はてなキーワード: ギラギラとは
http://anond.hatelabo.jp/20131005064230
「システム屋に不当にボッタクられないための発注者心構え」の増田です。
システム発注業務を舐めきった増田に「ばーかばーか!お前のかーちゃんでーべーそー!」って煽り記事を書きましが、下の記事に、理性的かつ丁寧に諭されてしまいました。憑き物が落ちた気持ちです。
システム屋に不当にボッタクられたくない人のための要求講座 - novtan別館
浅かった自分を恥じて素直に反省し、心を入れ替えて、更に丁寧に煽ろうと思います。
聞いて下さい、私の歌を。
「利益なんて1銭も要らない。人の笑顔が見られればそれで良い」。そんな奇特な偽善者は、営利企業じゃなくて慈善活動団体に身を投じてるはずですから。
悪徳な企業はあなたの会社から短期間で多大な金額をボッタクり、良心的との謳い文句の企業は同額を長期間にわたってボッタクろうとする。それだけの違いです。
営利企業が、より多くの利益追求活動に精を出さなければ、株主と従業員にとって不誠実です。そうでしょう?
で、利益追求活動ってのは、同じコストが掛かったモノを、上手いことできるだけ高値で売るってことです。
利益率そのままで売上額上げればいいじゃん、とか考えるの是非止めて下さいね。システムエンジニアはもう3日も家に帰ってないのです。
●5社に相見積もりを求めた貴方は、内4社に完全なタダ働きを強いるのです
相見積もりをとるってことは、確信的な空振りタダ働きを求めてるって話で。
それが発注側の正当な権利であれば、ボッタクるのは受注側の正当な権利なのでしょう。
だって空振りした相見積のコストは、どっかで回収しないといけませんもの。営業人員が1回訪問してペラ2~3枚の見積もり書を1回出すのに3万円のコストが掛かるとして。利益率1%の会社だとしたら、売上ベースで300万円の仕事をこなさないと出せない大金ですよ?
IT 業界に会社が5社こっきりだとしたら、1回の受注で回収しなきゃいけない営業コストは(見積もり関連だけで)15万円ってことです。まあ貴方の会社にそっくりそのまま転嫁するのでいいんですけどね。
●役に立たないコンサルタントを回避するためのコンサルティング
素人で何もわからないから、導いてくれる専門コンサルに頼る? 馬鹿なの、死ぬの? よいコンサルってのは、よいシステム屋よりも稀有な存在ですよ? 見つけるには相当な努力と、幸運が必要です。
膨大なインタビュー時間を拘束されて、誰も読まない資料ぎっしりのキングスファイルを文書棚の下の方にしまい込むのがお好きなら、止めは致しません。
コンサルのひとは、しょっぱい過去実績を綺麗に彩る能力にも優れてらっしゃいますので、心に留めておいてください。いっしょに踊ると楽しいですよ、途中までは。12時の鐘が鳴ってパーティーが終わった後に、コンサルの人は残ってませんけど。
もし、もしも、貴方の元まで王子様を無理やり引っ張ってきてガラスの靴を強引にはめこむコンサルに出会えたら、その手を握って絶対に離さないように。強くお勧めします。
●発注業務で舐めプ、死ぬ気ですか? ホント発注業務は地獄だぜ! フゥハハハーハァー
貴方が信じられる人は、誰もいません。
BtoB の会社間取引ですから、狐と狸の化かし合いです。ちょとでもスキを見せると、誰も彼も容赦なくたかってくるでしょう。目利きの弱さで騙されるほうが悪いんですよ。美味しいですもんカモネギ鍋。
で、クソみたいなシステム屋にクズシステム掴まされて、その責任を取るのは貴方です。
運用現場から使えない効率悪いって猛烈なクレームを日々受け続けるのも、上司からこんなに沢山会社の金をドブに捨てたんだねって笑顔で人事評価を下げられるのも。
過去に似たようなシステム発注を行った社内人員や同業他社や関連企業に拝み倒して、システム発注のコツや信頼できるシステム屋の情報教えて貰いましょう。できれば発注額も。
システムに関わる予定の社内・社外関係各所の人員にしつこいぐらい話を聞いて、要件漏れがなるべく無いようにしましょう。
経営陣にはシステム化の意義と得られる業務改善効果を丁寧に説明し、ひっくり返されない確かな予算枠を確保しましょう。
繰り返しますが、世知辛い世の中なのです。知識が無いのが罪だとは言いませんが、生け贄台に捧げられる羊です。どれほど言い訳を重ねても、結局は自分を高めないと、誰かに食い物にされるだけなのです。
学んで得た知識や経験は、貴方にとって後々まで幅広く役に経つことでしょう。
●同情と泣き落としは最後にして最強の手段
「私は会社のしもべ・卑しい哀れな犬っころです。このシステムが完成して役に立たないと、会社を首になって、年老いた母親と小学生の娘と産まれたての子猫が! 私の見込み違いで、今回は御社に足が出る形になってしまいますが、改めて追加予算取って次の発注で回復できるように致しますので、どうか、なにとぞ!」
懐に出刃包丁を忍ばせつつ、ギラギラした目で土下座。最強のビジネスメソッドですよ。
●(おまけ) 良いシステムが作りたいのかい? じゃあ僕と契約して、魔法少女になってよ!
僕達SIerというのは、「何やればいいかよくわかんないんだけどシステムで会社を良くしたい」って思っている人をお助けすることも大事な仕事です。もっとも、そこまでのレベルの会社は個人商店の延長に近い中小企業くらいしかもはや残っておりません(システム化の余地が少なく、せいぜい会計と給与とメールシステムくらいしかない会社)し、あったとしてもお奉行様あたりのターゲットでしょう。
お国が出す RFP に絶望することしばしばです。私だけでしょうか?
「何やればいいかよくわからないんだけど国を良くする提案を求める」とか、1行に凝縮できることが、冗長な文で長々と書いてあったり。なんだそれ。
細かい意図を直接聞いても、「高度な柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処できるようにしたい」とか大変ふんわりとした回答。
一流大学出て難しい試験に合格したデキるお役人さんしっかり仕事しろと思いますが、内情を聞くと決定権を握ってるのが誰なのかわからん状態だったりして、まあそりゃしようがない。
要はその都度行き当たりばったりと言うことですな。そりゃ何割ものシステム調達プロジェクトが失敗するわけだ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20121204/441882/
ネタ元:
あまちゃんのステマが発覚した。たぶんどこもやってることで氷山の一角なんだろう。
2ちゃんでも●?とかが流出していろんな人の書き込み内容もバレたしね。
そういうことを知ったから最近、アニメ板とかドラマ板とかに居ても、「最終回に向けて盛り上がって来たね!」とかいうコメントでも、なんか白々しく感じちゃう。
「これもお金もらって書いてんのかなぁ」って感じて落ち込む。俺は本当の気持ちを書き込みたいけどこの人の書き込みはノルマなんだって。
それに今の2ちゃんは、なんか一方向に一致団結した不自然な書き込みが増えた。なんか「カタギじゃない」って感じがする。
昔の2ちゃんだってカタギじゃなかったけど、その頃とはなんか質が違う。今は皮を一枚向いたらロボットの集団が出てきそうな不気味さがある。
Youtubeもすごく酷くなってる。動画再生前のCMはもちろん、再生中も変な画像が浮かび上がってきて、それをクリックで消さなきゃいけない。
お目当ての動画を見るために何秒も待ち、何回もクリックしなきゃいけない。広告ブロック入れろよって言われるかもしれないけど
そんなことしなくてよかったのがインターネットじゃないのか。
そういえばスマホでも、ロックを解除するたびに広告を表示するアプリが開発されたらしいね。
みんな本当にそんなのを望んでるの?
マイノリティ・リポートっていう映画がそういうのをもっと発達させた世界観らしいね。
疲れた状態でネットをやると、広告のギラギラした色彩にめまいがする。必要な情報だけを見て、広告は排除しようと脳が頑張ってるけど、防御しきれない。
安心してページ全体を見ることができないし、昔と比べて、今のネットは一画面中の情報量が減ってる。情報量が多いのに情報量が少ない。
http://anond.hatelabo.jp/20130913110646
この人の言うことは凄くわかる。
トゥルーマン・ショーの主人公のジム・キャリーになっちゃう感覚だよね。
「親友だと思ってた人が、父親だと思ってた人が実は役者だったんだよ」って凄いショックだと思う。
掲示板で感動的な話を書いて人を騙したり、スクリプトでブログに書き込むってそういうことだよ。
人だと思って話しかけて、人だと思って話を聴いてるのに、その相手が「残念、ロボットでした~」って言う。
そんなことされたら、もう二度と騙されない為にその界隈には近づかない。侮辱だよ。
インターネットっていうものがどんどん変わっている気がする。それもたぶん面白くない方向に。
俺たちは一体どうすればいいのかなぁ?
新婚だけどセックスレスだ。
もっというと結婚して1年半、そのまえの同棲期間4年、まる5年セックスレスだ。
そのまえの2年くらいは、いちゃいちゃしていた時期もあったように記憶している。
ずいぶん前から、まったく、相手してくれなくなった。
キスやハグは、こっちからすると相手してくれる。冬は寒いからわりとくっついてる。
でも夏はだめだ。特に今年みたいに暑い夏はぜんぜんだめだ。絶対くっついてくれない。キスも、ほとんどしない。
つきあって同棲してる間は、気にならないっていったら嘘だけど、べつに仲良くすごせればいいや、と思ってた。
女友達もまだ独身だから、遊びづらくなって、これまで友達と夜遊びしてた時間、家にいるようになって。
ひとりの時間が増えて。あれ、もしや寂しいのか?この状況は、みたいな。
ふと、なんかこれ夫婦っていうより、単なる同居だな、
男女っていうより男友達みたいだな、そして片思いっぽいな、って思いついて、BL読んだら、はまった。
失敗した。
いまではエロ本みたいなのにも手を出してる。止まらない。でも、虚しい。
こんなもの読んでるの他人に言えないし、夫にばれたら軽蔑されるだろうってわかってるのに、やめられない。
うちには本棚がないから、こっそり(絶対夫が立ち入らない)台所に隠してるけど、いつかばれそうでこわい。常に、処分して入れ替えてるけど、100冊ちかくあるし。
でも欲求不満すぎて、こうやって発散してないと、浮気とかしちゃいそうでこわい。
もともと、夫とつきあう前の相手はだいたいセックスが大好きで、
そういうのが自分もきらいじゃなくて、溺れる自分がいやになって別れるパターンだった。
いまの夫は、じぶんを女としてじゃなく、人間として大切に、接してくれる。
でもあまりに拒絶されるから、「じゃあ他の人としても平気なの?」ときいてみたら、
それは一応、いやだって言われた。(そんなに本気で嫌そうでもなかった気もする。でもそんなことできないだろうと思われてるフシもある。)
このまま、BLで発散するしかないのか。(でも、けっこう、有名どころは読み尽くしちゃったし。)
ちなみに、BLじゃない普通のエロとか少女まんがとかドラマとかは、萌えるどころか、
女の人が男の人に求められてるってだけで、
自分はこの中の誰よりも不幸じゃねーか、って、どん底まで落ち込むから、無理だった。
おなじ理由で、恋愛小説とかも、独身のころは読んでたけど、ぜんぜん読めなくなった。
改めてみると、世の中のきれいな物語のほとんどが男女のセックスで成り立ってる。
そういうのぜんぶブチ壊してやりたい。
…とまでは思わないけど、なんだか遠い世界の話みたいに思える。
BLだって別に、いまは同性でも結婚できる国もいっぱいあるし、特別じゃないのかもしれないけど。
いっそ30すぎて40すぎて50すぎて60すぎて、性欲とかぜんぶなくなっちゃえば楽なのに。
もしこういう気持ちを抱えてるのが自分だけじゃないなら、みんながどうやって乗り越えてるのか、知りたいので書いてみた。
うまくまとまってなくて、ごめんなさい。
■■
<追記>
女として終わってるよ、て罵倒のお答え覚悟してぶちまけたら、そうでもなかった。はてなの人、優しい。
簡単に解決できるとは思ってないけど、いろんな人が声かけてくれるだけでも、見放されてない気がしてくる。ネット、すごい。
そんで共感はてブしてくれたひとのつぶやきちょっと遡って見てみたりして(キモくてすみません)、
やっぱり自分がさみしくて誰かにかまわれたかったんだって改めて思い知らされた。
男性らしきご意見は「話し合いを」とか「別の相手を」とか「地獄だな」とかもちらほらな中
女性らしきトラバなどによると「みんな言わないだけでよくある事例」?らしいとわかった。ので、
このへんの男女の認識の差異が気になりつつ、あんまり自分を貶めずBLを楽しみたいとおもう。
■夫について
観念の世界で生きてるタイプか、というコメントがあって、たぶん当たってる。
あとすごく真面目で、決して要領よくないから、いつも仕事で忙しそうで、朝方帰ってきて、超つかれてる。
でも夫の仕事を尊敬してるので、家ではゆっくり休んでほしい、も本音。
この不景気に家族養うぶん稼げる仕事を真面目にこなして人柄よくてさらに家では絶倫とか、
それこそBLやエロの世界にしか存在しないファンタジーだってわかってる。
(俺は仕事もセックスも完璧だぜ!って人が読んでらしたらごめんなさい。来世ではそういう人と一緒になれるよう努力したい。)
(いそがしい男の人も家に帰ったら奥さんにちゅーとハグはしてあげてほしい。それだけでも、ほっとするから。)
あとクーラー苦手だけどそれくらい我慢してがんがん部屋冷やして甘えるというのに挑戦したいとおもいます!
おかず+1品とおかえりハグも。最近は帰りが遅すぎて先に寝てた。アドバイス多謝です。はっとしました。
■指輪を外して働きに出れば、ギラギラ分を補給できる?欲しいのは「求められる」感で、セックスでない?
これも納得した。子供がいないなら。ってかどうせできないなら。働くのは好きだし。フルタイムは夫の仕事的に今は難しいけど、
昼間のコンビニとかスーパーとか弁当屋とか、なんか接客して笑顔で体動かしたい。あ、指輪は外さないです。
■台所に保管について
うちは現在専業なので台所は俺の聖地。電子書籍というアドバイスをいただいたので、検討したい。が、PCの調子が悪いと夫にみてもらったりするので、こっちのほうが不安かも?電子のひとはスマホでみているのだろうか?それともタブレットとか?
長くなりました。いろいろな意見をいただいて嬉しかったです。ありがとうございました。
つくづく思ったのは、BLかつエロだからうしろめたいんだということ。
これがインテリアとか、おしゃれとか、映画とか、手芸とか、アートとか、琥珀に夢中、とかだったら、堂々としていられるのに。ほんとエロって難儀だ。
性格が悪いかと周りに聞いても別に悪くないと返されつづけで29年、それでも彼氏が出来ません
ナンパしてきた変な男に押し倒されたり小学生の頃に河原で変なおじさんに股間をいじられたり中学生に強引にフェラさせられたり会って数ヶ月の親の知り合いに胸をもみしだかれたりというエロ漫画かおまえはという過去はあれどただの一回もセックスした事がありません
でもオナニーはした事があるというかそれはもう中学生から日常的にしてた。
寝る時にはパンツの上からオナニーしないと寝れないとかそういう日常だったね
そのせいか生れつきかはわからないけど性欲だけは物凄いある。でも彼氏が出来ない出来ない出来ないんだよー!!!!
それ所か恋もしない。告白ももう5年されない
チンコ受け入れた事が無い30歳、政府のなんとか省によると現代だと物凄い数居るらしいけど世間じゃ「売れ残りはごめんだね」だろうしいよいよ後が無い
あーちんこ欲しいちんこ欲しいわー…恋愛もしたいけどそっちにあんまりギラギラしてたらフラれ一直線だべ
当たり前のようにみんな体験してる恋愛経験を出来ない自分に腹が立つし何より股間がヤバい
あーもう嫌になるわ
数年ほど演劇に携わっていたが、色々な事情が重なって現在、演劇の2文字をみるのも嫌で嫌でたまらない状態になっている。
特に、金も人も時間も足りない小演劇界隈は、劇団を抜けるのにも相当覚悟がいる。
何でもそうだが、特にこういう表現系の活動は、よっぽど好きじゃなきゃ続かない。本当に。
昼もなく夜もなく、生活のすべてを芝居に捧げ、寝る間も惜しんで舞台に立つのが楽しい――そういう人間でなければ、あの界隈で活動を続けていくことは出来ない。
たとえ金がなくとも、創作さえ出来れば幸せ。そういう人でなければ向いてない。
寝不足の目をギラギラに輝かせ、狭い市民センターで稽古や、あるいはサイゼリヤで一番安いドリアをつつきながら打ち合わせをし、劇団評に花を咲かせ、チキンを1個ずつ分け合う。
そして3時過ぎに布団に入り、翌朝早くからバイトに打ち込む。夜にはまた稽古。そんな人間ばかりだった。
はっきりいって全員病気だ。
だが、本人たちにとってみればそれは、エネルギーに満ちた充実した生活なのだ。
ある日、自分の将来をふと考えた際、とてつもない虚無感に襲われた。
このまま生活していけるのか。一度考え始めると、不安はどんどん膨らんでいった。
結果、どんどんモチベーションは下がっていった。
もともと小演劇に疎かった自分は、仲間内のトークにもついていけていなかったのも辛かった。
やがてフラストレーションが積み重なっていった結果、日常で突然泣き出してしまうほどになり、結局その後、演劇活動から手を引くことにした。
これはきっと、演劇だけの話ではない。
あらゆる創作活動、表現のジャンルでも、貧乏を飲み込んで打ち込む覚悟がなければ、とてもじゃないが、続けていくことは出来ない。
ラッキーなことに、家が金持ちだったり才能があったり、そういう人はその分の補正がかかることもあるかもしれない。
もし、これから何らかの表現に携わろうと考えている人は、そこのところをよく考えてみるべきだと思う。
自分は貧乏でも続けていく覚悟はあるのか。それほどに病気であるか。
中途半端な意志と覚悟で、下手に表現へ深く足を踏み入れると、取り返しのつかない痛手を負う可能性がある。
それでも構わない、という人をあえて止めるつもりもないけど、
そこにいる関係者がどんな人たちなのか、どういう年代層の人がいて、どんな暮らしをしているのか。
話をよく聞いて、よく確認したうえで、飛び込むべきだ。
深く関わるのは、それからでも遅くはない。
表現を志す人にはまだ若い人たちが多いので、時間はたっぷりあると思うかもしれない。
自分の適性をよく考えて、限りある時を有効に使い、有意義と思えるような生活を過ごして欲しい。
それはない。
生き物としての気迫というか、熱意というか、イキイキギラギラした感じ
なんて、さがみんには無い。
もともとクラスで目立つ女子だったのが、今のクラスでは三浦に負けているから、
実行委員長をやって復権しようと甘い目論見を抱いているだけ。
も、「ちょっと頑張ってるウチ」を演出するために乗っかってる。
歪んではいても本物の情熱と自信を持ってる自称ルフィとは比べ物にならない。
総じて生き物としての気迫というか、熱意というか、イキイキギラギラした感じというか
「成功」「感動」「仲間」「夢」あたりのお約束ワードがちりばめられ、
顔をクシャクシャにした笑顔のポスドク・院生の画像と、自信に満ちあふれた教授の画像。
(勿論、立って腕組みor座って机に肘をついて両手を前にのポーズ)
予想通りだった。流行なんだろう。
話をしていると、色々なタイプが居た(当然だが)。
昔はやんちゃしてましたタイプ、アメリカで修行をして独立したタイプ、
学生時代はダラダラしてたけど○○に出会って生まれ変わりました!タイプ。
この最後のタイプが表題の「自称モンキー・D・ルフィ」の教授達だ。
○○は大きく分けて二通り。本と人物。しかし結局は同じ事だ。
「ビッグラボにした人を知って、俺もそうなりたいと思った」という事。
おそらく自分の学生に対しても「CNSを目標にするな」と言ってるのだろう。
しかし、「マザーテレサの本を読んで教授をめざした」って人は居ない。
一人残らず全員が、「CNSを連発して成長させた人」に感化されている。
その時点で「CNSが欲しい」って欲を刺激されたのは間違いないのだ。
この教授達を刺激した本・人物が問題で、口では「CNSでは幸せになれない」などと言うし、書いてある。
教授達も「そうだ、CNSじゃないんだ」と心から信じ切っている。アホだから。
そして部下にも「CNSを夢にするな」と説いているはずだ。
それでいて、自分の目標を達成する意欲は揺るがないので「CNSを出せ」と口を酸っぱくする。
「CNSじゃないんでしょ?」と聞けば「ラボを続けるのに必要でしょ」と言い、
「CNSを目標にした方がシンプルじゃん」と聞けば「感動とか、幸せを共有する仲間を増やしたいだけだ」と言う。
挙げ句の果てに、「こいつ勉強してないな」「考えが浅い」「意識のステージが低い」という視線を向けて来る。
埒が明かないとはこの事だと思いながら、この理不尽さはどこかで見た事が有ると思っていたら
いた。
ジャンプの人気漫画「ワンピース」の主人公、モンキー・D・ルフィだ。
感動、仲間、夢、理不尽、見事に一致()
そう考えたら全てがシックリきた。
ルールとか、批判する人がいるとか、仲間が傷ついたとか、この人達は気にならないんだ。
「ラボに戻りたいんなら、あっちが頭を下げるべきだ(ウソップのように)」って思ってるんだ。
「半年間ラボに泊まり込むなんて生物系だと普通だよな」なんて言いながら笑ってるこの人達は、
おそらくグランドラインの荒波を駆け抜けるワクワク感の中に居るんだ。
「ブラック研究室」と批判する世間の声を「ワンピースなんて無い」って言う村人Aの台詞だと思ってるんだ。
俺は、ひとつカマを掛けてみた。
そこに居ない若手教授の名前を出して、「あの人ってワンピースのルフィみたいですよねー」
瞬時に周りの教授連中の表情を確認する。
居た居たw 「ルフィは俺だろ」と言いたげな表情で一瞬固まるヤツw
その一瞬の静寂の後、「おーなるほどー、どのへんがですかー?」と器がデカいふりをする台詞をはいたが
あの一瞬で俺は確信を得た。
こいつら、自称モンキー・D・ルフィなんだと。
そこへいくと、ロンダの教授達は判りやすい。「CNSだしたい」この一心だから。
現代科学の王道だ。幸せだの感動だのはラボには関係ない、と割り切ってる。
CNSを持ってるヤツが偉い。CNSを稼いだヤツの勝ち。winner takes allの精神。
だから、ポスドクに「CNSを出せ」と言っても矛盾は生じない。
「生かさず殺さず」の年収で働くポスドクがいるから教授がグラント持ちになれるという事実、
研究生で働くのが当たり前のラボがあるから旧帝のラボが成り立っているという事実、
「ピペドをピペドのまま」「バカはバカのまま」「地国は地国のまま」にしておくことで既得権益を守ろうとする人が居るという事実、
居酒屋、ラーメン屋が多かったか。まだまだこれから、という人達。
総じて生き物としての気迫というか、熱意というか、イキイキギラギラした感じというか
後日、それぞれのHPなどをチェックしてみると
「成功」「感動」「仲間」「夢」あたりのお約束ワードがちりばめられ、
顔をクシャクシャにした笑顔の社員・バイトの画像と、自信に満ちあふれた社長の画像。
(勿論、立って腕組みor座って机に肘をついて両手を前にのポーズ)
予想通りだった。流行なんだろう。
話をしていると、色々なタイプが居た(当然だが)。
昔はやんちゃしてましたタイプ、飲食業で修行をして独立したタイプ、
学生時代はダラダラしてたけど○○に出会って生まれ変わりました!タイプ。
この最後のタイプが表題の「自称モンキー・D・ルフィ」の社長達だ。
○○は大きく分けて二通り。本と人物。しかし結局は同じ事だ。
「金持ちになった人を知って、俺もそうなりたいと思った」という事。
おそらく自分の部下に対しても「お金を目標にするな」と言ってるのだろう。
しかし、「マザーテレサの本を読んで起業した」って人は居ない。
一人残らず全員が、「会社を興して成長させた人」に感化されている。
その時点で「お金が欲しい」って欲を刺激されたのは間違いないのだ。
この社長達を刺激した本・人物が問題で、口では「金では幸せになれない」などと言うし、書いてある。
社長達も「そうだ、金じゃないんだ」と心から信じ切っている。アホだから。
そして部下にも「金を儲けることを夢にするな」と説いているはずだ。
それでいて、自分の目標を達成する意欲は揺るがないので「利益を出せ」と口を酸っぱくする。
「お金じゃないんでしょ?」と聞けば「会社を続けるのに必要でしょ」と言い、
「お金を目標にした方がシンプルじゃん」と聞けば「感動とか、幸せを共有する仲間を増やしたいだけだ」と言う。
挙げ句の果てに、「こいつ勉強してないな」「考えが浅い」「意識のステージが低い」という視線を向けて来る。
埒が明かないとはこの事だと思いながら、この理不尽さはどこかで見た事が有ると思っていたら
いた。
ジャンプの人気漫画「ワンピース」の主人公、モンキー・D・ルフィだ。
感動、仲間、夢、理不尽、見事に一致()
そう考えたら全てがシックリきた。
ルールとか、批判する人がいるとか、仲間が傷ついたとか、この人達は気にならないんだ。
「仲間に戻りたいんなら、あっちが頭を下げるべきだ(ウソップのように)」って思ってるんだ。
「半年間店に泊まり込むなんて飲食だと普通だよな」なんて言いながら笑ってるこの人達は、
おそらくグランドラインの荒波を駆け抜けるワクワク感の中に居るんだ。
「ブラック企業」と批判する世間の声を「ワンピースなんて無い」って言う村人Aの台詞だと思ってるんだ。
俺は、ひとつカマを掛けてみた。
そこに居ない人の名前を出して、「あの人ってワンピースのルフィみたいですよねー」
瞬時に周りの社長連中の表情を確認する。
居た居たw 「ルフィは俺だろ」と言いたげな表情で一瞬固まるヤツw
その一瞬の静寂の後、「おーなるほどー、どのへんがですかー?」と器がデカいふりをする台詞をはいたが
あの一瞬で俺は確信を得た。
こいつら、自称モンキー・D・ルフィなんだと。
そこへいくと、元ヤンキーの社長達は判りやすい。「儲けたい」この一心だから。
資本主義の王道だ。幸せだの感動だのは会社には関係ない、と割り切ってる。
金を持ってるヤツが偉い。金を稼いだヤツの勝ち。winner takes allの精神。
「生かさず殺さず」の月給で働く社員がいるから社長が金持ちになれるという事実、
月給1万円で働くのが当たり前の国があるから先進国の生活が成り立っているという事実、
「貧乏人を貧乏人のまま」「バカはバカのまま」「後進国は後進国のまま」にしておくことで既得権益を守ろうとする人が居るという事実、
自称モンキー・D・ルフィ達が活躍するのかも知れない。
社会の荒波にもまれて、色々なことを失って、どんどん感覚が鈍くなって、どんどん論理的になる。
論理的になる反面色々なことに対して、どんどん厳格になる。自分にも周りにも。
おそらくこれが大人になるってことなんだと思う。
小さい事で凹んだり、傷付いてばかりだと仕事にならない。
仕事にならないということは、飯も住むところも得る事ができない、要は死ぬということ。
どんどん自分の感性や心が硬い鱗に覆われてちょっとやそっとじゃ傷付かないようになって嬉しいけど、なんだか悲しい。
僕の心を動かした歌や本や言葉はどんどん色を失って鱗の奥底に沈んでしまった。
小説を昔ほど純粋に楽しめなくなっている気がする。もう一度あのギラギラとした感覚を取り戻したいけど可能なのだろうか。たぶん一度自立して、社会で生きることを学んでしまうとダメな気がする。
いったいどちらのお方なんですか?
記憶障害なんですね。
馬鹿じゃねーの。金も仕事も若者から奪って贅沢におごりちらす天皇家なんて潰れるに決まってるじゃん。毎年300億円も国税からかっぱらってキチガイみたいに遊び狂ってる家を狂信しているマジキチ国民は日本国から出て行けよ。そもそも日本人じゃないだろ。天皇も朝鮮の血だし、弥生人も朝鮮の血。明らかに原住日本人じゃねーし。明治みてたらわかるだろ、裏切り者天皇。極悪戦犯天皇を狂信してるマジキチは奴隷根性だから死んだ方がいい(個人的信条)。
というか、原発すら皇居のせい。皇居=東京がなければ原発いらない。これは真実。放射能汚染も悪徳天皇家のせいだ。エグザイルを真夜中に国費でギラギラ都心の明かりで見てただろ、あのキチガイ朝鮮系一家。お前らが税金むさぼってる知的障害のホームレス見下しながら毎年約300億円を懐に入れて、愛子様ご静養じゃねえよこの非人道朝鮮系キチガイ(真実)!
・物欲に乏しいので、わざわざ別口座作って積立とかしなくても自然と貯金が出来てる
・仕事や人からの誘いなどでどうしても外に出なきゃいけない日以外は自然と引きこもってる
・中学高校辺りで周りの子がお洒落に目覚め始めたときに出遅れた感があり、
ファッションが嫌いではないが、お洒落な人に対してはなんとなく引け腰になる
・原宿系とか、ギャルとか、ギラギラのネイルとか、好きな恰好を思いっきりしてる人が
楽しそうで羨ましいなと思うけど、明確に好きなスタイルも無いし目立つのも怖いので
・人と話すのは嫌いじゃないが、話しかけるのが下手
・席をゆずるのは構わないが、「どうぞ」と話しかけるのがハードル高い
・SNSに今一つハマれない
・まとめブログは人間不信になりそうだけどつい読んでしまう、が、もう読むのやめたい
わかる~って言い合える女友達が欲しい
先週の水曜日、1年くらい会っていた男と別れた。身分違いだった。遊ばれていただけだが、私は確かに恋をしていた。既に2回くらい泣いて諦めてたつもりだったのに、今は「基本的な生活」ができなくて昼職をなんとか遣り過ごすのがやっと。会っていた期間・今までの生き方に対して後悔がたくさんある。
「失恋からの立ち直り方」などを読むと、失恋直後は泣いて愚痴れ美味いもの食えあとは時間が解決すると書いてあるが、いくつかの事情が重なり誰にも(カウンセラー等の秘密厳守してくれる人にしか)ありのままを話せないので、増田に吐き出すことにした。半生、風俗、恋愛が絡んだゲロなので脈絡がなかったり長すぎたりあなたのモラルやポリシーに反したりは目を瞑って欲しい。胃の上と心臓がぐるぐるして気持ち悪いままあまり食べられず、呼吸が浅くて、吐き出さないとこれがずっと続きそうで。
世の紳士たち、遊びを仕掛けて本気になられて面倒になって棄てるなら、いいタイミングを選んでください。そもそもきちんと予防線を張ってください。それが上手にできないなら風俗の場合は最初から時間内だけの遊びにしてください。野暮でも関係の確認は明確に。気まぐれな優しさは凶器です。空っぽの人形に心を植えて、外界に連れ出して置いて去るようなのはやめてください。源氏名の鎧が外骨格なこともあるんです。剥がすなら覚悟をもってください。
要は失格風俗嬢が院生に遊ばれただけの話。
企業家家系で、家柄は武士とか軍人の流れとは聞いた気がするが、家を継ぐだの良家だのとは現在は無縁。
兄弟は上と下にひとりずつ。下が障がい者(突然変異系)で心臓の手術などのため私は早い頃からあまり構って貰えなかった。父方祖父母宅に預けられた時に言われた「ジュースを欲しがるなんて図々しい」は幼心にも傷ついた。幼児だからわからないなどと侮るなかれ。迷惑をかけてはいけないと過剰に思う癖がついてこれまでもたくさんの失敗をした。
小学生の頃に両親が離婚。風俗嬢にありがちな母子家庭育ち。母が会社をやっているので経済的困窮はなかった。片親家庭の毒は、なにも経済的なことだけではないと思う。男女観は多少であろうが歪む。私の場合は自分の女性性を受け入れ「女性」になるのが遅れた。「ちゃんとした恋」の経験値が足りなかった。
上の兄弟は国立最高峰の大学を卒業直後にかなりの年上と結婚。母は子が全員成人した頃にやっと死別独身(成人子あり)のパートナーをつくって入籍せずに一緒に住んでいる。
女子中高を経て、音楽大学へ。多少はみ出してはいたが結構な真面目ちゃんだった。同級生みたいにもう少しちゃらちゃらして男を見る目を養えばよかった。大学は奨学金(自立を促すため)と親の資金で。大学の頃にはすこし恋もしたしすこし病みもした。処女喪失は20歳を越えてから当時の彼氏と。特に感動もなかった。卒業してもまず食えないので事務で零細企業に就職。稽古には現在も通っていて、欧州への留学を希望しており貯金中。
昼職の正社員で留学のため真面目に順調に貯金をしていたが当時勤めていた会社が傾き、会社自体を整理することになって放り出される形で無職になった。初めは社員の求人に応募してみたり派遣で働いてみたりしていた。しかし景気的時期的になかなか厳しく、月末月初のみの事務アルバイトをしながら、貯金の進まなさに焦りを感じ時給の高さでホステスに応募。お酒が弱くてあまり売れず。もう数年若ければキャバクラでジュースでも稼げたのだろうが、もう20代中盤に差し掛かっていたので。派遣ホステスなども数回やったしお化粧おしゃべりは多少うまくなったのだが毎晩お酒を飲んで煙草に曝される生活に1ヶ月で無理を感じた。ほんの短期間だけ肉体接触なしの愛人ごっこみたいなこともして自分には向かないことを確認した。
ある日アフターののち始発待ち早朝のネットカフェで、最高に疲れた頭で風俗店の求人を調べた。何の職種がどこまでやるのか等を調べメンズエステ(マッサージ)までが私の限界と認識。求人と営業HPとの齟齬が少ない感じのところに投げやりに応募、後日面接へ。この時の私は疲れていろんなことが麻痺していたのだと思う。貞操観念は大人になるまでは強すぎるほどだったのに。講習で服を脱いだとき、堕ちたなーと乾いた笑いが出た。私大出して貰ってさらに留学資金なんて言えない、とか思ってたけど、風俗にまで行けるならまず親に言えばいいのに。足りなければ奨学金とか片っ端から応募すればいいのに。留学はどうしてもしたかったが、親に頼ったり甘えたりするのは怖かった。失恋後に母の胸を借りて泣いた時にやっと頼っていいのかなという気になれた。
斯くして私は去年の秋に渋谷の老舗店のホテルエステ嬢になった。たまたま新人ラッシュ期で店プッシュは分散、若い子巧い子(ヘルス上がりとか)に流れて新人期間でも本当に売れなかった。新人キラー(表立って言わないだけでみんなやってるよと過剰サービスを要求したり、押さえつけて入れてしまおうなどとする)だけは初めの1ヶ月間によく付き戸惑ったが対処法を身を持って会得。入店から一度も事故ったことはない。店側も私がこんなに続く(現在勤続1年と3ヶ月くらい)と思わなかっただろう。サービス内容はオイルマッサージとトップレスでの手コキ。パンツを脱ぐことも、キスもフェラもない。トップレスも初めは抵抗があったが、とりあえず粘膜ではなく皮膚だからと考えて慣れた。売れなかったので、何か武器があればいいかとマッサージを勉強した。リンパと筋肉ほぐしとツボ。開業の予定はないがマッサージスクールのショートクラスのディプロマも取得。
風俗にもいろいろあるけど、時間貸しの菩薩と思うに至った。精神的に受け入れて貰うのを飛び越えて膣に執着する男性が理解できない。
金銭感覚と貞操観念の狂いにはとても神経質になっていて、ストッパーに今も月末月初の昼職は続けている。事務の期間以外は結構な鬼出勤かつオープンラストなどもしていた。待機時間で譜読みや勉強ができるのはメリットだった。風俗の給料はとりあえずまず奨学金を返して、留学貯金の続き。日払いなので千円札しか使わない。万札・五千円札はやむを得ない場合のみ。清算時になるべく大きいのに両替する。お給料がキリのいい数字の時は何も買えない。万札が財布に3枚以上溜まったらすぐ口座へ。数字が増えていくのが幸せ。
恋人なんて嗜好品だと思っていた。あったら幸せだけどなくても死なない。留学(希望期間が長いので)できるようになったら置いてくか待って貰うかだから現状すぐは結婚とか考えられなかった。興信所での調査が必要な良家に嫁ぐなどは片親、障がい者家族、年齢的にないと踏んでいた。むしろ風俗に入った時点で、まともな普通な結婚は9割諦めていた。自分が結構放っとかれて(習い事だけはいろいろやった)育ったからちゃんと子供を育てられる自信があまりないし、留学できて行って帰って結婚出産したら高齢出産に片足ひっかかりそうだし、子供も積極的には望んでいない。
嫁が妊娠してセックスできないからと来店した客の「ここは最後まで手でなでなでしてるだけだから後ろめたくない、やましくない」説をとって、風俗嬢だけど別にたいそうなことやってるわけじゃないと表層では思うようにしていたが世間的には賎業なのも知っていた。
自分は自分の人生を生きなきゃいけないから、何かによってブレーキがかかるならそれは天秤にかけて本当に要るか考えるべきと思っていた。ぐらつくほどの恋なんてしたことなかった。
奴が来店したのは12月の頭だった。フリー一見はインパクトがなければ正直2ヶ月くらいしか覚えていられないから、その前にも来ていたかは定かでない。うちの店はメール交換を推奨しており(トラブルの種にならないのか疑問)、新人期間が終わる頃でもっと指名を作りたかった私は客の一人としてあまり深く考えずにサブ携帯のアドレスを交換した。そう頻繁でもないペースで他愛ないメールをし(メアド蒔きすぎて客とのメール自体めんどくさくて私があまり返信しなかったから。でも奴はたくさんメールをくれたし、待ってくれたし、返信を喜んでくれた)、そう頻繁でもないペースで来店し、私が中抜け(で稽古へ)から戻るのが遅れた時に奴が40分待ってくれたこともあった。「外で会いたい」と言われた時には「出勤時間を削って会うならお小遣い貰わないと無理w」とか冗談で断ってたな。2歳サバ読んでたから奴をオッサン扱い。実際外で会う気なんてなかった。事務の期間は事務が忙しいからって断れるし。風俗関係の人は風俗の期間だけにしたいし、その風俗の期間は休みを入れてなかったし。
奴はアカポスを目指す年上の院生(D2)で、数駅のところに奴の所属する研究室はあった。別にイケメンではない。実家暮らしでスポーツ好きで男子校育ちで男性の多い専攻。風俗に来れる程度の収入は得ていた模様。結婚とかせっつかれ始めてると言っていた。結婚したい、ではなく結婚しなきゃ、のような口振りで。
やることはやってたけど(プレイの範囲で)気持ちはちょっとずつ惹かれ始めていた。女とか風俗嬢とかそういう「枠」じゃなくて「私自身」を見てくれた気がしたから。褒められ慣れてなくて、客に「かわいい」とか言われても「ありがとうございますぅー」だの「そんなことないですよぉー」だの「えへっ知ってるw」だのとしか言えず、どうせその場限りの口先だけだって知ってるからスルーできたのだが、奴に言われて嬉しくてどうしていいかわからなくて「ポーカーフェイス頑張っても口角がちょっと上がるよね」などと指摘された時なんてエンドルフィンどばーであった。喪女か。
1月の末、ラストまで勤務後に出張帰りの奴と初めて外で会った。出勤を削らなければ私は機会損失ないからと思って。「好き」だとか「付き合おう」だとか「セフレでよろしく」だとかそういう言葉は出なかった。こちらからは出せなかった。その後食事だったりプラネタリウムデートだったり映画デートだったり普通のデートもしたが、ホテルにも行った。奴が非常に疲れている時や隙間時間で会った時にはホテルだけの場合もあった。マッサージとお昼寝だけもあった。1日一緒にいても全然窮屈じゃなかった。デートの日は必ず店を休んだ。「忙しくても何日に会えるって思ったら頑張れる」と言ってくれて、私もどんな痛客相手でも中断は決してしないでプレイタイム内は頑張れた(その後はもちろんNGをかける)。会って2回目くらいで本当の年齢のことも言った。初めの頃はほんとにバカップルみたいだった。メールに書いた話題のフックは漏れなくキャッチしてくれた。遊びならちゃんとそういう感じにしてくれればいいのに、本当に大切にしてくれた。
処女じゃないし、経験人数は片手で余裕で足りるが、ちょっといい雰囲気になるくらいなら数人いた。今までのはこちらからはそんなに本気で好きじゃなかったのかもしれないと思った。好きな人とのセックスがこんなに気持ちいいものとは思わなかった。ぞくぞくして痺れて溶ける感じ。濡れにくくて苦労はしたが。本当にかたちとか大きさじゃない。店に入ってから持ち前の「興味を持ったら調べる、やってみる」気質で手技だけはあったしananの特集等でフェラチオのイメトレもできていたから、申告人数より実際はもっと経験豊富と思われたかもしれない。
4月にはD3になるし論文の準備だったり学会だったりで忙しいだろうし、あまり構って構ってとは言わなかった。2月に一度だけ「この間会ったばっかりなのにもう会いたくなってる」と言って予定を調整して貰ったくらい。あとは相手からの予定打診待ち。3月頃にメールが1ヶ月開いて、次に会った時に「自然消滅狙いだけはやめてね。すっぱり切ってくれないと待つつもりなくても待てちゃうタイプだから」と頼んだ。誕生日には奴の利用店のプリペイドカードを負担に思われない程度にチャージして贈った。
会えば優しかったしいろんなことを話した。メールが途切れたら2週間くらいしてこちらからネタメールを送った。モテ期3回が三重解だったり虚解だったりするやつとか、バストカップ別褒め方一覧とか。追撃せず、返信や会うことは求めず、相手の都合でよかった。「飽きちゃったのかと思った」「飽きないけど、将来がないからねー」とかいう会話もあった。婚活市場で優良物件すぎて以前年上の女性にギラギラされたことがあって苦手、と聞いていたからこちらからは押せなかった。エイプリルフールに「あのねあのね!だいっきらい!あと処女です!」とか、満月にかこつけて「月がきれいだよー」くらいしか言えなかった。たぶん通じてないけど。漱石だよ。
半年もするとだんだん雑談メールが減って、近況つきだが予定打診メールの率が高くなった。会うペースも下がって月に1度くらいになった。忙しいならしょうがないし全然待てた。だが徐々にキスも減った。手もこちらから繋がなければ繋がなくてそのうちに遠慮した。うざいと思われたくなくて常に半身ほど引いていたが、もし言われれば即風俗あがって付いていきたい程度には好きだった。
明確な言葉なく付き合うカップルっているとは思うが、セフレっていう関係がこの世に存在する以上は関係の定義なり宣言なりが必要だと思う。それがないってことは明確に気持ちがあるわけではない、所詮は都合のいい女だということに2回ほど泣いて「何もなくて終わるより何かあって終わった方がいいと思って外で会ったんだから」と思った。より迷惑をかけちゃいけないと思って近づけなくなった。
9月に会ってから途中で奴の多忙による予定変更を経て2ヶ月ぶりに会った。予定変更への返信に「充電は既に切れてるけどまー死なないから私のことは忘れてていいよ」と書いてから2週間後。稽古の後に奴の乗り換えの都合上いつもの新宿へ。風邪気味の奴と西口で待ち合わせアルタ裏から出て歌舞伎町のホテルまで歩いた。バリアンじゃなくてそこそこきれいで割券使えるところ。普通に入ってコートとか脱いで普通に座って。
「真剣な話があります」ひとつは奴の今後の進退に関することなど。もうひとつは「今日で最後にしましょう」。
なんとなくそんな気はしてました。「えっしてた?」
しかしなんでまた。「結婚もしないのにこういうことしてるのが負担」
そう思うに至ったきっかけとかあるの?「論文の審査とかだよね」「あとー…○歳になっちゃったし、見合いとかするかもしれないし」「他に女の人がいるとかそういうのじゃないけど」「結婚できないじゃん?」「結婚しない相手と中途半端に付き合うのはやめる」
ていうか付き合ってないじゃん?セフレとか付き合うとか関係の定義なり宣言なりをしてないし最初から中途半端だったよ。「最初から中途半端、かぁ」
……………。(言いたいこと終わり?)
「泣かそうとしてる?」泣かしたって面白くないじゃない。
「なんか女々しいな、俺…」
………………………………………。
うん。でも。それなりに楽しかったよ。「それなり?俺は」だってちゃんと好きになっちゃいけないって思ってたから。「なんか…すごいなそうやって」
ていうかそれでも結構好きだった。でも迷惑だよね、と思って。2回くらいちゃんと泣いて割り切ってたよ。「そう言われちゃうと…」
最後に、します?「男が最後にやらせてっていうのはあるけどそっちから言うんかいw」
云々、奴にとってはあっけなさ過ぎて拍子抜けだったかもしれない。セックスはしなかった。泣けず、縋れず、意思表示もできず最後まで強がってしまった。でも最後になってやっと好きって言えた。以前一緒に見た映画の前作DVDを私が持っており双方ともに途中までは見たとのことで最後の1/3くらいをベッドで(離れて)ごろごろしながらエンドロールとメイキングまで観て、「じゃあ、出ようか」。「明日の朝喉痛くならないでね」(風邪だから)。
歌舞伎町から新宿駅まで歩く。奴の左耳、好きだったけど見納めかあ。最後にぎゅーってだけしてって言えばよかったな。駅で埼京線に乗る奴に改札の手前で「友人のバーでべろんべろんになってから帰るから!」と言って別れ、ウコンとカシミヤティッシュ持参で行った友人のバーで実際べろんべろんになって泣いて数年ぶりに記憶を飛ばし、隣席のオッサンにも迷惑をかけ便器を抱えおそらくタクシーで帰宅、風呂場でもトイレでも吐きまくって喉の痛い翌朝を迎えた。翌日の昼職は体調不良で休んで、夜になって迷惑かなと思いながら奴に最後のメールをした。
風邪大丈夫?お大事にね。留学資金を結婚資金にまわしてついて行っちゃいたい程度には好きだった。元風俗嬢とか嫁にいらないだろうけど。家は成金だし躾はなってないし。
昨日は女優だったでしょ?飲んで潰れて別の意味で喉の痛い朝を迎えると思えないくらい。
私をここまでしたんだからいい嫁見つけてちゃんと偉いセンセーになってよね。楽しかった。ありがと。
もちろん返信はなし。
何をやっていても涙が勝手にぼたぼた出てくる。過呼吸にも数度なった。職場のトイレで声を出して泣いた。事務の速度が1/3くらいになった。気を張ってる何か作業中はいいが途切れた時に何度でもフラッシュバック。何をしてても奴を連想する。母の胸を借り、恋愛論・男女論を泣きながら交わした。元客だったと打ち明けた風俗の同僚にもLINEを占領して慰めて貰いながら画面がぼやけた。夢に見た。魘されて数時間ごとに目が覚めた。日付の感覚がわからない。食事がとれない。食べても吐く。食べなくても吐き気。涙で流れるから化粧は一週間できなかった。男性に優しくされても泣いた。毛の処理や洗濯や基本的な生活ができなくなった。稽古に遅刻もしたし、演奏もできなかった。デパスを調達した。
奴に会えると思うから嫌なことでも頑張れた。これから何をご褒美に生きればいいのやら。そうまでして行く留学に意味はあるのか。
時間が解決する、いつかは忘れられると言われてもその時間を過ごす自信がない。
依存してたつもりはないけど、ガソリンが切れた。
ひたすらに楽天のメルマガがうざい。iPhoneでgmailとyahooのメールも未読有で出るから。放っといて欲しい。
奴のコミュニケーションスキルに不安はないので、若くて可愛いくて心の広い良家の令嬢と結婚して子供も作って幸せな家庭を築き出世していくんだろうとは思うものの、容姿体質(体質については私は許容できるが遺伝する内容)で弾かれまくったすえにやっとした見合い結婚で失敗して即効離婚してしまえとか、学歴に寄ってきた見合い女とくっついて有期雇用っぷりに幻滅されろとか、ポスドクで長ーく放浪して嫁に愛想尽かされろとか、助教で燻って65歳を迎えろとか、とっととインポになればいいとか、早くはげろとか、奴の幸せはまだ願えない。論文全然通らなくて心が折れてすごい凋落すればいいのにと思ってしまう。私のいないところで幸せになる奴を許せない。英語もできるから海外にも行けるし給料でてるし専攻的にも研究室的にも可能性は低いだろうけど。いま学位とれそうなところでその年齢で見合いとか早くない?とも思うがそれは体のいい理由なのでしょう。直接会って別れてくれただけまだ誠実なのかもしれない。パフォーマンスの低下した状態で考えているのでまだ頭の中はぐるぐるしているけど、風俗に入らなければ奴に会わなかったが、風俗女だから奴と本気で向き合う資格がなかったという循環参照みたいなところで行き詰る。
正直未練はまだあるしまともな生活はリハビリ中だけど、今日泣きながらこれを書いていて少しだけ吹っ切れた。結局遊ばれてたんだよね、と客観的に見られた。きっと恋をして何でもできそうな浮かれた気持ちと、すごくすごく幸せだった約1年と、別れて得た絶望とは自分の演奏に活かさなくてはいけないんだと思う。燃えるよりも灼けるように好きになれる人を運命がほんの短いあいだ貸してくれたと思うよりない。間違いなく、スイッチを切り替え私を「融かして」くれたのは彼だった。ここで討ち死にしたら負け。
2月にオーディションが2部門ある。受かれば履歴書に書けて2年くらい拘束。去年は「本気で行って落ちたらベッドで慰めてあげるから楽しんでおいでー」などと言ってくれた人がもういないので、ふたつとも落ちたらすぐに欧州へ飛ぶ準備を始めようと思う。目標額到達まで単独だともうしばらくあったけど、今回母に泣きついでに留学のことを直訴したら(当然風俗のことは言えなかったがアルバイトを掛け持ちしているとは言ってある)私の貯金と同額までは用意してくれることになったので、タイミング的には来年の秋頃から。奨学金にも応募してみる。
風俗は来年春か夏までにあがる。私に刻まれた風俗嬢の過去は変わらないが欧州に行って帰って来る頃には従業員名簿も破棄されている。
言っても言わなくても結局終わるなら、好きって思ったら言ったほうがいい。
欲しいものは欲しいって言う。だめかどうか決めるのは相手。
初動は早いほうがいい。
フィクション?そうだったらいいのに。それか1年前に時間巻き戻したい。
俺は肌がイエローベースで眼力強いんだけど、女に生まれてたら栗色の髪にすんのになーって思う。
そんでラメ使いまくりのゴージャスメイクにグリッターにギラギラ系のゴールドアクセとか付けたいわ。
夏終わったけど水着もターコイズに黄緑の水玉のビキニがいいな。
スーツも茶色の上下に赤のブラウス組み合わせても、似合ってる限り誰も文句言わなさそうだし。
制服系だったらキャメルのブレザーに赤リボンに赤チェックのスカートとか試してみたいわ。
オタアイテムならクリームホワイトにコーラルピンクの縞パンとかよくね?w
女はそこら辺自由だから羨ましいよ。
今夏、数年間勤めた広告業界から他業界へ転職することになり、しがない中小企業だったけれども仕事を通じて大手との交流もあったので、誰得だしもう関係が無くなるのでテキトーな事を言うが、感じた雰囲気をまとめてみる。
とにかく体力、とにかくコミュ力。有名大学運動部の部長クラスも多い。会社を挙げて富士山タイムトライアル。もちろん取引先へは登頂記念に絵葉書を出しましょう。
平日のほとんどは遅くまで仕事、深夜まで飲み、タクシー帰宅。契約社員も終電帰宅。会合では男も女も伝統的に一気飲み。飲んでは吐いて、飲んでは吐いての繰り返し。
ギラギラピカピカしていて上には絶対服従だが、中身は純粋筋肉バカでかわいい奴もいる。でも同業他社とあまり喋ってはいけなかったり。
なんだかお坊ちゃまとお嬢さま。
理屈で考えたり、文化に造詣が深かったりする人の率は高め。なぜかぼんやりしていて翌日一同謝罪レベルの大きなミスを引き起こす率も高め…。
D社よりは色んなタイプの人がいる。お客さんとのやり取りは受け身で、うまくコントロールできないイメージ。
純粋に広告好きな人が多いイメージ。ときたま業界のワークショップなどに参加したり、意識の高い人を見かける。コミュ力その他に特筆すべき所は見当たらない。
いわゆるマーチ出身も多く、仕事のできる人からおばかさんまでピンキリ。そのため、頭からつま先までおばかさんな人が上司になる場合も多々あり注意。トップは基本的に本社出向なのでやる気に乏しい。最近耳にするのは、30代以下の離職率が高いこと。
より一層のピンキリ。何から何まで自分一人に任されることもしばしば。仕事をうまくまわし、小さな中で上の役職に就いてブイブイいわせている50代もいるし、現場で長いこと仕事をし、名物おじさんとしてキャラが立っている50代もいる。社風がマターリならば自分で仕事を調整して更にマターリすることも可能。上の人の頭の古さには注意。
めでたいことに妻が妊娠してくれた。そして、体調がやや悪いと主張している。
もちろん俺は身重で体調不良の妻にしゃぶらせるほど非道ではなく、また妻もAV見るのは浮気!とか憤慨するほどの純朴でもないので、必然的に自己処理することになる。
俺も30も後半になって、性欲もあらかた落ち着いてきたのでさほど処理の必要もないんだが
性欲減退に付随してか、血気盛んな(暴力的な?)ポルノというものを受け付けなくなっていることにハタと気づいた。
レイプものとか痴漢ものとか、野蛮だし、非人道的だし、とりあえずひどい。なんかひどくね?よく考えたら。
数年の間多忙ゆえにオナニーの機会があまり持てず、妻との愛情一辺倒の夫婦セックスしか射精の機会がなかったためか
そういうポルノ特有の卑劣な描写が許せない謎の潔癖状態になっている。俺は風紀委員の女子中学生か。
だって無理やりとかひどいじゃん。嫌がってんじゃん。しかも生とかひどいじゃん。病気なっちゃうよ?AV女優妊娠しちゃうよ?どうするの?泣いちゃうよ?みんな不幸になるよ?
これではオナニーどころではない。
冷静になってポルノというものを見渡してみると、どれもこれもレイプまがいの無理矢理系が多すぎる。
デンマやバイブがやたらとメジャーになってきて以来、どのAVでも必ずといっていいほど女を抑えつけたり縛り付けたりして無理やり刺激している。
ああ~~~~なんかもうそういうの、結構です・・・。受け付けないです・・・。ごめんなさい。
若い頃はまあ好きだったけど今はもう食いたくもない、背脂が浮いて層になってるギトギトラーメンを「どや!うまそやろ!」と供されているような気分よ。
で、ここにきて初めて!
天の啓示に打たれたようにして、「オナニーもの」のポルノの存在意義を理解した。
はにかんだ女性が登場し、最初は恥ずかしがりながら、だんだん大胆に、思い思いの方法で自らを慰めるのを優しく見守るだけというシンプルなコンセプトの、アレである。
若い頃は、何が楽しいんだよこんなもん…アホか…とか思っていたが、遅ればせながらやっとわかった。
この清潔感である。ラーメンではなく盛り蕎麦のような清涼感である。
あふれんばかりの肉と化学調味料の力技ではなく、ソバ(女体)という素材そのものに舌鼓を打つためのツウの料理である。
胸焼けするような男の性欲ギラギラの無理やり描写は、そこには一切ない。
ポルノにおいては永遠の美徳として珍重される「素人っぽさ」も、このジャンルにおいては珍しくもなんとも無い。
妻に「自分でしてごらん」としつこく迫って、ようやっと折れた妻が股間におずおずと手を伸ばした時の興奮を想起させるような懐かしい感覚。
http://samuraibp.com/column/first-india-trip
この記事を見て、去年の2月に3週間ほどインド南部のケーララ州+インド最南端のカニャクマリを回ったことを思いだしました。そのことをかきます。
たぶんリンク先の記事は、インド北部のメジャーどころを念頭に置いて書かれてるんだろうと思います。自分は10年前にデリーやバラナシを巡りましたが、その時は確かにこんな感じでした(IT化は全然してなかったけど)。でも、同じインドでも場所によって結構空気が違うんですよねえ。リンク先の記事はコンパクトなのにツボをおさえていて良い記事だと思いますが、地方を巡った経験からの、ちょっと異なるアドバイスを敢えて書かせていただきますよ。どっかしら観光地として日本ではマイナー感漂うケーララを推すべく。
何故かケーララ州ではぼったくりが(あまり)ありませんでした。全般的に、デリーやバラナシの人たちと比べてギラギラしたがめつさが希薄。しかも、どうやらリキシャ運転手同士で客引きルールが設定されているらしく、長距離バススタンドや駅といった場所では日本のようにリキシャが客の順番待ちをしていました。僕が間違って列の後ろの方の運転手に話しかけると「俺の順番じゃないから先頭に行ってくれ」と言われました。信じられますか。インドでですよ。3週間滞在しましたが、金のことでもめたことはほぼありませんでした。
(ここからは推測。ケーララはインドで唯一共産党が政権とってる州でして、そのせいか妙に皆の団結力が強いそうです。リキシャの運転手たちも、全員で示し合わせてストをしたりしてるそうで。上記の話もその土地柄の一環なのかもしれません。彼らに直接聞いたわけではないですが)
(あと、田舎に行けば行くほど、観光客向けの商売人からギラギラさが薄れる気がしますね)
でもこの町では、バスは結構難易度が高かったです。なんせ、バスの路線番号表示がアラビア数字じゃなくて現地語なんですよ。読めねえ。安いし、車窓が高いので町の見物にもってこいなんですけど、目当ての路線を探すのに手間取る可能性があります。あと当然車内アナウンスはないので、おりたい場所に近づいたら結構必死で町並みを観察していないといけません。もし自信が無ければ隣に座ってるおいちゃんに教えてもらうか、諦めてリキシャるかするといいと思います。
ケーララは長距離バス網が異様に発展しているので使いませんでした。
ちなみに鉄道はほぼ予約必須なんですが、最近はネット経由で予約ができるそうです。わざわざ駅に行って朝から窓口に並ぶ必要がない。すばらしい。はずなんですが、なぜか自分のクレカ(viewスイカ)は使えませんでした…。使えるカードと使えないカードがあるみたいなので、渡航前に実際に予約サイトに行って、使えるかどうか実験しておくといいとおもいます。予約の件は日本人から教えてもらったので、日本のクレカが全部ダメってわけでもないんでしょうけど。
公営バスがちょう整備されてます。ケーララを旅するためのメイン交通機関です。まちがいない。
うっかりデメリットの説明の方に力が入ってしまいましたが、便利だったのは間違いないです。ケーララは鉄道の本数が少ない土地なので、うまくバスを使いこなしていただきたいところです。
余談ですが、公営バスは全部、黄色と赤の共産党カラーで統一されてます。窓から見える風景には、鎚と鎌のあのマークがよく落書きされてるので、共産趣味の人は楽しめるはずです。
前述の僕のクレカは、こちらのオンライン予約ではなぜか通りました。べんり。
SIMロック外したあいぽんと現地で買ったSIMカードとの組み合わせ最強です。foursquareで普通にチェックインできます。でも、何故か、SIMカードを売ってくれる店と売ってくれない店がありましたね。コーチンなどの都会では、店はたくさんあるけど何故か売ってもらえず、地方都市のクミリーでようやく買えました。
噂によると、外国人がSIMカードを買うためには、パスポートと、住所の確認が本当は必要で、住所がないバックパッカーは売ってもらいにくい、とのことです。とはいえ僕の英語力に問題があった可能性も大なので、本当かどうかはわかりませんが……。もし携帯を現地調達するなら、パスポートの写しと滞在ホテルの住所を持って行った方が吉かも。
ちなみに日本のSIMカードで海外ローミングを使っても通信はできます。当然一日1000円以上の高価な通信料がかかりますが、極めてお手軽なので、なんかあったら使えます。
あ、それと、あいぽんはコンセント形状さえなんとかすれば変圧器なしで充電できます。
子供の物売りやコジキは、引き際を知らないので大人より扱いに疲れます。
ケーララは日本人ぜんぜんおらんかったですよ。多分地球の歩き方で割かれてるページ数が少ないからだと思います。クミリーの動物保護区でトレッキングに参加したら「おれのツアーに参加した日本人はお前が始めてだ」と言われました。そのあとサファリツアーに参加したんですが、欧米人リア充カップルの群れに混じって、ぼっちでジープに乗るのは辛いものがありました。ケーララは風光明媚だし商売人がギラギラしてなくてゆっくり過ごせるので、もっと日本でもメジャーになってもらいたいものですよ。