めでたいことに妻が妊娠してくれた。そして、体調がやや悪いと主張している。
もちろん俺は身重で体調不良の妻にしゃぶらせるほど非道ではなく、また妻もAV見るのは浮気!とか憤慨するほどの純朴でもないので、必然的に自己処理することになる。
俺も30も後半になって、性欲もあらかた落ち着いてきたのでさほど処理の必要もないんだが
性欲減退に付随してか、血気盛んな(暴力的な?)ポルノというものを受け付けなくなっていることにハタと気づいた。
レイプものとか痴漢ものとか、野蛮だし、非人道的だし、とりあえずひどい。なんかひどくね?よく考えたら。
数年の間多忙ゆえにオナニーの機会があまり持てず、妻との愛情一辺倒の夫婦セックスしか射精の機会がなかったためか
そういうポルノ特有の卑劣な描写が許せない謎の潔癖状態になっている。俺は風紀委員の女子中学生か。
だって無理やりとかひどいじゃん。嫌がってんじゃん。しかも生とかひどいじゃん。病気なっちゃうよ?AV女優妊娠しちゃうよ?どうするの?泣いちゃうよ?みんな不幸になるよ?
これではオナニーどころではない。
冷静になってポルノというものを見渡してみると、どれもこれもレイプまがいの無理矢理系が多すぎる。
デンマやバイブがやたらとメジャーになってきて以来、どのAVでも必ずといっていいほど女を抑えつけたり縛り付けたりして無理やり刺激している。
ああ~~~~なんかもうそういうの、結構です・・・。受け付けないです・・・。ごめんなさい。
若い頃はまあ好きだったけど今はもう食いたくもない、背脂が浮いて層になってるギトギトラーメンを「どや!うまそやろ!」と供されているような気分よ。
で、ここにきて初めて!
天の啓示に打たれたようにして、「オナニーもの」のポルノの存在意義を理解した。
はにかんだ女性が登場し、最初は恥ずかしがりながら、だんだん大胆に、思い思いの方法で自らを慰めるのを優しく見守るだけというシンプルなコンセプトの、アレである。
若い頃は、何が楽しいんだよこんなもん…アホか…とか思っていたが、遅ればせながらやっとわかった。
この清潔感である。ラーメンではなく盛り蕎麦のような清涼感である。
あふれんばかりの肉と化学調味料の力技ではなく、ソバ(女体)という素材そのものに舌鼓を打つためのツウの料理である。
胸焼けするような男の性欲ギラギラの無理やり描写は、そこには一切ない。
ポルノにおいては永遠の美徳として珍重される「素人っぽさ」も、このジャンルにおいては珍しくもなんとも無い。
妻に「自分でしてごらん」としつこく迫って、ようやっと折れた妻が股間におずおずと手を伸ばした時の興奮を想起させるような懐かしい感覚。
羞恥・陵辱系の小説が好きですが、3次でやられると痛々しくて無理です。 文字だと好き勝手に想像できるからいいんです。と、小説を薦めてみる。需要が少ないからか、自分にピッタリ...
論破や論理がどこにあるんだよ