あまり熱心に活動していたわけではないけれど、真面目に信じていた。
神はいると信じて疑っていなかったし、教団内で嫌な事があっても、「人間は不完全だから」と思って気にしないようにしていた。
とはいえ、ずっと違和感というか、形容のできないモヤモヤはずっとどこかにあったし、それは年々膨らんでいくばかりだった。
なぜ何十年も信仰している母親は他の信者の悪口ばかり言っているのか
どうして父はいい歳をして急にキレるのか
そもそもなぜ両親は仲が悪いのか
噂話ばかりしている信者
いじめみたいなことをしている人も見かけたし
エホバの証人になったら、こういったものが手に入ると小さいときから教えられてきたけれど
実際わたしの育った家庭はどこか歪んでいたし、人生の目的なんてずっと分からないまま
「信者ではない子は一年の決まった日にしかプレゼントがもらえないけれど、エホバの証人の子どもは理由なしにプレゼントをもらえます」
みたいなニュアンスのことが教科書みたいな本に書かれていたが、誕生日やクリスマスの代わりにプレゼントをもらったことなんて一度もない
コートも買ってもらえなかった
塾も行けなかった
どうして今まで信じていたんだろう
やるせない
自分よりは両親を責めた方がいいよ。 洗脳から抜け出せたのはそれだけで優秀な証だし、そんな詐欺集団に引っ掛かり、子供であるあなたを洗脳した両親はとうてい人とは言えないクズ...