリモートできる職種が増えたのでうらやましい(夫はリモートができない)が、当時の自分が選ぶことができた選択肢の中では、もっとも良い選択ができたのではないかと思っている。


現状金銭面では困っていないが、子どもも大きくなることで家庭運営は年々ラクになっているため、チャンスさえあればやりがいのある仕事に再度チャレンジしたいと考えてすらいる。

7.そもそもスタート地点は「そんなに収入って必要?」

ここまで妻の800万円への道筋や、そのために夫が大幅年収ダウンしたこと等について語ったが、「結局夫が大幅年収ダウンしているから、意味なくない?」と思った方もいるであろう。

かにその通りである本来は夫が1200万円を稼いだまま、妻が800万円を稼いでこそ、こういった場所で偉そうに他人アドバイスができるはずだ。


しかし皆さんに問いたい。

正直、収入ってそんなに必要ですか?

わが家は転職した当初、世帯年収1000万円を切ったこともあったが、生活には特に困らなかった。

自分の幼少期を思い出してほしいが、みなさんそんなに子どもの頃って裕福だっただろうか。


つい30年ほど前の日本は、東京治安良く住める地区はごく一部・どこもタバコくさい・きれいなトイレがない・貧乏っぽい家にはバキュームカーが来ていた・マクドナルドmade for youではなく作り置きだった等、正直、誰もが裕福な感じはしなかった。


ところが今は、どこでもだいたい治安が良く、タバコ臭いを一切かがない日もある・イオンに行けばトイレキレイ子どもモンクレールを着ていたり・カロリーなんぞないスタバに長蛇の列・車もこぞってアルファードという家庭が増えている気がしないだろうか。

この30年で、日本人はものすごい贅沢になったと、個人的には思う。


人によっては年収1000万円では全くたりないだろう。

しかし、適切に支出コントロールすれば、わが家のようなちょい贅沢的暮らしはできてしまうのである


家族全員でモンクレールを着て、ゲレンデを所有して、高級腕時計をつけて、都心居住して、私立小に通って、食材は最低でも成城石井外食はチェーンではないお店でしか食べないというのであれば、稼ぎは多いに越したことはないだろう。

そのレベルに行きたいのであれば、そもそも「雇われの年収800万円」程度では全く足りない。自らリスクをとって、事業を起こすべきなのだ


6500字を超える記事をここまで読んでくださった方は、夫婦サラリーマンをしながら、妻も年収800万円を超えたいなと思っている方だろう。

そのレベル(=もちろん私も含まれているので、皆さんを下に見ているつもりはない)で良いのであれば、支出コントロールを考えることが、ある意味最も大事なことである


8.まとめ

ここまでの話をまとめると、

・夫は転勤懸念があり、共働きを維持するためにキャリアダウンを受け入れた

・妻は「女性活躍」の流れに先んじて乗り、キャリアアップがしやすかった

・夫の家庭参画時間を増やし、妻に稼ぎを集中してもらっている

・それでも夫婦年収1000万円は軽く超え、郊外であれば圧倒的に余裕のある生活ができる

となる


欧米のように真のトップクラスのみが転勤をし続けるような働き方ではないからこそ、私のようなレベル人材でも手に入れられていた1000万円。

要するにわが家では、かつての日本型雇用に守られた男性中心の働き方よりも、女性地位向上の流れに乗った方がQOLは上がり、ウェルビーイングであり、人生設計も安心安全である判断し、そして現状ではそれで上手く行っている、ということである


今後社会情勢がどのように変わるかによって、夫婦がとるべき策も変わってくるかもしれないが、幸いにもアラフォーにして、今後つつましく暮らしていける程度のお金は手にしているため、今後も現状のキャリアのんびりこなしていくことも悪くない。

もしくは、お金はあるので、本当にやりたい仕事に戻り、やりがいを追求しても良いだろう。


いずれにしても、人生のどこかで時流を読み、そこに上手に乗れることで、学歴がなくとも女性年収800万円は達成可能であり、持続可能であろうということが、少しでも伝わればと思う。

2023-05-15

anond:20230511161451

「県外の難関大学」と言うのは東大なんだろうか。

正直、何のコネ後ろ盾もない田舎庶民家庭出身女子東大に行っても

名門私立中高卒の親金持ちボンボン勢に押し負けるだけでそれに相応しい職は得られないイメージがある。

金もなさそうだし、バイトしないと生活できないけどバイトすると成績落ちて他の学生に負ける、って事になるだろうし。

理系ならこういう子は地元医大一択だろうが、文系なのかな?

こういう事言うと叩かれるんだろうけど、「女子は家からさない」にも一理あるんだよね。

実家を出て遠方のいい大学出ていい所に就職しても結局結婚して子供産むと実家援助なしでは仕事続けられず退職、その後も子供に足引っ張られて低賃金しかつけず

地元に残って親の援助受けながら正社員続けてる子より社会的地位生涯賃金も下で終わる、ってのもあるあるだし。

勿論一生子供産まないつもりなら都会の難関大学行った方が絶対に良いしこれからはその道を選ぶ女性も増えていくだろうけど、

もし絶対結婚して子供を産みたいってなら地元に残る方がいいんだよな。

高校生段階でそんなの分からないってのはあるけど。

まあ「富山の嫁」は酷い扱いを受けるようだから、そんな思いをするくらいなら

例え学歴職歴全部無駄にして低賃金主婦パートになる羽目になろうと「都会の嫁」の方がまだマシ、なのかもしれないが。

2023-04-16

大卒会社員生涯賃金て2億〜3億くらいあるんだから奨学金で500万とか借金背負っても大した事なくね。

2023-03-31

anond:20230331095311

大学行って学んでそれによって生涯賃金が上がる程の能力のない奴は、高卒で働いた方がマシだと思うけどな、今現在でも。

まぁ中退となると話は変わってくるかもしれんが、今みたいにバカFラン入って4年間時間と金無駄にして、大卒という資格だけを得て勘違いするよりはいい。

2023-03-08

anond:20230308120715

高校海外留学させると何かが決定的に違うと感じるが、それを上手く言葉にできないクラスの人数が多いとかぐらいは言える。結局日本教育海外の名門大学への進学率も低いし、生涯賃金も低い。

2023-03-03

anond:20230303184233

大学存在意義とは・・・・??

そうだ!高卒大卒生涯賃金が変わらないようにして、三流私大文系学生大学に行かず高卒で働いてズッコンバッコンやってもらえばみんなハッピーでは??

2023-02-27

風俗だけしか仕事をしない人と会社めしかしない人の生涯賃金の差

20歳から65歳まで働くとして生涯賃金期待値はどれぐらいなんだろう

65歳まで風俗で働けない(価値がなくなる)という場合収入0とカウント

65歳まで会社めして何百万から千万貯蓄が出来て騙しとられたりインフレになって金が紙くずになったりしても、

45年間のその経歴があればまた次の仕事は見つかるから挽回は早いよね

どこそこの会社で勤めているという肩書があれば家を貸してもらえたり金を貸してもらえたり社会的に信用される

65歳まで風俗で働き続ければ億単位貯金が貯まるだろうけど騙し取られたりインフレになって金が紙くずになったりして

その金がなくなってしまったらその先はあるのだろうか

ユダヤ人他民族と比べノーベル賞受賞率が数十倍高いという

歴史的迫害されてきた彼らが最も重視したのは教育

金や土地は盗まれても智慧技術は奪えないか

金を稼ぐ過程で得られる能力技術、信用が真の財産なのであって、

金そのもの目的ではないのかもしれない

2023-02-16

金借りて三流大学出て給料文句言ってるやつはアホだろ

給料が安いって文句言うって事は、借金してでも大学出れば生涯賃金が上がってプラスだと思ったんだろ?純粋勉強たかったのなら大学に通って知識を得たことで満足なはずで給料文句言う必要ないもんな。要は借りた金でやった投資に失敗して、借金返したくないこんなハズじゃなかったってだだこねてるだけじゃん。

まあ一番クソなのは大卒就職要件にして奨学金すら返せない給与しか出せない企業だけどな。フリーライダーしかない社会寄生虫からさっさと潰れろよ頼むわ。

2023-01-30

欧米は保育費に給料1人分まるごとつぎ込んででもキャリア継続するというのが、ジェンダーギャップ指数対象とするような職種で当たり前にされており、

大手企業でも産休育休が普通に使える日本のほうがはるかに優しい。


日本でこれやればと言うと「働く意味ない」とか発狂されがち。


キャリアを維持する」=「生涯賃金を最大にする」ということなので、一時的赤字を許容するんですよね。

そこの損得が成立しない人はそもそも優先すべき「キャリア」なんてものは見込めてない。

2023-01-19

anond:20230119163343

そもそも同じポスト貰えないしな

しか若いうちだけセクハラ要員にされて歳食うか結婚したら追い出されるの目に見えてるしな

若いうちだけ工学系で働いて結婚したら辞めさせられて専門と畑違いの主婦パートしか就けなくなるよりは

事務系で定年まで働いた方が生涯賃金絶対高いわ

2023-01-16

anond:20230115123715

日本においての生涯賃金の差と家事労働時間の差については女が不要範囲内で舐めプ労働しかしないせいとはっきり判明してますので

てめえらのなまけ癖を社会のせいにするのはやめましょうね

2023-01-15

はびこる「フェミニズムはおばさんの若い女性への嫉妬」という誤り

あちこちで見かける「フェミニズムはおばさんの若い女性への嫉妬」という言説。

いろんな人が何度も「それは違うよ」「誤解だよ」と繰り返し説明していても消えないので、きっとアンチフェミにとっては「そう思うのが気持ちいい」んだろうなあ、と思うけど、やっぱり間違っていると思うのでここでもう一度否定しておく。

若い女性もフェミニストになる

当たり前だが、フェミニズムの考え方に触れ、自分のものとして取り込む年齢は様々だ。

子供のうちから性差別についての情報に触れていれば、人によっては相当若いうちからフェミニズム共感するようになる。

医学部入試点数操作問題などは、これから大学入試を受ける世代の子たちにもずいぶん影響を与えたのではないだろうか。

若いときに言えなかったことが、おばさんになって言えるようになることもある

時代の変遷による常識の変化、ということもあるが。

若いときには見えていなかったことが見えるようになったり、知らなかったことを知ることもある。

社会に出て、いろいろな経験を積むことによって、自信のなかった若者が図太さ、たくましさを身に着けていくというのは性別わずあることだと思う。

おばさんは若い女性に嫉妬ではなく同情や心配応援をしている

嫉妬している」と思われるのって意味がわからない。まるでそんなことないから。

というか、そう思うのって、「性的欲求される」ことが価値のあることだと思っているからだよね。

自分が好きな相手」以外の人から性的欲求を向けられるのって、多くの女性にとっては不快だったり恐怖でしかないんだけどな。

性別が女であることによって不快な思いをした経験のある女性は、そりゃもうたくさんいる。

生涯賃金の差だったり、家事労働時間の差だったりという統計で出てくるような差は厳然として残り続けている。

電車に乗っているだけで痴漢被害にあう女性も多く、夜道を歩くにも一人暮らしをするにも性被害にあわないように用心しなければならない。

昔よりはよくなってきていることもたくさんあると思う。

でも、昨今女性専用車両を女尊男卑だと言ったり、性的に強調された女性表現を全年齢のメディア公的な場で使用したり、ということも続いている。

フェミニズムは、自分のためでもあり、自分よりも若い女性のためでもある。

過去女性たちが奮闘してきてくれた結果、今の私たちには選挙権もあるし、就職時に不利な取り扱いをすることも禁じられた。

でも。「すでに男女平等は達成された」なんて思うのは、幻想しかない。だから、よりよい未来のために発言し続ける。

2023-01-14

氷河期問題解雇規制のせい」な訳ねーだろ

解雇規制があるから不況時には新卒を絞らざるを得なかったのが就職氷河期問題の原因って…

いや、それだけなら採用を控えていた世代を景気が回復してから新卒と同じ扱いで採用すればいいだけの話じゃん

若者人口自体氷河期世代の時点で既に減り始めてるんだから、2、3個下の新卒と同時に採用したところでさしたる問題は起きないだろ

まあ多少は生涯賃金が減るかもしれないが、入口で一旦躓いたら奇跡が起こらない限り一生そのままになるよりは遥かにマシな筈だ

氷河期問題解雇規制のせいではなくて新卒至上主義のせいだよ

新卒でなくなった人間正社員あるいは公務員として普通に採用さえしていれば、解雇規制がどんなに強固だろうとも問題はなかった

新卒至上主義解雇規制別に関係ないし、解雇規制を守ったままでも新卒至上主義撤廃するのは別に難しくない

2023-01-08

私たちは買われた」「性の商品化」という表現は誤っている

一般女性風俗嬢バランスシート上でどのように計上されるかを考えてみたい

一般女性場合は、流動資産棚卸資産として計上される

この際の評価について「歳をとったからといって評価を下げるのはおかしい。簿価会計とすべきだ」という意見が一部の女性からあるようだが

IFRS(国際会計基準)では時価会計とすることが求められているので、女性棚卸資産としての評価は毎年洗い替えすることが必須である

資産評価については個人差があり、人によっては歳をとって評価が上がる人もいるが、通常は年を経る毎に右肩下がりとなるのが一般である

評価の具体的な算出方法については、専業主婦モデル共働きモデル、一生おひとりさまモデルなど各モデルによって計算方法が異なってくるのだが、

こちらについてはシカゴ大学 サンショク・ヒルネツキー教授論文女性の働き方の考察について」に詳しいのでこちらでは割愛する

とりあえず例として結婚後に専業主婦になるケースで評価を算定してみよう

とある女性年収800万円(定年までの生涯賃金約3億円)の会社員結婚するとしよう。この場合算定の基礎となるのは

生涯賃金3億円であるが、当然のことながら今すぐに貰える1000万円と10年後に貰える1000万円に同等の価値は無い

(利子率を7%と仮定すると、10年後に貰える1000万円は今すぐに貰える500万円と同一価値となる)

将来得られるであろうCFを利子率で割り引くDCF法によって計算された生涯賃金が2億5千万であるとしよう

ここから必要生活費等を差し引いた可処分所得が1億円となれば、妻の取り分はその2分の1となるので、棚卸資産評価は5000万円となるわけだ

この相手との結婚見送り、更に高い年収相手を探すことも可能だが、歳をとるごとに自身評価は下がるので時間との戦いにもなってしま

この場合、「自らの資産評価を少しでも高め、評価が下がる前に売買を成立させる」という手法が一番有効戦略と成り得る

一方でパパ活女子デリヘル嬢、セクシー女優などといった人たちについても考えてみる

彼女たちはバランスシート上は流動資産ではなく、固定資産機械設備に計上される

働く形態キャバクラソープピンサロ)などによって法定耐用年数は異なるが、一般的なモデルケースでは20歳から働きはじめた風俗嬢耐用年数は15年となる

一般女性と異なる点として、風俗嬢場合機械設備なので毎年減価償却を行う必要があり、定率で価値が逓減していくという点が挙げられる

一般女性有効的な戦略は「自らの商品価値の最大化」であったのに対し、風俗嬢が取るべき戦略は「自らの肉体を使って得られるキャッシュフローの最大化」となるわけである

さて、ここまで読んで頂ければ賢明なるはてなーの皆様には「私たちは買われた」という表現会計学上は全くもって誤りだということが分かって頂けたのではないかと思う

日曜日あなたたちが家族連れで遊園地に行き、1人1000円払ってジェットコースターに乗ったとする

この1000円でジェットコースターを購入したのであれば「私たちは買われた」という表現が正しいのだろうが、あくま1000円はジェットコースターに乗る対価でしかない

そしてジェットコースター大勢に乗られることで摩耗するので、毎年減価償却を行い価値が逓減していく

私は一部フェミニストの人たちの議論に参加するつもりはないし、そもそもそういった議論自体に興味が無いのだが会計学を学ぶものとして誤った表現がまかり通っている

現状を看過することは出来ないので、表現の間違いについてだけは指摘させて頂きたい

×:「私たちは買われた」「性の商品化」

○:「私たち償却された」「性の機械設備化」

2023-01-04

anond:20230104141038

男女の社会進出格差生涯賃金格差が無くなってくるにつれて専業主婦が「男性金銭的に搾取する女性」という存在に近づいていく。自分でも稼げるのに男にカネ貢がせてるのは間違いないわけで。んで男が家事もやるし子育てもするようになるから専業主婦は完全に女王

2022-12-25

出産予定日死産がつらかったので書く(男性視点

 タイトルそのままの内容なので閲覧には注意されたい。一部の人にはつらい記憶を思い出させてしまうかもしれない。女性視点体験記は数多くある一方で、男性視点のものは少ない。妻が妊娠すると男性覚悟を決める。しかし、(過去自分も含めて)何が起こり得るかはぼんやりしか想像できない。稚拙ながらも自分体験と後悔を書き残しておけば、その解像度が上がるかもしれない。そう思い投稿する。

 分娩室。妻につながれた医療モニタが歪なサインカーブを描いていた。正確にはサイン波の絶対値のような概形でゼロ区間が長い。波形がピークに近づくにつれて妻のうめき声が大きくなる。これが陣痛発作だ。間欠的な小休止を挟みつつ、数分おきに発作が起こる。モニタの値が妻の痛みを表している。全力で妻をサポートしたいなら、助産師の動きを脳裏に焼き付けて、完全に模倣すればよい。一挙手一投足に意味がある。プロの動きを邪魔しないように、分娩室の俯瞰映像想像して立ち振る舞う男性は手が大きいので、より効果的にさすることができる。胎児心臓が止まっていると分かったのは、6時間前のことだった。

 妻がついに妊娠した。待望の我が子で、出産月のコントロールなどとうに諦めていた。妊娠後の検査は全て正常、胎児推定体重は発育曲線のど真ん中。妊娠週数を横軸としたグラフ推定体重書き込み、発育曲線なる2本の曲線の間にあれば正常とされる。何も定量的説明はなかったが、胎児体重はおそらく正規分布に従うので、上下の発育曲線は平均±数σを表しているのだろう。曲線の離れ具合から、発育が進むにつれて分散が大きくなると読み取れる。ちょうどそのど真ん中で、初めての我が子は順調に育っていた。早々に名前をつけて、膨れ上がった妻のお腹毎日のように話しかけた。

 無痛分娩に興味があった。背骨脊髄の間にあるわずかな空間麻酔薬を注入して分娩にともなう母体苦痛を軽減する。一定リスクはあるが、メリットが大きく上回る。無痛分娩のためには麻酔科医の予定を抑える必要がある(※後で知ったがこれは産院によるらしい)。出産予定日は3月末だった。つまり無痛分娩選択することで子の早生まれが確定する。ひょっとしたら4月まれになる可能性もある。そんな淡い期待を胸に、私たち自然分娩を選択した。

 私は3月まれであることがずっとコンプレックスだった。早産の早生まれ、背の順は常に先頭、鬼ごっこはいつも鬼、50m走のタイム肥満児より遅く、ドッジボールではただの的、組体操ピラミッドでは頂上から落ちて何度も死ぬ思い。身体的・精神的な発達の遅れに由来する傾向は「相対年齢効果」と呼ばれ、特に男子場合生涯賃金観点で一生の足枷となる。これは歴然たる統計的事実として知られている(ちなみに、女子もしくは学力上位の男子ならばこの呪い例外となる。興味があればGoogle Scholar検索してみてほしい)。子の幸せを願う親として、自分と同じ思いをさせてはならないという使命感が、自然分娩の選択を後押しした。

 出産予定日に陣痛が起こり、病院に着いてから胎児心臓が止まっていると分かった。1週間前の検診では何も異常がなかったため、その間のどこかで突然死したことになる。我が子の突然死。目の前の現実を受け入れられず、ただただ夫婦二人でむせび泣いた。

 分娩室。妻から我が子が押し出されてきて、一瞬の静寂が広がる。子はすぐに医師がどこかに連れて行ってしまった。分娩室は静まりかえっている。蘇生可能性はゼロ。突然、遠くから赤ちゃんの元気な泣き声が聞こえてきた。我が子の声ではない。不快な、怒りに近い感情が湧き上がる。元気な泣き声がナイフのように心に突き刺さる。どうしてうちの子は。心に深い闇が広がる。妻の一言で、自分が強い嫉妬感情を抱いていることに気づかされた。「向こうの子は無事に生まれて良かったね」妻はいつの間にか、すべてを受け入れていた。

 妻と私、そして布で丁寧に包まれた我が子。一晩を一緒に過ごすことになった。「かわいいお顔を見せてくれてありがとう」口ではそう言いつつ、顔が明らかに赤黒く変色し、傷ついた皮膚から血が流れているのに言葉を失った。病室に来る助産師達はしきりにスキンシップ沐浴を勧めてくる。私はこれが全く理解できなかった。腐敗防止のために徹底的に冷やされている我が子を触り、その金属的な冷たさを感じるだけで心が締め付けられる。おくるみの下にはきっとドライアイスがあるのだろう。定期的に交換してくれている。なぜ進んで苦しい思いをする必要があるのか。言語化できない恐怖感があった。あまりにも触らないためか、助産師手形と足形を取ってくださった。このとき抱いていたのは恐怖感ではなく、エゴ由来のただの現実逃避であったと後に気づく。

 役所での手続き事務的には簡単で、精神的には苦痛しかない。病院で受け取った死産届に記入し、役所に提出すると火葬許可証が発行される。予め出生届の記入方法を調べていた。死産届の様式出生届とほぼ同じであるのに気づきスムーズに記入できたが、子の名前を書く欄はない。様式から現実を突き付けられた。火葬業者によっては、代理で届けを出してくれるらしい。

 火葬場では地獄のような時間を過ごした。大人と違って赤ちゃんの棺はとても小さい。100サイズ段ボール箱とちょうど同じくらいの大きさだ。棺は私が運んだ。今でも100サイズの同じくらいの重さの段ボール箱を持つと当時の記憶フラッシュバックして涙が出る。火葬後のお骨上げはただただ拷問のようだった。赤ちゃんの骨は割り箸のように細く脆い。頭蓋骨割れプラスチックの破片のようだ。「産道を通るために赤ちゃんの頭は形が変わるようになっている」という知識が目の前の現実と急に結びつく。赤ちゃん用の骨壺はすぐには入手できない。仕方なく、急ぎホームセンターで入れ物を購入した。「こんなのでごめんね」

 我が国における年間の自然死産数は約8000程度で推移している。その他、新生児死亡や乳児死亡も含めると、毎年約1万人を超える赤ちゃんが旅立っている。これほどまでにつらく悲しいことがあるのかと、絶望に打ちひしがれていたが、同様の絶望人知れずそこら中で起こり、大きな悲しみを背負っている人達がたくさんいることを知った。死産を繰り返した人、出産で妻と子を同時に失った人。つらい経験をした家族達が集まって語り合う自助グループが数多くあり、「グリーフケア」という名称で様々な取り組みやビジネスがなされている。関連書籍も多く(「産声のない天使たち」「誕生死」等)、図書館には必ずあるだろう。供養の方法複数あり、水子供養場合はずらりと並んだ小さな骨壷を目にすることになる。「天国友達たくさんできるかな?」

 ポジティブに捉えると、妻と一緒に同じ苦難を乗り越えたことで、お互いの心の結びつきが一層強くなったように思う。妻との関係性が、これまでにない、かけがえのないものに変化した。妻の人柄や屈強なメンタルに、改めて敬意を抱いた。

 後悔は二つある。

 第一に、無痛分娩を選ぶべきだった。出産が遅れるほど分娩リスクは高くなる。無痛分娩であれば、出産予定日よりも前に強制的に分娩させられるため、リスク相対的に低いのではないか(正確には医師相談されたい)。本事例では、出産予定日の1週間前には無事であったため、無痛分娩であれば死産を避けられていた可能性がある。「4月まれになるかも」などという勝手わがままで我が子を間接的に殺したのでは、という自責の念に駆られている。

 第二に、我が子ともっと向き合うべきだった。完全に冷え切った子に触れるのには勇気がいる。スキンシップ沐浴を勧めてくる助産師サイコパスのようにさえ思えた。これは完全に誤りである夫婦水入らずで、最後の姿をまともに見られるのは、このタイミングしか残されていない。火葬したら骨になってしまう。家族写真手形・足形・遺骨だけでいいのか。せめてスキンシップだけでも、精一杯向き合って、家族の思い出を作るべきだった。

追記

 皆さん、心優しいコメントをどうもありがとうございます。お察しのとおり、子が旅立ったのはコロナ禍前です。ちゃん言葉にできるようになるまで、事実客観視できるようになるまで約2年半かかり、同時に、受容が進むにつれて記憶が薄れるのに気づき、一気に書き出しました。的確なご指摘が多く、勉強になると同時に、自分自身の認知の歪みにも気づかされ、励まされました。

 本記事へのトップコメントこちからご覧になれます。つらい思いをしている方が、少しでも前向きに、励まされることを願っていますhttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221225220743

2022-11-19

統一教会マジでクソ。安倍さんは完全なとばっちり可哀想……」

安倍さんホント良い人そうだから好きだったんだよなあ……。

山上徹也は同情するけどあれはさすがにやりすぎ!他に手段はあったに決まってるのに」


MARCH都立横国筑波千葉以上の学歴あります

一流企業勤めて生涯賃金4億以上確定です、

自分の命捨ててもいいくらい妻子を愛してます

6000万円以上の家買いました


ういういわゆる上の下階級の人らの事件の総括ってこんなもんだぞ。

安倍ざまあとか、お天道様は見てるんやね的な感想抱いてる奴はマジで居ない。

2022-11-04

女性にどれだけの求める経済力の話をしている時

俺「出来れば自分と同じくらいの収入(600万くらい)がある人がいいですね〜。300万以下とかだとキツイです」

女の上司「女は命がけで出産して産休育休時短生涯賃金が削られるんだから男性はその分補填しないと駄目。だから相手年収が300万円以下でも文句言えないよ?」

俺「(補填...?) へ、へ〜そうなんですね。ん?もし年収300万円以下の女性結婚して、相手由来の不妊だった場合ってその分の補填要求しても良いって事ですか?」

その瞬間場の空気が一気に凍った。

俺悪くないよね...?

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