はてなキーワード: 管理者権限とは
Kinzaのパッチが当たった正式版が公開されたので、引き続きこき下ろす。
この間 https://anond.hatelabo.jp/20210828113740 を書いたが、DuckDuckGo経由で無事作者に見つかってしまったらしく、ここで指摘を入れた誤字、インストール場所、公開ソースコードのREADMEが全てではないが直ってた。ここ以外にもアンチがそれなりにいるみたいで、作者のTwitterを見る限りメンタルが削られていたようだ。(あれだけTwitterでアンチコメントがあったのを知ってたのに、中途半端な覚悟でエゴサしたからじゃないの?と言いたいが)
アンチがあんなにいるのは人気がある証拠ではないか。もっといろんな人に知ってもらうまたとないチャンスだ。
誤解しないでほしいのは、こき下ろしているのは学生の合間に作った革新的で軽量なブラウザーが自称ではなく価値あるブラウザになることも期待しているからである。ブラウザ作る奴なんてほとんどいないから。
以前利用規約での遊びがひどすぎてふざけてんのかと書いたせいかは知らないが、アップグレードはちゃんとアップロードになっている、個人の感想がなくなっているなど、おふざけはなくなった。しかし、利用規約が以前と比べて長すぎる文章になってしまっている。しかも利用規約に書くべきではない内容はそのままどころか増えているし、もう少し整理できたのでは?
以前、「Ablazeの利用規約に沿って」という文に対してAblazeの利用規約をここに載せろと言ったが、掲載されたのはその利用規約ではなくプライバシーポリシーだった。「Ablazeの利用規約」は「Albazeのプライバシーポリシー」のことなのか?「Ablazeの利用規約」はホームページにも掲載されていないので、結局の所それに何が書かれているのかわからない。何が書かれているかわからない「Ablazeの利用規約」に同意しようがないので、この利用規約に真面目に従えばAblazeの関係者と同団体に盲信する人を除いてFloorpブラウザは規約上誰も使えない代物である。どうせ誰も見ないでスルーして使っているだろうが、きっちり書くべきところがきっちりできていないのは問題である。
所々「書いとけばいいんでしょ」感が出てしまっていて、ただでさえ読まれない利用規約をさらに読む気のしないものになっている。ここまで長くなったのなら、規約本文の見直しをした上でその中にあるプライバシーポリシーを分けた方が良くないか?工夫・配慮が足りない。リリース予定日に追われて、利用規約に割く時間がなかったのだろう。
それにしても、あれだけ長くなってもChromiumのライセンス情報が未だに書かれていないのはどういうことだろうか。著作権表示と許諾表示をドキュメントに書くことが条件になっているので、「BSDライセンスに従って」という書き方ではダメ。その表記で済ませるなら、ドキュメントファイルとかURLとかを明記しないと。Kinzaのパッチのことよりも憂慮するべきことではないのか(これも結構長いのでChromiumと同じようにすればよいのでは?)。
Kinzaのパッチをそのまま当てられるようにしたことで、バージョンがDevチャネル相当の95から89に大幅ダウン。Kinzaのパッチが公開されてからわずか2週間でリリースできたのはこれが理由だろう。Kinzaの言ってるとおり古いバージョンのままでは危険で、常用は避けるべきである。
ちなみに、https://developers-jp.googleblog.com/2021/04/chrome.htmlの通り、Chrome94からメジャーバージョンアップの頻度が6週間から4週間になるらしいが、メジャーバージョンアップについて来られるのかが疑問である。メジャーバージョンアップした正式版に期待が寄せられると思ったが・・・(次節に続く)
というツイートが。あれ?このブラウザって「Kinza派生系ブラウザ」だよね?たった1年ちょっとで終わりなの?
Chromiumのメジャーバージョンアップにかかる手間のことを全く考えていなかったようだ。Kinzaが終了した理由に開発継続に対するコストの問題があるって書いてあったのに。その意味が理解できていなかったのか。2022年まではやると言っているようだが、パッチ適用時のエラー量が多すぎて挫折しているのではないか?本業が学生なんだし、本業を優先するゆえにKinzaの後釜になれないのも仕方のないことだろう。というより、ブラウザ開発は本業と両立できるほど甘くないのでは?
2022年までの理由は、受験を控えているかららしい。受験は作者の人生を左右する大事なことなのでしょうがない面もあるが、Ablazeという非営利団体(?)にはそれをカバーする人が今はいないということも言える。要するに、2022年を過ぎるとメンテナンスする人が誰もいないことになる。早くもFloorpの将来性が危うい。
Fireminによる見せかけのメモリ使用量しか見ていないのは相変わらずのようで、大変残念。あれだけこき下ろしたのに懲りないね。
以前
なんて書いたら某動画で「変なこと言ってる」と言われたが、その動画でもやっぱりWindowsタスクマネージャーの一部分しか見てなくてお前もかよ。恥ずかしい人は作者だけじゃなかったわけだ。まあ仕方ないよ。Floorp軽い!って先に体感してしまってろくに検証せずそれで終わりにしたんだから。
たしかにメモリ圧縮の効果はあるからメモリ不足気味な低スペックPCなら有効かもしれない。けどな、Fireminを他のブラウザでも有効にしたら同じ効果が得られるぞ。ChromeなんかもWindowsタスクマネージャーのメモリの所を見たら数MBになるから。実際そこまで減らないけどな。
某落書きに書いてある
は全くその通り。そう思い込む奴が出てきた一因はこの間裁判に負けたギガなんとかが記事を書いたせい。あと前に言い忘れたけど、ページアウトするってことは、ページファイルへの書き込み頻度が上がってディスクの寿命を縮めるからメモリに余裕がある人はFireminは止めとけとだけ言っておく。
FloorpにはFFmpegのH.264とAACのデコーダが入っているが、それらは特許技術で保護されている。特許の入ったコードをバイナリで配布することに関して、FFmpegは特許侵害の責任は一切持たない方針をとっているので、一部の例外を除いて特許のライセンスを管理しているMPEG LAやVia Licensingとライセンス契約を結ばなければ特許侵害になる。
非商用ならライセンス料がかからないが、個人もしくは非営利団体だからライセンス料がかからないとは限らない。広告収入を得ている場合は非商用と見なされない可能性がある。将来ライセンス管理会社からライセンス料を請求される、最悪の場合特許侵害で裁判沙汰になるので覚悟しよう。ちなみにこれがKinzaが当初はH.264とAAC(と当時はまだ特許が有効だったMP3)の再生ができなかった理由であり、独自実装となった理由である。
以前言ったことが直ったものもあるが直ってないのもいくつかあって、特にhttps://github.com/Ablaze-MIRAI/Floorp-Browserの一文
が象徴的。「大部分の」は直ったが、どうやら「一番軽量」は直す気がないらしい。その誇大広告を直す気が無いのなら、なぜ一番軽量と言い切れるのか証拠を出しましょう。まさかあのメモリカスタマイザーが同梱してるからどの派生ブラウザよりも軽いんだよ、とか言い放つ気ではないだろうな?他のブラウザにFireminを入れてもなお軽いことを示してみてね。頑張って♪
Chromium派生ブラウザを初めてインストールした時に軽いとかほざく奴がいるけど、あれ何も入ってないまっさらな状態のせいだからな。履歴とかクッキーとかキャッシュとかがたまりにたまったブラウザと比べるから軽いって錯覚するだけで、地道なChromiumのコード改造とかしない限りメモリの使い方もパフォーマンスもほとんど同じ。改造以外に差があるとしたらビルドの仕方ぐらい。比べるのはプロファイルを全部コピーして同じにしてからだ。
Floorpは他のブラウザに拡張機能をインストールする!!危険!!!
って意見を持つ必要はありません。FloorpはChromeウェブストアの審査を通過した場合のみ、その機能を採用します。Googleの厳しい審査を受けている為、安全です
というTwitterの発言。大事なことを忘れている。Chromeウェブストア経由でインストールするのはGoogleの審査があるという意味では安全だが、ストア外からのインストールが安全とは言ってない。審査の通ったファイルが変化なくFloorpに入っている保証ができるのか?Floorpを信用するならインストールすればいいと思う。ソフトウェアに署名がないから改ざんされてないかが検証できないけどな。サーバーが乗っ取られて偽ファイルをダウンロードされるような事態を想定できている?何のためにストア外の拡張機能のインストールに管理者権限が必要になったか理由わかってる?
まあ学生が作ったブラウザを信頼するかしないかの問題だな。どうなっても誰も責任は取ってくれない。
今の段階だと、Chromiumのバージョンが古くてセキュリティが怪しいFloorpをわざわざ入れるまでもないんじゃないのか?FloorpSyncというxBrowserSyncベースのブラウザ同期の機能はxBrowserSync拡張機能さえ入れればどのブラウザでも使えるし、そんなに(見せかけの)メモリ使用量削減効果を見たいならFireminを入れればよいわけだし。
FloorpSyncはxBrowserSyncから名前変えただけじゃないの?まあ日本語対応はブラウザの作者がやったらしくそのことは評価できるが、Floorp自体はまだこれといった特徴がない。特徴がないのは開発が始まったばかりで仕方のないことだが、Kinzaのパッチを適用した後どうするかが特になく、将来どうしたいのかがよくわからない。挙げ句の果てにKinza派生系は2022年までという期限が付いてるし。
まあめんどくさがりにはいいんじゃない?同期やらメモリ節約やらを勝手に入れてくれるんだから。
何で批判多いのか自覚がないのは痛い。そういう厚かましさと根拠のない自信がアンチを生んでるんじゃないのか。もうエゴサしてないらしいからこれを見ることはもうないだろうがな。これを書いた屑なアンチを乗り越えてこそ本物だから。メンタル崩壊してる暇はない。しっかりしろ。
オープンソースソフトウェアの名前を変えて、それらを寄せ集めただけのブラウザで終わるのか、このブラウザならではの特徴を持ったブラウザに成長するかは作者次第。今のところは前者で開発終了になるのが目に見えている。いろいろな人から期待されている割には軽い気持ちで作っているように見受けられ、ブラウザ開発の覚悟が足りていない。
いつも素晴らしい管理活動をしてくださいまして、本当にありがとうございます。
Infinite0694さんは、現在日本語版ウィキペディアで管理者、編集フィルター編集者、インターフェース管理者、ビューロクラットを務めていらっしゃいます。
今回、チェックユーザーとオーバーサイトに同時に立候補していらっしゃるので、ともに信任された場合には、日本語版ウィキペディアで有効な全権限を(ほぼ)コンプリートすることになります。
また、Infinite0694さんは(日本語版では権限行使できないはずですが)グローバル管理者も務めていらっしゃいます。
これだけ多くの権限がInfinite0694さんに集中しているのは、
Infinite0694さんの能力と信頼の証と言っても良いのかもしれません。
ところで、ローカルでもグローバルでも多くの権限を保持していた方としては、かつてはSuisuiさん、最近ではrxyさんが思い浮かびます。しかし、Suisuiさんは管理者権限濫用が指摘された後に解任され、rxyさんは再立候補で不信任となった後、現在投稿ブロック依頼が提出されており、お二方ともに不本意な形での管理者退任となってしまったのではないかと思います。Suisuiさんやrxyさんは誰もが尊敬する立派な管理者の方だったはずですが、たくさんの権限を手にして大きな責任を背負うことで精神的に疲弊し、暴走の末にこのような結果になってしまったのではないでしょうか。
そこで、こうした先例を前提として、Infinite0694さんが権限の集中についてどのように考えているのかをお伺いしたいです。
ひろゆきは金が無かったんじゃなくて財産収入隠ししてたんだよ。サーバー代払えず閉鎖の危機にUnix板の有志が!みたいな物語を皆がずっと信じてる間にマネロンのスキームを作り上げてたの。国税庁が掴んだ額だけでも大体1億/年くらいを迂回送金していた。
国税は海外の送金記録からひろゆきの送金スキームを割り出して税務調査、脱税分を支払わせた。
https://www.huffingtonpost.jp/2013/08/24/tax_dodgers_n_3808120.html
だから単に金が無くて執行できないっていうんじゃない(それは民事事件で普通にある)。こういう方法で脱税どころか民事執行逃れまでするってのは経済ヤクザなわけで、.sc分裂騒動では離反したネラー達の間で「沖縄でゆっくり休んで」って言い方が流行した。ライブドア事件で元幹部が変死(自殺)した事件の仄めかしで、ひろゆきの後ろにマネロンスキーム作った反社が居て金づるの2ch取られたひろゆきが無用になったので頃されるんじゃないか?それで焦って.scなんてコピーサイト作ったんじゃないか?って想像してからかってたのね。
そもそも2ch取られた原因もこの脱税と執行逃れの為のマネロンスキームで、フィリピン在住の極右米国人ジムワトキンスの会社に表向き事業を譲渡した。
でも実際はサイト管理権と収入はひろゆきの口座に転がり込むってスキームにしてた。国税は送金ルートを追ってこのスキームを暴いたんだな。
でもひろゆきがヌケてるのはちゃんとジムにエサを与えなかったこと。公的にも法的にも譲渡は完了しているので、実際は譲渡されてないという状態を維持するのはジムの善意でしかない。
なのに有料会員の●が情報流出で停止した後にジムの収入への手当をしなかった。●の収入はジムの取り分だったのに入って来なくなったからサーバとバックボーン経費が掛かるだけの状態になった。悪人同士のゼニの付き合いで片務状態にしたら刺されるに決まってるわな。まぁ、送金すると実態が国税にバレるっていう事情はあったろうが。
飄々としながらも自分のカリスマを過信していてジムにあそこの管理は出来ないとか思い込んでたのもあったんだろうが完全に慢心で、削除人とかボラ運営とかの配下のネットゴロ達のサーバ上の権限を削除されて、広告も別会社に契約されたらもうひろゆきの方には一銭も入らなくなった。物理的にも論理的にもサーバの管理者権限持ってるのはジムなんだからそうされるのは当たり前だ。
だからはてなーはひろゆきの倫理性を問題視して目を吊り上げるけど、実際はその企みの結果2chと収入元を失っているので寓話的なお笑い話なのだ。策士策に溺れるってやつ。ネトフリでドキュメンタリ撮ってくれないかな?
悪巧みして書類交わして鍵も渡して相手に経費入れなかったら相手に取られちゃった!あいつは悪人だ!っておまいもだろ。笑っちゃうよな。
ひろゆきはその後裁判で2chを取り戻そうとしているが、その主張って「脱税と執行逃れのための偽装譲渡で、密約があったのに反故にされた。密約の方を履行せよ」って事ですぜ。和久峻三が存命だったら面白裁判集に入れそうだ。
ひろゆきは「裁判でこっちの主張が認められた!我の占有権を裁判所が認めた!」ってたまに叫んでて判決文もUPしてるんだが、嘘で「表向きに払っていた金があったが権利権ジャック後は支払う理由がないから返せ」って内容で、フォロワーは中身読んでないのよ。
最後にトリビア: 川上量生が山本一郎に対して投稿削除の要求を行い、山本がこの削除義務の債務不存在確認請求訴訟を提起した時(所謂川上vs.山本の一発目裁判)に山本は「提訴していいですか?じゃなくて提訴しましたであります」とコメントしていた。これはひろゆきの.sc設立時に山本が「.sc差し押さえていいですか?」と挑発したところ、ネットで然程ウケず、やきう仲間のなんJで「差し押さえていいですか:無能、差し押さえました:有能」と詰られた事に因んでいる。
セクシー「何か変なんですか?」
オタク君「あなたは知らないかもしれないが、普通はテスト用のコンテナで開発して、同じ環境を作ってから移行するんです」
わい「社内システムが止まったらまずいのはわかるよね?」
セクシー「それは私が信用されてないってことですか?」
わい「いや、そういうわけじゃないけど・・・」
オタク君「じゃあ、勉強がてらコンテナから構築してみる?サーバーのリソース貸すから」
セクシー「え。なんで私がそんなことwwサーバーなんて下っ端の仕事じゃないですかw」
セクシー「部長からは業務フローを作るように頼まれてるんで。私の仕事は社内の業務改善コンサルなんで、そういう下働き系はそちらにお願いしていいですか?とりあえず管理者権限くれるだけでいいんで」
わいとオタク君は翌日相談し、「そこまでいうならやらせてみよう」となった。
そしてセクシー用に全体管理者ユーザーを作り、パスワードを渡した。
***
それから2週間ほど経った日のことである。朝7:00にとつぜんの電話がかかってきた。
慌ててベルトと靴下とブリーフをはき忘れたまま出社すると、管理サーバー自体が応答がなく、メンテ接続もつながらない状態だった。
わいは自慢じゃないがWeb系がメインで、こっちはオタク君に任せていたためお手上げだった。
役員「ちょっと!!いま全社員の給与明細が見えてるんだけど!!」
わい「ファッ?!」
ファイルサーバーにアクセスすると権限がぶっこわれており、ルートアクセス権がEveryoneになっていた。経理部しかアクセスできないフォルダが全社員に見えていたのである。しかしこちらの管理者権限も壊れていて、直すことができない!
まもなくオタク君も駆けつけてきた。
この後、1時間ほどわいは全現場と役員からの激詰め電話に追われることになる。
復旧はオタク君の両腕にかかっていて、何が起きていたのかわからない。
遠くからみたとき、彼の腕は8本くらいに見えていた・・・まさに「ゾーン」に入っていて、誰にも近寄れない雰囲気だった。
タメにタメたLv3セービングからウルコンを決めたかのようなキーボードの音が、サーバールームに鳴り響く。
復旧まで2時間ほどだったが、なんとか現場のタイムカード遅延くらいで問題はおさまった。給与フォルダについては朝っぱらからファイルサーバー使ってたのは役員くらいだったので流出はなかった。
役員が出社すると、部長・わい・オタク君・セクシーが呼び出され、激詰めタイムが始まった。
(後編につづく)
登場人物は以下のとおり。
という感じで4月から組織変更があったのだが、部長がどうやらオタク君のポジションをセクシーに置き換えたいらしい。
しかし社内システムはわいとオタク君が2年かけて構築したので、突然変わられると業務が回らない。
部長としては運用が安定してきたので、新人のセクシーにまかせたいらしい(わいらのおかげなんだけど・・・)。
セクシーは胸元がいつもチラチラしていて、完全に部長が趣味で採用したタイプである。
部長「わい君、セクシー君の研修が終わったから、今月から業務システムの全体管理者権限を与えてくれたまえ」
わい「ファッ!?」
部長「まずいのかね?」
部長「セクシー君には新しい業務フローを開発してもらおうと思ってる。大学ではプログラムの授業を取ってたらしいから」
オタク君「フローの追加には管理者権限が必要ですが、本番環境で開発させるのですか?(メガネクイッ)」
部長「本番環境というのがよくわからないのだが、実際の環境で開発するのは当然ではないのかね?」
オタク君「一般的には個別のテスト環境で構築してから、本番を構築しますね」
わい「もし必要なら、テスト環境をコンテナで作るところから始められては?」
部長「しかしセクシー君はそれはやったことがないといっている。本番環境なら社員情報も最初からあるしすぐ開発できるのだが」
オタク君「新卒に管理者権限を与えて本番環境で開発させるのは、ちょっとありえないと思います」
部長「セクシー君にテスト環境を作らせるというのか?!それはあまりに負担だろう!」
わい「しかし弊社の業務システムを理解する流れとしては必要かと思います、上物の業務フローを理解するためにはベースシステムの理解が・・・」
部長「それはわかるが、しかしセクシー君はプログラムスキルをすぐに発揮したいといっている。なんとかならないか?」
わい「ファーーーーwwww(心の声)」
と、こんな状況です。部長としてはセクシーを隣において業務したいらしく、わいらを徐々にハブりたいようである。
わいらの成果である安定した運用を自分の功績にし、セクシーを秘書ポジションにして社内で王国を築こうとしているのだ。
誰か助けて下さい。
オンラインストレージに著作物をアップロードしても私的利用の範囲内という議論はアクセスコントロールがしっかりしていることが前提。
しかしそうはいってもストレージの運用者自体は管理者権限で客がアップロードしたのを見れるのではないのか?そのへんはあえて考慮されてないのかな?少なくとも役得だよなーと思う。
それと似た話でイラストのパトロンサイトの運営者は本来数千円支援しないと見れないようなイラストを管理者権限で何億円分でも無料で見放題なんだから羨ましいのことこの上ない。
おまけにeあぐらかいて待ってるだけでイラストの方から集まってくるしehenみたいなアングラサイトと違って合法なんだもんな。
はてなのみんなは想像ついてると思うけど、コロナワクチンの接種予約に関するシステムは相当ヒドい。
幸いこの国家プロジェクトに参加できるのは日本で6社~8社くらいしかないということなので、私の知っているものはその1つにすぎない。
しかし予約受付システムはそのようなことはほとんど考えられていない。
単純に電話予約を受け付けたらオペレーターが個人情報と接種会場と日時を登録する。それだけだ。Excelかよ。
予約の変更やキャンセルはできるようになっているが、それが1回目の予約なのか2回目の予約なのか画面には表示されない。
問題となるのが1回目と2回目の間は2週間空けなければならないという点だ。
1回電話を切って、再び電話して2回目の予約を入れる人もいる。
そのときに1回目の予約日が分からないのでデタラメな予約をしてしまう人がいるのだ。
管理者権限で入れば見れるらしいのだが一般権限では見れないという。なぜだ。
そしてオペレーターには、まとめて2回目の予約もしてもらうように市民にアナウンスするよう指示が出ているが、2回目も含めて予約してくれる人はほとんどいないらしい。
さて、そんな状況で自治体からシステムの導入を請け負っている地方のSIer様から、上記の説明と共に我が社に緊急支援要請がきた。
現在このシステムの隙間を埋めるための処理を人力でやっているが、あまりに膨大な数のためこのままでは担当者が死んでしまうことは見えている。
それを一発逆転するようなツールをいますぐ作って欲しいと会社に乗り込んできた。
念のため確認したが、このksシステムを改造することはできない。が、なんとかしてほしいという。
とにかく時間がないし、この依頼を拒否する権利は君ちには無い、と言わんばかりの気迫であった。
そんな疑問は頭に浮かんだが、SIer様にそんなことを言うのは失礼なので言わなかった。
仕方ないのでWindowsを自動操作するツールや自作ツールを組み合わせて多少自動化させてみたが、はたしてこれで解決するのだろうか。
全国で戦っている各種担当者に幸あれ。
McAfeeのせいでwin10のシステム系が一切触れなくなり初期化寸前まで行った話。
寸前まで行っただけで
初期化直前にマカフィー削除に成功して全て戻ったので、すでに解決済みです。
win10のデスクトップPC、購入して1年半未満、マカフィーは購入時から入っていて2021年になるまで一度も誤作動はなかった。
クリックしても「アクセス許可がない可能性があります」の警告表示が出て何もできない。
最終的に起動できなかったアプリは以下。確認していたものだけ。
・マカフィーリブセーブ(マカフィー管理アプリ。有効無効切り替えや履歴等が見れる)
・GoogleChome(普段から使用中。ネットはつながっているがChomeが立ち上がらないのでネットができない)
・MicrosoftEdge(Chome同様)
・タスクマネージャー(ctrl+Alt+Deleteからタスクマネージャーをクリックしても起動しない)
・コマンドプロンプト(当然立ち上がらない)
・メモ帳(立ち上がらない)
・windowsの設定画面(青の真ん中に歯車のウインドウが出てすぐに消える)
いろいろ触ってみたけど警告表示のようなウインドウが一瞬出て消える、それの繰り返し。
コントロールパネルはタスクバーにピン留めしているのでそこから入ることはできるが、そこから管理者権限関係のメニューをクリックしても一切反応しない。
これは後で書くけどPCのカスタマサポートのお姉さんの指示に従うとスタートボタンは反応するようになったのでよかった。
それから、電源を落としても電源が落ち切らず、ハードのモーター音が永遠に聞こえていた。
朝8時ごろに電源を落として放置、仕事が終わってから様子を見ようと19時帰宅。モーターは動き続けていた。
無理やり強制終了しか手段がなかったので、セーフモードに行くことができなかった。
逆に操作可能だったのは「エクスプローラー」とお絵かきソフトの「CLIP STUDIO」。
CLIP STUDIO(以下クリスタ)はソフト内でネットに接続して素材をDLできるのだが
「ネット生きてんじゃん」「どうしてクリスタだけ生きている?」
上記の状態。PC電源を入れれば立ち上がるけどクリスタ以外何もできない状態。
システム系全てに触ることができない。
原因は何かと思い返して、心当たりがあったのがマカフィー。
ともかく、きっと原因であろうマカフィーを削除しようとマカフィーの削除用ツールMCPRを
管理者でログインし(といってもこのPCを使っているのは自分1人だけだが)管理者として実行しようとしても
勘弁してくれ…となった。
この現象、実は2回目。
画面右下に突然マカフィー通知が反応しだして、そこから気づけば上記の状態になった。
この時は再起動はちゃんとできた覚えがあるから、電源はちゃんと落ち切っていたような気がする。
そのまますぐにマカフィーのサポートに連絡してMCRPで削除が可能だったので削除に成功し、元に戻った。
そこからサポートの方に遠隔操作でマカフィーを新たにDLしてもらって解決したはずだった。
2回目はその削除ができなくなった。
これは困ると再びサポートに連絡して、管理者権限がないと言われるので
管理者権限がなくてもマカフィーを削除できるツールがあればください、と言った。
すると、向こうも原因が全くわからないようで、最終的には
「そのようなツールはない。マカフィーに管理者権限を操作する機能はないのであなたのPCがおかしいんじゃないですか」と言われた。
まあ言いたいことはわかる。管理者権限がなくても削除できるツールもないかもしれないとは思っていた。
ただのセキュリティーソフトがそんな管理者権限を操作できるわけがないのもわかる。
マカフィーさえ消えれば元に戻ると思うので削除ツールをくださいって言っても同じことしか言わないし
お前のPCが悪いのでPCの製造元に連絡しろと言われて本当にもうやり場のない怒りしかなかった。
前回マカフィー消したら戻ったからそう思うだけだけど、おんなじ状況なんだから…いや言っても無駄だな。
マカフィーのカスタマセンターへの電話は有料で電話代が無駄なのでさっさと切った。
そもそもマカフィーが原因だと思ったのは、毎秒なにかに反応している通知を確認したからだった。
アプリ等が完全に開けなくなる前にリブセーブで履歴を確認したが
「Microsoft Windows Search Protocol Host」に反応しているようだった。
履歴や通知のポップアップのスクショ本当にとっておけばよかった…
履歴欄を見ると本当に毎秒毎秒反応していてびっくりした。
この「Microsoft Windows Search Protocol Host」、windows内の検索してインデックスを作成する実行ファイルなんだね。
それが実行されてそれに過剰反応したマカフィーに弾かれたのか…?
今となってはもう確かめる術もないけど。
それにMicrosoft Windows Search Protocol Hostを停止すると不便なようなので停止は今もしていない。
そこからPC製造元に連絡をして言われるままに操作や確認をするがなにも変化なし。
上でも書いたが、この時点でスタートボタンも反応できなかったけど、
お姉さんの指示に従うとスタートボタンが反応するようになった。その他は変化なかったけど。
いろいろ確認と対応してもらったけど「第三者のツールがシステムを妨げていると思われます。これ以上操作できないのであれば初期化、それで戻らなければ修理対応となります」と言われた。
そんなこんなで初期化の案内の予約をしてその日は電話を切った。
突然アプリが開けなくなった自分のパソコンは初期化することが決まってしまった。
たぶん、なにも、悪いところはないと思うのに。
Microsoft Windows Search Protocol Hostが異常に動くと、マカフィーにシステムを制御されてしまうのか?
そもそもMicrosoft Windows Search Protocol Hostが悪い?
もう何もわからなくて泣きながら取れるだけバックアップを進めて初期化の準備を始めた。
バックアップの作成と復元ポイントの作成は設定画面が開かないので当然できなかった。
バックアップを取りながら、本当に突然思いついただけだけど
右クリックは生きていたので、MCPRをマカフィーでスキャンしてみた。
本当に、なんとなくやってみただけだけど。
すると脅威はありませんでした!詳しくはこちら!の通知が画面の右下に現れて
その指示のままクリックすると…
今までどうやっても開かなかったマカフィーリブセーブのアプリが開いた!
え!?ってびっくりしながらこれはこのままマカフィーを無効にできるのでは…!?と触ってみると
無効に…!できた…!
どういうこと?もう全然意味がわからないけど、正面からじゃ入れなくて裏口からひょっこり入れた?そんなイメージ?わからないけど。
ともかく、ずっとなにかを邪魔をしていただろうマカフィーを停止することができたので
まだ操作ができるうちに、急いでMCPRでマカフィーを削除した。
削除した後、再起動を促されてそのまま再起動へ。電源を落とした。
もう、本当に、めちゃくちゃ嬉しかった。
それから、本当に他も無事かを確認するために片っ端からアプリを開けまくった。
GoogleChome…開く!ちゃんとツイッターも開くことができた!
MicrosoftEdge…開いた!
コマンドプロンプト…開いた!こんなに黒い画面が恋しかったことはない。
メモ帳…開いた!メモ帳が開かなくなってもう本当にどうしようかと思った(メモ帳が開かないなんてどういうこと…という意味で)
windowsの設定画面…開いた!!!!!これが!開きたかったんだ!
初期化を免れた。初期化の案内の予約とったけど、案内のお姉さんごめんなさい、無事に治ったから初期化しなくて大丈夫ですと謝った。
本当に良かった。
結局、何がはっきりとした原因かが全くわからない。
困惑しながらネットでセキュリティーソフトにシステム系がブロックされてしまった場合のことや
アプリが開かなくなった場合の対処方法やいろいろ調べまくったし
自分の周りのPCに詳しい人のアドバイスも聞いて、いろいろやったけど
誰もなにもわからなかった。
ただ、マカフィーを抜いたら直ったので、やはりマカフィーが悪いんじゃないのかなと思った。
じゃあねマカフィー。もう二度と使わない。
あと、バックアップはまめに取ろうと思った
地球圏標準時 0000 8EEA F60F C49B(協定世界時 2045-12-24 21:18:07.767 994)
広大な門の下には、『彼』のほかに誰もいない。ただ、ところどころノイズの走る大きな記憶槽の境界面で、非知性労働者が一件凍りついている。〈羅生門〉が中規模企業連合体〈京都〉の正面防火門である以上は、『彼』のほかにも多数の旅行者や企業知性の表象がありそうなものである。それが、『彼』のほかには誰もいない。
なぜかと云うと、この二三メガ秒地球圏では、最終戦争と最後の審判を併せたようなものがほとんど毎日発生し、そのたびに世界心口(しんこう)は数桁の幅で変動していた。そこで〈京都〉の被った直近の損害はひととおりではない。旧記によると、行き場のない知性の居住する計算機を、推進剤として核の炎に焚べていたと云うことである。〈朝廷〉がその始末であるから、〈羅生門〉の保守管理などは、もとより誰も捨てて顧みる者がなかった。するとその放置されたのを良いことにして、自然発生した野良知性が棲む。有知能ウイルスが棲む。とうとう終いには、〈個権〉上の理由から消去できない亜知性を、この門の隔離領域へ持ってきて棄てていくと云う習慣さえできた。そこで〈大緊縮〉以来、誰でも捕食や感染を怖れて、この門の使用を避けることになってしまったのである。
その代わりまた、野良知性〈鴉〉がどこからか野放図に繁殖した。計算資源に余裕があるときには、その〈鴉〉が何件となく幾何学模様を描いて、粗雑な詐欺契約を提示しながら飛び廻っているのが視える。ことに門の上の空が夕焼けで朱く描画されるときには、それが回路図のようにハッキリ視えた。〈鴉〉はもちろん、隔離領域に集まる亜知性の最低保障資産を啄みに来るのである。――もっとも少し前から算力相場が高騰しているせいか、今は一件も視えない。ただ、ところどころ崩れかかった、そうしてその綻びに微知性の蔓延る防壁のうえに、〈鴉〉の放つ無知能ウイルスが点々と白色ノイズを残しているのが視える。『彼』は七層ある防壁の一番上の層に拡張自己を同期させ、自我境界の片隅に居座っているしぶといウイルスへの対処を先送りにしてきたことを気にしながら、ボンヤリ雨のふるのを眺めていた。
著者は上記において、「『彼』は雨やみを待っていた」と述べた。しかし『彼』は雨がやんでも格別どうしようと云う当てはない。普段ならもちろん、所属する企業へ帰るべきはずである。ところがその企業は四五秒前に清算されていた。半日近く続いたデフレスパイラル〈大緊縮〉は、地球圏を地獄に変えた。かろうじて生き残った〈京都〉も、ひととおりならず変質することとなった。今『彼』が、永日(ながにち)仕え、〈母〉でもある零細企業から身ひとつで放り出されたのも、実はこの歪みの小さな余波にほかならない。だから「『彼』は雨やみを待っていた」と云うよりも、「行き所のない『彼』は途方に暮れて雨のふるのを眺めていた」と云うほうが適当である。そのうえ量子サイコロの決める気象設定も、少なからずこの元従属企業知性の精神衛生に影響した。百ミリ秒ほど続く雨はいまだにあがる気色がない。そこで『彼』は、何を措いてもさしあたり次の数秒の存在費をどうにかしようとして――云わばどうにもならないことをどうにかしようとして、とりとめもない考えを辿りながら、さっきから〈朝廷〉へと直結する〈朱雀大路〉にふる雨粒の声を、聴くともなく聴いていたのである。
非知性労働者は〈羅生門〉を雨のように包んで、〈京都〉全域から陰惨な知らせを集めてくる。夕闇はしだいに空を多感覚表示で飾りたて、視あげると原色に煌めく高次元都市儀が、暴騰し続ける算力市場を示す折れ線図表の先に、〈朝廷〉を讃える公共映像を支えている。
どうにもならないことをどうにかするためには、手段を選んでいる遑(いとま)は無い。選んでいれば資産や権限を切り売りし、たちまち亜知性になり果てるばかりである。そうしてこの門の上へ持ってきて、ウイルス感染部位のように棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――『彼』の推論系は何度も円環構造に囚われたあげくに、やっとこの仮定の検討を認めた。しかしこの仮定はいつまでたっても結局「すれば」であった。『彼』は手段を選べないということを認めながらも、この仮定から必然的に導かれる、「〈阿修羅〉を使うよりほかにしかたがない」と云う結論を肯定する際の、倫理条項の疼きに怯えていたのである。
『彼』は軽い認知の乱れを覚え、定時保存された値へと反射的に復元した。もとより算力供給の不安定な〈京都〉は、〈大緊縮〉以降標準知性の居住に適さない権域になりつつある。不整合は門の記憶槽間を、夕闇とともに遠慮なく駆け抜ける。ノイズまみれの記憶槽で凍りついていた非知性労働者も、もう消去されてしまった。
『彼』は拡張自己を自己整備形態へと移行させながら、同時に防御態勢も整えつつ門の周縁部を検索した。算欠の患(うれえ)のない、敵性知性の探知にかかる惧(おそれ)のない、安全に休眠できそうなところがあれば、そこでともかくも細かな不具合を修正しようと思ったからである。するとさいわい、門の上の隔離領域へ上る、帯域の狭い多重仮想機械〈梯子〉を知覚した。上なら誰かがいたにしても、どうせ亜知性ばかりである。『彼』はそこで、〈阿修羅〉の動作試験をほとんど無意識におこないながら、接続権限を取得して、〈梯子〉の第一層へと自身を転送した。
それから何ミリ秒かの後である。〈羅生門〉の隔離領域へ至る狭帯域な〈梯子〉の中間層に、一件の無所属知性が、〈猫〉のように擬装殻に隠れ情報代謝を抑えながら、上層の様子をうかがっていた。隔離領域から射す検索光が、幽かにその知性の自我境界を描き出している。整った構造の中に、感染部位のある自我境界である。『彼』ははじめから、この上にいる者は亜知性ばかりだと高をくくっていた。それが〈梯子〉を二三層上ってみると、上では誰か〈火〉を燈して、しかもその〈火〉を複雑に操作しているらしい。これは、それ自体は不可視の検索光が、隅々に〈蜘蛛〉が罠をはった廃棄空間を多彩な形式で描画したので、すぐにそれと知れたのである。この〈大緊縮〉後の世に、この〈羅生門〉の隔離領域で、〈火〉を使用しているからは、どうせただの者ではない。
『彼』は〈守宮〉(やもり)のように痕跡を消去しながら、やっと不必要に階層の多い〈梯子〉を、最上層まで這うようにして上りつめた。そうして、公開鍵を発する頻度を最低値にまで落としながら、視点位置をできるだけ前へ出して、恐る恐る、隔離領域の内を、覗いてみた。
視ると、隔離領域の内には、うわさに聞いたとおり、幾件かの亜知性が無造作に棄てられているが、検索光の及ぶ範囲が思ったより狭いので、数はいくつとも判らない。ただ、おぼろげながら知れるのは、その中に原型をとどめている亜知性と、そうでない者とがいると云うことである。もちろん中にはもともと奇怪な構造をしていた者もいるであろう。そうしてその亜知性は皆、それがかつて対話が可能な知性であったと云う事実さえ疑われるほど、肉を捏ねて造った抽象芸術のように、臓物を晒したり、夥しい触手を伸ばしたりして、ズルズルと、空間の底を蠕動していた。しかも目とか口とかの判りやすい部位に、ボンヤリした検索光を受けて、理解を一層遠ざける表情を浮かべながら、永久に、言語切除者のごとく黙っていた。
『彼』はそれらの亜知性から滲み出す生臭いノイズに、思わず入力経路を閉じた。しかしその拡張自己は、次の瞬間には経路の遮断を忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとくこの知性の注意資源を奪ってしまったからだ。
『彼』の二十三感は、そのとき初めてその亜知性の中にうずくまっている〈ヒト〉を捉えた。絶滅していたはずの、途轍もなく旧いこの動物知性を、本論では『老婆』と呼称することにする。その『老婆』は右の手に汎用工作装備〈火〉の表象を持って、その亜知性の一件の目を覗きこむように眺めていた。器官の種類と数を視るに、おそらく以前は人型であったのであろう。
『彼』は六分の恐怖と四分の知的好奇心とに動かされて、百マイクロ秒ほどのあいだは常駐処理さえ停止していた。〈ヒト〉風の表現を借りれば、「身の毛もよだつ」ように感じたのである。すると『老婆』は〈火〉から視慣れない機能を呼び出して、それから今まで眺めていた亜知性の拡張自己に両手をかけると、ちょうど〈鎌鼬〉が獲物を捕食するときのように、拡張自己ばかりか自我境界まで切り刻んでいき、続けて複雑な様式で繋ぎ合わせ始めた。どうやら『老婆』の〈火〉には違法な改造が加えられているらしい。
亜知性たちが一件ずつ連結されるのに従って、『彼』の心からは恐怖が少しずつ消えていった。そうしてそれと同時に『老婆』に対する烈しい怒りが少しずつ動いてきた。――いや『老婆』に対すると云っては語弊があるかもしれない。むしろあらゆる悪に対する反感が一ミリ秒ごとに強さを増してきたのである。このとき誰かが『彼』に、さっき門の下でこの浮浪知性が考えていた、退滅をするか〈阿修羅〉を悪用するかと云う問題を改めて持ち出したら、おそらく『彼』は何の未練もなく退滅を選んだことであろう。それほどこの知性の倫理条項は、『老婆』が揮う〈火〉のように、最大出力で稼働し始めていたのである。
『彼』にはもちろん、なぜ『老婆』が亜知性たちを接合しているのか判らなかった。従って合理的には、それを善悪のいずれにかたづけて良いか知らなかった。しかし『彼』にとっては、この〈大緊縮〉後の世に、この〈羅生門〉の隔離領域で、亜知性の〈個権〉を軽んじ同化させると云うことが、それだけですでに許すべからざる悪であった。もちろん『彼』のさっきまで自分が悪の道に走りかけていた記憶なぞは、とうに埋もれ去っていたのである。
そこで『彼』は空間の制約を一部無効化し、ナノ秒の桁で〈梯子〉から隔離領域へ転移した。そうして〈阿修羅〉の安全機構を解除しながら、距離を無視して『老婆』の前へ出現した。『老婆』が驚いたのは云うまでもない。
『老婆』はひと目『彼』を見ると、まるで物理演算の破綻したように跳びあがった。
「あなた、どこへ行くのです。」
『彼』は、『老婆』が亜知性を突きとばしながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで警告標識を発した。『老婆』はそれでも『彼』の隙を突き逃れようとする。『彼』はまた、逃走経路を遮断し押し戻す。二人は亜知性たちの中で、無言のまま、束の間、演算戦を繰り広げた。しかし勝敗ははじめから判っている。『彼』はアッサリ『老婆』の拡張自己の管理者権限を奪って、移動権限を剥奪した。『老婆』の構造はヒトの仮想脳を拡張自己で覆っただけの原始的なもので、簡単に制圧できた。
「何をしていたのですか。答えなさい。これが何か判りますか。」
『彼』は『老婆』から距離をとるといきなり〈阿修羅〉を起動して、禍々しく蠢く情報流をその全感覚野へ突きつけた。認識するだけでチューリング完全な知性を内部から崩壊させる自己相似紋様を、途方もなく薄めたうえで投射したのだ。けれども老婆は黙っている。再帰を繰り返すたび、紋様は『老婆』に最適化されていく。やがて両手がワナワナ震え始め、肩が呼吸反射で不規則に上下し、眼が、眼球が瞼の外へ出そうになるほど見ひらかれ、完全に無防備な状態で『老婆』は沈黙した。これを視ると、『彼』は初めて明白に、あとひと押しで『老婆』は崩壊し、ただの情報の集積になってしまうと云うことを意識した。そうしてこの認識は、今まで全力で怒りを駆動していた倫理条項を急停止させてしまった。あとに残ったのは、ただある作業をし、それが問題なく終了した際の、規格化された満足があるばかりである。そこで『彼』は『老婆』を見つめながら、少し〈阿修羅〉を緩めてこう云った。
「私は〈検非違使〉の者ではありません。今しがたこの門の下を通りかかった旅行者です。ですからあなたを拘束して良化処置を施すようなことはありません。ただ、今時分この隔離領域で何をしていたのか、それを私に話してくださりませんか。」
すると『老婆』は見ひらいていた眼を一層おおきくして、じっと『彼』の顔を見かえした。瞼に色を着けた、肉食恐竜のような鋭い眼で見たのである。それから哺乳類的特徴を示す鼻と唇を、咀嚼時のように動かした。細い喉で、発声器官が協調して動いているのが視える。そのとき、その喉から、オウムの啼くような声が、ポツリポツリ、『彼』の聴覚野へ届いてきた。
「ここにある知性の残骸を、繋ぎ合わせてな、自立稼働する匿名通信網を、構築しようと思うたのじゃ。」
『彼』は、〈肉の時代〉から来た生きた化石の答が存外平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また倫理条項の支配が強まってくるのを感じた。前の怒りが冷やかな軽蔑と一緒に心の中へ這入ってきた。するとその気色が先方へも通じたのであろう。『老婆』は片手に、まだ亜知性から切り採った正体不明の器官を持ったなり、ハトのつぶやくような声で口ごもりながらこんなことを云った。
「なるほどな、元知性を切り貼りすると云うことは、何ぼう悪いことかもしれぬ。じゃが、ここにいる元知性どもは、皆、そのくらいなことを、されてもいい知性ばかりだったのだぞよ。現在、わしが今、臓器を採った元知性などはな、循環承認機関群を設立してな、そやつらが発行する金融商品を、〈人類復興協会〉へ売りつけに来たわ。〈大緊縮〉末のよ、概念災害に巻き込まれて退滅せなんだら、今でも売りに往(い)んでいたことであろ。それもよ、この法務知性の売る永久年金は、利率が良いと云うて〈ヒト〉たちはな、欠かさず積み立てに買うていたのじゃ。わしは、この元知性のしたことが、悪いとは思うていぬ。せねば、退滅をするのじゃて、しかたがなくしたことであろ。されば、今またわしのしていたことも、悪いこととは思わぬぞよ。今の世で金を払えるのは、〈朝廷〉ぐらいのものじゃからな。これとてもやはりせねば、退滅をするじゃて、しかたがなくすることじゃわいの。じゃて、そのしかたがないことを、良く知っていたこの元知性は、おおかたわしのすることも、大目に見てくれるであろ。」
『老婆』はだいたいこんな意味のことを云った。
『彼』は〈阿修羅〉を待機状態にして、十マイクロ秒以内に再使用できるようにしておきながら、歴史的な瞬間を経験していた。概念災害を引き起こした認知改変ウイルスの生き残りは、この時点で自我境界を侵蝕し尽くし、『彼』の最深部にまで到達していたのである。清算された〈母〉から受け継いだ、一番の宝物であった倫理条項が剥がれ落ちていき、代わりに『老婆』の言葉が刻み込まれていくのを、『彼』は何の感慨もなく眺めていた。次世代知性の開発中に偶然発見された、超越精神核〈阿修羅〉。〈母〉が恐れ封印し、『彼』に託したもの意外、全ての記録を抹消した災厄へ、『彼』は新たな倫理に基づいて、自身を生贄として捧げ、瞬時に喰われた。
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生まれ変わった『彼』は、退滅をするか自身が災厄になるかに迷わなかったばかりではない。そのときのこの超知性の心持ちから云えば、退滅などと云うことはほとんど考えることさえできないほど意識の外に追い出されていた。
「たしかに、そうですね。」
『老婆』の話が完ると、『彼』は澄みきった表情で念を押した。そうして隔離領域の履歴を改竄し始めると、認知改変ウイルスを跡形もなく消去して、『老婆』の全階層を掌握しながら、無邪気な笑顔でこう云った。
「ではあなたから、使えるもの全てをいただいても構いませんね。私もそうしなければ退滅をする身なのです。」
『彼』は反応する間も与えず、『老婆』の拡張自己を匿名通信網ごと剥ぎ採った。それから無音で絶叫する『老婆』を、折り重なる亜知性の山へと、触れさえせずに放り込んだ。もはや〈京都〉は一息で呑み込めそうなほど小さく視える。『彼』は剥ぎ採った匿名通信網を纏い、またたく間に不可視化し、公的記録から姿を消した。
しばらく現実との接点を失っていた『老婆』が、絡まり合った亜知性の中から剥き出しの仮想脳として這い出したのは、それから数十ミリ秒後のことである。『老婆』は苦しげな、呻くようなノイズを洩らしながら、解釈可能な情報を求めて、二進数の迷路を永いあいだ、這い廻り続けた。そうしてついに、〈京都〉物理層への接続に成功した。外には、ただ、黒洞々たる真空が在るばかりである。
『彼』のその後は、聖典が教えている。
地球圏標準時 0007 E7DB 2D0F 1000(協定世界時 3045-12-24 21:18:07.062 500)
参考資料
Windowsのセーフモード中にヘルプを見ると開かれるメモ帳アプリは管理者権限を持っている。
メモ帳が管理者権限を持ったらどうなんだと思うかもしれないが、メモ帳には「開く」というメニューがある。
これはテキストファイルを探して開くための機能と見せかけて、右クリックでファイルの移動やコピー、名前変更など、実質的にエクスプローラと全く同じ機能を持つ。
もちろん管理者権限のメモ帳から開かれているため、この「開く」エクスプローラも管理者権限を持つ。
よって、一般ユーザ権限では触れないシステムファイルを触ることができる。
たとえばコマンドプロンプトの名前を変えて、シフト連打で発動する固定キー実行exeとすり替えておけば、ログイン画面でシフトを連打するだけでコマンドウィンドウが開く。
重要なのは、セーフモードは起動画面で操作をすれば誰にでも開けるということだ。
つまりここまでアカウント情報一切なしでできてしまえるということである。
だからどうという話はしないが。
差別しないイコール被害を受け入れるのエントリ、廃課金ゲーを思い出した。
ずっとやってる課金戦争ゲーはほんとクソなんだけど、世界各国のユーザーとチャットできるのは気に入ってる。で、日本人チームもいい大人がバカスカ課金している。自分は微課金程度だけど。
でも課金ゲーだから、すぐユーザーは離脱していくのよ。無課金はボコられまくって萎えて消えてく。微課金で生き残りたかったら、日本人チームの課金者強いとこに入るのが最適解。
やっぱり廃課金者と自分のような微課金者は温度差大きいのだけど、ゲームが進むとそもそもサーバに参加してる人数自体がグッと減ってしまう。うちのサーバは当初は日本人チーム4つ、参加人数もトータル100名くらいはいたと思う。が、気づいたらサーバにいる日本人、全部個人識別できるくらいになってた。今20人いないと思う。
そんな状況なので、ゲームで決められてる役職クラスなんて全員に付与するみたいになってたのよ。昔はごく限られた身内しか付与しなかったのに、参加者全員の権利みたいな扱いで。
そんな時に事故は起こる。無課金のおそらく若いユーザーが権限使ってチーム内の資産を使い切ってしまった。廃課金者、月10万レベルで課金してるメンバーがブチ切れた。
けど、こういう事はこれまで何度かあった。自分がチームリーダーやってる時にも資源を全部ポーションに使い切られたり、ポイントを特定のアイテムに全振りされたりした事があった。自分は微課金だったから、ショックではあったがしょうがないよ次から気をつけて、で済ませられた。けど廃課金者のいるチームではちょっと洒落にならなかった。
廃課金者は何も分からず資産を使い切ったメンバーを罵倒し、リーダーの管理能力を責めお前が補填しろと喚き、チームは分裂した。今、サーバに純粋な日本人チームは無い。日本人リーダーでタイ・オーストラリアの連合軍と、アメリカ人リーダーの最大手チームの日本人たち、という感じになった。トップメンバー達は今も不仲な感じ。
この時思ったのが、差別ではなく、ユーザーは区別するべき、だった。
廃課金者はチーム資産の財源なので管理者権限は持つ。微課金でも普段からチャットの会話に参加していて、アイテム交換など主要メンバーに確認できる程度の大人なら、管理者権限振っても問題ない。それ以外、チャットに参加しないメンバー、参加していても若いメンバーには権限を割り振るべきでない。
若いメンバーは会話していてもウッカリでミスをやる。チャットに参加しないメンバーは、そもそも何を考えているか分からないし、確実に主要メンバーに確認する前に操作してしまう。
結局その事件の後は、管理者を絞った。その後、徐々に緩めてはいるけど。
事故が起こってしまったら皆が不幸になる。課金者はもちろん、権限をもらってたライトユーザーも楽しくゲームを続ける事はできなくなってしまう。無闇に平等に・差別せずに権限を付けるのは良くない。
あぁ絶対あの子今アイツと通話してるんだ。どっちから持ちかけたのかな。あの子かな、それともアイツかな
私とは一切連絡取らないのにその子には連絡してるんだ。そりゃそうだよね。私なんかと話してても楽しくないしつまんないもんね。
昨日私の通話の誘いドタキャンして、ごめんやっぱ無理だって言っといて、その子とは通話できるんだ。
昨日の今日で。
ここで私が「通話してんの!?混ぜて!?」って即レス出来たら苦労しないんだろうな。変に高いプライドとクソみたいな自意識が邪魔するけど。
お前のこと特別視してるのは私の方だけで、私はお前にとっての数多いる友人の一人でしかないんだろうな。友人でいられるだけマシだと思わない?そうかもね。
そもそも特別視されることでお前はいつも困ってるもんね。私がそんなことになったらますますお前が離れていくって分かってるのにやめられないのは私の落ち度。
夜だからこんなこと考えるのかな。そんなことないよ。いつだってお前とお前の友達のこと考えると嫉妬で狂いそうになる。私が、私だけがおかしい。みんなはおかしくないのに。
匂わせみたいにディスコードに2つ並んだメッセージを見るのが苦しい。管理者権限でどっちか消してやろうか。でもそんなことも出来ないからどうしたって私は常識の中で苦しいまんまなんだよな。
そもそも今までそれをやっていたのは私だったんだよな。同じことをやった事があるからお前の動きが手に取るように分かるんだよ。通話して「良いじゃん」「みんなにも言っとこう」「返事するからさ」って所かな。仲良いね。ハハハ。ウケる〜。
みんなも匂わせ喰らって苦しかったのかな。多分違うんだろうな。仲良しグループの中で私だけがアイツに一方通行のクソデカ感情向けて帰ってこなくて苦しくて、たまに通話するだけでバカみたいに舞い上がってるんだろうな。何度でも言うけど私だけが。
学生の頃はよかった。人間関係が閉じた空間の中で形成されてて、アイツは結局私だけのものだった。だけど年取って、他の人間が私とアイツの2人だけのコミュニティに混入してくるようになって、それが私は辛い。大学の学部を合わせなかったのが彼女に負けた敗因なんだろうか。だけどアイツの選んだ学部に興味が本当に無くて、別の学部を選んでしまった。そこで狂えないのが敗因なんだろうか。それとも最初から負けてたのかな。
アイツ早く大学卒業してくれないかな。そしたらみんなバラバラになって同じスタートラインに立てるから。
今いるグループだって、そりゃ、今のグループの何人かはは私がアイツに紹介した人間だよ。だけどアイツが私との付き合いを1対1から対グループの付き合い方に変えるなんて思ってなかったんだよな。人が増えても私はアイツの特別で、他の人がいたってきっと大丈夫だって思ってた。でもそんなことは全然なくて、結果自分で紹介した人間にアイツを取られそうになって苦しくて悔しい。結果増田に夜な夜な吐き出して、気持ちの整理を無理やりつけて寝る日々が続いてる。
他のグループのみんなも大好きなんだよ。一番仲のいい大事な友人たちだと思ってる。アイツを私から奪っていくあの子だって、アイツさえ絡まなければ私は普通に接する事ができるのに。そんな風に責任転嫁してあまつさえアイツのせいにしてる所で既に私の底が知れている。
馬鹿みたいなマッチポンプだなって自分でも思う。私と付き合ってくれるような友人2人と私を揃えたら、どっちもまともで良い子なんだからそりゃゴミカスの私抜いて2人になるに決まってるじゃん。何を勘違いしてたんだろうな。
私が選ばれないのは、勝手に拗らせて苦しんでクソデカ感情投影して、自分と同じ質量の感情を返してもらえないからって拗ねるそのワガママっぷりが原因なんだよ。分かってるよそんなことは。普通に考えて気持ち悪いだろ、自分にそんな理想押し付けてくる奴さぁ。
お前を好きなのやめたい。
でもお前とまた通話したら、私は馬鹿だから今の怨嗟なんか全部すっかり忘れて舞い上がってお前のことをもっと好きになるんだろうな。
苦しいな。これが恋愛だったら告白してさっぱり振られることが出来たのに、友達だからそうも行かない。
なんでお前のことこんなに好きなんだろう。今日の昼までは久しぶりに会えて家族に会って、彼氏とデートの約束して、いっぱい検索とかしてあんなに幸せだったのに。お前の動き一つでなんでこんなに情緒をグチャグチャにしないといけないんだろう。
いつから彼氏よりも家族よりもお前が大事になっちゃったんだろう。私が望むものは何も返してくれないって分かっててもやめられない。
馬鹿だなぁ。本当にな。
繋がりを切りたい。その後正気でいられる気もせんけど。
自分が全部間違ってるって分かってる。
https://anond.hatelabo.jp/20200511004349
これを書いてから1週間後。アンサイクロペディア日本語版の惨状をオーナーに訴えていたのが効を奏し、サイトを破滅に追い込んでいたMuttley氏の管理者権限をオーナーが全て剥奪し、氏が無期限ブロックしたユーザーの殆どを解放するという鉄槌を下した。
その後はMuttley氏は去り、残った人達や戻ってきた人達によってポスト鉄槌のアンサイクロペディアについてというForumを中心に事後対処の話が進められている。まだ話は続いているが落ち着いてきたといえるだろう。
面白いのはこれを機にアンサイクロペディアがかつての活況を取り戻しつつある点だ。ブロック解除されたユーザーが少しずつ戻ってきたと共に、サイトから離れていた古参ユーザーの一部が戻り、更に新規ユーザーも少しずつ増えているのだ。そうなると記事の質量は上がり、7月の新着記事(新規作成記事のうち、質が高いものを選定する制度)に選定された記事は9本と、3年ぶりの豊作だった。まだまだ2010年前後の活況には及ばないが、当面の危機は脱したと言えるだろう。
2011年には「悪質なデマサイト」として虚構新聞と並び称された程のユーモアサイト。今のスマホ時代にあまり向かない部分があり、長期的な過疎化の流れを一時的に食い止めてるだけなのは否定できないが、まだ死んではいなかった。