「うずく」を含む日記 RSS

はてなキーワード: うずくとは

2023-08-27

anond:20230827210849

"あ、私今仕事してないと思われたんだ。

気づいたらその場にうずくまってた。"

って1ツイート目に書いてあんのに上司のお前が指示しろやって意味だと解するのはちょっと意味がわからない

その上の増田に至っては元増田読んでなんでその返しになるのかが本当にわからなくて「あちら側」の人間なのかなと思ってしまった

2023-08-21

障害者なのか、急病人なのか、障害をもった急病人なのか

昨日さ、スーパー屋上うずくまってる人がいて、すごく暑い日だったか熱中症かと思ったの。

でも他の人は見て見ぬ振りで通り過ぎてくもんだから、皆なんて冷たいんだ…と思いつつ駆け寄ったら、その人はでっかいイヤーマフをつけて、壁にもたれて俯いていた。

イヤーマフしてるってことは、聴覚過敏とかそういう感じなのかな?店舗内はザワザワしているから、入ったらパニックになってしまったりするのかな?だから屋上駐車場で待ってるのかな?うずくまってるのは熱中症ではなくて、ただ俯いて視界を遮っているだけってことかな?

などと逡巡し、結局自分もその人に声をかけることなく横を通り過ぎ、車に乗って帰宅した。

帰宅後、でももしかすると聴覚過敏かつ熱中症可能性もあったよな……と不安になってしまった。

でも自分医者じゃないからそういうのを見分けることもできないし。

こういうパターンだと声かけ迷惑になってしま場合もあるだろうから、どうするのが正解だったのかなあ。

2023-08-20

ネコの指って開くんだな!

食卓の上の惣菜を検分()しようとしていたのを窘めたらバックしてうずくまり手を舐めて誤魔化していた…

猫パンチっ!とか招き猫の印象しかなかったから、指をちゃんとパー🖐️の形にまでできるとは思わなかった

2023-08-03

今日見た面白いおばさん

席が埋まって立っている人がいる程度に込み合った東京地下鉄

座っていた人が降りて席が空いたところ、前に立っていた女性が他の方に席を譲った。

どうも出入り口の前でうずくまっていたようだ。ハンカチ?で口元を抑え体調悪いんです感。

と思いきや座った途端、水を一口、足を組んでスマホポチポチ

3駅ほどだろうか、ダッシュで降りて行った。

回復速いなー。

2023-08-01

母上を泣かせてしまった

34歳男子やらかした。

原因は、私の職場での不始末が炎上したこと

懲戒処分になることは確定したが、重さ(中身)は審議中らしい。

停職か、もしかしたら懲戒免職かも。新聞にも載っちゃう

と母上に話したら、

『なんでよどうしてこうなったのよなんで防げなかったかからないの原因は何よちゃん一生懸命仕事してよ大人世界ナメてたの自己責任もいいとこよ何回同じこと繰り返してるのいい加減に学習しなさいよ小さな子どもじゃないんだから甘えてんじゃないわ今までお世話になった人や助けてくれた人の顔に泥をぬったのよわかってるのわかってないでしょアンタ誰のおかげで今まで切り抜けられたと思ってるの恩知らずもいいとこだわ人に何かしてもらったらその場だけ礼を言えば終わりじゃないのよなんでも尻切れとんぼなんだからその場限りで自分だけよろしく済めば満足なんて何考えてるの手を動かしてくれた人に感謝はないの恩返しもしてないでしょ誰かがアンタのことを思っている気持ち想像したことあるのないでしょないからわからないのよね常に上から目線自分がいつも正解だって顔してるけど大間違いだわアンタもだけど親族みんながこれから苦しむことになるんだから誰もが家族みんなを助けてくれなくなるのよわかってるの反省しなさいよ反省してるようにみえないわよアンタの育て方間違えたわお母さんが悪かった(意訳)』

と来て、母上はそのままうずくまってすすり泣き…

あーもうどうしたらいいのかな。

ここまで詰んだのは初めてかもしれないが、ご指摘のとおり焦りがない。現実が見えてないというのはこういうことか。

2023-07-07

anond:20230707124010

増田身体うずくんです…」

同い年塩顔爽やか国立医学部外科医「疼痛があるようなので鎮痛剤出しておきますね~」

2023-06-26

めでたく40歳になったので語ってみる

本当に残念ながらめでたく40歳になったので記念におじさん語りをしてみる。

とにかく生きるというのは辛い。何度、発狂したことか。こめかみを押さえてうずくまることなんて月に何度もある。本当に上手くいかない。

だが、諦めてはいけない。蓋をして見ないふりをすることもあるが、それでも時間がどれだけかかっても問題ついて対応方法を考え続けなければならない。

上手くいかない問題は何度も現れるからだ。何度も負けていると悪循環に陥る。自分以外に責任転換を始め、問題から目を背けるようになり、日々くだを巻いて愚痴を言うだけになる。

かに自分にはどうしようもない事柄はある。それでも、自分の心が折り合える方法を探さなければ多くのことが壊れていく。

人生とはトラブル問題の回答を探す繰り返しだ。ごくまれに嬉しいことがあるがマラソンの給水ポイントより少なく、夏の暑い日に一瞬だけ感じる風のようなものだ。

多くの人は誰かがやってくれないかと期待したり、ある日、突然に問題ごとがなくなっていないかと願ったりする。

しかし、そんなことは起こることはない。フィクション物語のように都合の良いことは起こらない。自分問題に感じることは自分解決しなければならない。

調べて、考えて、実行して、失敗して、調べて、考えて、実行して、失敗する。この繰り返しだ。本当にウンザリする。

死にたい理由はいくらでもあるが、人生が続くと何故か生きたい理由が増えていく。きっと死ぬ時には清々するのと同時にまだ生きたいと思うのだろう。

死ぬ時まで葛藤して苦しむなんてバットエンドもいいところだ。

これまでも、これからも9割は苦しく、1割のエンドルフィンに救われて生きていくだろう。それが人生というものだ。

こんな季節なのにいつも眠る直前は寒い

エアコン扇風機で湯冷めしてるのだろう

布団にしいた冷感パッドが冷たくて、布団カバーの麻の肌触りも寒々しくて、布団の中で膝抱えてうずくまって眠くなるのを待つ

寝てしまうと今度は暑くて目が覚める

扇風機をつける

それでも暑くて目が覚めたら今度はアイスノンを冷蔵庫から出してくる

寝ている間は暑いけど寝る前は寒い

あんまり寒いので毛布もっかい出した

かい気持ちいい、ほっとする

少しだけ眠さも出てきた

2023-06-25

Lawless爪Second-class

(すべて妄想バンドヒストリー

吉田アキコは、京都実家家業旅館業であったにも関わらず

コロナ禍の最中旅行業支援など実施する政府はクソ!」

と息巻いたせいで実家に居辛くなってしまった。

父親から

「お前が呑気に実家暮らし女学生身分音楽などやっていられるのは誰のお陰だ」

という言葉は、学費生活費人質にとった恫喝だとも思った。口喧嘩なんかしたくもないから細心の注意をはらって生きてたのに。

大学を休学し、女子大生というアドバンテージを使って水商売で働けば一人暮らし生活費と、あと1年分の学費を貯めることなどチョロいだろう、そう思っていたが、その見通しは甘かった。

そもそもコロナ禍で飲食業は店を閉め、風俗業も同様で客足が途絶えていた。そして少ない客を奪い合っていたからか、働き始めたキャバクラでは現実の厳しさを味わっていた。

売上No.1の嬢は女王様として君臨し、それに付き従う子分の女がいて、悪口、陰口、ちょっとした意地悪、接客妨害といった小さな棘のような攻撃女王様子分からチマチマと食らうのに辟易していて、周りの女たちも庇ってくれることはなかった。

常連客の威張り散らして自慢話ばかりの禿げた社長に「寂しいから会いに来て」とLINEするのもアホらしくてやってられず、旅館の娘なのにサービス業がまったく向いていなかった。そもそもそれほど器量が良い方ではないということも改めて思い知らされた。

結局、職場と住処を幾つか変わり、大阪東大阪スナックカウンターレディとして働いていた頃には大学を休学し実家を飛び出してからニ年ほどが過ぎていた。それでも大学に戻るつもりではいたから、何度失ったって取り返してみせるよ、と思っていたし、偉そうな社長が高級腕時計を見せびらかしながら話すねちっこいエロ話より工場労働者の陽気なシモネタの方が笑えて楽しかった。アパートから近鉄電車で二つ向こうの駅には司馬遼太郎記念館もあった。

少し生活が安定してきた頃にアキコは音楽活動を再開する。

京都時代実名活動していて、雑にピックアップを埋め込んだアコギを掻き鳴らして電子的に変調した爆音ギターにのせてフォークを歌うというスタイルだったが、休学して一人暮らしを始めてから音楽どころではなかった。

一度、東京ハードコアバンドVoで誘われたこともあったが、パンクというもの中央にいてはならぬ、周縁にいて少数派として生きねばならぬ、と頑なに思っていたのでそれも断ったのだ。

だが、遂には名前を変え「東大阪半日夢想沿線」という名で電子楽器によって幻想的で悪意のこもった電子雑音を奏でるスタイル活動を再開した。激しいライブアクションのせいで機材はすぐに壊れてしまうから楽器日本橋中古屋で安物ばかりを揃えた。

再開した音楽活動は客こそ少なかったが手応えはあった。しか名前を名乗るとギョッとする者もおり、また年配の人物に「極左テロリスト名前などを元ネタにして、被害を受けた人や家族が知ったらどう思うのか」と指摘され、己の軽率さを悔い、この名前を名乗ることも音楽活動も中断してしまったのだった。

そんな折に近鉄布施駅の近くで垢じみてうずくまっている女がいるのを見掛け、若いのにホームレスだろうかと目が釘付けになっていると、その女がこちらを見つけて「金を貸して欲しい」と近付いてきた。よく見ると女は女王様金魚のフンのようにくっついていた子分の女、ジュリだった。

話を聞くと、女王様は客だった起業家と名乗る男に入れあげてしまって、男が何をしでかしたのかフィリピンに逃亡すると女王様も後を追って行ってしまったのだという。女王様がいなくなるとジュリはたちまち他の嬢からいじめられるようになり、店を辞め、あれやこれやがあって住む家もなくなってしまったのだった。

散々意地悪された女だったが、彼女が弱さゆえに強い者に媚び付き従っていたことや、色んなことを我慢している女は強くて奔放な女に憧れてしまうことをアキコは薄々知っていたから哀れに思い、数日なら部屋に居てもよいと伝えた。そういう女は痛みにとっても弱いから。ジュリは泣きながら今まで自分がしてきたことを侘びた。

ジュリは意外と生真面目で、アキコが仕事から帰るときちんと部屋を掃除してくれていて、冷蔵庫にあるもの食事なども用意してくれた。そしてある日、部屋に帰るとジュリは開け放った窓に向かってアキコのギターを爪弾いていて、それはラジオからよく流れてくるOfficail髭男dismの曲だった。

アキコは脳内火花が散って、ジュリバンド結成を持ちかけた。バンドをやるならまだ部屋にいてもいいと交換条件もつけた。ジュリは喜んで同意し、よくよく話を聞くと中学時代軽音楽部であったらしい。そして中学卒業してから家を出て働き始め、ひょんなことから女王様と知り合い水商売で働くようになったのだという。隠し事だらけ継ぎ接ぎだらけの一人で心細く生きていた女が筋の悪い人物メンターだと思い込むことはよくあることだ。そして年上だとばかり思っていたが、ひとつ年下だということもようやく知ったのだった。

早速近所のハードオフに行ってエレキギターベースを見繕って一番安い激安の物を購入した。ジュリヒゲダンを爪弾いていたこから、今度はポップなものをやってやろうと思い、それらしい曲を捻り出したが、アキコはベース初心者ジュリギターブランクがあり、リズムは安物の電子楽器だったので、劣化したビッグブラック、初期の少年ナイフからも百万光年離れているような、やさぐれパンク以下の酷い感じにしかならなかったが、それは初期衝動ゆえである宣言することで自分たちを納得させた。バンド名もOfficial髭男dism名前を反転したような、公式に対して無法、髭に対して女の装飾の象徴である爪、そしてダンディズムという一流の男に対して二流や二等、二級品という意味を冠して、Lawless爪Second-Classと名付けた。何事もうまくいっていない自分たちにはお似合いの名前だと二人で笑いあった。

数曲をでっちあげ、今度はPOPロックをやるのだと意気込んで、アングラ凶悪バンド演奏しないような阿倍野にあった小洒落ライブハウスオーディションを受けた。

「まあええんちゃう?」という曖昧な判定だったが、出演はさせてもらえることになった。

阿倍野ライブハウスに出入りするようになると、女二人だと色んな男が声をかけてくる。なぜならカワイイ系のアクションジュリはとてつもなく上手かったから。でも音楽好きやバンド仲間だと思えば話も弾むが口説かれたりするのは面倒だった。しかしこっちはキャバ修行した身だ。うまくかわしていたし、ジュリはその辺りの身のこなしも上手かった。それでも面倒くさい人物もいた。

そのライブハウスに出入りするベテランブルースマンで、最初は何かと世話を焼いてくれる風に近付いてきたが、だんだんと遠慮がなくなってきて、あれやこれやと説教をするようになっていった。相手をしているとイライラしてくる。なぜこうなのか。ワガママ放題大人たち。どうして若い女は何も知らないと思っているのか。

ある日、演奏を終えて楽屋に戻ると、当日は出演者でもないのに例のブルースマン楽屋でくつろいでいて、アキコとジュリ楽器を値踏みし

もっと良い楽器を使わないとだめだ」みたいなことを言い出す。そしてなぜか自分の黒いギターを持ってきていて、それを引っ張り出し

「50sのフェンダーストラトキャスタークラプトンもこのモデルを使っている」などとウンチクをたれ始めた。

もう鬱陶しくて堪らなかった。怒りがふつふつと湧き起こってアキコはそれを抑えきれなくなり、そのストラトを奪い取るとネックを持って大きく振りかぶり思い切り壁に叩きつけてやった。その場にいた他の人間唖然として誰も声を出せず、壁の石膏ボードには大きな穴があき、ストラトのネックは折れて弦だけがブラブラしている。アキコも放心状態で、これは殴られるなと覚悟した。

しかジュリ咄嗟にアキコの腕を掴んで強引に引っ張りそのまま駆け出した。そしてそのまま店を出て走って、ずっとずっと走り続けて、ひた走る道路にはもう街灯さえないけれど、新今宮の駅の辺りまで走り続けて、やっともういいだろうと立ち止まって、息が切れて苦しかったけれど二人で顔を見合わせて死ぬほど笑った。嘘じゃない泥だらけの笑顔ギターベースも置きっぱなしだったけれど取りに行くつもりもなかったし、大して惜しくもなかった。

その後ブルースマンはアキコを訴えて、結局アキコは和解を受け入れた。調停の場でブルースマン代理人弁護士

「無法なんて名乗っているけれど法は法なので、賠償金の支払いはお願いしますよ」

と嫌味を言われたのが忘れられない。アキコは感情のないアイムソーリーだけを告げた。

もう大学に戻ることはないと薄っすら思っていたが、なんだか心の拠り所のようではあったので貯金はしていた。けれど、破壊したビンテージギターのせいで全てが消え失せてしまった。

しかし、やがてその話は噂になって、どうやら凶悪な女パンクバンドがいるらしい、他人の高価なビンテージギターをぶち壊して平然としているような奴らしい、以前「東大阪半日夢想沿線」という不埒名前でやっていた話の通じない女らしい、とその他あることないこと尾ひれ背びれもついて伝わっていった。まるで魔法のように簡単に広まってく噂話。お陰で奇特な人やバンドから少しばかり対バンの話も貰えるようになった。

アキコは今も近鉄電車の傍のアパートに住んでいて、ジュリも未だにアキコの部屋に居候している。貯金もなくなり、もう大学に戻ることはないだろうし、カウンターレデイの仕事は先の見通しもなく、何も状況は変わっていなかったが、それでも二級品なりになんとかやっていくしかないとアキコは思っていた。

おしまい

anond:20230621212051

2023-06-20

就活中にされたナンパ普段よりも怖い

疫禍直前ぐらいに新卒だった人間です。

就活中の日記読んでたらささくれだってきたので書き散らしただけの投稿です。

リクルートスーツ都心をウロウロするようになったら急にナンパが増えた。

という話を身内でしていたら、割とあるあるらしい。

何かしらのトラブルに巻き込まれ就活に影響するかもって思考がよぎり、心臓ドコドコさせながら逃げていた。

今思えば必要以上に怯えていた。変な逃げ方して面接先とか面接先の取引先とかの人だったらどうしようみたいなやつ。

街中で声をかけられるのもあったけど、面接が終わって後悔でぐるぐるしながら日に日に痛みの酷くなる胃にビール流し込んでる隣に座られる事もあった。空いてる居酒屋で急に相席するような社員が居る会社は切っていいからさっさと逃げるべきだった。

会社終わりらしいおじさんに、奢るからこっちのテーブルで飲まん?って言われたときはいやもう帰るんで…としか言えなかった。

就活シフトを減らしてる中なけなしのバイト代で飲むアルコールぐらい味あわせてくれよ……

急いで店を出たのでイヤホンを落とした。ソニーエクストラバス

観光客なのか日本に住んでるのかまではわからないけど、「僕が(人種)だから逃げるの?」って言われたこともあった。急に知らないタッパのあるムキムキな相手に話しかけられたら逃げたくもならんか。文化差なのかな。

小走りで何かの店に逃げ込んで別の出口から出た。たしかその後迷子になった。スマホ地図が見れない時代だったらもっと怖かっただろうなと思う。

逆に恐怖が薄れたのは痴漢

加害性で言えば食事レジャーの誘いよりも高いんだけど、明確に犯罪なので精神的なダメージを負うより先に「ああこの相手には怒っても良いんだ」ってなったのだと思う。

就活がだいぶ瀬戸際痴漢された時はだったので怖いよりも先に舌打ちをしてしまった。

舌打ちしたら舌打ちを返されて相手車両を出ていったけど、帰ってからもしばらくイライラした。来年自分ご飯を買えるのかとか悩んでるときにのんきに尻触ってくんなって日記に残っていた。

状況によって痴漢をしてもいいという話ではないです。相手の性がなんであれ勝手他人の体で遊ぶな。スクイーズじゃないんだぞ

まあ色恋目的だけはないと思う。社会経験が乏しくて直近の金銭の悩みがありそうな就活生をマルチかにはめたい人とか。男女二人で話しかけてくるようなやつ。でもマルチっぽいな〜ってのは会社入った直後くらいのほうが多かったかもしれない。

現在はとりあえず自分生計を立てて多少趣味に振れるぐらいの生活は出来ている。

疫禍中で帰省できずガンだった祖母を看取れず葬儀にも行けなかったり、彼氏と疎遠になった結果関係消失したり、40度超える熱が出てアパートの隅で一人うずくまっていたりもしたけれど、今は元気です。

2023-06-15

待合室に座っている

午前3時、救命救急室の前に座っている。

午後10時に帰宅した夫は少しイライラしていた。

「体調大丈夫?」と聞いたら、

「嫌なことがあっただけだから」と言った。

ストレスがたまっているんだな。

毎日忙しいからな。

そのぐらいにしか思わなかったのだが。

しばらくしたら、いきなり頭が痛いといい出して、うずくまってそのまま動かなくなった。

でも、意識はあって、救急隊員に年齢を聞かれて、私がとっさに答えられなかったら、

「54です」と目をつぶったまま応えた。

意外と平気そうと思った。

救急隊員もおやっと思ったようだった。

「原因わかるといいですね」

「お世話になりました」と別れて

それでさっき検査が終わった。

くも膜下出血

想像していたのとは全然違うよ、こんな展開。

生きるか、死ぬか。

まさか

まさか

昨日、ラーメン食べた帰り、白河までラーメン食べに行こうって言ったよね。

行列すると暑いだろうから、秋になってから行こうね。

できれば温泉に泊まろうよ。

って話をしてたのに。

2023-06-14

完全合法サプリメントガンギマリ体験した話

筆者は40代おじさんなのでパンツは履いたままでいるように。

所持も使用も何もかも完全に合法範囲だけど、何と使用してガンギマリたかは書かない。普通に売ってるもの普通に使用しています

とにかく言いたいことは薬物ダメ絶対危険

最初はひと吸いだけがいいそうだけど、一回吸っただけでは効果を感じられず3回吸った。

というのも、これを試す前に別のやつを試してたんだけど、その前に試した奴は合法合法、ただのサプリメントにハッタリが付いたようなものだったので、今回試す方も別物とはいえ完全合法なんだから多少はハッタリでしょ。とたかをくくったのがよくなかった。

売る方は売る方でハッタリ効かせ気味に売るし、レビューレビューでそれに乗っかるし、掴まされた奴だって何となくその気になってくるし、何でもそうでしょ?

薬効を謳いたくても謳えない健康食品とか化粧品とかサプリメントとか、他でも車でも椅子でも何でも。

からこれも絶対そんなもんだろうたかをくくってた。

3回吸引して効果を感じられず、買ったところのレビューを眺めてたら飛び込んできた文字

10分くらいしてすぐに効いてきました!」

10分…そうか…効果は遅れてくるのか……ってことは今……。

時計に目をやると1110分。吸引したのがちょうど11時だったから、そこからちょうど今10分たった。

と思ったのもつかの間。

急に脳がおかしくなる。

うわあああああああああああああああ

あああああ

ああああああああああ

なんだこれええええええええはあああああああ

意識ははっきりしている。思考もはっきりしている。

なんだこれははははははははははh

宇宙のはじまりから終わりまで

旅してきたいったいいまなんじ

1110分1秒

いいいいいいいいいい

1秒しかししたってたってたって

宇宙の端から端まで

こんどは旅してきたたたた

1110分2秒

まじじじかかかか

宇宙の全てを見渡しても

1秒単位しか時間が進まないいいいいいいいいい

ししし思考が加速するたびに時間が遅くなっていくなにこれれれこれれ

とても身が持たないから早く寝てしまおうと思っても、今寝室に行ったら寝てる家族迷惑かけてしまうかも。

いったい自分がどうなるのか全くわからなかった。書斎うずくまってやりすごした。

思考が。

脳に思考なだれ込んでくる。

まったく感じない現実感

1秒さっきの事が遠い記憶になっていく。

まさか自分が。

あらゆる薬に耐性があるため油断してた。

まさか自分がこんなにきまるなんて

こんなはずはない。きっとこれは夢なのでは。だってこんなに現実感が無い。さっき時間をみた記憶もおぼろだ。夢に違いない。そうだ時計を見よう今何時だ?

1110分3秒

こんな感じで一晩を過ごした。

永遠とも思える1時間を越すと、普通に眠たくなりそのまま朝までぐっすり眠った。

効果が切れるのを期待して起きてみたが、抜けてる感じは全くしなかった。

思考けが加速する感じと、全く進まない時間。そして1秒前のことが遠い記憶のように思える感じと、夢のように希薄現実感

これで今日一日を過ごさなくてはならない。

妻に話しかけるが、思考けが加速する上に1秒さっきまで話してた事を覚えてない。

自分が何を喋っているかからない。コントロールできない。

気がつけば会話をとめて、というか会話が続かず怪訝そうにこっちを見ている妻。

よかった。普段から奇行がある夫がきょうは特に調子が悪い程度にしか思われていない。

思考普段通りだ。

なんとか今日一日を乗り切らなくては。なんとかやり過ごそう。

しまった。

今日に限って社員との話し合いと取引先とのミーティングが控えてある。

普段ほとんど人と合わず仕事が完結するのに。

とととととにかく、あまり不審言動は控えて、なんとかやり過ごさなくては。

やばい

今日に限って人と話す機会が多い。

思考クリアなので変なことは言ってないと思うが、なにせ1秒前に何喋ったか記憶がおぼろげなのと、思考速度が先鋭化しすぎててつい早口になってしまうのと、つまり早口前後のつながりが薄いことを喋ってしまっている気がする。

その証拠におれが口をきけばいつも途中で相手は話を止めて怪訝そうな顔をする。

よかった。

普段どおりの奇行今日は少し目立つ位にしか思われてない。

社員とのミーティングを済まし、取引先とのWEB会議も難なくこなし、ただし会議カメラの前で隠しもせずおおあくびしたときは少し焦ったが、取引先も普段通りの奇行今日は少し過ぎるなと思ってくれたみたいだ。なんとかやりすごせる。

早上がりをして仕事を切り抜ける頃には、抜けてきたのかごまかすのに慣れてきたのか、奇抜な言動普段通りのクオリティまで戻った感じがした。

夕方17時頃に保育園のお迎え前後がきまってる感のピークで、18時ごろから一気に抜けていき、21時頃に眠さのピーク。

朝起きたらすっかり元通り。

依存症危険とかゲートウェイドラッグとしての側面とか考えると、もうやらない。こんな体験はもうたくさん。

とにかく、あらゆる薬に耐性があるのと、あやしい合法サプリメントの売り文句たかをくくってたのが敗因でした。

他の増田はこんなこと絶対するなよ。

2023-06-03

飲食チェーン店で働いていた頃の思い出


ちょっと話してみたい。昔の話だ。

若い頃、都内繁華街にある飲食チェーンで店長職を務めていた。今はもう会社を辞めて実家に帰り、細々と親の仕事を手伝ってる。農業を営んでるから食料品という意味では繋がってる。

あの頃はまだ30代半ばで、男が乗っている時期だった。心も体も無理がきいて、若者の考えもなんとか理解できて。懐かしいなぁ。今では50代が近づきつつある。

守秘義務とか一応あるから、どこの飲食チェーンかは言わない。読んでるうちにわかるかもしれないが。できればそっとしておいてほしい。

何の話をしようか迷ったが、『人』の話がいいだろう。何人かに絞って話がしたい。皆、よくも悪くも思い入れがある。三人だけ挙げよう。



1人目 スダ君

 もちろん仮名だ。雰囲気で名付けている。背は低めだったかな。危なっかしいけど、素直な子だった。だが、ある事件を機に店を辞めてしまった。

 大学二年生で、MARCHクラス大学に通っていた。やんごとなき方々が通いそうな大学名だった。私は専門学校出なので、大学生と聞いただけで眩しい感じがした。

 彼は夕方~夜のメンバーだった。クローズまで残ることもあった。ところで、ある従業員I氏との折り合いが悪く、さらにスダ君が好きだった女子店員TさんがI氏と交際していることもあってか、勤務中に不安定な感じになることがあった。若さというものだ。

 閉店作業中にI氏と諍いになることがあったらしい。マネージャークラスアルバイト従業員場合、連絡日誌を付けるのだが、そういう報告をみかけた。

 実際、迷ったものだ。I氏は当時、二十代前半のフリーターで、付き合っていたTさん大学四年生だった。I氏はほかの女子アルバイトにも手を出していた。時には、新人クルーを無理やり自分ビッグスクーターに載せて、当店の近くにあるラブホテル直行することもあった。

相関図

I氏 ⇔ Tさん ← スダ君

ほかの女子数人(身体目的)

 当時は2000年代の半ばだった。男のそういう行為甲斐性のひとつとされた時代だ。迷惑行為ではあったが、相当の戦力だったため目を瞑らざるを得なかった。

 ある年の秋、閉店数時間前だった。いつもだと、店の目の前にある事務所シフトを作ることが多いのだが、この日ばかりは実店舗で指揮を取っていた。どんな時間帯にもインして、店舗運営状況を確かめねば……という意識もあったが、正直この日は気分だった。

 夜9時頃、スダ君がお店にインしてきた。この日は3時間半のシフトだ。だが、様子がおかしい。足早にタイムカードを切ったかと思うと、店の奥にあるシンクに手をかけてうずくまるように立っていた。

 ほかのアルバイトも「様子がおかしいのでは?」と察していた。私は、スダ君と仲のいい大学ふたり事情聴くように指示した。こういう時はこれでいい。私が聞いても真実を答える保証はない。聞き取りするとしたら彼らの後だ。

 大学ふたりが聞き取ったところによると、スダ君が事務所に入った時、こんなことがあったらしい。

事務所の休憩室で、I氏とTさんが半裸でセックスをしていた

・運悪く、スダ君が入ってきた音に気が付かずに目撃することとなった

過去にもスダ君の目線からみてそうなのでは、と思うことがあった

 これには悩んだ。どう対処すればいいのか。店を預かる者としては判断に迷うところだ。というのも、I氏もTさんも、はっきりいって当店の最高戦力(I氏はマネージャークラスTさん接客専門職クラス)であり、辞めてもらっては困る。困るのだ。ただでさえ人手不足なのに。

 本来免職処分とすべきだ。事務所本来目的以外に使うな、とは言わない。待機時間学校での課題を片付けたり、シフトを上がった後にお喋りをするとか、そういう使い方をしてもいい。少しくらいは。

 ただ、過去においては、休憩室で飲み会を催していたクルー3名をまとめて免職処分したことがある。線引きが難しい。

 結局、I氏もTさんも当店に残すことにした。I氏は「次やったら辞めさすぞ」と何度もクギを差したうえで、出勤停止処分とした。Tさんは、大学卒業まで残り数か月だったのもあり、比較的温情のある処分をした。※思惑までは書かない。自分なりにバランスを取ったつもりだ。

 スダ君には、「人生いろいろあるけど挫けてはいけない」「あなたはひたむきだから。きっと報われる時がくる」など精一杯フォローしたものの、冬になるまでには店を辞めて、同系列チェーン店移籍した。確か、そこの店長から電話があって、「面接に来たけど、彼どんな子?」と聞かれたから、「ひたむきでいい子です。ちょっと心が弱いところもありますね。でも、戦力になりますよ」と答えた。今でいうリファラル採用だった。

 それから一年後、あの時スダ君から聞き取りをしてくれた大学から連絡があった。スダ君が、移籍した先の系列店でマネージャークラスランクアップしたという。私もその店に行ってみたところ、確かにスダ君がいた。社員と同じ服装でキビキビと働いていた。あの頃とは雰囲気が違う。人間として成長したのだ。

 それからすぐ、私も遠方の店に異動になってしまって、スダ君を見ることはなくなった。今はどんな人間に成長しているのだろう。いい男になっているだろうか。そんな未来を願っている。



2人目 フナモトさん

 この子は、いわゆるプレーヤータイプ極致だった。ほかの繁盛店から移籍してきた子で、クルーとしての実力は折り紙付きだった。POSでの接客もキビキビとこなすし、サービスレベルは最低限以上だし、料理を作るオペレーション作業も人並み以上にできた。

 どんな分野でもマルチ活躍できる子だった……ただし、現場作業に限っての話ではあるが。残念ながら、性格であるとか、人格であるとか、気質であるとか、そういうところに問題のある子だった。

 話は逸れるが、圧倒的美人だった。街を歩いていたら男は皆振り返るし、雑誌モデルをしていたとして不思議ではない。そういうルックスの子だった。

 ただやはり、性格に難があった。気に入らないクルー雑談を振られても冷たい態度を取ったり、無視することがあった。相手のことをミカンの皮くらいにしか思っていないのだ。

 ある時だったか、フナモトさんの接客現場でこんなことがあった(※当時は、女子厨房に入る子は極端に少なかった)。母親子どもふたりレジに並んでいて、子どもおもちゃ付きセットの説明を求めた。店内のカウンター横には、おもちゃの反則セットが豪勢に飾ってあった。※フナモトさんmaidになる。

 だが、彼女は冷たい様子で「ポケモンです。種類はこちから」とメニューを指さすだけだった。そのお子さんが十秒ほど迷っていたところ、フナモトさんがローファーの先でコーヒーシロップストローが入ったラックを何度も蹴り飛ばすのが見えた。

 またある時などは、夜の店内におばあさんがテイクアウトの注文後、「お水を持ち帰りでくれませんか」と言ってきた。フナモトさんはマニュアルどおり「お水は持ち帰りができません」(※衛生管理上の問題。お客の家で水が品質劣化した場合など)と答えたところ、おばあさんは「車にいる孫が薬を飲むので……水がほしいんです」とのこと。

 さて、こういう時はどうすべきか。一応、会社マニュアルには、接客については「ルールに準じつつも、自分らしい接客スタイルを求めてください。お客様のためになる接客を。迷った時はマネージャーに指示を仰ぎましょう」といったことが書いてある。

 フナモトさんはおばあさんに告げた。「その子カウンターまで来るなら用意できます」と。なるほど、機転が利いている。おばあさんが了承したところ、フナモトさんが水を用意してカウンターの前にいるおばあさんに水を届けた。

 しかし、おばあさんは水を取って、そのまま車に戻ろうとしたのだ。フナモトさんが一瞬早かった。おばあさんの二の腕を掴んで、水泥棒をガードしたのだ。

船「ダメっていいましたよね!?」

婆「いいでしょ。やめて!」

船「ダメって言ったよな、おい!?」

婆「ちょっと!」

船「おい!! ……お廻りさん呼びましょーか?」

婆「……」

 さすがに堪忍したのか、おばあさんは諦めて外の渋谷通りに留めてあった車に歩いていった。私はその様子を観ていたけど、どっちもどっちだと感じた。フナモトさんはお客様ファーストではなかったし、おばあさんにしてもジュースを買えばよかっただけのことだ。別に水でなくてもよかった。

 私だったら、「本来は衛生管理上の問題があり認められませんが、今回はお薬の事情があるということで持ち帰りを認めます」と言っていただろう。マニュアルに反する行為ではあるが、これなら上の人間が観ていたとしても申し開きできる。

 三つ目になるが、フナモトさんが専門学校卒業する半年前のことだ。店内のポジションを替わりたいという要望があった。弊社では、漢字表記だと接客専門職とでもいうべきランクがあり、それに選ばれるとお洒落制服を着ることができる。昔懐かしい、アンナミラーズ制服ちょっと似ている。

 だが、それはフナモトさんのわがままに過ぎなかった。本人から理由を聞いたところ、「可愛い制服から最後に着てから卒店したい」とのことだった。当然却下したのだが、それに激昂したフナモトさんは「だったら店を辞めます!!」と宣言して、マネージャールームパイプ椅子を立った。そのまま事務所を出て行き、二度と連絡してくることはなかった。残りのシフトはバックれてしまった……。

 約二週間後、別の系列から「フナモトさんという子が面接に来ているけど、どんな子ですか?」という問い合わせがあった。ちょっと迷った挙句に、こんなことを答えたかな。

「一本筋が通った子です。いい方に働くこともあれば、そうでないこともあります

 と告げた。嘘は言っていない。確かに嫌な別れ方はしたけれども、かつての仲間だ。応援はしたい。少なくとも、ほかの店への移籍妨害したくない。

 人格者じみたことを書いたけれども、保身のためでもあった。フナモトさんとは過去に二度、ホテルに行ったことがある。お店の公式飲み会があると、私はいつも若い子だけの方がいいだろうと思って(一万円を置いて)早めに帰るのだが、その時は最後の方まで残っていた。

 宴も酣(takenawa)ということになって、二次会に行こうと幹事が言い出した後で、フナモトさんと帰り道が一緒になり、いろいろ話すうちに飲み直そうということになった。私はまだ三十代だったので、いろいろと抑えることができなかった。

 フナモトさんの見た目はクールビューティといったところだが、いざ一緒に寝てみると情熱的なところがあった。やはり、体のいろいろな部分が柔らかかったのを憶えている。そういう体験が二度あった。

 それで、上の段で電話を受けた時は、フナモトさんが暴走したらよくないことになるのでは……!? という懸念があった。そうはならなくてよかった。

 思い返すと、これも懐かしい記憶だ。あの子は今も元気にしているだろうか。健やかであってほしい。



3人目 ワタベくん

 この子も鮮烈だった。当時は大学生。独得な雰囲気の子で、普段はボーっとしているかと思えば、厨房でのオペレーション中は熱気に満ち満ちていた。閉店時のクローズ作業も抜群に早かった。

 難点があるとすれば、マイペースなところや、人を怒らせる発言をするところや、常識のなさだった。ある時などは、冗談だと信じたかったが、早朝の開店作業中に「今日気合いを入れるためにビールを飲んできました!!」と宣言していた。

 今でいうところの、発達障害というやつだと思う。そうでないならパーソナリティ障害か。医師ではないので判断はできないが。

 さて、そのワタベ君だが、大学三年生のある時に「マネージャーになりたい」と言ってきた(※説明が遅れたが、正社員仕事をするアルバイトをいう)。確かに作業能力的には余裕でマネージャークラスだった。しかし、彼の発達障害的な言動は、他のアルバイト仲間の間では賛否両論だった。マイルールに対して過剰適応なところがあり、それが特に若い高校生クルーとの間に軋轢を生んでいた。

 当時のマネージャー全員に賛否を聞いたところ、半々ということになった。これは低い数値だ。普通は八割以上が賛成する。そして、ワタベ君本人に対して「貴君の意に添いかねる」という意思を告げたところ、なんと……彼は弾けた。バックレたのだ。

 フナモトさんと違って、自分シフトちゃんと消化していったが、店長である私に何も告げずに店を辞めた。ほかのアルバイト仲間には辞めることを伝えていたらしい。なんということでしょう……(劇的ビフォーアフター)。

 でも、これでよかったのだ。こういう極端な行動を取る人間管理者として相応しくない。彼がマネージャーになっていたとして、またどこかで軋轢を生んで誰かが店から消えてしまうような、そういう事態になっていたに違いない。

 それから、約七ヶ月が経った頃だった。なんと、ワタベ君がお店に戻りたいという(ほかのマネージャーから聞いた)。なんでも、そのマネージャーにワタベ君が電話をかけて「就職活動が終わったので店に戻りたい」という旨を伝えたらしい。

 これは、社会人でいうところの根回しに相当する行為だ。ワタベ君は成長したかもしれなかった。直球ストレートではなく、カーブを覚えた的な意味で。ワタベ君やるなぁ……。

 実際、この時期はとんでもない忙しさだった。スタッフの頭数があまりに少なく、基準に達していない人でも雇わざるを得ず、それがまた現在クルーとの摩擦を生むという悪循環だった。さすがの私も、相当な日数出勤することになった。時間外手当はゼロだった。名ばかり管理職というやつだ。

 話が逸れた。数日後、ワタベ君とマネージャールーム面談をしたところ、次のような意見があった。

・もうマネージャーになりたいとは思わない

・これまでは申し訳なかった

・週に四日以上必ずシフトに入る

 まあ、バックレではあるが、これからちゃんとするならいいだろうということで、ワタベ君を再雇用することにした。

 しかし、私が人を見る目がないのは皆様すでにお分かりのとおりだ。本当に見る目がない。この会社でも、最終的にはエリアマネージャー部長級)までは行けたのだが、そこでさらに上のクラス人達と揉めごと(本部クラスセクハラ関係)を起こしてしまい、最終的には理不尽降格処分店長に戻れ!!)を突きつけられ、会社を辞めることにした。

 さて。ワタベ君は普段はマジメだった。しかし、稀に凶悪な面を見せることがあった。ある日の早朝、お店の目の前に食品資材を搬入するトラックが停まっていた。ワタベ君は、せかせかと動いてトラックドライバーと協力し、荷台から野菜ジュースコーラシロップタンクPotatoを下ろし、店内に運んでいた。

 だがある時、見てしまった。トラックドライバーの目を盗んで、ワタベ君が野菜ジュースが50本ほど入ったビニル巻きの段ボールを――丸ごと盗んでいるのを。一瞬の早業だった。私でなければ見逃していたね。※一応、どうやって盗んだのかは伏せる。同様の行為を防ぐため。

 その時ほど、自らの人を見る目のなさを恨んだことはない。ワタベ君はすでに雇用三ヶ月目だったし、彼がいなければ深夜と早朝のシフトが回らない。困った事態だった。当時の私には、見て見ぬ振りしかできなかった。

 それから、ワタベ君は大学卒業まで店に在籍した。発達障害はやはりそのままで、ほかのアルバイト仲間との小競り合いが度々起こった。実は、ある時期から人手不足は解消していて、別にワタベ君には辞めてもらってもよくなっていた。クビにしようかと思ったことがある。しかし、性格や人柄が悪いとしか思えない彼が、多くのスタッフから嫌われながらも、一部のスタッフには懐かれているという現象を目の当たりにして思い留まった。

 なぜ、そんな判断をしたのか? 彼は本当に悪どい人間なのか、と思ったのもあるが――今風の言葉でいえば「多様性」だ。彼は確かに社会人以前に人として未熟なところが多くあった。だがしかし、一部の得意分野においては紛れもなく輝いていた。だったら、嫌なところには目を瞑ろう。それが当時の私の判断だった。

 風の噂だと、新卒時点での彼は、都内の某区役所地方公務員としてのキャリアスタートしたらしい。東京まれ東京育ちだから、やはり地元が一番ということだろう。彼も、元気でやっているといいのだが。



以上で終わりになる。

当時を振り返ってみて、間違いだったと思われる行動は多々ある。どれだけ後悔しても足りない。でも、それも人間だ。迷いながら進んでいくしかない。

ところで、満たされない心というのは、すごく大切だと思う。当時も今も、満足できる仕事をこなすというのは、とてもとても遠いことだと錯覚していた。

成長していくためには、これまでの自分を一人ずつ殺害していく必要があるのだと30代の頃は思っていた。朝が来るから起きるのです、みたいな当たり前のことだと思っていたけど、違うんだな。

人生が満たされなくても、自分自分なのだ理屈も何もない。ただ、それだけだ。だから店長として飲食チェーンで働いていた頃の失敗だらけの自分も、今では受け入れられる。そういう情けない私まで含めて私なのだ再確認できてよかった。

ここまで読んでくれてありがとう増田の皆さまの幸福を祈ってる。もし希望があれば、時間を空けて続きを書いてみたい。

2023-05-19

[]セカンドレイプされ、会社をクビになった。

俺が通っていた高校部活動強制の糞制度があった。

その上男子運動部じゃないと駄目な風潮があり、実際に文化系の部に

入ろうとした男子担任に説得(説教)されたり「○○部(運動部)に出しといたからな」

勝手希望していない運動部強制入部させられていた。


ただでさえ意に沿わない部活強制された上に、入部させられた運動部では

抑圧されたストレスのはけ口として酷いイジメが横行していた。

特に俺はターゲットにされ、ある日先輩とOBらに呼び出された際、因縁をつけられてのリンチから

興奮したOBに服を脱がされ、そして性行為強制された。

嫌がっても集団でも暴力を振るわれ、抵抗する事は出来なかった。


さすがに我慢出来なくなり、親に打ち明け学校警察通報

揉み消されそうになったり警察対応も酷かったが、先輩達は最終的に退学処分となり

OBの親からも僅かばかりの慰謝料が支払われたらしい。

OBの内一人は何らかの処分が下ったとか、勤めていた会社をクビになったとも教えられた。


当事者以外には箝口令が敷かれていた筈だが、しばらく不登校になっていた事もあり

自ずと俺がされた事は広まっており、周囲からは遠巻きによそよそしく接せられる様になった。


そんなある日、唯一友達らしい交流があったA君から女子から何故か回って来たんだけど、さすがに酷いと思って」

とある小説サイトを見せられた。そこには、俺がイケメンの先輩○○とやらに性暴力を振るわれ、でもそれが忘れられず…

というあまりにも歪んだ、気色悪い物語が拙い文章で書かれていた。

名前は一部ぼかしているが、どう考えても俺と、退学になった○○ら数名がモデルだった。

「なんかそういうターゲットになってるらしい。これイジメだよな?」とA君に言われ、何故かその場でボロボロ泣いたのを覚えている。


A君と一緒に教師や親には言った。小説サイト投稿していた女子にも直接文句を言った。

「あまりにも気持ち悪い、止めて欲しい。勝手モデルに使われて凄い嫌な気分だ」という事を伝えたのだが、何故か女子には泣かれ

その友人グループとやらが書いた女子を慰めつつ、何故か俺が責められた。「そんな事で怒るなんて酷い!」だって

『そんな事』ってなんだよ、俺は一生モンのトラウマなんだぞと思ったのを覚えている。


小説を書いた女子、いわゆる腐女子と友人らに担任にチクられ、俺は女子を泣かせてイジメた男として処分を受けた。

わざとらしく泣きべそをかいている腐女子に、頭を下げて反省言葉を述べさせらたのは本当に屈辱だった。

腐女子という存在概念を知ったのもその頃だった。正直、嫌悪感しか無かった。

小説モデルにした事は認めたくせに、けどただ小説を書いただけなのに男子に怒鳴られて恐怖したと。

そして怒鳴った俺が悪いんだとされた。非常に理不尽で、屈辱的だと思った。



イジメの件もあり、すっかり性的描写や性行為連想させるものに嫌気が差し性嫌悪者になった。

男とも比較距離を取って付き合い、女とも同様。

告白された事も数回あったが、とてもそういう事をする関係になる自分想像出来ず、そんな男と付き合う方が可哀想だと思い、全て断っていた。


ある時、会社上司に呼び出された。

「言いにくい事かもしれないが、あなた同性愛者なのか?」

と聞かれた。驚いた後、非常に気分が悪くなった。何故、こんな事を聞かれているのか……

聞けば、『そういう噂』が流れているという。

気味が悪いと、俺と一緒に仕事をしたくない、チームを外して欲しいという同僚も現れて

このままでは業務に支障をきたすから事実確認の為に呼び出したと言われた。


俺は当然強く否定した。ただでさえ性嫌悪で、異性との行為想像出来ないのに、同性となんて無理だと。

そこまではその時は言えなかったけど、全くの事実無根であり交際相手がいないのもそういう理由では無いとは否定した。

上司半信半疑みたいに見えたが、その時は一応納得はしてくれた様だった。


何故そんな噂を流されたのか。実は心当たりが少しだけあった。

同僚の女と先輩の女から、それぞれ告白された事があった。

それとなく二人きりになったり、飲みの席にとなり同士になる様に誘導された事もあった。

ハッキリ言って迷惑だったので、遠回しにアプローチは断っていたが、告白された際にはハッキリと断った。

あなたとは同僚以上に思えません、申し訳ないけど交際お断りします」と丁寧に断ったつもりだった。

以来、女性の同僚達からからさまに避けられたり、冷たい態度を取られる様になった。

表面上は丁寧に接してきていた筈なのに。これは逆恨みされているな、と思っていたから、案の定だった。


告白された同僚と話し合いの機会を上司同席で設けてもらった。

始めは否定されたが、それでも変な噂を流す動機があるのはあなたか○○さん(先輩社員)しかいないと。

場合によっては名誉毀損での訴訟も辞さないと告げたら、あっさり白状した。

自分にも○○さんみたいな人にもなびかないなんて、そういう人だと思った」

ちょっと陰口叩いただけのつもりだったのに、ここまで噂が広がると思わなかった」

自分がやってしまった事に後悔ばかりしていた、許して欲しい」などと言われた。

上司も取り直そうとしてきたが、俺には身勝手な言い分にしか思えず、絶対に許すつもりは無い事を告げた。

何故か今回も同僚女は最後には泣き出し、上司には「やり過ぎた」と責められる始末。

またしても加害者から加害者扱いされ、加害者被害者となって被害者である俺が加害者にされてしまった。


それでも「誤解させる様な発言はあったのは事実」だという事で、同僚女には訓告処分が下った。

俺は納得出来ないぐらい軽い処分だったが、表面上は変な噂も収まったようだ。裏では色々言われてたんだろうけど。



数ヶ月後、上司と更に上の上司に呼び出された。俺がセクハラをしているという訴えがあったという。

俺が□□(同僚女とも先輩社員とも別人の女性社員)に対し、指導と称して卑猥言葉を浴びせる、

性差別的な発言をする、嫌がっているにも関わらずボディタッチをされたという。

全くの、事実無根冤罪だった。


□□とは同じプロジェクト所属している先輩後輩の仲ではあったが、同僚以上の感情なんて勿論無い。

セクハラどころか必要以上に関わりたくも無いのだが、それを伝えても上司らは納得してくれない。

どうして、性嫌悪人間不信で同性にも異性にも必要以上に関わりたく無いのに、やってもいない行為をやったと

認めろと迫られ責められているのか。あまりにも理不尽で仕方が無かった。

そう言えば□□は同僚女と比較的仲が良かった様に見えたのを思い出した。


この時点で完全に怒り狂っていたので、□□を呼び出してこい事実関係ハッキリさせてやる、完全に名誉毀損なので訴えると怒鳴り散らした。

そして全てでは無いがCOさざるを得なかった。

過去に性被害に遭い、それが原因で性嫌悪になっている事、異性とも同性ともそういう関係行為をする事が出来ない、気持ち悪くなるからと。

故にセクハラ行為などあり得ない冤罪だと主張した。

上司は完全に俺を疑っていた。「男性が性被害というのも、トラウマになっているというのも信じ難い」と言われた。

上司女性から多分リアリティが無かったんだろうなと思っている。


セクハラ否定したが、結果的に□□や同僚女らの主張が何故か全面的に通り、俺は処分された。

□□本人にも直接抗議したが、彼女には泣かれ周りが『可哀想被害者である女性』を庇い立て

俺は加害者として認定され責められる。過去の繰り返しだった。

仕事を全て取り上げられ、皆が忙しい中で自席に座っていなければいけない精神拷問

耐えられず退職した。自主退職に追い込まれ、クビにされた様なものだった。



俺は嘘のセクハラ被害加害者にされて無職になった。COまでして無実を主張したのは全て無駄だった。

過去トラウマに追い打ちをかける様に追い詰められ社会的に、そして何より精神的に傷つけられた。

レイプが魂の殺人だと言うのであれば、セカンドレイプ精神殺人と言うべきか。

俺は会社の女達にセカンドレイプされて社会的精神を殺されたのだろうか。


直接の加害者は、まだ何らかのペナルティが、処分があった。

しかセカンドレイパー達は何の咎も受けていない。

それどころか被害者扱い。本当の被害者は俺なのに、俺が加害者にされて実際の加害者被害者様のままだ。

それが何よりも許せない。



----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------



書きなぐったつもりが、思いのほか人から見られていた。

まあ嘘つき呼ばわりしてくる人はいるだろうと思っていた。こっちだって嘘だと思いたいよ。でも現実なんだ。

「男が被害に遭う筈が無い」なんて思いこんでいる人も中にはいるかも知れない。


「女に敵意を抱くな、逆恨みをするな」なんて反応もまあ予想はついていた。

適応障害になってまだ働ける状態になっていないから、カウンセリングに通っているんだけど

カウンセラー(女性)からも似た様な事を言われたよ。

あなたの苦しみの原因はイジメをした男子達なのに、何故女性にばかり怒りを抱くのか」ってさ。


別に女性にばかり怒りを抱いている訳じゃないけど、加害者に敵意を向けるなという方がおかしいだろ。

例えば誰かに殴られて重症を負ってしばらくうずくまっていた。やっと立ち上がりかけたら別の誰かに蹴られた、石をぶつけられた。

この時、蹴ったり石を投げてきた奴を恨むな、憎むな、ってのはどう考えてもおかしいだろ。

これがやったのが女だから免罪しろってのは余りにも理不尽で、ふざけている。

俺をセカンドレイプしてきたのは女性が大半だったからだ。


俺に性暴力を振るった男達は、軽いけど何らかのペナルティや罰を受けているのに、女達はほぼ無罪放免だ。

「悪気は無かった、そんなつもりは無かった」だって?悪気無かったら俺の尊厳を傷つけ害しても良いのかよ?

「傷つけるつもりは無かった、謝っているから許して欲しい、何故謝っているのに許してくれないのか、酷い」なんて態度を取られて

どこが反省しているのか謝罪しているのか、俺は全く納得出来なかった。


女達の負の性欲が原因で傷つけられた挙げ句、何故か被害者なのに加害者にされた。

本当の加害者である女達は、可哀想被害者のままでいる。

女性性を盾にして被害者である俺を加害者に仕立て上げているのだから、これで女を、女性性を憎むなというのはあまりにも無理で理不尽だろ。


どうせ加害者自覚なんか持てないだろうし、持てる様な人間ならセカンドレイプなんてしないし、仮にしてもすぐに誠心誠意謝罪するだろう。

初めから期待なんかしちゃいない。

けれど俺は知っている、お前達は俺の尊厳凌辱した加害者だ。

加害者の癖に被害者の振りをして、被害者加害者に貶めて更にセカンドレイプした、悪質な犯罪者だよ。糞が。

2023-05-14

女性患者は覚えている限り5年間、一度も笑ったことがないほどの重いうつ病でしたが、神経マッピングによって発見された最適部位に電気刺激が行われると

「突然、心の底から本物の歓喜多幸感を感じ、世界に色が戻ったように感じて笑みが絶えない状態に変化した」

とのこと。

この結果は脳への適切な電気刺激が、喜びの感情強制的に起動し、うつ病に対して有効に働いたことを示します。

しかしより興味深い点は、刺激する場所によって女性患者が感じる喜びの質に違いがあったことがあげられます

ある場所では「うずくような喜び」が起こり、他の場所では「霧が晴れたような覚せい感」を覚え、また別の場所では「良い本を読むような穏やかな喜びの感覚」を感じたのです。

https://nazology.net/archives/80217

2023-04-28

anond:20230428211359

リビング椅子の上で不合格を知った息子は一点を見つめて呆然としていたが、突然エビのようにビタン!と勢いよく跳ね、そのまま床にうずくまって歯軋りを始めた。私が声をかけても反応せず、そのまま奇声を上げて気絶してしまった。 

~ここだよね、これで変な能力が開花してしまったのだろうか

息子が教祖になった

30代の一人息子。真面目でおとなしいのだが、不器用で要領が悪かった。

小学生時代放課後公園で何度練習しても逆上がりができず、家でどれだけ練習しても二重跳びはできなかった。中学受験では塾の仲良しグループで唯一全落ちしてしまった。

それでも進んだ区立中では楽しく過ごしていたし、高校受験では所謂名門都立高校に進んだ。しかし、大学受験では再び挫折浪人したもの国立に落ち早慶に進んだ。国家公務員志望から法曹志望に切り替え、予備校に通い一生懸命やっていたようだが予備試験には受からず、法科大学院修了後も司法試験に受からなかった。

3回目の司法試験の際に初めて短答試験合格し、私や夫が心配するくらい勉強して論文に挑んだが、残念ながら不合格だった。リビング椅子の上で不合格を知った息子は一点を見つめて呆然としていたが、突然エビのようにビタン!と勢いよく跳ね、そのまま床にうずくまって歯軋りを始めた。私が声をかけても反応せず、そのまま奇声を上げて気絶してしまった。

それから息子は二日ほど部屋に篭っていた。三日目の朝にリビングに降りてくると「司法試験は諦めて就職する」と言ってきた。

息子は企業法務部で働き始めた。職場環境は良かったようで本人も楽しそうにしており、私や夫は安心していた。社会人になって以来、息子は帰宅が遅くなり、休日の土日も殆ど家を空けるようになっていたが、忙しいのかと思い気に留めていなかった。

社会人になってから3年ほど経ったある日、息子から自身主催しているセミナーを手伝うように頼まれた。夫も休日だったため、よくわからないまま二人で会場に赴いた。すると、先に集まっていた人々から先生のご両親ですか?」と聞かれた。そうだと答えると突然周りが慌ただしくなり、恭しく部屋に控え室に通され、ソファの上でお茶お菓子を出された。そして、みんなから口々に息子の凄さを聞かされた。「先生のおかげで人生が変わった」、「先生のおかげで世の中の構造が見えるようになった」、「先生のおかげで人生意味を見出せた」というように。

息子が遅れて控え室に入ると、私たちの周りに集まっていた人々は一斉に息子を囲み、また口々に挨拶と賛辞を繰り返した。息子はそれをあしらい、準備をする様に言うとみんな解散していった。息子から今日セミナーの終わりに会場の外で本を売るからレジをやって購入した人に僕の両親だと言って挨拶握手をして欲しい」と言われた。

時間になり会場に人が集まってきた。私と夫は後ろから立ち見していたが、来場数は100人ほどで若いカップル、小さな子供を連れた若い女性私たちと同じ中年男性、80過ぎの女性など年齢層はバラバラだった。息子が登壇すると、ある人は勢いよく拍手し、ある人は「先生!」と勢いよく叫び、ある人は立ち上がってお辞儀した。息子が話し始めると場が静まり返った。話してる内容は陰謀論だった。息子曰く、世界支配しているのはビルダーバーグ会議で、日本ビルダーバーグ会議意向を受けた日米合同委員会支配している。みんなから事前に集めた悩みを発表し、その悩みの根本原因にはビルダーバーグ会議と日米合同委員会があり、自分は愛と真実によってこれらから世界解放するのだという。

正直聞いていて呆れてしまった。息子はオカルト話と陰謀論を混ぜこぜにしたような話を披露し、来場者はそれを真面目な顔して聞く。

息子が一通り話し終えると控え室にいた女性が登壇し、「これまでの先生指導集がいよいよ完成しました。ご希望の方は会場の外の物販コーナーにてお求めください」と言いお開きとなった。来場者はすぐに外には出ず、息子の元へ行列を作って何かを質問したり相談していた。

私と夫は控え室にいた別の男性に案内され物販コーナーに立った。先程女性が紹介した息子の指導集が並んでいたが、なんと文庫本サイズ発言と日時がまとめられただけのものが一冊25000円である。会場から出てきた人々は今度は物販コーナーに列を作り、老若男女迷うことなく購入していった。そして私と夫に握手を求め、息子を讃美した。ある年配の女性からは涙を流してお礼をされた。全てを売り尽くし、私と夫はよくわからないまま帰宅した。

息子が知らない間に教祖になっていた。

2023-04-24

優しさであふれる街に

子供の時、両親が離婚して母が出て行った。正直、両親が仲良くしてるところを見たことがなかったからその日はいつか来るだろうと思っていたので驚きはなかった。

とりあえず父は仕事で遅くまで帰ってこないので、自分スーパーご飯調達する毎日が始まった。

ある日いつものようにスーパーに行って入り口に近い果物エリアを通ると、「営業後、バナナかりんごとかにお布団かけといて」とスタッフの人が同じスタッフの人に指示していた。

多分お布団というのはホコリ避けのカバーか何かだと思うんだけど

自分は「お布団をかける」というワードに反応した。

父と母は仲が悪いというか壊滅的な関係だったが、自分と父、自分と母は仲が良かった。嵐の中でも愛を感じていた。

もっと小さい頃、夜に2人の喧嘩が終わって母が自分のベッドに近づいてきた。

喧嘩を聞くのに疲れていて寝たふりをしていたのだけど、母は自分に布団を優しく掛け直し、頭を撫でながら「生まれてきてくれてありがとう」と言った。

その思い出が頭を巡って、母が出て行って一度も泣かなかったのに急に声を上げて号泣してしまった。

止めようと思っても止められず、バナナりんごの前で嗚咽を上げてしまっていた。

文字に起こすとなんかバカっぽくなるけど、自分にとって人生で一番激しく泣いた時間だったと思う。

うずくまっていたのでわからなかったけど、あとで記憶を繋げるとかなりの人が心配して周りに集まってきてくれていたようだった。(普通に邪魔だったというのももちろんあるだろうけど)

スタッフの方がスーパーのベンチまで移動させてくれたけど、涙が止まらずずーっと丸まってた。

すると次々に人が来て、「何があったかからないけど元気出して」とスーパーで買ったお菓子ジュースを次々に置いて行ってくれた。おじいさんが「泣きたい時は泣け!」と言ってくれたりした。茶化すはいなかった。

しばらくして家に帰って、いただいた食べっ子どうぶつやカプコを食べた。本当に美味しくて、これからも生きていけそうな気がした。

いきなり何?と思われるだろうけど、十数年後の今、地元市議会議員になりました。

もちろんこんなエピソードちょっといじっても話せないから話してないけど

優しさにあふれる街にという話をしたのはこういうことでした。めちゃくちゃありきたりな話にしか聞こえなかっただろうけど。

これから市民のみなさまに貢献できるように頑張っていきます

かつて自分がそうしてもらったように、泣いている人がいたら手を差し伸べる人がたくさんいるような街であり続けることに貢献できるよう頑張ります

anond:20230424165548

ワイも子供嫌い、少し分かるわ。

躾のできてない小動物連れてスーパー等に買い物に来るな、ファミレスとか来るな。

子供は元気出なきゃ」なんて、お前らが勝手に思ってるだけだろ。

そりゃあ病気うずくまってたら可哀そうだと思うよ、健康になって欲しいと思う。

だけど、ファミレスとか、スーパーで走り回ってる小動物は嫌いなんだよ!

食堂の座敷、ラーメン屋の座敷、焼き肉屋の座敷、小動物運動場じゃねー!!!

鳴くわ、喚くは、所構わず走り回るわ、躾ができてねえ小動物公共の場に連れてくるな!

2023-03-24

うんこを拾える人間でいてほしい

零細会社経営者をやっているが、やはり従業員会社への帰属意識ってのは年々弱まっていると思うんだよね。

入ってくる従業員が、みんなアルバイトレベル意識の人ばかりというか、

「私はこれをやれと言われたのでやりました。おわり。」みたいな人間というか、

ジョブ雇用勘違いした人間というか、

都合のいい個人主義しか動かない人間というか、

まあただ従業員の質が落ちてるだけかもなぁ。

 

うちみたいな零細はやはりメンバーシップ雇用というか、良くも悪くも”会社の一員”であるという高い意識を求めてるんだよね。

会社」としてやるべきことはなにか、その中で自分は何ができるだろうか、そういうことを常に考えていてほしい。

 

会社の前でよくわからんけど老人がうずくまっていたら率先して手を差し伸べられる人でいてほしい。

会社の前にクソ迷惑な犬のうんこが落ちていたら誰に言われるでもなくさっと拾って掃除できる人間でいてほしい。

そういうことよ。

2023-03-17

anond:20230317044014

脱臼は捻るんじゃなくて思いっきり引っ張るんだよ

保育士から虐待受けてたことあるけど

泣いて動けなくて地面にうずくまってる子供の腕掴んで引っ張れば女の力でも抜けるんやで

2023-02-21

anond:20230221010402

それをジャッジするのは賢い俺なので。

おまえはいつまでも重箱の隅っこで目隠ししたままうずくまってろ

2023-02-13

夫が仕事発狂する姿を見てから自分仕事がしやすくなった。

夫の残業が月100を超えたことがあった。家族としてとても心配したし、もう退職しろとも進めた。だが、今は辞められないと出勤し続けていた。

そんなある日、24時を超えて帰宅するなり、夫が吠え始めた。玄関うずくまりオオカミの遠吠えのように、ああああーーーーっっっ!!!あーーーー!うあーーーーーーー!!!!!と大絶叫している。

会社のやつらはみんな死ねっ!死ね死ね死ね!」と叫びまくり、髪の毛を掻きむしって地団太を踏む。

これはやばい普段から大人しくて怒鳴ったりしない人なのだ

背中をさすっても抱きしめても落ち着かず、思わず漏れた「近所に聞こえて警察呼ばれちゃうかもしれないから…」で静かになった。

こんなときにも世間体は残るんだなと、なんだか悲しくなった。

その後、夫は退職。今は、ほぼ定時で帰宅できる会社転職し、給料は下がったが、安定している。

わたしフルタイムで勤務していて、総合職なので、それなりに仕事がパツパツになることがある。焦る。

でもそうすると夫の遠吠えを思い出す。頭のなかでうああー―――!っと叫ぶ。それを思い出すと追いつめられる気持ちが少し減る。

なんでなんだろう?と考えてみたのだが、理由はたぶん二つある。

人間限界はこんなもんじゃない、今のわたしはたいしたことない、と思えるから 

②夫の絶叫を見た時の、こう言ったら申し訳ないんだけど、ドン引きする気持ちを思い出して客観的になれるから

ドン引きっていうのは、「仕事にそんな痛めつけられる意味ある?」って冷静になっちゃう、みたいな気持ち自分転嫁できるというか。

素朴に、「仕事より自分大事だろ…」みたいな気持ちを思い出させてくれるというか。

なので、夫には申し訳ないけど、たまに夫に心の中で絶叫してもらいながら仕事している。

2023-02-05

anond:20230205201908

とりあえず大事なら大変なので医者いけ案件だけど、肋間神経痛じゃないかな?

ワイも10からちょいちょいある

ウッって少し痛くなるくらいのときと、歩いてる途中にうずくまるくらいのとき

ストレスが少ないときには起きにくい気はする

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん