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はてなキーワード: 総領事とは

2023-07-20

若い女性がホームレスとしても生活できるアメリカがうらやましい

日本では考えられないニュースが起きた。

ポートランド領事事務所総領事ホームレスの女に襲われる 当局23歳女を暴行の罪などで起訴 米・オレゴン州

https://www.fnn.jp/articles/-/559095

アメリカオレゴン州ポートランドで、6月、在ポートランド領事事務所総領事が、ホームレスの女に襲われ、ケガをしていたことが分かった。

23歳の女性ホームレスとして生活が成り立つ社会アメリカ

日本では熾烈な性暴力虐待危険があり、実際に女性ホームレスを襲撃する事件も発生した。

アメリカにあって日本にないものは、女性安全に暮らせる社会だということが、改めて浮き彫りになる出来事だった。

2022-12-26

中野正彦の昭和九十二年』を読まなくていい理由と回収理由(追記有)

前置き

前もって断っておくと、この文章自分が読んだ本をあしざまに貶すために書かれている。信じてもらえないかもしれないが、自分普段ならフィクション特に小説に対するネガティブ感想は書かないようにしている。新刊だとネガティブ感想が売上=作家収入ダイレクトに響きかねないかである他人収入に影響を与える覚悟はない。ただ、本作はもう書店に並ぶことがないのが確定しているので、その点は心配しなくていいだろうと判断したので、放流させてもらうことにした。

樋口毅宏が書いた『中野正彦の昭和九十二年』という小説がある。この本、本来なら12月19日発売だったのだけれど、イースト・プレスが発売日前に回収を決定したこと話題になった。以下、その際の回収理由である

https://www.eastpress.co.jp/information/detail/2034

その内容の表現手法個性から出版にあたりしっかりとした社内議論必要であると考えますしかし、今回刊行に至るプロセスにおいて社内で確認すべき法的見解の精査や社の最終判断を得ることを行っておりませんでした。同時に刊行時においても契約書の締結が終了しておらず、刊行における責任所在曖昧だということが発覚しましたので、社内協議の上、回収対応といたしました。

この回収理由、一読して意味がよくわからないと思う。法的見解の精査とはなんぞや? 契約書の締結とは? そういう疑問がわいたので、この記事を書いている増田書籍回収の報が出てすぐ書店に駆け込み、回収前に購入することができた。で、いざ読んでみて、「あーそういう意味ね……」と朧気ながら理由らしきものも推測することができたのだが……。

本題

先に言っておくと、回収騒ぎの責任100%版元にあり、その点において樋口毅宏氏に責任はない認識であるフィクションはなんでも書いていいかフィクションなのであって、版元はフィクション書き手である作家を守らなければならない立場だろう。誰が悪いにしろ、配本が始まってる段階で回収することに対して版元は作家に対して極めて不誠実である。というか回収の原因と思しききっかけがTwitterイースト・プレス社員が騒いだことっぽいのも最悪だ。最低限コンプライアンスは整えろ。大体フィクション記述ヘイトって騒ぐんじゃねえ。

編集者が抗議した件は→https://togetter.com/li/2008033

……が、そもそもこの本は絶対買わなくていい。作品記述ヘイトからではなく、単に小説として苦痛からである小説読んで「小説のていをなしていない」って感想が出てしまったの10年振りくらいだぞ。それくらいきつい。

正直、自分と同じ被害を誰にも受けてほしくないので、以下にきつい理由苦痛度・ドン引き度を添えて列挙しておく。

理由1. 純粋に、読んでいて苦痛である面白くない。(苦痛100、ドン引き度0)

中野正彦の昭和九十二年』は、安倍晋三を「お父様」と仰ぐネトウヨ青年主人公が、昭和92年=2017年2月11月にかけての日々を語るという構成になっている。

いきなりネタバレになるが、本文の殆どブログに書かれた内容を引用しているという体裁である(終盤で判明する)。なので、「実際にあったニュースに対して主人公意見開陳する」という構成になっているのだが、そのパートが長すぎて苦痛なのである。たとえば、連載時の本文を引用すると、以下のようなものである

https://twitter.com/byezoushigaya/status/1275385842286997505

6月8日 「驕るな! 安倍首相」現職文科幹部が本誌に激白 「不満を持っている人は大勢いる」

【緊急特集政権批判で“更迭釜山総領事私的会 話をご注進したのは誰だ? 読者調査では「前川喚問」 賛成 86% 内閣支持率2 2% (週刊文春)

青天の霹靂とはこのことか。

文春はいから反日に寝返ったのか。

これまで無条件で寄せてきた信頼がすべて音を立てて崩れ落ちた。記事を読むまでもない。まさか中韓による見えざる言論弾圧がここにも......?

わかった、編集長ハニートラップに嵌められてゲス不倫をしたネタで脅されているに違いない。

一刻も早く会社ごと共謀罪逮捕→お取り潰し。芥川賞直木賞安倍お父様と昵懇の見城徹譲渡すべき。幻冬舎で二大文学賞運営していけばいい。直木賞選考委員長はもちろん百田尚樹大先生選考委員長就任と同時にこれまでの全作品対象直木賞を獲得。芥川賞も同時受賞されるといい。

夢が広がる。希望が出てきた。

それよりきょうの菅官房長官定例会見で気になるところがあった。

東京新聞望月衣塑子とかい記者が、「前川さんだけでなく、複数告発が出ています。もう一度真摯にお考えになって、文書の公開、第三者による調査という考えはないですか」「(文科省再調査をしないのは)安倍総理や官房長官菅さんたちが判断しているのではないのか」「(文科省再調査をしないのは)安倍総理や官房長官菅さんたちが判査という考えはないですか」「(文科省再調査をしないのは)安倍総理や官房長官菅さんたちが判断しているのではないのか」「(文科省再調査をしないのは)安倍総理や官房長官菅さんたちが判断しているのではないのか」などと執拗質問を重ねていったのだ。事務方が何度も「同じ趣旨質問はやめて下さい」と頼んでいるにもかかわらず、「きちんとした回答をいただけていると思わないので繰り返し聞いています」と返した。

おかげで通常十分程度の会見は四〇分に及んだ。菅官房長官はおまえのようにヒマではないのだ。

もしこの間に北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうするのだ?おまえひとりのアピールタイムのせいで日本崩壊したらどう責任を取るつもりなのか。

もっと空気を読め。他の新聞社テレビ局政治記者を見習え。一流大学卒業して、難関と呼ばれる大手マスコミに入り、自分意見は一切絡めず、官邸発言を一語一句正確に国民に届けることを至上としているではないか

ひとりだけジャーナリズムを発揮したつもりになって目立とう精神はやめろ。共謀罪が成立したら東京新聞は取り潰し。女だてらに記者をやる生意気な奴

これ自体ネトウヨ文章のよくできたパロディで、個人的にはそんなに違和感がない。

ただ、作中では毎日~2日置きにブログ更新している体裁になっているので、上記のような文章が約8ヶ月分、延々と続くのである。2-3ページとか4-50ページならまだいい。300ページある分のうち200ページだぞ。正直、きつい。きつすぎる。

あと、前述のとおり本文がブログ記載であることを終盤で明かしてるのは小説技法として失敗してると思う。事前に知っていた方が読者も読むときスタンスの置き所が安定する筈。自分は少なくとも知っていた方がすんなり読めたと思う。

理由2.主人公物語がない(苦痛度60、ドン引き度0)

引用したような文章が続くのはまだいい。ただ、個人的にきついと思った理由がもう一つある。主人公の人となりがほとんど開陳されないのである

主人公中野正彦は、ピザ屋のバイトをして糊口をしのぐ男である。近所の既婚者女性不倫関係にある一方で限られた金で風俗通いをする日々を送っていたが、作品の冒頭で彼は沖縄基地運動をする男を暗殺する。ネットで知り合った「会長」に心酔し、彼から命じられたのだ。中野正彦は国を救うための次の指令を待って日々を過ごしている……。

こう書き出してみると、それなりに設定は盛られている。ただ、前半200ページのうち、その辺りの記述に費やされるのはおそらく30ページに満たない。そして、その描写があまりにも「薄い」。不倫風俗パートは実質タダのサービスシーン以上の意味が見いだせない。

何より、一番気になる「どうして彼がそのようなネトウヨにハマったのか」という部分が殆ど説明されないのである。たとえば、どんな生い立ちで、どういう家庭環境で、どういう趣味嗜好でどういう性格人物か、それが200ページかけてほとんど開陳されない。されたとしてもあまりにも薄っぺらい。

個人的趣味の話になるが、この手の「嫌悪されるような人物主人公にした小説」は、その人物共感させてこそそのグロテスクネトウヨ描写効果が生まれると思うんだよ。その「共感」がない。結果、「ただきつい文章を読まされる」だけになっている。せめてそこは「きつい文章を書いているような人物共感してしまう」くらいのことはしてほしかった。

理由3. 最低限の設定考証ができてない(苦痛度80、ドン引き度80)

正直、この本は200ページくらいから話が動くので読むなら終盤100ページでいいよ……と言いたいのだが、こっちはこっちできついのである。終盤の展開は以下のようなものである

せめて設定考証をしろ!!マグニチュード11.3は荒唐無稽だがまだいい、高さ50メートル津波千葉神奈川沿岸全滅もまだ許す。東京沿岸から20キロメートル地点まで津波が来たら中野も壊滅しとるわ!!!Googleマップをみろ!!!!! 

そこから先の被災生活描写はそれなりに読ませるものがあるのだが、この時点で小説としては〇〇の判定を下した。ググれば、あるいは校閲に出せばツッコミの入る内容を残すな。

理由4. 実名人物処刑される(苦痛10ドン引き20

ここまでが「小説として」きびしい理由である。ただ、それ以外にも、ここから個人的感覚で「ちょっとどうかなー」って思った部分を書いておく。この辺は多分回収理由にも関わってくるのでそこそこ大事話題でもある。

東京震災が起きたことで東京大パニックになって、大久保とかでは外国人、というか朝鮮人虐殺などの暴動が起きたりする。で、左派的な人達暴動によって処刑されたりするのね。その際に殺される人の名前実在人物なんですよ。「江川紹子」「タマガワトオル」「青木理」の3人は確実、それ以外にもいたかもしれないが読み飛ばしてるかもしれん。

これ自体別にやっちゃ駄目とか言うつもりはない。朝鮮人虐殺するような人は左派も吊す。それはそう。ただ、実在人物名出して作中で処刑させちゃうのには結構ビビった。政治思想がどうとかそういう話じゃなく、実在人物やぞ。それができるのがフィクションのいいところだけど、マジで殺したぞおいってなる。

理由5. なぜか一人だけ仮名になってる(苦痛度50、ドン引き100)

上記でわかるとおり、本作の特徴は実在人物名をガンガン出してくるところにある。安倍晋三をはじめとして、先に引用したところでも見城徹とか望月衣塑子とか出してるしね。

でも、本作の中で1人だけ仮名にされている人物がいる。田永クリニックを運営する田永克哉という人物である高須克弥やんけ! 実在人物名出して殺すまでやっといてそこは仮名にするのなんなんだよ!!!!!

実在人物を出して酷い展開を描く」が徹底されているなら好き嫌い作品の是非は置いといてその心意気は買ってやろうという気持ちにもなれたよ。でも高須克弥日和るのは流石になしだろ。いい加減にしろよ。

まとめと、推測される回収理由

これ以上続けると血管がキレそうなのでそろそろまとめるが、つまり中野正彦の昭和九十二年』には「①全体の2/3近くが薄っぺらく、読んでいて苦痛」「②ググればわかるレベルの設定考証ができてない」「③実名を出す態度が一貫してない」という3つの欠点があるわけである

正直、本件を問題にしたイースト・プレス編集者は失敗だったと思うよ。こんな小説として苦痛作品、つまらなさから世間から黙殺されて仕方ないレベルで、話題にするような対応にさせたのが良くない。単につまらないよ。というか話題になったから買って読んだの失敗だった。金の無駄。金返せ。あと作品自体ヘイトではない。作品の中にヘイト描写がたくさんあるのはたしかだけど、「フィクション描写としてのヘイト」と「作品の主張としてのヘイト」はわけて考えなきゃ駄目でしょ。

……で、ここまで整理したところで、あらためて回収理由の件に戻る。

「社内で確認すべき法的見解の精査や社の最終判断」「契約書の締結が終了しておらず、刊行における責任所在曖昧」ってあるけど、これ多分実在ニュースをめちゃくちゃ引用してること、実在人物が作中で殺されたり、ネトウヨ男の語りであしざまに貶されたり(例えば、山口敬之事件被害者の方とか)することへの法的リスクを精査できてなかったんじゃないかなと思う。

1箇所2箇所とかならまだいいけど、前述のとおり「ネトウヨ男の語り」って体裁実在人物をあしざまに書くパート200ページくらいあるんよ。これは推測だけど、

みたいな展開があったんじゃないかな……と勝手妄想してしまった。

なんというか、この本は回収されたことで本文にアクセスできずキャンセルカルチャー云々の話に回収されそうになっているのが結構つらいなと思うところで、プレスリリースのとおり実名人物出してフィクション書く時の炎上リスク全然精査してなかったって話だと思ったのである。信じるかしんじいかあなたしだいですが……。

あと、それはそれとして作品は本当につまらいから変に神格化されないでほしい。この増田は「2200円が本当に無駄だった、金返せ」「メルカリで数千円単位転売されているのが本当に勿体ない、100円でいい」という二つの気持ちから執筆されました。

ただ、本作は続編として「橋下徹首相になった二〇三九年の日本舞台に、弁護士主人公小林大助が、死刑囚中野正彦の再審弁護人として奮闘する」という展開の『小林大助の昭和一一四年』という構想が存在するらしい。本作の出来からするとあまり期待はできないのだが、気になるは気になるので出たら買って読んでみようかなとは思う。この増田は「読まずに批判をするな」のモットーの元運営されています

追記したら文字数オーバーたから分離https://anond.hatelabo.jp/20221226211607

2022-05-15

始球式中止について、いちMLBファン感想

現地5/13、ニューヨークメッツシアトルマリナーズ戦で在ニューヨーク日本総領事始球式のためマウンドに向かうもメッツ先発投手マックス・シャーザーが投球練習を続け、無視する形となり、その結果総領事スタッフに呼び戻されてそのまま試合が開始された。

これが案外、はてぶでもヤフコメでもアジアンヘイト差別的だとか書かれている。

しかに初めてみる光景ではあった。でも差別かというと、普段からMLB見ている自分には違和感を覚える点があるので、とりあえず思いつくことを書いてみる。

そもそもMLB始球式は、選手守備位置についているような段階で行われるものではない

MLBだと始球式試合開始の結構前に行われている。

始球式中は、ファウルラインあたりで走ったりキャッチボールしたりと選手はまだ準備の時間で、日本みたいに試合開始直前にやることは(たぶん)ない。投手もその時間ブルペンで投球練習してたりで、グラウンドにいない場合が多い。

日本総領事がマウンドに向かったタイミングNPBでの始球式と同じだったのも、誤解を生んでいる原因だろうね。

そもそも「日米では始球式タイミングが全く違う」ということを知らない人があの映像を見てしまうと「投手がマウンドを荒らされたくなくて拒否した」みたいなふうに感じるかも。

実際のところ、この日は雨で試合セレモニーの進行に影響が出ていたらしく、それでいつものタイミング始球式ができなかったようだ。ただ試合開始は定刻で行われることになり運営が慌ててしまった感じだと思う。

普段MLBではピッチャーブルペンから出るときにはそういうセレモニー的なことは全部終わってしまっているので、シャーザーに対して何か文句を言うのはお門違い。「気づかないわけないだろ」みたいな意見はあるけど、普段グラウンドカメラマンに囲まれることに慣れてる彼らの集中力はすごい。

シャーザーの性格を知っている人なら、この場面で声をかけなかった彼の行動は正解だったと思うだろうね。

始球式ってそんなに大事なの?

イチローが投げたやつとかは見たいけどさ、正直興味ないのがほとんどでしょ。日本人が始球式するっていうのもこのニュースで知ったし。普段MLBの中継見てても始球式はよほど面白かったとかじゃないと映されないし。

メッツ日本総領事を招いたのか

要人を招待しておいて蔑ろにした」みたいなコメントも多い。

スポニチ記事だと「大リーグメッツが「ジャパンヘリテージ(遺産)・ナイト」と銘打って開催した本拠地ティフィールドでの13日のマリナーズ戦で」とあるけど、実際のところ翌日14日から行われる「Japan Parade」というイベントプロモーションのために来ている。

球場ではボビー・バレンタイン(元メッツ千葉ロッテ監督 いまはエンジェルス解説とかやってる)のビデオメッセージが流れたようだが、日本総領事館のツイッターに載ってたの(https://twitter.com/JapanCons_NY/status/1525225000269144066?cxt=HHwWhICz-dCD2KoqAAAA)と同じだとすると、球場ニューヨーカーたちに「ジャパンパレードやるよ、そしてことしは日本野球が伝わって150年記念なんだ」みたいな感じだし。

●結局どう?

タイムマネージメントできなかったにもかかわらずマウンドに行かせてしまい恥をかかせることになったメッツ運営側に非があるのは明白。投手、その他の選手を責めるのは間違い。ただ単に運営上のごたごたで試合を優先したまで。

差別かそうじゃないかって、他人判断するのはすごく難しいと思うよ。勝手第三者が「あいつは差別主義者だ」「アジアンヘイト公然と行われてた」とか、言うのは簡単だけどね。

総領事側にはメッツから謝罪があって、別の機会を用意してくれるらしいし、それでよくない?

いじめトラウマ

総領事所在なくしているのを見て、

放課後にお前の誕生日会やるからって朝言われ、それから一日何も言われることなく、放課後もみんな普通に帰っていき、一人しばらく机に座ったままだった時のことを思い出した。

MLBメッツ日本総領事呼んで始球式お願いしておきながらドタキャンとか

マウンドでウロウロしてるおっさん扱いで

友好国の公人で賓客の扱いがコレは流石に舐められすぎでは?

ただの1スポーツしか落ち目球打ち遊びがやっていい話ではないと思うんだが。

日本総領事無視された件

あの所在なくウロウロし嘲笑される日本代表者の情けない姿。

俺ですら笑えちゃうんだからはてサ絶頂してそう。

NY総領事始球式をやろうとしてハブられた件

アメリカ人陰湿だな。

記事ではピッチャーがどうこう書かれたけどチームぐるみだろ。

2022-03-09

大中国が戦争日本人にやりそうなこと 「凌遅刑」「原爆投下」あと一つは?

ついに中国戦争の準備を始めた。

まり中国日本侵攻を始めるのは時間問題となった。

中国戦争日本人にやりそうなことはこういうことだろう。

凌遅刑

凌遅刑というのはこういうものだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%8C%E9%81%85%E5%88%91

原爆投下

中国総領事が「弱い人は強い人に喧嘩を売るな」とSNS投稿したこと話題になった。いずれ、こういう投稿もするんじゃないのかね。

再来一次广岛、再来一次长崎

日本語に訳すと「もう一度広島、もう一度長崎」、つまり、「ノーモアヒロシマノーモアナガサキ」の対義語だよ。

もっと噛み砕くと「もう一度、原爆を落としてやろうか」という意味になる。

間違いなく中国は無敵

中国日本を超える経済大国となり、技術大国にもなり、軍事大国にもなった。

そして、外資を締め出して、外国依存しない独自経済圏を構築した。だから中国欧米から経済制裁を受けても痛くも痒くもない。

そんな中国は間違いなく無敵だ。

それに、ロシアウクライナとはわけが違う。ロシア人とウクライナ人は兄弟みたいな関係だ。だからロシア国内反戦デモが起こる。

それに対して、中国人は反日志向が非常に強い。仮に反戦デモが起きても簡単弾圧できる。

中国兵の士気に歯止めがかからない。

これから日本人は中国からどんなに凄惨な残虐行為を受けても不思議ではない。

2022-02-27

メモ

プーチン大統領 軍事作戦実施表明 “ウクライナ東部住民保護” | NHKニュース

これが積極的平和主義かー。お友達安倍元さんもご満悦ですかね?


モーリー・ロバートソン on Twitter: "先ほど「スッキリ」をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。以下、ウクライナ情勢に関する一問一答を列記します>>"

めだかねこの人の言うこと信じちゃ。軽々しく次は日本ていって危機煽るやつはみんなバカ追記危機時に根拠のない仮説を立ててばらまくと必ず間違った判断します。冷静にならなくてはいけない。

モーリー・ロバートソンは狂っている。西側中国アフリカロシア東欧)の気持ちを完全に無視している。


中国ウクライナ情勢で自制呼び掛け 「侵攻」ではないと主張

侵略でなくアジア解放だと主張し、それを「歴史戦」とやらで一生懸命に広め、この主張のアシストに長年努めてきた方々が本邦にも多数いらっしゃいますよね。彼らの根本思想に大きな違いはない。

「侵攻ではない、侵略してるだけだ」と言う安倍晋三話法か? 第三次世界大戦にならないように外交に力を尽くしてほしい

から台湾殴るぞと。これ、プーチンに、9条否定論を仮託して調子乗ってるウヨと発想が全く同じでなあ・・・。便利だよな。「攻めれる前に攻めろ」と、「自衛のための戦争」論を一度に口にできる。

このブコメ欄含め"ほら国際社会はこうなんだ!早く改憲してフルスペック戦争準備を!"みたく国際問題国内左派を叩く好機としか見ない連中が沸いてるが、改憲しても中国軍拡加速のいい口実にしかならんでしょ


ロシア各地で反戦デモ 1400人拘束

なおジャップランドはてな村では「ロシアは1.4億人のテロ組織」というコメントが人気になっている

で、これを賛美している日本愛国ウヨども。外交なんて無意味だ、武力で脅せ!といきり立ってる人たちには、他人戦争はさぞかし美味しいイベントなんだろうな

これ調べたらソースのOVD Infoってアメリカから資金供与を受けてる組織なんだよな。アメリカ組織ロシア各地で反戦デモやってる人たちが拘束された!」→流石に嘘くさい


意外に身も蓋もなかった21世紀戦争 - 関内関外日記

アメリカ核の傘に入ってるうちは自国核兵器持つ必要はないかな。中国侵略されて米軍がさっさと逃げ出す状況なら日本も下手に抵抗しないでさっさと降伏した方がダメージ少ない


志位和夫 on Twitter: "憲法9条ウクライナ問題関係させて論ずるならば、仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです。"

まぁ9条無い状況で通算9年もアベ氏に首相やらせてたら、国内ウヨ煽りすぎて引っ込みがつかなくなり隣国ドンパチ始めてても全くおかしくないからな。

安倍プーチンが仲良しってのは、政治的方便ではなく、単純にメンタリティーが一緒なのだと考えている。

そのとおり!日本安倍のような無法者トップに立ったことがある歴史直視しろ9条がなかったら自衛の名のもとに中国攻撃した可能性は十分にある!

自分達がクズ国家末裔だという自覚の無いブコメだらけだな。自分達は自国を守ってるだけと思ってるプーチン同類


動画】これ、全部フェイクです。ロシアウクライナ侵攻めぐる誤情報にご注意を! | BuzzFeed Japan

youtubeキエフ市街地ライブカメラ生放送やってるけど、今の所中心部自動車も走ってるし、大きな被害もない。ただし、チャット9条憎しでプーチン支持してるアレの棲家になってる


ロシア軍、チェルノブイリ原発占拠 ウクライナ発表

ロシアって国家かと思ったらテロリストだったんだ。最初から交渉しちゃいけない相手だった。1.4億人のテロ組織って半端ねえな。ところで、ロシアが風下なんじゃないの?


松井一郎(大阪市長) on Twitter: "志位さん、共産党はこれまで9条他国から侵略されないと仰ってたのでは? https://t.co/WMqoGYkZuj"

しろウクライナも9条を持つべきなんだよ、そしてNATOに加入しようとしない。これで戦争は避けれた

相手の言ってないことを藁人形にして叩く定番右派ムーブウクライナ9条はないし、有ったらむしろ攻め難かったのでは。コロナ+紛争のW参事でやることが政敵への難癖…せこい汚い。





現代では戦争なんてやるだけ損だから誰もやる訳がない」って皆思ってたよね

ネトウヨがはびこるとまるで不合理な理由で開戦しそうだよね

日本人は沖縄にばかり基地押し付けてるから花畑なんだよな。


弁護士しのだ奈保子🕊️(立憲民主党道7区総支部長) on Twitter: "世界的にみれば、日本過去には、今のロシアのように加害者であったし、今はいわゆる前科者です。その国が、日本侵略されたらと被害者的立場で、過去侵略者に逆戻りするかのような軍事力増強や核武装を今声高に主張することは方向が違う。憲法9条世界に広めることこそが日本役割です。"

これに反発している連中は、何に反発しているのか理解しているのだろうか? まぁ、兵器軍隊というおもちゃで遊べない鬱憤があることだけは、見て分かるわけだが(自分兵隊にならない前提でね)

バカウヨの皆さんは、9条権力者の足かせになると考えていない事がよく分かる

日本右翼に「反省」の二文字が有ればまだ違った世界になってたろうに、これについてるリプ見る限りはお寒い状況は変わらずか…

非の打ち所がない正論すぎてこれ聞いた日本人が発狂ちゃうだろ反省だけなら猿でもできるはずなのに日本ときたら


中国総領事ツイート「強い人に喧嘩を売るな」 台湾日本牽制か(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

ここのネトウヨの躍動っぷりを見る限り誰が戦争で喜んでいるのか火を見るよりも明らか

中国総領事のこのツイート憲法9条Disりたくてたまら自称リアリスト君が今回の事態を前にSNSに嬉ション垂れ流してるのと同レベルなんだよなあ。権威主義を刷り込まれた木偶共の行き着くところは変わらんねえ。


ロシア大使日本対抗措置 ウクライナ大使中国に期待:時事ドットコム

日本人は虐殺が得意なことを忘れるなよ?てめえの国の民族がどうなるか覚えとけよ。


左翼憲法9条ウクライナロシア

いや、それなりに武装しているウクライナが、抗戦しても全く歯が立たずに悪戯国民を死なせてる現状を右翼はどう思ってるの? 靖国に逝けてよかったね、みたいな感覚なの?キモっ。

9条失くして出来るようになることって先制攻撃くらいだと思うけど。お前の息子に行かせろ。

自民党長老衆がよろこんでるのは確かだろうねコレ

昨日から「ほら見ろ、ロシアが攻めて来るぞ。護憲派は退場しろ」な人が元気だ。軍備増強、核軍備のためには、むしろ北方領土ぐらいには侵攻してきてほしいのかもしれない。「ほら見ろ」って言えるし。

今回の件は簡単で、ロシアウクライナNATOに加盟するのを嫌がったのだから軍隊を持たない状況なら侵攻はしてこなかった。たぶん政権の買収を延々続けていただろう。

9条を守って無条件降伏に賛成。弱者男性戦争が無くても性淘汰されるし、女性侵略者へ股を開けば生きられる。戦争で命を賭けて戦う意味って、強者男性しかないのでは。

予測を超えてわいてるな、バカウヨが。改憲を謀る工作なのか?

日本が攻め込まれたら敵国に沖縄差し出して許してもらえばいいのでは?一度成功したよね。

プーチンありがとう戦争始めてくれたおかげで憲法9条攻撃出来る!」みたいな醜いクズが予想以上に沢山湧いてて昨日からめちゃくちゃ引いてる。

で、誰が戦闘に行くんですか? もちろん改憲論者は闘ってくれるんですよね?

右翼ってのはどうしてこんなにバカなんだろうなぁ

右翼の人たちがやたらウクライナの側に立ちたがるの草


CDB on Twitter: "もうなんかまるでウクライナ平和憲法を持つ非武装国家から侵略されたみたいな空気で論じてるにゃんね。徴兵制復活させて対ロシアバリバリ軍拡したのにそれでもやられたにゃんね https://t.co/Uq4XXl48KA"

武力を用いた侵略をしないというのは、無駄戦争死地に駆り出さないということにつながり十二分に国民のためであるな。細野視野が極めて狭く、政治家の見識として不適当

右翼側のコメント見てると、9条あってよかったな、と思うわ。まっしぐらやんけ。

日本でも20代には徴兵制を作って自衛隊でしごかれてみるべき。

いや、これは違う。日本安全保障を考えるわけでもなく、サヨク叩きに邁進したいだけよ。そういうのは右翼ですらなく、反サヨクっていうんだけどね。細野氏はその程度の人材だったというだけだ

状況的に見ればどちらかと言えばむしろ平和憲法持たずに軍拡してNATOに参加しようとした結果戦争になったんだから、彼らが妄想する世界とは真逆だよね。NATO無視していればこうはならなかったというのが基本的見解





ウクライナ大統領首都防衛宣言 自撮り動画公開

日本トップなら我先に逃げて安全から遺憾の意を表明しているところ


(再)ウクライナ侵攻で和リベが終わる

国内左派を皆殺しにしたい」という願望以外何もない糞エントリー国内から左派がいなくなれば好き放題弱者攻撃できるから

右派連中がプーチンのしっぽにみたいになってるから、終わるのはそっちだね。戦争反対!

もういいんじゃねえの。どうにでもなればいいよ。改憲して20代全員徴兵しろ日本人なんて戦争大好きなのが本質で、その痛みが忘れられたらどうなるか、繰り返す歴史が教えてくれる。俺は逃げる。

プーチン国内で支えている支持層がこういうタイプの連中なんだろうなあ。


ロシア反戦デモ、拘束者2692人に 人権団体が報告

ロシア反戦デモ参加者とウクライナで逃げ惑う市民連帯します。両国政府はともに命の簒奪者。正義に狂って殺戮大好きな本性を丸出している日本人は頭を冷やせ。

サンモニ「ウクライナ一方的被害者でもない」「コメディアン大統領に選ばれる民主主義の末路」 : 痛いニュース(ノ∀`)

政治結果責任というなら、西側諸国の出方を見誤ったゼレンスキーの失政の責任は大きいよ。でもロシアが先制したこと善悪二元論にハマって思考停止するから、当たり前の話が通じない。

2022-02-26

anond:20220226123031

はじめに子供悪口言ってる馬鹿がほざいてやがる

中国総領事相手してくれるってよ

なんで日本人攻撃してんだか。

似てるよお前に

屁理屈が。ロシアにも似てる

anond:20220226110950

またあんたか

結局、流行らなんだな

その言葉

土曜日の朝から阿保やな

中国総領事にでも相手してもらいな

同胞に絡むんじゃなく

anond:20220225123322

彼らの言う平和外交ってのは、中国総領事と同じく「弱い人は強い人に喧嘩を売るな」という原則に基づくものなんだろうね。

本当にそれをやっちゃうと、日清露の間で揺れ動いた挙句国を失った、近代朝鮮みたいになっちゃうんだよ。

親中国、新ロシアの友人の目を覚ます方法はあるのか?

https://anond.hatelabo.jp/20220127041150 の続き

しばらく会わないうちに中国共産党シンパになっていた友人。

ツイッターアカウントを教えてもらったが、フォロー欄は宋文洲をはじめ、親中国のアカウントばかり。

「強い人に喧嘩を売るな」の中国総領事アカウントフォローして、いいねしまくっていた。

ウクライナ侵攻についても、完全にロシアを支持。

ロシア中国の主張をまるまる信用している。

逆にアメリカを始めとした各国の報道はすべて間違っているらしい。

ウクライナ政府はナチスNATOロシア圧力をかけたのが悪い、

ロシアはむしろウクライナを救っている、アメリカが悪い、…………

本当に頭がクラクラする。

私の周りでロシアを支持しているのは彼一人だけ。

私が見るネット範囲でもロシアを支持する人はまったくいない。彼だけが浮いていて、完全に狂っている。

どうも「ネットde真実」の究極系におちいってるっぽい。

みんな間違っている、みんな騙されている、俺だけが真実を知っている。

おそらく、というか確実に、台湾有事が起きても中国を支持するし、

何なら日本ターゲットになっても彼は中国ロシアを支持するだろう。

こんなふうになってしまった人を、元に戻すことが、私に……

いや、誰にできるのか?

私にはもう、彼は完全に狂ってしまったように見える。

ここに書ききれない無茶苦茶な主張がいっぱいあった。

ぜ~~~んぶ親中、親露、反日反米

反アベも発症してた。私も安倍さんは嫌いだったし今でも嫌いだよ。

でも安倍不支持からって習近平を支持するか??

するのか。もうしちゃったもんな。

もうなんかわかんなくなっちゃった

みんなが戦争にショックを受けてるけど私は個人的に古い友人が完全におかしくなってしまたことが一番ショックだったよ

2018-07-11

フランス総領事の人のtwitter

#フランス総領事チャレンジ Défi au Consul général de France

https://togetter.com/li/1245224

向こうの人は"レイシスト"や"テロリスト"と認定してしまえば、人権も要らずまともに相手にしなくていいというルールでやっているので、そこを疑問に思わないんだなぁ…というのがよく解って有意義だった。

追記)これも同種の発想だね。

AFP通信記者の質について 「Japanese Only」の意味

https://togetter.com/li/1245418

2018-07-10

フランス総領事Twitterで軽い嫌味を言ったらリプライ殺到して鍵かけちゃったらしいんだが、少なくとも日本語圏のTwitterでは全てが個人的に取られるというか、発言者自分の双方を棚に上げて相互承認するような流れは起きないよな。コンプレックスを隠して他人を笑うということをしなくて、むしろコンプレックスによってアカウントアイデンティティが形作られている。そしてそこへ誰かのコンプレックスを突いて安全啓蒙しようとすると燃える

この独特さは何なんだろう。

2017-05-19

ルジャンドルフランスウラン(Oullins)に生まれランス大学およびパリ大学に学んだ[1]。父親のJean-François Legendre-Héralは人物像を得意とした古典主義彫刻家エコール・デ・ボザールの教師[2]。24歳のときニューヨークの著名な弁護士の娘であったクララヴィクトリア・ミュロックブリュッセル結婚した。結婚後すぐに米国移住し、帰化した。

南北戦争[編集]

1861年に南北戦争が勃発すると、ルジャンドルは第51ニューヨーク志願兵歩兵連隊兵士募集に協力し、1861年10月29日に同連隊少佐に任官した。その後ノースカロライナでの戦闘従事し、1862年のロアノーク島の戦いにも参加した。しかしながら、1862年3月14日、ニューバーンの戦いで重傷を負った。

負傷にもかかわらず、ルジャンドルは軍を離れず、同年9月20日には中佐に進級。1863年には第9軍に配属され、多くの戦闘に参加した。1863年3月14日には大佐に進級。ヴァージニア荒野の戦いではユリシーズ・グラント将軍の指揮下にあったが、その最中の1864年5月6日ルジャンドルは再び重症を負った。今回は顔面を撃たれ、左目と鼻を失った。アナポリス病院入院したが、その間にも南軍最後攻撃から街を防衛するための準備を手伝った。その後ニューヨーク移送され、そこで第9軍の兵士募集を手伝った。1864年10月4日名誉除隊したが、1865年3月13日には准将名誉進級した。

中国[編集]

1866年7月13日ルジャンドル厦門米国領事に任命された。7月ニューヨークリバプールに向けて出港し、その後ヨーロッパアジア大陸旅行12月厦門に到着した。領事として、ルジャンドルは5つの条約港、すなわち厦門基隆台北、淡水および高雄責任を持った。そこでは、年季奉公人の不正取引抑制に尽力した。

1867年3月12日米国ローバー号が台湾遭難し、その乗員が台湾原住民殺害されるローバー事件(en)が発生した。ルジャンドルは福州へ赴き、台湾中国側当局問題解決圧力をけるように、福建・浙江総督を説得した。福建総督は自ら行動は起こさなかったが、ルジャンドル台湾に行く許可を与え、台湾知事が協力するように紹介状を書いた。

ルジャンドルは、遭難現場訪問のために米国船アシュロット号を雇い、台湾当局に行動させようとした(これは失敗した)。その後アメリカ合衆国海軍ヘンリーベル少将懲罰作戦実施したが、これも失敗した。さら情報を集めるため、ルジャンドルは再び台湾に出向いた(このときは、紹介状は無しであった)。

中国へ戻ったルジャンドルは、南台湾に軍隊派遣するよう福州の総督を説得し、ようやくこれに成功した。ルジャンドルは400〜500人の規模を希望したが、これよりはかなり小さな遠征隊が、1867年7月25日台湾に送られた。ルジャンドル砲艦派遣ベル提督要請したが、これは拒否された。このため、武装商船ボランティア号が雇われた。ルジャンドル9月4日台湾上陸したが、上司に対しては全くの傍観者として行動したと報告している。

ルジャンドル直ちに本来任務を開始した。南台湾の険しい山岳地帯を通りぬけ、原住民酋長と難破した欧米の船員の安全保証するための条約協議した。

1871年9月6日琉球宮古島)の船が台湾沖で遭難したが、ローバー事件と同様に、多数の船員が殺害された(宮古島島民遭難事件)[3]。1872年2月29日ルジャンドルは先に結んだ条約日本人船員にも適用するよう拡大するため、台湾に出向いた。任務は不成功に終わり、またルジャンドル北京駐在米国公使フレデリックロウ(en)とも不仲になってしまった。

日本[編集]

1872年厦門から米国へ戻る途中、ルジャンドル日本に立ち寄り、明治政府台湾問題武力解決提唱した。これは副島種臣外務卿意見とも一致しており、ルジャンドル米国領事の職を辞し、1872年12月12日外交および軍事顧問として明治政府雇用された[1]。1873年2月、副島は2年前に台湾で起きた宮古島殺害事件の処理交渉特命全権公使外務大臣として北京派遣されたが、ルジャンドルもこれに参加した。この交渉部分的には成功であったが、引き続きルジャンドル1874年台湾出兵の準備を手伝った。台湾問題に関して、ルジャンドル駐日米国公使チャールズ・デロングの支援を受けており、また個人資格でこの遠征に参加するつもりであった[4][5]。加えて、2名のアメリカ軍人が雇用された。ところが、デロングの後任の米国公使ジョン・ビンガムは、ルジャンドルを支持せず、1874年4月19日台湾出兵は一旦延期とされた。ルジャンドルらは長崎で出征準備を整えていたため、大久保利通長崎に向かった。結局遠征部隊5月18日長崎を出港したが、ルジャンドル大久保と共に東京に戻った。その後、ルジャンドル交渉のため福州に派遣されることとなったが、アメリカ総領事職場放棄の罪に問われ、短期間ではあるが上海収監されてしまったため、遠征には参加できなかった。1875年には日本政府から勲二等旭日重光章を授与されたが、これは外国人としては最初のものであった[1]。その年の末には顧問を辞任した。

ルジャンドル1890年まで日本滞在し、大隈重信個人的顧問を務めた。

韓国[編集]

1890年3月ルジャンドル日本を離れ、朝鮮王高宗顧問となった。1899年9月1日漢城(現 ソウル)で卒中により死亡するまで、その職を務めていた[6]。

原因・背景[編集]

1871年(明治4年)10月宮古島から首里年貢輸送し、帰途についた琉球御用船が台風による暴風遭難した。乗員は漂流し、台湾南部に漂着した。船には役人と船頭・乗員合計69名が乗っていた。漂着した乗員66名(3名は溺死)は先住民現在台湾先住民パイワン族)に救助を求めたが、逆に集落拉致された。

先住民とは意思疎通ができなかったらしく、12月17日遭難者たちは集落から逃走。先住民は逃げた者を敵とみなし、次々と殺害し54名を斬首した(宮古島島民遭難事件)。12名の生存者は、漢人移民により救助され台湾府の保護により、福建省の福州経由で、宮古島へ送り返された。明治政府清国に対して事件の賠償などを求めるが、清国政府は管轄外として拒否した。翌1872年明治5年琉球を管轄していた鹿児島県参事大山綱良は日本政府に対し責任追及の出兵を建議した。1873年(明治6年)には備中国浅口郡島村現在岡山県倉敷市)の船が台湾に漂着し、乗組員4名が略奪を受ける事件が起こった[1]。これにより、政府内外で台湾征討の声が高まっていた。

開戦準備へ[編集]

副島種臣

宮古島台湾遭難事件を知った清国アモイ駐在アメリカ合衆国総領事チャールズルジャンドル(リゼンドル、李仙得)は、駐日アメリカ公使チャールズ・デロングを通じて「野蛮人懲罰するべきだ」と日本外務省提唱した。

初代龍驤台湾出兵旗艦であり副島種臣大久保利通をそれぞれ、中国に運んだ。

孟春(砲艦)は三本マストスクーナー型鉄骨木皮の小型砲艦で、台湾出兵に参加した。

外務卿副島種臣はデロングを仲介しルジャンドル会談、内務卿大久保利通ルジャンドル意見に注目し、ルジャンドル顧問として外務省雇用されることとなった。当時の明治政府では、朝鮮出兵を巡る征韓論などで対立があり、樺山資紀や鹿児島県参事大山綱良ら薩摩閥は台湾出兵を建言していた。これらの強硬意見の背景には、廃藩置県によって失業した40万人から50万人におよぶと推定される士族の不満のはけ口を探していたことがある[2]。

1873年、特命全権大使として清国に渡った副島外務卿は随員の柳原前光を用いて宮古島台湾遭難事件などの件を問いたださせたが[注釈 1]、清朝の外務当局は、台湾先住民は「化外」であり、清国統治のおよばぬ領域での事件であると回答して責任回避した[1]。その後、日本ではこの年秋、朝鮮使節派遣をめぐって政府が分裂し(明治六年政変)、また、翌1874年1月の岩倉具視暗殺未遂事件、2月の江藤新平による反乱(佐賀の乱)が起こるなど政情不安が昂じたため、大久保利通を中心とする明治政府国内の不満を海外にふり向けるねらいもあって台湾征討を決断し、1874年明治7年)4月、参議大隈重信台湾蕃地事務局長官として、また、陸軍中将西郷従道台湾蕃地事務都督として、それぞれ任命して軍事行動の準備に入った[1]。

明治六年政変における明治天皇勅裁は、ロシアとの国境を巡る紛争を理由とした征韓の「延期」であったため、ロシアとの国境が確定した際には、征韓派の要求が再燃する可能性が高かった。政変下野した副島にかわって外交を担当することとなった大久保としては、朝鮮よりも制圧が容易に思われた台湾出兵をむしろ積極的企画したのである

台湾での戦闘[編集]

西郷従道

台湾出兵に対しては、政府内部やイギリス公使パークスやデロングの後任のアメリカ公使ジョン・ビンガム(John Bingham)などからは反対意見もあった。特に参議木戸孝允らの長州系は征韓論否定しておきながら、台湾への海外派兵をおこなうのは矛盾であるとして反対の態度をくずさず、4月18日木戸参議辞表を提出して下野してしまった。そのため、政府は一旦は派兵の中止を決定した。

台湾出兵時の日本人兵士

水門の戦 最も激しい戦いであった。当時の日本人による版画[3]

国立公文書館が所蔵している公文書によると1874年4月4日三条実美により台湾蕃地事務局が設置される。(以後の任命は当時太政大臣であった三条実美からの奉勅となっている)同年4月5日台湾蕃地事務都督に西郷従道が任命される。[4]同年4月6日谷干城赤松則良に台湾蕃地事務局参軍と西郷従道を輔翼し成功を奏する事を任命される。[5]同年4月7日海軍省から孟春艦、雲揚艦、歩兵第一小隊、海軍砲二門と陸軍省から熊本鎮台所轄歩兵大隊砲兵一小隊出兵命令が命じられる。[6]という経緯になっている。

5月6日台湾南部上陸すると台湾先住民とのあいだで小競り合いが生じた。5月22日台湾西南部の社寮港に全軍を集結し、西郷命令によって本格的な制圧を開始した[1]。6月3日には牡丹社など事件発生地域を制圧して現地の占領を続けた。戦死者は12名であった[1]。しかし、現地軍は劣悪な衛生状態のなか、亜熱帯地域風土病であるマラリアに罹患するなど被害が広がり、早急な解決が必要となった。マラリア猖獗をきわめ、561名はそれにより病死した[1]。

収拾への交渉[編集]

明治政府は、この出兵の際に清国への通達をせず、また清国内に権益を持つ列強に対しての通達・根回しを行わなかった。これは場合によっては紛争の引き金になりかねない失策であった。清国の実力者李鴻章イギリス駐日大使パークスは当初は日本軍事行動に激しく反発した。その後、イギリス公使ウェードの斡旋で和議が進められ、8月、全権弁理大臣として大久保利通北京に赴いて清国政府交渉した。大久保は、ルジャンドルフランス人法学者ボアソナード顧問として台湾問題交渉し[7]、主たる交渉相手総理衙門大臣の恭親王であった[1]。会談は難航したが、ウェードの仲介や李鴻章の宥和論もあって、10月31日、「日清両国互換条款(zh)」が調印された[1][7]。それによれば、清が日本軍出兵を保民の義挙と認め、日本は生蕃に対し法を設ける事を求め、[8]1874年12月20日までに征討軍を撤退させることに合意した。 また日清両国互換条款互換憑単によると清国遭難民に対する撫恤金(見舞金)10万両(テール)を払い、40万両[注釈 2]を台湾の諸設備費として自ら用いる事を願い出費した。[9]また、清国日本軍の行動を承認したため、琉球民は日本人ということになり、琉球日本帰属国際的に承認されるかたちとなった[1]。

帰結[編集]

日本清国との間で帰属がはっきりしなかった琉球だったが、この事件の処理を通じて日本に有利に働き、明治政府は翌1875年明治8年)、琉球に対し清との冊封朝貢関係廃止明治年号使用などを命令した。しか琉球は清との関係存続を嘆願、清が琉球朝貢禁止に抗議するなど外交上の決着はつかなかった。

1879年明治12年)、明治政府のいわゆる琉球処分に際しても、それに反対する清との1880年明治13年)の北京での交渉において、日本沖縄本島日本領とし八重山諸島宮古島中国領とする案(分島改約案)を提示したが、清は元来二島領有は望まず、冊封関係維持のため二島琉球に返還したうえでの琉球王国再興を求めており、また、分島にたいする琉球人の反対もあり、調印に至らなかった。

また、明治政府兵員輸送英米の船会社を想定していたが拒否され、大型船を急遽購入して国有会社の日本国郵便汽船会社に運航を委託したがこれも拒否され、大隈重信はやむなく新興の民間企業である三菱を起用することに決定したが[10]、この協力により、以降、三菱政府からの恩恵を享受できることとなり、一大財閥になるきっかけとなった[11]。

台湾出兵と熱帯病[編集]

被害[編集]

日本軍の損害は戦死8名、戦傷25名と記録されるが、長期駐屯を余儀なくされたため、マラリアなどの感染症に悩まされ、出征した軍人軍属5,990余人の中の患者延べ数は1万6409人、すなわち、一人あたり、約2.7回罹病するという悲惨な状況に陥った。

軍医部の対応[編集]

1871年(明治4年)、兵部省は、陸軍省海軍省に分かれ、軍医寮は陸軍省に属し、軍医頭は松本良順(のちに順)であった。台湾出兵当時、軍医部は創立より日が浅く経験不足であったが、総力を挙げて事態にあたった。出征軍の医務責任者は桑田衡平二等軍医正(少佐相当)、隊付医長は宮本正寛軍医大尉相当)であった。他に24名の医官を従軍させた。医官は全員奮闘したが、極悪の環境と猛烈な伝染病で病臥する者が多く、西郷都督からは薬だけでも兵士にあたえてほしいと要請された。医官の多くは漢方医で、熱帯病の治療にはまったく経験がなかったという。かれらは交代の22名が到着したため、ようやく帰国できた。宮内省から外国人医師が派遣された。ドイツ出身のセンベルゲル(Dr. Gustav Schoenberg)は、東京大学医学部前身にあたる大学東校お雇い外国人医師レオポルト・ミュルレルの推挙であったが、能力がなくトラブルを起こした。しかし、彼とともに送られた6台の製氷機械は大いに役に立ったといわれている[12]。

島村しまむら ひさし

デジタル日本人名大辞典+Plusの解説

島村しまむら-ひさし

1850-1918 明治時代外交官

嘉永(かえい)3年2月18日まれ。外務書記官となり,ニューヨーク,メキシコ勤務をへて,明治28ホノルル総領事となる。退官後,大阪鴻池(こうのいけ)家の財政整理にあたる。鎌倉能楽堂をたて,みずから演じた。大正7年1月13日死去。69歳。備前(岡山県)出身

 
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