名言でもなんでもなくて、何気なく言われた何気ないひとことなのに
伯母
「○○(地元)大学じゃちょっと恥ずかしいね、××(旧帝)大学くらいじゃないと」
→大学選びのときに気がつくと地方大を除外していた。旧帝大には入れなかったので都市部の私立大に入った。
父
母
(おこづかいで母の日になにかあげたい、なにか欲しいものある?と聞いたところ)
「いらないよ。それ、お母さんがあげたお金で買うんでしょ?」
→多分すげー虫の居所が悪かったんだと思われる。おかげで私は家族にプレゼントをあげないまま大人になったし、
大人になってからは親に金銭的な援助を受けることに強い抵抗を覚えるようになった。
「交通費くらいだしてあげるから実家に帰っておいで」と言われてもためらうし
(お土産なんて買っていったら、金の余裕があるなら自分で交通費を出せと言われるかも、と思ってしまう。そんなわけはないのだが)
「大人になるっていい 自分一人食わせてさえいればだらにも邪魔されないんだから」
自分一人を食わせるのも全然簡単じゃないことに気づくのにはずいぶんかかった。
母
→母は黙ってさっとはたらく人だった。公共の場所が乱れていたりするとだまってそれを直す人だった。
公共の場での振る舞い、たとえば電車内にごみが転がっていたり席を譲らねばならない人がいたりすると、母がいつも頭のなかでこの台詞を呟くし、私はそれで動ける。