はてなキーワード: 先進とは
トランプ現象はひとまず終わったが、トランプが人々の心に生き続けている限り、
第2、第3のトランプが現れるだろう
ポリコレ的に最も見捨てられた人々、リベラルで先進的なエリート左派のインテリな皆々様が、
単に彼らに声をかけたのがトランプだけだったから、彼らはトランプを指示したのだ
とはいえ、アメリカ人はとても偉いのは、こうした状況分析が、ちゃんと言論空間に取り上げられてくることだ
ジャップランドと比べてみればわかる
ジャップランドにも政治的、ポリコレ的に見捨てられてきた大量の低学歴な田舎者の冴えないおじさんがいっぱいいるが、
左派系言論人が彼らに呼びかけ、彼らの利益を代弁することはしない
相変わらずジェンダーとか環境とか人権とか憲法とか人種差別とか、手垢のついた扱い慣れた問題を弄ぶのみである
https://anond.hatelabo.jp/20200813115920
https://anond.hatelabo.jp/20200813164528
久々に日記を書きたくなったので、今回は方向性を変えて年代記風の記事を投下してみます。
私自身は業界の全盛期である80年代~90年代前半を経験しておらず、当時の状況を記述するのに十分な知識がないため、その時代については省いています。
ということで、私がこの業界に入ることになる少し前の90年代半ばから物語を開始します。
※工場の呼び名は企業の再編によって変わる事が多々あるので、原則立地で表記している。
80年代後半に栄華を極めた日本半導体産業であったが、日米貿易摩擦の影響で一時に比べて勢いを失っていた。
また、韓国企業の台頭により得意分野のDRAMの雲行きが怪しくなり始めたのもこの時期である。
(余談だが、日本の半導体衰退の原因としてよく話題に上がる韓国での週末技術者バイトはさらに昔の話である。このころにはすでに強力な競合に育っていた。)
とはいえ世界的にみると日本の電機メーカーは資金力・技術力ともに上位であり、一時的な不況を乗り越えさえすれば再び繁栄が訪れると誰もが信じていた。
そんな時代背景の元、日本企業は貿易摩擦に対抗しつつ、さらなる勢力拡大を図るため、自動車産業の成功例に倣い世界各地で現地生産を進めることで変化に対応しようとしていた。
企業名 | 進出先 | 設立 |
NEC | カリフォルニア州ローズビル | 1981 |
富士通 | オレゴン州グラシャム | 1988 |
三菱 | ノースカロライナ州ダーラム | 1989 |
日立 | テキサス州アービング | 1990 |
松下 | ワシントン州ピュアラップ(National Semiconductorより買収) | 1991 |
東芝 | ヴァージニア州マナサス(IBMとの合弁でドミニオンセミコンダクタ設立) | 1996 |
企業名 | 進出先 | 設立 |
NEC | 英 リビングストン | 1982 |
日立 | 独 ランツフルト | 1990 |
三菱 | 独 アーヘン | 1990 |
富士通 | 英 ダーラム | 1991 |
企業名 | 進出先 | 設立 |
NEC | 中国首鋼集団と合弁工場設立 | 1991 |
三菱 | 台湾力晶半導体(Power Chip)と提携しDRAM技術供与 | 1994 |
東芝 | 台湾華邦電子(Winbond)と提携しDRAM技術供与 | 1995 |
沖電気 | 台湾南亜科技(NANYA)と提携しDRAM技術供与 | 1995 |
日立 | 新日本製鉄及びシンガポール開発庁と共同出資でシンガポールに工場建設 | 1996 |
Windows95ブームの終焉による半導体のだふつき、アジア通貨危機後の韓国メーカーのなりふり構わぬ安値攻勢、ITバブル崩壊による半導体需要の激減と、短期間で何度も悪化する半導体市況。
次第に半導体産業は将来性を危ぶまれるようになり、成長分野から社内の『お荷物』とみなされるようになっていった。
かつて半導体事業の中核だったDRAMは、優位性を失い韓国企業に覇権を譲り渡してしまった。
資金面でも徐々に脱落するメーカーが現れ始める。はじめについていけなくなったのは、バブル期に事業の多角化を進めて半導体に新規参入した鉄鋼メーカーだった。
続いて総合電機各社も規模縮小に向かう。世界中に作った半導体工場は投資の回収ができないまま次々と閉鎖されていった...
工場の現地化の試みは失敗に終わり、10年程度という短い期間での工場立ち上げ・閉鎖はマンパワーと資金の浪費に終わった。
こうして各社は体力を削られ、余力を失っていくのだった。
NEC、日立、DRAM事業の統合を決定。エルピーダメモリ設立。
神戸製鋼、米TIと合弁の西脇の半導体工場を米Micronに売却
日立、台湾UMCと合同で初の300mmェハ(従来の主力の直径200mmのウェハから2.25倍の面積になり、ざっくりいえば同じ工程数で2倍程度のChipが取れてコストを削減可能。現在に至るまで主流のウェハサイズ。)を使用する工場、トレセンティテクノロジを常陸那珂に設立
東芝、DRAM撤退。北米拠点のドミニオンセミコンダクタを米Micronに売却。
NEC、非メモリー半導体事業を分社化、NECエレクトロニクスを設立。
繰り返す半導体市況の激しい変動も落ち着きを取り戻し、待ち望んだ好景気がやってきた。
90年代後半からの不況で体力を消耗した日本企業だが、いまだ技術力は健在。
折からブームとなっていた『選択と集中』を合言葉に、各社の得意分野に集中投資だ!
パソコンではアメリカ企業に後れを取ってシェアを失ったが、液晶・プラズマをはじめとするテレビ、DVDレコーダーにデジカメ等、日本のお家芸である家電のデジタル化が進展する今こそ最大のチャンス!
さらに、世界中で規格が共通化された第三世代携帯電話が普及すれば、圧倒的な先進性を誇る日本の携帯電話が天下を取れるのだ!半導体復活の時はついに来た!!!
製造業の国内回帰の波に乗り、生産性に優れる300mmウェハの工場をどんどん建てて再起をねらうのだ!
日立と三菱がロジック半導体事業を統合、世界三位の半導体メーカールネサステクノロジ誕生。
富士通、米AMDとNOR型Flashメモリ事業を統合、Spansion設立。
エルピーダ、三菱電機からDRAM事業を譲渡。日本の残存DRAM事業が集約。新社長を外部招聘し、反転攻勢開始
東芝、四日市に300mm対応のNAND型Flash工場、四日市第3工場建設開始
Spansion、会津若松に300mm対応のNOR型Flash工場建設を発表
ルネサス、UMCからトレセンティテクノロジの持ち株を買収。完全子会社化
東芝、四日市に300mm対応のNAND型Flash第4工場を建設開始
2000年代の日本企業の反転攻勢は、リーマンショックで終わってしまった。
日本の電機業界が成功を夢見たデジタル家電は韓国勢との競争に敗れ、携帯電話でも海外展開に失敗した。
90年代から繰り返し計上してきた赤字と、2000年代の大規模投資を経た今、半導体工場への投資を継続する資金的余力はもはや残っていなかった。
不採算部門とみなされるようになった半導体事業は設備投資が止まり、建設されてからわずか数年で時代遅れとなってしまった。
これ以降は、東芝のNAND型Flashメモリや、ソニーのイメージセンサーといった競争力を維持している分野、また旧エルピーダのDRAM工場といった外資の資金を得た分野のみが投資を継続されることになる。
ルネサス、日立時代からの欧州拠点、ランツフルト工場をLファウンドリーに売却
日立、シンガポールの工場をシンガポールのチャータードセミコンダクタに売却
ルネサスとNECエレが合併。世界第三位の半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクス発足。フィンランドのノキアからモデム部門を買収。
ルネサスエレ、NEC時代からの北米拠点、ローズビル工場を独テレフンケンに売却
米オン・セミコンダクター、三洋電機の半導体事業を買収
ルネサスエレ、ノキアから買収したモデム事業から撤退、さらに2300人リストラ。またNEC時代の中国の合弁を解消し撤退。
富士通、マイコン・アナログ事業を再建したSpansionに売却
東芝、四日市の300mm第5工場2期分稼働。200mmの第2工場を300mmに建て替え
Panasonic、半導体工場をまとめてイスラエルのTower Jazzに売却
富士通とPanasonic、SoC設計部門を統合、ソシオネクスト設立
この時期に至ってようやく主要半導体メーカーの工場再編が一通り完了し、現在につながる枠組みがほぼ出来上がった。
リーマンショック後の大規模再編で日本企業の世界的地位はかつてないまでに低下し、国内の工場においても外資系の傘下に入るところが増えた。
現在半導体の先端工場に継続投資できる日本企業は、イメージセンサーに強いソニーと東芝のメモリ事業を引き継いだキオクシアだけである。
はたして日本の半導体産業は今後どうなるのだろうか?再び世界に飛躍する日はやってくるのだろうか?
東芝、四日市の第2工場建て替え完了。大分と岩手の200mm工場を分社化、ジャパンセミコンダクターを設立。
東芝、本体の粉飾決算のあおりを受けてメモリ事業を分社化。東芝メモリ設立。四日市に300mmの第6工場建設開始。さらに北上市に300mm新工場を建設
ルネサスエレ、米intersilを買収
東芝メモリ、四日市の第6工場が稼働。多国籍連合のファンド、パンゲアから出資を受ける。
富士通、桑名の300mm工場を台湾UMCに売却。また、会津若松の200mm工場も米オン・セミコンダクターに売却。
Panasonic、残ったマイコン等の事業を台湾Nuvotonに売却して半導体から撤退
やっぱアホみたいに多い人口にあぐらかいて安楽にすごしてた報いが今になってきさまらを襲っている感じなんじゃなかろうか
正直クソ嬉しい〜っ 一生東京から出てこないで欲しいな なんでも揃う、全てがある街、素晴らしい東京!当然最新のウイルスも取り揃えてまっせ!
国際標準に取り残された俺たち田舎者はせいぜい古い生活様式にしがみついてますんで、先進的かつ国際的な大東京の都会人のみなさんはニューノーマルで、ニューヨーカーのように楽しく生きて死んでいっていただきたいところ
やっぱ対面コミュニケーションとか古いっすよねえ!インテリジェント・テクノロジー・シティ東京の未来人が飲み会なんてやりたいわけないんだ つか人間関係とか全部嫌っすよねえ そりゃ家から一歩も出ねえでずっと引きこもってるほうがいいわ 東京ならそれができるんだし!
やっぱ流石だなあ東京 いくら感染者が出たってノーダメージに決まってんだよな だって前時代的な直接的コミュニケーションなんて遥か後方に置いてギュンギュン先を行ってんだもの 俺ら田舎もんには到底マネできひんわあ
そら俺らがヒーコラ言って感染対策するなか、東京の皆さんは全然気にも止めないで天真爛漫に振る舞えるってもの 報いなんて言ったけど、考えてみりゃ無敵の東京人様があんなクズウイルスでほんの少しでもダメージを負うはずがないんだ
羨ましいなあ!いいなあ!東京!800ってすごいなあ!僕らの田舎町のいったい何倍なんだろう!流石だなあ!!魁だなあ!かっこいいなあ!!!
2020年における先進的な女性の卵子凍結・代理母に対する率直な考えが現れている非常に重要な対談だと思うので記録のため引用する。
*VERY2020年4月号「卵子凍結事業も始めるスプツニ子!さんに訊きました シンマイさんと学ぶVERY世代と卵子凍結」
https://veryweb.jp/life/106461/
https://web.archive.org/web/20200817141554/https://veryweb.jp/life/106461/
以下引用:
海外(欧米)ではもはやメジャーでカジュアルな「卵子凍結」。自然分娩や母乳育児が尊ばれる日本ではまだまだSF感の漂うマイナーな分野。でも、女性だけにタイムリミットがあり、仕事もノッてる時期に、伴侶を探し、結婚・妊娠しろ、ってどうよ。と立ち上がったのが、自ら26個の卵子を採取したアーティスト・スプツニ子!さん。結婚前に凍結を検討していたシンマイこと申 真衣さんと意気投合!
※この対談はVERY2020年4月号掲載時(取材は2月)のものです。申 真衣さんは、同年7月に第2子妊娠を公表しました。
申 実際にカウンセリングに行ったこともあるんです。もうすぐ30歳だな、と思っていた頃にちょうど未受精卵子の凍結が日本でもできるようになって(*注1)興味が湧いて。結婚願望はなかったのですが子どもは欲しいと思っていたので選択肢のひとつとして話を聞いてみようと思ったんです。でも、当時はまだアングラな雰囲気で……。躊躇しているうちに結婚したので凍結までは至りませんでしたが。
スプツニ子!(以下ス) 私は33歳の時に初めて卵子凍結のカウンセリングを受けました。結婚もしていないしパートナーもいない。仕事もめちゃくちゃ楽しい、でも子どもが欲しかったらそろそろ考えないといけないのかな。じゃあどうする? と思った時に、日本の価値観では出産の前に結婚しないといけないらしいし、結婚するには恋愛しないといけない。やらなくちゃいけないこと多すぎない?と思って、じゃあまず卵子を凍結しようと。昨年2回採卵して26個凍結しました。
ス 自分でやってみたら気持ちが変わったのを実感して。凍結卵子による妊娠は100%ではないから保険みたいなものではあるけど、すごく解放された感じがあった。あぁ、これで私はもっと自由に生きられるんだって。女の人は意識していなくてもbiological clock(出産可能年齢)という枷がある。子どもを産みたかったら何歳までに○○しなくちゃ、と。日本では凍結した卵子を使えるのが45歳未満までだから、あと10年くらいの猶予がある。それだけでもこれだけ明るい気持ちで仕事に取り組めるんだ、と思い、この経験をもっと多くの女性にシェアしたいと思いました。
申 米国だと福利厚生として導入している会社(*注2)もありますね。
ス 2018年には米国の大企業の17%が導入しています。過去3年で3倍になっているから、今年は30%くらいに増えているかも。米国で有名な卵子凍結クリニックはNYの5番街にあって内装もオシャレ、女性が自分の人生の選択肢を広げるために訪れるポジティブな空間。英国では、採卵した卵子の半数を提供するならほぼ無料で卵子凍結ができます。でも、日本ではまだ広まっていないし、中国やシンガポールでは社会的適応による卵子凍結がまだ認められていない。それってもったいない!
申 私も自分が興味を持った時にリサーチしたことがあって。日本でも潜在的な需要は高いはず。それなのに供給はなされてない。これって事業になるんじゃないのかな?と思ったんです。
ス 実は今年、卵子凍結バンク「Cradle」をオープンします。興味はあるけれどよく分からないから手が出せない、そんな空気を変えたかったので情報もクリアにしてもっとハードルを低くしていく予定。いくつか報告はあるのですが、35歳以下の卵子を凍結しておけば子どもができる確率は10個でおよそ50~70パーセント、15個採ると70~80%。この数字を高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、ブランドバッグや海外旅行とそう変わらない金額で人生の選択肢を増やせることを知ってもらいたい。
ス もともと私は女性とテクノロジーに関連するアート作品を作ってきました。テクノロジーって人類にとって平等に進化しているように思われるけど、実は男性中心に動いてきてしまった歴史がある。例えば避妊用ピルは日本では承認にものすごい時間がかかっていて米国から30年以上遅れていて、国連加盟国の中で最後まで承認されなかったのは日本と北朝鮮だけ。承認前も「女性の性生活が乱れる」みたいな論争が起きて。でもバイアグラが出てきたら、多数の死亡例もあったのに、たったの半年で日本の議会は承認したんですね。
ス It’s a Men’s world なんですよ。残念ですがこれまで男性目線で科学が進歩してしまった。ハタチの時にそれに気づいてしまって、人類は月に行ったのに私はまだ毎月生理になっているし、妊娠・出産も原始時代から変わらない。周りは「女だから・そういうものだから仕方ないよ」って受け入れているけど、私は『なんでだろう、おかしいな』と思っていた。だから、卵子凍結という選択肢が出てきた時に、これは人類にとってすごく大事な第一歩だと思ったんです。
ス 社会で活躍する女性が増えているのに、仕事がいちばん楽しい時期と子どもを産まなくちゃいけないとされている時期がドンピシャっておかしい。どれだけ女の人の活躍が進んでも、最後のガラスの天井が肉体のタイムリミット=妊娠・出産。卵子凍結はまだ新しい技術だけど、怖がったりタブーにしておくのはもったいないと思います。
申 私は入籍から1年、31歳で妊娠。このタイミングはタイムリミットから逆算してそれしかないという感じでした。子どもは欲しいと思っていたし、娘のことはかわいくてたまらないので後悔はもちろんないのですが、妊娠のタイミングがキャリア的に最適だったかというと難しい……。昇進の時期を控えての産休だったので、復職後に頑張りすぎてバーンアウトしかけたり、と余裕のない状況にはなってしまいました。少子化に問題意識を持つ男性と話すと、早く結婚しろ・早く子どもを産め、という話になりがちですが「相手もいないのにどうやって」と思います。そして、結婚すると今度は生殖可能年齢のタイムリミットが迫っているのでせっせと妊活に励まなければ、となる……。
――2人目・3人目を望むのであれば猶予がない状況も。
申 晩婚・晩産化で初産が遅れていて(*注3)、1人目が1歳になった瞬間から、『2人目は!?』というプレッシャーを自分自身にかけなければいけないし、仕事もある。忙しすぎです……。子どもの年齢はできるだけ離した方が子育て的にはずっと楽だと思うのですが、生殖可能年齢のタイムリミットがそれを許さない。
ス 30代の間にAMH(*注4)は大きく変化するから、針の穴に糸を通すような感覚ですよね。今の生き方と生殖のバイオロジーが嚙み合っていない。だからこそ、卵子や受精卵の凍結はもっと知られるべきだと思います。すでにパートナーがいるVERY世代であれば受精卵の凍結もアリ。個人的には多様な可能性を残すために未受精卵も凍結することをオススメしますが!
申 日本は不妊大国。体外受精で生まれる子どもは16人に1人の割合でいるはずなのにオープンにしている人は少ないですね。自然に授かることを良しとして生殖医療の話題は触れにくい風潮も。
ス でも、『#MeToo』運動もあって女性の性や生理に対する意識もやっと変わってきてる。その流れで、生殖医療に対する意識も変わってほしいと思う。もっと、自由に産む時期を決める権利があることに気づいてもらいたいです。
ス 卵子凍結をしても自分で産むにはリミットがあるから、その流れは必ず来ますね。
申 日本だと向井亜紀さんが代理母出産(*注5)して話題になっていたけれど、米国ではサラ・ジェシカ・パーカーやキム・カーダシアンのように代理母で出産するセレブがいますね。費用的にはなかなか手軽にはならないのだと思いますが、選択肢が増えることは良いことだと思います。
ス そもそも男性って女性のパートナーに代理で産んでもらって、親として認められているのに、女性だけが自分で産まないと認められない、なんておかしいですよね。大事なのは子どもに愛を注ぐことではないでしょうか。
申 憧れの女性の先輩が精子提供を受けてシングルで子どもを産んだんです。もちろんシングルマザーにはそれなりの大変さもあるかもしれませんが、仕事でも成功を収めていて人間的にも素晴らしい人なのでその決断にはかっこいいという言葉しか見つからなくて。きっとお子さんはたくさんの愛を受けて幸せに育つだろうと思います。
ス 女の人だって仕事があって自立していれば、子どもを産むために結婚する必要はない。恋愛や結婚と関係なく、望んだタイミングで子どもを産める自由がある。夫というパートナーがいなくても、現にアメリカやヨーロッパでは充実した社会的支援のもと精子提供を受けて生まれた子どもがすくすく育っているから、家族という形式にこだわりすぎなくていいと思います。
申 国や社会は家族の在り方や女性の生き方を枠にはめようとしますが、子どもを持つというのは本来すごく個人的な選択。その人らしい選択をできるようになればいいと思います。そのためにはまず選択肢が増えていかないと。卵子が冷凍されていて子宮も借りられるとなると、何歳になっても子どもが持てる。子育てに要する体力的な問題はありますが人生100年時代のこの先、50代、60 代になってから育児をするなんて選択肢があってもいいのでは、と思います。
ス 私たちが当たり前に思っている家族の在り方――何歳くらいでママになって子育ては何歳くらいまで――というのがこれからどんどん変わっていくはず。好きに生きて、好きなだけ仕事して、好きな人に出会えたらラッキーだし、そうじゃなくても「精子バンクで子ども産むもん!」って思えたら楽しいと思う。私はそっち派です (笑)。
申 私はもっと早く知っていれば20代のうちに卵子を凍結していただろうなと思います。娘には本人はその時は必要性を感じていなかったとしても卵子凍結を勧めたいと思っています。免許取得を大学入学祝いにプレゼントするのと同じ感覚ですね。大学生の時間に余裕があるうちなら採卵もしやすい。それに結婚を考えるパートナーがいないうちなら意思をすり合わせる必要もなく、誰かの合意が必要ないから。スプツニ子!さんみたいに爽やかな方が卵子凍結を勧めれば、ポジティブなものだと広まりそう。
ス 私もそうしたいと思っています。20代なら数も採れるし質もいいから、成人式の振り袖より卵子凍結をプレゼントする方がずっといい(笑)。申さんには卵子凍結のアンバサダーになってほしいです!
申 ぜひやりたいです(笑)。
1985年生まれ。東京藝術大学デザイン科准教授。ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学部を卒業後、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で修士課程を修了。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教、2017年東京大学特任准教授を経て現職。「東京減点女子医大」(2019年)などジェンダーに関する作品も多数。今年、病院と提携する凍結卵子保管バンク「Cradle」(https://www.cradle.care)をオープンする予定。※サイトは5月ローンチ。
1984年生まれ。東京大学卒業後、外資証券会社に約10年勤務したのち、現在はベンチャー企業の取締役を務める。2019年6月号でVERY初登場、効率を重視するワーママらしいロジカルなファッションやライフスタイルが注目を集めVERY世代のオピニオンリーダーに。2020年3月号からVERYモデル。30歳で結婚、31歳で長女を出産。(2020年7月現在、第2子妊娠中)
全然違う
出生率が下がってるのは先進化すればどこの国でも起こることで、第四次産業革命に備えて子供を減らしているわけじゃない
その証拠に欧米もアメリカもアフリカも世界のほとんどどこの国でも出生率はどんどん下がってる
さらに言えば世帯収入が多いほど、また母親の学歴が高いほど子供の数は少なくなるという統計がある。ちょっと古いけど
http://www.esri.go.jp/jp/archive/bun/bun185/bun185c.pdf
「第一に、準拠集団ごとに養育費や子供数が異なり、母親が高学歴であるほど1人当たり養育費が高くなる。一方、子ども数は少なくなる傾向が観察された。第2に、相対的低年収層では、本人世帯収入が平均世帯収入に近づくと出生確率を上昇させるが、本人や配偶者の絶対収入は出生確率に負の影響を与える。」「第3に、相対収入が高いと養育費が高くなり、その結果、出生確率が低下する。」
選択的夫婦別姓、何も反対もしないし、自分もいま妻の親と養子縁組手続きを行って改姓作業の面倒さを味わっているところなので、選択肢が増えることは良いことだと思う。
ただ、気になったことはあった。
昔から知っている人で、意識高い系で自分では何も生み出していないのに、自分の価値を高く見せるのが上手い人がいる。
その人は最近結婚したらしいが、夫婦ともに仕事の都合があり、改姓を避けるために籍はいれてないとのこと。
そして自分に男性であるが故に、改姓の当事者意識がなかったことを、社会の歪みへの加担と表現していた。
歪みという言葉を見たとき、それじゃあせっせと改姓にともなう作業をしている自分は社会の歪みへ加担中なのか、と思った。
先に述べたように、その人は自分の価値を高く見せるのが上手い。一連の言動も、その人自身を先進的に見せるための演出も入っているだろうと思う。
パソコンもスマートフォンも普段使っていて別段困る事はない。しかしながら戦術の通りプログラミングやソフトウェア、
そして最新のハードウェア等になるとまるっきりついていけない。ハードウェアはUSB-TypeCにも種類があるとか理解できない。
俺もコネクタなんて種類が多くてもう分かんないw
こういうのも技術的な意味合いのものと、商業的な大人の事情によるものが混在しているわけで
メンテナンスできないものを使い続けるというのはあんまりないはず
印刷の現場でClassic Macを使っていたり、工場でPC-9801を使っている現場は今でもあるにはあるけど、
日常でClassic MacやPC-9801を頻繁に見ることはないはず
西暦2020年にもなって、プログラミングが簡単には出来ないし、ハードウェアの規格も完全に統一はされていない。
というかプログラミング言語自体多すぎる。ソフトウェアはデファクトスタンダードのモノ程度は知っているが、
例えば、Windowsのゲームを開発するときDirectXを使うと思うのだけど、なんでマイクロソフトがわざわざDirectX作ったかというと、
商業的側面は、OpenGLとかはJISのような規格なので、マイクロソフトは口出しできない、主導権が握れない、
技術的側面は、規格の策定はビジネスのスピードより遅く、グラフィクスカードの進歩に追いつかない、OpenGLよりも先んじて先進的な技術をユーザーに提供したい、
みたいな思惑があるわけだ
この選択は正しかったと思われる、それがXBoxの開発にもつながるし、Windowsデスクトップの表現力にもつながった
言語が多くなるのは近年のCPUなどのアーキテクチャに則した言語を作りたい、
折角作り直すんだったら文法なども変えたい、みたいな考えがあると思う
フロッピーディスクなんてもう終わったのだからいい加減AドライブをSSDまたはHDDにするべきじゃないのかとすら思う。
だけどずっとCのままだ。
古いプログラムの中には「C」と決め打ちで書かれてしまっているため、Cドライブという概念をなくすとこれまでの資産が全部動かなくなる
そうすると、Windowsのような最初のHDDをCドライブと決めているOSは誰も使わなくなってしまう
俺も役所への手続きだの、これを知っているのが大人の常識だの、みんなクソ喰らえだと思っているけど、
そうしないと駄目みたいな世間の空気があるので、嫌々ググって調べたり、お役所ルールバカすぎるだろwと思ったりするけど、
ただ、コンピュータを製造するのは企業だし、そこにはビジネス的な大人の事情とか思惑が介入するわけで、
そうなると純粋な情報処理という学問を阻害されることは容易に起こるわけである
だって、自分でゼロからコンピュータやOSを作るわけにはいかないし
かと言って、企業もまったく情報処理学や数学を無視したものを製造できるはずもないわけで、
これって流行り廃れる技術なのか、少なくとも死ぬまで廃れることのない技術なのか、みたいな選定の目につながる気がする
言語も、まあ色々だけど、とりあえずCのような言語がちゃんとできればコンピュータの中が分かってないと書けないところがあるからCをやる意味はある
Linuxカーネルの一部にRustを実験的に持ち込んだりしてるみたいだけど、Cがなくなることはまだまだない、というかこれからもずっと続くと思う
なんだかんだCはRustより書きやすいと思うし、書きやすいからこそRustよりデンジャラスなのだ
Cドライブ云々は、例えばLinuxではCドライブという概念がないが、
同じコードをWindowsとLinuxで動かすなら、まずOSの種類を判定するコードを書いて、そこからパスの生成を分岐させればいい
彼らを搾取していた企業が先進的な広告を発表し称賛され始めたら、あなたはどう考えるだろうか?
その広告のために莫大な費用が使われている一方で技能実習生の労働環境は劣悪で。
広告の成果でその会社が莫大な利益を得たにも関わらず、技能実習生が搾取され続けていたとしたら?
自社工場を持たないNIKEは、各国の工場に発注して商品の生産を行っている。
1990 年代、ナイキの関連工場において、労働者が虐待を受け搾取されていると訴えがあった。
ナイキはこの訴えを否定。ナイキには不正を許さない行動規範があり、下請け工場にも徹底していると発言。
しかしナイキが発注したベトナムの下請け工場の実情はこんなものだった。
これはベトナムの最低賃金を下回り、法定労働時間も超えていた。また従業員は管理者から暴行や性的嫌がらせも受けていたという。
ホーチミン市での生活は一日2.1ドルほどかかるため、全く足りないのである。チームリーダーこそ月に42ドルを受け取っていたが、これは最低賃金ぎりぎりの額だった。
一方ナイキの説明は、「ベトナムの国営工場の3倍の額を支払っている」といったものだった。
聞き取り調査に回答した35人の従業員全員が90日間で37ドルしか受け取っていなかったと語る。
これにNIKEは「訓練期間賃金だ」と反論したが、訓練期間賃金はベトナムの労働法規によると最長60日間しか適用できないものだった。
また、非現実的なノルマを課され、時間外労働が強制的になされている状況でもあった。トイレ休憩すら難しい。
時間外労働は割増賃金が支払われるはずだが、聞き取り調査で判明した賃金から考えるに、割増賃金は受け取っていなかったとされる。
ベトナムのケースとほぼ同じなので簡略して書く
NIKEの主張→「労働者はNIKEの工場で働いて生活のレベルが上がり、貯金や親に仕送りができるようになった」
またNIKEはインドネシア国軍に賄賂を支払い「いざというとき」のために備えていたという。
高名なアスリートと契約をし、メディアを使って選手がNIKEを使用してるシーンを流していく。靴は飛ぶように売れる。
「世界を変えていく」という強いメッセージを発信して多くの問題に切り込みナイキロゴを映す。NIKEは称賛され、また売れる。
しかし、NIKEが当事者である「労働問題」については、それを強いメッセージで訴えることはしていない。
NIKEの労働問題をメディアで最初に報道したジェフリー・バリンジャーは当時こう語っている。
「選択的」夫婦別姓なのに「野比」しずかに疑問 - Togetter
他人にとって、隣人がご飯派かパン派かくらいどうでもいい話のはずだ
だが、新しい「選択肢」が増えたとき、その選択肢を選ぶ人間は賢く先進的な人間で、逆に旧来からある選択肢を選ぶ人間は愚かで旧い人間だと考える人は驚くほど多い
このTogetterについたブコメはTwitterの民度について言及しているものが多いが、残念ながら主語が小さい
はてなでもつい最近「妻側の姓にしたというだけで好感度すごく上がる」という差別的なブコメがトップコメントになってるの覚えてるからな
姓だけじゃない
「自由に住む場所を選択できる社会で地方に住み続けている人間」
これらに対して、果たしてブクマカ達は「ただの個人の選択じゃん」と言うだろうか
もしかすると、「いやいや、上京すること、進学すること、電子申請することにはメリットがあるから選択的夫婦別姓とは別だろう」という反論があるかもしれない
そう、そのとおり
それらには明確にメリットがある
だからこそ「自殺にメリットがある」ということが問題になるのだ
自分で生活できないような障害者や高齢者が自殺を選ぶことは本人の苦痛を終わらせるだけでなく、社会保障費や看護介護の人的リソースの大幅な削減が可能だ
今の日本の抱える問題は後期高齢者が全員自殺を選べばほとんど解決するだろう
他人にとって、もしかすると当人にとっても定量的なメリットはほとんどない選択肢でもこの有様だ
自殺という明確にメリットがある「賢く先進的で貢献度の高い選択肢」が増えた社会がどうなるかは考えただけで恐ろしい
選択的夫婦別姓が議論される世界で夫姓を選ぶことが批判される世の中と
自殺を拒む人間は自己中心的で傲慢な老害、穀潰しだと批判される世界は紙一重だ
「社会的に価値がないにも関わらず自殺を選ばない傲慢で古い価値観の人間」
と断ぜられるだろう
うちの会社、商社系のzoomとかVDIとかHCIとか卸している情報システム子会社なのだけど、
親会社の強い意向により、週三日のオフィスへの出勤が義務付けられている。
そりゃ言いたいことはわかりますよ?ノンバーバルなコミュニケーションを取るにはオフラインはかかせないし、執務室は上司による業務監視が必要なんでしょ?
あと、在宅勤務だと残業が禁止されたのでさっきまで仕事していたけど完全にサビ残だから給与かすっかすになったので平社員がL1の給与では厳しい。
だが、人事からメールで12月まで在宅勤務週二日の制限を守りつつ、コロナ対策として下記の注意事項を守ってくださいというのは笑ってしまった。
会議はなるべくzoomで行ってください。会議室なら空気入れ替えて。あ、はい
いや、ノンバーバルの建前どこいったよ?苦手な同僚でも話しかけるときは1mは近づくわ。
うちの会社、業績が墜落しそうなコピー機会社に変わってzoomで引っ張ってますってどの口が言ってんの?
オフィス、在宅勤務を組み合わせることで新生活に対応した生活を送ってます、在宅勤務の手当ないけどな。
いやそれでも完全在宅戻そうや。稲作とか楽しいよ?
VDI環境もコロナ前からあったし、東京ロックアウトで一斉に出勤禁止になって最初の週は社内VDIがさすがにやばくて、CYODで作業していたけど
その後は結構頑張ってた。ずっと在宅勤務続けてればよかったのに、技術的には自分の周りの生活には、影響なかったから。
幼稚園の子供もちで臨時休業制度とか利用されている方もいらっしゃったけど、健康のほうがよほど大事だ。
NGにした商社、そして唯々諾々とグループ会社で従ってる上の方のことを死ぬほど恨んでる。
俺は若いからまだいいけど、還暦間近の親も普通に二階に住んでるのですが。
自分が親に移したらどうすんだよ。なぜ感染リスク上げ続ける行動を毎日取らなくちゃいけないの?
zoomもCitrixもあるし、物理的に必要なものは何一つないのに?
もう建前すらきえて、それでも出勤!!出勤!!って言い続ける双日さんは
先日話題になった会食ゴルフ三昧気管支喘息持ちなのにコロナで自宅療養自己中お爺さんばかりなのだろうな。
今はちょうど社内では、GSuiteからOffice365に乗り換えると急に言い出して完全に事前通告不足と移行期間の短さで大混乱だ。
temporaryとして用意したデータ情報移行用のVDIはハードディスク障害起こしてるし。
Gsuiteと弊社の名前でググると、十年以上前に国内でも先鞭をつけ、GoogleAppsScriptで無駄に長時間処理が行えるライセンスだった理由の一つが解けるぐらいには先進的だった。
それを捨てて笑
「選択的」夫婦別姓なのに「野比」しずかに疑問 - Togetter
他人にとって、隣人がご飯派かパン派かくらいどうでもいい話のはずだ
だが、新しい「選択肢」が増えたとき、その選択肢を選ぶ人間は賢く先進的な人間で、逆に旧来からある選択肢を選ぶ人間は愚かで旧い人間だと考える人は驚くほど多い
このTogetterについたブコメはTwitterの民度について言及しているものが多いが、残念ながら主語が小さい
はてなでもつい最近「妻側の姓にしたというだけで好感度すごく上がる」という差別的なブコメがトップコメントになってるの覚えてるからな
姓だけじゃない
「自由に住む場所を選択できる社会で地方に住み続けている人間」
これらに対して、果たしてブクマカ達は「ただの個人の選択じゃん」と言うだろうか
もしかすると、「いやいや、上京すること、進学すること、電子申請することにはメリットがあるから選択的夫婦別姓とは別だろう」という反論があるかもしれない
そう、そのとおり
それらには明確にメリットがある
だからこそ「安楽死にメリットがある」ということが問題になるのだ
自分で生活できないような障害者や高齢者が安楽死を選ぶことは本人の苦痛を終わらせるだけでなく、社会保障費や看護介護の人的リソースの大幅な削減が可能だ
今の日本の抱える問題は後期高齢者が全員安楽死を選べばほとんど解決するだろう
他人にとって、もしかすると当人にとっても定量的なメリットはほとんどない選択肢でもこの有様だ
安楽死という明確にメリットがある「賢く先進的で貢献度の高い選択肢」が増えた社会がどうなるかは考えただけで恐ろしい
選択的夫婦別姓が議論される世界で夫姓を選ぶことが批判される世の中と
安楽死を拒む人間は自己中心的で傲慢な老害、穀潰しだと批判される世界は紙一重だ
「社会的に価値がないにも関わらず安楽死を選ばない傲慢で古い価値観の人間」
と断ぜられるだろう
イギリスのパンクにレゲエ好きが多いだろ?アルバムにダブが入ってたりするじゃん
有名なのはクラッシュだったり、ピストルズのジョンライドンもPiLではモロにダブの影響受けた音楽作ったりしてるよな
もちろんジャマイカの宗主国であったイギリスにジャマイカからの移民とともにジャマイカ文化も持ち込まれたということは知っているんだが、
イギリス人のパンクス的には、あえて植民地ジャマイカの音楽要素を取り入れることによって、
アンチ政府的な、平等で先進的なリベラル的なアピールになるから、レゲエとか取り入れてたの?
詳しい人教えて
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/president.jp/articles/-/40602
これね。
年収は1000万もなかったけど、金には困らない状態でほぼゴミ屋敷になるまで物を溜め込んだタイミングがあった。出張でホテルに泊まったら今の生活環境が自分の不調の原因ってことに気づいて、清掃業者に頼んで全部で持ってってもらった。溜め込んだ理由、自分の世話をするのが馬鹿らしいっていうセルフネグレクトも多分にあった。それよりも大きかったのが、「わずかにでも私を減らしたくない」っていう、社会との関わりが希薄だったからこその歪みきった自己主張だった。
生い立ちの話をすると、卑屈になるから~とか真っ当な人間は~~とかの通り一遍の説教と同情しかこないことは分かってるので書かない。説教は欲していない。同情はちょっとほしいが主題じゃない。ともかく、幼少期から社会と関わると良いことがない、関わらないようにしても向こうからやってきて私を不快にする。それは私に興味があるんじゃなくて、説教して気持ちよくなれる相手を探してる、それが社会を名乗るバカ個人であり、そのバカ個人が作ってるのが社会。そんな無力感しか社会に対しては抱いていなかった。その社会に対して武装するにはどうするか?自分を増やすしかないのだ。
一番メンタルが弱ったときはとにかく生存に必要なことしかしなかった。飯食ってろくに片付けもせずに寝る。仕事行って自分のことをモクモクとやってる間だけが唯一の救い。他人との関わりは会社の利益に関わることだけ、社内政治も雑談もマウントも、全部空返事。食って食い扶持稼いで寝る。食って食い扶持稼いで寝る。それだけ。部屋は荒れる。それも自分。自分の生きた証。糞ウザいマウンターもゴミ屋敷住人に上から目線をかます滑稽な雑魚に早変わりだ。自分がゴミ、ゴミ屋敷にふさわしい人間だと定義することで、自分に対してムキになるやつを、とてつもない滑稽人間に落とし込むことに成功した。ゴミは私で、私がゴミ。そのゴミをゴミ箱に突っ込むのもサボったやつが、ゴミに「真っ当な人間」を説く。君も真っ当じゃねえな?と安心してた。で、前述のとおり目が覚めるタイミングがあった。今は人を呼んでも大丈夫なくらいの部屋にはなってる。
そしたら、余裕ができた心にまた希死念慮が入ってきた。自分がゴミだという認識があまりにも根深い。小学生のときから死にたさはあった。ゴミ屋敷でゴミになってたときが唯一死にたさがなかった。ゴミになってゴミ社会がゴミを必要としてるぞしゃーねーな働いてやるか、って思ってるくらいが最も自分に合ってた。でもゴミを溜めると体が不調になる。解決策は今の所見つかってない。
書いてみてわかったが、未だにセルフネグレクトを脱してないな。セルフネグレクトだけの問題じゃなくて、自分の存在証明としてゴミを貯めたりもする、それはゴミだが、同時に私であるので、そうかんたんに脱せない、みたいな論調にしたかったが、それも回収したらセルフネグレクトだった。本当に自分に興味がないんだな私は。死にてえな?
落とし所を「死にたいやつが死ねないってのは根深い問題」にしたかったが、予定が狂った。一番したかった主張だけして帰る。真っ先に書いたのがここから下。結論ありきのただの嫌味。ゴミのひり出したクソをくらえ。
まず「死にたい」っていう感情が社会一般では異常らしい。だから「死にたいやつが死ねない」みたいな言論は前提から狂っていて、それ自体は問題にはならず、「死にたいと願う奴」が異常になる。「死にたいと思う人が存在するのは今の社会が悪い」と言うのは簡単だ。では現実的にどうしたらいいか?社会は都合よく"直る"か?殆どの場合、デカい社会も小さい社会もその社会のマジョリティに都合よく作られる。「真っ当な人間」にもそれぞれあれど、だいたい似通った前提を共有していて、前提から異なる「真っ当じゃない奴」は勝手に死ねと言われるか真っ当に生きろと説教かまされるのが関の山だ。そして「真っ当じゃない奴ら」は皆それぞれに「真っ当じゃない」のだ。「死にたいと思う奴は異常」「死ぬという選択肢が出たら前段階で間違ってる」「まず生きるモードに切り替えてからグジグジ考えろ」とか思ってるのは全然構わない。他人に言ったことがあるやつは本当に社会として真っ当です。真っ当でよかったですね。社会って饒舌ですね。
さて、幸いなことに日本では死にたい異常者にも言論の自由が認められております。どうぞ社会もご自由に発言なさって。私も自由に喋って当てこすります。「選択的夫婦別姓の社会になっても「夫婦同姓を選んだお前らは旧来の価値観に染まってるクズ」なんてハラスメントが起こるはずがない、被害妄想もいいかげんにしろ」って言ってる人が「安楽死が認められたら他人に安楽死を強要するハラスメントが絶対起こる、だから安楽死は日本では許されない」っていう被害妄想で安楽死に反対してないと信じたいので、ちゃんと夫婦も別姓・同姓が、選びたい人間が死を、ちゃんと選べる、旧来の価値観に染まってない先進的な社会に進めたいものですね。