はてなキーワード: 国家資格とは
数年前から福祉に関心があって、ソーシャルワーカーの資格を取った。
地元で障害福祉サービス事業所を作りたいと思っていたが、総量規制という問題があり、新規で事業所を作るのに人口に対しての適正な事業所数というものがあり、自宅のある地域では設立するのが難しかった。
そこで2016年、会う人会う人にこんな事業をやりたいんだよねって話をしていたら、近隣地区の福祉施設経営者のご子息を紹介された。
その人と話をして、ふわっとした話をする人だなという認識ぐらいしかなかったけど、渡りに船とばかりに一緒に事業所を作りましょうという話になった。
それから週2~3日ぐらいその会社に行って、事業所設立のスタッフとして、設立準備を始めることになった。
地域の困り事を誰かと誰かがつながることで解決できることがある。
コミュニティデザインの手法やソーシャルデザインなどこれまでNPOで培ってきた経験が生かせると感じていた。
ただ少しずつ違和感を感じていたのも否めない。
管理職と話せば話すほど、実社会と会社との断絶を感じてしまった。
最初違和感なく働いていたけれども、最初に起きた出来事は外国人技能実習生の問題だった。
自社で技能実習生を雇用するという話になり、現地説明会があるのでPVを作ろうという話になった。
ムービーは別のスタッフが撮ったが、当職が編集し、英字字幕をつけることになった。
出来上がった会社案内はイメージビデオとしてはかなり良い線を行っていると感じた。
だが程なくしてフィリピンでの説明会のようすを聞いて愕然とした。
複数社で合同会社説明会を開き、当職の編集したPVでは会場から拍手が沸き起こったらしい。
そこまではよかった。
なんとじゃんけんで決まるという。
そして各雇用者側が順番に選んでいくと聞いて悲しくなってしまった。
更に極めつけは採用するときにどこに注目したのか当職の上司に尋ねると、子どもがいて仕送りが必要でばっくれない人という視点で選んだと言い放った。
そもそもなんで外国人実習生を雇うのか尋ねると、借金背負って来日するので、日本人を採用するより離職率が低そうだからと言う。
現に当職の会社にいた普通のおばさんが日本語学校とこねがあるという理由で、東北か北陸の日本語学校で研修しているカンボジア人を大量に旅館やホテルに就職させる人材派遣会社を立ち上げた。
フィリピンからの送り出し機関管理会社も当職の会社を退職した普通の人が立ち上げていた。
そしてその管理会社が斡旋する際に借金という手枷足枷をはめるわけだ。
そして雇用される側の実習生は技能実習という名の下に人員配置基準を満たすための駒として、シフトに組まれてしまう。
現場の日本人スタッフもどのようにして介護現場での微妙なニュアンスを実習生に伝えるかを悩まれていた。
もちろん法人内で英語ができるスタッフは1割もいない。タガログ語に至ってはなおさらだ。
この技能実習生は日本の介護技術を学んで本国で実践するという名目で、日本人と同じ雇用形態で仕送りたくさんできていいじゃないかという人がいるが、現実はそうではない。
どこに住まわせたとしても、実習生らは住居費として家賃や光熱費等を控除される。
そして管理会社の管理費という名のピンハネや渡航費用の借金も引かれる。
それで残ったお金を本国で待つ子どもやその子どもを子守している両親宛に送金するのだ。
そして彼ら実習生が雇用されるということは日本人を高い給与で雇わなくてもよいので、今働いている人たちの給料も上がらない。
理念で洗脳されて働く現場スタッフと一部のボランティアや近所の善良な人たち頼みの地域包括ケアシステムの限界がすぐに予想できた。
福祉業界にいて困っている人ために働こうと思っていた矢先に、理念もへったくれもない企業に関わったのが私の運の尽きだったのかもしれない。
私も人を見る目がなかったんだろうな。
また書くと思う。
昨日の夜中に書いてこんなにブクマしていただけるとは思わなかったので、びっくりしています。コメントありがとうございます。
また自分自身が遭遇した問題を相談させてください。度重なる退職勧告を受けています。
当職も障がい者の日中支援をしていて、知的の方でお尻が拭けない方の排せつ介助をしていて、今まで教えてもらえなくて辛かったろうねと思いながら、どうやったら自分でできることが増やせるか常に考えています。
実習生無しに高齢者の下の世話を誰がするのかというブコメがありましたが、お年寄りが好きで働いている方も大勢いらっしゃいます。
給料が上がれば良いのです。
仰るとおり以前はシングルマザーに研修受けさせて、介護現場に放り込むというのが定番でした。
それでも低賃金重労働で人が離職するので、外国人をとなったわけですね。
農業の世界では農福連携というお題目の下に、障がい者の農業分野での参入が推奨されていますが、厚労省と農水省の足並みが揃わず、残念な制度になりそうな予感です。
とりくみとしては農福連携はとても面白くて、障害の種類によっては回復につながる制度だと思っています。
それを私はやりたかった。
知的の方で性教育を受けていない方はマスターベーションも自己流で、性器を傷つけるやり方で行っているし、支援していて辛いです。
でも福祉の世界では障がい者の性欲についての支援のノウハウは定まっていないし。会社はうちの業務じゃないからって問題と向き合おうとしません。
ここまで伸びるとは思わなかったので、関心の高さに少々驚いています。
コメント一つ一つに返信したいところですが、ネガティブなのを読むと今は辛いのでいくつかだけレスします。
高校生が福祉コースを選ばなくなったのは熊本地震以前から既にそうでした。地元の高校で唯一福祉科のあるところで5年前は2桁はいたんですけど、今は1クラスで1桁になってしまい、消滅の危機が訪れています。
地元の介護の求人はものすごく給与が安く、NPOが運営する障がい者施設などでは額面で13万スタートとか。
だから高校で福祉科しかなくて入学した子は卒業後にすぐ就職するのではなく、専門学校に進んでPT(理学療法士)など少しでも条件のよい仕事に就こうとしています。
もしくは働きながら看護師の資格が取れる夜間の学校とのダブルワークとか。
更にハロワに求人出すのに賞与なども記載しないと応募がありませんが、うちの会社は処遇改善加算という加算が付くのですが、その分だけを賞与で渡すので、求人票との相違があります。
初めてもらったときは0が1桁足りないんじゃないかって聞き返してしましました。
当職と書いたのはソーシャルワーカーは一応社会福祉士という国家資格なので、士業だから書いただけです。
弁護士・司法書士の先生しか使っちゃダメというのがあれば、ごめんなさい。不勉強でした。
この技能実習生は3年ぐらい前から準備されていたけど、2国間協定が結ばれなかったので延び延びになって、今年の来日になりました。
またなぜフィリピン人なのかは私も聞き漏らしましたが、語学ができる若い優秀な人材はもっと条件のよい欧米諸国に行くそうです。
そして日本だと監理団体経由で来日する必要があり、かなりの渡航費用がかかるので、飛行機を使う必要のない中国へ出稼ぎに行くのが主流になっており、それができない層が今回のように来日しているとのことでした。
ちなみに農業の方では、私の地方はベトナム・カンボジアの方が増えて、中国・フィリピンの方は見かけなくなりました。
直接上司から聞いた言葉は明言できますが、来日した当事者からはまだ話を聞いていませんので、推測の域を出ていないか所があるかもしれません。
でもそんなに推測で書いている場所はないです。というか私の書き方が自分の意見を言うときに「~と思います」と書くくせがあるようです。
まだ入職してきたフィリピン人の方々とお話しできていませんが、退職前に機会を作って地元にあるフィリピン人支援機関の連絡先だけは伝えようと思っています。
あと私がこの業界を選ぶのが頭悪いと仰る方の意見はごもっともです。
お金だけで考えれば、もっと効率のよい稼ぎ方がありますからね。
ただ、私も40歳前後になってからアスペルガーの診断が付いた当事者なので、仕事があまり選べる環境にはありません。
今までの経験を活かしつつ。「当事者の視点でなんとかこの業界を地方から変えていきたい」と思ってスタートしました。
あまり自分自身のことを書くと私がどのブクマカか身バレしそうなので、ご容赦ください。
また事業立ち上げ時に当事者が主体となって新規事業を興そうとしているというのは聞こえが良いので、良い宣伝マンだったのでしょうね。
そして私自身が多くの支援者に支えられて生きていますので、その人脈も会社は欲しかったのだと思います。
いろんな方に支えられて引きこもりからここまでやってこられたので、他の誰かの役に立てればと思っていたのですが、自分の限界を知る良い機会でした。
もうそろそろ普通の仕事が良いかなって思い始めていますが、たくさんのコメントに励まされています。
ただ経営者が介護事業を「給付金ビジネス」と呼んでいる時点で終わってますよね。
このまま離職しても会社は何も変わらないし、今働いている人も不幸になるので、いわれのない退職勧告に負けず、会社からの謝罪を得ようと思っています。
→理学療法。
身体に障害のある人に、基本的動作能力の回復をするためにいろんなことをする。運動をさせたり、物理的にいろいろと施す。運動としては治療や体操、物理的方法としては電気療法、マッサージ、温熱などがある。 日常の動作などを改善するための指導や、社会的な動作で困らないように、福祉用具の選定や住宅改修・環境調整、在宅ケア等も含む。近年では、障害を防ぐための生活習慣病の予防、コントロール、障害の予防も理学療法の対象となっている。対処療法だけでなく、予防もまた守備範囲になったわけだ。
理学療法士は、障害・後遺症のある部位に注目し、基本動作能力の回復のために行われ、反復運動が多い。一方、作業療法士の行うリハビリである作業療法は、その次の段階である社会復帰に向けて行われるものである。
そう声をあげている芸能人がたくさんいる。
厳しいようだが、実際そうである。
社会は芸能界のように「かわいくて」「演技ができて」「愛嬌があって」「面白くて」
それだけでは判断してくれないのだ。
「学歴が高卒以上あり」「社会経験がある」ものに政治への発言権が与えられている。
確かに制度では中卒でも選挙権はある。政治への一票を投じることはできる。
しかし、馬鹿に政治を先導されては世の中たまったものじゃないのだ。
勿論、君たちが馬鹿だと言っているわけではない。頭がいい人もいるだろう。
しかし頭が良いことをどうやってアピールする?アピールできているか?
芸能人のままいくなら、クイズ番組で東大相手にバンバン答えるのはありだろう。そのために勉強するのもありだ。
芸能人ではなく、学歴もなく、なにかしら頭が良いと思われている人は大体なんらかの勉強の必要な資格を持っている。
楽にとれる試験ではない。基本的に勉強が半年は必要とされているようなものだ。
とにかくツイッターで大きな声を出し、政治垢と絡むことで頭の良さをアピールしているつもりなら大間違いだ。
君たちは「社会人経験が無い人」なのだ。芸能界は厳しい。しかし、世間も厳しい。
先に出した東大の彼らだって頭はいいが、社会経験が無い若人として社会は見ている。
そのことを忘れてはならない。
ほぼ同じ方法で未就職、未経験、高卒フリーター30代から数年で正社員年収4桁になった。
ただしプログラミングではなく、最初はネットワークインフラ屋。今はちょっと違う
自分のバイト経験から、プログラミングを集中して取り組むよりも、インフラ屋として、多くの社内部署や顧客の間に入り、
話を親身に聞きながら、インフラを整備する方が性に合ってると思ったから。その流れだとしてもこの内容でOK。
→完全に同意。スクールだの長期間の自己学習などいらない。正直PC持ってないのに入社するやつもいる。
→ITパスポートはマジで簡単だが、元日記の通り未経験者は勉強しないと合格できないので勉強して合格する。
基本とか応用とかは別にいらない。受験時期が固定されているのでモチベ的にも難しいがあればもちろん良い。できれば入社してから受けれると楽。
他にはLinux系、ネットワークのCisco CCNA、IT管理のITILなどは初心者向け。
→ITパスポートは覚悟を決めて、1-2か月もあれば、たとえIT未経験でも、仕事の合間の数時間の勉強で受かるはず。
4択の神が降りず、ITパスポートが受からないのであれば、自頭や向き不向きというよりも、IT業界のエンジニア、つまり、
”専門技術を持つ職人”を、未経験から目指す自分、という心構えの仕方に問題があるのかも。
大工でも刀匠でもいいので、未経験から職人になる自分をイメージして鍛錬する。
⇨年齢によっては、CCNAやLinux関連が無いとNGと言われるかもしれないので、複数の面接先で年齢と資格の少なさを指摘され続けたらやりはじめるで良い。
サーバ系資格であればクラウドでもサーバがあれば触りながら勉強できるのでなんとでもなるが、
CCNAは企業向けルーターやスイッチ、ルーティングなどの知識習得が必要で、未経験者の個人プレイ自己学習は結構ハード。
レベルとしては超初心者向けだが、工夫して手に入れないと触ることもできないし、スタートアップだけきつい。
費用も必要知識の範囲も跳ね上がる上、普段の日常生活でかかわらない。できれば入社してからが良い。
だが、なんとなーくで若者に目指されやすいWeb系、プログラマー系よりライバルが少なめで、需要は同じレベルで仕事が見つかりやすい=職人に進化しやすいのがポイント。
相手もわかっているので、CCNAや他の資格は入社してから早めに合格してください、研修します、時間あります、の会社が多い。
研修が無くても、突っ込まれた派遣先で教えてくれる、またはその時間をくれる企業も多い。が、実際にはわからないので派遣元で研修有の方が良い。
という事で最初はITパスポートで問題ないと思う。必要なのはITに未経験で入るための努力を事前に一人でできる奴なのかが伝われば良いのかと。
ただし年齢、時世次第な面もあるし、ハードルの高い会社に応募するなら基本情報やもっと専門的な資格が必要になると思う。
例えるなら、料理人に未経験から目指すために、簡単な調理方法を自宅で勉強してレストランのバイトから転職前提で始めるのか、
学校や教室で時間とお金をかけてじっくり覚え、本格料理屋の板前見習いからやるのかに近いのかも。未経験者の妙齢であれば前者を勧める。
今の状況をIT業界で変えてみたいなら、最初は欲張らずにとっとと転職してしまおう。また転職するので。
→特に未経験者の周回遅れは超本気を出さないと厳しい。資格、実務、コミュニケーション、転職を想定した立ち回り、
ビジネススキルなど、正直気が休まる時は最初の1年はないと覚悟してもいい。
でも、結果として高卒フリーター30台の周回遅れを一年で挽回できたと考えるとかなりお得だった。
→オススメ。だが、派遣元、派遣先、先輩後輩、仕事付き合いなどでそのような機会があるケースもあるので、
無理には時間を割かなくても良いのかも。たまに行く程度で構わないかもと個人的に思う。だが参加した結果誰とも会話しなくても、
良い発見やお土産、数年後にお客さんとその話で盛り上がったりと、有益なケースがほんと多い。
→どんなに慣れて居心地良くて未練があろうとも、少し給料が上がっても、最初の未経験募集中の会社に居すぎないことが大事だと思う。
自身の努力ペース、経験ペースによっては1年ちょっとで転職しても全然構わない時代。転職しないと給料や待遇はそうそう上がらない。
転職活動を少しするだけで、自身の客観的な評価も気付けたりする。
→資格については、インフラの場合、いろんなメーカーの資格が有る。大抵が短めの有効期限付きで、面接官が知らない資格も膨大にある。
だからといってミーハーに国家資格の高難易度だけ取っても面接でアピールできない事が多い。みんな持ってるし。オンリーワンが狙いにくい。
このメーカー資格って何?知らんけどすごいの?って聞かれた時に、実務経験を加えたエピソードを語れるようになると良い。それは別に自分が全部やった事でなくても構わない。
実案件がベターだが、研修で社内で誰よりも一生懸命勉強し、社内でこのメーカー製品は俺に聞け!クラスになった。とかでも努力と知識のアピールになる。
あと、面接官はメーカー資格の有効期限なんてそうそう見ない。マジで聞かれたら数日でさくっと取り直せばよろしい。
その頃には一度取ったメーカー資格の多くは無勉強や短時間で取り直せる実力がついてる。
→最初のうちは全く勉強せずにGoogle翻訳やアプリなどを駆使。最初からそこにリソースを割くぐらいなら、エンジニアの勉強に使う事に完全に同意。
→が、大手企業の中途採用のリーダーやマネージャーなどの幹部候補や、外資系の多くが、ある程度の英語力や、英語の抵抗の少なさが必須になる。
数年後にキャリアアップや収入アップを狙うなら、余裕が出てきたら合間に少しずつ勉強した方が潰しが効く。
50代になってもプログラミングやエンジニアリングを極めていくつもりならいらない。でもなんかそういう人は10代からのめり込んでる気がするし、
若い頃から特化してた人との周回遅れが取り戻しにくかったりするので、ふらふらしてた自分の幅広い経験や柔軟性を活かそうとする人が多い気がする。なんとなく。
海外出張/研修や外国人との打ち合わせがある仕事なら、いずれ少しでも積極的に参加した方が良い。
ペラペラである必要はない。英語で話したりメールしたりしてくる期間限定イベントが開始された時に、最低限意思疎通できればいい。
→英語のソースややり取りに抵抗を減らしていく。むしろ英語のソースから調べる癖を徐々につける。Google翻訳前提でも構わない。
日常生活でも、欲しい商品が海外ブランドや日本未発売なら、輸入品を楽天やメルカリで必死で探さずに、まずはブランドサイトや
海外のショッピングサイトなんかを眺める。日本発送OKなら英語で頼み、来たメールを読み、
気になる事があれば英語(by Google翻訳)で間違いだらけのメールを送りあうぐらいになっておけば、
仕事で突然メールやら挨拶やら電話やらを求められても抵抗が少ない。
まともな会社であれば、いきなり英語の大勝負は求められないので。
大の英語嫌いの人だと、いきなり英会話教室、アプリ、動画で勉強とかもハードルが高いので、
このぐらいの低レベルの英語のやり取りからだと楽な気がする。あとは英語圏の海外旅行。そんなお金があればですが。
こういう必要性が求められる系だと、割とできちゃったりするかなと。最初のITパスポートの時のようにね。余裕が出てきたらし始めるといいかも。
英語よりも日本語での意思疎通やコミュニケーションを少しでもあげた方が良い。
おしゃべり力雑談力も大事だけど、苦手なら社会人コミュ力をあげておく。
困った時にいろんなアドバイスをしてくれる、自分の専門外だった時にも知っている人を紹介してくれる、昔の話や顔と名前をよく覚えている、なども社会人コミュ力。
この手の扇動に騙されて酷い目にあった氷河期世代は多いと思う。
「サラリーマンでまだ消耗しれるの?」みたいなのも、これの亜流。
スキルアップで勝ち抜いて欲しいものを手に入れろ!みたいなこと言ってる奴は
のどっちかだから。これから、コロナ不況とか来るとこの手の言説増えると思う。
20年前もそうだったから。若い人に騙されて欲しくないなあと思うんだよね。
(俺ら騙す側の年齢になってるから、もしかしたら元増田は煽ってるのかもしれないけど)
スキルは「学んで身につけるのが楽しいことが目的」でそれ以上でもそれ以下でも基本的にはないよ。
まあ国家資格で受かれば給料大きく変わるとか、一部例外はあるけど。
「英語ができれば」「この言語が書ければ」「CADが使えれば」とか、
そういうの初心者からプロまで無限にスキルにグラデーションがあって、
それで頑張って、身につけたとしても時代が進んで、そのスキル要らんわってなってる可能性も高い。
ま、騙されないように気をつけてね。
日本は資本主義社会だからスキルアップしたら人が報われる社会になってる
もちろん、日本型の終身雇用はいまだに根強いからそっちでやりくりしたいならすればいい
可能だとしたら、生産性を上げて経済良くしないといけないけど、生産性上げるのには国民全員がスキルアップを目指して生産性高めないといけない
結局のところ、皆が能力値上げてかないと無理なんだよ
お前らが総理大臣になってもそこは変わらない
残念だったな
※ブコメ返答
『「日本は資本主義社会だからスキルアップしたら人が報われる社会になってる」初手から間違ってるという。』→間違ってないと思うぞ。間違ってるのはお前の認識だな。根拠は書かない。お前も書いてないから。
『スルキがアップしないから』→社会に出るまでに何故スキルがアップするジャンル見つけなかったんや。人生100年時代、今からでも何か見つけてみ?俺の大学時代は、医療系の国家資格なら、おじさんと言うよりおじいさんに近いんじゃないかって人がちらほらいたぞ。
『スキルアップしたら報われるとは限らない。スキルアップしても社内で評価されない技術だったら、給料はびた一文も上がらない。スキルアップは転職とセットで考えるべき。 』→そんな当たり前のこと言われても…。日本型雇用にしがみついてるのがダサいって言うとるやん。
『若者かな?多くのスキルは相対評価だから、盲目的に鍛えてもあんまり意味ない。後、生産性とスキルアップもあんまり関係ない。おっさんになると、そのうちわかるよ。
』→日本型雇用にしがみつくしかない老害やな。なんで盲目的に鍛えなきゃいけないのか、そこから説明し直してくれ。0点。ちな、俺もいいおっさんだよ。
『なんで増田はスキルアップしてノーベル賞級の実績あげないんだろう(´・_・`)既に取ってたらすみません。まさか増田に書くとは思いもよらないので…』→皮肉を言って腐すことしか出来ないあたり老害丸だし。自分の望む年収の求人見てそれに必要なスキルを身に着け実績積み上げる。それだけでいいんだよ。ノーベル賞なんてとる必要ない。
『スキルアップして生産性を上げたところで仕事が増やされるだけで給料は上がらない。搾取されるだけなのでみんな一生懸命やってるように見せかけて残業代を稼いでるんだと思う。』→何故日本型雇用の話するかね。それがお前の世界のすべてじゃないって話なのに。
『趣味のほうはスキルアップしてるよ。仕事のスキルあげる時間はもったいない。
』→趣味のスキルアップ素敵やん。仕事がすべてじゃない。自由にそういう追求捗るように、みんなでスキルアップして生産性上げて、みんなの給料底上げになるような経済作っていきたいね。
コロナ自粛でテレワークの整備も進み、出遅れていた弊社もついに全員がテレワークとなった。
外に出れば常に景色が変わるし、常に誰かがいて、そういうことをあまり考えずに済んだのだけれど、テレワークといっても実際ほぼ休みみたいなもので、緊急事態宣言の下出歩くような天邪鬼でもない自分は外に出ることもなく、じっと家にいると嫌でも自分の人生の来し方について考えてしまう。
さらに悪いことに、テレワークで無駄な報告書作成を強いる上司と衝突し、職場ともなんとなく疎遠になった。(元々今はコロナ禍でほとんど仕事もないのだけれど)
そして志村けんが死んだ。
次々とこないだまでテレビで観ていた人たちがコロナになっていく。
「死」がどんどん身近になる。
あるいは新型コロナが一瞬で1万人を殺し、何事もなかったかのように消える類の災害であれば日常は消えなかったかもしれない。けどそうではなく、おそらく日本で死者が1万人を数えることはないだろうが、コロナは容赦なく日常を奪っていった。
自分にとって大切な人、家族、親戚、恋人、友人の命も永遠ではない。
けれども、ともすれば薄まりがちな、こんな当たり前の事実にコロナははっきりとした輪郭を与える。
いつまでもいてくれるわけではない親に、何かで一人前になった姿を見せられたことがあっただろうか。今の自分を、親は誇ってくれるだろうか。
自分は一体何がしたいのか。嫌なこと、面倒なことから逃げ続けて、最終的に後悔ばかりするのが自分の人生なのか。
そんなのは嫌だ。
本意ではないがこう言おう。
コロナが突きつける現実に向き合い、この機会に何かに挑戦してみようと思う。それは30過ぎではあるが大学受験を目指すかもしれないし、本気の筋トレをするかもしれない。国家資格の勉強をするかもしれない。
あるいは怖くて逃げ出したり、
自己中心的すぎるが故にしなかったり、
運命に逆らってみたり
結局は自分の中の悪魔に従ってしまっていたがために招いた事態。
全くいいことないんだよ。
いや、ある程度はやってたんだよ。宿題。
でも、決定的なところで間違える。しない。
1学期まではちゃんとやってたんだけど、その後やってなかった感がひどい。
みんな人生の宿題やってるのに、一人だけ一日中寝てたり遊んでたりするから、差が広がっていて仕方がない。
間に合わせたいんだけど。
9月1日に宿題が終わらない人ってどうする人がいるか知ってる?
【追記 2020/04/04 7:36】
そうそう、これ。
私の場合決定的なところまで言ったんだけど圧倒的に間違えた。
この上なくいい人だったんだけど、踏ん切りがつかなくて諦めてしまった。
運命を受け入れればよかったのに。
それまでたまってた不徳が邪魔したんだろうなぁ。
【追記 2020/04/04 7:50】
心理的に言うと自己肯定感の問題、人格障害の問題とか他人との関係性の構築だとか
経済的に言うと稼ぐ基盤づくりとか(いちおう国家資格は持ってるけど)
勉強的に言うと、いやこれは特にないかな。稼げる資格を暇なときに取っておけ、ということか。
そういった、片付けておくべきことを片付けてこなかったツケなんだよね。
薬剤師の友人もいるので、こんなこと仲間内ではあまり大きな声では言えないから増田で吐き出しちゃう。
薬剤師が嫌いだ。大嫌いだ。
おかげさまで、薬局に行くとだいたい不愉快な思いをするので、行ける薬局はものすごく少ない。初めての薬局はいつもものすごく緊張する。
薬剤師が難しい国家資格であること、薬剤師は超多忙で、そんな中私のようなバカな患者の対応もしてくださっているということはわかっているし、理解しているつもりだ。
だから、薬剤師が「今日はどうしましたか?」と診察室で聞かれたのとまったく同じことを聞いてくるのも、病院で書いたのと同じ問診票を書かされるのも、それが彼らの仕事だと知っているのでおとなしく答えてる。丁寧に、詳細に。
ただ問題なのは、そのやり取りが比較的オープンな、仕切りもない薬局というひとつの空間で行われるということだ。
他の患者さんに聞かれるだろうが!
おかげさまで健康なので、私が病院にかかるときは花粉症の時期と風邪の時ぐらいで、こんなのは別に聞かれても恥ずかしいものではない。
ただ、一度水虫にかかったときにはものすごく恥ずかしかったし、世の中には自分の病気を誰にも知られたくない人はたくさんいて、そういう人の気持ちは尊重されるべきだ。
だからこそ医師は診察室では1対1で患者に対応するし、守秘義務もある
守秘義務なら薬剤師にもあるはずなのに、大きな声で人の病状をペラペラしゃべる薬剤師には不信感しか沸かない。実際に病名を言わなかったとしても、場合によっては薬の名前でどんな病気かわかることもあるし、そのために却っていらん誤解を受けることだってありうるのだ。
薬剤師がジェネリック薬を進めてくるのは別に構わない。私はジェネリックにしたら効きが悪かったり、副作用が強めに出てしまう経験があったので、できるだけ先発品でお願いするようにしている。
「いえ、先発品でお願いします」
「ええっ!?でもジェネリックの方が安いんですよ!?」←これ!
ジェネリックの方が安いのは知ってるから、その上で先発品をお願いしますと言っているのに、どうして分かってくれないかなあ?
半額ぐらい安いなら考えんでもないけど、数百円の差なら先発品選ぶわ。
先発品の在庫がないならないとそう言ってくれればいいのに、そういうわけではないらしい。
散々断ったのに、勝手にジェネリックに変えられてたこともある。
とにかく、なぜか毎回「ジェネリックを断りたい私 vs どうしてもジェネリックを出したい薬剤師」の争いになる。
どうして「先発品をお願いします」「分かりました先発品ですね」とならないのかが全く理解できない。
そんな事さえもどうせ自分で選べないなら、そもそも初めから聞いてこないでほしい。
製薬会社ではないのだけど、保険証が薬業関係の保険証なので、その業界の人だということは見れば一発でわかる。
時々、その保険証の券面を見て同業者だと思うのか、「薬剤師さんですか?」と聞いてくる薬剤師がいる。
「いいえ違います」というと更に、人の業種を当ててこようとする薬剤師もいる。
ねえ、喋るはのいいから早く薬くれない?
職業や、はては会社名まで聞かれて、「いいですよねー[XX(私の業種)]、私もいずれそっちに転職したいですぅ」とか言われて反応に困る私。
そういうことは転職エージェントにでも話せば?っていうか早く薬くれない?
その薬剤師としてはただの雑談のつもりだったのだろうし、素直に答えちゃう私もそうとうアホだと思うけど、何が嫌って、保険証の券面を見て、業務には直接関係のない情報(私の職業や会社名)を勝手に読み取り、それによって対応を変えているということだ。
保険証を見て業界や会社名を推測されて雑談を仕掛けられるなんて、薬局以外では経験ない。
天気の話をするのとはわけが違うのだ。いいから早く薬よこせよ。
これ、医師国保の保険証を持っている非医師の知り合いに話したら、さっきのジェネリックのやりとりでも一切何も言われないと言っていた。
(本当は医師じゃないけど)医師だと思って黙ってるのだと思ったらさらに腹が立つ。
ようやく薬を受け取って薬局を出る。
私だって本当はもっと穏やかな気持ちで薬局を後にしたいけど、だいたい上記3つのうちの2つが発生するので油断ならない。
怒鳴ったりはしないし、あくまでも「感じよく」接してるつもりだけど、気持ちよく薬局を出られたことはほとんどない。
別に、薬剤師に「一流の接客」を求めているわけじゃなくて、「ちょっとプライバシーに配慮してほしい、こちらの希望も聞いてほしい、余計な詮索はしないでほしい」→「カウンターを乗り越えてくるようなコミュニケーションはやめてほしい」というだけなんだけど、たったそれだけの希望も叶わないのかと思うと怒りを通り越して悲しくなってくる。
国の方針も分かってるし、ジェネリックのメリットデメリット考えた上で、自分で判断して「先発品で」と言ってる。
「分かりました、先発品で出しておきますね」でいいじゃないか。
それでこちらの言う通り出してくれないなら、そもそも「ジェネリックでいいか」なんて聞く意味がない。「うちでは基本的にジェネリックで出してます」でいいじゃないか。
大卒国家資格持ち。他の人から見たら立派なお仕事ですね、とか言われる。
資格のために仕方なくといったところだ。
もちろん行かせてくれた両親には本当に感謝している。感謝してもしきれないくらいに。
なんちゃって進学校だったのもあり、中途半端なクズみたいなプライドがあるのだろう。
しかも根暗だったから勉強ばっかりしていた。ここも変なプライドが出来上がった要因かもしれない。
大学生の頃から仮面浪人をして受け直したいとずっと考えていた。
でもそれも出来なかった。勇気が出なかった。家庭の事情もあり体力も気力も削り取られていた。
働いている時は多忙だった事もあり余計な事は考えずに済んだ。
この学歴コンプレックスという醜い感情が再び湧き上がってきたのは今の彼氏と付き合ってからだ。
彼氏は有名私立大学を卒業、社会的に高い立場の職業に就いている。
しかし醜い私は彼といるとモヤモヤしたようなイライラしてどうしようもない感情が湧き上がってくる。正に醜い感情だ。
自分自身がとても無価値で生きている意味などない様な最低最悪の人間に感じるのだ。
インターネットで高学歴の人々を見て勝手に嫉妬するような醜い自分などいないのではないか?
毎夜醜く汚い私が顔を出してしまう。
彼と出会わなければこんな事にはならなかったのだろうか。
勝手に嫉妬してイライラしてストレスを抱える自分勝手な私が大嫌いだ。
本当に私は自分が大嫌いだ。
大して頭も良くないのに中途半端なプライドを持ってる自分が一番許せない。
時折、本当に死ねばいいと思う。
何をしても満たされない。
大学を受け直し、念願の高学歴を手に入れたとしても本当に自分を愛せるのだろうか。
もし高学歴を手に入れたのに自分を愛せなかったら私はどうしたらいいんだろう。
それこそ本当に分からない。
しかし今は学歴コンプレックスが強く出ているだけで他にも自分の許せない部分は多くあるから次に憎むべき物はすぐに見つかるのだろう。
うん。ごめん。追記なんだ。追記しないってどっかに書いたのにな。
日曜日の朝に、自室のパソコンではてなブログのランキングを見てたら衝撃を受けた。
俺が書いたやつが7位に入ってるのを見て、「あ!?」って声が出た。
「20件ちょっとしかコメントがついてないのに」と思って、ログインして日記のページに行って調べたら、全てのコメントを見るというメニューがあって、クリックすると凄まじい数のコメントが並んでいた…
本題に入る。なんで追記するかというと、ブクマコメントを読んでいて勉強になったので。そういう視点もあるのか!って意見ばかりで、自分という人間がいかに物事の裏側が見えてないかを思い知らされた。
すべての意見を読ませてもらった。善意だろうと悪意だろうと嬉しかったよ。
感謝の気持ちを込めて、コメント欄に質問が多くあった以下の3点に絞って話す。
1.続きが知りたい(特にM,K,Nについて)
そいつら、俺に聞こえる位置でわざとあの日記のことを話し出した。俺の反応を伺ってたんだろう。若手の公務員もはてな匿名ダイアリーを読むんだな。
あと、前の日記内の追記で本文の修正はしないって書いたけど、実はちょっとしている。読んだ人が誤解する部分について加筆した。上から塗りつぶすような修正はしていない。
例として、Mがモデルみたいって書いたけど、それだと高身長をイメージさせるのでちょっと加筆している。
構成が分かり難いのとか、誤字とか脱字はそのままだ。ちょこちょちょこってなんだよ…
その前に数点ほどいいかな。
ブコメでは、「3人と話し合った方がいい」という意見もあれば、「もう関わるな」という意見もあった。後者の方が多かった気がする。
俺もその方がいいと思った。ガチで話し合って決着をつけるのは危険すぎる。
3人の仮名がイニシャルだと誰が誰だかわからなくなるからガンダムで例えてってコメントがあったけど、さすがにそれはできんわ。ごめんな。あなたが彼女らの立場だったら嫌だろ?俺に言う資格はないが。例えば、マコとかカエデみたいな仮名にしたらよかったのかな?
あ、係長はシャア専用ズゴックな。そういう体型だけど、動きがめっちゃ速い。市内の陸上大会で優勝したこともある。
「ラノベの文章みたい」「作家志望」みたいなコメントもあったけど、公務員の文章ってまさにそんなだよ。無駄を省いて必要なところだけを伝える。
先週、Mの見舞いに行った。係長と一緒に。
俺と違って男らしい先輩だ。Mのお母さんに了解を取ってくれた。
大きい病院に入院していた。普通の病室だった。個室とかじゃない。
Mはベッドの前に座って雑誌を読んでいて、俺を見ると軽く会釈した。
係長がケーキを買っていた。Mに渡すと、ちょっとはにかんで冷蔵庫に仕舞った。
みたいな当たり障りのない会話の後、Mが「すいませんでした!」って緊張しがちに叫んだ。
沈黙があって、「いつもよりテンション低いな!もっと上げていこう」って俺が冗談を言ったところで(※普段のMは寡黙)、Mのお母さんと看護師が入ってきて、もう帰ろうって雰囲気になった。
「今日はありがとうございます。早ければ3月から復帰したいです」って最後に言った。笑ってた。
Mが公務員になりたての頃だった。彼氏とディズニーランドに行った話をした時、俺が〇ッキーマウスの口真似をして、「ハハッ↑、ボク税金払わないよ♪」って冗談を言った時に爆笑してたのを思い出した。
Kは働き者になった。今までも十分だったけど。
居なくなったMの分まで積極的に窓口の方を見ている。お客さんが見えにくい位置にいるのに俺よりも多くの客を受けている。めっちゃ明るくて手際がいいから思ったよりも楽だ。さすが3年目は違う。
Nは事務所の奥側に席替えになった。若い男子がNのいた席に来ている。係長と何を話してるんだろうと思ってた。そういうことだったんだな。
事務スペースには机の島が二つある。前側の席は税対応の実務をやっていて、後ろの席は条例や規則を作ったり、予算編成とか庶務をやってる。Nにはそっちの方が向いてると個人的に思う。
ただ3人の女子に好かれているだけのラノベ的展開みたいな、そういうことではないっていうのを確信できた。
前の日記を書いた一番の収穫はこれだと思う。コメントをくれた人に感謝してる。
憎しみとか、嫉妬とか、悔しさとか、責任回避とか、色んな感情が絡まり合ってこうなってるんだと感じる。
残念ながら、どういう事態が生じていたのか全然わかっていない。俺が得られる情報は少ないし、誰かに聞こうと思っても難しい。何年か経ったら意外な展開でわかることがあるのかもしれない。それに賭けてる。
過去の自分と向き合う意味を込めて、書けるだけ書いてしまおうと思う。増田の皆さんのためというよりは自分のためだ。言葉にすることで、あの時できなかった反省をするために。反省すべきところは反省し、思い出にすべきところは思い出にするために。
二十代後半の頃だ。民間の営業から転職してきたばかりの俺は、市立体育館の倉庫の屋根を取り換える仕事をしていた(※事務職でも現業をやるタイプの自治体。特に施設を持っている部署にありがち)。最後の工程のあたりで、屋根材をボルトで縫い付けた後にアーク溶接で止める作業をしてたんだ。一通り終わらせて、よっしゃひと段落って感じで新しい材料を買いに行って戻ったら、消防車が3台くらい来てて、燃え盛る倉庫に放水していた……。
溶接が終わったら30分間は現場を離れちゃだめなんだよ。どこかに火花が燃え移ってる可能性があるから。これが市長室に呼ばれた件。文書戒告。素直に謝ることができなかった俺を、当時の市長は懇々と諭してくれた。「そんな態度でおったらいけんよ。あなたが駄目になっていくよ」って。市長だけじゃなくて、助役もそうだった。あと、教育長も。教育部長も。(※全員退職済)。こんな職員になって本当にスイマセン……あの時はお世話になりました。
同じく二十代後半の頃だ。面倒くさい国家資格(ほぼ座学で取れるけど、1ヶ月間は残業時間が120hを超える。説明は省くけど、出張研修扱いなのでその間の残業代は一切つかない。社会教育主事)を無理やり取らされそうになったので全力で拒否していたところ、上司が勝手に申し込んだ。
当時の俺はあまりに幼かった。頭にきて、その上司が担当してるイベントがあったんだけど、そいつの顔を潰すために当日にサボってやったんだ。それでイベントが大失敗して処分になった。文書戒告。翌年度、公営企業という名の地獄に飛ばされる。
三十代の半ばまで、水道局で料金未納者の家を回ってお金を回収する仕事をしていた。債権回収。未納者には色々といて、お金があまりないので試しに料金を払わずにいる人もいれば、本当にお金に困っている人もいれば、普通にお金を持ってるのに人と話す機会が欲しくて、わざと料金を未納にして給水停止にしてもらう人もいる。
この仕事に耐えられる職員は少ない。俺ばかりが債権回収の現場に出されていた。本来は、2人以上でないと現場に行っちゃいけないんだけど、相棒が年度途中でギブアップしたのでどうにもならなかった。ストレスはもちろん溜まる。「水道メーターや配管の修理をしてみたい」という希望はあったが通ることはなかった。
それで、ある時やってしまった。水道局って、貧乏な家庭でも「水止めるぞ!」ってポーズは取るけど、本当に払えない人が相手だと給水停止しないんだ。絶対にしない。それで市民が死んだら偉い人が責任を取らないといけないし、実際にお金を持ってない人からは取りようがないから。
でも、俺はやってしまった。貧しい大家族がいたんだけど、母親があまりに舐め腐った態度で、しかも支払う意思がないもんだから水を止めてやろうと思ったんだ。水道メーターの蓋を開けて、止水栓を取りはずしてキャップ止めをした。これで水は出ない。あの母親、どんな顔をするだろうな。これで未納料金を支払うかなって、当時の俺は思っていた。
翌々日。子供2人と母親が病院に運ばれることになった。同じ日に、見かねた近所の水道屋がメーターの蓋を開けて無理やり水を出したみたいだ。民生委員や社会福祉協議会から死ぬほど怒られ、暴走行為ということで処分を受けた。減給1ヶ月。当時の係長(※退職済)も減給1ヶ月。課長(※退職済)は減給3ヶ月。あの家族の表情は今でも覚えている。本当にすいませんでした。
昨年度(※年度単位なので2018年)のこと。Mが1年目の時。俺も税務課1年目。お前らの会社にも互助会ってあるだろ。同じ部署で、毎月数千円集めて飲み会とか慶弔とかするやつ。俺、互助会に入ってないんだ。昔から入らない派。それで仕事が回るのかって言われたら、けっこう回る。倫理観や職業意識が高い公務員だと、考え方が合わない仲間と一緒でも市民のために全力で仕事をこなす。だから俺でも問題なくやってこられた。でも、税務課は勝手が違った。公務員の鑑みたいな人が多くて、互助会に入っていないと市民のための仕事で教えを請うてもスルーされることがあった。
その年の秋頃だったと思う。Mが俺の真似をして互助会をやめた。協調性のないところは俺に似ている。そのあたりからMと仕事以外の雑談をするようになった。ところが、俺の左隣に座っていた年配の女性職員(サヨコ。仮名。本当なら今年の3月で定年だった)が怒ってしまって、Mは仕事を教えてもらえなくなった。向かい側の席にいたKとNにも根回ししてたのかな?Mはピンチになった。俺は経験年数があるからなんとかなるが、Mには無理がある。
年末だったと思う。地元企業の人が窓口に来て、証明書類が欲しいという依頼をMにした。その証明が今日中に手に入らないと、ある事業の行政関係の手続きが間に合わないとのこと。でも、正攻法でシステム上の発行ができないパターンで、それでも発行したければ技術がいる。一応違法行為ではあるけど、「市民のためなら」という建前があれば上司は積極的に黙認する。そういう、たまにあるパターンのひとつだった。
予想はつくだろう。サヨコは、Mの相談に対して「知らんよ。自分で調べたら?」って言ったんだ。俺はキレた。「お前、おかしいと思わんのんか?おい、〇〇!(※サヨコの苗字)」って声を上げた。Nのところに詰め寄って、無理やりMのところに連れて行こうとした。嫌がったので無理やりに連れて行った。
それで場は収まったけど、定時を過ぎてからのサヨコがうるさいんだよ。ネチネチネチネチとMとNの悪口を聞こえるように言いやがって。俺が遠まわしに「さっさと辞めろよ」って言ったら、怒った感じで椅子から立ち上がった。大声で喚き始めた。そしたら、次の瞬間に「ええ加減にせえ!!」って係長がサヨコを一喝した。
サヨコが「なんでわたしが怒られないといけんの!?」みたいなことを叫んだ。すると、その直後に痙攣が始まった。過呼吸かな?と思った。息遣いがおかしくなって、その場にうずくまる。呻き声が聞こえた。真正面にいたので苦しんでいる様子が嫌でも伝わってくる。Nは傍に寄って介抱していた。係長は給湯室まで走ってビニール袋を取ってきた。不幸中の不幸だが、目撃した市民が少なくとも5人はいた。1,2分が経つとサヨコの容態は落ち着いた。Kも介抱に加わって、2人してサヨコを休憩室に連れて行った。Mは座ったまま、ずっとサヨコを見ていた。
翌年の1月末をもってサヨコは市役所を辞めた。早期退職制度。1年と少し早い。俺は原因ありとみなされ、処分を受けた。厳重注意。係長はさらに重い処分だった。謝っても謝り切れない。俺がもっと大人だったら、サヨコもちゃんと定年まで働けたに違いない…
わかってるよ。互助会に入らないのがどういうことかって。俺が互助会に入って飲み会とかに行く職員だったとする。そうすると、会員になろうとしない職員のことをこう思うだろう。
『入らない理由にどれだけの説得力があっても、あいつは俺達の仲間になろうという気がないんだ』
それでも俺は入りたくなかった。俺だけじゃなく、すべての職員に互助会に入らない自由があったらいいな、と今も思ってる。
日記の中で何度も謝罪をしてきたけど、俺が一番謝らないといけないのは仲間に対してなんじゃないか?と感じている。
書き過ぎたかもしれない。
在職中の人間には最大限配慮したつもりだ。重ねて言うけど、覚悟はできている。
増田の皆さんには大変お世話になったので、そこはきっちりと恩返しをさせてもらう。