はてなキーワード: プレゼントとは
先週は3回目の結婚記念日で、特別な日だしと奮発して和牛を1kg買って帰り、嫁のために夕食の準備。
準備は整ったがまだ17時だったので最終的な調理はせず、折角だからとワインとケーキを買いに。
今日は特別だし帰ったらすぐに夕食でも良いな、と考えつつ帰宅すると自宅前にお義母さんの車。
来るって聞いてないぞ?まぁ今日のメニューなら義両親の分も足りるし大丈夫だけど空気読めよな~と考えながら家に入ると肉を焼く匂い。
挨拶もそこそこに偵察すると、気を利かせたお義母さんが厚切りステーキの予定を知らずに和牛を焦げ焦げサイコロステーキに。
マジかよ…とショックを受けるも配膳は譲らん!と作業に加わるも、野菜サラダはマヨネーズにまみれ、スープには醤油が足され、バケットは薄切りに。
キレちゃだめだ、たかが夕食だ、と言い聞かせながら食卓に付くと当たり前のように義両親も着席。
おっちゃーんwwwwwwwwwwww
pic.twitter.com/kCkM9a9B3a— みんなの動画 (@minnano_dougaww) 2018年12月1日
心を落ち着かせて食べるも下味を付けておいた肉に更に塩胡椒したことが判明し撃沈。
あら~濃かったわ~とブリッコのお義母さんに全然濃くない!むしろベスト!のお義父さん。
イチャイチャすんな。
楽しみにしてたのに…こんな仕打ち…顔に出ていたのか空気を読んでケーキを出す嫁。
こんなケーキだよ~すごいね~とホールのまま食卓に出し、空気を和ませようとする嫁。
もう…どうにでもなれ…と過ごし、しっかりと食事をした義両親はちゃっかりと残しておいた和牛の半分とワインを持って帰宅。
死にそうな顔で謝る嫁を落ち着かせて経緯を聞くと嫁に一切の非がない様子。
義両親は昔から二人とも空気を読めず、他人の気持ちもわからず、所謂アスペやらそういう類なのだろう。
普段色々とお世話になってる上に先の訪問も結婚記念日のプレゼントを持ってきてくれたのが発端だし、絶縁だなんて考えてもないけど、今までこんなにハードなコミュニケーションはなかったな。
今後の事等を話し合いつつ大変だったなぁ…と笑えたので一応解決か。
曲がった〜ことが大嫌い〜♪あら?この入り、もうやった気がするわね…🤔そんなわけで、正義に燃える!日ペンの美子ちゃんです! pic.twitter.com/M3PO9zfhLi— 日ペンの美子ちゃん【公式】 (@nippen_mikochan) 2018年10月3日
ここに書いたのは義両親に対して神経わからん!と思ったからではあるが、ポジティブな関係を築きたいとも思ったのです。
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報告者は夫を名乗っているが、実際は妻側ではないか?
明日ぼく(28)と彼女(19)でよみランに行く予定なのだが、電車と車どっちで行こうかな
といっても僕は車が無いので、車だと彼女のうちの車で助手席に僕が座ることになる
なんとも情けないので電車で行きたいのだが、電車でデートというのは世間的に普通だよね?
いい年して車が無いのはどうなのっていうのは置いておいて・・・。
やっぱり日曜は混んでるかなあ
乗り物少し乗って、夜にイルミネーション見れたらいいなと思ってるのだけれど
電車だと帰って来たらヘトヘトだよなあ
好きだし良い子だから別にデキチャッタ婚もやぶさかではないのだが
の続き。
てなわけでー。テーマ性とか物語性とか、そういういつも以上に堅い話はノルマクリアしたので、こっからは書きたいこと書きますよー。
ぶっちゃけて言えば、前述した脚本とかね、監督は脚本家に丸投げしてたんじゃねーかと思います。正直言って観客である自分はある種のアリバイ作りを感じました。「批評家に突っ込まれるような部分はちゃんと作っておきましたよ、これで文句ないでしょ」みたいな。
自分も前編で喪失と回復とか継承とかそれっぽい感想書いたんでノルマクリアー。そういう意味で共感しますよっと。
じゃあだとして、この作品監督は何をしたかったのよ? なにがドライブエンジンなのよ? といえば、それは変態(フェチ)っすわ。
本年いろんな映画がありました。素晴らしい傑作映画、佳作映画、名作、快作、問題作。そしてうんこ漏らすほどの駄作。でも年末になってこれほど「やばい」映画が来るとは思わなかった。
薄々そういう部分あるかな? と思っていったわけですが、度肝抜かれますよまじで。そういう趣味のない人には全く刺さらないと思うけど。興味ある人にとっては、鼻血ブーです。
そもそも舞台背景(現実世界側)はヴィクトリア朝のロンドンなわけです。おそらく爵位持ちのストームボール家がタウンハウスでのクリスマスの飾り付け準備ーからのー、名付け親ドロッセルマイヤー(眼帯をした黒人のイケメンすぎるおじさま)邸宅に移動。
バラ色からブルーグレイに沈みゆくちょっと煙っぽいロンドンの夕暮れを移動する馬車。街を行き交うあらゆる階層の人々!
ドロッセルマイヤー家では係累おおよそ数百人を招いたクリスマスの催しが今まさに開かれようとしています。ヴィクトリア朝の舞踏会です!
スターウォーズのクローン兵を見てがっかりした人いませんか? 自分はがっかりしました。そりゃね、数万人が現れての合戦シーンは迫力あるって言われればそうかもしれないですけれど、でもCGでそれやるって、コピペじゃないですか。ウルトロンのときもそうですけれど、大軍勢、大群衆は3Dモデル使い回して同じ姿の軍勢がうわーって押し寄せるわけでしょ。すごいけど、要するにそれってのっぺりした画面でもある。
でもこの舞踏会はコピペがないんですよ。全員色とりどりの、贅を凝らしたドレスやらタキシードやらなわけです。どんだけスタイリスト動員して、服飾に予算投入してんだよ、鼻血出すぞこら。
主人公クララがね、おしゃれが苦手だっていうこの娘が、おねいちゃん(素が出てきた)に髪の毛とかしてもらって、すみれ色のオーガンジーのドレスで現れるわけですよ。オーガンジー。髪飾りは多分朱子織り。
分かる人には「オーガンジーの透け感のあるシュークリーム袖」という説明だけで、その可憐さが伝わることでしょう。
クリスマスパーティーのプレゼント交換会で館の奥深くに迷い込んでいくクララがたどるその通路、ろうそくのキャンドルでゆらゆらと照らされる邸宅の暗がりの美しさ、赤い壁紙には黒いフクロウのテキスタイルがやがて黒いネズミのそれに変わっていく。
現実世界の物語案内人であるフクロウ(ドロッセルマイヤーおじさまのペット)から、幻想世界の物語案内人であるネズミ(ねずみ王マウスリンクス)へと引き継がれていくその暗示を、美術レベルでやってのけるその凄まじさ。
暗い木の洞を抜けて館の暗がりから抜け出たその先は、幻想世界の「クリスマスの森」。雪で白くデコレートされた、しかし緑が目に染みる清冽な森のなかを、泥棒ネズミを追いかけるクララのすみれ色のドレス。ネズミがダイブしてぱっと舞い散るザラメのような雪の結晶の幻想的な美しさ。
めっちゃイケメンの黒人青年。赤い軍服に金のモール飾り。腰にはサーベルで騎兵兜。すべてが完全にフェティッシュ。完敗。映画鑑賞中の感情をあえて言語化すると「ぎょぇわぁ!?」って感じです。
この映画の服飾はジェニー・ビーバンっていうおばちゃんがやってるのだけど、明らかに変態。っていうかおばちゃん『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でモヒカン衣装を量産してたじゃん? そんな二面性を持っていたのか。流石に度肝を抜かれたわ。おばちゃん最高や。
もしくは美術ガイ・ヘンドリックス・ディアスが犯人なのか? 『アレクサンドリア』もかなりキてたもんな。
幻想世界にいっちゃってからは、その病的な美術追求がとどまるところをしらない。捻くれて枯れ果てた真っ暗な「遊びの国」の森には、鮮血のように赤い毒キノコが咲き乱れているとか、廃墟化した遊園地の回転木馬、グランギニョール、道化のハーレクインの禍々しい美しさ。
巨大な城! 瀑布に差し出される水車と歯車! 真鍮の道管の迷路と地下通路に、濡れてベッタリとした湿気。輝かしい水晶天井に照らされる螺旋階段。
回想シーンで母に慰められる少女クララが着ている生成りのエプロンドレスの白い生地には、藍色のスズランの刺繍が散らされていて、これってもう完全にカネコイサオが『ワンダフルワールド』で夢見た世界なわけですよ。っていうか、全体的にカネコイサオでしょ。
10年代も最後半にはいっていまさらそんな角度から奇襲受けるとは思わないじゃないですか? いくらヴィクトリア朝だとはいって、『ワンダフルワールド』のフェチズムが立ち現れるとは、キン肉マンフェニックスのあふれる知性でも予測出来ないわけですよ。
色彩設計がほんとうにほんとうに美しい。ローズガーデンのヴァイオレットベースに茶色のラインとか、オリーブグリーンに熟れたオレンジの差し色とか。ため息が出るとかじゃなくて、鼻血が出るタイプの美しさ。
少女趣味がオーバードーズでフェチになってしまった病的な完全主義の美術背景の惑乱。
もうね、福井晴敏に宇宙世紀が殺されるとか言ってる場合じゃないです。ディズニーにカネコイサオが殺される。なお、もらい弾で少女革命・幾原邦彦も死ぬ。
なぜなら遊びの国へ金の鍵を取り戻すため軍を率いて旅立つ王女クララがまとうのは、黒の軍服(金モール)に赤のロングスカートだから。このロングスカート、品が悪くなりそうなところなのに布の質感と裾の縫い取り刺繍だけで男装めいた凛々しさをだしてるのだ。やばい。やばみ。
そのロングスカートから革のブーツでキックするクララ(なお、このキックが主兵装)。
この映画、興行的には失敗だと本国では判断されているのですが、当たり前ですよ。だって制作費100億超えですもん。『ボヘミアン・ラプソディ』の二倍以上でしょう。見た感じ、そのほとんどを美術と背景に突っ込んでいるようにみえる。出演者の演技も悪くないけれど、目立った名前はキーラ・ナイトレイくらいで他はあまり大きなギャラは発生していないのじゃないかな。
(このキーラ・ナイトレイ演じるシュガープラム(金平糖の精)は、かなり演技が良かった。ちょっと頭の弱いアーパーでふわふわした妖精キャラをキーラ・ナイトレイがやっているのだけど、キーラ・ナイトレイだと気づかなかったですよ。この味は往年に美人だった頃のシンディ・ローパーが醸し出していたあれじゃなかろうか?)
とにかく、画面のどこを見ても、美術的な意味で隙がない。コピペで穴を埋めておけとか、それっぽい小道具をおいてごまかしておけとか、撮影時に陰影をつかってしょぼいのを隠せとか、そういう気配がひとつもない。
監督もしくは美術の美意識が、一部の隙もなく、「この世界観でこのカメラアングルで、この角度を撮ったときには、ここにはこれがないとだめでしょうお前らなんでそれわからねえの!?」と言わんばかりの画面が、延々と、延々と続く。
それはたとえばパーティーシーンでテーブルの上のグラスがこちらのゴブレットは真鍮に銀メッキだけど、あちらのゴブレットは磨いた銅に幻獣の鋳造とか、そういうレベルで気合が入ってるにも関わらずそのゴブレットは2つ合わせても画面の面積の1%以下で5秒も写ってないとか、病気としか言いようがない。
変態が怖い意味でやばい映画なのだった。冒頭に言った+50点はまさにこの変態性に対する評価なのです。もうちょっと金が出したいのもこの部分であり、実を言えばこの鼻血は、パンフを購入してもDVDを購入しても払拭できる気がしません(画面小さくなると美術の細部がわかりづらくなるので)。究極的にはエルミタージュ美術館にでもいかないと、この興奮(というか発作)は解消されないとおもいます。
そんなあたりが『くるみ割り人形と秘密の王国』の感想でした。この映画感想後編がわかった方には強烈におすすめです。それ以外の人にはそこそこ映画だったと思います。
この映画のもうひとつの特徴である「量産化ピエール瀧軍団vsドルイド文明の巨大人形兵器」という側面には触れませんでした。この部分に対する評価は他の方に譲ります。
『くるみ割り人形と秘密の王国』を見てきたので感想。いつものごとくネタバレ気にしてないのでネタバレ嫌な人は回避推奨。あらすじ解説とかもやる気ないので見た人向けであります。
すごいぞなんと150点。点数の基準は「上映時間+映画料金を払ったコストに対して満足であるなら100点」。なんで、なんかもっとお金出したい感じはあるんだけど、この映画の場合グッズとかサントラとかそっち方向にはいかない、いけない、やばい。
この映画を公共向けにレビューするとジャスト95点くらいなのははっきりしていて(いや辛く採点すれば80くらいか?)残りの+50くらいは何かといえば完全に性癖の話なのですよ。いつもそうだけど、今回はそれにもまして(主に後半)全く当てにならないレビューであることを告白しなければならないです。何がやばい特殊性癖なのかについて最初に語ると話が混乱するので、後ほど詳細を述べます。
物語はストームボール一家がクリスマスの準備をしているところから始まります。でも主人公でありミドルティーンの次女であるクララ(演マッケンジー・フォイ)は浮かない顔。他の一家もなんだかギクシャクしている。それも無理のない話で、どうやらストームボール一家の母親は、このクリスマスの直前に死んでしまったようなのですね。
家族を失った喪失の中でもストームボール一家は伝統であるところのクリスマスをしようとしている。ヴィクトリア朝の話だから、親族の大規模なパーティーに出ようとかあるのだけれど、母親を失った悲しみからそれらを拒否して引きこもりたい主人公のクララと、このような状況だからこそ普段通りに日常に過ごさなきゃならないと考える父親の間には、感情的な亀裂があるというところから物語は始まるわけです。
そういう意味で言えば、これは大事な家族を失った喪失から回復する話です。同じテーマを扱った今年の映画でいえば『若おかみは小学生!』なんかがあります。普遍的なものなので他にもいくつもあるでしょう。
そういう普遍的なテーマだったんで、料理の作法にも定番(セオリー)みたいなものはあるわけですが、まずそのセオリーそのものはきちんとこなしていた。そういう意味で脚本は及第点。
また、同じテーマをこなしながらも独自性のある切り口も感じられました。この項目はその独自性についての感想です。
この種の「喪失と再生」の作品において、「去ってしまった人から過去において贈られた自分に対する愛情を再認識する」というエピソードは非常に重要なセオリーポイントになります。
それは例えば前述の『若おかみは小学生!』においても「私たちは娘であるあなたを愛していたよ」「その愛は永遠だよ」というようなメッセージは存在していて、それが主人公に受け取られることで回復の契機になりました。
いってしまえばこの「親からの愛情」ってのは遺産なわけですよね。だからこのテーマは遺産継承に関するテーマだと考えることもできます。
でもこのテーマには隠された問題点もあって、それは「親子間の関係を遺産を残すもの/受け取るもの、というような一方通行の、上位者の秘密に下位者が気づくだけという、そういう物語として描いていいの?」というものです。この問題告発って自分は今まで意識したことがなくて、『くるみ割り人形と秘密の王国』で始めて気が付きました。
例えば先程から比較している『若おかみは小学生!』においてこの問題提起はないんですね。それはなぜかといえば、『若おかみは小学生!』の主人公おっこはタイトル通り小学生で、これから自分の世界を確立していく存在だからです。重要なのは遺産が(つまりは死んだ両親からの愛情が)「あった」事であって、それにさえ気づけばおっこのここから先のミッションは回復だけなわけです。
しかし『くるみ割り人形と秘密の王国』の主人公クララはミドルティーンであり、もうすでに自分なりの自意識も世界観も作り上げつつある存在です。
次女のクララには、上には憧れつつも素直に従うことができない長女がいて、下には一緒に遊んで面倒を見てやる長男(小学生低学年くらい?)がいます。弟の面倒を見ながらも、女性的な完成度と貫禄では長女に勝てない次女。おしゃれは苦手でちょっと理系(工学系)な変わり者な主人公。
彼女はそういう意味で「母親を失って狂乱するほど悲しむ幼子」ではない。悲しいし落ち込んでいるし、日常を取り繕おうとする父親に反発をするけれど、だからといってそれを破壊しようというほどのパニックにはならない。自分自身の力でこの悲しみを乗り越えようとしている、まだ若いけど自立を目指す女性なわけです。
そんな彼女は、通り一遍な意味では「死んだ母親から愛情があった」ことはわかっています。世間一般でそういう慰めの言葉はよく聞くし、自分が母に愛されていなかったという疑いはない。
でも、じゃあ、その「愛情」って具体的にはなんなんだろう? もちろん日常でのさりげないやり取りや、スキンシップや、無言での加護やら、ありとあらゆるものがその候補なわけですが、それらは要するに伝われば伝わるし伝わらないわけです。過去のシーンとしては無数にあるそれを、クララはまだ自分の中で結晶化できていない。そこにクララの戦いはあるわけです。
この物語ではその愛情を暗示するキーワードとして母親の残した「大事なものは全て中にある」という言葉があります。
クララは亡き母からのプレゼントエッグの中に残されたこの言葉を追いかけて冒険の旅に出るわけですが、この言葉の意味は最終的には「私(母)がいなくなった世界においてあなた(主人公クララ)が前を向いて生きていくための大事なものはすべてあなたの中に残してきた」です。
大事なものは、様々な教えであり、生きていく知恵でもあり、もちろんつながりや愛情や人格そのものでもあり、大げさに言うならば「母親(家族)と過ごした時間のすべて」なわけです。
そしてこのキーワードが示すのは、それだけにとどまらないんですよね。
この言葉は「nを残してきた」「nが私(母)の愛情である」という指定ではないわけです。だからこそ逆に「何が残されていたと認識するかは、娘であるクララが選んで受け取りなさい」という信頼であるわけです。
愛情は遺産なわけですが、それは決して贈る/受け取るという一方的な関係ではない。この物語における「気づき」はそういうステージのテーマとして描写されている。それはやはり一味変わった、深い踏み込みだったと思います。
一方、作中において「遺産」はもうひとつの意味でもあらわれます。クララの母は幼いころ「秘密の王国」を発見してその民に慕われた女王でもあったのです。わお。ですから、遺産は女王位。クララは本作のメインの冒険である「秘密の王国への迷い込みそこで戦うこと」をとおして、この「女王位の継承」という問題へ巻き込まれてゆきます。
でもこの問題も前述の「母の愛情をいかに受け取るか」とワンセット、同じ物語の両面なのです。
クララは「女王が去ってしまって荒廃が始まった秘密の国」で大歓迎を受けると同時に、その危機においては「お前なんかは女王の代替品にすぎない」ともいわれてしまいます。「女王の位」をうけとった娘クララは、ただ単にそれを受け取った段階では「無力な模造品」にすぎないという弾劾です。
クララの母でもあり前女王でもあるマリーが幼いころ発見して作り上げた秘密の王国とそこに住む住民たちは、マリーに生み出されて育てられたという意味では、クララと同じく「マリーの子供」でもあるわけです。表面上は老人に見えても年上に見えても異形に見えたとしても、その意味では全てクララの兄弟姉妹に等しい。その彼らが、母マリーがなくなって、道を失い、うろたえ、クララに剣を向けさえする。
その混乱はマリーの残した女王位をただ受け取るという、つまりは遺産を残す上位者、受け取る下位者というだけの状態では、収拾されないわけです。
つまり、これもまた、「継承というのは一方的な贈与関係ではない」というテーマに接続されているわけです。
作中で、母との回想シーンの中で、クララは母から「あなたは姉に憧れているけれど、あなたにはあなた独自の世界があって物事をあなただけの見方で見ることができる。そこがあなたの魅力なのよ」と励まされます。
クララはクララなりに世界を見ることができる。それは父母や周辺環境のコピーとして自意識を確立していくしかない幼子ではなく、ミドルティーンとしてすでに自分の世界があるこの物語のクララでしか描けなかった切り口です。
母からは無限の贈り物を残されたけれど、その中のどれを受け取るか――母の残した教えや愛情のうちどれを「クララという自分自身のコアとして据えるか」というのは、クララの側の自由であり、その選択によって自らの存在を定めるわけです。
その自由の幅が良かった。
この物語の中で、クララは「秘密の王国」での旅と冒険を通して、そういった自分自身の内面と出会い、悲しみを癒やすわけですけれど、でも実はこの度ってなくても良かったんですよね。作中でも途中でリタイヤして現実世界に帰る選択肢が示されるシーンが有ることからも分かる通り、それはありなわけです。途中で帰るどころか、実は、出かけなくても良い。
クララはもうすでに自分自身を確立しつつあるミドルティーンで、この作品の冒険なんかを経なくても、時間さえかければ悲しみから立ち直っていたと思います。父親との間にギクシャクした感情は少し残ったかもしれないけれど、それすらも時間の流れでおそらく解消できた。
そこがとても良かった。
幻想郷への旅が必要不可欠であり、この冒険行がなければクララが破滅していたのだとすれば、クララは神が(母が)操る遺産相続の操り人形なわけですが、そうではなくクララは旅をやめる自由がある中でそれを続行し、自分で選んだわけです。
母から与えられたすべての教えや愛情の中から、姉と同じように「おしゃれで社交的な自分」ではなく、「機械いじりが好きでとびっきりの発明家である自分」を選んで継承した。同じように「秘密の王国で歓待されるだけの女王」ではなく「みんなのために調和を取り戻そうと戦う女王」も選んだ。選ぶという行為によって、ただ与えられる下位の存在ではなく、継承というテーマにおいて贈り主である上位存在と対等の関係であることを示したのです。
この辺はもはや登録商標とも言って良い「ディズニープリンセス」というワードの「プリンセス」にたいして、一定の回答を出そうと本作が挑んだ結果でもあると思います。
王位とか王権(そして愛情を)先代から送られ継承した存在が、プリンセスである。
でもそれは逆説的に、「プリンセスとは手渡されはしたものの、その手渡されたものをまだ十全には使いこなせないし、自覚もはっきりとはできていない、運命や自分自身と戦いの最中にある存在だ」という主張でもあると思うのです。
そういう踏み込みのある本作は、テーマから見ても脚本の構造から見てもかなりの出来でした。
――まあ、もっとも、ここまで脚本を褒めては来たんですけれど、その表現としての台詞回しがどうにも垢抜けない感じで、紋切り型なところも多くて正直言えばそこは今ひとつです。取ってつけた感じがある。
てなわけで、構造面ではキラリと光る部分はあるけれど、80〜95点くらいですかね、これは。という感想になるのでした。
文字数がオーバーしたので後編 https://anond.hatelabo.jp/20181201181722 に続きます。
卒後5年未満の、下っ端の医者をやっている。
若手は足で稼ぐしかないから、とにかくベッドサイドには行く。研修医時代からフットワークだけは軽くしてる。その分頭も軽いけど。
看護師さんからのコールを嫌だと思う時期はあったが、「看護師さんが困る=患者さんが辛い」だからとにかくすぐに対応することを心がけてる。患者さんのつらいことは全部無くしたい。病気あるだけで辛いんだから、余計な辛さなんか一つもいらんわ。
出棺の時の涙はいつから出なくなったかな。入院で担当した患者さんと、亡くなった患者さんは全員覚えてるつもりだけど、きっと少しずつ忘れてる。こっちのせいで早く死んでしまった患者さんは何人いたんだろう。
最近、冬だから季節性鬱かもしれんが、もうどの患者さんも診たくなくて困ってしまった。
研修医時代に朝一番で会いに行くと「こんな早く来なくていいよ」って言ってくれたおじいちゃんは少し前に原病の悪化で亡くなったらしい。
不定愁訴みたいな症状だった気のいいおばちゃんは癌が見つかって数年単位で入退院を繰り返していて、いまだに会いに行くと喜んでくれる。
ドスケベだっただろう面白いおじちゃんも、数年前と比べて痩せてしまって、ちょっと前からモヒが始まった。
慢性疾患の女の子は点滴が漏れやすくて、その子は全然悪くないのに「いつもごめんなさい」って謝る。点滴痛くないですって言うけど、絶対痛いじゃん。我慢するの本当に怒るよ。
採血が難しいおばあちゃんは、何回も刺されてるのに「ありがとう」ってなんで感謝なんてするんだ。このヘタクソヤブ医者って怒鳴り散らしてくれ。
子供だって、処置ではギャン泣きするけど、他の時にはニコニコ笑って折り紙のメダルをプレゼントしてくれる。いつも嫌なことばかりする医者なんて心底嫌ってくれよ。私は君を痛い目に遭わせて泣かせてる張本人だよ。
なんかほんと全部嫌だ。治せないくせに偉ぶる医者なんて嫌ってほしい。患者さんが優しければ優しいほど、治せない自分が嫌になる。何もできないんだから感謝しないでくれ。
治してるのは上級医だし、執刀してるのは外科のドクター達だ。患者さんにありがとうって言われるのは嬉しい。だけど、それを喜ぶ自分に気付くと、何もしてないくせに驕るおこがましさを突き付けられて恥ずかしくてたまらない。
承認欲求を満たすために患者さんを使ってるクソ人間なんだよ。患者さんは本当の意味では医者を選べないから、こんなクソに担当されなければもっと幸せだったんじゃないかな。辛いこと少なくできたんじゃないか考えても結論が出ない。
中学時代からずっと死にたくて「発生したくなかった」ってずっと思ってて、今でも万一に備えて飛び降りとか飛び込みできる場所は毎日探して準備してる。夜中に飛び降りたくなるから、酔った勢いで死なないように自宅は低層階にしてるけど、外出してる時はいつでも死ねる。誰にも迷惑かけずに死ぬ方法を誰か開発してくれないかな。
こんなずっと死にたい私が生きてて、生きたがってるし生きる価値のある患者さんが死ぬの、本当に嫌になる。私が死ねばいいのにな。神様になれたら患者さんの病気を魔法みたいに治して、私が初めから存在しなかったことにしてさっさと死ぬのに。
事前にLINEで「売店でいろいろ買おうね!」って言われていて普段から金欠アピール甚だしい彼女のそれは「買って!」ってことなんだけど俺は自分の納得したものなら割と高価なプレゼントもぽんぽんするもんだけどこと映画の売店に関しては一切買う気が起きずまたその不要と感じてやまないものを買うにあたって俺の金をあてにされていることに反発を覚えるためおそらく買うことなく映画館をでるのだけどそれを周りにたとえば妻子持ちの同僚あたりに話せばやれ器が小さい心が狭い君は本当に人の心をどこに置いてきたか相手の喜ぶ顔を思え自己中めなどと言われそうで俺だって興味ゼロのシリーズもの3D映画代出してやるんだありがたく思えとも言えそうになく憂鬱を拭えぬまま待合せ3分前の今日はTOHOシネマズ映画の日
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②この投稿を12/11 23:59までにRT
※当選者には後日リプライで連絡します。 pic.twitter.com/00xPvKcEU2— リイド社広報室[公式] (@LEED_PR) 2018年11月28日
あまり熱心に活動していたわけではないけれど、真面目に信じていた。
神はいると信じて疑っていなかったし、教団内で嫌な事があっても、「人間は不完全だから」と思って気にしないようにしていた。
とはいえ、ずっと違和感というか、形容のできないモヤモヤはずっとどこかにあったし、それは年々膨らんでいくばかりだった。
なぜ何十年も信仰している母親は他の信者の悪口ばかり言っているのか
どうして父はいい歳をして急にキレるのか
そもそもなぜ両親は仲が悪いのか
噂話ばかりしている信者
いじめみたいなことをしている人も見かけたし
エホバの証人になったら、こういったものが手に入ると小さいときから教えられてきたけれど
実際わたしの育った家庭はどこか歪んでいたし、人生の目的なんてずっと分からないまま
「信者ではない子は一年の決まった日にしかプレゼントがもらえないけれど、エホバの証人の子どもは理由なしにプレゼントをもらえます」
みたいなニュアンスのことが教科書みたいな本に書かれていたが、誕生日やクリスマスの代わりにプレゼントをもらったことなんて一度もない
コートも買ってもらえなかった
塾も行けなかった
どうして今まで信じていたんだろう
やるせない
なんであれその時に欲しいものを悩まず買うと思う
そのためのお金ができた!って思って買う
今ならBluetoothスピーカーと机と椅子、あと毛布とホットマット
じゃ残りは親に毛布とかプレゼントして
姪っ子甥っ子にクリスマスプレゼント買って
名言でもなんでもなくて、何気なく言われた何気ないひとことなのに
伯母
「○○(地元)大学じゃちょっと恥ずかしいね、××(旧帝)大学くらいじゃないと」
→大学選びのときに気がつくと地方大を除外していた。旧帝大には入れなかったので都市部の私立大に入った。
父
母
(おこづかいで母の日になにかあげたい、なにか欲しいものある?と聞いたところ)
「いらないよ。それ、お母さんがあげたお金で買うんでしょ?」
→多分すげー虫の居所が悪かったんだと思われる。おかげで私は家族にプレゼントをあげないまま大人になったし、
大人になってからは親に金銭的な援助を受けることに強い抵抗を覚えるようになった。
「交通費くらいだしてあげるから実家に帰っておいで」と言われてもためらうし
(お土産なんて買っていったら、金の余裕があるなら自分で交通費を出せと言われるかも、と思ってしまう。そんなわけはないのだが)
「大人になるっていい 自分一人食わせてさえいればだらにも邪魔されないんだから」
自分一人を食わせるのも全然簡単じゃないことに気づくのにはずいぶんかかった。
母
→母は黙ってさっとはたらく人だった。公共の場所が乱れていたりするとだまってそれを直す人だった。
公共の場での振る舞い、たとえば電車内にごみが転がっていたり席を譲らねばならない人がいたりすると、母がいつも頭のなかでこの台詞を呟くし、私はそれで動ける。
私にはちょっと変わった知り合いがいます。最初はパパ活として知り合ったパパなのですが、知り合ってから一度も会うことなくでもLINEだけはかなりの頻度でやり取りをしているというのがこのパパです。
パパ活が出来ていないのにパパと呼ぶのはちょっとおかしな話なのですが分かりやすいように今回はパパと呼びます。
そしてこのパパとつい最近やっと会う機会があったので紹介していきます。
パパとはワクワクメールで知り合いました。ミヒロさんのブログを参考にしました。
その前にアフィリエイターっていう職業についてざっくりと説明をすると“ネットの広告収入などで稼ぐ超不安定な人たち”をアフィリエイターと呼び、その中でも月収100万円以上を稼ぎ出すアフィリエイターをスーパーアフィリエイターと呼びます。今回初めて会ってきたパパはこのスーパーの部類に属する人で超不安定な仕事だからこそ中々会えずにいたわけです(笑)
普段はとくになんてことないやり取りをしているのですが、このパパやたら色々詳しいので何か質問がある時にだけLINEを送ってました。「こういうアプリ欲しいんだけどオススメ知らない?」だとか「なんか最近パソコン起動遅いんだけど!」とかね(笑)いつも家にいるようなのでほぼタイムリーに返事が来るのも助かっていました。
そんなある日「ちょっとブログで写真使いたいから一緒にデートしてよ」という知り合ってから1年と2ヵ月やっとデートらしいお誘いが来ました(笑)誘い方がなんかもうビジネスライクっていうか色々残念ではありますが、まぁ何でも良いです(笑)
一応普段お世話になっているのは私の方なので・・・なんか軽いお礼でもしようかな?と思って途中ハンズに寄って腰痛に良さそうな枕?クッション?をゲットして待ち合わせ場所へ。
知り合ったサイトではとくに写真らしい写真も掲載されていなかったのでどんな人なのかわからなかったのですが、いざ待ち合わせ場所で待っていると本当にイメージ通りの男性が「よー」とか言って話しかけてきました。
イメージ的には俳優の瑛〇さんをチビにして2,3発殴ったような感じです。LINEだとスムーズに返事が来るのに喋るとどもる感じが面白かったです。
いざ食事へ~。
「今日は俺がご馳走するから」「写真いっぱい撮らせて」ということでまずは焼き肉屋さんへ。
一応首から下だけにしてくれと言ってあったので安心です^^また、最後に撮った写真を見せてもらう約束もしました。
私はさっそく生1つ~って注文したのですがこのパパ「帰ってからも仕事あるから」といってひたすらコーラを飲んでました(笑)ストイックなのね~。
持ってきたプレゼントを渡すとめっちゃ喜んでくれましたよ!良かった良かった(*´Д`*)
パパはまぁ適度に食べつつ写真を撮り。普段何してるんだっけ?という話をしたりとか。ちょっと気になるのはパパ大体カメラとかスマホを弄ってましたね、めっちゃ忙しそう~。
彼氏とデートでコレだったらブチギレ事案になりますがまぁパパ活ですし何よりもこのパパ知り合って超長いしそういう人っていうのはわかっていたので私はその間ひたすら焼いて→お皿によそってあげて→食べる→焼いて→注文して→食べるっていう感じです。焼肉久しぶりだったので超楽しい!!
するとパパ「もうこれ最後?」と聞いてきて、「そーですよ^^」と答えると「じゃぁ行こうか」とスムーズに会計を済ませて二軒目に移動です。二軒目は居酒屋さんです。あらかじめ予約をしてくれていたようで!ていうか知ってたらあんなに生飲まなかった~!!ちょっといい感じのお店でどれもこれも美味しそう…!失敗した…!パパ、適当にあれこれ注文。そしてひたすらに写真を撮りまくり。私もさすがにおなかいっぱいで(笑)「食べてるフリでいいよ」ということでした。
ここでもまぁ同じような感じなので割愛。
パパ活にもいろんなパパ活があるもんだなぁ~ただ食べるだけとか(笑)と考えているとパパが「何もしないんだけどホテルで写真っていい?」と!何もしないとかあるの!?ねぇよ!!と思いつつ、まぁ普段お世話になってるしお礼もするっていうのでついていくことに。
で!!!
「このまま泊まってっていいよ~、俺この後仕事だからもう帰る」と諭吉さん3人+ホテルの部屋代+αを置いてってくれました。優しい(笑)私はおことばに甘えて普段泊まれない中々いい感じの部屋を満喫しました。
初めて会ったパパではありますが既に以前から知り合っていたのでそこまで心配することもなかったし、何よりもお気持ちがすごくてしかも焼肉も美味しかったしすごく楽しいパパ活になりました。パパもあの後LINEで「またお願いね!」ということだったので助かったのかな?良かった良かった^^
ずっとずっとわかってたけど言葉にしたくなかったことがあります。
好きな人がいます。何で好きなのかわからないけど、どこが好きなのかはわかります。言葉の選び方、思考の運び方、声、話し方、好きなところはたくさんありました。今でも好きです。
でも、とてもつもなくありふれたことなのですが、相手は私のことが好きでありません。
「好きです」とは言います。でも「あなたの好きとは違う好きだと思います」と言います。そこまでは理解できるんです。わかります。でもその後に「大切です」「ずっと一緒にいたい」「キスもセックスもしたい」と言うんです。
でも私がじゃあ付き合ってくれる?と聞いたら「それはちょっと」と言われました。
私は、そこで腹が立ったしとても嫌だなと思ったけど、結果としてその人とキスもセックスもしてるし時間の許す限り一緒にいます。馬鹿なことをしてると思います。
「付き合うのは嫌」これが全てなんです。「あなたの好きとは違う好き」それでしかないんです。でも私は自分にとって都合が良い「ずっと一緒にいたい」を一番に信じてしまうし、じゃあいつか私のこと好きになってくれるんじゃないの?って、付き合ってくれるんじゃないかって思いながらずっとその人のことが好きです。
家に呼びます。来てくれます。スケジュールの許す限り泊まってくれます。一緒にいて、ご飯を作ってくれて、キスして、セックスして、一緒に寝て、信じられないくらい楽しくて幸せです。誕生日はお祝いしてもらいました。すごく楽しくて幸せでした。付き合えなくても「大切だ」って言ってくれるし、「大好き」って言ってくれるし、それでもいいじゃんって思ってしまう時が確かにあります。大抵そう思ってしまいます。
ところで、私のことは「そういう意味で好きではないけど大切だしセックスはできる友人」と位置付けられているようですが、その人にはそういう友人が他にもいます。当たり前の話です。私だけであるはずがありません。私が知ってるだけで一人います。実際にセックスしたことも知ってます。どういう風にしたかも聞いたし、相手がどんな人かも知ってます。その人は「私とその相手は違うよ」と言います。私のことが大切だと言います。
でも私が知りたいのは「どっちの方がより大事か」なんです。もっと言うと、「私のことが誰よりも大事かどうか」なんです。でも聞けないんです。私のことが何より大事ですか?なんて聞けない。だって、自分のことを好きだっていう人に、「キスもセックスもできるけど付き合えないよ、でも大事だよ」なんて、相手のことを思ったら、言えるでしょうか。本当に大切な人に、そんなこと言えるんでしょうか。
家に呼びます。時間があるなら会って欲しいとお願いします。だからご飯を食べに行く時も、おうちでご飯を作るためにスーパーで買い物をする時も、お金は多めに払います。当たり前のことです。私の方が収入はあります。でも決して裕福な訳ではありません。ぎりぎり平均か、それ以下のお給料です。でも好きだから大切だからなるべくその人に何かしてあげたくて、できる範囲でお金を払います。
だから、その人が家に来る時に例えばスーパーやコンビニで買い物をしてくれた時、私は「いくらだった?」と聞きません。私のことが大切だったら、アイスとか、その人も使う日用品とか、お酒とか、買ってくれるかなって思うのです。見えるところに置かれたレシートのこと、いつも見ないふりしてました。その人は何も言いません。言われたことも無いです。でも、いつもレシートは私の見えるところに置かれていました。
そういえば誕生日に、「何か買ってあげるよ」と言われました。コーヒーのドリッパーを買ってくれると言いました。私は普段コーヒーをいれません。インスタントコーヒーを牛乳に溶かして飲んでいます。それで事足りています。その人はブラックコーヒーが好きなので、お湯にインスタントコーヒーを溶かして飲んでいます。ドリッパーは、きっとほとんどその人が使うでしょう。私は何でも貰えるなら嬉しいよって言いました。そういえば、誕生日に行った遊園地はとても楽しかったです。遊園地は元々好きでした。チケット代も館内で飲んだお酒もお昼ご飯も夜ご飯もお金を払ってくれました。大切にされてるんだなって嬉しかったです。ドリッパーは忙しくて買えてないから、今度買うねと言われました。まだ貰ってないです。
もうよくわからないんです。私のこと本当に大切ですか?大事ですか?好きなんですか?どうして?キスもセックスもしたいっていうのに、大切だって言うのに、付き合ってくれないのはどうして?家に行きたいって言ったら「他人を家に入れたくない、昔からの友人一人しか生理的に無理」って言うけどそれじゃあ私はその友人以下?くれなくてもいいよ、でもドリッパーのことは覚えてる?他の人と飲みに行って、遊んで、その昔からの友人のために新しい寝具を買って、私へ誕生日プレゼントを買ってあげるって言ったことは覚えてる?
ずっとずっとわかってたけど言葉にしたくなかったことは、「都合が良いから好きだし大切だって言われているんだな」ってことです。最初からわかってたのに、好きだからもしかしたらって思ってしまって、本当に馬鹿みたいで、でもまだ好きです。
「恋愛的な好きがわからない」と最初に言われました。「待っていて欲しい」とも言われました。私は、自分のプライドの高さ故に「別に無理して好きになって欲しくない」「好きな人が出来たら教えて」「別に誰とセックスしてもいいよ」「別に無理して付き合って欲しくないからいいよ」って、思ってないことばかり強がりで口にしてどこまでも自滅しています。
その人のことが好きです。大好きです。一緒にいるのが本当に楽しいし、幸せだし、ずっと一緒にいたい。このまま一緒にいてくれるならそれでもいいと思ってしまいます。私はブスで性格も悪くて頭も悪いので、まともな異性が寄ってくることは滅多にないし、友人も少ないし、人からはよく嫌われます。そんな私が一人の人間として真っ当に尊重して欲しいと思うことが烏滸がましいんじゃと思ってしまいます。好きな人に「好きだよ、大事だよ、ずっと一緒にいたい」って言われること、この先きっと二度と無いと思うのです。ただ相手が私のこと好きじゃないだけで。
私がわかることは私が馬鹿なことと、相手が私のことを本当の意味で好きじゃないことだけです。これからどうすればいいのかもどうしたらいいのかもわからなくて、いや本当はわかってるけど、そうするのが本当に私のしたいことなのかわからない。
自分がこんな風になるなんて思ってもいませんでした。ずっと良いように扱われる女の人を見て馬鹿だなと思ってました。セフレに甘んじる人の気持ちがわからなかったし、自分がそうなるなんて思ってもなかった。
っていう覚悟と失敗を、もう何回も何回も何回も繰り返してる。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 99 | 13675 | 138.1 | 45 |
01 | 89 | 8604 | 96.7 | 38 |
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07 | 20 | 1427 | 71.4 | 33.5 |
08 | 28 | 3812 | 136.1 | 47.5 |
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12 | 100 | 13688 | 136.9 | 46 |
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14 | 85 | 5785 | 68.1 | 37 |
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16 | 100 | 13710 | 137.1 | 48 |
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1日 | 1756 | 167475 | 95.4 | 41 |
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5809736(1954)
5歳の時には既にサンタは信じてなかったけど
サンタからと父母からの2つプレゼントが貰える謎形式だったので
長い間、信じているふりしてた
きな粉がキノコではなく大豆から出来ている事を知り、驚愕したところ、「嘘だろ?!」扱いされた
サンタやファンタジーは信じてると可愛いでXXXを知らないと嘘だろ?とかアホ扱い、
世の中はおかしい
『子の学力は母親から遺伝し、衝動や攻撃性は父親から遺伝する』という研究結果が紹介されていて、昔のことを色々思い出してしまった。誰にも言えないのでここに吐かせてもらう。
うちの父は母に暴力をふるっていた。食器をガンガン投げて、朝台所に行くと母が泣きながら破片だらけの床を掃除していることが何度もあった。
テレビに夢中になっていて、「早くお風呂に入りなさい」と言う母に、もうちょっと観てから入る!と言い、お風呂の時間が遅くなってしまった。私がお風呂に入ると同時ぐらいに父が帰ってきたのだが、なぜか激怒。怒りの矛先は母へ。
「なんで早く風呂に入らせないんだ!」
母を蹴る音と、痛いと叫ぶ母の声を浴室でちぢこまって聞いていた。
しかも私は、お父さんが怖かったのと自分のせいでお母さんが痛い目に合っているのが申し訳なくて、お母さんに声をかけることができず、お風呂から出たあと小走りで寝室に逃げた。床に座り、泣きながら蹴られた箇所をさすっている母の背中が今も焼き付いている。
あの時「大丈夫?」と声をかけていれば、母は少しは救われただろうか。勇気をだして父に立ち向かっていれば、何か変わっていただろうか。まだ10歳にもならない私には、見て見ぬふりをして逃げるのが精一杯だった。
数年後父は出ていくのだが、出ていったあとは母が怖かった。
宿題や参考書を解いてるときは横に張りつき。解いてる途中でも、少しでも違っていれば頭をはたかれる。
怒られてる時は一切口答えできない。ただ泣いて我慢するしかなかった。怒りながらテーブルをガンガン叩いているのが恐怖だった。物が飛んでくることもしょっちゅうだった。母へプレゼントしたコップが飛んできた時は凹んだ。
高校受験前は、ありがたくも塾に通わせてもらってたんだけど、志望校には落ちてしまった。「この金食い虫が」と言われた。
土下座して滑り止めの高校に入学させてもらった。「資格をたくさん取ってたくさん勉強します」と念書も書かされた。
「お母さんは、よその着飾っている母親たちとは違う」「お母さんは、あなたよりもあなたのことを知っている。だからお母さんの言うことを聞きなさい」が口癖。
高校に上がると私は反抗する術を覚えた。口では勝てないので私も物に当たるようになった。この破壊行動は、20代に入り就職で実家を出る頃まで続く。母は自分に都合の悪いことは知らぬ存ぜぬを貫く人で、話し合いで解決したことがひとつもない。
話が通じないから物に当たることしかできず、ガラスを何枚も割り、扇風機や障子も躊躇なく投げた。
物を破壊しても満足できなければ、母を張り倒した。
母なんて死ねばいいと本気で思っていた。そのうち本当に殺してしまうんじゃないかと自分が怖くなるときもあった。
あれから幾年。私は30代に入り、母はとっくに還暦を過ぎた。母はだいぶ丸くなったが、私は未だに母の前では笑えない。丸くなったといっても、私の就職先にケチをつけたり頼んでもないのに転職先をリストアップしてくるから、本質は変わっていないと思う。
父の消息は知らない。高校卒業時、親戚の計らいで私とだけ再会したことがあったが、その後お金をせびられたので連絡を絶った。
母は、父から暴力を受けていたことは覚えていないという。私に吐いた暴言も、覚えていないと言う。
周りからは「女手一つで大学まで行かせてくれたんだから」「留学もさせてくれたんだから」「今は丸くなってるんだから」親を大事にしろと言われる。
でも、大人になった今でも、忘れられない。
母に叩かれていたこと。
友達の家に遊びに行く度に、友達の家に「遊ぶな帰ってこい」と電話をかけてきたこと。
金食い虫と言われたこと。
辛かったことを伝える度に、私がそんなことを言うわけないと否定されつづけたこと。
父に蹴られる母の泣き声と破片だらけの床。
「産んでくれたから」「学費を出してくれたから」ぜんぶ忘れて、水に流して、優しくしなければいけないのだろうか。
こういった、俗に言う辛い過去を抱える人は今は成功して幸せになりがちだと思うのだが、私は平々凡々。むしろパワハラ上司に負けて会社を辞めてニートまっしぐらだ。唯一の救いは、こんな私を見捨てないでくれている彼氏と、飼い猫が私にはもったいないぐらい可愛いことぐらいだ。いやそれで十分なんだけど。
だから、初耳学のあの発表を見て、封印していた黒くてドロドロしたものが溢れ出てしまった。
母のように、言ったことを「言ってない」と言い張り相手を混乱させてしまうのだろうか。
それとも母やみんなの言う通り、私は金食い虫で、一人っ子だから甘くて、事実じゃないことばかり言っていて、親不孝なのだろうか。